JP2009508917A - 抗癌剤としてのキナゾリン誘導体 - Google Patents
抗癌剤としてのキナゾリン誘導体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009508917A JP2009508917A JP2008531766A JP2008531766A JP2009508917A JP 2009508917 A JP2009508917 A JP 2009508917A JP 2008531766 A JP2008531766 A JP 2008531766A JP 2008531766 A JP2008531766 A JP 2008531766A JP 2009508917 A JP2009508917 A JP 2009508917A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formula
- alkyl
- quinazoline
- hydrogen
- quinazoline derivative
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D417/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00
- C07D417/14—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00 containing three or more hetero rings
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P35/00—Antineoplastic agents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P43/00—Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D401/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
- C07D401/14—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing three or more hetero rings
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D403/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00
- C07D403/02—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00 containing two hetero rings
- C07D403/12—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00 containing two hetero rings linked by a chain containing hetero atoms as chain links
Landscapes
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
Abstract
抗増殖効果の発生に使用のための式I(式中、置換基は本文中に定義されている)のキナゾリン誘導体であって、該効果はヒトのような温血動物においてerbB2受容体チロシンキナーゼを阻害することにより単独で又は一部生じる。
Description
本発明は、抗腫瘍活性を有し、及び従ってヒト又は動物体の治療の方法において有用である特定の新規キナゾリン誘導体、又はそれらの薬学的に許容できる塩に関する。本発明は、前記キナゾリン誘導体の製造のための方法、それらを含有する医薬組成物、及び療法、例えば、ヒトのような温血動物の固形腫瘍疾患の予防又は治療において使用するための医薬品の製造における使用にも関する。
乾癬及び癌のような細胞増殖の異常調節から生じる疾患のための現在の治療計画の多くは、DNA合成及び細胞増殖を阻害する化合物を利用する。現在まで、こうした治療に使用される化合物は一般に細胞毒性があるが、腫瘍細胞のような急速に分割している細胞に対するそれらの増強された効果は有益であり得る。例えば、細胞シグナリング経路の選択的阻害剤のような、これらの細胞毒性抗腫瘍剤の代替アプローチが現在開発されている。これらのタイプの阻害剤は、腫瘍細胞に対する作用の増強された選択性を示す可能性を有しそうであり、望まれない副作用を有している療法の確率を減少させそうである。
真核細胞は、生物内の細胞間の情報伝達を可能にする多くの多様な細胞外シグナルへ絶えず応答している。これらのシグナルは、増殖、分化、アポトーシス、及び運動性を含む、細胞中の多種多様な物理的応答を調節する。細胞外シグナルは、増殖因子、並びに他の自己分泌因子、傍分泌因子及び内分泌因子を含む、多種多様な可溶性因子の形態をとる。特定の膜貫通受容体へ結合することによって、これらのリガンドは、細胞外シグナルを細胞内シグナル伝達経路へ統合し、故に、形質膜を通してこのシグナルを伝達し、個々の細胞がその細胞外シグナルへ応答することを可能にする。これらシグナル伝達プロセスの多くは、これらの多様な細胞応答の推進に関与するタンパク質のリン酸化の可逆プロセスを利用する。標的タンパク質のリン酸化状態は、哺乳動物ゲノムによりコードされるすべてのタンパク質の約1/3の調節の原因となる特定のキナーゼ及びホスファターゼにより調節される。リン酸化がシグナル伝達プロセスにおいてかくも重要な調節機序であるので、これら細胞内経路における逸脱が異常な細胞増殖及び分化をもたらして、細胞の形質転換を促進することは、驚きではない(Cohen et al, Curr Opin Chem Biol, 1999, 3, 459-465 に概説されている)。
いくつかのこれらチロシンキナーゼは、構成的に活性な形態へ変異し、及び/又は過剰発現されるとき、多様なヒト細胞の形質転換をもたらすことが示されてきた。これらのキナーゼの変異及び過剰発現型は、ヒト腫瘍に高い比率で存在する(Kolibaba et al, Biochimica et Biophysica Acta, 1997, 133, F217-F248 に概説されている)。チロシンキナーゼは、多様な組織の増殖及び分化において根本的な役割を担うので、新規な抗癌療法の開発においてこれらの酵素に多大な注目が集中してきた。この酵素のファミリーは、2つの群−受容体チロシンキナーゼと非受容体チロシンキナーゼ(例えば、それぞれEGF受容体とSRCファミリー)へ分けられる。ヒトゲノムプロジェクトを含む数多くの研究の成果より、ヒトゲノムにおいて約90のチロシンキナーゼが同定され、このうち58が受容体タイプであり、32が非受容体タイプである。これらは、20の受容体チロシンキナーゼと10の非受容体チロシンキナーゼのサブファミリーへ細分化することができる(Robinson et al, Oncogene, 2000, 19, 5548-5557)。
受容体チロシンキナーゼは、細胞複製を始動させる変異原性シグナルの伝達に特に重要である。これらの大きな糖タンパク質は、細胞の形質膜を貫通し、その特定リガンド(EGF受容体の表皮増殖因子(EGF)のような)への細胞外結合ドメインを保有する。リガンドの結合は、この受容体の細胞内部分に属する受容体のキナーゼ酵素活性の活性化をもたらす。この活性が標的タンパク質中の重要なチロシンアミノ酸をリン酸化し、増殖シグナルの細胞の形質膜を越える伝達をもたらす。
EGFR、erbB2、erbB3、及びerbB4が含まれる、受容体チロシンキナーゼのerbBファミリーは、腫瘍細胞の増殖及び生存を推進することにしばしば関与することが知られている(Olayioye et al., EMBO J., 2000, 19, 3159 に概説されている)。このことが達成され得る1つの機序は、一般的には遺伝子増幅の結果として、この受容体がタンパク質レベルで過剰に発現することによる。このことは、乳癌(Sainsbury et al., Brit. J. Cancer, 1988, 58, 458; Guerin et al., Oncogene Res., 1988, 3, 21; Slamon et al., Science, 1989, 244, 707; Klijn et al., Breast Cancer Res. Treat., 1994, 29, 73、そして、Salomon et al., Crit. Rev. Oncol. Hematol., 1995, 19, 183に概説されている)、腺癌(Cerny et al., Brit. J. Cancer, 1986, 54, 265; Reubi et al., Int. J. Cancer, 1990, 45, 269; Rusch et al., Cancer Research, 1993, 53, 2379; Brabender et al, Clin. Cancer Res., 2001, 7, 1850)並びに他の肺癌(Hendler et al., Cancer Cells, 1989, 7, 347; Ohsaki et al., Oncol. Rep., 2000, 7, 603)を含む非小細胞肺癌(NSCLC)、膀胱癌(Neal et al., Lancet, 1985, 366; Chow et al., Clin. Cancer Res., 2001, 7, 1957, Zhau et al., Mol Carcinog., 3, 254)、食道癌(Mukaida et al., Cancer, 1991, 68, 142)、直腸癌、結腸癌、又は胃癌のような胃腸癌(Bolen et al., Oncogene Res., 1987, 1, 149; Kapitanovic et al., Gastroenterology, 2000, 112, 1103; Ross et al., Cancer Invest., 2001, 19, 554)、前立腺癌(Visakorpi et al., Histochem. J., 1992, 24, 481; Kumar et al., 2000, 32, 73; Scher et al., J. Natl. Cancer Inst., 2000, 92, 1866)、白血病(Konaka et al., Cell, 1984, 37, 1035, Martin-Subero et al., Cancer Genet Cytogenet., 2001, 127, 174)、卵巣癌(Hellstrom et al., Cancer Res., 2001, 61, 2420)、頭頚部癌(Shiga et al., Head Neck, 2000, 22, 599)、又は膵臓癌(Ovotny et al., Neoplasma, 2001, 48, 188)のような、多くの一般的なヒト癌において観察されてきた(Klapper et al., Adv. Cancer Res., 2000, 77, 25 に概説されている)。より多くのヒト腫瘍組織について受容体チロシンキナーゼのerbBファミリーの発現が検査されるにつれて、その広範な広がりと重要性が将来さらに理解されると期待される。
一つ又はそれ以上のこれら受容体(特にerbB2)の誤調節の結果として、多くの腫瘍が臨床的により攻撃的になり、患者のより不良な予後に相関すると広く考えられている(Brabender et al, Clin. Cancer Res., 2001, 7, 1850; Ross et al, Cancer Investigation, 2001, 19, 554, Yu et al., Bioessays, 2000, 22.7, 673)。
これらの臨床知見に加え、豊富な前臨床情報は、受容体チロシンキナーゼのerbBファミリーが細胞の形質転換に関与することを示唆する。これには、多くの腫瘍細胞系が1以上のerbB受容体を過剰発現することと、EGFR又はerbB2が非腫瘍細胞へトランスフェクトされるときにこれらの細胞を形質転換する能力を有することが含まれる。この腫瘍形成ポテンシャルは、erbB2を過剰発現するトランスジェニックマウスが乳腺において腫瘍を自然発症することでさらに確証されている。このことに加え、いくつかの前臨床試験により、低分子阻害剤、優性ネガティブ又は阻害抗体により一つ又はそれ以上のerbB活性をノックアウトすることによって抗増殖効果を引き起こし得ることが証明された(Mendelsohn et al., Oncogene, 2000, 19, 6550 に概説されている)。このように、これら受容体チロシンキナーゼの阻害剤は、哺乳動物癌細胞の増殖の選択阻害剤として有用なはずであると認識されている(Yaish et al. Science, 1988, 242, 933, Kolibaba et al, Biochimica et Biophysica Acta, 1997, 133, F217-F248; Al-Obeidi et al, 2000, Oncogene, 19, 5690-5701; Mendelsohn et al, 2000, Oncogene, 19, 6550-6565)。
この前臨床データに加え、小分子EGFRチロシンキナーゼ阻害剤イレッサ(Iressa)(ゲフィチニブ及びZD1839としても知られている)及びタルセバ(Tarceva)(エルロチニブ及びCP−358,774としても知られている)は進行した非小細胞肺癌の治療における使用が承認された。さらにEGFR及びerbB2に対する阻害抗体(それぞれ、エルビタックス(c−225/セツキシマブ)及びハーセプチン(トラスツズマブ))は、選択された固形腫瘍の治療について臨床で有益であることが証明された(Mendelsohn et al, 2000, Oncogene, 19, 6550-6565 に概説されている)。
最近、非小細胞肺癌(NSCLCs)の特定のサブセットにおいて、EGF受容体の細胞内触媒ドメインのATP結合ポケットにおける変異が発見された。受容体中の変異の存在は、ゲフィチニブのようなEGFRチロシンキナーゼ阻害剤に対する応答と相関しているように思えるが(Lynch et al, N Engl J Med 2004; 350: 2129-2139; Paez et al, Science 2004; 304: 1497-1500) 、ゲフィチニブ及びエルロチニブのような化合物の臨床的利点はEGFR変異単独により仲介されているようではないらしいことが明らかになってきた。変異受容体における異なったリン酸化パターンを生じるリガンド刺激が野生型受容体で観察されるものと比較され、変異EGF受容体が、NSCLCsが依存する生存シグナルを選択的に伝達すると考えられている。ゲフィチニブのような化合物によるこれらのシグナルの阻害は、こうした薬剤の効力に寄与することができる(Sordella et al. Science 2004; 305: 1163-1167) 。同様に、erbB2キナーゼドメイン内の変異が最近、NSCLC、神経膠芽腫及び胃及び卵巣腫瘍のような特定の原発性腫瘍において発見された(Stephens et al., Nature 2004; 431; 525-526) 。従って、野生型及び変異受容体の両方におけるEGF及び/又はerbB2受容体チロシンキナーゼの阻害は、抗癌効果を提供することが期待される重要な標的である。
erbB型受容体チロシンキナーゼのメンバーの増幅及び/又は活性が検出され、そして、乾癬(Ben-Bassat, Curr. Pharm. Des., 2000, 6, 933; Elder et al., Science, 1989, 243, 811), 良性前立腺肥大症(BPH)(Kumar et al., Int. Urol. Nephrol., 2000, 32,73), アテローム性動脈硬化症及び再狭窄(Bokemeyer et al., Kidney Int., 2000, 58, 549) のような多くの非悪性増殖性疾患において役割を果たしていることが示唆されてきた。それ故、erbB型受容体チロシンキナーゼの阻害剤は、これら及び他の過剰な細胞増殖の非悪性障害の治療に有用であろう。
WO96/09294、WO96/15118、WO96/16960、WO96/30347、WO96/33977、WO96/33978、WO96/33979、WO96/33980、WO96/33981、WO97/03069、WO97/13771、WO97/30034、WO97/30035、WO97/38983、WO98/02437、WO98/02434、WO98/02438、WO98/13354、WO99/35132、WO99/35146、WO01/21596、WO00/55141及びWO02/18372は、アニリノ置換基を4位に有する特定のキナゾリン誘導体が受容体チロシンキナーゼ阻害活性を保有することを開示している。WO97/03069は、いくつかの4−(インドール−5−イルアミノ)キナゾリン誘導体も開示しているが、これらの誘導体のどれにも、キナゾリン環の5位に置換基が含まれていない。
Cockerill et al., Bioorg. & Med. Chem. Lett., 11 (2001), 1401-1405は、キナゾリン誘導体4−([1−ベンジル)インドール−5−イル]アミノ)キナゾリン及び5,6−ジメトキシ−4−([1−ベンジル)インドール−5−イル]アミノ)キナゾリン及びEGF及びerbB2受容体チロシンキナーゼの阻害剤としてのそれらの使用を開示している。この文書は、キナゾリン環の5位に置換基を含むキナゾリン誘導体を開示していない。
WO01/94341は、5−置換基を有する特定のキナゾリン誘導体が、c−Src、c−Yes及びc−Fynのような非受容体チロシンキナーゼのSrcファミリーの阻害剤であることを開示している。WO01/94341には、インドリル基の窒素原子がアリール又はヘテロアリール基を含む置換基により置換されている4−(インドール−5−イルアミノ)キナゾリン誘導体の開示はない。
WO02/34744は、特定のキナゾリン誘導体及び非受容体チロシンキナーゼのSrcファミリーの阻害剤としてのそれらの使用も開示している。該キナゾリン誘導体はキナゾリン環上の4位に7−インドリルアミノ基及びキナゾリン環上の5位に水素原子を含んでいる。このPCT出願には、キナゾリン環上の5位にメトキシ連結アミド基を含む4−(インドール−5−イルアミノ)キナゾリン誘導体はもちろん、4−(インドール−5−イルアミノ)キナゾリン誘導体の開示はない。
WO03/040108及びWO03/040109は、5−置換基を有する特定のキナゾリン誘導体がerbBファミリーのチロシンキナーゼ阻害剤、特定的にはEGF及びerbB2受容体チロシンキナーゼの阻害剤であることを開示している。WO03/040108及びWO03/040109は、各々特定の4−(インドール−5−イルアミノ)キナゾリン誘導体を開示している。開示されているキナゾリン誘導体のどれも、キナゾリン環上の5位にメトキシ連結アミド基を含んでいない。
WO2004/093880は、5−置換基を有する特定のキナゾリン誘導体がチロシンキナーゼ阻害剤、特定的にはEGF及びerbB2受容体チロシンキナーゼ、のerbBファミリーの阻害剤であることも開示している。このPCT特許出願は、キナゾリン環上の5位にエトキシ連結アミン置換基を有する特定の4−アニリノ−キナゾリン誘導体を開示している。この出願には、4−(インドール−5−イルアミノ)キナゾリン誘導体の開示はない。
同時係属中のPCT特許出願番号PCT/GB2005/002215(WO 2005/118572として公開された)は、5−置換基を有する特定のキナゾリン誘導体はチロシンキナーゼ阻害剤、特定的にはEGF及びerbB2受容体チロシンキナーゼ、のerbBファミリーの阻害剤であることを開示している。このPCT特許出願は、キナゾリン環上の5位にメトキシ連結アミド置換基を有する特定の4−アニリノ−キナゾリン誘導体を開示している。この出願において、4−(インドール−5−イルアミノ)キナゾリン誘導体の開示はない。
WO2005/097137は、ヒドロキシ含有キナゾリン誘導体及びタンパク質キナーゼの阻害剤としてのそれらの使用を開示している。このPCT出願に開示されているキナゾリン誘導体は、キナゾリン環上の4位にインドール−5−イルアミノ基を含むことができるが、キナゾリン環上の5位にメトキシ連結アミド置換基も含むキナゾリン誘導体の開示はない。
従来の技術にはどれにも、メトキシ連結アミド置換基で5位が置換され、及びインドール環の1位にアリール又はヘテロアリールを含有する置換基を有する4−(インドール−5−イルアミノ)キナゾリン誘導体は開示されていない。
既知のerbBチロシンキナーゼ阻害剤と比較して良好なインビボ活性と一緒に改善された薬学的特性を有するさらなる化合物、特定的には選択的erbB2チロシンキナーゼ阻害剤である化合物、を発見する必要性が残っている。例えば、限定されるわけではないが、例えば、(i)物理的特性;(ii)高い生物学的利用率及び/又は有利な半減期及び/又は有利な分配量及び/又は高い吸収のような好ましいDMPK特性;(iii)臨床的薬剤−薬剤相互作用の傾向を減少させる因子(例えば、シトクロームP450酵素阻害又は誘導);及び(iv)患者におけるQT間隔伸長について減少した傾向を有する化合物、例えば、HERGアッセイにおいて不活性であるか又は弱い活性を有する化合物について、有利な及び/又は改善された特徴を有する新規化合物が必要とされている。
驚くことに、今回我々は、特定のメトキシ連結アミドを含有する置換基で5位が置換されている4−(インドール−5−イルアミノ)キナゾリン誘導体の選択された群が強力な抗腫瘍活性を有することを発見した。本発明に開示されたキナゾリン誘導体が単一の生物学的プロセスに対する効果によるだけで薬理活性を保有すると示唆するつもりはなく、キナゾリン誘導体が、腫瘍細胞の増殖を導くシグナル伝達工程に関与する受容体チロシンキナーゼの一つ又はそれ以上のerbBファミリーの阻害により抗腫瘍効果を提供すると考えられる。特定的には、本発明のキナゾリン誘導体はEGF及び/又はerbB2受容体チロシンキナーゼの阻害により抗腫瘍効果を提供すると考えられる。より特定的には、本発明のキナゾリン誘導体は、EGF受容体チロシンキナーゼと比較して、erbB2受容体チロシンキナーゼの選択的阻害により抗腫瘍効果を提供すると考えられる。本発明のキナゾリン誘導体は、前に記載したような、好ましい特性の組み合わせを示すことも考えられる。
本明細書で使用されるerbB受容体、特定的にはerbB2への言及は、特に断らない限り野生型及び変異受容体の両方を含むことが意図されている。用語「変異」は、限定されるわけではないが、遺伝子増幅、erbB2のような受容体をコードする一つ又はそれ以上のエクソンにおけるヌクレオチドインフレーム欠失又は置換を含む。
一般に、本発明の化合物は、erbB受容体チロシンキナーゼファミリーに対して、例えば、EGF及び/又はerbB2及び/又はerbB4受容体チロシンキナーゼの阻害により強力な阻害活性を保有するが、一方で他のキナーゼに対してはさほど強力な阻害作用を保有しない。さらに、一般に本発明のキナゾリン誘導体は、EGFRチロシンキナーゼに対するよりも、erbB2受容体チロシンキナーゼに対して実質的により優れた効力を保有し、それ故、erbB2推進性腫瘍の有効な治療を提供する可能性がある。従って、erbB2チロシンキナーゼを阻害するには十分であるが、一方EGFR又は他のチロシンキナーゼには有意な効果を示さない投与量で本発明に従ったキナゾリン誘導体を投与することが可能である。本発明に従ったキナゾリン誘導体により提供される選択的阻害は、erbB2チロシンキナーゼにより仲介される状態についての治療を提供することができ、一方、他のチロシンキナーゼの阻害に付随するであろう望まれない副作用を減少させる。
本発明の第一の側面に従うと、式I:
{式中:
R1は、水素、ヒドロキシ、(1−4C)アルコキシ及び(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルコキシから選択され;
G1、G2、G3、G4及びG5は、各々独立して、水素及びハロゲノから選択され;
X1は、SO2、CO、SO2N(R6)及びC(R6)2(式中、各R6は、独立して水素及び(1−4C)アルキルから選択される)から選択され;
Q1はアリール又はヘテロアリールであり、該アリール又はヘテロアリール基は、ハロゲノ、シアノ、(1−4C)アルコキシ及び(1−4C)アルキルから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく;
R2及びR3は、同じでも又は異なっていてもよく、水素、(2−4C)アルケニル、(2−4C)アルキニル及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく、又は
R2及びR3はそれらが結合されている炭素原子と一緒になってシクロプロピル環を形成し;
R4及びR5は、同じでも又は異なっていてもよく、水素、(3−4C)アルケニル、(3−4C)アルキニル及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、(1−4C)アルキルアミノ、ジ−[(1−4C)アルキル]アミノ及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、又は
R4及びR5は、それらが結合されている窒素原子と一緒になって、飽和4、5、6又は7員のヘテロ環式環を形成し、それらは酸素、S、SO、SO2及びN(R7)(式中、R7は水素及び(1−4C)アルキルから選択される)から独立して選択される一つ又はそれ以上の追加のヘテロ原子を含有していてもよく、
及び、R4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されたいずれのヘテロ環式環も、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、
及び、R4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されたいずれのヘテロ環式環も、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよい}
のキナゾリン誘導体、又はそれらの薬学的に許容できる塩が提供される。
R1は、水素、ヒドロキシ、(1−4C)アルコキシ及び(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルコキシから選択され;
G1、G2、G3、G4及びG5は、各々独立して、水素及びハロゲノから選択され;
X1は、SO2、CO、SO2N(R6)及びC(R6)2(式中、各R6は、独立して水素及び(1−4C)アルキルから選択される)から選択され;
Q1はアリール又はヘテロアリールであり、該アリール又はヘテロアリール基は、ハロゲノ、シアノ、(1−4C)アルコキシ及び(1−4C)アルキルから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく;
R2及びR3は、同じでも又は異なっていてもよく、水素、(2−4C)アルケニル、(2−4C)アルキニル及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく、又は
R2及びR3はそれらが結合されている炭素原子と一緒になってシクロプロピル環を形成し;
R4及びR5は、同じでも又は異なっていてもよく、水素、(3−4C)アルケニル、(3−4C)アルキニル及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、(1−4C)アルキルアミノ、ジ−[(1−4C)アルキル]アミノ及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、又は
R4及びR5は、それらが結合されている窒素原子と一緒になって、飽和4、5、6又は7員のヘテロ環式環を形成し、それらは酸素、S、SO、SO2及びN(R7)(式中、R7は水素及び(1−4C)アルキルから選択される)から独立して選択される一つ又はそれ以上の追加のヘテロ原子を含有していてもよく、
及び、R4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されたいずれのヘテロ環式環も、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、
及び、R4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されたいずれのヘテロ環式環も、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよい}
のキナゾリン誘導体、又はそれらの薬学的に許容できる塩が提供される。
本発明の第二の側面に従うと、式I:
{式中:
R1は、水素、ヒドロキシ、(1−4C)アルコキシ及び(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルコキシから選択され;
G1、G2、G3、G4及びG5は、各々独立して水素及びハロゲノから選択され;
X1は、SO2、CO、SO2N(R6)及びC(R6)2(式中、各R6は、独立して水素及び(1−4C)アルキルから選択される)から選択され;
Q1はアリール又はヘテロアリールであり、該アリール又はヘテロアリール基は、ハロゲノ、シアノ、(1−4C)アルコキシ及び(1−4C)アルキルから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく;
R2及びR3は、同じでも又は異なっていてもよく、水素及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく、又は
R2及びR3はそれらが結合されている炭素原子と一緒になってシクロプロピル環を形成し;
R4及びR5は、同じでも又は異なっていてもよく、水素及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは、ヒドロキシ、アミノ、(1−4C)アルキルアミノ、ジ−[(1−4C)アルキル]アミノ及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、又は
R4及びR5は、それらが結合されている窒素原子と一緒になって、飽和4、5、6又は7員のヘテロ環式環を形成し、それらは酸素、S、SO、SO2及びN(R7)(式中、R7は水素及び(1−4C)アルキルから選択される)から独立して選択される一つ又はそれ以上の追加のヘテロ原子を含有していてもよく、
及び、R4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されたいずれのヘテロ環式環も、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、
及び、R4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されたいずれのヘテロ環式環も、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよい}
のキナゾリン誘導体、又はそれらの薬学的に許容できる塩が提供される。
{式中:
R1は、水素、ヒドロキシ、(1−4C)アルコキシ及び(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルコキシから選択され;
G1、G2、G3、G4及びG5は、各々独立して水素及びハロゲノから選択され;
X1は、SO2、CO、SO2N(R6)及びC(R6)2(式中、各R6は、独立して水素及び(1−4C)アルキルから選択される)から選択され;
Q1はアリール又はヘテロアリールであり、該アリール又はヘテロアリール基は、ハロゲノ、シアノ、(1−4C)アルコキシ及び(1−4C)アルキルから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく;
R2及びR3は、同じでも又は異なっていてもよく、水素及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく、又は
R2及びR3はそれらが結合されている炭素原子と一緒になってシクロプロピル環を形成し;
R4及びR5は、同じでも又は異なっていてもよく、水素及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは、ヒドロキシ、アミノ、(1−4C)アルキルアミノ、ジ−[(1−4C)アルキル]アミノ及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、又は
R4及びR5は、それらが結合されている窒素原子と一緒になって、飽和4、5、6又は7員のヘテロ環式環を形成し、それらは酸素、S、SO、SO2及びN(R7)(式中、R7は水素及び(1−4C)アルキルから選択される)から独立して選択される一つ又はそれ以上の追加のヘテロ原子を含有していてもよく、
及び、R4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されたいずれのヘテロ環式環も、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、
及び、R4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されたいずれのヘテロ環式環も、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよい}
のキナゾリン誘導体、又はそれらの薬学的に許容できる塩が提供される。
本発明の第三の側面に従うと、式I:
{式中:
R1は、水素、ヒドロキシ、(1−4C)アルコキシ及び(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルコキシから選択され;
G1、G2、G3、G4及びG5は、各々独立して水素及びハロゲノから選択され;
X1はCH2であり;
Q1はアリール又はヘテロアリールであり、該アリール又はヘテロアリール基は、ハロゲノ、シアノ、(1−4C)アルコキシ及び(1−4C)アルキルから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく;
R2及びR3は、同じでも又は異なっていてもよく、水素、(2−4C)アルケニル、(2−4C)アルキニル及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく、又は
R2及びR3はそれらが結合されている炭素原子と一緒になってシクロプロピル環を形成し;
R4及びR5は、同じでも又は異なっていてもよく、水素、(3−4C)アルケニル、(3−4C)アルキニル及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、(1−4C)アルキルアミノ、ジ−[(1−4C)アルキル]アミノ及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、又は
R4及びR5は、それらが結合されている窒素原子と一緒になって、飽和4、5、6又は7員のヘテロ環式環を形成し、それは酸素、S、SO、SO2及びN(R7)(式中、R7は水素及び(1−4C)アルキルから選択される)から独立して選択される一つ又はそれ以上の追加のヘテロ原子を含有していてもよく、
及び、R4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されたいずれのヘテロ環式環も、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、
及び、R4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されたいずれのヘテロ環式環も、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよい}
のキナゾリン誘導体、又はそれらの薬学的に許容できる塩が提供される。
{式中:
R1は、水素、ヒドロキシ、(1−4C)アルコキシ及び(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルコキシから選択され;
G1、G2、G3、G4及びG5は、各々独立して水素及びハロゲノから選択され;
X1はCH2であり;
Q1はアリール又はヘテロアリールであり、該アリール又はヘテロアリール基は、ハロゲノ、シアノ、(1−4C)アルコキシ及び(1−4C)アルキルから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく;
R2及びR3は、同じでも又は異なっていてもよく、水素、(2−4C)アルケニル、(2−4C)アルキニル及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく、又は
R2及びR3はそれらが結合されている炭素原子と一緒になってシクロプロピル環を形成し;
R4及びR5は、同じでも又は異なっていてもよく、水素、(3−4C)アルケニル、(3−4C)アルキニル及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、(1−4C)アルキルアミノ、ジ−[(1−4C)アルキル]アミノ及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、又は
R4及びR5は、それらが結合されている窒素原子と一緒になって、飽和4、5、6又は7員のヘテロ環式環を形成し、それは酸素、S、SO、SO2及びN(R7)(式中、R7は水素及び(1−4C)アルキルから選択される)から独立して選択される一つ又はそれ以上の追加のヘテロ原子を含有していてもよく、
及び、R4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されたいずれのヘテロ環式環も、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、
及び、R4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されたいずれのヘテロ環式環も、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよい}
のキナゾリン誘導体、又はそれらの薬学的に許容できる塩が提供される。
本発明の第四の側面に従うと、式I:
{式中:
R1は、水素、ヒドロキシ、(1−4C)アルコキシ及び(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルコキシから選択され;
G1、G2、G3、G4及びG5は、各々独立して、水素及びハロゲノから選択され;
X1はCH2であり;
Q1はアリール又はヘテロアリールであり、該アリール又はヘテロアリール基は、ハロゲノ、シアノ、(1−4C)アルコキシ及び(1−4C)アルキルから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく;
R2及びR3は、同じでも又は異なっていてもよく、水素及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく、又は
R2及びR3はそれらが結合されている炭素原子と一緒になってシクロプロピル環を形成し;
R4及びR5は、同じでも又は異なっていてもよく、水素及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは、ヒドロキシ、アミノ、(1−4C)アルキルアミノ、ジ−[(1−4C)アルキル]アミノ及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、又は
R4及びR5は、それらが結合されている窒素原子と一緒になって、飽和4、5、6又は7員のヘテロ環式環を形成し、それは酸素、S、SO、SO2及びN(R7)(式中、R7は水素及び(1−4C)アルキルから選択される)から独立して選択される一つ又はそれ以上の追加のヘテロ原子を含有していてもよく、
及び、R4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されたいずれのヘテロ環式環も、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、
及び、R4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されたいずれのヘテロ環式環も、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよい}
のキナゾリン誘導体、又はそれらの薬学的に許容できる塩が提供される。
{式中:
R1は、水素、ヒドロキシ、(1−4C)アルコキシ及び(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルコキシから選択され;
G1、G2、G3、G4及びG5は、各々独立して、水素及びハロゲノから選択され;
X1はCH2であり;
Q1はアリール又はヘテロアリールであり、該アリール又はヘテロアリール基は、ハロゲノ、シアノ、(1−4C)アルコキシ及び(1−4C)アルキルから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく;
R2及びR3は、同じでも又は異なっていてもよく、水素及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく、又は
R2及びR3はそれらが結合されている炭素原子と一緒になってシクロプロピル環を形成し;
R4及びR5は、同じでも又は異なっていてもよく、水素及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは、ヒドロキシ、アミノ、(1−4C)アルキルアミノ、ジ−[(1−4C)アルキル]アミノ及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、又は
R4及びR5は、それらが結合されている窒素原子と一緒になって、飽和4、5、6又は7員のヘテロ環式環を形成し、それは酸素、S、SO、SO2及びN(R7)(式中、R7は水素及び(1−4C)アルキルから選択される)から独立して選択される一つ又はそれ以上の追加のヘテロ原子を含有していてもよく、
及び、R4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されたいずれのヘテロ環式環も、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、
及び、R4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されたいずれのヘテロ環式環も、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよい}
のキナゾリン誘導体、又はそれらの薬学的に許容できる塩が提供される。
本発明の第五の側面に従うと、式I:
{式中:
R1は、水素、ヒドロキシ、(1−4C)アルコキシ及び(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルコキシから選択され;
G1、G2、G3、G4及びG5は、各々独立して、水素及びハロゲノから選択され;
X1は、SO2、CO、SO2N(R6)及びC(R6)2(式中、各R6は、独立して水素及び(1−4C)アルキルから選択される)から選択され;
Q1はアリール又はヘテロアリールであり、該アリール又はヘテロアリール基は、ハロゲノ、シアノ、(1−4C)アルコキシ及び(1−4C)アルキルから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく;
R2は水素であり;
R3はメチルであり;
R4及びR5は、同じでも又は異なっていてもよく、水素、(3−4C)アルケニル、(3−4C)アルキニル及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、(1−4C)アルキルアミノ、ジ−[(1−4C)アルキル]アミノ及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、又は
R4及びR5は、それらが結合されている窒素原子と一緒になって、飽和4、5、6又は7員のヘテロ環式環を形成し、それは酸素、S、SO、SO2及びN(R7)(式中、R7は水素及び(1−4C)アルキルから選択される)から独立して選択される一つ又はそれ以上の追加のヘテロ原子を含有していてもよく、
及び、R4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されたいずれのヘテロ環式環も、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、
及び、R4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されたいずれのヘテロ環式環も、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよい}
のキナゾリン誘導体、又はそれらの薬学的に許容できる塩が提供される。
{式中:
R1は、水素、ヒドロキシ、(1−4C)アルコキシ及び(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルコキシから選択され;
G1、G2、G3、G4及びG5は、各々独立して、水素及びハロゲノから選択され;
