JP2010022013A - パケットデータネットワーク内の休止モードにおけるハンドオフ - Google Patents

パケットデータネットワーク内の休止モードにおけるハンドオフ Download PDF

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Abstract

【課題】パケットデータ通信をサポートしている無線通信システムにおけるモバイル支援していない休止ハンドオフ。ネットワークIPリソースの使用を低減する効率的な休止ハンドオフを提供する。
【解決手段】休止モードにある間、移動ノードは、システムに対する変化を識別せずに、パケットゾーンを変えるかもしれない。ここでは、異なるパケットゾーンが、少なくとも1つの異なるインフラストラクチャ要素によって提供されている。パケットゾーンにおける変化は、通信のために準備されたパケットデータが存在するまで、移動ノードのための通信経路の確立を必ずしも起こす訳ではない。モバイル支援がこのシステムに適用される。そして、このシステムによって送信され、移動ノードによって受信されたシステムパラメータメッセージ内の表示によって、このモバイル支援は、移動ノードにおいて不能とされる。
【選択図】図5

Description

本発明は、一般に、パケットデータ送信をサポートしている無線通信ネットワークにおける休止ハンドオフに関し、更に詳しくは、モバイル支援していない休止ハンドオフに関する。
例えばパケットデータ送信のようなデータ送信では、モバイルIPルーティングと称されるインターネットプロトコル(IP)アドレスを用いたネットワークを経由してデータが送信される。IPアドレスは、ルーティングテーブルに従い、到来するネットワークインタフェースから下りインタフェースへとルータにパケットを転送させることによって、ソース終点から目的地へパケットをルートするために使用される。ルーティングテーブルは、一般に、各目的地IPアドレスのためのnext−hop(下りインタフェース)情報を、そのIPアドレスが接続されているネットワークの数に従って保持する。従って、IPアドレスは、一般に、それと共に、IPノードの接続点を特定する情報を運ぶ。通信ネットワークのために、これは、ソースから目的地への経路を形成するために一連の接続を形成することを含む。特に、経路を確立するために、ポイントトゥポイントプロトコル(PPP)が使用される。
ネットワークは一般に複数のパケットゾーンに分割されている。各パケットゾーンは、特定の地理的なエリアをサービスする。移動局(MS)又は別の移動ノードがネットワーク中を移動すると、MSは、1つのパケットゾーンから、別のパケットゾーンに移動するかもしれない。そのような移動は、現在のパケットゾーンを経由して新たな経路を確立し、前の経路を破棄するようにMSに要求するかもしれない。この処理はハンドオフと称される。
所定のMSの場合、パケットデータが所定の経路を経由してアクティブに通信している時、このパケットデータアクティビティのためのネットワークとMSとの間で送信されたシグナリングメッセージを使用することによってハンドオフが達成される。経路がパケットデータアクティビティのために使用されていない休止期間の間、MSは一般に、このMSの現在位置を特定するシグナリング情報を提供することによってハンドオフを支援する。休止期間の間におけるハンドオフは、「休止ハンドオフ」と称され、休止ハンドオフ中のMSによる情報の提供は、「モバイル支援した」休止ハンドオフと称される。シグナリング情報に応答して、ネットワークは新たな経路を確立し、前の経路を破棄する。
休止ハンドオフは、MSへの通信、又はMSからの通信のためにあらゆるパケットデータが準備される前に何度も起こりうる。この状況では、経路の確立及び破棄が何度でも行われ、ネットワークリソースを浪費する。更に、新たな経路のそれぞれの確立に関連したMSからのシグナリングメッセージの送信は、無線リソースを使用する。
従って、ネットワークIPリソースの使用を低減する効率的な休止ハンドオフを提供する必要がある。更に、ネットワーク無線リソースに対する要求を低減し、モバイル支援の無い効率的な休止ハンドオフを提供する必要がある。
図1は、データ通信システムのブロック図である。 図2は、複数のパケットゾーンを示しているデータ通信システムのブロック図である。 図3は、データ通信システムの詳細な部分である。 図4は、通信システム内の移動ノードの動作を示す状態図である。 図5は、通信システムにおける呼出フローを説明する図である。 図6は、通信システムにおける呼出フローを説明する図である。 図7は、移動ノードにおけるメッセージ処理のフロー図である。 図8は、システムパラメータメッセージが休止ハンドオフのためのモバイル支援基準を特定する移動ノードにおける処理のフロー図である。 図9は、移動ノードである。 図10は、システムパラメータメッセージにおけるフィールドのブロック図である。
