JP2009290783A - 通信システム、通信システムの制御方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】スピーカケーブルの配線、電源配線の総数を削減でき、配線自体の簡単化が可能な通信システムを実現する。
【解決手段】複数のチャンネルで再生すべきオーディオ信号と電源電圧とを多重伝送する通信コントローラと、再生装置でオーディオ信号の再生を行う複数の通信アダプタと、を有する通信システムであって、通信コントローラは、コマンド伝送用の周波数帯域を設定するために、オーディオデータを変調するための変調キャリアクロックと、伝送するためのデータ伝送レートと、を第1の変調比率に基づきずらして、オーディオデータを変調するオーディオデータ変調回路と、オーディオデータ変調回路により設定されたコマンド伝送用の周波数帯域において、コマンドデータを変調するための変調キャリアクロックと、伝送するためのデータ伝送レートと、を第2の変調比率に基づきずらして、コマンドデータを変調するコマンドデータ変調回路と、を備える。
【選択図】図6
【解決手段】複数のチャンネルで再生すべきオーディオ信号と電源電圧とを多重伝送する通信コントローラと、再生装置でオーディオ信号の再生を行う複数の通信アダプタと、を有する通信システムであって、通信コントローラは、コマンド伝送用の周波数帯域を設定するために、オーディオデータを変調するための変調キャリアクロックと、伝送するためのデータ伝送レートと、を第1の変調比率に基づきずらして、オーディオデータを変調するオーディオデータ変調回路と、オーディオデータ変調回路により設定されたコマンド伝送用の周波数帯域において、コマンドデータを変調するための変調キャリアクロックと、伝送するためのデータ伝送レートと、を第2の変調比率に基づきずらして、コマンドデータを変調するコマンドデータ変調回路と、を備える。
【選択図】図6
Description
本発明は、単一の信号ソースから複数チャンネルの再生機器へデータを同期伝送する通信技術に関する。
従来技術になるマルチチャンネルスピーカシステム(以降、「マルチCHSPシステム」と略称する)は、デジタルテレビ、DVDプレーヤ、AVアンプ等と用いられ、ホームシアターを構成する。代表的なホームシアターの配線例は、図20に示すような構成を有する。2001はデジタルテレビ(以降、「DTV」と略称)、2002はDVDプレーヤ(以降、「DVD」と略称)である。2003はオーディオビデオアンプ(以降、「AVアンプ」と略称)、2004〜2009は、5.1CHサラウンドを構成する6個のスピーカ(SP)である。例えば、2004はサブウーファ(以降、「SW」と略称)、2005はセンターSP、2006はメインのLチャンネルSP、2007はメインのRチャンネルSP、2008はリアSPのLチャンネル、2009はリアSPのRチャンネルである。
これらの機器間の配線に関して、2030はAVアンプ2003とDTV2001とを繋ぐ配線である。代表的には、AVアンプ2003のHDMI出力をDTV2001のHDMI入力に接続するためのHDMIケーブルである。2031は、代表的には、DVD2002のHDMI出力とAVアンプ2003のHDMI入力とを繋ぐHDMIケーブルである。2032〜2037はAVアンプ2003から6個の各SPへそれぞれ接続されるSPケーブルである。一方、電源配線に関しては、2040はDTV2001のAC電源線、2041はDVDの電源線、2042はAVアンプの電源線である。
図20は、アナログスピーカケーブルによるフル有線配線の従来例を示す図であり、この場合、各SPはAVアンプからの6本のSPケーブルで配線される。これらSPケーブルは、プラスマイナスの極性、LR(左右)のチャンネルの相違などに配慮して配線を行う必要があり、ユーザーにとっては、大きな負担になっている。
このAVアンプからの複雑な多数のSP配線をどう簡単化するかが、第1の課題(配線簡単化)である。
本発明の第2の課題(デジタル化)は、アナログ接続による性能劣化を防ぐことである。特に、リアスピーカは、配線距離が長いため、接続SPケーブルの抵抗による性能劣化を生じやすい。
また、どれかのスピーカへの配線が外れていても、気付きにくく、知らないうちに再生音の忠実性が失われているなどの問題点も潜在的に存在している。また、各スピーカの状態、たとえば、スタンバイなどのステータス情報、故障などの状況をユーザーに知らせる事が出来れば、更に利便性を改善できる。即ち、スピーカの状態をAVアンプなどの制御サイドで把握制御する事が出来るようにするのが第3の課題である。
第1乃至3の課題を解決する方法として、特許文献1、特許文献2に見られるように、光ディスク再生機からの再生オーディオ信号を、たとえば、IEEE1394で、SPを含む再生機器へネットワーク接続する方法が提案されている。
また、特許文献3、特許文献4、特許文献5では、有線バス接続ネットワークテムによるサラウンドシステムが開示されている。バス接続ネットワークの例としては、USB、IEEE1394などが挙げられている。
特開2001−223588号公報
特開2002−217911号公報
特開2005−198249号公報
特開2005−175744号公報
特開2005−175745号公報
しかしながら、これらの方式は、以下の新たな問題点を生じる。
(1)各SPには電源供給が必要になるが、サラウンドシステムの消費電力は、各CH 100W内外であり、これらの電力をUSB(DC5V、0.5A)、IEEE1394(DC8〜40V、1.5A)の接続ケーブルで供給することが出来ない。このため、各SP側で、個別に電源供給をうける必要がある。IEEE1394によるネットワーク配線(1394配線)の従来例として、電源を含む実配線の状態は、図21のようになり、電源配線が厄介なものになる。図21の2140〜2145が新たに加わる電源配線である。
(2)ケーブル長も5mくらいの制限があり、また、ケーブルも多芯構造であるため相対的に高価である。
(3)伝送プロトコルに対応するため、SPなどの機器側に高機能のCPUを実装する必要があり、高価になる。
(4)サラウンドシステムのオーディオ信号再生要件として、再生時間の管理を行う必要があるが、これは、たとえば、IEEE1394を例に挙げれば、その等時性データパケットに存在するタイムスタンプを使用して達成される。即ち、各機器は、夫々、同期したクロックを保持し、送られてくる受信データ中に存在するタイムスタンプ情報に基づいて、再生データの出力タイミングを制御する。そして、このためのハードウエアは、比較的高価なものになる。
(5)1394などは、標準I/Fなので、サラウンドシステムに用いる場合、想定外の機器を接続される可能性があり、エラー対応のため、余分な処理機能を搭載する必要が生じる。
本発明は、以下の項目の少なくともいずれか一つを実現することが可能な通信システムの提供を目的とする。
1. 個別のAC電源配線の無用化、そして、配線の簡単化。
2. 性能劣化の無いデジタル伝送。
3. スピーカの状態を把握する把握制御。
4.高機能CPUを使用せず、タイムスタンプ対応のハードウエア無しで、スピーカ(SP)などの再生装置側を構成することが可能なローコストの通信システムの提供。
上記の目的の少なくともいずれか一つを実現する本発明に係る通信システムは、複数のチャンネルで再生すべきオーディオ信号と電源電圧とを多重伝送する通信コントローラと、前記多重伝送された電源電圧の受信に従い起動して、再生装置で前記オーディオ信号の再生を行う複数の通信アダプタと、を有する通信システムであって、前記通信コントローラは、
コマンド伝送用の周波数帯域を設定するために、オーディオデータを変調するための変調キャリアクロックと、前記オーディオデータを伝送するためのデータ伝送レートと、を第1の変調比率に基づきずらして、前記オーディオデータを変調するオーディオデータ変調手段と、
前記オーディオデータ変調手段により設定された前記コマンド伝送用の周波数帯域において、コマンドデータを変調するための変調キャリアクロックと、前記コマンドデータを伝送するためのデータ伝送レートと、を第2の変調比率に基づきずらして、前記コマンドデータを変調するコマンドデータ変調手段と、
を備えることを特徴とする。
