JP2010176902A - 電球形照明用光源 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体に触ると火傷をする可能性がある危険な温度であることをユーザが筐体を触らずして容易に認識できる電球形照明用光源を提供する。
【解決手段】発光モジュール150と、前記発光モジュール150を点灯させる点灯ユニット130と、前記発光モジュール150及び点灯ユニット130が取り付けられた筐体101と、前記筐体101内に配置され、当該筐体101が第1の温度の場合は第1の形状であり、第1の温度よりも高い第2の温度になると第2の形状に変形する熱変形性部材173と、前記熱変形性部材173が第1の形状の場合は第1の表示形態に、前記熱変形性部材173が第2の形状に変形するとその変形に応じて第2の表示形態に変化し、変化したことが前記筐体101の外側から視認可能な状態で前記筐体101に取り付けられた温度情報表示ユニット170とを備えた電球形照明用光源100とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電球形照明用光源に関し、特に、LEDモジュール等の発光モジュールを適用し、発光モジュール等の異常発熱により筐体が高温になった場合にその旨をユーザに報知する技術に関する。
上記電球形照明用光源では、LEDモジュールや点灯ユニットから放出される熱を最適に放熱するために筐体にヒートシンクを備えているが、LEDモジュールで一部のLEDがショートして過電流が流れたり点灯ユニットが部分的に故障したりすることによって異常発熱が生じた場合は、筐体が異常な高温となることがある。そこで、例えば特許文献1に係る照明用光源では、異常発熱が生じた場合に、ヒューズなどを用いて外部電源と点灯ユニットとを電気的に遮断し、筐体が異常な高温となることを防止している。
特開2007−207508号公報
しかしながら、ヒューズが機能する直前の筐体は、異常とは言えないまでもかなり高温になっており、不用意に触ると危険である。また、ヒューズが機能した直後の筐体も、温度が下がりきっておらず、不用意に触ると危険である。しかしながら、このような危険を筐体に触ることなく異常な高温状態を認識するのは容易ではない。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたもので、筐体に触ると火傷をする可能性がある危険な温度であることをその筐体に触ることなく容易に認識できる電球形照明用光源を提供することを目的とする。
本発明に係る電球形照明用光源は、発光モジュールと、前記発光モジュールを点灯させる点灯ユニットと、前記発光モジュール及び点灯ユニットが取り付けられた筐体と、前記筐体内に配置され、当該筐体が第1の温度の場合は第1の形状であり、第1の温度よりも高い第2の温度になると第2の形状に変形する熱変形性部材と、前記熱変形性部材が第1の形状の場合は第1の表示形態に、前記熱変形性部材が第2の形状に変形するとその変形に応じて第2の表示形態に変化し、第1の表示形態から第2の表示形態に変化したことが前記筐体の外側から視認可能な状態で前記筐体に取り付けられた温度情報表示ユニットとを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、熱変形性部材が第1の形状の場合は第1の表示形態に、熱変形性部材が第2の形状に変形するとその変形に応じて第2の表示形態に変化し、変化したことが筐体の外側から視認可能な状態で筐体に取り付けられた温度情報表示ユニットを備えているため、筐体に触ると火傷をする可能性がある危険な温度であることをその筐体に触ることなく容易に認識できる。しかも、筐体の温度の変化による熱変形性部材の変形に応じて温度情報表示ユニットの表示形態を変化させる構成であり、電気的な制御に依存していないため、点灯ユニット等に電気的な異常が生じた場合であっても、筐体が触ると危険な温度であることを認識できる。さらに、単純な部材のみを用いて比較的低コストで実現可能である。
以下に本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<概略構成>
図1は、第1の実施形態に係る電球形照明用光源の構成を示す断面図である。図2は、図1におけるA−A線断面斜視図である。
図1および図2に示すように、第1の実施形態に係る電球形照明用光源(以下、単に照明用光源)100は、ケース110、ヒートシンク120、点灯ユニット130、口金140、発光モジュール150、グローブ160及び温度情報表示ユニット170を備える。
ケース110は、筒状であって、一端側には口金140(例えばE型口金)が取り付けられ、他端側にはその開口を塞ぐようにしてヒートシンク120が取り付けられている。
