JP2010077107A - 水分を含んだ野菜スラリー中や果実スラリー中の成分を体内に取り込む方法及びそれに使用する袋。 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明は、野菜や果実の体への新たな補給方法を提案するために、水分を多量含んだ野菜スラリーや果実スラリーを作成する。このスラリーを大きな開口部を持つ袋や容器に入れ、これに手や足を30分間程度つける。スラリーを肌に直接接触させることで、皮膚からの成分吸収が可能となる。
【選択図】図2
Description
また喘息や麻酔をそれぞれの薬効成分を含んだパッチを用いて皮膚に貼り付け、パッチに固定したペーストより薬効成分を肌より吸収させ、薬効成分を体内に取り込む手段が特許特開平11−335282号公報(特許文献1)で提案している。
また、特開平−7−196480号公報(特許文献2)では皮膚表面に塗布された外用塗布薬剤や化粧料等に含まれる薬効成分、有効成分などの経皮吸収を高めることのできる、閉塞効果に優れた皮膚被覆材を提案されている。
これらの方法は、薬効成分を肌より取り込む方法を提案しているものの、古くからの習慣で実施されており、薬草の薬効成分が体にどのように吸収されていることについては、明確に示されてこなかった。
薬草でなく、食品成分である野菜や果実から肌を通して野菜成分や果実成分を取り込む試みはこれまでなされておらず、特開2001−178410号公報(特許文献3)、同2003−259795号公報、(特許文献4)および同2005−198634号公報(特許文献5)のように口から吸収するものばかりであった。
本発明は、食品の野菜や果実をスラリー化することにより、肌から野菜成分や果実成分を取り込むことを実現する。
また、野菜や果実には美容効果の期待できる成分(ビタミンC等)も多く含まれている。野菜や果実の成分は経口で吸収された場合、肝臓の代謝を経て血管を通り各器官へ輸送される。つまり効果を求めたい部分(例えば顔のしわ等)にのみ作用するわけではない。野菜や果実成分が皮膚から吸収できれば、効果を求めたい部分から直接作用させることが可能となる。
本発明は野菜や果実をスラリー化して皮膚に接触しやすくし、スラリー中に含まれる成分を肌から吸収させることにより、体内へ野菜や果実成分を補給する。またスラリーを乾燥化した後も、加水により本効果は期待できるため、浸漬、塗布、ゲル化、濃厚溶液化などの方法で利用できる。
本発明は野菜や果実の成分を体内へ補給する新たな方法と手段を提供するものである。
実施例1について説明する。
キャベツにはビタミンCをはじめ様々な機能性成分が含まれている。キャベツスラリーから皮膚へのビタミンCおよび他の成分の吸収の具体例を以下に示す。
キャベツをミキサーにてスラリー化し、直径15cm、高さ25cmのプラスチック容器内に約700g入れた。このプラスチック容器を循環式恒温槽内に入れて40℃に加温した。野菜スラリー中への浸漬実施の効果を判定するために次の手順を行った。まず両手を温度38〜40℃の流水にて1分間洗浄した後、右手をスラリーに30分間浸たした。また左手は清浄の状態に保持した。右手から野菜スラリーの成分が体内に吸収され、この体内に吸収された野菜成分が左手の皮膚表面から汗とともにまたは直接拍出してくるのを調べた。野菜成分としてはビタミンC及びその他成分を対象として、左手の皮膚表面から得られる成分の測定はガスクロマトグラフ/質量分析計(GC/MS)にて実施した。実施の様子を図1の写真に示した。なお写真はスラリーを袋に入れて用いた例を示しており、水温は約38度に保っている。
サンプリングは一指し指、及び中指の第二間接より先端部の皮膚表面から集めた。噴霧により得られた溶液(約体積 0.5ミリリットル)は、1.5ミリリットル容量の小型樹脂製容器に入れ、これを真空遠心乾燥機 (60℃ で保温)で4〜8時間にわたり乾燥し、乾固した。次いで誘導化試薬(N,O−ビス(トリエチルシリル)トリフロロアセトアミド)50マイクロリットルを小型樹脂製容器に加えて、乾固された野菜成分と前記誘導化試薬と反応させた。反応は冷蔵庫で一夜おき反応させた。得られた試料用液をGC/MSで測定した。
