JP2010142859A - レーザ照射装置およびレーザ加工機 - Google Patents

レーザ照射装置およびレーザ加工機 Download PDF

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Abstract

【課題】レーザ照射装置およびレーザ加工機において、レーザ光を出射するレーザ集光ユニットをコンパクトな構成とする。
【解決手段】レーザ加工機50は、レーザ光源部とこのレーザ光源部から放射されるレーザ光Lを集光する集光レンズとを有するレーザ集光ユニット2と、レーザ集光ユニット2を、被加工物30に集光レンズで集光されたレーザ光Lを照射するための照射位置4Aと、この照射位置から離間した退避位置4Bとの間で移動可能に保持するユニット移動部4と、退避位置4Bに退避されたレーザ集光ユニット2を冷却する冷却ファン6とを有するレーザ照射装置1を備えるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ照射装置およびレーザ加工機に関する。例えば、被照射物にレーザを照射して、被照射物を加熱するレーザ照射装置およびそれを備えるレーザ加工機に関する。
従来、集光されたレーザ光を用いて局所的な加熱を行って、例えば、はんだ付け、溶接、樹脂の溶着加工などを行うレーザ照射装置およびレーザ加工機が知られている。
このようなレーザ照射装置では、エネルギー変換効率の高さから半導体レーザチップが光源として使われるようになってきた。
半導体レーザは発光時にチップが発熱するが、これによりチップの温度が上昇すると、発光特性が変化したり、素子寿命が低下したりする。そのため、放熱手段や冷却手段を設けて、チップの温度上昇を抑制するようにしている。
例えば、特許文献1には、レーザダイオードチップの温度を一定に保つため、レーザダイオードチップ(半導体レーザ)に、ペルチェ素子およびファン付きヒートシンクが熱的に接続されたレーザダイオードモジュールからなる光源が記載されている。
特開2002−368326号公報
しかしながら、上記のような従来のレーザ照射装置およびレーザ加工機には、以下のような問題があった。
特許文献1に記載の発明では、ペルチェ素子およびファン付きヒートシンクが半導体レーザに熱的に接続されているので、光源が大型化して質量も大きくなる。そのため、被加工物(被照射物)にレーザ光を照射するためにレーザ光源を保持する移動機構なども大型化するという問題がある。
また、このようにレーザ光源が大型化すると、加工中に被加工物を観察する撮像カメラの撮像範囲にレーザ光源が映り込み、被加工物の周辺の観察の妨げになるという問題がある。
また、レーザ光源から光ファイバでレーザ光を導光して、集光レンズ内蔵のレンズ鏡筒が設けられた集光ユニットから被加工物にレーザ光を照射する場合、レーザ光源自体の冷却は、撮像カメラの配置位置とレーザ光源配置位置とを遠ざけることができるので、撮像範囲の外側で行うことができるが、集光レンズの開口角の範囲外に放射されるレーザ光がレンズ鏡筒を加熱することになるため、集光ユニットの冷却が必要となる。このため、やはり集光ユニットが大型化するという問題がある。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、レーザ光を出射するレーザ集光ユニットをコンパクトな構成とすることができるレーザ照射装置およびレーザ加工機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、レーザ光を放射するレーザ光源部と、該レーザ光源部から放射されたレーザ光を集光する集光レンズとを有するレーザ集光ユニットと、該レーザ集光ユニットを、被照射物に前記集光レンズで集光された前記レーザ光を照射するための照射位置と、該照射位置から離間した退避位置との間で移動可能に保持するユニット移動部と、前記退避位置に退避された前記レーザ集光ユニットを冷却する冷却部とを備える構成とする。
