JP2009273610A - 留置機能を備えたicタグ - Google Patents
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Abstract
【課題】 手術に際して術者が病変部を的確に認識する為の標識の提供。
【解決手段】 人体にICタグ1を挿入して所定の位置に留置することが出来るように、上記ICタグ1に係止片2a,2bを備えている。そして、手術に際して、センサーでICタグ1の位置及び個別情報を確認して病変部の摘出を行うことが出来る。
【選択図】 図1
【解決手段】 人体にICタグ1を挿入して所定の位置に留置することが出来るように、上記ICタグ1に係止片2a,2bを備えている。そして、手術に際して、センサーでICタグ1の位置及び個別情報を確認して病変部の摘出を行うことが出来る。
【選択図】 図1
Description
本発明は人体の病変部にICタグを挿入し、このICタグを所定の位置に留置することが出来るようにした留置機能を備えたICタグに関するものである。
近年、内視鏡下手術の器具及び手術手技の発達はめざましく、これに伴い手術対象となる病変部はより小さくなるが、該病変部の特定が困難な場合も拡大している。その為に、手術中に病変部位の正確な位置を術者が分かるような手段の開発が強く望まれている。
手術前に内視鏡又はCTなどの画像診断機器による病変部位の確認が行われ、これを何らかの方法で標識し、この標識を確認しつつ摘出手術を行うことが出来る。ところで、従来の標識方法としては次のようなものが知られている。
(1)病変又は病変近傍に色素を注入する方法。
特表平8−500335号に係る「手術 ,血管内手技または内視鏡手技における腫瘍および病変の検出と治療」は、手技を受ける患者に有効量の薬剤を非経口的に注入し、 標識タンパク質を付着させ、 内視鏡または血管内カテーテルによって、または手術手技中に供給される光源により標識を検出することが出来る。
しかし、この方法では注入した色素が時間の経過と共に拡散してしまい、正確な病変部位を把握することが容易でない。
(2)病変又は病変近傍に留置針を刺入・残置する方法。
特開2008−100069号に係る「超音波映像と外部医療映像との合成映像をディスプレイする超音波システム」は、カテーテル手術過程においてリアルタイムで超音波映像と外部医療映像との合成映像上に医療用針をディスプレイする超音波システムである。
この超音波システムは、対象体及び前記対象体に挿入される医療用針から反射された超音波信号の入力を受けるためのプローブを含む超音波診断部と、前記対象体上のプローブの位置情報を提供するためのプローブ位置情報提供部と、外部映像装置から得られて前記対象体の外部映像をなす外部映像信号を提供するための映像信号提供部と、ユーザから前記外部映像内病変の位置情報の入力を受けるためのユーザ入力部と、前記プローブの位置情報及び前記病変の位置情報に基づいて超音波映像と外部映像の合成映像を形成するための映像処理部と、前記超音波映像、前記外部映像及び前記合成映像をディスプレイするためのディスプレイ部とを備えている。
しかし、この方法では病変又は病変近傍に刺入された医療用針が変位してしまい、病変部位を特定することが出来ないことがあり、時には刺入した医療用針を見失う場合もある。
(3)病変又は病変近傍にクリップを残置する方法。
特開2005−218680号に係る「外科手術用病変部同定システム」は、内視鏡の観察画像を確認するだけでリアルタイムに病変部を同定可能な安価かつ簡易的な外科手術用病変部同定システムである。
すなわち、病変部の周囲には、光源クリップが留置される。この状態で光源クリップのLEDを発光させ、その光を光源クリップが留置された肺の壁部に対して反対側の壁部の近傍に配置した硬性鏡のCCD素子で撮像する。CCD素子で撮像した像は画像処理され、LEDの近赤外域の波長を有する光が可視域の像に重ね合わせられて硬性鏡のモニター上で術者に認識されて病変部が同定される。
しかし、この方法では病変又は病変近傍に残置したクリップが変位してしまい、病変部位を特定することが出来ないことがあり、時には残置したクリップが脱落する場合もある。さらに、触知不能な手術の場合、該クリップの正確な位置の把握が困難である。
(4)病変又は病変近傍に磁性体を残置する方法。
特開2002−113018号に係る「体内位置検出システム」は、手術の際に、あらゆる病変部の位置を迅速で簡単にしかも低コストで検出する手段であり、磁性体を装備したクリップを患者の病変部に予め留置し、その後の手術に際して、検出器により留置したクリップの位置を探査する。検出器には磁気センサが設けられ、検出した磁気の強さに応じた強さの音又は光を出力することが出来る。術者は音又は光出力によりクリップの位置を認識し、病変組織を切除することが可能である。
