JP2010143876A - 植物病害防除剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ピシウム オリガンドラムの卵胞子と、防除効果増強物質としてのカルシウム塩とを含む植物病害防除剤およびその製造方法、ならびに、同植物病害防除剤を用いた植物病害防除方法。
【選択図】 なし
Description
こうした微生物のうち、ピシウム属のピシウム オリガンドラムは、アルテルナリア属菌、アスコキタ属菌、ボトリチス属菌、フザリウム属菌、オフィオストマ属菌、フォーマ属菌、フィトフトラ属菌、プラスモパラ属菌、シュードセルコスポレラ属菌、パクシニア属菌、ピシウム属菌、リゾクトニア属菌、リゾプス属菌、スクレロチニア属菌、スクレロチウム属菌、トリコデルマ属菌、Unicula属菌、バーティシリウム属菌などを含む多くの土壌伝染性病害の病原菌に寄生して、これらの増殖を抑えるとともに、植物の対病害性を高めることができるため、病害防除微生物として注目されており、これを用いた微生物農薬も開発されている(例えば、特許文献1および2)。しかしながら、従来のピシウム オリガンドラム製剤は、菌糸や卵胞子をそのまま、または水で懸濁して施用するものであったため、満足できる防除効果は得られず、しかも、施用が極めて困難であり、保存性も悪かった。したがって、さらなる製剤的改善が求められていた。
すなわち、本発明は以下に関する。
(1)ピシウム オリガンドラムの卵胞子と、防除効果増強物質としてのカルシウム塩とを含む植物病害防除剤。
(2)カルシウム塩が、炭酸カルシウム、塩化カルシウムおよび硝酸カルシウムからなる群から選択される、上記(1)の植物病害防除剤。
(3)液剤、粉剤、種子粉衣剤、粒剤、水和剤または顆粒水和剤の形態を有する、上記(1)または(2)の植物病害防除剤。
(5)顆粒水和剤の形態を有し、リグニンスルホン酸金属塩およびナフタレンスルホン酸重縮合物金属塩からなる群から選択される界面活性剤をさらに含む、上記(1)〜(3)の植物病害防除剤。
(6)植物病害が、ラルストニア属菌、シュードモナス属菌、エルビニア属菌、キサントモナス属菌、アルテルナリア属菌、アスコキタ属菌、ボトリチス属菌、フザリウム属菌、オフィオストマ属菌、フォーマ属菌、フィトフトラ属菌、プラスモパラ属菌、シュードセルコスポレラ属菌、パクシニア属菌、ピシウム属菌、リゾクトニア属菌、リゾプス属菌、スクレロチニア属菌、スクレロチウム属菌、トリコデルマ属菌、Unicula属菌、バーティシリウム属菌からなる群から選択される病原菌に起因する土壌伝染性病害である、上記(1)〜(5)の植物病害防除剤。
(8)上記(1)〜(7)の植物病害防除剤を植物体またはその栽培土壌に施用することを含む、植物病害防除方法。
(9)ピシウム オリガンドラムの卵胞子と、カルシウム塩とを混合する工程を含む、植物病害防除剤の製造方法。
(10)上記(1)〜(7)の植物病害防除剤と、脱酸素剤とを含む包装体。
(11)上記(1)〜(7)の植物病害防除剤と、脱酸素剤とを共存させる工程を含む、植物病害防除剤の保存方法。
さらに、本発明により、施用の容易な水和剤および顆粒水和剤が利用可能となるため、施用効率が高まるとともに、施用者の労力を大幅に軽減できる。また、本発明により、ピシウム オリガンドラム製剤の長期保存が可能となるため、使用者の利便性が高まる。
本発明におけるピシウム オリガンドラムは、Martin and Hancock, Phytopathology, Vol. 76, No. 11, 1986, 1221-1231に記載の手法で土壌から分離することができる。すなわち、土壌2gと10mlの蒸留水とをVortexで15秒間混合し、10分間静置した後さらに60秒間混合し、この0.2mlを、水1l中に、コーンミール寒天17g、Tween 20 0.1%、ペニシリンG 100μg/ml、塩酸バンコマイシン200μg/ml、ローズベンガル50μg/ml、ピマリシン20μg/mlおよびベノミル20μg/mlを含む分離培地に塗布して、30℃で48〜72時間培養する。ピシウム オリガンドラムのコロニーは、中心から放射状に伸びる規則的に分枝した菌糸を有し、コロニーの中心には、周囲を濃縮されたローズベンガルの赤色の領域で囲まれた、色素のない領域が認められる。