この発明によれば、ユニット移動部によってレーザ集光ユニットを照射位置に移動させることにより、レーザ光源部から放射されるレーザ光を集光レンズによって集光して、この集光されたレーザ光を被照射物に照射することができる。また、ユニット移動部によってレーザ集光ユニットを退避位置に移動させることにより、冷却部によってレーザ集光ユニットを冷却することができる。
このように、冷却部がレーザ集光ユニットから分離され、ユニット移動部によってレーザ集光ユニットを照射位置と退避位置との間を往復させることで、レーザ集光ユニットの温度上昇を抑制しつつ被照射物に対するレーザ光の照射を続けることができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のレーザ照射装置において、前記冷却部は、前記レーザ集光ユニットを空冷する冷却ファンを備える構成とする。
この発明によれば、冷却ファンにより退避位置に移動されたレーザ集光ユニットを空冷することができる。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載のレーザ照射装置において、前記冷却部は、前記レーザ集光ユニットに当接可能に設けられた固体冷却素子を備える構成とする。
この発明によれば、固体冷却素子により移動されたレーザ集光ユニットを冷却することができる。
請求項4に記載の発明では、レーザ加工機において、被加工物を保持する保持台と、該保持台に保持された前記被加工物を被照射物としてレーザ光を照射する請求項1〜3のいずれかに記載のレーザ照射装置と、前記保持台に保持された前記被加工物を撮像する撮像部とを備える構成とする。
この発明によれば、撮像部によって、保持台に保持された被加工物を撮像しつつ、レーザ照射装置から照射されるレーザ光によって、レーザ加工を行うことができる。そして、請求項1〜3のいずれかに記載のレーザ照射装置を備えるので、請求項1〜3のいずれかに記載の発明と同様の作用を備える。
本発明のレーザ照射装置およびレーザ加工機によれば、冷却部がレーザ集光ユニットから分離され、ユニット移動部によってレーザ集光ユニットを照射位置と退避位置との間を往復させることで、レーザ集光ユニットの温度上昇を抑制しつつ被照射物に対するレーザ照射を続けることができるので、レーザ光を出射するレーザ集光ユニットをコンパクトな構成とすることができるという効果を奏する。
以下では、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
本発明の実施形態に係るレーザ照射装置およびレーザ加工機について説明する。
図1(a)は、本発明の実施形態に係るレーザ照射装置を備えるレーザ加工機の概略構成を示す模式的な正面図である。図1(b)は、本発明の実施形態に係るレーザ加工機で撮像された加工中の被加工物周辺の画像の一例を示す模式図である。図2は、本発明の実施形態に係るレーザ照射装置に用いるレーザ集光ユニットの概略構成を示す断面図である。図3は、本発明の実施形態に係るレーザ照射装置の模式的な斜視図である。
本実施形態のレーザ加工機50は、被加工物30にレーザ光を照射することにより被加工物30(被照射物)を加熱して、例えば、はんだ付け、溶接、樹脂の溶着加工などの加工作業を行うものである。
以下では、一例として、図1(a)、(b)に示すように、被加工物30がプリント基板30aと電子部品30bとからなり、プリント基板30aのランド部(不図示)に、電子部品30bのリード30cをはんだ付けする場合の例で説明する。
はんだ31は、不図示の支持部材で支持され、先端がはんだ付けを行うリード30cの近傍に位置づけられている。
レーザ加工機50の概略構成は、図1(a)に示すように、被加工物30を保持する保持台10、撮像カメラ13(撮像部)、およびレーザ照射装置1を備える。また、特に図示しないが、レーザ加工機50は撮像カメラ13およびレーザ照射装置1の動作制御を行うため、撮像カメラ13およびレーザ照射装置1に電気的に接続された制御ユニットと、撮像カメラ13によって撮像された画像を表示するモニタとを備えている。
