JP2010077956A - 内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】ギヤハウジング11を取り付けることで、バランサギヤ7の中心、クランクギヤ4の中心、アイドラギヤ8の中心の3軸の軸間距離を所定の関係に位置決めする。
【解決手段】ギヤハウジング11の支持孔17にアイドラギヤ8のシャフト部15の他端を嵌合することで、ギヤハウジング11内でバランサギヤ7の中心とアイドラギヤ8の中心を位置決めし、シリンダブロック2の支持孔16にアイドラギヤ8のシャフト部15の一端を嵌合してギヤハウジング11をシリンダブロック2に取り付け、バランサギヤ7との関係が位置決めされたアイドラギヤ8の中心をクランクギヤ4の中心に対して位置決めする。
【選択図】図3

Description

本発明は、クランクシャフトと同期回転するバランサシャフトを備えた内燃機関に関する。
自動車等に搭載される多気筒内燃機関(エンジン)では、ピストンの上死点及び下死点で反転する時に振動(スラスト力)が生じると共に、ピストンの往復動に伴ってコネクティングロッドの傾斜による振動(ラジアル力)が生じる。これらの起振力を相殺するため、エンジンには、クランクシャフトに同期して回転するバランサシャフトが備えられている。一般に、クランクシャフトとバランサシャフトは、タイミングチェーン及びスプロケットを介して機械的に連結され、クランクシャフトの回転がバランサシャフトに同期して伝達される。
ところで、ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンに比べてトルク変動が大きいため、タイミングチェーンを用いてクランクシャフトとバランサシャフトとを連動させる場合には、タイミングチェーンの張力等をより精密に管理する必要がある。このような管理の煩雑さを避けるため、特にディーゼルエンジンでは、タイミングチェーンに代えてギヤを使用する傾向がある。
クランクシャフトとバランサシャフトをギヤ列により機械的に連結した構造は、従来から種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。このように、ギヤ列を用いて動力を伝達する場合、ギヤ同士の噛み合い時に過大な摩擦が生じて歯面に摩耗が発生したり、バックラッシ量が多くなって噛み合い異音が発生したりすることを避けるため、ギヤ同士の噛み合い精度を充分に確保する必要がある。そして、そのためには、各ギヤの軸間距離を決定するギヤ中心孔を、各ギヤが取り付けられるシリンダブロックに精度よく加工する必要がある。しかしながら、シリンダブロックに各ギヤのギヤ中心孔を精度よく加工することは一般に困難であり、高精度の加工を実現するためにはコスト高が助長されるという不都合がある。
従来から提案されている特許文献1の技術は、クランクシャフトの端部にクランクギヤを設けると共に、バランサシャフトの端部にバランサギヤを設け、クランクギヤとバランサギヤの間にアイドラギヤを噛み合せることによりクランクギヤの回転をバランサギヤに伝達している。そして、3つのギヤの軸間距離の精度誤差を吸収するため、アイドラギヤにシザースギヤを用い、ギヤ間のガタ詰めを行なっている。シザースギヤを用いることで、3つの軸間距離の累積公差を吸収してギヤ同士の噛み合い精度を維持することができる。
しかし、特許文献1の技術では、シザースギヤにより3つのギヤの軸間距離の精度誤差を吸収しているが、シザースギヤは複雑な構造を有する部品で高価であるため、高いコスト化を招きやすい。また、付勢力により噛み合いに応じた歯幅を得る構成であるため、調整具合により噛み合いが不適切になることがあり、こうなると、フリクションが増加し燃費の悪化や、異音が生じる虞がある。
特開2007−239521号公報
