JP2010077887A - エンジン始動制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯機が車室内に閉じ込められた場合、その携帯機によるエンジンの始動を不可能として、車両のセキュリティ性を向上する。
【解決手段】車室内に閉じ込められた携帯機1のIDコードを記憶し、その記憶IDコードを用いて、運転者が車両に乗車してエンジンスイッチを操作した際に、その運転者が、車室内に閉じ込められている携帯機1以外の携帯機1を保持しているか否かを判別する。運転者が、車室内に閉じ込められている携帯機1とは別の携帯機1を保持している場合のみ、エンジンの始動を許可する。
【選択図】図7

Description

本発明は、携帯機と車両側ユニットとが相互通信を行い、その通信結果に基づいて、車両のエンジンの始動許可・禁止を行なうエンジン始動制御システムに関する。
従来、メカニカルキーをキーシリンダへ差し込み回すことによってエンジンを始動/停止するキーシリンダ式にかわり、特許文献1に記載の技術のように、ユーザが電子キー(携帯機)を身につけておくだけで、エンジンスイッチを押すことによりエンジンを始動/停止したり、車両ドアをロック/アンロックしたりするシステムが提案されている。
特開平9−71220号公報
ここで、上述したようなスマートエントリシステムにおいて、車両を使用するユーザが複数人である場合を鑑みて、携帯機が複数個用意される場合がある。このように複数個の携帯機が用意された場合、携帯機を保持するユーザが車外に出でも、車室内には、他の携帯機が残されていることも起こりえる。この場合、現状のスマートエントリシステムでは、携帯機を保持するユーザがドアハンドルに設けられたスイッチを操作してドアをロックしようとしても、車室内に他の携帯機が残されているので、その携帯機を用いた車両の盗難などを防止するため、ドアはロックされず、置き忘れ警報が発せられる。
ただし、現状のスマートエントリシステムでは、携帯機に電池切れが生じたときでも車両ドアのロックやアンロックができるように、メカニカルキーが別途用意されることが一般的である。また、ユーザの利便性を考慮し、ワイヤレスロック機能やワイヤレスアンロック機能が設けられることも多い。これらのワイヤレスロック機能及びワイヤレスアンロック機能とは、ユーザが携帯機に設けられたロックスイッチやアンロックスイッチを操作することにより、携帯機から車両側ユニットへと単方向通信が行なわれ、それにより、車両ドアをロックしたり、アンロックしたりすることができる機能である。
上述したメカニカルキーやワイヤレスロック機能を用いて車両ドアをロックする場合には、携帯機が車室内に残されている場合でも車両のドアがロックできてしまう。この結果、車室内に携帯機が閉じ込められる状況が発生しえる。
このように携帯機が車室内に閉じ込められた場合に、悪意を持った第三者が車室内に押し入り、その携帯機を入手すると、第三者は、その携帯機を用いて車両のエンジンを始動することができ、容易に車両を持ち去ることが可能となってしまう。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであり、携帯機が車室内に閉じ込められた場合、その携帯機によるエンジンの始動を不可能として、車両のセキュリティ性を向上することが可能なエンジン始動制御システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のエンジン始動制御システムは、車両側ユニットから送信されるリクエスト信号に応答して、携帯機がIDコードを含むレスポンス信号を返送する相互通信を行うことによって、車両側ユニットが、携帯機からレスポンス信号を受信し、そのレスポンス信号に含まれるIDコードを予め登録してある登録コードと照合し、その照合が成立したとの照合結果が得られたことを条件として、車両のエンジンの始動許可・禁止を行なうものであって、
携帯機は複数個用意され、当該複数個の携帯機には、各々の携帯機を相互に識別可能な携帯機識別コードが付与されており、車両側ユニットは、携帯機との相互通信を通じて、当該携帯機の携帯機識別コードを取得するものであり、
車両側ユニットは、
携帯機からのレスポンス信号を受信する受信機と
車両の車室内を携帯機との通信エリアとし、当該車室内に向けてリクエスト信号を送信する車室内送信機と、
車両の全てのドアがロックされる際に、車室内送信機にリクエスト信号の送信を行なわせ、受信機が、そのリクエスト信号に応答するレスポンス信号を受信したとき、その相互通信を通じて取得された携帯機識別コードを、車室内に閉じ込められた携帯機の携帯機識別コードとして記憶する識別コード記憶手段と、
車両のエンジンを始動させるために、車両の運転者によって操作される始動操作部と、
