JP2010143537A - 車両用カウルルーバの取付け構造 - Google Patents

車両用カウルルーバの取付け構造 Download PDF

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Masatoshi Shimizu
正俊 清水
Akira Iwaishi
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Abstract

【課題】カウル本体に一体に形成され、クリップを介して車体構造部材に取り付けられる取付け座とを備えた車両用カウルルーバの取付け構造であって、取付け座の強度,剛性を確保しつつ、衝撃力吸収機能を高めることができる車両用カウルルーバの取付け構造を提供する。
【解決手段】取付け座5bは、車幅方向側方に開口するよう切り欠き形成されたクリップ装着孔5mと、カウル本体5aに続いて車体構造部材側に突出し、取付け座の外縁部に一体に接続形成された支持壁とを有し、取付け座5bの、クリップ装着孔5mにより分割された前側部(一側部)5rと後側部(他側部)5sとは、外力に対する強度が異なる値に設定されている。
【選択図】図8

Description

本発明は、フードとフロントガラスとの間を覆うように配設された車両用カウルルーバの取付け構造に関する。
この種のカウルルーバの取付け構造として、例えば、特許文献1には、カウルルーバの取付け強度,剛性を高めるとともに、カウルルーバの前後方向の抜けを防止するために、該カウルルーバの取付け座に、車幅方向外側方に開口するクリップ差込み孔を形成し、前記取付け座の差込み孔を除く外周部に縦壁部を一体に接続形成した構造のものが記載されている。
特開2005−67372号公報
ところで、前記従来のカウルルーバ取付け構造では、例えばカウルルーバに被衝突物の落下により衝撃荷重が加わると、強度,剛性の高い取付け座が車体構造部材に底付きして荷重を十分に吸収することができず、衝撃力の吸収機能が低いという懸念がある。
本発明は、前記従来の状況に鑑みてなされたもので、取付け座の強度,剛性を確保しつつ、衝撃力吸収機能を高めることができる車両用カウルルーバの取付け構造を提供することを課題としている。
本発明は、フードとフロントガラスとの間を覆うように配設された車幅方向に延びるカウル本体と、該カウル本体に一体に形成され、クリップを介して車体構造部材に取り付けられる取付け座とを備えた車両用カウルルーバの取付け構造であって、前記取付け座は、車幅方向側方に開口するよう切り欠き形成されたクリップ装着孔と、前記カウル本体に続いて前記車体構造部材側に突出し、前記取付け座の外縁部に一体に接続形成された支持壁とを有し、前記取付け座の、前記クリップ装着孔により分割された一側部と他側部とは、外力に対する強度が異なる値に設定されていることを特徴としている。
本発明に係るカウルルーバの取付け構造によれば、取付け座に、車幅方向側方に開口するクリップ装着孔を切り欠き形成し、該取付け座のクリップ装着孔により分割された一側部と他側部との外力に対する強度を異なる値に設定したので、例えば被衝突物の落下によりカウルルーバに衝突荷重が加わると、前記取付け座の一側部又は他側部のうち強度の小さい側が破断し、車体構造部材から離脱することとなり、衝撃力の吸収機能を高めることができる。
また本発明では、前記取付け座を、該取付け座の外縁部に形成された支持壁によりカウル本体に一体に接続したので、取付け座の必要な強度,剛性を確保することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図8は、本発明の一実施形態による車両用カウルルーバの取付け構造を説明するための図であり、図1はカウルルーバの斜視図、図2はカウルルーバの平面図、図3,図4はカウルルーバの断面図(図2のIII-III線断面図,IV-IV線断面図)、図5(a),(b)はカウルルーバの取付け座の正面図,側面図、図6は下方から見た取付け座の斜視図、図7は前方斜め下方から見た取付け座の斜視図、図8(a)は取付け座の断面図(図2のVIIIa-VIIIa線断面図)、図8(b)は取付け座の断面平面図(図8(a)のb-b線断面図)である。
