JP2010077888A - エンジンの排気ガス浄化装置 - Google Patents

エンジンの排気ガス浄化装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010077888A
JP2010077888A JP2008246741A JP2008246741A JP2010077888A JP 2010077888 A JP2010077888 A JP 2010077888A JP 2008246741 A JP2008246741 A JP 2008246741A JP 2008246741 A JP2008246741 A JP 2008246741A JP 2010077888 A JP2010077888 A JP 2010077888A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
exhaust gas
passage
supported
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008246741A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5181972B2 (ja
Inventor
Masaaki Akamine
真明 赤峰
Masahiko Shigetsu
雅彦 重津
Hisaya Kawabata
久也 川端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2008246741A priority Critical patent/JP5181972B2/ja
Publication of JP2010077888A publication Critical patent/JP2010077888A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5181972B2 publication Critical patent/JP5181972B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/30Use of alternative fuels, e.g. biofuels

Landscapes

  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

【課題】エンジンが水素燃料でリーンバーン運転されているときに蒸発燃料のパージが行なわれても、エミッションが悪化しないようにする。
【解決手段】エンジンの排気通路を第一通路と第二通路とに分岐させ、第一通路には、Pt担持アルミナとPt担持CeZr系複合酸化物とからなるグループの触媒材を配置し、第二通路には、Pd担持アルミナ、Rh担持CeZr系複合酸化物、Rh担持アルミナ及びPd担持CeZr系複合酸化物からなるグループの触媒材を配置し、水素燃料でリーンバーン運転され、且つ排気ガスの温度が所定温度以下であるときは、排気ガスが第一通路に優先的に流入し、ガソリン燃料でストイキ運転されているときは、排気ガスが第2通路に優先的に流入するようにする。
【選択図】図10