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、ギヤ列を介してクランクシャフトとバランサシャフトを連結する構造において、ギヤハウジングをシリンダブロックへ取り付ける簡単な操作により、ギヤ列の回転中心の軸間距離を高精度に決定することができる内燃機関を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に係る本発明の内燃機関は、シリンダブロックに回転自在に支持されるクランクシャフトと、前記クランクシャフトに固定されるクランクギヤと、前記シリンダブロックに設けられるバランサシャフトと、前記バランサシャフトに固定されるバランサギヤと、前記クランクギヤと前記バランサギヤとに噛み合うことで前記クランクギヤの回転を前記バランサギヤに伝達するアイドラギヤと、前記アイドラギヤ及び前記バランサギヤを収容して前記シリンダブロックの側部に取り付けられるギヤハウジングと、前記バランサギヤを収容した前記ギヤハウジングが前記シリンダブロックに組み付けられる際に、前記シリンダブロックと前記ギヤハウジングとの間で前記アイドラギヤの回転中心位置を位置決めする位置決め部とを備えたことを特徴とする。
請求項1に係る本発明では、ギヤハウジングをシリンダブロックに組み付ける際に、位置決め部により、シリンダブロックとギヤハウジングとの間でアイドラギヤの回転中心位置が位置決めされ、クランクギヤとアイドラギヤの回転中心位置及びバランサギヤとアイドラギヤの回転中心位置が位置決めされる。これにより、ギヤハウジングを組み付けることで、クランクギヤの中心、アイドラギヤの中心、バランサギヤの中心の各中心間距離が正確に位置決めされる。
従って、ギヤ列を介してクランクシャフトとバランサシャフトを連結する構造において、ギヤハウジングをシリンダブロックへ取り付ける簡単な操作により、ギヤ列の回転中心の軸間距離を高精度に決定することができる。つまり、ギヤの軸間距離を決定するためのギヤ中心孔を、ギヤが取り付けられるシリンダブロックに精度よく加工する必要がなく、困難でコストが嵩む加工を必要としない。
そして、請求項2に係る本発明の内燃機関は、請求項1に記載の内燃機関において、前記位置決め部は、前記アイドラギヤに設けられ回転中心軸となるギヤシャフトと、前記ギヤハウジング及び前記シリンダブロックにそれぞれ形成され、前記ギヤシャフトの中心軸を位置決めして支持する支持孔とからなることを特徴とする。
請求項2に係る本発明では、ギヤハウジング及びシリンダブロックに形成された支持孔にアイドラギヤのギヤシャフトを回転自在に嵌合することにより、アイドラギヤがギヤハウジング及びシリンダブロックに対してそれぞれ位置決めされ、クランクギヤの中心とアイドラギヤの中心、バランサギヤの中心とアイドラギヤの中心が位置決めされる。アイドラギヤのギヤシャフトは、アイドラギヤの中心孔に別体のシャフトを嵌合することが可能である。また、アイドラギヤの盤面に一体に形成することも可能である。
また、請求項3に係る本発明の内燃機関は、請求項2に記載の内燃機関において、前記ギヤハウジングの支持孔に前記ギヤシャフトが支持されることで、前記アイドラギヤと前記バランサギヤの中心位置が位置決めされて前記アイドラギヤが前記ギヤハウジングに取り付けられ、前記シリンダブロックの支持孔に前記ギヤシャフトを支持させて前記ギヤハウジングを前記シリンダブロックに組み付けることで、前記バランサギヤの中心位置との間で位置決めされている前記アイドラギヤの中心位置が、前記クランクギヤに対して位置決めされるよう構成されていることを特徴とする。
請求項3に係る本発明では、ギヤハウジングの支持孔にアイドラギヤのギヤシャフトを嵌合することにより、ギヤハウジング内でバランサギヤの中心とアイドラギヤの中心が位置決めされた状態になる。この状態でシリンダブロックの支持孔にアイドラギヤのギヤシャフトを嵌合してギヤハウジングをシリンダブロックに取り付けることにより、バランサギヤとの関係が位置決めされたアイドラギヤの中心がクランクギヤの中心に対して位置決めされる。これにより、バランサギヤの中心とクランクギヤの中心がアイドラギヤの中心を基準にして位置決めされ、バランサギヤの中心、クランクギヤの中心、アイドラギヤの中心の3軸の軸間距離が所定の関係に位置決めされる。