例えばデータサービスやその他のインターネットプロトコル(IP)サービスのような増加したサービスに対する需要は増加しているので、モバイル、即ち無線ユーザのためのサービスを確立し、維持することの複雑さが増大する。モバイルユーザは地理的なエリアにわたって移動している間にこれらサービスに連続してアクセスしているのではない一方、これらのサービスを必要とされたベースで容易にできるように接続が何度も維持される。例えば、所定のモバイルユーザのために、このユーザがデータサービスを受信していないときであっても、ポイントトゥポイントプロトコル(PPP)接続が確立され維持される。データが通信されていない間、このモバイルユーザは、休止モードにある。1つのシステムでは、休止モードにあるモバイルは、異なるパケットゾーンにロームする毎に、cdma2000のために定義されたような発信元メッセージを送る。この発信元メッセージは、主にパケット制御機能(PCF:Packet Control Function)ノードと、パケットデータサービスノード(PDSN:Packet Data Service Node)との間の種々の接続を更新するために用いられる。休止モードにある任意の数のモバイルは、パケットゾーン境界を横切っているかもしれないので、この発信元メッセージは、アクセスチャネル上に干渉をもたらすかもしれない。以下の実施例は、モバイルが「モバイル支援していない休止ハンドオフ」と称される処理を用いる休止モードにある間は、リソースの複雑さと、浪費とを低減する。
一例として、コード分割多元アクセス(CDMA)技術を使うシステムは、TIAによって発行されたcdma2000 ITU−R Radio Transmission Technology (RTT) Candidate Submission(ここではcdma2000と称する)である。cdma2000のための規格は、IS−2000のドラフト版の中で与えられ、TIA及び3GPP2によって承認されている。もう1つのCDMA規格は、W−CDMA規格である。これは、第3世代パートナシッププロジェクト「3GPP」、文書番号3G TS 25.211、3G TS 25.212、3G TS 25.213、及び3G TS 25.214で具体化されている。
図1は、1つの実施例に従ったパケットデータネットワーク100を示している。別の実施例では、同様な機能ユニットに対して異なる用語を用い、異なる要素及び機能ユニットの構成を含みうることに留意されたい。本議論のために、図1のネットワーク100、及びその他の詳細図面は、経路を定義するために用いられるであろう。しかしながら、別の実施例では、使用された具体的な構成及び機能に従って経路を定義するかもしれない。このパケットデータシステム100は、それぞれ複数のネットワーク識別(NID)ゾーン112,114,116,122,124,126を有する2つのシステム識別(SID)ゾーン110,120を含んでいる。SID/NIDは、音声システムで使用され、一般にサービングエリアを特定する。例えば、MSCサービングエリアは、(SID,NID)値のペアに関連付けられる。
図1のシステム100のように、パケットデータ通信をサポートしているシステム内でのパケットデータ通信のために、モバイルIP通信及び接続が、1996年10月に日付けられたC.Perkinsによる“IP Mobility Support”に記載されている。これはRFC2002と称される。
図2は、モバイルIPに従って、与えられた移動ノード(MN)210又は移動局(MS)のためのデータグラム内の情報の流れを示す。図示するように、各移動ノード210は、1つのネットワーク又はサブネットワークから別のネットワークへの接続点を変えるホスト又はルータである。移動ノードは、その接続点へのリンクレイヤ接続性が有効であるとき、IPアドレスを変えることなく位置を変え、そのIPアドレスを用いて、任意の位置において他のインターネットノードとの通信を続ける。各移動ノード210は、関連するホームエージェント202を持つ。ホームエージェント202は、移動ノード210がホームから離れている時に配信のためにデータグラムを移動ノード210にトンネリングする移動ノードのホームネットワーク上のルータであり、移動ノード210のための現在位置情報を保持する。
外部エージェント204は、移動ノードが訪問したネットワーク上のルータである。このネットワークは、登録中の移動ノード210へのルーティングサービスを提供する。この外部エージェント204は、トンネリングを解除し、移動ノードのホームエージェント202によってトンネリングされたデータグラムを移動ノード210に配信する。移動ノード210によって送られたデータグラムのために、外部エージェント204は、登録された移動ノードのためのデフォルトルータとして役立つかもしれない。
移動ノード210は、ホームネットワーク上に与えられた長期間IPアドレスである。このホームアドレスは、固定ホストに提供された「永久的な」IPアドレスと同様に管理される。ホームネットワークから離れた時、「宛先アドレス」が移動ノード210に関連付けられ、移動ノードの現在の接続点を反映する。移動ノード210は、このホームアドレスを、それが送った全てのIPデータグラムのソースアドレスとして使用する。ホームから離れている間、移動ノード210は、この宛先アドレスを、ホームエージェント210に登録する。接続の方法に依存して、移動ノード210は、そのホームエージェント202に直接的であるか、又は登録をホームエージェント202に転送する外部エージェント204を通じてかの何れかによって登録する。
