JP2010056846A - 音声信号処理装置、音声信号処理方法、及びオーディオシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】再生装置と、この再生装置と離れて配置される表示装置と、再生装置と表示装置に共通して使用される複数のスピーカと、を備えるオーディオシステムにおいて、スピーカの音源が再生装置と表示装置との間で切り替えられた場合に、表示装置に表示される画像とスピーカから出力される音声との間のずれを低減する技術を提供する。
【解決手段】表示装置の動作状態に関する動作情報を取得する動作情報取得部と、動作情報に基づいて表示装置の起動を検出し、該表示装置が起動された場合、該表示装置に表示される画像と該画像に対応する音声とが、該画像を視聴する視聴者に対して一体的に供給されるように、前記複数のスピーカに供給される音声信号を調整する音響処理部と、を備える。
【選択図】図3
【解決手段】表示装置の動作状態に関する動作情報を取得する動作情報取得部と、動作情報に基づいて表示装置の起動を検出し、該表示装置が起動された場合、該表示装置に表示される画像と該画像に対応する音声とが、該画像を視聴する視聴者に対して一体的に供給されるように、前記複数のスピーカに供給される音声信号を調整する音響処理部と、を備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、音声信号処理装置、音声信号処理方法、及びオーディオシステムに関する。
車両空間等の閉ざされた空間において、聴取者に対して、より最適な音場を提供する技術開発が進められている。例えば、特許文献1には、車載用AV装置に関する技術が開示されており、係る車載用AV装置は、自動車内に配置される複数のスピーカと、自動車内に配置される複数のディスプレイと、複数のスピーカに供給されるオーディオ信号を補正する補正回路と、制御回路と、によって構成されている。そして、上記車載用AV装置では、制御回路が、複数のディスプレイのそれぞれにおける電源のオンオフを検出し、検出結果に従って、複数のスピーカの再生音が、複数のディスプレイのうち、電源がオンとされているディスプレイを利用する位置で適切となるように補正回路を制御する。これにより、上記特許文献1に記載の車載用AV装置によれば、搭乗者の着席位置にかかわらず適切な再生音場が提供される。
特開2005−88664号公報
国際公開第2001/072554号パンフレット
車載用のオーディオシステムとして様々な技術が開発されている。ここで、図1は、従来の車載用オーディオシステムの一例の概略構成を示す。また、図2は、図1に示す従来の車載用オーディオシステムのシステムブロック図を示す。この従来の車載用オーディオシステム1xは、ヘッドユニット(H/U)2xと、フロントドアスピーカ3xと、リアクォータスピーカ4xと、天井スピーカ5xと、リア席用モニタ6xと、によって構成されている。
ヘッドユニット2xは、CD、DVD、MD、チューナ、TV、ナビ装置等を備える再生装置であり、4chアンプが内蔵されている。リア席用モニタ6xは、後部座席に着席する聴取者に対して画像を提供する。フロントドアスピーカ3x、リアクォータスピーカ4x、及び天井スピーカ5xは、ヘッドユニット2xによって再生される音声、若しくはリア席用モニタ6xで表示される画像に対応する音声を出力する。
ここで、上記従来の車載用オーディオシステム1xでは、リア席用モニタ6xを使用する際、天井スピーカ5xの音圧不足により、天井スピーカ5xからの音の寄与度がリアクォータスピーカ4xからの音の寄与度を下回ることがある。この場合、天井スピーカ5xがリア席用モニタ6xの近傍に配置されているにもかかわらず、後部座席に着席する視聴者には、リアクォータスピーカ4xからの音がメインで届けられることが懸念される。つまり、後部座席の視聴者は、前方に配置されたリア席用モニタ6xに表示される画像を見ており、画像と聴覚に入る画像に応じた音声との間にずれを感じることが懸念される。
上述した車載用オーディオシステムは、あくまで一例であるが、再生装置と、この再生装置と離れて配置される表示装置と、再生装置と表示装置に共通して使用される複数のスピーカと、を備えるオーディオシステムは数多く知られている。そして、このようなオーディオシステムでは、スピーカの音源が再生装置と表示装置との間で切り替えられた場合に、表示装置に表示される画像とスピーカから出力される音声との間にずれが発生してしまうことが懸念される。
本発明では、上記した問題に鑑み、再生装置と、この再生装置と離れて配置される表示装置と、再生装置と表示装置に共通して使用される複数のスピーカと、を備えるオーディオシステムにおいて、スピーカの音源が再生装置と表示装置との間で切り替えられた場合に、表示装置に表示される画像とスピーカから出力される音声との間のずれを低減する技術を提供することを課題とする。
本発明では、上述した課題を解決するために、所定のコンテンツデータを再生する再生装置と、該再生装置と所定の距離をおいて設けられ、該再生装置で再生される画像を表示する表示装置と、該表示装置が表示する画像に対応する音声の音声信号を含む前記再生装置から供給される音声信号を音声として出力する複数のスピーカと、を備えるオーディオシステムにおいて、表示装置の起動を検出して、表示装置に表示される画像とこの画像に対応する音声とが一体的になるように、複数のスピーカに供給される音声信号に対して音響処理を行うこととした。
より詳細には、本発明は、所定のコンテンツデータを再生する再生装置と、該再生装置と所定の距離をおいて設けられ、該再生装置で再生される画像を表示する表示装置と、該表示装置が表示する画像に対応する音声の音声信号を含む前記再生装置から供給される音声信号を音声として出力する複数のスピーカと、を備えるオーディオシステムにおける前記音声信号に対して音響処理を行う音声信号処理装置であって、前記表示装置の動作状態に関する動作情報を取得する動作情報取得部と、前記動作情報に基づいて前記表示装置の起動を検出し、該表示装置が起動された場合、該表示装置に表示される画像と該画像に対応する音声とが、該画像を視聴する視聴者に対して一体的に供給されるように、前記複数のスピーカに供給される音声信号に対して音響処理を行う音響処理部と、を備える。
