JP2009293733A - 遠心圧縮機 - Google Patents
遠心圧縮機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009293733A JP2009293733A JP2008149354A JP2008149354A JP2009293733A JP 2009293733 A JP2009293733 A JP 2009293733A JP 2008149354 A JP2008149354 A JP 2008149354A JP 2008149354 A JP2008149354 A JP 2008149354A JP 2009293733 A JP2009293733 A JP 2009293733A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main shaft
- foil
- bearing
- axial direction
- centrifugal compressor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Support Of The Bearing (AREA)
Abstract
【課題】フォイルが撓むことによるインペラとケーシングとの接触を防止することができ、フォイルが摩耗しないようにしてフォイル軸受の耐久性を向上することができる遠心圧縮機を提供する。
【解決手段】遠心圧縮機1は、回転する主軸6と、主軸6に固定されるとともにケーシング7内に設けられたインペラ8と、主軸6を径方向Rにおいて支持するフォイル軸受5とを備えている。フォイル軸受5は、主軸6とフォイル軸受5の間に動圧を発生させるためのトップフォイル5cと、トップフォイル5cを覆う軸受ハウジング5aとを備え、軸受ハウジング5aには、径方向Rにおいてトップフォイル5cよりも主軸6へ向けて突出した突出部5dが形成されている
【選択図】図1
【解決手段】遠心圧縮機1は、回転する主軸6と、主軸6に固定されるとともにケーシング7内に設けられたインペラ8と、主軸6を径方向Rにおいて支持するフォイル軸受5とを備えている。フォイル軸受5は、主軸6とフォイル軸受5の間に動圧を発生させるためのトップフォイル5cと、トップフォイル5cを覆う軸受ハウジング5aとを備え、軸受ハウジング5aには、径方向Rにおいてトップフォイル5cよりも主軸6へ向けて突出した突出部5dが形成されている
【選択図】図1
Description
本発明は、インペラが設けられた主軸をフォイル軸受により支持する遠心圧縮機に関する。
従来、インペラ(羽根車)が回転することにより遠心方向へ空気を圧送する遠心圧縮機においては、インペラが設けられた主軸を支持するための軸受として、主軸と軸受との接触を抑制して主軸を高速回転可能に支持するとの観点から、非接触型の軸受を備えることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、図7に示すように、非接触型の軸受を備える遠心圧縮機101は、ステータ103が発生させる回転磁界により回転する主軸106と、主軸106を軸方向Aにおいて支持する磁気軸受104と、主軸106を径方向Rにおいて支持するフォイル軸受105とを備えている。磁気軸受104及びフォイル軸受105はハウジング102内に設けられており、磁気軸受104は、電磁石104bの磁気吸引力により主軸106を支持する非接触型の軸受であって、フォイル軸受105は、主軸106が回転することによって発生する動圧により主軸106を支持する非接触型の軸受である。
フォイル軸受105は、図8(a)に示すように、環状の軸受ハウジング105aと、軸受ハウジング105aの内周105Aに設けられたフォイルであるバンプフォイル105b及びトップフォイル105cとから構成されている。バンプフォイル105bは、環状の軸受ハウジング105aに沿って波打った形状であるため、弾性を有しており、円筒状のトップフォイル105cは、可撓性を有している。バンプフォイル105bの厚みH4及びトップフォイル105cの厚みH5(図8(b)参照)は、例えば、それぞれ、0.1mm、0.2mmであって、径方向Rにおけるフォイル(即ち、バンプフォイル105b及びトップフォイル105c)の厚みH6は、約0.6mmとなっている。なお、主軸106が回転していない状態においては、主軸106がトップフォイル105c上に載置された状態となるため、フォイルが若干撓み、径方向Rにおけるフォイルの厚みH6が約0.6mmから20〜30μmだけ小さくなる。このように構成されたフォイル軸受105内において、主軸106が高速で回転することで、主軸106とトップフォイル105cの間に動圧が発生して、図7及び図8に示すように、主軸106がフォイル軸受105から浮いた状態で回転することができる。
