JP2010201437A - カセットアンコイラ - Google Patents

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Abstract

【課題】材料段取りでの設備停止を抑え、稼動率向上を計ったカセットアンコイラを提供する。
【解決手段】プレス部品(2)を連結したフープ材(1)が巻かれたフープ材収納リール(10)を、交換可能に収納するカセットアンコイラであって、前記フープ材(1)が、前記カセットアンコイラから繰り出されるカセット出口(13)付近には、前記フープ材(1)から前記プレス部品(2)を切り離すための分断型(40)が、第1の外部駆動力によって駆動できるように設置されたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、フープ状につながった材料(以下、フープ材という)を設備外でセットしたカセットに、アンコイラと同様の機能を持たせたカセットアンコイラに関する。
従来技術として、プレス機によるプレス工程にフープ材を供給する場合、フープ材交換時には、以下の段取りが必要であった。
(1)設備を停止する。
(2)これまで供給していた材料をアンコイラから外す。
(3)新規の材料をアンコイラにセットする。
(4)材料をプレス機内に通す。
(5)フープ材と金型の位置を合わせる。
材料交換が完了するまでには、以上のような多くの段取りが必要であった。このため、材料交換の間は、設備の停止が必要であり、設備稼働率低下の原因となっていた。特許文献1に示すような従来技術においても、設備稼働時にカセット内の材料がなくなった際には、所定箇所にカセットをセットした後に、カセット出口からプレス機内まで材料を引張り、フィーダーとプレス機等に材料(フープ材)を通す必要があり、その間設備停止が発生する。このようにプレス機での段取りを行う必要があり、依然、設備稼働率低下の問題が生じていた。
特開平5−317960号公報
本発明は、上記問題に鑑み、材料段取りでの設備停止を抑え、稼動率向上を計ったカセットアンコイラを提供するものである。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、プレス部品(2)を連結したフープ材(1)が巻かれたフープ材収納リール(10)を、交換可能に収納するカセットアンコイラであって、前記フープ材(1)が、前記カセットアンコイラから繰り出されるカセット出口(13)付近には、前記フープ材(1)から前記プレス部品(2)を切り離すための分断型(40)が、第1の外部駆動力によって駆動できるように設置されたことを特徴とする。
これにより、フープ状につながった材料(以下、フープ材という)を設備外でカセットにセットし、簡易な構造で、フープ状につながった材料から、プレス部品を切り離してから、次の製造工程に供給することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記分断型(40)に対し前記フープ材(1)を1ピッチごと送ることができる把持具(20)が、さらに前記カセット出口(13)付近に設置されていることを特徴とする。
これにより、前記分断型(40)に対する前記フープ材(1)の1ピッチごとの送りを確実にして、フープ材においてフープ状につながった材料からプレス部品を切り離すことができる。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記把持具(20)は、把持具下降ピン(21)と位置決めピン(23)を具備しており、前記位置決めピン(23)は、前記フープ材(1)の1ピッチごとに設けられたパイロット穴(4)に係合し、第2の外部駆動力によって前記把持具下降ピン(21)が駆動されると、前記位置決めピン(23)とパイロット穴(4)の係合が開放されるようになっていることを特徴とする。
これにより、カセットにプレス設備外でフープ材をセットして準備しておけば使用中のフープ材がなくなった際にもカセットの抜き挿しのみで材料替えが出来るので、材料段取り要因での設備停止を最小限とすることができる。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記フープ材(1)先端のパイロット穴(4)が、前記位置決めピン(23)に係合された状態で、前記フープ材収納リール(10)が前記カセットアンコイラに収納されたことを特徴とする。これにより、カセットにプレス設備外でフープ材をセットすることが容易になる。
なお、上記に付した符号は、後述する実施形態に記載の具体的実施態様との対応関係を示す一例である。