Description

本発明は、エンジンの排気ガス浄化装置に関する。
環境負荷の軽減、並びに自動車の燃費低減の観点から、ハイブリッド自動車や水素を燃料とする自動車が注目されている。
乗用車に広く使われるガソリンエンジンは一般に軽負荷での効率が悪くなる。これに対して、ハイブリッド自動車の場合、低速域や軽負荷領域では、効率の低いエンジンではなく、電気モータで走行することができるため、燃費の改善が図れ、また、有害排出物も少ないため、環境負荷の軽減に有利になる。
一方、水素のみを燃料とする自動車の場合、ガソリン、軽油、或いはアルコールのようなHC(炭化水素)成分を燃料とする自動車とは違って、HCが排気ガスとして排出されることを避けることができる。しかし、水素燃料の場合、ガソリンに比べて発熱量が少なく、出力面で不利であるとともに、水素を自動車に多量に搭載することが難しいため、走行距離の面で不利になる。
そこで、燃料として水素とガソリンとを用いることが提案されている。例えば特許文献1〜3には、水素とガソリンとを切り換えてエンジン燃焼室に供給するシステムが開示されている。これら特許文献には、ガソリンを燃料とするときは、エンジンが通常はストイキ運転されるので、排気ガス中のHC、CO及びNOx(窒素酸化物)を浄化すべく、三元触媒を排気ガス通路に配置することが記載されている。また、水素を燃料とするときにはエンジンからNOxが排出されるが、特許文献3には、三元触媒とNOx吸蔵還元触媒やNOx選択還元触媒とを組み合わせて使用することが開示されている。
特開2007−51583号公報 特開2007−51596号公報 特開2007−269227号公報
しかし、燃料として水素とガソリンとを用いる場合、三元触媒のみでは、或いは三元触媒とNOx吸蔵還元触媒やNOx選択還元触媒とを組み合わせた場合でも、HCが浄化されることなく排出されてしまうことがある。
すなわち、ガソリンタンクには、該タンク内で発生する蒸発燃料の大気への放出を防ぐために、活性炭等の吸着剤を収容したキャニスタが接続されている。その吸着剤の吸着能力には限界があるため、吸着が飽和する前にキャニスタに大気を取り込んで吸着剤から燃料成分を放出させ、エンジンの吸気系に導入するパージ処理が必要となる。ところが、エンジンは水素を燃料とするときはリーンバーン運転され、燃焼室温度が低いため、吸気系にパージされた蒸発燃料は燃焼室で完全に燃焼せず、排気系に排出されるHC量が多くなる。そして、そのときは排気ガス温度が低いことから、三元触媒も温度が低く十分に活性化していない状態にあるため、排気ガス中の上記蒸発燃料に因るHCが酸化浄化されずに、大気中に排出されることになる。
そこで、本発明は、エンジンがガソリンを燃料としてストイキ運転されるときの排気ガスの効率良い浄化を図りながら、エンジンが水素を燃料としてリーンバーン運転されているときに、蒸発燃料のパージが行なわれても、エミッションが悪化しないようにすることを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するために、エンジンの排気通路を第一通路と第二通路とに分岐させ、第一通路には排気ガスがリーン且つ低温であるときのHC浄化性能が良い触媒を配置し、第二通路には三元触媒としての性能が良い第二触媒を配置し、エンジンから排出される排気ガスの性状に応じて第一通路及び第二通路に流入する排気ガス流量を制御するようにした。
請求項1に係る発明は、ガソリンを含む燃料を使用した運転と、水素燃料を使用した運転とが行なわれるエンジンの排気ガス浄化装置であって、
上記ガソリンを含む燃料を貯蔵する燃料タンク内に発生した蒸発燃料を吸着するキャニスタと、該キャニスタに吸着された蒸発燃料をエンジンの吸気系にパージするパージ通路とを有し、
上記エンジンの排気通路は第一通路と第二通路とに分岐し、第一通路に第一触媒が配置され、第二通路に第二触媒が配置され、
上記第一触媒は、アルミナ系サポート材にPtを担持してなるPt担持アルミナと、CeZr系複合酸化物サポート材にPtを担持してなるPt担持CeZr系複合酸化物とからなるグループより選ばれる少なくとも1種を含み、
上記第二触媒は、アルミナ系サポート材にPdを担持してなるPd担持アルミナと、CeZr系複合酸化物サポート材にRhを担持してなるRh担持CeZr系複合酸化物と、アルミナ系サポート材にRhを担持してなるRh担持アルミナと、CeZr系複合酸化物サポート材にPdを担持してなるPd担持CeZr系複合酸化物とからなるグループより選ばれる少なくとも1種とを含み、
上記ガソリンを含む燃料及び水素燃料のうち、少なくとも水素燃料が使用されて上記エンジンがリーンバーン運転され、且つ排気ガスの温度が所定温度以下であるときは、上記排気ガスが上記第一通路に優先的に流入し、上記ガソリンを含む燃料が使用されて上記エンジンがストイキ運転されているときは、上記排気ガスが上記第2通路に優先的に流入するように、上記第一通路及び第二通路に流入する排気ガス流量を制御する制御手段を備えていることを特徴とする。
ここに、上記第一触媒のグループに属する触媒材であるPt担持アルミナ及びPt担持CeZr系複合酸化物と、第二触媒のグループに属する触媒材であるPd担持アルミナ、Rh担持CeZr系複合酸化物、Rh担持アルミナ及びPd担持CeZr系複合酸化物とを、排気ガス浄化性能に関して比較すると、後に実験データで明らかにするが、次のようになる。
すなわち、第一触媒グループの触媒材は、Ptを触媒金属として有することから、PdやRhを触媒金属とする第二触媒グループの触媒材よりも、低温域でのHC浄化性能及びNOx浄化性能が高い。特に、排気ガスの空燃比がリーンであるときの低温域でのHC及びNOの浄化に関して、第一触媒グループの触媒材は優れており、HC浄化に関しては400℃以下において、NO浄化に関しては300℃以下において、第一触媒グループの触媒材は第二触媒グループの触媒材よりも浄化性能が良い。
一方、排気ガスの空燃比が理論空燃比付近であるときのHC及びNOの浄化に関しては、第一触媒グループの触媒材よりも、第二触媒グループの触媒材の方が浄化性能が良い。特に、第二触媒グループの触媒材は、第一触媒グループの触媒材に比べて、ライトオフ温度が低いという特性を有する。
そうして、本発明にあっては、少なくとも水素燃料が使用されてエンジンがリーンバーン運転され、且つ排気ガスの温度が所定温度以下であるときは、排気ガスが第一通路に優先的に流入するから、上記第一触媒グループの触媒材により、排気ガス中のHC及びNOが効率良く浄化される。すなわち、蒸発燃料の吸気系へのパージによって排気ガス中に含まれてくるHCが第一触媒グループの触媒材によって浄化され、未浄化のまま大気中に排出されることが抑制される。また、上記水素燃料によるリーンバーン運転時に発生し易いNOが第一触媒グループの触媒材によって浄化され、未浄化のまま大気中に排出されることが抑制される。
一方、ガソリンを含む燃料が使用されてエンジンがストイキ運転されているときは、排気ガスが上記第2通路に優先的に流入するから、上記第二触媒グループの触媒材により、排気ガス中のHC及びNOが効率良く浄化され、未浄化のまま大気中に排出されることが抑制される。
請求項2に係る発明は、請求項1において、