まず、分離されたピシウム オリガンドラム菌株を培養し、卵胞子を形成させる。培養には、糸状菌の培養に適した方法であれば特に限定されないが、例えば、固形培地での培養、液体培地での静置培養、振盪培養、通気攪拌培養などの培養法を用いることができる。培養に用いる培地も、糸状菌の生育および卵胞子の形成に適したものであれば特に限定されないが、例えば、コーンミール寒天培地、ポテトデキストロース寒天培地、野菜ジュースをベースにした培地(例えば、実施例1に記載のV8液体培地)などを利用することができる。培養期間は、培養方法にもよるが、液体静置培養では2週間以上とするのが、卵胞子の有効な発芽のために好ましい。培養温度は、典型的には20〜40℃、特に25〜30℃とすることができる。
製剤に含まれるカルシウム塩は、単離されたものであっても、他の物質との混合物であってもよい。例えば、本発明の製剤は、炭酸カルシウムの供給源として、同カルシウム塩を主成分とする天然成分のドロマイトを含んでもよい。
液剤は、例えば、水などの媒体で希釈した、または、希釈しない上記の卵胞子懸濁液にカルシウム塩を添加することで得ることができる。液剤は、既知の液剤用助剤、例えば、pH調整剤、消泡剤、比重調整剤、懸濁化剤、界面活性剤、増粘剤、展着剤、着色剤、溶解共力剤、安定化剤(防腐剤、乾燥剤、凍結防止剤、固結防止剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤)などをさらに含んでいてもよい。
顆粒水和剤は、上記のほか、クレー類、タルク類、珪藻土類、ゼオライト、ベントナイト、ホワイトカーボン、アタパルジャイト、酸性白土、珪石クレーなどの鉱物性粉末、大豆粉、小麦粉等の植物性粉末、デンプン、グルコースなどの糖粉末、塩化カリウム、クエン酸ナトリウムなどの有機または無機酸塩、クエン酸、コハク酸などの有機酸類、硫黄粉末、尿素粉末などの増量剤、酸化チタンなどの懸濁分散助剤、セルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、デンプン、デキストリン、アルギン酸ナトリウムなどの糖質系結合剤、ゼラチン、カゼインなどのタンパク質系の結合剤、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドンなどの合成物質系の結合剤、安定化剤(防腐剤、乾燥剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤)をさらに含んでもよい。
本発明の顆粒水和剤は、任意の顆粒製造方法で製造することができるが、例えば、限定されずに、卵胞子懸濁液に珪藻土を入れて脱水し、これに製剤となる成分を添加して混合、成型および乾燥することにより得ることができる。
本包装体における植物病害防除剤の剤形は特に限定されず、液剤、粉剤、種子粉衣剤、粒剤、水和剤、顆粒水和剤などの種々のものを含み得る。好ましい剤形としては、限定されずに、固形、半固形剤形などの非液状剤形、特に、粉剤、種子粉衣剤、粒剤、水和剤、顆粒水和剤などの固形剤形が挙げられる。
本発明において、脱酸素剤(酸素吸収剤)としては、酸素吸収能を有する任意の物質を用いることができ、限定することなく、例えば、鉄粉(酸化第一鉄、酸化第二鉄、水酸化鉄などを含む)および銅粉などの金属粉、亜硫酸塩(亜硫酸ナトリウムなど)、亜硫酸水素塩(亜硫酸水素ナトリウムなど)、亜二チオン酸塩(亜二チオン酸ナトリウムなど)、第一鉄塩(硫酸第一鉄など)、ヒドロキノン(アントラヒドロキノンなど)、カテコール(ピロカテキンなど)、レダクトン(アスコルビン酸、アスコルビン酸塩(アスコルビン酸ナトリウムなど)、イソアスコルビン酸、イソアスコルビン酸塩(イソアスコルビン酸ナトリウムなど)、没食子酸など)、MXD6ナイロン、エチレン性不飽和炭化水素もしくはシクロヘキセン基含有ポリマーと遷移金属触媒との混合物などが挙げられる。
本発明においては、脱酸素剤の成分が、植物病害防除剤に移行しないことが好ましい。
