JP2010141510A - 画像処理装置、画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】白色と異なる色を有した背景をもつ原稿を複写する場合に、その背景部分の画像の濃度をより短時間で調整することのできる技術を提供する。
【解決手段】第1画像処理部71と第2画像処理部73との間にメモリ72を介在させ、第1画像処理部71は、露光ガンマ補正処理に用いる露光ガンマ補正テーブルのテーブル番号をこのメモリ72に格納し、第2画像処理部73は、前記メモリ72に格納されたテーブル番号に対応する露光ガンマ補正テーブルを用いて、画像の露光ガンマ補正処理を行うようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、背景領域の画像の濃度を調整する濃度調整処理を行う画像処理装置、及び該画像処理装置を備えた画像形成装置の技術分野に属するものである。
原稿の画像の濃度に応じて、画像に対する露光量を調整する技術が下記特許文献1〜3で提案されている。
下記特許文献1,2には、主走査ラインごとに、主走査ラインの濃度のヒストグラムを算出し、算出したヒストグラムに基づいて、原稿画像に対する露光量の調整等を行う技術が開示されている。
下記特許文献3には、「デジタル複写機30は、スキャナ部31によって読み取られた原稿画像の濃度に応じて、原稿画像を露光するスキャナユニット40のランプリフレクターアセンブリ41の光量を調整するという自動露光処理を行っており、この処理のためにメイン画像処理ボード400内に、ラインメモリ書き込み制御部411、FIFO型のラインメモリ412、及び画像平均値算出回路413を設けている。・・・(中略)・・・画像平均値算出回路413は、1主走査ラインの画像データを入力すると、この画像データに基づいて、主走査ライン上の各画素の濃度の総和を求め、この総和を該各画素の数で割ることにより、この主走査ラインの濃度平均値を求める。そして、画像平均値算出回路413は、各主走査ラインの濃度平均値を求める度に、濃度平均値をラインメモリ412に出力する。また、ラインメモリ書き込み制御部411は、原稿画像が読み取られる画像領域と、原稿画像に対する露光量が調整される自動露光領域とを判定しており、画像領域の走査が行われているときに、この旨を多値画像処理部402に通知し、また自動露光領域の走査が行われているときに、ラインメモリ412への書き込み許可信号をアクティブにする。ラインメモリ412は、書き込み許可信号がアクティブのとき、つまり自動露光領域の走査が行われているときに、画像平均値算出回路413からの濃度平均値を記憶する。これにより、自動露光領域内の各主走査ラインの濃度平均値のみがラインメモリ412に書き込まれる。([0070]〜[0074])と記載されている。
特開平08−181831号公報 特開平08−181862号公報 特開2002−185707号公報
本発明は、新聞のように、白色と異なる色を有した背景をもつ原稿を複写する場合に、その背景部分の画像の濃度をより短時間で調整することのできる技術を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、画像読取部から取得した画像のうち背景領域の画像の濃度を調整する濃度調整処理を行う画像処理装置であって、前記背景画像の濃度に応じて予め定められた、前記濃度調整処理の処理内容を規定する複数の処理テーブルと該処理テーブルの識別情報とを予め記憶する処理テーブル記憶部と、前記画像読取部から1頁分の画像を複数の分割画像に分けて順番に取得し、取得した分割画像から順に、当該分割画像についてのヒストグラムを作成し、ヒストグラムに基づき、当該分割画像に適した処理テーブルの識別情報を導き出す第1画像処理部と、前記第1画像処理部により導き出された識別情報を記憶する識別情報記憶部と、前記第1画像処理部から画像を取得して記憶する画像記憶部と、前記識別情報記憶部に記憶された識別情報に対応する処理テーブルを前記処理テーブル記憶部から読み出し、この読み出した処理テーブルを用いた濃度調整処理を、前記画像記憶部に記憶された画像に対して行う第2画像処理部とを備えたものである。