運転者が車両に乗車する際に実施される、車室内送信機を用いた携帯機との相互通信において、識別コード記憶手段に携帯機識別コードが記憶されている携帯機とのみ相互通信が行なわれた場合、始動操作部の操作に対して車両のエンジンの始動を禁止し、識別コード記憶手段に携帯機識別コードが記憶されている携帯機以外の携帯機と相互通信が行なわれた場合、始動操作部の操作に対して車両のエンジンの始動を許可する始動制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、車両の全てのドアがロックされるときに、車室内送信機からリクエスト信号が送信される。そして、そのリクエスト信号を契機として、携帯機との相互通信が行なわれた場合には、車室内に閉じ込められた携帯機があるとみなし、その相互通信を通じて取得された携帯機識別コードを記憶する。このように車室内に閉じ込められた携帯機の携帯機識別コードを記憶しているため、運転者が車両に乗車して始動操作部を操作した際に、その運転者が、車室内に閉じ込められている携帯機以外の携帯機を保持しているか否かを判別することができる。すなわち、車室内に閉じ込められている携帯機のみが、車両側ユニットと相互通信を行なった場合、運転者は、その携帯機以外の携帯機を保持していないとみなすことができる。この場合、車両のセキュリティ性を確保するため、始動操作部の操作に対してエンジンの始動を禁止する。一方、車室内に閉じ込められている携帯機とは別の携帯機が、車両側ユニットと相互通信を行なった場合、運転者は、車室内に閉じ込められていた携帯機とは別の正規の携帯機を保持しているとみなせるので、始動操作部の操作に対して車両のエンジンの始動を許可する。このように、請求項1に記載の発明では、車両の運転者が、車室内に閉じ込められた携帯機とは別の携帯機を保持しているとみなせる場合にのみエンジンの始動を許可するので、車両のセキュリティ性を向上することができる。
請求項2に記載したように、始動制御手段によりエンジンの始動が許可されると、識別コード記憶手段は、記憶している携帯機識別コードをクリアすることが好ましい。車室内に閉じ込められていた携帯機とは別の携帯機を保持するユーザにより車両ドアがアンロックされ、かつエンジンの始動が許可された後は、車室内に閉じ込められていた携帯機の携帯機識別コードの記憶は不要であり、また、その後車両が駐車され車両の全てのドアがロックされるときに、携帯機が閉じ込められると、その携帯機の携帯機識別コードを記憶する必要があるためである。
なお、上述した携帯機識別コードとしては、請求項3に記載したように、各々の携帯機に対して、相互に異なるように付与されたIDコードを用いても良いし、請求項4に記載したように、各々の携帯機のキー番号を示すキーナンバーコードを用いても良い。いずれの場合であっても、車室内に閉じ込められている携帯機を識別することができる。
また、請求項5に記載したように、携帯機識別コード記憶手段は、全ての携帯機を対象として、携帯機識別コードの取得のための相互通信を実行させることが好ましい。携帯機が複数用意されている場合、車室内に複数の携帯機が閉じ込められる可能性もある。上述した構成により、携帯機識別コード記憶手段は、車室内に複数の携帯機が閉じ込められた場合、閉じ込められた全ての携帯機の携帯機識別コードを記憶することができるようになる。
以下、本発明の実施形態に係るエンジン始動制御システムを、図に基づいて説明する。なお、本実施形態では、エンジン始動制御システムは、スマートエントリシステムの一機能として実現されている。図1は、本実施形態に係るスマートエントリシステムの全体の構成を示す構成図である。
本実施形態におけるスマートエントリシステムは、携帯機1と車両側ユニットとの相互通信によるIDコードの照合結果を基に、各ドアのロック・アンロック状態を制御する。また、車両側ユニットは、車両10のセキュリティ性を向上するために、IDコードの照合結果を基に車両10のエンジン始動の許可・禁止状態等の制御も行う。
図1に示すように、携帯機1は、車両側ユニットの車室外送信機2a〜2dあるいは車室内送信機2eからのリクエスト信号を受信する受信機1a、このリクエスト信号の受信に応答して、IDコード等を含むレスポンス信号を送信する送信機1bを備えている。携帯機ECU1cは、上述した受信機1a及び送信機1bと接続され、各種の制御処理を実行する。具体的には、携帯機ECU1cは、受信機1aの受信信号に基づいてリクエスト信号の受信の有無を判定したり、そのリクエスト信号の受信に応答して、IDコード等を含むレスポンス信号を生成し、送信機1bから送信させたりする。
なお、携帯機1は、複数個(例えば4個)用意されるが、各携帯機1の電気的構成は共通である。ただし、各携帯機1は、車両側ユニットからのレスポンス信号に応答すべく、本スマートエントリシステムが搭載される車両を示す車両コード、各々の携帯機1のキー番号を示すキーナンバーコード、及びIDコードを記憶している。これらのコードの中で、車両コードは、各携帯機1に共通であるが、キーナンバーコード及びIDコードは、各携帯機1で異なる。
また、図示していないが、携帯機1に電池切れが生じたときでも車両ドア11〜14のロックやアンロックができるように、携帯機1にはメカニカルキーが付属されている。さらに、携帯機1には、ユーザの利便性を向上するために、図示しないロックスイッチ及びアンロックスイッチも設けられている。ユーザがこれらのロックスイッチやアンロックスイッチを操作すると、携帯機1から車両側ユニットへとロック指示信号或いはアンロック指示信号が送信される(単方向通信)。これらのアンロック指示信号及びアンロック指示信号には、上述したIDコードが含まれており、車両側ユニットにおいて、そのIDコードの照合が成立すると、ロック指示信号やアンロック指示信号に応じて、車両ドア11〜14がロックされたり、アンロックされたりする。このように、本実施形態のスマートエントリシステムは、ワイヤレスロック機能及びワイヤレスアンロック機能も備えている。
車両側ユニットは、車両10の各ドア11〜14に設けられた車室外送信機2a〜2d及び車室内に設けられた車室内送信機2eを有する。これらの車室外送信機2a〜2d及び車室内送信機2eは、車両側ユニットの照合ECU4からの送信指示信号に基づいてリクエスト信号を送信する。