上記第二触媒は、上記Pd担持アルミナ及びRh担持CeZr系複合酸化物より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする。
すなわち、上記第二触媒グループに属する上記4種類の触媒材のなかでも、Pd担持アルミナ及びRh担持CeZr系複合酸化物は、排気ガスの空燃比が理論空燃比付近であるときのHC及びNOの浄化に関するライトオフ温度が低いことから、ガソリンを含む燃料が使用されてエンジンがストイキ運転されているときのHC及びNOの低温での浄化に有利になる。
請求項3に係る発明は、請求項2において、
上記制御手段は、上記リーンバーン運転時において、上記排気ガスの温度が上記所定温度よりも高いときは、該排気ガス温度が高くなるほど上記第二通路に流入する排気ガス流量を増大させることを特徴とする。
すなわち、上述のPd担持アルミナ及びRh担持CeZr系複合酸化物は、排気ガスの空燃比がリーンであるときのHC及びNOの浄化に関しては、排気ガス温度が高くなると、上記第一触媒グループの触媒材よりも、HC浄化性能が高くなる。従って、排気ガス温度が高くなるほど第二通路に流入する排気ガス流量を増大させるという制御により、第一触媒と第二触媒とを利用して、低温から高温にわたって排気ガス中のHCを効率良く浄化することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
上記エンジンは、電気モータで駆動することができるハイブリッド車両に搭載され、上記電気モータのための発電機の駆動に用いられることを特徴とする。
従って、当該ハイブリッド車両のエンジンを水素燃料によってリーンバーン運転しているときにおいて、蒸発燃料の吸気系へのパージによって排気ガス中に含まれてくるHCを第一触媒によって効率良く浄化することができ、未浄化のまま大気中に排出されることが抑制される。
以上のように、本発明によれば、エンジンの排気通路を第一通路と第二通路とに分岐させ、第一通路には、Pt担持アルミナとPt担持CeZr系複合酸化物とからなるグループより選ばれる少なくとも1種を含む第一触媒を配置し、第二通路には、Pd担持アルミナ、Rh担持CeZr系複合酸化物、Rh担持アルミナ及びPd担持CeZr系複合酸化物からなるグループより選ばれる少なくとも1種を含み第二触媒を配置し、ガソリンを含む燃料及び水素燃料のうち、少なくとも水素燃料が使用されてエンジンがリーンバーン運転され、且つ排気ガスの温度が所定温度以下であるときは、排気ガスが第一通路に優先的に流入し、ガソリンを含む燃料が使用されてエンジンがストイキ運転されているときは、排気ガスが第2通路に優先的に流入するようにしたから、上記リーンバーン運転時に蒸発燃料の吸気系へのパージによって排気ガス中に含まれてくるHCや、リーンバーンによって生じ易いNOを効率良く浄化することができるとともに、上記ストイキ運転時のHC及びNOの浄化も効率良く行なうことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
<ハイブリッド自動車の概略構成>
図1は、本発明の実施形態に係るハイブリッド自動車の概略構成図である。この自動車は、エンジン1及びモータ2を動力源として備えているが、エンジン1は発電にのみ使用し、自動車が動くための動力は全てモータ2に頼る所謂シリーズハイブリッド自動車である。エンジン1は、ガソリンと水素とを切換えて、さらにはガソリンと水素とを混合して燃料として使用するように構成されているデュアルフューエルエンジンである。
ハイブリッド自動車は、エンジン1にガソリンを供給するガソリン燃料タンク3、エンジン1に水素を供給する水素燃料タンク4、エンジン1の出力軸5によって駆動されるジェネレータ(発電機)6、並びにモータ駆動用の電力を蓄えるバッテリ(高電圧バッテリ)7を備えている。
バッテリ7は、モータ2及びジェネレータ6にそれぞれ、DC−ACコンバータ11及びAC−DCコンバータ12を介して接続されていて、ジェネレータ6からの発電電力及びモータ2からの回生電力が供給されることで充電される。また、バッテリ7は、電力をモータ2及びジェネレータ6に供給する。モータ2の出力軸は、駆動輪13にディファレンシャルギア14を介して連結されている。
ジェネレータ6で発生する交流電力はAC−DCコンバータ12により直流電力に変換され、さらにDC−ACコンバータ11により交流電力に変換されてモータ2へと供給される。バッテリ7の直流電力はDC−ACコンバータ11により所定の周波数の交流電力に変換されてモータ2に供給される。ジェネレータ6で発生する交流電力はAC−DCコンバータ12により直流電力に変換されてバッテリ7に供給される。
ガソリン燃料タンク3には、該タンク内で発生した蒸発燃料(ガソリン)を吸着するキャニスタ15が蒸発燃料通路16を介して接続されている。キャニスタ15は、その底部に大気取入口を有し、活性炭等を充填した通気性のある部材で構成される。キャニスタ15はパージ通路17を介してエンジン1のスロットル弁下流側の吸気通路に接続され、パージ通路17の途中にはパージ制御弁18が配設されている。パージ制御弁18はその開閉動作が電磁式に制御され、開弁により、キャニスタ15に吸着された蒸発燃料が空気と共に吸気通路に供給(パージ)される。
この場合、ガソリン燃料タンク3の温度、パージを実行していない時間等に基いて、キャニスタ15の蒸発燃料吸着量を推定し、該推定量が所定値以上となったとき、パージ制御弁18を所定時間の開弁する。なお、蒸発燃料吸着量を推定せずに定期的にパージ制御弁18を所定時間開弁するようにしてもよい。
エンジン1の排気通路21は、第一通路22と第二通路23とに分岐し、第一通路22に第一触媒24が配置され、第二通路23に第二触媒25が配置されている。排気通路21の分岐部には、第一通路22と第二通路23とに流れる排気ガスの流量を制御する流量制御弁26が配置されている。流量制御弁26よりも上流側の排気通路21には、第一触媒24又は第二触媒25に流入する排気ガスの温度を検出する温度センサ27と、該排気ガスの酸素濃度を検出する酸素センサ28とが配置されている。第一触媒24及び第二触媒25の具体的な構成については後述する。
<エンジン及び制御系の構成>
本例のエンジン1は、図2に示すように、一対のロータハウジング31,32と、その内周面に沿い、出力軸(エキセントリックシャフト)5に支持されて回転する2つのロータ33,34とを備えた2ロータのロータリーピストンエンジンである。図2では一対のロータハウジング31,32を左右に展開して模式的に示している。
エンジン1の吸気通路35には、その上流側の共通通路部位にアクチュエータ37で駆動されるスロットル弁36が設けられている。吸気通路35の下流側の分岐した2つの独立通路部位には、ポート噴射を行なうガソリン用燃料噴射弁38,39が設けられ、また、ロータハウジング31,32に、燃焼室内に燃料を噴射する水素用燃料噴射弁40,41が設置されている。また、各ロータハウジング31,32にはそれぞれ2つずつ点火プラグ42〜45が設置されている。これらスロットル弁アクチュエータ37、燃料噴射弁38〜41及び点火プラグ42〜45、並びにDC−ACコンバータ11、AC−DCコンバータ12及び流量制御弁26は、コンピュータを用いた制御手段(PCM(パワートレインコントロールモジュール))46によって制御される。