X1は、SO2、CO、SO2N(R6)及びC(R6)2(式中、各R6は、独立して水素及び(1−4C)アルキルから選択される)から選択され;
Q1はアリール又はヘテロアリールであり、該アリール又はヘテロアリール基は、ハロゲノ、シアノ、(1−4C)アルコキシ及び(1−4C)アルキルから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく;
R2は水素であり;
R3はメチルであり;
R4及びR5は、同じでも又は異なっていてもよく、水素、(3−4C)アルケニル、(3−4C)アルキニル及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、(1−4C)アルキルアミノ、ジ−[(1−4C)アルキル]アミノ及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、又は
R4及びR5は、それらが結合されている窒素原子と一緒になって、飽和4、5、6又は7員のヘテロ環式環を形成し、それは酸素、S、SO、SO2及びN(R7)(式中、R7は水素及び(1−4C)アルキルから選択される)から独立して選択される一つ又はそれ以上の追加のヘテロ原子を含有していてもよく、
及び、R4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されたいずれのヘテロ環式環も、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、
及び、R4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されたいずれのヘテロ環式環も、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよい}
のキナゾリン誘導体、又はそれらの薬学的に許容できる塩が提供される。
本発明の第六の側面に従うと、式I:
{式中:
R1は、水素、ヒドロキシ、(1−4C)アルコキシ及び(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルコキシから選択され;
G1、G2、G3、G4及びG5は、各々独立して、水素及びハロゲノから選択され;
X1は、SO2、CO、SO2N(R6)及びC(R6)2(式中、各R6は、独立して、水素及び(1−4C)アルキルから選択される)から選択され;
Q1はアリール又はヘテロアリールであり、該アリール又はヘテロアリール基は、ハロゲノ、シアノ、(1−4C)アルコキシ及び(1−4C)アルキルから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく;
R2は水素であり;
R3はメチルであり;
R4及びR5は、同じでも又は異なっていてもよく、水素及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは、ヒドロキシ、アミノ、(1−4C)アルキルアミノ、ジ−[(1−4C)アルキル]アミノ及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、又は
R4及びR5は、それらが結合されている窒素原子と一緒になって、飽和4、5、6又は7員のヘテロ環式環を形成し、それは酸素、S、SO、SO2及びN(R7)(式中、R7は水素及び(1−4C)アルキルから選択される)から独立して選択される一つ又はそれ以上の追加のヘテロ原子を含有していてもよく、
及び、R4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されたいずれのヘテロ環式環も、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、
及び、R4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されたいずれのヘテロ環式環も、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよい}
のキナゾリン誘導体、又はそれらの薬学的に許容できる塩が提供される。
{式中:
R1は、水素、ヒドロキシ、(1−4C)アルコキシ及び(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルコキシから選択され;
G1、G2、G3、G4及びG5は、各々独立して、水素及びハロゲノから選択され;
X1は、SO2、CO、SO2N(R6)及びC(R6)2(式中、各R6は、独立して、水素及び(1−4C)アルキルから選択される)から選択され;
Q1はアリール又はヘテロアリールであり、該アリール又はヘテロアリール基は、ハロゲノ、シアノ、(1−4C)アルコキシ及び(1−4C)アルキルから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく;
R2は水素であり;
R3はメチルであり;
R4及びR5は、同じでも又は異なっていてもよく、水素及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは、ヒドロキシ、アミノ、(1−4C)アルキルアミノ、ジ−[(1−4C)アルキル]アミノ及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、又は
R4及びR5は、それらが結合されている窒素原子と一緒になって、飽和4、5、6又は7員のヘテロ環式環を形成し、それは酸素、S、SO、SO2及びN(R7)(式中、R7は水素及び(1−4C)アルキルから選択される)から独立して選択される一つ又はそれ以上の追加のヘテロ原子を含有していてもよく、
及び、R4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されたいずれのヘテロ環式環も、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、
及び、R4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されたいずれのヘテロ環式環も、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよい}
のキナゾリン誘導体、又はそれらの薬学的に許容できる塩が提供される。
本明細書において、一般的用語「アルキル」は、プロピル、イソプロピル及びtert−ブチルのような直鎖及び分枝鎖アルキル基の両方を含む。しかしながら、「プロピル」のような個々のアルキル基への言及は、直鎖バージョンのみに対して特異的であり、「イソプロピル」のような個々の分枝鎖アルキル基への言及は、分枝鎖バージョンのみに対して特異的である。類似の慣例が他の一般的用語にも適用され、例えば、(1−4C)アルコキシはメトキシ及びエトキシを含み、(1−4C)アルキルアミノはメチルアミノ、エチルアミノ及びイソプロピルアミノを含み、及びジ−[(1−4C)アルキル]アミノはジメチルアミノ、ジエチルアミノ及びN−イソプロピル−N−メチルアミノを含む。
上に定義した式Iの特定のキナゾリン誘導体が、一つ又はそれ以上の不斉炭素原子により光学活性又はラセミ形態で存在できる場合、本発明はその定義において、上記活性を有するいずれのこうした光学活性又はラセミ形態も含むことを理解すべきである。特に、式Iのキナゾリン誘導体は、もし基R2及びR3が同一ではないならば、基R2及びR3に結合した炭素上でキラル中心を有することができる。本発明は、本明細書に定義した活性を有するすべてのこうした立体異性体、例えば、(2R)及び(2S)異性体(特定的には(2R)異性体)を包含する。キラル化合物の名称において、(R、S)は、いずれかのスケールミック(scalemic)又はラセミ混合物を意味し、一方、(R)及び(S)は鏡像異性体を意味することも理解すべきである。名称中に(R、S)、(R)又は(S)が存在しない場合、該名称はいずれかのスケールミック又はラセミ混合物を指すことを理解すべきであり、ここでスケールミック混合物はいずれかの相対比でR及びS鏡像異性体を含有し、ラセミ混合物は50:50の比でR及びS鏡像異性体を含有する。光学活性形の合成は、当該技術分野で周知の有機化学の標準技術により、例えば、光学活性出発物質からの合成により又はラセミ形態の分割により実施することができる。同様に、上記の活性は、以下に示される標準実験技術を使用して評価することができる。上に示した一般的基についての適した意義には、以下に示されているものが含まれる。
Q1の適した意義は、それがアリールである場合、例えば、フェニル又はナフチル、特定的にはフェニルである。
Q1の適した意義は、それがヘテロアリールである場合、例えば、酸素、窒素及び硫黄から独立して選択された、4つまでの環ヘテロ原子を有する芳香族5又は6員単環式環、例えば、フリル、ピロリル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル又は1,3,5−トリアジニルである。Q1の特定の意義は、それがヘテロアリールである場合、例えば、酸素、窒素及び硫黄から独立して選択された一つ又は二つ(例えば、一つ)の追加の環ヘテロ原子を含んでいてもよい窒素含有芳香族5又は6員単環式環、例えば、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル又は1,3,5−トリアジニル(特定的にはオキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、チアゾリル又はピリジニル、より特定的にはチアゾリル又はピリジニル)である。
Q1の適した意義は、それがヘテロアリールである場合、例えば、酸素、窒素及び硫黄から独立して選択された、4つまでの環ヘテロ原子を有する芳香族5又は6員単環式環、例えば、フリル、ピロリル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル又は1,3,5−トリアジニルである。Q1の特定の意義は、それがヘテロアリールである場合、例えば、酸素、窒素及び硫黄から独立して選択された一つ又は二つ(例えば、一つ)の追加の環ヘテロ原子を含んでいてもよい窒素含有芳香族5又は6員単環式環、例えば、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル又は1,3,5−トリアジニル(特定的にはオキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、チアゾリル又はピリジニル、より特定的にはチアゾリル又はピリジニル)である。
R4及びR5が、それらが結合されている窒素原子と一緒になって、酸素、S、SO、SO2及びN(R7)(式中、R7は前に定義した通りである)から独立して選択される一つ又はそれ以上の追加のヘテロ原子を含有していてもよい、飽和(即ち、最大程度の飽和を有する環システム)4、5、6又は7員のヘテロ環式環を形成している環に言及する場合、そのように形成された環は、好ましくは一つ又は二つの追加のヘテロ原子、及びより好ましくは一つの追加のヘテロ原子を含む。例えば、そのように形成された環は、アゼチジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、ピラゾリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、モルホリン−4−イル及びピペラジン−1−イル(特定的にはアゼチジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、モルホリン−4−イル及びピペラジン−1−イル)から選択することができる。R4及びR5とそれらが結合されている窒素原子と一緒になって形成されたいずれかのヘテロ環式環は、前に定義された、同じでも又は異なっていてもよい一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、及び/又は一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよい。
式I中のキナゾリン基は、キナゾリン環上の2−、6−及び8−位の各々が置換されていないことを理解すべきである。
「R」基(R1〜R7)のいずれかについて、「G」基(G1〜G5)のいずれかについて、又はQ1又はX1基内の種々の基について適した意義には:
ハロゲノについてフルオロ、クロロ、ブロモ及びヨード;
(1−4C)アルキルについて:メチル、エチル、プロピル、イソプロピル及びtert−ブチル;
(2−4C)アルケニルについて:ビニル、イソプロペニル、アリル及びブタ−2−エニル;
(2−4C)アルキニルについて:エチニル、2−プロピニル及びブタ−2−イニル;
(1−4C)アルコキシについて:メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ及びブトキシ;
(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルコキシについて:エトキシメトキシ、プロポキシメトキシ、メトキシエトキシ、エトキシエトキシ、メトキシプロポキシ、エトキシプロポキシ、メトキシイソプロポキシ及びメトキシブトキシ;
(1−4C)アルキルアミノについて:メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ及びブチルアミノ;及び
ジ−[(1−4C)アルキル]アミノについて:ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、N−エチル−N−メチルアミノ及びジイソプロピルアミノ;
が含まれる。
「R」基(R1〜R7)のいずれかについて、「G」基(G1〜G5)のいずれかについて、又はQ1又はX1基内の種々の基について適した意義には:
ハロゲノについてフルオロ、クロロ、ブロモ及びヨード;
(1−4C)アルキルについて:メチル、エチル、プロピル、イソプロピル及びtert−ブチル;
(2−4C)アルケニルについて:ビニル、イソプロペニル、アリル及びブタ−2−エニル;
(2−4C)アルキニルについて:エチニル、2−プロピニル及びブタ−2−イニル;
(1−4C)アルコキシについて:メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ及びブトキシ;
(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルコキシについて:エトキシメトキシ、プロポキシメトキシ、メトキシエトキシ、エトキシエトキシ、メトキシプロポキシ、エトキシプロポキシ、メトキシイソプロポキシ及びメトキシブトキシ;
(1−4C)アルキルアミノについて:メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ及びブチルアミノ;及び
ジ−[(1−4C)アルキル]アミノについて:ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、N−エチル−N−メチルアミノ及びジイソプロピルアミノ;
が含まれる。
本明細書において(1−4C)アルキル基に言及される場合、こうした基は4までの炭素原子を含有するアルキル基を指すことを理解すべきである。同様に、(1−2C)アルキル基は、メチル及びエチルのような2までの炭素原子を含有するアルキル基を指す。同様の慣例が上に列挙した他の基について適用される。
前に定義した式X1−Q1の基において、X1が例えば、SO2N(R6)連結基である場合、SO2N(R6)連結基のSO2基が式I中のインドール基へ結合されており、そしてSO2N(R6)連結基の窒素原子がQ1基に結合されている。
式Iの特定のキナゾリン誘導体は、例えば、水和形態のように溶媒和されてならびに溶媒和されない形態で存在することができることを理解すべきである。本発明は、抗増殖活性のような、erbB受容体チロシンキナーゼに阻害効果を示すすべてのこうした溶媒和形態を包含することを理解すべきである。
式Iの特定のキナゾリン誘導体は多形を示すことができること、及び本発明は、抗増殖活性のような、erbB受容体チロシンキナーゼに阻害効果を示すすべてのこうした形態を包含することを理解すべきである。
本発明は、抗増殖活性のような、erbB受容体チロシンキナーゼに阻害効果を示す式Iのキナゾリン誘導体のすべての互変異性形態に関することも理解すべきである。
式Iのキナゾリン誘導体の適した薬学的に許容できる塩は、例えば、式Iのキナゾリン誘導体の酸付加塩、例えば、無機酸又は有機酸との酸付加塩である。適した無機酸には、例えば、塩酸、臭化水素酸又は硫酸酸が含まれる。適した有機酸には、例えば、トリフルオロ酢酸、クエン酸又はマレイン酸が含まれる。式Iのキナゾリン誘導体の別の適した薬学的に許容できる塩は、例えば、十分に酸性である式Iのキナゾリン誘導体の塩、例えば、カルシウム又はマグネシウム塩のようなアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、又はアンモニウム塩、又はメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルルアミン、ピペリジン、モルホリン又はトリス−(2−ヒドロキシエチル)アミンのような有機塩基との塩である。
式Iのキナゾリン誘導体の適した薬学的に許容できる塩は、例えば、式Iのキナゾリン誘導体の酸付加塩、例えば、無機酸又は有機酸との酸付加塩である。適した無機酸には、例えば、塩酸、臭化水素酸又は硫酸酸が含まれる。適した有機酸には、例えば、トリフルオロ酢酸、クエン酸又はマレイン酸が含まれる。式Iのキナゾリン誘導体の別の適した薬学的に許容できる塩は、例えば、十分に酸性である式Iのキナゾリン誘導体の塩、例えば、カルシウム又はマグネシウム塩のようなアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、又はアンモニウム塩、又はメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルルアミン、ピペリジン、モルホリン又はトリス−(2−ヒドロキシエチル)アミンのような有機塩基との塩である。
本発明の特定の新規キナゾリン誘導体には、例えば、特に断らない限り、R1、R2、R3、R4、R5、G1、G2、G3、G4、G5、Q1及びX1の各々が前に定義した、又は以下の項(a)〜(dddd)の意味のいずれかを有する式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩が含まれる:
(a)R1は水素、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ及びメトキシエトキシから選択され;
(b)R1は水素及びメトキシから選択され;
(c)R1は水素であり;
(d)G1、G2、G3、G4及びG5は各々、水素、クロロ及びフルオロ(特定的には 水素及びフルオロ)から独立して選択され;
(e)G1、G2、G3、G4及びG5はすべて水素であり;
(f)G1又はG2はハロゲノ(特定的にはフルオロ又はクロロ、より特定的にはフルオロ)であり、及びG1及びG2の他の一方、及びG3、G4及びG5はすべて水素であり;
(g)G1はハロゲノ(特定的にはフルオロ又はクロロ、より特定的にはフルオロ)であり、及びG2、G3、G4及びG5は全て水素であり;
(h)G2はハロゲノ(特定的にはフルオロ又はクロロ、より特定的にはフルオロ)であり、及びG1、G3、G4及びG5は全て水素であり;
(i)X1はC(R6)2であり、式中、各R6は、独立して、水素又は(1−4C)アルキル((1−2C)アルキルのような)であり;
(j)X1はCH2であり;
(k)Q1はフェニル及び5又は6員単環式ヘテロアリール環から選択され、該ヘテロアリール環は酸素、窒素及び硫黄から独立して選択される一つ、二つ又は三つのヘテロ原子を含有し、該フェニル又はヘテロアリール基はハロゲノ、シアノ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの、特別には一つ)を有していてもよく;
(l)Q1はフェニル及び5又は6員単環式ヘテロアリール環から選択され、該ヘテロアリール環は酸素、窒素及び硫黄から独立して選択される一つ、二つ又は三つのヘテロ原子を含有し、該フェニル又はヘテロアリール基はクロロ、フルオロ、シアノ、(1−2C)アルキル及び(1−2C)アルコキシ(特別にはフルオロ及びメチル)から独立して選択される一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの、特別には一つ)を有していてもよく;
(m)Q1はフェニル及び5又は6員単環式ヘテロアリール環から選択され、該ヘテロアリール環は酸素、窒素及び硫黄から独立して選択される一つ、二つ又は三つのヘテロ原子を含有し、該フェニル又はヘテロアリール基はフルオロ、シアノ、メチル及びメトキシから独立して選択される一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの、特別には一つ)を有していてもよく;
(n)Q1はフェニルであり、該フェニル基は、(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの)を有していてもよく;
(o)Q1はフェニルであり、該フェニル基は、クロロ及びフルオロから独立して選択される一つ又は二つの置換基を有していてもよく;
(p)Q1はフェニルであり、該フェニル基は、メトキシ、シアノ及びフルオロから独立して選択される一つ又は二つの置換基を有していてもよく;
(q)Q1はフェニルであり、該フェニル基は、クロロ及びフルオロから独立して選択される一つ又は二つの置換基を有し;
(r)Q1はフェニルであり、該フェニル基は一つ又は二つの(特定的には一つ)フルオロ置換基を有し;
(s)Q1は3−フルオロフェニルであり;
(t)Q1は3−メトキシフェニルであり;
(u)Q1は2−シアノフェニルであり;
(v)Q1は5又は6員の単環式ヘテロアリール環であり、該環は一つの窒素ヘテロ原子を含有し、そして、酸素、窒素及び硫黄から選択される一つの追加のヘテロ原子を含有してもよく、該ヘテロアリール基は(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの)を有していてもよく;
(w)Q1はフェニル、ピリジニル、ピラジニル、1,3−チアゾリル、1H−イミダゾリル、1H−ピラゾリル、1,3−オキサゾリル及びイソオキサゾリルから選択され、それらは(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの)を有していてもよく;
(x)Q1はフェニル、ピリジニル、ピラジニル、1,3−チアゾリル及びイソオキサゾリル(特定的にはフェニル、ピリジニル及び1,3−チアゾリル)から選択され、それらは(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの)を有していてもよく;
(y)Q1はフェニル、ピリジニル、1,3−チアゾリル、1H−イミダゾリル、1,3−オキサゾリル及びイソオキサゾリル(特定的にはフェニル、ピリジニル及び1,3−チアゾリル)から選択され、それらは(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの)を有していてもよく;
(z)Q1は2−、3−又は4−ピリジニル、2−ピラジニル、1,3−チアゾール−2−イル、1,3−チアゾール−4−イル、1,3−チアゾール−5−イル、3−イソオキサゾリル、4−イソオキサゾリル及び5−イソオキサゾリルから選択され、該環は(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの)を有していてもよく;
(aa)Q1は2−、3−又は4−ピリジニル、1,3−チアゾール−2−イル、1,3−チアゾール−4−イル、1,3−チアゾール−5−イル、1H−イミダゾール−2−イル、1,3−オキサゾール−2−イル、3−イソオキサゾリル、4−イソオキサゾリル及び5−イソオキサゾリルから選択され、それらは(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの)を有していてもよく;
(bb)Q1はフェニル、2−又は3−ピリジニル、1,3−チアゾール−2−イル、1,3−チアゾール−4−イル及び1,3−チアゾール−5−イルから選択され、該環は(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの)を有していてもよく;
(cc)Q1はフェニル、2−ピリジニル及び1,3−チアゾール−4−イルから選択され、それらは(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの)を有していてもよく;
(dd)Q1はピリジニル(特定的には2−ピリジニル又は3−ピリジニル)であり、それらは(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの)を有していてもよく;
(ee)Q1は2−ピリジニルであり、それらはフルオロ、クロロ及び(1−2C)アルコキシから独立して選択される一つ又は二つの置換基を有していてもよく;
(ff)Q1は3−ピリジニルであり、それらはフルオロ、クロロ及び(1−2C)アルコキシから独立して選択される一つ又は二つの置換基を有していてもよく;
(gg)Q1は2−ピリジニルであり;
(hh)Q1は6−フルオロ−ピリジン−3−イルであり;
(ii)Q1は1,3−チアゾリル(特定的には1,3−チアゾール−2−イル、1,3−チアゾール−4−イル又は1,3−チアゾリル−5−イル)であり、それらは(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ又は二つの置換基(例えば、一つ)を有していてもよく;
(jj)Q1は1,3−チアゾール−4−イルであり、それらはフルオロ、クロロ、(1−2C)アルキル及び(1−2C)アルコキシから独立して選択される一つ又は二つの置換基を有していてもよく;
(kk)Q1は1,3−チアゾール−2−イルであり、それらはフルオロ、クロロ、(1−2C)アルキル及び(1−2C)アルコキシから独立して選択される一つ又は二つの置換基を有していてもよく;
(ll)Q1は1,3−チアゾール−5−イルであり、それらはフルオロ、クロロ、(1−2C)アルキル及び(1−2C)アルコキシから独立して選択される一つ又は二つの置換基を有していてもよく;
(mm)Q1は1,3−チアゾール−4−イルであり;
(nn)Q1は1,3−チアゾール−2−イルであり;
(oo)Q1は1,3−チアゾール−5−イルであり;
(pp)Q1は2−メチル−1,3−チアゾール−5−イルであり;
(qq)Q1は1,3−オキサゾリル(特定的には1,3−オキサゾール−2−イル)であり、それらは(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ又は二つの置換基(例えば、一つ)を有していてもよく;
(rr)Q1は1,3−オキサゾール−2−イルであり;
(ss)Q1はイソオキサゾリル(特定的にはイソオキサゾール−3−イル)であり、該環は(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ又は二つの置換基(例えば、一つ)を有していてもよく;
(tt)Q1は5−メチル−イソオキサゾール−3−イルであり;
(uu)Q1は3,5−ジメチル−イソオキサゾール−4−イルであり;
(vv)Q1は1H−イミダゾリル(特定的には1H−イミダゾール−2−イル)であり、該環は(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ又は二つの置換基(例えば、一つ)を有していてもよく;
(ww)Q1は1−メチル−イミダゾール−2−イルであり;
(xx)Q1は3−フルオロフェニル、2−ピリジニル、6−フルオロ−ピリジン−3−イル、1,3−チアゾール−5−イル、1,3−チアゾール−4−イル、1,3−チアゾール−2−イル、2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル、1,3−オキサゾール−2−イル、5−メチル−イソオキサゾール−3−イル、3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル及び1−メチル−イミダゾール−2−イルから選択され;
(yy)Q1は3−フルオロフェニル、3−メトキシフェニル、2−シアノフェニル、2−ピリジニル、6−フルオロ−ピリジン−3−イル、2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル、1,3−チアゾール−4−イル及び1,3−チアゾール−2−イルから選択され;
(zz)Q1はフェニル、ピリジニル、1,3−チアゾリル、1H−イミダゾリル、1,3−オキサゾリル及びイソオキサゾリル(特定的にはフェニル、ピリジニル及び1,3−チアゾリル)から選択され、該環は(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの)を有していてもよく;及び
X1はC(R6)2であり、式中、各R6は、独立して、水素又は(1−2C)アルキル(特定的には、各R6は水素である)であり;
(aaa)Q1はフェニル、ピリジニル、1,3−チアゾリル、1H−イミダゾリル、1,3−オキサゾリル及びイソオキサゾリル(特定的にはフェニル、ピリジニル及び 1,3−チアゾリル)から選択され、該環は(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの)を有していてもよく;
X1はC(R6)2であり、式中、各R6は独立して、水素又は(1−2C)アルキル(特定的には、各R6は水素である)であり;及び
G1、G2、G3、G4及びG5は全て水素であり;
(bbb)Q1はフェニル、ピリジニル、1,3−チアゾリル、1H−イミダゾリル、1,3−オキサゾリル及びイソオキサゾリル(特定的にはフェニル、ピリジニル及び1,3−チアゾリル)から選択され、該環は(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの)を有していてもよく;
X1はC(R6)2であり、式中、各R6は独立して、水素又は(1−2C)アルキル(特定的には、各R6は水素である)であり;及び
G1又はG2はハロゲノ(特定的にはフルオロ又はクロロ、より特定的にはフルオロ)であり;及び
G1及びG2の他の一方、及びG3、G4及びG5は全て水素であり;
(ccc)基−X1−Q1はピリジン−2−イルメチル、1,3−チアゾール−4−イルメチル及び3−フルオロベンジルから選択され;
(ddd)基−X1−Q1は3−フルオロベンジル、3−メトキシベンジル、2−シアノベンジル、ピリジン−2−イルメチル、(6−フルオロ−ピリジン−3−イル)メチル、(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)メチル、1,3−チアゾール−4−イルメチル及び1,3−チアゾール−2−イルメチルから選択され;
(eee)基−X1−Q1はピリジン−2−イルメチルであり;
(fff)基−X1−Q1は1,3−チアゾール−4−イルメチルであり;
(ggg)基−X1−Q1は3−フルオロベンジルであり;
(hhh)基−X1−Q1は3−メトキシベンジルであり;
(iii)基−X1−Q1は2−シアノベンジルであり;
(jjj)基−X1−Q1は(6−フルオロ−ピリジン−3−イル)メチルであり;
(kkk)基−X1−Q1は(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)メチルであり;
(lll)基−X1−Q1は1,3−チアゾール−2−イルメチルであり;
(mmm)R2及びR3は各々独立して、水素及び(1−2C)アルキル(メチルのような)から選択され;
(nnn)R2及びR3は各々独立して、水素及び(1−2C)アルキルから選択され、ここで、R2及びR3の少なくとも一つは(1−2C)アルキル(メチルのような)であり;
(ooo)R2は水素であり、及びR3は(1−2C)アルキル(メチルのような)であり;
(ppp)R4及びR5は、同じでも異なっていてもよく、水素及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは、一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく、又は
R4及びR5はそれらが結合されている窒素原子と一緒になって4、5、6又は7員(特定的には5又は6員、より特定的には6員)のヘテロ環式環を形成し、該環は、酸素、S、SO、SO2及びN(R7)(式中、R7は水素及び(1−2C)アルキルから選択される)から独立して選択される一つ又はそれ以上の追加のヘテロ原子を含有していてもよく、
及びR4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されるいずれのヘテロ環式環も、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、
及びR4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されるいずれのヘテロ環式環も、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよく;
(qqq)R4及びR5は、同じでも又は異なっていてもよく、水素及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは、一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく、又は
R4及びR5は、それらが結合されている窒素原子と一緒になって、アゼチジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、ピラゾリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、モルホリン−4−イル及びピペラジン−1−イルから選択されるヘテロ環式環を形成し、いずれのヘテロ環式環も、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、及びいずれのヘテロ環式環も、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよく;
(rrr)R4及びR5は、同じでも又は異なっていてもよく、水素及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは、一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく、又は
R4及びR5は、それらが結合されている窒素原子と一緒になって、ピロリジン−1−イル及びモルホリン−4−イル(特定的にはモルホリン−4−イル)から選択されるヘテロ環式環を形成し、いずれのヘテロ環式環も、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、及びいずれのヘテロ環式環も、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよく;
(sss)R4は水素であり、及びR5は(1−4C)アルキルであり、該(1−4C)アルキルは、一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく;
(ttt)R4及びR5は水素、メチル、エチル及び2−ヒドロキシエチルから独立して選択され;
(uuu)R4は水素であり、及びR5はメチル、エチル及び2−ヒドロキシエチルから選択され;
(vvv)R4及びR5は両方とも(1−4C)アルキルであり、該(1−4C)アルキルは、一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく;
(www)R4はメチルであり、及びR5は(1−4C)アルキルであり、該(1−4C)アルキルは、一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく;
(xxx)R4はメチルであり、及びR5はメチル、エチル及び2−ヒドロキシエチルから選択され;
(yyy)R4及びR5は両方ともメチルであり;
(zzz)R4はメチルであり、及びR5は2−ヒドロキシエチルであり;
(aaaa)R4及びR5はそれらが結合されている窒素原子と一緒になって、ピロリジン−1−イル及びモルホリン−4−イルから選択されるヘテロ環式環を形成し、該ヘテロ環式環は、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、及び該ヘテロ環式環は、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよく;
(bbbb)R4及びR5はそれらが結合されている窒素原子と一緒になってピロリジン−1−イル及びモルホリン−4−イルから選択されるヘテロ環式環を形成し;
(cccc)R4及びR5は両方とも(1−4C)アルキルであり、該(1−4C)アルキルは、一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく、又は
R4及びR5はそれらが結合されている窒素原子と一緒になってピロリジン−1−イル及びモルホリン−4−イル(特定的にはモルホリン−4−イル)から選択されるヘテロ環式環を形成し、いずれのヘテロ環式環も、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、及びいずれのヘテロ環式環も、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよく;及び
(dddd)R4及びR5は両方とも(1−4C)アルキルであり、該(1−4C)アルキルは、一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく、又はR4及びR5はそれらが結合されている窒素原子と一緒になって、モルホリン−4−イル環を形成する。
(a)R1は水素、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ及びメトキシエトキシから選択され;
(b)R1は水素及びメトキシから選択され;
(c)R1は水素であり;
(d)G1、G2、G3、G4及びG5は各々、水素、クロロ及びフルオロ(特定的には 水素及びフルオロ)から独立して選択され;
(e)G1、G2、G3、G4及びG5はすべて水素であり;
(f)G1又はG2はハロゲノ(特定的にはフルオロ又はクロロ、より特定的にはフルオロ)であり、及びG1及びG2の他の一方、及びG3、G4及びG5はすべて水素であり;
(g)G1はハロゲノ(特定的にはフルオロ又はクロロ、より特定的にはフルオロ)であり、及びG2、G3、G4及びG5は全て水素であり;
(h)G2はハロゲノ(特定的にはフルオロ又はクロロ、より特定的にはフルオロ)であり、及びG1、G3、G4及びG5は全て水素であり;
(i)X1はC(R6)2であり、式中、各R6は、独立して、水素又は(1−4C)アルキル((1−2C)アルキルのような)であり;
(j)X1はCH2であり;
(k)Q1はフェニル及び5又は6員単環式ヘテロアリール環から選択され、該ヘテロアリール環は酸素、窒素及び硫黄から独立して選択される一つ、二つ又は三つのヘテロ原子を含有し、該フェニル又はヘテロアリール基はハロゲノ、シアノ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの、特別には一つ)を有していてもよく;
(l)Q1はフェニル及び5又は6員単環式ヘテロアリール環から選択され、該ヘテロアリール環は酸素、窒素及び硫黄から独立して選択される一つ、二つ又は三つのヘテロ原子を含有し、該フェニル又はヘテロアリール基はクロロ、フルオロ、シアノ、(1−2C)アルキル及び(1−2C)アルコキシ(特別にはフルオロ及びメチル)から独立して選択される一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの、特別には一つ)を有していてもよく;
(m)Q1はフェニル及び5又は6員単環式ヘテロアリール環から選択され、該ヘテロアリール環は酸素、窒素及び硫黄から独立して選択される一つ、二つ又は三つのヘテロ原子を含有し、該フェニル又はヘテロアリール基はフルオロ、シアノ、メチル及びメトキシから独立して選択される一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの、特別には一つ)を有していてもよく;
(n)Q1はフェニルであり、該フェニル基は、(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの)を有していてもよく;
(o)Q1はフェニルであり、該フェニル基は、クロロ及びフルオロから独立して選択される一つ又は二つの置換基を有していてもよく;
(p)Q1はフェニルであり、該フェニル基は、メトキシ、シアノ及びフルオロから独立して選択される一つ又は二つの置換基を有していてもよく;
(q)Q1はフェニルであり、該フェニル基は、クロロ及びフルオロから独立して選択される一つ又は二つの置換基を有し;
(r)Q1はフェニルであり、該フェニル基は一つ又は二つの(特定的には一つ)フルオロ置換基を有し;
(s)Q1は3−フルオロフェニルであり;
(t)Q1は3−メトキシフェニルであり;
(u)Q1は2−シアノフェニルであり;
(v)Q1は5又は6員の単環式ヘテロアリール環であり、該環は一つの窒素ヘテロ原子を含有し、そして、酸素、窒素及び硫黄から選択される一つの追加のヘテロ原子を含有してもよく、該ヘテロアリール基は(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの)を有していてもよく;
(w)Q1はフェニル、ピリジニル、ピラジニル、1,3−チアゾリル、1H−イミダゾリル、1H−ピラゾリル、1,3−オキサゾリル及びイソオキサゾリルから選択され、それらは(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの)を有していてもよく;
(x)Q1はフェニル、ピリジニル、ピラジニル、1,3−チアゾリル及びイソオキサゾリル(特定的にはフェニル、ピリジニル及び1,3−チアゾリル)から選択され、それらは(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの)を有していてもよく;
(y)Q1はフェニル、ピリジニル、1,3−チアゾリル、1H−イミダゾリル、1,3−オキサゾリル及びイソオキサゾリル(特定的にはフェニル、ピリジニル及び1,3−チアゾリル)から選択され、それらは(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの)を有していてもよく;
(z)Q1は2−、3−又は4−ピリジニル、2−ピラジニル、1,3−チアゾール−2−イル、1,3−チアゾール−4−イル、1,3−チアゾール−5−イル、3−イソオキサゾリル、4−イソオキサゾリル及び5−イソオキサゾリルから選択され、該環は(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの)を有していてもよく;
(aa)Q1は2−、3−又は4−ピリジニル、1,3−チアゾール−2−イル、1,3−チアゾール−4−イル、1,3−チアゾール−5−イル、1H−イミダゾール−2−イル、1,3−オキサゾール−2−イル、3−イソオキサゾリル、4−イソオキサゾリル及び5−イソオキサゾリルから選択され、それらは(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの)を有していてもよく;
(bb)Q1はフェニル、2−又は3−ピリジニル、1,3−チアゾール−2−イル、1,3−チアゾール−4−イル及び1,3−チアゾール−5−イルから選択され、該環は(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの)を有していてもよく;
(cc)Q1はフェニル、2−ピリジニル及び1,3−チアゾール−4−イルから選択され、それらは(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの)を有していてもよく;
(dd)Q1はピリジニル(特定的には2−ピリジニル又は3−ピリジニル)であり、それらは(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの)を有していてもよく;
(ee)Q1は2−ピリジニルであり、それらはフルオロ、クロロ及び(1−2C)アルコキシから独立して選択される一つ又は二つの置換基を有していてもよく;
(ff)Q1は3−ピリジニルであり、それらはフルオロ、クロロ及び(1−2C)アルコキシから独立して選択される一つ又は二つの置換基を有していてもよく;
(gg)Q1は2−ピリジニルであり;
(hh)Q1は6−フルオロ−ピリジン−3−イルであり;
(ii)Q1は1,3−チアゾリル(特定的には1,3−チアゾール−2−イル、1,3−チアゾール−4−イル又は1,3−チアゾリル−5−イル)であり、それらは(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ又は二つの置換基(例えば、一つ)を有していてもよく;
(jj)Q1は1,3−チアゾール−4−イルであり、それらはフルオロ、クロロ、(1−2C)アルキル及び(1−2C)アルコキシから独立して選択される一つ又は二つの置換基を有していてもよく;