車室外送信機2a〜2dのリクエスト信号の到達距離は、図2に示すように、それぞれ、各車両ドア11〜14の周囲において、例えば0.7〜1.0m程度に設定される。そして、車両のドア11〜14がロックされた車両10の駐車時には、定期的に、リクエスト信号の到達距離に応じた携帯機1との通信エリアが車両10の各ドア11〜14の周囲に形成され、携帯機1の保持者が車両10に接近したことを検知できるようにしている。なお、車室外送信機2a〜2dは、車室外にリクエスト信号を送信するが、その電波は、図2において点線で示すように、車室内に多少漏れることがある。このため、携帯機1が、車室内にありながら、車室外送信機2a〜2dからのリクエスト信号に反応する場合がある。
また、車室内送信機2eによる携帯機1との通信エリアは、車両10の運転席ドア11の開閉時、エンジンの始動時、ドアロック時等に車室内をカバーするように形成され、携帯機1が車室内にあるか否かを検知する。なお、車室内送信機2eは、例えば主に前席をカバーする通信エリアを有する前席用車室内送信機と、主に後席をカバーする通信エリアを有する後席用車室内送信機と、トランク等の荷室をカバーする通信エリアを有する荷室用送信機とから構成しても良い。この場合、前席用車室内送信機、後席用車室内送信機及び荷室用送信機の各々の通信エリアを組み合わせた合算通信エリアが、車室内全体をカバーすることになる。
車両側ユニットは、車両10の車室内に設けられ、送信機2a〜2eに対する送信指示信号の出力と同期してレスポンス信号受信可能状態にされて、携帯機1から送信されるレスポンス信号を受信する受信機3を有する。受信機3が受信したレスポンス信号は、照合ECU4に出力される。照合ECU4は、受信したレスポンス信号に含まれるIDコードが予め登録されている登録コードと一致等、所定の関係を満足するかの照合などを行う。なお、照合ECU4には、予め、車両コード、各々の携帯機1のキーナンバーコード、及び各々の携帯機1のIDコードが登録されている。特に、キーナンバーコードとIDコードとは、各携帯機1毎に関連付けて記憶されている。
そして、照合ECU4は、受信したIDコードの照合がOK(成立)かNG(不成立)かに応じて、ボデーECU7、電源ECU8とともに、ドアのロック・アンロック状態やエンジンの始動の許可・停止等を制御する。
電源ECU8は、車両に搭載された各機器に対して、電源の供給や停止を制御するものである。この電源ECU8には、エンジンを始動する条件が成立したか否かを判定するために、各センサやスイッチ(SW)からの信号が入力されている。具体的には、運転席近傍に設けられ、ユーザがエンジンの始動・停止を指示するために操作するエンジンスイッチ、車両の走行速度を検出する車速センサ、トランスミッションのシフト位置を検出するシフト位置センサ、及び運転者によってブレーキペダルが操作されたときにオン信号を出力するストップランプスイッチ、ドアの開閉を検出するためのドアカーテシランプスイッチなどの信号が電源ECU8に入力される。
電源ECU8は、例えば、ブレーキペダルが踏み込まれ、シフト位置がパーキングであり、車両の速度がゼロである場合に、エンジンスイッチが操作されたとき、照合ECU4に対して、エンジンの始動が許可されているか、禁止されているかを問い合わせる。この問い合わせに対して、照合ECU4からエンジン始動許可との返答があった場合、エンジンを始動する条件が成立したと判定する。
電源ECU8が、照合ECU4からエンジン始動許可との返答を受信すると、リレー回路8aを駆動し、当該リレー回路8aを介して、図示しないバッテリから各車両搭載機器へ電源を供給する。さらに、電源ECU8へのエンジン始動許可との返答と相前後して、照合ECU4は、エンジンECU9に対して、イモビライザーを解除するよう指示する。これにより、エンジンECU9は、エンジンを始動させることが可能になる。なお、照合ECU4は、ドアロック制御の実行時に、併せてエンジンECU9に対してイモビライザー設定指示を行い、エンジンを始動禁止状態に設定する。
ボデーECU7は、照合ECU4からのロック指示やアンロック指示に応じて、各車両ドア11〜14のロック・アンロック状態を制御するための駆動信号をロック制御部5a〜5dに出力するものである。
ロック制御部5a〜5dは、車両10の各ドア11〜14に設けられ、ボデーECU7からの駆動信号に応じて、各ドア11〜14をロック、アンロックする。具体的には、ロック制御部5a〜5dはボデーECU7から送信されるロック信号/アンロック信号に応じて正転/逆転するドアロックモータを有し、このドアロックモータの回転によって各車両ドア11〜14をロック、またはアンロックする。
車両10の各ドア11〜14のドアハンドル6a〜6dには、タッチセンサ6a1〜6d1が設けられており、携帯機1の保持者が、ドアハンドル6a〜6dに触れて、ドアハンドル6a〜6dに対して操作を行ったことを検出することが可能である。また、ドアハンドル6a〜6dには、プッシュスイッチとして構成されたドアロックスイッチ6a2〜6d2も設けられている。このドアロックスイッチ6a2〜6d2を操作すると、各ドア11〜14をロックすることができる。また、ドアハンドル6a〜6dは、上述した車室外送信機2a〜2dのアンテナとしての役割も果たしている。