図1のシステム100について、図3には、各PZID内の典型的な構成300が示されている。パケットデータサービスノード(PDSN)302が、パケット制御機能(PCF)ノード304,310に接続されている。これらは基地局コントローラBSC1 306,BSC2 312にそれぞれ接続されている。第1の通信経路は、BSC1 306へのPCF1 304へのPDSN302として定義されている。ここで、BSC1 306は、空気インタフェースを経由してPZID320内でMN308と通信する。移動ノード(MN)308が、例えばPZID330のような別のPZIDに移動するとき、BSC2 312へのPCF2 310へのPDSN302として定義されたパケットデータ通信のために新たな経路が確立される。ここでは、BSC2 312が、空気インタフェースを経由してPZID320内でMN308と通信する。PDSN302からPCF1 304、及びPCF2 310への経路接続は、A10接続を定義している。PCF1 304からBSC1 306への経路接続、及びPCF2 310からBSC2 312への経路接続は、A8接続を定義する。PPP接続は、MN308とPDSN302との間で確立される。もしもMNがPDSNを変えるのであれば、新たなPPP接続が、MNと新たなPDSNとの間で確立される。
パケットデータサービスをサポートしている呼出のために、パケットデータサービングノード(PDSN)が存在する。これは、固定ネットワーク内のデータ送信と、空気インタフェースを介したデータ送信との間をインタフェースする。PDSNは、BSとともに位置しているか、又は位置していないパケット制御機能(PCF)を通じてBSへのインタフェースを行う。図3に示すパケットデータシステムのために、MN308は、少なくとも3つの状態又はモードで動作しうる。
図4に示すように、3つのパケットデータサービス状態、すなわち、動作中/接続状態402、休止状態404、及び非動作状態406が存在する。動作中/接続状態402では、移動局と基地局との間に物理トラフィックチャネルが存在し、何れかの側がデータを送る。休止状態404では、移動局と基地局との間に物理トラフィックチャネルは存在しないが、移動局とPDSNとの間のPPPリンクは維持される。非動作状態406では、移動局と基地局との間にトラフィックチャネルは存在せず、移動局とPDSNとの間のPPPリンクも存在しない。図4は、状態間の遷移を表す。A8接続は、動作中/接続状態の間維持され、休止状態、又はヌル/非動作状態への遷移の間に解放される。A10接続は、動作中/接続状態、及び休止状態の間維持される。A10接続は、移動局が、非動作状態406にある時に終了する。
休止状態404に対するサポートの一部として、空気インタフェースは、発信元で使用される送信準備されたデータ(DRS:Data Ready to Send)表示をサポートする。移動ノードがこの発信元要求を、特定されたパケットデータサービスオプションを用いて送るとき、それはDRSビットを含む。この表示は、初期呼出設定時、及び端末が休止状態404から動作状態402への遷移を望む時に1に設定される。これは、トラフィックチャネルの確立に対する要求と、送信されるデータとが存在していることを示す。DRSビットは、端末が休止中にパケットゾーン境界に遷移し、現在位置に関してネットワークを更新するために発信元要求を送っていることを示すために0に設定される。
1に設定されたDRSビットを持った発信元メッセージの受信によって、BSCは、呼出設定処理を開始する。この呼出設定処理は、移動ノードの現在位置へのパケットデータ通信のための経路を確立する。経路確立は一般に、トラフィックチャネルを確立し、対応するA8接続及びA10接続を確立することになる。DRSビットが0に設定された発信元メッセージをBSCが受信したとき、BSC及び/又はPCFは、PCFとPDSNとの間のA10接続を更新する。
MN308が休止モードにある場合、PDSN302を用いて処理されるパケットデータ通信はない。しかしながら、MN308は、MN308が異なるパケットゾーンに移動する毎に「発信元」メッセージを送り続ける。この発信元メッセージは、主にPCF304,310とPDSN302との間のA10接続を更新するために使用される。
MN308は、BSC306,312によって定期的に送信された「システムパラメータ」メッセージに含まれるパケット「ゾーン」ID(PZID)の識別によってパケットゾーン変化を識別する。MN308がPZID内の変化を識別した時、MN308は、現在位置及び現在のパケットゾーンを識別する発信元メッセージを送る。発信元メッセージは、休止モードにあり、パケットゾーンを横切っている任意の数の移動ノードが存在すると、無線接続を確立するために使用されるアクセスチャネル上に多くの干渉を引き起こす。
1つの実施例に従うと、休止モードにある移動ノードは、「モバイル支援していない休止ハンドオフ」と称される処理によって新たなパケットゾーンに移動する毎に発信元メッセージを送ることを回避する。MN308が休止モードにあり、PDSN302からの通信に対して未決定であるデータがない場合には、MN308は、移動中の発信元メッセージを、新たなパケットゾーンに送る必要はなく、最後に使用された通信経路(すなわちA10接続)が維持される。MNに向けられたデータが存在しない時、PDSN302は、最後に使用されたA10接続を用いてデータ通信を送る。
