JP2010143515A - 逆止弁 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】逆止弁20は通路形成部材22と、弁プレート30とを有する。通路形成部材22は、流出口23aの開口周縁部のシート面26aと、該シート面26aに突設されたシート段部26bとを備えている。弁プレート30は、閉止部31と、被取付部34と、接触部36とを備えている。閉止部31が流体で押されたときに被取付部34を支点として傾くことにより流出口23aを開く。さらに、接触部36は、閉止部31の外周部の一部は、閉止部31の閉じ状態にて、シート段部26bに当たることで、閉止部31の外周部が流出口23aの開口周縁に当たる接触面積を低減する。
【選択図】図4
Description
適用例1は、通路および該通路から流体を流出する流出口を備えた通路形成部材と、弾性を有する薄板を切断および折曲することにより形成され上記流出口を開閉する弁プレートとを備えた逆止弁において、
上記通路形成部材は、上記弁プレートを取り付けるための取付部と、上記流出口の開口周縁部に形成されたシート面と、該シート面に突設されたシート段部とを備え、
上記弁プレートは、上記流出口を開閉する閉止部と、該閉止部の外周部から折曲形成され上記取付部に取り付けるための被取付部とを備え、上記閉止部が上記流体で押されたときに上記被取付部を支点として傾くことにより流出口を開くように構成され、
さらに、上記閉止部の外周部の一部は、上記閉止部の閉じ状態にて、上記シート段部に当たる接触部を有し、該接触部は、上記閉止部の外周部が上記シート面に当たる接触面積を低減するように構成したこと、を特徴とする。
適用例2に記載の逆止弁にかかる閉止部は、ほぼ円板状に形成され、上記接触部は、上記閉止部の中心に対して上記取付部と反対側に突設されている構成である。
適用例3の接触部は、上記閉止部の外周部から突設されている構成である。
適用例4は、通路および該通路から流体を流出する流出口を備えた通路形成部材と、弾性を有する薄板を切断および折曲することにより形成され上記流出口を開閉する弁プレートとを備えた逆止弁において、
上記通路形成部材は、上記弁プレートを取り付けるための取付部と、上記流出口の開口周縁部に形成されたシート面とを備え、
上記弁プレートは、上記流出口を開閉する閉止部と、該閉止部の外周部から折曲形成され上記取付部に取り付けるための被取付部と、上記閉止部の外周部の一部から流出口側へ折曲された接触部と、を備え、
上記閉止部が上記流体で押されたときに上記被取付部を支点として傾くことにより流出口を開くように構成され、さらに、上記閉止部の閉じ状態にて、上記接触部が上記シート面に当たることで、上記閉止部の外周部が上記シート面に当たる接触面積を低減するように形成したこと、を特徴とする。この構成のように、閉止部の外周部が全周で当たるのを回避するための構成として、閉止弁の外周部に接触部を突設してもよい。
図1は自動車の燃料タンクFTに燃料を供給するための給油装置FSを示す概略図である。図1に示すように、給油装置FSは、燃料タンクFTに接続され、給油ガン(図示省略)から供給される燃料を燃料タンクFTに送るものであり、燃料キャップFCにより開閉される注入口を有するフィラーネックFNと、フィラーネックFNの一端に接続され金属製または樹脂製のインレットパイプIPと、インレットパイプIPに接続されゴム製のインレットホースHと、インレットホースHの一端に接続されかつ燃料タンクFTに溶着された燃料タンク用管接続体10と、燃料タンク用管接続体10に装着された逆止弁20を備えている。インレットホースHは、燃料タンク用管接続体10に圧入されるとともにクランプCPにより締結されている。なお、フィラーネックFNには、図示しないブリーザパイプが燃料タンクFTに接続されている。上記給油装置FSの構成により、給油時に燃料キャップFCを外して、給油ガンから燃料をフィラーネックFNに注入すると、燃料は、インレットパイプIP、インレットホースH、燃料タンク用管接続体10を流れて、さらに逆止弁20を開いて燃料タンクFT内に供給される。一方、給油ストップ時では、逆止弁20は、閉弁状態にあるから、上昇したタンク内圧により燃料が押し戻されて外部へ流出するのを防止する。