そして、遠心圧縮機101は、図7に示すように、ハウジング102に隣接して設けられたケーシング107と、主軸106に固定されるとともにケーシング107内に設けられたインペラ108とを備えており、インペラ108が主軸106とともに回転することで、空気を圧縮して送る構成となっている。なお、圧縮比を高めるためには、インペラ108とケーシング107とにより形成される隙間(ギャップ)は小さいことが好ましく、例えば、インペラ108とケーシング107との間には0.1〜0.2mmのギャップGが設けられている。このようにインペラ108とケーシング107とのギャップGを0.1〜0.2mmとすることで、主軸106がトップフォイル105c上に載置された状態(即ち、径方向Rにおけるフォイルの厚みH6が約0.6mmから20〜30μmだけ小さくなる場合)であっても、インペラ108がケーシング107と接触しないようにしている。
特開2007−270650号公報
しかしながら、上記のフォイル軸受105を備えた遠心圧縮機101においては、例えば、遠心圧縮機101の振動等の外乱によって主軸106がトップフォイル105cを押圧した際には、図9(a)及び図9(b)に示すように、フォイル(即ち、トップフォイル105c及びバンプフォイル105b)が大きく撓む場合がある。このようにフォイルが大きく撓み、径方向Rにおけるフォイルの厚みH6が、約0.6mmからギャップG分だけ小さくなった場合には、図10に示すように、主軸106に固定されたインペラ108がケーシング107と接触してしまうという問題があった。
また、主軸106の回転速度が低速の状態においては、主軸106がトップフォイル105cと接触した状態で回転することで、トップフォイル105cが摩耗してフォイル軸受105の耐久性が低下するという問題があった。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、フォイルが撓むことによるインペラとケーシングとの接触を防止することができ、フォイルが摩耗しないようにしてフォイル軸受の耐久性を向上することができる遠心圧縮機を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、回転する主軸と、主軸に固定されるとともにケーシング内に設けられたインペラと、主軸を径方向において支持するフォイル軸受とを備える遠心圧縮機であって、フォイル軸受は、主軸とフォイル軸受の間に動圧を発生させるためのフォイルと、フォイルを覆う軸受ハウジングとを備え、軸受ハウジングには、径方向においてフォイルよりも主軸へ向けて突出した突出部が形成されていることを特徴とする。
同構成によれば、軸受ハウジングには、径方向においてフォイルよりも主軸へ向けて突出した突出部が形成されているため、軸受ハウジングの突出部が、径方向において主軸を支持するためのタッチダウン軸受として機能し、主軸がフォイルに接触しないようにすることができる。従って、例えば、遠心圧縮機の振動等の外乱により、主軸がフォイルを押圧してフォイルが撓むことがないため、フォイルが撓むことによるインペラとケーシングとの接触を防止することができる。また、軸受ハウジングの突出部が、径方向において主軸を支持するためのタッチダウン軸受として機能するため、径方向において主軸を支持するためのタッチダウン軸受を別個設ける必要がなく、フォイルが撓むことによるインペラとケーシングとの接触を、簡単な構成で防止することができる。さらに、軸受ハウジングの突出部が、径方向において主軸を支持するためのタッチダウン軸受として機能し、主軸がフォイルに接触しないため、フォイルが摩耗しないようにしてフォイル軸受の耐久性を向上することができる。ここでいう「径方向」とは、主軸の回転の中心となる回転軸に垂直な方向である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遠心圧縮機であって、主軸は、突出部と係合する係合面を有するとともに、係合面と突出部が係合することにより、軸方向における主軸の移動が規制されることを特徴とする。