本実施形態に従うと、休止状態又はモードにある間は、移動ノードは、パケットゾーン変化により発信元メッセージを送る必要はない。むしろ、移動ノードの位置は、移動ノードに到来するデータが存在する時、又は移動ノードが、送るべきデータを持っている時に更新される。言い換えれば、移動ノードに向けられた(例えばインターネットから)データをシステムが受信したときには、システムは、この移動ノードを位置決めするよう試みる。
移動ノードからシステムへのデータ通信のために、移動ノードが動作中状態に遷移し、送るデータを持っている時、この移動ノードは、DRSビットが1に設定された発信元メッセージを送る。この場合、移動ノードは、例えばcdma2000規格で定義されているような典型的な呼出フローに従う。
システムから移動ノードへのデータ通信のために、移動ノードが休止状態にあり、この移動ノードに対して到来するデータが存在するときには、データは、サービングPDSNから、現在動作中のA10接続(すなわち、最後に使用されたA10接続)上のサービングPCFへ転送される。休止モードにある場合、移動ノードは、新たなパケットゾーンが入られるたびに発信元メッセージを経由して位置更新を送ることはない。従って、移動ノードの位置は、到来するデータが通信のために準備されているときには知られていない。移動ノードは、まだ同じパケットゾーン内にあるか、あるいは、異なるパケットゾーン内にある。
図3に示す構成を考えられたい。ここでは、PDSN302が、複数のPCF、具体的にPCF1 304とPCF2 310とをサポートする。移動ノード(MN)308は、左側の経路を経由してPDSN302とのパケットデータ通信経路を確立している。この経路は、PCF1 304である「サービング」PCFとPDSN302との間のA10接続と、PCF1 304とBSC1 306との間のA8接続と、BSC1 206とMN308との間の無線接続とによってパケットゾーン302内で定義される。用語「サービング」は、最後に動作したパケットデータ通信のために確立された経路と、インフラストラクチャ要素とを称している。MN308が、例えばパケットゾーン330のような異なるパケットゾーンに移動すると、パケットデータ通信を処理するための新たな経路が確立されるべきである。この新たな経路は、PCF2 310である「ターゲット」PCFとPDSN302との間のA10接続と、PCF2 310とBSC2 312との間のA8接続と、BSC2 312とMN308との間の無線接続とによって定義される。用語「ターゲット」とは、新たなパケットデータ通信を容易にすることを望む経路及びインフラストラクチャ要素を称する。
MN308への通信のために準備されたパケットデータが存在するとき、PCF1 304であるサービングPCFは、最後に動作したパケットデータ通信のためのMN308の位置のみを知る。このパケットデータは、サービング経路、すなわちPCF1 304を経由してPDSN302から処理される。このサービング経路のインフラストラクチャ要素は、MN308へのページを開始する。もしもMN308が、例えばパケットゾーン330のような新たなパケットゾーンに移動したのであれば、MN308はページメッセージに対して応答しないであろう。その後、サービングBSC1 306は、そのモバイルをページするようにMSC314に対して要求する。MSC314は、具体的なBSCに対してMN308をページするように命令し、与えられたサービングエリア内のフラッドページを開始するか、又は別のMSC(図示せず)に対してMN308をページするように要求する。フラッドページは、もしもMSCがMNがどこにあるか知らないがそれをページする必要がある場合に使用される。この場合、MSCは、全てのBSC(サービングエリア内のMSC)に対してMNをページするように命令する。ほとんどの時間、MSCは、例えばcdma2000規格で定義されたような無線による登録処理を経由して、MNがどこにあるのか知っているので、フラッドページは一般的ではない。この場合、MSCは単に具体的なBSCに対してMNをページするように命令する必要がある。このページを受信すると、MN308は、ターゲットPCFとBSC、即ちPCF2 310とBSC2 312とをそれぞれ経由して新たなパケットゾーンからこのページに対して応答する。MSC314は、MN308に対するトラフィックチャネルの確立を許可する。MSC314許可に応答して、ターゲットBSC(BSC2 312)は、ターゲットPCF(PCF2 310)に対する新たなA8接続を作成する。次に、PDSN302を用いて新たなA10接続を作成する。
もしも両方のPCF、すなわちサービングPCF(PCF1 304)とターゲットPCF(PCF2 310)とが同じPDSN302に接続されていれば、このサービング経路は除去される。
この場合、ターゲットPCFとの新たなA10接続が確立される時、PDSN302とサービングPCFとの間の古いA10接続が削除される。MN308のために意図されている全ての新たなパケットデータは、右手側のターゲット経路を経由して処理される。