しかし、この方法では磁性体の正確な位置を定める為に、体外に3次元センサーの設置が必要と成り、このセンサーで磁性体の位置を演算し、術者に表示する為には大掛かりな装置となる。
(5)病変又は病変近傍に金属球を3〜4個残置し、2方向からX線照射により位置を定める方法。
この方法は内視鏡下手術において、X線を常時照射することは不可能であり、その為に病変部位の位置をつかみ難く、又装置が大掛りになる。
特表平8−500335号に係る「手術 ,血管内手技または内視鏡手技における腫瘍および病変の検出と治療」
特開2008−100069号に係る「超音波映像と外部医療映像との合成映像をディスプレイする超音波システム」
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(1)病変又は病変近傍に色素を注入する方法。
特表平8−500335号に係る「手術 ,血管内手技または内視鏡手技における腫瘍および病変の検出と治療」は、手技を受ける患者に有効量の薬剤を非経口的に注入し、 標識タンパク質を付着させ、 内視鏡または血管内カテーテルによって、または手術手技中に供給される光源により標識を検出することが出来る。
しかし、この方法では注入した色素が時間の経過と共に拡散してしまい、正確な病変部位を把握することが容易でない。
(2)病変又は病変近傍に留置針を刺入・残置する方法。
特開2008−100069号に係る「超音波映像と外部医療映像との合成映像をディスプレイする超音波システム」は、カテーテル手術過程においてリアルタイムで超音波映像と外部医療映像との合成映像上に医療用針をディスプレイする超音波システムである。
この超音波システムは、対象体及び前記対象体に挿入される医療用針から反射された超音波信号の入力を受けるためのプローブを含む超音波診断部と、前記対象体上のプローブの位置情報を提供するためのプローブ位置情報提供部と、外部映像装置から得られて前記対象体の外部映像をなす外部映像信号を提供するための映像信号提供部と、ユーザから前記外部映像内病変の位置情報の入力を受けるためのユーザ入力部と、前記プローブの位置情報及び前記病変の位置情報に基づいて超音波映像と外部映像の合成映像を形成するための映像処理部と、前記超音波映像、前記外部映像及び前記合成映像をディスプレイするためのディスプレイ部とを備えている。
しかし、この方法では病変又は病変近傍に刺入された医療用針が変位してしまい、病変部位を特定することが出来ないことがあり、時には刺入した医療用針を見失う場合もある。
(3)病変又は病変近傍にクリップを残置する方法。
特開2005−218680号に係る「外科手術用病変部同定システム」は、内視鏡の観察画像を確認するだけでリアルタイムに病変部を同定可能な安価かつ簡易的な外科手術用病変部同定システムである。
すなわち、病変部の周囲には、光源クリップが留置される。この状態で光源クリップのLEDを発光させ、その光を光源クリップが留置された肺の壁部に対して反対側の壁部の近傍に配置した硬性鏡のCCD素子で撮像する。CCD素子で撮像した像は画像処理され、LEDの近赤外域の波長を有する光が可視域の像に重ね合わせられて硬性鏡のモニター上で術者に認識されて病変部が同定される。
しかし、この方法では病変又は病変近傍に残置したクリップが変位してしまい、病変部位を特定することが出来ないことがあり、時には残置したクリップが脱落する場合もある。さらに、触知不能な手術の場合、該クリップの正確な位置の把握が困難である。
(4)病変又は病変近傍に磁性体を残置する方法。
特開2002−113018号に係る「体内位置検出システム」は、手術の際に、あらゆる病変部の位置を迅速で簡単にしかも低コストで検出する手段であり、磁性体を装備したクリップを患者の病変部に予め留置し、その後の手術に際して、検出器により留置したクリップの位置を探査する。検出器には磁気センサが設けられ、検出した磁気の強さに応じた強さの音又は光を出力することが出来る。術者は音又は光出力によりクリップの位置を認識し、病変組織を切除することが可能である。
しかし、この方法では磁性体の正確な位置を定める為に、体外に3次元センサーの設置が必要と成り、このセンサーで磁性体の位置を演算し、術者に表示する為には大掛かりな装置となる。
(5)病変又は病変近傍に金属球を3〜4個残置し、2方向からX線照射により位置を定める方法。
