JP2009280145A - 車両用衝撃吸収具及び車両用バンパ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】クラッシュボックス13は、一定断面形状を有しており、第1中空部C1,C2においてリブ22,23が本体部21と接続する部位の曲率半径(Ra1),(Rb1)は、第2中空部C3,C4において22,23が本体部21と接続する部位の曲率半径(Ra2),(Rb2)よりもそれぞれ大きく設定され、且つ、第1中空部C1,C2において両リブ22,23が交差する部位の曲率半径(Rc1)は、第2中空部C3,C4において両リブ22,23が交差する部位の曲率半径(Rc2)よりも大きく設定される。
【選択図】図2
Description
前記リブが前記本体部と接続する部位は湾曲形状に成形されており、前記第1中空部において前記リブが前記本体部と接続する部位の曲率半径を、前記第2中空部において前記リブが前記本体部と接続する部位の曲率半径よりも大きく設定し、且つ、
前記両リブが交差する部位は湾曲形状に成形されており、前記第1中空部において前記両リブが交差する部位の曲率半径を、前記第2中空部において前記両リブが交差する部位の曲率半径よりも大きく設定したことを要旨とする。
以下、本発明を具体化した第1の実施形態について図面に従って説明する。
図1は、自動車などの車両のフロント部分に適用される本実施形態に係る車両用バンパ装置を示す平面図である。同図に示されるように、車両幅方向両側には、例えば金属板からなり、断面略四角形の中空構造を有して車両前後方向に延びる一対のサイドメンバ11が配設されている。これらサイドメンバ11は、ボデーの一部を構成する。なお、各サイドメンバ11の前端には、該サイドメンバ11の開口部を閉塞する態様で、例えば金属板からなる略四角形のブラケット12が溶接にて固着されている。
(1)本実施形態では、第1中空部C1,C2においてリブ22,23が本体部21と接続する部位の曲率半径(Ra1),(Rb1)は、第2中空部C3,C4において22,23が本体部21と接続する部位の曲率半径(Ra2),(Rb2)よりもそれぞれ大きく設定されることで、第1中空部C1,C2の当該部位における断面形状の凸変形が促進され、相対的に隣接する第2中空部C3,C4の当該部位における断面形状の凹変形が促進される。同様に、第1中空部C1,C2において両リブ22,23が交差する部位の曲率半径(Rc1)は、第2中空部C3,C4において両リブ22,23が交差する部位の曲率半径(Rc2)よりも大きく設定されることで、第1中空部C1,C2の当該部位における断面形状の凸変形が促進され、相対的に隣接する第2中空部C3,C4の当該部位における断面形状の凹変形が促進される。つまり、このクラッシュボックス13では、各第1中空部C1,C2の断面形状全体に凸変形が促進され、各第2中空部C3,C4の断面形状全体に凹変形が促進されることで、断面形状が互い違いの方向に凸変形する。従って、蛇腹変形時の荷重振幅を小さくして衝撃エネルギーをより効率的に吸収することができ、その分、変形量を低減することができる。そして、クラッシュボックス13を車両の前後方向に短くできる分、全体としてより小型化することができ、あるいは意匠の自由度を向上することができる。
以下、本発明を具体化した第2の実施形態を図面に従って説明する。
図5は、本実施形態のクラッシュボックス30を示す横断面図である。同図に示されるように、このクラッシュボックス30は、例えばアルミニウム合金の押出材からなり、その外形をなす四角筒状の本体部31と、該本体部31に接続され互いに交差する一対の内側のリブ32,33とを備える。クラッシュボックス30は、両リブ32,33により前記本体部31内に一の対角方向(図5の左上から右下に向かう方向)に並設される2つの第1中空部C11,C12及び他の対角方向に並設される2つの第2中空部C13,C14が区画形成されて、略田の字の一定断面形状を有する。第1及び第2中空部C11〜C14の開口面積は互いに略同等に設定されている。