もしもターゲット及びサービングの両方のPCFが異なるPDSNに接続されているのであれば、MN308とターゲットPDSN(ターゲットPCFに接続されたPDSN)との間でリンクレイヤ(PPP)再確立及びモバイルIP再登録が実施される。また、ターゲットPCFとターゲットPDSNとの間に新たなA10接続が確立される。サービングPCFとサービングPDSNとの間の古いA10接続は、登録寿命時間(Trp)が時間切れになったときに除去又は破棄される。
図5は、前のパケットゾーン320のように、同じPDSN302によってサーブされる新たなパケットゾーン330にMN308が移動するときのための呼出フローを示す。上述したように、このサービング経路は、パケットゾーン320である。一方、ターゲット経路はパケットゾーン330である。パケットデータセッションが休止モードに遷移する前にMN308が登録を実行し、更にサービングPCFとPDSNとの間のA10接続が時間切れになっていないものと仮定する。この呼出フローは、以下のように定義される。
1)PDSN302が、MN308をターゲットとしたパケットデータを受信する。 2)PDSN302が、既存のA10接続を通じて、すなわちサービング経路を経由してサービングPCF(PCF1 304)にパケットデータを転送する。
3)このサービング経路上のサービングBSC(BSC1 306)がMN308をページする。
4)MN308が別のパケットゾーン330に移動したので、パケットゾーン320内のMNからのページ応答がない。
5)サービングBSC(BSC1 306)は、MSC314に対して、MN308をページし、トラフィックチャネルを設定するように要求する。
6及び7)MSC314が、MN308に対するページを開始し、トラフィックチャネルを設定する。
8)ターゲットBSC(BSC2 312)が、無線接続を経由して、すなわちOTA(Over The Air)によってMN308をページする。
9)MN308が、新たなパケットゾーン330からのページに対して応答する。
10)このページ応答が、ターゲットBSC(BSC2 312)によってMSC314に転送される。
11)MSC314が、ターゲットBSC(BSC2 312)を許可し、MN308に対してトラフィックチャネルを割り当てる。
12)PDSN302に対するA10接続が、ターゲットPCF(PCF2 310)によって更新される。
13)パケットゾーン330内にある間、MN308に対する今後の全てのデータが、ターゲットPCF(PCF2 310)を通り抜ける。
MN308は、新たなパケットゾーンに移動するかもしれない。ここでは、新たなパケットゾーンがPDSN302ではなく、むしろターゲットPDSN(図示せず)によってサーブされる。この場合、新たなPDSNを含むためにターゲット経路が確立される。図6は、異なるPDSN(図示せず)によってサーブされる新たなパケットゾーンにMN308が移動する場合のための呼出フローを示す。
1)PDSN302が、MN308のためにパケットデータを受信する。
2)PDSN302が、パケットデータをサービング経路上の既存のA10接続を通じてサービングPCF(PCF1 304)へ転送する。
3)BSC1 306がMN308をページする。
4)パケットゾーン320内のMN308からのページ応答なし。
5)サービングBSC(BSC1 306)が、MSC314に対してMN308をページし、トラフィックチャネルを設定するように要求する。
6及び7)MSC314が、MN308に対するページを開始し、トラフィックチャネルを設定する。
8)新たなパケットゾーン(図示せず)内のターゲットBSC(図示せず)が、OTAよってMN308をページする。
9)MN308が、新たなパケットゾーン内のページに対して応答する。
10)このページ応答が、ターゲットBSCによってMSC314に転送される。
11)MSC314が、ターゲットBSCを許可し、MN308に対してトラフィックチャネルを割り当てる。
12)PDSNに対するA10接続が、ターゲット経路上、すなわちターゲットBSCに関連したターゲットPCFによって確立される。
13)MN308が、ターゲットPDSNとのPPP状態を再確立し、モバイルIP登録を実行する。
14)今後の全てのパケットデータが、MN308が新たなパケットゾーン内にある間に、ターゲットPDSN及びターゲットPCFを通りぬける。サービングPDSN302とサービングPCF(PCF1 304)との間のサービング経路上の古いA10接続は、登録寿命タイマ(Trp)が満了する時に満了する。
図7は、MN308における処理500を示している。ここでは、ステップ502において、MN308がシステムパラメータメッセージを取得する。休止モード(ステップ504)の場合、処理はステップ506に進み、MN308においてページが取得されたかを判定する。あるいは、もしもMN308が休止モードでないのであれば、処理はステップ508に進み、例えば発信元メッセージのようなMN308の位置を識別するシステムにメッセージを送る。別の実施例が、MN308が新たな位置を識別するための別のメッセージ及び/又は方法を提供しうることに留意されたい。ステップ506から、もしもページが全く取得されないのであれば、MN308は、休止モードにとどまる。そうでなければ、MN308は、ステップ508において、ページに対して応答する。