本発明によれば、表示装置の起動が検出されると、表示画面に表示される画像とこの画像に対応する音声とが、画像を視聴する視聴者に対して一体的に供給されるように音声信号に対して音響処理が行われる。その結果、スピーカの音源が再生装置と表示装置との間で切り替えられた場合に起こりうる、表示装置に表示される画像とスピーカから出力される音声との間のずれを低減することができる。
本発明に係る音声信号処理装置は、オーディシステムにおける音声信号に対して音響処理を行う。オーディオシステムは、再生装置、表示装置及び複数のスピーカを備える構成とすることができる。再生装置は、所定のコンテンツデータを再生する。コンテンツデータには、CDやDVD等に格納されている音楽データや画像データ等が例示される。表示装置は、再生装置で再生されるコンテンツデータに含まれる画像を表示する。従って、表示装置は、再生装置と電気的に接続されていることが好ましい。なお、本発明に係る表示装置は、再生装置と所定の距離をおいて設けられるが、表示装置は、再生装置と別個に設けられていればよく、所定の距離は特に限定されるものではない。所定の距離には、例えば、運転席の前方に設けられたナビ装置と後部座席用のモニタとの間隔が例示される。複数のスピーカは、上記再生装置から供給される音声信号を音声として出力する。スピーカの数や配置は、限定されるものではない。
動作情報取得部は、表示装置の動作状態に関する動作情報、例えば、表示装置の起動や停止等に関する情報を取得する。動作情報取得部は、別途設けられたセンサ等から動作情報を取得してもよく、また、表示装置と電気的に接続して表示装置から動作情報を直接取得するようにしてもよい。
音響処理部は、前記複数のスピーカに供給される音声信号に対して音響処理を行う。より詳細には、音響処理部は、表示装置が起動された場合、表示装置に表示される画像とこ
の画像に対応する音声とが、画像を視聴する視聴者に対して一体的に供給されるように音響処理を行う。一体的に供給するとは、視聴者に提供される画像と音声とのずれが少ないことを意味する。なお、本発明に係る音声信号処理装置では、再生装置と表示装置が所定の間隔をおいて設けられている。これは、再生装置で再生される音楽の聴取者と、表示装置が表示する画像を視聴する視聴者とが異なることが想定されることを意味する。従って、例えば再生装置で音楽が再生されている場合におけるスピーカの音声の出力状態をそのまま表示装置を起動した場合の出力状態とするとスピーカの音声の出力バランスが悪い場合がある。従って、音響処理部は、上記に加えて、表示装置が起動された場合、表示装置が表示する画像に対応する音声を前記複数のスピーカが出力するように複数のスピーカの音声の出力状態を変更するようにしてもよい。
の画像に対応する音声とが、画像を視聴する視聴者に対して一体的に供給されるように音響処理を行う。一体的に供給するとは、視聴者に提供される画像と音声とのずれが少ないことを意味する。なお、本発明に係る音声信号処理装置では、再生装置と表示装置が所定の間隔をおいて設けられている。これは、再生装置で再生される音楽の聴取者と、表示装置が表示する画像を視聴する視聴者とが異なることが想定されることを意味する。従って、例えば再生装置で音楽が再生されている場合におけるスピーカの音声の出力状態をそのまま表示装置を起動した場合の出力状態とするとスピーカの音声の出力バランスが悪い場合がある。従って、音響処理部は、上記に加えて、表示装置が起動された場合、表示装置が表示する画像に対応する音声を前記複数のスピーカが出力するように複数のスピーカの音声の出力状態を変更するようにしてもよい。
なお、音響処理部は、前記複数のスピーカのうち、起動された表示装置の近傍にある近傍スピーカへ供給される音声信号のゲインを大きくする音響処理を行うようにしてもよい。また、音響処理部は、前記複数のスピーカのうち、起動された表示装置の近傍にある近傍スピーカへ供給される音声信号のゲインを大きくし、かつ、該起動された表示装置からの距離が該近傍スピーカまでの距離よりも遠いスピーカに供給される音声信号のゲインを小さくする音響処理を行うようにしてもよい。これにより、該表示装置に表示される画像を視聴する視聴者に供給される画像と該画像に対応する音声との一体感が得られる。
ここで、本発明に係る音声信号処理装置において、前記オーディオシステムは、車両に搭載されるオーディオシステムとすることができる。この場合、前記再生装置は、前記車両の運転席の前方に配置され、前記表示装置は、前記車両の運転席の後方であって、該車両の後部座席から視聴可能な位置に配置することができる。更に、前記複数のスピーカは、前記運手席の近傍に設けられる運転席近傍スピーカと、前記表示装置の近傍に配置される天井スピーカと、前記後部座席の近傍に設けられる後部座席近傍スピーカと、を含む構成とすることができる。
本発明に係る音声信号処理装置が適用できるオーディオシステムには、車両用やホーム用等が例示される。上記発明は、このうち車両用に適用する場合の一態様を示すものである。本発明によれば、表示装置に表示される画像と、この表示装置に表示される画像に対応する音声であって、表示装置の近傍に配置される天井スピーカから出力される音声との間のずれを低減することができる。すなわち、車両内において、表示装置の起動が検出されると、表示装置に表示される画像とこの画像に対応する音声とが、画像を視聴する視聴者に対して一体的に供給される。
また、本発明に係る音声信号処理装置を車両に搭載されるオーディオシステムに適用する場合における音響処理部による処理は、例えば以下のようにすることができる。すなわち、前記音響処理部は、前記表示装置が起動された場合、該表示装置が表示する画像に対応する音声を、前記天井スピーカと前記後部座席近傍スピーカとが出力するように前記複数のスピーカの音声の出力状態を変更し、かつ、該表示装置に表示される画像と該画像に対応する音声とが、該画像を視聴する視聴者にとって一体的になるように、前記天井スピーカと前記後部座席近傍スピーカとに供給される音声信号を二つの音声信号に分割し、分割された一方の音声信号であって、前記天井スピーカに供給される一方の音声信号に対して、該一方の音声信号が中域帯若しくは高域帯となるようにフィルタ処理するとともにゲインを大きくし、分割された他方の音声信号であって、前記後部座席近傍スピーカに供給される他方の音声信号に対して、該他方の音声信号が低域帯となるようにフィルタ処理するとともにゲインを小さくする。これにより、車両内において、表示装置に表示される画像とこの画像に対応する音声とを、画像を視聴する視聴者に対して一体的に供給することができる。