なお、携帯機1の保持者による車両ドア11〜14に対する操作の検出は、タッチセンサ6a1〜6d1によらず、例えば、ドアハンドル6a〜6dが手前に引かれたことを機械的に検出する検出機構等を用いても良い。また、ドアハンドル6a〜6dに、アンロックボタンを設置し、このアンロックボタンの操作により、車両ドア11〜14に対する操作を検出しても良い。また、タッチセンサ6a1〜6d1とドアロックスイッチ6a2〜6d2の一方のみを車両ドア11〜14に設けて、アンロックのための操作部、及びロックのための操作部として兼用しても良い。
さらに、車両側ユニットは、警報機15を有する。この警報機15は、例えば車両ドア11〜14のロック操作時に携帯機1の車室内への置き忘れや、いずれかのドア11〜14が開いている(半ドアを含む)こと、あるいは、車室内外のいずれにも携帯機1が見つからないことなどを警報する。すなわち、車両側ユニットにおいては、車両ドア11〜14をロックする際に、車室外送信機2a〜2d及び車室内送信機2eからリクエスト信号を送信させる。このとき、車室内送信機2eからのリクエスト信号に応答して、携帯機1からレスポンス信号が受信された場合には、携帯機1が車室内に置き忘れられている可能性があるため、警報機15によって警報を発する。また、車室外送信機2a〜2d及び車室内送信機2eからリクエスト信号の送信に対して、携帯機1からのレスポンス信号が受信されない場合には、携帯機1が車室内外の通信エリアのいずれにも無い可能性があるので、携帯機1が通信エリア内に見つからないことを警報機15によって警報する。なお、警報機15による警報は、音声、ブザー、発光等によって行われる。
ここで、車両側ユニットと携帯機1との間で行なわれる相互通信の一例について図3(a),(b)のタイムチャートに基づいて説明する。
まず、車両側ユニットは、図3(a)に示すように、車室外送信機2a〜2dや車室内送信機2eから、第1のリクエスト信号として、ウェイクアップ信号を送信する。携帯機1では、電池の消耗を抑制するため、通常は携帯機ECU1cがスリープ状態にある。携帯機ECU1cがスリープ状態のとき、ウェイクアップ信号を受信すると、携帯機ECU1cがウェイクアップし、第1のレスポンス信号としての応答信号を返送する。
この応答信号を受信すると、車両側ユニットは、次に、第2のリクエスト信号として、車両コードを送信する。携帯機1は、記憶している車両コードに一致する車両コードを受信すると、第2のレスポンス信号としての応答信号を返送する。この第2のレスポンス信号としての応答信号は車両コードが一致したときのみ返送される。携帯機1から応答信号が返送されない場合、その時点で、車両側ユニットは、リクエスト信号の送信を停止する。
第2のレスポンス信号としての応答信号を受信すると、車両側ユニットは、次に、第3のリクエスト信号として、所定の順序でキーナンバーコードを送信する。携帯機1は、記憶しているキーナンバーコードに一致するキーナンバーコードを受信したタイミングで、第3のレスポンス信号としての応答信号を返送する。なお、図3(a),(b)に示す例では、携帯機1が“キーナンバーコード2”を記憶しており、車両側ユニットから、“キーナンバーコード2”を受信したタイミングで応答信号を返送する例を示している。
車両側ユニットは、第3のレスポンス信号としての応答信号を受信すると、次に、第4のリクエスト信号として、IDコードの返送を要求するリクエスト信号を送信する。携帯機1は、このリクエスト信号に応答して、IDコードを返送する。
このような車両側ユニットと携帯機1との相互通信を通じて、車両側ユニットは、通信相手となった携帯機1のキーナンバーコード及びIDコードを取得することができる。
次に、本実施形態の特徴部分に係わる、各ドア11〜14がロックされたときに携帯機1が車室内に閉じ込められた場合に、その閉じ込められた携帯機1を用いてのエンジン始動を禁止するための制御について、図4〜図7のフローチャートを用いて説明する。
なお、ユーザがスマートエントリシステムを利用して車両の各ドア11〜14をロックする場合には、ドアハンドルのドアロックスイッチ6a2〜6d2が操作されたときに、車室内送信機2eからリクエスト信号が送信され、車室内照合が実施される。この車室内照合において、携帯機1からレスポンス信号が返送され、かつIDコードの照合が成立した場合、ユーザは携帯機1を車室内に置き忘れている可能性がある。従って、車両側ユニットは、車両ドア11〜14をロックすることなく、警報機15により携帯機1の置き忘れ警報を実施する。このため、ユーザがスマートエントリシステムを利用して車両の各ドア11〜14をロックする場合には、原則として、携帯機1が車室内に閉じ込められることはない。
しかしながら、ユーザが、携帯機1に付属するメカニカルキーを用いて各ドア11〜14をロックしたり、携帯機1に設けられたロックスイッチを操作して各ドア11〜14をロックしたりした場合には、携帯機1が車室内に残されている場合でも車両の各ドア11〜14がロックできてしまう。このため、車室内に携帯機1が閉じ込められる状況が発生しえる。図4のフローチャートでは、携帯機1のワイヤレスロック機能を利用して車両の各ドア11〜14がロックされる場合の処理について示しているが、メカニカルキーにより機械的に全ドア11〜14がロックされる場合は、単に、図4の“全ドアロック”処理以降の処理が実行される点が相違するだけである。
まず、ステップS100では、ワイヤレスロック機能によるロック要求があったか否かを判定する。すなわち、ユーザが携帯機1のロックスイッチを操作することにより、携帯機1から照合が成立するIDコードを含むロック指示信号が送信され、車両側ユニットにおいて受信されたか否かを判定する。このステップS100において、ロック要求ありと判定されるとステップS110の処理に進む。