ヒートシンク120は、高さ寸法の短い略円柱形状であって、一方の円形面121(外側面121)から他方の円形面122(内側面122)へと貫通する開口形状が略方形の窓部123を有する。
照明用光源100の筐体101は、ケース110とヒートシンク120とで構成されており、筐体101の外表面は、ケース110の外周面111、並びに、ヒートシンク120の外側面121及び側周面124で構成されている。そして、筐体101の外側からはヒートシンク120の窓部123を介してケース110の内部(筐体101の内側)を視認することが可能である。
点灯ユニット130は、ケース110の内部に収納されており、回路基板131および各種の電子部品132から構成され、口金140を通じて供給された電力を発光モジュール150に供給する機能を有する。なお、電力供給のための配線は本発明の本質部分ではないので図示を省略している。
発光モジュール150は、接合材153を介してヒートシンク120の外側面121に搭載されており、実装基板151および発光部152から構成される。発光部152は、点灯ユニット130から電力の供給を受けて発光するものであり、具体的には、青色LEDと、青色LEDを内包するよう成形された、黄色蛍光体材料を含有するシリコーン樹脂成形体とから構成されている。
グローブ160は、発光モジュール150を覆うようにしてヒートシンク120に固定されている。
温度情報表示ユニット170は、ケース110の内部であってヒートシンク120の内側面122における窓部123近傍に配置されている。
<詳細構成>
次に、要部である温度情報表示ユニット170を中心に照明用光源100を詳細に説明する。図3は、温度情報表示ユニットを示す斜視図である。図4は、温度情報表示ユニットの表示形態の変化を説明するための図であり、図4(a)は第1の表示形態を示す図、図4(b)は第2の表示形態を示す図である。
図3に示すように、温度情報表示ユニット170は、警告部材171、枠部材172及び熱変形性部材173を備え、熱変形性部材173の変形に応じて第1の表示形態から第2の表示形態に変化することで筐体101の外表面が触ると危険な温度である旨を視覚的にユーザに警告する。
警告部材171は、略方形の板形状であって、一方の主面174が例えば赤色に塗装されており警告面となっている。
枠部材172は、警告部材171をスライド自在に保持する部材であって、警告部材171の前記一方の主面174(以下、警告面174)とは反対の主面側に警告部材171と平行に配置された板状の台座175と、当該台座175の外周縁に警告部材171の側方三方を囲むように設けられた、一対の対向する長尺レール176,177及びそれら長尺レール176,177の一端部を連結する短尺レール178とを備える。警告部材171の一対の対向する側端縁部179,180は、長尺レール176,177のレール溝181,182に嵌め込まれており、警告部材171はそれらレール溝181,182に沿ってスライドする。板状の台座175は、警告部材171側の主面183が警告部材171の警告面174とは異なる色、例えば白色となっている。
図1に示すように、温度情報表示ユニット170は、警告部材171の警告面174がヒートシンク120の内側面122に対して平行となる状態で内側面122に固定されており、警告部材171は、一対の長尺レール176,177のレール溝181,182に沿ってヒートシンク120の内側面122と平行を保ちながらスライドする。
熱変形性部材173は、「く」字形に折り曲げられた長尺板状の部材であって、その一端部184は警告部材171の短尺レール178とは反対側の側面185に固定されており、他端部186は、枠部材172の板状の台座175の警告部材171側の主面183に立設された柱状の固定部187に固定されている。
熱変形性部材173は、温度情報表示ユニット170がヒートシンク120の内側面122に取り付けられているためヒートシンク120の近傍に位置する。したがって、ヒートシンク120の熱が伝搬し易く(温度に関してヒートシンク120の影響を受け易く)、ヒートシンク120の温度が上昇すると熱変形性部材173の温度も上昇し、ヒートシンク120の温度が低下すると熱変形性部材173の温度も低下する。そして、熱変形性部材173は、例えば、NiTi系の二方向性の形状記憶合金からなるため、筐体101が第1の温度以下の場合は第1の形状に、第2の温度以上の場合は第2の形状に、その形状が可逆的に変形する。熱変形性部材173が第1の形状の場合に温度情報表示ユニット170は第1の表示形態であり、熱変形性部材173が第2の形状の場合に温度情報表示ユニット170は第2の表示形態である。