なお、本発明は、上述したいずれかの機能を実現させるプログラム、又はプログラムを記録した記録媒体であってもよい。例えば、本発明は、所定のコンテンツデータを再生する再生装置と、該再生装置と所定の距離をおいて設けられ、該再生装置で再生される画像を表示する表示装置と、該表示装置が表示する画像に対応する音声の音声信号を含む前記再生装置から供給される音声信号を音声として出力する複数のスピーカと、を備えるオーディオシステムにおける前記音声信号に対して音響処理を行う音声信号処理方法であって、前記表示装置の動作状態に関する動作情報を取得する動作情報取得ステップと、前記動作情報に基づいて前記表示装置の起動を検出し、該表示装置が起動された場合、該表示装置に表示される画像と該画像に対応する音声とが、該画像を視聴する視聴者に対して一体的に供給されるように、前記複数のスピーカに供給される音声信号に対して音響処理を行う音響処理ステップと、をコンピュータが実行する音声信号処理方法である。
また、本発明は、上述した音声信号処理装置を組み込んだオーディオシステムやカーナビゲーションシステムとすることができる。例えば、本発明は、所定のコンテンツデータを再生する再生装置と、前記再生装置と所定の距離をおいて設けられ、該再生装置で再生される画像を表示する表示装置と、前記表示装置が表示する画像に対応する音声の音声信号を含む前記再生装置から供給される音声信号を音声として出力する複数のスピーカと、前記表示装置の動作状態に関する動作情報を取得する動作情報取得部と、前記動作情報に基づいて前記表示装置の起動を検出し、該表示装置が起動された場合、該表示装置に表示される画像と該画像に対応する音声とが、該画像を視聴する視聴者に対して一体的に供給されるように、前記複数のスピーカに供給される音声信号に対して音響処理を行う音響処理部と、を備えるオーディオシステムである。
本発明によれば、再生装置と、この再生装置と離れて配置される表示装置と、再生装置と表示装置に共通して使用される複数のスピーカと、を備えるオーディオシステムにおいて、スピーカの音源が再生装置と表示装置との間で切り替えられた場合に、表示装置に表示される画像とスピーカから出力される音声との間のずれを低減することができる。
次に、本発明に係る音声信号処理装置の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、実施形態では、本発明に係る音声信号処理装置を2chアンプユニットに組み込んだ場合を例に説明する。これにより、ヘッドユニット、スピーカ、リア席用モニタ等は、既存の機器を使用することができる。すなわち、後付で音声信号処理装置が内蔵された2chアンプユニットを取り付けることで、スピーカの音源がヘッドユニットとリア席用モニタとの間で切り替えられた場合に、リア席用モニタに表示される画像とスピーカから出力される音声との間のずれを低減することができる。以下、詳細に説明する。
<構成>
図3は、実施形態に係る音声信号処理装置70を含むオーディオシステム1の概略構成を示す。また、図4は、実施形態に係る音声信号処理装置70を含むオーディオシステム1のブロック図を示す。実施形態に係る車両100には、運転者を含む搭乗者が滞在可能である。実施形態に係る音声信号処理装置70を含む車載用オーディオシステム1のシステムブロック図を示す。車両100には、車載用オーディオシステム1が搭載されており、この車載用オーディオシステム1は、ヘッドユニット(H/U)2と、フロントドアスピーカ30と、リアクォータスピーカ40と、天井スピーカ50と、リア席用モニタ60と、音声信号処理装置70と、によって構成されている。
図3は、実施形態に係る音声信号処理装置70を含むオーディオシステム1の概略構成を示す。また、図4は、実施形態に係る音声信号処理装置70を含むオーディオシステム1のブロック図を示す。実施形態に係る車両100には、運転者を含む搭乗者が滞在可能である。実施形態に係る音声信号処理装置70を含む車載用オーディオシステム1のシステムブロック図を示す。車両100には、車載用オーディオシステム1が搭載されており、この車載用オーディオシステム1は、ヘッドユニット(H/U)2と、フロントドアスピーカ30と、リアクォータスピーカ40と、天井スピーカ50と、リア席用モニタ60と、音声信号処理装置70と、によって構成されている。
(ヘッドユニット)
ヘッドユニット(H/U)2は、本発明の再生装置に相当し、内部に中央処理装置(以
下、CPUという。)4を有する。このCPU4は、その内部に、制御部5を有し、制御部5は、ハードディスクドライブ(以下、HDDとする。)10に記憶された様々なコンテンツデータにアクセスして、それらのコンテンツデータの再生等の処理を行う。また、CPU4は、不揮発性のメモリとしてのRAM8とROM9とも電気的に接続されており、必要に応じてこれらのメモリに記憶されている情報にアクセスすることが可能である。
ヘッドユニット(H/U)2は、本発明の再生装置に相当し、内部に中央処理装置(以
下、CPUという。)4を有する。このCPU4は、その内部に、制御部5を有し、制御部5は、ハードディスクドライブ(以下、HDDとする。)10に記憶された様々なコンテンツデータにアクセスして、それらのコンテンツデータの再生等の処理を行う。また、CPU4は、不揮発性のメモリとしてのRAM8とROM9とも電気的に接続されており、必要に応じてこれらのメモリに記憶されている情報にアクセスすることが可能である。
制御部5は、主として、ユーザに対して音楽を提供するために、ヘッドユニット2を、コンテンツデータを処理する装置として機能させるための制御を行う。例えば、ヘッドユニット2は、コンテンツデータを車両100内で再生する機能を有する。コンテンツデータの再生処理について説明すると、ヘッドユニット2は、CD/DVDデッキ(以下、単にCDデッキとする。)11と、HDD10と、例えば携帯音楽端末と接続可能なインタ−フェース(I/F)12と、ナビゲーション装置13と、車両100のユーザ(移動体の操縦者や同乗車等のヘッドユニット2の操作が可能である者であり、以下においても同様とする。)からのコンテンツデータの処理に関する指令を受け付ける操作部31と、を有しており、それぞれがシステム制御部5と電気的に接続されている。また、制御部5には、DSP(Digital Signal Processor)19が電気的に接続され、DSP19では制御部5から送られるコンテンツデータに対してエンコードやデコード等の演算処理を施し、4chアンプ(AMP)20に音楽演奏のための電気信号を送る。なお、本実施形態に係るヘッドユニット4には、ナビゲーション装置13が設けられているが、ナビゲーション装置13は無くてもよい。
