JP2009295232A - 半導体記憶装置およびその駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】読出しデータの信頼性の低下を抑制し、書込み速度が速く、かつ、多値データを記憶することができる半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】半導体記憶装置は、第1の方向に延伸する複数のワード線WLと、第1の方向と交差する第2の方向に延伸する複数のビット線BLと、ワード線とビット線とによって構成される格子形状の交点に対応して設けられ、Nビットデータ(N≧2)を格納する複数のメモリセルMCと、複数のビット線に対応して設けられ、メモリセルに格納されたデータを検出し、あるいは、メモリセルへデータを書き込むセンスアンプ40とを備え、Nビットデータのうち複数準位のデータを第1の閾値電圧のデータとしてメモリセルに書き込み、第1の閾値電圧として書き込まれたデータを読み出すときには、誤り訂正コードを用いて該データを読み出す。
【選択図】図6
【解決手段】半導体記憶装置は、第1の方向に延伸する複数のワード線WLと、第1の方向と交差する第2の方向に延伸する複数のビット線BLと、ワード線とビット線とによって構成される格子形状の交点に対応して設けられ、Nビットデータ(N≧2)を格納する複数のメモリセルMCと、複数のビット線に対応して設けられ、メモリセルに格納されたデータを検出し、あるいは、メモリセルへデータを書き込むセンスアンプ40とを備え、Nビットデータのうち複数準位のデータを第1の閾値電圧のデータとしてメモリセルに書き込み、第1の閾値電圧として書き込まれたデータを読み出すときには、誤り訂正コードを用いて該データを読み出す。
【選択図】図6
Description
本発明は、半導体記憶装置およびその駆動方法に関する。
不揮発性半導体記憶装置であるEEPROM型NAND型フラッシュメモリにおいて、多値データを記憶可能なメモリが提案されている。
EEPROM型NAND型フラッシュメモリのような不揮発性半導体記憶装置は、著しく微細化が進んでいる。このため、隣接するメモリセルの相互間隔が非常に狭まっている。隣接するメモリセルの相互間隔が狭くなると、隣接するセル相互の浮遊ゲート間の容量(FG−FG間容量) が大きくなる。したがって、先に書いたメモリセルの閾値電圧Vthが、FG−FG間容量により、後に書いた隣接セルのデータに応じて変動してしまうという問題が生じている。これは、近接効果と呼ばれている。特に、1つのメモリセルにNビットデータ( N≧2) を記憶する多値メモリは、1データ当たりの閾値電圧の分布を非常に狭くする必要がある。従って、多値メモリでは、近接効果の問題が顕著となる。
また、微細化が進むと、近接効果の増大だけでなく、データリテンション特性が悪化する。微細化が進むと、浮遊ゲートが小さくなるので、蓄積される電子数が減少するからである。近接効果の増大およびデータリテンション特性の悪化によって、メモリセルの閾値分布が広がってしまう。特に、多値メモリでは、閾値分布が広がることは読出しマージンの低下に繋がり、データの信頼性を低下させてしまう。これに対処するために、書込み時の閾値分布を狭くしようとすると、書込み速度が低下してしまう。つまり、読出しデータの信頼性と書込み速度とはトレードオフの関係にある。
特開2004−192789号公報
読出しデータの信頼性の低下を抑制し、書込み速度が速く、かつ、多値データを記憶することができる半導体記憶装置を提供する。
本発明に係る実施形態に従った半導体記憶装置は、第1の方向に延伸する複数のワード線と、前記第1の方向と交差する第2の方向に延伸する複数のビット線と、前記ワード線と前記ビット線とによって構成される格子形状の交点に対応して設けられ、Nビットデータ(N≧2)を格納する複数のメモリセルと、前記複数のビット線に対応して設けられ、前記メモリセルに格納されたデータを検出し、あるいは、前記メモリセルへデータを書き込むセンスアンプとを備え、
前記Nビットデータのうち複数準位のデータを第1の閾値電圧のデータとして前記メモリセルに書き込み、前記第1の閾値電圧として書き込まれたデータを読み出すときには、誤り訂正コードを用いて該データを読み出すことを特徴とする。
前記Nビットデータのうち複数準位のデータを第1の閾値電圧のデータとして前記メモリセルに書き込み、前記第1の閾値電圧として書き込まれたデータを読み出すときには、誤り訂正コードを用いて該データを読み出すことを特徴とする。
本発明に係る実施形態に従った書込みコントローラは、第1の方向に延伸する複数のワード線と、前記第1の方向と交差する第2の方向に延伸する複数のビット線と、前記ワード線と前記ビット線とによって構成される格子形状の交点近傍に対応して設けられ、Nビットデータ(N≧2)を格納する複数のメモリセルと、前記複数のビット線に対応して設けられ、前記メモリセルに格納されたデータを検出し、あるいは、前記メモリセルへデータを書き込むセンスアンプとを含むメモリ部へデータを書き込む書込みコントローラであって、
前記Nビットデータのうち複数準位のデータを第1の閾値電圧のデータとして前記メモリセルに書き込むように前記メモリ部を制御する。
前記Nビットデータのうち複数準位のデータを第1の閾値電圧のデータとして前記メモリセルに書き込むように前記メモリ部を制御する。
