JP2009257676A - 給湯機のリモコン制御装置 - Google Patents

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【課題】2線のリモコン用コードの短絡、回路故障時の給電手段等の周辺部品の過電流故障、リモコン回路の故障時に電力が供給され続けることにより、リモコンの発火・発熱につながる懸念がでてきた。
【解決手段】2線で接続されるリモコン1と、リモコン接続端子2と、リモコン1への電源供給を行う給電手段3と、リモコン1に対してシリアル信号を送出する送受信手段4と、リモコン接続端子2の端子電流を検知する電流検知手段6と、電流検知手段が所定電流以上を検知すると、給電手段の電流を制限する給電電流制限手段7を備え、リモコン接続端子間が短絡状態になったり、リモコン回路の故障で過電流が流れても、電流検知手段6が所定電流以上を検知して、給電電流制限手段7が給電手段の電流を制限するので部品故障にはならず、リモコンの発煙・発火を起こす前に停止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、2線で接続される給湯機のリモコン制御装置に関するものである。
従来より、給湯機等の機器では、リモコンと給湯機本体とを2線を用いて接続し、双方向のデータ通信と本体側からリモコン側への電力供給とを同時に行う双方向2線式遠隔制御方式を採用している(例えば、特許文献1参照)。
さらに近年では、リモコンの視認性向上で表示を明るくしたり、接続されるリモコンの数も複数となり、リモコン1台あたりの電力増加と、本体側から供給する電力が増加している。図3は高周波による変復調を行う双方向2線式遠隔制御方式を適用したシステムの構成例を示すブロック図であり、この図において、制御対象である本体10には端子T1,T2、リモコン20には端子T3,T4が設けられており、各端子は2線によって、対応する端子T1と端子T3、ならびに端子T2と端子T4が接続されている。
本体10には、リモコン20とのデータ通信の制御等を行うマイコン11、マイコン11から出力されるパルス列を高周波によって変調し高周波信号を出力する高周波変調回路12、高周波変調回路12の出力端と端子T1との間に挿入されたキャパシタンス13、一端が電圧12Vの電源に接続され他端が端子T1とキャパシタンス13との間に接続された平滑化用のリアクタンス14、入力端が高周波変調回路12の出力端とキャパシタンス13との間に接続され入力端から入力される高周波信号を高周波によって復調し、復調したパルス列をマイコン11へ供給する高周波復調回路15が設けられている。なお、端子T2は本体10内で接地されている。
一方、リモコン20には、本体10とのデータ通信を制御するとともにリモコンの表示パネルへの表示やスイッチ群の操作状態の検出等を行うマイコン21が設けられ、このマイコン21をマイコン11と見立てた場合に本体10と同様の配置で、高周波変調回路22、キャパシタンス23、高周波復調回路25が設けられている。ただし、キャパシタンス23と端子T3との間には、2対の入出力端子を有するダイオードブリッジ26が挿入されており、ダイオードブリッジ26の一方の入力端子に端子T3が、一方の出力端子にキャパシタンス23が接続されている。また、ダイオードブリッジ26の一方の出力端子には、平滑化用のリアクタンス24を介して、マイコン21へ電力を供給する電源回路27が接続されている。
このような構成において、双方向のデータ通信における回路動作について説明する。なお、本体10およびリモコン20のいずれへの送信かによらず、本体10のリアクタンス14、端子T1、2線、リモコン20の端子T3、ダイオードブリッジ26、およびリアクタンス24を介して、電圧12Vの電源信号が電源回路27へ供給されている。
本体10からリモコン20への送信本体10からリモコン20への送信時には、まず、本体10において、送信パルス列(図4中上側参照)がマイコン11から高周波変調回路12へ供給され、高周波信号に変調される。この高周波信号はキャパシタンス13を介して上記電源信号の交流成分となり(図4中下側参照)、リモコン20へ送信される。当該交流成分はリモコン20のキャパシタンス23により抽出されて高周波信号となり、さら
に高周波復調回路25により復調され、受信パルス列としてマイコン21へ供給される。