操作部31は、コンテンツデータの再生処理に関する指令としてのユーザ操作を受け付ける。受け付けたユーザからの指令は、電気信号として制御部5に送られる。操作部31は、例えば、複数のスピーカから出力される音量を調節するボリューム調整ボタン、主にナビゲーション装置13を起動した場合において例えば現在描画から東西南北の方向の位置を描画させる地図位置移動ボタン、再生するコンテンツデータを移行するトラックアップダウンボタン、ヘッドユニット2の電源を切り替える電源スイッチ等によって構成することができる。
表示部32は、コンテンツデータの情報の他、ナビゲーション装置13を起動した際には、地図描画を表示可能である。また、表示部32には、コンテンツデータの属性情報を表示可能である。コンテンツデータの属性情報には、例えばコンテンツデータの曲情報やアーティスト情報が含まれる。
(リア席用モニタ)
リア席用モニタ60は、車両100の運転席の後方の天井に設けられており、後部座席(リア席とも言う。)に着席する聴取者に対して画像を提供する。本実施形態に係るリア席用モニタ60は、未使用時には折り畳むことで天井に収容することができる。リア席用モニタ60は、ヘッドユニット2からのコンテンツデータ(画像)を表示してもよい。また、リア席用モニタ60は、車両100内に別途設けられたリア席用モニタ60専用のDVDデッキ等から供給されるコンテンツデータ(画像)を表示するようにしてもよい。本実施形態に係るリア席用モニタ60は、コンテンツデータを表示する表示部61、リア席用モニタ60に対する操作を受け付ける操作部62等によって構成されている。なお、操作部62には、リア席用モニタ60をON/OFFするための電源スイッチも含まれる。
リア席用モニタ60は、車両100の運転席の後方の天井に設けられており、後部座席(リア席とも言う。)に着席する聴取者に対して画像を提供する。本実施形態に係るリア席用モニタ60は、未使用時には折り畳むことで天井に収容することができる。リア席用モニタ60は、ヘッドユニット2からのコンテンツデータ(画像)を表示してもよい。また、リア席用モニタ60は、車両100内に別途設けられたリア席用モニタ60専用のDVDデッキ等から供給されるコンテンツデータ(画像)を表示するようにしてもよい。本実施形態に係るリア席用モニタ60は、コンテンツデータを表示する表示部61、リア席用モニタ60に対する操作を受け付ける操作部62等によって構成されている。なお、操作部62には、リア席用モニタ60をON/OFFするための電源スイッチも含まれる。
(スピーカ)
車両100には、フロントドアスピーカ(SP)30、リアクォータスピーカ(SP)40、天井スピーカ(SP)50といった複数のスピーカが設けられている。これらの複数のスピーカは、ヘッドユニット2によって再生される音声、若しくはリア席用モニタ60で表示される画像に対応する音声を出力する。
車両100には、フロントドアスピーカ(SP)30、リアクォータスピーカ(SP)40、天井スピーカ(SP)50といった複数のスピーカが設けられている。これらの複数のスピーカは、ヘッドユニット2によって再生される音声、若しくはリア席用モニタ60で表示される画像に対応する音声を出力する。
フロントドアスピーカ30は、左右のフロントドア、すなわち運手席用ドア及び助手席用ドアに合計二つ(フロントドアスピーカ(L)、フロントドアスピーカ(R))設けられている。リアクォータスピーカ40は、後部座席近傍の車両100の両側面に合計二つ(リアクォータスピーカ(L)、リアクォータスピーカ(R))設けられている。フロントドアスピーカ30及びリアクォータスピーカ40は、いずれも低域から高域を一つのスピーカで出力するいわゆるフルレンジスピーカによって構成されている。実施形態においては、リアクォータスピーカ40は、低域帯を受け持つ。天井スピーカ50は、車両100の天井のリア席用モニタ60の近傍に左右合計二つ(天井スピーカ(L)、天井スピーカ(R))設けられている。天井スピーカ50は、車両100内に設けられた複数のスピーカの中でリア席用モニタ60の最も近い位置に配置されている。本実施形態では、天井スピーカ50は、中域帯から高域帯を受け持つ。フロントドアスピーカ30は、ヘッドユニット2内に設けられた4chアンプ20と電気的に接続されており、4chアンプ20で増幅された音声信号を音声として出力する。一方、リアクォータスピーカ40及び天井スピーカ50は、音声信号処理装置70と電気的に接続されており、2chアンプユニット700内の2chアンプ21で増幅された音声信号を音声として出力する。
ここで、従来の車載用オーディオシステムにおいては、天井スピーカ50の音圧不足により、天井スピーカ50からの音の寄与度がリアクォータスピーカ40からの音の寄与度を下回ることがあり、その結果、天井スピーカ50がリア席用モニタ60の近傍に配置されているにもかかわらず、後部座席に着席する視聴者には、リアクォータスピーカ40からの音がメインで届けられることが懸念されていた。つまり、後部座席の視聴者は、前方に配置されたリア席用モニタ60に表示される画像若しくは映像(以下、単に画像という。)を見ており、画像と聴覚に入る画像に応じた音声との間にずれを感じることが懸念されていた。このような課題を解決するため、本実施形態では、リア席用モニタ60に表示される画像と複数のスピーカから出力される音声との間のずれを低減するため、音声信号処理装置70が、リアクォータスピーカ40及び天井スピーカ50に供給される音声信号に対して音響処理を行う。以下、音声信号処理装置70について説明する。
(音声信号処理装置)