本発明に係る実施形態に従った読出しコントローラは、第1の方向に延伸する複数のワード線と、前記第1の方向と交差する第2の方向に延伸する複数のビット線と、前記ワード線と前記ビット線とによって構成される格子形状の交点近傍に対応して設けられ、Nビットデータ(N≧2)を格納する複数のメモリセルと、前記複数のビット線に対応して設けられ、前記メモリセルに格納されたデータを検出し、あるいは、前記メモリセルへデータを書き込むセンスアンプとを含むメモリ部からデータを読み出す読出しコントローラであって、
前記Nビットデータのうち複数準位のデータを第1の閾値電圧のデータとして格納する前記メモリセルから該データを読み出すときに、誤り訂正コードを用いて該データを読み出すように前記メモリ部を制御する。
前記Nビットデータのうち複数準位のデータを第1の閾値電圧のデータとして格納する前記メモリセルから該データを読み出すときに、誤り訂正コードを用いて該データを読み出すように前記メモリ部を制御する。
本発明に係る実施形態に従った半導体記憶装置の駆動方法は、第1の方向に延伸する複数のワード線と、前記第1の方向と交差する第2の方向に延伸する複数のビット線と、前記ワード線と前記ビット線とによって構成される格子形状の交点近傍に対応して設けられ、Nビットデータ(N≧2)を格納する複数のメモリセルと、前記複数のビット線に対応して設けられ、前記メモリセルに格納されたデータを検出し、あるいは、前記メモリセルへデータを書き込むセンスアンプとを備えた半導体記憶装置の駆動方法であって、
前記Nビットデータのうち複数準位のデータを第1の閾値電圧のデータとして前記メモリセルに書き込み、
前記第1の閾値電圧として書き込まれたデータを読み出すときには、誤り訂正コードを用いて該データを読み出すことを具備する。
前記Nビットデータのうち複数準位のデータを第1の閾値電圧のデータとして前記メモリセルに書き込み、
前記第1の閾値電圧として書き込まれたデータを読み出すときには、誤り訂正コードを用いて該データを読み出すことを具備する。
本発明による半導体記憶装置は、多値データを格納することができ、読出しデータの信頼性の低下を抑制し、かつ、書込み速度を速くすることができる。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る第1の実施形態に従ったNAND型フラッシュメモリ10(以下、単にメモリ10という)の構成の一例を示すブロック図である。メモリ10は、メモリセルアレイ100、ロウデコーダ20、カラムデコーダ30、センスアンプ群40( ここにはビット線駆動回路も含む) 、入出力バッファ50、アドレスバッファ60、電圧生成回路70、パワーオンリセット回路80、制御回路90、ラッチ回路200、外部I/Oパッド210、NANDコントローラ220を備えている。さらに、ステートマシン、コマンドインタフェース等を備えているが、図1では省略されている。
図1は、本発明に係る第1の実施形態に従ったNAND型フラッシュメモリ10(以下、単にメモリ10という)の構成の一例を示すブロック図である。メモリ10は、メモリセルアレイ100、ロウデコーダ20、カラムデコーダ30、センスアンプ群40( ここにはビット線駆動回路も含む) 、入出力バッファ50、アドレスバッファ60、電圧生成回路70、パワーオンリセット回路80、制御回路90、ラッチ回路200、外部I/Oパッド210、NANDコントローラ220を備えている。さらに、ステートマシン、コマンドインタフェース等を備えているが、図1では省略されている。
NANDコントローラ220がデータおよび制御信号(コマンド)を出力する。尚、NANDコントローラ220は、メモリ10とともにカード内に組み込まれている場合がある。データおよび制御信号は、外部I/Oパッドを介して入出力バッファ50に入力される。入出力バッファ50は、データおよび制御信号をコマンドインタフェースおよびカラムデコーダ30へ送る。ステートマシンは、データおよび制御信号に基づいて、カラムデコーダ30およびロウデコーダ20を制御する。ロウデコーダ20は、制御信号をデコードし、アドレス信号に基づいて或るワード線を選択する。カラムデコーダ30は、センスアンプ群40とデータバスとの間に設けられている。カラムデコーダ30は、センスアンプ群40内のセンスアンプを選択し、選択センスアンプにラッチされた読出しデータをデータバスへ転送し、あるいは、外部から受け取ったデータを選択センスアンプへ転送する。センスアンプ群40は、ビット線に対応して設けられた複数のセンスアンプで構成されている。各センスアンプの構成は、公知のものでよい。
データ書込み時には、センスアンプは、データを一旦ラッチし、このデータを当該カラムのビット線を介して選択ワード線に接続されたメモリセルへ書き込む。データ読出し時には、センスアンプは、選択ワード線に接続されたメモリセル内のデータを検出する。センスアンプは、読み出されたデータを入出力バッファ50、外部I/Oパッド210を介してメモリ10の外部へ出力する。センスアンプは、例えば、8ビットデータまたは16ビットデータからなるページ単位でデータを書き込み、あるいは、読み出す。
アドレスバッファ60は、外部から受け取ったアドレス情報をエンコードしてロウデコーダ20およびカラムデコーダ30へ送る。
電圧生成回路70は、制御回路90からのモード信号、電圧生成タイミング制御信号および電圧レベル設定信号を受けて、外部から供給された電源電圧VCCを用いて参照用の基準電圧Vref、あるいは、プログラム電圧Vpgm等の内部電圧を生成する。電圧生成回路70は、内部電圧をロウデコーダ20、カラムデコーダ30、センスアンプ群40等へ供給する。
パワーオンリセット回路80は、電源が投入されたことを検知して、制御回路90のレジスタをリセットして初期化動作を行うための信号を出力する。パワーオンリセット回路80は、電源投入後、電源電圧が所定の電圧レベルに達するまでの間ロウ(low)レベルであり、電源電圧が所定の電圧レベルに達するとハイレベルとなるパワーオンリセット信号を出力する。