この発明によれば、第1画像処理部により、前記画像読取部から出力される1頁分の画像が複数の分割画像に分けて順番に取得され、取得された分割画像から順に、当該分割画像についてのヒストグラムが作成され、ヒストグラムに基づき、当該分割画像に適した処理テーブルの識別情報が導き出される。そして、前記第1画像処理部により導き出された識別情報が識別情報記憶部に記憶される。また、画像記憶部により、前記第1画像処理部から取得されて記憶される。そして、前記第2画像処理部により、前記識別情報記憶部に記憶された識別情報に対応する処理テーブルが前記処理テーブル記憶部から読み出され、この読み出された処理テーブルを用いた濃度調整処理が、前記画像記憶部に記憶された画像に対して行われる。
このように、前記第1画像処理部と第2画像処理部との間に、前記処理テーブルの識別情報を記憶する記憶部を介在させるようにしたので、背景部分の画像の濃度をより短時間で調整することができる。
すなわち、前記記憶部を介在させない構成では、第1画像処理部で導き出された処理テーブルの識別番号を前記第2画像処理部が受け取って該識別番号に対応する処理テーブルを用いて露光補正処理を行うことになるが、この場合、或る分割画像に対する露光補正処理が前記第2画像処理部で終了するまで、第1画像処理部は、次の分割画像についての処理テーブルの識別情報を前記第2画像処理部に出力するのを待機する必要がある。
これに対し、本発明では、前記第1画像処理部と第2画像処理部との間に、前記処理テーブルの識別情報を記憶する記憶部を介在させるため、第1画像処理部は、第2画像処理部の処理スピードに関係なく、処理テーブルの識別番号を導き出して出力することができる。すなわち、第1画像処理部と第2の画像処理とは並行して処理を行うことができるから、露光補正処理に要する時間を短縮化することができる。
前記分割画像としては、例えば請求項2に記載の発明のように、前記画像読取部の副走査方向の読取解像度に相当する1主走査線の画像とするとよい。
また、前記識別情報記憶部としては、請求項3に記載の発明のように、1枚の原稿における前記分割画像の数の識別情報を記憶する記憶領域を少なくとも備えたメモリとし、前記メモリが、前記第1画像処理部により導き出される識別情報を順次記憶していくものとしてもよいし、或いは、1つの分割画像について導き出された識別情報の情報量に相当する記憶領域を有するレジスタとし、該レジスタが、前記第1画像処理部により前記識別情報が導き出されるたびに、記憶対象の識別情報を導き出された識別情報に更新するものとしてもよい。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像処理装置において、前記画像読取部は、原稿の画像を該原稿の先端から順次読み取るものであり、前記第2画像処理部は、前記先端から副走査方向に予め定められた長さまでの領域の画像を前記濃度調整処理の対象から除外するものである。
前記先端から副走査方向に予め定められた長さまでの領域の画像は、当該画像処理装置を搭載する装置の各部が機械的に不安定な動作をしたりするため、原稿の画像を忠実に表した画像とならず、適切な濃度調整処理を行うことができない場合がある。
そこで、本発明のように、前記画像読取部が、原稿の画像を該原稿の先端から順次読み取る場合、前記第2画像処理部は、前記先端から副走査方向に予め定められた長さまでの領域の画像を前記濃度調整処理の対象から除外するようにすると、不適切な濃度調整処理が行われるのを回避することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像処理装置と、前記画像処理装置の前記第2画像処理部による前記濃度調整処理後の画像を記録媒体に形成する画像形成部とを備える画像形成装置である。
この発明によれば、画像形成装置において、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の発明の効果が得られる。
本発明によれば、背景部分の画像の濃度をより短時間で調整することができる。
本発明に係る画像形成装置の実施形態について説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の一例である複合機の実施形態の電気的な構成を示すブロック図である。