フープ材の一例を示す図である。 本発明の一実施形態のカセットアンコイラの概要図である。 可動マンドレルの構造を示す詳細図である。 フープ材1のセットが完了した状態において、カセットアンコイラ100のカセット出口に設けた付属ジグの説明図である。 図4の平面図である。 フープ材1を1ピッチ引き出した状態のカセット出口に設けた付属ジグの説明図である。 図6の平面図である。 図8は、分断型40の説明図であり、(a)は、C−C’での断面図であり、(b)は、B−B’での断面図である。
本発明の一実施形態のカセットアンコイラ100は、フープ状につながった材料からプレス部品2を分断型40で切り離してから、プレス部品2を次の製造工程に供給するための供給機構である。すなわち、カセットの形態となった分断型付の供給機構である。このカセットアンコイラ100は、あらかじめ設備外でフープ材1がセットされる(以下、「外段取り」という)。そして、プレス機や射出成形機などからなる製造ライン設備にて材料交換が必要となった場合、現在供給しているカセットを抜き出し、外段取りされたカセットを、製造ライン設備に挿し込むことで材料の交換が完了する。カセットに、製造ライン設備外でフープ材1をセットして準備しておけば、使用中のフープ材1がなくなった際にも、カセットの抜き挿しのみで材料替えを行うことができ、材料段取りが要因となるような設備停止を最小限とすることができるのである。
図1は、フープ材1の一例を示す図である。フープ材1においては、プレス部品2が、フープ材つなぎ3、3’、3’’を介して、フープ状につながっている。プレス部品2は、一例として、フープ材から分断後、樹脂型に投入してインサート成形するような製造工程に用いられる。フープ材つなぎ3には、パイロット穴4が等ピッチで連続的に設けられている。フープ材1としては、打ち抜き加工やプレス加工されて、フープ状に連続して連結して巻き取られる材料なら、図1の形状に限定されるものではない。
フープ材1は、打ち抜き加工等の際に、フープ材収納リール10に、フープ材1間に層間紙7を挟んで巻き取られている。
図2は、本発明の一実施形態のカセットアンコイラの概要図である。
カセットアンコイラ100は、回転軸65を持った背板11と、背板11の縁部に側面板12、12’を持ち、一つの側面板12には、材料を次工程に供給するカセット出口13が設けられている。側面板12には、後述する把持具20と、分断型40が、カセット出口13に沿って送り出し方向にせり出して、図2に示すように設置されている。
背板11は、図2の紙面に対して、裏側に設けられており、手前の表側は開放しており、後述するように、フープ材収納リール10を、手前の表側からマンドレルに嵌め込むことができるようになっている。
回転軸65を中心に、回転盤64が回転可能に設置されている。この回転機構については、背板11に固定された回転軸65にベアリングを介して、回転盤64が取り付けられており、その回転盤64にマンドレルが固定されている。通常は、回転軸65は、フープ材が引き出されることでフリーに回転するようになっている。なお、必要に応じて、外部から回転軸65にクラッチで連結して回転力が回転軸65に伝達されるようにしたり、カセットにモータを設置して駆動回転するようにしても良い。回転盤64には動力伝達ベルト67が巻き掛けられ、層間紙巻取り用回転軸68と連動するようになっている。層間紙巻取り用回転軸68には、層間紙巻取り用リール66が連結していて、層間紙7を、層間紙巻取り用リール66に層間紙7’のように巻き取る。層間紙巻取り用リール66は、外段取り時には、空の層間紙巻取り用リール66と交換される。回転盤64に対しては過回転防止ストッパ(図示せず)が設けられている。
マンドレルは、図2に示すように、可動マンドレル62、固定マンドレル63から構成されている。固定マンドレル63は放射状に回転盤64に固定されている。図3は、可動マンドレル62の構造を示す詳細図である。図3を参照して、可動マンドレル62の構造を説明する。アーム71は回転盤64に固定されている。可動マンドレル62には、長孔72が半径方向基部に設けられており、アーム71とボルト70で締め付けられるようになっている。可動マンドレルと半径方向に、可動させるときはボルト70を緩める。フープ材収納リール10を、ボルト70を緩めてマンドレルから外し、マンドレルに嵌め込むときは、可動マンドレル70でフープ材収納リール10を押さえつけて保持した後、ボルト70で固定する。