以下、各部の構成について説明する。
(2)−1 燃料タンクFT
燃料タンクFTは、耐燃料透過性に優れたエチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)から形成されたバリア層と、ポリエチレン(PE)で形成された外層とを含む複数の樹脂層から形成されている。燃料タンクFTの側壁の上部には、タンク開口FTaが形成されており、このタンク開口FTaを囲むように燃料タンク用管接続体10が溶着されている。
図2は燃料タンクFTの燃料タンク用管接続体10および逆止弁20を拡大した断面図である。燃料タンク用管接続体10は、通路形成部12と、接続用溶着部14とを備え、これらを2色成形により一体に形成している。通路形成部12は、インレットホースHに接続される通路を形成する通路部12aを備えている。通路部12aの一端は、該通路部12aの外周端から拡張されることでインレットホースH(図1)を抜止するための抜止拡張部12bになっている。通路部12aの他端には、フランジ12cが形成されている。フランジ12cの一方の面は、接続用溶着部14に内壁に溶着される面になっており、その他面は、逆止弁20の一端を溶着するための溶着部12dになっている。通路形成部12は、例えば、ナイロン−12などのポリアミド(PA)から形成されている。接続用溶着部14は、外筒部14aと、外筒部14aの一端外周から拡張されたフランジ14bと、フランジ14bの一端面に環状に突設された溶着端14cとを備えている。接続用溶着部14は燃料タンクFTに熱溶着可能である変性ポリエチレンから形成されている。変性ポリエチレンは、ポリエチレン(PE)に極性官能基、例えばマレイン酸変性された官能基を付加した樹脂材料であり、PAと射出成型時の熱により反応接着する材料である。よって、接続用溶着部14は、2色成形により通路形成部12と反応接着により溶着一体化している。
逆止弁20は、筒状の通路形成部材22と、この通路形成部材22の一端に装着されかつ流出口23aを開閉する弁プレート30とを備えている。通路形成部材22は、通路形成部12と同じPAから形成された筒形状であり、その内部にインレットホースHに接続される通路22aを有し、そのインレットホースH側が流入口23bになっている。通路形成部材22の流入口23bの端部には、フランジ25を有し、通路形成部12の溶着部12dに溶着により一体になって流路を形成している。
次に、逆止弁20の動作について説明する。図9に示すように、給油時に、通路形成部材22の流入口23bから入った燃料は、通路22aを通って流出口23aに達し、弁プレート30の閉止部31を押す。弁プレート30は、被取付部34で通路形成部材22の取付部27に取り付けられているから、被取付部34を支点として開弁する。すなわち、燃料により閉止部31が押されると、閉止部31は、連結部33,33を中心にアーム部32,32に対して傾斜して、流出口23aとの間に流路を形成し、燃料が流出する。そして、閉止部31を押す燃料の力が、閉止部31に加わっている閉弁方向の力を下回ると、閉止部31が閉じる。
(3)−1 燃料タンクに燃料が満タン付近まで満たされ、通路形成部材内に燃料が溜まっている状態にあるとする。こうした状態において、車両が急発進したり、段差路を走行して、通路形成部材22内の燃料が揺動して、弁プレート30を押して開閉したときに、図5に示すように、閉止部31と一体形成された接触部36がシート段部26bに当たる。接触部36がシート段部26bに当たると、接触部36を除いた閉止部31の外周部と流出口23aの開口周縁部とが衝突する面積が減少するとともに、閉止部31とシート面26aとの間に僅かに隙間を生じる。このため、衝突する面積の減少および隙間により、閉止部31の開閉に伴う衝突音が低減するとともに、通路形成部材22の通路22aの共鳴がなくなり、乗員に耳障りな異音をなくせる。なお、逆止弁は、給油時における燃料の吹き返しを防止することを主目的としているから、閉止部31とシート面26aとの間に高いシール性を必要としない。