コマンド伝送用の周波数帯域を設定するために、オーディオデータを変調するための変調キャリアクロックと、前記オーディオデータを伝送するためのデータ伝送レートと、を第1の変調比率に基づきずらして、前記オーディオデータを変調するオーディオデータ変調手段と、
前記オーディオデータ変調手段により設定された前記コマンド伝送用の周波数帯域において、コマンドデータを変調するための変調キャリアクロックと、前記コマンドデータを伝送するためのデータ伝送レートと、を第2の変調比率に基づきずらして、前記コマンドデータを変調するコマンドデータ変調手段と、
を備えることを特徴とする。
あるいは、上記の目的の少なくともいずれか一つを実現する本発明に係る通信システムの制御方法は、複数チャンネルで再生すべきオーディオ信号と電源電圧とを多重伝送する通信コントローラと、前記多重伝送された電源電圧の受信に従い起動して、再生装置で前記オーディオ信号の再生を行う複数の通信アダプタと、を有する通信システムの制御方法であって、
前記通信コントローラにおいて実行される処理として、
電源をONし、前記電源から供給される電源電圧のみを通信アダプタに出力する電源電圧出力工程と、
前記通信アダプタに対してオーディオ変調データを出力するオーディオ変調データ出力工程と、
前記通信アダプタの有するアンプを起動するためのコマンドを送信するコマンド送信工程と、とを有し、
前記通信アダプタにおいて実行される処理として、
前記電源電圧出力工程において出力された前記電源電圧の受信により、前記通信アダプタが有するデジタルアンプ及びアンプ電源以外の部分を駆動する内部電源をONする内部電源駆動工程と、
前記オーディオ変調データ出力工程において出力された前記オーディオ変調データに基づき、基準クロックを生成し、前記基準クロックから前記デジタルアンプを駆動するためのデジタルアンプクロックを生成するデジタルアンプクロック生成工程と、
前記コマンド送信工程において出力されたコマンドの受信により、前記デジタルアンプ及びアンプ電源を起動する起動工程と、
前記デジタルアンプクロック生成工程において生成された前記デジタルアンプクロックにより前記デジタルアンプを駆動する駆動工程と、
を有することを特徴とする。
前記通信コントローラにおいて実行される処理として、
電源をONし、前記電源から供給される電源電圧のみを通信アダプタに出力する電源電圧出力工程と、
前記通信アダプタに対してオーディオ変調データを出力するオーディオ変調データ出力工程と、
前記通信アダプタの有するアンプを起動するためのコマンドを送信するコマンド送信工程と、とを有し、
前記通信アダプタにおいて実行される処理として、
前記電源電圧出力工程において出力された前記電源電圧の受信により、前記通信アダプタが有するデジタルアンプ及びアンプ電源以外の部分を駆動する内部電源をONする内部電源駆動工程と、
前記オーディオ変調データ出力工程において出力された前記オーディオ変調データに基づき、基準クロックを生成し、前記基準クロックから前記デジタルアンプを駆動するためのデジタルアンプクロックを生成するデジタルアンプクロック生成工程と、
前記コマンド送信工程において出力されたコマンドの受信により、前記デジタルアンプ及びアンプ電源を起動する起動工程と、
前記デジタルアンプクロック生成工程において生成された前記デジタルアンプクロックにより前記デジタルアンプを駆動する駆動工程と、
を有することを特徴とする。
本発明に拠れば、スピーカケーブルの配線、電源配線の総数を削減でき、配線自体の簡単化が可能な通信システムを実現することができる。
また、オーディオ信号の各スピーカへの伝送がデジタル化されたので、配線長の影響による性能劣化がない通信システムの提供が可能になる。
また、双方向のコマンド伝送が実現され、通信コントローラ側から、スピーカ状態の把握が可能な通信システムを実現することができる。
また、高機能のCPUを使用せず、タイムスタンプ対応のハードウエア無しで、簡単な変復調回路などで、再生装置側の通信アダプタを構成できるので、ローコストの通信システムの提供が可能になる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
図1は、本発明の実施形態に係る通信スピーカシステムの一例を示すシステム構成を示す図である。図1において、参照番号101は、信号ソースである通信コントローラであり、参照番号102〜107は、夫々、各オーディオCH用のスピーカに接続される通信アダプタである。複数のチャンネルに対応している通信アダプタ102〜107は、通信コントローラ101から送信されたオーディオ信号の再生処理を行う。参照番号110〜115は、たとえば、市販の8オーム型のBoxスピーカである。5.1CHサラウンドシステムの場合は、夫々、センターSP、フロントL SP、フロントR SP、リアL SP、リアR SP、LFE(又は「サブウーファ」)と呼ばれている。これらの通信アダプタとスピーカとの組合せで、複数のチャンネルに対応した通信制御スピーカが構成される。勿論、通信アダプタをスピーカ内に組込み、一体構造としても良いことは言うまでもない。
本発明の実施形態に係る通信システム(通信スピーカシステム)は、通信機能を有する通信コントローラ101と、スピーカの数だけの通信アダプタ102〜107とで構成される電源信号多重通信システムを提供する。
本発明の実施形態にかかる通信システムにおいて、信号とAC電源とを2芯平衡ケーブルに多重伝送する有線接続の通信方式を提案し、図1の配線(116〜121)は、その配線例を示す。
図1に示す通信コントローラ101の通信出力端子は、所定の2芯平衡デイジーケーブル116、117で、夫々、センター用の通信アダプタ102、フロントL用の通信アダプタ103の入力端子に接続されている。通信アダプタ103の出力端子は、サブウーファ用の通信アダプタ107の入力端子に、2芯平衡デイジーケーブル(単に、「デイジーケーブル」ともいう)118により接続されている。サブウーファ用の通信アダプタ107の出力端子は、リアL用の通信アダプタ105に、2芯平衡デイジーケーブル(単に、「デイジーケーブル」ともいう)119により接続されている。
同様に、通信アダプタ102の出力端子と通信アダプタ104の入力端子は、2芯平衡デイジーケーブル120により接続されている。また、通信アダプタ104の出力端子とリアR用の通信アダプタ106の入力端子は、2芯平衡デイジーケーブル121により接続されている。
これら平衡2芯デイジーケーブルには、例えば、5.1CHのオーディオ信号とAC電源とが多重化されて流れる。このデイジーケーブルに流れるAC電源は、通信コントローラ101が有する外部AC電源端子から供給されている。通信コントローラでは、外部AC電源端子からのAC電源を、PLC(Power Line Communication)などの通信信号がデイジー接続に入り込まないように、適切なフィルタリング処理を行った後に、使用する。
図3は、本発明の実施形態に係る有線接続に使用するケーブル例を示す図である。図3(a)は、デイジーケーブルの入力側の構造を示すもので、平衡2芯のケーブルに接続されたオスの挿入ピンを有するプラグの例である。これに対応して、機器(通信コントローラ、通信アダプタ)側には、メスの出力リセプタクル(図示せず)が存在する。出力リセプタクルには、機械的なプラグ挿入検知スイッチ(図示せず)が存在し、自動検知に使われる。
図3(b)は、デイジーケーブルの出力側の構造を示すもので、平衡2芯のケーブルに接続されたメスの被挿入部品を有するプラグである。これに対応して、機器(SP用アダプタ)側には、オスの入力リセプタクル(図示せず)が存在する。入力リセプタクルには、機械的なプラグ挿入スイッチ(図示せず)が存在し、自動検知に使われる。
図2は、図1の通信コントローラ101、通信アダプタ102〜107の内部概略ブロック構成を示す図である。図2(a)は、通信コントローラ101、図2(b)は、通信アダプタ102〜107の構成を示す。通信アダプタはスピーカで再生すべきデータの受信と、スピーカによる再生を制御する。
図2(a)で、参照番号201は、マルチCHオーディオ信号入力端子で、例えば、外部のDVDプレーヤ(図示せず)と、HDMIケーブルにて接続し、例えば、ドルビーデジタル方式によりエンコードされたマルチCHオーディオ信号の供給がなされる。参照番号202は、マルチCHオーディオデコーダで、例えば、ドルビーデジタル信号をデコードし、5.1CH分の6本のオーディオ生データを出力する。