ステップS110では、全ドア11〜14が閉じられているか否かを判定する。この判定処理において、全ドア11〜14が閉じられていないと判定されると、全てのドア11〜14をロックすることができなので、ステップS120において、警報器15を用いてユーザに対して警告を行なう。一方、全てのドア11〜14が閉じられていると判定された場合には、ステップS130に進み、全てのドア11〜14をロックする。
続くステップS140では、車室内送信機2eからリクエスト信号を送信して車室内照合を行なう。この車室内照合では、車室内に閉じ込められている携帯機1がある場合、上述した車両側ユニットと携帯機1との相互通信が行なわれ、携帯機1からIDコードが取得される。ただし、ステップS140における車室内照合において実行される相互通信は、上述した相互通信に限られるものではない。
例えば、車両側ユニットの照合ECU4には、各携帯機1のキーナンバーコードとIDコードとが関連付けて記憶されているので、キーナンバーコードが確定した段階、すなわち、携帯機1から第3のレスポンス信号としての応答信号を受信した段階で相互通信を終了し、確定したキーナンバーコードから、携帯機1のIDコードを特定しても良い。
また、IDコードではなく、キーナンバーコードでも携帯機1を識別できる。このため、車両側ユニットと携帯機1との相互通信を通じて、携帯機1のキーナンバーコードが確定することで、その確定により携帯機1のキーナンバーコードを取得し、車室内に閉じ込められた携帯機1の識別に用いても良い。
さらに、上述した相互通信では、携帯機1をウェイクアップさせた後、携帯機1に、車両コードと、キーナンバーコードに対して別個の応答信号を返送させた。しかしながら、車両側ユニットが、車両コードとキーナンバーコードとを連続して送信し、携帯機1が、車両コードが一致し、かつ一致するキーナンバーコードを受信したタイミングで1つの応答信号を返送するようにしても良い。
ステップS150では、ステップS140における車室内照合において、携帯機1との相互通信が行なわれて、IDコードが取得されたか否かに基づいて、車室内に携帯機1が残されているか否かを判定する。車室内に携帯機1が残されていると判定されると、ステップS160の処理に進み、車室内に携帯機1が残されていないと判定されると、図4に示す処理を終了する。
ステップS160では、車室内に残され、車室内に閉じ込められている携帯機1のIDコードを記憶する。なお、上述したように、携帯機1のキーナンバーコードを記憶しても良い。
続くステップS170では、全ての携帯機1を対象とした車室内照合が完了したか否かを判定する。上述したように、車両側ユニットと携帯機1との相互通信においては、車両側ユニットから所定の順番でキーナンバーコードが送信され、携帯機1は、記憶しているキーナンバーコードに一致するキーナンバーコードを受信したタイミングで応答信号を返送する。このため、携帯機1からキーナンバーコードに対する応答信号を受信しても、その後に、まだ送信すべきキーナンバーコードが残っている場合には、その残されたキーナンバーコードを送信しなければ、車室内に複数個の携帯機1が残されている場合、全ての携帯機1のIDコードを取得することができない。そのため、ステップS170では、応答信号を返送した携帯機1のキーナンバーコードが、所定の順番で送信されるキーナンバーコードの最後のコードであるか否かにより、全ての携帯機1を対象とした車室内照合が完了したか否かを判定する。この判定処理において、まだ全ての携帯機1を対象とした車室内照合が完了していないと判定されると、ステップS140の処理に戻り、残されているキーナンバーコードを送信することにより、全ての携帯機1を対象として車室内照合を行なう。
上述した図4のフローチャートに示す処理を実施することにより、車両ドア11〜14がロックされたときに、携帯機1が車室内に閉じ込められた場合、その閉じ込められた携帯機1を識別するための情報(IDコード等)を取得し、記憶することができる。
ここで、車室内に携帯機1が閉じ込められたままで、車室外送信機2a〜2dから定期的なリクエスト信号の送信が行なわれると、車室内に漏れた電波にその携帯機1が反応してしまうことがある。この場合、携帯機1を保持していない第三者が、車両ドア11〜14をアンロックすることができてしまったり、携帯機1が定期的なリクエスト信号の送信に対してレスポンス信号の返送を繰り返すことで、携帯機1の電池が消耗したりするとの問題が生じる。そのため、従来のスマートエントリシステムでは、車室内に携帯機1が残されたまま、車両の各ドア11〜14がロックされたときには、車室外送信機2a〜2dからのリクエスト信号の送信を完全に停止させていた。
しかしながら、車室外送信機2a〜2dからのリクエスト信号の送信を完全に停止させてしまうと、携帯機1を保持したユーザであっても、スマートエントリシステムを利用して車両ドアをアンロックすることができなくなってしまう。
そのため、本実施形態では、車室内に携帯機1が閉じ込められても、極力、携帯機1を保持したユーザがスマートエントリシステムを用いて、車両のドア11〜14をアンロックすることができるように、図5のフローチャートに示す処理を実行する。なお、図5のフローチャートに示す処理は、車両の各ドア11〜14がロックされて車両が駐車されているときに実行されるものである。