また、請求項4に係る本発明の内燃機関は、請求項1に記載の内燃機関において、前記位置決め部は、前記アイドラギヤの回転中心部に設けられる中心孔と、前記ギヤハウジングに設けられ前記アイドラギヤの前記中心孔に挿通されて回転中心軸となるハウジング固定ギヤシャフトと、前記シリンダブロックに設けられ前記ハウジング固定ギヤシャフトの中心軸を位置決めして支持するブロック支持孔とからなることを特徴とする。
請求項4に係る本発明では、ハウジング固定ギヤシャフトにアイドラギヤの中心孔を挿通し、ハウジング固定ギヤシャフトの端部をシリンダブロックのブロック支持孔に支持することにより、ハウジング固定ギヤシャフト(アイドラギヤ)を基準にしてバランサギヤの中心とクランクギヤの中心が位置決めされ、バランサギヤの中心、クランクギヤの中心、アイドラギヤの中心の3軸の軸間距離が所定の関係に位置決めされる。
また、請求項5に係る本発明の内燃機関は、請求項1に記載の内燃機関において、前記位置決め部は、前記アイドラギヤの回転中心部に設けられる中心孔と、前記シリンダブロックに設けられ前記アイドラギヤの前記中心孔に挿通されて回転中心軸となるブロック固定ギヤシャフトと、前記ギヤハウジングに設けられ前記ブロック固定ギヤシャフトの中心軸を位置決めして支持するハウジング支持孔とからなることを特徴とする。
請求項5に係る本発明では、ブロック固定ギヤシャフトにアイドラギヤの中心孔を挿通し、ブロック固定ギヤシャフトの端部をギヤハウジングのハウジング支持孔に支持することにより、ブロック固定ギヤシャフト(アイドラギヤ)を基準にしてバランサギヤの中心とクランクギヤの中心が位置決めされ、バランサギヤの中心、クランクギヤの中心、アイドラギヤの中心の3軸の軸間距離が所定の関係に位置決めされる。
本発明の内燃機関は、ギヤ列を介してクランクシャフトとバランサシャフトを連結する構造において、ギヤハウジングをシリンダブロックへ取り付ける簡単な操作により、ギヤ列の回転中心の軸間距離を高精度に決定することができる。
図1には本発明の一実施形態例に係る内燃機関の要部の分解状況、図2にはギヤハウジングを取り付けた状態の要部の斜視状況、図3には内燃機関の要部の断面状況、図4には図3中のIV−IV線矢視状況、図5にはバランサシャフトとアイドラギヤとの関係を表す斜視状況を示してある。また、図6〜図8には位置決め部の他の実施形態例を表す要部の断面状況を示してある。
図1〜図5に示すように、エンジン1のシリンダブロック2にはクランクシャフト3が回転自在に支持され、クランクシャフト3の端部にはクランクギヤ4が固定されている。シリンダブロック2の下面側にはハウジング5が設けられ、ハウジング5にはバランサシャフト6が回転自在に支持されている。バランサシャフト6はクランクシャフト3に沿って平行に延びて配置され、バランサシャフト6の端部にはバランサギヤ7が設けられている。
バランサシャフト6は、例えば、互いに平行に2本設けられ、ギヤを介して同時に回転する構成とされている。バランサシャフト6にはマス部9が設けられ、クランクシャフト3の回転に同期して回転することで、図示しないピストンの往復動に伴って生じるエンジン1の起振力が相殺される。
バランサシャフト6のバランサギヤ7はクランクギヤ4とシリンダブロック2の端部の同一面内に配され、バランサギヤ7とクランクギヤ4との間にはアイドラギヤ8が設けられている。アイドラギヤ8はバランサギヤ7及びクランクギヤ4に噛み合い、クランクギヤ4の回転がアイドラギヤ8を介してバランサギヤ7に伝達される。
つまり、クランクシャフト3の回転がアイドラギヤ8を介してバランサシャフト6に伝達され、バランサシャフト6はクランクシャフト3の回転に同期して回転するようになっている。
バランサギヤ7及びアイドラギヤ8はギヤハウジング11に支持され、アイドラギヤ8は位置決め部を介してギヤハウジング11の所定位置に位置決め支持されている。ギヤハウジング11をシリンダブロック2に取り付けることで、アイドラギヤ8が位置決め部を介してシリンダブロック2の所定位置に位置決めされて取り付けられ、クランクギヤ4の回転中心の位置と、バランサギヤ7の回転中心及びアイドラギヤ8の回転中心の位置が所定の軸間距離で位置決めされる。