制御手段46には、上記制御のために、バッテリ電流・電圧センサ47、ガソリン燃料タンク3のガソリン残量を検出する燃料センサ48、水素燃料タンク4の水素残量を検出する圧力センサ49、自動車のインストルメントパネルに設けられた使用燃料の切換えスイッチ50、車速センサ51、アクセル開度センサ52、温度センサ27、酸素センサ28等の各検出信号が入力される。バッテリ電流・電圧センサ47は、バッテリ7に付設されたもので、バッテリ7に入ってくる電力、並びにバッテリ7から出て行く電力を、電流と電圧から求め、バッテリ7の蓄電量を検出するためのものである。
以下、制御について具体的に説明する。エンジン1の運転に関しては、車速センサ51及びアクセル開度センサ52の検出信号に基いて、モータ2に要求される出力トルク(以下、「要求トルク」という。)が所定値以上であるときに、並びに、バッテリ電流・電圧センサ47の検出信号に基いて、バッテリ7の蓄電量が所定値以下であるときに、エンジン1の運転要と判定する。そして、モータ2の要求トルク及びバッテリ7の蓄電量に基いて、必要なエンジントルクが算出され、エンジン1が運転される。
エンジン1に使用するガソリンと水素との間の燃料切換えは、温度センサ27によって検出される第二触媒25の温度(触媒活性度)、燃料センサ48によってされるガソリン燃料タンク3のガソリン残量、圧力センサ49によって検出される水素燃料タンク4の水素残量、並びに使用燃料の切換えスイッチ50によって運転者が選択する燃料の種類に基いて実行される。すなわち、エンジン始動時、第二触媒25が活性化するまでは、排気エミッション性能を高めるため自動的に水素が使用される。第二触媒25の活性化後は、運転者がガソリンを選択しているときはガソリンが使用され、水素を選択しているときは水素が使用される。但し、水素及びガソリンのいずれか一方の残量が所定値未満になったときは、水素とガソリンとが所定の混合比で併用され、水素の燃料切れを生じているときは、エンジン始動時を含めて、ガソリンが使用され、ガソリンの燃料切れを生じているときは、水素が使用される。
エンジン1の目標空燃比(目標空気過剰率λ)は、ガソリン使用時と水素使用時とでは異なり、ガソリン使用時はλ=1に設定され(ストイキ運転)、水素使用時はNOx排出量が略零で最適な燃費率に最も近いλ=2.0近傍に設定され(リーンバーン運転)、水素及びガソリンの併用時もリーンバーン運転される。水素使用時にエンジン1がリーンバーン運転されることによって、燃焼温度の上昇が抑えられ、NOxの排出が抑制される。但し、水素使用時でもエンジン1に対する要求トルクが大きいとき(バッテリ7の充電時や車両電気負荷が大きいとき)は目標空燃比のリーン度合いを適宜弱めてリーンバーン運転される。エンジン1の空燃比は、酸素センサ28の検出信号に基いてフィードバック制御される。
制御手段46は、DC−ACコンバータ11及びAC−DCコンバータ12を制御し、バッテリ7、ジェネレータ13,及びモータ17の相互間での電力の授受及び変換を制御する。この場合、モータ2は、自動車の定速運転時等のように要求トルクが低い低トルク運転時や自動車始動時にはバッテリ7から供給される電力により駆動され、中トルク運転時にはエンジン1により駆動されるジェネレータ6から供給される電力によって駆動され、急加速時等の要求トルクが高い高トルク運転時には該ジェネレータ6及びバッテリ7の双方から供給される電力により駆動される。バッテリ7の蓄電量が少ないときには、エンジン1によって、モータ2に必要な電力よりも大きな電力を該ジェネレータ6に発生させ、余分な電力がバッテリ7に供給されて充電が行なわれる。
制御手段46による流量制御弁26の制御については、触媒の構成を説明した後に詳述する。
<第一触媒・第二触媒に使用する触媒材ついて>
次の12種類の触媒材を準備し、各々の排気ガス空燃比リーンでの飽和HC浄化率及びNOx浄化率を測定した。ここに、蒸発燃料(エバポガス)中には飽和炭化水素(HC)が多く含まれるので、飽和HC浄化率を測定するようにした。なお、飽和炭化水素はその化学構造の安定さから不飽和炭化水素よりも酸化されにくく、従って、飽和炭化水素が酸化されるのであれば、不飽和炭化水素も酸化されると考えてよい。
−サポート材がOSCIである触媒材3種−
このOSC(酸素吸蔵放出材)Iは、Ce、Zr及びNdが結晶を構成するCeZrNd複合酸化物(CeZr系複合酸化物)であり、その組成は、10%CeO−80%ZrO−10%Nd(質量%)である。
CeZr系複合酸化物系サポート材としての上記OSCI粒子にPdを担持させたPd/OSCI触媒材(Pd担持CeZr系複合酸化物触媒材)、OSCI粒子にRhを担持させたRh/OSCI触媒材(Rh担持CeZr系複合酸化物触媒材)、並びにOSCI粒子にPtを担持させたPt/OSCI触媒材(Pt担持CeZr系複合酸化物触媒材)の3種を準備した。触媒金属Pd、Rh及びPt各々のOSCI粒子への担持には蒸発乾固法を採用し、500℃の温度で2時間の焼成を行なうことにより、各触媒材を得た。なお、上記各触媒金属の担持量は、各サポート材に対して1.0質量%で一定とした。
−サポート材がOSCIIである触媒材3種−
このOSC(酸素吸蔵放出材)IIは、CeZr系複合酸化物としての、Ce、Zr及びNdが結晶を構成するCeZrNd複合酸化物(CeZr系複合酸化物)であり、その組成は、35%CeO−55%ZrO−10%Nd(質量%)である。
CeZr系複合酸化物系サポート材としての上記OSCII粒子にPdを担持させたPd/OSCII触媒材(Pd担持CeZr系複合酸化物触媒材)、OSCII粒子にRhを担持させたRh/OSCII触媒材(Rh担持CeZr系複合酸化物触媒材)、並びにOSCII粒子にPtを担持させたPt/OSCII触媒材(Pt担持CeZr系複合酸化物触媒材)の3種を準備した。触媒金属Pd、Rh及びPt各々のOSCII粒子への担持には蒸発乾固法を採用し、500℃の温度で2時間の焼成を行なうことにより、各触媒材を得た。なお、上記各触媒金属の担持量は、各サポート材に対して1.0質量%で一定とした。
−サポート材が活性アルミナである触媒材3種−
活性アルミナ系サポート材としての活性アルミナ粒子にPdを担持させたPd/Al触媒材(Pd担持アルミナ触媒材)、活性アルミナ粒子にRhを担持させたRh/Al触媒材(Rh担持アルミナ触媒材)、並びに活性アルミナ粒子にPtを担持させたPt/Al触媒材(Pt担持アルミナ触媒材)の3種を準備した。触媒金属Pd、Rh及びPt各々の活性アルミナ粒子への担持には蒸発乾固法を採用し、500℃の温度で2時間の焼成を行なうことにより、各触媒材を得た。なお、上記各触媒金属の担持量は、各サポート材に対して1.0質量%で一定とした。
−サポート材がZrO被覆La含有アルミナである触媒材3種−
ZrO被覆La含有アルミナは、Laを4質量%含有する活性アルミナ粒子の表面を10質量%の酸化ジルコニウムで被覆してなる。この活性アルミナ系サポート材としてのZrO被覆La含有アルミナ粒子にPdを担持させたPd/ZrLa−Al触媒材(Pd担持ZrO被覆アルミナ触媒材)、ZrO被覆La含有アルミナ粒子にRhを担持させたRh/ZrLa−Al触媒材(Rh担持ZrO被覆アルミナ触媒材)、並びにZrO被覆La含有アルミナ粒子にPtを担持させたPt/ZrLa−Al触媒材(Pt担持ZrO被覆アルミナ触媒材)の3種を準備した。これら触媒材は、触媒金属Pd、Rh及びPt各々の硝酸溶液をZrO被覆La含有アルミナ粉末に滴下し、500℃で乾燥・焼成することによって得た。なお、上記各触媒金属の担持量は、各サポート材に対して1.0質量%で一定とした。