(kk)Q1は1,3−チアゾール−2−イルであり、それらはフルオロ、クロロ、(1−2C)アルキル及び(1−2C)アルコキシから独立して選択される一つ又は二つの置換基を有していてもよく;
(ll)Q1は1,3−チアゾール−5−イルであり、それらはフルオロ、クロロ、(1−2C)アルキル及び(1−2C)アルコキシから独立して選択される一つ又は二つの置換基を有していてもよく;
(mm)Q1は1,3−チアゾール−4−イルであり;
(nn)Q1は1,3−チアゾール−2−イルであり;
(oo)Q1は1,3−チアゾール−5−イルであり;
(pp)Q1は2−メチル−1,3−チアゾール−5−イルであり;
(qq)Q1は1,3−オキサゾリル(特定的には1,3−オキサゾール−2−イル)であり、それらは(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ又は二つの置換基(例えば、一つ)を有していてもよく;
(rr)Q1は1,3−オキサゾール−2−イルであり;
(ss)Q1はイソオキサゾリル(特定的にはイソオキサゾール−3−イル)であり、該環は(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ又は二つの置換基(例えば、一つ)を有していてもよく;
(tt)Q1は5−メチル−イソオキサゾール−3−イルであり;
(uu)Q1は3,5−ジメチル−イソオキサゾール−4−イルであり;
(vv)Q1は1H−イミダゾリル(特定的には1H−イミダゾール−2−イル)であり、該環は(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ又は二つの置換基(例えば、一つ)を有していてもよく;
(ww)Q1は1−メチル−イミダゾール−2−イルであり;
(xx)Q1は3−フルオロフェニル、2−ピリジニル、6−フルオロ−ピリジン−3−イル、1,3−チアゾール−5−イル、1,3−チアゾール−4−イル、1,3−チアゾール−2−イル、2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル、1,3−オキサゾール−2−イル、5−メチル−イソオキサゾール−3−イル、3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル及び1−メチル−イミダゾール−2−イルから選択され;
(yy)Q1は3−フルオロフェニル、3−メトキシフェニル、2−シアノフェニル、2−ピリジニル、6−フルオロ−ピリジン−3−イル、2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル、1,3−チアゾール−4−イル及び1,3−チアゾール−2−イルから選択され;
(zz)Q1はフェニル、ピリジニル、1,3−チアゾリル、1H−イミダゾリル、1,3−オキサゾリル及びイソオキサゾリル(特定的にはフェニル、ピリジニル及び1,3−チアゾリル)から選択され、該環は(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの)を有していてもよく;及び
X1はC(R6)2であり、式中、各R6は、独立して、水素又は(1−2C)アルキル(特定的には、各R6は水素である)であり;
(aaa)Q1はフェニル、ピリジニル、1,3−チアゾリル、1H−イミダゾリル、1,3−オキサゾリル及びイソオキサゾリル(特定的にはフェニル、ピリジニル及び 1,3−チアゾリル)から選択され、該環は(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの)を有していてもよく;
X1はC(R6)2であり、式中、各R6は独立して、水素又は(1−2C)アルキル(特定的には、各R6は水素である)であり;及び
G1、G2、G3、G4及びG5は全て水素であり;
(bbb)Q1はフェニル、ピリジニル、1,3−チアゾリル、1H−イミダゾリル、1,3−オキサゾリル及びイソオキサゾリル(特定的にはフェニル、ピリジニル及び1,3−チアゾリル)から選択され、該環は(k)、(l)又は(m)で前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基(例えば、一つ又は二つの)を有していてもよく;
X1はC(R6)2であり、式中、各R6は独立して、水素又は(1−2C)アルキル(特定的には、各R6は水素である)であり;及び
G1又はG2はハロゲノ(特定的にはフルオロ又はクロロ、より特定的にはフルオロ)であり;及び
G1及びG2の他の一方、及びG3、G4及びG5は全て水素であり;
(ccc)基−X1−Q1はピリジン−2−イルメチル、1,3−チアゾール−4−イルメチル及び3−フルオロベンジルから選択され;
(ddd)基−X1−Q1は3−フルオロベンジル、3−メトキシベンジル、2−シアノベンジル、ピリジン−2−イルメチル、(6−フルオロ−ピリジン−3−イル)メチル、(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)メチル、1,3−チアゾール−4−イルメチル及び1,3−チアゾール−2−イルメチルから選択され;
(eee)基−X1−Q1はピリジン−2−イルメチルであり;
(fff)基−X1−Q1は1,3−チアゾール−4−イルメチルであり;
(ggg)基−X1−Q1は3−フルオロベンジルであり;
(hhh)基−X1−Q1は3−メトキシベンジルであり;
(iii)基−X1−Q1は2−シアノベンジルであり;
(jjj)基−X1−Q1は(6−フルオロ−ピリジン−3−イル)メチルであり;
(kkk)基−X1−Q1は(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)メチルであり;
(lll)基−X1−Q1は1,3−チアゾール−2−イルメチルであり;
(mmm)R2及びR3は各々独立して、水素及び(1−2C)アルキル(メチルのような)から選択され;
(nnn)R2及びR3は各々独立して、水素及び(1−2C)アルキルから選択され、ここで、R2及びR3の少なくとも一つは(1−2C)アルキル(メチルのような)であり;
(ooo)R2は水素であり、及びR3は(1−2C)アルキル(メチルのような)であり;
(ppp)R4及びR5は、同じでも異なっていてもよく、水素及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは、一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく、又は
R4及びR5はそれらが結合されている窒素原子と一緒になって4、5、6又は7員(特定的には5又は6員、より特定的には6員)のヘテロ環式環を形成し、該環は、酸素、S、SO、SO2及びN(R7)(式中、R7は水素及び(1−2C)アルキルから選択される)から独立して選択される一つ又はそれ以上の追加のヘテロ原子を含有していてもよく、
及びR4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されるいずれのヘテロ環式環も、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、
及びR4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されるいずれのヘテロ環式環も、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよく;
(qqq)R4及びR5は、同じでも又は異なっていてもよく、水素及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは、一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく、又は
R4及びR5は、それらが結合されている窒素原子と一緒になって、アゼチジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、ピラゾリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、モルホリン−4−イル及びピペラジン−1−イルから選択されるヘテロ環式環を形成し、いずれのヘテロ環式環も、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、及びいずれのヘテロ環式環も、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよく;
(rrr)R4及びR5は、同じでも又は異なっていてもよく、水素及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは、一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく、又は
R4及びR5は、それらが結合されている窒素原子と一緒になって、ピロリジン−1−イル及びモルホリン−4−イル(特定的にはモルホリン−4−イル)から選択されるヘテロ環式環を形成し、いずれのヘテロ環式環も、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、及びいずれのヘテロ環式環も、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよく;
(sss)R4は水素であり、及びR5は(1−4C)アルキルであり、該(1−4C)アルキルは、一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく;
(ttt)R4及びR5は水素、メチル、エチル及び2−ヒドロキシエチルから独立して選択され;
(uuu)R4は水素であり、及びR5はメチル、エチル及び2−ヒドロキシエチルから選択され;
(vvv)R4及びR5は両方とも(1−4C)アルキルであり、該(1−4C)アルキルは、一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく;
(www)R4はメチルであり、及びR5は(1−4C)アルキルであり、該(1−4C)アルキルは、一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく;
(xxx)R4はメチルであり、及びR5はメチル、エチル及び2−ヒドロキシエチルから選択され;
(yyy)R4及びR5は両方ともメチルであり;
(zzz)R4はメチルであり、及びR5は2−ヒドロキシエチルであり;
(aaaa)R4及びR5はそれらが結合されている窒素原子と一緒になって、ピロリジン−1−イル及びモルホリン−4−イルから選択されるヘテロ環式環を形成し、該ヘテロ環式環は、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、及び該ヘテロ環式環は、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよく;
(bbbb)R4及びR5はそれらが結合されている窒素原子と一緒になってピロリジン−1−イル及びモルホリン−4−イルから選択されるヘテロ環式環を形成し;
(cccc)R4及びR5は両方とも(1−4C)アルキルであり、該(1−4C)アルキルは、一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく、又は
R4及びR5はそれらが結合されている窒素原子と一緒になってピロリジン−1−イル及びモルホリン−4−イル(特定的にはモルホリン−4−イル)から選択されるヘテロ環式環を形成し、いずれのヘテロ環式環も、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、及びいずれのヘテロ環式環も、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよく;及び
(dddd)R4及びR5は両方とも(1−4C)アルキルであり、該(1−4C)アルキルは、一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく、又はR4及びR5はそれらが結合されている窒素原子と一緒になって、モルホリン−4−イル環を形成する。
本発明の一つの態様は式I、
式中:
R1は水素及び(1−2C)アルコキシ(例えば、R1は水素又はメトキシ、特定的には水素である)から選択され;
X1はCH2であり;
Q1はアリール又はヘテロアリールであり、該アリール又はヘテロアリール基は、クロロ、フルオロ、シアノ、(1−2C)アルキル及び(1−2C)アルコキシ(特定的にはフルオロ、シアノ、メチル及びメトキシ)から独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基(例えば、一つ又は二つ)を有していてもよく;
及び式中、G1、G2、G3、G4、G5、R2、R3、R4及びR5は、前に定義したいずれかの意義を有する;
のキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩である。
式中:
R1は水素及び(1−2C)アルコキシ(例えば、R1は水素又はメトキシ、特定的には水素である)から選択され;
X1はCH2であり;
Q1はアリール又はヘテロアリールであり、該アリール又はヘテロアリール基は、クロロ、フルオロ、シアノ、(1−2C)アルキル及び(1−2C)アルコキシ(特定的にはフルオロ、シアノ、メチル及びメトキシ)から独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基(例えば、一つ又は二つ)を有していてもよく;
及び式中、G1、G2、G3、G4、G5、R2、R3、R4及びR5は、前に定義したいずれかの意義を有する;
のキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩である。
この態様において、Q1についての特定の意義は、フェニル、又は一つの窒素ヘテロ原子を含有し、そして酸素、窒素及び硫黄から独立して選択される一つの追加のヘテロ原子を含有していてもよい5又は6員のヘテロアリール環であり、該フェニル又はヘテロアリール基は前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基を有していてもよい。
本発明の別の態様は式I、
式中:
R1は水素及び(1−2C)アルコキシ(例えば、R1は水素又はメトキシ、特定的には水素である)から選択され;
X1はCH2であり;
Q1はヘテロアリールであり、該ヘテロアリール基はクロロ、フルオロ、シアノ、(1−2C)アルキル及び(1−2C)アルコキシ(特定的にはフルオロ、シアノ、メチル及びメトキシ)から独立して選択される、一つ又はそれ以上の置換基(例えば、一つ又は二つ)を有していてもよく;
及び式中、G1、G2、G3、G4、G5、R2、R3、R4及びR5は、前に定義したいずれかの意義を有する;
のキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩である。
式中:
R1は水素及び(1−2C)アルコキシ(例えば、R1は水素又はメトキシ、特定的には水素である)から選択され;
X1はCH2であり;
Q1はヘテロアリールであり、該ヘテロアリール基はクロロ、フルオロ、シアノ、(1−2C)アルキル及び(1−2C)アルコキシ(特定的にはフルオロ、シアノ、メチル及びメトキシ)から独立して選択される、一つ又はそれ以上の置換基(例えば、一つ又は二つ)を有していてもよく;
及び式中、G1、G2、G3、G4、G5、R2、R3、R4及びR5は、前に定義したいずれかの意義を有する;
のキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩である。
この態様において、Q1についての特定の意義は、一つの窒素ヘテロ原子を含有し、そして酸素、窒素及び硫黄から独立して選択される一つの追加のヘテロ原子を含有していてもよい5又は6員のヘテロアリール環であり、該ヘテロアリール基は前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基を有していてもよい。
本発明の別の態様は式I、
式中:
R1は水素及び(1−2C)アルコキシ(例えば、R1は水素又はメトキシ、特定的には水素である)から選択され;
X1はCH2であり;
Q1は、フェニル、又は一つの窒素ヘテロ原子を含有し、そして酸素、窒素及び硫黄から独立して選択される一つの追加のヘテロ原子を含有していてもよい5又は6員のヘテロアリール環であり;
R4及びR5は、同じでも又は異なっていてもよく、水素及び(1−2C)アルキルから選択され、該(1−2C)アルキルは、一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく、又は
R4及びR5は、それらが結合されている窒素原子と一緒になって、アゼチジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、ピラゾリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、モルホリン−4−イル及びピペラジン−1−イルから選択されるヘテロ環式環を形成し、いずれのヘテロ環式環も、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、及びいずれのヘテロ環式環も、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよく;
及び式中、G1、G2、G3、G4、G5、R2及びR3は、前に定義したいずれかの意義を有する;
のキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩である。
式中:
R1は水素及び(1−2C)アルコキシ(例えば、R1は水素又はメトキシ、特定的には水素である)から選択され;
X1はCH2であり;
Q1は、フェニル、又は一つの窒素ヘテロ原子を含有し、そして酸素、窒素及び硫黄から独立して選択される一つの追加のヘテロ原子を含有していてもよい5又は6員のヘテロアリール環であり;
R4及びR5は、同じでも又は異なっていてもよく、水素及び(1−2C)アルキルから選択され、該(1−2C)アルキルは、一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく、又は
R4及びR5は、それらが結合されている窒素原子と一緒になって、アゼチジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、ピラゾリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、モルホリン−4−イル及びピペラジン−1−イルから選択されるヘテロ環式環を形成し、いずれのヘテロ環式環も、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、及びいずれのヘテロ環式環も、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよく;
及び式中、G1、G2、G3、G4、G5、R2及びR3は、前に定義したいずれかの意義を有する;
のキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩である。
この態様において、Q1についての特定の意義は、フェニル、ピリジニル、1,3−チアゾリル、1H−イミダゾリル、1,3−オキサゾリル又はイソオキサゾリルであり、Q1は、前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基を有していてもよい。より特定的には、Q1はフェニル、ピリジニル又は1,3−チアゾリルであり、Q1は、前に定義した一つ、二つ又は三つの置換基を有していてもよい。
この態様において、それらが結合されている窒素原子と一緒になってヘテロ環式環を形成している場合のR4及びR5についての特定の意義は、ピロリジン−1−イル又はモルホリン−4−イル(特定的にはモルホリン−4−イル)であり、フルオロ、シアノ、メチル及びメトキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、及びいずれのヘテロ環式環も、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよい。
本発明のさらに別の態様は式I、
式中:
R1は水素であり;
G1、G2、G3、G4及びG5は各々独立して、水素及びフルオロから選択され;
X1はCH2であり;
Q1はフェニル又はピリジニルであり、該フェニル又はピリジニル基は、フルオロ及びシアノから独立して選択される一つ又はそれ以上の(特定的には一つ)置換基を有していてもよく;
R2及びR3は、同じでも又は異なっていてもよく、水素及び(1−2C)アルキルから選択され;
R4及びR5は、同じでも又は異なっていてもよく、水素及び(1−2C)アルキルから選択され、又は
R4及びR5はそれらが結合されている窒素原子と一緒になって、追加の酸素ヘテロ原子を含有していてもよい飽和5又は6員ヘテロ環式環を形成し、及びいずれのヘテロ環式環も、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよい;
のキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩である。
式中:
R1は水素であり;
G1、G2、G3、G4及びG5は各々独立して、水素及びフルオロから選択され;
X1はCH2であり;
Q1はフェニル又はピリジニルであり、該フェニル又はピリジニル基は、フルオロ及びシアノから独立して選択される一つ又はそれ以上の(特定的には一つ)置換基を有していてもよく;
R2及びR3は、同じでも又は異なっていてもよく、水素及び(1−2C)アルキルから選択され;
R4及びR5は、同じでも又は異なっていてもよく、水素及び(1−2C)アルキルから選択され、又は
R4及びR5はそれらが結合されている窒素原子と一緒になって、追加の酸素ヘテロ原子を含有していてもよい飽和5又は6員ヘテロ環式環を形成し、及びいずれのヘテロ環式環も、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよい;
のキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩である。
この態様において、それらが結合されている窒素原子と一緒になってヘテロ環式環を形成している場合のR4及びR5についての特定の意義は、モルホリン−4−イルである。
本発明の特定のキナゾリン誘導体は、例えば:
(2R)−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチル−2−[(4−{[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド;
(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−{[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド;
5−[(1R)−1−メチル−2−モルホリン−4−イル−2−オキソエトキシ]−N−[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]キナゾリン−4−アミン;
(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−{[1−(1,3−チアゾール−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド;
(2R)−N,N−ジメチル−2−{[4−({1−[(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]−1H−インドール−5−イル}アミノ)キナゾリン−5−イル]オキシ}プロパンアミド;
(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−{[1−(1,3−チアゾール−4−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド;
(2R)−2−{[4−({1−[(6−フルオロピリジン−3−イル)メチル]−1H−インドール−5−イル}アミノ)キナゾリン−5−イル]オキシ}−N,N−ジメチルプロパンアミド;
(2R)−2−[(4−{[1−(3−フルオロベンジル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]−N,N−ジメチルプロパンアミド;
(2R)−2−[(4−{[1−(3−メトキシベンジル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]−N,N−ジメチルプロパンアミド;
(2R)−2−[(4−{[1−(2−シアノベンジル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]−N,N−ジメチルプロパンアミド;
(2R)−2−[(4−{[6−フルオロ−1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]−N,N−ジメチルプロパンアミド;及び
(2R)−2−[(4−{[4−フルオロ−1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]−N,N−ジメチルプロパンアミド;
から選択される一つ又はそれ以上の式Iのキナゾリン誘導体、又はそれらの薬学的に許容できる塩である。
本発明の特定のキナゾリン誘導体は、例えば:
(2R)−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチル−2−[(4−{[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド;
(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−{[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド;
5−[(1R)−1−メチル−2−モルホリン−4−イル−2−オキソエトキシ]−N−[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]キナゾリン−4−アミン;
(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−{[1−(1,3−チアゾール−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド;
(2R)−N,N−ジメチル−2−{[4−({1−[(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]−1H−インドール−5−イル}アミノ)キナゾリン−5−イル]オキシ}プロパンアミド;
(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−{[1−(1,3−チアゾール−4−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド;
(2R)−2−{[4−({1−[(6−フルオロピリジン−3−イル)メチル]−1H−インドール−5−イル}アミノ)キナゾリン−5−イル]オキシ}−N,N−ジメチルプロパンアミド;
(2R)−2−[(4−{[1−(3−フルオロベンジル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]−N,N−ジメチルプロパンアミド;
(2R)−2−[(4−{[1−(3−メトキシベンジル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]−N,N−ジメチルプロパンアミド;
(2R)−2−[(4−{[1−(2−シアノベンジル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]−N,N−ジメチルプロパンアミド;
(2R)−2−[(4−{[6−フルオロ−1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]−N,N−ジメチルプロパンアミド;及び
(2R)−2−[(4−{[4−フルオロ−1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]−N,N−ジメチルプロパンアミド;
から選択される一つ又はそれ以上の式Iのキナゾリン誘導体、又はそれらの薬学的に許容できる塩である。
式Iのキナゾリン誘導体、又はそれらの薬学的に許容できる塩は、化学的に関連した化合物の製造に応用可能であるいずれかの既知の方法により製造することができる。適した方法には、例えば、WO96/15118、WO01/94341、WO03/040108及びWO03/040109に例示されているものが含まれる。こうした方法は、式Iのキナゾリン誘導体を製造するために使用される場合、本発明のさらなる特色として提供され、及び以下の代表的な方法の形式により例示され、特に記述しない限り、そこでは、R1、R2、R3、R4、R5、X1、Q1、G1、G2、G3、G4及びG5は前に定義したいずれかの意味を有する。必要な出発物質は、有機化学の標準法により得ることができる。こうした出発物質の製造は、以下の代表的な方法の形式と組み合わせて、又は付随する実施例の中に記述されている。もしくは、必要な出発物質は例示されたものと類似の方法により得ることができ、それは有機化学の当業者には公知である。
方法(a) 式II:
(式中、R1、G1、G2、G3、G4、G5、X1及びQ1は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、前に定義したいずれかの意味を有する)のキナゾリンと、式III:
[式中、R2、R3、R4及びR5は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、前に定義したいずれかの意味を有し、及びL1は、ハロゲノ(例えば、クロロ又はブロモ)、スルホニルオキシ基(例えば、メチルスルホニルオキシ又はトルエン−4−スルホニルオキシ基)のような適した置換可能基であるか、又はL1はヒドロキシ基である]のアミドとの反応;又は
方法(b) 都合よくは、適した塩基の存在下、式IV:
方法(b) 都合よくは、適した塩基の存在下、式IV:
[式中、R1、R2、R3、G1、G2、G3、G4、G5、X1及びQ1は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、前に定義したいずれかの意味を有し、及びL2は適した置換可能基、例えば、(1−3C)アルコキシ(メトキシ又はエトキシのような)であるか、又はL2はヒドロキシであり、該ヒドロキシ基は都合よくは適したカップリング剤と結合されて置換可能基を生成する]のキナゾリン(又はそれらの適した塩、例えば、それらのアルカリ土類金属塩又はナトリウム又はカリウム塩のような金属塩)と式V:
(式中、R4及びR5は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、前に定義したいずれかの意味を有する)のアミンとのカップリング;又は
方法(c) R2が2−ヒドロキシエチルである式Iのキナゾリン誘導体については、式VI:
方法(c) R2が2−ヒドロキシエチルである式Iのキナゾリン誘導体については、式VI:
(式中、R1、R3、G1、G2、G3、G4、G5、X1及びQ1は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、前に定義したいずれかの意味を有する)のキナゾリンと、前に定義した式Vのアミンとの反応;又は
方法(d) 式VII:
方法(d) 式VII:
(式中、R1、R2、R3、G1、G2、G3、G4、G5、X1及びQ1は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、前に定義したいずれかの意味を有する)のキナゾリンと、前に定義した式Vのアミンとの反応;又は
方法(e) 式VIII:
方法(e) 式VIII:
(式中、R1、R2、R3、R4及びR5は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、前に定義したいずれかの意味を有する)のキナゾリン−4(3H)−オンと適した活性化基及び式IX:
(式中、G1、G2、G3、G4、G5、X1及びQ1は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、前に定義したいずれかの意味を有する)のアミンとの反応;又は
方法(f) 式X:
方法(f) 式X:
[式中、R1、G1、G2、G3、G4、G5、X1及びQ1は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、前に定義したいずれかの意味を有し、及びL3は、ハロゲノ(例えば、フルオロ)のような適した置換可能基である]のキナゾリンと式XI:
(式中、R2、R3、R4及びR5は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、前に定義したいずれかの意味を有する)の化合物との反応;又は
方法(g) 都合よくは、適した塩基の存在下、式XII:
方法(g) 都合よくは、適した塩基の存在下、式XII:
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、G1、G2、G3、G4及びG5は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、前に定義したいずれかの意味を有する)のキナゾリンと式XIII:
[式中、Q1及びX1は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、前に定義したいずれかの意味を有し、及びL4は、ハロゲノ(例えば、フルオロ、クロロ、ブロモ又はヨード)又はスルホニルオキシ基(例えば、メチルスルホニルオキシ又はトルエン−4−スルホニルオキシ基)のような適した置換可能基である]の化合物とのカップリング;又は
方法(h) R1が水素である式Iのキナゾリン誘導体については、式XIV:
方法(h) R1が水素である式Iのキナゾリン誘導体については、式XIV:
[式中、Xはハロゲノ(ヨード、ブロモ又はクロロのような)であり、及びR2、R3、R4、R5、G1、G2、G3、G4、G5、X1及びQ1は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、前に定義したいずれかの意味を有する]のキナゾリンの水素化;
及びその後、必要に応じ:
(i)式Iのキナゾリン誘導体を別の式Iのキナゾリン誘導体に変換する;
(ii)存在するいずれの保護基も除去する(通常の手段により);
(iii)薬学的に許容できる塩を形成する。
及びその後、必要に応じ:
(i)式Iのキナゾリン誘導体を別の式Iのキナゾリン誘導体に変換する;
(ii)存在するいずれの保護基も除去する(通常の手段により);
(iii)薬学的に許容できる塩を形成する。
上記反応の具体的条件は以下のとおりである。
方法(a)
L1が、例えば、ハロゲノ又はスルホニルオキシ基である場合、方法(a)の反応は適した塩基の存在下で都合よく実施される。適した塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム又は炭酸カルシウムのようなアルカリ金属炭酸塩又はアルカリ土類金属炭酸塩である。反応は、場合により、ヨウ化ナトリウム又はヨウ化カリウムのようなヨウ素源の存在下、又は水素化ナトリウム又は水素化カリウムのような適したアルカリ金属水素化物の存在下で実施される。
方法(a)
L1が、例えば、ハロゲノ又はスルホニルオキシ基である場合、方法(a)の反応は適した塩基の存在下で都合よく実施される。適した塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム又は炭酸カルシウムのようなアルカリ金属炭酸塩又はアルカリ土類金属炭酸塩である。反応は、場合により、ヨウ化ナトリウム又はヨウ化カリウムのようなヨウ素源の存在下、又は水素化ナトリウム又は水素化カリウムのような適したアルカリ金属水素化物の存在下で実施される。
反応は、適した不活性溶媒又は希釈剤、例えば、酢酸エチルのようなエステル、塩化メチレン、クロロホルム又は四塩化炭素のようなハロゲン化溶媒、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサンのようなエーテル、トルエンのような芳香族溶媒、メタノール又はエタノールのようなアルコール、又はN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリジン−2−オン又はジメチルスルホキシドのような双極性非プロトン性溶媒の存在下で都合よく実施される。反応は、例えば、0〜120℃の範囲の温度で、都合よくは外界温度付近及び/又は約50℃で都合よく実施される。
L1がヒドロキシである場合、方法(a)の反応は、適した光延条件下で都合よく実施される。適した光延条件には、例えば、THF又は適切にはジクロロメタンのような有機溶媒中、0℃〜60℃の温度範囲で、都合よくは外界温度での、適した三級ホスフィン及びジ−アルキルアゾジカルボン酸エステルの存在下での反応が含まれる。適した三級ホスフィンには、例えば、トリ−n−ブチルホスフィン又は適切にはトリフェニルホスフィンが含まれる。適したジ−アルキルアゾジカルボン酸エステルには、例えば、ジエチルアゾジカルボキシレート(DEAD)又は適切にはジ−tert−ブチルアゾジカルボキシレート(DTAD)が含まれる。光延反応の詳細は、Tet. Letts., 31, 699, (1990); The Mitsunobu Reaction, D.L.Hughes, Organic Reactions, 1992, Vol.42, 335-656 及びProgress in the Mitsunobu Reaction, D.L.Hughes, Organic Preparations and Procedures International, 1996, Vol.28, 127-164 、に記載されている。
方法(b)
L2がヒドロキシである場合、方法(b)の反応は、適したカップリング剤の存在下、及び、場合により、適した触媒及び/又は適した塩基の存在下で都合よく実施される。適したカップリング剤は、例えば、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロリン酸塩(HATU)のような適したペプチドカップリング剤、又はジシクロヘキシルカルボジイミド又は1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(EDCI)のようなカルボジイミドである。適した触媒は、例えば、ジメチルアミノピリジン、4−ピロリジノピリジン、2−ヒドロキシピリジンN−オキシド(HOPO)又は1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBT)である。適した塩基は、例えば、ピリジン、2,6−ルチジン、コリジン、4−ジメチルアミノピリジン、トリエチルアミン、ジ−イソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン又はジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エンのような有機アミン塩基、又は炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム又は炭酸カルシウムのようなアルカリ金属炭酸塩又はアルカリ土類金属炭酸塩である。
L2がヒドロキシである場合、方法(b)の反応は、適したカップリング剤の存在下、及び、場合により、適した触媒及び/又は適した塩基の存在下で都合よく実施される。適したカップリング剤は、例えば、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロリン酸塩(HATU)のような適したペプチドカップリング剤、又はジシクロヘキシルカルボジイミド又は1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(EDCI)のようなカルボジイミドである。適した触媒は、例えば、ジメチルアミノピリジン、4−ピロリジノピリジン、2−ヒドロキシピリジンN−オキシド(HOPO)又は1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBT)である。適した塩基は、例えば、ピリジン、2,6−ルチジン、コリジン、4−ジメチルアミノピリジン、トリエチルアミン、ジ−イソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン又はジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エンのような有機アミン塩基、又は炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム又は炭酸カルシウムのようなアルカリ金属炭酸塩又はアルカリ土類金属炭酸塩である。
L2が(1−3C)アルコキシである場合、カップリング剤、塩基又は触媒は必要とされない。
方法(b)の反応は、適した不活性溶媒又は希釈剤、例えば、酢酸エチルのようなエステル、塩化メチレン、クロロホルム又は四塩化炭素のようなハロゲン化溶媒、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサンのようなエーテル、トルエンのような芳香族溶媒、メタノール又はエタノールのようなアルコール、又はN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリジン−2−オン又はジメチルスルホキシドのような双極性非プロトン性溶媒の存在下で都合よく実施される。反応は、例えば、0〜120℃の範囲の温度で都合よく実施される。L2がヒドロキシである場合、反応は外界温度付近で都合よく実施される。L2が(C1−C3)アルコキシである場合、反応は約60℃付近で都合よく実施される。
方法(b)の反応は、適した不活性溶媒又は希釈剤、例えば、酢酸エチルのようなエステル、塩化メチレン、クロロホルム又は四塩化炭素のようなハロゲン化溶媒、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサンのようなエーテル、トルエンのような芳香族溶媒、メタノール又はエタノールのようなアルコール、又はN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリジン−2−オン又はジメチルスルホキシドのような双極性非プロトン性溶媒の存在下で都合よく実施される。反応は、例えば、0〜120℃の範囲の温度で都合よく実施される。L2がヒドロキシである場合、反応は外界温度付近で都合よく実施される。L2が(C1−C3)アルコキシである場合、反応は約60℃付近で都合よく実施される。
都合よくは、この反応は、マイクロ波加熱器のような適した加熱装置を使用し、封じた容器内で反応体を加熱することによっても実行することができる。
方法(c)
方法(c)の反応は、適した不活性溶媒又は希釈剤、例えば、酢酸エチルのようなエステル、塩化メチレン、クロロホルム又は四塩化炭素のようなハロゲン化溶媒、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサンのようなエーテル、トルエンのような芳香族溶媒、エタノールのようなアルコール、又はN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリジン−2−オン又はジメチルスルホキシドのような双極性非プロトン性溶媒の存在下で都合よく実施される。反応は、例えば、0〜120℃の範囲の温度で、都合よくは外界温度付近で都合よく実施される。
方法(c)の反応は、適した不活性溶媒又は希釈剤、例えば、酢酸エチルのようなエステル、塩化メチレン、クロロホルム又は四塩化炭素のようなハロゲン化溶媒、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサンのようなエーテル、トルエンのような芳香族溶媒、エタノールのようなアルコール、又はN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリジン−2−オン又はジメチルスルホキシドのような双極性非プロトン性溶媒の存在下で都合よく実施される。反応は、例えば、0〜120℃の範囲の温度で、都合よくは外界温度付近で都合よく実施される。
方法(d)
方法(d)の反応は、適した不活性溶媒又は希釈剤、例えば、酢酸エチルのようなエステル、塩化メチレン、クロロホルム又は四塩化炭素のようなハロゲン化溶媒、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサンのようなエーテル、トルエンのような芳香族溶媒、メタノール又はエタノールのようなアルコール、又はN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリジン−2−オン又はジメチルスルホキシドのような双極性非プロトン性溶媒の存在下で都合よく実施される。反応は、例えば、0〜120℃の範囲の温度で、都合よくは外界温度付近で都合よく実施される。