まず、ステップS200では、車室外送信機2a〜2dからリクエスト信号を送信させることにより、車室外照合を行なう。続くステップS210では、ステップS200における車室外照合において、携帯機1との相互通信が行なわれ、IDコードの照合が成立したか否かに基づいて、車室外送信機2a〜2dの通信エリア内に携帯機1があるか否かを判定する。車室外送信機2a〜2dの通信エリア内に携帯機1がないと判定された場合には、ステップS220に進み、所定時間待機する。その後、再びステップS200の処理に進んで、車室外照合を行なう。このように、携帯機1が見つからない場合には、車室外送信機2a〜2dからの定期的なリクエスト信号の送信を継続する。
一方、ステップS210において、車室外送信機2a〜2dの通信エリア内に携帯機1があると判定された場合には、ステップS230の処理に進む。ステップS230では、車室外照合により取得したIDコード(又はキーナンバーコード)と、図4のフローチャートのステップS170で記憶したIDコード(又はキーナンバーコード)とを比較する。そして、この比較の結果、ステップS240において、車室外照合により取得したIDコードと、記憶したIDコードが一致すると判定されると、ステップS280に進んで、車室外照合を停止させる。
つまり、本実施形態では、車室内に閉じ込められた携帯機1のIDコード(又はキーナンバーコード)を記憶しているため、車室外送信機2a〜2dからの定期的なリクエスト信号の送信時に携帯機1からのレスポンス信号を受信した場合、そのレスポンス信号を返送した携帯機1が、車室内に閉じ込められている携帯機1であるか否かを判定することができる。車室内に閉じ込められている携帯機1がレスポンス信号を返送した場合、車室外送信機2a〜2dから定期的なリクエスト信号の送信を継続すると、携帯機1を保持していない第三者が車両のドア11〜14をアンロックすることができてしまう。また、車室内に閉じ込められた携帯機1が継続してレスポンス信号を返送すると、その携帯機1の電池が消耗してしまう。このため、車室外送信機2a〜2dからのリクエスト信号に対してレスポンス信号を返送した携帯機1が、車室内に閉じ込められている携帯機1であると判別された場合は、車室外送信機2a〜2dを用いた定期的なリクエスト信号の送信を停止する。
一方、ステップS240にて、車室外照合により取得したIDコードと、記憶したIDコードが一致しないと判定された場合には、ステップS250に進む。ステップS250では、車室内送信機2eからリクエスト信号を送信させて、車室内照合を行なう。ステップS250にて、車室内照合を行なう理由は、ユーザが車両のドア11〜14をロックした時点では、車室内に無かった携帯機1が、ロック後に、車室内に閉じ込められる場合が考えられるためである。例えば、ユーザが、携帯機1を水に濡らしたくない場合などに、ウィンドウの上部を少し空けた状態にしておき、ドア11〜14をロックした後に、メカニカルキーを携帯機1から取り外し、ウィンドウ上部の隙間から携帯機1だけを車室内に投げ入れることが考えられる。このため、車室外照合により携帯機1が検知された場合、ステップS250で、その携帯機1が車室内に閉じ込められたものかどうかを確認する。なお、この車室内照合においては、携帯機1との相互通信において、ステップS200の車室外照合において検知された携帯機のキーナンバーコードのみを送信する。ただし、この車室内照合においても、全ての携帯機1を対象として相互通信を行なっても良い。
そして、ステップS250の車室内照合において、車室外照合にて検知された携帯機1と同じ携帯機1が検出されたとステップS260の判定処理にて判定された場合、ステップS270に進んで、車室内に閉じ込められている携帯機のIDコードとして、その携帯機1のIDコードを記憶する。その後、ステップS280に進んで、車室外照合を停止させる。ステップS260において、同じ携帯機1が検出されないと判定された場合には、ステップS220に進み、定期的な車室外照合を継続する。
つまり、車室内に閉じ込められている携帯機1以外の携帯機1がレスポンス信号を返送した場合や、携帯機1からのレスポンス信号を受信しない場合には、車室外送信機2a〜2dから定期的なリクエスト信号の送信を継続しても、携帯機1を保持していない第三者が車両のドア11〜14をアンロックすることはできない。また、車室内に閉じ込められた携帯機1の電池が消耗することもない。従って、本実施形態では、車室内に閉じ込められている携帯機1からレスポンス信号を受信していないときには、車室外送信機2a〜2dからの定期的なリクエスト信号の送信を継続させる。これにより、別の携帯機1を保持したユーザは、スマートエントリシステムを利用して、車両ドアのアンロックを行なうことが可能になる。
なお、図5のフローチャートのステップS200の車室外照合において、IDコードの照合が成立し、かつそのIDコードは、車室内に閉じ込められた携帯機1のIDコードではない場合、車両は、ドア11〜14のアンロックが可能なアンロックスタンバイ状態となる。このアンロックスタンバイ状態とは、照合ECU4が、携帯機1を保持しているユーザが接近している車両ドア11〜14のタッチセンサ6a1〜6d1を起動することにより、ユーザによるドアハンドル操作を検知可能にした状態を言う。
ユーザがいずれのドアに接近しているかは、以下に説明する2つの手法によって検知可能である。まず、第1の手法では、車室外送信機2a〜2dから、車室外送信機2a〜2dごとに固有の識別コードを含むリクエスト信号を送信させ、携帯機1に、その識別コード及びIDコードをレスポンス信号として返送させる。これにより、レスポンス信号に含まれる送信機の識別コードから、携帯機1の保持者が、いずれの車両ドア11〜14に接近しているのかを検知できる。第2の手法では、照合ECU4が、各送信機2a〜2dに対し、時間的にずれたタイミングで順番にリクエスト信号を送信するように指示する。この場合、携帯機1からのレスポンス信号の受信タイミングから、携帯機1の保持者が接近している車両ドア11〜14を検知することができる。