図において、1は自動車のエンジン室Aと車室Bとを画成するカウルパネルを示している。該カウルパネル1は、車幅方向に延びて左,右のカウルサイド部材(不図示)に結合されており、上方に開口する横断面大略ハット形状のインナパネル1aと、該インナパネル1aの後縁部に結合されたアウタパネル1bとを有する。
前記カウルパネル1の前側には、前記エンジン室Aを開閉するフード2が配設されている。このフード2は、意匠面を有するフードアウタ2aとフードインナ2bとを中空状をなすように外縁部2c同士を結合した構造を有する。
前記カウルパネル1の後側には、前記車室Bを形成するフロントガラス3が配設されている。該フロントガラス3の下縁部3aは、前記アウタパネル1bに取り付けられている。また前記インナパネル1a内にはフロントガラス3に付着した雨水を払拭するワイパユニット(不図示)が取り付けられている。
前記カウルパネル1には、カウルルーバ5が配設されている。該カウルルーバは、樹脂製のものからなり、前記フード2とフロントガラス3との間を覆うように配設された車幅方向に延びるカウル本体5aと、該カウル本体5aの下面に一体に形成され、車体構造部材である前記カウルパネル1に取り付けられる複数の取付け座5bとを備えている。
前記カウル本体5aは、カウルパネル1の開口を上方から覆う上壁部5cと、該上壁部5cの前縁から下方に延びる縦壁部5dと、該縦壁部5dの下縁から前方に延びる底壁部5eと、該底壁部5eの前縁から上方に延びる前壁部5fと、該前壁部5fの上縁から前方に延びるフランジ部5gとを有する。
前記上壁部5cは、前記フロントガラス3の下縁部3aを覆うように延びており、前記上壁部5cの後縁部5c′には、該後縁部5c′とでフロントガラス3の下縁部3aを把持する把持部5hが車幅方向に所定間隔をあけて形成されている(図3参照)。また前記上壁部5c及び縦壁部5dには、走行風を車室B内に導入する外気導入口5jが形成されている。
前記縦壁部5d,底壁部5e及び前壁部5fにより、前記フード2とカウルルーバ5との間に進入した雨水や洗浄水を車外に排出する排水溝5iが形成されている。
また前記フランジ部5gには、前記フード2に圧接して該フード2とカウルルーバ5との間をシールするシール部材7が装着されている。
前記カウル本体5aの車幅方向左,右端部には、複数の取付けフランジ部5kが形成されている。該左,右の各取付けフランジ5kは、前述のカウルサイド部材に締結固定されている。
また前記カウル本体5aの底壁部5eは、エプトシーラ8介して前記インナパネル1aの前フランジ1cに固定されている。
前記取付け座5bは、前記カウル本体5aの底壁部5eに車幅方向に所定の間隔をあけて4つ形成されている。この各取付け座5bは、クリップ10を介して前記カウルパネル1の前フランジ1cに取り付けられており、詳細には、以下の構造を有する。
前記クリップ10は、前記取付け座5bに係合して該取付け座5bを挟持する挟持部10aと、前記前フランジ1cに形成された取付け孔1dに弾性変性して挿入固定されるクリップ本体10bとを有する。
前記各取付け座5bは、車幅方向側方に向かって開口するよう切り欠き形成されたクリップ装着孔5mと、前記カウル本体5aの底壁部5eに続いて前記カウルパネル1の前フランジ1cに対向するよう下方に突出し、前記取付け座5bのクリップ装着孔5mを除く各外縁部に一体に接続形成された支持壁5nとを有する。
前記各取付け座5bのうち、車幅方向外側に位置する左,右の取付け座5bのクリップ装着孔5mは内方に向かって開口しており、内側に位置する左,右の取付け座5bのクリップ装着孔5mは外方に向かって開口している(図2参照)。
前記クリップ装着孔5mは、前記クリップ10が装着固定される円形の差込み孔5pと、該差込み孔5pに続いて開口方向に大略V字形状なすよう拡開し、前記クリップ10を差込み孔5pに案内するガイド溝5qとを有する。
そして前記各取付け座5bは、クリップ装着孔5mにより前側部(一側部)5rと後側部(他側部)5sとに分割されており、該分割された前側部5rと後側部5sとは、外力に対する強度が異なる値に設定されている。
本実施形態では、前側部5rの強度が後側部5sの強度より小さくなっており、詳細には、以下の構造により強度差が設定されている。
前記各取付け座5bの前側部5rの支持壁5nは、これの大部分を切り欠くことにより形成された開口5tを有する。これにより前側部5rは、ガイド溝5qの開口端部が薄肉の支持壁5n′により支持されている。
