JP2010114830A - Pon光通信システム、局側装置、宅側装置及び消費電力制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】局側装置OLTから当該宅側装置ONU宛の情報が蓄積されているかどうかを判別することによって、低消費電力化を実現する。
【解決手段】局側装置OLTと複数の宅側装置ONUとの間で光分岐器を介して光通信を行うものであって、局側装置OLTの送信部1は、各宅側装置ONUに順次送信するユーザフレームを蓄積する下りバッファ部13を有する。省電力モード制御部16は、下りバッファ部13の中の送信するユーザフレームが空の宅側装置ONUに対して、当該宅側装置ONUに送信してから他の宅側装置ONUに順次送信して当該宅側装置ONUにもう一度送信するまでの一巡時間よりも短い時間である省電力モード時間TPSを記述した省電力モード設定フレームを送信する。宅側装置ONUのPON受信部2は、省電力モード設定フレームを受信した場合には、その省電力モード設定フレーム内に記述された省電力モード時間TPSにわたって当該PON受信部2を省電力モードに設定する。
【選択図】図2
【解決手段】局側装置OLTと複数の宅側装置ONUとの間で光分岐器を介して光通信を行うものであって、局側装置OLTの送信部1は、各宅側装置ONUに順次送信するユーザフレームを蓄積する下りバッファ部13を有する。省電力モード制御部16は、下りバッファ部13の中の送信するユーザフレームが空の宅側装置ONUに対して、当該宅側装置ONUに送信してから他の宅側装置ONUに順次送信して当該宅側装置ONUにもう一度送信するまでの一巡時間よりも短い時間である省電力モード時間TPSを記述した省電力モード設定フレームを送信する。宅側装置ONUのPON受信部2は、省電力モード設定フレームを受信した場合には、その省電力モード設定フレーム内に記述された省電力モード時間TPSにわたって当該PON受信部2を省電力モードに設定する。
【選択図】図2
Description
本発明は、PON(Passive Optical Network)技術を使用した光アクセスネットワークにおける、宅側装置の省電力化に関するものである。
局側装置OLT(Optical Line Terminal:光加入者線端局装置)と、複数の宅側装置ONU(Optical Network Unit:光加入者線終端装置)との間を、光データ通信ネットワークを使って双方向通信するシステムが知られている。
特に、局側装置OLTと各宅側装置ONUとの間を、それぞれ1本の光ファイバで放射状に結ぶ(Single Star)ネットワーク構成が実用化されている。このネットワーク構成では、システム及び機器構成は簡単になるが、1つの宅側装置ONUが一本の光ファイバを占有し、宅側装置ONU数がN局あれば、局側装置OLTから直接接続される光ファイバがN本必要となり、システムの低価格化を図るのが困難である。
特に、局側装置OLTと各宅側装置ONUとの間を、それぞれ1本の光ファイバで放射状に結ぶ(Single Star)ネットワーク構成が実用化されている。このネットワーク構成では、システム及び機器構成は簡単になるが、1つの宅側装置ONUが一本の光ファイバを占有し、宅側装置ONU数がN局あれば、局側装置OLTから直接接続される光ファイバがN本必要となり、システムの低価格化を図るのが困難である。
そこで、局側装置OLTから引かれる1本の光ファイバを、複数の宅側装置ONUで共有するPON(Passive Optical Network)光通信システムが実用化されている。PON光通信システムは、FTTH(Fiber To The Home)やFTTB(Fiber To The Building)などのFTTxに適用されてきた低価格の光加入者用アクセス方式の1つである。
PON光通信システムでは、特に外部からの電源供給を必要とせず入力された信号から受動的(Passive)に信号を分岐・多重する受動型光分岐器(光カプラ)を介して、一つの局側装置OLTと複数の宅側装置ONUが光伝送路で接続される。局側装置OLTとN局の宅側装置ONUとは、光ファイバSMF及び光カプラOCを介して接続された1対Nの伝送を基本としている。これにより、1つの局側装置OLTに対して、多くの宅側装置ONUを割り当てることができ、全体的な設備コストを抑えることができる。
PON光通信システムでは、特に外部からの電源供給を必要とせず入力された信号から受動的(Passive)に信号を分岐・多重する受動型光分岐器(光カプラ)を介して、一つの局側装置OLTと複数の宅側装置ONUが光伝送路で接続される。局側装置OLTとN局の宅側装置ONUとは、光ファイバSMF及び光カプラOCを介して接続された1対Nの伝送を基本としている。これにより、1つの局側装置OLTに対して、多くの宅側装置ONUを割り当てることができ、全体的な設備コストを抑えることができる。
また、PON光通信システムでは、局側装置OLTと宅側装置ONUとの間で伝送される光信号は、通常、誤り訂正用のパリティが含まれるFEC(Forward Error Collection)フレームによって構成されている。局側装置OLT及び宅側装置ONUは、それぞれ受信された光信号に含まれる誤り訂正用のパリティを用いて、誤り訂正符号付きフレーム単位で、当該誤り訂正符号付きフレームのデータの誤り訂正・復号を行っている。
ところで、宅側装置ONUは通常各加入者宅に設置されているが、近年、加入者宅での低消費電力化のニーズが高まっている。
このため、局側装置OLTとの接続が確立されていないときには、宅側装置ONUを定常動作状態から解除して、無駄な電力を消費しないようにする技術が提案されている。すなわち、宅側装置ONUにおいて、光信号の入力の有無、局側装置OLTとの間で論理リンクが確立されているか否か、下位のコンピュータとの接続の有無を判定して、判定結果に基づいて宅側装置ONUの一部機器の消費電力を抑制する技術である。
特開2000-324101号公報