参照番号203は、デジタルサラウンド処理回路で、各SPへのオーディオ信号の周波数特性補正、遅延時間補正(タイムアラインメント)、振幅補正などを行う。補正後の6CHオーディオデータは、通信用信号処理部204に送られ、フレーミングなどの処理(後述)を行う。処理を施した通信用オーディオ信号は、電源多重通信部205に送られる。
電源多重通信部205は、2系統の出力端子OUT1(207)、OUT2(208)を有する。これは、マルチスピーカの配置は、一般的にコントローラを中心に両側に、L系とR系と配置されるので、出力を2系統持つことにより、効率的配線を可能にするためである。
図2(b)で、参照番号250は、1系統の入力端子IN(251)と1系統の出力端子OUT(254)を有する電源多重通信部である。参照番号252はデジタルシグナルプロセッサー(DSP)であり、たとえば、SPの物理特性に依存する各種特性の補正などを行う。参照番号253は、例えば、D級のデジタルアンプであり、外部SP(内蔵されていても良い)を例えば、8オームで駆動する。使用されるスピーカが3Way独立駆動の場合は、デジタルアンプは3個実装される。
図1による本発明の通信スピーカシステムの設置、役割設定、配線は、以下のとおりである。
ユーザーは、まず、図2(a)の通信コントローラ101を所望の位置に配置する。次に、5.1CHの場合は、図2(b)に示す6個の通信制御SP機器(通信アダプタとスピーカを接続したもので、以下、単に「SP」とも標記する)を所望の位置に配置する。
サブウーファに対応する通信制御SP機器の配置に関しては、出力音響周波数が低いため、配置場所は自由であるが、他の5個の通信制御SP機器に関しては、所定の推奨配置が存在し、これらは、設置マニュアルなどで指示される。尚、低周波再生のため大きめのサブウーファを除き、他のスピーカには、5個とも同じものが使われ、置き場所によって役割が決まる。これらSPの配置が済むと、ユーザーは、たとえば、機械的な設定スイッチ(ロータリースイッチなど)により、各SPにその役割を設定する(通信アダプタに設定する)。
ここで、役割とは、センター、フロントL、フロントR、リアL、リアR、サブウーファなどを指す。ユーザーは、役割の設定が済むと、通信アダプタを、順次、通信コントローラからデイジーケーブルを用い、順に配線を行う。
図1の場合では、通信コントローラ101のデイジーOUT1端子にデイジーケーブル117の入力プラグを繋ぎ、反対側の出力プラグをフロントL用の通信アダプタ103のデイジーIN端子に繋ぐ。次に、フロントL用の通信アダプタ103のデイジーOUT端子にデイジーケーブル118の入力プラグを繋ぎ、反対側の出力プラグをサブウーファ用の通信アダプタ107のデイジーIN端子に接続する。次に、サブウーファ用の通信アダプタ107のデイジーOUT端子に、デイジーケーブル119の入力プラグを繋ぎ、反対側の出力プラグをリアL用の通信アダプタ105のデイジーIN端子に接続する。以下、同様に、センター用の通信アダプタ102、フロントR用の通信アダプタ104、リアR用の通信アダプタ106を接続する。
次に、図4、図5を用いて、通信コントローラ、通信アダプタの入出力手段におけるケーブル配線接続時の動作を説明する。
図4(a)は、通信コントローラ側の電源多重通信部の構成を示すブロック図である。同図で、参照番号401a、401bは、外部AC電源からの入力を受け付ける外部AC電源入力端子、参照番号402はローパスフィルター、参照番号403は整合抵抗、参照番号404、405は駆動アンプ、406は高周波トランスである。また、参照番号407a、407bは電源信号多重出力端子、参照番号408は送信用変調信号入力端子、参照番号409は変調信号受信出力である。
外部AC電源からの電源電圧は、入力端子401a、401bを通して、ローパスフィルター402に入力される。電源電圧は、ローパスフィルター402で外部電源上の不要ノイズ(PLCなどの宅内通信信号を含む)を更に除去され、ノイズの少ないAC電源として端子407a、407bに出力される。一方、伝送用変調信号は、送信用変調信号入力端子408経由で駆動アンプ404に供給され、整合抵抗403を経て、高周波トランス406に送られる。高周波トランス406の出力は、結合コンデンサ410a、410bを介してノイズフィルター出力の電源ラインに送られ、ここで電源と多重され、端子407a、407bに出力される。
図4(b)は、通信制御スピーカ(SP)側の電源多重通信部の構成を示すブロック図である。図4(b)において、参照番号420a、420bは受信電源多重オーディオ信号入力端子(入力手段)、参照番号421a、421bは内部用のAC電源出力端子、参照番号422は高周波トランス、参照番号423は整合抵抗である。参照番号424は整合抵抗への通電(ON/OFF)を制御するスイッチ、参照番号425は、機械的なケーブル接続検知回路(接続検知手段)である。
パススルー端子426a、426bは次段の通信アダプタ(通信制御SP)への出力端子(パススルー端子は出力手段として機能することが可能)である。参照番号427、428は駆動アンプ、参照番号429はSP側からのコマンド変調信号入力端子、参照番号430は受信オーディオ信号出力端子である。接続検知部425は、次段からの接続ケーブルのコネクタがパススルー端子426a、426bに接続されると、たとえば機械的に検知し電気信号に変換してスイッチ424を制御する。スイッチ424は、接続検知部425の検知結果に基づき、パススルー端子426a、426bからの出力を制御する出力制御手段として機能する。接続検知部425は、接続時にOFFの状態を検知する。
図5は、通信コントローラの出力端子OUT1と、Front L、Sub Woofer、Rear Lの通信制御SPとの接続方法を示す図である。図5において、参照番号501は、通信コントローラの電源多重送信部で、図4(a)で示した電源多重通信部を2系統(OUT1、OUT2)含む。参照番号508はそのうちのOUT1端子を示す。
参照番号509はFront Lスピーカの電源多重受信部で、図4(b)の電源多重通信部を使用している。参照番号518、519はSub Woofer、Rear Lに関する電源多重受信部である。参照番号524、525、526は電源多重信号を通すためのデイジー接続ケーブル(以下、単に「ケーブル」ともいう)である。ケーブル524の入力端を501のOUT1端子508に接続し、出力端をFront Lの入力端子510に接続する。この時点では、Front Lスピーカの電源多重受信部509の出力端子(OUT端子)511には、ケーブル525が接続されていないので整合抵抗ONOFFスイッチ514はONとなる。次に、ケーブル525の入力端子をFront Lスピーカの電源多重受信部509の出力端子(OUT端子)511に接続すると、スイッチはOFFとなり整合抵抗はOFFになる。
ケーブル525の出力端子がSub Woofer518の入力端子(IN端子)に接続されると、この時点では、OUT端子はデイジー接続ケーブル526により非接続のため、整合抵抗はONとなる。デイジー接続ケーブル526の入力端子がSub Woofer518のOUT端子に接続されるとSub Woofer518の整合抵抗は、OFFになる。最後のデイジー接続ケーブル526の出力端子を、Rear L519のIN端子に接続すると、Rear L519の整合抵抗523はONになる。
こうして、中間段のFront L、Sub Wooferの整合抵抗はOFF、最終段のRear Lの整合抵抗のみがONになる。これにより、高周波変調信号の伝送に好適なように配線ケーブルの最終端が整合される。この整合抵抗の抵抗値は、ケーブルの特性インピーダンスと一致させる必要がある。このインピーダンスマッチングにより、通信コントローラからの伝送信号を各通信アダプタで同時に受信する事ができる。