本方法は、上記共存させる工程と同時またはその後に、容器を閉鎖する工程をさらに有してもよい。この工程において、閉鎖は好ましくは気密的に行われる。
直径15cmのポリ鉢に300gの野菜用培土を詰め、この上に病土200gをさらに詰めた。病土は、カブ苗立枯病菌(Rizoctonia solani 菌糸融合第4群、培養型IIIA)を25℃にて7日間、ポテトシュクロース寒天培地で培養した菌叢を適当量芝用目土に混合して作製した。
ピシウム オリガンドラム(Pythium oligandrum、以下POとする)MMR2株の卵胞子液は、V8液体培地で25℃にて3週間静置培養した菌叢を、ワーリングブレンダー(WARING社製)で菌糸を破砕して得た。このPO卵胞子液を、混和土壌中の卵胞子濃度が105個/gになるよう、蒸留水5mlまたはV8液体培地5mlで希釈し、上述の200gの病土に混和接種して、病土とPO卵胞子の混和土壌を作製した。
上述の病土とPO卵胞子の混和土壌に、カブ(品種:京小町)を約20粒播種し、パイプハウス内で栽培した。出芽後定期的に立ち枯れ苗数を21日間調査した。立ち枯れ苗はその都度抜き取った。21日後には生存苗を抜き取り、胚軸の発病を調査した。区制は3反復で行った。
胚軸の発病度は発病指数を以下のように定め、次式に従って計算した。
発病度=Σ(発病程度別苗数×発病指数)/(調査苗数×5)×100
発病指数 5:枯死
3:病斑が胚軸全周の2分の1以上のもの
1:病斑が胚軸全周の2分の1未満のもの
0:健全
防除価=(1−(処理区の発病度/無処理区の発病度))×100
V8液体培地に寒天を1.8%入れ121℃で20分間蒸気滅菌した。この寒天培地(以下V8寒天培地とする)を直径9cmのプラスチックシャーレに分注し、これにPO(MMR2株)を植菌し30℃で2日間前培養を行った。このPOが生育したプレート5枚から寒天ごと菌体を無菌的に回収し、滅菌水200mlを加えホモジナイザー((株)日本精機製作所製)で破砕し静置培養の種菌とした。121℃で20分間蒸気滅菌して調製した、3%人参濃縮ジュース(ふらの農業共同組合製)培地に種菌を培地あたり3%量接種した。静置培養は30℃で4週間行った。培養後の菌体はざるで漉しとり、圧力をかけながら脱水し、湿潤菌体および卵胞子を回収した。回収した湿潤菌体および卵胞子は湿菌体重量10gあたり50〜250mlの水を加え、ホモジナイザーで粉砕するか、PUCコロイドミルType-60/O(日本ボールバルブ株式会社製)で粉砕して卵胞子懸濁液を得た。以下の説明においてはこれを卵胞子懸濁液とする。
本発明に係る水和剤に適した界面活性剤を選抜するため、各種界面活性剤のPOの菌糸伸長に対する影響を調査した。調査方法は次の通り。PO(MMR2株)をコーンミール寒天培地(DIFCO社製)で2日間前培養し、その菌糸先端部を直径6mmのコルクボーラでくり抜き、界面活性剤を所定量入れたポテトデキストロース寒天培地(DIFCO社製)上に置床し、25℃で2日間培養後の菌糸直径を計測し、界面活性剤未添加培地の菌糸直径との比較を行った。界面活性剤の検定濃度は水和剤100gに必要とされる量がそれぞれの界面活性剤で異なるため、それを考慮して決定した。供試した界面活性剤の一覧を表2に示す。
この結果、ポリオキシエチレン化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ベタイン型活性剤、ラウリルアミノジプロピオン酸ソーダおよび高純度高分子量リグニンスルホン酸塩(Na)に関して、検定濃度100ppmにおいて無処理比80%以上の特に良好な菌糸成長が認められた。さらにこれら界面活性剤を用いて試製水和剤を作製し、水和性を検討したところ、ポリオキシエチレン化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレートおよびラウリルアミノジプロピオン酸ソーダが特に優れた水和性を示すことが判明した。以下の試験では、このうち、最も水和性に優れたポリオキシエチレンソルビタンモノオレートを用いた。
同じく、本発明に係る顆粒水和剤に適した界面活性剤を選抜するため、水和剤用界面活性剤の選抜と同様の方法でPOの菌糸伸長に対する影響を調査した。