図8は、システムパラメータメッセージが休止ハンドオフに対するモバイル支援基準を識別する時におけるMN308における処理600を示す。モバイル支援基準は、例えばシステムに対する発信元メッセージのように、MN308の位置を識別するための基準を特定する。MN308は、ステップ602において、システムパラメータメッセージを取得する。休止モード(ステップ604)の場合、処理はステップ606に進み、モバイル支援基準を満足しているかを判定する。もしもモバイル支援基準を満足している時には、MN308は、ステップ608において、例えばシステムにメッセージを送ることによって、現在位置を識別する。
1つの実施例に従ったシステムパラメータメッセージは、モバイル支援基準フィールドを含んでいる。
複数の基準のうちの1つを選択するためにコードが用いられる。第1の実施例では、このフィールドは、モバイル支援した休止ハンドオフを可能にするか、又は不能にする1ビットフィールドである。第2の実施例では、このフィールドは複数ビットフィールドである。これは、異なる基準が、移動ノードをトリガし、現在位置を識別することを可能にする。第3の実施例は、第1及び第2の実施例の組み合わせであって、フィールドは複数ビットフィールドであり、1つのビットが、モバイル支援したハンドオフを可能にするか、又は不能にする。モバイル支援したハンドオフが可能にされたものであるとビットが示す時には、その他のビットは、モバイル支援基準を示すために使用される。例えば、図10に示すように、フィールド800は、第1のフィールド(即ちビット)802を含み、モバイル支援したハンドオフを可能又は不能にする。可能とされた時には、移動ノードは、パケットゾーンが変化すると、発信元メッセージ、又はその他の位置識別子を送る。不能とされた時には、移動ノードは、パケットゾーンの変化時にメッセージを送らない。
1つの実施例に従うと、このシステムは、ターゲット経路を確立するか、又はサービング経路を維持するかを判定することによって、移動ノードからの位置識別に対して応答することに留意されたい。このシステムは、MN308に対する未決定のパケットデータ通信、システムローディング、MN308の履歴パケットデータ利用、又は任意の様々なシステム性能及び動作基準が存在するかに基づいてこの判定を行う。
引き続き図10に示すように、フィールド800は、モバイル支援がフィールド802で可能とされたときにモバイル支援基準を特定するフィールド804を含んでいる。このモバイル支援基準フィールド804は、モバイルノードをトリガするための変更基準を特定し、位置識別子をシステムに送る。
上述された1つ又は複数の実施例における動作が可能な移動ノード700が、図9に示されている。移動ノード700は、複数の機能モジュールに接続された通信バス720を含んでいる。移動ノード700は、無線リンクを経由して、すなわちOTAによってシステムとインタフェースするための送信回路704及び受信回路702を含んでいる。プロセッサ712は、移動ノード700の動作を制御し、情報をメモリ記憶装置710に格納し、そこから情報を検索するように動作する。そのような情報は、データ、コンピュータ読み取り可能な命令、等を含む。モード選択ユニット704は、移動ノード700を、幾つかの動作状態のうちの1つに配置するためのトリガを識別する。モード選択ユニット704は、パケットデータ通信に関して、移動ノード700を休止状態及び動作状態に配置することを制御する。休止ハンドオフ制御ユニット706は、休止状態にある間、適切な動作を判定する。1つの実施例では、休止ハンドオフ制御ユニット706は、そのような動作を、受信したシステムパラメータメッセージから判定する。言い換えると、休止動作が、システム及び現在の条件に適応される。別の実施例では、休止ハンドオフ制御ユニット706は、予め決定され、システムパラメータメッセージに応答したシステムに適応されない。
上記で議論した例は、モバイル支援を回避する休止ハンドオフのための方法を表している。モバイル支援していない休止ハンドオフは、いくつかのチャレンジを表し、動作のための幾つかのオプションを提供する。第1に、もしも移動ノードが新たなパケットゾーンに移動し、A8接続が未だにサービングPCFを指しているのであれば、パケットデータはまずサービングPCFに送られる。その後、ターゲット経路が確立され、このターゲット経路を経由してパケットデータが移動ノードに送られる。パケットデータが移動ノードに到着したとき、サービングPCFに転送されたような幾つかのパケットは喪失されるかもしれない。喪失したパケットの量は、ネットワーク接続を更新する際における遅延に比例する。最悪の場合、そのような遅延は、ページング待ち時間、A8接続をターゲットPCFに設定するための時間、A10接続をターゲットPDSNに設定するための時間、PPPを再確立するための時間、及びモバイルIP再登録のための時間を含む。従って、パケットゾーンの変化における不正確でかつ不完全なパケットデータ通信の可能性がある。
第2に、移動ノードがサービングBSCによって送られたページメッセージに応答しない場合、サービングBSCは、MSCに対して移動ノードをページするように要求する。それに応答して、MSCはフラッドページを開始する。MSCによりカバーされたエリアに依存して、フラッドページエリアは膨大になり、過度なネットワークリソースを浪費するかもしれない。従って、モバイル支援した休止ハンドオフを不能にすることと、システムの効率的かつ正確な動作との間のトレードオフが存在する。