同様に、OUT2端子とCenter SP、Front R、Rear Rとの接続を行う。全接続が終了すると、ユーザーは、通信コントローラの電源をONにする。通信コントローラの電源がONになると、そのデイジーOUT(OUT1、OUT2)にAC電源が重畳され、デイジー接続された各通信制御SPに順次、電源が供給され、各通信制御SP内のシスコン、通信部が起動される。この段階では、各SP内のデジタルアンプは休止状態にある。通信コントローラの電源ONと同時に接続先の全SP内のデジタルアンプが起動されると、AC電源の突入電流が積算され大きくなりすぎるので好ましくない。この状態で、各通信アダプタのシスコンは、所定の役割設定値(ロータリースイッチによる)を読み込み一時記憶する。
電源ON後、通信コントローラは、各通信アダプタとの間で、オーディオデータの伝送、及び、各種制御の指示を行う必要がある。その際に使用する本発明の実施形態にかかる通信方式を以下、説明する。
図10は、通信方式におけるバンド構成(変調バンド構成)を示す図である。図10に示すオーディオ伝送帯域は、たとえば、3MHzから28MHzとし、通信コントローラからのオーディオデータと制御情報の伝送に使用する。28MHz以上の帯域は、平衡2芯ケーブルでのデータ伝送には、不適切である。
一方、2MHzから3MHzの帯域は、通信コントローラと通信アダプタ間のコマンド通信(コマンド伝送用)に使用する。2MHz以下の帯域は、各種スイッチング電源回路などからの高調波ノイズなどが含まれる可能性があるので、使用を避ける。夫々のバンドで使用するオーディオ変調方式、コマンド変調方式に関しては後述する。
図13は、通信コントローラからのオーディオデータ、制御情報を含むオーディオ伝送フレームのフレーム構成を示す図である。これは、オーディオ伝送帯域で用いられる。オーディオ伝送フレームは、プリアンブル(8ビット)、オーディオデータ(192ビット、24ビットx8CHまで伝送可能)、制御情報(32ビット)、CRC(16ビット)、Gap(8ビット)よりなる各フィールドで構成される。これらの各フィールドを含む伝送フレームの周期は、たとえば、48KHzサンプリングレートの場合の20.833μSecに設定される。プリアンブルは、PLLクロック同期を取るためのクロック信号であり、CRCは、オーディオデータと制御情報に対するものである。Gapは、プリアンブル期間の抜き出しタイミングを取るための無変調期間である。
図14は、オーディオ伝送フレーム中の制御情報の詳細内容を示す図である。制御情報は、コマンド調停情報(8ビット)、制御種別(8ビット)、制御ヘッダー(8ビット)、制御コード(8ビット)より構成される。
コマンド調停情報は、8ビットより構成され、前半4ビットはFrom、後半4ビットはToという形式で、コマンドの流れる向きを指定する。コマンドの流れには、1 To 1、1 To All の2種類がある。例えば、Fromが、Hex0であれば、コントローラがコマンド送信元であり、Toが、Hex0であれば、送信先は全ての通信アダプタであり、コントローラからのブロードキャストコマンドを示す。Toが、Hex1〜HexFのどれかであれば、コントローラから、所定の通信アダプタへの1対1通信となる。一方、通信アダプタからコントローラへの返信に関しては、Fromが、Hex1〜HexFのどれかであり、Toは、Hex0である。通信コントローラは、状況に応じてコマンド調停情報を操作して、適切な通信頻度を通信アダプタとの間で確保できる。このコマンド調停情報により、通信コントローラと各通信アダプタ間で、衝突無しでコマンド通信が可能になる。
制御種別フィールドは、制御内容の種類を指定するものであり、例えば、リモコン制御、ステータス情報、設定データなどから選択される制御ヘッダーフィールドは、次に続く制御コードのレングス(長さ)、オーダー(順番)を設定する。これにより、複数の制御コードを集合して、長い制御コードを構成する事が出来る。このモードは、長い設定データを送るのに便利である。制御コードフィールドは、リモコン制御コード、ステータス、設定データなどの実際の制御内容をセットする個所である。
図16は、オーディオ伝送フレームに用いる変調方式を示す図である。本発明における変調方式に必要な要件は、以下の要件1から要件4となる。
1.平衡2芯ケーブルによる伝送を前提とするので、伝送帯域を28MHz以下に収める。
2.コマンド帯域として、3MHz以下の帯域を空ける。
3.オーディオサンプリングデータの同期伝送の実現。
4.変復調がローコストで実現できること、などである。
図16に示す変形マンチェスタ方式は、上記の要件1から要件4を満たすものである。図16で、変調キャリアは、15.36MHzであり、これは、源クロック122.88MHzの1/8である。一方、オーディオデータのデータRateは、12.288Mbpsであり、これは、源クロック122.88Mhzの1/10である。
変調方法は、変調キャリアの反転信号を作り、オーディオデータの1,0に応じて、変調キャリアクロック(変調キャリア)または反転変調キャリアクロック(反転変調キャリア)とをスイッチ(選択)する。
図17(a)は、変調回路方式を例示する図であり、インバータとセレクタとで構成される。図16では、オーディオデータが「10101100」の場合の変調タイミングを示す。ここで、「1」は、変調オーディオデータに含まれるHighデータを示し、「0」は、変調オーディオデータに含まれるLowデータを示す。復調に関しては、受信信号から、プリアンブルを抜き出し、プリアンブルから変調クロックをPLL再生する。プリアンブル期間は、データ8ビット分あり、10サイクル分の変調キャリアが存在するので、十分に変調クロックを再生できる。
再生変調キャリアにより、受信オーディオデータとその反転信号とをスイッチすると、復調オーディオデータ出力が得られる。図17(b)は、復調回路方式を例示する図であり、変調キャリアの再生回路、インバータ、セレクタとで構成される。再生キャリアの1,0により、受信オーディオデータを反転させても同様の復調が実現できる。この場合には、乗算器が用いられる。図17(c)は、乗算器を用いる復調回路方式を例示する図であり、変調キャリアの再生回路と、乗算器、LPF(ローパスフィルター)とで構成される。LPFは、ノイズ除去に有効である。
変形マンチェスタ変調方式では、データ伝送レート(Dh)(12.288MHz)と変調キャリア(Fh)(15.36MHz)とを変調比率(第1の変調比率)α=0.25の比率でずらしたことにより、上記の要件1、2が実現されている。
ここで、変調比率αは、変調キャリア(Fh)とデータ伝送レート(Dh)との比を、1+α対1として表現するものである。このとき、図10に示すように、αFh/(1+α)が、コマンド通信用に設定すべき所定量の低域帯域幅(低域周波数帯域)に相当する。
プリアンブル周期は、48KHzのオーディオサンプリング周波数に同期するので、要件3が満たされる。
要件4は、インバータ/セレクタによる変調回路と、変調キャリア再生回路/インバータ/セレクタによる復調回路、あるいは、変調キャリア再生回路/乗算器/LPFによる簡単な復調回路とで、変復調が実現できる。このため、極めてローコストで変復調を実現することができる。
図11は、通信アダプタと通信コントローラとの間で、デイジー有線接続を介して送受信されるコマンドのフレーム構成を示す図である。コマンドフレームは、プリアンブル(16ビット)、コマンドデータ(40ビット)、CRC(8ビット)、Gap(21ビット+80CLK(源クロック:基準クロック))よりなる各フィールドで構成される。これらの各フィールドを含むコマンドフレームの周期は、たとえば、6KHz、166.667μSecに設定される。即ち、コマンドフレームは、オーディオ伝送フレームの8周期分の長さを有する。
プリアンブルは、PLLクロック同期を取るためのクロック信号であり、CRCは、コマンドデータに対するものである。Gapは、プリアンブル期間の抜き出しタイミングを取るための無変調期間である。
図12は、コマンドデータの内容を示す図である。コマンドデータは、アドレス(8ビット)、コマンド種別(8ビット)、コマンドヘッダー(8ビット)、コマンドコード(8ビット)、リザーブ(8ビット)よりなる各フィールド構成される。
アドレスは、8ビットより構成され、前半4ビットはFrom、後半4ビットはToという形式で、コマンドの送信元、送信先を規定する。このアドレスフィールドの内容は、オーディオ伝送フレームの制御情報(図14)内のコマンド調停情報に、合致させる。即ち、親機である通信コントローラからの受信オーディオフレーム中のコマンド調停情報に従って、通信コントローラは、コマンドの送信を行う。こうする事により、単一のコマンド帯域を複数の通信アダプタ間で、衝突なしでシェア可能になる。