音声信号処理装置70は、2chアンプユニット700に組み込まれており、リアクォータスピーカ40及び天井スピーカ50に供給される音声信号に対して音響処理を行う。なお、本実施形態では、2chアンプユニット700が、運転席の下側に設置されているが設置位置は特に限定されない。ここで、図5は、実施形態に係る音声信号処理装置70のブロック図を示す。図5に示すように、音声信号処理装置70は、減衰部71、分岐部79、イコライジング部(EQ部)72、ハイパスフィルタ部(HPF部)73、ローパスフィルタ部(LPF部)74、ゲイン調整部75、加算部76、出力調整部77、アンプ制御部78、によって構成されている。なお、減衰部71、分岐部79、ハイパスフィルタ部(HPF部)73、ローパスフィルタ部74、出力調整部77は、Lch対応とRch対応とに区別され(符号の後に付されたLはLch対応、RはRch対応を表す。)、イコライジング部(EQ部)72、ゲイン調整部75に関しては、Lch対応とRch対応に区別されると共に分岐後のルート毎に対応して区別される(符号の後に付されたLはLch対応、RはRch対応を表し、更にL、Rの後に付された数字は、分岐後のルートを表す。)。なお、減衰部71等の夫々の上記各機能部は、対応するチャンネルやルートが異なっていても基本的には夫々同様の機能を有することから区別する必要がある場合を除いて符号のみを表記する。
音声信号処理装置70は、2chアンプユニット700に組み込まれており、リアクォータスピーカ40及び天井スピーカ50に供給される音声信号に対して音響処理を行う。なお、本実施形態では、2chアンプユニット700が、運転席の下側に設置されているが設置位置は特に限定されない。ここで、図5は、実施形態に係る音声信号処理装置70のブロック図を示す。図5に示すように、音声信号処理装置70は、減衰部71、分岐部79、イコライジング部(EQ部)72、ハイパスフィルタ部(HPF部)73、ローパスフィルタ部(LPF部)74、ゲイン調整部75、加算部76、出力調整部77、アンプ制御部78、によって構成されている。なお、減衰部71、分岐部79、ハイパスフィルタ部(HPF部)73、ローパスフィルタ部74、出力調整部77は、Lch対応とRch対応とに区別され(符号の後に付されたLはLch対応、RはRch対応を表す。)、イコライジング部(EQ部)72、ゲイン調整部75に関しては、Lch対応とRch対応に区別されると共に分岐後のルート毎に対応して区別される(符号の後に付されたLはLch対応、RはRch対応を表し、更にL、Rの後に付された数字は、分岐後のルートを表す。)。なお、減衰部71等の夫々の上記各機能部は、対応するチャンネルやルートが異なっていても基本的には夫々同様の機能を有することから区別する必要がある場合を除いて符号のみを表記する。
減衰部71は、ヘッドユニット2から出力される音声信号を適切な信号レベルに減衰させる。本実施形態では、減衰部71として、ヘッドユニット2から出力される音声信号のうち、天井スピーカ50L及びリアクォータスピーカ40Lへの音声信号が入力される減
衰部71Lと、ヘッドユニット2から出力される音声信号のうち、天井スピーカ50R及びリアクォータスピーカ40Rへの音声信号が入力される減衰部71Rと、がある。減衰部71は、アッテネータ(Attenuator)によって構成することができる。減衰部71で減衰された音声信号は、分岐部79に対して出力される。
衰部71Lと、ヘッドユニット2から出力される音声信号のうち、天井スピーカ50R及びリアクォータスピーカ40Rへの音声信号が入力される減衰部71Rと、がある。減衰部71は、アッテネータ(Attenuator)によって構成することができる。減衰部71で減衰された音声信号は、分岐部79に対して出力される。
分岐部79は、減衰部71によって減衰された音声信号を二つの信号に分ける。本実施形態では、分岐部79として、減衰部71Lからの音声信号を分岐する分岐部79Lと、減衰部71Rからの音声信号を分岐する分岐部79Rと、がある。分岐部79は、分岐回路によって構成することができる。分岐部79で分岐された音声信号は、イコライジング部72に対して出力される。
イコライジング部72は、分岐部79によって分岐された音声信号の周波数特性を変更(イコライジングともいう。)する。本実施形態では、イコライジング部72として、Lchの第一ルートに設けられるイコライジング部72L1と、Lchの第二ルートに設けられるイコライジング部72L2と、Rchの第一ルートに設けられるイコライジング部72R1と、Rchの第二ルートに設けられるイコライジング部72R2と、がある。イコライジング部72は、イコライザ回路によって構成することができる。なお、第一ルートとは、ハイパスフィルタ部73が設けられる信号路を意味し、第二ルートとは、ローパスフィルタ部74が設けられる信号路を意味する。イコライジング部でイコライジングされた音声信号は、ハイパスフィルタ部73又はローパスフィルタ部74に対して出力される。
ハイパスフィルタ部73は、低周波帯域の音声信号を減衰させ、高周波帯域の音声信号を通過させる。一方、ローパスフィルタ部74は、高周波帯域の音声信号を減衰させ、低周波帯域の音声信号を通過させる。本実施形態では、ハイパスフィルタ部73として、Lchに設けられるハイパスフィルタ部73Lと、Rchに設けられるハイパスフィルタ部73Rと、がある。また、ローパスフィルタ部74として、Lchに設けられるハイパスフィルタ部73Lと、Rchに設けられるローパスフィルタ部74Rと、がある。ハイパスフィルタ部73及びローパスフィルタ部74は、それぞれフィルタ回路によって構成することができる。ハイパスフィルタ部73又はローパスフィルタ部74を通過した音声信号は、各フィルタからゲイン調整部75に対して出力される。
ゲイン調整部75は、ハイパスフィルタ部73又はローパスフィルタ部74からの音声信号のゲイン(音圧)を調整する。本実施形態では、ゲイン調整部75として、Lchの第一ルートに設けられるゲイン調整部75L1と、Lchの第二ルートに設けられるゲイン調整部75L2と、Rchの第一ルートに設けられるゲイン調整部75R1と、Rchの第二ルートに設けられるゲイン調整部75R2と、がある。ゲイン調整部75は、可変回路によって構成することができる。なお、本実施形態に係る音声信号処理装置70は、リア席用モニタ60の起動状態に応じてゲインを調整することで、リア席用モニタ60に表示される画像と複数のスピーカから出力される音声との間のずれを低減することを特徴とする。ゲインの具体的な調整については、後述する。ゲインが調整された音声信号は、ゲイン調整部75から加算部76に対して出力される。
加算部76は、第一ルートからの音声信号と第二ルートからの音声信号とを加算する。本実施形態では、加算部76として、Lchに設けられる加算部76Lと、Rchに設けられる加算部76Rと、がある。加算部76は、加算回路によって構成することができる。加算部76で加算された音声信号は、加算部76から出力調整部77に対して出力される。
出力調整部76は、音声信号の出力を調整する。本実施形態では、出力調整部76とし