更にまた、移動ノードとの通信に準備されたパケットデータが存在しない時であっても、モバイル支援した休止ハンドオフを可能にすることは、アクセスチャネル上に干渉をもたらす。ところが、特に、フラッドページがモバイルの位置を検出するために使用されるのであれば、モバイル支援した休止ハンドオフを不能にすることは、ターゲットPCFとの新たなA8接続を設定するために使用された時間に比例してパケット喪失をもたらし、ネットワークリソースを浪費しうる。従って、サービスプロバイダは、与えられたシステムの要求を満足するために、支援した休止ハンドオフと、支援していない休止ハンドオフとの間を選択するための決定を行う。
1つの実施例では、サービスプロバイダが、シグナリングメッセージを経由して、モバイル支援していない休止ハンドオフを可能にする。このようにして、例えばシステムパラメータメッセージのようなシグナリングメッセージは、移動ノードのための基準を特定し、発信元メッセージを送るか、又は、別の方法でシステムに対する位置を特定する。この基準は、SID、NID、及び/又はPZID、あるいはこれらのいくつかの組み合わせの変形でありうる。一般に、モバイル支援した休止ハンドオフでは、PZIDが変化する毎に、移動ノードが発信元メッセージを送る。PZIDは、OTAによって送信されたシステムパラメータメッセージ内で、各パケットゾーン内のBSCによって取得される。このシステムパラメータメッセージは、基準の変化を含むように強化されうる。その後、移動ノードは、SIDのみが変化した場合、又はNIDとSIDとが変化した場合等に、このシステムパラメータメッセージを経由して、発信元メッセージを送るように指示される。
別の実施例によれば、SIDエリアは、1つのPDSNによって提供されたエリアとして定義される。このように、ターゲット経路の設定における時間遅れは、新たなPDSNを通じてターゲット経路を確立することの時間遅れよりも小さいので、パケット喪失が最小化される。
当技術分野における熟練者であれば、これら情報および信号が、種々異なった技術や技法を用いて表されることを理解するであろう。例えば、上述した記載で引用されているデータ、指示、命令、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光学場または光学微粒子、あるいはこれら何れかの組み合わせによって表現されうる。
これらの知識によって、ここで開示された実施例に関連する様々に例示された論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが、電子工学ハードウェア、コンピュータソフトウェア、あるいはこれらの組み合わせとして適用されることが更に理解されよう。ハードウェアとソフトウェアとの相互互換性を明確に説明するために、様々に例示された部品、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能に関して一般的に記述された。それら機能がハードウェアとしてあるいはソフトウェアとして適用されているかは、特有の応用例および全体システムに課せられている設計条件による。熟練した技術者であれば、各特定のアプリケーションに応じて変更することによって上述した機能を実施しうる。しかしながら、この適用判断は、本発明の範囲から逸脱したものと解釈すべきではない。
様々に示された論理ブロック、モジュール、および上述された実施例に関連して記載された回路もまた実装され、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、アプリケーションに固有の集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートあるいはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェア部品、あるいは上述された機能を実現するために設計された何れかの組み合わせとともに実行されうる。汎用プロセッサとしてマイクロプロセッサを用いることが可能であるが、代わりに、従来技術によるプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、あるいは状態機器を用いることも可能である。プロセッサは、たとえばDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに接続された1つ以上のマイクロプロセッサ、またはその他の配置のような計算デバイスの組み合わせとして実装することも可能である。
ここで開示された実施例に関連して記述された方法やアルゴリズムのステップは、ハードウェアや、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールや、これらの組み合わせによって直接的に具現化される。ソフトウェアモジュールは、RAM、フラッシュメモリ、ROM、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、あるいは当該技術分野で知られているその他の型式の記憶媒体に収納されうる。好適な記憶媒体は、プロセッサがそこから情報を読み取り、またそこに情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。または、記憶媒体はプロセッサに統合されうる。このプロセッサと記憶媒体は、ASICに収納することができる。ASICは、ユーザ端末内に収納することもできる。または、このプロセッサと記憶媒体が、ユーザ端末におけるディスクリートな部品として収納されることもある。