外段取りにおいては、フープ材収納リール10が、マンドレルに嵌め込められると、フープ材はローラガイド61に沿って走行できるように掛け渡したのち、カセット出口13における把持具20の4本の位置決めピン23に、フープ材1の先端のパイロット穴4を挿入する。カセット内にはローラガイド61が設けられており、フープ材1をローラガイド61と側壁面12’の間を通してセットしておく事で、設備側からローダーにてフープ材を引っ張った際のフープ材の変形を抑えている。なお、設備側からローダーにてフープ材を引っ張った際にはフープ材が過度に送り出されないように、回転盤64にはフリクションが生じるような仕組みになっている。
そして、巻き取られたフープ材1の間に挿入された層間紙7を、層間紙巻取り用リール66に巻き取られるようにセットして、フープ材1のセットが完了する。
製造ライン設備との連結の際は、カセットアンコイラ100をレール等により滑らせて側面をガイドしつつ設備にセットするとよい。
次に、把持具20、および分断型40を図4〜図8を参照して説明する。
図4は、フープ材1のセットが完了した状態において、カセットアンコイラ100のカセット出口に設けた付属ジグの説明図である。図5は、図4の平面図である。図6は、フープ材1を1ピッチ引き出した状態のカセット出口に設けた付属ジグの説明図である。図7は、図6の平面図である。図8は、分断型40の説明図であり、(a)は、C−C’での断面図であり、(b)は、B−B’での断面図である。
カセットアンコイラ100にフープ材をセットした際に、フープ材1を固定するための4本の位置決めピン23が把持具20に設けられている。フープ材1には前工程のプレス打ち抜き工程で加工したパイロット穴4があるため、それを利用してパイロット穴4に位置決めピン4が入る構造になっている。把持具20は、把持具下降ピン21、押さえプレート22、位置決めプレート24、位置決めピン23、プレート25、バネ26で構成されている。把持具下降ピン21で、位置決めピン23と一体化した位置決めプレート24及びプレート25を、押し下げて位置決めピン23を下げる。
把持具下降ピン21を下降させるのに必要な加圧力はカセット外部の設備に把持具加圧ジグ80があり、図4の右方向に移動する事で把持具下降ピン21を押し下げることができるようになっている。フープ材1を把持具下降ピン21で把持する際には、把持具加圧ジグが図4の左方向に移動し、把持具下降ピン21の下方向への加圧力をなくすと、プレート25の下に設けられているバネが押し上げるので、位置決めピン21は、フープ材つなぎ3のパイロット穴4に挿入されてフープ材を把持する。
ここで重要な点は、把持具下降ピン21がカセットアンコイラ100において、外部に露出している点である。このため、カセットアンコイラ100を製造ライン設備に挿し込むと、設備側で把持具加圧ジグ80によって、把持具下降ピン21の作動が制御できるようになっている。
次に、分断型40を図4〜図8を参照して説明する。
ダイプレート44は、基盤プレート45上にノックピン48で位置決めをした後にネジで固定されている。ノックピン48は、ストリッパプレート43まで伸びているため、ストリッパプレート43とダイプレート44とは位置決めされており、ストリッパプレート43はダイプレート44とネジで固定されている。このため、ストリッパプレート43内にあるパンチの位置は、ダイプレート44と位置合わせされている。パンチ50、51には鍔がついており、パンチプレート42にはめ込むと落下しない構造となっている。パンチ50、51を内蔵したパンチプレート42はパンチフォルダ41とネジで固定されており、パンチフォルダ41、パンチプレート42、パンチ50、51は一体となっている。
抜き加圧ジグ90にてパンチフォルダ41が下方向に力を受けるとパンチフォルダ41、パンチプレート42、パンチ50、51は一体で下方向に移動して、ストリッパプレート43とダイプレート44の間にある材料に対して打ち抜き加工を行う。パンチフォルダ41は、把持具下降ピン21と同様に、カセットアンコイラ100において外部に露出している。このため、カセットアンコイラ100を製造ライン設備に挿し込むと、設備側で、抜き加圧ジグ90によって、パンチフォルダ41の作動が制御できるようになっている。
次に、本実施形態の作動について、説明する。
製造ライン設備稼働時にカセットアンコイラ100内の材料がなくなった際は、設備外にカセットアンコイラ100を引き出し、フープ材1をフープ材収納リール10ごと交換し、再度差し込むと材料段取りが完了する。材料段取りの方法は以下のとおりである。
(1)カセットを設備から引き抜く。
(2)3本あるマンドレルの内1つは可動式でボルト70で固定するようになっており、その可動式マンドレル62のボルト70を緩め、フープ材収納リール10を取り外す。
(3)新規のフープ材収納リール10をマンドレルにはめる。
(4)可動式マンドレル62をボルト70で固定する。
(5)層間紙7を層間紙巻取りローラ66へセットする。
(6)フープ材1を、ローラガイド61を介して分断型40及び把持具20にセットする。
(7)カセットを設備にセットし段取り完了する。
カセットを設備にセットし段取り完了すると、特許文献1の従来技術では(6)、(7)の作業時は設備を停止する必要があったが、本実施形態では予備でカセットを準備しておけばカセットの抜差しのみで設備停止を最小限に抑える事が可能となる。
一例として、カセットアンコイラ100にセットされたフープ材1の送りについて簡単に述べる。把持具20が、フープ材1を把持している状態で、カセット外の設備に設けられているチャック(図示せず)が、分断型から逃がし溝52に沿って入り、プレス品2間の隙間にチャックを入れてフープ材1をチャックする。同時に、把持具加圧ジグ80によって、把持具下降ピン21の作動が制御されて、フープ材1のパイロット穴4から、位置決めピン23が下降して、フープ材1は引き出し可能な状態となる。
その後必要分(1部品分)チャックを引き出すことで材料を送ることが可能であり、送った後に、位置決めピン23でフープ材を固定する。1部品分、すなわち、フープ材1のパイロット穴4の1ピッチ分引き出した位置には分断型40があり、パンチフォルダ41頭上にはパンチフォルダ41を下方向に加圧するための抜き加圧ジグ90が、カセットアンコイラ100外の設備に設けられており、このジグ90を上下に動かすことで打ち抜き加工が完了する。チャックをさらに引き出して、樹脂型やパレット等にセットすることで送り作業が完了する。
本実施形態によれば、アンコイラ機能がカセットに付与されており、カセット出口13にはフープ材固定用の分断型40を供えているので、材料段取りでの設備停止を抑え、稼動率向上を計ることができる。カセットにプレス設備外でフープ材をセットして準備しておけば使用中のフープ材がなくなった際にもカセットの抜きさしのみで材料替えができる。
本発明の別の実施態様として、分断型40は打ち抜き型であったが、フープ材のパターンによっては単なる切断型であってもよく、分断型に含めるものとする。また、把持具には、位置決めピンが用いられたが、位置決めを正確にするものであれば、これに限らずストッパーとグリッパを用いた場合などが考えられる。
前記一実施態様では、分断型40と把持具20は、カセットアンコイラ100の外部に付設されているが、内部に設置して、設備側の外部駆動力により、分断型40と把持具20が駆動制御できるようにカセットのケーシングを一部露出させてもよい。
1 フープ材
2 プレス部品
3、3’、3’’ フープ材つなぎ
4 パイロット穴
7 層間紙
10 フープ材収納リール
11 背板
12、12’ 側面板
20 把持具
40 分断型
62 可動マンドレル
63 固定マンドレル

Claims (4)

  1. プレス部品(2)を連結したフープ材(1)が巻かれたフープ材収納リール(10)を、交換可能に収納するカセットアンコイラであって、前記フープ材(1)が、前記カセットアンコイラから繰り出されるカセット出口(13)付近には、前記フープ材(1)から前記プレス部品(2)を切り離すための分断型(40)が、第1の外部駆動力によって駆動できるように設置されたことを特徴とするカセットアンコイラ。
  2. 前記分断型(40)に対し前記フープ材(1)を1ピッチごと送ることができる把持具(20)が、さらに前記カセット出口(13)付近に設置されていることを特徴とする請求項1に記載のカセットアンコイラ。
  3. 前記把持具(20)は、把持具下降ピン(21)と位置決めピン(23)を具備しており、前記位置決めピン(23)は、前記フープ材(1)の1ピッチごとに設けられたパイロット穴(4)に係合し、第2の外部駆動力によって前記把持具下降ピン(21)が駆動されると、前記位置決めピン(23)とパイロット穴(4)の係合が開放されるようになっていることを特徴とする請求項2に記載のカセットアンコイラ。
  4. 前記フープ材(1)先端のパイロット穴(4)が、前記位置決めピン(23)に係合された状態で、前記フープ材収納リール(10)が前記カセットアンコイラに収納されたことを特徴とする請求項3に記載のカセットアンコイラ。
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