て、Lchに設けられる出力調整部76Lと、Rchに設けられる出力調整部76Rと、がある。出力調整部76は、オーディオパワーICによって構成することができる。出力調整部76によって出力が調整された音声信号は、出力調整部76から複数のスピーカに対して出力され、最終的に各スピーカから音声として車両100内に出力される。
て、Lchに設けられる出力調整部76Lと、Rchに設けられる出力調整部76Rと、がある。出力調整部76は、オーディオパワーICによって構成することができる。出力調整部76によって出力が調整された音声信号は、出力調整部76から複数のスピーカに対して出力され、最終的に各スピーカから音声として車両100内に出力される。
アンプ制御部78は、2chアンプ21で実行される音響処理を制御する。アンプ制御部78は、動作情報取得部781、音響処理部782、記憶部783によって構成されている。アンプ制御部78の内部構成は、CPU780で実行されるプログラムによって実現することができる。また、このような構成に代えて、アンプ制御部78は、その内部構成のいずれか1以上をCPU780とは異なるプロセッサ、ハードウェア回路等によって実現してもよい。
動作情報取得部781は、リア席用モニタ60の動作に状態に関する動作情報として、リア席用モニタ60の起動又は停止に関する情報を取得する。本実施形態においては、動作情報取得部781は、リア席用モニタ60の電源スイッチから直接、リア席用モニタ60の起動又は停止に関する情報を取得する。なお、センサを別途配置し、配置したセンサからリア席用モニタ60の動作情報を取得するようにしてもよい。また、本実施形態においてはリア席用モニタ60が折り畳み式であるため、リア席用モニタ60を折り畳むモータからの信号をリア席用モニタ60の動作情報として取得してもよい。
音響処理部782は、リア席用モニタ60が起動されると、リア席用モニタ60に表示される画像とこの画像に対応する音声とが、画像を視聴する視聴者に対して一体的に供給されるように音響処理を行う。より詳細には、音響処理部782は、リア席用モニタ60が起動されると、リアクォータスピーカ40が受け持つ低域帯のゲインを下げ、天井スピーカ50が受け持つ中域帯から高域帯のゲインを上げるよう、ゲイン調整部75を制御する。なお、音響処理部782による音響処理の詳細については後述する。なお、本実施形態では、音響処理部782は、記憶部783に格納されているゲイン調整テーブルにアクセスして音響処理を実行する。
記憶部783は、ゲイン調整を行う際に用いるゲイン調整テーブルを格納する。ここで、図6は、ゲイン調整テーブルを示す。同図に示すように、ゲイン調整テーブルは、ゲイン調整部75毎に区分けされ、ゲイン調整部75毎にリア席用モニタ起動又は停止の際のゲインのアップ又はダウンが記録されている。例えば、リア席用モニタ60の起動時、ゲイン調整部75L1及びゲイン調整部75R1のゲインはアップとなる。また、記憶部783は、アンプ制御部78のCPU780によって実行される所定のプログラムを格納する。なお、記憶部783は、揮発性のRAM(Random Access Memory)と、不揮発性のROM(Read Only Memory)を含む。ROMには、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)のような書き換え可能な半導体メモリを含む。
<処理フロー>
次に本実施形態に係る音声信号処理装置70のアンプ制御部78によって行われる音響処理について説明する。図7は、音響処理フローを示す。同図に示すように、ステップS01では、動作情報取得部781によってリア席用モニタ60の動作情報が取得される。動作情報の取得が完了するとステップS02へ進む。
次に本実施形態に係る音声信号処理装置70のアンプ制御部78によって行われる音響処理について説明する。図7は、音響処理フローを示す。同図に示すように、ステップS01では、動作情報取得部781によってリア席用モニタ60の動作情報が取得される。動作情報の取得が完了するとステップS02へ進む。
ステップS02では、取得された動作情報に基づいてリア席用モニタ60が起動(ON)か停止(OFF)か否かが音響処理部782によって判断される。なお、リア席用モニタ60がONかOFFか否かは、動作情報として取得するリア席用モニタ60からの電気信号の電圧(例えばDC○○V)が所定の値を上回っているか否かによって判断すること
ができる。リア席用モニタ60が起動(ON)の場合、ステップS03へ進む。一方、リア席用モニタ60が停止の場合、再度ステップS02へ進む。
ができる。リア席用モニタ60が起動(ON)の場合、ステップS03へ進む。一方、リア席用モニタ60が停止の場合、再度ステップS02へ進む。
ステップS03では、ゲインが調整される。具体的には、音響処理部782によって、ゲイン調整部75L1及びゲイン調整部75R1のゲインがアップされ、ゲイン調整部75L2及びゲイン調整部75R2のゲインがダウンされる。これにより、ハイパスフィルタ部73を通る中域帯から高域帯の音声信号のゲインがアップされ、ローパスフィルタ部74を通る低域帯の音声信号のゲインがダウンされ、加算部76で加算された音声信号が天井スピーカ50又はリアクォータスピーカ40に対して出力される。ここで、本実施形態では、天井スピーカ50が中域帯を受け持ち、リアクォータスピーカ40が低域帯を受け持つ。従って、リア席用モニタ60の近傍に位置する天井スピーカ50から出力される音声のリア席への寄与度が大きくなり、かつ、天井スピーカ50よりもリア席用モニタ60との距離が遠いリアクォータスピーカ40から出力される音声のリア席への寄与度が小さくなる。その結果、複数のスピーカの音源がヘッドユニット2とリア席用モニタ60との間で切り替えられた場合に、リア席用モニタ60に表示される画像と複数のスピーカから出力される音声との間のずれを低減することができる。なお、ステップS03における処理は、リア席用モニタ60がOFFからONとなった場合の処理であり、ONからONの場合には、特にゲイン調整は行われない。
なお、例えばヘッドユニット2で音楽が再生されている場合における複数のスピーカの音声の出力状態をそのままリア席用モニタ60を起動した場合の出力状態とすると複数のスピーカの音声の出力バランスが悪い場合がある。従って、音響処理部782は、リア席用モニタ60が起動された場合、まず、リア席用モニタ60が表示する画像に対応する音声をリアクォータスピーカ40及び天井スピーカ50が出力するように複数のスピーカの音声の出力状態を変更し、その上でゲインの調整を行うようにしてもよい。