リモコン20から本体10への送信リモコン20から本体10への送信時には、まず、リモコン20において、送信パルス列がマイコン21から高周波変調回路22へ供給され、高周波信号に変調される。この高周波信号はキャパシタンス23を介して上記電源信号の交流成分となり本体10へ送信される。当該交流成分は本体10のキャパシタンス13により抽出されて高周波信号となり、さらに高周波復調回路15により復調され、受信パルス列としてマイコン11へ供給される。
特開平10−84590号公報
しかしながら、設置工事の際に工事ミス等で2線のリモコン用コードがリモコン接続端子部等で短絡されたり、リモコン側の回路故障で、給電手段等の周辺部品が過電流で故障したり、給電側の許容電流容量アップにより、リモコン回路が故障しても電力が供給され続けリモコンの発火・発熱につながる懸念がでてきた。
本発明は上記課題を解消し、リモコン接続端子間が短絡状態になっても部品故障が無く、リモコンの回路故障があっても発火・発煙を起こさない、給湯機のリモコン制御回路を提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明は、2線で接続されるリモコンと、前記リモコンを2線で接続するためのリモコン接続端子と、前記リモコン接続端子を介して前記リモコンへの電源供給を行う給電手段と、前記リモコン接続端子と前記給電手段の間に介在し前記リモコンに対してシリアル信号を送出する送受信手段と、前記リモコン接続端子の端子電流を検知する電流検知手段と、前記電流検知手段が所定電流以上を検知すると、前記給電手段の電流を制限する給電電流制限手段を備えたものである。
本発明は、リモコン接続端子間が短絡状態になっても部品故障が無く、リモコンの回路故障があっても発火・発煙を起こさない、給湯機のリモコン制御回路を提供することができる。
第1の発明の給湯機のリモコン制御装置は、2線で接続されるリモコンと、前記リモコンを2線で接続するためのリモコン接続端子と、前記リモコン接続端子を介して前記リモコンへの電源供給を行う給電手段と、前記リモコン接続端子と前記給電手段の間に介在し前記リモコンに対してシリアル信号を送出する送受信手段と、前記リモコン接続端子の端子電流を検知する電流検知手段と、前記電流検知手段が所定電流以上を検知すると、前記給電手段の電流を制限させる給電電流制限手段を備え、リモコン回路の故障で過電流が流れても、前記電流検知手段が所定電流以上を検知して、前記給電電流制限手段が前記給電手段の電流を制限するので部品故障にはならず、リモコンの発煙・発火を起こすことがない。
第2の発明の給湯機のリモコン制御装置は、前記給電手段が半導体素子で構成され、駆動電圧が所定電圧以上になると半導体素子を停止する給電停止手段を備え、リモコン接続端子間が短絡状態になったり、リモコン回路の故障で過電流が流れても、前記給電停止手段が半導体素子の所定電圧以上を検知して、前記給電手段を停止させるので前記給電手段の半導体素子は保護される。
第3の発明の給湯機のリモコン制御装置は、前記給電停止手段が、停止後所定時間経過で前記給電手段を復帰させるので、リモコン接続端子間が設置工事中等で一時的な短絡があったり、前記電流検知手段が誤検知等で給電手段が停止されても前記給電電流制限手段が、所定時間後に給電手段を復帰させるので、異常が継続していなければ自動的に給電が復帰し使い勝手が改善される。
第4の発明の給湯機のリモコン制御装置は、前記給電停止手段が、前記給電手段を復帰させた回数が所定回数となった場合には復帰させないため、リモコン接続端子間の短絡が継続されたり、リモコン回路が故障した場合には、再度前記電流検知手段が所定電流以上の電流を検知するので停止、復帰を繰り返すこととなり所定回数以上になった場合には復帰させないので部品に継続的なストレスがかからない。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態における給湯機のリモコン制御装置の回路ブロック図である。
1は2線で接続されるリモコン、2はリモコン1を2線で接続するためのリモコン接続端子、3はリモコンへの電源供給を行う給電手段、4はリモコンと双方向でシリアル信号を送受信する送受信手段、5は給電手段3を介してリモコンに電源を供給するための直流電源、6はリモコンに給電される電流を検知する電流検知手段、7は、電流検知手段6からの信号を受け給電手段3に停止及び復帰信号を送る給電電流制限手段、8は給電停止手段で、給電手段3の半導体素子の電圧を検知し所定電圧以上であれば給電手段3を停止する。また、図1において鎖線で示す部分は給湯機本体を示す。
次に、給電停止手段8の作を説明する。図2は本発明の実施例の給湯機のリモコン制御装置の動作フローチャートである。
(ステップ1)給電手段3がONかどうかの判定を行い、ONあればステップ2へ進み、OFFであればステップ6へ進む。
