JP2010143472A - 車両における車室構造 - Google Patents

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昌弘 丸尾
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Abstract

【課題】車室下部パネルに対するアンカの結合部が車室内から容易には見えないようにして、車室の見栄えを向上させると共に、車室の見栄えの向上が簡単な構成で達成されるようにする。
【解決手段】車両における車室構造は、車室3の下部を形成する車室下部パネル42と、車室下部パネル42の外側縁部から車室3内に向かって突出し、その突出部44にシートベルト34の一端部が連結されるアンカ31と、車室下部パネル42の外側縁部を覆い、アンカ31の突出部44を貫通させる開口46が形成されたトリム47と、車室下部パネル42の上面に、そのほぼ全体にわたり敷設されるカーペット51とを備える。車室下部パネル42の外側縁部とトリム47との間にカーペット51の一部分51aを介設し、カーペット51の一部分51aにアンカ31の突出部44を貫通させる貫通口52を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車室の下部を形成するフロアパネルなど車室下部パネルから車室内に向かって突出し、その突出部にシートベルトの一端部が連結されるアンカを備えた車両における車室構造に関するものである。
上記車両における車室構造には、従来、下記特許文献1に示されるものがある。この公報のものによれば、車両における車室構造は、車室の下部を形成する車室下部パネルを備え、この車室下部パネルは、車室の下面を形成するフロアパネルと、このフロアパネルの外側縁部に結合されたホイルハウスと、上記フロアパネルの外側縁部の上面に設置されたスカッフプレートとを備えている。
また、車両の幅方向で、上記ホイルハウスとスカッフプレートとの間に位置する上記フロアパネルの部分から車室内に向かって突出し、その突出部にシートベルトの一端部が連結されるアンカが設けられている。そして、上記シートベルトはその一端部から上記ホイルハウスとスカッフプレートとの間の隙間を通して車室内に延び、車両の走行時、シートへの着座者を上記シート上に拘束可能とする。
特開2008−189281号公報
ところで、上記従来の技術では、上記フロアパネルに対するアンカの結合部は、上記隙間を通して車室側から容易に見え得る状態にある。そして、上記結合部が見えることによって、車室の見栄えが低下するという問題点がある。
そこで、上記隙間をガーニッシュで覆うことにより車室の見栄えを向上させることが考えられる。しかし、単に、このようにすると、車室構造の部品点数が多くなって、その構成が複雑になるという不都合を生じる。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、車室下部パネルに対するアンカの結合部が車室内から容易には見えないようにして、車室の見栄えを向上させると共に、この車室の見栄えの向上が簡単な構成で達成されるようにすることである。
請求項1の発明は、車室3の下部を形成する車室下部パネル42と、この車室下部パネル42の外側縁部から上記車室3内に向かって突出し、その突出部44にシートベルト34の一端部が連結されるアンカ31と、上記車室下部パネル42の外側縁部を覆い、上記アンカ31の突出部44を貫通させる開口46が形成されたトリム47と、上記車室下部パネル42の上面に、そのほぼ全体にわたり敷設されるカーペット51とを備えた車両における車室構造において、
上記車室下部パネル42の外側縁部と上記トリム47との間に上記カーペット51の一部分51aを介設し、このカーペット51の一部分51aに上記アンカ31の突出部44を貫通させる貫通口52を形成したことを特徴とする車両における車室構造である。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号や図面番号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、車室の下部を形成する車室下部パネルと、この車室下部パネルの外側縁部から上記車室内に向かって突出し、その突出部にシートベルトの一端部が連結されるアンカと、上記車室下部パネルの外側縁部を覆い、上記アンカの突出部を貫通させる開口が形成されたトリムと、上記車室下部パネルの上面に、そのほぼ全体にわたり敷設されるカーペットとを備えた車両における車室構造において、
上記車室下部パネルの外側縁部と上記トリムとの間に上記カーペットの一部分を介設し、このカーペットの一部分に上記アンカの突出部を貫通させる貫通口を形成している。
このため、上記車室下部パネルに対するシートベルト用アンカの結合部が車室内から容易に見えることは、上記カーペットの一部分によって防止される。よって、この車室の見栄えが向上する。
また、上記したアンカの結合部が車室内から容易に見えないようにすることは、車室下部パネルの上面に敷設されるカーペットの一部分を利用したものであることから、部品点数の増加が抑制される。よって、上記車室の見栄えの向上は簡単な構成で達成される。