携帯機1の保持者が、アンロックスタンバイ状態に設定された車両ドア11〜14のドアハンドル6a〜6dに触れると、その携帯機1の保持者のドアハンドル操作がタッチセンサ6a1〜6d1によって検出され、その検出信号は照合ECU4に送信される。すると、照合ECU4は、全ての車両ドア11〜14をアンロックすべく、ボデーECU7に指示を与える。この指示信号に基づいて、ボデーECU7は、各車両ドア11〜14のロック制御部5a〜5dにアンロック駆動信号を出力して、各車両ドア11〜14をアンロックする。
次に、車室内に閉じ込められた携帯機1を用いてのエンジン始動を禁止するための制御について、図6及び図7のフローチャートを用いて説明する。なお、図6のフローチャートは、電源ECU8によって実行される処理を示し、図7のフローチャートは照合ECU4によって実行される処理を示す。
まず、図6のフローチャートのステップS300では、車両が所定の状態において、車両の運転者によってエンジンスイッチが操作されたか否かを判定する。この判定処理において、エンジンスイッチが操作されたと判定されると、ステップS310の処理に進み、照合ECU4に対して、エンジン始動の許可/禁止に関しての判断結果を問い合わせる。そして、続くステップS320の処理において、その問い合わせた判断結果を受領する。なお、照合ECU4における、エンジン始動の許可/禁止に関する判断処理は、後に、図7のフローチャートを用いて詳細に説明する。
ステップS330では、ステップS320において受領した結果が、始動許可であるか、始動禁止であるかを判定する。始動禁止である場合には、ステップS300の処理に戻り、始動許可である場合には、ステップS340の処理に進む。ステップS340では、リレー回路8aを駆動し、当該リレー回路8aを介して、バッテリから各車両搭載機器へ電源を供給する。
次に、照合ECU4における、エンジン始動の許可/禁止に関する判断処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。なお、図7のフローチャートに示す処理は、まず運転席ドア11が開閉されたときに実行される。その際、例えば、携帯機1との相互通信が不調などの理由でエンジン始動禁止との判定がなされた場合、エンジンスイッチがオンされたときに、再度実行される。そして、図7のフローチャートに示す処理を実行することにより、エンジンの始動許可/禁止の判断結果が得られると、照合ECU4は、電源ECU8からの問い合わせに対して、その得られた判断結果を返送する。
まず、ステップS400では、車室内送信機2eからリクエスト信号を送信して車室内照合を行なう。この車室内照合では、上述した図4のフローチャートのステップS140〜ステップS170の処理と同様に、車室内にある全ての携帯機1が照合対象とされる。従って、複数の携帯機1が車室内にある場合には、それらの携帯機1とそれぞれ相互通信が行なわれ、それらの携帯機1のIDコード(又はキーナンバーコード)が取得される。
続くステップS410では、ステップS400の車室内照合において、照合ECU4に登録されているIDコードと照合が成立するIDコードが取得されたか否か、すなわち、車室内に正規の携帯機1があるか否かを判定する。この判定処理において、車室内に正規の携帯機1があると判定された場合、ステップS420の処理に進み、正規の携帯機1がないと判定された場合には、ステップS470の処理に進む。
ステップS420では、ステップS400において取得し、照合が成立したIDコードと、図4のフローチャートのステップS160及び図5のフローチャートのステップS270にて記憶されたIDコードとを対比する。そして、ステップS430にて、ステップS400において取得し、照合が成立したIDコードの中に、記憶IDコードと不一致となるIDコードが含まれているか否かを判定する。記憶IDコードと不一致となるIDコードが含まれている場合、運転者は、車室内に閉じ込められていた携帯機1とは別の携帯機1を保持しているとみなせる。従って、ステップS440の処理に進んで、エンジン始動許可の判定をくだす。一方、記憶IDコードと一致するIDコードしかなかった場合、運転者は、車室内に閉じ込められていた携帯機1以外の携帯機1を保持していないとみなせる。この場合は、ステップS470の処理に進んで、エンジン始動禁止の判定をくだす。
ステップS440に続くステップS450では、照合ECU4からエンジンECU9に対して、イモビライザーの解除指示がなされる。そして、このようにしてエンジンの始動が許可されると、続くステップS460にて、記憶しているIDコードをクリアする。これは、車室内に閉じ込められていた携帯機1とは別の携帯機1を保持するユーザにより車両ドアがアンロックされ、かつエンジンの始動が許可された後は、車室内に閉じ込められていた携帯機1のIDコードの記憶はもはや不要であり、また、その後車両が駐車され車両の全てのドア11〜14がロックされるときに、携帯機1が閉じ込められると、その携帯機1のIDコードを記憶する必要があるためである。