この発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
12…通路形成部
12a…通路部
12b…抜止拡張部
12c…フランジ
12d…溶着部
14…接続用溶着部
14a…外筒部
14b…フランジ
14c…溶着端
20…逆止弁
20B…逆止弁
20C…逆止弁
22…通路形成部材
22B…通路形成部材
22a…通路
23a…流出口
23b…流入口
25…フランジ
26a…シート面
26Ba…シート面
26Ca…シート面
26b…シート段部
26Bb…シート段部
26Bc…シート保護段部
26Cc…シート保護段部
27…取付部
27a…側壁部
27b…立壁
27c…押さえ部
27d…ブリッジ部
28…取付溝
28a…挿入口
28b…傾斜面
28c…係合部
30…弁プレート
30B…弁プレート
30C…弁プレート
31…閉止部
31B…閉止部
31C…閉止部
32…アーム部
33…連結部
34…被取付部
34a…本体板
34b…抜止部
34c…弾性片
36…接触部
36B…接触部
36C…接触部
36Ca…脚部
CP…クランプ
FC…燃料キャップ
FN…フィラーネック
FS…給油装置
FT…燃料タンク
FTa…タンク開口
H…インレットホース
IP…インレットパイプ
Claims (4)
- 通路(22a)および該通路(22a)から流体を流出する流出口(23a)を備えた通路形成部材(22)と、弾性を有する薄板を切断および折曲することにより形成され上記流出口(23a)を開閉する弁プレート(30)とを備えた逆止弁において、
上記通路形成部材(22)は、上記弁プレート(30)を取り付けるための取付部(27)と、上記流出口(23a)の開口周縁部に形成されたシート面(26a)と、該シート面(26a)に突設されたシート段部(26b)とを備え、
上記弁プレート(30)は、上記流出口(23a)を開閉する閉止部(31)と、該閉止部(31)の外周部から折曲形成され上記取付部(27)に取り付けるための被取付部(34)とを備え、上記閉止部(31)が上記流体で押されたときに上記被取付部(34)を支点として傾くことにより流出口(23a)を開くように構成され、
さらに、上記閉止部(31)の外周部の一部は、上記閉止部(31)の閉じ状態にて、上記シート段部(26b)に当たる接触部(36)を有し、該接触部(36)は、上記閉止部(31)の外周部が上記シート面(26a)に当たる接触面積を低減するように構成したこと、を特徴とする逆止弁。 - 請求項1に記載の逆止弁において、
上記閉止部(31)は、ほぼ円板状に形成され、
上記接触部(36)は、上記閉止部(31)の中心に対して上記取付部(27)と反対側に突設されている逆止弁。 - 請求項1または請求項2に記載の逆止弁において、
上記接触部(36)は、上記閉止部(31)の外周部から突設されている逆止弁。 - 通路および該通路から流体を流出する流出口を備えた通路形成部材と、弾性を有する薄板を切断および折曲することにより形成され上記流出口を開閉する弁プレートとを備えた逆止弁において、
上記通路形成部材は、上記弁プレート(30C)を取り付けるための取付部と、上記流出口の開口周縁部に形成されたシート面(26Ca)とを備え、
上記弁プレート(30C)は、上記流出口を開閉する閉止部(31C)と、該閉止部(31C)の外周部から折曲形成され上記取付部に取り付けるための被取付部と、上記閉止部(31C)の外周部の一部から流出口側へ折曲された接触部(36C)と、を備え、
上記閉止部(31C)が上記流体で押されたときに上記被取付部を支点として傾くことにより流出口を開くように構成され、さらに、上記閉止部(31C)の閉じ状態にて、上記接触部(36C)が上記シート面(26Ca)に当たることで、上記閉止部(31C)の外周部が上記シート面(26Ca)に当たる接触面積を低減するように形成したこと、を特徴とする逆止弁。
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