本発明の車両における車室構造に関し、車室下部パネルに対するアンカの結合部が車室内から容易には見えないようにして、車室の見栄えを向上させると共に、この車室の見栄えの向上が簡単な構成で達成されるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための最良の形態は、次の如くである。
即ち、車両における車室構造は、車室の下部を形成する車室下部パネルと、この車室下部パネルの外側縁部から上記車室内に向かって突出し、その突出部にシートベルトの一端部が連結されるアンカと、上記車室下部パネルの外側縁部を覆い、上記アンカの突出部を貫通させる開口が形成されたトリムと、上記車室下部パネルの上面に、そのほぼ全体にわたり敷設されるカーペットとを備える。
上記車室下部パネルの外側縁部と上記トリムとの間に上記カーペットの一部分が介設され、このカーペットの一部分に上記アンカの突出部を貫通させる貫通口が形成されている。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例1を添付の図1〜3に従って説明する。
図2において、符号1は自動車で例示される車両であり、矢印Frは、この車両1の進行方向の前方を示している。
上記車両1の車体2の内部が車室3とされる。上記車体2は、車室3の下面を形成する板金製のフロアパネル4と、側面を形成する板金製の側壁5と、上面を形成する天井板6とを備えている。また、上記側壁5は、車両1の幅方向で対面して互いに結合されるアウタ、インナパネル8,9を備えている。
上記側壁5には、車室3の内外を連通させる前、後ドア開口11,12が形成され、これら各ドア開口11,12をそれぞれ開閉可能に閉じる前、後サイドドア13,14が設けられている。その他、16はフロントウィンド、17はリヤウィンドである。
上記側壁5に沿って車室3の前部から後部に向かい上記フロアパネル4上にフロントシート19、リヤシート20、および他のリヤシート21が順次設置されている。車両1の幅方向で、上記前ドア開口11とフロントシート19とが互いに対応し、上記後ドア開口12とリヤシート20とが互いに対応している。
上記リヤシート20は、上記フロアパネル4上に締結具23により固着されるシートレール24と、このシートレール24に前後に移動可能に支持されるシートクッション25と、このシートクッション25の後端部から上方に向かって突出するシートバック26とを備えている。
上記リヤシート20上に着座者を拘束可能とする三点式のシートベルト装置29が設けられている。このシートベルト装置29は、上記リヤシート20のシートクッション25の上記側壁5側における後側方で上記フロアパネル4の外側縁部4aに締結具30により固着されるアンカ31と、上記リヤシート20のシートバック26の上端部の側方における上記側壁5のインナパネル9に固着されるショルダアンカ32と、上記アンカ31の後方で上記側壁5のインナパネル9に支持されるELRタイプのリトラクタ33と、長手方向の一端部が上記アンカ31に連結され、他端部が上記リトラクタ33に巻き取り可能とされ、その長手方向の中途部が上記ショルダアンカ32に摺動可能に掛合されるシートベルト34とを備えている。
また、上記シートベルト装置29は、上記アンカ31からショルダアンカ32に至るシートベルト34の中途部に摺動可能に掛合されるタングプレート36と、上記リヤシート20の上記側壁5とは反対側の側方位置で上記フロアパネル4側に固着されて、上記タングプレート36を係脱可能に係止するバックル37とを備えている。
そして、上記リヤシート20上に着座者が着座した状態で、上記リトラクタ33からシートベルト34を引き出して、上記タングプレート36をバックル37に係止させ、次に、上記リトラクタ33にシートベルト34を巻き取らせれば、着座者は上記リヤシート20上に上記シートベルト34により拘束される。
上記フロントシート19と他のリヤシート21とは、上記リヤシート20と同様にシートクッションやシートバックを備え、また、これらフロントシート19や他のリヤシート21にも上記シートベルト装置29と同構成のシートベルト装置29が設けられる。
図1〜3において、上記後ドア開口12の下部開口縁部は、上記側壁5の下端縁部により形成される閉断面構造とされ、これはロッカ40といわれるものである。上記車室3の下部を形成する車室下部パネル42は、上記フロアパネル4と、上記側壁5の下端縁部を形成するインナパネル9のうち、上記フロアパネル4よりも上側の部分9aとにより構成される。
上記アンカ31は、上記車室下部パネル42の外側縁部から車室3内の上方に向かって突出するよう設けられている。具体的には、上記アンカ31は、水平に延び、上記車室下部パネル42の外側縁部の一部を構成する上記フロアパネル4の外側縁部4aの上面に前記締結具30の締結により結合される基板43と、この基板43から一体的に上方に突出する板形状の突出部44とを備え、この突出部44に上記シートベルト34の一端部が連結されている。
上記車室下部パネル42の外側縁部は、上記フロアパネル4の外側縁部4aと、上記インナパネル9の部分9aとにより構成されている。上記車室下部パネル42の外側縁部を覆い、上記アンカ31の突出部44を上方に向けて貫通させる開口46が形成された樹脂製のトリム47が設けられている。