使用した界面活性剤の詳細および結果を表4に示した。
次に本発明に係る植物病害防除剤の代表的な製剤例をあげて製剤方法を具体的に説明する。以下の説明において「%」は重量%を示す。
湿潤菌体に、湿菌体重量10gあたり50mlの水を加え、ホモジナイザーで粉砕するか、PUCコロイドミルType-60/O(日本ボールバルブ(株)製)で粉砕して卵胞子懸濁液を得た。この卵胞子懸濁液500gに珪藻土3g、炭酸カルシウム3gを加えよく攪拌後、吸引ろ過して卵胞子・珪藻土・炭酸カルシウムの混合物を得た。これを23℃で送風乾燥し、ハンマーミル粉砕機(不二パウダル(株)製)で粉砕し水和剤用卵胞子プレミックスを得た。この水和剤用卵胞子プレミックス83%、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート3%、ポリビニルアルコール0.3%、クレー13.7%を均一に混合粉砕して水和剤とした。なお、水和剤中の卵胞子数は、1.0×107個/g〜5.0×108個/gであった。
水和剤(製剤例1:PO卵胞子濃度8.3×107個/g)を20〜200倍に希釈し、乾籾の2倍容量の水和剤希釈液に長野県産イネばか苗病菌(Gibberella fujikuroi)自然感染籾(品種:コシヒカリ)と富山県産健全籾(品種:コシヒカリ)を1:3で混合した種籾を15℃で2日間浸漬後、水を交換し15℃で7日間さらに浸漬した。その後に水を切り、30℃で2日間催芽してから播種した。催芽籾6gを250gの水稲育苗用培土が入った90×140×40mmの容器に播種し、播種後にウニコナゾールP1%液を散布、ポリフィルムで覆ってパイプハウス内に2日間静置した後に、パイプハウス内で育苗管理した。区制は5反復で、播種12日後に発病苗数を調査した。防除価は次式に従って計算した。
防除価=1−(処理区の発病苗率/無処理区の発病苗率))×100
水和剤(製剤例1:PO卵胞子濃度8.3×107個/g)を20〜200倍に希釈し、乾籾の2倍容量の水和剤希釈液に富山県産の種籾(品種:コシヒカリ)を15℃で2日間浸漬後、水を交換し15℃で7日間さらに浸漬した。その後に水を切り、30℃で2日間催芽してから播種した。催芽籾6gを250gの水稲育苗用培土が入った90×140×40mmの容器に播種し、ポリフィルムで覆ってパイプハウス内に2日間静置した後に、パイプハウス内で育苗管理した。イネいもち病菌(Pyricularia oryzae)は、葉いもちが発生した苗を近くに置き自然感染させた。区制は5反復で、播種16日後に発病苗数を調査した。防除価の算出は実施例6に従って計算した。
水和剤(製剤例1:PO卵胞子濃度8.3×107個/g)を200倍に希釈し、乾籾の2倍容量の水和剤希釈液に福島県産ごま葉枯病菌(Cochliobolus miyabeanus)自然感染種籾(品種:コシヒカリ)を15℃で2日間浸漬後、水を交換し15℃で7日間さらに浸漬した。その後に水を切り、30℃で2日間催芽してから播種した。催芽籾6gを250gの水稲育苗用培土が入った90×140×40mmの容器に播種し、ポリフィルムで覆ってパイプハウス内に1〜2日間静置した後に、パイプハウス内で育苗管理した。区制は5反復で、播種16日後に葉鞘が褐変した苗を発病苗とし発病苗数を調査した。防除価は実施例6に従って計算した。
水和剤(製剤例1:PO卵胞子濃度8.3×107個/g)を200倍に希釈し、乾籾の2倍容量の水和剤希釈液にイネ苗立枯細菌病菌(Burkholderia plantarii)を減圧接種した福島県産の種籾(品種:コシヒカリ)を15℃で2日間浸漬後、水を交換し15℃で7日間さらに浸漬した。その後に水を切り、30℃で2日間催芽してから播種した。催芽籾6gを250gの水稲育苗用培土が入った90×140×40mmの容器に播種し、ポリフィルムで覆ってパイプハウス内に2日間静置した後に、パイプハウス内で育苗管理した。区制は5反復で、播種12日後に、白化、生育不良、および枯死した苗を発病苗とし苗数を調査した。防除価は実施例6に従って計算した。