撮像カメラ13は、保持台10上に保持された被加工物30およびその周辺の領域を撮像して、加工作業を観察するためのものである。撮像カメラ13で撮像された映像は、不図示のモニタに表示される。図1(b)は、撮像カメラ13によって撮像されたはんだ付け作業の中の様子を不図示のモニタの表示画面13Aに表示した画像を示す。
撮像カメラ13は、保持台10の端部に立設された支柱11から水平方向に延ばされた固定アーム12によって、保持台10上の被加工物30に対向する上方位置に支持されている。
レーザ照射装置1は、レーザ集光ユニット2、ユニット保持部3、ユニット移動部4、冷却ファン保持部5、および冷却ファン6(冷却部)を備える。
レーザ集光ユニット2は、図2に示すように、半導体レーザ21(レーザ光源部)、集光レンズ22、およびこれらを保持するレンズ枠20からなり、半導体レーザ21から発散光として放射されるレーザ光Lを集光レンズ22によって集光し、レンズ枠20の先端部から距離dの点Pに集光するものである。本実施形態では、一例として、d=25(mm)としている。
集光レンズ22は、レンズ枠20に保持された半導体レーザ21からのレーザ光Lを点Pに集光できるレンズであれば、適宜のレンズ構成を採用することができる。
レンズ枠20は、例えばアルミニウム合金などの熱伝導性の良好な金属からなる、全体として略有底円筒状の部材である。
このレンズ枠20は、集光レンズ22を内周部に保持する円筒状の鏡筒部20bと、鏡筒部20bの一端側において半導体レーザ21を集光レンズ22の光軸上に位置決めして固定するレーザ取付部20cと、鏡筒部20bの一端でレーザ取付部20cの範囲を覆うように設けられたレンズ枠端面20dと、レーザ取付部20cを周方向に囲む外周部に設けられた放熱フィン部20aとを備えている。
レーザ取付部20cとレンズ枠端面20dとの間には、放熱フィン部20a側に開口された配線空間20eが形成されている。この配線空間20eには、半導体レーザ21に電流を供給する不図示の電源に接続されたケーブル21Aがレーザ取付部20cの側方の外部から挿入されている。このケーブル21Aの先端部と半導体レーザ21のリードとは、配線空間20eの内部で電気的に接続されている。
ユニット保持部3は、レンズ枠20の鏡筒部20bの外周面を外周側から保持する円環状の保持枠3aと、保持枠3aの位置を被加工物30に対して近接または離反するようにユニット移動部4上で移動させるため、ユニット移動部4上に移動可能に保持されたスライダ3bとからなる。
本実施形態のスライダ3bは、その移動方向が保持枠3aに保持されたレーザ集光ユニット2の光軸に沿う方向となるようにユニット移動部4に保持されている。
ユニット移動部4は、図3に示すように、一方向に延ばされた略角柱状の外形を有し、中心軸を囲む1つの側面に、ユニット保持部3のスライダ3bを1軸方向に移動可能にガイドする1対のガイド溝4aが設けられている。
また、ユニット移動部4の内部には、スライダ3bをガイド溝4aの長手方向の両端部との間で、ガイド溝4aに沿って往復移動させる不図示の移動機構が設けられている。この移動機構としては、例えば、ボールねじ送り機構、リニアモータ、直動アクチュエータなどの適宜の移動機構を採用することができる。
なお、ユニット移動部4は、ユニット保持部3を互いに離間した2位置の間で往復可能に保持できればよく、2位置の間の移動経路は、直線状に限定されるものではない。
本実施形態の2位置は、ガイド溝4aの長手方向の両端部の2位置とされている。一方の端部の位置4Aは、被加工物30に集光レンズ22で集光されたレーザ光Lを照射するための位置であり、以下では照射位置4Aと称する。また、他方の端部の位置4Bは、照射位置4Aから離間され、撮像カメラ13の撮像範囲外の位置になっている。以下では、位置4Bを退避位置4Bと称する。
ユニット移動部4は、少なくとも加工作業を行う際には、保持部7によって、照射位置4A側の端部が被加工物30に近接するとともに撮像カメラ13の撮像光軸に対して斜めに傾斜する姿勢となるように保持される。