ステップS04では、音響処理部782によって、ゲイン調整部75L1及びゲイン調整部75R1のゲインがダウンされ、ゲイン調整部75L2及びゲイン調整部75R2のゲインがアップされる。なお、ステップS04における処理は、リア席用モニタ60がONからOFFとなった場合の処理であり、OFFからOFFの場合には、特にゲイン調整は行われない。
<効果>
以上説明した、実施形態に係る音声信号処理装置によれば、リア席用モニタ60が起動されると、リア席用モニタ60の近傍に位置する天井スピーカ50から出力される音声のリア席への寄与度が大きくなり、かつ、天井スピーカ50よりもリア席用モニタ60との距離が遠いリアクォータスピーカ40から出力される音声のリア席への寄与度が小さくなる。その結果、複数のスピーカの音源がヘッドユニット2とリア席用モニタ60との間で切り替えられた場合に、リア席用モニタ60に表示される画像と複数のスピーカから出力される音声との間のずれを低減することができる。
以上説明した、実施形態に係る音声信号処理装置によれば、リア席用モニタ60が起動されると、リア席用モニタ60の近傍に位置する天井スピーカ50から出力される音声のリア席への寄与度が大きくなり、かつ、天井スピーカ50よりもリア席用モニタ60との距離が遠いリアクォータスピーカ40から出力される音声のリア席への寄与度が小さくなる。その結果、複数のスピーカの音源がヘッドユニット2とリア席用モニタ60との間で切り替えられた場合に、リア席用モニタ60に表示される画像と複数のスピーカから出力される音声との間のずれを低減することができる。
なお、上述した実施形態では、音声信号処理装置70をヘッドユニット2と別に設置することで、既存の機器を使用することができる。但し、このような態様に限定されるものではない。音声信号処理装置70をヘッドユニット2に組み込むようにしてもよい。また、上述した実施形態におけるゲインの調整に加えて遅延処理等を行うようにしてもよい。これにより、リア席用モニタ60に表示される画像と複数のスピーカから出力される音声との間のずれをより低減することができる。
1・・・オーディオシステム
2・・・ヘッドユニット
4・・・CPU
5・・・制御部
8・・・RAM
9・・・ROM
10・・・HDD
10a・・・音楽DB
11・・・CD/DVDデッキ
12・・・I/FUSB
13・・・ナビ装置
19・・・DSP
20・・・4chアンプ
21・・・2chアンプ
30・・・フロントドアスピーカ
40・・・リアクォータスピーカ
50・・・天井スピーカ
60・・・リア席用モニタ
70・・・音声信号処理装置
71・・・減衰部
72・・・イコライジング部
73・・・ハイパスフィルタ部
74・・・ローパスフィルタ部
75・・・ゲイン調整部
76・・・加算部
77・・・出力調整部
78・・・アンプ制御部
79・・・分岐部
780・・・CPU(2chアンプ)
781・・・動作情報取得部
782・・・音響処理部
783・・・記憶部
(従来技術)
1x・・・オーディオシステム、2x・・・ヘッドユニット、3x・・・フロントドアスピーカ、4x・・・リアクォータスピーカ、5x・・・天井スピーカ
2・・・ヘッドユニット
4・・・CPU
5・・・制御部
8・・・RAM
9・・・ROM
10・・・HDD
10a・・・音楽DB
11・・・CD/DVDデッキ
12・・・I/FUSB
13・・・ナビ装置
19・・・DSP
20・・・4chアンプ
21・・・2chアンプ
30・・・フロントドアスピーカ
40・・・リアクォータスピーカ
50・・・天井スピーカ
60・・・リア席用モニタ
70・・・音声信号処理装置
71・・・減衰部
72・・・イコライジング部
73・・・ハイパスフィルタ部
74・・・ローパスフィルタ部
75・・・ゲイン調整部
76・・・加算部
77・・・出力調整部
78・・・アンプ制御部
79・・・分岐部
780・・・CPU(2chアンプ)
781・・・動作情報取得部
782・・・音響処理部
783・・・記憶部
(従来技術)
1x・・・オーディオシステム、2x・・・ヘッドユニット、3x・・・フロントドアスピーカ、4x・・・リアクォータスピーカ、5x・・・天井スピーカ
Claims (9)
- 所定のコンテンツデータを再生する再生装置と、該再生装置と所定の距離をおいて設けられ、該再生装置で再生される画像を表示する表示装置と、該表示装置が表示する画像に対応する音声の音声信号を含む前記再生装置から供給される音声信号を音声として出力する複数のスピーカと、を備えるオーディオシステムにおける前記音声信号に対して音響処理を行う音声信号処理装置であって、
前記表示装置の動作状態に関する動作情報を取得する動作情報取得部と、
前記動作情報に基づいて前記表示装置の起動を検出し、該表示装置が起動された場合、該表示装置に表示される画像と該画像に対応する音声とが、該画像を視聴する視聴者に対して一体的に供給されるように、前記複数のスピーカに供給される音声信号に対して音響処理を行う音響処理部と、
を備える音声信号処理装置。 - 前記音響処理部は、前記表示装置に表示される画像を視聴する視聴者に供給される画像と該画像に対応する音声とが、該画像を視聴する視聴者に対して一体的に供給されるように、前記複数のスピーカのうち、起動された表示装置の近傍にある近傍スピーカへ供給される音声信号のゲインを大きくする音響処理を行う、請求項1に記載の音声信号処理装置。
- 前記音響処理部は、前記表示装置に表示される画像を視聴する視聴者に供給される画像と該画像に対応する音声とが、該画像を視聴する視聴者に対して一体的に供給されるように、前記複数のスピーカのうち、起動された表示装置の近傍にある近傍スピーカへ供給される音声信号のゲインを大きくし、かつ、該起動された表示装置からの距離が該近傍スピーカまでの距離よりも遠いスピーカに供給される音声信号のゲインを小さくする音響処理を行う、請求項1に記載の音声信号処理装置。
- 前記オーディオシステムは、車両に搭載され、
前記再生装置は、前記車両の運転席の前方に配置され、
前記表示装置は、前記車両の運転席の後方であって、該車両の後部座席から視聴可能な位置に配置され、