水和剤(製剤例1:PO卵胞子濃度8.3×107個/g)を200倍に希釈し、乾籾の2倍容量の水和剤希釈液にイネもみ枯細菌病菌(Pseudomonas glumae)を減圧接種した富山県産の種籾(品種:コシヒカリ)を15℃で2日間浸漬後、水を交換し15℃で7日間さらに浸漬した。その後に水を切り、30℃で2日間催芽してから播種した。催芽籾6gを250gの水稲育苗用培土が入った90×140×40mmの容器に播種し、ポリフィルムで覆ってパイプハウス内に2日間静置した後に、パイプハウス内で育苗管理した。区制は6反復で、播種10日後に発病苗数を調査した。防除価は実施例6に従って計算した。
水和剤(製剤例1:PO卵胞子濃度6.4×107個/g)を200倍に希釈し、乾籾の2倍容量の水和剤希釈液に富山県産コシヒカリにイネ褐条病菌(Pseudomonas avenae)を減圧接種した種籾を15℃で2日間浸漬後、水を交換し15℃で7日間さらに浸漬した。その後に水を切り、30℃で2日間催芽してから播種した。催芽籾6gを250gの水稲育苗用培土が入った90×140×40mmの容器に播種し、ポリフィルムで覆ってパイプハウス内に2日間静置した後に、パイプハウス内で育苗管理した。区制は6反復で、播種10日後に発病状況を調査した。
発病度は発病指数を以下のように定め、次式に従って計算した。
発病度=Σ(発病程度別苗数×指数)/(調査苗数×4)×100
発病指数 4:枯死
3:第3葉以下に病徴
2:第2葉以下に病徴
1:第1葉以下に病徴
0:健全
防除価=(1−(処理区の発病度/無処理区の発病度))×100
以下の説明において「%」は重量%を示す。
最終産物量に対して5%の卵胞子懸濁液(卵胞子濃度1.0×106個/g)に、最終産物の40%のクレーを加えホモジナイザーで粉砕したのち、吸引ろ過して卵胞子およびクレーの混合物を得た。この混合物をさらに圧搾して水分を除き、さらに最終産物量の26%のクレーと、最終産物量に対して10%のリグニンスルホン酸重縮合物金属塩、2%のナフタレンスルホン酸重縮合物金属塩、14%の炭酸カルシウムおよび3%のデキストリンをニーダー(佐竹化学機械工業(株)製)で約30分混合後、押し出し造粒機(不二パウダル(株)製)で、スクリーン0.5〜0.8mm、回転数30rpmにて成型し、流動層乾燥機(不二パウダル(株)製)にて乾燥時間1時間、制御温度30℃、排気温度30℃で乾燥し顆粒水和剤(卵胞子濃度5.0×106個/g)とした。
トマト青枯病菌(Ralstonia solanacearum)を接種し多発するように調整した温室圃場にて、顆粒水和剤(製剤例2:PO卵胞子濃度5.0×106個/g)の防除効果を検定した。供試品種として穂木に「桃太郎ファイト」を、台木に「影武者」を用い、2008年5月28日に育苗土に播種し、6月10日に接ぎ木して6月18日に鉢上げし、7月14日に本圃に定植した。顆粒水和剤は鉢上げ時+定植7日前+定植14日後の3回施用した。いずれの処理も植物体あたり卵胞子数で5×106個になるように顆粒水和剤を処理した。具体的には鉢上げ時に顆粒水和剤をそのまま1株あたり1g施用し、定植7日前は、顆粒水和剤10倍希釈液を10ml株元に潅注し、定植14日後は顆粒水和剤100倍希釈液を100ml株元に潅注した。1区(1m×3m)16株、4連制で試験区を設定した。定植後2週間目から7日おきにしおれを程度別に調査し、発病度および防除価を算出した。防除価は次式により算出した。
発病度=Σ(発病程度別株数×発病指数)/(調査株数×4)×100
発病指数 4:枯死
3:株全体が青枯れ状になる
2:葉にしおれが観察される
1:茎頂のしおれが観察される
0:健全
防除価=(1−(処理区の発病度/無処理区の発病度))×100
ジャガイモ黒あざ病菌(Rizoctonia solani)の菌核の付着面積率が2〜3%である種いも(品種:男爵薯)を用いた。顆粒水和剤(製剤例2)は卵胞子濃度104個/mlに希釈調整し、これに種いもを瞬間浸漬し、2〜3週間風乾・浴光催芽を行った。対照薬剤フルトラニル40%水和剤は100倍液に種いもを瞬間浸漬し、同様に2〜3週間風乾・浴光催芽を行った。種いもは5月中旬に植えつけた。1区10.13m2(2.25m×4.5m、3畦×15株)として3反復した。施肥、培土等の栽培管理は慣行処理とし、6月中旬よりマンゼブ剤を用いて適宜疫病防除を行った。6月上旬に萌芽の調査を行った。土壌からわずかでも茎葉が出ているものを「萌芽」と判断した。また6月下旬までに萌芽せず枯死した株を「欠株」とした。6月中旬に幼茎の発病度を、7月末にいもを掘り出し、ストロンの発病度を調査した。