この方法は内視鏡下手術において、X線を常時照射することは不可能であり、その為に病変部位の位置をつかみ難く、又装置が大掛りになる。
このように病変部位を特定する標識方法は色々知られているが、上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこれら問題点であり、病変部位を的確に標識することが出来、術者はこの標識に基づいて摘出手術を行うことが可能と成り、しかも小型化して身体のあらゆる部位に留置可能なICタグを提供する。
本発明に係るICタグは何らかの手段で体内へ挿入し、その位置で移動しないように留置機能を備えている。ただしICタグ自体の内部構造は限定しない。ここで、留置機能として働く手段は、所定の病変部又は病変部近傍へ押出し・挿入することで、横移動したり逆戻りしないように係止片を設けている。すなわち、ICタグに1本又は複数本の係止片を取付けることで、この係止片が体内に引っ掛かって所定の位置で留置することが出来る。又、ICタグ自体に係止片機能を備えた形状とする場合もあり、例えば概略V形、概略三角形などを形成することが出来る。
一方、係止片の具体的な形態としてコイルバネやゼンマイバネをICタグに取付けることで留置機能を与える場合もある。すなわち、ICタグをカテーテルあるいは筒状のアプリケータに収容して押出す際にはストレートに伸びた状態とし、病変部又は病変部近傍に挿入されると同時に元のコイルバネ形状又はゼンマイバネ形状に復元してその位置に留置することが出来る。例えば、バネの材質とし、体温にてその形状が復元する形状記憶合金を使用するならば、病変部に挿入されると同時に所定形状のコイルバネ又はゼンマイバネに復元する。このタイプのICタグは一般に血管及び細い管状内への留置を対象とする。
ICタグには0.3mm程度の小さいものから2〜3cm程度のものまで、その大きさは色々ある。本発明ではICタグ大きさは限定せず、実際には比較的小さいICタグの方が好ましいが、用途に応じて使い分ければよい。例えば、脳腫瘍の場合には細い脳血管に入ることが可能な小さいICタグが用いられる。又、ICタグはその動作方式が電磁誘導方式(磁界型タグ)と電波通信方式(電界型タグ)、又アクティブタイプ、パッシングタイプが存在しているが、何れの方式でもよい。
そして、ICタグを病変部又は病変部近傍に挿入するに際し、該病変部を認識する為に内視鏡を使用する場合、CTを用いて病変部を確認する場合、X線を用いて病変部を確認する場合、エコーを使用する場合があり、カテーテルあるいは筒状のアプリケータにセットしたICタグをプッシャーにて押出して病変部又は病変部近傍に留置することが出来る。一方、体内に留置された小さいICタグをセンサーにて確認するが、該センサーから送信される信号が弱くても応答できるように特別なアンテナを設けた構造とする場合も可能である。
本発明に係るICタグは留置機能を備えている為に、このICタグを針から押出して病変部又は病変部近傍に挿入することで、その位置が変わることはない。内視鏡やCTなどを使用して病変部を確認した上で所定の位置にICタグが挿入され、手術に際しては病変部の位置を正確に把握することが出来る。手術に際して肉眼では認識することが出来ない小さな病変部位であっても、センサーにてICタグから発信する信号を検出して該病変部を摘出することが可能である。
すなわち、病変部又は病変部近傍に留置されたICタグは、センサーを近づけることで、術者はその位置を確認することが出来る。ここでセンサーはICタグから発信される信号を所定の距離に近づけることで感知することが出来る。すなわち、センサーをICタグに近づけることで該センサーの先端からの距離を術者に知らせることが出来る為に、ICタグの位置、すなわち病変部位を正確に把握することが可能と成り、術者はその位置を確認したところで該病変部位を焼くなどしてその位置を定める。
病変によっては色々な形態があり、例えばガンの場合、初期段階の小さなガンであれば1個のICタグを挿入して留置する。しかし、ある領域に広がった状態のガンの場合、複数のICタグを留置することが必要となる。この際、各ICタグに番号を与えることで、手術する場合にその位置を把握し、ガン細胞を残すことなく摘出出来る。
ICタグは従来の標識に比較して小さく、脳腫瘍の場合には脳血管へ小さなICタグを挿入し、係止片を血管内に係止することで所定の位置に留置できる。又、標識としての信頼性が高く、広く拡大したガンの場合には複数のICタグを打ち込んで留置できる為に、手術に際して摘出残しが発生しない。