このため、局側装置OLTとの接続が確立されていないときには、宅側装置ONUを定常動作状態から解除して、無駄な電力を消費しないようにする技術が提案されている。すなわち、宅側装置ONUにおいて、光信号の入力の有無、局側装置OLTとの間で論理リンクが確立されているか否か、下位のコンピュータとの接続の有無を判定して、判定結果に基づいて宅側装置ONUの一部機器の消費電力を抑制する技術である。
ところが、前記従来の消費電力の抑制技術では、光通信システム通常使用時の消費電力の削減が有効にできない。なぜなら、PON光通信システムの宅側装置ONUでは、局側装置OLTから当該宅側装置ONU宛の情報が伝送されてこない状態でも、光信号そのものは常時入力されており、論理リンクも確立されており、下位のコンピュータとは接続中の状態である。したがって、宅側装置ONUの一部機器の消費電力を抑制する機会は限られてしまう。
そこで本発明は、局側装置OLTから当該宅側装置ONU宛の情報が存在するかどうかを判別する仕組みを作ることによって、低消費電力化を実現することのできるPON光通信システム、局側装置OLT、宅側装置ONU及び消費電力制御方法を提供することを目的とする。
本項において、括弧内の数字等は、後述する実施の形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
本発明のPON光通信システムは、局側装置OLTと複数の宅側装置ONUとの間で光分岐器を介して光通信を行うものであって、局側装置OLTの送信部1は、各宅側装置ONUに順次送信するユーザフレームを蓄積する下りバッファ部13と、省電力モード制御部16とを有し、省電力モード制御部16は、下りバッファ部13の中の送信するユーザフレームが空の宅側装置ONUに対して、当該宅側装置ONUに上り帯域割当用制御フレームを送信してから他の宅側装置ONUに順次送信して当該宅側装置ONUに上り帯域割当用制御フレームをもう一度送信するまでの一巡時間よりも短い時間である省電力モード時間TPSを記述した省電力モード設定フレームを送信し、宅側装置ONUのPON受信部2は、局側装置OLTから受信した自局宛のフレームを解析するフレーム解析部を有し、フレーム解析部は、省電力モード設定フレームを受信した場合には、その省電力モード設定フレーム内に記述された省電力モード時間TPSにわたって当該PON受信部2を省電力モードに設定するシステムである。
本発明のPON光通信システムは、局側装置OLTと複数の宅側装置ONUとの間で光分岐器を介して光通信を行うものであって、局側装置OLTの送信部1は、各宅側装置ONUに順次送信するユーザフレームを蓄積する下りバッファ部13と、省電力モード制御部16とを有し、省電力モード制御部16は、下りバッファ部13の中の送信するユーザフレームが空の宅側装置ONUに対して、当該宅側装置ONUに上り帯域割当用制御フレームを送信してから他の宅側装置ONUに順次送信して当該宅側装置ONUに上り帯域割当用制御フレームをもう一度送信するまでの一巡時間よりも短い時間である省電力モード時間TPSを記述した省電力モード設定フレームを送信し、宅側装置ONUのPON受信部2は、局側装置OLTから受信した自局宛のフレームを解析するフレーム解析部を有し、フレーム解析部は、省電力モード設定フレームを受信した場合には、その省電力モード設定フレーム内に記述された省電力モード時間TPSにわたって当該PON受信部2を省電力モードに設定するシステムである。
この構成では、局側装置OLTは、送信するデータのない宅側装置ONUに対して、省電力モード時間TPSを記述した省電力モード設定フレームを送信する。自局宛の省電力モード設定フレームを受け取った宅側装置ONUは、指定された省電力モード時間TPSにわたって、自局のPON受信部2を省電力モードに設定する。省電力モード時間TPSは一巡時間よりも短い時間であるので、次に、局側装置OLTから通信開始フレームが来るまでに終了してしまう。したがって、次に局側装置OLTから通信開始フレームが来たときには、その通信開始フレーム及びそれに続くフレームを受信し解析することができる。
本発明において、局側装置OLTから宅側装置ONUに誤り訂正符号付きフレームが光伝送され、宅側装置ONUのフレーム解析部が、当該誤り訂正符号付きフレームの誤りを訂正する誤り訂正フレーム復号部24を有する場合、誤り訂正フレーム復号部24を停止させることとすれば、省電力効果が大きい。
また、宅側装置ONUのフレーム解析部は、省電力モード期間中でも、受信したフレームに基づいて、上りバースト送信を行うためのクロックを再生するクロック再生部21を停止させないことが好ましい。局側装置OLTと網同期している宅側装置ONUは、省電力モード期間中でも、上りバースト信号の送信を、下りデータ信号から抽出したクロックを使用して送信する必要があるためである。
また、宅側装置ONUのフレーム解析部は、省電力モード期間中でも、受信したフレームに基づいて、上りバースト送信を行うためのクロックを再生するクロック再生部21を停止させないことが好ましい。局側装置OLTと網同期している宅側装置ONUは、省電力モード期間中でも、上りバースト信号の送信を、下りデータ信号から抽出したクロックを使用して送信する必要があるためである。
また、宅側装置ONUのフレーム解析部は、省電力モード期間中でも、PON受信のための誤り訂正フレーム同期部23を通常動作させることが好ましい。誤り訂正フレーム同期部23が動作していると、省電力モード期間中でも、局側装置OLTからの下り信号の同期は維持されているので、省電力モード期間が終了した後に受信される局側装置OLTからの下り信号に対して改めて同期を採る必要がない。よって、多少消費電力が上がったとしても、直ちに受信可能な状態になり、下り信号のフレーム解析を始めることが出来る。
また、省電力モード制御部16は、一巡時間に省電力モード設定フレームを複数回送信してもよい。局側装置OLTの送信部1は、ある宅側装置ONUが省電力モードの間は、上位層から受信した当該宅側装置ONUへ送信するデータがあれば、それを前記下りバッファ部13に蓄積している。省電力モード制御部16は、1つの省電力モード時間TPSが終了した時点で当該宅側装置ONUへ送信するデータがあれば、一巡時間が終了しなくても、以後の省電力モード設定フレームの送信をやめて、当該宅側装置ONU宛のフレームを送信することができる。