以上、説明したように、本実施形態によれば、車室内に閉じ込められた携帯機1のIDコードを記憶しているので、運転者が車両に乗車してエンジンスイッチを操作した際に、その運転者が、車室内に閉じ込められている携帯機1以外の携帯機1を保持しているか否かを判別することができる。すなわち、車室内に閉じ込められている携帯機1のみが、車両側ユニットと相互通信を行なった場合、運転者は、その携帯機1以外の携帯機1を保持していないとみなすことができる。この場合、車両のセキュリティ性を確保するため、エンジンの始動を禁止する。一方、車室内に閉じ込められている携帯機1とは別の携帯機1が、車両側ユニットと相互通信を行なった場合、運転者は、車室内に閉じ込められていた携帯機1とは別の正規の携帯機1を保持しているとみなせるので、エンジンの始動を許可する。このようにして、車室内に閉じ込められた携帯機1による車両エンジンの始動を禁止することができるので、車両のセキュリティ性を向上することができる。
実施形態におけるスマートエントリシステムの全体の構成を示す構成図である。 車室外送信機及び車室内送信機の通信エリアについて説明するための説明図である。 (a),(b)は、車両側ユニットと携帯機との間で行なわれる相互通信の一例を示すタイムチャートである。 各ドアがロックされたときに携帯機が車室内に閉じ込められた場合、閉じ込められた携帯機のIDコードを取得して、記憶するための処理を示すフローチャートである。 各ドアがロックされたときに携帯機が車室内に閉じ込められた場合において、車室外照合の継続・停止を制御するための処理を示すフローチャートである。 車室内に閉じ込められた携帯機1を用いてのエンジン始動を禁止するための制御処理であって、電源ECU8によって実行される処理を示すフローチャートである。 車室内に閉じ込められた携帯機1を用いてのエンジン始動を禁止するための制御処理であって、照合ECU4によって実行される処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 携帯機
1a 受信機
1b 送信機
1c 携帯機ECU
2a〜2d 車室外送信機
2e 車室内送信機
3 受信機
4 照合ECU
6a2〜6d2 ドアロックスイッチ
7 ボデーECU
8 電源ECU
9 エンジンECU
10 車両
15 警報機

Claims (5)

  1. 車両側ユニットから送信されるリクエスト信号に応答して、携帯機がIDコードを含むレスポンス信号を返送する相互通信を行うことによって、前記車両側ユニットが、前記携帯機からレスポンス信号を受信し、そのレスポンス信号に含まれるIDコードを予め登録してある登録コードと照合し、その照合が成立したとの照合結果が得られたことを条件として、車両のエンジンの始動許可・禁止を行なうエンジン始動制御システムにおいて、
    前記携帯機は複数個用意され、当該複数個の携帯機には、各々の携帯機を相互に識別可能な携帯機識別コードが付与されており、前記車両側ユニットは、携帯機との相互通信を通じて、当該携帯機の携帯機識別コードを取得するものであり、
    前記車両側ユニットは、
    前記携帯機からのレスポンス信号を受信する受信機と
    前記車両の車室内を前記携帯機との通信エリアとし、当該車室内に向けてリクエスト信号を送信する車室内送信機と、
    前記車両の全てのドアがロックされる際に、前記車室内送信機にリクエスト信号の送信を行なわせ、前記受信機が、そのリクエスト信号に応答するレスポンス信号を受信したとき、その相互通信を通じて取得された携帯機識別コードを、車室内に閉じ込められた携帯機の携帯機識別コードとして記憶する識別コード記憶手段と、
    前記車両のエンジンを始動させるために、車両の運転者によって操作される始動操作部と、
    運転者が前記車両に乗車する際に実施される、前記車室内送信機を用いた携帯機との相互通信において、前記識別コード記憶手段に携帯機識別コードが記憶されている携帯機とのみ相互通信が行なわれた場合、前記始動操作部の操作に対して、前記車両のエンジンの始動を禁止し、前記識別コード記憶手段に携帯機識別コードが記憶されている携帯機以外の携帯機と相互通信が行なわれた場合、前記始動操作部の操作に対して、前記車両のエンジンの始動を許可する始動制御手段と、を備えることを特徴とするエンジン始動制御システム。
  2. 前記始動制御手段によりエンジンの始動が許可されると、前記識別コード記憶手段は、記憶している携帯機識別コードをクリアすることを特徴とするエンジン始動制御システム。
  3. 前記複数個の携帯機には、それぞれ異なるIDコードが付与されており、前記識別コード記憶手段は、前記携帯機識別コードとして、前記IDコードを記憶することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジン始動制御システム。
  4. 前記複数個の携帯機には、各々の携帯機のキー番号を示すキーナンバーコードが付与されており、前記識別コード記憶手段は、前記携帯機識別コードとして、前記キーナンバーコードを記憶することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジン始動制御システム。
  5. 前記携帯機識別コード記憶手段は、全ての携帯機を対象として、上記携帯機識別コードの取得のための相互通信を実行させることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のエンジン始動制御システム。
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