−飽和HC浄化率及びNOx浄化率の測定−
上記12種の触媒材各々をコージェライト製ハニカム担体(容量25mL;直径25.4mm,長さ50mm)に担持させた触媒サンプルを調製し、模擬排気ガス流通反応装置及び排気ガス分析装置を用いて、空燃比リーンでの飽和HC浄化率及びNOx浄化率を測定した。模擬排気ガスの組成は、O=9.6%、CO=0.56%、CO=0.01%、H=1.0%、C10(ブタン)=0.05%、NO=0.001%、HO=18.6%、残りNとした。この場合、C10(ブタン)が飽和炭化水素である。空間速度は60000/hとし、触媒入口ガス温度の昇温速度は30℃/分とした。
−HC及びNOxの浄化特性について−
図3はリーン飽和HC浄化率の測定結果を示す。同図によれば、上記12種類の触媒材は、触媒入口ガス温度が200℃に達する前から飽和HCの浄化が始まり、400℃以下での活性が高いグループAと、上記ガス温度が300℃を越えた後に飽和HCの浄化が始まり、且つ400℃を越えた高温域での活性がグループAよりも高いグループBと、上記ガス温度が400℃付近から飽和HCの浄化が始まるグループCとに分けることができる。
グループAには、Pt担持CeZr系複合酸化物触媒材としてのPt/OSCI触媒材及びPt/OSCII触媒材、並びにPt担持アルミナ触媒材としてのPt/Al触媒材及びPt/ZrLa−Al触媒材が属し、グループBには、Rh担持CeZr系複合酸化物触媒材としてのRh/OSCI触媒材及びRh/OSCII触媒材、並びにPd担持アルミナ触媒材としてのPd/Al触媒材及びPd/ZrLa−Al触媒材が属し、グループCには、Pd担持CeZr系複合酸化物触媒材としてのPd/OSCI触媒材及びPd/OSCII触媒材、並びにRh担持アルミナ触媒材としてのRh/Al触媒材及びRh/ZrLa−Al触媒材が属する。
図4乃至図7はリーンNO浄化率の測定結果を示す。グループAの触媒材をみると、Pt/Al触媒材については350℃付近でNO浄化率の落ち込みが見られるものの(図6)、他の3種はいずれも低温域から高温域にわたる広い温度範囲で比較的高いNO浄化率を示している(図4,5,7参照)。特に、Pt/OSCI触媒材及びPt/OSCII触媒材のNOx浄化性能が高い。グループBの触媒材をみると、250℃〜500℃においてNO浄化率が比較的高くなる傾向がある。100℃〜200℃付近にNO浄化率の落ち込みが見られるのは、低温時に吸着したNOxの放出を生じているものと考えられる。グループCの触媒材をみると、300℃〜400℃付近にNO浄化率の落ち込みが見られ、これは低温側で吸着されたNOxの放出を生じているものと考えられる。また、グループAの触媒材はいずれも300℃以下でのNO浄化率がグループB,Cの触媒材よりも高くなっている。
以上の飽和HC及びNOの浄化率データから、グループB,Cの飽和HCの浄化開始温度が高くなっているのは、グループB,Cの触媒金属Pd又はRhは、Ptに比べて、NOx浄化に関するライトオフ温度が高く、飽和HC浄化に有効な活性サイトに吸着したNOxが飽和HCの浄化を妨げているためと考えられる。そして、グループBの場合は、吸着NOxの放出が300℃付近で終了するために、飽和HCの浄化開始温度が300℃よりも高温側にずれ込み、グループCの場合は、吸着NOxの放出が400℃付近で終了するために、飽和HCの浄化開始温度がさらに高温側にずれ込んでいると考えられる。
これに対して、グループAでは、150℃以下の低温域でNOxの吸着を生じているものの、触媒金属Ptは、飽和HC存在下でのNOx浄化に関するライトオフ温度が比較的低く、そのために、吸着NOxが比較的早めに分解され、飽和HCの浄化開始温度が上述の如く低くなっていると考えられる。
上記12種類の触媒材の飽和HC浄化開始温度及びNO放出温度をまとめると、表1のようになる。
Figure 2010077888
<グループA〜Cの触媒材の理論空燃比付近での排気ガス浄化性能>
−グループAに係る触媒サンプル−
コージェライト製ハニカム担体(容量25mL;直径25.4mm,長さ50mm)に、グループAのPt/OSCI触媒材及びPt/Al触媒材を、前者が上層に、後者が下層になるように担持させた触媒サンプルを調製した。担体1L当たりの担持量は、OSCI及びAlいずれも50g/L、Ptは上層及び下層共に2.5g/L(トータルで5g/L)である。
−グループBに係る触媒サンプル−
グループAに係る触媒サンプルと同じハニカム担体に、グループBのRh/OSCI触媒材及びPd/Al触媒材を、前者が上層に、後者が下層になるように担持させた触媒サンプルを調製した。担体1L当たりの担持量は、OSCI及びAlいずれも50g/L、上層のRhが1.0g/L、下層のPdが4g/L(トータルで5g/L)である。
−グループCに係る触媒サンプル−
グループAに係る触媒サンプルと同じハニカム担体に、グループCのRh/Al触媒材及びPd/OSCI触媒材を、前者が上層に、後者が下層になるように担持させた触媒サンプルを調製した。担体1L当たりの担持量は、OSCI及びAlいずれも50g/L、上層のRhが1.0g/L、下層のPdが4g/L(トータルで5g/L)である。
−排気ガス浄化性能の測定−
上記グループA〜Cの各触媒サンプルをモデル排気ガス流通反応装置にセットし、排気ガス浄化性能(ライトオフ温度T50及び排気ガス浄化率C400)を評価した。モデル排気ガスはA/F=14.7±0.9とした。すなわち、A/F=14.7のメインストリームガスを定常的に流しつつ、所定量の変動用ガスを1Hzでパルス状に添加することにより、A/Fを±0.9の振幅で強制的に振動させた。A/F=14.7、A/F=13.8及びA/F=15.6のときのガス組成を表2に示す。また、空間速度SVは60000/h、昇温速度は30℃/分とした。
Figure 2010077888
ライトオフ温度T50は、モデル排気ガス温度の上昇により、触媒下流で検出されるガスの各成分(HC及びNO)濃度が、触媒に流入するガスの各成分(HC及びNO)濃度の半分になった時点(すなわち浄化率が50%になった時点)の触媒入口ガス温度である。排気ガス浄化率C400は、触媒入口でのモデル排気ガス温度が400℃であるときのガスの各成分(HC及びNO)の浄化率である。T50の結果を図8に示し、C400の結果を図9に示す。
ライトオフ温度T50(図8)をみると、グループBが最も良く、これにグループC及びグループAが順に続いている。排気ガス浄化率C400(図9)に関しても、グループBが最も良く、これにグループC及びグループAが順に続いている。
<第一触媒・第二触媒の構成及び排気ガスの流通路制御>
上記グループA〜Cの触媒材についての性能評価結果を踏まえ、第一通路22に配置する第一触媒24には、上記グループAの触媒材を採用し、第二通路23に配置する第二触媒25には、上記グループB及びグループCから選ばれる少なくとも1種の触媒材を採用するものである。