(ステップ2)給電電圧が所定値かどうかの判定を行い、所定値未満であれば、ステップ3へ進み、所定値以上であればステップ5へ進む。
(ステップ3)復帰回数を初期化しステップ4へ進む。
(ステップ4)停止時間を初期化しステップ1へ戻る。
(ステップ5)給電手段3をOFFしステップ4へ進む。
(ステップ6)停止時間が所定時間を越えているかどうかを判定し、所定時間を越えていればステップ7へ進み、所定時間以下であればステップ9へ進む。
(ステップ7)復帰回数が所定値未満かどうかを判定し、所定値未満であればステップ8へ進み、所定値以上であればステップ9へ進む。
(ステップ8)給電手段3をONし、復帰回数を+1してからステップ1へ戻る。
(ステップ9)停止時間をカウントアップしてからステップ10へ進む。
(ステップ10)給電手段3をOFFし、停止時間をカウントアップしてからステップ1へ戻る。
正常時には、ステップ1→ステップ2→ステップ3→ステップ4のフローとなり、給電手段3はON状態となる。給電停止手段8で給電電圧が所定値以上となると、ステップ2→ステップ5となって給電手段3がOFFする、さらにステップ4→ステップ1のフローとなり、ステップ1で給電手段3がOFFのため、ステップ6→ステップ9→ステップ10→ステップ1のフローとなり給電手段3のOFFが継続する。
給電手段3の停止時間が所定時間を越えると、ステップ6→ステップ7→ステップ8と進み給電手段3はONとなり復帰する。リモコン接続端子2の一時的なショートや、誤動
作等の場合は次のフローでステップ1→ステップ2→ステップ3と進み正常動作に戻る。
リモコン接続端子2の継続的なショートや、リモコン1の回路故障等で過電流が流れ続けた場合には、再度ステップ1→ステップ2→ステップ5→ステップ4→ステップ1→ステップ6→ステップ9→ステップ10のフローとなり給電手段3はOFFとなる。何度か復帰・停止を繰り返し復帰回数が所定回数以上となるとステップ7→ステップ10→ステップ1→ステップ6→ステップ7のフローを繰り返し以降は給電手段3は復帰しない。
以上のように、一時的なショートや誤動作では自動的に通電が復帰し、継続的なショートやリモコンの故障時には安全に電源を遮断できる。
なお、回路の発火・発煙が発生する可能性のある電力は一般的に15W以上と言われており、例えば、電流の所定値は、電源が12Vであれば1.2A程度と決定することができる。また、給電手段としてトランジスタやFET等の半導体素子はASOが規定されており、所定電流で制限されて状態で素子電圧がASOで規定された電圧を超えると素子が破壊する恐れがあり、ASOで規定された電圧以下で素子を停止すれば破壊の恐れは無くなる。停止時間は電源や遮断手段の回路部品の温度上昇を加味し決定するが例えば10秒程度に設定すれば、すぐに復帰できる。例えば、継続的なショートや故障の判断を30分とすると、復帰回数は180回程度にすればよい。
以上のように、本発明は給湯機に限らず、電力の供給と通信を行うリモコン制御装置に利用することができる。
実施の形態1における給湯機のリモコン制御装置の回路ブロック図 実施の形態1における給湯機のリモコン制御装置の動作フローチャート 従来のリモコン制御装置の回路ブロック図 従来のリモコン制御装置の変復調処理を説明するための波形図
符号の説明
1 リモコン
2 リモコン接続端子
3 給電手段
4 送受信手段
6 電流検知手段
7 給電電流制限手段
8 給電停止手段

Claims (4)

  1. 2線で接続されるリモコンと、前記リモコンを2線で接続するためのリモコン接続端子と、前記リモコン接続端子を介して前記リモコンへの電源供給を行う給電手段と、前記リモコン接続端子と前記給電手段の間に介在し前記リモコンに対してシリアル信号を送出する送受信手段と、前記リモコン接続端子の端子電流を検知する電流検知手段と、前記電流検知手段が所定電流以上を検知すると、前記給電手段の電流を所定電流に制限する給電電流制限手段を備えた給湯機のリモコン制御装置。
  2. 前記給電手段は、半導体素子で構成され、半導体素子の駆動電圧が所定電圧以上になると停止させる給電停止手段を備えた給湯機のリモコン制御装置。
  3. 前記給電停止手段は、停止後所定時間経過で前記給電手段を復帰させる請求項1記載の給湯機のリモコン制御装置。
  4. 前記給電停止手段は、前記給電手段を復帰させた回数が所定回数となった場合復帰させない請求項3記載の給湯機のリモコン制御装置。
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