(1)本実施形態では、第2中空部C13,C14において本体部31の角部をなす部位では、外向きのフランジ34によって断面形状の凸変形が阻害されることで、相対的に凹変形が促進される。従って、クラッシュボックス30の蛇腹変形時、これを起点に一の対角方向に並設される両第1中空部C11,C12の断面形状全体に凸変形が促進され、他の対角方向に並設される両第2中空部C13,C14の断面形状全体に凹変形が促進されることで、断面形状(各辺)が互い違いの方向に凸変形しやすくなる。この場合、蛇腹変形時の荷重振幅を小さくして衝撃エネルギーをより効率的に吸収することができ、その分、変形量を低減することができる。そして、クラッシュボックス30を車両の前後方向に短くできる分、全体としてより小型化することができ、あるいは意匠の自由度を向上することができる。
・前記第1の実施形態において、曲率半径(Rc1)は、曲率半径(Ra1)と同等であってもよい。同様に、曲率半径(Rc2)は、曲率半径(Ra2)と同等であってもよい。
・前記第1の実施形態において、曲率半径(Re)は、曲率半径(Ra1)と同等であってもよい。つまり、曲率半径(Rd1)は、曲率半径(Ra1)よりも小さくてもよい。
・前記第1の実施形態において、本体部21の角部外側の曲率半径(Re)を割愛するとともに、曲率半径(Rd1)を曲率半径(Rd2)と同等に設定してもよい。
・本発明に係る車両用衝撃吸収具を、例えばサイドメンバ11などその他の衝撃吸収用のフレームに適用してもよい。この場合、クラッシュボックス13を割愛し、バンパリインホース16をサイドメンバ11に直結してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
・軸圧縮荷重を蛇腹変形で吸収して衝撃エネルギーを吸収する押出材からなる車両用衝撃吸収具において、
四角筒状の本体部と、該本体部に接続され互いに交差する一対の内側のリブとを備え、該両リブにより前記本体部内に一の対角方向に並設される2つの第1中空部及び他の対角方向に並設される2つの第2中空部が区画形成されて略田の字の一定断面形状を有し、
前記第2中空部において前記本体部の角部をなす部位に対向して、外向きのフランジを突設したことを特徴とする車両用衝撃吸収具。同構成によれば、前記第2中空部において前記本体部の角部をなす部位では、前記外向きのフランジによって断面形状の凸変形が阻害されることで、相対的に凹変形が促進される。従って、この車両用衝撃吸収具では、前記各第2中空部の断面形状の凹変形が促進され、相対的に前記各第1中空部の断面形状の凸変形が促進されることで、断面形状が互い違いの方向に凸変形しやすくなる。これにより、蛇腹変形時の荷重振幅を小さくして衝撃エネルギーをより効率的に吸収することができ、その分、変形量を低減することができる。
Claims (4)
- 軸圧縮荷重を蛇腹変形で吸収して衝撃エネルギーを吸収する押出材からなる車両用衝撃吸収具において、
四角筒状の本体部と、該本体部に接続され互いに交差する一対の内側のリブとを備え、該両リブにより前記本体部内に一の対角方向に並設される2つの第1中空部及び他の対角方向に並設される2つの第2中空部が区画形成された一定断面形状を有し、
前記リブが前記本体部と接続する部位は湾曲形状に成形されており、前記第1中空部において前記リブが前記本体部と接続する部位の曲率半径を、前記第2中空部において前記リブが前記本体部と接続する部位の曲率半径よりも大きく設定し、且つ、
前記両リブが交差する部位は湾曲形状に成形されており、前記第1中空部において前記両リブが交差する部位の曲率半径を、前記第2中空部において前記両リブが交差する部位の曲率半径よりも大きく設定したことを特徴とする車両用衝撃吸収具。 - 請求項1に記載の車両用衝撃吸収具において、
前記本体部の角部をなす部位は湾曲形状に成形されており、前記第1中空部において前記本体部の角部をなす部位の曲率半径を、前記第2中空部において前記本体部の角部をなす部位の曲率半径よりも大きく設定したことを特徴とする車両用衝撃吸収具。 - 請求項1又は2に記載の車両用衝撃吸収具において、
前記第2中空部において前記本体部の角部をなす部位に対向して、外向きのフランジを突設したことを特徴とする車両用衝撃吸収具。 - 車両の幅方向に延びるバンパリインホースの両端部において、該バンパリインホースと車両の前後方向に延びる一対のサイドメンバとの間にそれぞれ介在される一対のクラッシュボックスを備えた車両用バンパ装置において、
前記クラッシュボックスとして、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用衝撃吸収具を備えたことを特徴とする車両用バンパ装置。
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