保持部7は、保持台10と位置関係が固定された支持部材であってもよいし、必要に応じて保持位置や保持姿勢を変えることができるように、例えば移動ステージや多軸ロボットなどによって可動に支持されていてもよい。
ユニット移動部4の被加工物30に対する近接位置は、ユニット保持部3が照射位置4Aに移動されたとき、レーザ光Lの集光される点Pが被加工物30を加工可能な位置となるように設定する。
冷却ファン保持部5は、冷却ファン6を退避位置4B上に保持するもので、支持部材5aおよび固定部材5bからなる。
支持部材5aは、ユニット移動部4の退避位置4B側の端部に、ガイド溝4aが設けられたユニット移動部4の側面側に延ばして固定された板状部材である。
固定部材5bは、冷却ファン6を固定するために支持部材5aの先端部の側方に向かって退避位置4Bと対向する範囲に延ばされた固定部材5bからなる。
冷却ファン6は、ユニット移動部4の退避位置4Bに移動されたレーザ集光ユニット2に送風して、レーザ集光ユニット2を空冷するためのもので、ユニット移動部4の退避位置4Bに対向する位置において、冷却ファン保持部5の固定部材5bに保持されている。
次に、レーザ加工機50およびレーザ照射装置1の動作について説明する。
図4(a)、(b)は、本発明の実施形態に係るレーザ照射装置のレーザ集光ユニットが、それぞれ照射位置4Aおよび退避位置4Bに配置された様子を示す側面図である。
レーザ加工機50によって、被加工物30を加工するには、図4(a)に示すように、ユニット移動部4によりユニット保持部3を照射位置4Aに移動させる。
このとき、図1(b)に示すように、撮像カメラ13によって、被加工物30の近傍の様子が撮像され、モニタの表示画面13Aに表示される。本実施形態では、ユニット移動部4の先端部、レーザ集光ユニット2およびユニット保持部3のみが被加工物30に近接される。
そして、半導体レーザ21を励起させて、レーザ光Lを放射させる。レーザ光Lは、図2に示すように、半導体レーザ21の広がり半角θの範囲に広がる発散光として放射される。
このようなレーザ光Lのうち、集光レンズ22の開口半角θ(ただし、θ<θ)以下の角度範囲に放射される光は、集光レンズ22によって集光され、点Pに集光される。
集光レンズ22によって点Pに集光されたレーザ光Lは、図1(a)に示すように、リード30cの近傍に配置されたはんだ31に照射され、はんだ31を加熱溶融させる。
これにより、リード30cをプリント基板30a上のランド部にはんだ付けすることができる。
一方、半導体レーザ21から放射されるレーザ光Lのうち、集光レンズ22の開口半角θより大きい角度範囲に放射される光は、一部が鏡筒部20bの内部で反射されて迷光として、レーザ集光ユニット2の外部に出射される。また、その他の部分は鏡筒部20bに吸収されて、いずれも光量損失となる。
このうち、鏡筒部20bで吸収される光は、最終的に熱エネルギーに変換されるため、鏡筒部20bを加熱する。
また、半導体レーザ21では、このような励起状態が続くとチップ内で発熱して、この熱が素子パッケージからレーザ取付部20cに放熱される。
このようにして、レンズ枠20に伝導される熱は、鏡筒部20bの表面や放熱フィン部20aから周囲に、ある程度、放熱されていくが、レーザ光Lの放射が続くと、徐々にレンズ枠20に蓄熱されて、半導体レーザ21およびレンズ枠20が温度上昇していく。
本実施形態では、半導体レーザ21およびレンズ枠20の温度が許容値を超えないうちに、レーザ光Lの放射を停止する。
そして、図4(b)に示すように、ユニット移動部4によりユニット保持部3を退避位置4Bに移動させる。
レーザ集光ユニット2が退避位置4Bに退避したら、冷却ファン6を回転させてレーザ集光ユニット2に向けて送風し、レーザ集光ユニット2を空冷する。そして、半導体レーザ21およびレンズ枠20の冷却が終了したら、ユニット保持部3の位置を照射位置4Aに切り換えて、はんだ付け作業を続行する。
また、1箇所のはんだ付けが終了したら、レーザ集光ユニット2が退避位置4Bに退避している間に、ユニット移動部4および被加工物30を相対移動させて、点Pの位置が次のはんだ付け箇所になるように設定しておく。