同構成によれば、主軸が有する係合面と、突出部とが係合することにより、軸方向における主軸の移動が規制されるため、軸受ハウジングの突出部が、軸方向において主軸を支持するためのタッチダウン軸受として機能する。従って、例えば、主軸を軸方向において支持する磁気軸受に異常が発生して磁気軸受により主軸を軸方向において十分に支持できない場合であっても、突出部により主軸を軸方向において補助的に支持することができ、主軸が軸方向に移動することによるインペラとケーシングとの接触を防止することができる。また、軸受ハウジングの突出部が、軸方向において主軸を支持するためのタッチダウン軸受として機能するため、軸方向において主軸を支持するためのタッチダウン軸受を別個設ける必要がなく、主軸が軸方向に移動することによるインペラとケーシングとの接触を、簡単な構成で防止することができる。ここでいう「軸方向」とは、主軸の回転の中心となる回転軸に平行な方向である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の遠心圧縮機であって、主軸に接触する突出部の表面には、突出部の摩耗を抑制するための被膜が形成されていることを特徴とする。
同構成によれば、主軸に接触する突出部の表面には、突出部の摩耗を抑制するための被膜が形成されているため、突出部の摩耗を抑制してフォイル軸受の耐久性を一層向上させることができる。
本発明によれば、フォイルが撓むことによるインペラとケーシングとの接触を簡単な構成で防止することができ、フォイルが摩耗しないようにしてフォイル軸受の耐久性を向上することができる。
以下に、本発明に係る実施形態について、図1〜図3を参照しながら説明する。なお、図中の矢印Aは、主軸の回転の中心となる回転軸に平行な方向である軸方向を示すとともに、図中の矢印Rは、主軸の回転の中心となる回転軸に垂直な方向である径方向を示している。
本発明の実施形態に係る遠心圧縮機1は、燃料電池によって得られる電力を動力とする燃料電池自動車(不図示)に搭載されるとともに、燃料電池へ化学反応に必要な空気を圧縮して送るためのものである。
図1に示すように、中空円柱状のハウジング2の内周2Aには、ステータコア3aと、ステータコア3aに巻かれた導線(不図示)からなるコイル3bとから構成された略円筒状のステータ(固定子)3が設けられている。ステータ3は、コイル3bに電流が適宜供給されることにより、回転磁界を発生させる電磁石界磁である。
また、ハウジング2の内周2Aには、軸方向Aにおいてステータ3を挟むように、一対の磁気軸受4が設けられている。非接触型の軸受である各磁気軸受4は、環状のヨーク4aと、ヨーク4a内に設けられた電磁石4bとから構成されている。
また、磁気軸受4の内周である環状のヨーク4aの内周4Aには、円筒状のフォイル軸受5が圧入されて設けられている。本実施形態においては、2つの磁気軸受4の内周のそれぞれにフォイル軸受5が設けられており、一対のフォイル軸受5の各々は同じように構成されている。非接触型の軸受である各フォイル軸受5は、図2(a)に示すように、環状の軸受ハウジング5aと、軸受ハウジング5aの内周5Aに設けられた金属製の薄膜からなるフォイルであるバンプフォイル5b及びトップフォイル5cとから構成されている。軸受ハウジング5aは、例えば、ステンレス鋼からなり、高温環境下における強度の低下を抑制するとの観点から、オーステナイト系ステンレス鋼等の耐熱鋼からなることが好ましい。
バンプフォイル5bは、図2(a)に示すように、環状の軸受ハウジング5aに沿って波打った形状であるため、弾性を有しており、円筒状のトップフォイル5cは、可撓性を有している。バンプフォイル5bの厚みH1及びトップフォイル5cの厚みH2(図2(b)参照)は、例えば、それぞれ、0.1mm、0.2mmであって、径方向Rにおけるフォイル(即ち、バンプフォイル5b及びトップフォイル5c)の厚みH3は、約0.6mmとなっている。
円筒状のフォイル軸受5内には、主軸6が挿通されている。主軸6は、ステータ3に対して径方向Rにおいて対向したロータ(回転子)6aや、一対の磁気軸受4が有する電磁石4bに対して軸方向Aにおいて対向した磁性材料からなるフランジ部6bを有している。
ロータ6aは、主軸6の回転方向に沿って磁極が交互に現われる永久磁石界磁であって、ステータ3が発生させる回転磁界と同期して、ロータ6aとともに主軸6が回転するように構成されている。
主軸6が高速で回転することにより、主軸6とトップフォイル5cの間(即ち、主軸6とフォイル軸受5の間)に動圧が発生して、図1及び図2に示すように、主軸6がフォイル軸受5から浮いた状態で回転する。従って、フォイル軸受5は、いわゆるラジアルフォイル軸受であって、主軸6が回転することによって発生する動圧により主軸6を径方向Rにおいて支持するフォイル軸受である。主軸6がフォイル軸受5から浮いた状態における主軸6とトップフォイル5cの間隔Yは、例えば、20〜30μmである。
また、軸方向Aにおける主軸6の支持は磁気軸受4によって行っており、一対の磁気軸受4の各電磁石4bに電流が適宜供給されることにより磁性材料からなるフランジ部6bを吸引して主軸6を支持する。従って、磁気軸受4は、いわゆるアキシアル磁気軸受であって、磁気吸引力によって主軸6を軸方向Aにおいて支持する磁気軸受である。なお、電磁石4bに供給される電流は、変位センサ9により検出された軸方向Aにおける主軸6の変位に基づき、制御装置(不図示)により調整される。
そして、ステータ3やフォイル軸受5等が設けられたハウジング2には、隣接するケーシング7が設けられており、ケーシング7は、気体流入口7aや螺旋状のボリュート7bを有した、気体の流路を形成するものである。
ケーシング7内には、インペラ(羽根車)8が設けられるとともに、インペラ8とケーシング7との間には0.1〜0.2mmのギャップGが設けられている。インペラ8は、ハウジング2内からケーシング7内へ突出した主軸6の一端6Aに固定されている。従って、インペラ8が主軸6とともに回転することで、燃料電池へ空気を圧縮して送る構成となっており、より具体的には、主軸6とともにインペラ8が回転することで気体流入口7aにおける空気がボリュート7bへ送られ、ボリュート7bにおいて圧縮された空気が燃料電池へ通じる吐出口(不図示)へ圧送される。
以上のように構成された遠心圧縮機1は、回転する主軸6と、主軸6に固定されるとともにケーシング7内に設けられたインペラ8と、主軸6を径方向Rにおいて支持するフォイル軸受5とを備えた構成である。
ここで、本実施形態においては、フォイル軸受5が、主軸6とフォイル軸受5の間に動圧を発生させるためのトップフォイル5cと、トップフォイル5cを覆う軸受ハウジング5aとを備え、軸受ハウジング5aに、径方向Rにおいてトップフォイル5cよりも主軸6へ向けて突出した突出部5dが形成されている点に特徴がある。
より具体的には、図2(b)に示すように、軸受ハウジング5aの軸方向Aにおける両端部には、軸受ハウジング5aの内周5Aに設けられたフォイルを軸方向Aにおいて挟むように径方向Rの内方U(図中の矢印Uの方向)へ向けて突出した突出部5dが一体的に形成されている。突出部5dが、トップフォイル5cから内方Uへ突出した長さZ(以下、「突出長さZ」という。)は、主軸6とトップフォイル5cとの間に動圧が発生し易い大きさに設定することができ、例えば、10μm以下である。
軸受ハウジング5aの軸方向Aにおける両端部に設けられた各突出部5dは、径方向Rに垂直な内周面5eを有しており、突出部5dは、径方向Rにおいてトップフォイル5cよりも主軸6へ向けて突出しているため、内周面5eが、主軸6と接触して、この主軸6を支持するための軸受面となる。この突出部5dの内周面5eには、突出部5dの摩耗を抑制するための被膜が形成されており、例えば、二硫化モリブデンをコーティングして固体潤滑被膜(不図示)が形成されている。
以上のように軸受ハウジング5aが構成されているため、軸受ハウジング5aの突出部5dが、径方向Rにおいて主軸6を支持するためのタッチダウン軸受として機能し、径方向Rにおける主軸6の移動が規制されることになる。従って、図3(a)及び図3(b)に示すように、主軸6がトップフォイル5cに接触しないようにすることができる。
上記実施形態の遠心圧縮機1によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)フォイル軸受5は、主軸6とフォイル軸受5の間に動圧を発生させるためのフォイルであるトップフォイル5cと、トップフォイル5cを覆う軸受ハウジング5aとを備え、軸受ハウジング5aには、径方向Rにおいてトップフォイル5cよりも主軸6へ向けて突出した突出部5dが形成されている。このため、主軸6がトップフォイル5cに接触しないようにすることができ、遠心圧縮機1の振動等の外乱により、主軸6がトップフォイル5cを押圧してフォイル(即ち、バンプフォイル5b及びトップフォイル5c)が撓むことがない。従って、フォイルが撓むことによるインペラ8とケーシング7との接触を防止することができる。
(1)フォイル軸受5は、主軸6とフォイル軸受5の間に動圧を発生させるためのフォイルであるトップフォイル5cと、トップフォイル5cを覆う軸受ハウジング5aとを備え、軸受ハウジング5aには、径方向Rにおいてトップフォイル5cよりも主軸6へ向けて突出した突出部5dが形成されている。このため、主軸6がトップフォイル5cに接触しないようにすることができ、遠心圧縮機1の振動等の外乱により、主軸6がトップフォイル5cを押圧してフォイル(即ち、バンプフォイル5b及びトップフォイル5c)が撓むことがない。従って、フォイルが撓むことによるインペラ8とケーシング7との接触を防止することができる。
(2)軸受ハウジング5aの突出部5dが、径方向Rにおいて主軸6を支持するためのタッチダウン軸受として機能するため、径方向Rにおいて主軸6を支持するためのタッチダウン軸受を別個設ける必要がなく、フォイルが撓むことによるインペラ8とケーシング7との接触を、簡単な構成で防止することができる。
(3)軸受ハウジング5aの突出部5dが、径方向Rにおいて主軸6を支持するためのタッチダウン軸受として機能し、主軸6がトップフォイル5cに接触しないため、トップフォイル5cが摩耗しないようにしてフォイル軸受5の耐久性を向上することができる。
(4)主軸6に接触する突出部5dの表面(即ち、内周面5e)には、突出部5dの摩耗を抑制するための被膜が形成されているため、突出部5dの摩耗を抑制してフォイル軸受5の耐久性を一層向上させることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の設計変更をすることが可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。例えば、上記実施形態を以下のように変更してもよい。
・上記実施形態においては、軸受ハウジング5aの突出部5dは、径方向Rにおいて主軸6を支持するためのタッチダウン軸受として機能していたが、さらに、突出部5dが、軸方向Aにおいて主軸6を支持するためのタッチダウン軸受として機能するように構成してもよい。
このように構成する場合は、例えば、図4〜図6に示すように、各フォイル軸受5付近において、主軸6には、軸方向Aに垂直な係合面6cが設けられている。また、軸受ハウジング5aの軸方向Aにおける両端部のうち一方の端部に形成された突出部5dが、軸受ハウジング5aの軸方向Aにおける両端部のうち他方の端部に形成された突出部5dよりも、さらに内方Uへ向けて突出するように形成されている。このようにして、突出部5dには、図5及び図6に示すように、主軸6に形成された軸方向Aに垂直な係合面6cと係合することができる軸方向Aに垂直な側面5fが設けられている。
そして、軸方向Aにおいて対称である一対のフォイル軸受5を使用することで、軸方向Aにおける主軸6の移動が規制される。即ち、一対のフォイル軸受5のうちの一方においては、図5(b)に示すように、軸方向Aにおける一方向(図中の矢印D1で示す方向)への主軸6の移動が規制されるとともに、一対のフォイル軸受5のうちの他方においては、図6(b)に示すように、軸方向Aにおける逆方向(図中の矢印D2で示す方向)への主軸6の移動が規制される。
以上のようにして、主軸6が、突出部5dと係合する係合面6cを有するとともに、係合面6cと突出部5dが係合することにより、軸方向Aにおける主軸6の移動が規制されるように構成してもよい。
このように構成すれば、主軸6が有する係合面6cと、突出部5dとが係合することにより、軸方向Aにおける主軸6の移動が規制されるため、軸受ハウジング5aの突出部5dが、軸方向Aにおいて主軸6を支持するためのタッチダウン軸受として機能する。従って、主軸6を軸方向Aにおいて支持する磁気軸受4に異常が発生して磁気軸受4により主軸6を軸方向Aにおいて十分に支持できない場合であっても、突出部5dにより主軸6を軸方向Aにおいて補助的に支持することができ、主軸6が軸方向Aに移動することによるインペラ8とケーシング7との接触を防止することができる。また、軸受ハウジング5aの突出部5dが、軸方向Aにおいて主軸6を支持するためのタッチダウン軸受として機能するため、軸方向Aにおいて主軸6を支持するためのタッチダウン軸受を別個設ける必要がなく、主軸6が軸方向Aに移動することによるインペラ8とケーシング7との接触を、簡単な構成で防止することができる。
また、この場合も、上述の実施形態と同様に、突出部5dの内周面5eに、突出部5dの摩耗を抑制するための被膜をしてもよい。更に、係合面6cの側面5fに、突出部5dの摩耗を抑制するための被膜を形成してもよく、例えば、側面5fには、内周面5eと同様に、二硫化モリブデンをコーティングして固体潤滑被膜(不図示)を形成してもよい。
・上記実施形態においては、突出部5dの内周面5eには、二硫化モリブデンがコーティングされていたが、フッ素樹脂がコーティングされていてもよく、また、ニッケルまたはクロム等がメッキされていてもよい。また、同様に、上記変形例における側面5fに、フッ素樹脂がコーティングされていてもよく、また、ニッケルまたはクロム等がメッキされていてもよい。
A…軸方向、R…径方向、G…ギャップ、U…内方、1…遠心圧縮機、2…ハウジング、3…ステータ、3a…ステータコア,3b…コイル、4…磁気軸受、4a…ヨーク、4b…電磁石、5…フォイル軸受、5a…軸受ハウジング、5b…バンプフォイル、5c…トップフォイル、5d…突出部、5e…内周面、5f…側面、6…主軸、6a…ロータ、6b…フランジ部、6c…係合面、7…ケーシング、7a…気体流入口、7b…ボリュート、8…インペラ。