好ましい実施形態は、第二触媒25を、グループBのアルミナ系サポート材にPdを担持させてなるPd/Al触媒材及びPd/ZrLa−Al触媒材の少なくとも一方と、OSC系サポート材にRhを担持させてなるRh/OSCI触媒材及びRh/OSCII触媒材の少なくとも一方とを組み合わせる(前者を下層とし、後者を上層とする層状構造)ことである。或いは、第二触媒25を、グループBのPd系触媒材とグループCのRh系触媒材との組み合わせ、又はグループBのRh系触媒材とグループCのPd系触媒材との組み合わせとすることも好ましい実施形態である(Pd系触媒材を下層とし、Rh系触媒材を上層とする)。
第二触媒25にグループCの触媒材のみを採用する場合においても、Pd系触媒材を下層とし、Rh系触媒材を上層とすることが好ましい。
そうして、エンジン1に使用する燃料の種類、温度センサ27で検出される排気ガス温度、並びに酸素センサ28によって得られる排気ガスの空燃比に応じて、制御手段46により、流量制御弁26を制御するようにした。
図10は当該制御の態様を示すフロー図である。スタート後のステップS1において、エンジン1の使用燃料が水素のみであるか否かを判定する。燃料として水素のみを使用しているときはステップS2に進み、排気ガスが所定温度以下か否かを判定する。この所定温度は、第一触媒24と第二触媒25とに使用する触媒材の飽和HC浄化の温度特性に基いて、第一触媒24の飽和HC浄化率と第二触媒25の飽和HC浄化率とが同一になる温度に設定する。例えば、第二触媒25にグループBの触媒材を採用する場合は、所定温度を400℃付近に設定すればよく、第二触媒25にグループCの触媒材を採用する場合は、所定温度を500℃付近に設定すればよい。
ステップS2において排気ガス温度が所定温度以下であると判定されたときはステップS3に進んで、排気ガスの全量が第一通路22に流入するように流量制御弁26を制御する。ステップS2において排気ガス温度が所定温度よりも高いと判定されたときはステップS4に進んで、排気ガスの一部が第二通路23に流入するように流量制御弁26を制御する。この場合、排気ガス温度が高くなるに従って、第二通路23に流入する排気ガス流量が増大するように、流量制御弁26を制御する。なお、ステップS4に進むための条件である上記所定温度は、第二通路23に排気ガスを流し始める時点では、第二触媒25が前記400℃又は500℃には達していない場合があるので、これよりも、数十℃高い(例えば50℃程度高い)温度に設定されてもよい。
ステップS1においてエンジン1の使用燃料が水素のみではないときはステップS5に進み、排気ガスの空燃比がリーンであるか否かを判定する。その空燃比がリーンであるときは、燃料として水素とガソリンとが併用されているときであり、このときは水素ステップS2に進み、燃料として水素のみを使用している場合と同様に流量制御弁26による排気ガスの流通路制御を行なう。上記空燃比がリーンでないときは、すなわち、燃料としてガソリンのみを使用するストイキ運転であり、このときはステップS6に進み、排気ガスの全量が第二通路23に流入するように流量制御弁26を制御する。
以上の構成において、エンジン1が燃料として水素のみを使用してリーンバーン運転されるとき、或いは燃料として水素とガソリンとを併用してリーンバーン運転されるときは、燃焼室温度が低い。このため、キャニスタ15から吸気通路35に蒸発燃料がパージされたとき、その蒸発燃料は燃焼室で完全に燃焼せず、排気通路に排出されるHC量が多くなる。そのときは排気ガス温度も低い。
これに対して、上記好ましい実施形態では、上記リーンバーン運転において排気ガス温度が所定温度(例えば400℃)以下であるときは、排気ガスの全量が第一通路22に流入する。この第一通路22に設けられた第一触媒24には、図3に示す、低温での飽和HC浄化率が高いグループAの触媒材が採用されているから、上記蒸発燃料に因る排気ガス中の飽和HCは、このグループAの触媒材によって効率良く浄化され、この蒸発燃料に因るHCが未浄化のまま大気中に排出される量が少なくなる。また、グループAの触媒材は低温でのNOx浄化率も比較的高いから、NOxの大気中への排出も抑制される。
上記リーンバーン運転において、排気ガス温度が所定温度を越えて高くなると、排気ガスの一部が第二通路23に流入する。この第二通路23に設けられている第二触媒25には、図3に示す、高温での飽和HC浄化率が高いグループBの触媒材が採用されているから、上述の蒸発燃料に因るHCが未浄化のまま大気中に排出されることを抑制する上で有利になる。また、排気ガス温度が上記所定温度を超えて上昇するに従って、第二通路23への排気ガス流入量が増大するから、上記蒸発燃料によるHCの浄化にさらに有利になる。また、排気ガスは第一通路22にも流入するから、グループAの触媒材によるNOxの浄化も図れる。
第二触媒25にグループCの触媒材のみを採用する場合においても、所定温度を500℃付近に設定すれば、第二触媒25にグループBの触媒材を採用する場合と同様の効果が得られる。
一方、エンジン1がガソリンを燃料としてストイキ運転されるときは、排気ガスの全量が第二通路23に流入する。この第二通路23の第二触媒25には、グループB及びグループCの中から選ばれるPd系触媒材とRh系触媒材とが組み合わせて採用されているから、排気ガスはこの第二触媒25によって効率良く浄化される。第二触媒25にグループCの触媒材のみを採用する場合においても、グループAの触媒材によってストイキ運転の排気ガスを浄化する場合に比べれば、該排気ガスを効率良く浄化することができる。
なお、上記実施形態のエンジンはロータリーピストンエンジンであるが、本発明はこれに限定するものではなく、レシプロエンジンであってもよい。
また、上記実施形態はシリーズハイブリッド自動車に係るものであるが、パラレルハイブリッド自動車やシリーズパラレルハイブリッド自動車、さらには、モータによらず、エンジンのみで駆動される自動車にも本発明は適用することができる。
本発明に係るバイブリッド車両の構成図である。 同車両のエンジン及び制御系の構成図である。 各種触媒材のリーン飽和HC浄化率と排気ガス温度との関係を示すグラフ図である。 サポート材がOSCIである触媒材3種のリーンNO浄化率と排気ガス温度との関係を示すグラフ図である。 サポート材がOSCIIである触媒材3種のリーンNO浄化率と排気ガス温度との関係を示すグラフ図である。 サポート材が活性アルミナである触媒材3種のリーンNO浄化率と排気ガス温度との関係を示すグラフ図である。 サポート材がZrO被覆La含有アルミナである触媒材3種のリーンNO浄化率と排気ガス温度との関係を示すグラフ図である。 グループA〜Cの各触媒の理論空燃比付近での排気ガスの浄化に関するライトオフ温度T50を示すグラフ図である。 グループA〜Cの各触媒の理論空燃比付近での排気ガス温度400℃における排気ガス浄化率を示すグラフ図である。 本発明に係る制御のフロー図である。
符号の説明
1 エンジン
2 モータ
3 ガソリン燃料タンク
4 水素燃料タンク
6 ジェネレータ(発電機)
15 キャニスタ
16 蒸発燃料通路
17 パージ通路
21 排気通路
22 第一通路
23 第二通路
24 第一触媒
25 第二触媒