また、本発明のPON(Passive Optical Network)光通信システムに用いられる局側装置OLTの送信部1は、各宅側装置ONUに順次送信するユーザフレームを蓄積する下りバッファ部13と、省電力モード制御部16とを有し、省電力モード制御部16は、下りバッファ部13の中の送信するユーザフレームが空の宅側装置ONUに対して、省電力モード時間TPSを記述した省電力モード設定フレームを送信するものである。
この局側装置OLTによれば、宅側装置ONU宛の論理リンクが確立した後に、宅側装置ONU宛のフレームを送信しない時間を省電力モード設定フレームにセットし宅側装置ONU宛に送信することができる。
また、本発明の光通信システムに用いられる宅側装置ONUのPON受信部2は、局側装置OLTから受信した自局宛のフレームを解析するフレーム解析部を有し、フレーム解析部は、省電力モード設定フレームを受信した場合には、その省電力モード設定フレーム内に記述された省電力モード時間TPSにわたって当該PON受信部2を省電力モードに設定するものである。
また、本発明の光通信システムに用いられる宅側装置ONUのPON受信部2は、局側装置OLTから受信した自局宛のフレームを解析するフレーム解析部を有し、フレーム解析部は、省電力モード設定フレームを受信した場合には、その省電力モード設定フレーム内に記述された省電力モード時間TPSにわたって当該PON受信部2を省電力モードに設定するものである。
この宅側装置ONUによれば、局側装置OLTから省電力モード設定フレームを受信した場合、自局の消費電力の削減が可能となる。
また、本発明の光通信における消費電力制御方法は、前記PON光通信システムの発明と実質同一発明に係る方法の発明である。
また、本発明の光通信における消費電力制御方法は、前記PON光通信システムの発明と実質同一発明に係る方法の発明である。
以上のように本発明によれば、PON上の論理リンクがリンク確立し、宅側装置ONUと下位ネットワーク側装置が接続されているような場合、当該宅側装置ONUに送信するデータのないときに、当該宅側装置ONUを省電力モードに設定することが出来るので、消費電力が削減可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、PON光通信システムの構成例を示す概略図である。
PON光通信システムは、局舎に備えられる局側装置OLTと複数の加入者に備えられる宅側装置ONUとが、光ファイバSMF及び光カプラOCを介して接続されている。
宅側装置ONUは、加入者宅内に設置されるパーソナルコンピュータなどの光ネットワークサービスを享受するための端末を接続するネットワークインタフェースを備えている。
図1は、PON光通信システムの構成例を示す概略図である。
PON光通信システムは、局舎に備えられる局側装置OLTと複数の加入者に備えられる宅側装置ONUとが、光ファイバSMF及び光カプラOCを介して接続されている。
宅側装置ONUは、加入者宅内に設置されるパーソナルコンピュータなどの光ネットワークサービスを享受するための端末を接続するネットワークインタフェースを備えている。
光カプラOCは、特に外部からの電源供給を必要とせず入力された信号から受動的に信号を分岐・多重するスターカプラで構成されている。
局側装置OLT及び光カプラOC、光カプラOC及び宅側装置ONUに接続されている光ファイバは、それぞれ1本の光ファイバSMFからなるシングルモードファイバを用いている。つまり、1台の局側装置OLTは、1本の幹線光ファイバSMFを通して1台の光カプラOCに接続されている。そして、1台の光カプラOCは、必要であればM台の第2の光カプラOC(Mは、この例では1の数)と光ファイバSMFで接続している。そして、第2の光カプラOCは、L台(Lは、この例では32以下の数)の宅側装置ONUと、支線光ファイバSMFで接続されている。よって、1局の局側装置OLTが送受する信号は、2段の光カプラOCによって、複数台の宅側装置ONUに分配される。なお、光カプラOCや宅側装置ONUの台数は例示であるにすぎない。
局側装置OLT及び光カプラOC、光カプラOC及び宅側装置ONUに接続されている光ファイバは、それぞれ1本の光ファイバSMFからなるシングルモードファイバを用いている。つまり、1台の局側装置OLTは、1本の幹線光ファイバSMFを通して1台の光カプラOCに接続されている。そして、1台の光カプラOCは、必要であればM台の第2の光カプラOC(Mは、この例では1の数)と光ファイバSMFで接続している。そして、第2の光カプラOCは、L台(Lは、この例では32以下の数)の宅側装置ONUと、支線光ファイバSMFで接続されている。よって、1局の局側装置OLTが送受する信号は、2段の光カプラOCによって、複数台の宅側装置ONUに分配される。なお、光カプラOCや宅側装置ONUの台数は例示であるにすぎない。
本発明の実施形態の光通信システムは、前記PON光通信システムに、イーサネット(イーサネット(Ethernet)は、登録商標である)の技術を取り込み、Gbps台のベースバンド速度で光ファイバのアクセス区間通信を実現するGE−PON(Gigabit Ethernet-Passive Optical Network)方式若しくは10G−EPON方式を採用している。
前記GE−PON方式若しくは10G−EPON方式に従えば、局側装置OLT及び宅側装置ONUの相互の通信は、可変長なフレームを単位として行われる。
前記GE−PON方式若しくは10G−EPON方式に従えば、局側装置OLT及び宅側装置ONUの相互の通信は、可変長なフレームを単位として行われる。