具体的には、上記トリム47は、上記インナパネル9の部分9aを含む後ドア開口12の下部開口縁部、およびこの下部開口縁部に連なる上記フロアパネル4の外側縁部4aを一体的に覆うスカッフプレート48と、上記インナパネル9の部分9aを含む後ドア開口12の後部開口縁部、およびこの後部開口縁部に連なる上記フロアパネル4の外側縁部4aを一体的に覆うクォータパネル49とを備えている。
上記スカッフプレート48とクォータパネル49とは互いに別体とされ、上記スカッフプレート48は前記締結具23によりシートレール24と共にフロアパネル4の外側縁部4aに共締めされている。また、上記クォータパネル49はグロメット式の固着具50により上記フロアパネル4の外側縁部4aに固着されている。上記開口46は、上記スカッフプレート48とクォータパネル49との互いの対向縁部の間に形成されている。
上記フロアパネル4の上面に、この上面のほぼ全体にわたり梨地模様で示したカーペット51が敷設されている。具体的には、上記車室下部パネル42の上面であるフロアパネル4の上面のうち、その外側縁部4aを除く部分に全体的に上記カーペット51が敷設されている。
上記車室下部パネル42の外側縁部と上記トリム47との間に上記カーペット51から延設された一部分51aが介設されている。このカーペット51の一部分51aには、上記アンカ31の突出部44を上方に向かって貫通させるスリット形状の貫通口52が形成されている。
上記の場合、開口46は、そのほぼ全体がその下方から上記カーペット51の一部分51aにより閉じられている。また、上記突出部44を貫通させた貫通口52の開口面積は、上記突出部44の断面積とほぼ同じとされている。このため、上記アンカ31の基板43と締結具30とはほぼ全体がその上方から上記カーペット51の一部分51aにより覆われている。
上記構成によれば、車室下部パネル42の外側縁部と上記トリム47との間に上記カーペット51の一部分51aを介設し、このカーペット51の一部分51aに上記アンカ31の突出部44を貫通させる貫通口52を形成している。
このため、上記車室下部パネル42に対するシートベルト34用アンカ31の結合部が車室3内から容易に見えることは、上記カーペット51の一部分51aによって防止される。よって、この車室3の見栄えが向上する。
また、上記したアンカ31の結合部が車室3内から容易に見えないようにすることは、車室下部パネル42の上面であるフロアパネル4の上面に敷設されるカーペット51の一部分51aを利用したものであることから、部品点数の増加が抑制される。よって、上記車室3の見栄えの向上は簡単な構成で達成される。
なお、以上は図示の例によるが、上記リヤシート20のシートベルト装置29の具体的構成を上記フロントシート19や他のリヤシート21のシートベルト装置29に適用してもよい。また、上記スカッフプレート48とクォータパネル49とは互いに一体的に形成したものであってもよい。また、上記貫通口52は長孔形状や切り欠き形状にしてもよい。
以下の図4は、実施例2を示している。この実施例2は、前記実施例1と構成、作用効果において多くの点で共通している。そこで、これら共通するものについては、図面に共通の符号を付してその重複した説明を省略し、異なる点につき主に説明する。また、これら実施例における各部分の構成を、本発明の目的、作用効果に照らして種々組み合せてもよい。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例2を添付の図4に従って説明する。
図4において、上記アンカ31は、上記車室下部パネル42のうち、上記インナパネル9の部分9aに結合されている。
実施例1を示し、車室下部の部分斜視図である。 実施例1を示し、車両内部の全体斜視側面図である。 実施例1を示し、図1に示したものの展開図である。 実施例2を示し、図1に相当する図である。
符号の説明
1 車両
2 車体
3 車室
4 フロアパネル
4a 外側縁部
5 側壁
8 アウタパネル
9 インナパネル
9a 部分
20 リヤシート
29 シートベルト装置
30 締結具
31 アンカ
34 シートベルト
42 車室下部パネル
43 基板
44 突出部
46 開口
47 トリム
48 スカッフプレート
49 クォータパネル
51 カーペット
51a 一部分
52 貫通口

Claims (1)

  1. 車室の下部を形成する車室下部パネルと、この車室下部パネルの外側縁部から上記車室内に向かって突出し、その突出部にシートベルトの一端部が連結されるアンカと、上記車室下部パネルの外側縁部を覆い、上記アンカの突出部を貫通させる開口が形成されたトリムと、上記車室下部パネルの上面に、そのほぼ全体にわたり敷設されるカーペットとを備えた車両における車室構造において、
    上記車室下部パネルの外側縁部と上記トリムとの間に上記カーペットの一部分を介設し、このカーペットの一部分に上記アンカの突出部を貫通させる貫通口を形成したことを特徴とする車両における車室構造。
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