サンプリングは実施例1と同様に行った。すなわち霧吹きによる方法を用いて、左手より汗成分及び皮膚表面への拍出成分を捕集した。実施例1と同様の誘導化を実施し、GC/MSによりグルコースを定量した。
表2よりグルコースがバナナスラリーから体内へ吸収され、その一部が反対側の手より出ていることが分かる。摂取2時間後では摂取前に比べて10倍以上のグルコースが手の指から出ていることが認められた。
実施例3は野菜スラリーを乾燥し、再び水分を加えてスラリーにし、このスラリーを用いて、皮膚吸収を行う方法である。そのために野菜スラリーの水分率について測定した。実施例1及び実施例2の各スラリーの水分率を表2に示した。
粉末やゲル状等にスラリーを加工する場合も、表3のように再度水を加えることが必要である。
実施例1のような野菜スラリー状になり、水分率はまだ低いが野菜スラリー状になっており、野菜成分の皮膚吸収は期待できる。
野菜スラリー成分の皮膚吸収は皮膚との浸透圧によるものと考えられることからスラリーの水分率は成分の吸収率に大きく影響するものと考えられる。野菜スラリーの水分を幾分減少させて浸透圧を生体の浸透圧に等しくすることも可能である。
野菜スラリーの皮膚吸収を迅速に図るために、野菜スラリーの水分率を、乾燥処理を少し加えることにより減少させ、浸透圧を上げて皮膚吸収を迅速に行わせることも可能である。
足を野菜スラリーに30分間浸したところ、人の体内への野菜スラリー成分が吸収されることが可能である。
この新たな野菜や果物の成分の栄養補給は、健常人における肌の手入れや穏やかな栄養補給方法有効である。疾病を持つ患者さんへの新たな栄養補給方法として、適用できる。すなわち経口摂取が困難な疾病を有している患者さんへの適用は有効である。
Claims (5)
- 水分を含んだ野菜スラリーや果実スラリーを人の肌である皮膚に接触させて、野菜スラリーや果実スラリーに含まれる成分を人の体内に取り込む方法。
- 水分を含んだ野菜スラリーや果実スラリーを、人の細胞と等しい浸透圧になるように調整した請求項1記載の水分を含んだ野菜スラリー中及び果実スラリー中の成分を体内に取り込む方法。
- 水分を含んだ野菜スラリー中や果実スラリーを袋に入れ、その中に手や足、腕を浸漬し、一定時間保持して野菜スラリーや果実スラリー成分を人の身体に取り込むようにした請求項1及び請求項2記載の水分を含んだ野菜スラリー中及び果実スラリー中の成分を体内に取り込む方法。
- 野菜スラリーや果実スラリーを乾燥し、これを固形に仕上げて、使用前に水分を加えて水分を含んだスラリー状にした請求項1記載の野菜スラリーや果実スラリーに含まれる成分を人の体内に取り込む方法。
- 水分を含んだ野菜スラリー中や果実スラリーを大きな開口部を有し、該開口部内に人の腹部あるいは背中が位置し、該スラリー中の成分を体内に取り込むようにした水分を含んだ野菜スラリー中や果実スラリー中の成分を体内に取り込むための袋。
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Citations (3)
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|---|---|---|---|---|
| JPS61132150A (ja) * | 1984-11-28 | 1986-06-19 | ソシエテ デ プロデユイ ネツスル ソシエテ アノニム | インスタント脱水ピユーレおよびその製造法 |
| JP2004236612A (ja) * | 2003-02-07 | 2004-08-26 | Gun Ei Chem Ind Co Ltd | 果実加工品の製造方法、果実加工品及び糖果 |
| JP2007528390A (ja) * | 2004-03-11 | 2007-10-11 | 株式會社アモーレパシフィック | 糊状ヨーグルト剤型を有する化粧料組成物 |
-
2008
- 2008-09-26 JP JP2008274910A patent/JP2010077107A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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