Claims (3)
- 回転する主軸と、前記主軸に固定されるとともにケーシング内に設けられたインペラと、前記主軸を径方向において支持するフォイル軸受とを備える遠心圧縮機であって、
前記フォイル軸受は、前記主軸と前記フォイル軸受の間に動圧を発生させるためのフォイルと、前記フォイルを覆う軸受ハウジングとを備え、
前記軸受ハウジングには、径方向において前記フォイルよりも前記主軸へ向けて突出した突出部が形成されていることを特徴とする遠心圧縮機。 - 前記主軸は、前記突出部と係合する係合面を有するとともに、前記係合面と前記突出部が係合することにより、軸方向における前記主軸の移動が規制されることを特徴とする請求項1に記載の遠心圧縮機。
- 前記主軸に接触する前記突出部の表面には、前記突出部の摩耗を抑制するための被膜が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遠心圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008149354A JP2009293733A (ja) | 2008-06-06 | 2008-06-06 | 遠心圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008149354A JP2009293733A (ja) | 2008-06-06 | 2008-06-06 | 遠心圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2009293733A true JP2009293733A (ja) | 2009-12-17 |
Family
ID=41542082
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008149354A Pending JP2009293733A (ja) | 2008-06-06 | 2008-06-06 | 遠心圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2009293733A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015141806A1 (ja) * | 2014-03-19 | 2015-09-24 | Ntn株式会社 | フォイル軸受 |
| JP2018009625A (ja) * | 2016-07-13 | 2018-01-18 | 株式会社Ihi | 回転機械およびラジアルフォイル軸受 |
| CN113614402A (zh) * | 2019-03-26 | 2021-11-05 | Ntn株式会社 | 推力箔片轴承、箔片轴承单元、涡轮机械以及箔片 |
| CN114941630A (zh) * | 2022-05-31 | 2022-08-26 | 江苏金通灵氢能机械科技有限公司 | 一种单级高速氢燃料电池离心压缩机 |
| CN114962290A (zh) * | 2021-02-26 | 2022-08-30 | 株式会社丰田自动织机 | 流体机械 |
| CN117222819A (zh) * | 2021-04-09 | 2023-12-12 | 舍弗勒技术股份两合公司 | 具有过载保护和轴位移限制机构的径向箔片轴承 |
| US20240410379A1 (en) * | 2021-11-16 | 2024-12-12 | Edwards Japan Limited | Vacuum pump, vacuum pump bearing protection structure, and vacuum pump rotating body |
| US12607224B2 (en) * | 2022-03-31 | 2026-04-21 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Foil bearing and fluid machinery |
-
2008
- 2008-06-06 JP JP2008149354A patent/JP2009293733A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015141806A1 (ja) * | 2014-03-19 | 2015-09-24 | Ntn株式会社 | フォイル軸受 |