つまり、シリンダブロック2とギヤハウジング11との間でアイドラギヤ8の回転中心位置が位置決め部を介して位置決めされ、クランクギヤ4とアイドラギヤ8の回転中心位置及びバランサギヤ7とアイドラギヤ8の回転中心位置が位置決めされる。これにより、ギヤハウジング11をシリンダブロック2に組み付けることで、クランクギヤ4の中心、アイドラギヤ8の中心、バランサギヤ7の中心の各中心間距離が正確に位置決めされる。
位置決め部を説明する。
図3に示すように、アイドラギヤ8の盤面にはシャフト部15が一体にそれぞれ形成され、シャフト部15はアイドラギヤ8の回転中心軸とされている。シリンダブロック2にはシャフト部15の一端側の位置を位置決めして支持する支持孔16が形成されている。また、ギヤハウジング11にはシャフト部15の他端側の位置を位置決めして支持する支持孔17が形成され、シャフト部15の他端側が支持孔17に支持されることにより、バランサギヤ7の中心軸に対するアイドラギヤ8の中心軸の位置が所定の軸間距離に維持されてアイドラギヤ8がギヤハウジング11に支持される。
上述した構成では、ギヤハウジング11に形成された支持孔17及びシリンダブロック2に形成された支持孔16にアイドラギヤ8のシャフト部15を回転自在に嵌合することにより、アイドラギヤ8がギヤハウジング11及びシリンダブロック2に対してそれぞれ位置決めされる。これにより、クランクギヤ4の中心とアイドラギヤ8の中心、バランサギヤ7の中心とアイドラギヤ8の中心が位置決めされる。
つまり、ギヤハウジング11の支持孔17にアイドラギヤ8のシャフト部15の他端を嵌合することにより、ギヤハウジング11内でバランサギヤ7の中心とアイドラギヤ8の中心が位置決めされた状態になる。この状態で、シリンダブロック2の支持孔16にアイドラギヤ8のシャフト部15の一端を嵌合してギヤハウジング11をシリンダブロック2に取り付けることにより、バランサギヤ7との関係が位置決めされたアイドラギヤ8の中心がクランクギヤ4の中心に対して位置決めされる。
これにより、バランサギヤ7の中心とクランクギヤ4の中心がアイドラギヤ8の中心を基準にして位置決めされ、バランサギヤ7の中心、クランクギヤ4の中心、アイドラギヤ8の中心の3軸の軸間距離が所定の関係に位置決めされる。
この時、ギヤハウジング11のシリンダブロック2への組み付けと同時に軸間距離が位置決めされるので、エンジン1の組立作業の簡易化を図ることができる。また、シリンダブロック2に3軸の中心となるシャフト挿通孔を高精度に加工する必要がないので、加工コストを抑制することができる。また、シザースギヤ等の高価な別部品が必要ないので、コストを抑制することができると共に、フリクションを低減することができる。
従って、ギヤ列を介してクランクシャフト3とバランサシャフト6を連結する構造において、ギヤハウジング11をシリンダブロック2へ取り付ける簡単な操作により、バランサギヤ7、クランクギヤ4、アイドラギヤ8の列の回転中心の軸間距離を高精度に決定することができる。つまり、ギヤの軸間距離を決定するためのギヤ中心孔を、ギヤが取り付けられるシリンダブロック2に精度よく加工する必要がなく、困難でコストが嵩む加工を必要としない。
ギヤ列の軸間距離が高精度に決定されることで、ギヤ同士の噛み合い精度の維持を適切にして、ギヤ同士の噛み合い時に過大な摩擦が生じて歯面に摩耗が発生したり、バックラッシ量が多くなって噛み合い異音が発生することをなくすことができる。振動を抑制する機器であるバランサシャフト6での噛み合い異音による騒音の発生をなくすことができる。
これにより、トルク変動が大きいディーゼルエンジンで、クランクシャフト3とバランサシャフト6を同期させるための機械的な連結機構としてギヤ列を容易に適用することができる。
図6〜図8に基づいて位置決め部の他の実施形態例を説明する。尚、位置決め部以外の部材は図1〜図5に示した部材と同一部材であるため、同一符号を付して重複する説明は省略してある。
図6に示した構成を説明する。