Claims (4)

  1. ガソリンを含む燃料を使用した運転と、水素燃料を使用した運転とが行なわれるエンジンの排気ガス浄化装置であって、
    上記ガソリンを含む燃料を貯蔵する燃料タンク内に発生した蒸発燃料を吸着するキャニスタと、該キャニスタに吸着された蒸発燃料をエンジンの吸気系にパージするパージ通路とを有し、
    上記エンジンの排気通路は第一通路と第二通路とに分岐し、第一通路に第一触媒が配置され、第二通路に第二触媒が配置され、
    上記第一触媒は、アルミナ系サポート材にPtを担持してなるPt担持アルミナと、CeZr系複合酸化物サポート材にPtを担持してなるPt担持CeZr系複合酸化物とからなるグループより選ばれる少なくとも1種を含み、
    上記第二触媒は、アルミナ系サポート材にPdを担持してなるPd担持アルミナと、CeZr系複合酸化物サポート材にRhを担持してなるRh担持CeZr系複合酸化物と、アルミナ系サポート材にRhを担持してなるRh担持アルミナと、CeZr系複合酸化物サポート材にPdを担持してなるPd担持CeZr系複合酸化物とからなるグループより選ばれる少なくとも1種とを含み、
    上記ガソリンを含む燃料及び水素燃料のうち、少なくとも水素燃料が使用されて上記エンジンがリーンバーン運転され、且つ排気ガスの温度が所定温度以下であるときは、上記排気ガスが上記第一通路に優先的に流入し、上記ガソリンを含む燃料が使用されて上記エンジンがストイキ運転されているときは、上記排気ガスが上記第2通路に優先的に流入するように、上記第一通路及び第二通路に流入する排気ガス流量を制御する制御手段を備えていることを特徴とするエンジンの排気ガス浄化装置。
  2. 請求項1において、
    上記第二触媒は、上記Pd担持アルミナ及びRh担持CeZr系複合酸化物より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とするエンジンの排気ガス浄化装置。
  3. 請求項2において、
    上記制御手段は、上記リーンバーン運転時において、上記排気ガスの温度が上記所定温度よりも高いときは、該排気ガス温度が高くなるほど上記第二通路に流入する排気ガス流量を増大させることを特徴とするエンジンの排気ガス浄化装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
    上記エンジンは、電気モータで駆動することができるハイブリッド車両に搭載され、上記電気モータのための発電機の駆動に用いられることを特徴とするエンジンの排気ガス浄化装置。
JP2008246741A 2008-09-25 2008-09-25 エンジンの排気ガス浄化装置 Expired - Fee Related JP5181972B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008246741A JP5181972B2 (ja) 2008-09-25 2008-09-25 エンジンの排気ガス浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008246741A JP5181972B2 (ja) 2008-09-25 2008-09-25 エンジンの排気ガス浄化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010077888A true JP2010077888A (ja) 2010-04-08
JP5181972B2 JP5181972B2 (ja) 2013-04-10