本実施形態におけるユニット保持部3を照射位置4Aから退避位置4Bに移動させるタイミングは、光量に応じて、半導体レーザチップの温度許容値を超えないような許容点灯時間(パルス点灯する場合には許容パルス数でもよい)を予め実験的に調べておき、このレーザ光Lの点灯時間が許容点灯時間以下となるタイミングに設定している。
このようにレーザ加工機50によれば、冷却ファン6がレーザ集光ユニット2から分離され、照射位置4Aから離間された退避位置4Bに対向する位置に配置され、ユニット移動部4によってレーザ集光ユニット2を照射位置4Aと退避位置4Bとの間を往復させることで、レーザ集光ユニット2によるレーザ照射と、冷却とを切り換えて行うことができる。このため、レーザ集光ユニット2から冷却部が分離されているためコンパクトな構成でありながら、レーザ集光ユニット2の温度上昇を抑制しつつ被加工物30に対するレーザ照射を続けることができる。
また、レーザ集光ユニット2に冷却ファン6を一体に設ける場合に比べて、レーザ集光ユニット2が軽量化されるのでレーザ集光ユニット2の移動が容易となり、ユニット移動部4の構成を簡素化、小型化することができる。
また、レーザ集光ユニット2がこのようにコンパクトな構成であるため、照射位置4Aに移動してレーザ光Lを照射する場合に、レーザ集光ユニット2が撮像カメラ13の撮像範囲を遮る範囲が狭くなる。これにより加工作業中でも被加工物30の周辺が観察しやすくなる。
さらに本実施形態では、退避位置4Bは、撮像カメラ13の撮像範囲外に設けられているので、レーザ集光ユニット2の冷却時は、レーザ集光ユニット2が撮像カメラ13の撮像範囲から退避されるため、より広範囲に被加工物30の周辺の様子を観察することができる。
次に、本実施形態の第1変形例について説明する。
図5は、本発明の実施形態の第1変形例のレーザ照射装置の模式的な斜視図である。図6(a)、(b)は、本発明の実施形態の第1変形例のレーザ照射装置のレーザ集光ユニットが、それぞれ照射位置および退避位置に配置された様子を示す側面図である。
本変形例のレーザ照射装置1Aは、上記実施形態のレーザ照射装置1の冷却ファン6を削除し、冷却ファン保持部5に代えて、冷却フィン保持部5Aを備え、ペルチェ素子25(冷却部)および放熱フィン26を追加したものである。このようなレーザ照射装置1Aは、上記実施形態のレーザ加工機50において、レーザ照射装置1に代えて用いることができるものである。以下、上記実施形態と異なる点を中心に説明する。
冷却フィン保持部5Aは、ペルチェ素子25および放熱フィン26を、ユニット移動部4の退避位置4B側の端部に保持するもので、ユニット移動部4の退避位置4B側の端部に、ガイド溝4aが設けられたユニット移動部4の側面側に延ばして固定され板状部材からなる。
ペルチェ素子25は、不図示の制御ユニットから電流の供給を受けて、ペルチェ効果により表裏のうちの一方の素子面を吸熱面25a、他方の素子面を放熱面25bとする固体冷却素子である。
ペルチェ素子25は、吸熱面25aを照射位置4Aが設けられた端部側に向けて、冷却フィン保持部5A上に配置されている。
放熱フィン26は、一部が冷却フィン保持部5Aの貫通孔(不図示)に挿入され、ペルチェ素子25の放熱面25bに熱的に接続された状態で冷却フィン保持部5Aに保持されている。放熱フィン26の材質は、例えばアルミニウム合金などの熱伝導性の良好な金属からなる。
このような構成により、ペルチェ素子25によって放熱面25bに輸送された熱が、放熱フィン26に熱伝導され、放熱フィン26から周囲の空気に熱伝達されることで、ペルチェ素子25によって輸送された熱が空中に放熱されるようになっている。
ペルチェ素子25の配置位置は、図6(b)に示すように、レーザ集光ユニット2およびユニット保持部3が退避位置4Bに移動されたときに、吸熱面25aがレンズ枠20のレンズ枠端面20dと密着して当接し、熱的に接続される位置に設定される。