図1は本発明に係る留置機能を備えたICタグを示す実施例である。同図の1はICタグ、2a,2bは係止片を表し、ICタグ1は2本の係止片2a,2bを有している。ここで、ICタグ1はアンテナとLSIから成るチップで、外表面は樹脂で被覆された構造とし、このICタグに細いバネ性の係止片2a,2bが連結して延びている。そこで、このICタグ1を体内に挿入する場合、両係止片2a,2bは互いに内側へ撓んで縮まるが、所定の病変部位で停止するならば外方向へ広がり、ICタグ1はその位置に留置される。
図2は本発明の他の実施例であり、ICタグが逆V形をしている。すなわち、逆V形として先端が細く尖っていることで、体内への挿入はし易く、しかも所定の病変部位に達したならば、逆戻りすることなく留置する。ICタグ自体に留置機能を備える形状としては、図2の逆V形に限らず、三角形とすることも出来、さらには逆V形や三角形のICタグに上記係止片2a,2bを組み合わせた形態とすることも可能である。
図3は本発明に係る留置機能を備えたICタグ1の更なる別形態を示している。このICタグ1にはゼンマイ3が備わっていて、所定の病変部位に挿入したICタグ1は該ゼンマイバネ3によって移動することなく留置される。ここで、ゼンマイバネの材質として、例えば形状記憶合金を使用するならば、同図(a)に示すように針穴にセットされている時に該ゼンマイバネ3はストレートに伸びているが、体内に挿入されて所定の温度(約36℃)に達したところで、変形して元の形状に復元することが出来る。すなわち、ゼンマイバネ3の形状に復元することで、挿入されたICタグの位置は変化せずに留置される。
ところで、本発明に係る留置機能を備えたICタグの用途は特に限定されるものではない。基本的には手術に際して術者が病変部を認識する為の標識手段として用いるもので、具体的には次の病変に適用出来る。
(1)大腸ガン
大腸ガンは大腸の内壁表面に発生する。この内壁に発生したガンは内視鏡にて発見され、該内視鏡を用いてICタグを大腸ガン又は大腸ガンの近傍に挿入・留置する。
(2)乳ガン
乳ガンは軟部組織に発生するが、そこで乳ガンをCT、エコーなどにて確認しながらICタグを挿入・留置し、ガン細胞を摘出する際の標識として利用できる。
(3)肺ガン
肺ガンの場合には、CTを使いながら体表から針を刺して、又は気管支から内視鏡やカテーテルを入れて、所定の病変部位にICタグを挿入・留置する。
(4)肝臓ガン
肝臓ガンの場合には、血管から細いチューブを挿入し、例えばエコーを使いながら所定の病変部位を特定し、この位置にICタグを挿入・留置する。又は、体表から針を刺してICタグを挿入・留置することが出来る。
(5)脳腫瘍
非常に細いチューブを血管に挿入し、CTを使いながら病変部を特定してICタグを該チューブから押出して留置することが出来る。
(1)大腸ガン
大腸ガンは大腸の内壁表面に発生する。この内壁に発生したガンは内視鏡にて発見され、該内視鏡を用いてICタグを大腸ガン又は大腸ガンの近傍に挿入・留置する。
(2)乳ガン
乳ガンは軟部組織に発生するが、そこで乳ガンをCT、エコーなどにて確認しながらICタグを挿入・留置し、ガン細胞を摘出する際の標識として利用できる。
(3)肺ガン
肺ガンの場合には、CTを使いながら体表から針を刺して、又は気管支から内視鏡やカテーテルを入れて、所定の病変部位にICタグを挿入・留置する。
(4)肝臓ガン
肝臓ガンの場合には、血管から細いチューブを挿入し、例えばエコーを使いながら所定の病変部位を特定し、この位置にICタグを挿入・留置する。又は、体表から針を刺してICタグを挿入・留置することが出来る。
(5)脳腫瘍
非常に細いチューブを血管に挿入し、CTを使いながら病変部を特定してICタグを該チューブから押出して留置することが出来る。
図4は大腸4にガン細胞5が発生した場合を示し、本発明に係るICタグ1をガン部位に留置することが出来る。ガン細胞5は大腸4の内壁6に発生するが、このガン細胞5は内視鏡7によって確認することが出来る。すなわち、肛門から内視鏡7を入れて検査すれば、大腸4の内壁6に発生したガン細胞5が確認される。ガン細胞5を確認したならば、ガン細胞5の中心部にICタグ1を押出し・挿入する。挿入されたICタグ1は係止片2a,2bによってその位置が定まり、針を抜いても逆戻りすることなく留置される。
図5は内視鏡7の先端部を表しているが、同図の8a,8bは光源を示し、光ファイバー9a,9bを介して機器本体(図示なし)の光を照射することが出来、この光は反射してレンズ10から入射し、光ファイバー11を介して機器本体のディスプレイに拡大画像として表示する。術者はこの画像を見ながら針を近づけてICタグ1を押出し、所定の位置にICタグ1を挿入する。
図6はICタグ1がセットされる針12を示している。この針12は術者の手元まで延びているチューブの先端と連結していて内視鏡7のチャンネル13に嵌って出し入れ可能な状態にあり、針穴15に収容されているプッシャー14を先端側へ移動するならば、該プッシャー14に押されてICタグ1は押出される。この場合、前記図4に示しているように、内視鏡7の先端から針12を突出してガン細胞5に刺し込み、この状態でプッシャー14が移動してICタグ1を押出す。ICタグ1はガン細胞5に挿入され、係止片2a,2bが広がって留置される。
内視鏡7のチャンネル13に嵌っている針12は手元まで延びているチューブを操作することで該チャンネル13から出し入れすることが出来る。そして、プッシャー14は該チューブの穴に挿通した細いワイヤーと連結し、手元でワイヤーを操作して該プッシャー14を押出すことが出来る構造としている。勿論、本発明ではICタグ1を病変部又は病変部付近に挿入する手段は限定するものではない。
図4は針12が内視鏡7の先端からある程度突出して延びている状態であって、この針12をガン細胞5又はその近傍に刺し、この状態でプッシャー14にて押圧するならば、ICタグ1は針12の先端から押出されてガン細胞5内に埋着・留置される。前記図1に示すICタグ1の係止片2a,2bは両外方向へストレートに延びているが、針穴15内ではICタグ1の側辺に沿うように屈曲している。そして、針穴15から押出されると共に係止片2a,2bは復元して外方向へ真っ直ぐに伸び、係止片2a,2bがガン細胞5に係止し、針12を抜いても逆戻りすることはない。
ここで、係止片2a,2bには細いバネ材が使用されている。又は形状記憶合金を用いることも出来る。すなわち、ガン細胞5に挿入されると同時に温度が36℃前後に上昇することで、ICタグ1の側辺に沿って屈曲している係止片2a,2bが元の形状に復元して両外方向へストレートに伸びることが出来る。
図2に示すICタグ1の場合も針穴15にセットされ、プッシャー14にて押出される。逆V形のICタグ1は全体又は両側部が円弧状に湾曲した状態で針穴15に嵌ってセットされる。そこで、プッシャー14によって針先端から押出されると同時に湾曲している形状が復元して平面状になり、針12が後退しても両先端が係止して逆戻りすることなく、その位置に留置される。
図3に示すゼンマイバネ3を備えたICタグ1は同じく針穴15にセットされる。この場合、ゼンマイバネ3はストレートに伸びた状態と成っていて、例えば、体内の血管に挿入されると同時にゼンマイバネ3に復元する。すなわち、ゼンマイバネ3には形状記憶合金が使用され、その温度が36℃前後に成った時にゼンマイバネ形状に復元することが出来、挿入されたその位置に留置される。
ところで、ICタグはアンテナとLSIが一体的に組み込まれたチップであるが、センサーから発信する弱い信号に対して反応できるように、特別なアンテナを設けることも可能である。
1 ICタグ
2 係止片
3 ゼンマイバネ
4 大腸
5 ガン細胞
6 内壁
7 内視鏡
8 光源
9 光ファイバー
10 レンズ
11 光ファイバー
12 針
13 チャンネル
14 プッシャー
15 針穴
2 係止片
3 ゼンマイバネ
4 大腸
5 ガン細胞
6 内壁
7 内視鏡
8 光源
9 光ファイバー
10 レンズ
11 光ファイバー
12 針
13 チャンネル
14 プッシャー
15 針穴
Claims (6)
- 病変部を特定する為に、人体にICタグを挿入して所定の位置に留置することが出来るように、上記ICタグに係止片を備えたことを特徴とする留置機能を備えたICタグ。
- 上記係止片として、バネ性の細い線材をICタグの両側に取付けた請求項1記載の留置機能を備えたICタグ。
- 上記係止片として、コイルバネ又はゼンマイバネをICタグに取付けた請求項1記載の留置機能を備えたICタグ。
- 病変部を特定する為に、人体にICタグを挿入して所定の位置に留置することが出来るように、上記ICタグの形状を概略V形、又は概略三角形としたことを特徴とする留置機能を備えたICタグ。
- 病変部を特定する為に、人体にICタグを挿入して所定の位置に留置することが出来るように、上記ICタグの形状を概略V形、又は概略三角形とし、そして両側に係止片を備えたことを特徴とする留置機能を備えたICタグ。
- センサーからの弱い信号を受信して応答する為の特別なアンテナを設けた請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、又は請求項5記載の留置機能を備えたICタグ。
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