方法(d)の反応は、適した不活性溶媒又は希釈剤、例えば、酢酸エチルのようなエステル、塩化メチレン、クロロホルム又は四塩化炭素のようなハロゲン化溶媒、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサンのようなエーテル、トルエンのような芳香族溶媒、メタノール又はエタノールのようなアルコール、又はN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリジン−2−オン又はジメチルスルホキシドのような双極性非プロトン性溶媒の存在下で都合よく実施される。反応は、例えば、0〜120℃の範囲の温度で、都合よくは外界温度付近で都合よく実施される。
方法(e)
方法(e)において、式VIIIのキナゾリン−4(3H)−オンは、適した置換可能基、例えば、ハロゲノ(クロロのような)によりキナゾリン−4(3H)−オン環の4位のオキソ基を置き換えるために、適した活性化剤と都合よく反応させて、式IXのアミンとの反応のためのキナゾリン(以後「活性化キナゾリン」と称する)を形成する。そのように形成された活性化キナゾリンは、さらに精製することなく、その場所(in situ)で、都合よく使用することができる。
方法(e)において、式VIIIのキナゾリン−4(3H)−オンは、適した置換可能基、例えば、ハロゲノ(クロロのような)によりキナゾリン−4(3H)−オン環の4位のオキソ基を置き換えるために、適した活性化剤と都合よく反応させて、式IXのアミンとの反応のためのキナゾリン(以後「活性化キナゾリン」と称する)を形成する。そのように形成された活性化キナゾリンは、さらに精製することなく、その場所(in situ)で、都合よく使用することができる。
式VIIIのキナゾリン−4(3H)−オンと適した活性化剤との反応は、常法を使用して都合よく実施される。例えば、式VIIIのキナゾリン−4(3H)−オンは、塩化チオニル、塩化ホスホリル、又は、四塩化炭素とトリフェニルホスフィンとの混合物、のような適したハロゲン化剤と反応させることができる。
活性化キナゾリンと式IXのアミンとの反応は、酸の存在下、例えば、触媒量の酸の存在下で都合よく実施される。適した酸には、例えば、塩化水素ガス(都合よくは、ジエチルエーテル又はジオキサンのような適した不活性溶媒に溶解された)又は塩酸が含まれる。
もしくは、活性化キナゾリンがキナゾリン環の4位にハロゲノ基(例えば、クロロ)を含有する場合、式IXのアミンとの反応は、酸又は塩基が不存在下で実施することができる。この反応において、ハロゲノ脱離基の置き換えは、その場(in situ)での酸(H−ハロゲノ)の形成及び反応の自己触媒を生じる。
もしくは、活性化キナゾリンと式IXのアミンとの反応は、適した塩基存在下で実施することができる。適した塩基は、例えば、リチウムヘキサメチルジシラジド(LiHMDS)又はナトリウムヘキサメチルジシラジド(NaHMDS)である。
上記の反応は、適した不活性溶媒又は希釈剤、例えば、メタノール、エタノール又はイソプロパノール又は酢酸エチルのようなアルコール又はエステル、ジクロロエタン、塩化メチレン、クロロホルム又は四塩化炭素のようなハロゲン化溶媒、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル又は1,4−ジオキサンのようなエーテル、トルエンのような芳香族溶媒、又はN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリジン−2−オン又はジメチルスルホキシドのような双極性非プロトン性溶媒の存在下で都合よく実施される。
酸の存在下又は不存在下で実施される場合、上記反応は、例えば、0〜250℃の範囲、都合よくは40〜80℃の範囲の温度で、好ましくは使用される溶媒の還流温度で、又は付近で都合よく実施される。塩基の存在下で実施する場合、上記反応は、例えば、−78〜30℃の範囲の温度で都合よく実施される。
方法(f)
方法(f)は、適した塩基の存在下で都合よく実施することができる。適した塩基は、例えば、水素化ナトリウムのようなアルカリ金属水素化物である。
方法(f)は、適した塩基の存在下で都合よく実施することができる。適した塩基は、例えば、水素化ナトリウムのようなアルカリ金属水素化物である。
反応は、適した不活性溶媒又は希釈剤、例えば、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサンのようなエーテル、トルエンのような芳香族溶媒、又はN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリジン−2−オン又はジメチルスルホキシドのような双極性非プロトン性溶媒の存在下で都合よく実施される。反応は、例えば、0〜120℃の範囲の温度で都合よく実施される。
方法(g)
特定の置換可能基L4はブロモ、クロロ又はメチルスルホニルオキシである。
式XIIのキナゾリンと式XIIIの化合物との反応は、適した塩基の存在下で都合よく実施される。適した塩基は、例えば、ピリジン、2,6−ルチジン、コリジン、4−ジメチルアミノピリジン、トリエチルアミン、ジ−イソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン又はジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エンのような有機アミン塩基、又は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸カルシウムのようなアルカリ金属炭酸塩又はアルカリ土類金属炭酸塩、又は、例えば、水素化ナトリウムのようなアルカリ金属水素化物である。
特定の置換可能基L4はブロモ、クロロ又はメチルスルホニルオキシである。
式XIIのキナゾリンと式XIIIの化合物との反応は、適した塩基の存在下で都合よく実施される。適した塩基は、例えば、ピリジン、2,6−ルチジン、コリジン、4−ジメチルアミノピリジン、トリエチルアミン、ジ−イソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン又はジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エンのような有機アミン塩基、又は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸カルシウムのようなアルカリ金属炭酸塩又はアルカリ土類金属炭酸塩、又は、例えば、水素化ナトリウムのようなアルカリ金属水素化物である。
式XIIのキナゾリンと式XIIIの化合物との反応は、適した不活性溶媒又は希釈剤、例えば、塩化メチレン、クロロホルム又は四塩化炭素のようなハロゲン化溶媒、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサンのようなエーテル、トルエンのような芳香族溶媒又はN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリジン−2−オン又はジメチルスルホキシドのような双極性非プロトン性溶媒の存在下で都合よく実施される。もしくは、反応は不活性溶媒又は希釈剤の不存在下で実施することができる。反応は、例えば、25〜100℃の範囲の温度で、都合よくは外界温度で又は付近で都合よく実施される。
方法(h)
当業者には理解されるであろうように、方法(h)中の水素化は常法を使用して実施することができる。例えば、適した方法には、適した触媒(白金又はパラジウム触媒のような)での接触水素化が含まれる。
当業者には理解されるであろうように、方法(h)中の水素化は常法を使用して実施することができる。例えば、適した方法には、適した触媒(白金又はパラジウム触媒のような)での接触水素化が含まれる。
出発物質
方法(a)のための出発物質
式IIのキナゾリンは、例えば、反応スキーム1に例示した慣用法により得ることができる:
方法(a)のための出発物質
式IIのキナゾリンは、例えば、反応スキーム1に例示した慣用法により得ることができる:
(式中、L4、L5及びL6は適した置換可能基であり、但しL6はL5よりも反応しやすく、及びR1、G1、G2、G3、G4、G5、X1及びQ1は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、前に定義したいずれかの意味を有する)。
適した置換可能基L4は前に定義されている。適した置換可能基L5は、例えば、フルオロ、クロロ、メチルスルホニルオキシ又はトルエン−4−スルホニルオキシのようなハロゲノ又はスルホニルオキシ基、特定的にはフルオロである。適した置換可能基L6は、例えば、ハロゲノ又はアルコキシ、アリールオキシ、メルカプト、アルキルチオ、アリールチオ、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホニルオキシ又はアリールスルホニルオキシ基、例えば、クロロ、ブロモ、メトキシ、フェノキシ、ペンタフルオロフェノキシ、メチルチオ、メタンスルホニル、メタンスルホニルオキシ又はトルエン−4−スルホニルオキシ基である。好ましくは、L5及びL6は両方ともハロゲノ、例えば、L5はフルオロであり、及びL6はクロロである。
反応スキーム1についての注:
工程(i)
当業者には理解されるであろうように、式IIaのキナゾロンの、式IIbのキナゾリンへの変換は常法を使用して、例えば、式IIaの化合物を適した活性化剤と反応させることにより実施することができる。例えば、L5がフルオロであり及びL6がハロゲノ(例えば、クロロ)である場合、5−フルオロ−キナゾリン−4(3H)−オンを塩化チオニル、塩化ホスホリル、又は、四塩化炭素とトリフェニルホスフィンとの混合物、のような適したハロゲン化剤と反応させることができる。
工程(i)
当業者には理解されるであろうように、式IIaのキナゾロンの、式IIbのキナゾリンへの変換は常法を使用して、例えば、式IIaの化合物を適した活性化剤と反応させることにより実施することができる。例えば、L5がフルオロであり及びL6がハロゲノ(例えば、クロロ)である場合、5−フルオロ−キナゾリン−4(3H)−オンを塩化チオニル、塩化ホスホリル、又は、四塩化炭素とトリフェニルホスフィンとの混合物、のような適したハロゲン化剤と反応させることができる。
工程(ii)及び(iia)
式IIbのキナゾリンと式IX又はIXaのアミンとの反応は酸の存在下、例えば、触媒量の酸の存在下で都合よく実施される。適した酸には、塩化水素ガス(都合よくは、ジエチルエーテル又はジオキサンのような適した不活性溶媒に溶解された)又は塩酸が含まれる。
式IIbのキナゾリンと式IX又はIXaのアミンとの反応は酸の存在下、例えば、触媒量の酸の存在下で都合よく実施される。適した酸には、塩化水素ガス(都合よくは、ジエチルエーテル又はジオキサンのような適した不活性溶媒に溶解された)又は塩酸が含まれる。
もしくは、反応は、酸又は塩基が不存在下で実施することができる。この反応において、ハロゲノ脱離基の置き換えは、その場での酸(H−ハロゲノ)の形成及び反応の自己触媒を生じる。
もしくは、反応は、適した塩基存在下で実施することができる。適した塩基は、例えば、リチウムヘキサメチルジシラジド(LiHMDS)又はナトリウムヘキサメチルジシラジド(NaHMDS)である。
上記の反応は、適した不活性溶媒又は希釈剤、例えば、メタノール、エタノール又はイソプロパノール又はの酢酸エチルのようなアルコール又はエステル、塩化メチレン、クロロホルム又は四塩化炭素のようなハロゲン化溶媒、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル又は1,4−ジオキサンのようなエーテル、トルエンのような芳香族溶媒、又はN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリジン−2−オン又はジメチルスルホキシドのような双極性非プロトン性溶媒の存在下で都合よく実施される。
酸の存在下又は不存在下で実施される場合、上記反応は、例えば、0〜250℃の範囲、都合よくは40〜80℃の範囲の温度で、好ましくは使用される溶媒の還流温度で、又は付近で都合よく実施される。塩基の存在下で実施する場合、上記反応は、例えば、−78〜30℃の範囲の温度で都合よく実施される。
工程(iii)
工程(iii)の反応は、上で議論した方法(g)で使用されたものと類似の条件を使用して都合よく実施することができる。
工程(iii)の反応は、上で議論した方法(g)で使用されたものと類似の条件を使用して都合よく実施することができる。
工程(iv)
式IIdのキナゾリンの式IIのキナゾリンへの変換は、適切に保護された酸素求核試薬との反応、続いての通常の手段による保護基の除去により実施することができる。例えば、該変換は、適した塩基の存在下、N−アセチルエタノールアミン又はアリルアルコールとの反応により都合よく実施することができる。適した塩基は、例えば、アルカリ金属水素化物(例えば、水素化ナトリウム)又はアルカリ金属アミド(例えば、リチウムジイソプロピルアミド(LDA))のような強い非求核性塩基である。反応は、適した不活性溶媒又は希釈剤、例えば、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサンのようなエーテル、トルエンのような芳香族溶媒、又はN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリジン−2−オン又はジメチルスルホキシドのような双極性非プロトン性溶媒の存在下で都合よく実施される。上記反応は、例えば、10〜250℃の範囲、好ましくは100〜150℃の範囲の温度で都合よく実施される。
式IIdのキナゾリンの式IIのキナゾリンへの変換は、適切に保護された酸素求核試薬との反応、続いての通常の手段による保護基の除去により実施することができる。例えば、該変換は、適した塩基の存在下、N−アセチルエタノールアミン又はアリルアルコールとの反応により都合よく実施することができる。適した塩基は、例えば、アルカリ金属水素化物(例えば、水素化ナトリウム)又はアルカリ金属アミド(例えば、リチウムジイソプロピルアミド(LDA))のような強い非求核性塩基である。反応は、適した不活性溶媒又は希釈剤、例えば、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサンのようなエーテル、トルエンのような芳香族溶媒、又はN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリジン−2−オン又はジメチルスルホキシドのような双極性非プロトン性溶媒の存在下で都合よく実施される。上記反応は、例えば、10〜250℃の範囲、好ましくは100〜150℃の範囲の温度で都合よく実施される。
該変換は、もしくは、適したアルカリ金属アルコキシド(例えば、ナトリウムメトキシド)との反応、続いての通常の脱メチル化反応により実施することができる。いずれの適した脱メチル化反応条件も使用することができる。例えば、脱メチル化工程は、50〜180℃の範囲の温度でのピリジニウム塩酸塩との反応により、−78〜30℃の範囲の温度での三臭化ホウ素との反応により、又は50〜200℃の範囲の温度でのナトリウムチオフェノレートのような適したチオレートとの反応により実施することができる。
反応スキーム1のための出発物質
式IIaの化合物は商業的に入手可能であるか、又は常法を使用して製造することができる。例えば、5−フルオロ−キナゾリン−4(3H)−オン出発物質は、商業的に入手可能であるか、又は常法(例えば、J. Org. Chem. 1952、17、164-176 、に記述されている)を使用して製造し得る。
式IIaの化合物は商業的に入手可能であるか、又は常法を使用して製造することができる。例えば、5−フルオロ−キナゾリン−4(3H)−オン出発物質は、商業的に入手可能であるか、又は常法(例えば、J. Org. Chem. 1952、17、164-176 、に記述されている)を使用して製造し得る。
式IX及びIXaの化合物は商業的に入手可能な化合物であるか、又はそれらは文献に既知であるか、又は当該技術分野で公知の標準法により製造し得る。例えば、式IX及びIXaの化合物は反応スキーム2に従って製造することができる:
(式中、L4は前に定義した適した置換可能基であり、及びG1、G2、G3、G4、G5、X1及びQ1は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、前に定義したいずれかの意味を有する)。
反応スキーム2についての注:
工程(i)
工程(i)の反応は、上で議論した方法(g)で使用されたものと類似の条件を使用して都合よく実施することができる。
工程(i)
工程(i)の反応は、上で議論した方法(g)で使用されたものと類似の条件を使用して都合よく実施することができる。
工程(ii)
当業者には理解されるであろうように、反応スキーム2の工程(ii)における還元は、常法を使用して実施することができる。例えば、工程(ii)におけるニトロ基の還元は、標準条件、例えば、白金/炭素、パラジウム/炭素又はニッケル触媒による接触水素化、鉄、塩化チタン(III)、塩化スズ(II)又はインジウムのような金属での処理、又は亜ジチオン酸ナトリウム又は酸化白金(IV)のような別の適した還元剤での処理により実施することができる。
当業者には理解されるであろうように、反応スキーム2の工程(ii)における還元は、常法を使用して実施することができる。例えば、工程(ii)におけるニトロ基の還元は、標準条件、例えば、白金/炭素、パラジウム/炭素又はニッケル触媒による接触水素化、鉄、塩化チタン(III)、塩化スズ(II)又はインジウムのような金属での処理、又は亜ジチオン酸ナトリウム又は酸化白金(IV)のような別の適した還元剤での処理により実施することができる。
工程(iii)
工程(iii)の反応は、上で議論した方法(g)で使用されたものと類似の条件を使用して都合よく実施することができるが、アミノ(−NH2)基はこの反応間、典型的には保護されていなければならない。
工程(iii)の反応は、上で議論した方法(g)で使用されたものと類似の条件を使用して都合よく実施することができるが、アミノ(−NH2)基はこの反応間、典型的には保護されていなければならない。
G4及びG5が両方とも水素である式IXの化合物は、または、反応スキーム3に従って製造することができる:
(式中、L4は前に定義した、適した置換可能基であり、Rは(1−4C)アルキルであり、及びG1、G2、G3、X1及びQ1は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、前に定義したいずれかの意味を有する)。
反応スキーム3についての注:
当業者には理解されるであろうように、反応スキーム3において、アミノ(−NH2)基を保護するために保護基(Pg)が使用される。いずれの適した保護基も使用することができ、例えば、フタルイミド基を使用することができる。保護基は、問題とする保護基の除去に適切として文献に記載されている又は熟練化学者には公知のいずれかの都合のよい方法により、及び適切な時期に除去することができる。典型的には、保護基は反応スキーム3の工程(v)の後に除去されるであろう。
当業者には理解されるであろうように、反応スキーム3において、アミノ(−NH2)基を保護するために保護基(Pg)が使用される。いずれの適した保護基も使用することができ、例えば、フタルイミド基を使用することができる。保護基は、問題とする保護基の除去に適切として文献に記載されている又は熟練化学者には公知のいずれかの都合のよい方法により、及び適切な時期に除去することができる。典型的には、保護基は反応スキーム3の工程(v)の後に除去されるであろう。
工程(i)
工程(i)の反応は、式IXbの化合物と、ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(Rがメチルである場合)のようなジ(1−6C)アルキルホルムアミドジ(1−6C)アルキルアセタール化合物を反応させることにより都合よく実施することができる。工程(i)の反応は、適した不活性溶媒又は希釈剤、例えば、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサンのようなエーテル、又はアセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリジン−2−オン又はジメチルスルホキシドのような双極性非プロトン性溶媒の存在下で都合よく実施される。工程(i)の反応は、例えば、室温〜150℃の範囲、都合よくは100℃付近の温度で都合よく実施される。
工程(i)の反応は、式IXbの化合物と、ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(Rがメチルである場合)のようなジ(1−6C)アルキルホルムアミドジ(1−6C)アルキルアセタール化合物を反応させることにより都合よく実施することができる。工程(i)の反応は、適した不活性溶媒又は希釈剤、例えば、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサンのようなエーテル、又はアセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリジン−2−オン又はジメチルスルホキシドのような双極性非プロトン性溶媒の存在下で都合よく実施される。工程(i)の反応は、例えば、室温〜150℃の範囲、都合よくは100℃付近の温度で都合よく実施される。
工程(ii)
工程(ii)において、ニトロ基の還元は、標準条件、例えば、白金/炭素、パラジウム/炭素又はニッケル触媒による接触水素化、鉄、塩化チタン(III)、塩化スズ(II)又はインジウムのような金属での処理、又は亜ジチオン酸ナトリウム又は酸化白金(IV)のような別の適した還元剤での処理により実施することができる。還元反応後、閉環反応が起こる。
工程(ii)において、ニトロ基の還元は、標準条件、例えば、白金/炭素、パラジウム/炭素又はニッケル触媒による接触水素化、鉄、塩化チタン(III)、塩化スズ(II)又はインジウムのような金属での処理、又は亜ジチオン酸ナトリウム又は酸化白金(IV)のような別の適した還元剤での処理により実施することができる。還元反応後、閉環反応が起こる。
工程(iii)
工程(iii)において、ニトロ基の還元は、標準条件、例えば、白金/炭素、パラジウム/炭素又はニッケル触媒による接触水素化、鉄、塩化チタン(III)、塩化スズ(II)又はインジウムのような金属での処理、又は亜ジチオン酸ナトリウム又は酸化白金(IV)のような別の適した還元剤での処理により実施することができる。
工程(iii)において、ニトロ基の還元は、標準条件、例えば、白金/炭素、パラジウム/炭素又はニッケル触媒による接触水素化、鉄、塩化チタン(III)、塩化スズ(II)又はインジウムのような金属での処理、又は亜ジチオン酸ナトリウム又は酸化白金(IV)のような別の適した還元剤での処理により実施することができる。
工程(iv)
工程(iv)の反応は、適した塩基及び適した触媒の存在下で都合よく実施することができる。適した塩基及び触媒は、Fujita et al.,Organic Letters,2002,4,2691、に議論されている。適した塩基には、例えば、炭酸カリウムが含まれ、及び適した触媒には、例えば、塩化ペンタメチルシクロペンタジエニルイリジウム(III)二量体が含まれる。
工程(iv)の反応は、適した塩基及び適した触媒の存在下で都合よく実施することができる。適した塩基及び触媒は、Fujita et al.,Organic Letters,2002,4,2691、に議論されている。適した塩基には、例えば、炭酸カリウムが含まれ、及び適した触媒には、例えば、塩化ペンタメチルシクロペンタジエニルイリジウム(III)二量体が含まれる。
工程(iv)の反応は、適した不活性溶媒又は希釈剤、例えば、塩化メチレン、クロロホルム又は四塩化炭素のようなハロゲン化溶媒、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサンのようなエーテル、トルエンのような芳香族溶媒の存在下で都合よく実施される。反応は、0〜120℃の範囲の温度、都合よくは溶媒の還流温度で、又は付近で都合よく実施される。
工程(v)
工程(v)の反応は、上で議論した方法(g)で使用されたものと類似の条件を使用して都合よく実施することができる。
工程(v)の反応は、上で議論した方法(g)で使用されたものと類似の条件を使用して都合よく実施することができる。
式IIIのアミドは商業的に入手可能であるか、又はそれらは文献に既知であるか、又は当該技術分野で周知の方法を使用して製造し得る。
方法(b)のための出発物質
式IVのキナゾリンは、常法により得ることができる。例えば、L2が(1−3C)アルコキシ(メトキシのような)である式IVのキナゾリン化合物は、前に定義した式IIの化合物又は前に定義した式IIdの化合物と式IVa:
式IVのキナゾリンは、常法により得ることができる。例えば、L2が(1−3C)アルコキシ(メトキシのような)である式IVのキナゾリン化合物は、前に定義した式IIの化合物又は前に定義した式IIdの化合物と式IVa:
[式中、R8は(1−3C)アルキル基であり、及びR2及びR3は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、前に定義したいずれかの意味を有する]の化合物との反応により製造することができる。
式IIの化合物と式IVaの化合物の反応は、前述の適した光延条件下で都合よく実施することができる。
式IIdの化合物と式IVaの化合物の反応は、適した塩基の存在下で都合よく実施される。適した塩基は、例えば、ナトリウムメトキシド又はナトリウムエトキシドのようなアルカリ金属アルコキシドである。
式IIdの化合物と式IVaの化合物の反応は、適した塩基の存在下で都合よく実施される。適した塩基は、例えば、ナトリウムメトキシド又はナトリウムエトキシドのようなアルカリ金属アルコキシドである。
L2がヒドロキシ(又はそれらの適した塩)である式IVのキナゾリン化合物は、L2が(1−3C)アルコキシである式IVの化合物と適したアルカリ金属水酸化物、例えば、水酸化ナトリウムとの室温での反応により製造することができる。この反応は、適した不活性溶媒又は希釈剤、例えば、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサンのようなエーテル、又はメタノールのようなアルコールの存在下で都合よく実施される。
L2がヒドロキシ(又は適したそれらの塩)である式IVのキナゾリン化合物は、または、当業者により認められている、及び例えば、WO 03/077847 の参照実施例27に記載されている適したクロロトン(chlorotone)反応条件下、式IIの化合物と適したハロゲン化(例えば、塩素化)アルコールとの反応により製造することができる。
式IVa及びVの化合物は、商業的に入手可能であるか、又はそれらは文献に既知であるか、又は当該技術分野で周知の方法を使用して製造し得る。
方法(c)のための出発物質
式VIの化合物は、当該技術分野で周知の方法を使用して製造し得る。例えば、式VIの化合物は、前に定義した式IIの化合物と式VIa:
式VIの化合物は、当該技術分野で周知の方法を使用して製造し得る。例えば、式VIの化合物は、前に定義した式IIの化合物と式VIa:
(式中、R3は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、前に定義したいずれかの意味を有する)の化合物との、前に議論したような適した光延条件下での反応により製造し得る。
式V及びVIaの化合物は商業的に入手可能であるか、又はそれらは文献に既知であるか、又は当該技術分野で周知の方法を使用して製造し得る。
方法(d)のための出発物質
式Vの化合物は上に議論されている。
式Vの化合物は上に議論されている。
式VIIの化合物は、方法(b)について上で議論した反応条件下、上記の適したカップリング剤及び適した塩基(例えば、HATU及びジイソプロピルエチルアミン)をした内部カップリング反応により、L2がヒドロキシである式IVの化合物から製造することができる。
方法(e)のための出発物質
式VIIIの化合物は、当該技術分野で周知の方法を使用して製造し得る。式VIIIの化合物は、例えば、式VIIIa:
式VIIIの化合物は、当該技術分野で周知の方法を使用して製造し得る。式VIIIの化合物は、例えば、式VIIIa:
[式中、L7はハロゲノ又はスルホニルオキシ基(例えば、フルオロ、クロロ、メチルスルホニルオキシ又はトルエン−4−スルホニルオキシ基、特定的にはフルオロ)のような適した置換可能基であるか、又はL7はヒドロキシであり、及びR1は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、前に定義したいずれかの意味を有する]の適切なキナゾリン−4(3H)−オンと前に定義した式IIIの化合物との反応により製造することができる。典型的には、キナゾリン環の3位の窒素は、例えば、ピバロイルオキシメチル基により保護されている。
L7が適した置換可能基である場合、式VIIIaの化合物と式IIIの化合物との反応は、前記の反応スキーム1の工程(iv)及び上記の方法(a)で使用された条件と類似の条件を使用して都合よく実施される。
L7がヒドロキシである場合、式VIIIaの化合物と式IIIの化合物との反応は、方法(a)についての上記の条件下で都合よく実施される。
式VIIIaの化合物は商業的に入手可能であるか、又はそれらは文献に既知であるか、又は当該技術分野で周知の方法を使用して製造し得る(例えば、R1が水素であり及びL7がフルオロである場合、化合物5−フルオロ−3,4−ジヒドロキナゾリン出発物質は商業的に入手可能であるか、又は常法、例えば、J. Org. Chem. 1952、17、164-176 、に記述されている方法を使用して製造し得る)。
式VIIIaの化合物は商業的に入手可能であるか、又はそれらは文献に既知であるか、又は当該技術分野で周知の方法を使用して製造し得る(例えば、R1が水素であり及びL7がフルオロである場合、化合物5−フルオロ−3,4−ジヒドロキナゾリン出発物質は商業的に入手可能であるか、又は常法、例えば、J. Org. Chem. 1952、17、164-176 、に記述されている方法を使用して製造し得る)。
式IXの化合物は、商業的に入手可能な化合物であるか、又はそれらは文献で知られているか、又は当該技術分野で周知の方法(例えば、上記反応スキーム2に記載した)を使用して製造し得る。
方法(f)のための出発物質
式Xのキナゾリンは、上で議論した、例えば、反応スキーム1で議論した方法を使用して製造することができる。
式Xのキナゾリンは、上で議論した、例えば、反応スキーム1で議論した方法を使用して製造することができる。
式XIの化合物は、商業的に入手可能な化合物であるか、又はそれらは文献で知られているか、又は当該技術分野で周知の方法を使用して製造し得る。
方法(g)のための出発物質
式XIIのキナゾリンは、前に議論した、例えば、反応スキーム1で議論した方法を使用して製造することができる。
式XIIのキナゾリンは、前に議論した、例えば、反応スキーム1で議論した方法を使用して製造することができる。
式XIIIの化合物は商業的に入手可能な化合物であるか、又はそれらは文献で知られているか、又は当該技術分野で周知の方法を使用して製造し得る。
方法(h)のための出発物質
式XIVのキナゾリンは前に議論した方法を使用して製造することができる。
式XIVのキナゾリンは前に議論した方法を使用して製造することができる。
式Iのキナゾリン誘導体は、上の方法から遊離塩基の形態で、もしくはそれは塩の形態、例えば、酸付加塩の形態で得ることができる。式Iのキナゾリン誘導体の塩から遊離塩基形態を得ることが望まれる場合、該塩を適した塩基を、例えば、アルカリ又はアルカリ土類金属の炭酸塩又は水酸化物、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムで処理することができ、又はアンモニアでの処理、例えば、7Nアンモニア含有メタノールのようなメタノール性アンモニア溶液での処理ができる。
式Iのキナゾリン誘導体から式Iの別のキナゾリン誘導体への変換は、当業者により認識されている、いずれかの適した方法を使用して実施することができる。例えば、R1がヒドロキシである式Iのキナゾリン誘導体は、その詳細が上で議論されている光延反応によりR1が(1−4C)アルコキシである式Iの別のキナゾリン誘導体へ変換することができる。
上のプロセスで使用される保護基は、一般に、問題とする基の保護に適切であると文献に記載されている又は熟練化学者には公知の基のいずれかから選択され、常法により導入することができる。保護基は、問題とする保護基の除去に適切として文献に記載されている又は熟練化学者には公知のいずれかの都合のよい方法により除去することができ、こうした方法は、分子中の他の部分の基への障害を最も少なくして保護基の除去が達成されるように選択されている。
保護基の具体的例が便宜のために以下に与えられており、例えば、低級アルキルなどの場合の「低級」は、それが適用される基が1〜4の炭素原子を有することを意味している。これらの例は網羅的ではないことを理解されたい。保護基の除去のための方法の具体例が以下に与えられている所においても、これらは同様に網羅的ではない。具体的に述べられていない保護基の使用及び脱保護の方法も、もちろん本発明の範囲内である。
カルボキシ保護基は、エステル形成脂肪族又はアリール脂肪族アルコールの残基又はエステル形成シラノール(前記アルコール又はシラノールは好ましくは1〜20炭素原子を含んでいる)の残基であることができる。カルボキシ保護基の例には、直鎖又は分枝鎖(1〜12C)アルキル基(例えば、イソプロピル及びtert−ブチル);低級アルコキシ−低級アルキル基(例えば、メトキシメチル、エトキシメチル及びイソブトキシメチル);低級アシロキシ低級アルキル基(例えば、アセトキシメチル、プロピオニルオキシメチル、ブチルリルオキシメチル及びピバロイルオキシメチル);低級アルコキシカルボニルオキシ−低級アルキル基(例えば、1−メトキシカルボニルオキシエチル及び1−エトキシカルボニルオキシエチル);アリール−低級アルキル基(例えば、ベンジル、4−メトキシベンジル、2−ニトロベンジル、4−ニトロベンジル、ベンズヒドリル及びフタリジル);トリ(低級アルキル)シリル基(例えば、トリメチルシリル及びtert−ブチルジメチルシリル);トリ(低級アルキル)シリル−低級アルキル基(例えば、トリメチルシリルエチル);及び(2−6C)アルケニル基(例えば、アリル)が含まれる。カルボキシル保護基の除去に特定的に適切な方法には、例えば、酸−、塩基−、金属−又は酵素−、で触媒される切断が含まれる。
ヒドロキシ保護基の例には、低級アルキル基(例えば、tert−ブチル)、低級アルケニル基(例えば、アリル);低級アルカノイル基(例えば、アセチル);低級アルコキシカルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル);低級アルケニルオキシカルボニル基(例えば、アリルオキシカルボニル);アリール−低級アルコキシカルボニル基(例えば、ベンジルオキシカルボニル、4−メトキシベンジルオキシカルボニル、2−ニトロベンジルオキシカルボニル及び4−ニトロベンジルオキシカルボニル);トリ(低級アルキル)シリル(例えば、トリメチルシリル及びtert−ブチルジメチルシリル)及びアリール−低級アルキル(例えば、ベンジル)基が含まれる。
アミノ保護基の例には、ホルミル、アリール−低級アルキル基(例えば、ベンジル及び置換ベンジル、4−メトキシベンジル、2−ニトロベンジル及び2,4−ジメトキシベンジル及びトリフェニルメチル);ジ−4−アニシルメチル及びフリルメチル基;低級アルコキシカルボニル(例えば、tert−ブトキシカルボニル);低級アルケニルオキシカルボニル(例えば、アリルオキシカルボニル);アリール−低級アルコキシカルボニル基(例えば、ベンジルオキシカルボニル、4−メトキシベンジルオキシカルボニル、2−ニトロベンジルオキシカルボニル及び4−ニトロベンジルオキシカルボニル);低級アルカノイルオキシアルキル基(例えば、ピバロイルオキシメチル);トリアルキルシリル(例えば、トリメチルシリル及びtert−ブチルジメチルシリル);アルキリデン(例えば、メチリデン)及びベンジリデン及び置換ベンジリデン基が含まれる。
ヒドロキシ保護基及びアミノ保護基の除去に適切な方法には、例えば、2−ニトロベンジルオキシカルボニルのような基のための酸−、塩基−、金属−又は酵素−触媒加水分解、ベンジルのような基のための水素化、及び2−ニトロベンジルオキシカルボニルのような基のための光分解が含まれる。例えば、tert−ブトキシカルボニル保護基は、トリフルオロ酢酸を使用する酸触媒加水分解により、アミノ基から除去することができる。
読者は、反応条件及び試薬の一般的ガイダンスについては、1992年にJohn Wiley & Sonsから出版された、J. MarchによるAdvanced Organic Chemistry 第4版、及び保護基の一般的ガイダンスについては、John Wiley & Sonからまた出版された、T. Greenらによる、Protective Groups in Organic Synthesis、第2版、を参照されたい。
本発明のキナゾリン誘導体における特定の種々の環置換基は、標準的な芳香族置換反応により導入できること、又は上述のプロセスに先立って又は直後に通常の官能基修飾により発生させることができることが理解されるであろうし、そして、それ自体本発明の方法の側面に含まれている。こうした反応及び修飾には、例えば、芳香族置換反応による置換基の導入、置換基の還元、置換基のアルキル化及び置換基の酸化が含まれる。こうした反応のための試薬及び反応条件は化学分野では周知である。芳香族置換反応の特定の例には濃硝酸を使用するニトロ基の導入、フリーデルクラフト条件下、例えば、アシルハライド及びルイス酸(三塩化アルミニウムのような)を使用するアシル基の導入、フリーデルクラフト条件下、例えば、アルキルハライド及びルイス酸(三塩化アルミニウムのような)を使用するアルキル基の導入、及びハロゲノ基の導入が含まれる。
式Iのキナゾリン誘導体の薬学的に許容できる塩が必要とされる場合(例えば、酸付加塩)、それは、例えば、通常の手順を使用する前記キナゾリン誘導体と適した酸の反応により得ることができる。
前述のように、本発明に従った化合物のいくつかは、一つ又はそれ以上のキラル中心を含有することができ、及びそれ故、立体異性体として存在することができる。立体異性体は通常の技術、例えば、クロマトグラフィー又は分別結晶を使用して分離することができる。鏡像異性体は、ラセミ体の分離により、例えば、分別結晶分割又はHPLCにより単離することができる。ジアステレオ異性体は、ジアステレオ異性体の異なった物理学的特性による分離により、例えば、分別結晶、HPLC又はフラッシュクロマトグラフィーにより単離することができる。もしくは、特定の立体異性体を、ラセミ化又はエピマー化を起こさないであろう条件下でのキラル出発物質からのキラル合成により、又はキラル試薬での誘導体化により作製することができる。特定の立体異性体が単離される場合、実質的に他の立体異性体を含まないように、例えば、他の立体異性体を重量で20%未満、特定的には10%未満、より特定的には5%未満しか含有しないで単離されるのが適している。
上記の節において、式Iのキナゾリン誘導体の製造に関連して、表現「不活性溶媒」は、所望の生成物の収率に不都合に影響を及ぼす様式で出発材料、試薬、中間体又は生成物と反応しない溶媒を意味する。
当業者は、代わりの、及びいくつかの場合はより都合のよい様式で本発明のキナゾリン誘導体を得るため、前記の個々の方法工程を異なった順序で実施できること、及び/又は個々の反応を全経路の異なった段階で実施できることを理解するであろう(即ち、化学変換を、前記の特定の反応に関連した中間体とは異なった中間体に実施することができる)。
前記方法で使用した特定の中間体は新規であり、本発明のさらなる特色を形成する。従って、前に定義した化合物、式II、IV、VI、VII、VIII、X、XII及びXIV、又はそれらの塩から選択される化合物が提供される。式IVの特定の化合物はメチル(2R)−2−[(4−{[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]プロパノエートである。式VIIIの特定の化合物は(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミドである。中間体は、中間体の塩の形態であることができる。こうした塩は薬学的に許容できる塩である必要はない。もし、例えば、こうした塩が式Iのキナゾリン誘導体の製造において有用であるならば、例えば、薬学的に許容できない塩の形態の中間体を調製するのが有用であろう。
生物学的アッセイ
化合物の阻害活性は細胞に基づかないタンパク質チロシンキナーゼアッセイ、ならびに、移植片研究でインビボ活性を評価する前の細胞に基づいたタンパク質チロシンキナーゼアッセイで評価した。
a)タンパク質チロシンキナーゼリン酸化アッセイ
この試験は、EGFR、erbB2及びerbB4チロシンキナーゼ酵素によるチロシン含有ポリペプチド基質のリン酸化を阻害する、試験化合物の能力を測定する。
化合物の阻害活性は細胞に基づかないタンパク質チロシンキナーゼアッセイ、ならびに、移植片研究でインビボ活性を評価する前の細胞に基づいたタンパク質チロシンキナーゼアッセイで評価した。
a)タンパク質チロシンキナーゼリン酸化アッセイ
この試験は、EGFR、erbB2及びerbB4チロシンキナーゼ酵素によるチロシン含有ポリペプチド基質のリン酸化を阻害する、試験化合物の能力を測定する。
EGFR、erbB2、及びerbB4の組換え細胞内断片(それぞれ、寄託番号:X00588、X03363、及びL07868)をクローニングし、バキュロウイルス/Sf21系において発現させた。氷冷溶解緩衝液(20mMのN−2−ヒドロキシエチルピペリジン−N’−2−エタンスルホン酸(HEPES)pH7.5、150mMのNaCl、10%グリセロール、1%Triton−100,1.5mMのMgCl2,1mMエチレングリコール−ビス(β−アミノエチルエーテル)N’,N’,N’,N’−四酢酸(EGTA))+プロテアーゼ阻害剤での処理により、これらの細胞から溶解液を調製し、次ぎに遠心分離により澄明化した。
これら組換えタンパク質の構成的キナーゼ活性を、合成ペプチド(グルタミン酸、アラニン、及びチロシンの6:3:1の比のランダム共重合体より作製された)をリン酸化する能力によって決定した。具体的には、Maxisorb(商標)96ウェル免疫プレートを合成ペプチドでコートした(100μlのリン酸緩衝化生理食塩水(PBS)溶液中の0.2μgのペプチドを4℃で一夜インキュベートした)。プレートを50mM HEPES(pH7.4)中、室温で洗浄し、過剰の結合されていない合成ペプチドを除去した。EGFR又はerbB2活性を、50mMのHEPES(室温でpH7.4)、それぞれの酵素のKm濃度でのアデノシン三リン酸(ATP)、10mMのMnCl2、0.05mMのNa3VO4、0.1mMのDL−ジチオスレイトール(DTT)、0.05%のトリトンX−100において、DMSO(最終濃度:2.5%)中の試験化合物とともに、ペプチドコート済みプレートにおける室温で20分間のインキュベーションによって評価した。アッセイの液体成分の除去により反応を止め、続いてこのプレートをPBS−T(0.05%Tween20を含むリン酸緩衝化生理食塩水)で洗浄した。
この反応の固定化ホスホ−ペプチド産物を免疫学的な方法によって検出した。はじめに、マウスにおいて産生した抗ホスホチロシン一次抗体(Upstate Biotechnology製の4G10)とともに、プレートを室温で90分間インキュベートした。しっかりと洗浄した後で、西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)共役ヒツジ抗マウス二次抗体(Amersham製のNXA931)でプレートを室温で60分間処理した。さらなる洗浄の後、22’−アジノ−ジ[3−エチルベンゾチアゾリンスルホネート(6)]二アンモニウム塩結晶(Roche製のABTS(商標))を基質として使用する比色定量により、プレートの各ウェル中のHRP活性を測定した。
発色及びそれによる酵素活性の定量は、Molecular Devices ThermoMaxマイクロプレートリーダーによる405nmでの吸光度の測定により行なった。所与の化合物のキナーゼ阻害をIC50値として表した。これは、このアッセイにおいてリン酸化の50%阻害を与えるのに必要とされる化合物の濃度の算出によって決定した。リン酸化の範囲は、陽性(担体+ATP)及び陰性(担体−APT)対照の数値より算出した。
b)EGFR推進性のKB細胞増殖アッセイ
このアッセイは、ヒト腫瘍細胞株、KB細胞(American Type Culture Collection(ATCC)より入手)の増殖を阻害する試験化合物の能力を測定する。
b)EGFR推進性のKB細胞増殖アッセイ
このアッセイは、ヒト腫瘍細胞株、KB細胞(American Type Culture Collection(ATCC)より入手)の増殖を阻害する試験化合物の能力を測定する。
KB細胞を、37℃で7.5%のCO2空気インキュベーターにおいて、10%ウシ胎児血清、2mMグルタミン、及び非必須アミノ酸を含有するダルベッコ改良イーグル培地(DMEM)中で培養した。トリプシン/エチルアミンジアミン四酢酸(EDTA)を使用して、ストックフラスコより細胞を採取した。血球計を使用して細胞密度を測定し、トリパンブルー溶液を使用して生存能力を算出した後で、37℃、7.5%のCO2で、2.5%木炭処理血清、1mMグルタミン、及び非必須アミノ酸を含有するDMEM中、96ウェルプレートのウェルにつき1.25x103細胞の密度で細胞を播き、4時間静置した。