より具体的に説明すると、図4(a)に示すように、熱変形性部材173は、ヒートシンク120の側周面124が第1の温度の場合は、折れ角度が小さい第1の角度α1で、端部間距離が短い第1の距離L1の形状を有するため、熱変形性部材173の一端部184が枠部材172の固定部187に近づいており、警告部材171は固定部187に近い第1の位置に在る。警告部材171が第1の位置に在る場合、温度情報表示ユニット170は第1の表示形態であり、この状態において警告部材171の位置と2点鎖線で示す窓部123の位置とは一致しておらず、窓部123を介して筐体101の外側(ヒートシンク120の外側面121側)から警告面174を視認できない。この場合、窓部123からは板状の台座175の警告部材171側の主面183が見えるため、窓部123内は当該主面183の色である白色に見える。
一方、図4(b)に示すように、熱変形性部材173は、ヒートシンク120の側周面124が第2の温度の場合は、折れ角度が大きい第1の角度α2で、端部間距離が長い第2の距離L2の形状を有するため、熱変形性部材173の一端部184が枠部材172の固定部187から遠ざかっており、警告部材171は固定部187から遠い第2の位置に在る。警告部材171が第2の位置に在る場合、温度情報表示ユニット170は第2の表示形態であり、この状態において警告部材171の位置と2点鎖線で示す窓部123の位置とは一致しており、窓部123を介して筐体101の外側(ヒートシンク120の外側面121側)から警告面174を視認できる。この場合、窓部123内は警告面174の色である赤色に見える。
なお、図1に示すように、ヒートシンク120の発光モジュール150側はグローブ160で覆われているが、当該グローブ160は半透明または透明の材料で形成されており、警告部材171が図4(b)に示すような第2の位置に在る場合は、警告面174をグローブ160の外側から視認することができる。なお、警告面174をより視認し易くするために、グローブ160の一部(窓部123を介して警告面174が見える部分)が透明度の高い半透明或いは透明で、残りの部分が前記部分よりも透明度の低い半透明である構成としても良い。また、グローブ160を備えない構成としても良く、その場合は、窓部123を介して筐体101内に埃などが入らないように、窓部123を透明又は半透明の部材で塞いでも良い。
上記において、第1の温度とは、例えば、ユーザがヒートシンク120の側周面124を触っても安全な温度であって、例えば約85℃以下である。このようにヒートシンク120の側周面124が約85℃以下の場合(ヒートシンク120が約85℃以下の場合)、ヒートシンク120の近傍に配置された熱変形性部材173も同じく約85℃以下になるため、熱変形性部材173は約85℃以下で図4(a)に示すような第1の形状になるよう設計すれば良い。
また、第2の温度とは、例えば、ユーザがヒートシンク120の側周面124を触ると危険な温度であって、例えば第1の温度が約85℃であり形状記憶合金の立上り特性が例えば約10℃の場合は、第2の温度を例えば約95℃以上とすることが考えられる。このようにヒートシンク120の側周面124が約95℃以上の場合(ヒートシンク120が約95℃以上の場合)、ヒートシンク120の近傍に配置された熱変形性部材173も同じく約95℃以上になるため、熱変形性部材173は約95℃以上で図4(b)に示すような第2の形状になるよう設計すれば良い。
さらに、ヒートシンク120の側周面124が、第1の温度と第2の温度との間の温度である場合、すなわち上記の例であれば約85℃を超え約95℃未満の場合は、熱変形性部材173も同じく約85℃を超え約95℃未満になる。そして、熱変形性部材173は、その温度範囲の場合に、折れ角度が第1の角度α1と第2の角度α2との間の角度となり、端部間距離が第1の距離L1と第2の距離L2との間の距離となり、図4(a)に示す第1の形状と図4(b)に示す第2の形状との間の形状となる。したがって、警告部材171の位置と2点鎖線で示す窓部123の位置とは一部だけが一致した状態となり、窓部123を介して筐体101の外側(ヒートシンク120の外側面121側)から警告面174の一部だけが視認できる。この場合、窓部123からは警告面174の色である赤色と、台座175の警告部材171側の主面183の色である白色との両方の色が見える。
なお、熱変形性部材173は、温度が高くなるほど、折れ角度は大きくなり端部間距離は長くなる。したがって、ヒートシンク120の側周面124の温度が、第1の温度を超え第2の温度未満の場合は、温度が高くなるに従って警告部材171は図4(a)に示す位置から図4(b)に示す位置まで暫時移動し、窓部123内全体に対する赤色(警告面174)が占める割合が大きくなる。