制御回路90は、外部から受け取ったコマンドに従って、データ読出し動作、データ書込み動作、データ消去動作等を示すモード信号を生成する。制御回路90は、また、各モードで必要な電圧を生成するタイミングを示すタイミング制御信号、レジスタに格納されている設定電圧を示す電圧設定信号、アドレス制御信号、メモリセルへのアクセス制御信号を出力する。初期化制御回路91は、パワーオンリセット信号を受けて、アドレスバッファ60、ロウデコーダ20、カラムデコーダ30、センスアンプ群40、ラッチ回路200および電圧生成回路70を初期化する制御信号を出力する。また、ROMリード制御回路92は、パワーオンリセット信号を受けて、ROMリード動作を開始するための制御信号を出力する。
ROM120は、タイマ調整、各種電圧調整のためのトリミングデータ、電源投入後に読み出す必要のある各種データ(ヒューズデータ)、メモリセルアレイ100に存在する不良セルを他の冗長セルに置換するための置換アドレスデータ(リダンダンシデータ)などを格納する。ROM120に格納されているデータは、センスアンプ群40およびカラムデコーダ30を介してラッチ回路200に送られ、保持される。これは、ROMリード動作と呼ばれている。
センスアンプ群40は、各ビット線BLに対応して設けられた複数のセンスアンプを含む。各センスアンプは、ビット線BLを介してメモリセルMCに格納されたデータを読み出し、あるいは、メモリセルMCへデータを書き込む。各センスアンプは、ラッチ機能を有し、読み出したデータまたは書き込むべきデータを一時的に保持することができるように構成されている。
一方、ECC(Error Correction Code)情報は、メモリセルアレイ100の一部に保持されている。もしくは、メモリセルアレイ100と同様な場所に専用にECC情報が保持される場合もある。どちらの場合でも、ECC情報はセンスアンプ群40を用いてデータの読出しと書き込みが行われる。
本実施形態において、ECCは、読出しデータにエラービットがある場合に使用されるほか、単一の閾値電圧に重複している複数準位のデータを読み出す場合にも使用される。
図2は、メモリセルアレイ100の構成の一例を示す図である。メモリセルアレイ100は、メモリセルブロック(以下、ブロックともいう)BLOCK0〜BLOCKmに分割されている。この例では、ブロックBLOCK0〜BLOCKmは、それぞれデータ消去の最小単位である。その他、任意のメモリセル数でブロックを構成する事ができる。各ブロックBLOCK0〜BLOCKmは、複数のページで構成される。ページは、データ読出し/データ書込みの単位である。各ページは、ワード線に対応しており、或るロウアドレスで特定される複数のメモリセルのデータによって構成される。
図3は、ブロックBLOCK0〜BLOCKmのそれぞれの構成の一例を示す図である。或るブロックBLOCKi(i=0〜m)は、各カラムのビット線BLに対応して設けられた複数のNANDストリングNSを含む。NANDストリングNSは、直列に接続された複数のメモリセルMCと、これらのメモリセルMCの両端に接続された選択ゲートトランジスタSTとで形成されている。NANDストリングNSの一端は、対応するビット線BLに接続され、その他端は共通ソース線SLに接続されている。例えば、NANDストリングNSi(i=0〜5)は、それぞれビット線BLi(i=0〜5)に接続されている。
メモリセルMCのコントロールゲートは、そのメモリセルMCが属するページのワード線WLに接続されている。例えば、ページi(i=0〜4)に属するメモリセルMCのコントロールゲートは、ワード線WLi(i=0〜4)に接続されている。選択トランジスタSTのゲートは、選択ゲート線SGL1またはSGL2に接続されている。
複数のワード線WLは、第1の方向としてのロウ方向に延伸しており、複数のビット線BLは、ロウ方向にほぼ直交するように交差する第2の方向としてのカラム方向に延伸している。ロウ方向およびカラム方向は便宜的に呼称されるものであるので、第1の方向をカラム方向としかつ第2の方向をロウ方向としても差し支えない。
図3に示すように、メモリセルMCは、ワード線WLとビット線BLとによって構成される格子形状の交点に対応して設けられている。例えば、ワード線WL0〜WL4とビット線BL0〜BL5とによって構成される格子形状の交点は、5×6のマトリクス状に位置する。メモリセルMCは、これらの交点に対応するように5×6のマトリクス状に二次元配置されている。尚、本実施形態のブロックは、5×6(30個)のメモリセルMCから成るが、1ブロック内のメモリセルMCの個数は、これに限定されない。即ち、ワード線の本数およびビット線の本数は、それぞれ5および6に限定されない。
メモリセルMCは、フローティングゲートおよびコントロールゲートを有するn型FEF(Field-Effect Transistor)で構成されている。ワード線によってコントロールゲートに電位を与え、フローティングゲートに電荷(電子)を蓄積し、あるいは、フローティングゲートから電荷(電子)を放出する。これにより、メモリセルMCにデータを書き込み、あるいは、メモリセルMCのデータを消去する。フローティングゲートに蓄積された電荷(電子)の数により、メモリセルMCは、多値データを電気的に記憶することができる。
更に、メモリセルMCは電荷蓄積型の不揮発性メモリでもよい。更にメモリセルMCは抵抗変化を情報として利用するタイプのメモリ素子であっても良い。
図4は、本実施形態の一例として4値データを格納するメモリセルMCの閾値電圧を示すグラフである。メモリセルMCは、4値データ(11、10、01、00)のいずれかを記憶する。4値データのうち下位ビットは、Lower Pageデータとして、上位ビットは、Upper Pageデータとして各メモリセルMCに格納される。図4では、Lower Pageデータは丸で示され、Upper Pageデータは四角で示されている。尚、縦軸は、メモリセルMCの個数を示す。よって、図4に示す各状態のグラフの幅Wは、閾値電圧のばらつきを示す。従って、各状態のグラフの幅Wは小さい方が好ましい。
E状態(11)は、Erase状態(消去状態)であり、Lower PageデータおよびUpper Pageデータとしてデータ“0”が書き込まれていない状態である。データの書込み前には、全メモリセルMCはE状態にある。E状態では、メモリセルMCの閾値電圧は負である。他のA状態〜C状態は、メモリセルMCの書き込み状態における閾値電圧であり、0〜5Vの間の正電圧に割り当てられる。
4値データの書込みは、Lower Page書込みおよびUpper Page書込みの2回の動作で実行される。Lower Page書込みは、Lower Pageデータを決定する。これにより、メモリセルMCのデータ状態は、E状態およびB状態、あるいは、A状態およびC状態のいずれかに振り分けられる。Upper Page書込みは、Upper Pageデータを決定する。これにより、メモリセルMCのデータ状態は、E状態、B状態、A状態およびC状態のいずれかに振り分けられる。
Lower Page書込みにおいて、Lower Pageデータを1のままとする場合、ビット線をハイレベルにすることによって選択ワード線に接続されたメモリセルMCのフローティングゲートに電子が蓄積されないようにする。これにより、メモリセルMCは、E状態(消去状態)を維持する。一方、Lower Pageデータに0を書き込む場合、ビット線をロウレベルにすることによって選択ワード線に接続されたメモリセルMCのフローティングゲートに電子を蓄積する。これにより、Lower Pageデータに0が書き込まれ、A状態となる。
Upper Page書込みにおいて、Upper Pageデータを1のままとする場合、ビット線をハイレベルにすることによって選択ワード線に接続されたメモリセルMCのフローティングゲートに電子が蓄積されないようにする。これにより、E状態のメモリセルMCは、E状態(消去状態)を維持し、A状態のメモリセルMCは、A状態を維持する。一方、Upper Pageデータに0を書き込む場合、ビット線をロウレベルにすることによって選択ワード線に接続されたメモリセルMCのフローティングゲートに電子を蓄積する。E状態のメモリセルMCのUpper Pageに0を書き込むと、B状態のメモリセルMCになる。A状態のメモリセルMCのUpper Pageに0を書き込むと、C状態のメモリセルMCになる。このとき、選択ワード線の電圧を、Lower Page書込みにおける選択ワード線の電圧よりも高くする。あるいは、ビット線の電位を、Lower Page書込みにおけるビット線の電圧よりも低くする。これにより、Upper Pageの0書込みにおいてフローティングゲートに蓄積される電子量は、Lower Pageの0書込におけるそれよりも多くなる。よって、B状態のメモリセルMCの閾値電圧は、A状態のメモリセルMCの閾値電圧よりも高くなり、A状態(10)とB状態(01)とを区別することができる。このように、メモリセルMCは、閾値電圧によって状態E、A、B、Cの4つの状態になり得る。
Vcgr10は、読出し時にデータ(10)と(11)を区別する際にコントロールゲートに印加される電圧である。Vcgr01は、読出し時にデータ(01)と(10)を区別する際にコントロールゲートに印加される電圧である。Vcgr00は、読出し時にデータ(00)と(01)を区別する際にコントロールゲートに印加される電圧である。例えば、閾値電圧がVcgr10(0V)よりも小さい場合に、メモリセルMCはE状態(11)である。E状態と判断されたセルを除いたセルのうち、閾値電圧がVcgr01(1V)よりも小さい場合に、メモリセルMCはA状態(10)であり、閾値電圧がVcgr00(2V)よりも小さい場合に、メモリセルMCはB状態(10)である。それ以外のセルはC状態と判断される。
また、図4に示すVcgv10は、データ(10)のベリファイリード時にコントロールゲートに印加される電圧であり、Vcgrに対して一定のマージン(例えば、0.4V)を考慮して設定される。Vcgv10は、例えば、0.4Vである。Vcgv01は、データ(01)のベリファイリードに用いられるリード電圧であり、例えば、1.4Vである。Vcgv00は、データ(00)のベリファイリードに用いられるリード電圧であり、例えば、2.4Vである。Vreadは、データ読出し時に非選択メモリセルのコントロールゲートに印加される電圧である。
4値データの読出しは、3回の読出しステップにより実現できる。例えば、第1のステップにおいてVcgr10(0V)をコントロールゲートに印加する。これにより、E状態のメモリセルMCを検出することができる。第2のステップにおいてVcgr00(2V)をコントロールゲートに印加する。これにより、C状態のメモリセルMCを検出することができる。さらに、第3のステップにおいてVcgr01(1V)をコントロールゲートに印加する。これにより、A状態およびB状態のメモリセルMCを検出することができる。
図5は、書込み動作時間を示す説明図である。図5には、QWR(Quick Pass Write)を一例として示している。横軸は、図4と同様に閾値電圧である。メモリセルMCの閾値電圧は、データの書込みによってターゲット分布Vtgtの範囲内に収まる必要がある。実際に割り当てられている(現実にターゲットとされる)閾値電圧は、破線で示すように割り当て幅の範囲である。しかし、近接効果および読出し時のノイズ等を含めたノイズ成分Vnを考慮すると、ターゲット分布はVtgtで示す範囲に広がってしまう。
通常、1回の書き込み(1回の電圧印加)では全てのメモリセルMCの閾値電圧をターゲット分布内にシフトさせることはできない。1回の電圧印加では、閾値電圧は1回書きの分布D1のように広い範囲に分布する。1回書きの分布D1の幅をVp1とする。次に、閾値電圧が割当て範囲を超えないように、書込みステップを繰り返す。このとき、書込みステップごとに選択ワード線の電位をステップアップさせる。これにより、閾値電圧がステップ電圧幅ΔVPGMずつ上昇するようにデータがメモリセルMCへ書き込まれる。ステップ電圧幅ΔVPGMは、閾値電圧の割り当て幅Waの2倍である。各書込みステップでは、VLから割当て範囲までの閾値電圧を有するメモリセルMCに対しては、(1/2)ΔVPGMだけ閾値電圧をシフトさせるように弱い書込みを実行する。これにより、VLから割当て範囲までにある閾値電圧は割当て範囲Waを超えない。この書込みステップを繰り返すことによって、1回書きの分布幅Vp1に分布していた閾値電圧は、割り当て幅Waの範囲内へシフトされる。尚、上述のようにノイズ成分Vnを考慮すると、各メモリセルMCの閾値電圧は、実際には、ターゲット分布Vtgtの範囲内に収まる。
1回書きの後の書込みステップの回数は、(Vp1−ΔVPGM)/ΔVPGM+1である。従って、書込みステップの回数を減少させるためには、ステップ幅ΔVPGMを大きくする必要がある。ここで、図5からわかるように、もし、割当て幅Waを大きくすることができれば、ステップ幅ΔVPGMを大きくすることができる。
図6は、第1の実施形態によるフラッシュメモリのデータ準位を示す概念図である。図4では、4値データ(2ビットデータ)のデータ準位を示したが、図6では、8値データ(3ビットデータ)のデータ準位を示す。本実施形態のメモリセルは、3値以上の任意の多値データを格納するメモリセルであればよい。データ準位は、或るデータを記憶したときにメモリセルが取り得る閾値電圧の準位である。従来のデータ準位において、Erはメモリセルの閾値電圧が最も低い準位(消去状態)を示す。A〜Gの順にメモリセルの閾値電圧が高くなっている。
図6の破線で示す分布は、割当て範囲に書き込まれた当初の閾値分布を示す。実線で示す分布は、近接効果によって広がった現実の書込み分布である。図6の横軸は、メモリセルの閾値電圧を示し、縦軸はセル数を示す。
本実施形態では、センスアンプ40は、Nビットデータのうち複数のデータ準位を第1の閾値電圧のデータとしてメモリセルに書き込む。例えば、センスアンプ40は、ErおよびAのデータ準位を閾値電圧Vt1のデータとしてメモリセルに書き込む。即ち、複数のデータ準位ErおよびAは、実質的に同一の閾値電圧に重複してメモリセルに格納される。これにより、8つのデータ準位のうち1つのデータ準位を省略することができる。つまり、本実施形態のメモリセルは、3ビットデータを7準位で記憶することができる。その結果、データ準位間の隙間(読出しマージン)Mrおよび各データ準位の分布幅Vtgtの一方あるいは両方を広げることができる。読出しマージンMrを広げることによって、読出しデータの信頼性を高めることができる。分布幅Vtgtを広げることによって、書込み速度を向上させることができる。読出しマージンMrおよび分布幅Vtgtの両方を広げることによって、読出しデータの信頼性と書込み速度とのトレードオフの関係を解消することができる。また、状況に応じて読出しマージンMrまたは分布幅Vtgtのいずれか一方を広げてもよい。尚、データを格納したメモリセルの最大閾値電圧と最小閾値電圧との差は一定であるとする。
本実施形態をより一般化すると、Nビットデータをメモリセルへ格納する場合、データ準位は、2N未満で足りる。これにより、メモリセルの最大閾値電圧および最小閾値電圧を一定とすれば、読出しマージンMrおよび分布幅Vtgtの両方を広げることができる。
或る注目メモリセルのデータは、該注目メモリセルに隣接するメモリセルに高い閾値電圧を有するデータが書き込まれると、近接効果の影響を大きく受ける傾向がある。例えば、隣接メモリセルに準位Gのデータが書かれたときの注目メモリセルへの近接効果は、隣接メモリセルに準位Aのデータが書かれたときのそれよりも大きくなる。そのため、隣接メモリセルには、閾値電圧の低いデータが書き込まれることが好ましい。本実施形態によれば、同一の閾値電圧に重複させる複数準位のデータは、メモリセルの閾値電圧が最も低いデータ準位Erおよび二番目に低いデータ準位Aである。よって、準位B〜Fは、図6に示すように従来よりも閾値電圧が低い準位へ移動している。即ち、閾値電圧の最も高い準位G以外の準位の各閾値電圧が低下する。これにより、準位G以外の準位のデータを隣接メモリセルへ書き込んだ場合に、注目メモリセルに対する近接効果が軽減される。
図7(A)から図7(C)は、第1の実施形態の変形例を示す。図6では、最下位準位のデータErおよび最下位から二番目の準位のデータAを重複(合体)させていた。しかし、図7(A)に示すように、最上位準位のデータGと最上位から二番目の準位のデータFとを重複させてもよい。この場合、近接効果の低減において、図6の実施形態よりも劣る場合があるが、読出しマージンMrおよび分布幅Vtgtの両方を広げることができる。よって、図7(A)の変形例であっても、本実施形態の効果を得ることができる。図7(B)は、データ準位BおよびCを重複させた変形例である。図7(B)の変形例であっても、図7(A)と同様に、本実施形態の効果を得ることができる。
図7(C)は、4つのデータ準位を2つの閾値電圧に重複させた変形例である。より詳細には、データ準位ErとAとを重複させ、或る1つの閾値電圧を割り当て、さらに、データ準位BとCとを重複させ、他の閾値電圧を割当てている。これにより、本変形例のメモリセルは、3ビットデータを6準位で記憶することができる。その結果、読出しマージンMrおよび分布幅Vtgtの一方あるいは両方をさらに広げることができる。図7(C)の変形例も、本実施形態の効果を得ることができる。
さらに、図7(A)〜図7(C)の例に限定されず、データ準位Er〜Gのうちの任意の2つのデータ準位を重複させてもよい。また、重複させるデータ準位のペア数は、図7(C)の変形例のように2つ以上であってよい。
本実施形態では、2つのデータ準位は、ほぼ同一の閾値電圧に重複させていた。しかし、2つのデータ準位に対応する閾値電圧は、多少ずれていてもよい。即ち、2つのデータ準位の閾値分布が完全に一つの山に重複する必要は無く、2つのピークを有する山になってもよい。そのような場合でも、本実施形態の効果は失われない。
次に、データの読出しにおけるデータの復号化について説明する。本実施形態では、2つのデータ準位ErおよびAの閾値分布が重複しているため、該2つのデータの区別がなくなっている。そこで、本実施形態では、単一の閾値電圧として書き込まれた複数準位のデータ(合体ビットともいう)を読み出すときには、誤り訂正コードを用いて該データを復元して読み出す。
図8は、本実施形態における読出しデータを示す概念図である。メモリのアクセス単位は、ブロックである。このブロックは図2のブロックと同一でも良いし、図2とは別の大きさのデータの塊でもよい。アクセスされるブロックは、データ領域Dataおよびエラー訂正符号ECCからなる。各ブロックのデータ領域Dataに対応してエラー訂正符号ECCが割当てられている。エラー訂正符号ECCは、データ領域100に格納されており、データ読出し時にデータ領域100から得られる。エラー訂正符号ECCは、データの合体ビット数kの情報を含む。その情報はkのビット数そのものであっても良いし、kの値と別な値:例えば通常のECC情報とともに予め決められた方式に従ってエンコードされたものであっても良い。更に、合体ビット数kはECC領域と別の領域に保持されていても良い。
本実施形態では、合体ビット数kは、1つの閾値電圧に重複して書き込まれているデータ準位のペア数である。例えば、図6の下段に示す形態および図7(A)および図7(B)に示す形態では、合体ビット数kは、1である。図7(C)に示す形態では、合体ビット数kは、2である。
図9は、本実施形態におけるデータの復号化を示すフロー図である。まず、メモリセルに格納されている元データに含まれている合体ビット数kを検知する(S10)。kが0である場合、元データには合体ビットが含まれていない。よって、通常通りにデータを復号化すればよい。エラーの有無を検知し(S20)、エラーが元データに無い場合には、元データは誤り訂正の必要なく、そのまま復元データとして読み出されてよい。エラーが元データにある場合には、ECCを用いて元データのエラーを訂正する(S30)。このときの誤り訂正は、公知の誤り訂正方法を用いればよい。エラーが多いために誤り訂正が不可能な場合には、そのブロックはNGとなる。これは従来から通常行われている動作である。
ECCの一例としては、例えば、k+1以上の符号間距離を有するコードがある。合体ビット数kは、ブロックごとに予め判明している。よって、例えば、合体ビット数kに応じて、ECCの符号間距離を変更する。これにより、合体ビット数kに応じた強さの誤り訂正を元データに施すことができる。ただし、誤り訂正方式については特に限定しない。誤り訂正方式には多数の方式があるので、ECCは、その方式に準拠したコードであればよい。
一般に、強い誤り訂正には多くの冗長ビットが必要である。従って、強い誤り訂正には、多数の冗長ビット数を保持するための広い面積を必要とする。一方、弱い誤り訂正には少ない冗長ビットで足りる。従って、弱い誤り訂正には冗長ビット保持ようの面積は小さくて済む。したがって、合体ビット数kおよびエラービット数に応じた強さの誤り訂正を適用することによって、チップ全体として必要な冗長ビット数を抑制しつつ、必要な強度の誤り訂正能力を実現することができる。
また、一般的に、強い誤り訂正には多くの回路が必要となるので、強い誤り訂正の処理時間は長くなる傾向がある。一方、弱い誤り訂正の処理時間は短い。従って、誤りの起きる程度に応じて、必要最小限の強度の誤り訂正だけを適用することによって、平均的な誤り処理時間の低減が図られる。本実施形態では、kの値が誤りの起こりやすさをあらわしているため、k値を見ながら、適用する誤り強度の度合いを、精度良く、予め決めておくことができる。
本実施形態によれば、複数準位のデータを実質同一の閾値電圧に重複させるようにデータをメモリセルへ書き込む。これにより、読出しマージンMrおよび分布幅Vtgtの両方を広げることができ、その結果、読出しデータの信頼性および書込み速度を向上させることができる。また、実質同一の閾値電圧に書き込まれた複数準位のデータ(合体ビット)を読み出すときには、この合体ビットをエラーとしてみなし、誤り訂正を用いてデータを復号化する。よって、複数準位のデータを実質同一の閾値電圧に重複させたとしても、読出し動作に影響を与えない。
尚、図10のように、図9のステップS20のエラー検知ステップをステップS30に含めてもよい。この場合、kの値に関わらず、ステップS10からS30が実行される。しかし、図9と同等な処理が可能である。つまり、ステップS30においては、k=0の場合、kに応じた誤り訂正として、従来と同様に誤り訂正処理を実行すればよい。一方、kが1以上の場合、図9でkが1以上の場合に説明した誤り訂正処理と同一処理を実行すればよい。
(第2の実施形態)
図11は、本発明に係る第2の実施形態に従ったNAND型フラッシュメモリの読出し動作を示すフロー図である。第2の実施形態では、合体ビットに任意のデータを割り付け、誤り検出を実行する。データ割付けと誤り検出とを繰り返すことによって、データを復号化する。第2の実施形態によるフラッシュメモリの構成は、第1の実施形態の構成と同様でよい。また、読出しデータの概念図は、図8に示すものと同様でよい。
図11は、本発明に係る第2の実施形態に従ったNAND型フラッシュメモリの読出し動作を示すフロー図である。第2の実施形態では、合体ビットに任意のデータを割り付け、誤り検出を実行する。データ割付けと誤り検出とを繰り返すことによって、データを復号化する。第2の実施形態によるフラッシュメモリの構成は、第1の実施形態の構成と同様でよい。また、読出しデータの概念図は、図8に示すものと同様でよい。
まず、メモリセルに格納されている元データに含まれている合体ビット数kを検知する(S10)。kが0である場合、元データには合体ビットが含まれていない。よって、通常通りにデータを復号化すればよい。エラーの有無を検知し(S20)、エラーが元データに無い場合には、元データは誤り訂正の必要なく、そのまま復元データとして読み出してよい。エラーが元データにある場合には、ECCを用いて元データのエラーを訂正する(S30)。このときの誤り訂正は、公知の誤り訂正方法を用いればよい。エラーが多いために誤り訂正が不可能な場合には、そのブロックはNGとなる。
合体ビット数kが1以上である場合、ECCを用いて元データのエラーを訂正する(S31)。訂正後OKであれば、復元データが得られたことになる。
一方、エラー訂正がNGの場合には、元データの合体ビットに対して所定のデータの割付けを行う(S40)。データの割付けは、合体ビットに対して投機的に実行される。例えば、図6の下段に示すように、データ準位ErとAとが合体している場合、まず、ブロックに含まれている全合体ビットにデータ準位Aのデータを割り付ける。割付後のデータに誤り訂正を施す(S50)。割付後のデータが訂正不要あるいは訂正可能である場合には、復元データが得られる。割付後のデータが訂正不能である場合には、ステップS40にて、再度、全合体ビットに別のデータを割り付ける。例えば、ブロックに含まれている全合体ビットのうち1ビットのみをデータ準位Erとし他のビットをデータ準位Aとする。さらに、再度、割付後のデータに誤り訂正を施す(S50)。ステップS40およびS50を繰り返すことによって、合体ビットのデータが復元される。もし、誤り訂正がm回以上失敗した場合(S60)、そのブロックをNGとする。
尚、図12に示すように、ステップS20およびS30をステップS31に含めてもよい。この場合、kの値に関わらず、ステップS10からS31が実行される。しかし、図11と同等な処理が可能である。つまり、ステップS31においては、k=0の場合、kに応じた誤り訂正として、従来と同様に誤り訂正処理を実行すればよい。一方、kが1以上の場合、図11でkが1以上の場合に説明した誤り訂正処理と同一処理を実行すればよい。
第2の実施形態によれば、合体ビットに様々なデータを割り付けることができるので、ステップS50における誤り訂正の成功確率を上昇させることができる。さらに、第2の実施形態は、第1の実施形態と同様に読出しデータの信頼性および書込み速度を向上させることができる。
第2の実施形態では、ブロック内の合体ビット数kが少ない場合、ステップS40およびS50の繰返し回数が少なくて済み、かつ、復元データが得られる確率が高くなる。
第2の実施形態では、ステップS40およびS50の繰返し回数がm以上になった場合、そのブロックをNGとした。しかし、そのブロックを、さらに他の方法を用いて復号化してもよい。
以上、主にフラッシュメモリに本技術を適用する方法を述べた。一方、本実施形態は、抵抗変化型メモリにも適用できる。例えば、抵抗変化型メモリは、温度の変化でメモリ素子の状態を変化させ、その状態による電気的な抵抗値の差を情報として記憶している。状態変化させる際にメモリセル自身は高温に曝される。その熱は近傍のセルにも少なからず影響を与える。これは微細化が進むとより顕著となる。即ち、抵抗変化型メモリにおいても、微細化によりセル間の近接効果問題が存在する。また、メモリ素子が微細化されると、必然的にデータリテンション特性の問題も生じる。
一般に、メモリデバイスは、大容量化への要求に応えるため、メモリ素子の微細化およびメモリ素子間隔を狭める。それにより、近接効果の増大およびデータリテンション特性の悪化は必然的に問題になる。このような問題に対処するために、本実施形態は、複数準位のデータを単一の閾値電圧のデータとしてメモリセルに格納する。これによる上記効果は、NAND型フラッシュメモリまたは抵抗変化型メモリに限らず、Nビットデータ(N≧2)(多値データ)を格納するメモリデバイス全般に有効に適用できる方式である。もちろん不揮発性メモリに限らず、DRAM等の揮発性メモリにも適用できる。
また、近接効果が大きい場合、近接効果を補正する読出し方式を用いる場合がある。例えば、選択ワード線WLnに接続されたメモリセルMCからデータを読み出す場合、隣接するワード線WLn+1のデータに基づいて、近接効果をキャンセルするために選択ワード線WLnのデータに補正を施していた(DLA(Direct Look Ahead)方式)。しかし、本実施形態では、近接効果が小さいので、このようなデータの補正が不要となる。その結果、データの読出し速度も速くなる。
上記実施形態において、ECCを生成する制御回路90またはNANDコントローラ220は、メモリチップ10の内部に組み込まれていてもよく、メモリチップ10の外部に設けられていてもよい。制御回路90またはNANDコントローラ220は、図1に示すメモリチップ10にNビットデータを書き込む際に、上記実施形態で説明したように複数準位のデータを実質的に同一の閾値電圧に重複させてメモリセルに書き込む。このときに、制御回路90またはNANDコントローラ220は、図8に示したように各ブロックに対して、合体ビット数kの情報を含むECCを生成し、データ領域100に格納する。
また、データを読み出す際には、制御回路90またはNANDコントローラ220は、データ領域100からECCを得て、このECC用いて合体ビットを含むデータを復号化するようにメモリチップ10を制御する。
100…メモリセルアレイ
120…ROM
WL…ワード線
BL…ビット線
MC…メモリセル
Er、A、B、C、D、E、F、G…データ準位
120…ROM
WL…ワード線
BL…ビット線
MC…メモリセル
Er、A、B、C、D、E、F、G…データ準位
Claims (5)
- 第1の方向に延伸する複数のワード線と、
前記第1の方向と交差する第2の方向に延伸する複数のビット線と、
前記ワード線と前記ビット線とによって構成される格子形状の交点に対応して設けられ、Nビットデータ(N≧2)を格納する複数のメモリセルと、
前記複数のビット線に対応して設けられ、前記メモリセルに格納されたデータを検出し、あるいは、前記メモリセルへデータを書き込むセンスアンプとを備え、
前記Nビットデータのうち複数準位のデータを第1の閾値電圧のデータとして前記メモリセルに書き込み、前記第1の閾値電圧として書き込まれたデータを読み出すときには、誤り訂正コードを用いて該データを読み出すことを特徴とする半導体記憶装置。 - 第1の方向に延伸する複数のワード線と、前記第1の方向と交差する第2の方向に延伸する複数のビット線と、前記ワード線と前記ビット線とによって構成される格子形状の交点近傍に対応して設けられ、Nビットデータ(N≧2)を格納する複数のメモリセルと、前記複数のビット線に対応して設けられ、前記メモリセルに格納されたデータを検出し、あるいは、前記メモリセルへデータを書き込むセンスアンプとを含むメモリ部へデータを書き込む書込みコントローラであって、
前記Nビットデータのうち複数準位のデータを第1の閾値電圧のデータとして前記メモリセルに書き込むように前記メモリ部を制御する書込みコントローラ。 - 第1の方向に延伸する複数のワード線と、前記第1の方向と交差する第2の方向に延伸する複数のビット線と、前記ワード線と前記ビット線とによって構成される格子形状の交点近傍に対応して設けられ、Nビットデータ(N≧2)を格納する複数のメモリセルと、前記複数のビット線に対応して設けられ、前記メモリセルに格納されたデータを検出し、あるいは、前記メモリセルへデータを書き込むセンスアンプとを含むメモリ部からデータを読み出す読出しコントローラであって、
前記Nビットデータのうち複数準位のデータを第1の閾値電圧のデータとして格納する前記メモリセルから該データを読み出すときに、誤り訂正コードを用いて該データを読み出すように前記メモリ部を制御する読出しコントローラ。 - 前記第1の閾値電圧に対応する前記複数準位のデータは、前記Nビットデータのうち前記メモリセルの閾値電圧が最も低いデータおよび二番目に低いデータであることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
- 第1の方向に延伸する複数のワード線と、前記第1の方向と交差する第2の方向に延伸する複数のビット線と、前記ワード線と前記ビット線とによって構成される格子形状の交点近傍に対応して設けられ、Nビットデータ(N≧2)を格納する複数のメモリセルと、前記複数のビット線に対応して設けられ、前記メモリセルに格納されたデータを検出し、あるいは、前記メモリセルへデータを書き込むセンスアンプとを備えた半導体記憶装置の駆動方法であって、
前記Nビットデータのうち複数準位のデータを第1の閾値電圧のデータとして前記メモリセルに書き込み、
前記第1の閾値電圧として書き込まれたデータを読み出すときには、誤り訂正コードを用いて該データを読み出すことを具備する半導体記憶装置の駆動方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008147986A JP2009295232A (ja) | 2008-06-05 | 2008-06-05 | 半導体記憶装置およびその駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2008147986A Pending JP2009295232A (ja) | 2008-06-05 | 2008-06-05 | 半導体記憶装置およびその駆動方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
2008
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