コマンドデータのコマンド種別フィールドは、制御内容の種類を指定するもので、たとえば、リモコン制御、ステータス情報、設定データなどから選択される。コマンドヘッダーフィールドは、次に続くコマンドコードのレングス(長さ)、オーダー(順番)を設定するもので、これにより、複数のコマンドコードを集合して、長いコマンドを構成することができる。このモードは、長いコマンドを送るのに便利である。
コマンドコードフィールドは、リモコン制御コード、ステータス、設定データなどの実際の制御内容をセットする個所である。リザーブドフィールドは、予備のデータフィールドである。
図15は、コマンドフレーム(図11)に用いる変調方式を示すタイミングチャートである。本発明の実施形態における変調方式に必要な要件は、以下の要件1から要件3となる。
1.コマンド帯域として、2MHzから3MHzの帯域を使用すること。
2.オーディオ伝送フレームとの同期が取れていること。
3.変復調がローコストで実現できること。
図15に示す変形マンチェスタ方式は、上記の要件1から要件3を満たすものである。図15において、変調キャリアは、2.56MHzであり、これは、源クロック122.88MHzの1/48である。一方、コマンドデータのデータRateは、0.512Mbpsであり、これは、源クロック122.88MHzの1/240である。
変調方法は、変調キャリアの反転信号を作り、コマンドデータの1,0に応じて、変調キャリアまたは反転変調キャリアをスイッチ(選択)する。図15において、コマンドデータは「101100」であり、このコマンドデータに対応する変調キャリアの反転信号は、例えば、図17(a)に例示する変調回路により生成される。ここで、変調したコマンドデータに含まれる「1」はHighデータを示し、「0」は、Lowデータを示す。
復調に関しては、受信信号から、プリアンブルを抜き出し、プリアンブルから変調クロックをPLL再生する。プリアンブルの期間は、データ16ビット分あり、80サイクル分の変調キャリアが存在するので、十分に変調クロックを再生することができる。再生変調キャリアにより、受信コマンドデータとその反転信号とをスイッチすると、復調出力が得られる。図17(b)は、復調回路を例示する図であり、受信した変調データ(受信変調データ)は、ピーク検知回路、間欠PLLタイミング生成回路、PLL回路により再生クロック(CLK)が生成される。変調キャリアの再生回路には、この再生クロック(CLK)と、受信変調データと、が入力される。変調キャリアの再生回路は、インバータ、セレクタとを有し、復調データを出力する。また、再生キャリアの1,0により、受信コマンドデータを反転させても同様の復調が実現できる。この場合には、乗算器が用いられる。
図17(c)は、乗算器を用いる復調回路を例示する図であり、復調回路は、変調キャリアの再生回路と、乗算器、LPF(ローパスフィルター)とで構成される。LPFは、ノイズ除去に有効である。
コマンド変復調に際しては、オーディオ伝送フレームの変復調で使用するクロック類を利用して、必要なクロック類を2次生成することで、コマンド変調キャリア再生回路を省略することが可能である。本実施形態にかかる本変形マンチェスタ変調方式では、データRate(0.512Mbps)と変調キャリア(2.56MHz)とを第2の変調比率β=5の比率でずらしたことにより、要件1が満たされている。
ここで、第2の変調比率βは、変調キャリア(FL)とデータ伝送レート(DL)との比をβ対1として表現するものである。このとき、図10に示すように、2 FL/βが、確保すべき所定量の低域帯域幅に相当する。因みに、β=2の場合が、本来のマンチェスタ変調方式である。
また、プリアンブル周期は、48KHzのオーディオサンプリング周波数の1/8に同期するので、要件2が満たされる。要件3はインバータ/セレクタによる簡単な構成の変調回路と、変調キャリア再生回路/インバータ/セレクタによる簡単な構成の復調回路、あるいは、変調キャリア再生回路/乗算器/LPFによる簡単な復調回路とで、変復調が実現できる。このため、極めてローコストである。
次に、システムの動作を説明する。図6、8は本発明の実施形態に係るシステムの詳細を示すブロック図である。図6は、ソース機器、即ち、親機である通信コントローラ101(図1、2)の構成を示すブロック図である。図8は、子機である通信アダプタ102〜107(図1、2)の構成を説明するためのブロック図である。
図6で、マルチCHオーディオ入力端子601は、たとえば、外部のDVD再生機と接続され、マルチCHオーディオデータが入力される。マルチCHオーディオデコーダ602は、圧縮されたマルチCHオーディオデータをデコードし、たとえば、5.1CH圧縮オーディオデータから、6CHの個別オーディオPCM信号を分離し、出力する。これら、6CHの個別オーディオ信号は、デジタルサラウンド音響処理回路603に送られ、周波数特性補正、遅延時間補正(タイムアラインメント)、振幅補正などが施される。
これらマルチCHオーディオ入力端子601、マルチCHオーディオデコーダ602、デジタルサラウンド音響処理回路603は、夫々、図2の参照番号201、202、203に対応する。
所定の補正処理が施されたオーディオデータは、所定の形式で、オーディオ伝送フレーム生成回路604に送られ、ここで、図13に示すオーディオ伝送フレームが構成される。オーディオ伝送フレーム内の制御情報はシスコン606により設定制御される。
オーディオ伝送フレーム生成回路604の処理で必要になる各種タイミングは、クロック生成部605で生成される。クロック生成部605は、デジタルサラウンド音響処理回路603経由で得られる外部オーディオクロック(外部マルチCHオーディオ入力のサンプル周波数に関連するクロック)を基に必要な全クロックを生成する。オーディオ伝送フレーム生成回路604の出力は、オーディオ変調回路609(オーディオデータ変調手段)に送られ、ここで、図16に示すオーディオ変形マンチェスタ符号に変調される。具体的な変調回路の構成は、図17(a)に例示したものとなる。オーディオ変調信号は、BPF612にて、帯域成型されたのち、加算器614に送られる。
一方、コマンドフレーム生成回路607は、図11に示すコマンドフレームを生成する。コマンドフレーム内の各フィールドの設定制御は、シスコン606が行う。コマンドフレームの生成に必要な処理の各種タイミングは、クロック生成部605で生成される。
コマンドフレーム生成回路607の出力は、コマンド変調回路610(コマンドデータ変調手段)に送られ、ここで、図15に示すコマンド変形マンチェスタ符号に変調される。具体的な回路構成は、図17(a)に例示したものとなる。コマンド変調信号は、BPF613にて、帯域成型されたのち、加算器614に送られ、ここで、オーディオ変調信号とコマンド変調信号とが加算された加算信号となる。
加算器614の出力(加算信号)は、ケーブル駆動用パワーアンプ(PA)626、627に送られ、ケーブル駆動用パワーアンプ(PA)626、627は加算信号を十分な電圧レベルにまで増幅し、夫々、多重分離回路624、625に送る。
一方、多重分離回路624、625から出力される通信コントローラ101からの受信コマンドに関しては、それぞれ、コマンド帯域分離用BPF616、617を介して、加算器615に送られる。加算器615からの受信コマンドは、コマンド復調回路611に入力され、コマンド復調回路611は、入力された受信コマンドを復調する。具体的な回路構成は、例えば、図17(c)のような回路構成となる。ここで、コマンド復調回路611内の受信コマンド変調キャリア再生PLL回路は、受信コマンド変調キャリアと送信コマンド変調キャリアとが、事実上、同期が取れているために、省略することも可能である。この場合は、変調キャリア2.56MHzは、コマンドフレーム生成回路607から供給される。コマンド復調回路611の復調コマンドデータは、コマンドバッファ608に送られ、コマンドバッファ608は、復調コマンドデータをシスコン606に送信する。