図6に示すように、クランクギヤ4とバランサギヤ7とにはアイドラギヤ20が噛み合っている。アイドラギヤ20の回転中心部には中心孔21が設けられ、中心孔21には回転中心軸となるギヤシャフト22が固定されている。
シリンダブロック2にはギヤシャフト22の一端側の位置を位置決めして支持する支持孔16が形成されている。また、ギヤハウジング11にはギヤシャフト22の他端側の位置を位置決めして支持する支持孔17が形成され、ギヤシャフト22の他端側が支持孔17に支持されることにより、バランサギヤ7の中心軸に対するアイドラギヤ20の中心軸の位置が所定の軸間距離に維持されてアイドラギヤ8がギヤハウジング11に支持される。
上述した構成では、ギヤハウジング11に形成された支持孔17及びシリンダブロック2に形成された支持孔16にアイドラギヤ20のギヤシャフト22を回転自在に嵌合することにより、アイドラギヤ20がギヤハウジング11及びシリンダブロック2に対してそれぞれ位置決めされる。これにより、クランクギヤ4の中心とアイドラギヤ20の中心、バランサギヤ7の中心とアイドラギヤ8の中心が位置決めされ、3軸の軸間距離が所定の関係に位置決めされる。
図6に示した構成では、アイドラギヤ20の回転中心軸であるギヤシャフト22が別体にされているので、アイドラギヤ20の形状が簡素化され、部品加工のコストの低減を図ることができる。
図7に示した構成を説明する。
図7に示すように、クランクギヤ4とバランサギヤ7とにはアイドラギヤ20が噛み合い、アイドラギヤ20の回転中心部には中心孔21が設けられている。ギヤハウジング11にはアイドラギヤ20の中心孔21に挿通されて回転中心軸となるハウジング固定ギヤシャフト23が形成されている。ハウジング固定ギヤシャフト23はアイドラギヤ20の中心孔21を貫通し、端部がシリンダブロック2の支持孔16(ブロック支持孔)に支持される。
上述した構成では、ハウジング固定ギヤシャフト23にアイドラギヤ20の中心孔21を回転自在に嵌合し、ハウジング固定ギヤシャフト23の端部をシリンダブロック2の支持孔16(ブロック支持孔)に支持することにより、ハウジング固定ギヤシャフト23(アイドラギヤ20)を基準にしてバランサギヤ7の中心とクランクギヤ4の中心が位置決めされる。これにより、バランサギヤ7の中心、クランクギヤ4の中心、アイドラギヤ20の中心の3軸の軸間距離が所定の関係に位置決めされる。
図7に示した構成では、アイドラギヤ20の回転中心軸であるハウジング固定ギヤシャフト23がギヤハウジング11に形成されているので、アイドラギヤ20の形状が簡素化され、部品点数の削減と部品加工のコストの低減を図ることができる。
図8に示した構成を説明する。
図8に示すように、クランクギヤ4とバランサギヤ7とにはアイドラギヤ20が噛み合い、アイドラギヤ20の回転中心部には中心孔21が設けられている。シリンダブロック2にはアイドラギヤ20の中心孔21に挿通されて回転中心軸となるブロック固定ギヤシャフト24が形成されている。ブロック固定ギヤシャフト24はアイドラギヤ20の中心孔21を貫通し、端部がギヤハウジング11の支持孔17(ハウジング支持孔)に支持される。
上述した構成では、ブロック固定ギヤシャフト24にアイドラギヤ20の中心孔21を回転自在に嵌合し、ブロック固定ギヤシャフト24の端部をギヤハウジング11の支持孔17(ハウジング支持孔)に支持することにより、ブロック固定ギヤシャフト24(アイドラギヤ20)を基準にしてバランサギヤ7の中心とクランクギヤ4の中心が位置決めされ、バランサギヤ7の中心、クランクギヤ4の中心、アイドラギヤ20の中心の3軸の軸間距離が所定の関係に位置決めされる。
図8に示した構成では、アイドラギヤ20の回転中心軸であるブロック固定ギヤシャフト24がシリンダブロック2に形成されているので、アイドラギヤ20の形状が簡素化され、部品点数の削減と部品加工のコストの低減を図ることができる。
尚、内燃機関としてディーゼルエンジンを想定して上述した実施形態例を説明したが、ギヤ列を介してクランクシャフトとバランサシャフトを機械的に連結する構成の内燃機関であれば、ガソリンエンジン等、ディーゼルエンジン以外の内燃機関を適用することができる。