幼茎の発病度、およびストロンの発病度は発病指数を以下のように定め、次式に従って計算した。後述のジャガイモ黒あざ病の調査はすべて以下に従った。
また、収量調査においては、20g以上のいもを「上いも」、20g未満のいもを「くずいも」とし、個数、重量を計測した。
幼茎の発病指数 4:全ての再萌芽した芽が完全に黒変枯死している。
3:盛んに再萌芽をしており、地上部に萌芽が認められない。
2:萌芽しているが病斑が茎部を取り巻き、株の生育は劣っている。再萌芽が認められる。
1:萌芽しているが茎部にわずかに病斑が認められる。
0:健全
ストロンの発病指数 4 :発病のため全ストロンが消失、ストロンを認めない。
3:ほとんどのストロンに病斑が認められる。
2:約半数のストロンに病斑が認められる。
1:ストロンにわずかに病斑が認められる。
0:健全
種いも(品種:男爵薯)は全て健全ないもを用いた。顆粒水和剤(製剤例2)は卵胞子濃度104個/mlに希釈調整し、これに種いもを瞬間浸漬し、2〜3週間風乾・浴光催芽を行った。対照薬剤フルトラニル40%水和剤は100倍液に種いもを瞬間浸漬し、同様に2〜3週間風乾・浴光催芽を行った。種いもは5月中旬に植えつけ、ジャガイモ黒あざ病菌(Rizoctonia solani)の含菌えん麦粉砕物を種いも1個あたりに0.6g置き、覆土した。1区10.13m2(2.25m×4.5m、3畦×15株)として3反復した。施肥、培土等の栽培管理は慣行処理とし、6月中旬よりマンゼブ剤を用いて適宜疫病防除を行った。調査は実施例14に従った。
5号ポリ鉢に野菜用培土を550g詰め、トマト種子(品種:ファーストパワー)を20粒ずつ播種した。病土は、トマト根腐病菌(Pythium aphanidermatum)を、200ml容三角フラスコにベントグラス種子5g、水25mlを入れ滅菌して作製したベントグラス種子培地で、25℃にて7〜10日間培養した培養物のフラスコ1本分をミキサーで破砕し、芝用目土50gに混合して作製した。病土は一鉢あたり20gずつ表層土に混合した。播種後、顆粒水和剤(製剤例2)を40倍希釈し、3l/m2潅注した。また、10倍希釈液に1時間浸漬した種子を播種した区も設けた。区制は3反復とし、調査は播種後1ヵ月後に植物体を抜き取り、水洗し、胚軸と種子根の結合部位の発病を調査した。
発病度=Σ(発病程度別株数×発病指数)/(調査株数×4)×100
発病指数 4:枯死または出芽前立枯れ株
3:病斑が全周を取り巻き、生育不良株、または胚軸は健全でも種子根が発病し腐敗、切断され、生育不良な株
2:黒褐変が数mmと小さいか、または胚軸の半分以下の小さい株
1:僅かに黄褐変している株
0:健全
防除価=(1−(処理区の発病度/無処理区の発病度))×100
以下の説明において「%」は重量%を示す。
湿潤菌体に、湿菌体重量10gあたり50mlの水を加え、ホモジナイザーで粉砕して得た卵胞子懸濁液400gに、珪藻土400g、水1.5lを加えよく攪拌後、吸引ろ過して卵胞子および珪藻土の混合物を得た。これを23℃で送風乾燥し、ハンマーミル粉砕機で粉砕して粉剤用卵胞子プレミックスを得た。この粉剤用卵胞子プレミックス2.3%と、珪藻土97.3%および炭酸カルシウム0.4%とを均一に混合粉砕して粉剤とした。
なお、得られた粉剤における卵胞子濃度は、1.0×105個/g〜9.9×105個/gであった。
トマト青枯病(原因菌:Ralstonia solanacearum)が例年多発する新潟県新潟市のトマトハウス圃場にて、粉剤(製剤例3:PO卵胞子濃度1×105個/g)の防除効果を検定した。供試品種として穂木に「桃太郎ファイト」を、台木に「ビーバリア」を用い、2007年5月25日に育苗土に播種し、6月14日に鉢上げし、6月23日に接ぎ木して、7月13日に本圃に定植した。粉剤は鉢上げ時に、植物体あたり卵胞子数で2×106個(粉剤20g/株)施用した。1区16株、11連制で試験区を設定した。9月14日と10月2日に青枯病の発病度および発病株率を調査した。発病度および防除価は実施例13に従った。
以下の説明において「%」は重量%を示す。
湿潤菌体に、湿菌体重量10gあたり50mlの水を加え、ホモジナイザーで粉砕した卵胞子懸濁液500gに、珪藻土3g、炭酸カルシウム3gを加えよく攪拌後、吸引ろ過して卵胞子および珪藻土の混合物を得た。これを23℃で送風乾燥し、小型粉砕機で粉砕して種子粉衣用卵胞子プレミックスを得た。この種子粉衣剤用卵胞子プレミックス60%、ポリビニルアルコール2%、炭酸カルシウム32%、酸化チタン5%、流動パラフィン1%を均一に混合粉砕して種子粉衣剤とした。
なお、得られた種子粉衣剤における卵胞子濃度は、1.0×107個/g〜9.9×107個/gであった。
33×24×6cmの容器に70℃で3日間殺菌した園芸用培土を深さ4cmになるように詰め、種子粉衣剤(製剤例4:PO卵胞子濃度2.6×107個/g)を種子粉衣したアズキ(品種:きたほたる)を50粒ずつ播種した。ピシウム苗立枯病菌(Pythium spinosum)をポテトデキストロース平板培地で20℃にて1週間培養後、この平板2枚を粉砕し、園芸用培土5lに混和して汚染土壌とし、これを覆土に用いた。覆土は深さ2cmとなるように詰め、鎮圧して適宜灌水し、20℃で10日間栽培して発病個体率を調査した。区制は3反復とした。
種子粉衣剤(製剤例4:PO卵胞子濃度2.6×107個/g)をインゲン(品種:サリーナ)種子に付着させた。1粒あたり約3.2mg付着した。また対照として水和剤(製剤例1:PO卵胞子濃度4.2×107個/g)も種子に付着させた。1粒あたり約1.6mg付着した。育苗用培土200gを直径9cmポリ容器に詰め、これに1粒ずつ播種した。病土はインゲンマメ苗立枯病菌(Pythium myriotylum)を、200ml容三角フラスコにベントグラス種子5g、水25mlを入れ滅菌して作製したベントグラス種子培地で、25℃にて12日間培養した培養物のフラスコ9本分、およびV8寒天培地で25℃にて12日間培養した菌叢のシャーレ20枚分をミキサーで破砕し、芝用目土1.8kgに混合し作製した。
発病度=Σ(発病程度別苗数×発病指数)/(調査苗数×5)×100
発病指数 5:枯死
4:評価なし
3:病斑の幅が胚軸の円周の3分の2以上のもの
2:病斑の幅が胚軸の円周の3分の1以上〜3分の2未満のもの
1:病斑の幅が胚軸の円周の3分の1以下のもの
0:健全
防除価=(1−(処理区の発病度/無処理区の発病度))×100
次に、本発明の植物病害防除剤の効力を増強するカルシウム塩、ないしカルシウム含有物質の効果確認試験の試験例をあげて具体的に説明する。
イネ苗立枯細菌病菌(Burkholderia plantarii)を減圧接種した水稲種籾(北海道産「ほしのゆめ」)を10%健全籾に混和して罹病籾を作製しこれを試験に使用した。PO水和剤(炭酸カルシウムを加えない以外は製剤例1のとおりに調製したもの:PO卵胞子濃度4.2×107個/g)100倍希釈液30mlに、罹病籾10gを23℃で3日間浸漬処理し、次に30℃で1日間催芽処理後、市販の水稲育苗用人工培土を詰めた6cm角のポリポットに3等分して播種し、市販の水稲育苗用人工培土で被覆し30℃にて3日間発芽器内で出芽させた。その後温室内で栽培した。カルシウム塩やマグネシウム塩はPO水和剤希釈液に添加した。試験は3反復で行った。
発病指数 5:枯死
4:黄白化萎凋苗で萎凋程度が80%以上
3:黄白化萎凋苗で萎凋程度が健全苗の50%〜80%未満
2:黄白化萎凋苗で萎凋程度が健全苗の50%未満
1:黄白化苗
0:健全
発病度=Σ(発病程度別苗数×指数)/(調査苗数×5)×100
防除価=(1−(処理区の発病度/無処理区の発病度))×100
また、マグネシウム塩類併用区は単剤より防除価が劣った。
一方、カルシウム塩単剤処理区では、マグネシウム塩、ドロマイトのそれぞれ単剤供試区では、防除価は低くイネ苗立枯細菌病防除には適さないと判断された。
以上より、カルシウム塩類を併用すると防除価が向上し、特に炭酸カルシウムにおいてその効果が顕著であった。以上より、カルシウム塩の併用がPO製剤の効果増強に働くことが確認された。
カルシウム塩類の共力効果が有効成分本体であるPOの生育促進であることを確認するため以下の試験をおこなった。
V8寒天培地100mlに対してカルシウム塩類を140mg添加した培地中央に、あらかじめ30℃で前培養したPOの菌糸先端部を直径7mmのコルクボーラーでくり貫き、置床した。30℃で約18時間培養し、菌糸直径を計測した。試験は3反復で行った。供試したカルシウム塩類とその結果を表19に示した。
水和剤(製剤例1:PO卵胞子濃度1.51×108個/g)または顆粒水和剤(製剤例2:PO卵胞子濃度7.23×107個/g)を気密性の高いビニール袋(旭化成ポリフレックス(株)製、飛龍)に、単独で、または脱酸素剤もしくは乾燥剤と共に入れ、ヒートシール機で封をし、25℃で最長6ヶ月間保存した。脱酸素剤はエージレスZ-PK(三菱ガス化学(株)製)を、乾燥剤はトヨタシリカゲルMP5G(豊田化工(株)製)を使用した。製剤は、保存開始から1ヶ月おきに−30℃に移し、菌糸伸長を測定する日まで保存した。
Claims (11)
- ピシウム オリガンドラムの卵胞子と、防除効果増強物質としてのカルシウム塩とを含む植物病害防除剤。
- カルシウム塩が、炭酸カルシウム、塩化カルシウムおよび硝酸カルシウムからなる群から選択される、請求項1に記載の植物病害防除剤。
- 液剤、粉剤、種子粉衣剤、粒剤、水和剤または顆粒水和剤の形態を有する、請求項1または2に記載の植物病害防除剤。
- 水和剤の形態を有し、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ベタイン型界面活性剤、ラウリルアミノプロピオン酸塩、ラウリルアミノジプロピオン酸塩、リグニンスルホン酸塩、ポリオキシアルキレン多環フェニルエーテル・サルフェート・アンモニウム塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、シリコン系界面活性剤からなる群から選択される界面活性剤をさらに含む、請求項1〜3のいずれかに記載の植物病害防除剤。
- 顆粒水和剤の形態を有し、リグニンスルホン酸金属塩およびナフタレンスルホン酸重縮合物金属塩からなる群から選択される界面活性剤をさらに含む、請求項1〜3のいずれかに記載の植物病害防除剤。
- 植物病害が、ラルストニア属菌、シュードモナス属菌、エルビニア属菌、キサントモナス属菌、アルテルナリア属菌、アスコキタ属菌、ボトリチス属菌、フザリウム属菌、オフィオストマ属菌、フォーマ属菌、フィトフトラ属菌、プラスモパラ属菌、シュードセルコスポレラ属菌、パクシニア属菌、ピシウム属菌、リゾクトニア属菌、リゾプス属菌、スクレロチニア属菌、スクレロチウム属菌、トリコデルマ属菌、Unicula属菌、バーティシリウム属菌からなる群から選択される病原菌に起因する土壌伝染性病害である、請求項1〜5のいずれかに記載の植物病害防除剤。
- 植物病害が、イネばか苗病、イネいもち病、イネごま葉枯病、イネ立枯病、イネ苗立枯細菌病、イネもみ枯細菌病、イネ褐条病、カブ苗立枯病、ジャガイモ黒あざ病、トマト青枯病、ナス青枯病、ジャガイモ青枯病、ダイコン青枯病および豆類ピシウム苗立枯病からなる群から選択される、請求項1〜5のいずれかに記載の植物病害防除剤。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の植物病害防除剤を植物体またはその栽培土壌に施用することを含む、植物病害防除方法。
- ピシウム オリガンドラムの卵胞子と、カルシウム塩とを混合する工程を含む、植物病害防除剤の製造方法。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の植物病害防除剤と、脱酸素剤とを含む包装体。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の植物病害防除剤と、脱酸素剤とを共存させる工程を含む、植物病害防除剤の保存方法。
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