一方、AC電源系に関しては、外部AC電源プラグ618は、屋内のAC電源コンセントに接続される。ノイズ除去フィルタ619は、外部AC電源プラグ618からのノイズを除去するで、後の伝送信号多重に悪影響を与えないよう所定の帯域のノイズを減衰させる。もし、屋内のAC電源線にPLCなどのパケット伝送信号が存在する場合には、特に、除去が重要である。DC電源回路620は、内部使用のDC電源を生成する。ノイズ除去後のAC電源は、更にノイズ除去ローパスフィルター(LPF)621を介して、リレー622に送られる。ここでの2回目のノイズ除去の目的は、途中経路の平行ケーブル配線が拾う内部回路の電磁ノイズを、多重分離の直前で除去するためである。リレー622の出力側には、過電流検知回路623が配置され、接続ケーブルなどで短絡が生じた場合に、危険を避けるために電源出力を直ちにリレーにて遮断する。過電流検知回路623のAC電源出力は、多重分離回路624、625に送られる。
多重分離回路624の多重動作により、パワーアンプ626、627からの伝送信号は、デイジー出力端子630、631に夫々、電源電圧と多重されて送出される。一方、デイジー出力端子630、631からの受信コマンド信号に関しては、コマンド帯域分離用BPF616、617、加算器615を介して、コマンド復調回路611に送られる。
図7は、図6のクロック生成部605の機能をより詳細に示すブロック図である。図7に示す外部オーディオクロックは、例えば、48KHzのサンプリング周波数であり、PLL回路702は、外部オーディオクロックにより基準クロック(源クロック)122.88MHzを生成する。源クロックを1/10分周器703で分周して12.288MHzを得る(「1/10」は分周比を示す)。これが、オーディオデータRateに対応する。
これを更に、1/256分周器705(「1/256」は分周比を示す)で分周すると48KHzが得られ、これがオーディオフレーム周期に対応する。一方、源クロックを1/8分周器704(「1/8」は分周比(第1の分周比)を示す)で分周したものは15.36MHzとなり、これが、オーディオ変調キャリアに対応する。コマンドフレーム関係では、1/256分周器705の出力を更に、1/8分周器708(「1/8」は分周比を示す)で分周して6KHzを得る。これがコマンドフレーム周期に対応する。
1/10分周器703の出力を更に、1/24分周器706(「1/24」は分周比を示す)で分周して0.512MHzを得る。これが、コマンドデータRateに対応する。1/8分周器704の出力を更に、1/6分周器707(「1/6」は分周比を示す)で分周して2.56MHzを得る。これがコマンド変調キャリアクロックに対応する。ここで、1/8分周器704の分周比と1/6分周器707の分周比とを乗算した分周比「1/48」は、基準クロック(122.88MHz)から、コマンド変調キャリアクロックを生成するための分周比(第2の分周比)となる。こうして得られたタイミングクロックに基づき、オーディオ伝送フレーム、コマンドフレームが構成される。
次に、通信アダプタの説明を行う。図8は、子親機である通信アダプタ102〜107(図1、2)の構成を示すブロック図である。
図8において、デイジー有線入力端子801は、受信した電源多重伝送信号を多重分離回路803に送信する。多重分離回路803の詳細構成は、図4(b)に示すとおりであり、入力された電源多重信号(オーディオ+AC電源)からAC電源、受信信号が取り出される。多重分離回路803には、例えば、図4(b)に示すパススルー端子426a、426bが用意されており(図8のパススルー出力端子802が対応する)、次段の通信アダプタへのデイジー出力となっている。スイッチ424は、次段とデイジー接続ケーブルの挿入の有無により、整合抵抗423への通電(ON/OFF)を制御する。
多重分離回路803で分離された通信コントローラ101からの受信データは、低ノイズアンプ(LNA)806に送られ、所定の増幅を受けた後、夫々、オーディオ伝送帯域分離用BPF807、コマンド帯域分離用BPF808に送られる。
まず、オーディオ伝送帯域分離用BPF807で得られた変調オーディオ伝送フレームは、高周波アンプ809を経て、オーディオ復調器850に送られる。オーディオ復調器850において、受信した変調オーディオ伝送フレーム信号から、受信オーディオ変調キャリア再生PLL回路(860、870、880)で、オーディオ変調キャリア15.36MHzを再生し、復調を行う。オーディオ復調器850で復調された受信オーディオ伝送フレームは、図13のフレーム構成を有する。受信オーディオ伝送フレームは、乗算器881、LPF890を経て、オーディオ自CH信号抽出・自CH宛制御情報抽出回路820(以下、単に「抽出回路820」ともいう)に送られる。
抽出回路820には、自身の役割コードがシスコン824よりあらかじめ設定されており、抽出回路820は、自身の役割コードに対応したオーディオCHデータを抜き出し、DSP回路823に送る。更に、抽出回路820は、抽出した制御情報をシスコン824に送信する。
DSP回路823は、所定の処理、例えば、スピーカ(SP)全体の周波数特性の補正などを行った後、3Wayの各レンジ帯域にオーディオ信号を分離する。そして、DSP回路823は、夫々のレンジのオーディオ信号をデジタルアンプ825、826、827に送信する。ここで、所定の電力レベルまで増幅を受けた後、各オーディオスピーカドライバ828、829、830に供給され、音響が再生される。
デジタルアンプクロックが伝送クロックと同期すれば、夫々のクロック間の干渉によるビートノイズが生じなくなる。そのため、オーディオクロック再生回路816によって受信オーディオ変調キャリアから再生される各種クロックからの2次クロックによりデジタルアンプ825、826、827を動作させると性能面でも制御面でも好都合である。
通信コントローラ101が、オーディオ変調出力をON/OFF制御することにより、間接的に、デジタルアンプクロックのON/OFF制御ができる。即ち、オーディオ変調出力をOFFすることで、接続されている全通信アダプタの全デジタルアンプを一斉にスタンバイモードに移行させることが可能になる。
一方、各デジタルアンプの起動に際しては、各デジタルアンプ/アンプ電源の電源コンデンサによるの突入電流が合算されて巨大になり、AC電源配線各部の接点劣化などを防ぐ必要がある。これらを防止するため、コマンドにより順次、起動する(スタンバイ解除)することが、必要である。これは、通信コントローラ101と各通信アダプタ102〜107との間で、コマンド通信が実現できた事により、付随的に実現することが可能になる。
図8の素子831、832、833は、例えば、ANDロジック回路で構成されており、デジタルアンプ/アンプ電源の起動、スタンバイ移行に関連する実行手段として機能する。シスコン824は、オーディオクロック再生回路816の動作を制御し、オーディオクロック再生回路816からの出力は、ANDロジック回路のゲート(素子831、832、833)に入力される。素子831、832、833からの出力に基づき、デジタルアンプ825、826、827の動作が制御される。
通信コントローラ101が、オーディオ変調出力をOFFにすると、通信アダプタ102〜107のオーディオクロック再生回路816のデジタルアンプクロックは、OFFになる。そして、素子831〜833へのデジタルアンプクロックが無くなり(OFFになり)、デジタルアンプ825、826、827の動作クロックが無くなる(OFFになる)。その結果、通信アダプタ102〜107のデジタルアンプ825、826、827は、スタンバイに移行する。
デジタルアンプの起動に関しては、通信コントローラ101がオーディオ変調出力をONにすると、通信アダプタのオーディオクロック再生回路816からデジタルアンプクロックが、素子831〜833へ出力される。その後、シスコン824は、通信コントローラ101からの起動コマンドに応じて、アンプ起動制御ライン834、845、836を制御し、デジタルアンプクロックへの動作クロックの供給をONにする。こうして、デジタルアンプ825、826、827が順次起動される。
図18は、デジタルアンプ起動時の通信コントローラ101と通信アダプタ102〜107間の制御フローを説明する図である。
ステップS1801において、通信コントローラ101は、電源をONし、電源から供給された電源電圧のみを通信アダプタに出力する(電源電圧出力工程)。