| JP2015194252A (ja) * | 2014-03-19 | 2015-11-05 | Ntn株式会社 | フォイル軸受 |
| CN106104029A (zh) * | 2014-03-19 | 2016-11-09 | Ntn株式会社 | 箔片轴承 |
| US9822816B2 (en) | 2014-03-19 | 2017-11-21 | Ntn Corporation | Foil bearing |
| JP2018009625A (ja) * | 2016-07-13 | 2018-01-18 | 株式会社Ihi | 回転機械およびラジアルフォイル軸受 |
| CN113614402A (zh) * | 2019-03-26 | 2021-11-05 | Ntn株式会社 | 推力箔片轴承、箔片轴承单元、涡轮机械以及箔片 |
| CN114962290A (zh) * | 2021-02-26 | 2022-08-30 | 株式会社丰田自动织机 | 流体机械 |
| CN114962290B (zh) * | 2021-02-26 | 2023-08-29 | 株式会社丰田自动织机 | 流体机械 |
| CN117222819A (zh) * | 2021-04-09 | 2023-12-12 | 舍弗勒技术股份两合公司 | 具有过载保护和轴位移限制机构的径向箔片轴承 |
| US20240410379A1 (en) * | 2021-11-16 | 2024-12-12 | Edwards Japan Limited | Vacuum pump, vacuum pump bearing protection structure, and vacuum pump rotating body |
| US12607224B2 (en) * | 2022-03-31 | 2026-04-21 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Foil bearing and fluid machinery |
| CN114941630A (zh) * | 2022-05-31 | 2022-08-26 | 江苏金通灵氢能机械科技有限公司 | 一种单级高速氢燃料电池离心压缩机 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4611364B2 (ja) | 人工心臓ポンプ | |
| JP4611365B2 (ja) | 人工心臓ポンプ | |
| WO2007032249A1 (ja) | 人工心臓ポンプ | |
| JP4523962B2 (ja) | 人工心臓ポンプ | |
| US20090009017A1 (en) | Bearing apparatus and centrifugal compressor provided with same | |
| JP4523961B2 (ja) | 人工心臓ポンプ | |
| CN110249145B (zh) | 用于轴慢滚动控制的推力主动磁轴承 | |
| CN110637168B (zh) | 磁性轴承 | |
| JP5168587B2 (ja) | 軸受装置および燃料電池用圧縮機 | |
| CN105765277B (zh) | 密封机构、密封机构的驱动装置、输送装置和制造装置 | |
| EP1857695B1 (en) | Ball bearing | |
| JP4610964B2 (ja) | 小型モータ | |
| CN109681525B (zh) | 磁悬浮轴承及电机 | |
| JP2009014083A (ja) | 軸受装置およびこれを備えた遠心圧縮機 | |
| JP2015070751A (ja) | 電動機 | |
| JP6361259B2 (ja) | 回転電機 | |
| JP2011211829A (ja) | 発電機 | |
| JP6448354B2 (ja) | 磁気軸受用ロータセンサターゲット | |
| AU2016339430B2 (en) | Electric motor and blower | |
| JP2006217744A (ja) | 永久磁石を用いたモータの軸受け構造 | |
| CN102075048A (zh) | 用于分段式电动机的轴承方案 | |
| JP4659811B2 (ja) | 回転装置 | |
| JP2008121699A (ja) | 軸受装置 | |
| JP2018107839A (ja) | 回転電機用固定子コア及び固定子、並びに回転電機 | |
| TWM446851U (zh) | 磁浮風扇 |