以上のような照明用光源100において、発光モジュール150に過電流が流れたり、点灯ユニット130が故障したりして照明用光源100で異常発熱が生じた場合は、筐体101の外表面が異常な高温となることがある。このような場合に、照明用光源100を灯具から取り外そうとして筐体101の外表面に触ると、火傷などをするおそれがあり危険である。特に、筐体101の外表面の中でもヒートシンク120の側周面124は、ユーザが触る可能性の高い部分であり、また高温になり易い部分でもある。
しかしながら、照明用光源100は、ヒートシンク120の側周面124が触っても安全な第1の温度である場合は窓部123内が白色に見えているが、ヒートシンク120の側周面124が触ると危険な第2の温度になると窓部123内が赤色に見える構成である。すなわち、触ると危険な温度になると、グローブ160越しに見える窓部123内の色が白色から赤色に変わる構成である。したがって、窓部123内が赤色のときは筐体101の外表面が高温であり触ると危険である旨を製品説明書などで説明しておけば、ユーザは窓部123内の色を見て筐体101が触ると危険な温度であるか否かを容易に判断することができる。すなわち、ユーザは照明用光源100に触る際にグローブ160越しに赤い部分が見えていないかを確認し、見えていなければ安全であるとして筐体101に触ることができると、赤い部分が見えていればそれが見えなくなるまで筐体101に触ってはいけないと判断ができる。
なお、熱可変性部材173は、二方向性の形状記憶合金からなるため、第1の形状と第2の形状に可逆的に変形する。したがって、警告部材171も第1の位置と第2の位置とに可逆的に移動し、温度情報表示ユニット170も第1の表示形態と第2の表示形態とに可逆的に変化する。すなわち、ヒートシンク120の側周面124が第2の温度になって熱可変性部材173が第2の形状になったとしても、その後ヒートシンク120の側周面124の温度が第1の温度まで下がれば、熱可変性部材173の形状は第1の形状に戻る。したがって、警告部材171も、熱変形性部材173の変形に応じて第2の位置から第1の位置へと戻り、窓部123内も赤色から白色に戻る。このように、警告部材171が熱変形性部材173の可逆的な変形に応じて可逆的に移動するため、一度、ヒートシンク120の側周面124が第2の温度になり警告部材171が第2の位置に移動したからといって温度情報表示ユニット170の機能が損なわれるものではない。
[第2の実施形態]
<概略構成>
図5は、第2の実施形態に係る電球形照明用光源の構成を示す断面図である。図6は、図5におけるB−B線断面斜視図である。
図5および図6に示すように、第2の実施形態に係る照明用光源200は、ケース110、ヒートシンク220、点灯ユニット130、口金140、発光モジュール150、グローブ260及び複数の温度情報表示ユニット270を備える。なお、第2の実施形態に係る照明用光源200における第1の実施形態に係る照明用光源100と共通する構成部分には、第1の実施形態に係る照明用光源100と同じ符号を付してその構成部分の説明は省略する。
ヒートシンク220は、高さ寸法の短い略円柱形状であって、ヒートシンク220の外側面221の外周縁部に周方向に沿って等間隔をあけて、一方の円形面221(外側面221)から他方の円形面222(内側面221)へと貫通する開口形状が略円弧形の4つの窓部223〜226を有する。そして、ヒートシンク220の外側面221の略中心位置には発光モジュール150が搭載されている。
照明用光源200の筐体201は、ケース110とヒートシンク220とで構成されており、筐体201の外表面は、ケース110の外周面111、並びに、ヒートシンク220の外側面221及び側周面127で構成されている。そして、筐体201の外側からはヒートシンク220の窓部223〜226を介してケース110の内部(筐体201の内側)を視認することが可能である。
グローブ260は、その開口径がヒートシンク220の外側面221よりも一回り小さく、発光モジュール150を覆い、ヒートシンク220の外側面221の外周縁部を覆わないようにしてヒートシンク220に固定されている。すなわち、ヒートシンク220の窓部223〜226はグローブ260の外側に出ている。
温度情報表示ユニット270は、ケース110の内部であってヒートシンク220の内側面222における4つの窓部223〜236近傍にそれぞれ1つずつ配置されている。
<詳細構成>
次に、要部である温度情報表示ユニット270を中心に照明用光源200を詳細に説明する。図7は、温度情報表示ユニットを示す斜視図である。図8は、温度情報表示ユニットの表示形態の変化を説明するための図であり、図8(a)は第1の表示形態を示す図、図8(b)は第2の表示形態を示す図である。