また前記各取付け座5bのクリップ装着孔5mは、該装着孔5mの中心線aが、該取付け座5bの前後方向中央を通る車幅方向の中心線bに対してPだけ前側にオフセットさせた位置に形成されている。これにより前側部5rの前後方向寸法t1は、後側部5sの前後方向寸法t2より小さくなっている(図8(b)参照)。このようにして前側部5rの強度を後側部5sの強度より小さくしている。
本実施形態によれば、カウル本体5aに一体に形成された各取付け座5bに、車幅方向側方に開口するクリップ装着孔5mを切り欠き形成し、該取付け座5bのクリップ装着孔5mにより分割された前側部5rと後側部5sとの外力に対する強度を、前側部5rが後側部5sより小さくなるように設定したので、被衝突物の落下によりカウルルーバ5に衝突荷重が加わると、前記取付け座5bの強度の小さい前側部5rが支持壁5n′の破断により離脱することとなり、衝撃力の吸収機能を高めることができる。
一方、前側部5rに対して後側部5sは、支持壁5nにより囲まれていることから強度が高い。従って、例えば洗車時に上方から人の手押しにより荷重がカウルルーバ5に加わると、該荷重は強度の高い後側部5sが負担することとなり、カウルルーバ5が外れたり変形したりするのを防止できる。
本実施形態では、前記取付け座5bは、クリップ装着孔5mを囲むように形成された各支持壁5n,5n′によりカウル本体5aに一体に接続されているので、取付け座5bの必要な取付け強度,剛性を確保することができる。
また前記取付け座5bのクリップ装着孔5mを、車幅方向側方に向けて開口するよう形成したので、カウルルーバ5に作用する荷重より該カウルルーバ5がクリップ10から抜けるのを防止できる。即ち、クリップ装着孔を前後方向に開口させた場合には、カウルルーバ5に上方から荷重が加わると、カウル本体5aの上下方向の弾性変形に伴って縦壁部5dが前後方向に弾性変形し、クリップ10から抜けるおそれがある。本実施形態では、縦壁部5dが前後方向に弾性変形してもクリップ10から抜けることはない。
なお、前記実施形態では、取付け座5bの前側部5rの強度を後側部5sより小さくしたが、本発明は後側部の強度を前側部より小さくしてもよい。この場合にも取付け座の強度,剛性を確保しつつ、衝撃力吸収機能を高めることができる。
本発明の一実施形態による自動車のカウルルーバの斜視図である。 前記カウルルーバの平面図である。 前記カウルルーバの断面図(図2のIII-III線断面図)である。 前記カウルルーバの断面図(図2のIV-IV線断面図)である。 前記カウルルーバの取付け座の図である。 下方から見た前記取付け座の斜視図である。 斜め下方から見た前記取付け座の斜視図である。 前記取付け座の断面図である。
符号の説明
1 カウルパネル(車体構造部材)
2 フード
3 フロントガラス
5 カウルルーバ
5a カウル本体
5b 取付け座
5m クリップ装着孔
5n 支持壁
5r 前側部(一側部)
5s 後側部(他側部)
10 クリップ

Claims (1)

  1. フードとフロントガラスとの間を覆うように配設された車幅方向に延びるカウル本体と、該カウル本体に一体に形成され、クリップを介して車体構造部材に取り付けられる取付け座とを備えた車両用カウルルーバの取付け構造であって、
    前記取付け座は、車幅方向側方に開口するよう切り欠き形成されたクリップ装着孔と、前記カウル本体に続いて前記車体構造部材側に突出し、前記取付け部の外縁部に一体に接続形成された支持壁とを有し、
    前記取付け座の、前記クリップ装着孔により分割された一側部と他側部とは、外力に対する強度が異なる値に設定されていることを特徴とする車両用カウルルーバの取付け構造。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2971478A1 (fr) * 2011-02-11 2012-08-17 Peugeot Citroen Automobiles Sa Traverse inferieure de baie de pare-brise d'un vehicule automobile, et vehicule automobile la comportant
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