ステップS1802において、通信アダプタは、通信コントローラからの電源を受信して、通信アダプタの有するデジタルアンプ及びアンプ電源以外の所定部分のみを駆動する内部電源をONにする(内部電源駆動工程)。
ステップS1803において、通信コントローラ101は、通信アダプタに対してオーディオ変調データを出力する(オーディオ変調データ出力工程)。ステップS1804において、通信アダプタ102〜107は、通信コントローラから出力されたオーディオ変調データに基づき、基準クロックを生成する。そして、通信アダプタ102〜107は、基準クロックからデジタルアンプを駆動するためのデジタルアンプクロックを生成する(デジタルアンプクロック生成工程)。
ステップS1805において、通信コントローラ101は、デジタルアンプ825、826、827を起動するコマンドを通信アダプタに送信する(コマンド送信工程)。
ステップS1806にいおいて、通信アダプタ102〜107のシスコン824は、通信コントローラ101から送信されたコマンドに基づき各デジタルアンプ及びアンプ電源を起動する(起動工程)。
そして、ステップS1807において、通信アダプタ102〜107のシスコン824は、先のステップS1804において生成されたデジタルアンプクロックによりデジタルアンプを駆動する(駆動工程)。
図19は、デジタルアンプスタンバイ移行時の通信コントローラと通信アダプタ間の制御フローを説明する図である。
ステップS1901において、通信コントローラ101は、オーディオ変調出力を停止(OFF)する制御を実行する(停止工程)。ステップS1902において、通信アダプタ102〜107は、通信コントローラ101におけるオーディオ変調データの出力の停止に従いデジタルアンプクロックの生成を停止する。そして、通信アダプタ102〜107は、各デジタルアンプとそのアンプ電源を、スタンバイ状態に移行する(スタンバイ状態移行工程)。
説明を図8に戻し、コマンド帯域分離用BPF808で得られた受信コマンドフレームは、高周波アンプ809を経て、コマンド復調回路810に送られる。ここで、コマンド復調回路810内の受信コマンド変調キャリア再生PLL回路(811、812、813)は、受信オーディオ変調キャリアと受信コマンド変調キャリアとが、事実上、同期が取れているので、省略可能である。この場合は、受信コマンド変調キャリア2.56MHzは、コマンドクロック再生回路817から供給する。
高周波アンプ809から受信した受信コマンドフレームと、コマンドクロック再生回路817から受信した受信コマンド変調キャリアと、はコマンド復調回路810に入力される。コマンド復調回路810の受信コマンド変調キャリア再生PLL回路(811、812、813)、乗算器814、ローパスフィルタ815は、入力された受信コマンドフレームと、受信コマンド変調キャリアと、に基づき、受信コマンドフレームを生成する。コマンド復調回路810で復調された受信コマンドフレームは、図11で説明したコマンドフレームの構成を有する。コマンド復調回路810で復調された受信コマンドフレームは、コマンド抽出回路822に送られる。
コマンド抽出回路822は、自身のアドレス(Toアドレス)がシスコン824によって予め設定されており、自身宛ての受信コマンドのみを受信コマンドフレームから抽出してバッファー(記憶手段)に格納し、シスコン824に送信する。
受信オーディオ伝送フレーム内の制御情報に含まれる制御コード(図14参照)や、受信コマンドが自身宛てのコマンドコード(図12参照)の場合、シスコン824は、応答コマンドを通信コントローラ101に返す必要がある。この場合、シスコン824は、制御情報に含まれるコマンド調停情報に基づいて、自身のコマンド送信可能タイミングを確認し、そのタイミングに合せて、コマンドを送信する。例えば、シスコン824は、応答コマンドフレーム生成手段として機能して、コマンドフレーム生成回路821に、予め、送信コマンドデータ(応答コマンドフレーム)の内容を設定しておき、送信準備OKとしておく。この後、コマンドフレーム生成回路821は、オーディオ自CH信号抽出・自CH宛制御情報抽出回路820から抽出された制御情報に含まれる自CHコマンド送信可能タイミングに基づき、コマンドフレームをコマンド変調回路819に送出する。これにより、コマンドフレームの送信は、受信オーディオ伝送フレームに同期し、且つ、受信コマンドフレームとの衝突が回避された通信が実現される。
コマンド変調回路819のコマンド変調出力は、BPF818にて、帯域成型され、ケーブル駆動用のパワーアンプ805に送られる。パワーアンプ805にて、所定の電圧レベルまで増幅されて、多重分離回路803に送られ、デイジー有線入力端子801及びパススルー出力端子802に送出される。デイジーケーブル配線は、最終段の通信アダプタのみで整合終端されているので、コマンド変調信号は、通信コントローラ101にまで、確実に到達する。
図9は、図8のオーディオクロック再生回路816、コマンドクロック再生回路817の詳細な構成を示すブロック図である。
図9で、15.36MHz PLLクロックは、オーディオ復調器850で再生されたオーディオ変調キャリアであり、これから、PLL回路902は基準クロック(源クロック)122.88MHzを生成する。
1/10分周器903(「1/10」は分周比を示す)は、源クロックを分周して12.288MHzを得る。これが、オーディオデータRateクロックに対応する。これを更に、1/256分周器905(「1/256」は分周比を示す)は分周して48KHzを得る。これがオーディオフレーム周期に対応する。一方、1/8分周器904(「1/8」は分周比を示す)は、源クロックを分周して、15.36MHzを得る。これが、オーディオ変調キャリアクロックになる。これを、更に1/20分周器906(「1/20」は分周比を示す)は分周して、768KHzを得て、これをデジタルアンプクロックに使用する。
受信コマンドフレーム関係では、2.56MHz PLLクロックから、PLL回路909は基準クロック(源クロック)122.88MHzを生成する。
1/10分周器910(「1/10」は分周比を示す)は源クロックを分周し、更に1/256分周器912(「1/256」は分周比を示す)で分周し、続けて、1/8分周器915(「1/8」は分周比を示す)で分周して6KHzを得る。これがコマンドフレーム周期に対応する。
1/10分周器910の出力を更に、1/24分周器913(「1/24」は分周比を示す)で分周して0.512MHzを得る。これが、コマンドデータRateクロックに対応する。
また、1/8分周器911(「1/8」は分周比を示す)は、源クロックを分周し、更に、1/6分周器914(「1/6」は分周比を示す)で分周して2.56MHzを得る。これがコマンド変調キャリアクロックに対応する。こうして得られた各種タイミングクロックに基づき、受信したオーディオ伝送フレーム、受信したコマンドフレームが処理される。
以上説明したように、本発明の実施形態に拠れば、スピーカケーブルの配線、電源配線の総数を削減でき、配線自体の簡単化が可能な通信システムを実現することができる。
また、オーディオ信号の各スピーカへの伝送がデジタル化されたので、配線長の影響による性能劣化がない通信システムの提供が可能になる。
また、双方向のコマンド伝送が実現され、通信コントローラ側から、スピーカ状態の把握が可能な通信システムを実現することができる。
また、高機能のCPUを使用せず、タイムスタンプ対応のハードウエア無しで、簡単な変復調回路などで、再生装置側の通信アダプタを構成できるので、ローコストの通信システムの提供が可能になる。
(他の実施形態)
なお、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録したコンピュータ可読の記憶媒体を、システムあるいは装置に供給することによっても、達成されることは言うまでもない。また、システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
なお、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録したコンピュータ可読の記憶媒体を、システムあるいは装置に供給することによっても、達成されることは言うまでもない。また、システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現される。また、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