図7に示すように、温度情報表示ユニット270は、警告部材271、ホルダ部材272及び熱変形性部材273を備え、熱変形性部材273の変形に応じて第1の表示形態から第2の表示形態に変化することで筐体201の外表面が触ると危険な温度である旨を視覚的にユーザに警告する。
ホルダ部材272は、板状の台座274と、当該台座274の一方の主面275に立設された回転軸276と、前記主面275に設けられた長尺方形の枠体277とを備え、回転軸276には、警告部材271が回転自在に軸支されており、前記枠体277内には、仕切り板278、コイルばね279、熱変形性部材273、及び棒状部材280が収納されている。
警告部材271は、略半円柱状であって、半円形面281がホルダ部材272の台座274と平行になり、かつ、平坦側面282が枠体277と対向するように配置されている。警告部材271の半円形面281は、色及び/又は模様の異なる2つの領域283,284を有し、例えば、一方の領域283は赤色に塗装された警告面283、他方の領域284は青色に塗装された非警告面284となっている。
仕切り板278は、枠体277には固着されておらず、枠体277の内部空間を長手方向(図7におけるXY方向)に二分しており、二分された空間のうち、警告部材271に近い方の空間にはコイルばね279が、警告部材271から遠い方の空間には熱変形性部材273がそれぞれ配置されている。コイルばね279は、仕切り板278をX方向に付勢するようにして配置されている。
熱変形性部材273は、一方向性形状記憶合金からなるコイル形状の部材であって、ヒートシンク220の側周面227が第1の温度の場合は、コイルばね279に付勢された仕切り板278に押されて収縮した第1の形状となっているが、ヒートシンク220の側周面227が第2の温度になると、その形状記憶特性によりXY方向に伸張しコイルばね279に付勢された仕切り板278をY方向に押し戻して第2の形状となる。一方、熱変形性部材273は、一方向性形状記憶合金からなるためそれ自体の特性によっては収縮することが出来ず、ヒートシンク220の側周面227が第2の温度から第1の温度になるとコイルばね279の作用により仕切り板278に押されて収縮し第2の形状となる。すなわち、コイルばね279のばね作用と熱変形性部材273の形状記憶特性とによって、仕切り板278はXY方向に可逆的に移動し、また熱変形性部材273は第1の形状と第2の形状とに可逆的に変形する。
このように、熱変形性部材273がその部材自体の機能だけでは第2の形状から第1の形状に変形できない(第1の形状と第2の形状とに可逆的に変形できない)場合であっても、他の部材(本実施の形態ではコイルばね279)と組み合わせることによって、第2の形状から第1の形状に変化できる(第1の形状と第2の形状とに可逆的に変形できる)構成とすることが可能である。なお、熱変形性部材273が二方向性形状記憶合金からなり、その両端部がそれぞれ枠体277及び仕切り板278に固着されていれば、コイルばね279が無くても可逆的な変形が可能である。
棒状部材280は、XY方向に沿い、枠体277及び仕切り板278を貫通し、コイルばね279及び熱変形性部材273のコイル内を挿通するようにして配置されている。当該棒状部材280は、枠体277には固着されていないため枠体277に対してXY方向に自在にスライドするが、仕切り板278とは一体に固着されているため、仕切り板278がXY方向に移動するとそれに伴いXY方向に移動する。
棒状部材280がY方向に移動すると、棒状部材280の警告部材271側の端部285が警告部材271の平坦側面282における回転軸276よりも棒状部材280側の領域286を押すため警告部材271はV方向に回転する。一方、棒状部材280がX方向に移動すると、警告部材271に取り付けられたねじりコイルばね287の作用によって警告部材271はW方向に回転する。ねじりコイルばね287は、そのコイル内を回転軸276が貫通し、固定端となる一端部288側が台座274の一方の主面275に立設された固定部289に固定され、自由端となる他端部290側が警告部材271の平坦側面282における回転軸276を挟んで前記領域286とは反対側の領域291の溝292内に嵌め込まれており、コイルを巻き込む方向に加重がかかった状態で取り付けられている。
図5に示すように、熱変形性部材273は、温度情報表示ユニット270がヒートシンク220の内側面222に取り付けられているためヒートシンク220の近傍に位置する。したがって、ヒートシンク220の熱が伝搬し易く、ヒートシンク220の温度が上昇すると熱変形性部材273の温度も上昇し、ヒートシンク220の温度が低下すると熱変形性部材273の温度も低下する。そして、熱変形性部材273は、例えば筐体201が第1の温度以下の場合は第1の形状に、第2の温度以上の場合は第2の形状に、その形状が可逆的に変形する。
より具体的に説明すると、図8(a)に示すように、熱変形性部材273は、ヒートシンク220の側周面227が第1の温度の場合は、収縮した第1の形状を有するため、仕切り板278は枠体277内におけるX方向側に寄っており、棒状部材280もX方向側に移動しており、警告部材271はねじりコイルばね287の作用によりW方向に付勢されて第1の位置に在る。警告部材271が第1の位置に在る場合、温度情報表示ユニット270は第1の表示形態であり、この状態において2点鎖線で示す窓部223の位置には非警告面284が在り、窓部223を介して筐体201の外側(ヒートシンク220の外側面221側)からは非警告面284を視認でき、窓部223内は非警告面284の色である青色に見える。窓部224〜226についても同様である。
一方、図8(b)に示すように、熱変形性部材273は、ヒートシンク220の側周面227が第2の温度の場合は、伸張した第2の形状を有するため、仕切り板278は枠体277内におけるY方向側に寄っており、棒状部材280もY方向側に移動しており、警告部材271は棒状部材280の端部285に押されてV方向に回転し第2の位置に在る。警告部材271が第2の位置に在る場合、温度情報表示ユニット270は第2の表示形態であり、この状態において2点鎖線で示す窓部223の位置には警告面283が在り、窓部223を介して筐体201の外側(ヒートシンク220の外側面221側)からは警告面283が視認でき、窓部223内は警告面283の色である赤色に見える。窓部224〜226についても同様である。
なお、図5及び図6に示すように、ヒートシンク220の発光モジュール150側はグローブ260で覆われていないため、当該グローブ260が不透明であっても窓部223から筐体201の内側を視認することができる。
以上のような第2の実施形態に係る照明用光源200においては、ユーザは筐体201に触る際に窓部223〜236内が青色か赤色かを確認し、青色であれば筐体201に触っても安全であると判断し、赤色であれば青色になるまで筐体201に触ってはいけないと判断できる。
なお、第2の実施形態において、第1の温度及び第2の温度の意味については、第1の実施形態と同様である。そして、ヒートシンク220の側周面227が、第1の温度と第2の温度との間の温度である場合、窓部223〜236からは非警告面284の色である青色と、警告面283の色である赤色とが見える。そして、ヒートシンク220の側周面227の温度が触ると危険な温度に近づくほど、窓部223〜236内全体に対する赤色(警告面283)が占める割合が大きくなる。
[変形例]
以上、本発明に係る照明用光源を実施の形態に基づいて具体的に説明してきたが、本発明の内容は、上記の実施の形態に限定されない。例えば、以下のような変形例が考えられる。
<温度情報表示ユニット>
第1の実施の形態では、筐体が第1の温度である場合は窓部内が白色に見え第2の温度になると赤色に変わる構成であり、第2の実施の形態では、筐体が第1の温度である場合は窓部内が青色に見え第2の温度になると赤色に変わる構成であったが、本発明はそれら組み合わせて色が変わる構成に限定されず、他の組み合わせで色が変化する構成であっても良い。さらに、色が変化するだけでなく、模様(文字、記号、絵なども含む)が変化したり、色と模様の両方が変化したりする構成であっても良い。なお、変化する色や模様は、筐体が第1の温度の場合は筐体やグローブに対して目立たない色や模様とし、第2の温度の場合は目立つ色や模様とすることが考えられる。
また、第1の実施形態では、筐体が触ると危険な温度(第2の温度)になると窓部内が目立つ色に変わる構成であったが、逆に、危険な温度になると窓部内から目立つ色が消える構成であっても良い。例えば、第1の実施形態において、台座175の警告部材171側の主面183を青色にし、警告面174を白色にすることによって、温度情報表示ユニット170が第1の表示形態の場合は筐体101の外側から窓部123を介して前記主面183の青色が見え、第2の表示形態になるとその青色の部分が警告部材171に覆われて白色に見えるようにし、窓部123内から青色が消えていると筐体101が危険な温度になっていると認識させる構成であっても良い。
また、本発明は、色や模様の変化によって筐体が危険な温度である旨を認識させる構成に限定されず、視覚的な変化によって筐体が危険な温度である旨を認識させる構成であれば良く、図9に示す変形例に係る照明用光源300のように、例えば形状の変化により筐体が危険な温度である旨を認識させる構成であっても良い。