前記複数のスピーカは、前記運手席の近傍に設けられる運転席近傍スピーカと、前記表示装置の近傍に配置される天井スピーカと、前記後部座席の近傍に設けられる後部座席近傍スピーカと、を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の音声信号処理装置。 - 所定のコンテンツデータを再生する再生装置と、該再生装置と所定の距離をおいて設けられ、該再生装置で再生される画像を表示する表示装置と、該表示装置が表示する画像に対応する音声の音声信号を含む前記再生装置から供給される音声信号を音声として出力する複数のスピーカと、を備えるオーディオシステムにおける前記音声信号に対して音響処理を行う音声信号処理方法であって、
前記表示装置の動作状態に関する動作情報を取得する動作情報取得ステップと、
前記動作情報に基づいて前記表示装置の起動を検出し、該表示装置が起動された場合、該表示装置に表示される画像と該画像に対応する音声とが、該画像を視聴する視聴者に対して一体的に供給されるように、前記複数のスピーカに供給される音声信号に対して音響処理を行う音響処理ステップと、
をコンピュータが実行する音声信号処理方法。 - 前記音響処理ステップでは、前記表示装置に表示される画像を視聴する視聴者に供給される画像と該画像に対応する音声とが、該画像を視聴する視聴者に対して一体的に供給されるように、前記複数のスピーカのうち、起動された表示装置の近傍にある近傍スピーカ
へ供給される音声信号のゲインを大きくする音響処理を行う、請求項5に記載の音声信号処理方法。 - 前記音響処理ステップでは、前記表示装置に表示される画像を視聴する視聴者に供給される画像と該画像に対応する音声とが、該画像を視聴する視聴者に対して一体的に供給されるように、前記複数のスピーカのうち、起動された表示装置の近傍にある近傍スピーカへ供給される音声信号のゲインを大きく、かつ、該起動された表示装置からの距離が該近傍スピーカまでの距離よりも遠いスピーカに供給される音声信号のゲインを小さくする音響処理を行う、請求項6に記載の音声信号処理方法。
- 所定のコンテンツデータを再生する再生装置と、
前記再生装置と所定の距離をおいて設けられ、該再生装置で再生される画像を表示する表示装置と、
前記表示装置が表示する画像に対応する音声の音声信号を含む前記再生装置から供給される音声信号を音声として出力する複数のスピーカと、
前記表示装置の動作状態に関する動作情報を取得する動作情報取得部と、
前記動作情報に基づいて前記表示装置の起動を検出し、該表示装置が起動された場合、該表示装置に表示される画像と該画像に対応する音声とが、該画像を視聴する視聴者に対して一体的に供給されるように、前記複数のスピーカに供給される音声信号に対して音響処理を行う音響処理部と、
を備えるオーディオシステム。 - 前記音響処理部は、該表示装置に表示される画像を視聴する視聴者に供給される画像と該画像に対応する音声とが、該画像を視聴する視聴者に対して一体的に供給されるように、前記複数のスピーカのうち、起動された表示装置の近傍にある近傍スピーカへ供給される音声信号のゲインを大きくする音響処理を行う、請求項8に記載のオーディオシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008219281A JP2010056846A (ja) | 2008-08-28 | 2008-08-28 | 音声信号処理装置、音声信号処理方法、及びオーディオシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008219281A JP2010056846A (ja) | 2008-08-28 | 2008-08-28 | 音声信号処理装置、音声信号処理方法、及びオーディオシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010056846A true JP2010056846A (ja) | 2010-03-11 |
Family
ID=42072300
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008219281A Withdrawn JP2010056846A (ja) | 2008-08-28 | 2008-08-28 | 音声信号処理装置、音声信号処理方法、及びオーディオシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2010056846A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104380762A (zh) * | 2012-06-29 | 2015-02-25 | 索尼公司 | 视听装置 |
| CN104837101A (zh) * | 2014-02-12 | 2015-08-12 | 苏蒂利斯诺·里奥诺 | 用于车辆的集成娱乐设备 |
| JP2015154478A (ja) * | 2014-02-12 | 2015-08-24 | リオノ ストリスノ | 車両向け一体型娯楽装置 |
| WO2024232062A1 (ja) * | 2023-05-10 | 2024-11-14 | ヤマハ株式会社 | オーディオ装置 |
-
2008
- 2008-08-28 JP JP2008219281A patent/JP2010056846A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104380762A (zh) * | 2012-06-29 | 2015-02-25 | 索尼公司 | 视听装置 |
| US9924126B2 (en) | 2012-06-29 | 2018-03-20 | Saturn Licensing Llc | Audiovisual apparatus |
| CN104837101A (zh) * | 2014-02-12 | 2015-08-12 | 苏蒂利斯诺·里奥诺 | 用于车辆的集成娱乐设备 |
| JP2015154478A (ja) * | 2014-02-12 | 2015-08-24 | リオノ ストリスノ | 車両向け一体型娯楽装置 |
| WO2024232062A1 (ja) * | 2023-05-10 | 2024-11-14 | ヤマハ株式会社 | オーディオ装置 |
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