開示された実施例における上述の記載は、当該技術分野におけるいかなる人であっても、本発明の活用または利用を可能とするようになされている。これらの実施例への様々な変形例もまた、当該技術分野における熟練者に対しては明らかであって、ここで定義された一般的な原理は、本発明の主旨または範囲を逸脱しない他の実施例にも適用されうる。このように、本発明は、上記で示された実施例に制限されるものではなく、ここで記載された原理と新規の特徴に一致した広い範囲に相当するものを意図している。

Claims (14)

  1. パケットデータ通信をサポートする移動ノードのための方法であって、
    休止モードの動作に入ることと、
    パケットゾーンを識別するシステムパラメータメッセージを取得することと、
    前記休止モードの動作にある間、前記システムパラメータメッセージを無視することと、
    パケットデータ通信のためのページを取得することと、
    前記ページに応答することとを備える方法。
  2. 前記システムパラメータメッセージを無視することは、
    前記休止モードのためのモバイル支援基準を決定することと、
    もしも前記モバイル支援基準が満足されるのであれば、位置識別子を送信することと、 もしも前記モバイル支援基準が満足されないのであれば、前記休止モードにある間、前記システムパラメータメッセージを無視することとを備える請求項1に記載の方法。
  3. 前記モバイル支援基準は、前記システムパラメータメッセージによって特定される請求項2に記載の方法。
  4. 前記モバイル支援基準は、前記システムパラメータメッセージ内の複数ビットフィールドである請求項3に記載の方法。
  5. 前記複数ビットフィールド内の第1のビットは、モバイル支援したハンドオフを可能にするために使用される請求項4に記載の方法。
  6. 前記モバイル支援基準は、複数のパケットゾーン識別子のうちの少なくとも1つにおける変化に対応する請求項4に記載の方法。
  7. パケットデータ通信をサポートする移動ノードであって、
    休止モードの動作に入る手段と、
    パケットゾーンを識別するシステムパラメータメッセージを取得する手段と、
    前記休止モードの動作にある間、前記システムパラメータメッセージを無視する手段と、
    パケットデータ通信のためのページを取得する手段と、
    前記ページに応答する手段とを備える移動ノード。
  8. パケットデータ通信をサポートする移動ノードであって、
    休止モードの動作に入る手段と、
    モバイル支援した休止ハンドオフを不能にする手段と、
    パケットデータ通信のためのページを取得する手段と、
    前記ページに応答する手段とを備える移動ノード。
  9. パケットデータ通信をサポートする移動ノードであって、
    前記移動ノードを休止モードの動作に配置するモード選択ユニットと、
    モバイル支援した休止ハンドオフを不能にする休止ハンドオフ制御ユニットと、
    無線通信を受信するための受信回路と、
    無線通信を送信するための送信回路とを備える移動ノード。
  10. パケットデータ通信を送信するための方法であって、
    移動ノードへの第1の通信経路を確立することと、
    前記第1の通信経路を経由してパケットデータ通信を処理することと、
    前記移動ノードが前記第1の通信経路を経由して利用可能ではないことを判定することと、
    前記移動ノードの現在位置を識別することと、
    前記現在位置における前記移動ノードへの第2の通信経路を確立することとを備える方法。
  11. 前記第1の通信経路を除去することを更に備える請求項10に記載の方法。
  12. 前記第1の通信経路を確立することは、
    パケットデータサービスノードから前記移動ノードへの第1のポイントトゥポイント接続を確立することを備え、
    前記第2の通信経路を確立することは、前記パケットデータサービスノードから前記移動ノードへの第2のポイントトゥポイント接続を確立することを備える請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1の通信経路を確立することは、パケットデータサービスノードから前記移動ノードへの第1のポイントトゥポイント接続を確立することを備え、
    前記第2の通信経路を確立することは、第2のパケットデータサービスノードから前記移動ノードへの第2のポイントトゥポイント接続を確立することを備える請求項11に記載の方法。
  14. 前記第2の通信経路を確立することは更に、
    前記現在位置における前記移動ノードのためのモバイルインターネットプロトコル登録を可能にすることを備える請求項13に記載の方法。
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