101 通信コントローラ
102〜107 通信アダプタ
604 オーディオ伝送フレーム生成回路
605 クロック生成部
607 コマンドフレーム生成回路
816 オーディオクロック再生回路
817 コマンドクロック再生回路
102〜107 通信アダプタ
604 オーディオ伝送フレーム生成回路
605 クロック生成部
607 コマンドフレーム生成回路
816 オーディオクロック再生回路
817 コマンドクロック再生回路
Claims (13)
- 複数のチャンネルで再生すべきオーディオ信号と電源電圧とを多重伝送する通信コントローラと、前記多重伝送された電源電圧の受信に従い起動して、再生装置で前記オーディオ信号の再生を行う複数の通信アダプタと、を有する通信システムであって、前記通信コントローラは、
コマンド伝送用の周波数帯域を設定するために、オーディオデータを変調するための変調キャリアクロックと、前記オーディオデータを伝送するためのデータ伝送レートと、を第1の変調比率に基づきずらして、前記オーディオデータを変調するオーディオデータ変調手段と、
前記オーディオデータ変調手段により設定された前記コマンド伝送用の周波数帯域において、コマンドデータを変調するための変調キャリアクロックと、前記コマンドデータを伝送するためのデータ伝送レートと、を第2の変調比率に基づきずらして、前記コマンドデータを変調するコマンドデータ変調手段と、
を備えることを特徴とする通信システム。 - 前記オーディオデータの変調キャリアクロックと、前記オーディオデータのデータ伝送レートとの比は、(1+前記第1の変調比率):1であることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
- 前記通信コントローラは、
基準クロックの分周により前記オーディオデータの変調キャリアクロックと、前記変調キャリアクロックを反転させた反転変調キャリアクロックと、を生成するクロック生成手段を更に備え、
前記オーディオデータ変調手段は、
前記オーディオデータを変調したオーディオデータに含まれるHighデータまたはLowデータに応じて、前記変調キャリアクロックまたは前記反転変調キャリアクロックを選択して、前記変調したオーディオデータを出力することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。 - 前記コマンドデータの変調キャリアクロックと、前記コマンドデータのデータ伝送レートとの比は、前記第2の変調比率:1であることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
- 前記クロック生成手段は、更に、
前記基準クロックの分周により前記コマンドデータの変調キャリアクロックと、前記変調キャリアクロックを反転させた反転変調キャリアクロックと、を生成し、
前記コマンドデータ変調手段は、
前記コマンドデータを変調したコマンドデータに含まれるHighデータまたはLowデータに応じて、前記変調キャリアクロックまたは前記反転変調キャリアクロックを選択して、前記変調したコマンドデータを出力することを特徴とする請求項3に記載の通信システム。 - 前記クロック生成手段は、
単一の基準クロックから第1の分周比に基づき前記オーディオデータの変調キャリアクロックを生成し、第2の分周比に基づき前記コマンドデータの変調キャリアクロックを生成することを特徴とする請求項3または5に記載の通信システム。 - 前記通信コントローラは、
複数のチャンネルに対応したオーディオデータと、前記オーディオデータの処理を制御するための制御情報と、を含む伝送フレームを生成する伝送フレーム生成手段と、
前記通信コントローラと前記複数の通信アダプタとの間で通信するコマンドデータを有し、前記伝送フレームと同期するコマンドフレームを生成するコマンドフレーム生成手段と、を更に備え、
前記オーディオデータ変調手段は、前記伝送フレーム生成手段により生成された前記伝送フレームを変調して出力し、
前記コマンドデータ変調手段は、前記コマンドフレーム生成手段により生成された前記コマンドフレームを変調して出力することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。 - 前記通信アダプタは、
前記通信コントローラの前記オーディオデータ変調手段より出力された前記伝送フレームから前記通信アダプタに対応する制御情報を抽出する制御情報抽出手段と、
前記通信コントローラの前記コマンドデータ変調手段より出力されたコマンドフレームから前記通信アダプタに対応するコマンドデータを抽出するコマンド抽出手段と、
前記コマンド抽出手段により抽出されたコマンドデータに対応する応答コマンドフレームを生成する応答コマンドフレーム生成手段と、を備え、
前記応答コマンドフレーム生成手段は、前記制御情報抽出手段により抽出された前記制御情報に基づき、前記通信コントローラから出力されるコマンドフレームの受信と衝突するのを回避するように、前記応答コマンドフレームの出力タイミングを制御することを特徴とする請求項1または7に記載の通信システム。 - 前記通信アダプタは、
前記通信コントローラから多重伝送されたオーディオ信号と電源電圧との入力を受け付ける入力手段と、
前記入力手段により受け付けられた前記オーディオ信号と電源電圧とを、次段の通信アダプタに出力する出力手段と、
前記次段の通信アダプタとの接続の有無を検知する接続検知手段と、
前記接続検知手段の検知結果に基づき、前記出力手段からの出力を制御する出力制御手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項8に記載の通信システム。 - 複数チャンネルで再生すべきオーディオ信号と電源電圧とを多重伝送する通信コントローラと、前記多重伝送された電源電圧の受信に従い起動して、再生装置で前記オーディオ信号の再生を行う複数の通信アダプタと、を有する通信システムの制御方法であって、
前記通信コントローラにおいて実行される処理として、
電源をONし、前記電源から供給される電源電圧のみを通信アダプタに出力する電源電圧出力工程と、
前記通信アダプタに対してオーディオ変調データを出力するオーディオ変調データ出力工程と、
前記通信アダプタの有するアンプを起動するためのコマンドを送信するコマンド送信工程と、とを有し、
前記通信アダプタにおいて実行される処理として、
前記電源電圧出力工程において出力された前記電源電圧の受信により、前記通信アダプタが有するデジタルアンプ及びアンプ電源以外の部分を駆動する内部電源をONする内部電源駆動工程と、
前記オーディオ変調データ出力工程において出力された前記オーディオ変調データに基づき、基準クロックを生成し、前記基準クロックから前記デジタルアンプを駆動するためのデジタルアンプクロックを生成するデジタルアンプクロック生成工程と、
前記コマンド送信工程において出力されたコマンドの受信により、前記デジタルアンプ及びアンプ電源を起動する起動工程と、
前記デジタルアンプクロック生成工程において生成された前記デジタルアンプクロックにより前記デジタルアンプを駆動する駆動工程と、
を有することを特徴とする通信システムの制御方法。 - 前記通信コントローラにおいて実行される処理として、
前記オーディオ変調データの出力を停止する停止工程と、
前記通信アダプタにおいて実行される処理として、
前記停止工程におけるオーディオ変調データの出力の停止に従い、デジタルアンプクロックの生成を停止し、前記デジタルアンプ及びアンプ電源をスタンバイ状態に移行するスタンバイ状態移行工程と、
を更に備えることを特徴とする請求項10に記載の通信システムの制御方法。 - 請求項10または11に記載の通信システムの制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
- 請求項12に記載のプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体。
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