本変形例のレーザ照射装置1Aによれば、ユニット保持部3を退避位置4Bに移動させると、レンズ枠20のレンズ枠端面20dがペルチェ素子25の吸熱面25aに熱的に接続されるため、レンズ枠20および半導体レーザ21が冷却される。
このため、上記実施形態と同様に、レーザ集光ユニット2から冷却部が分離されているためコンパクトな構成でありながら、レーザ集光ユニット2の温度上昇を抑制しつつ被加工物30に対するレーザ照射を続けることができる。
この結果、ペルチェ素子25の放熱を促進するために大形の放熱フィン26を設けても、レーザ集光ユニット2が照射位置4Aに移動する際は、放熱フィン26が撮像カメラ13の撮像範囲に映り込まないため、被加工物30の周辺の観察が容易となる。
また、レーザ集光ユニット2に送風しなくても、レーザ集光ユニット2を冷却することができるため、送風によって、集光レンズ22にゴミなどが付着することがないので、レーザ集光ユニット2の保守が容易となる。
また、例えば、クリーンルームのように気流を乱すことを嫌う作業環境でも使用することが可能である。
次に、本実施形態の第2変形例について説明する。
図7は、本発明の実施形態の第2変形例のレーザ集光ユニットの概略構成を示す断面図である。
本変形例のレーザ集光ユニット2Aは、上記実施形態のレーザ集光ユニット2の半導体レーザ21を削除し、レンズ枠20に代えて、レンズ枠23を備え、光ファイバ24および光ファイバ24にレーザ光を伝送する不図示のレーザ光源を追加したものである。このようなレーザ集光ユニット2Aは、上記実施形態のレーザ加工機50において、支持部材5aに光ファイバ24が挿通可能な貫通孔を設けることで、レーザ集光ユニット2に代えて用いることができるものである。以下、上記実施形態と異なる点を中心に説明する。
レンズ枠23は、例えばアルミニウム合金などの熱伝導性の良好な金属からなる、全体として略有底円筒状の部材である。
このレンズ枠23は、集光レンズ22を内周部に保持する円筒状の鏡筒部23bと、鏡筒部23bの一端側を略覆う底部の中心を通り、軸方向に沿って延ばされた段付きの貫通孔である光ファイバ取付部23cと、鏡筒部23bの一端側を略覆う底部の外表面を構成するレンズ枠端面23dとを備えている。
光ファイバ24は、一方の端部の近傍に光ファイバ取付部23cと嵌合するファイバホルダ24bが設けられ、中間部が支持部材5aに追加された貫通孔(不図示)に挿通され、他方の端部(不図示)は、例えば半導体レーザとカップリングレンズなどからなるレーザ光源に対向されている。
これにより、レーザ光源から出射されたレーザ光Lを光ファイバ24内に伝送して、一方の端部の先端であるファイバ端面24a(レーザ光源部)から広がり半角θで発散する発散光として出射されるようになっている。
ファイバ端面24aは、上記実施形態の半導体レーザ21の発光面と同位置に配置され、これにより、ファイバ端面24aから出射されたレーザ光Lのうち、集光レンズ22の開口半角θ(ただし、θ>θ)以下のレーザ光を集光レンズ22によって集光し、レンズ枠23の先端部から距離dの点Pに集光できるようになっている。
このように、レーザ集光ユニット2Aでは、上記実施形態のレーザ光源部とは異なり、半導体レーザ21のような発熱の原因となるレーザ光源を内蔵することなく、外部に設けられたレーザ光源からレーザ光を光ファイバ24で伝送してレンズ枠23内に放射するレーザ光源部を備えている。
このため、レンズ枠23は、集光レンズ22の開口半角θより大きい角度範囲に放射されるレーザ光Lによって内部から加熱されるものの、レーザ光源自体の発熱が熱伝導することによる温度上昇はなくなる。
この結果、広がり半角θ、θに大きな差がない場合には、本変形例の冷却部の冷却性能は上記実施形態の冷却部より低くても上記実施形態と同様の冷却効果が得られ、冷却部を小型化することが可能となる。
なお、上記の説明では、冷却部として冷却ファン6、またはペルチェ素子25を採用した場合の例で説明したが、冷却部は、レーザ集光ユニットと分離して配置することができるので、冷却部はこれらには限定されない。
例えば、内部に流路を備え流路内に水などの冷媒を循環させる水冷方式の冷却部や、ヒートパイプなどを用いて放熱させる冷却部などであってもよい。