まず、上位のネットワークから放送形態で各局側装置OLTに入ってくる下りフレームは、局側装置OLTにおいて所定の処理が行われ、中継されるべき論理リンク(MPCPリンクという)が特定される。そして、局側装置OLTを通して、光信号として光ファイバSMFに送信される。光ファイバSMFに送信させた光信号は、光カプラOCで分岐され、光カプラOCにつながる宅側装置ONUに送信されるが、当該MPCPリンクを構成する宅側装置ONUのみが所定の下りフレームを取り込み、フレームを宅内ネットワークインタフェースに中継する。
一方、上り光信号には、それぞれの宅側装置ONUからの上りフレームが含まれている。上り光信号は、それぞれの宅側装置ONUからの光信号どうしが互いに時間的に競合しないように送信される必要がある。そのために、局側装置OLTは、各宅側装置ONUに対して上り光信号を送信してもよい期間ウインドウ(以下、単にウインドウという)を割り当て、上り帯域割当用制御フレームとして通知する。ウインドウを割り当てられた宅側装置ONUは、その割り当てられたウインドウ期間に上り光信号を送信する。この上り光信号を「バースト光信号」という。バースト光信号は、各宅側装置ONUから送信され、ベースバンド信号で発光状態を変化させた、有限時間の光信号列である。
したがって、各宅側装置ONU間の上り光信号の競合は回避される。各宅側装置ONUは、あるウインドウが与えられたとき、そのウインドウに収まる限りフレームを連続して送信してよい。そして、局側装置OLTは、各宅側装置ONUからの一連のフレーム信号を含んだバースト光信号を受信することができる。
図2は、局側装置OLTの内部構成を示すブロック図であり、局側装置OLTから宅側装置ONUへの送信部1のみ図示している。
図2は、局側装置OLTの内部構成を示すブロック図であり、局側装置OLTから宅側装置ONUへの送信部1のみ図示している。
当該送信部1は、インターネットなど上位ネットワークからの下りフレームを入力する下り入力部11と、下り入力部11によって取得されたフレームを下りバッファ部13のどのFIFO(First In First Out)に蓄積するか振り分けを行うフレーム振り分け処理部12と、フレーム振り分け処理部12によって振り分けられたフレームを蓄積する下りバッファ部13とを有する。
本実施例では、下りバッファ部13は、各宅側装置ONUに共通な1つの制御フレーム用FIFOと、各宅側装置ONU宛のユーザフレーム用FIFOを持つ。図2では、例えば宅側装置ONU1宛のユーザフレーム用FIFOを「ONU1 FIFO」と表示している。ユーザフレーム用FIFOの数は、システムに接続し得る宅側装置ONUの数N以上となっている。
さらに送信部1は、MPCP (multi-point control protocol)制御部14、スケジューリング処理部15、省電力モード制御部16、省電力タイマ27b部17、及び下り送信部18を有する。
MPCP制御部14は、局側装置OLTと宅側装置ONU間のMPCPリンクを制御する。すなわちMPCP制御部14は、特定の宅側装置ONU(ONUiと表記)に対して上り信号を送信するタイミングを教示するためのMPCP Gateフレームを生成し、そのMPCP Gateフレームを、省電力モード制御部16を通して下り回線に送る。通常は、数msごとに(この時間間隔をMPCP GATE送信時間サイクルTNGという)、MPCP Gateフレームを周期的に送信している。IEEEのEPONでは、MPCP Gateフレームの送信間隔は、最大50msである。
MPCP制御部14は、局側装置OLTと宅側装置ONU間のMPCPリンクを制御する。すなわちMPCP制御部14は、特定の宅側装置ONU(ONUiと表記)に対して上り信号を送信するタイミングを教示するためのMPCP Gateフレームを生成し、そのMPCP Gateフレームを、省電力モード制御部16を通して下り回線に送る。通常は、数msごとに(この時間間隔をMPCP GATE送信時間サイクルTNGという)、MPCP Gateフレームを周期的に送信している。IEEEのEPONでは、MPCP Gateフレームの送信間隔は、最大50msである。
特定の宅側装置ONUiがMPCP Gateフレームを受信し解読し、当該宅側装置ONUiから局側装置OLTに対して、宅側装置ONUiの上りバッファ蓄積量を通知するMPCP Reportフレームが送られることにより、MPCPリンク確立状態となる。
スケジューリング処理部15は、下りバッファ部13内の各FIFOの送信スケジューリングを管理するものである。すなわち、下りバッファ部13から宅側装置ONUごとのFIFO長(FIFOに現在記憶されている容量)を読み取り、省電力モード制御部16に送る。
スケジューリング処理部15は、下りバッファ部13内の各FIFOの送信スケジューリングを管理するものである。すなわち、下りバッファ部13から宅側装置ONUごとのFIFO長(FIFOに現在記憶されている容量)を読み取り、省電力モード制御部16に送る。
省電力モード制御部16は、このFIFO長に基づいて、宅側装置ONUごとの送信スケジュールON/OFFを決定し、スケジューリング処理部15に送る。FIFO長が0でないFIFOに対しては、そのFIFOの送信スケジュールONとし、FIFO長が0のFIFOに対しては、そのFIFOの送信スケジュールOFFとする。
スケジューリング処理部15は、下りバッファ部13に対して、次にフレームを送信するFIFOを指示するための「送信FIFO指示」を供給する。この指示は、送信スケジュールONの宅側装置ONUに対してのみ行われる。
スケジューリング処理部15は、下りバッファ部13に対して、次にフレームを送信するFIFOを指示するための「送信FIFO指示」を供給する。この指示は、送信スケジュールONの宅側装置ONUに対してのみ行われる。
一方、省電力モード制御部16は、下りバッファ部13内にあるユーザフレーム用FIFOのFIFO長が0の場合、当該宅側装置ONUiに対するMPCP Gateフレーム送信の間に割り込んで、当該宅側装置ONUi宛に省電力モード設定フレームを送信するための制御を行う。このため、省電力モード制御部16は、MPCP制御部14から、当該宅側装置ONUi宛のMPCP Gateフレームと、MPCP Gateフレームを送る時間間隔パラメタ(一巡時間; MPCP GATE送信時間サイクルTNGという)を受け取れば、次のMPCP Gateフレームを送信するまで、省電力タイマ27b部17で事前に設定された省電力モード時間TPSに基づき、当該宅側装置ONUi向けの省電力モード設定フレームを作成し、当該宅側装置ONUi宛に送信する。ここで「省電力モード時間TPS」とは、省電力モード設定フレームを送信する時間間隔のことである。省電力モード時間TPSは、当該宅側装置ONU 宛にMPCP GATE送信時間サイクルTNGよりも長くない時間に設定される。
また省電力モード制御部16は、当該宅側装置ONUiに対する省電力モード設定フレームを送信すると同時に、スケジューリング処理部15に対して、前述したように、省電力モードに設定するユーザフレーム用FIFOに対してのスケジューリングをOFFにすることで、省電力モードに設定中の宅側装置ONUiには、当該宅側装置ONUi宛へのフレームが下り送信されないようにしている。
省電力タイマ27b部17は、局側装置OLT内部での省電力モード時間TPSを設定し計測するとともに、MPCP Gateフレームの送信と送信の間に、省電力モード時間TPSの繰り返し回数を決定する。
下り送信部18は、宅側装置ONUi宛のMPCP Gateフレーム、FIFO長が0、つまり送信する情報のない宅側装置ONUiに対する省電力モード設定フレーム、及びFIFOに蓄積された内容を含む下り情報フレームを、放送形態で送信する。
下り送信部18は、宅側装置ONUi宛のMPCP Gateフレーム、FIFO長が0、つまり送信する情報のない宅側装置ONUiに対する省電力モード設定フレーム、及びFIFOに蓄積された内容を含む下り情報フレームを、放送形態で送信する。
図3は、省電力モード設定フレームの例を示す模式図である。省電力モード設定フレームは、宛先アドレス、送信元アドレス、レングス/タイプ、オペコード、省電力モード時間TPS、パディング、FCS(Frequency Check Sequence)の各部分を含んでいる。
宛先アドレスは省電力モード設定の対象となる宅側装置ONUiのアドレスである。省電力モード設定フレームを受け取った宅側装置ONUiはこのアドレスが自己のアドレスであれば、自局を省電力モードに設定すべきことを知る。なお、省電力モード設定フレームを受け取った宅側装置ONUのアドレスがこのアドレスと違っていれば、省電力モード設定フレームを無視する。
宛先アドレスは省電力モード設定の対象となる宅側装置ONUiのアドレスである。省電力モード設定フレームを受け取った宅側装置ONUiはこのアドレスが自己のアドレスであれば、自局を省電力モードに設定すべきことを知る。なお、省電力モード設定フレームを受け取った宅側装置ONUのアドレスがこのアドレスと違っていれば、省電力モード設定フレームを無視する。
送信元アドレスは、局側装置OLTのアドレスである。省電力モード時間TPSは、前述した省電力タイマ27b部17で設定された時間であり、当該宅側装置ONUは、この省電力モード時間TPSにわたってPON受信部2を省電力モードに設定する。
次に局側装置OLTの省電力モード制御部16の処理を説明する。まず、省電力モード制御部16は、MPCP制御部14から、宅側装置ONUi 宛のMPCP Gateフレームを受け取るとともに、当該宅側装置ONUi宛のMPCP GATE送信時間サイクルTNGの情報も受け取る。
次に局側装置OLTの省電力モード制御部16の処理を説明する。まず、省電力モード制御部16は、MPCP制御部14から、宅側装置ONUi 宛のMPCP Gateフレームを受け取るとともに、当該宅側装置ONUi宛のMPCP GATE送信時間サイクルTNGの情報も受け取る。
もし、省電力モード制御部16は、下りバッファ部13の宅側装置ONUiのユーザフレーム用FIFOが空であれば、当該宅側装置ONUiを省電力モードに設定する。このため、以下の処理を行う。
図4は、省電力モード制御部16の処理を示すフローチャートである。
省電力モード制御部16は、MPCP GATE送信時間サイクルTNGが、省電力モード時間TPSよりも大きいことを確認し(ステップS1,S2)、大きければ、当該宅側装置ONUiを省電力モードに設定するため(ステップS3)、当該宅側装置ONUi宛に省電力モード設定フレームを送信するとともに(ステップS4)、省電力タイマ27b部17で省電力モード時間TPSのカウントダウンを開始する(ステップS5)。すなわち、当該宅側装置ONUiの省電力モードカウンタTpscを、0になるまで単位時間(例えば1m秒)差し引いていく(ステップS6,S7)。
図4は、省電力モード制御部16の処理を示すフローチャートである。
省電力モード制御部16は、MPCP GATE送信時間サイクルTNGが、省電力モード時間TPSよりも大きいことを確認し(ステップS1,S2)、大きければ、当該宅側装置ONUiを省電力モードに設定するため(ステップS3)、当該宅側装置ONUi宛に省電力モード設定フレームを送信するとともに(ステップS4)、省電力タイマ27b部17で省電力モード時間TPSのカウントダウンを開始する(ステップS5)。すなわち、当該宅側装置ONUiの省電力モードカウンタTpscを、0になるまで単位時間(例えば1m秒)差し引いていく(ステップS6,S7)。
省電力モード制御部16は、この省電力モード中に、省電力モード設定フレームを送る宅側装置ONUiのユーザフレーム用FIFOに対して、下り送信のスケジューリングが行われないように、スケジューリング処理部15に通知する。これは省電力モード中に宅側装置ONUi宛にフレームを送信しないようにするためである(送信しても宅側装置ONUiは省電力モード中なので受け取ることが出来ない)。
なお、省電力モード設定フレームで設定した省電力モード時間TPSに、下り入力部11から受信した当該宅側装置ONUiへ送信すべきデータは、局側装置OLT内部で宅側装置ONUi宛のONU用フレームにバッファリングしておく。
省電力モードカウンタTpscが0になれば、ステップS8に進み、下りバッファ部13の宅側装置ONUiのユーザフレーム用FIFOが依然として空であるかどうか確認する。
省電力モードカウンタTpscが0になれば、ステップS8に進み、下りバッファ部13の宅側装置ONUiのユーザフレーム用FIFOが依然として空であるかどうか確認する。
空であれば、当該宅側装置ONUiの省電力モードカウンタTpscから、省電力モード時間TPSを減算し(ステップS9)、省電力モードカウンタTpscが0より大きいかどうか判定する(ステップS10)。0より大きければ、次のMPCP Gateを送る時刻まで、省電力モード時間TPSを繰り返す余裕があるので、ステップS4に戻り、当該宅側装置ONUi宛にもう一度省電力モード設定フレームを送信するとともに、省電力モードカウンタTpscのカウントダウンを始める。
もし、省電力モードカウンタTpscが0以下、すなわち、残りのMPCP GATE送信時間サイクルTNGc(i)の時間に、省電力モード時間TPSが入らないと判断されると、スケジューリング処理部15に対して、当該宅側装置ONUiの省電力モードを打ち切り、当該宅側装置ONUiのFIFOの送信スケジューリングを再開する(送信スケジュールをONにする)指示を出し(ステップS11)、本処理を終了させる。
また、ステップS8において、下りバッファ部13の宅側装置ONUiのFIFOが空でない場合(つまり省電力モード時間TPS中に当該宅側装置ONUiへ送信すべきデータが溜まっている場合)も、MPCP GATE送信時間サイクルTNGが経過するのを待たずに、当該宅側装置ONUiのFIFOの送信スケジューリングを再開する指示を出し(ステップS11)、本処理を終了させる。
このようにすれば、局側装置OLTは、例えば、一つ目の省電力モード設定フレームを送信した後に、宅側装置ONUi宛のユーザフレームが上位ネットワークから来た場合に、2つ目の省電力モード設定フレームを送信せず、通常モードに戻ることができる。局側装置OLTとしては、ONU用フレームを局側装置OLT内部で保持しておく時間を、MPCPサイクルが終わるまで待つよりも短くできるため、局側装置OLT内部での、ONU用のフレームバッファの容量が小さくて済む。
図5は、MPCP Gateフレーム及び省電力モード設定フレームの送信の流れを示す時間の流れ図である。宅側装置ONUi宛MPCP Gateフレームを送信した後、当該宅側装置ONUi宛のONU用フレームにデータがない場合、各省電力モード時間TPSの先頭で、宅側装置ONUiに対して省電力モード設定フレームを送信している。省電力モード時間TPSが経過し、下りバッファ部13の宅側装置ONUiのFIFOが依然として空であれば、引き続き省電力モード設定フレームを送信する。このようにして、MPCP GATE送信時間サイクルTNGc(i)に、必要な限り、省電力モード設定フレームを送信し続ける。MPCP GATE送信時間サイクルTNGc(i)が経過すれば、当該宅側装置ONUiに次のMPCP Gateフレームを送信し、以上の手順を繰り返す。
この図5の場合、他の宅側装置ONUi+1などに送るMPCP Gateは、宅側装置ONUiに対するスケジュールとは別に、独立して実行される。例えば、MPCP Gateを送り、省電力モード設定フレームを送信した後、省電力モード時間TPSが経過するまでの間に、他の宅側装置ONUi+1などに対してもMPCP Gateを送る。
具体的な時間の設計例をあげると、MPCP Gateと省電力モード設定フレームの時間は50ナノ秒、省電力モード時間TPSは300μ秒、MPCP GATE送信時間サイクルTNGは1m秒くらいである。このため、1つの省電力モード時間TPSの間に、宅側装置ONU に送ることのできるMPCP Gateフレーム、省電力モード設定フレーム、ユーザフレームの数は数千個となる。したがって、省電力モード制御部16は、複数の宅側装置ONUに対して、それぞれの宅側装置ONUごとに個別に省電力モード設定スケジュールを実行することが出来る。
具体的な時間の設計例をあげると、MPCP Gateと省電力モード設定フレームの時間は50ナノ秒、省電力モード時間TPSは300μ秒、MPCP GATE送信時間サイクルTNGは1m秒くらいである。このため、1つの省電力モード時間TPSの間に、宅側装置ONU に送ることのできるMPCP Gateフレーム、省電力モード設定フレーム、ユーザフレームの数は数千個となる。したがって、省電力モード制御部16は、複数の宅側装置ONUに対して、それぞれの宅側装置ONUごとに個別に省電力モード設定スケジュールを実行することが出来る。
図5では、省電力モード時間TPSがMPCP GATE送信時間サイクルTNGよりも短い場合、例えばMPCP GATE送信時間サイクルTNGに、宅側装置ONUiの省電力モード時間TPSが3回入る例を示したが、省電力モード時間TPSがMPCP GATE送信時間サイクルTNGと同等の長さ場合でも、省電力モード設定スケジュールを実行することが出来る。この場合、図4のステップS10が常に“NO”と判定されるところが、図4の手順と違っているのみである。この図5の運用例では、MPCP GATE送信時間サイクルTNGに省電力モード設定フレームを送る回数が最小の1回になるため、下りのONU宛フレームを送る時間が減らずに住み、帯域の有効利用ができる。
図6は、宅側装置ONUiに対するMPCP Gateフレーム送信間隔時間TNGの間に、宅側装置ONUiの省電力モード時間TPSが1回入る場合のフレームの送信の流れを示す。この場合、省電力モード時間TPSは、MPCP GATE送信時間サイクルTNGよりも、幾分か短くする必要がある。その理由は、宅側装置ONUが省電力モードから通常モードに戻った時に、正常にフレームが受信できる状態になるための時間が必要だからである。必要な時間は、省電力モード中に動作を停止させる宅側装置ONUの回路の種類に依存する。
以上のように、各省電力モード時間TPSの最初に、宅側装置ONUi宛に省電力モード設定フレームを送ることにより、宅側装置ONUiのPON受信部2の一部がフレームの受信処理を停止する。その宅側装置ONUiは、省電力モードとなることで、宅側装置ONUiの消費電力が低減可能になる。
次に、省電力モードを設定する宅側装置ONU側の構成を説明する。
次に、省電力モードを設定する宅側装置ONU側の構成を説明する。
図7は、宅側装置ONUのPON受信部2のブロック図である。
PON受信部2は、O/E変換部20、クロックデータを再現するクロック再生部21(CDR)部21、シリアル信号をパラレル信号に変換するデシリアライザー(DES)部22、フレームの境界を探す誤り訂正フレーム同期部23、互いに並列状態に配列される誤り訂正符号付きフレームをそれぞれ誤り訂正する誤り訂正フレーム復号部24、暗号の解読をするデスクランブル部25、64B/66Bデコーダ部26及びフレーム解析を行うMACPON受信部27を備えている。
PON受信部2は、O/E変換部20、クロックデータを再現するクロック再生部21(CDR)部21、シリアル信号をパラレル信号に変換するデシリアライザー(DES)部22、フレームの境界を探す誤り訂正フレーム同期部23、互いに並列状態に配列される誤り訂正符号付きフレームをそれぞれ誤り訂正する誤り訂正フレーム復号部24、暗号の解読をするデスクランブル部25、64B/66Bデコーダ部26及びフレーム解析を行うMACPON受信部27を備えている。
MACPON受信部27は、局側装置OLTから、自局宛の省電力モード設定フレームを受信すると、省電力モード信号を"1"にして(省電力モード)、その旨を他ブロックに通知する。
MACPON受信部27は、そのフレーム内に記述されている省電力モード時間TPSを読み取り、MACPON受信部27の省電力タイマ27bに省電力モード時間TPSをセットする。省電力タイマ27bは、一定時間ごとにデクリメントされ、タイマ値が0でなければ、省電力モードを続ける。省電力モードタイマーが0になれば、デクリメント止め、省電力モード信号を"0"にする(通常モード)。
MACPON受信部27は、そのフレーム内に記述されている省電力モード時間TPSを読み取り、MACPON受信部27の省電力タイマ27bに省電力モード時間TPSをセットする。省電力タイマ27bは、一定時間ごとにデクリメントされ、タイマ値が0でなければ、省電力モードを続ける。省電力モードタイマーが0になれば、デクリメント止め、省電力モード信号を"0"にする(通常モード)。
本発明の実施形態では、省電力モード信号は、PON受信部2の誤り訂正フレーム復号部24、デスクランブル部25、64B/66Bデコーダ部26の各ブロックに入力される。
各ブロックは、省電力モード信号が"1"の間は、内部ブロックの回路動作を止め、回路の消費電力を低減させる。
ここで「内部ブロックの回路動作を止める」とは、(1)自ブロックの中の主要部品に対して電源の供給を止めること、でもよいし、(2)自ブロック内の主要部品に対してフリップフロップに入力されるクロックを止めること、でもよい。
各ブロックは、省電力モード信号が"1"の間は、内部ブロックの回路動作を止め、回路の消費電力を低減させる。
ここで「内部ブロックの回路動作を止める」とは、(1)自ブロックの中の主要部品に対して電源の供給を止めること、でもよいし、(2)自ブロック内の主要部品に対してフリップフロップに入力されるクロックを止めること、でもよい。
入力されるクロックを止めることにより、状態遷移が中断するので、論理演算に要する電力をきわめて小さくできる。
「主要部品」としての誤り訂正フレーム復号部24に入力される電源あるいはクロックを止めると、誤り訂正の動作が止まる。PON受信部2では誤り訂正フレーム復号部24の消費電力が大きいため、誤り訂正フレーム復号部24を省電力モードにすることによる、消費電力の低減効果は大きい。
「主要部品」としての誤り訂正フレーム復号部24に入力される電源あるいはクロックを止めると、誤り訂正の動作が止まる。PON受信部2では誤り訂正フレーム復号部24の消費電力が大きいため、誤り訂正フレーム復号部24を省電力モードにすることによる、消費電力の低減効果は大きい。
ただし、PON受信部2のクロック再生部21は、上りフレームデータの送信のために、局側装置OLTからの受信データに含まれるクロック再生を継続し、PON送信部1に分配する必要があるため、省電力モードにしない。
さらに低消費電力化を図るため、省電力モード信号をデシリアライザー部22、誤り訂正フレーム同期部23に入力し、デシリアライザー部22と誤り訂正フレーム同期部23の回路動作も止め、省電力モードにすることも可能である。
さらに低消費電力化を図るため、省電力モード信号をデシリアライザー部22、誤り訂正フレーム同期部23に入力し、デシリアライザー部22と誤り訂正フレーム同期部23の回路動作も止め、省電力モードにすることも可能である。
しかし誤り訂正フレーム同期部23は、誤り訂正符号付きフレームの同期確立を行うブロックであり、省電力モード信号を入力すればその同期をとる動作が停止してしまう。この場合、次に再開したときに誤り訂正符号付きフレームの境界を探すのに時間がかかるため、省電力モード期間中でも、誤り訂正フレーム同期部23を動作させることが好ましい。
しかし誤り訂正フレーム同期部23の動作を止めることも可能である。その同期をとる動作が停止してしも、通常モードに戻ったときに、もう一度同期をとることとすれば、誤り訂正フレーム同期部23の動作を止めても問題ないからである。この場合、局側装置OLTは、省電力モード設定フレーム内の省電力モード時間TPSを、誤り訂正フレーム同期部23が誤り訂正符号付きフレームの同期をとるのに見込まれる最長の時間を考慮して設定しておくことが望ましい。例えば図6に示したように、宅側装置ONUiに対するMPCP Gateフレーム送信間隔時間TNGの間に、宅側装置ONUiの省電力モード時間TPSが1回入る場合、省電力モード時間TPSを、MPCP GATE送信時間サイクルTNGよりも、上記「誤り訂正フレーム同期部23が誤り訂正符号付きフレームの同期をとるのに見込まれる最長の時間」だけ短くすることが望ましい。
デシリアライザー部22も、もし誤り訂正フレーム同期部23が通常動作を続けるのであれば、誤り訂正フレーム同期部23に受信データを供給し続けるために、デシリアライザー部22も省電力モードにせず、通常動作を継続しておく必要がある。しかし、誤り訂正フレーム同期部23を省電力モードにするならば、デシリアライザー部22も省電力モードにすることが出来る。
以上で、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の実施は、前記の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変更を施すことが可能である。
1 送信部
2 PON受信部
11 下り入力部
12 フレーム振り分け処理部
13 下りバッファ部
14 MPCP制御部
15 スケジューリング処理部
16 省電力モード制御部
17 省電力タイマ27b部
18 下り送信部
20 O/E変換部
21 クロック再生(CDR)部
22 デシリアライザー(DES)部
23 誤り訂正フレーム同期部
24 誤り訂正フレーム復号部
25 デスクランブル部
26 64B/66Bデコーダ部
27 MAC受信部
27a フレーム解析部
27b 省電力タイマ
27c フレームエラーチェック部
2 PON受信部
11 下り入力部
12 フレーム振り分け処理部
13 下りバッファ部
14 MPCP制御部
15 スケジューリング処理部
16 省電力モード制御部
17 省電力タイマ27b部
18 下り送信部
20 O/E変換部
21 クロック再生(CDR)部
22 デシリアライザー(DES)部
23 誤り訂正フレーム同期部
24 誤り訂正フレーム復号部
25 デスクランブル部
26 64B/66Bデコーダ部
27 MAC受信部
27a フレーム解析部
27b 省電力タイマ
27c フレームエラーチェック部
Claims (8)
- 局側装置と複数の宅側装置との間で光分岐器を介して光通信を行うPON(Passive Optical Network)光通信システムにおいて、
前記局側装置の送信部は、各宅側装置に順次送信するユーザフレームを蓄積する下りバッファ部と、省電力モード制御部とを有し、前記省電力モード制御部は、前記下りバッファ部の中の送信するユーザフレームが空の宅側装置に対して、当該宅側装置に上り帯域割当用制御フレームを送信してから他の宅側装置に順次送信して当該宅側装置に上り帯域割当用制御フレームを送信するまでの一巡時間よりも短い時間に設定されている省電力モード時間を記述した省電力モード設定フレームを送信し、
前記宅側装置のPON受信部は、前記局側装置から受信した自局宛のフレームを解析するフレーム解析部を有し、前記フレーム解析部は、前記省電力モード設定フレームを受信した場合には、その省電力モード設定フレーム内に記述された省電力モード時間にわたって当該PON受信部を省電力モードに設定することを特徴とするPON光通信システム。 - 前記光通信システムは、前記局側装置から前記宅側装置に誤り訂正符号付きフレームが光伝送されるシステムであり、
前記宅側装置のPON受信部は、当該誤り訂正符号付きフレームの誤りを訂正する誤り訂正フレーム復号部を有し、前記フレーム解析部は、前記省電力モード設定フレームを受信した場合には、少なくとも前記誤り訂正フレーム復号部を停止させるものである請求項1記載のPON光通信システム。 - 前記宅側装置のPON受信部は、上りバースト送信を行うためのクロックを再生するクロック再生部を有し、前記フレーム解析部は、省電力モード期間中でも、前記クロック再生部を停止させない請求項1又は請求項2記載のPON光通信システム。
- 前記宅側装置のPON受信部は、当該誤り訂正符号付きフレームの同期を採る誤り訂正フレーム同期部を有し、前記フレーム解析部は、省電力モード期間中でも、前記誤り訂正フレーム同期部を動作させる請求項1記載のPON光通信システム。
- 前記局側装置の前記省電力モード制御部は、前記一巡時間に前記省電力モード設定フレームを複数回送信する、請求項1記載のPON光通信システム。
- 局側装置と複数の宅側装置との間で光分岐器を介して光通信を行うPON(Passive Optical Network)光通信システムに用いられる局側装置であって、
前記局側装置の送信部は、各宅側装置に順次送信するユーザフレームを蓄積する下りバッファ部と、省電力モード制御部とを有し、
前記省電力モード制御部は、前記下りバッファ部の中の送信するユーザフレームが空の宅側装置に対して、当該宅側装置に送信してから他の宅側装置に順次送信して当該宅側装置に送信するまでの一巡時間よりも短い時間に設定されている省電力モード時間を記述した省電力モード設定フレームを送信することを特徴とする局側装置。 - 局側装置と複数の宅側装置との間で光分岐器を介して光通信を行うPON(Passive Optical Network)光通信システムに用いられる宅側装置であって、
前記宅側装置のPON受信部は、前記局側装置から受信した自局宛のフレームを解析するフレーム解析部を有し、
前記フレーム解析部は、前記省電力モード設定フレームを受信した場合には、その省電力モード設定フレーム内に記述された省電力モード時間にわたって当該PON受信部を省電力モードに設定することを特徴とする宅側装置。 - 局側装置と複数の宅側装置との間で光分岐器を介して行われる光通信における消費電力制御方法であって、
前記局側装置から、各宅側装置に順次ユーザフレームを送信する場合に、送信するユーザフレームのない宅側装置に対して、当該宅側装置に送信してから他の宅側装置に順次送信して当該宅側装置に送信するまでの一巡時間よりも短い時間に設定されている省電力モード時間を記述した省電力モード設定フレームを送信し、
前記省電力モード設定フレームを受信した前記宅側装置は、その省電力モード設定フレーム内に記述された省電力モード時間にわたって当該宅側装置のPON受信部を省電力モードに設定することを特徴とする光通信における消費電力制御方法。
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