電球形照明用光源300は、ケース310、ヒートシンク320、点灯ユニット130、口金(不図示)、発光モジュール150、および温度情報表示ユニット370を備える。ヒートシンク320は、ケース310の開口を塞ぐように当該開口内に配置されており、高さ寸法の短い円柱状のヒートシンク本体321と、ヒートシンク本体321の点灯ユニット130側の円形面に重ねられた円盤状の蓋体322とからなり、ヒートシンク本体321の点灯ユニット130側の円形面には凹入部323が設けられている。筐体301は、ケース310及びヒートシンク320からなり(筐体301の外表面は、ケース310の外周面とヒートシンク320の外側面とからなる)、それらケース310及びヒートシンク320を貫通しケース310の外側とヒートシンク320の凹入部323とを連通させる窓部302が形成されている。なお、点灯ユニット130及び発光モジュール150は、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
温度情報表示ユニット370は、第1の形状と第2の形状とに可逆的に変形するコイル状の熱変形性部材371と、当該熱変形性部材371が収納された枠体372と、熱変形性部材371の変形に応じて可逆的に移動する棒状部材373と、棒状部材373の一端部に固着され筐体301の窓部302内に遊挿された警告部材374とを備える。なお、熱変形性部材371、枠体372及び棒状部材373の構成は、第2の実施形態に係る熱変形性部材273、枠体277及び棒状部材280と略同様の構成であり、同様の機能を発揮する。
電球形照明用光源300では、ケース310の外周面の温度が第1の温度の場合は、図9(a)に示すように、二方向性形状記憶合金からなる熱変形性部材371が伸張した第1の形状であり、警告部材374は窓部302内に収まっており(筐体301の外表面から突出しておらず)筐体301の外側からは視認できない。一方、ケース310の外表面の温度が第2の温度になると、図9(b)に示すように、熱変形性部材371は収縮した第2の形状に変形し、その変形に応じて棒状部材373は警告部材374側に移動し、その移動に伴って警告部材374も同じ方向に移動する。したがって、警告部材374における棒状部材373とは反対側の端部375は、窓部302内から外に出てケース310の外表面から突出し、警告面としての前記端部375の表面が筐体301の外側から視認できるようになる。
上記構成の場合、ユーザは、筐体301の外表面から端部375が突出していれば筐体301が危険な温度になっていると判断することができる。この場合、警告部材374の前記端部375の表面を着色して、ケース310の外表面から突出した端部375を筐体301の外側から認識し易くすることが考えられる。
<熱変形性部材>
第1及び第2の実施形態に係る熱変形性部材は、ヒートシンクの側周面が第1及び第2の温度である場合にそれぞれ第1及び第2の形状に変形する構成であったが、本発明において第1及び第2の温度の対象となる部位はヒートシンクの側周面に限定されず、例えばケースの外周面やヒートシンクの外表面などの筐体の外表面を構成する部位であっても良い。さらには、筐体の外表面ではなく、筐体の内表面や表面以外の部分であっても良い。
また、熱変形性部材は、Ni−Ti系の形状記憶合金に限定されずCu−Zn−Al系やFe−Mn−Si系の形状記憶合金等であっても良く、さらに、形状記憶合金からなる部材に限定されず、筐体が第1の温度の場合に第1の形状を有し、筐体が第2の温度になると第2の形状に変形する部材であれば形状記憶樹脂やバイメタルのような形状記憶合金以外の材料で構成された部材であっても良い。
<その他>
電球形照明用光源は、必ずしも白熱電球と同じ外観形状を有する必要はなく、白熱電球代替を目的とした照明用光源であって、白熱電球用の灯具に適用できるように点灯回路と口金とを備えた照明用光源であれば良い。
発光モジュールは、LEDモジュールに限定されず、例えば半導体レーザダイオードや電界発光素子等のLED以外の固体発光素子を備えたモジュールであっても良く、さらに、一対の電極が封止され内面に蛍光体層を有し内部に水銀等が封入された発光管であっても良い。
口金は、E形(所謂エジソンタイプ)等のネジタイプの口金に限定されず、ピンタイプの口金であっても良い。
本発明は、照明一般に広く利用することができる。
第1の実施形態に係る電球形照明用光源の構成を示す断面図 図1におけるA−A線断面斜視図 温度情報表示ユニットを示す斜視図 温度情報表示ユニットの表示形態の変化を説明するための図であり、図4(a)は第1の表示形態を示す図、図4(b)は第2の表示形態を示す図 第2の実施形態に係る電球形照明用光源の構成を示す断面図 図5におけるB−B線断面斜視図 温度情報表示ユニットを示す斜視図 温度情報表示ユニットの表示形態の変化を説明するための図であり、図8(a)は第1の表示形態を示す図、図8(b)は第2の表示形態を示す図 変形例に係る電球形照明用光源の温度情報表示ユニットを説明するための図であって、図9(a)は第1の表示形態を示す図、図9(b)は第2の表示形態を示す図
100,200,300 電球形照明用光源
101,201,301 筐体
110,310 ケース
120,220,320 ヒートシンク
123,223〜226,302 窓部
130 点灯ユニット
140 口金
150 発光モジュール
170,270,370 温度情報表示ユニット
171,271,374 警告部材
173,273,371 熱変形性部材
174,283 警告面
284 非警告面

Claims (8)

  1. 発光モジュールと、
    前記発光モジュールを点灯させる点灯ユニットと、
    前記発光モジュール及び点灯ユニットが取り付けられた筐体と、
    前記筐体内に配置され、当該筐体が第1の温度の場合は第1の形状であり、第1の温度よりも高い第2の温度になると第2の形状に変形する熱変形性部材と、
    前記熱変形性部材が第1の形状の場合は第1の表示形態に、前記熱変形性部材が第2の形状に変形するとその変形に応じて第2の表示形態に変化し、第1の表示形態から第2の表示形態に変化したことが前記筐体の外側から視認可能な状態で前記筐体に取り付けられた温度情報表示ユニットと
    を備えることを特徴とする電球形照明用光源。
  2. 前記熱変形性部材は、前記筐体が第1の温度以下の場合は第1の形状に、第2の温度以上の場合は第2の形状に、その形状が可逆的に変形し、
    前記温度情報表示ユニットは、前記熱変形性部材の変形に応じて第1の表示形態と第2の表示形態とに可逆的に変化することを特徴とする請求項1に記載の電球形照明用光源。
  3. 前記熱変形性部材は、二方向性形状記憶合金からなることを特徴とする請求項2に記載の電球形照明用光源。
  4. 前記温度情報表示ユニットは、前記筐体に触ると火傷をする可能性がある危険な温度である旨を警告するための警告面を有する警告部材を備え、
    前記警告部材は、前記温度情報表示ユニットが第1の表示形態の場合は、前記筐体の外側から前記警告面を視認できない第1の位置に在り、前記温度情報表示ユニットが第2の表示形態の場合は、前記筐体の外側から前記警告面を視認できる第2の位置に移動することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電球形照明用光源。
  5. 前記警告部材は、前記警告面とは異なる色及び/又は模様が施された非警告面をさらに有し、第1の位置に在る場合は、前記筐体の外側から前記非警告面を視認できるが前記警告面を視認できず、第2の位置に在る場合は、前記筐体の外側から前記非警告面を視認できないが前記警告面を視認できることを特徴とする請求項4記載の電球形照明用光源。
  6. 前記筐体は、内部に前記点灯ユニットが収納され、一端側に口金が取り付けられ、他端側に開口を有する筒状のケースと、前記ケースの前記開口を塞ぐように配置され前記点灯ユニットと反対側に前記発光モジュールが搭載されたヒートシンクとを備え、
    前記ヒートシンクは、発光モジュール側から点灯ユニット側へと貫通する窓部を有し、
    前記警告部材は、前記ヒートシンクの点灯ユニット側に配置され、第1の位置では前記警告面が前記ヒートシンクの発光モジュール側から前記窓部を介して視認できず、第2の位置では前記警告面が前記ヒートシンクの発光モジュール側から前記窓部を介して視認できることを特徴とする請求項4又は5に記載の電球形照明用光源。
  7. 前記筐体は、内部に前記点灯ユニットが収納され、一端側に口金が取り付けられ、他端側に開口を有する筒状のケースと、前記ケースの開口を塞ぐように配置され前記点灯ユニットと反対側に前記発光モジュールが搭載されたヒートシンクとを備え、
    前記ケースは、外周面に窓部を有し、
    前記警告部材は、第1の位置では前記警告面が前記ケースの外周面よりもケース内側に位置し、第2の位置では前記警告面が前記窓部から突出した状態で前記ケースの外周面よりもケース外側に位置することを特徴とする請求項4に記載の電球形照明用光源。
  8. 前記熱変形性部材は、前記ヒートシンクの点灯ユニット側であって前記ヒートシンクの近傍に配置されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の電球形照明用光源。
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