図1に示すように、複合機1は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能等の機能を兼ね備えたものであり、画像読取部2と、画像形成部3と、ユーザインターフェース部4と、外部記憶部5と、制御部6と、画像処理部7とを備える。
画像読取部2は、複数の画素を有してなるCCD(Charge Coupled Device)センサ及び露光ランプ等からなるスキャナ部(図示せず)を備え、原稿の画像を光学的に読み取って画像データを生成するものである。スキャナ部は、図略の駆動部によって移動可能に構成され、所定の原稿台に載置された原稿を読み取るときは、該原稿台に対向する位置で原稿面に沿って移動され、原稿画像を走査しつつ取得した画像データ(各画素データ)を制御部6へ出力する。また、原稿を給送する原稿給送部により給送された原稿を読み取るときは、原稿読取スリットと対向する位置に移動され、原稿読取スリットを介して原稿給送部24による原稿の搬送動作と同期して原稿の画像を取得し、その画像データを制御部6へ出力する。
画像形成部3は、例えばアモルファスシリコンを用いて構成された感光体ドラムと、該感光体ドラムの表面から残留電荷を除電する除電部と、除電後の感光体ドラムの表面を帯電させる帯電部と、画像読取部2で取得された画像データに基づいてレーザ光を出力して感光体ドラムの表面を露光し、当該感光体ドラムの表面に静電潜像を形成する露光部と、前記静電潜像に基づいて感光体ドラム上に、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)の各色のトナー像を形成する現像部と、感光体ドラムに形成された各色のトナー画像が転写されて重ね合わせされる転写ドラムと、転写ドラム上のトナー像を用紙に転写させる転写部と、トナー像が転写された用紙を加熱してトナー像を用紙に定着させる定着部とを備えている。
ユーザインターフェース部4は、複合機1のフロント部に設けられ、所定の情報を表示する図略の表示部と、ユーザによる各種指示入力が行われる入力操作部(図示せず)とを含むものである。表示部は、前記入力操作部を構成するタッチパネルと一体的に形成されている。タッチパネルは、ユーザによるタッチ操作がなされたときにそのタッチ位置を検知し、該タッチ位置を示す検知信号を後述する制御部33へ出力する。
外部記憶部5は、HDD(Hard Disk Drive)や不揮発性メモリ等からなり、制御部6により処理された画像データや、ファクシミリ通信を行う時の短縮釦登録の相手先名称やファクシミリ番号、或いは、送信相手先のIPアドレスなどを予め記憶したりするものである。
制御部6は、画像形成装置全体の動作制御を司るものであり、CPU(Central Processing Unit)61と、RAM及びROM等の内部記憶部62によって構成される。前記ユーザインターフェース部4と、画像読取部2と、画像形成部3と、外部記憶部5と、画像処理部7とは、制御部6による制御の下で動作する。制御部6は、ユーザからユーザインターフェース部4に入力された各種の指示信号等に応じて、図略のROM又は前記外部記憶部5に記憶されている動作制御プログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示信号の出力、データ転送等を行って複合機1を統括的に制御する。
画像処理部7は、画像読取部2の読取動作により得られた画像データに基づいて、後述する画像処理を行うものであり、第1画像処理部71と、メモリ72と、第2画像処理部73とを備える。
第1画像処理部71は、前記画像読取部2から1頁分の画像を1主走査線ずつ順番に取得し、取得した画像(以下、ライン画像という)から順に、地肌検出処理、フィルタ処理、変倍処理等の画像処理を行い、該画像処理後の画像データを制御部6に出力する。制御部6は、前記画像処理後の画像データを内部記憶部72に格納する。内部記憶部72は、前記画像記憶部に相当する。
また、第1画像処理部71は、前記ライン画像を取得すると、このライン画像の濃度を検出して、該濃度についてのヒストグラムを前記ライン画像ごとに作成し、当該ライン画像における背景部分の画素値を検出する。