Family

ID=42208597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008246741A Expired - Fee Related JP5181972B2 (ja) 2008-09-25 2008-09-25 エンジンの排気ガス浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5181972B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011219041A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Acr Co Ltd シリーズハイブリット型自動車
JP2013237372A (ja) * 2012-05-16 2013-11-28 Mazda Motor Corp 内燃機関の排気ガス浄化装置及び制御方法
JP2016136023A (ja) * 2010-06-07 2016-07-28 アルセット・アイピー・ソシエテ・ア・レスポンサビリテ・リミテAlset Ip S Ar.L. 可変空燃比を用いるバイフューエルエンジン

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102042887B1 (ko) * 2016-05-27 2019-12-02 에이치에스디엔진 주식회사 선택적 촉매 환원 시스템 및 동력 장치

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03275959A (ja) * 1990-03-26 1991-12-06 Toyota Motor Corp 過給希薄燃焼ガソリン内燃機関の排気ガス浄化装置
JP2006007117A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Ne Chemcat Corp 排気ガス浄化構造体および該構造体を用いた排気ガス浄化方法
JP2006057504A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 Mazda Motor Corp 水素燃料エンジンの制御装置
JP2007162632A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Mazda Motor Corp デュアルフューエルエンジンの蒸発燃料制御装置
JP2008128033A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Mazda Motor Corp デュアルフューエルエンジンを備えた車両の制御装置
JP2008156130A (ja) * 2006-12-20 2008-07-10 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd デラフォサイト型酸化物およびその製造方法並びに排気ガス浄化用触媒

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03275959A (ja) * 1990-03-26 1991-12-06 Toyota Motor Corp 過給希薄燃焼ガソリン内燃機関の排気ガス浄化装置
JP2006007117A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Ne Chemcat Corp 排気ガス浄化構造体および該構造体を用いた排気ガス浄化方法
JP2006057504A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 Mazda Motor Corp 水素燃料エンジンの制御装置
JP2007162632A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Mazda Motor Corp デュアルフューエルエンジンの蒸発燃料制御装置
JP2008128033A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Mazda Motor Corp デュアルフューエルエンジンを備えた車両の制御装置
JP2008156130A (ja) * 2006-12-20 2008-07-10 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd デラフォサイト型酸化物およびその製造方法並びに排気ガス浄化用触媒

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011219041A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Acr Co Ltd シリーズハイブリット型自動車
JP2016136023A (ja) * 2010-06-07 2016-07-28 アルセット・アイピー・ソシエテ・ア・レスポンサビリテ・リミテAlset Ip S Ar.L. 可変空燃比を用いるバイフューエルエンジン
JP2013237372A (ja) * 2012-05-16 2013-11-28 Mazda Motor Corp 内燃機関の排気ガス浄化装置及び制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5181972B2 (ja) 2013-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9810120B2 (en) Exhaust gas purifying system
JP4678470B2 (ja) 燃焼エンジンの排気ガスフローにおけるガス成分を還元するデバイスおよび方法
KR100240976B1 (ko) 내연기관 배기가스 정화용 촉매 및 정화 방법
EP2273081B1 (en) Exhaust gas control apparatus for internal combustion engine, and method of controlling the same
JP5337930B2 (ja) 排気浄化方法
WO2016031104A1 (ja) 排気ガス浄化触媒装置及び排気ガス浄化方法
US10934908B2 (en) Method for regenerating a particle filter, and motor vehicle having a particle filter
JP5181972B2 (ja) エンジンの排気ガス浄化装置
EP3613959A2 (en) Exhaust purification system of internal combustion engine and exhaust purification method
JP5453737B2 (ja) 排気ガス浄化方法及び排気ガス浄化装置
JP2010075835A (ja) 排気ガス浄化用触媒
JP4513565B2 (ja) 排気ガス浄化用触媒
JP2001050042A (ja) 排ガス浄化制御装置
JP2013174203A (ja) 排ガス浄化装置
JP2022114539A (ja) 排ガス浄化触媒装置およびこれを利用した排ガスの浄化方法
JP4946658B2 (ja) 排気ガス浄化触媒装置
JP5359360B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2009279992A (ja) 動力出力装置及びこれを搭載する車両並びに動力出力装置の制御方法
JP2008194586A (ja) 排気ガス浄化用触媒
JP2009007946A (ja) 排気ガス浄化触媒装置
JP2010255487A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2009007944A (ja) 排気ガス浄化触媒装置
JP2009007942A (ja) 排気ガス浄化触媒装置
JP4872637B2 (ja) 排気ガス浄化触媒の機能回復装置及び機能回復方法
US10731531B2 (en) Internal combustion engine provided with electrochemical reactor and vehicle mounting internal combustion engine

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110802

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120301

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120717

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120719

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120912

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121231

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5181972

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160125

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees