JP2009277643A - 二次電池用集電端子板、二次電池および二次電池の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電極群の端面から突出する電極芯材と集電端子板との安定した接続を確保する。
【解決手段】板状の導電性材料からなり、導電性材料が、優先的に溶融する溶融予定部を有する集電端子板を用いる。導電性材料は、例えば、一方の面に凸部および他方の面に凹部を有する屈曲部と平坦部とを有し、溶融予定部が屈曲部を含み、屈曲部が平坦部から立ち上がる一対の立ち上がり部と、一対の立ち上がり部に連続する屈曲した頂部とを有する。
【選択図】図4A
【解決手段】板状の導電性材料からなり、導電性材料が、優先的に溶融する溶融予定部を有する集電端子板を用いる。導電性材料は、例えば、一方の面に凸部および他方の面に凹部を有する屈曲部と平坦部とを有し、溶融予定部が屈曲部を含み、屈曲部が平坦部から立ち上がる一対の立ち上がり部と、一対の立ち上がり部に連続する屈曲した頂部とを有する。
【選択図】図4A
Description
本発明は、リチウムイオン二次電池やニッケル水素蓄電池に代表される二次電池の分野に関する。
携帯用電子機器の小型化にともない、小型軽量で高出力の二次電池の需要が増えてきている。なかでもリチウムイオン二次電池やニッケル水素蓄電池は、耐振動性や耐衝撃性に優れており、コードレス電動工具、動力補助付き自転車およびハイブリッド自動車といった大電流を必要とする動力源としても注目されている。
大電流を必要とする二次電池の場合、正極および負極には、それぞれ長手方向に沿う正極芯材および負極芯材の露出端部が形成される。正極と負極とをセパレータを介在させて積層または捲回することにより電極群が構成される。その際、電極群の一方の端面に正極芯材の露出端部が、他方の端面に負極芯材の露出端部が突出するように構成される。各露出端部には、円板状の集電端子板が溶接により接続される。しかし、電極群の端面から突出する電極芯材の露出端部の高さには、ばらつきが生じる。そのため、電極芯材の露出端部と集電端子板との接続状態を均一にすることは困難である。接続強度を十分に確保できない場合、電池の耐振動性や耐衝撃性が低下する。
特許文献1は、電極群にフィルタ部と底蓋とを予め溶接してから電池ケースに挿入することを提案している(特許文献1の図5、6参照)。特許文献1の電池は、正極芯材の露出端部を電解液の注液孔を有するフィルタ部に接続し、負極芯材の露出端部を底蓋に接続し、その後、電極群を中空の筒状の電池ケースに挿入することにより作製されている。電池ケースの一方の開口端部は内側に折り曲げられており、フィルタ部の外周は外側に折り曲げられて突部を形成している。フィルタ部の突部は、絶縁ガスケットを介して、電池ケースの開口端部の折り曲げ部と嵌合している。注液孔は弁体で塞がれ、弁体はキャップ状端子により固定される。
特許文献2は、電極群の端面から突出する電極芯材の露出端部を束ねて厚密化することを提案している(特許文献2の図6参照)。集電端子板は、複数の溝部(切り欠き部)を有し、厚密化部と溝部の周縁部とが交わるように電極群に配置される。その後、溝部の周縁部付近に溶接電極を設置し、溝部の周縁部と厚密化部とが溶接される(特許文献2の図2参照)。これにより、複数の接続部位を確実に確保することができる。
特許文献3は、上記のような厚密化部に直交する複数の架橋部を有する集電端子板を用いることを提案している。架橋部が厚密化部と溶接される(特許文献3の図21参照)。
特開2004−71453号公報
特開2003−36834号公報
特開2002−100340号公報
特許文献1では、電極群の一方の端面から突出する正極芯材の露出端部および他方の端面から突出する負極芯材の露出端部の高さが均一でない場合、フィルタ部または底蓋と電極芯材との電気的接続が安定しない。突出した芯材の高さが高い部分は集電端子板と接続されるが、高さが低い部分は接続されない。
特許文献2および特許文献3では、捲回型電極群の場合、電極芯材の厚密化部を形成するための工程が必要となる。特に円筒形電池の場合、電極芯材の厚密化部を形成するためには、複雑な折り曲げ工程が必要となる。よって、電極芯材の折れ曲りによる破損が発生しやすく、電気的接続が安定しない。
また、いずれの提案も、電極芯材と集電端子板もしくはフィルタ部を、それらの融点以上に加熱し、溶融させなければ接続できない。よって、接続部周辺への熱影響を避けるために、伝熱を考慮した余分なスペースが必要となる。そのため、電池構造の省スペース化および高容量化が制限されてしまう。
本発明は、電極群の端面から突出する電極芯材の高さが均一でない場合でも、安定して接続でき、かつ、電極芯材の厚密化部を形成する必要のない二次電池を提供することを目的の1つとする。また、本発明は、電極芯材と集電端子板との低温での溶接が可能であり、接続部周辺への熱影響を考慮する必要がなく、省スペース化が容易な二次電池を提供することを目的の1つとする。
本発明は、板状の導電性材料からなり、前記導電性材料は、優先的に溶融する溶融予定部(expected welding portion)を有する、二次電池用集電端子板に関する。溶融予定部は、導電性材料の他の部分よりも優先的に溶融するように形成されている。
本発明の二次電池用集電端子板は、例えば以下の態様を有する。
(1)前記導電性材料が、一方の面に凸部および他方の面に凹部を有する屈曲部と、平坦部とを有し、前記溶融予定部が、前記屈曲部を含む態様(以下、第1態様)。
(1)前記導電性材料が、一方の面に凸部および他方の面に凹部を有する屈曲部と、平坦部とを有し、前記溶融予定部が、前記屈曲部を含む態様(以下、第1態様)。
ここで、前記屈曲部は、前記平坦部から立ち上がる一対の立ち上がり部と、前記一対の立ち上がり部に連続する屈曲した頂部とを有することが好ましい。
前記一対の立ち上がり部の間には隙間が設けられていることが好ましい。
前記一対の立ち上がり部の途中、または、前記一対の立ち上がり部の近傍の前記平坦部には、それぞれ前記屈曲部の溶融の範囲を制限する溝部が形成されていることが好ましい。
前記溝部の断面形状は、例えば、V字形、くさび字形、U字形、半円形、長方形または台形である。
前記一対の立ち上がり部の間には隙間が設けられていることが好ましい。
前記一対の立ち上がり部の途中、または、前記一対の立ち上がり部の近傍の前記平坦部には、それぞれ前記屈曲部の溶融の範囲を制限する溝部が形成されていることが好ましい。
前記溝部の断面形状は、例えば、V字形、くさび字形、U字形、半円形、長方形または台形である。
(2)前記導電性材料が、要部を構成する第1金属部と、第1金属部よりも融点が低い第2金属部とを有し、前記溶融予定部が、第2金属部を含む態様(以下、第2態様)。
ここで、第2態様は、更に、以下の態様に分類できるが、これらに限定されない。
ここで、第2態様は、更に、以下の態様に分類できるが、これらに限定されない。
(2−1)第1金属部が、一方の面に凹部を有し、第2金属部が、前記凹部に設けられている態様。
この場合、第1金属部は、一方の面に前記凹部を有し、他方の面に凸部を有する屈曲部または押出部と、平坦部とを有することが好ましい。また、前記屈曲部が、前記平坦部から立ち上がる一対の立ち上がり部と、前記一対の立ち上がり部に連続する屈曲した頂部とを有し、前記一対の立ち上がり部の間に隙間が設けられており、第2金属部が、前記隙間に設けられている態様が好ましい。
なお、押出部は、屈曲部よりも構造が簡易であり、安価に製造できる。一方の面に前記凹部を有し、他方の面が平坦である集電端子板は、押出部を有するものよりも更に構造が簡易であり、安価に製造できる。
この場合、第1金属部は、一方の面に前記凹部を有し、他方の面に凸部を有する屈曲部または押出部と、平坦部とを有することが好ましい。また、前記屈曲部が、前記平坦部から立ち上がる一対の立ち上がり部と、前記一対の立ち上がり部に連続する屈曲した頂部とを有し、前記一対の立ち上がり部の間に隙間が設けられており、第2金属部が、前記隙間に設けられている態様が好ましい。
なお、押出部は、屈曲部よりも構造が簡易であり、安価に製造できる。一方の面に前記凹部を有し、他方の面が平坦である集電端子板は、押出部を有するものよりも更に構造が簡易であり、安価に製造できる。
(2−2)第1金属部が、切り欠き部を有し、第2金属部が、前記切り欠き部に充填されている態様。切り欠き部に第2金属部を設けることにより、凹部に設ける場合よりも、第2金属部の体積を増加させることができる。
(2−3)第1金属部が、前記集電端子板の厚さ方向の貫通孔を有し、第2金属部が、前記貫通孔に充填されている態様。貫通孔に第2金属部を充填することにより、切り欠き部に充填する場合よりも、集電端子板の強度を高めることできる。
なお、(2−2)および(2−3)の態様において、第2金属部は、第1金属部から突出していてもよい。第2金属部を突出させることにより、第2金属部の体積を更に増加させることができる。
本発明の二次電池用集電端子板の厚さ方向から見た形状は、例えば、円板形または長方形である。前記導電性材料は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ニッケル、ニッケル合金またはニッケルメッキされた鋼板で構成された部分を含むことが好ましい。リチウムイオン二次電池の正極の集電端子板には、アルミニウム、アルミニウム合金などが好ましく用いられ、リチウムイオン二次電池の負極の集電端子板には、銅、銅合金などが好ましく用いられる。ニッケルカドミウム電池やニッケル水素蓄電池の集電端子板には、ニッケル、ニッケル合金、ニッケルメッキされた鋼板などが好ましく用いられる。
本発明は、第1電極と第2電極とを、セパレータを介して、捲回もしくは積層してなり、相対する第1端面および第2端面を有する電極群と、前記第1端面に配置され、第1電極と電気的に接続される第1集電端子板と、前記第2端面に配置され、第2電極と電気的に接続される第2集電端子板と、を具備し、第1電極は、第1芯材と、第1芯材に付着した第1活物質層とを含み、かつ、前記第1端面に配置されて第1集電端子板と溶接される第1芯材の露出端部を有し、第2電極は、第2芯材と、第2芯材に付着した第2活物質層とを含み、かつ、前記第2端面に配置されて第2集電端子板と溶接される第2芯材の露出端部を有し、第1集電端子板および第2集電端子板の少なくとも一方が、前記溶融予定部を有する上記の集電端子板である、二次電池前駆体に関する。
本発明の二次電池前駆体は、例えば以下の態様を有する。
(3)前記溶融予定部を有する集電端子板が、板状の導電性材料からなり、前記導電性材料が、一方の面に凸部および他方の面に凹部を有する屈曲部と、平坦部とを有し、前記溶融予定部が、前記屈曲部を含み、前記凹部が前記第1端面または前記第2端面と対抗している態様(以下、第3態様)。
(3)前記溶融予定部を有する集電端子板が、板状の導電性材料からなり、前記導電性材料が、一方の面に凸部および他方の面に凹部を有する屈曲部と、平坦部とを有し、前記溶融予定部が、前記屈曲部を含み、前記凹部が前記第1端面または前記第2端面と対抗している態様(以下、第3態様)。
ここで、前記屈曲部は、前記平坦部から立ち上がる一対の立ち上がり部と、前記一対の立ち上がり部に連続する屈曲した頂部とを有することが好ましい。
(4)前記溶融予定部を有する集電端子板が、板状の導電性材料からなり、前記導電性材料が、要部を構成する第1金属部と、第1金属部よりも融点が低い第2金属部とを有し、前記溶融予定部が、第2金属部を含む上記の集電端子板であり、第2金属部が、前記第1端面または前記第2端面と対抗している態様(以下、第4態様)。
ここで、第4態様は、更に、以下の態様を含むが、これらに限定されない。
ここで、第4態様は、更に、以下の態様を含むが、これらに限定されない。
(4−1)第1金属部が、前記第1端面または前記第2端面と対向する一方の面に凹部を有し、第2金属部が、前記凹部に設けられている態様。
(4−2)第2金属部が、前記第1端面または前記第2端面と対向する面と反対側に向かって、第1金属部から突出している態様。
(4−2)第2金属部が、前記第1端面または前記第2端面と対向する面と反対側に向かって、第1金属部から突出している態様。
前記集電端子板が、その厚さ方向から見て円板形である場合、前記溶融予定部は、放射状に配置されることが好ましく、長方形である場合は、前記溶融予定部が、長辺と交わる方向に沿って配置されることが好ましい。
本発明は、電極群、電解質、前記電極群と前記電解質を収容する有底筒状の電池ケース、および前記電池ケースを封口する封口板を具備し、前記電極群は、第1電極と第2電極とを、セパレータを介して、捲回もしくは積層してなり、かつ相対する第1端面および第2端面を有し、前記第1端面に配置され、第1電極と電気的に接続された第1集電端子板と、前記第2端面に配置され、第2電極と電気的に接続された第2集電端子板と、を具備し、第1電極は、第1芯材と、第1芯材に付着した第1活物質層とを含み、かつ、前記第1端面に配置されて第1集電端子板と溶接された第1芯材の露出端部を有し、第2電極は、第2芯材と、第2芯材に付着した第2活物質層とを含み、かつ、前記第2端面に配置されて第2集電端子板と溶接された第2芯材の露出端部を有し、第1集電端子板および第2集電端子板の少なくとも一方が、前記溶融予定部を有する上記の集電端子板の変形体であり、前記溶融予定部が変形して、第1芯材または第2芯材の露出端部と接触している、二次電池に関する。
本発明の二次電池は、例えば以下の態様を有する。
(5)前記変形体が、板状の導電性材料からなり、前記導電性材料が、一方の面に凸部および他方の面に凹部を有する屈曲部と、平坦部とを有し、前記溶融予定部が、前記屈曲部を含む、上記の集電端子板の変形体であり、前記他方の面が前記第1端面または前記第2端面と対抗しており、前記屈曲部が変形して、第1芯材または第2芯材の露出端部と接触している態様。
(5)前記変形体が、板状の導電性材料からなり、前記導電性材料が、一方の面に凸部および他方の面に凹部を有する屈曲部と、平坦部とを有し、前記溶融予定部が、前記屈曲部を含む、上記の集電端子板の変形体であり、前記他方の面が前記第1端面または前記第2端面と対抗しており、前記屈曲部が変形して、第1芯材または第2芯材の露出端部と接触している態様。
なかでも、前記屈曲部は、前記平坦部から立ち上がる一対の立ち上がり部と、前記一対の立ち上がり部に連続する屈曲した頂部とを有し、前記一対の立ち上がり部の途中、または、前記一対の立ち上がり部の近傍の前記平坦部に、それぞれ前記屈曲部の溶融の範囲を制限する溝部が形成されている態様が好ましい。前記溝部の断面形状は、V字形、くさび字形、U字形、半円形、長方形または台形であることが好ましい。
上記の二次電池においては、溶融予定部を溶融させた後であっても、屈曲部や溝部の痕跡が残りやすい。溝部が屈曲部の溶融の範囲を制限しているため、溶接が完了した後でも、屈曲部が平坦部の強度を補強する機能を有する。
(6)前記変形体が、板状の導電性材料からなり、前記導電性材料が、要部を構成する第1金属部と、第1金属部よりも融点が低い第2金属部とを有し、前記溶融予定部が、第2金属部を含む上記の集電端子板の変形体であり、前記第2金属部が、前記第1端面または前記第2端面と対抗しており、前記第2金属部が変形して、第1芯材または第2芯材の露出端部と接触している態様。
前記集電端子板が、その厚さ方向から見て円板形である場合、放射状に配置された前記溶融予定部が変形して、第1芯材または第2芯材の露出端部と接触していることが好ましく、長方形である場合は、長辺と交わる方向に沿って配置された前記溶融予定部が変形して、第1芯材または第2芯材の露出端部と接触していることが好ましい。
本発明は、(i)第1芯材と、第1芯材に付着した第1活物質層とを含み、第1芯材の露出端部を有する第1電極を供給する工程、(ii)第2芯材と、第2芯材に付着した第2活物質層とを含み、第2芯材の露出端部を有する第2電極を供給する工程、(iii)第1電極と第2電極とを、セパレータを介して、捲回もしくは積層することにより、相対する第1端面および第2端面を有し、前記第1端面に第1芯材の露出端部が配置され、前記第2端面に第2芯材の露出端部が配置された電極群を構成する工程、(iv)第1電極と電気的に接続される第1集電端子板を前記第1端面に配置し、第1集電端子板と第1芯材の露出端部とを溶接する工程、(v)第2電極と電気的に接続される第2集電端子板を前記第2端面に配置し、第2集電端子板と第2芯材の露出端部とを溶接する工程、を具備し、第1集電端子板および第2集電端子板の少なくとも一方が、前記溶融予定部を有する上記の集電端子板であり、工程(iv)または(v)において、前記溶融予定部を、前記第1端面または前記第2端面と対抗させ、前記溶融予定部を溶融させて、溶融物を第1芯材または第2芯材の露出端部と接触させる、二次電池の製造法に関する。
本発明の二次電池の製造方法は、例えば以下の態様を有する。
(7)前記溶融予定部を有する集電端子板が、板状の導電性材料からなり、前記導電性材料が、一方の面に凸部および他方の面に凹部を有する屈曲部と、平坦部とを有し、前記溶融予定部が、前記屈曲部を含む上記の集電端子板であり、前記凹部を前記第1端面または前記第2端面と対抗させ、前記屈曲部を溶融させることにより、前記溶融物を生成させる態様。
(7)前記溶融予定部を有する集電端子板が、板状の導電性材料からなり、前記導電性材料が、一方の面に凸部および他方の面に凹部を有する屈曲部と、平坦部とを有し、前記溶融予定部が、前記屈曲部を含む上記の集電端子板であり、前記凹部を前記第1端面または前記第2端面と対抗させ、前記屈曲部を溶融させることにより、前記溶融物を生成させる態様。
ここで、前記屈曲部は、折り曲げにより形成することが好ましい。すなわち、板状の導電性材料を、一方の面に凸部および他方の面に凹部を有するように折り曲げることにより、屈曲部を形成することが好ましい。また、前記折り曲げは、プレス加工により行うことが好ましい。
前記屈曲部が、前記平坦部から立ち上がる一対の立ち上がり部と、前記一対の立ち上がり部に連続する屈曲した頂部とを有する場合、前記一対の立ち上がり部の間に隙間を設け、前記溶融物を、前記隙間を通過させて、第1芯材または第2芯材の露出端部と接触させることが好ましい。
この場合、前記一対の立ち上がり部の途中、または、前記一対の立ち上がり部の近傍の前記平坦部に、それぞれ前記屈曲部の溶融の範囲を制限する溝部を設けることが好ましい。
この場合、前記一対の立ち上がり部の途中、または、前記一対の立ち上がり部の近傍の前記平坦部に、それぞれ前記屈曲部の溶融の範囲を制限する溝部を設けることが好ましい。
(8)前記溶融予定部を有する集電端子板が、板状の導電性材料からなり、前記導電性材料が、要部を構成する第1金属部と、第1金属部よりも融点が低い第2金属部とを有し、前記溶融予定部が、第2金属部を含む上記の集電端子板であり、前記第2金属部を、前記第1端面または前記第2端面と対抗させ、前記第2金属部を溶融させることにより、前記溶融物を生成させる態様。
なお、本発明の製造方法では、TIG溶接により前記溶融予定部を溶融させることが好ましい。
本発明の集電端子板は、優先的に溶融する溶融予定部を有する。溶融予定部は、溶接の際に選択的に溶融し、速やかに、電極群と集電端子板との隙間や、電極芯材間の隙間に溶融金属が侵入する。よって、電極群の端面から突出する電極芯材の高さが均一でない場合でも、高さのばらつきの影響を受けにくくなり、信頼性の高い接続が容易となる。また、電極群の端面から垂直に延びた電極芯材の露出端部と、集電端子板との接続が容易であり、電極芯材の厚密化部を形成する必要がない。よって、円筒形、角形および扁平形の電池において、電極群と集電端子板との接続面積が広くなり、集電性能が向上し、接続強度も高くなる。
集電端子板が、折り曲げなどにより形成された屈曲部を有する場合、屈曲部が優先的に溶融する。また、屈曲部の溶融の範囲を制限する溝部を設ける場合、溝部により、集電端子板における熱伝導が制限され、屈曲部に蓄熱されやすくなる。よって、集電端子板の平坦部は溶融温度まで上昇しない。これにより、屈曲部が溶融しやすくなり、溶接の効率が向上する。また、少ないエネルギーでも屈曲部を溶融させることができるため、集電端子板と電極群との接続部周辺への熱影響を考慮する必要がない。よって、電池に余分なスペースを設ける必要がなくなり、省スペース化が可能になり、高容量な二次電池を得ることができる。
集電端子板が、電極群の端面と対抗する面に低融点の第2金属部を有する場合、第2金属部が低い温度で優先的に溶融する。よって、電極群と集電端子板との隙間や、電極芯材間の隙間に溶融金属が効率良く侵入する。また、電極群の端面から突出する電極芯材の高さが均一でない場合でも、高さのばらつきの影響を更に受けにくくなる。また、電極群の端面から垂直に延びた電極芯材の露出端部と、集電端子板との接続が容易であり、電極芯材の厚密化部を形成する必要がない。更に、低温での溶接が可能であるため、集電端子板と電極群との接続部周辺への熱影響を考慮する必要がない。よって、電池に余分なスペースを設ける必要がなくなる。
なお、厚さ方向から見て円板形または長方形の集電端子板は、捲回型や積層型の電極群の端面に適した形状を有する。よって、電極群の端面と集電端子板との接続面積を広くすることが容易となる。また、電極群の端面と集電端子板との接続の際、TIG溶接を用いることが有効である。これにより、複雑な機構を用いることなく、簡単な装置で信頼性の高い接続を実現できる。集電端子板に屈曲部を付与する際は、プレス加工を行うことが好ましい。これにより、様々な形状の屈曲部や溝部を有する集電端子板を容易に得ることができる。
以下、図面を参照しながら説明する。
図1は、帯状の第1電極および帯状の第2電極の構成を概略的に示す。第1電極11は、第1芯材12と、第1芯材の両面に付着した第1活物質層13とを含む。第1電極11の長手方向に沿う一端部には、第1芯材の露出端部12aが設けられている。同様に、第2電極14は、第2芯材15と、第2芯材の両面に付着した第2活物質層16とを含む。第2電極14の長手方向に沿う一端部には、第2芯材の露出端部15aが設けられている。上記のような電極は、例えば、電極合剤と分散媒を含むペーストを調製し、得られたペーストを電極芯材の両面に、電極芯材の露出端部を残して塗布し、塗膜を乾燥させた後、圧延して形成される。
図1は、帯状の第1電極および帯状の第2電極の構成を概略的に示す。第1電極11は、第1芯材12と、第1芯材の両面に付着した第1活物質層13とを含む。第1電極11の長手方向に沿う一端部には、第1芯材の露出端部12aが設けられている。同様に、第2電極14は、第2芯材15と、第2芯材の両面に付着した第2活物質層16とを含む。第2電極14の長手方向に沿う一端部には、第2芯材の露出端部15aが設けられている。上記のような電極は、例えば、電極合剤と分散媒を含むペーストを調製し、得られたペーストを電極芯材の両面に、電極芯材の露出端部を残して塗布し、塗膜を乾燥させた後、圧延して形成される。
正極および負極は、それぞれ、その長手方向に沿って、正極芯材および負極芯材の露出端部を有する。電極群は、一方の端面に正極の露出端部が突出し、他方の端面に負極の露出端部が突出するように構成される。そして、各端面から突出する電極の露出端部に、板状の集電端子板が接続される。接続の際、集電端子板の複数箇所で溶接が行われる。一般に、負極集電端子板は、電池ケースに抵抗溶接される。正極集電端子板は、リードを介して、封口体に抵抗溶接される。リードの一端は正極集電端子板に接続され、他端は、例えば、封口体の内側面に接続される。
図2は、捲回により形成された電極群の捲回軸に平行な縦断面を概略的に示している。電極群20は、第1芯材の露出端部22aが一方の端面から、第2芯材の露出端部25aが他方の端面から突出するように積層または捲回される。第1電極21と第2電極24との間には、短絡を防ぐために、両電極よりも幅広のセパレータ27を介在させてある。
電極群20の一方の端面から突出する第1芯材の露出端部および他方の端面から突出する第2芯材の露出端部には、それぞれ第1および第2集電端子板が接続される。円筒形電池の場合、この電極群を有底筒状の電池ケースに収容した後、電池ケースの開口の外周に沿って溝部を入れる加工が行われる。その後、電池ケース内に所定量の電解質が注液される。次いで、電池ケースの開口に、ガスケットを介して封口板が挿入される。開口の外周に沿う溝部は内側に突出しており、封口板を支持する。その後、開口端部を内側にかしめて電池ケース内が密閉される。一般に、一方の集電端子板は、円筒形である電池ケースの底部に接続され、他方の集電端子板は、封口板の内面と電気的に接続される。角形電池の場合、一般に、一方の集電端子板は、角形の電池ケースの開口を封口する封口板が備える一方の電極端子の内面に接続され、他方の集電端子板は、電池ケースの開口を封口する封口板が備える他方の電極端子の内面と電気的に接続される。
図3に、円筒形二次電池の一例の縦断面図を示す。電池30は、電極群20と、電解質(図示せず)とともに電極群20を収容する有底筒状の電池ケース31と、電池ケース31の開口を封口する封口板32とを具備する。第1芯材の露出端部22aに接続された第1集電端子板33は、封口板32の内面とリード35を介して電気的に接続されている。第2芯材の露出端部25aに接続された第2集電端子板34は、電池ケース31の底部内面と電気的に接続されている。第1集電端子板33とリード35との接続および封口板32とリード35との接続は、レーザ溶接などで行われる。電池ケース31の開口付近には、封口板32を支持するための支持部31aが設けられている。支持部31aは、電池ケース31の開口付近を、周面に沿って溝状に内部に凹ませることにより形成される。支持部31aと第1集電端子板33との間には、絶縁部37が設けられている。封口板32の周縁にはガスケット36が取り付けられており、ガスケット36に電池ケース31の開口端31bをかしめることにより封口が行われる。
次に、電極群の端面と集電端子板との接続について詳細に説明する。
図4Aに、電極群40の端面から突出する電極芯材の露出端部40aおよび集電端子板41の一部を斜視図で示す。電極群40は、帯状の第1電極と帯状の第2電極とを、帯状のセパレータを介して、捲回することにより形成されている。電極群40の一方の端面からは第1芯材または第2芯材の露出端部40aが突出している。
図4Aに、電極群40の端面から突出する電極芯材の露出端部40aおよび集電端子板41の一部を斜視図で示す。電極群40は、帯状の第1電極と帯状の第2電極とを、帯状のセパレータを介して、捲回することにより形成されている。電極群40の一方の端面からは第1芯材または第2芯材の露出端部40aが突出している。
集電端子板41は、板状の導電性材料から形成されている。集電端子板41は、2つの折り曲げ線での折り曲げにより形成された屈曲部42を有する。屈曲部42の形成により、集電端子板41の一方の面には凹部が形成され、他方の面には凸部が形成される。すなわち凸部の内側は凹部になっている。折り曲げにより形成される凸部はリブ状であり、凹部は溝状である。
屈曲部42は、平坦部41aから立ち上がる一対の立ち上がり部42aと、これに連続する屈曲した頂部42bとを有する。一対の立ち上がり部42aの隙間43は、特に限定されないが、0.1mm以下が好ましい。このような屈曲部42は、集電端子板41に複数箇所形成される。
集電端子板41は、電極群40の端面に配される。その後、屈曲部42をTIG溶接機44により溶融させる。図4Bに示すように、屈曲部が溶融すると同時に、溶融金属が集電端子板41と電極芯材の露出端部40aとの隙間に侵入する。その結果、電極群の端面と集電端子板との接続が達成される。
電極芯材と集電端子板との接続を容易にする観点から、電極芯材と集電端子板とは、同種の金属を含むことが望ましい。例えば、電極芯材がアルミニウム箔からなる場合には、集電端子板も同様にアルミニウムを含むことが好ましい。電極芯材が銅箔からなる場合には、集電端子板も同様に銅を含むことが好ましい。リチウムイオン二次電池の場合、負極芯材および負極側の集電端子板には、銅や銅合金を用いることが好ましい。また、正極芯材および正極側の集電端子板には、アルミニウムやアルミニウム合金を用いることが好ましい。ニッケルカドミウム蓄電池やニッケル水素蓄電池の場合、電極芯材および集電端子板には、ニッケル、ニッケル合金、ニッケルメッキされた鋼板などを用いることが好ましい。
電極芯材および集電端子板が銅製である場合には、溶接機の直流式電源のプラス端子と集電端子板とを接続し、マイナス端子とトーチとを接続する。一方、電極芯材および集電端子板がアルミニウム製である場合には、交流式電源を用いるのが一般的である。よって、溶接機を交流式に交換する。
図5Aおよび図5Bは、円筒形の電極群50の端面に、円板形の集電端子板51を接続する様子を示している。電極群50は、捲回軸を中心軸とする円柱状であり、電極群50の端面からは、電極芯材の露出端部50aが突出している。電極群50の最外周は、通常、セパレータ53で覆われている。図5Aにおいて、集電端子板51は、その法線方向から見ると、中心に貫通孔51bを有する円板形である。集電端子板51は、放射状に等角度間隔で形成された4つの屈曲部52を有する。集電端子板51は、電極群50の端面に配される。
電極芯材の露出端部50aと集電端子板51とを溶接する際には、図5Bに示すように、電極群50の端面に集電端子板51を載置する。そして、集電端子板51から電極群に向かう方向に荷重を加える。次に、TIG溶接機のトーチ54が具備する溶接電極54aの先端を、屈曲部52の凸部に向けて設置する。そして、溶接電極54aの先端で発生させたアーク55の熱により、屈曲部52を溶融させ、スポット溶接を行う。この操作を、集電端子板の外周側から中心方向に向かって複数回行う。4つの屈曲部52の全てに対して、上記のような複数回のスポット溶接を行うことにより、接続が完了する。その後、電極群50を上下反転させ、同様の操作を行うことで、相対する第1および第2端面の両方にそれぞれ集電端子板を有する電極群が得られる。
図6は、角形電池の電極群60の端面に、矩形(長方形)の集電端子板61を接続する様子を示している。電極群60は、捲回軸を中心軸とする長円柱状(扁平形状)であり、電極群60の端面からは、電極芯材の露出端部60aが突出している。電極群60の最外周は、通常、セパレータ63で覆われている。図6Aにおいて、集電端子板61は、その法線方向から見ると矩形であり、等間隔でストライプ状に形成された3つの屈曲部62を有する。屈曲部62は集電端子板の短辺に平行に形成されている。
電極芯材の露出端部60aと集電端子板61とを溶接する際には、図6Bに示すように、電極群60の端面に集電端子板61を載置する。そして、集電端子板61から電極群に向かう方向に荷重を加える。次に、TIG溶接機のトーチ64が具備する溶接電極64aの先端を、屈曲部62の凸部に向けて設置する。そして、TIG溶接機64の先端で発生させたアーク65の熱により屈曲部62を溶融させ、スポット溶接を行う。この操作を、集電端子板の一方の長辺側から他方の長辺側に向かって複数回行う。3つの屈曲部62の全てに対して、上記のような複数回のスポット溶接を行うことにより、接続が完了する。その後、電極群60を上下反転させ、同様の操作を行うことで、相対する第1および第2端面の両方にそれぞれ集電端子板を有する電極群が得られる。
次に、図7を参照しながら、電極芯材の露出端部と集電端子板との接続状態をより詳しく説明する。図7Aでは、電極群70の端面に集電端子板71を載置し、集電端子板71から電極群に向かう方向に荷重を加えている。溶接電極74aの先端は、屈曲部72の凸部に向けて設置されている。溶接機のトーチ74の内部からは屈曲部72に向けてシールドガス73が放出する。よって、溶接電極74aの先端に発生したアーク75の熱は、屈曲部72に集中的に照射される。熱により屈曲部72の一部が溶融すると、図7Bに示すように、溶融金属76が屈曲部を構成する一対の立ち上がり部の間隙77を通って、重力により電極群70側に移動する。そして、電極群70と集電端子板71との隙間や、電極芯材70a間の隙間に溶融金属76が侵入する。その際、図7Cに示すように、凸部がほぼ平坦になるまで溶融した状態で、アークによる加熱を停止する。その結果、屈曲部とほぼ同じ体積の溶融金属76が電極群70と集電端子板71との隙間や、電極芯材70a間の隙間に侵入する。よって、電極群70と集電端子板71とが確実に接続されることになる。
電極群の端面から突出する電極芯材の露出端部の高さにばらつきがある場合、露出端部と集電端子板との間に隙間が発生する。そこで、このような場合を想定して、充分量の溶融金属76が生じるように屈曲部を設計する。電極群の端面と集電端子板との接続面積は、屈曲部を形成する集電端子板の厚さ、および凸部の高さにより、制御することができる。適切な体積を有するように屈曲部を設計することにより、電極芯材の露出端部と集電端子板との間の隙間の影響を受けなくなる。よって、接続状態の安定した二次電池を得ることができる。接続箇所を複数設け、複数の電流経路を確保することにより、かなりの大電流を流すことが可能となる。
一方の面に凹部を有し、他方の面に凸部を有する屈曲部を溶融させる場合、溶融金属は屈曲部を構成する一対の立ち上がり部の間を通過して電極群側に移動する。ここで、屈曲部の断面はU字状であることが特に好ましい。このような屈曲部は、板状の導電性材料を折り曲げることにより形成することができる。例えば、複数の凹部を有する雌型と、前記凹部に対応する複数の凸部を有する雄型を用いて、板状の導電性材料のプレス加工を行う。このような折り曲げ加工は、集電端子板の複数箇所に施すことが好ましい。
溶融金属が一対の立ち上がり部の間を通過して電極芯材の露出端部に達するまでには、一定時間を必要とする。ただし、屈曲部にアークを連続照射すると、電極群の一部に蓄積される熱量が大きくなり、電極群を構成するセパレータが損傷を受ける。このような不都合を回避する観点から、アークの照射時間を数ミリ秒から数秒の範囲で可変できるTIG溶接機を用いることが好ましい。そして、図5Bおよび図6Bに示すようなスポット溶接を複数回にわたって行うことが好ましい。これにより、電極群における不均一な熱分布を緩和することができる。また、TIG溶接においては、図7に示すように、溶融金属がシールドガスでシールドされるため、溶融金属の酸化を防止することができる。よって、電極群と集電端子板との接続部の脆化防止が期待できる。また、TIG溶接は、複雑な機構を用いる必要がない。よって、TIG溶接によれば、簡単な装置で、信頼性の高い溶接を行うことができる。
図8Aに、別の実施形態に係る集電端子板の一部を斜視図で示す。集電端子板81は、屈曲部の溶融の範囲を制限する溝部を有する点以外、図1〜7で示した集電端子板と同様の構造を有する。具体的には、折り曲げにより形成された屈曲部82は、平坦部81aから立ち上がる一対の立ち上がり部82aと、これに連続する屈曲した頂部82bとを有する。一対の立ち上がり部の間隔は、特に限定されないが、例えば0.1mm以下である。このような屈曲部82は、集電端子板81に複数箇所形成される。凸部の近傍の平坦部81aには、リブ状の凸部の長手方向に沿って一対の溝部84が設けられている。溝部84は、屈曲部の溶融の範囲を制限する役割を果たす。
図8Bは、図8Aの集電端子板81のB−B線断面図である。一対の溝部84は、断面形状がV字形であり、屈曲部82に対して左右に対称に形成されている。集電端子板81を電極群に接続する際、屈曲部82は凸部側から加熱されて溶融する。凸部の近傍の平坦部81aに一対の溝部84が形成されていることにより、平坦部81aへの放熱が制限される。よって、屈曲部82における蓄熱が高められ、屈曲部82が溶融し易くなり、効率よく溶接を行うことができる。特に、屈曲部の頂部82bにおける蓄熱が高められる。平坦部81aは溶融温度まで上昇しない。
図8Cは、溶融金属86が屈曲部82の2つの立ち上がり部の隙間83を通過する様子を示している。また、図8Dは、一対のV字状の溝部84により、平坦部81aへの放熱が制限され、平坦部81aの溶融が抑制されている様子を示している。平坦部への放熱が抑制されることで、一対の溝部84の間の領域が溶融する。すなわち、一対の溝部84は、屈曲部の溶融の効率を高めるだけでなく、溶融金属86の体積を制御する役割も果たす。溶融金属86が電極群80の端面から突出する電極芯材の露出端部80aに落下することにより、集電端子板81と電極群80との接続が達成される。溶融金属86の体積は、一対の溝部84の位置、屈曲部82を形成する集電端子板の厚さ、凸部の高さにより制御することができる。
図9A〜9Dに示すように、一対の溝部94を集電端子板91の屈曲部92の根元に形成してもよい。ここでは、屈曲部を構成する一対の立ち上がり部92aの根元に、溝部94が、互いに対向して形成されている。このような溝部を形成することにより、屈曲部92の頂部92bによる蓄熱が更に高められる。その結果、熱が凸部の上部に集中する。よって、溶融金属96の体積がほぼ一定になり、電極群90の端面から突出する電極芯材の露出端部90aに落下する溶融金属96の量を正確に制御することができる。また、集電端子板と電極群との接続状態が均一となり、接続強度のばらつきが少なくなる。また、一対の立ち上がり部92aの間に隙間93を設けることにより、溶融金属が隙間93を通過して速やかに電極群側に移動できる。よって、屈曲部全体を溶融する必要がなく、少ないエネルギーで溶接を行うことができる。その結果、電極群の接続部以外の熱による劣化を抑制することができる。
凸部の根元または近傍に設ける溝部の断面形状は、特に限定されない。ここで断面とは、溝部の長さ方向に垂直な断面である。溝部の形成にかかわらず、集電端子板における熱伝導を制御する効果が得られる。例えば、図10に示すように、(a)V字状、(b)くさび状、(c)U字状、(d)半円形状、(e)矩形(長方形)状、または(f)台形状とすることができる。溝部の断面形状により、屈曲部から平坦部への放熱を制御することも可能である。
図11は、電極芯材の露出端部と、一対の溝部78を有する集電端子板111との接続の様子を示している。図11は、凸部の近傍に一対の溝部78が形成されている点以外、図7と同様である。図11Aが示すように、溶接機のトーチ74の内部からは屈曲部72に向けてシールドガス73が放出する。溶接電極74aの先端に発生したアーク75の熱は、屈曲部72に凸部側から集中的に照射される。熱により屈曲部72の一部が溶融し、溶融金属76が生成する。溶融金属76は、図11Bに示すように、屈曲部を構成する一対の立ち上がり部の間隙77を通って、電極群70側に移動する。ここでは、図11Cに示すように、一対の溝部78の間の領域が溶融する。そして、その領域と同じ体積の溶融金属76が、電極群70と集電端子板111との隙間や、電極芯材70a間の隙間に侵入する。
図12Aおよび図12Bは、円筒形電池の電極群50の端面に、円板形の集電端子板121を接続する様子を示している。図12Aおよび図12Bは、集電端子板121において、屈曲部52の近傍の平坦部51aに、凸部の長手方向に沿う溝部56が形成されている点以外、図5Aおよび図5Bと同様である。
図13Aおよび図13Bは、円筒形電池の電極群50の端面に、別の円板形の集電端子板131を接続する様子を示している。図13Aおよび図13Bは、集電端子板131において、屈曲部52を構成する一対の立ち上がり部の根元に、凸部の長手方向に沿う溝部57が、互いに対向して形成されている点以外、図5Aおよび図5Bと同様である。
図14Aおよび図14Bは、角形電池の電極群60の端面に、矩形(長方形)の集電端子板141を接続する様子を示している。図14Aおよび図14Bは、集電端子板141において、屈曲部62の近傍の平坦部61aに、凸部の長手方向に沿う溝部66が形成されている点以外、図6Aおよび図6Bと同様である。
図15Aおよび図15Bは、角形電池の電極群60の端面に、別の矩形(長方形)の集電端子板151を接続する様子を示している。図15Aおよび図15Bは、集電端子板151において、屈曲部62を構成する一対の立ち上がり部の根元に、凸部の長手方向に沿う溝部67が、互いに対向して形成されている点以外、図6Aおよび図6Bと同様である。
図16Aに、更に別の実施形態に係る集電端子板の一部を斜視図で示す。
集電端子板161は、一方の面に凹部および他方の面に凸部を有する屈曲部162を有する。屈曲部162は、平坦部161aから立ち上がる一対の立ち上がり部162aと、これに連続する屈曲した頂部162bとを有し、凸部の内側は凹部になっている。一対の立ち上がり部の間隔は、特に限定されない。ただし、集電端子板に作用する力を均等分配するとともに集電効率を高める観点から、等分配置されているのが好ましい。凹部には、低融点金属部167が設けられている。屈曲部162と平坦部161aは第1金属部を構成し、低融点金属部167は第2金属部を構成する。このような低融点金属部167は、集電端子板161に複数箇所形成される。
集電端子板161は、一方の面に凹部および他方の面に凸部を有する屈曲部162を有する。屈曲部162は、平坦部161aから立ち上がる一対の立ち上がり部162aと、これに連続する屈曲した頂部162bとを有し、凸部の内側は凹部になっている。一対の立ち上がり部の間隔は、特に限定されない。ただし、集電端子板に作用する力を均等分配するとともに集電効率を高める観点から、等分配置されているのが好ましい。凹部には、低融点金属部167が設けられている。屈曲部162と平坦部161aは第1金属部を構成し、低融点金属部167は第2金属部を構成する。このような低融点金属部167は、集電端子板161に複数箇所形成される。
集電端子板161を電極群の端面に接続する際には、図16Bに示すように、電極群160の端面に集電端子板161を載置し、集電端子板161から電極群に向かう方向に荷重を加える。溶接電極165の先端を、屈曲部162の凸部に向けて設置する。そして、溶接電極165の先端に発生したアーク166の熱を屈曲部162に凸部側から照射する。
熱により屈曲部162よりも融点の低い低融点金属部167が溶融するため、低温で溶接を効率よく行うことができる。溶接の際、低融点金属部に加えて、屈曲部162が溶融してもよい。ただし、低温で効率よく溶接を行うためには、第1金属部を構成する導電性材料の融点よりも、第2金属部を構成する低融点金属部の融点の方が、℃基準で10%〜30%低くすることが望ましい。
低融点金属部167が溶融すると、図16Cに示すように、溶融金属168が重力で電極群160側に移動する。そして、電極群160と集電端子板161との隙間や、電極芯材160a間の隙間に溶融金属168が侵入する。溶融金属168の体積は、低融点金属部167の体積、もしくは屈曲部の凹部の体積により制御することができる。
リチウムイオン二次電池の場合、正極集電端子板の低融点金属部の材質は、アルミニウム合金ろう、銀ろうが好ましい。負極集電端子板の低融点金属部の材質は、りん銅ろう、銅ろう、ニッケルろうなどが好ましい。ニッケルカドミウム蓄電池やニッケル水素蓄電池の場合、正極集電端子板および負極集電端子板の低融点金属部の材質は、ニッケルろうなどを用いることが好ましい。
低融点金属部を有する集電端子板には、様々な態様が含まれる。
図17Aの集電端子板171は、板状の導電性材料から形成されており、導電性材料は、一方の面に凹部を有し、他方の面に凸部を有する押出部172を有する。このような押出部172は、折り曲げにより形成される屈曲部よりも構造が簡易である。よって、複雑な曲げ加工を要さず、高精度で安価な集電端子板を得ることができる。押出部172の凹部には、低融点金属部177が設けられている。このような低融点金属部177は、集電端子板171に複数箇所形成される。図17Aの押出部172は、凸部がリブ状になるように形成されているが、凸部の形状は限定されない。集電端子板171を電極群の端面に接続する際には、図17Bに示すように、電極群160の端面に集電端子板171を載置し、溶接電極165の先端に発生したアーク166の熱を押出部172に凸部側から照射する。これにより、溶融金属178が重力で電極群160側に移動する。
図17Aの集電端子板171は、板状の導電性材料から形成されており、導電性材料は、一方の面に凹部を有し、他方の面に凸部を有する押出部172を有する。このような押出部172は、折り曲げにより形成される屈曲部よりも構造が簡易である。よって、複雑な曲げ加工を要さず、高精度で安価な集電端子板を得ることができる。押出部172の凹部には、低融点金属部177が設けられている。このような低融点金属部177は、集電端子板171に複数箇所形成される。図17Aの押出部172は、凸部がリブ状になるように形成されているが、凸部の形状は限定されない。集電端子板171を電極群の端面に接続する際には、図17Bに示すように、電極群160の端面に集電端子板171を載置し、溶接電極165の先端に発生したアーク166の熱を押出部172に凸部側から照射する。これにより、溶融金属178が重力で電極群160側に移動する。
押出部172の凸部の高さは、集電端子板を構成する導電性材料の厚さの1.5〜3倍が好適である。押出部172は、平坦部171aから立ち上がる一対の立ち上がり部172aと、これに連続する屈曲した頂部172bとを有する。ただし、平坦部171aと立ち上がり部172aとが成す角度は、例えば90°〜150°である。一方、図4Aの折り曲げにより形成された屈曲部42の場合、平坦部41aと立ち上がり部42aとが成す角度は約90°である。
図18Aの集電端子板181は、一方の面に凹部183を有するが、他方の面は平坦である。このような凹部183は、押出部よりも更に簡易に形成することができる。よって、高精度で安価な集電端子板を得ることができる。凹部183には、低融点金属部187が設けられている。このような低融点金属部187は、集電端子板181に複数箇所形成される。図18Aの凹部183は、溝状になるように形成されているが、凹部の形状は限定されない。集電端子板181を電極群の端面に接続する際には、図18Bに示すように、電極群160の端面に集電端子板181を載置し、溶接電極165の先端に発生したアーク166の熱を凹部183の裏側に照射する。これにより、溶融金属188が重力で電極群160側に移動する。
図19Aの集電端子板191は、切り欠き部193を有し、低融点金属部197が、切り欠き部193に充填されている。このような切り欠き部193に低融点金属部197を設けることにより、図18Aに示したような凹部に低融点金属部を設ける場合よりも、低融点金属部の体積を増加させることができる。集電端子板191を電極群の端面に接続する際には、図19Bに示すように、電極群160の端面に集電端子板191を載置し、溶接電極165の先端に発生したアーク166の熱を低融点金属部197の露出面に照射する。このような低融点金属部は、体積が大きいため、電極群160と集電端子板191との隙間や、電極芯材160a間の隙間に溶融金属198が特に侵入しやすい。よって、電極群の端面から突出する電極芯材の高さが均一でない場合でも、高さのばらつきの影響を極めて受けにくい。よって、安定した接続が可能になり、電極群から安定して電流を取り出すことができる。
図20Aの集電端子板201は、切り欠き部203を有し、低融点金属部207が、切り欠き部203に充填されており、低融点金属部207は、電極群の端面と対抗する面と反対側に突出している。このように低融点金属部を突出させることにより、低融点金属部の体積を更に増加させることができる。低融点金属部207のうち、切り欠き部203に充填されている部分よりも、突出している部分207aの体積を大きくすることも可能である。集電端子板201を電極群の端面に接続する際には、図20Bに示すように、電極群160の端面に集電端子板201を載置し、溶接電極165の先端に発生したアーク166の熱を低融点金属部207の突出している部分207aに照射する。このような低融点金属部は、特に体積が大きいため、電極群160と集電端子板201との隙間や、電極芯材160a間の隙間に溶融金属208が更に侵入しやすい。
図21Aの集電端子板211は、厚さ方向の貫通孔213を有し、低融点金属部217が、貫通孔213に充填されている。貫通孔に低融点金属部を充填することにより、切り欠き部に充填する場合よりも集電端子板の強度を高めることが可能である。集電端子板211を電極群の端面に接続する際には、図21Bに示すように、電極群160の端面に集電端子板211を載置し、溶接電極165の先端に発生したアーク166の熱を低融点金属部217の露出面に照射する。これにより、溶融金属218が重力で電極群160側に移動する。このような集電端子板は、強度を確保しやすいため、貫通孔の配置場所の自由度が高い。よって、電流の取り出し経路の配置も自由度が高まり、効率的に大きな電流を取り出す配置が可能になる。
図22Aの集電端子板221は、厚さ方向の貫通孔223を有し、低融点金属部227が、貫通孔223に充填されている。低融点金属部227は、電極群の端面と対抗する面と反対側に突出している。このように低融点金属部を突出させることにより、低融点金属部の体積を増加させることができる。低融点金属部227のうち、貫通孔223に充填されている部分よりも、突出している部分227aの体積を大きくすることも可能である。集電端子板221を電極群の端面に接続する際には、図22Bに示すように、電極群160の端面に集電端子板221を載置し、溶接電極165の先端に発生したアーク166の熱を低融点金属部227の突出している部分227aに照射する。このような集電端子板は、強度を確保しやすく、貫通孔の配置場所の自由度が高いことに加え、低融点金属部の体積が大きいため、電極群160と集電端子板221との隙間や、電極芯材160a間の隙間に溶融金属228が特に侵入しやすい。よって、電流の取り出し経路の配置の自由度が高まることに加え、安定した接続が可能になる。
以下、実施例に基づいて本発明を更に具体的に説明するが、以下の実施例は本発明を制限するものではない。
以下、実施例に基づいて本発明を更に具体的に説明するが、以下の実施例は本発明を制限するものではない。
(i)正極および正極集電端子板の作製
正極活物質であるコバルト酸リチウムと、導電剤であるアセチレンブラックと、結着剤であるポリフッ化ビニリデンとを含む正極合剤を、液状の分散媒とともに混練して、正極合剤ペーストを得た。正極合剤ペーストを、正極芯材であるアルミニウム箔(厚み15μm)の両面に塗着し、乾燥後、圧延し、正極芯材とともに帯状に切断して正極を得た。正極の長手方向に沿う一端部には、正極合剤が付着していない正極芯材の露出端部(幅5mm)を設けた。
正極活物質であるコバルト酸リチウムと、導電剤であるアセチレンブラックと、結着剤であるポリフッ化ビニリデンとを含む正極合剤を、液状の分散媒とともに混練して、正極合剤ペーストを得た。正極合剤ペーストを、正極芯材であるアルミニウム箔(厚み15μm)の両面に塗着し、乾燥後、圧延し、正極芯材とともに帯状に切断して正極を得た。正極の長手方向に沿う一端部には、正極合剤が付着していない正極芯材の露出端部(幅5mm)を設けた。
中心に直径6mmの貫通孔を有する外径が約30mmの円板形のアルミニウム平板(厚み0.5mm)を形成した。このアルミニウム平板を、プレス加工により折り曲げて、図4Aに示すような頂部がU字状の屈曲部を放射線状に4箇所形成し、正極集電端子板を得た。屈曲部の凸部の高さ(H)は、0.8mmとした。屈曲部を構成する一対の立ち上がり部の隙間は0.1mm以下とした。
(ii)負極および負極集電端子板の作製
負極活物質である天然黒鉛と、結着剤であるポリフッ化ビニリデンと、増粘剤であるポリエチレンオキシドとを含む負極合剤を、液状の分散媒とともに混練して、負極合剤ペーストを得た。負極合剤ペーストを、負極芯材である銅箔(厚み10μm)の両面に塗着し、乾燥後、圧延し、負極芯材とともに帯状に切断して負極を得た。用いた。負極の長手方向に沿う一端部には、負極合剤が付着していない負極芯材の露出端部(幅5mm)を設けた。
負極活物質である天然黒鉛と、結着剤であるポリフッ化ビニリデンと、増粘剤であるポリエチレンオキシドとを含む負極合剤を、液状の分散媒とともに混練して、負極合剤ペーストを得た。負極合剤ペーストを、負極芯材である銅箔(厚み10μm)の両面に塗着し、乾燥後、圧延し、負極芯材とともに帯状に切断して負極を得た。用いた。負極の長手方向に沿う一端部には、負極合剤が付着していない負極芯材の露出端部(幅5mm)を設けた。
中心に直径6mmの貫通孔を有する外径が約30mmの円板形の銅平板(厚み0.3mm)を形成した。この銅平板を、プレス加工により折り曲げて、図4Aに示すような屈曲部を放射線状に4箇所形成し、負極集電端子板を得た。屈曲部の凸部の高さ(H)は、0.5mmとした。屈曲部を構成する一対の立ち上がり部の隙間は0.1mm以下とした。
(iii)電極群の作製および集電端子板の溶接
正極板と負極板とをポリエチレン製微多孔フィルム(厚み20μm)からなるセパレータを介在させて捲回し、図2に示すような円柱状(直径が約35mm、高さが約120mm)の円筒形のリチウムイオン二次電池の電極群20を構成した。その際、正極芯材の露出端部22aおよび負極芯材の露出端部25aを、それぞれ電極群20の一方の端面および他方の端面のセパレータ端部よりも3mm突出させた。
正極板と負極板とをポリエチレン製微多孔フィルム(厚み20μm)からなるセパレータを介在させて捲回し、図2に示すような円柱状(直径が約35mm、高さが約120mm)の円筒形のリチウムイオン二次電池の電極群20を構成した。その際、正極芯材の露出端部22aおよび負極芯材の露出端部25aを、それぞれ電極群20の一方の端面および他方の端面のセパレータ端部よりも3mm突出させた。
次に、負極芯材の露出端部が突出した電極群の端面を上方に向け、その端面に負極集電端子板を載置した。そして、負極集電端子板から電極群に向かう方向に500gの荷重を加えた。この状態で、負極集電端子板の屈曲部の凸部を外周側から中心方向に向かって複数回に分けて溶融させてスポット溶接(溶接時間約20ms)を行った。その際、負極集電端子板を直流式のTIG溶接機のプラス端子に接続し、TIG溶接機のトーチをマイナス端子に接続した。負極集電端子板の屈曲部の凸部と溶接電極の先端との隙間を1mmとし、溶接電極を下向きに設置した。TIG溶接機のトーチからアルゴンガスをシールドガスとして毎分5リットルの流量で放出し、溶接部位をシールドした。溶接電流は110Aとした。溶融金属は自重で落下し、負極芯材の露出端部に接触し、溶接が達成された。
4箇所の屈曲部の全てにおいてスポット溶接(溶接時間約20ms)を複数回行った後、電極群を上下反転させた。そして、正極芯材の露出端部が突出した電極群の端面を上方に向け、その端面に正極集電端子板を載置し、同様の操作を行った。ただし、溶接機を交流式に交換し、溶接電流は120Aとした。
正極集電端子板および負極集電端子板の屈曲部の凸部の高さを、それぞれ1.0mmおよび0.7mmとしたこと以外、実施例1と同様にして、円筒形のリチウムイオン二次電池の電極群に集電端子板を溶接した。
正極集電端子板および負極集電端子板の屈曲部の凸部の高さを、それぞれ1.3mmおよび1.0mmとしたこと以外、実施例1と同様にして、円筒形のリチウムイオン二次電池の電極群に集電端子板を溶接した。
(i)正極および正極集電端子板の作製
実施例1と同様の帯状の正極を作製した。正極の長手方向に沿う一端部には、正極合剤が付着していない正極芯材の露出端部(幅5mm)を設けた。
実施例1と同様の帯状の正極を作製した。正極の長手方向に沿う一端部には、正極合剤が付着していない正極芯材の露出端部(幅5mm)を設けた。
短辺が約10mm、長辺が約100mmの矩形(長方形)のアルミニウム平板(厚み0.5mm)を形成した。このアルミニウム平板を、プレス加工により折り曲げて、図6Aに示すような短辺と平行な屈曲部を等間隔でストライプ状に3箇所形成し、正極集電端子板を得た。屈曲部の凸部の高さは、0.8mmとした。屈曲部を構成する一対の立ち上がり部の隙間は0.1mm以下とした。隣接する凸部の頂部の間隔は約15mmとした。
(ii)負極および負極集電端子板の作製
実施例1と同様の帯状の負極を作製した。負極の長手方向に沿う一端部には、負極合剤が付着していない負極芯材の露出端部(幅5mm)を設けた。
実施例1と同様の帯状の負極を作製した。負極の長手方向に沿う一端部には、負極合剤が付着していない負極芯材の露出端部(幅5mm)を設けた。
短辺が約10mm、長辺が約100mmの矩形(長方形)の銅平板(厚み0.3mm)を形成した。この銅平板を、プレス加工により折り曲げて、図6Aに示すような短辺と平行な屈曲部を等間隔でストライプ状に3箇所形成し、負極集電端子板を得た。屈曲部の凸部の高さは、0.5mmとした。屈曲部を構成する一対の立ち上がり部の隙間は0.1mm以下とした。隣接する凸部の頂部の間隔は約15mmとした。
(iii)電極群の作製および集電端子板の溶接
正極板と負極板とをポリエチレン製微多孔フィルム(厚み20μm)からなるセパレータを介在させて捲回し、図6Aおよび図6Bに示すような長円柱状(扁平形状)(厚さが約10mm、幅が約100mm、高さが約50mm)の角形のリチウムイオン二次電池の電極群60を構成した。その際、正極芯材の露出端部および負極芯材の露出端部を、それぞれ電極群60の一方の端面および他方の端面のセパレータ端部よりも3mm突出させた。
正極板と負極板とをポリエチレン製微多孔フィルム(厚み20μm)からなるセパレータを介在させて捲回し、図6Aおよび図6Bに示すような長円柱状(扁平形状)(厚さが約10mm、幅が約100mm、高さが約50mm)の角形のリチウムイオン二次電池の電極群60を構成した。その際、正極芯材の露出端部および負極芯材の露出端部を、それぞれ電極群60の一方の端面および他方の端面のセパレータ端部よりも3mm突出させた。
次に、負極芯材の露出端部が突出した電極群の端面を上方に向け、その端面に負極集電端子板を載置した。そして、負極集電端子板から電極群に向かう方向に500gの荷重を加えた。この状態で、負極集電端子板の屈曲部の凸部を一方の長辺側から他方の長辺側に向かって複数回に分けて溶融させてスポット溶接を行った。その際、負極集電端子板を直流式のTIG溶接機のプラス端子に接続し、TIG溶接機のトーチをマイナス端子に接続した。負極集電端子板の屈曲部の凸部と溶接電極の先端との隙間を1mmとし、溶接電極を下向きに設置した。TIG溶接機のトーチからアルゴンガスをシールドガスとして毎分5リットルの流量で放出し、溶接部位をシールドした。溶接電流は110Aとした。溶融金属は自重で落下し、負極芯材の露出端部に接触し、溶接が達成された。
3箇所の屈曲部の全てにおいてスポット溶接を複数回行った後、電極群を上下反転させた。そして、正極芯材の露出端部が突出した電極群の端面を上方に向け、その端面に正極集電端子板を載置し、同様の操作を行った。ただし、溶接機を交流式に交換し、溶接電流は120Aとした。
正極集電端子板および負極集電端子板の屈曲部の凸部の高さを、それぞれ1.0mmおよび0.7mmとしたこと以外、実施例4と同様にして、角形のリチウムイオン二次電池の電極群に集電端子板を溶接した。
正極集電端子板および負極集電端子板の屈曲部の凸部の高さを、それぞれ1.3mmおよび1.0mmとしたこと以外、実施例4と同様にして、角形のリチウムイオン二次電池の電極群に集電端子板を溶接した。
(比較例1)
正極集電端子板および負極集電端子板にプレス加工による折り曲げを施さなかったこと以外、実施例1と同様の操作を行って、円筒形のリチウムイオン二次電池の電極群に集電端子板を溶接した。溶接箇所は、放射線状に4箇所設けた。
正極集電端子板および負極集電端子板にプレス加工による折り曲げを施さなかったこと以外、実施例1と同様の操作を行って、円筒形のリチウムイオン二次電池の電極群に集電端子板を溶接した。溶接箇所は、放射線状に4箇所設けた。
(比較例2)
正極集電端子板および負極集電端子板にプレス加工による折り曲げを施さなかったこと以外、実施例4と同様の操作を行って、角形のリチウムイオン二次電池の電極群に集電端子板を溶接した。溶接箇所は、ストライプ状に3箇所設けた。
正極集電端子板および負極集電端子板にプレス加工による折り曲げを施さなかったこと以外、実施例4と同様の操作を行って、角形のリチウムイオン二次電池の電極群に集電端子板を溶接した。溶接箇所は、ストライプ状に3箇所設けた。
実施例1〜3および比較例1の円筒形、ならびに実施例4〜6および比較例2の角形の電極群において、正極集電端子板および負極集電端子板のピール試験を行い、接続強度を評価した。その際、ピール試験用のタブ端子を集電端子板に仮接続し、電極群を固定し、タブ端子を引っ張ることで引張り強度を測定した。引張り強度と屈曲部の凸部の高さとの関係を表1に示す。
表1が示すように、実施例1〜3では、比較例1に比べて、正極側および負極側のいずれにおいても、電極芯材の露出端部と集電端子板との接続強度が高く、優れていることがわかる。また、実施例4〜6では、比較例2に比べて、正極側および負極側のいずれにおいても、電極芯材の露出端部と集電端子板との接続強度が高く、優れていることがわかる。
これは、実施例1〜6では、集電端子板に複数の屈曲部を設けたことにより、溶接時の溶融金属の体積が大きくなるためである。そして、実施例1〜6のなかでも、実施例3および実施例6の接続強度が特に優れている。このことから、集電端子板の屈曲部の凸部の高さを高くすることで、接続強度を更に高めることができることがわかる。
溶接時の溶融金属の体積が大きくなると接続強度が大きくなることから、接続部の電気抵抗も極めて低くなる。よって、電池を使用する際に電流が取り出しやすくなり、大電流での使用に適する電池が得られると考えられる。なお、実施例1〜6において、正極側と負極側との接続強度の差は、集電端子板や電極芯材の材質による差である。また、円筒形と角形との接続強度の差は、溶接箇所の配置や数による差である。
図8A〜Dに示すような、屈曲部の溶融の範囲を制限する溝部を有する円板形の正極集電端子板および負極集電端子板を用いた。中心に直径6mmの貫通孔を有する外径が約30mmの円板形のアルミニウム平板(厚み0.5mm)を形成した。このアルミニウム平板を、プレス加工により折り曲げて、頂部がU字状の屈曲部を放射線状に4箇所形成した。屈曲部の凸部の高さは、約1mmとした。屈曲部を構成する一対の立ち上がり部の隙間は0.1mm以下とした。屈曲部を構成する一対の立ち上がり部の近傍の平坦部に、一対の断面V字状の溝部(深さが約0.1mm)を形成し、正極集電端子板を得た。
中心に直径6mmの貫通孔を有する外径が約30mmの円板形の銅平板(厚み0.3mm)を形成した。この銅平板を、プレス加工により折り曲げて、屈曲部を放射線状に4箇所形成し、負極集電端子板を得た。屈曲部の凸部の高さは、約1mmとした。屈曲部を構成する一対の立ち上がり部の隙間は0.1mm以下とした。屈曲部を構成する一対の立ち上がり部の近傍の平坦部に、一対の断面V字状の溝部(深さが約0.1mm)を形成し、負極集電端子板を得た。
上記の集電端子板を用い、実施例1と同様にして、円筒形のリチウムイオン二次電池の電極群に集電端子板を溶接した。屈曲部全体が溶融し、溶融金属が自重で落下することにより電極芯材の露出端部に接触し、溶接が達成された。
図9A〜Dに示すような、屈曲部の溶融の範囲を制限する溝部を有する円板形の正極集電端子板および負極集電端子板を用いた。ここでは、屈曲部を構成する一対の立ち上がり部の根元に、互いに対向する一対の断面V字状の溝部(深さが約0.1mm)を形成したこと以外、実施例7と同様の集電端子板を作製した。そして、実施例1と同様にして、円筒形のリチウムイオン二次電池の電極群に集電端子板を溶接した。屈曲部の溝部より上部が溶融し、溶融金属が自重で落下することにより電極芯材の露出端部に接触し、溶接が達成された。
図14Aおよび図14Bに示すような、屈曲部の溶融の範囲を制限する溝部を有する長方形の正極集電端子板および負極集電端子板を用いた。短辺が約10mm、長辺が約100mmの矩形(長方形)のアルミニウム平板(厚み0.5mm)を形成した。このアルミニウム平板を、プレス加工により折り曲げて、短辺と平行な屈曲部を等間隔でストライプ状に3箇所形成し、正極集電端子板を得た。屈曲部の凸部の高さは、約1mmとした。屈曲部を構成する一対の立ち上がり部の隙間は0.1mm以下とした。隣接する凸部の頂部の間隔は約15mmとした。屈曲部を構成する一対の立ち上がり部の近傍の平坦部に、一対の断面V字状の溝部(深さが約0.1mm)を形成し、正極集電端子板を得た。
短辺が約10mm、長辺が約100mmの矩形(長方形)の銅平板(厚み0.3mm)を形成した。この銅平板を、プレス加工により折り曲げて、短辺と平行な屈曲部を等間隔でストライプ状に3箇所形成し、負極集電端子板を得た。屈曲部の凸部の高さは、約1mmとした。屈曲部を構成する一対の立ち上がり部の隙間は0.1mm以下とした。隣接する凸部の頂部の間隔は約15mmとした。屈曲部を構成する一対の立ち上がり部の近傍の平坦部に、一対の断面V字状の溝部(深さが約0.1mm)を形成し、正極集電端子板を得た。
上記の集電端子板を用い、実施例4と同様にして、角形のリチウムイオン二次電池の電極群に集電端子板を溶接した。屈曲部全体が溶融し、溶融金属が自重で落下することにより電極芯材の露出端部に接触し、溶接が達成された。
図15Aおよび図15Bに示すような、屈曲部の溶融の範囲を制限する溝部を有する長方形の正極集電端子板および負極集電端子板を用いた。ここでは、屈曲部を構成する一対の立ち上がり部の根元に、互いに対向する一対の断面V字状の溝部(深さが約0.1mm)を形成したこと以外、実施例9と同様の集電端子板を作製した。そして、実施例4と同様にして、角形のリチウムイオン二次電池の電極群に集電端子板を溶接した。屈曲部の溝部より上部が溶融し、溶融金属が自重で落下することにより電極芯材の露出端部に接触し、溶接が達成された。
実施例7〜8の円筒形、ならびに実施例9〜10の角形の電極群において、上記と同様に、正極集電端子板および負極集電端子板のピール試験を行い、接続強度を評価した。結果を表2に示す。
表2が示すように、実施例7〜8では、比較例1に比べて、正極側および負極側のいずれにおいても、電極芯材の露出端部と集電端子板との接続強度が高く、優れていることがわかる。また、実施例9〜10では、比較例2に比べて、正極側および負極側のいずれにおいても、電極芯材の露出端部と集電端子板との接続強度が高く、優れていることがわかる。
実施例7〜8では、実施例1〜3に比べて、正極側および負極側のいずれにおいても、電極芯材の露出端部と集電端子板との接続強度が高くなる傾向が見られた。また、実施例9〜10では、実施例4〜6に比べて、正極側および負極側のいずれにおいても、電極芯材の露出端部と集電端子板との接続強度が高くなる傾向が見られた。屈曲部の周辺に溝部を形成することで、屈曲部から平板部への放熱が制限され、屈曲部での蓄熱が促進される。これにより、溶融金属の体積変動が小さくなり、溶接部の強度が安定化したものと考えられる。なお、実施例7〜10において、正極側と負極側との接続強度の差は、集電端子板や電極芯材の材質による差である。また、円筒形と角形との接続強度の差は、接続箇所の配置や数による差である。
図16A〜Cに示すような、屈曲部と、屈曲部に充填された低融点金属部と、を有する円板形の正極集電端子板および負極集電端子板を用いた。中心に直径6mmの貫通孔を有する外径が約30mmの円板形のアルミニウム平板(厚み0.5mm)を形成した。このアルミニウム平板(融点が約600℃)を、プレス加工により折り曲げて、頂部がU字状の屈曲部を放射線状に4箇所形成した。屈曲部の凸部の高さは、約1mmとした。屈曲部を構成する一対の立ち上がり部の隙間は約1mmとし、その隙間に低融点金属としてアルミニウム合金ろう(融点が約500℃)を充填し、正極集電端子板を得た。
中心に直径6mmの貫通孔を有する外径が約30mmの円板形の銅平板(厚み0.3mm)を形成した。この銅平板(融点が約900℃)を、プレス加工により折り曲げて、屈曲部を放射線状に4箇所形成した。屈曲部の凸部の高さは、約1mmとした。屈曲部を構成する一対の立ち上がり部の隙間は約1mmとし、その隙間に低融点金属としてりん銅ろう(融点が約700℃)を充填し、負極集電端子板を得た。
上記の集電端子板を用い、負極側の溶接電流を100Aとし、スポット溶接の時間を正極側および負極側ともに50msとしたこと以外、実施例1と同様にして、円筒形二次電池の電極群に集電端子板を溶接した。低融点金属および屈曲部が溶融して、溶融金属が自重で落下することにより電極芯材の露出端部に接触し、溶接が達成された。
上記の集電機構を備えた電極群を用いて、以下の要領で、図3に示すような電池を組み立てた。集電機構を備えた電極群20を、有底円筒形の電池ケース31内に、負極集電端子板34を電池ケースの底部側に向けて挿入した。負極集電端子板34と電池ケース31の底部とを抵抗溶接を用いて接続した。正極集電端子板33と正極リード35とをレーザ溶接を用いて接続した。次に、正極リード35とガスケット36を周縁に取り付けた封口板32の内面とをレーザ溶接を用いて接続した。その後、電池ケース31に所定量の非水電解液(図示せず)を注液した。最後に、電池ケース31の開口端を内方向に折り曲げて封口板にかしめ、円筒形のリチウムイオン二次電池を完成させた。
得られたリチウムイオン二次電池について、初期充放電を2回行った後、45℃の環境で7日間保存した。その後、リチウムイオン二次電池の内部抵抗を測定した。100個の電池について同様の評価を行ったところ、いずれも4mΩ前後であり、従来に比べて10%程度、内部抵抗が低くなっていた。さらに、リチウムイオン二次電池のエネルギー密度を測定したところ、いずれも315Wh/L前後であり、従来に比べて5%程度、高くなっていた。
以上の結果より、本発明によれば、電極群の端面から突出する電極芯材の高さが不均一な場合でも、安定した溶接が可能となることが確認された。また、内部抵抗を低減できるため、大電流を取り出す用途に適した電池が得られることが確認された。また、低融点金属を用いることにより、溶接時の熱影響を考慮した余分なスペースが不要となるため、高容量を実現できることも確認できた。
図17A〜Bに示すような、押出部と、押出部に充填された低融点金属部と、を有する円板形の正極集電端子板および負極集電端子板を用いた。中心に直径6mmの貫通孔を有する外径が約30mmの円板形のアルミニウム平板(厚み0.5mm)を形成した。このアルミニウム平板(融点が約600℃)をプレス加工して、平坦部と立ち上がり部とが成す角度が90°である押出部を放射線状に4箇所形成した。押出部の凸部の高さは、約1.5mmとした。押出部を構成する一対の立ち上がり部の隙間に、実施例11と同じアルミニウム合金ろうを充填し、正極集電端子板を得た。
中心に直径6mmの貫通孔を有する外径が約30mmの円板形の銅平板(厚み0.3mm)を形成した。この銅平板(融点が約900℃)をプレス加工して、平坦部と立ち上がり部とが成す角度が90°である押出部を放射線状に4箇所形成した。押出部の凸部の高さは、約1.5mmとした。押出部を構成する一対の立ち上がり部の隙間に、実施例11と同じりん銅ろうを充填し、負極集電端子板を得た。
上記の集電端子板を用い、実施例11と同様にして、円筒形のリチウムイオン二次電池の電極群に集電端子板を溶接した。低融点金属が溶融し、溶融金属が自重で落下することにより電極芯材の露出端部に接触し、溶接が達成された。次に、実施例11と同様にして、円筒形のリチウムイオンリチウムイオン二次電池を作製し、同様に評価したところ、内部抵抗はいずれも4mΩ前後であり、エネルギー密度はいずれも315Wh/L前後であった。
図18A〜Bに示すような、凹部と、凹部に充填された低融点金属部と、を有する円板形の正極集電端子板および負極集電端子板を用いた。中心に直径6mmの貫通孔を有する外径が約30mmの円板形のアルミニウム平板(厚み0.5mm)を形成した。このアルミニウム平板(融点が約600℃)をプレス加工して、一方の面に、断面三角形の凹部を放射線状に4箇所形成した。凹部の深さおよび最大幅は、それぞれ約0.1mmおよび約0.2mmとした。凹部に実施例11と同じアルミニウム合金ろうを充填し、正極集電端子板を得た。
中心に直径6mmの貫通孔を有する外径30mmの円板形の銅平板(厚み0.3mm)を形成した。この銅平板(融点が約900℃)をプレス加工して、一方の面に、断面三角形の凹部を放射線状に4箇所形成した。凹部の深さおよび最大幅は、それぞれ約0.1mmおよび約0.2mmとした。凹部に実施例11と同じりん銅ろうを充填し、負極集電端子板を得た。
上記の集電端子板を用い、実施例11と同様にして、円筒形のリチウムイオン二次電池の電極群に集電端子板を溶接した。低融点金属がすべて溶融し、溶融金属が自重で落下することにより電極芯材の露出端部に接触し、溶接が達成された。次に、実施例11と同様にして、円筒形のリチウムイオン二次電池を作製し、同様に評価したところ、内部抵抗はいずれも4mΩ前後であり、エネルギー密度はいずれも315Wh/L前後であった。
図19A〜Bに示すような、切り欠き部と、切り欠き部に充填された低融点金属部と、を有する円板形の正極集電端子板および負極集電端子板を用いた。中心に直径6mmの貫通孔を有する外径が約30mmの円板形のアルミニウム平板(厚み0.5mm)を形成した。このアルミニウム平板(融点が約600℃)切削加工して、幅が約2mm、外周から中心に向かう長さが約5mmの切り欠き部を放射線状に4箇所形成した。切り欠き部に、実施例11と同じアルミニウム合金ろうを、アルミニウム平板と面一になるように充填し、正極集電端子板を得た。
中心に直径6mmの貫通孔を有する外径が約30mmの円板形の銅平板(厚み0.3mm)を形成した。この銅平板(融点が約900℃)を切削加工して、幅が約2mm、外周から中心に向かう長さが約5mmの切り欠き部を放射線状に4箇所形成した。切り欠き部に、実施例11と同じりん銅ろうを、銅平板と面一になるように充填し、負極集電端子板を得た。
上記の集電端子板を用い、実施例11と同様にして、円筒形のリチウムイオン二次電池の電極群に集電端子板を溶接した。低融点金属がすべて溶融し、溶融金属が自重で落下することにより電極芯材の露出端部に接触し、溶接が達成された。次に、実施例11と同様にして、円筒形のリチウムイオン二次電池を作製し、同様に評価したところ、内部抵抗はいずれも3.5mΩ前後と、従来に比べて20%程度低くなっており、エネルギー密度はいずれも315Wh/L前後であった。切り欠き部に低融点金属を充填したことで、実施例11〜13に比べて、低融点金属の体積が増え、電極群と集電端子板との間に侵入する溶融金属が増えたため、より安定した接続が可能になったと考えられる。
図20A〜Bに示すような、切り欠き部と、切り欠き部に充填された低融点金属部と、を有する円板形の正極集電端子板および負極集電端子板を用いた。ここでは、アルミニウム合金ろうを一方の面から突出するように切り欠き部に充填したこと以外、実施例14と同じ正極集電端子板を作製した。また、りん銅ろうを集電端子板の一方の面から突出するように切り欠き部に充填したこと以外、実施例14と同じ負極集電端子板を作製した。正極集電端子板および負極集電端子板のそれぞれにおいて、低融点金属部の体積は、実施例14の約2〜3倍とした。
上記の集電端子板を用い、実施例11と同様にして、円筒形二次電池の電極群に集電端子板を溶接した。低融点金属がすべて溶融し、溶融金属が自重で落下することにより電極芯材の露出端部に接触し、溶接が達成された。次に、実施例11と同様にして、円筒形のリチウムイオン二次電池を作製し、同様に評価したところ、内部抵抗はいずれも3mΩ前後と、従来に比べて30%程度低くなっており、エネルギー密度はいずれも315Wh/L前後であった。低融点金属の量を増やしたことで、実施例11〜14に比べて、電極群と集電端子板との間に侵入する溶融金属が増えたため、より安定した接続が可能になったと考えられる。
図21A〜Bに示すような、貫通孔と、貫通孔に充填された低融点金属部と、を有する円板形の正極集電端子板および負極集電端子板を用いた。中心に直径6mmの貫通孔を有する外径が約30mmの円板形のアルミニウム平板(厚み0.5mm)を形成した。このアルミニウム平板(融点が約600℃)に、さらに、直径が約2mmの小径貫通孔を一列あたり3個(合計12個)放射線状に形成した。小径貫通孔に、実施例11と同じアルミニウム合金ろうを、アルミニウム平板と面一になるように充填し、正極集電端子板を得た。
中心に直径6mmの貫通孔を有する外径が約30mmの円板形の銅平板(厚み0.3mm)を形成した。この銅平板(融点が約900℃)に、さらに、直径が約2mmの小径貫通孔を一列あたり3個(合計12個)放射線状に形成した。小径貫通孔に、実施例11と同じりん銅ろうを、銅平板と面一になるように充填し、負極集電端子板を得た。
上記の集電端子板を用い、実施例11と同様にして、円筒形のリチウムイオン二次電池の電極群に集電端子板を溶接した。低融点金属がすべて溶融し、溶融金属が自重で落下することにより電極芯材の露出端部に接触し、溶接が達成された。次に、実施例11と同様にして、円筒形のリチウムイオン二次電池を作製し、同様に評価したところ、内部抵抗はいずれも3.5mΩ前後と、従来に比べて20%程度低くなっており、エネルギー密度はいずれも315Wh/L前後であった。貫通孔に低融点金属を充填したことで、実施例11〜13に比べて、低融点金属の体積が増え、電極群と集電端子板との間に侵入する溶融金属が増えたため、より安定した接続が可能になったと考えられる。
図22A〜Bに示すような、貫通孔と、貫通孔に充填された低融点金属部と、を有する円板形の正極集電端子板および負極集電端子板を用いた。ここでは、アルミニウム合金ろうを一方の面から突出するように小径貫通孔に充填したこと以外、実施例16と同じ正極集電端子板を作製した。また、りん銅ろうを集電端子板の一方の面から突出するように小径貫通孔に充填したこと以外、実施例16と同じ負極集電端子板を作製した。正極集電端子板および負極集電端子板のそれぞれにおいて、低融点金属部の体積は、実施例16の約2〜3倍とした。
上記の集電端子板を用い、実施例11と同様にして、円筒形のリチウムイオン二次電池の電極群に集電端子板を溶接した。低融点金属がすべて溶融し、溶融金属が自重で落下することにより電極芯材の露出端部に接触し、溶接が達成された。次に、実施例11と同様にして、円筒形のリチウムイオン二次電池を作製し、同様に評価したところ、内部抵抗はいずれも3mΩ前後と、従来に比べて30%程度低くなっており、エネルギー密度はいずれも315Wh/L前後であった。低融点金属の量を増やしたことで、実施例11〜14、16に比べて、電極群と集電端子板との間に侵入する溶融金属が増えたため、より安定した接続が可能になったと考えられる。
本発明の二次電池は、電極群と集電端子板との接続面積が広く、集電構造の信頼性が高いため、特に大電流が要求される用途や耐振動性もしくは耐衝撃性が要求される用途に適している。本発明の二次電池は、例えばコードレス電動工具、動力補助付き自転車、ハイブリッド自動車などの動力源として有効である。また、本発明によれば、比較的低温で集電構造を形成できるため、熱影響を考慮した余分なスペースを電池内に設ける必要がない。よって、本発明は省スペースで高容量が要求される電池用途に好適である。
11、21 第1電極
12 第1芯材
12a、22a 第1芯材の露出端部
13 第1活物質層
14、24 第2電極
15 第2芯材
15a、25a 第2芯材の露出端部
16 第2活物質層
20、40、50、60、70、80、90、160 電極群
27、53、63 セパレータ
30 電池
31 電池ケース
31a 支持部
31b 開口端
32 封口板
33 第1集電端子板
34 第2集電端子板
35 リード
36 ガスケット
37 絶縁部
40a、50a、60a、70a、80a、90a、160a 電極芯材の露出端部
41、51、61、71、81、91、111、121、131、141、151、161、171、181、191、201、211、221 集電端子板
41a、51a、61a、81a、161a、171a 平坦部
42、52、62、72、82、92、162 屈曲部
42a、82a、92a、162a、172a 一対の立ち上がり部
42b、82b、92b、162b、172b 屈曲した頂部
43、83、93 隙間
44、64 TIG溶接機
51b 貫通孔
54、64、74 トーチ
54a、64a、74a、165 溶接電極
55、65、75、166 アーク
56、57、66、67、78、84、94 溝部
73 シールドガス
76、86、96、168、178、188、198、208、218、228 溶融金属
77 一対の立ち上がり部の間隙
167、177、187、197、207、217、227 低融点金属部
172 押出部
183 凹部
193、203 切り欠き部
207a、227a 突出部分
213、223 厚さ方向の貫通孔
12 第1芯材
12a、22a 第1芯材の露出端部
13 第1活物質層
14、24 第2電極
15 第2芯材
15a、25a 第2芯材の露出端部
16 第2活物質層
20、40、50、60、70、80、90、160 電極群
27、53、63 セパレータ
30 電池
31 電池ケース
31a 支持部
31b 開口端
32 封口板
33 第1集電端子板
34 第2集電端子板
35 リード
36 ガスケット
37 絶縁部
40a、50a、60a、70a、80a、90a、160a 電極芯材の露出端部
41、51、61、71、81、91、111、121、131、141、151、161、171、181、191、201、211、221 集電端子板
41a、51a、61a、81a、161a、171a 平坦部
42、52、62、72、82、92、162 屈曲部
42a、82a、92a、162a、172a 一対の立ち上がり部
42b、82b、92b、162b、172b 屈曲した頂部
43、83、93 隙間
44、64 TIG溶接機
51b 貫通孔
54、64、74 トーチ
54a、64a、74a、165 溶接電極
55、65、75、166 アーク
56、57、66、67、78、84、94 溝部
73 シールドガス
76、86、96、168、178、188、198、208、218、228 溶融金属
77 一対の立ち上がり部の間隙
167、177、187、197、207、217、227 低融点金属部
172 押出部
183 凹部
193、203 切り欠き部
207a、227a 突出部分
213、223 厚さ方向の貫通孔
Claims (38)
- 板状の導電性材料からなり、前記導電性材料は、優先的に溶融する溶融予定部を有する、二次電池用集電端子板。
- 前記導電性材料が、一方の面に凸部および他方の面に凹部を有する屈曲部と、平坦部とを有し、
前記溶融予定部が、前記屈曲部を含む、請求項1記載の二次電池用集電端子板。 - 前記屈曲部が、前記平坦部から立ち上がる一対の立ち上がり部と、前記一対の立ち上がり部に連続する屈曲した頂部とを有する、請求項2記載の二次電池用集電端子板。
- 前記一対の立ち上がり部の間に隙間が設けられている、請求項3記載の二次電池用集電端子板。
- 前記一対の立ち上がり部の途中、または、前記一対の立ち上がり部の近傍の前記平坦部に、それぞれ前記屈曲部の溶融の範囲を制限する溝部が形成されている、請求項3記載の二次電池用集電端子板。
- 前記溝部の断面形状が、V字形、くさび字形、U字形、半円形、長方形または台形である、請求項5記載の二次電池用集電端子板。
- 前記導電性材料が、要部を構成する第1金属部と、第1金属部よりも融点が低い第2金属部とを有し、
前記溶融予定部が、第2金属部を含む、請求項1記載の二次電池用集電端子板。 - 第1金属部が、一方の面に凹部を有し、
第2金属部が、前記凹部に設けられている、請求項7記載の二次電池用集電端子板。 - 第1金属部が、一方の面に前記凹部および他方の面に凸部を有する屈曲部と、平坦部とを有する、請求項8記載の二次電池用集電端子板。
- 前記屈曲部が、前記平坦部から立ち上がる一対の立ち上がり部と、前記一対の立ち上がり部に連続する屈曲した頂部とを有し、
前記一対の立ち上がり部の間に隙間が設けられており、
第2金属部が、前記隙間に設けられている、請求項9記載の二次電池用集電端子板。 - 第1金属部が、切り欠き部を有し、
第2金属部が、前記切り欠き部に充填されている、請求項7記載の二次電池用集電端子板。 - 第2金属部が、第1金属部から突出している、請求項11記載の二次電池用集電端子板。
- 第1金属部が、前記集電端子板の厚さ方向の貫通孔を有し、
第2金属部が、前記貫通孔に充填されている、請求項7記載の二次電池用集電端子板。 - 第2金属部が、第1金属部から突出している、請求項13記載の二次電池用集電端子板。
- 前記集電端子板の厚さ方向から見た形状が、円板形または長方形である、請求項1記載の二次電池用集電端子板。
- 前記導電性材料が、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ニッケル、ニッケル合金またはニッケルメッキされた鋼板で構成された部分を含む、請求項1記載の二次電池用集電端子板。
- 第1電極と第2電極とを、セパレータを介して、捲回もしくは積層してなり、相対する第1端面および第2端面を有する電極群と、
前記第1端面に配置され、第1電極と電気的に接続される第1集電端子板と、
前記第2端面に配置され、第2電極と電気的に接続される第2集電端子板と、を具備し、
第1電極は、第1芯材と、第1芯材に付着した第1活物質層とを含み、かつ、前記第1端面に配置されて第1集電端子板と溶接される第1芯材の露出端部を有し、
第2電極は、第2芯材と、第2芯材に付着した第2活物質層とを含み、かつ、前記第2端面に配置されて第2集電端子板と溶接される第2芯材の露出端部を有し、
第1集電端子板および第2集電端子板の少なくとも一方が、前記溶融予定部を有する請求項1記載の集電端子板である、二次電池前駆体。 - 前記溶融予定部を有する集電端子板が、板状の導電性材料からなり、前記導電性材料が、一方の面に凸部および他方の面に凹部を有する屈曲部と、平坦部とを有し、前記溶融予定部が、前記屈曲部を含む請求項2記載の集電端子板であり、
前記凹部が前記第1端面または前記第2端面と対抗している、
請求項17記載の二次電池前駆体。 - 前記屈曲部が、前記平坦部から立ち上がる一対の立ち上がり部と、前記一対の立ち上がり部に連続する屈曲した頂部とを有する、請求項17記載の二次電池前駆体。
- 前記溶融予定部を有する集電端子板が、板状の導電性材料からなり、前記導電性材料が、要部を構成する第1金属部と、第1金属部よりも融点が低い第2金属部とを有し、前記溶融予定部が、第2金属部を含む請求項7記載の集電端子板であり、
第2金属部が、前記第1端面または前記第2端面と対抗している、請求項17記載の二次電池前駆体。 - 第1金属部が、前記第1端面または前記第2端面と対抗する一方の面に凹部を有し、
第2金属部が、前記凹部に設けられている、請求項20記載の二次電池前駆体。 - 第2金属部が、前記第1端面または前記第2端面と対抗する面と反対側に向かって、第1金属部から突出している、請求項20記載の二次電池前駆体。
- 前記集電端子板の厚さ方向から見た形状が、円板形または長方形であり、
円板形の場合は、前記溶融予定部が、放射状に配置されており、
長方形の場合は、前記溶融予定部が、長辺と交わる方向に沿って配置されている、請求項17記載の二次電池前駆体。 - 電極群、電解質、前記電極群と前記電解質を収容する有底筒状の電池ケース、および前記電池ケースを封口する封口板を具備し、
前記電極群は、第1電極と第2電極とを、セパレータを介して、捲回もしくは積層してなり、かつ相対する第1端面および第2端面を有し、
前記第1端面に配置され、第1電極と電気的に接続された第1集電端子板と、
前記第2端面に配置され、第2電極と電気的に接続された第2集電端子板と、を具備し、
第1電極は、第1芯材と、第1芯材に付着した第1活物質層とを含み、かつ、前記第1端面に配置されて第1集電端子板と溶接された第1芯材の露出端部を有し、
第2電極は、第2芯材と、第2芯材に付着した第2活物質層とを含み、かつ、前記第2端面に配置されて第2集電端子板と溶接された第2芯材の露出端部を有し、
第1集電端子板および第2集電端子板の少なくとも一方が、前記溶融予定部を有する請求項1記載の集電端子板の変形体であり、前記溶融予定部が変形して、第1芯材または第2芯材の露出端部と接触している、二次電池。 - 前記変形体が、板状の導電性材料からなり、前記導電性材料が、一方の面に凸部および他方の面に凹部を有する屈曲部と、平坦部とを有し、前記溶融予定部が、前記屈曲部を含む請求項2記載の集電端子板の変形体であり、
前記他方の面が前記第1端面または前記第2端面と対抗しており、
前記屈曲部が変形して、第1芯材または第2芯材の露出端部と接触している、請求項24記載の二次電池。 - 前記屈曲部が、前記平坦部から立ち上がる一対の立ち上がり部と、前記一対の立ち上がり部に連続する屈曲した頂部とを有し、
前記一対の立ち上がり部の途中、または、前記一対の立ち上がり部の近傍の前記平坦部に、それぞれ前記屈曲部の溶融の範囲を制限する溝部が形成されている、請求項25記載の二次電池。 - 前記溝部の断面形状が、V字形、くさび字形、U字形、半円形、長方形または台形である、請求項26記載の二次電池。
- 前記変形体が、板状の導電性材料からなり、前記導電性材料が、要部を構成する第1金属部と、第1金属部よりも融点が低い第2金属部とを有し、前記溶融予定部が、第2金属部を含む請求項7記載の集電端子板の変形体であり、
前記第2金属部が、前記第1端面または前記第2端面と対抗しており、
前記第2金属部が変形して、第1芯材または第2芯材の露出端部と接触している、請求項24記載の二次電池。 - 前記変形体が、前記変形体の厚さ方向から見て、円板形または長方形であり、
円板形の場合は、放射状に配置された前記溶融予定部が変形して、第1芯材または第2芯材の露出端部と接触しており、
長方形の場合は、長辺と交わる方向に沿って配置された前記溶融予定部が変形して、第1芯材または第2芯材の露出端部と接触している、請求項24記載の二次電池。 - (i)第1芯材と、第1芯材に付着した第1活物質層とを含み、第1芯材の露出端部を有する第1電極を供給する工程、
(ii)第2芯材と、第2芯材に付着した第2活物質層とを含み、第2芯材の露出端部を有する第2電極を供給する工程、
(iii)第1電極と第2電極とを、セパレータを介して、捲回もしくは積層することにより、相対する第1端面および第2端面を有し、前記第1端面に第1芯材の露出端部が配置され、前記第2端面に第2芯材の露出端部が配置された電極群を構成する工程、
(iv)第1電極と電気的に接続される第1集電端子板を前記第1端面に配置し、第1集電端子板と第1芯材の露出端部とを溶接する工程、
(v)第2電極と電気的に接続される第2集電端子板を前記第2端面に配置し、第2集電端子板と第2芯材の露出端部とを溶接する工程、を具備し、
第1集電端子板および第2集電端子板の少なくとも一方が、前記溶融予定部を有する請求項1記載の集電端子板であり、工程(iv)または(v)において、前記溶融予定部を、前記第1端面または前記第2端面と対抗させ、前記溶融予定部を溶融させて、溶融物を第1芯材または第2芯材の露出端部と接触させる、二次電池の製造法。 - 前記溶融予定部を有する集電端子板が、板状の導電性材料からなり、前記導電性材料が、一方の面に凸部および他方の面に凹部を有する屈曲部と、平坦部とを有し、前記溶融予定部が、前記屈曲部を含む請求項2記載の集電端子板であり、
前記凹部を前記第1端面または前記第2端面と対抗させ、前記屈曲部を溶融させることにより、前記溶融物を生成させる、請求項30記載の二次電池の製造法。 - 前記屈曲部を、折り曲げにより形成する、請求項31記載の二次電池の製造法。
- 前記折り曲げを、プレス加工により行う、請求項32記載の二次電池の製造法。
- 前記屈曲部が、前記平坦部から立ち上がる一対の立ち上がり部と、前記一対の立ち上がり部に連続する屈曲した頂部とを有する、請求項31記載の二次電池の製造法。
- 前記一対の立ち上がり部の途中、または、前記一対の立ち上がり部の近傍の前記平坦部に、それぞれ前記屈曲部の溶融の範囲を制限する溝部を設ける、請求項34記載の二次電池の製造法。
- 前記一対の立ち上がり部の間に隙間が設けられており、
前記溶融物を、前記隙間を通過させて、第1芯材または第2芯材の露出端部と接触させる、請求項34記載の二次電池の製造法。 - 前記溶融予定部を有する集電端子板が、板状の導電性材料からなり、前記導電性材料が、要部を構成する第1金属部と、第1金属部よりも融点が低い第2金属部とを有し、前記溶融予定部が、第2金属部を含む請求項7記載の集電端子板であり、
前記第2金属部を、前記第1端面または前記第2端面と対抗させ、前記第2金属部を溶融させることにより、前記溶融物を生成させる、請求項30記載の二次電池の製造法。 - TIG溶接により前記溶融予定部を溶融させる、請求項30記載の二次電池の製造法。
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