プレートへの吸着の後、EGF(1ng/mlの最終濃度)を含めるか又は含めずに、そしてジメチルスルホキシド(DMSO)(最終0.1%)中の様々な濃度の化合物を含めるか又は含めないで細胞を処理してから、4日間インキュベートした。このインキュベーション期間の後、50μlの3−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)−2,5−ジフェニルテトラゾリウムブロミド(MTT)(ストック:5mg/ml)を添加して2時間後に細胞数を決定した。次いで、MTT溶液を吸引により除去し、プレートを穏やかに空気乾燥させて、100μlのDMSOの添加により細胞を溶解した。
Molecular Devices ThermoMax マイクロプレートリーダーを使用し、この可溶化細胞の吸光度を540nmで読み取った。増殖の阻害をIC50値として表した。これは、増殖の50%阻害を与えるのに必要とされる化合物の濃度の算出によって決定した。陽性(担体+EGF)及び陰性(担体−EGF)対照の数値より増殖の範囲を算出した。
c)クローン24ホスホ−erbB2細胞アッセイ
この免疫蛍光エンドポイントアッセイは、標準法を使用して完全長erbB2遺伝子でMCF7細胞をトランスフェクトすることにより発生され、完全長野生型erbB2タンパク質を過剰発現する細胞株(以後「クローン24」細胞)であるMCF7(乳癌)由来細胞株におけるerbB2のリン酸化を阻害する試験化合物の能力を測定する。
c)クローン24ホスホ−erbB2細胞アッセイ
この免疫蛍光エンドポイントアッセイは、標準法を使用して完全長erbB2遺伝子でMCF7細胞をトランスフェクトすることにより発生され、完全長野生型erbB2タンパク質を過剰発現する細胞株(以後「クローン24」細胞)であるMCF7(乳癌)由来細胞株におけるerbB2のリン酸化を阻害する試験化合物の能力を測定する。
クローン24細胞を37℃で7.5%のCO2空気インキュベーターにおいて、増殖培地(10%ウシ胎児血清、2mMグルタミン及び1.2mg/mlのG418を含有する、フェノールレッドを含んでいないダルベッコ改良イーグル培地(DMEM))において培養した。PBS(リン酸緩衝化生理食塩水、pH7.4、Gibco No.10010-015)中で一回洗浄することによりT75ストックフラスコから細胞を採取し、2mlのトリプシン(1.25mg/ml)/エチルアミンジアミン四酢酸(EDTA)(0.8mg/ml)溶液を使用して採取した。細胞を増殖培地に再懸濁した。血球計を使用して細胞密度を測定し、トリパンブルー溶液を使用して生存能力を算出した後に増殖培地に希釈し、透明底96ウェルプレート(Packard, No. 6005182)内に、ウェルにつき1x104細胞の密度で播いた(100μl中)。
3日後、増殖培地をウェルから除去し、erbB阻害剤化合物を含む又は含んでいない100μlのアッセイ培地(フェノールレッドを含まないDMEM、2mMグルタミン、1.2mg/mlのG418)で置き換えた。4時間、プレートをインキュベーターに戻し、次いで、各ウェルに20μlの20%ホルムアルデヒド含有PBS溶液を加え、プレートを室温で30分間放置した。この固定液をマルチチャンネルピペットで除去し、100μlのPBSを各ウェルに添加し、次ぎにマルチチャンネルピペットで除去し、次ぎに各ウェルに50μlのPBSを添加した。プレートを次ぎに封じ、4℃で2週間保存した。
免疫染色を室温で実施した。プレート洗浄機を使用して細胞を200μlのPBS/Tween20 (1袋のPBS/Tween 乾燥粉末(Sigma,No. P3563)を1Lの2回蒸留H2Oに添加することにより作製)で1回洗浄し、各ウェルに100μlの0.5%トリトンX−100/PBSを添加して細胞を透過性とした。10分後、プレートを200μlのPBS/Tween20 で洗浄し、次ぎにウェル当たり100μlのブロッキング溶液(5%Marvel乾燥脱脂乳(Nestle)を含むPBS)を添加し、プレートを15分間インキュベートした。プレート洗浄機でブロッキング溶液を除去した後、ブロッキング溶液で1:250に希釈した30μlのウサギポリクローナル抗ホスホerbB2 IgG抗体(エピトープ ホスホTyr1248、SantaCruz,No. SC-12352-R)を各ウェルに添加し、2時間インキュベートした。次ぎにプレート洗浄機を使用してこの一次抗体溶液をウェルから除去し、続いてプレート洗浄機を使用し、200μlのPBS/Tween20で2回洗浄した。各ウェルに100μlのブロッキング溶液を添加し、プレートを10分間インキュベートした。次いで、ブロッキング溶液で1:750に希釈した30μlのAlexa-Fluor 488ヤギ抗ウサギIgG二次抗体(Molecular Probes,No. A-11008)を各ウェルに添加し、この時点以後、可能な限り、プレートを光暴露から防護した(この段階では黒のバッキングテープで封じることにより)。プレートを45分間インキュベートし、次ぎに、二次抗体溶液をウェルから除去し、続いてプレート洗浄機を使用し、200μlのPBS/Tween20で3回洗浄した。次ぎに100μlのPBSを各プレートに加え、10分間インキュベートし、プレート洗浄機を使用して除去した。次ぎに50μlのPBSを各ウェルに加え、プレートを黒バッキングテープで再び封じ、分析するまで4℃で保存した。プレートは免疫染色が完了してから6時間以内に分析した。
各ウェル中の蛍光シグナルは、レーザー走査により発生されたイメージの特色を迅速に定量するために使用し得るプレートレーダー、Acumen Explorer Instrument(Acumen Bioscience Ltd.)を使用して測定した。該装置は、前もって設定された閾値より上の蛍光物体の数を測定するために設定されており、このことはerbB2タンパク質のリン酸化状態の尺度を提供する。各化合物について得られた蛍光用量応答データは適したソフトウェアパッケージ(Originのような)へ搬送し、カーブフィッティング分析を実行した。erbB2リン酸化の阻害をIC50値として表した。これは、erbB2リン酸化シグナルの50%阻害を与えるのに必要とされる化合物の濃度の算出によって決定した。
d)インビボBT474C異種移植片アッセイ
このアッセイは、雌性スイス無胸腺マウス(Alderley Park,nu/nu遺伝型)において異種移植片として増殖させたBT−474腫瘍細胞株の特定の変異体の増殖を阻害する試験化合物の能力を測定する(Baselga,J. et al. (1998) Cancer Research, 58, 2825-2831)。
d)インビボBT474C異種移植片アッセイ
このアッセイは、雌性スイス無胸腺マウス(Alderley Park,nu/nu遺伝型)において異種移植片として増殖させたBT−474腫瘍細胞株の特定の変異体の増殖を阻害する試験化合物の能力を測定する(Baselga,J. et al. (1998) Cancer Research, 58, 2825-2831)。
BT−474腫瘍細胞株(ヒト乳癌)はBaselga博士(Laboratorio Recerca Oncologica, Paseo Vall D'Hebron 119-129, Barcelona 08035, Spain)から得た。この細胞株をサブクローニングし、特定の集団(以後、「BT474C」と称する)を得た。
雌性スイス無胸腺(nu/nu遺伝型)マウスを、Alderley Parkにおいて陰圧アイソレータ(PFISystems Ltd.)で飼育して管理した。12時間の明/暗周期の遮蔽施設にマウスを収容し、滅菌された食餌及び水を自由に摂取させた。すべての手順は、8週齢以上のマウスに対して実施した。BT474C腫瘍細胞異種移植片を、ドナーマウスの後脇腹に動物当たり100μlの50%Matrigel含有無血清培地中の1x107個の新鮮培養細胞を皮下注射することによって樹立した。動物には安息香酸エストラジオール(Mesalin, Intravet UK 、0.2mg/ml)を補給した;細胞移植前日に100μg/動物を皮下に注射し、続いて毎週50μg/動物のブースト;又は細胞移植前日に0.5mgの21日放出エストロゲンペレット(Innovative Research of America)の移植により。一例として、移植14日後の選択で、マウスを10の群へ無作為化した後で、0.1ml/10g体重で1日1回投与する化合物又は担体対照で処理した。式:(長さx幅)x√(長さx幅)x(π/6)(ここで、「長さ」は腫瘍の最長径であり、「幅」は対応する垂線である)を使用して、両側のVernierカリパス測定により、週2回、腫瘍体積を評価した。対照群と処置群について腫瘍体積の平均変化の比較により試験の開始からの増殖阻害を算出し、スチューデントt検定を使用して、2つの群間の統計学的有意差を評価した。
e)BT474C細胞増殖アッセイ
BT474C細胞は、上で議論したような、インビボコンピテント細胞のサブクローン化集団である。
e)BT474C細胞増殖アッセイ
BT474C細胞は、上で議論したような、インビボコンピテント細胞のサブクローン化集団である。
BT474Cアッセイは、MTS(3−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)−5−(3−カルボキシメトキシフェニル)−2−(4−スルホフェニル)−2H−テトラゾリウム、内塩−Promega G1111)エンドポイントに基づいた細胞増殖アッセイであり、4日間にわたる細胞の増殖を阻害する試験化合物の能力を測定する。細胞は、37℃で7.5% CO2空気インキュベーターにおいて、増殖培地(10%ウシ胎児血清、10%M1サプリメント(AstraZeneca 内部供給)、1%オキサロ酢酸を含有する、フェノールレッドを含んでいないダルベッコ改良イーグル培地(DMEM))中で対数期まで増殖させた。細胞をPBS(リン酸緩衝化生理食塩水、pH7.4、Gibco No.10010-015)中で一回洗浄することによりストックフラスコから採取し、2mlのトリプシン(1.25mg/ml)/エチルアミンジアミン四酢酸(EDTA)(0.8mg/ml)溶液を使用して取り出した。細胞をアッセイ培地(10%木炭/デキストラン処理ウシ胎児血清、10%M1サプリメント、1%オキサロ酢酸を含有する、フェノールレッドを含んでいないダルベッコ改良イーグル培地(DMEM))に再懸濁した。血球計を使用して細胞密度を測定し、トリパンブルー溶液を使用して生存能力を算出した後にアッセイ培地にさらに希釈し、透明底96ウェルプレート(Costar 3598)内に、ウェルにつき1x104細胞の密度で播いた(100μl中)。一つの余分のプレートを、0日目の対照プレートとして働くようにセットした。4時間後、用量応答の形式で、100%DMSO(Sigma D5879)に連続的に希釈された試験化合物を含有するアッセイ培地を、3重にプレートにわたって加えた。0日目のプレートはMTS溶液(テトラゾリウム化合物−フェナジンエトスルフェート(PES−Sigma P4544)/PBSにMTS粉末を溶解して作製)で処理し、2時間インキュベートした後、10%SDSの添加により反応を停止した。プレートを分光光度計上、490nmで読み取った。
アッセイプレートは37℃で4日間放置し、次いで、活性細胞により可溶性ホルマザン生成物に変換されるMTS溶液(上記)で処理した。プレートを2時間インキュベートした後、10%SDS(ドデシル硫酸ナトリウム)の添加により反応を停止し、プレートを分光光度計上、490nmで読み取ると、変換された色素の濃度に応じた吸光度値を与える。
各化合物で得られた用量応答データを適したソフトウェアパッケージ(Originのような)へ搬送し、カーブフィッティング分析を実行した。BT474C細胞増殖の阻害はIC50値(log/linプロットの使用によりGI50として算出した−0日目吸光度値より上のデータを分析して)として表した。これは、細胞増殖の50%阻害を与えるのに必要とされる化合物の濃度の算出によって決定した。
f)hERGコードカリウムチャンネル阻害アッセイ
IonWorks(登録商標)HTのための細胞培養:
Perssonらにより記載されているhERG発現チャイニーズハムスター卵巣K1(CHO)細胞(Persson, F., Carlsson, L., Duker, G., and Jacobson, I., Blocking characteristics of hERG, hNav1.5, and hKvLQT1/hminK after administration of the novel anti-arrhythmic compound AZD7009., J Cardiovasc. Electrophysiol., 16, 329-341.2005)を、L−グルタミン、10%ウシ胎児血清(FCS)及び0.6mg/mlハイグロマイシン(全てSigma)含有F−12 Ham培地中、加湿雰囲気下(5%CO2)、37℃でセミコンフルエンス(semi-confluence)まで増殖させた。使用に先だって、前もって温めた(37℃)Versene 1:5,000(Invitrogen)の3mlを使用して単層を洗浄した。この溶液を吸引後、さらに2mlのVersene1:5,000を加え、フラスコをインキュベーター中、37℃で6分間インキュベートした。次ぎに、穏やかにたたくことにより細胞をフラスコの底から剥離させ、10mlのダルベッコ−カルシウム(0.9mM)及びマグネシウム(0.5mM)含有PBS(PBS;Invitrogen)をフラスコに加え、15mlの遠心管内に吸引した後、遠心分離した(50g、4分)。生じた上清を廃棄し、ペレットを3mlのPBSに穏やかに再懸濁した。0.5mlの細胞懸濁液をとり、トリパンブルー排除(Cedex;Innovatis)に基づいて生きている細胞数を決定し、細胞再懸濁液容量をPBSで調節して所望の最終細胞濃度を得た。IonWorks(登録商標)HTの電位オフセットを調節するために使用されたCHO−Kv1.5細胞が同様に使用するために維持され及び調製された。
f)hERGコードカリウムチャンネル阻害アッセイ
IonWorks(登録商標)HTのための細胞培養:
Perssonらにより記載されているhERG発現チャイニーズハムスター卵巣K1(CHO)細胞(Persson, F., Carlsson, L., Duker, G., and Jacobson, I., Blocking characteristics of hERG, hNav1.5, and hKvLQT1/hminK after administration of the novel anti-arrhythmic compound AZD7009., J Cardiovasc. Electrophysiol., 16, 329-341.2005)を、L−グルタミン、10%ウシ胎児血清(FCS)及び0.6mg/mlハイグロマイシン(全てSigma)含有F−12 Ham培地中、加湿雰囲気下(5%CO2)、37℃でセミコンフルエンス(semi-confluence)まで増殖させた。使用に先だって、前もって温めた(37℃)Versene 1:5,000(Invitrogen)の3mlを使用して単層を洗浄した。この溶液を吸引後、さらに2mlのVersene1:5,000を加え、フラスコをインキュベーター中、37℃で6分間インキュベートした。次ぎに、穏やかにたたくことにより細胞をフラスコの底から剥離させ、10mlのダルベッコ−カルシウム(0.9mM)及びマグネシウム(0.5mM)含有PBS(PBS;Invitrogen)をフラスコに加え、15mlの遠心管内に吸引した後、遠心分離した(50g、4分)。生じた上清を廃棄し、ペレットを3mlのPBSに穏やかに再懸濁した。0.5mlの細胞懸濁液をとり、トリパンブルー排除(Cedex;Innovatis)に基づいて生きている細胞数を決定し、細胞再懸濁液容量をPBSで調節して所望の最終細胞濃度を得た。IonWorks(登録商標)HTの電位オフセットを調節するために使用されたCHO−Kv1.5細胞が同様に使用するために維持され及び調製された。
IonWorks(登録商標)HT電気生理学:
この装置の原理及び操作は、Schroederらにより記述されている(Schroeder, K., Neagle, B., Trezise, D. J., and Worley, J., Ionworks HT: a new high-throughput electrophysiology measurement platform, J Biomol Screen, 8, 50-64, 2003) 。簡単には、本テクノロジーは384ウェルプレート(PatchPlate(登録商標))に基づいており、それにおいては二つの分離された液体チャンバーを分離している小孔上に細胞を位置させる及び保持するために吸引を使用することにより各ウェルにおいて記録が試みられる。シーリングが起こったら、PatchPlate(登録商標)の上側の溶液はアンホテリシンBを含有するものに交換する。このことは各ウェル中の孔を覆っている細胞膜のパッチを透過可能にし、そして事実上、穿孔全細胞パッチクランプ記録を行うことを可能にする。
この装置の原理及び操作は、Schroederらにより記述されている(Schroeder, K., Neagle, B., Trezise, D. J., and Worley, J., Ionworks HT: a new high-throughput electrophysiology measurement platform, J Biomol Screen, 8, 50-64, 2003) 。簡単には、本テクノロジーは384ウェルプレート(PatchPlate(登録商標))に基づいており、それにおいては二つの分離された液体チャンバーを分離している小孔上に細胞を位置させる及び保持するために吸引を使用することにより各ウェルにおいて記録が試みられる。シーリングが起こったら、PatchPlate(登録商標)の上側の溶液はアンホテリシンBを含有するものに交換する。このことは各ウェル中の孔を覆っている細胞膜のパッチを透過可能にし、そして事実上、穿孔全細胞パッチクランプ記録を行うことを可能にする。
IonWorks(登録商標)HT(Essen Instrumentsからのベータ試験機)は、以下の方法で室温(〜21℃)にて操作した。「緩衝液」位置のリザーバーに4mlのPBSを、そして「細胞」位置に前記CHO−hERG細胞懸濁液を加えた。試験されるべき化合物を含有する(それらの最終試験濃度の3X)96ウェルプレート(V底、Greiner Bio-one)を「プレート1」位置に置き、PatchPlate(登録商標)をPatchPlate(登録商標)ステーションに固定した。各化合物プレートを12カラムに配置し、10の8ポイント濃度−効果曲線が作図されることを可能にする;プレート上の残りの2カラムは、アッセイベースラインを決めるためのビヒクル(最終濃度0.33%DMSO)及び100%阻害レベルを決めるためのシサプリドの過最大ブロッキング濃度(最終濃度10μM)で占められた。次いでIonWorks(登録商標)HTのフルイディクスヘッド(F−ヘッド)でPatchPlate(登録商標)の各ウェルに3.5μlのPBSを加え、その下側は以下の成分を有する(mMで)「内部」溶液を灌流した:K−グルコン酸100、KCl40、MgCl23.2、EGTA3及びHEPES5(全てSigma)(10MのKOHを使用してpH7.25〜7.30に)。刺激し及び除泡した後、PatchPlate(登録商標)を動き回る電子ヘッド(E−ヘッド)で孔試験を実行する(即ち、各ウェルが開いているかどうかを決定するために電圧パルスを適用する)。F−ヘッドは次ぎに3.5μlの前記細胞懸濁液をPatchPlate(登録商標)の各ウェル内に分注し、細胞に200秒与えて、各ウェル中の孔に到達させ及びシールする。これに続き、PatchPlate(登録商標)を動き回るE−ヘッドにて、各ウェルで得られたシール抵抗を決定する。次ぎに、PatchPlate(登録商標)の上側の溶液を、以下の成分(mMで)を有する「アクセス」溶液に交換した:KCl 140、EGTA 1、MgCl2 1及びHEPES 20(10M KOHを使用してpH7.25〜7.30に)+100μg/mlのアンホテリシンB(全てSigma)。パッチ穿孔を起こすために9分間放置した後、PatchPlate(登録商標)48ウェルを一度に動き回るE−ヘッドにて、プレ化合物hERG電流測定を得た。F−ヘッドは次いでPatchPlate(登録商標)上の4ウェルに化合物プレートの各ウェルからの3.5μlの溶液を加えた(各ウェルにおいて最終DMSO濃度は0.33%であった)。これは化合物の持ち越しの影響を最小化するため、最も薄いものから最も濃いウェルへ移動することにより行った。およそ3分半のインキュベーション後、E−ヘッドは、PatchPlate(登録商標)のすべて384ウェルを動き回らせて、ポスト化合物hERG電流測定を得た。このようにして、非蓄積的濃度効果曲線を作り出すことができ、ウェルの十分なパーセンテージにおいて許容基準を提供しており、試験化合物の各濃度の効果は、一つから四つの細胞からの記録に基づいている。
プレ及びポスト化合物hERG電流は、−70mVでの20s間の保持、−60mVへの160msステップ(リークの見積もりを得るため)、−70mVへ戻る100msステップ、+40mVへの1sステップ、−30mVへの2sステップ及び最後に−70mVへの500msステップから成る単一電圧パルスにより惹起された。プレ及びポスト化合物電圧パルス間で、膜電位のクランピングはなかった。電流は、電圧パルスプロトコールの開始時での+10mVステップ間の電流誘発の見積もりに基づいて、リークが差し引かれている。電流シグナルは2.5kHzでサンプリングした。
プレ及びポストスキャンhERG電流の大きさは、−70mVでの最初の保持期間の40ms平均(ベースライン電流)をとり及びテ−ル電流応答のピークからこれを差し引くことによるIonWorks(登録商標)HTソフトウェアーにより、リーク差し引きトレースから自動的に測定された。各ウェルでの電流誘発の許容基準は:プレスキャンシール抵抗>60MΩ、プレスキャンhERGテール電流振幅>150pA;ポストスキャンシール抵抗>60MΩであった。hERG電流の阻害の程度は、ポストスキャンhERG電流を、各ウェルの各々のプレスキャンhERG電流で割ることにより評価した。
式Iのキナゾリン誘導体の薬理学的特性は、予期されるように、構造上の変化に従って変動するが、一般に、式Iのキナゾリン誘導体により保有される活性は、上記試験(a)、(b)、(c)、(d)及び(e)の一つまたはそれ以上において、以下の濃度又は用量で明示することができる:
試験(a):例えば、0.001〜1μMの範囲のIC50;
試験(b):例えば、0.001〜5μMの範囲のIC50;
試験(c):例えば、0.001〜5μMの範囲のIC50;
試験(d):例えば、1〜200mg/kg/日の範囲の活性;
試験(e):例えば、0.001〜5μMの範囲のIC50。
試験(a):例えば、0.001〜1μMの範囲のIC50;
試験(b):例えば、0.001〜5μMの範囲のIC50;
試験(c):例えば、0.001〜5μMの範囲のIC50;
試験(d):例えば、1〜200mg/kg/日の範囲の活性;
試験(e):例えば、0.001〜5μMの範囲のIC50。
試験(d)では、本発明の試験されたキナゾリン誘導体の有効量で、生理学的に受容されない毒性を観察しなかった。試験(f)は、標的及びhERG活性間の安全係数を示しており、hERGチャンネルの阻害により起こされる不整脈はありそうもないことを示唆している。従って、上に定義された式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩が以下に規定される投与量範囲で投与される場合、不都合な毒性学的効果はないと予測される。
例を挙げると、表Aは本発明に従った代表的化合物の活性を例示している。表Aのカラム2はEGFRチロシンキナーゼタンパク質リン酸化の阻害についての試験(a)からのIC50データを示しており;カラム3はerbB2チロシンキナーゼタンパク質リン酸化の阻害についての試験(a)からのIC50データを示している:
本発明のさらなる側面によれば、前に定義された式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩を、薬学的に許容できる希釈剤又は担体とともに含む医薬組成物が提供される。
本発明の組成物は、経口使用(例えば、錠剤、トローチ剤、硬若しくは軟カプセル剤、水性又は油性の懸濁液剤、乳剤、分散性の散剤又は顆粒剤、シロップ剤又はエリキシル剤として)、局所使用(例えば、クリーム剤、軟膏剤、ゲル剤又は水性又は油性の溶液剤又は懸濁液剤として)、吸入による投与(例えば、微砕性散剤又は液体エアゾール剤として)、通気による投与(例えば、微砕性散剤として)、又は非経口投与(例えば、静脈内、皮下、又は筋肉内投薬用の無菌の水性又は油性溶液剤として、又は直腸投薬用の坐剤として)に適した形態であることができる。
本発明の組成物は、当該技術分野で周知の通常の医薬賦形剤を使用する通常の手順により得ることができる。従って、経口使用に企図される組成物は、例えば、一つ又はそれ以上の着色剤、甘味剤、芳香付与剤、及び/又は保存剤を含有することができる。
一つ又はそれ以上の賦形剤と組み合わされて単一剤形を形成する有効成分の量は、治療される宿主及び特定の投与経路に依存して必然的に変動する。例えば、ヒトへの経口投与に企図される製剤は、一般的に、全組成物の約5から約98重量%まで変動することができる適正で都合の良い量の賦形剤とともに、例えば0.5mg〜0.5g(より適切には、0.5〜100mg、例えば1〜30mg)の活性剤を含有する。
式Iのキナゾリン誘導体の、治療又は予防の目的のための用量のサイズは、当然ながら、よく知られた医学の諸原理に従って、病態の本質及び重篤性、動物又は患者の年齢及び性別、及び投与の経路により変動する。
式Iのキナゾリン誘導体を治療又は予防の目的に使用する場合、それは一般的に、分割量で求められるならば、例えば0.1mg/kg〜75mg/kg体重の範囲の1日用量が服用されるように投与される。一般に、非経口経路が利用される場合は、より低い用量が投与される。従って、例えば、静脈内投与では、一般的に、例えば0.1mg/kg〜30mg/kg体重の範囲の用量が使用される。同様に、吸入による投与では、例えば0.05mg/kg〜25mg/kg体重の範囲の用量が使用される。しかしながら、特に錠剤の形態での経口投与が好ましい。典型的には、単位剤形は約0.5mg〜0.5gの本発明のキナゾリン誘導体を含有する。
我々は、本発明のキナゾリン誘導体が抗癌特性のような抗増殖特性を保有することを見出したが、これは、それらのerbB、特にEGF及びより特定的にはerbB2受容体チロシンキナーゼ阻害活性から生じると考えられている。さらに、本発明に従ったより特定のキナゾリン誘導体は、EGFRチロシンキナーゼのような他のチロシンキナーゼ酵素に対するよりも、erbB2受容体チロシンキナーゼに対して実質的により優れた効力を保有する。こうしたキナゾリン誘導体は、erbB2受容体チロシンキナーゼに対して十分な効力を保有するので、erbB2受容体チロシンキナーゼを阻害するには十分な量で使用することができるが、一方EGFRのような他のチロシンキナーゼ酵素に対してほとんど、又は実質的により低い活性しか示さない。こうしたキナゾリン誘導体は、erbB2受容体チロシンキナーゼの選択的な阻害に有用である可能性があり、例えば、erbB2推進性の腫瘍の有効な治療に有用であるかもしれない。
従って、本発明のキナゾリン誘導体は、erbB、特にerbB2受容体チロシンキナーゼにより単独で又は一部仲介される疾患又は医学的状態の治療に有用であると期待され、即ち、該キナゾリン誘導体は、こうした治療の必要な温血動物において、erbB、特にerbB2受容体チロシンキナーゼ阻害効果を生み出すために使用することができる。このように、本発明のキナゾリン誘導体は、erbB、特にerbB2受容体チロシンキナーゼの阻害を特徴とする、悪性腫瘍細胞の治療のための方法を提供する。特に、本発明のキナゾリン誘導体は、erbB、特にerbB2受容体チロシンキナーゼの阻害により単独で又は一部仲介される抗増殖及び/又はアポトーシス促進、及び/又は抗浸潤の効果を生み出すために使用することができる。特に、本発明のキナゾリン誘導体は、これら腫瘍細胞の増殖及び生存を推進するシグナル伝達工程に関与しているerbB、特にerbB2受容体チロシンキナーゼの阻害に感受性である腫瘍の予防又は治療に有用であると期待される。従って、本発明のキナゾリン誘導体は、抗増殖効果を提供することにより、多数の過増殖性障害の治療及び/又は予防において有用であると期待される。これらの障害には、例えば、乾癬、良性前立腺肥大症(BPH)、アテローム性動脈硬化症及び再狭窄、及び特に、erbB、より特定的にはerbB2受容体チロシンキナーゼ推進性腫瘍が含まれる。こうした良性又は悪性の腫瘍はいずれの組織にも影響を及ぼすことができ、白血病、多発性骨髄腫又はリンパ腫のような非固形腫瘍、および固形腫瘍、例えば、胆管、骨、膀胱、脳/CNS、乳房、結直腸、子宮頚部、子宮内膜、胃、頭頚部、肝臓、肺、筋肉、神経細胞、食道、卵巣、膵臓、胸膜/腹膜、前立腺、腎臓、皮膚、精巣、甲状腺、子宮及び膣腫瘍も含まれる。
本発明のこの側面に従えば、医薬品としての使用のための、式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩が提供される。
従って、本発明のこの側面に従えば、ヒトのような温血動物における抗増殖効果の発生に使用するための医薬品の製造における、前に定義した式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩の使用が提供される。
従って、本発明のこの側面に従えば、ヒトのような温血動物における抗増殖効果の発生に使用するための医薬品の製造における、前に定義した式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩の使用が提供される。
本発明のこの側面のさらなる特色によれば、こうした治療を必要としているヒトのような温血動物において抗増殖効果を産生する方法が提供され、前記方法は、前に定義した式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩の有効量を前記動物へ投与することを含んでなる。
本発明のさらなる側面に従えば、ヒトのような温血動物における抗増殖効果の発生に使用するための、式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩が提供される。
本発明のさらなる側面に従えば、抗増殖効果の発生に使用するための医薬品の製造における、前に定義した式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩の使用が提供され、該効果は、ヒトのような温血動物においてerbB2受容体チロシンキナーゼを阻害することにより単独で又は一部生み出される。
本発明のこの側面のさらなる特色に従うと、抗増殖効果を産生するための方法が提供され、該効果は、こうした治療を必要としている、ヒトのような温血動物においてerbB2受容体チロシンキナーゼを阻害することにより単独で又は一部生み出され、該方法は、前に定義した式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩の有効量を前記動物へ投与することを含んでなる。
本発明のさらなる側面に従うと、抗増殖効果の発生に使用するための式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩が提供され、該効果はヒトのような温血動物においてerbB2受容体チロシンキナーゼを阻害することにより単独で又は一部生み出される。
本発明のさらなる側面に従うと、erbB、特にerbB2受容体チロシンキナーゼにより単独で又は一部仲介される疾患又は医学状態(例えば、本明細書に記述した癌)の治療に使用するための医薬品の製造における、前に定義した式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩の使用が提供される。
本発明のこの側面のさらなる特色に従うと、erbB、特にerbB2受容体チロシンキナーゼにより単独で又は一部仲介される疾患又は医学状態(例えば、本明細書に記述した癌)を治療するための方法が、こうした治療を必要としているヒトのような温血動物において提供され、該方法は、前に定義した式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩の有効量を前記動物に投与することを含んでなる。
本発明のさらなる側面に従うと、erbB、特にerbB2受容体チロシンキナーゼにより単独で又は一部仲介される疾患又は医学状態(例えば、本明細書に記述した癌)の治療に使用するための、式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩が提供される。
本発明のさらなる側面に従うと、腫瘍細胞の増殖を導くシグナル伝達工程に関与している、EGF及び/又はerbB2及び/又はerbB4(特にerbB2)のような、一つ又はそれ以上のerbB受容体チロシンキナーゼの阻害に対して感受性である腫瘍の予防又は治療に使用の医薬品の製造における、前に定義した式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩の使用が提供される。
本発明のこの側面のさらなる特色に従うと、腫瘍細胞の増殖及び/又は生存を導くシグナル伝達工程に関与している、EGF及び/又はerbB2及び/又はerbB4(特にerbB2)受容体チロシンキナーゼのような、一つまたはそれ以上のerbB受容体チロシンキナーゼの阻害に対して感受性である腫瘍の予防又は治療の方法が、こうした治療を必要としているヒトのような温血動物において提供され、該方法は、前に定義した式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩の有効量を前記動物へ投与することを含んでなる。
本発明のさらなる側面に従うと、腫瘍細胞の増殖及び/又は生存を導くシグナル伝達工程に関与している、EGF及び/又はerbB2及び/又はerbB4(特にerbB2)受容体チロシンキナーゼのような、一つ又はそれ以上のerbB受容体チロシンキナーゼの阻害に対して感受性である腫瘍の予防又は治療に使用のための、式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩が提供される。
本発明のさらなる側面に従うと、EGF及び/又はerbB2及び/又はerbB4(特にerbB2)受容体チロシンキナーゼ阻害効果を提供することに使用のための医薬品の製造における、前に定義した式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩の使用が提供される。
本発明のこの側面のさらなる特色に従うと、EGF及び/又はerbB2及び/又はerbB4(特にerbB2)受容体チロシンキナーゼ阻害効果が、こうした治療を必要としているヒトのような温血動物において提供するための方法が提供され、該方法は、前に定義した式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩の有効量を前記動物へ投与することを含んでなる。
本発明のさらなる側面に従うと、EGF及び/又はerbB2及び/又はerbB4(特にerbB2)受容体チロシンキナーゼ阻害効果の提供に使用のための、式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩が提供される。
本発明のさらなる側面に従うと、選択的erbB2キナーゼ阻害効果を提供することに使用のための医薬品の製造における、前に定義した式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩の使用が提供される。
本発明のこの側面のさらなる特色に従うと、選択的erbB2チロシンキナーゼ阻害効果を提供するための方法が、こうした治療を必要としているヒトのような温血動物において提供され、該方法は、前に定義した式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩の有効量を前記動物へ投与することを含んでなる。
本発明のさらなる側面に従うと、選択的erbB2キナーゼ阻害効果を提供することにおける使用のための、式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩が提供される。
「選択的erbB2キナーゼ阻害効果」とは、式Iのキナゾリン誘導体が、他のキナーゼに対するよりもerbB2受容体チロシンキナーゼに対してより強力であることを意味する。特に、本発明に従った化合物のいくつかは、他のerbB受容体チロシンキナーゼ、特にEGFRチロシンキナーゼのような他のチロシンキナーゼに対するよりもerbB2受容体チロシンキナーゼに対してより強力である。例えば、本発明に従った選択的erbB2キナーゼ阻害剤は、適切なアッセイにおける相対IC50値より決定されるように、EGFRチロシンキナーゼに対するよりもerbB2受容体チロシンキナーゼに対して少なくとも5倍、好ましくは少なくとも10倍強力である(例えば、前記のように、所与の試験化合物について、クローン24ホスホerbB2細胞アッセイ(細胞中のerbB2受容体チロシンキナーゼ阻害活性の尺度)からのIC50値とKB細胞アッセイ(細胞中のEGFR受容体チロシンキナーゼ阻害活性の尺度)からのIC50値を比較することにより)。
本発明のさらなる側面に従うと、例えば、白血病、多発性骨髄腫、リンパ腫、胆管、骨、膀胱、脳/CNS、乳房、結直腸、子宮頚部、子宮内膜、胃、頭頚部、肝臓、肺、筋肉、神経細胞、食道、卵巣、膵臓、胸膜/腹膜、前立腺、腎臓、皮膚、精巣、甲状腺、子宮、及び膣の癌より選択される癌の治療に使用する医薬品の製造における、前に定義した式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩の使用が提供される。
本発明のこの側面のさらなる特色に従うと、癌、例えば、白血病、多発性骨髄腫、リンパ腫、胆管、骨、膀胱、脳/CNS、乳房、結直腸、子宮頚部、子宮内膜、胃、頭頚部、肝臓、肺、筋肉、神経細胞、食道、卵巣、膵臓、胸膜/腹膜、前立腺、腎臓、皮膚、精巣、甲状腺、子宮、及び膣の癌より選択される癌を治療するための方法が、こうした治療を必要としているヒトのような温血動物において提供され、該方法は、前に定義した式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩の有効量を前記動物へ投与することを含んでなる。
本発明のさらなる側面に従うと、癌例えば、白血病、多発性骨髄腫、リンパ腫、胆管、骨、膀胱、脳/CNS、乳房、結直腸、子宮頚部、子宮内膜、胃、頭頚部、肝臓、肺、筋肉、神経細胞、食道、卵巣、膵臓、胸膜/腹膜、前立腺、腎臓、皮膚、精巣、甲状腺、子宮、及び膣の癌より選択される癌の治療に使用のための、式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩が提供される。
上記のように、特別な疾患の療法的又は予防的措置に必要とされる用量のサイズは、とりわけ、治療される宿主、投与の経路、そして治療されている疾患の重症度に依存して必然的に変動するものである。
本発明のキナゾリン誘導体は、プロドラッグの形態で投与することができ、プロドラッグとはヒトのような温血動物において分解して本発明のキナゾリン誘導体を放出する化合物を意味する。プロドラッグは、本発明のキナゾリン誘導体の物理的特性及び/又は薬力学的特性を変化させるために使用することができる。本発明のキナゾリン誘導体が、特性修飾基を結合し得る適した基又は置換基を含有する場合に、プロドラッグを形成し得る。プロドラッグの例には、式Iのキナゾリン誘導体のヒドロキシ基で形成することができるインビボで切断可能なエステル誘導体、及び式Iのキナゾリン誘導体のアミノ基で形成することができるインビボで切断可能なアミド誘導体が含まれる。
従って、本発明は、有機合成により利用可能にされた場合の、及びそれらのプロドラッグの切断を経由してヒト又は動物体内で利用可能にされた場合の、前に定義した式Iのキナゾリン誘導体を含む。従って、本発明は、有機合成的手段により生成された、及び前駆体化合物の代謝を経由してヒト又は動物体内で生成されたキナゾリン誘導体も含み、式Iのキナゾリン誘導体は、合成的に生成されたキナゾリン誘導体又は代謝的に生成されたキナゾリン誘導体であることができる。
本発明の式Iのキナゾリン誘導体の薬学的に許容できるプロドラッグは、望まれない薬理学的活性及び過度の毒性なしにヒト又は動物体への投与に適しているとの、合理的医学判断に基づいているものである。
プロドラッグの多様な形態が以下の文献に記載されている:
a)Methods in Enzymology, Vol. 42, p. 309 to 396, K. Widder, et al. 編 (Academic Press, 1985);
b)Design of Pro-drugs, edited by H. Bundgaard, (Elsevier, 1985);
c)A Textbook of Drug Design and Development, Krogsgaard-Larsen and H. Bundgaard 編, Chapter 5 “Design and Application of Pro-drugss”, edited by H. Bundgaard, p. 113 - 191 (1991);
d)H. Bundgaard, Advanced Drug Delivery Reviews, 8, 1 - 38 (1992) 及び
e)H. Bundgaard, et al., Journal of Pharmaceutical Sciences, 77, 285 (1988)。
a)Methods in Enzymology, Vol. 42, p. 309 to 396, K. Widder, et al. 編 (Academic Press, 1985);
b)Design of Pro-drugs, edited by H. Bundgaard, (Elsevier, 1985);
c)A Textbook of Drug Design and Development, Krogsgaard-Larsen and H. Bundgaard 編, Chapter 5 “Design and Application of Pro-drugss”, edited by H. Bundgaard, p. 113 - 191 (1991);
d)H. Bundgaard, Advanced Drug Delivery Reviews, 8, 1 - 38 (1992) 及び
e)H. Bundgaard, et al., Journal of Pharmaceutical Sciences, 77, 285 (1988)。
前に定義した抗増殖治療は、単独療法として適用してもよく、もしくは本発明のキナゾリン誘導体に加えて、慣用的な外科又は放射線療法又は化学療法を伴うことができる。こうした化学療法は、以下の抗腫瘍剤カテゴリーの一つまたはそれ以上を含むことができる。
(i)アルキル化剤(例えば、シスプラチン、オキサリプラチン、カルボプラチン、シクロホスファミド、ナイトロジェンマスタード、メルファラン、クロラムブシル、ブスルファン、テモゾラミド及びニトロソ尿素);代謝拮抗剤(例えば、ゲンシタビン及び5−フルオロウラシル及びテガフールといったフルオロピリミジン類のような抗葉酸剤、ラルチトレキセド、メトトレキセート、シトシンアラビノシド、及びヒドロキシ尿素);抗腫瘍抗生物質(例えば、アドリアマイシンのようなアントラサイクリン類、ブレオマイシン、ドキソルビシン、ダウノマイシン、エピルビシン、イダルビシン、マイトマイシン−C、ダクチノマイシン及びミトラマイシン);有糸分裂阻害剤(例えば、ビンクリスチン、ビンブラスチン、ビンデシン及びビノレルビンのようなビンカアルカロイド類、そしてタキソール及びタキソテレのようなタキソイド類)及びポロキナーゼ阻害剤;及びトポイソメラーゼ阻害剤(例えば、エトポシド及びテニポシドのようなエピポドフィロトキシン類、アムサクリン、トポテカン及びカンプトテシン)のような、医科腫瘍学において使用されるような他の抗増殖/抗新生物薬及びその組合せ。
(ii)抗エストロゲン(例えば、タモキシフェン、フルベストラント、トレミフェン、ラロキシフェン、ドロロキシフェン及びヨードキシフェン)、抗アンドロゲン(例えば、ビカルタミド、フルタミド、ニルタミド及び酢酸シプロテロン)、LHRLアンタゴニスト又はLHRHアゴニスト(例えば、ゴセレリン、リュープロレリン及びブセレリン)、プロゲストゲン(例えば、酢酸メゲストロール)、アロマターゼ阻害剤(例えば、アナストロゾール、レトロゾール、ボラゾール及びエキセメスタン)、及びフィナステリドのような5α−レダクターゼの阻害剤といった、細胞増殖抑止剤。
(iii)抗浸潤剤(例えば、4−(6−クロロ−2,3−メチレンジオキシアニリノ)−7−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]−5−テトラヒドロピラン−4−イルオキシキナゾリン(AZD0530;国際特許出願WO 01/94341)及びN−(2−クロロ−6−メチルフェニル)−2−{6−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]−2−メチルピリミジン−4−イルアミノ}チアゾール−5−カルボキシアミド(ダサチニブ、BMS-354825; J. Med. Chem., 2004, 47, 6658-6661)のようなc−Srcキナーゼファミリー阻害剤及びマリマスタットのようなメタロプロテイナーゼ阻害剤、ウロキナーゼプラスミノーゲン活性化因子受容体機能の阻害剤又はヘパラナーゼ(Heparanase)に対する抗体)。