また、上記の説明では、退避位置4Bに移動させるタイミングは予め設定しておくものとして説明したが、例えば、レンズ枠20、23や半導体レーザ21の温度を直接的または間接的に検出して、一定温度以上になったら退避位置4Bに移動して冷却を行うようにしてもよい。
また、上記の第2変形例の説明では、ペルチェ素子25に放熱フィン26が当接された場合の例で説明したが、例えば、放熱フィン26に代えて、冷却フィン保持部5Aを放熱部材として用いてもよい。
また、上記の実施形態、各変形例に説明したすべての構成要素は、本発明の技術的思想の範囲で適宜組み合わせて実施することができる。
例えば、冷却部として、冷却ファン6およびペルチェ素子25を備える構成としてもよい。
本発明の実施形態に係るレーザ照射装置を備えるレーザ加工機の概略構成を示す模式的な正面図、および加工中の被加工物周辺の画像の一例を示す模式図である 本発明の実施形態に係るレーザ照射装置に用いるレーザ集光ユニットの概略構成を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るレーザ照射装置の模式的な斜視図である。 本発明の実施形態に係るレーザ照射装置のレーザ集光ユニットが、それぞれ照射位置および退避位置に配置された様子を示す側面図である。 本発明の実施形態の第1変形例のレーザ照射装置の模式的な斜視図である。 本発明の実施形態の第1変形例のレーザ照射装置のレーザ集光ユニットが、それぞれ照射位置および退避位置に配置された様子を示す側面図である。 本発明の実施形態の第2変形例のレーザ集光ユニットの概略構成を示す断面図である。
符号の説明
1、1A レーザ照射装置
2、2A レーザ集光ユニット
3 ユニット保持部
4 ユニット移動部
4A 照射位置
4B 退避位置
5 冷却ファン保持部
5A 冷却フィン保持部
6 冷却ファン(冷却部)
10 保持台
13 撮像カメラ(撮像部)
13A 表示画面
20、23 レンズ枠
20d、23d レンズ枠端面
21 半導体レーザ
22 集光レンズ
24 光ファイバ
24a ファイバ端面(レーザ光源部)
25 ペルチェ素子(冷却部)
26 放熱フィン
30 被加工物(被照射物)
50 レーザ加工機
L レーザ光

Claims (4)

  1. レーザ光を放射するレーザ光源部と、該レーザ光源部から放射されたレーザ光を集光する集光レンズとを有するレーザ集光ユニットと、
    該レーザ集光ユニットを、被照射物に前記集光レンズで集光された前記レーザ光を照射するための照射位置と、該照射位置から離間した退避位置との間で移動可能に保持するユニット移動部と、
    前記退避位置に退避された前記レーザ集光ユニットを冷却する冷却部とを備えることを特徴とするレーザ照射装置。
  2. 前記冷却部は、前記レーザ集光ユニットを空冷する冷却ファンを備えることを特徴とする請求項1に記載のレーザ照射装置。
  3. 前記冷却部は、前記レーザ集光ユニットに当接可能に設けられた固体冷却素子を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のレーザ照射装置。
  4. 被加工物を保持する保持台と、
    該保持台に保持された前記被加工物を被照射物としてレーザ光を照射する請求項1〜3のいずれかに記載のレーザ照射装置と、
    前記保持台に保持された前記被加工物を撮像する撮像部とを備えるレーザ加工機。
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KR101913481B1 (ko) * 2013-11-22 2018-10-30 살바그니니 이탈리아 에스.피.에이. 공작기계용 레이저 커팅 헤드
CN117123946A (zh) * 2023-08-04 2023-11-28 杭州大和热磁电子有限公司 一种激光焊接tec基板与导线的方法及设备

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