ここで、本実施形態では、後段の第2画像処理部73において、ライン画像ごとに、背景部分の画像の濃度を調整、例えば前記背景部分の画像の色を白色に変換する露光ガンマ補正処理(前記濃度調整処理の一例)を行うようになっている。この濃度調整処理においては、前記背景部分の画像の濃度に応じて異なる処理テーブルが用いられる。第1画像処理部71は、ライン画像ごとに、検出した画素値に基づき前記処理テーブルのテーブル番号を導き出す。
ここで、本実施形態では、画像読取部2の読取動作により得られる画像データが取り得る画素値が、予め定められた数のレベルに分割されている。ここでは、図2に示すように、画像読取部2の読取動作により得られた画像データが取り得る画素値として、例えば「0」〜「255」の256段階の画素値があるとし、この256段階の画素値が例えば32個のレベルに分割されている形態を想定する。なお、各レベルに対し、画素値の小さい方から順に0から31までの番号を付すものとする。
この場合において、本実施形態では、前記各レベルと後述する露光ガンマ補正テーブルとが対応付けられており、第1画像処理部71は、前記レベルごとに、露光ガンマ補正テーブルのテーブル番号を対応付けて記憶している。第1画像処理部71は、画像読取部2の読取動作により画像データが得られると、この画像データが示す画素値が属するレベルを導き出し、このレベルに対応するテーブル番号をメモリ72に出力する。
例えば、背景部分の画素値が「130」であり、前記画素値「130」が属するレベルがレベル「16」であったものとする。このとき、前記第1画像処理部71は、前記レベル「16」に対応付けられている露光ガンマ補正テーブルのテーブル番号「16」を決定し、該テーブル番号「16」をメモリ72に出力する。
メモリ72は、前記第1画像処理部71により出力される、露光ガンマ補正テーブルのテーブル番号を格納するものであり、前記識別情報記憶部の一例である。メモリ72は、1枚の原稿に相当する主走査数分のテーブル番号を格納する記憶領域を有しており、前記第1画像処理部71から前記テーブル番号が出力されると、該テーブル番号を順次記憶していく。
第2画像処理部73は、前記露光ガンマ補正テーブルを用いた露光ガンマ補正処理や地肌除去処理を含む画像処理を行うものである。第2画像処理部73は、前記処理テーブル記憶部としての機能を有し、図3に示すように、露光ガンマ補正処理に用いる露光ガンマ補正テーブルをテーブル番号とあわせて保持している。そして、メモリ72にテーブル番号が格納され、また、制御部6の内部記憶部62に画像データが格納されると、第2画像処理部73は、対応関係にあるテーブル番号と画像データとを前記メモリ72及び内部記憶部62から読み出すとともに、前記テーブル番号に対応する露光ガンマ補正テーブルを導き出し、この導き出した露光ガンマ補正テーブルを用いて、前記画像データに対する露光ガンマ補正処理を行う。
次に、前記画像処理部7及び制御部6の動作について説明する。図4は、前記画像処理部7及び制御部6の動作を示すフローチャートである。
図4に示すように、第1画像処理部71は、画像読取部2から1主走査分の画像(ライン画像)を受信したか否かを判断し(ステップ♯1)、前記ライン画像を受信すると(ステップ♯1でYES)、該ライン画像に対し前記第1画像処理を施し、該第1画像処理後の画像を制御部6に出力するとともに、該ライン画像に基づき、背景部分の検出、ヒストグラムの作成、背景部分の画素値の検出及びテーブル番号の導出を行い、該テーブル番号をメモリ72に格納する(ステップ♯2)。
ステップ♯2の処理後、第1画像処理部71は、当該ライン画像に対する処理を完了した旨を制御部6に通知する(ステップ♯3)。そして、第1画像処理部71は、1頁分のライン画像に対する処理を完了したか否かを判断し(ステップ♯4)、完了していない場合には(ステップ♯4でNO)、ステップ♯1の処理に戻る一方、完了した場合には(ステップ♯4でYES)、一連の処理を終了する。
制御部6は、第1画像処理部71から画像を受信したか否かを判断し(ステップ♯11)、前記画像を受信した場合には(ステップ♯11でYES)、該画像を記憶する(ステップ♯12)。その後、制御部6は、第1画像処理部71が取得したライン画像に対する処理を完了した旨の通知を第1画像処理部71から受け取ったか否かを判断し(ステップ♯13)、前記通知を受け取ると(ステップ♯13でYES)、その旨を第2画像処理部73に通知する(ステップ♯14)。
第2画像処理部73は、第1画像処理部71が取得したライン画像に対する処理を完了した旨の通知を制御部6から受け取ったか否かを判断し(ステップ♯21)、受け取ると(ステップ♯21でYES)、対応関係にあるテーブル番号と画像データとを前記メモリ72及び制御部6の内部記憶部62から読み出し、前記テーブル番号に対応する露光ガンマ補正テーブルを導き出し、この導き出した露光ガンマ補正テーブルを用いて、前記画像データに対する露光ガンマ補正処理を行う(ステップ♯22)。
以上のように、本実施形態では、第1画像処理部71と第2画像処理部73との間にメモリ72を介在させ、第1画像処理部71は、露光ガンマ補正処理に用いる露光ガンマ補正テーブルのテーブル番号をこのメモリ72に格納し、第2画像処理部73は、前記メモリ72に格納されたテーブル番号に対応する露光ガンマ補正テーブルを用いて、画像の露光ガンマ補正処理を行うようにしたので、短時間で露光補正処理を行うことができる。
すなわち、前記メモリ72を介在させない構成では、第1画像処理部71で導き出された処理テーブルのテーブル番号を前記第2画像処理部73が受け取って該テーブル番号に対応する処理テーブルを用いて露光ガンマ補正処理を行うことになるが、この場合、或るライン画像に対する露光ガンマ補正処理が前記第2画像処理部73で終了するまで、第1画像処理部71は、次のライン画像についての処理テーブルのテーブル番号を前記第2画像処理部73に出力するのを待機する必要がある。すなわち、第1画像処理部71と第2画像処理部73とが交互に処理を行う必要がある。
これに対し、本実施形態では、前記第1画像処理部71と第2画像処理部73との間に、前記処理テーブルのテーブル番号を記憶するメモリ72を介在させたので、第1画像処理部71は、第2画像処理部73の処理スピードに関係なく、処理テーブルのテーブル番号を導き出して出力することができる。すなわち、第1画像処理部71と第2画像処理部73とは並行して処理を行うことができるから、第1画像処理部71と第2画像処理部73とを交互に処理を行う構成に比して、露光ガンマ補正処理に要する時間を短縮化することができる。
本件は、前記実施形態に代えて、或いは前記実施形態に加えて次のような変形形態も採用可能である。
[1]第1画像処理部71と第2画像処理部73との間に介在させる記憶部としては、前記メモリ72の他に、図5に示すようにレジスタ74でもよい。ただし、レジスタ74は、前記メモリ72より高価なため、コストの関係上、前記メモリ72ほどの容量を有するものを設置することが難しい場合がある。
このような背景に基づき、今、前記レジスタ74として、例えば、1ライン分のテーブル番号を格納する記憶領域を有するものを採用した形態を想定する。この場合、該レジスタ74は、第1画像処理部71により露光ガンマ補正テーブルのテーブル番号が導き出されるたびに、記憶対象が求められた最新のテーブル番号に更新される。
ただし、このとき、各ライン画像に対して、当該ライン画像について導き出されたテーブル番号の露光ガンマ補正テーブルで露光ガンマ補正処理を実施しようとすると、第2画像処理部73は、第1画像処理部71によるレジスタ74へのテーブル番号の更新処理と同期して、露光ガンマ補正処理をはじめとする各種処理を実施する必要があるが、前記第2画像処理部73で行う処理は高度なものが多く相当の処理時間を要するため、第2画像処理部73は、前記レジスタ74へのテーブル番号の更新処理と同期して前記各種処理を実施することが難しい場合がある。
そこで、このような場合には、図5に示すように、1頁の画像を複数の分割画像(以下、この分割単位をバンドという)に分割し、バンドごとに、当該バンドの画像を一括して第2画像処理部73による処理を実施するようにするとよい。ただし、この場合、ライン画像ごとに、当該ライン画像に適したテーブル番号で露光ガンマ補正処理が行われるのではなく、各ライン画像が属するバンドの最後のライン画像に対して導き出されたテーブル番号で、そのバンドの各ライン画像に対する露光ガンマ補正処理が行われることとなる。
[2]図7に示すように、原稿の先端から副走査方向に所定の長さまでの領域(図7においてはハッチングで示される領域)においては、前記スキャナ部の移動が安定しないなどの理由により、該領域で得られた画像に対して露光補正処理を実施することは相応しくない場合があるので、このような場合には、前記領域の画像についての露光補正処理を実施しないようにするとよい。
図8は、本変形形態[2]と前記変形形態[1]とを組み合わせた形態における前記画像処理部7及び制御部6の動作を示すフローチャートである。なお、ここでは、露光ガンマ補正処理を、原稿の先端の画像から実施するのではなく、前記先端から副走査方向に所定の長さまでの領域の画像に対しては露光ガンマ補正処理を行わず、前記先端から副走査方向に所定の長さだけ後端側の位置の画像から前記露光ガンマ補正処理を開始するようにしており、前記所定の長さに相当するライン数を自動露光処理開始ライン数Zという。また、バンド1つ当たりの主走査線数をQと表し、各バンドにおいて処理を行った主走査線数を処理ライン数Q、1頁において処理を行った主走査線数を処理累積ライン数wというものとする。また、累積入力ライン数Yは、前記処理累積ライン数wと略同一のものを示している。
図8に示すように、第1画像処理部71は、処理累積ライン数w及び処理ライン数Qを0にする初期設定を行う(ステップ♯31)。次に、第1画像処理部71は、画像読取部2からライン画像を受信したか否かを判断し(ステップ♯32)、前記ライン画像を受信すると(ステップ♯32でYES)、該ライン画像の前記第1画像処理後の画像を制御部6に出力するとともに、該ライン画像に基づき、背景部分の検出、ヒストグラムの作成、背景部分の画素値の検出及びテーブル番号の導出を行い、該テーブル番号をレジスタ74に格納する(ステップ♯33)。
ステップ♯33の処理後、第1画像処理部71は、処理累積ライン数w及び処理ライン数Qをそれぞれ1ずつインクリメントする(ステップ♯34)。そして、第1画像処理部71は、処理ライン数Qが1バンド当たりの主走査線数Qに達したか否かを判断し(ステップ♯35)、達していない場合には(ステップ♯35でNO)、ステップ♯32の処理に戻って、ステップ♯32〜♯34の処理を実施する一方、処理ライン数Qが1バンド当たりの主走査線数Qに達すると(ステップ♯35でYES)、その旨を制御部6に通知する(以下、この通知を「通知1」という)とともに、処理ライン数Qを0に初期化する(ステップ♯36)。
また、第1画像処理部71は、前記処理累積ライン数wが1頁分のライン数w(図5参照)に達したか否かを判断し(ステップ♯37)、達していない場合には(ステップ♯37でNO)、ステップ♯32の処理に戻って、再びステップ♯32〜♯36の処理を実施する一方、前記処理累積ライン数wが1頁分のライン数wに達した場合には(ステップ♯37でYES)、その旨を制御部6に通知する(以下、この通知を「通知2」という;ステップ♯38)。
制御部6は、累積入力ライン数Yを0に初期化するとともに自動露光処理開始ライン数Zを設定し、自動露光処理開始ライン数Z分のライン画像を記憶する記憶領域を前記内部記憶部62内に確保する(ステップ♯41)。第1画像処理部71から出力されるライン画像は順次この記憶領域に蓄積され、前記記憶領域が満杯になると、上書き方式でライン画像が前記記憶領域に記憶される。
次に、制御部6は、第1画像処理部71から通知1を受け取ったか否かを判断し(ステップ♯42)、前記通知1を受け取ると(ステップ♯42でYES)、前記累積入力ライン数Yを、現在値と前記1バンド当たりの主走査線数Qとの加算値とし(ステップ♯43)、この加算後の値Yが自動露光処理開始ライン数Zに達したか否かを判断する(ステップ♯44)。制御部6は、前記加算後の値Yが前記自動露光処理開始ライン数Zに達していないと判断した場合には(ステップ♯44でNO)、ステップ♯42の処理に戻って、再びステップ♯42〜♯44の処理を実施する一方、前記加算後の値Yが前記自動露光処理開始ライン数Zに達したものと判断した場合には(ステップ♯44でYES)、その旨を第2画像処理部73に通知する(以下、この通知を「通知3」という;ステップ♯45)。そして、制御部6は、前記通知2を前記第1画像処理部71から受信したか否かを判断し(ステップ♯46)、前記通知2を前記第1画像処理部71から受信していないと判断した場合には(ステップ♯46でNO)、ステップ♯42の処理に戻って、再びステップ♯42〜♯45の処理を実施する一方、前記通知2を前記第1画像処理部71から受信したと判断した場合には(ステップ♯46でYES)、一連の処理を終了する。
第2画像処理部73は、制御部6から前記通知3を受け取ったか否かを判断し(ステップ♯21)、前記通知3を受け取ると(ステップ♯51でYES)、レジスタ74に現時点で格納されているテーブル番号に対応する露光ガンマ補正テーブルを用いた露光補正処理を開始する(ステップ♯52)。
本発明に係る画像形成装置の一例である複合機の実施形態の電気的な構成を示すブロック図である。 画像読取部の読取動作により得られた画像データが取り得る画素値として、例えば「0」〜「255」の256段階の画素値があるとし、この256段階の画素値が例えば32個のレベルに分割されている形態を示す図である。 露光ガンマ補正処理に用いる露光ガンマ補正テーブルとテーブル番号と対応関係を示す図である。 第1の実施形態における画像処理部及び制御部の動作を示すフローチャートである。 1頁の画像を複数の分割画像(バンド)に分割した状態を示す図である。 第2の実施形態の電気的な構成を示すブロック図である。 露光補正処理を実施しない領域を示す図である。 本変形形態[2]と前記変形形態[1]とを組み合わせた形態における前記画像処理部7及び制御部6の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
2 画像読取部
3 画像形成部
4 ユーザインターフェース部
5 外部記憶部
6 制御部
62 内部記憶部
7 画像処理部
71 第1画像処理部
72 メモリ
73 第2画像処理部

Claims (6)

  1. 画像読取部から取得した画像のうち背景領域の画像の濃度を調整する濃度調整処理を行う画像処理装置であって、
    前記背景画像の濃度に応じて予め定められた、前記濃度調整処理の処理内容を規定する複数の処理テーブルと該処理テーブルの識別情報とを予め記憶する処理テーブル記憶部と、
    前記画像読取部から1頁分の画像を複数の分割画像に分けて順番に取得し、取得した分割画像から順に、当該分割画像についてのヒストグラムを作成し、ヒストグラムに基づき、当該分割画像に適した処理テーブルの識別情報を導き出す第1画像処理部と、
    前記第1画像処理部により導き出された識別情報を記憶する識別情報記憶部と、
    前記第1画像処理部から画像を取得して記憶する画像記憶部と、
    前記識別情報記憶部に記憶された識別情報に対応する処理テーブルを前記処理テーブル記憶部から読み出し、この読み出した処理テーブルを用いた濃度調整処理を、前記画像記憶部に記憶された画像に対して行う第2画像処理部と
    を備えた画像処理装置。
  2. 前記分割画像は、前記画像読取部の副走査方向の読取解像度に相当する1主走査線の画像である請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記識別情報記憶部は、1枚の原稿における前記分割画像の数の識別情報を記憶する記憶領域を少なくとも備えたメモリであり、前記メモリは、前記第1画像処理部により導き出される識別情報を順次記憶していく請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記識別情報記憶部は、1つの分割画像について導き出された識別情報の情報量に相当する記憶領域を有するレジスタであり、前記レジスタは、前記第1画像処理部により前記識別情報が導き出されるたびに、記憶対象の識別情報を導き出された識別情報に更新する請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像読取部は、原稿の画像を該原稿の先端から順次読み取るものであり、
    前記第2画像処理部は、前記先端から副走査方向に予め定められた長さまでの領域の画像を前記濃度調整処理の対象から除外する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像処理装置と、
    前記画像処理装置の前記第2画像処理部による前記濃度調整処理後の画像を記録媒体に形成する画像形成部と
    を備える画像形成装置。
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