(iv)増殖因子機能の阻害剤、例えば、こうした阻害剤には、増殖因子抗体及び増殖因子受容体抗体(例えば、抗erbB2抗体のトラスツツマブ[Herceptin(商標)]及び抗erbB1抗体のセツキシマブ[エルビタックス、C225]);こうした阻害剤はチロシンキナーゼ阻害剤も含む、例えば、表皮増殖因子ファミリーの阻害剤(例えば、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−メトキシ−6−(3−モルホリノプロポキシ)キナゾリン−4−アミン(ゲフィチニブ、ZD1839)、N−(3−エチニルフェニル)−6,7−ビス(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−アミン(エルロチニブ、OSI−774)、及び6−アクリルアミド−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(3−モルホリノプロポキシ)キナゾリン−4−アミン(CI1033)のようなEGFRファミリーチロシンキナーゼ阻害剤)、ラパチニブのようなerbB2チロシンキナーゼ阻害剤、肝細胞増殖因子ファミリーの阻害剤、イマチニブのような血小板由来増殖因子ファミリーの阻害剤、セリン/スレオニンキナーゼの阻害剤(例えば、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤例えば、ソラフェニブ(BAY43−9006)のようなRas/Rafシグナリング阻害剤)、MEK及び/又はAKTキナーゼ阻害剤を介した細胞シグナリングの阻害剤、肝細胞増殖因子ファミリーの阻害剤、c−kit阻害剤、ablキナーゼ阻害剤、IGF受容体(インスリン様増殖因子)キナーゼ阻害剤;オーロラキナーゼ阻害剤(例えば、AZD1152、PH739358、VX−680、MLN8054、R763、MP235、MP529、VX−528及びAX39459)、及びCDK2及び/又はCDK4阻害剤のようなサイクリン依存性キナーゼ阻害剤;が含まれる。
(v)血管内皮増殖因子の効果を阻害する抗血管新生剤[例えば、抗血管内皮細胞増殖因子抗体のベバシツマブ(Avastin (商標))及び4−(4−ブロモ−2−フルオロアニリノ)−6−メトキシ−7−(1−メチルピペリジン−4−イルメトキシ)キナゾリン(ZD6474;WO01/32651中の実施例2)、4−(4−フルオロ−2−メチルインドール−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(3−ピロリジン−1−イルプロポキシ)キナゾリン(AZD2171;WO 00/47212 中の実施例240)、バタラニブ(PTK787;WO 98/35985 )及びSU11248(スニチニブ; WO01/60814)のようなVEGF受容体チロシンキナーゼ阻害剤、国際特許出願WO97/22596、WO97/30035、WO97/32856及びWO98/13354号に開示されるような化合物]、及び他の機序により作用する化合物(例えば、リノマイド、インテグリンαvβ機能の阻害剤、及びアンジオスタチン)]。
(vi)コンブレタスタチンA4のような血管傷害剤、及び国際特許出願WO99/02166、WO00/40529、WO00/41669、WO01/92224、WO02/04434及びWO02/08213号に開示される化合物。
(vii)アンチセンス療法、例えば、ISIS2503、抗rasアンチセンスのような、上に列挙された標的へ指向されるもの。
(viii)例えば、異常p53又は異常BRCA1もしくはBRCA2、GDEPT(遺伝子指向型酵素プロドラッグ療法)のような異常遺伝子を置換するアプローチ、シトシンデアミナーゼ、チミジンキナーゼ、又は細菌の窒素レダクターゼ酵素を使用するようなアプローチ、及び、多剤耐性遺伝子治療のような、化学療法又は放射線療法への患者耐性を高めるアプローチを含む、遺伝子治療アプローチ。
(ix)例えば、インターロイキン2、インターロイキン4、又は顆粒球マクロファージコロニー刺激因子のようなサイトカインを用いたトランスフェクションのような、患者腫瘍細胞の免疫原性を高めるためのエキソビボ及びインビトロアプローチ、T細胞アネルギーを減少させるアプローチ、サイトカインにトランスフェクトされた樹状細胞のようなトランスフェクトされた免疫細胞を使用するアプローチ、サイトカインにトランスフェクトされた腫瘍細胞系を使用するアプローチ、及び抗イディオタイプ抗体を使用するアプローチ含む、免疫療法アプローチ。
(i)アルキル化剤(例えば、シスプラチン、オキサリプラチン、カルボプラチン、シクロホスファミド、ナイトロジェンマスタード、メルファラン、クロラムブシル、ブスルファン、テモゾラミド及びニトロソ尿素);代謝拮抗剤(例えば、ゲンシタビン及び5−フルオロウラシル及びテガフールといったフルオロピリミジン類のような抗葉酸剤、ラルチトレキセド、メトトレキセート、シトシンアラビノシド、及びヒドロキシ尿素);抗腫瘍抗生物質(例えば、アドリアマイシンのようなアントラサイクリン類、ブレオマイシン、ドキソルビシン、ダウノマイシン、エピルビシン、イダルビシン、マイトマイシン−C、ダクチノマイシン及びミトラマイシン);有糸分裂阻害剤(例えば、ビンクリスチン、ビンブラスチン、ビンデシン及びビノレルビンのようなビンカアルカロイド類、そしてタキソール及びタキソテレのようなタキソイド類)及びポロキナーゼ阻害剤;及びトポイソメラーゼ阻害剤(例えば、エトポシド及びテニポシドのようなエピポドフィロトキシン類、アムサクリン、トポテカン及びカンプトテシン)のような、医科腫瘍学において使用されるような他の抗増殖/抗新生物薬及びその組合せ。
(ii)抗エストロゲン(例えば、タモキシフェン、フルベストラント、トレミフェン、ラロキシフェン、ドロロキシフェン及びヨードキシフェン)、抗アンドロゲン(例えば、ビカルタミド、フルタミド、ニルタミド及び酢酸シプロテロン)、LHRLアンタゴニスト又はLHRHアゴニスト(例えば、ゴセレリン、リュープロレリン及びブセレリン)、プロゲストゲン(例えば、酢酸メゲストロール)、アロマターゼ阻害剤(例えば、アナストロゾール、レトロゾール、ボラゾール及びエキセメスタン)、及びフィナステリドのような5α−レダクターゼの阻害剤といった、細胞増殖抑止剤。
(iii)抗浸潤剤(例えば、4−(6−クロロ−2,3−メチレンジオキシアニリノ)−7−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]−5−テトラヒドロピラン−4−イルオキシキナゾリン(AZD0530;国際特許出願WO 01/94341)及びN−(2−クロロ−6−メチルフェニル)−2−{6−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]−2−メチルピリミジン−4−イルアミノ}チアゾール−5−カルボキシアミド(ダサチニブ、BMS-354825; J. Med. Chem., 2004, 47, 6658-6661)のようなc−Srcキナーゼファミリー阻害剤及びマリマスタットのようなメタロプロテイナーゼ阻害剤、ウロキナーゼプラスミノーゲン活性化因子受容体機能の阻害剤又はヘパラナーゼ(Heparanase)に対する抗体)。
(iv)増殖因子機能の阻害剤、例えば、こうした阻害剤には、増殖因子抗体及び増殖因子受容体抗体(例えば、抗erbB2抗体のトラスツツマブ[Herceptin(商標)]及び抗erbB1抗体のセツキシマブ[エルビタックス、C225]);こうした阻害剤はチロシンキナーゼ阻害剤も含む、例えば、表皮増殖因子ファミリーの阻害剤(例えば、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−メトキシ−6−(3−モルホリノプロポキシ)キナゾリン−4−アミン(ゲフィチニブ、ZD1839)、N−(3−エチニルフェニル)−6,7−ビス(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−アミン(エルロチニブ、OSI−774)、及び6−アクリルアミド−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(3−モルホリノプロポキシ)キナゾリン−4−アミン(CI1033)のようなEGFRファミリーチロシンキナーゼ阻害剤)、ラパチニブのようなerbB2チロシンキナーゼ阻害剤、肝細胞増殖因子ファミリーの阻害剤、イマチニブのような血小板由来増殖因子ファミリーの阻害剤、セリン/スレオニンキナーゼの阻害剤(例えば、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤例えば、ソラフェニブ(BAY43−9006)のようなRas/Rafシグナリング阻害剤)、MEK及び/又はAKTキナーゼ阻害剤を介した細胞シグナリングの阻害剤、肝細胞増殖因子ファミリーの阻害剤、c−kit阻害剤、ablキナーゼ阻害剤、IGF受容体(インスリン様増殖因子)キナーゼ阻害剤;オーロラキナーゼ阻害剤(例えば、AZD1152、PH739358、VX−680、MLN8054、R763、MP235、MP529、VX−528及びAX39459)、及びCDK2及び/又はCDK4阻害剤のようなサイクリン依存性キナーゼ阻害剤;が含まれる。
(v)血管内皮増殖因子の効果を阻害する抗血管新生剤[例えば、抗血管内皮細胞増殖因子抗体のベバシツマブ(Avastin (商標))及び4−(4−ブロモ−2−フルオロアニリノ)−6−メトキシ−7−(1−メチルピペリジン−4−イルメトキシ)キナゾリン(ZD6474;WO01/32651中の実施例2)、4−(4−フルオロ−2−メチルインドール−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(3−ピロリジン−1−イルプロポキシ)キナゾリン(AZD2171;WO 00/47212 中の実施例240)、バタラニブ(PTK787;WO 98/35985 )及びSU11248(スニチニブ; WO01/60814)のようなVEGF受容体チロシンキナーゼ阻害剤、国際特許出願WO97/22596、WO97/30035、WO97/32856及びWO98/13354号に開示されるような化合物]、及び他の機序により作用する化合物(例えば、リノマイド、インテグリンαvβ機能の阻害剤、及びアンジオスタチン)]。
(vi)コンブレタスタチンA4のような血管傷害剤、及び国際特許出願WO99/02166、WO00/40529、WO00/41669、WO01/92224、WO02/04434及びWO02/08213号に開示される化合物。
(vii)アンチセンス療法、例えば、ISIS2503、抗rasアンチセンスのような、上に列挙された標的へ指向されるもの。
(viii)例えば、異常p53又は異常BRCA1もしくはBRCA2、GDEPT(遺伝子指向型酵素プロドラッグ療法)のような異常遺伝子を置換するアプローチ、シトシンデアミナーゼ、チミジンキナーゼ、又は細菌の窒素レダクターゼ酵素を使用するようなアプローチ、及び、多剤耐性遺伝子治療のような、化学療法又は放射線療法への患者耐性を高めるアプローチを含む、遺伝子治療アプローチ。
(ix)例えば、インターロイキン2、インターロイキン4、又は顆粒球マクロファージコロニー刺激因子のようなサイトカインを用いたトランスフェクションのような、患者腫瘍細胞の免疫原性を高めるためのエキソビボ及びインビトロアプローチ、T細胞アネルギーを減少させるアプローチ、サイトカインにトランスフェクトされた樹状細胞のようなトランスフェクトされた免疫細胞を使用するアプローチ、サイトカインにトランスフェクトされた腫瘍細胞系を使用するアプローチ、及び抗イディオタイプ抗体を使用するアプローチ含む、免疫療法アプローチ。
こうした併用治療は、治療の個別成分の同時、連続的、又は分離的な投与により達成することができる。こうした組合せ製品は、前に記載された投与量範囲内にある本発明のキナゾリン誘導体と、承認された投与量範囲内の他の医薬活性剤を利用する。
本発明のこの側面によれば、前に定義した式Iのキナゾリン誘導体と前に定義した追加の抗腫瘍剤を癌の併用治療のために含んでなる医薬製品が提供される。
式Iのキナゾリン誘導体は、(ヒトを含む)温血動物における使用への治療剤として主に有用であるが、それらはまた、erbB受容体チロシンタンパク質キナーゼの効果を阻害することが求められる場合はいつも有用である。従って、それらは、新たな生物学的試験の開発及び新たな薬理学的薬剤の探索において使用される薬理学的標準品として有用である。
式Iのキナゾリン誘導体は、(ヒトを含む)温血動物における使用への治療剤として主に有用であるが、それらはまた、erbB受容体チロシンタンパク質キナーゼの効果を阻害することが求められる場合はいつも有用である。従って、それらは、新たな生物学的試験の開発及び新たな薬理学的薬剤の探索において使用される薬理学的標準品として有用である。
これから本発明を以下の非制限的実施例において説明するが、特に記載しない限り:
(i)温度は摂氏(℃)で与えられており、各種操作は、室温又は外界温度で、即ち18〜25℃の範囲の温度で実施した;
(ii)有機溶液は無水硫酸マグネシウム又は無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒の蒸発は、60℃までの浴温で、減圧(600〜4000パスカル;4.5〜30mmHg)下にロータリーエバポレーターを使用して実施した;
(iii)クロマトグラフィーは、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーを意味する;薄層クロマトグラフィー(TLC)は、シリカゲルプレートで実施した;
(iv)一般に、反応の経過は、TLC及び/又は分析用LC−MSにより追跡し、反応時間は例示のためだけに与えられている。保持時間(tR)はWaters Symmetryカラム(C18、3.5μM、4.6x50mm)を取り付けたLC/MS Waters 2790/ZMD Micromass システムで測定し;検出UV254nM、及びMS;溶出:流速2.5ml/分、直線濃度勾配:5%ギ酸を含有する95%水−5%メタノールから5%ギ酸を含有する40%水−55%アセトニトリル−5%メタノール、3分で;次いで直線的勾配:5%ギ酸を含有する95%アセトニトリル−5%メタノール、1分で;
(v)最終生成物は満足すべきプロトン核磁気共鳴(NMR)スペクトル及び/又は質量スペクトルデータを示した;
(iv)収率は例示のためだけに示されており、必ずしも入念な方法の開発により得ることができるものではない;より多くの材料が必要とされる場合、製造を繰り返した;
(vii)NMRデータは、示す場合、主要な診断プロトンについてデルタ値の形式で、内部標準としてのテトラメチルシラン(TMS)に対する百万分率(ppm)で示し、特に示さなければ、重水素ジメチルスルホキシド(DMSO−d6)を溶媒として使用して400MHzで測定した;以下の略号を使用した:s,一重線;d,二重線;t,三重線;q,四重線;m,多重線;b,ブロード;
(viii)化学記号はその通常の意味を有する;SI単位及び記号が使用された;
(ix)溶媒比率は、容量:容量(v/v)用語で与えられている;
(x)質量スペクトルは、直接曝露プローブを使用し、化学イオン化(CI)モードにおいて70電子ボルトの電子エネルギーで実施した;示されたイオン化は、電子インパクト(EI)、高速原子衝撃(FAB)又はエレクトロスプレー(ESP)により達成された;m/zの値が与えられている;通常、親質量を示すイオンのみが報告されている;及び特に記述されない限り、引用された質量イオンは、プロトン化された質量イオンを指す(MH)+である;M+に対する言及は、電子の喪失により発生された質量イオンに対するものである;及びM−H+に対する言及は、プロトンの喪失により発生された質量イオンに対するものである;
(xi)特に記述しない限り、非対称的に置換された炭素及び/又は硫黄原子を含んでいる化合物は分割されていない;
(xii)合成が前の実施例に記載されたものと類似していると記載されている場合、使用された量は、前の実施例で使用されたものに相当するミリモル比で使用された;
(xiii)すべてのマイクロ波反応はPersonal Chemistry EMRYS(登録商標) Optimizer EXPマイクロ波合成機で実施した;
(xiv)分取用高速液体クロマトグラフィー(HPLC)は、以下の条件を使用するWatersの装置で実施した:
カラム:30mmx15cm Xterra Waters、C18、5mm
溶媒A:1%酢酸含有水溶液又は2g/l炭酸アンモニウム含有水溶液;
溶媒B:アセトニトリル;
流速:40ml/分;
実行時間:5〜95%Bの濃度勾配10分を含む15分間;
波長:254nm;
注入量:2.0〜4.0ml;
(xv)以下の略語が使用された:
HATU:O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート;
DEAD:ジエチルアゾジカルボキシラート;
DTAD:ジ−tert−ブチルアゾジカルボキシラート;
EDCI:1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩;
THF:テトラヒドロフラン;
DMF:N,N−ジメチルホルムアミド;
DMA:N,N−ジメチルアセトアミド;
DCM:ジクロロメタン;
DMSO:ジメチルスルホキシド;
IPA:イソプロピルアルコール;
エーテル:ジエチルエーテル;及び
TFA:トリフルオロ酢酸。
(i)温度は摂氏(℃)で与えられており、各種操作は、室温又は外界温度で、即ち18〜25℃の範囲の温度で実施した;
(ii)有機溶液は無水硫酸マグネシウム又は無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒の蒸発は、60℃までの浴温で、減圧(600〜4000パスカル;4.5〜30mmHg)下にロータリーエバポレーターを使用して実施した;
(iii)クロマトグラフィーは、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーを意味する;薄層クロマトグラフィー(TLC)は、シリカゲルプレートで実施した;
(iv)一般に、反応の経過は、TLC及び/又は分析用LC−MSにより追跡し、反応時間は例示のためだけに与えられている。保持時間(tR)はWaters Symmetryカラム(C18、3.5μM、4.6x50mm)を取り付けたLC/MS Waters 2790/ZMD Micromass システムで測定し;検出UV254nM、及びMS;溶出:流速2.5ml/分、直線濃度勾配:5%ギ酸を含有する95%水−5%メタノールから5%ギ酸を含有する40%水−55%アセトニトリル−5%メタノール、3分で;次いで直線的勾配:5%ギ酸を含有する95%アセトニトリル−5%メタノール、1分で;
(v)最終生成物は満足すべきプロトン核磁気共鳴(NMR)スペクトル及び/又は質量スペクトルデータを示した;
(iv)収率は例示のためだけに示されており、必ずしも入念な方法の開発により得ることができるものではない;より多くの材料が必要とされる場合、製造を繰り返した;
(vii)NMRデータは、示す場合、主要な診断プロトンについてデルタ値の形式で、内部標準としてのテトラメチルシラン(TMS)に対する百万分率(ppm)で示し、特に示さなければ、重水素ジメチルスルホキシド(DMSO−d6)を溶媒として使用して400MHzで測定した;以下の略号を使用した:s,一重線;d,二重線;t,三重線;q,四重線;m,多重線;b,ブロード;
(viii)化学記号はその通常の意味を有する;SI単位及び記号が使用された;
(ix)溶媒比率は、容量:容量(v/v)用語で与えられている;
(x)質量スペクトルは、直接曝露プローブを使用し、化学イオン化(CI)モードにおいて70電子ボルトの電子エネルギーで実施した;示されたイオン化は、電子インパクト(EI)、高速原子衝撃(FAB)又はエレクトロスプレー(ESP)により達成された;m/zの値が与えられている;通常、親質量を示すイオンのみが報告されている;及び特に記述されない限り、引用された質量イオンは、プロトン化された質量イオンを指す(MH)+である;M+に対する言及は、電子の喪失により発生された質量イオンに対するものである;及びM−H+に対する言及は、プロトンの喪失により発生された質量イオンに対するものである;
(xi)特に記述しない限り、非対称的に置換された炭素及び/又は硫黄原子を含んでいる化合物は分割されていない;
(xii)合成が前の実施例に記載されたものと類似していると記載されている場合、使用された量は、前の実施例で使用されたものに相当するミリモル比で使用された;
(xiii)すべてのマイクロ波反応はPersonal Chemistry EMRYS(登録商標) Optimizer EXPマイクロ波合成機で実施した;
(xiv)分取用高速液体クロマトグラフィー(HPLC)は、以下の条件を使用するWatersの装置で実施した:
カラム:30mmx15cm Xterra Waters、C18、5mm
溶媒A:1%酢酸含有水溶液又は2g/l炭酸アンモニウム含有水溶液;
溶媒B:アセトニトリル;
流速:40ml/分;
実行時間:5〜95%Bの濃度勾配10分を含む15分間;
波長:254nm;
注入量:2.0〜4.0ml;
(xv)以下の略語が使用された:
HATU:O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート;
DEAD:ジエチルアゾジカルボキシラート;
DTAD:ジ−tert−ブチルアゾジカルボキシラート;
EDCI:1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩;
THF:テトラヒドロフラン;
DMF:N,N−ジメチルホルムアミド;
DMA:N,N−ジメチルアセトアミド;
DCM:ジクロロメタン;
DMSO:ジメチルスルホキシド;
IPA:イソプロピルアルコール;
エーテル:ジエチルエーテル;及び
TFA:トリフルオロ酢酸。
実施例1
(2R)−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチル−2−[(4−{[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド
メチル(2R)−2−[(4−{[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]プロパノエート(160mg、0.35mol)の2−(メチルアミノ)−エタノール(2ml)攪拌懸濁液を、マイクロ波反応器中、100℃で20分間加熱した。2−(メチルアミノ)−エタノールを高真空下で蒸発し、残渣を水及びDCMに分配した。有機相を食塩水で洗浄し、乾燥し、ゴム状物質になるまで蒸発させた。表題化合物をクロマトグラフィー(シリカ、5%2M NH3−メタノール含有DCM)で分離し、エーテルで摩砕した後に白色固形物を得た(134mg、77%); NMRスペクトル(393K) 1.64 (d, 3H), 3.06 (s, 2H), 3.41-3.66 (m, 5H), 4.39 (s, 1H), 5.47 (s, 2H), 5.77 (q, 1H), 6.50 (d, 1H), 7.07 (d, 1H), 7.16 (d, 1H), 7.25 (dd, 1H), 7.32 (d, 1H), 7.37-7.42 (m, 2H), 7.56 (dd, 1H), 7.64 (t, 1H), 7.69 (td, 1H), 8.18 (d, 1H), 8.43 (s, 1H), 8.54 (d, 1H), 10.69 (s, 1H); 質量スペクトル MH+497。
(2R)−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチル−2−[(4−{[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド
メチル(2R)−2−[(4−{[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]プロパノエート(160mg、0.35mol)の2−(メチルアミノ)−エタノール(2ml)攪拌懸濁液を、マイクロ波反応器中、100℃で20分間加熱した。2−(メチルアミノ)−エタノールを高真空下で蒸発し、残渣を水及びDCMに分配した。有機相を食塩水で洗浄し、乾燥し、ゴム状物質になるまで蒸発させた。表題化合物をクロマトグラフィー(シリカ、5%2M NH3−メタノール含有DCM)で分離し、エーテルで摩砕した後に白色固形物を得た(134mg、77%); NMRスペクトル(393K) 1.64 (d, 3H), 3.06 (s, 2H), 3.41-3.66 (m, 5H), 4.39 (s, 1H), 5.47 (s, 2H), 5.77 (q, 1H), 6.50 (d, 1H), 7.07 (d, 1H), 7.16 (d, 1H), 7.25 (dd, 1H), 7.32 (d, 1H), 7.37-7.42 (m, 2H), 7.56 (dd, 1H), 7.64 (t, 1H), 7.69 (td, 1H), 8.18 (d, 1H), 8.43 (s, 1H), 8.54 (d, 1H), 10.69 (s, 1H); 質量スペクトル MH+497。
出発物質として使用したメチル(2R)−2−[(4−{[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル)オキシ]プロパノエートは以下のように製造した:
5−フルオロ−3,4−ジヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(1.64g)の塩化チオニル(10ml)懸濁液にDMF(0.2ml)を加え、そして混合物を80℃で6時間攪拌及び加熱した。揮発性物質を蒸発により除去し、残渣をトルエン(20ml)と共沸した。生じた固形物を勢いよく攪拌した飽和水素炭酸ナトリウム(50ml)、砕いた氷(50g)及びDCM(50ml)の混合物に、5℃以下の温度に保つように少量ずつ加えた。有機相を分離し、乾燥し、濃縮すると4−クロロ−5−フルオロキナゾリンを固形物として得、それはさらに精製することなく使用した(1.82g、99%); NMRスペクトル(300MHz、CDCl3) 7.35 - 7.45 (m, 1H), 7.85 - 7.95 (m, 2H), 9.0 (s, 1H)。
5−フルオロ−3,4−ジヒドロ−3H−キナゾリン−4−オン(1.64g)の塩化チオニル(10ml)懸濁液にDMF(0.2ml)を加え、そして混合物を80℃で6時間攪拌及び加熱した。揮発性物質を蒸発により除去し、残渣をトルエン(20ml)と共沸した。生じた固形物を勢いよく攪拌した飽和水素炭酸ナトリウム(50ml)、砕いた氷(50g)及びDCM(50ml)の混合物に、5℃以下の温度に保つように少量ずつ加えた。有機相を分離し、乾燥し、濃縮すると4−クロロ−5−フルオロキナゾリンを固形物として得、それはさらに精製することなく使用した(1.82g、99%); NMRスペクトル(300MHz、CDCl3) 7.35 - 7.45 (m, 1H), 7.85 - 7.95 (m, 2H), 9.0 (s, 1H)。
4−クロロ−5−フルオロキナゾリン(10.77g、59mmol)及び5−アミノインドール(7.80g、59mmol)のイソプロパノール(200ml)撹拌部分溶液を4時間加熱還流した。外界温度まで冷却し、生成物の塩酸塩を濾過し、イソプロパノール及びエーテルで洗浄した。該塩を水/エタノールと加熱し、部分溶液をアンモニア水で塩基性とした。沈殿した5−フルオロ−N−1H−インドール−5−イルキナゾリン−4−アミンを濾取し、水で洗浄した(15.46g、94%); NMRスペクトル(300 MHz) 6.42 (s, 1H), 7.29 (dd, 1H), 7.38 (m, 3H), 7.58 (d, 1H), 7.80 (m, 1H), 7.89 (s, 1H), 8.48 (s, 1H), 9.07 (d, 1H), 11.08 (s, 1H); 質量スペクトル MH+ 279。
5−フルオロ−N−1H−インドール−5−イルキナゾリン−4−アミン(4.17g、15mmol)及び2−ピコリルクロリド塩酸塩(2.58g、15.75mmol)のDMF(75ml)撹拌部分溶液に、水素化ナトリウム(60%鉱油分散物、1.26g、31.5mmol)を少量ずつ加えた。反応物をわずかに冷却しながら外界温度に維持し、次ぎに18時間攪拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液(5ml)の添加によりクエンチし、高真空下で蒸発した。残渣を2.5MのNaOH水溶液及びDCM間に分配し、有機相を無水Na2SO4で乾燥し、蒸発させた。生成物をクロマトグラフィー(2%メタノール/酢酸エチル)で精製し、エーテルで摩砕して結晶化すると5−フルオロ−N−[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]キナゾリン4−アミン(1.34g、24%)を得た; NMRスペクトル(300 MHz) 5.52 (s, 2H), 6.52 (d, 1H), 6.98 (d, 1H), 7.27 (m, 2H), 7.40 (m, 2H), 7.52 (d, 1H), 7.58 (d,1H), 7.70 (m, 1H), 7.80 (m, 1H), 7.90 (s, 1H), 8.47 (s, 1H), 8.55 (d, 1H), 9.07 (d, 1H); 質量スペクトル MH+370。
攪拌したアリルアルコール(12ml)に、水素化ナトリウム(60%鉱油、512mg、12.8mmol)、続いて5−フルオロ−N−[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]キナゾリン−4−アミン(1.18g、3.2mmol)を冷却しながら少量ずつ添加した。混合物を80℃で2時間、次ぎに90℃で4時間攪拌した。反応物を飽和NH4Cl(1ml)の添加によりクエンチし、蒸発させた。残渣を水及びDCM間に分配し、有機相を食塩水で洗浄し、乾燥し、ゴム状物質にまで蒸発させた。生成物をクロマトグラフィー(シリカ、2〜5%2M NH3−メタノール含有DCM)で精製し、エーテル/イソヘキサンで摩砕して結晶化すると5−(アリルオキシ)−N−[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]キナゾリン−4−アミン(1.00g、77%)を得た; NMRスペクトル(300 MHz) 4.90 (d, 2H), 5.50 (s, 2H), 5.4-5.6 (m, 2H), 6.2-6.35 (m, 1H), 6.51 (d, 1H), 6.95 (d, 1H), 7.14 (d, 1H), 7.25-7.34 (m, 3H), 7.43 (d, 1H), 7.52 (d, 1H), 7.69 (m, 2H), 8.10 (d, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.52 (d, 1H), 10.06 (s, 1H); 質量スペクトル MH+ 408。
5−(アリルオキシ)−N−[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]キナゾリン−4−アミン(0.99g、2.43mmol)のTHF(20ml)の攪拌溶液に窒素下、2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−4,6−ジオン(メルドラム酸としても知られている/525mg、3.65mmol)、続いてテトラキス−(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(140mg、0.12mmol)を添加した。混合物を3時間攪拌すると、その間に沈殿物が分離し、それを濾取してTHFで洗浄した。この物質を水に懸濁し、2N塩化水素水溶液の添加により溶解させた。アンモニア水の添加により固形物が再沈殿し、黄色結晶固形物を濾過し、水で洗浄すると4−{[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−オール(711mg、80%)を得た; NMRスペクトル(300 MHz) 5.50 (s, 2H), 6.51 (s, 1H), 6.61 (s, 1H), 6.97 (d, 1H), 7.21-7.31 (m, 3H), 7.36-7.46 (m, 3H), 7.51 (d, 1H), 7.70 (t, 1H), 8.01 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.53 (d, 1H), 12.42 (s, 1H); 質量スペクトル MH+ 368。
4−{[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−オール(684mg、1.86mmol)、メチル(2S)−2−ヒドロキシプロパノエート(290mg、2.79mmol)及びトリフェニルホスフィン(731mg、2.79mmol)のDCM(20ml)の攪拌部分溶液に、DTAD(642mg、2.79mmol)を添加した。混合物を1時間攪拌すると、透明溶液となった。溶液を2N塩化水素水で抽出し、有機相を廃棄した。水相をアンモニア水で塩基性とし、DCMで抽出した。有機相を食塩水で洗浄し、乾燥し、蒸発させると油状物が得られ、それをエーテルでの摩砕により結晶化するとメチル(2R)−2−[(4−{[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]プロパノエート(732mg、87%)を得た; NMRスペクトル(300 MHz) 1.70 (d, 3H), 3.76 (s, 3H), 5.47-5.53 (m, 1H), 5.51 (s, 2H), 6.53 (d, 1H), 6.97 (d, 1H), 7.12 (d, 1H), 7.27 (dd, 1H), 7.34 (d, 1H), 7.37-7.45 (m, 2H), 7.52 (d, 1H), 7.65-7.74 (m, 2H), 8.16 (d, 1H), 8.45 (s, 1H), 8.52-8.55 (m, 1H), 10.36 (s, 1H); 質量スペクトル MH+454。
実施例2
(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−{[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル)オキシ]プロパンアミド
2.0Mジメチルアミンのメタノール(10ml)攪拌溶液に、4Aモレキュラーシーブパウダー(2g)、続いてメチル(2R)−2−[(4−{[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル)オキシ]プロパノエート(実施例1、出発物質の製法に記載されているように得た、200mg、0.43mmol)を加え、混合物を2時間攪拌した。反応混合物を濾過し、溶媒を蒸発させた。残渣をDCMに溶解し、アンモニア水及び食塩水で洗浄し、乾燥し、ゴム状物質にまで蒸発させた。生成物をクロマトグラフィー(シリカ、4%メタノール/DCM)で精製し、蒸発させると表題化合物を無定型泡状物質として得た(133mg、66%); NMRスペクトル(500MHz, 373K) 1.62 (d, 3H), 2.91 (s, 6H), 5.48 (s, 2H), 5.75 (q, 1H), 6.50 (d, 1H), 7.06 (d, 1H), 7.15 (d, 1H), 7.25 (dd, 1H), 7.32 (dd, 1H), 7.39 (d, 1H), 7.42 (d, 1H), 7.55 (dd, 1H), 7.65 (t, 1H), 7.70 (td, 1H), 8.18 (d, 1H), 8.43 (s, 1H), 8.54 (d, 1H), 10.72 (s, 1H); 質量スペクトル MH+ 467。
(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−{[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル)オキシ]プロパンアミド
2.0Mジメチルアミンのメタノール(10ml)攪拌溶液に、4Aモレキュラーシーブパウダー(2g)、続いてメチル(2R)−2−[(4−{[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル)オキシ]プロパノエート(実施例1、出発物質の製法に記載されているように得た、200mg、0.43mmol)を加え、混合物を2時間攪拌した。反応混合物を濾過し、溶媒を蒸発させた。残渣をDCMに溶解し、アンモニア水及び食塩水で洗浄し、乾燥し、ゴム状物質にまで蒸発させた。生成物をクロマトグラフィー(シリカ、4%メタノール/DCM)で精製し、蒸発させると表題化合物を無定型泡状物質として得た(133mg、66%); NMRスペクトル(500MHz, 373K) 1.62 (d, 3H), 2.91 (s, 6H), 5.48 (s, 2H), 5.75 (q, 1H), 6.50 (d, 1H), 7.06 (d, 1H), 7.15 (d, 1H), 7.25 (dd, 1H), 7.32 (dd, 1H), 7.39 (d, 1H), 7.42 (d, 1H), 7.55 (dd, 1H), 7.65 (t, 1H), 7.70 (td, 1H), 8.18 (d, 1H), 8.43 (s, 1H), 8.54 (d, 1H), 10.72 (s, 1H); 質量スペクトル MH+ 467。
実施例3
5−[(1R)−1−メチル−2−モルホリン−4−イル−2−オキソエトキシ]−N−[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]キナゾリン−4−アミン
モルホリン(2ml)のメタノール(10ml)攪拌溶液に、4Aモレキュラーシーブパウダー(2g)を添加した。10分撹拌後、メチル(2R)−2−[(4−{[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル)オキシ]プロパノエート(実施例1、出発物質の製法に記載されているように得た、290mg、0.64mmol)を添加し、混合物を7日間攪拌した。反応混合物を濾過し、数滴の2.5MのNaOH水溶液を加えた(残存エステルを加水分解するため)。15分撹拌後、溶媒を蒸発させた。残渣をDCMに溶解し、アンモニア水及び食塩水で洗浄し、乾燥し、ゴム状物質にまで蒸発させた。生成物をクロマトグラフィー(シリカ、5%メタノール/DCM)で精製すると、蒸発後、表題化合物を無定型泡状物質として得た(130mg、40%); NMRスペクトル(373K) 1.62 (d, 3H), 3.56-3.67 (m, 8H), 5.48 (s, 2H), 5.78 (q, 1H), 6.50 (d, 1H), 7.05 (d, 1H), 7.17 (d, 1H), 7.25 (dd, 1H), 7.33 (d, 1H), 7.39 (d, 1H), 7.43 (d, 1H), 7.54 (dd, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.67-7.73 (m, H), 8.18 (d, 1H), 8.43 (s, 1H), 8.54 (d, 1H), 10.73 (s, 1H); 質量スペクトル MH+ 509。
5−[(1R)−1−メチル−2−モルホリン−4−イル−2−オキソエトキシ]−N−[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]キナゾリン−4−アミン
モルホリン(2ml)のメタノール(10ml)攪拌溶液に、4Aモレキュラーシーブパウダー(2g)を添加した。10分撹拌後、メチル(2R)−2−[(4−{[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル)オキシ]プロパノエート(実施例1、出発物質の製法に記載されているように得た、290mg、0.64mmol)を添加し、混合物を7日間攪拌した。反応混合物を濾過し、数滴の2.5MのNaOH水溶液を加えた(残存エステルを加水分解するため)。15分撹拌後、溶媒を蒸発させた。残渣をDCMに溶解し、アンモニア水及び食塩水で洗浄し、乾燥し、ゴム状物質にまで蒸発させた。生成物をクロマトグラフィー(シリカ、5%メタノール/DCM)で精製すると、蒸発後、表題化合物を無定型泡状物質として得た(130mg、40%); NMRスペクトル(373K) 1.62 (d, 3H), 3.56-3.67 (m, 8H), 5.48 (s, 2H), 5.78 (q, 1H), 6.50 (d, 1H), 7.05 (d, 1H), 7.17 (d, 1H), 7.25 (dd, 1H), 7.33 (d, 1H), 7.39 (d, 1H), 7.43 (d, 1H), 7.54 (dd, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.67-7.73 (m, H), 8.18 (d, 1H), 8.43 (s, 1H), 8.54 (d, 1H), 10.73 (s, 1H); 質量スペクトル MH+ 509。
実施例4
(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−{[1−(1,3−チアゾール−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド
(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド(200mg、0.77mmol)、トリフェニルホスフィン(603mg、2.3mmol)及び四塩化炭素(2.2ml、23mmol)を1,2−ジクロロエタン(5ml)に加えた混合物を45℃で2時間攪拌した。1−(1,3−チアゾール−2−イルメチル)−1H−インドール−5−アミン(183mg、0.8mmol)を添加し、溶媒を真空下で蒸発させた。アセトニトリル(5ml)を添加した。混合物を75℃で2時間攪拌した。冷却後、溶媒を真空下で蒸発した。残渣を6Nメタノール性アンモニアで希釈し、溶媒を真空下で蒸発した。残渣をシリカゲルでのクロマトグラフィー(溶出液:3%〜5%メタノール含有DCM)で精製すると表題化合物を淡黄色固形物として得た(257mg、71%); NMRスペクトル(CDCl3) 1.74 (d, 3H), 3.04 (s, 3H), 3.14 (s, 3H), 5.39 (q, 1H), 5.62 (s, 2H), 6.61 (d, 1H), 6.77 (d, 1H), 7.25-7.21 (m, 2H), 7.37 (d, 1H), 7.45 (d, 1H), 7.62-7.55 (m, 2H), 7.75 (d, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.60 (s, 1H); 質量スペクトル 473。
(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−{[1−(1,3−チアゾール−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド
(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド(200mg、0.77mmol)、トリフェニルホスフィン(603mg、2.3mmol)及び四塩化炭素(2.2ml、23mmol)を1,2−ジクロロエタン(5ml)に加えた混合物を45℃で2時間攪拌した。1−(1,3−チアゾール−2−イルメチル)−1H−インドール−5−アミン(183mg、0.8mmol)を添加し、溶媒を真空下で蒸発させた。アセトニトリル(5ml)を添加した。混合物を75℃で2時間攪拌した。冷却後、溶媒を真空下で蒸発した。残渣を6Nメタノール性アンモニアで希釈し、溶媒を真空下で蒸発した。残渣をシリカゲルでのクロマトグラフィー(溶出液:3%〜5%メタノール含有DCM)で精製すると表題化合物を淡黄色固形物として得た(257mg、71%); NMRスペクトル(CDCl3) 1.74 (d, 3H), 3.04 (s, 3H), 3.14 (s, 3H), 5.39 (q, 1H), 5.62 (s, 2H), 6.61 (d, 1H), 6.77 (d, 1H), 7.25-7.21 (m, 2H), 7.37 (d, 1H), 7.45 (d, 1H), 7.62-7.55 (m, 2H), 7.75 (d, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.60 (s, 1H); 質量スペクトル 473。
出発物質として使用した、(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−5−イル)オキシ]プロパンアミドは以下のように製造した:
水素化ナトリウム(1.24g、油中60%、31mmol)を5−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン(5g、28.4mmol、WO96/09294、28及び29ページに記載されているように製造)の無水DMF(50ml)溶液に25℃の温度を維持しながら少量ずつ加えた。混合物を室温で30分攪拌した。クロロメチルピバレート(4.45ml、31mmol)を室温で3時間かけて添加した。追加の水素化ナトリウム(0.12g、3mmol)及びクロロメチルピバレート(0.67ml、4.5mmol)を加え、混合物をさらに1時間攪拌した。溶媒を高真空下で蒸発させた後、混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルでのクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル−石油エーテル、6:4〜8:2)で精製すると、(5−メトキシ−4−オキソキナゾリン3(4H)−イル)メチルピバレートを白色固形物として得た(7.4g、90%);HPLCt R 2.69分;質量スペクトル MH+291。
水素化ナトリウム(1.24g、油中60%、31mmol)を5−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン(5g、28.4mmol、WO96/09294、28及び29ページに記載されているように製造)の無水DMF(50ml)溶液に25℃の温度を維持しながら少量ずつ加えた。混合物を室温で30分攪拌した。クロロメチルピバレート(4.45ml、31mmol)を室温で3時間かけて添加した。追加の水素化ナトリウム(0.12g、3mmol)及びクロロメチルピバレート(0.67ml、4.5mmol)を加え、混合物をさらに1時間攪拌した。溶媒を高真空下で蒸発させた後、混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルでのクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル−石油エーテル、6:4〜8:2)で精製すると、(5−メトキシ−4−オキソキナゾリン3(4H)−イル)メチルピバレートを白色固形物として得た(7.4g、90%);HPLCt R 2.69分;質量スペクトル MH+291。
(5−メトキシ−4−オキソキナゾリン3(4H)−イル)メチルピバレート(7.4g、25.5mmol)のピリジン(25ml)溶液に臭化マグネシウム(7g、38mmol)を加えた。混合物を120℃で1時間攪拌した。冷却後、溶媒を高真空下で蒸発させた。希酢酸(100mlの水に15ml)を添加した。沈殿した固形物を濾過し、水で洗浄し、P2O5の存在下、高真空下で乾燥すると(5−ヒドロキシ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)メチルピバレートを白色固形物として得た(6.33g、90%);NMRスペクトル(CDCl3) 1.23 (s, 9H), 5.93 (s, 2H), 6.99 (d, 1H), 7.22 (d, 1H), 7.68 (t, 1H), 8.21 (s, 1H); 質量スペクトル MH+ 277。
(5−ヒドロキシ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)メチルピバレート(8g、29mmol)、トリフェニルホスフィン(15.2g、58mmol)及び(S)−N,N−ジメチルラクトアミド(5.1g、43.5mmol; Larcheveque M., Synthesis 1986, 1, 60 に記述されているように製造)のDCM(300ml)氷冷溶液に、DTAD(13.34g、58mmol)を少量ずつ加えた。混合物を室温で1時間攪拌した。溶媒を真空下で蒸発させた後、残渣を6Nメタノール性アンモニア(100ml)で希釈した。混合物を室温で18時間攪拌した。溶媒を蒸発させた後、残渣をエーテル中で摩砕した。生じた固形物を濾過し、シリカゲルでのクロマトグラフィー(溶出液:3〜5%メタノール含有DCM)で精製すると、(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミドを白色固形物として得た(5.4g、71%); NMRスペクトル(CDCl3) 1.77 (d, 3H), 2.94 (s, 3H), 3.19 (s, 3H), 5.10 (q, 1H), 6.92 (d, 1H), 7.35 (d, 1H), 7.63 (t, 1H), 8.00 (s, 1H); 質量スペクトル MH+262。
出発物質として使用した1−(1,3−チアゾール−2−イルメチル)−1H−インドール−5−アミンは以下のように製造した:
5−ニトロインドール(600mg、3.68mmol)のDMF(10ml)氷冷溶液に水素化ナトリウム(160mg、4.1mmol)を少量ずつ加えた。混合物を0℃で30分攪拌した。2−(クロロメチル)−1,3−チアゾール(660mg、3.86mmol;Dondoni A. et al, Tetrahedron, 1988, 44, 2021に記載されているように製造した)を添加し、混合物を室温で2.5時間攪拌した。冷却後、高真空下で溶媒を蒸発させた。残渣を水及びジクロロメタンに分配した。有機層を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を蒸発させた後、残渣をシリカゲルでのクロマトグラフィー(溶出液:石油エーテル中、40%〜60%酢酸エチル)で精製すると、5−ニトロ−1−(1,3−チアゾール−2−イルメチル)−1H−インドールを明黄色固形物として得た(836mg、88%); NMRスペクトル(CDCl3) 5.67 (s, 2H), 6.78 (s, 1H), 7.29 (s, 1H), 7.38 (s, 1H), 7.44 (d, 1H), 7.78 (s, 1H), 8.13 (d, 1H), 8.61 (d, 1H)。
5−ニトロインドール(600mg、3.68mmol)のDMF(10ml)氷冷溶液に水素化ナトリウム(160mg、4.1mmol)を少量ずつ加えた。混合物を0℃で30分攪拌した。2−(クロロメチル)−1,3−チアゾール(660mg、3.86mmol;Dondoni A. et al, Tetrahedron, 1988, 44, 2021に記載されているように製造した)を添加し、混合物を室温で2.5時間攪拌した。冷却後、高真空下で溶媒を蒸発させた。残渣を水及びジクロロメタンに分配した。有機層を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を蒸発させた後、残渣をシリカゲルでのクロマトグラフィー(溶出液:石油エーテル中、40%〜60%酢酸エチル)で精製すると、5−ニトロ−1−(1,3−チアゾール−2−イルメチル)−1H−インドールを明黄色固形物として得た(836mg、88%); NMRスペクトル(CDCl3) 5.67 (s, 2H), 6.78 (s, 1H), 7.29 (s, 1H), 7.38 (s, 1H), 7.44 (d, 1H), 7.78 (s, 1H), 8.13 (d, 1H), 8.61 (d, 1H)。
5−ニトロ−1−(1,3−チアゾール−2−イルメチル)−1H−インドール(600mg、2.31mmol)及び酸化白金(IV)(50mg)のメタノール(60ml)混合物を1気圧下で水素化した。水素の吸収が止んだら、混合物をセライト上で濾過した。濾液を減圧下で蒸発させた。残渣をシリカゲルでのクロマトグラフィー(溶出液:1%〜3%メタノール含有DCM)で精製すると、1−(1,3−チアゾール−2−イルメチル)−1H−インドール−5−アミンを灰色がかった白色固形物として得た(450mg、85%); NMRスペクトル(CDCl3) 3.50 (m, 2H), 5.53 (m, 2H), 6.39 (d, 1H), 6.65 (dd, 1H), 6.93 (d, 1H), 7.12 (m, 2H), 7.20 (d, 1H), 7.72 (d, 1H); 質量スペクトル MH+ 230。
実施例5
(2R)−N,N−ジメチル−2−{[4−({1−[(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]−1H−インドール−5−イル}アミノ)キナゾリン−5−イル]オキシ}プロパンアミド
実施例4と同一の手順を使用し、(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド(261mg、1mmol)及び1−[(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]−1H−インドール−5−アミン(267mg、1.1mmol)を反応させると表題化合物を白色固形物として得た(280mg、57%); NMRスペクトル(CDCl3) 1.74 (d, 3H), 2.63 (s, 3H), 3.05 (s, 3H), 3.14 (s, 3H), 5.40 (q, 1H), 5.43 (s, 2H), 6.56 (s, 1H), 6.79 (d, 1H), 7.11 (s, 1H), 7.36 (d, 1H), 7.62-7.48 (m, 4H), 8.17 (s, 1H), 8.59 (s, 1H); 質量スペクトル 487。
(2R)−N,N−ジメチル−2−{[4−({1−[(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]−1H−インドール−5−イル}アミノ)キナゾリン−5−イル]オキシ}プロパンアミド
実施例4と同一の手順を使用し、(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド(261mg、1mmol)及び1−[(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]−1H−インドール−5−アミン(267mg、1.1mmol)を反応させると表題化合物を白色固形物として得た(280mg、57%); NMRスペクトル(CDCl3) 1.74 (d, 3H), 2.63 (s, 3H), 3.05 (s, 3H), 3.14 (s, 3H), 5.40 (q, 1H), 5.43 (s, 2H), 6.56 (s, 1H), 6.79 (d, 1H), 7.11 (s, 1H), 7.36 (d, 1H), 7.62-7.48 (m, 4H), 8.17 (s, 1H), 8.59 (s, 1H); 質量スペクトル 487。
出発物質として使用した1−[(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]−1H−インドール−5−アミンは、実施例4、出発物質に記載された手順に従って、5−ニトロインドール及び5−(クロロメチル)−2−メチル−1,3−チアゾール(Maharani S.H. et al, J. Am. Chem. Soc., 1982, 104, 4461に記載されているように製造)から作製した:
1−[(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]−5−ニトロ−1H−インドール:収量:1.3g、77%; NMRスペクトル(CDCl3) 2.65 (s, 3H), 5.48 (s, 2H), 6.73 (s, 1H), 7.27 (s, 1H), 7.39 (d, 1H), 7.54 (s, 1H), 8.14 (d, 1H), 8.59 (s, 1H); 質量スペクトル MH+274。
1−[(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]−5−ニトロ−1H−インドール:収量:1.3g、77%; NMRスペクトル(CDCl3) 2.65 (s, 3H), 5.48 (s, 2H), 6.73 (s, 1H), 7.27 (s, 1H), 7.39 (d, 1H), 7.54 (s, 1H), 8.14 (d, 1H), 8.59 (s, 1H); 質量スペクトル MH+274。
1−[(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]−1H−インドール−5−アミン:淡色固形物、収量:1.0g、90%; NMRスペクトル(CDCl3) 2.61 (s, 3H), 3.48 (m, 2H), 5.34 (s, 2H), 6.34 (d, 1H), 6.67 (m, 1H), 6.92 (s, 1H), 7.02 (s, 1H), 7.14 (d, 1H), 7.48 (s, 1H); 質量スペクトル MH+ 244。
実施例6
(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−{[1−(1,3−チアゾール−4−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド
実施例4と同一の手順を使用し、(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド(150mg、0.57mmol)及び1−(1,3−チアゾール−4−イルメチル)−1H−インドール−5−アミン(138mg、0.6mmol)を反応させると表題化合物を淡色固形物として得た(198mg、73%); NMRスペクトル(CDCl3) 1.74 (d, 3H), 3.04 (s, 3H), 3.13 (s, 3H), 5.38 (q, 1H), 5.52 (s, 2H), 6.59 (d, 1H), 6.79 (m, 2H), 7.22 (s, 1H), 7.33 (d, 1H), 7.45 (d, 1H), 7.57 (m, 2H), 8.17 (s, 1H), 8.59 (s, 1H), 8.79 (s, 1H); 質量スペクトル 473。
(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−{[1−(1,3−チアゾール−4−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド
実施例4と同一の手順を使用し、(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド(150mg、0.57mmol)及び1−(1,3−チアゾール−4−イルメチル)−1H−インドール−5−アミン(138mg、0.6mmol)を反応させると表題化合物を淡色固形物として得た(198mg、73%); NMRスペクトル(CDCl3) 1.74 (d, 3H), 3.04 (s, 3H), 3.13 (s, 3H), 5.38 (q, 1H), 5.52 (s, 2H), 6.59 (d, 1H), 6.79 (m, 2H), 7.22 (s, 1H), 7.33 (d, 1H), 7.45 (d, 1H), 7.57 (m, 2H), 8.17 (s, 1H), 8.59 (s, 1H), 8.79 (s, 1H); 質量スペクトル 473。
出発物質として使用した1−(1,3−チアゾール−4−イルメチル)−1H−インドール−5−アミンは、実施例4、出発物質に記載された手順に従って、5−ニトロインドール及び4−(クロロメチル)−1,3−チアゾール(炭酸水素ナトリウム水溶液による中和、ジクロロメタンでの抽出、硫酸マグネシウムでの有機層の乾燥、及び溶媒の蒸発により4−(クロロメチル)−1,3−チアゾール塩酸塩から分離)から作製した:
5−ニトロ−1−(1,3−チアゾール−4−イルメチル)−1H−インドール:収量:1.75g、91%; NMRスペクトル(CDCl3) 5.54 (s, 2H), 6.74 (s, 1H), 6.95 (s, 1H), 7.38 (m, 2H), 8.11 (d, 1H), 8.60 (s, 1H), 8.82 (s, 1H)。
5−ニトロ−1−(1,3−チアゾール−4−イルメチル)−1H−インドール:収量:1.75g、91%; NMRスペクトル(CDCl3) 5.54 (s, 2H), 6.74 (s, 1H), 6.95 (s, 1H), 7.38 (m, 2H), 8.11 (d, 1H), 8.60 (s, 1H), 8.82 (s, 1H)。
1−(1,3−チアゾール−4−イルメチル)−1H−インドール−5−アミン: 収量:0.7g、72%;NMRスペクトル(CDCl3) 3.48 (m, 2H), 5.44 (s, 2H), 6.37 (s, 1H), 6.64 (d, 1H), 6.75 (s, 1H), 6.94 (s, 1H), 7.12 (m, 2H), 8.78 (s, 1H); 質量スペクトル MH+ 230。
実施例7
(2R)−2−{[4−({1−[(6−フルオロピリジン−3−イル)メチル]−1H−インドール−5−イル}アミノ)キナゾリン−5−イル]オキシ}−N,N−ジメチルプロパンアミド
実施例4と同一の手順を使用し、(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド(200mg、0.77mmol)及び1−[(6−フルオロピリジン−3−イル)メチル]−1H−インドール−5−アミン(202mg、0.84mmol)を反応させると表題化合物を白色固形物として得た(200mg、54%); NMRスペクトル(CDCl3) 1.74 (d, 3H), 3.04 (s, 3H), 3.14 (s, 3H), 5.33 (s, 2H), 5.40 (q, 1H), 6.60 (m, 1H), 6.78 (d, 1H), 6.84 (dd, 1H), 7.12 (s, 1H), 7.25 (m, 1H), 7.47-7.41 (m, 2H), 7.58 (m, 2H), 8.14 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.59 (s, 1H); 質量スペクトル 485。
(2R)−2−{[4−({1−[(6−フルオロピリジン−3−イル)メチル]−1H−インドール−5−イル}アミノ)キナゾリン−5−イル]オキシ}−N,N−ジメチルプロパンアミド
実施例4と同一の手順を使用し、(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド(200mg、0.77mmol)及び1−[(6−フルオロピリジン−3−イル)メチル]−1H−インドール−5−アミン(202mg、0.84mmol)を反応させると表題化合物を白色固形物として得た(200mg、54%); NMRスペクトル(CDCl3) 1.74 (d, 3H), 3.04 (s, 3H), 3.14 (s, 3H), 5.33 (s, 2H), 5.40 (q, 1H), 6.60 (m, 1H), 6.78 (d, 1H), 6.84 (dd, 1H), 7.12 (s, 1H), 7.25 (m, 1H), 7.47-7.41 (m, 2H), 7.58 (m, 2H), 8.14 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.59 (s, 1H); 質量スペクトル 485。
出発物質として使用した、1−[(6−フルオロピリジン−3−イル)メチル]−1H−インドール−5−アミンは実施例4出発物質に記載された手順に従って5−ニトロインドール及び5−(クロロメチル)−2−フルオロピリジン(Pesti J.A. et al, J. Org. Chem., 2000, 65, 7718に従って製造)から作製した:
1−[(6−フルオロピリジン−3−イル)メチル]−5−ニトロ−1H−インドール:収量:450mg、61%; NMRスペクトル(CDCl3) 5.39 (s, 2H), 6.77 (d, 1H), 6.90 (dd, 1H), 7.28 (m, 2H), 7.46 (m, 1H), 8.12 (dd, 1H), 8.62 (s, 1H)。
1−[(6−フルオロピリジン−3−イル)メチル]−5−ニトロ−1H−インドール:収量:450mg、61%; NMRスペクトル(CDCl3) 5.39 (s, 2H), 6.77 (d, 1H), 6.90 (dd, 1H), 7.28 (m, 2H), 7.46 (m, 1H), 8.12 (dd, 1H), 8.62 (s, 1H)。
1−[(6−フルオロピリジン−3−イル)メチル]−1H−インドール−5−アミン:収量:350mg、94%;質量スペクトル 242。
実施例8
(2R)−2−[(4−{[1−(3−フルオロベンジル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]−N,N−ジメチルプロパンアミド
実施例4と同一の手順を使用し、(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド(150mg、0.57mmol)及び1−(3−フルオロベンジル)−1H−インドール−5−アミン(144mg、0.6mmol)を反応させると表題化合物を淡色固形物として得た(188mg、67%); NMRスペクトル(CDCl3) 1.73 (d, 3H), 3.03 (s, 3H), 3.13 (s, 3H), 5.31 (s, 2H), 5.38 (q, 1H), 6.59 (m, 1H), 6.78 (m, 2H), 6.98-6.88 (m, 2H), 7.13 (s, 1H), 7.24 (m, 2H), 7.44 (d, 1H), 7.57 (m, 2H), 8.19 (s, 1H), 8.60 (s, 1H); 質量スペクトル 484。
(2R)−2−[(4−{[1−(3−フルオロベンジル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]−N,N−ジメチルプロパンアミド
実施例4と同一の手順を使用し、(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド(150mg、0.57mmol)及び1−(3−フルオロベンジル)−1H−インドール−5−アミン(144mg、0.6mmol)を反応させると表題化合物を淡色固形物として得た(188mg、67%); NMRスペクトル(CDCl3) 1.73 (d, 3H), 3.03 (s, 3H), 3.13 (s, 3H), 5.31 (s, 2H), 5.38 (q, 1H), 6.59 (m, 1H), 6.78 (m, 2H), 6.98-6.88 (m, 2H), 7.13 (s, 1H), 7.24 (m, 2H), 7.44 (d, 1H), 7.57 (m, 2H), 8.19 (s, 1H), 8.60 (s, 1H); 質量スペクトル 484。
出発物質として使用した、1−(3−フルオロベンジル)−1H−インドール−5−アミンは実施例4、出発物質に記載された手順に従って、5−ニトロインドール及び3−フルオロベンジルブロミドから作製した:
1−(3−フルオロベンジル)−5−ニトロ−1H−インドール:収量:1.65g、99%; NMRスペクトル(CDCl3) 5.37 (s, 2H), 6.76 (m, 2H), 6.88 (d, 1H), 7.00 (s, 1H), 7.28 (m, 3H), 8.09 (dd, 1H), 8.62 (s, 1H)。
1−(3−フルオロベンジル)−5−ニトロ−1H−インドール:収量:1.65g、99%; NMRスペクトル(CDCl3) 5.37 (s, 2H), 6.76 (m, 2H), 6.88 (d, 1H), 7.00 (s, 1H), 7.28 (m, 3H), 8.09 (dd, 1H), 8.62 (s, 1H)。
1−(3−フルオロベンジル)−1H−インドール−5−アミン:収量:0.88g、99%; NMRスペクトル(CDCl3) 3.48 (m, 2H), 5.24 (s, 2H), 6.37 (s, 1H), 6.63 (dd, 1H), 6.76 (d, 1H), 6.86 (d, 1H), 6.94 (m, 2H), 7.03 (m, 2H), 7.23 (m, 1H)。
実施例9
(2R)−2−[(4−{[1−(3−メトキシベンジル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]−N,N−ジメチルプロパンアミド
実施例4と同一の手順を使用し、(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド(220mg、0.84mmol)及び1−(3−メトキシベンジル)−1H−インドール−5−アミン(1.1当量)を反応させると表題化合物をベージュ色の泡状物質として得た(187mg、45%); NMRスペクトル(CDCl3) 1.74 (d, 3H), 3.04 (s, 3H), 3.13 (s, 3H), 3.73 (s, 3H), 5.29 (s, 2H), 5.38 (q, 1H), 6.57 (d, 1H), 6.67 (s, 1H), 6.71 (d, 1H), 6.76-6.80 (m, 2H), 7.14 (d, 1H), 7.21 (t, 1H), 7.28 (d, 1H), 7.45 (d, 1H), 7.52-7.58 (m, 2H), 8.16 (s, 1H), 8.59 (s, 1H); 質量スペクトル MH+ 496。
(2R)−2−[(4−{[1−(3−メトキシベンジル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]−N,N−ジメチルプロパンアミド
実施例4と同一の手順を使用し、(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド(220mg、0.84mmol)及び1−(3−メトキシベンジル)−1H−インドール−5−アミン(1.1当量)を反応させると表題化合物をベージュ色の泡状物質として得た(187mg、45%); NMRスペクトル(CDCl3) 1.74 (d, 3H), 3.04 (s, 3H), 3.13 (s, 3H), 3.73 (s, 3H), 5.29 (s, 2H), 5.38 (q, 1H), 6.57 (d, 1H), 6.67 (s, 1H), 6.71 (d, 1H), 6.76-6.80 (m, 2H), 7.14 (d, 1H), 7.21 (t, 1H), 7.28 (d, 1H), 7.45 (d, 1H), 7.52-7.58 (m, 2H), 8.16 (s, 1H), 8.59 (s, 1H); 質量スペクトル MH+ 496。
出発物質として使用した、1−(3−メトキシベンジル)−1H−インドール−5−アミンは実施例4、出発物質に記載された手順に従って、但し、第二工程における触媒として、10%Pd/Cを使用して、5−ニトロインドール及び3−メトキシベンジルクロリドから作製した:
1−(3−メトキシベンジル)−5−ニトロ−1H−インドール:収量:1.36g、78%; NMRスペクトル(CDCl3) 3.74 (s, 3H), 5.34 (s, 2H), 6.62 (s, 1H), 6.68 (d, 1H), 6.73 (s, 1H), 6.83 (d, 1H), 7.23-7.31 (m, 3H), 8.08 (d, 1H), 8.61 (s, 1H)。
1−(3−メトキシベンジル)−5−ニトロ−1H−インドール:収量:1.36g、78%; NMRスペクトル(CDCl3) 3.74 (s, 3H), 5.34 (s, 2H), 6.62 (s, 1H), 6.68 (d, 1H), 6.73 (s, 1H), 6.83 (d, 1H), 7.23-7.31 (m, 3H), 8.08 (d, 1H), 8.61 (s, 1H)。
1−(3−メトキシベンジル)−1H−インドール−5−アミン: 収量:359mg、94%; NMRスペクトル(CDCl3) 3.72 (s, 3H), 5.21 (s, 2H), 6.34 (s, 1H), 6.61-6.68 (m, 3H), 6.78 (d, 1H), 6.94 (s, 1H), 7.04-7.07 (m, 2H), 7.19 (t, 1H)。
実施例10
(2R)−2−[(4−{[1−(2−シアノベンジル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル)オキシ]−N,N−ジメチルプロパンアミド
実施例4と同一の手順を使用し、(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−5−イル)オキシ]プロパンアミド(200mg、0.77mmol)及び2−[(5−アミノ−1H−インドール−1−イル)メチル]ベンゾニトリル(1.1当量)を反応させると、表題化合物をベージュ色の泡状物質として得た(223mg、59%); NMRスペクトル(CDCl3) 1.73 (d, 3H), 3.04 (s, 3H), 3.14 (s, 3H), 5.40 (q, 1H), 5.56 (s, 2H), 6.63 (d, 1H), 6.78 (d, 1H), 6.83 (d, 1H), 7.19 (d, 1H), 7.24 (d, 1H), 7.36 (t, 1H), 7.43-7.46 (m, 2H), 7.58 (t, 2H), 7.70 (d, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.59 (s, 1H), 10.68 (br s, 1H); 質量スペクトル MH+ 491。
(2R)−2−[(4−{[1−(2−シアノベンジル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル)オキシ]−N,N−ジメチルプロパンアミド
実施例4と同一の手順を使用し、(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−5−イル)オキシ]プロパンアミド(200mg、0.77mmol)及び2−[(5−アミノ−1H−インドール−1−イル)メチル]ベンゾニトリル(1.1当量)を反応させると、表題化合物をベージュ色の泡状物質として得た(223mg、59%); NMRスペクトル(CDCl3) 1.73 (d, 3H), 3.04 (s, 3H), 3.14 (s, 3H), 5.40 (q, 1H), 5.56 (s, 2H), 6.63 (d, 1H), 6.78 (d, 1H), 6.83 (d, 1H), 7.19 (d, 1H), 7.24 (d, 1H), 7.36 (t, 1H), 7.43-7.46 (m, 2H), 7.58 (t, 2H), 7.70 (d, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.59 (s, 1H), 10.68 (br s, 1H); 質量スペクトル MH+ 491。
出発物質として使用した、2−[(5−アミノ−1H−インドール−1−イル)メチル]ベンゾニトリルは、実施例4、出発物質に記載された手順に従って5−ニトロインドール及び2−ブロモメチルベンゾニトリルから作製した:
2−[(5−ニトロ−1H−インドール−1−イル)メチル]ベンゾニトリル:収量:1.76g(100%); NMRスペクトル(CDCl3) 5.60 (s, 2H), 6.79 (d, 1H), 6.87 (d, 1H), 7.31 (d, 1H), 7.34 (d, 1H), 7.42 (t, 1H), 7.49 (t, 1H), 7.75 (d, 1H), 8.10 (d, 1H), 8.62 (s, 1H)。
2−[(5−ニトロ−1H−インドール−1−イル)メチル]ベンゾニトリル:収量:1.76g(100%); NMRスペクトル(CDCl3) 5.60 (s, 2H), 6.79 (d, 1H), 6.87 (d, 1H), 7.31 (d, 1H), 7.34 (d, 1H), 7.42 (t, 1H), 7.49 (t, 1H), 7.75 (d, 1H), 8.10 (d, 1H), 8.62 (s, 1H)。
2−[(5−アミノ−1H−インドール−1−イル)メチル]ベンゾニトリル: 収量: 260mg(65%);NMRスペクトル(CDCl3) 5.47 (s, 2H), 6.41 (d, 1H), 6.64 (d, 1H), 6.78 (d, 1H), 6.95 (s, 1H), 7.02 (d, 1H), 7.09 (d, 1H), 7.33 (t, 1H), 7.40 (t, 1H), 7.69 (d, 1H); 質量スペクトル MH+248。
実施例11
(2R)−2−[(4−{[6−フルオロ−1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル)オキシ]−N,N−ジメチルプロパンアミド
実施例4と同一の手順を使用し、(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−5−イル)オキシ]プロパンアミド(65mg、0.25mmol)及び6−フルオロ−1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−アミン(60mg、0.25mmol)を反応させると、表題化合物を白色固形物として得た(75mg、62%); NMRスペクトル(CDCl3) 1.80 (d, 3H), 2.99 (s, 3H), 3.14 (s, 3H), 5.30 (q, 1H), 5.41 (s, 2H), 6.63 (d, 1H), 6.71 (d, 1H), 6.80 (d, 1H), 7.05 (d, 1H), 7.21 (m, 2H), 7.62-7.55 (m, 3H), 8.60 (d, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.72 (d, 1H), 10.4 (m, 1H); 質量スペクトル 485。
(2R)−2−[(4−{[6−フルオロ−1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル)オキシ]−N,N−ジメチルプロパンアミド
実施例4と同一の手順を使用し、(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−5−イル)オキシ]プロパンアミド(65mg、0.25mmol)及び6−フルオロ−1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−アミン(60mg、0.25mmol)を反応させると、表題化合物を白色固形物として得た(75mg、62%); NMRスペクトル(CDCl3) 1.80 (d, 3H), 2.99 (s, 3H), 3.14 (s, 3H), 5.30 (q, 1H), 5.41 (s, 2H), 6.63 (d, 1H), 6.71 (d, 1H), 6.80 (d, 1H), 7.05 (d, 1H), 7.21 (m, 2H), 7.62-7.55 (m, 3H), 8.60 (d, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.72 (d, 1H), 10.4 (m, 1H); 質量スペクトル 485。
出発物質として使用した6−フルオロ−1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−アミンは以下のように作製した:
水素化ナトリウム(612mg、15.3mmol、油中60%)をフタルイミド(1.867g、12.7mmol)のDMF(40ml)溶液に室温で少量ずつ加えた。混合物を室温で15分攪拌した。1,2−ジフルオロ−4−メチル−5−ニトロベンゼン(2.2g、12.7mmol)を添加し、混合物を60℃で5時間加熱した。冷却後、混合物を2N塩酸に注いだ。沈殿物を水で洗浄し、DCMに溶解した。溶液をMgSO4で乾燥し、蒸発させると2−(2−フルオロ−5−メチル−4−ニトロフェニル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンを固形物として得た(2.64g、69%); NMRスペクトル(CDCl3) 2.58 (s, 3H), 7.33 (d, 1H), 7.78 (m, 2H), 7.88 (d, 1H), 7.93 (m, 2H)。
水素化ナトリウム(612mg、15.3mmol、油中60%)をフタルイミド(1.867g、12.7mmol)のDMF(40ml)溶液に室温で少量ずつ加えた。混合物を室温で15分攪拌した。1,2−ジフルオロ−4−メチル−5−ニトロベンゼン(2.2g、12.7mmol)を添加し、混合物を60℃で5時間加熱した。冷却後、混合物を2N塩酸に注いだ。沈殿物を水で洗浄し、DCMに溶解した。溶液をMgSO4で乾燥し、蒸発させると2−(2−フルオロ−5−メチル−4−ニトロフェニル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンを固形物として得た(2.64g、69%); NMRスペクトル(CDCl3) 2.58 (s, 3H), 7.33 (d, 1H), 7.78 (m, 2H), 7.88 (d, 1H), 7.93 (m, 2H)。
N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(3.52ml;25mmol)を、2−(2−フルオロ−5−メチル−4−ニトロフェニル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(2.65g、8.8mmol)のDMF(8ml)溶液に添加した。混合物を100℃で18時間加熱した。冷却後、溶媒を高真空下で蒸発させた。混合物をDCMに溶解し、水及び食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥した。溶媒を蒸発させると粗暗赤色固形物を得た。この固形物をDMF(15ml)及び酢酸エチル(100ml)に溶解し、10%パラジウム炭素(3g)の存在下、60PSI下で48時間水素化した。触媒の濾過後、濾液を真空下で蒸発させた。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:3%酢酸エチル含有DCM)で精製すると、2−(6−フルオロ−1H−インドール−5−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンを淡色固形物として得た(200mg、9%); NMRスペクトル 6.53 (s, 1H), 7.40 (d, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.68 (d, 1H), 7.95 (m, 2H), 8.00 (m, 2H), 11.42 (s, 1H); 質量スペクトル MH+ 281。
水素化ナトリウム(52mg、1.3mmol、油中60%)を、2−(6−フルオロ−1H−インドール−5−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(300mg、1.07mmol)のDMF(5ml)氷冷溶液に加えた。2−ピコリルクロリド塩酸塩(212mg、1.3mmol)及び炭酸カリウム(178mg、1.3mmol)を加えた。混合物を25℃で2時間攪拌した。追加の水素化ナトリウム(104mg、2.6mmol、油中60%)を少量ずつ加え、混合物を出発物質の消失まで攪拌した。混合物を水に注ぎ、pH4.5まで酸性化した。沈殿物を濾過し、水及び石油エーテルで洗浄し、高真空下で乾燥した。生じた固形物をDCM(5ml)に溶解した。2−ヒドロキシピリジンN−オキシド(119mg、1.07mmol)及びEDCI(205mg、1.07mmol)を加えた。混合物を室温で2時間攪拌した。混合物を飽和炭酸水素ナトリウム及び食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥した。溶媒を蒸発させた後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:5%酢酸エチル含有DCM)で精製すると2−[6−フルオロ−1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンを固形物として得た(110mg、28%);質量スペクトルMH+372。
ヒドラジン水和物(19μl、0.39mmol)を2−[6−フルオロ−1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(110mg、0.30mmol)のメタノール(5ml)懸濁液に添加した。混合物を室温で3時間攪拌した。溶媒を蒸発させた後、混合物をDCMで希釈した。不溶物を濾過した。生じた濾液をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:20%酢酸エチル含有DCM)で精製すると6−フルオロ−1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−アミンを固形物として得た(54mg、76%); NMRスペクトル 4.53 (s, 2H), 5.36 (s, 2H), 6.24 (m, 1H), 6.89 (m, 2H), 7.12 (d, 1H), 7.27 (m, 2H), 7.70 (m, 1H), 8.53 (m, 1H); 質量スペクトル MH+242。
実施例12
(2R)−2−[(4−{[4−フルオロ−1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]−N,N−ジメチルプロパンアミド
実施例4と同一の手順を使用し、(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド(130mg、0.50mmol)及び4−フルオロ−1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−アミン(121mg、0.5mmol)を反応させると表題化合物を白色固形物として得た(180mg、75%); NMRスペクトル(CDCl3) 1.82 (d, 3H), 3.00 (s, 3H), 3.16 (s, 3H), 5.32 (q, 1H), 5.46 (s, 2H), 6.68 (d, 1H), 6.78 (m, 2H), 7.11 (d, 1H), 7.20 (m, 2H), 7.50 (m, 1H), 7.59 (m, 2H), 7.98 (m, 1H), 8.60 (m, 2H), 10.3 (m, 1H); 質量スペクトル MH+ 485 。
(2R)−2−[(4−{[4−フルオロ−1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]−N,N−ジメチルプロパンアミド
実施例4と同一の手順を使用し、(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド(130mg、0.50mmol)及び4−フルオロ−1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−アミン(121mg、0.5mmol)を反応させると表題化合物を白色固形物として得た(180mg、75%); NMRスペクトル(CDCl3) 1.82 (d, 3H), 3.00 (s, 3H), 3.16 (s, 3H), 5.32 (q, 1H), 5.46 (s, 2H), 6.68 (d, 1H), 6.78 (m, 2H), 7.11 (d, 1H), 7.20 (m, 2H), 7.50 (m, 1H), 7.59 (m, 2H), 7.98 (m, 1H), 8.60 (m, 2H), 10.3 (m, 1H); 質量スペクトル MH+ 485 。
出発物質として使用した4−フルオロ−1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−アミンは以下のように作製した:
水素化ナトリウム(2.4g、60mmol、油中60%)を、フタルイミド(7.35g、50mmol)のDMF(200ml)溶液に室温で少量ずつ加えた。混合物を室温で15分攪拌した。2,3−ジフルオロ−6−ニトロベンゼンエタノール(10.15g、50mmol、WO2002/028825、50ページに記載されているように製造した)を添加し、混合物を70℃で18時間加熱した。追加の水素化ナトリウム(2.4g、60mmol、油中60%)を少量ずつ加え、混合物を70℃でさらに2時間攪拌した。冷却後、酢酸(1ml)を添加し、溶媒を真空下で蒸発させた。残渣を2N塩酸に注ぎ、DCMで抽出した。有機溶液を水及び食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥した。溶媒を蒸発させた後、高真空下で残渣を乾燥し、生じた油状物をDCMに溶解した(200ml)。2−ヒドロキシピリジンN−オキシド(3.25g、29mmol)及びEDCI(5.6g、29mmol)を加えた。混合物を室温で2時間攪拌した。混合物を飽和炭酸水素ナトリウム及び食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥した。溶媒を蒸発させた後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:40%酢酸エチル含有石油エーテル)で精製すると、2−[2−フルオロ−3−(2−ヒドロキシエチル)−4−ニトロフェニル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンを黄色固形物として得た(6.1g、39%); NMRスペクトル(CDCl3) 3.29 (m, 2H), 3.96 (t, 2H), 7.45 (m, 1H), 7.85 (m, 3H), 7.99 (m, 2H)。