本発明は、クランクシャフトと同期回転するバランサシャフトを備えた内燃機関の分野で利用可能である。
本発明の一実施形態例に係る内燃機関の要部の分解斜視図である。 ギヤハウジングを取り付けた状態の要部の斜視図である。 内燃機関の要部の断面図である。 図3中のIV−IV線矢視図である。 バランサシャフトとアイドラギヤとの関係を表す斜視図である。 位置決め部の他の実施形態例を表す要部の断面図である。 位置決め部の他の実施形態例を表す要部の断面図である。 位置決め部の他の実施形態例を表す要部の断面図である。
符号の説明
1 多気筒ディーゼルエンジン(エンジン)
2 シリンダブロック
3 クランクシャフト
4 クランクギヤ
5 ハウジング
6 バランサシャフト
7 バランサギヤ
8 アイドラギヤ
9 マス部
11 ギヤハウジング
15 シャフト部
16、17 支持孔
20 アイドラギヤ
21 中心孔
22 ギヤシャフト
23 ハウジング固定ギヤシャフト
24 ブロック固定ギヤシャフト

Claims (5)

  1. シリンダブロックに回転自在に支持されるクランクシャフトと、
    前記クランクシャフトに固定されるクランクギヤと、
    前記シリンダブロックに設けられるバランサシャフトと、
    前記バランサシャフトに固定されるバランサギヤと、
    前記クランクギヤと前記バランサギヤとに噛み合うことで前記クランクギヤの回転を前記バランサギヤに伝達するアイドラギヤと、
    前記アイドラギヤ及び前記バランサギヤを収容して前記シリンダブロックの側部に取り付けられるギヤハウジングと、
    前記バランサギヤを収容した前記ギヤハウジングが前記シリンダブロックに組み付けられる際に、前記シリンダブロックと前記ギヤハウジングとの間で前記アイドラギヤの回転中心位置を位置決めする位置決め部とを備えた
    ことを特徴とする内燃機関。
  2. 請求項1に記載の内燃機関において、
    前記位置決め部は、
    前記アイドラギヤに設けられ回転中心軸となるギヤシャフトと、
    前記ギヤハウジング及び前記シリンダブロックにそれぞれ形成され、前記ギヤシャフトの中心軸を位置決めして支持する支持孔とからなる
    ことを特徴とする内燃機関。
  3. 請求項2に記載の内燃機関において、
    前記ギヤハウジングの支持孔に前記ギヤシャフトが支持されることで、前記アイドラギヤと前記バランサギヤの中心位置が位置決めされて前記アイドラギヤが前記ギヤハウジングに取り付けられ、
    前記シリンダブロックの支持孔に前記ギヤシャフトを支持させて前記ギヤハウジングを前記シリンダブロックに組み付けることで、前記バランサギヤの中心位置との間で位置決めされている前記アイドラギヤの中心位置が、前記クランクギヤに対して位置決めされるよう構成されている
    ことを特徴とする内燃機関。
  4. 請求項1に記載の内燃機関において、
    前記位置決め部は、
    前記アイドラギヤの回転中心部に設けられる中心孔と、
    前記ギヤハウジングに設けられ前記アイドラギヤの前記中心孔に挿通されて回転中心軸となるハウジング固定ギヤシャフトと、
    前記シリンダブロックに設けられ前記ハウジング固定ギヤシャフトの中心軸を位置決めして支持するブロック支持孔とからなる
    ことを特徴とする内燃機関。
  5. 請求項1に記載の内燃機関において、
    前記位置決め部は、
    前記アイドラギヤの回転中心部に設けられる中心孔と、
    前記シリンダブロックに設けられ前記アイドラギヤの前記中心孔に挿通されて回転中心軸となるブロック固定ギヤシャフトと、
    前記ギヤハウジングに設けられ前記ブロック固定ギヤシャフトの中心軸を位置決めして支持するハウジング支持孔とからなる
    ことを特徴とする内燃機関。
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