水素化ナトリウム(2.4g、60mmol、油中60%)を、フタルイミド(7.35g、50mmol)のDMF(200ml)溶液に室温で少量ずつ加えた。混合物を室温で15分攪拌した。2,3−ジフルオロ−6−ニトロベンゼンエタノール(10.15g、50mmol、WO2002/028825、50ページに記載されているように製造した)を添加し、混合物を70℃で18時間加熱した。追加の水素化ナトリウム(2.4g、60mmol、油中60%)を少量ずつ加え、混合物を70℃でさらに2時間攪拌した。冷却後、酢酸(1ml)を添加し、溶媒を真空下で蒸発させた。残渣を2N塩酸に注ぎ、DCMで抽出した。有機溶液を水及び食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥した。溶媒を蒸発させた後、高真空下で残渣を乾燥し、生じた油状物をDCMに溶解した(200ml)。2−ヒドロキシピリジンN−オキシド(3.25g、29mmol)及びEDCI(5.6g、29mmol)を加えた。混合物を室温で2時間攪拌した。混合物を飽和炭酸水素ナトリウム及び食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥した。溶媒を蒸発させた後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:40%酢酸エチル含有石油エーテル)で精製すると、2−[2−フルオロ−3−(2−ヒドロキシエチル)−4−ニトロフェニル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンを黄色固形物として得た(6.1g、39%); NMRスペクトル(CDCl3) 3.29 (m, 2H), 3.96 (t, 2H), 7.45 (m, 1H), 7.85 (m, 3H), 7.99 (m, 2H)。
2−[2−フルオロ−3−(2−ヒドロキシエチル)−4−ニトロフェニル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(3.3g、10mmol)のメタノール(200ml)溶液を、10%パラジウム炭素(400mg)存在下、60PSI下で18時間水素化した。触媒を濾過後、濾液を真空下で蒸発させた。残渣をエーテル中で摩砕し、真空下で乾燥すると2−[4−アミノ−2−フルオロ−3−(2−ヒドロキシエチル)フェニル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンを固形物として得た(1.52g、51%);質量スペクトルMH+301。
トルエン(100ml)中、2−[4−アミノ−2−フルオロ−3−(2−ヒドロキシエチル)フェニル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(1.35g、4.5mmol)、ペンタメチルシクロペンタジニエルイリジウム(III)クロリド二量体(358mg、0.45mmol)及び炭酸カリウム(124mg、0.9mmol)の混合物を18時間加熱還流した。冷却後、混合物を濾過した。濾液を蒸発させた後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:3%酢酸エチル含有DCM)で精製すると2−(4−フルオロ−1H−インドール−5−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンを得た(410mg、33%); NMRスペクトル 6.59 (s, 1H), 7.15 (m, 1H), 7.37 (d, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.95 (m, 2H), 8.01 (m, 2H), 11.66 (br s, 1H)。
水素化ナトリウム(68mg、1.7mmol、油中60%)を、2−(4−フルオロ−1H−インドール−5−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(400mg、1.43mmol)のDMF(5ml)氷冷溶液に加えた。2−ピコリルクロリド塩酸塩(280mg、1.7mmol)及び炭酸カリウム(236mg、1.71mmol)を加えた。混合物を25℃で2時間攪拌した。追加の水素化ナトリウム(136mg、3.4mmol、油中60%)を少量ずつ加え、混合物を出発物質が消失するまで撹拌した。混合物を水に注ぎ、pH4.5に酸性化した。沈殿物を濾過し、水及び石油エーテルで洗浄し、高真空下で乾燥した。生じた固形物をDCM(5ml)に溶解した。2−ヒドロキシピリジンN−オキシド(119mg、1.07mmol)及びEDCI(205mg、1.07mmol)を加えた。混合物を室温で2時間攪拌した。混合物を飽和炭酸水素ナトリウム及び食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥した。溶媒を蒸発させた後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:5%酢酸エチル含有DCM)で精製すると、2−[4−フルオロ−1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンの固形物を得た(240mg、45%);質量スペクトルMH+372。
ヒドラジン水和物(44μl、0.91mmol)を2−[4−フルオロ−1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(240mg、0.65mmol)のメタノール(5ml)懸濁液に加えた。混合物を室温で3時間攪拌した。溶媒を蒸発させた後、混合物をDCMで希釈した。不溶物を濾過した。生じた濾液をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:20%酢酸エチル含有DCM)で精製すると、4−フルオロ−1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−アミンを固形物として得た(130mg、83%); NMRスペクトル 4.46 (s, 2H), 5.40 (s, 2H), 6.33 (s, 1H), 6.64 (t, 1H), 6.89 (d, 1H), 6.95 (s, 1H), 7.27 (m, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.68 (m, 1H), 8.52 (m, 1H); 質量スペクトル MH+ 242。
Claims (33)
- 式I:
{式中:
R1は、水素、ヒドロキシ、(1−4C)アルコキシ及び(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルコキシから選択され;
G1、G2、G3、G4及びG5は、各々独立して、水素及びハロゲノから選択され;
X1は、SO2、CO、SO2N(R6)及びC(R6)2(式中、各R6は、独立して水素及び(1−4C)アルキルから選択される)から選択され;
Q1はアリール又はヘテロアリールであり、該アリール又はヘテロアリール基は、ハロゲノ、シアノ、(1−4C)アルコキシ及び(1−4C)アルキルから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく;
R2及びR3は、同じでも又は異なっていてもよく、水素及び(2−4C)アルケニル、(2−4C)アルキニル及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく、又は
R2及びR3はそれらが結合されている炭素原子と一緒になってシクロプロピル環を形成し;
R4及びR5は、同じでも又は異なっていてもよく、水素、(3−4C)アルケニル、(3−4C)アルキニル及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、(1−4C)アルキルアミノ、ジ−[(1−4C)アルキル]アミノ及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、又は
R4及びR5は、それらが結合されている窒素原子と一緒になって、飽和4、5、6又は7員のヘテロ環式環を形成し、それらは酸素、S、SO、SO2及びN(R7)(式中、R7は水素及び(1−4C)アルキルから選択される)から独立して選択される一つ又はそれ以上の追加のヘテロ原子を含有していてもよく、
及び、R4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されたいずれのヘテロ環式環も、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、
及び、R4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されたいずれのヘテロ環式環も、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよい}
のキナゾリン誘導体、又はそれらの薬学的に許容できる塩。 - R1が水素、ヒドロキシ、(1−4C)アルコキシ及び(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルコキシから選択され;
G1、G2、G3、G4及びG5が各々、独立して水素及びハロゲノから選択され;
X1がSO2、CO、SO2N(R6)及びC(R6)2(式中、各R6は独立して水素及び(1−4C)アルキルから選択される)から選択され;
Q1がアリール又はヘテロアリールであり、該アリール又はヘテロアリール基は、ハロゲノ、シアノ、(1−4C)アルコキシ及び(1−4C)アルキルから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく;
R2及びR3は、同じでも又は異なっていてもよく、水素及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく、又は
R2及びR3は、それらが結合されている炭素原子と一緒になってシクロプロピル環を形成し;
R4及びR5は、同じでも又は異なっていてもよく、水素及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは、ヒドロキシ、アミノ、(1−4C)アルキルアミノ、ジ−[(1−4C)アルキル]アミノ及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、又は
R4及びR5は、それらが結合されている窒素原子と一緒になって、飽和4、5、6又は7員ヘテロ環式環を形成し、それらは酸素、S、SO、SO2及びN(R7)(式中、R7は水素及び(1−4C)アルキルから選択される)から独立して選択される一つ又はそれ以上の追加のヘテロ原子を含有していてもよく、
及び、R4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されたいずれのヘテロ環式環も、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、
及び、R4、R5及びそれらが結合されている窒素原子により形成されたいずれのヘテロ環式環も、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよい;
請求項1に記載のキナゾリン誘導体、又はそれらの薬学的に許容できる塩。 - R1が水素及びメトキシから選択される、請求項1又は2に記載のキナゾリン誘導体。
- R1が水素である、請求項3に記載のキナゾリン誘導体。
- G1、G2、G3、G4及びG5が各々独立して、水素、クロロ及びフルオロから選択される、請求項1〜4のいずれか一項に記載のキナゾリン誘導体。
- G1、G2、G3、G4及びG5がすべて水素である、請求項5に記載のキナゾリン誘導体。
- G1又はG2がハロゲノであり及びG1及びG2の他の一方及びG3、G4及びG5がすべて水素である、請求項5に記載のキナゾリン誘導体。
- X1がC(R6)2(式中、R6は独立して、水素及び(1−4C)アルキルから選択される)である、請求項1〜7のいずれか一項に記載のキナゾリン誘導体。
- X1がCH2である、請求項8に記載のキナゾリン誘導体。
- Q1がフェニル及び5又は6員単環式ヘテロアリール環(該環は酸素、窒素及び硫黄から独立して選択される一つ、二つ又は三つのヘテロ原子を含む)から選択され、該フェニル又はヘテロアリール基が、ハロゲノ、シアノ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ、二つ又は三つの置換基を有していてもよい、請求項1〜9のいずれか一項に記載のキナゾリン誘導体。
- Q1がフェニル、ピリジニル、1,3−チアゾリル、1H−イミダゾリル、1,3−オキサゾリル及びイソオキサゾリルから選択され、それらがハロゲノ、シアノ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ、二つ又は三つの置換基を有していてもよい、請求項10に記載のキナゾリン誘導体。
- Q1がフェニル、2−又は3−ピリジニル、1,3−チアゾール−2−イル、1,3−チアゾール−4−イル及び1,3−チアゾール−5−イルから選択され、それらがハロゲノ、シアノ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ、二つ又は三つの置換基を有していてもよい、請求項10又は11に記載のキナゾリン誘導体。
- Q1が3−フルオロフェニル、3−メトキシフェニル、2−シアノフェニル、2−ピリジニル、6−フルオロ−ピリジン−3−イル、2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル、1,3−チアゾール−4−イル及び1,3−チアゾール−2−イルから選択される、請求項12に記載のキナゾリン誘導体。
- R2及びR3が各々独立して、水素及び(1−2C)アルキルから選択される、請求項1〜13のいずれか一項に記載のキナゾリン誘導体。
- R2が水素であり、及びR3が(1−2C)アルキルである、請求項14に記載のキナゾリン誘導体。
- R4及びR5が、同じでも又は異なっていてもよく、水素及び(1−4C)アルキルから選択され、該(1−4C)アルキルは、一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく、又は
R4及びR5が、それらが結合されている窒素原子と一緒になって、アゼチジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、ピラゾリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、モルホリン−4−イル及びピペラジン−1−イルから選択されるヘテロ環式環を形成し、いずれのヘテロ環式環も、ハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、及びいずれのヘテロ環式環も、一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよい、請求項1〜15のいずれか一項に記載のキナゾリン誘導体。 - R4及びR5が両方とも(1−4C)アルキルであり、該(1−4C)アルキルが一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよい、請求項16に記載のキナゾリン誘導体。
- R4及びR5が、それらが結合されている窒素原子と一緒になって、ピロリジン−1−イル及びモルホリン−4−イルから選択されるヘテロ環式環を形成し、該ヘテロ環式環はハロゲノ、シアノ、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシから独立して選択される一つ又はそれ以上の置換基を有していてもよく、及びいずれのヘテロ環式環も一つ又は二つのオキソ又はチオキソ置換基を有していてもよい、請求項16に記載のキナゾリン誘導体。
- R4及びR5が、両方とも(1−4C)アルキルであり、該(1−4C)アルキルは一つ又はそれ以上のヒドロキシ置換基を有していてもよく、又は
R4及びR5が、それらが結合されている窒素原子と一緒になってモルホリン−4−イル環を形成する、請求項16に記載のキナゾリン誘導体。 - 以下:
(2R)−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチル−2−[(4−{[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド;
(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−{[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド;
5−[(1R)−1−メチル−2−モルホリン−4−イル−2−オキソエトキシ]−N−[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]キナゾリン−4−アミン;
(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−{[1−(1,3−チアゾール−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド;
(2R)−N,N−ジメチル−2−{[4−({1−[(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]−1H−インドール−5−イル}アミノ)キナゾリン−5−イル]オキシ}プロパンアミド;
(2R)−N,N−ジメチル−2−[(4−{[1−(1,3−チアゾール−4−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]プロパンアミド;
(2R)−2−{[4−({1−[(6−フルオロピリジン−3−イル)メチル]−1H−インドール−5−イル}アミノ)キナゾリン−5−イル]オキシ}−N,N−ジメチルプロパンアミド;
(2R)−2−[(4−{[1−(3−フルオロベンジル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]−N,N−ジメチルプロパンアミド;
(2R)−2−[(4−{[1−(3−メトキシベンジル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]−N,N−ジメチルプロパンアミド;
(2R)−2−[(4−{[1−(2−シアノベンジル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]−N,N−ジメチルプロパンアミド;
(2R)−2−[(4−{[6−フルオロ−1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル]オキシ]−N,N−ジメチルプロパンアミド;及び
(2R)−2−[(4−{[4−フルオロ−1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ}キナゾリン−5−イル)オキシ]−N,N−ジメチルプロパンアミド;
の一つ又はそれ以上より選択される式Iのキナゾリン誘導体、又はそれらの薬学的に許容できる塩。 - 薬学的に許容できる希釈剤又は担体といっしょに、請求項1〜20のいずれか一項に記載の式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩を含んでなる、医薬組成物。
- 請求項1〜20のいずれか一項に記載の式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩、及び癌の併用治療のための追加の抗腫瘍剤を含んでなる、医薬組成物。
- 医薬として使用するための、請求項1〜20のいずれか一項に記載の式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩。
- 温血動物において抗増殖効果の発生に使用するための医薬品の製造における、請求項1〜20のいずれか一項に記載の式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩の使用。
- 抗増殖効果を、こうした治療を必要としている温血動物において生じさせる方法であって、請求項1〜20のいずれか一項に記載の式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩の有効量を前記動物に投与することを含んでなる、前記方法。
- erbB受容体チロシンキナーゼにより単独で又は一部仲介される疾患又は医学状態の治療に使用するための医薬品の製造における、請求項1〜20のいずれか一項に記載の式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩の使用。
- erbB受容体チロシンキナーゼにより単独で又は一部仲介される疾患又は医学状態の治療を、こうした治療を必要としている温血動物において行う方法であって、請求項1〜20のいずれかに記載の式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩の有効量を前記動物に投与することを含んでなる、前記方法。
- 温血動物において腫瘍細胞の増殖及び/又は生存を導くシグナル伝達工程に関与している、一つ又はそれ以上のerbB受容体チロシンキナーゼの阻害に対して感受性である腫瘍の予防又は治療に使用するための医薬品の製造における、請求項1〜20のいずれか一項に記載の式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩の使用。
- 腫瘍細胞の増殖及び/又は生存を導くシグナル伝達工程に関与している、一つ又はそれ以上のerbB受容体チロシンキナーゼの阻害に対して感受性である腫瘍の予防又は治療を、こうした治療を必要としている温血動物において行う方法であって、請求項1〜20のいずれか一項に記載の式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩の有効量を前記動物に投与することを含んでなる、前記方法。
- 癌の治療のための医薬品の製造における、請求項1〜20のいずれか一項に記載の式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩の使用。
- 癌の治療を、こうした治療を必要としている温血動物において行うための方法であって、請求項1〜20のいずれか一項に記載の式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩の有効量を前記動物に投与することを含んでなる、前記方法。
- 請求項1に記載の式Iのキナゾリン誘導体又はそれらの薬学的に許容できる塩の製造のための方法であって:
(a) 式II:
(式中、R1、G1、G2、G3、G4、G5、X1及びQ1は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、請求項1で定義したいずれかの意味を有する)のキナゾリンと、式III:
(式中、R2、R3、R4及びR5は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、請求項1で定義したいずれかの意味を有し、及びL1は適した置換可能基であるか、又はL1はヒドロキシ基である)のアミドとの反応;又は
(b) 都合よくは、適した塩基の存在下、式IV:
(式中、R1、R2、R3、G1、G2、G3、G4、G5、X1及びQ1は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、請求項1で定義したいずれかの意味を有し、及びL2は適した置換可能基であるか、又はL2はヒドロキシであり、該ヒドロキシ基は都合よくは適したカップリング剤と結合されて置換可能基を生成する)のキナゾリン(又はそれらの適した塩)と式V:
(式中、R4及びR5は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、請求項1で定義したいずれかの意味を有する)のアミンとのカップリング;又は
(c) R2が2−ヒドロキシエチルである式Iのキナゾリン誘導体については、式VI:
(式中、R1、R3、G1、G2、G3、G4、G5、X1及びQ1は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、請求項1で定義したいずれかの意味を有する)のキナゾリンと、式V:
(式中、R4及びR5は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、請求項1で定義したいずれかの意味を有する)のアミンとの反応;又は
(d) 式VII:
(式中、R1、R2、R3、G1、G2、G3、G4、G5、X1及びQ1は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、請求項1で定義したいずれかの意味を有する)のキナゾリンと、式V:
(式中、R4及びR5は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、請求項1で定義したいずれかの意味を有する)のアミンとの反応;又は
(e) 式VIII:
(式中、R1、R2、R3、R4及びR5は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、請求項1で定義したいずれかの意味を有する)のキナゾリン−4(3H)−オンと、適した活性化基及び式IX:
(式中、G1、G2、G3、G4、G5、X1及びQ1は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、請求項1で定義したいずれかの意味を有する)のアミンとの反応;又は
(f) 式X:
(式中、R1、G1、G2、G3、G4、G5、X1及びQ1は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、請求項1で定義したいずれかの意味を有し、及びL3は適した置換可能基である)のキナゾリンと式XI:
(式中、R2、R3、R4及びR5は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、請求項1で定義したいずれかの意味を有する)の化合物との反応;又は
(g) 都合よくは、適した塩基の存在下、式XII:
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、G1、G2、G3、G4及びG5は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、請求項1で定義したいずれかの意味を有する)のキナゾリンと式XIII:
(式中、Q1及びX1は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、請求項1で定義したいずれかの意味を有し、及びL4は適した置換可能基である)の化合物とのカップリング;又は
(h) R1が水素である式Iのキナゾリン誘導体については、式XIV:
(式中、Xはハロゲノであり、及びR2、R3、R4、R5、G1、G2、G3、G4、G5、X1及びQ1は、必要に応じていずれかの官能基が保護されていることを除いて、請求項1で定義したいずれかの意味を有する)のキナゾリンの水素化;
及びその後、必要に応じ:
(i)式Iのキナゾリン誘導体を別の式Iのキナゾリン誘導体に変換すること;
(ii)存在するいずれの保護基も除去すること(通常の手段により);
(iii)薬学的に許容できる塩を形成すること;
を含んでなる、前記方法。 - 請求項32に定義した式II、IV、VI、VII、VIII、X、XII又はXIVの化合物、又はそれらの塩。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| EP05291949 | 2005-09-20 | ||
| EP05292548 | 2005-12-02 | ||
| PCT/GB2006/003400 WO2007034143A1 (en) | 2005-09-20 | 2006-09-14 | Quinazoline derivatives as anticancer agents |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2009508917A true JP2009508917A (ja) | 2009-03-05 |
Family
ID=37478805
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008531766A Pending JP2009508917A (ja) | 2005-09-20 | 2006-09-14 | 抗癌剤としてのキナゾリン誘導体 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US20090239861A1 (ja) |
| EP (1) | EP1940825A1 (ja) |
| JP (1) | JP2009508917A (ja) |
| WO (1) | WO2007034143A1 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2305844T3 (es) | 2003-09-16 | 2008-11-01 | Astrazeneca Ab | Derivados de quinazolina como inhibidores de tirosina cinasa. |
| GB0322409D0 (en) * | 2003-09-25 | 2003-10-29 | Astrazeneca Ab | Quinazoline derivatives |
| GB0326459D0 (en) | 2003-11-13 | 2003-12-17 | Astrazeneca Ab | Quinazoline derivatives |
| JP5032851B2 (ja) | 2004-02-03 | 2012-09-26 | アストラゼネカ アクチボラグ | キナゾリン誘導体 |
| EP1838712B8 (en) * | 2004-12-14 | 2011-10-12 | AstraZeneca AB | Pyrazolopyrimidine compounds as antitumor agents |
| EP2844247A4 (en) * | 2012-04-20 | 2015-11-25 | Anderson Gaweco | ROR MODULATORS AND ITS USES |
| FR3080620B1 (fr) | 2018-04-27 | 2021-11-12 | Univ Paris Sud | Composes a activite inhibitrice de la polymerisation de la tubuline et aux proprietes immunomodulatrices |
Family Cites Families (39)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5538325A (en) * | 1978-09-11 | 1980-03-17 | Sankyo Co Ltd | 4-anilinoquinazoline derivative and its preparation |
| US4335127A (en) * | 1979-01-08 | 1982-06-15 | Janssen Pharmaceutica, N.V. | Piperidinylalkyl quinazoline compounds, composition and method of use |
| GB2160201B (en) * | 1984-06-14 | 1988-05-11 | Wyeth John & Brother Ltd | Quinazoline and cinnoline derivatives |
| US4921863A (en) * | 1988-02-17 | 1990-05-01 | Eisai Co., Ltd. | Cyclic amine derivatives |
| CA1340821C (en) * | 1988-10-06 | 1999-11-16 | Nobuyuki Fukazawa | Heterocyclic compounds and anticancer-drug reinforcing agents containing them as effective components |
| US5721237A (en) * | 1991-05-10 | 1998-02-24 | Rhone-Poulenc Rorer Pharmaceuticals Inc. | Protein tyrosine kinase aryl and heteroaryl quinazoline compounds having selective inhibition of HER-2 autophosphorylation properties |
| US5747498A (en) * | 1996-05-28 | 1998-05-05 | Pfizer Inc. | Alkynyl and azido-substituted 4-anilinoquinazolines |
| US6046206A (en) * | 1995-06-07 | 2000-04-04 | Cell Pathways, Inc. | Method of treating a patient having a precancerous lesions with amide quinazoline derivatives |
| GB9624482D0 (en) * | 1995-12-18 | 1997-01-15 | Zeneca Phaema S A | Chemical compounds |
| KR100517060B1 (ko) * | 1996-01-31 | 2006-05-25 | 코스모페름 베.파우 | 안정화된생물학적유효화합물로이루어지는조성물의사용 |
| US6004967A (en) * | 1996-09-13 | 1999-12-21 | Sugen, Inc. | Psoriasis treatment with quinazoline compounds |
| US5929080A (en) * | 1997-05-06 | 1999-07-27 | American Cyanamid Company | Method of treating polycystic kidney disease |
| US6384223B1 (en) * | 1998-07-30 | 2002-05-07 | American Home Products Corporation | Substituted quinazoline derivatives |
| US6297258B1 (en) * | 1998-09-29 | 2001-10-02 | American Cyanamid Company | Substituted 3-cyanoquinolines |
| UA71945C2 (en) * | 1999-01-27 | 2005-01-17 | Pfizer Prod Inc | Substituted bicyclic derivatives being used as anticancer agents |
| TR200102505T2 (tr) * | 1999-02-27 | 2003-01-21 | Boehringer Ingelheim Pharma Kg | 4-amino-kinazolin ve kinolin türevleri. |
| US6080747A (en) * | 1999-03-05 | 2000-06-27 | Hughes Institute | JAK-3 inhibitors for treating allergic disorders |
| US20020082270A1 (en) * | 2000-08-26 | 2002-06-27 | Frank Himmelsbach | Aminoquinazolines which inhibit signal transduction mediated by tyrosine kinases |
| US6562319B2 (en) * | 2001-03-12 | 2003-05-13 | Yissum Research Development Company Of The Hebrew University Of Jerusalem | Radiolabeled irreversible inhibitors of epidermal growth factor receptor tyrosine kinase and their use in radioimaging and radiotherapy |
| AU2002258183A1 (en) * | 2001-05-15 | 2002-11-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Lubricant composition and analysis method for same |
| JP2005515176A (ja) * | 2001-11-03 | 2005-05-26 | アストラゼネカ アクチボラグ | 抗腫瘍剤としてのキナゾリン誘導体 |
| GB0126433D0 (en) * | 2001-11-03 | 2002-01-02 | Astrazeneca Ab | Compounds |
| TWI324597B (en) * | 2002-03-28 | 2010-05-11 | Astrazeneca Ab | Quinazoline derivatives |
| US6924285B2 (en) * | 2002-03-30 | 2005-08-02 | Boehringer Ingelheim Pharma Gmbh & Co. | Bicyclic heterocyclic compounds, pharmaceutical compositions containing these compounds, their use and process for preparing them |
| GB0309009D0 (en) * | 2003-04-22 | 2003-05-28 | Astrazeneca Ab | Quinazoline derivatives |
| GB0309850D0 (en) * | 2003-04-30 | 2003-06-04 | Astrazeneca Ab | Quinazoline derivatives |
| GB0317665D0 (en) * | 2003-07-29 | 2003-09-03 | Astrazeneca Ab | Qinazoline derivatives |
| JP2007500177A (ja) * | 2003-07-29 | 2007-01-11 | アストラゼネカ アクチボラグ | チロシンキナーゼ阻害剤としてのピペリジルキナゾリン誘導体 |
| US20070032508A1 (en) * | 2003-09-16 | 2007-02-08 | Bradbury Robert H | Quinazoline derivatives as tyrosine kinase inhibitors |
| AU2004272346A1 (en) * | 2003-09-16 | 2005-03-24 | Astrazeneca Ab | Quinazoline derivatives |
| GB0321648D0 (en) * | 2003-09-16 | 2003-10-15 | Astrazeneca Ab | Quinazoline derivatives |
| ES2305844T3 (es) * | 2003-09-16 | 2008-11-01 | Astrazeneca Ab | Derivados de quinazolina como inhibidores de tirosina cinasa. |
| CN1882570B (zh) * | 2003-09-19 | 2010-12-08 | 阿斯利康(瑞典)有限公司 | 喹唑啉衍生物 |
| GB0322409D0 (en) * | 2003-09-25 | 2003-10-29 | Astrazeneca Ab | Quinazoline derivatives |
| KR20060100388A (ko) * | 2003-09-25 | 2006-09-20 | 아스트라제네카 아베 | 퀴나졸린 유도체 |
| GB0326459D0 (en) * | 2003-11-13 | 2003-12-17 | Astrazeneca Ab | Quinazoline derivatives |
| JP5032851B2 (ja) * | 2004-02-03 | 2012-09-26 | アストラゼネカ アクチボラグ | キナゾリン誘導体 |
| WO2005097134A2 (en) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | The Scripps Research Institute | Quinazoline based protein kinase inhibitors |
| AU2005250224A1 (en) * | 2004-06-04 | 2005-12-15 | Astrazeneca Ab | Quinazoline derivatives as ERBB receptor tyrosine kinases |
-
2006
- 2006-09-14 JP JP2008531766A patent/JP2009508917A/ja active Pending
- 2006-09-14 US US12/067,415 patent/US20090239861A1/en not_active Abandoned
- 2006-09-14 EP EP06779412A patent/EP1940825A1/en not_active Withdrawn
- 2006-09-14 WO PCT/GB2006/003400 patent/WO2007034143A1/en not_active Ceased
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US20090239861A1 (en) | 2009-09-24 |
| EP1940825A1 (en) | 2008-07-09 |
| WO2007034143A1 (en) | 2007-03-29 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2008501675A (ja) | Erbb受容体型チロシンキナーゼとしてのキナゾリン誘導体 | |
| EP1877397B1 (en) | Quinazoline derivatives as inhibitors of egf and/or erbb2 receptor tyrosine kinase | |
| EP1877398B1 (en) | Quinazoline derivatives as egf and/or erbb2 tyrosine kinase inhibitors | |
| US7820683B2 (en) | 4-(1H-indazol-5-yl-amino)-quinazoline compounds as erbB receptor tyrosine kinase inhibitors for the treatment of cancer | |
| JP4881875B2 (ja) | 抗腫瘍剤としてのピラゾロピリミジン化合物 | |
| CN101171245A (zh) | 抗肿瘤药吲哚氨基喹唑啉衍生物 | |
| JP2009508917A (ja) | 抗癌剤としてのキナゾリン誘導体 | |
| CN101171244A (zh) | 用作抗肿瘤药的吲唑基氨基喹唑啉衍生物 | |
| JP2009517451A (ja) | Erbbチロシンキナーゼの阻害剤として使用されるキナゾリン誘導体 | |
| CN101365695A (zh) | 作为抗癌剂的喹唑啉衍生物 | |
| US20100222344A1 (en) | 4-anilino-substituted quinazoline derivatives as tyrosine kinase inhibitors | |
| HK1120793B (en) | 4- (ih-indazol-5-yl-amino)-quinazoline compounds as erbb receptor tyrosine kinase inhibitors for the treatment of cancer | |
| HK1114385B (en) | Quinazoline derivatives as egf and/or erbb2 tyrosine kinase inhibitors | |
| KR20070023630A (ko) | 티로신 키나제 억제제로서의 퀴나졸린 유도체 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090911 |
|
| A072 | Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination] |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073 Effective date: 20110121 |
