JP2010201926A - 液体吐出ヘッド - Google Patents
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Abstract
【課題】吐出口列の延びる方向に直行する方向への、領域ごとの温度分布の差を小さく抑えることのできる液体吐出ヘッドを提供すること。
【解決手段】インク供給口19は、吐出口列の延びる方向に直交する方向において、複数の吐出口列の間に配置されると共に、吐出口列の延びる方向に複数配列されている。そして、吐出口列の間のそれぞれにおいて、吐出口列の延びる方向に配列する複数のインク供給口19の間には梁27が形成されている。複数配列されたインク供給口19の列のうちの第一のインク供給口の列31の間に形成された第一の梁27aと、第一のインク供給口の列31よりも内側に形成された第二のインク供給口の列32の間に形成された第二の梁27bとを比較する。このとき、第一の梁27aにおける熱抵抗は、第二の梁27bにおける熱抵抗よりも大きい。
【選択図】図6
【解決手段】インク供給口19は、吐出口列の延びる方向に直交する方向において、複数の吐出口列の間に配置されると共に、吐出口列の延びる方向に複数配列されている。そして、吐出口列の間のそれぞれにおいて、吐出口列の延びる方向に配列する複数のインク供給口19の間には梁27が形成されている。複数配列されたインク供給口19の列のうちの第一のインク供給口の列31の間に形成された第一の梁27aと、第一のインク供給口の列31よりも内側に形成された第二のインク供給口の列32の間に形成された第二の梁27bとを比較する。このとき、第一の梁27aにおける熱抵抗は、第二の梁27bにおける熱抵抗よりも大きい。
【選択図】図6
Description
本発明は記録媒体に対して液体を吐出するための液体吐出ヘッドに関する。
今日、高精細な画像を高速で記録することができるとともに、特別な処理を施していない記録媒体に対しても記録を行うことができることから、インクジェット記録装置が広く普及している。このインクジェット記録装置のインクジェット記録ヘッドには種々の吐出方式があり、この吐出方式としては、インクを加熱発泡させたエネルギで吐出させる方式や圧電素子を利用した方式がある。これらのインクジェット記録ヘッドにおいて、近年、さらなる高画質および、記録の高速化の要求がある。
このようなインクジェット記録装置によって記録が行われる場合、高品位記録画像を得るためには、記録ヘッド内の吐出口間の吐出量のばらつきを小さくすることが求められる。ここで、記録ヘッドから吐出されるインク特性は、吐出口近傍の温度によって変化し、インク吐出量もこの変化に応じて変化する。特に吐出口列内の温度分布が不均一である場合には、インクの吐出量が不均一となることから、記録画像に、温度分布に対応したムラが生じる場合がある。これにより、記録画像の画像品位が低下する場合がある。
このため、記録ヘッドの領域ごとの温度分布が不均一になることを抑えるために、種々の改善が行われている。記録ヘッドの領域ごとの温度分布が不均一になることにより、記録画像の画像品位を高く維持するために、特許文献1には各吐出口列への印字データの配分割合を増減させ吐出口列間の温度差を小さくする技術が開示されている。
記録ヘッドとしては、図10に示される形式の記録ヘッドが広く知られている。この形態の記録ヘッドは、複数の吐出口101からなる吐出口列が複数並べられ、吐出口列の間に吐出口列に沿って延びるインク供給口102が形成されている。そして、インク供給口102からその両側の吐出口列を構成するそれぞれの吐出口101に係る流路、圧力室にインクを供給して圧力室に設けられたヒータ103の発熱によってインクを吐出する。この形態によれば、吐出口101を比較的高い密度で配列できるという利点がある。
図10に示されているようなインク供給口102が吐出口列の間に吐出口列に沿って延びその吐出口列及びインク供給口102のユニットが、連続して複数配置されて平行に延びている構成の記録ヘッドについて考慮する。このような記録ヘッドが採用された場合、インク供給口が吐出口列によって挟まれる形状の記録ヘッドにおいて複数の吐出口列が平行に形成されるので、インク供給口によって挟まれた吐出口列が形成される場合がある。
このような構成の記録ヘッドにおいては、記録ヘッドに形成された吐出口列ごとにそこからの放熱量を比較した場合、複数の吐出口列のうち外側に形成された吐出口列からの放熱量は、内側に形成された吐出口列からの放熱量よりも多い。従って、外側に形成された吐出口列では、そこでの温度上昇が抑えられる傾向にある。これは、外側の吐出口列が、記録ヘッドの外部に近い位置に形成されているためである。これに対して、内側に形成されている吐出口列は、記録ヘッドの外部までの距離が遠く、また、吐出口列がインク供給口に挟まれるように形成される場合がある。
一般に、記録ヘッドを形成するシリコン基板あるいはアルミナチッププレートの熱伝導率はインクの熱伝導率よりも高いので、吐出口列がインク供給口によって挟まれて形成されていれば、インク供給口の方へ放熱され難い。このように、インク供給口が、吐出口列の延びる方向に直交する方向への放熱を妨げる場合がある。このため、記録ヘッドにおける基板の内側に形成された吐出口列における記録素子から発生された熱は、外側に形成された吐出口列と比べて、放熱される熱量が比較的少ない。これに対して、基板の外側に形成された吐出口列においては、基板の外部までの距離が近く、また基板への放熱のための経路が確保されている。従って、外側に形成されている吐出口列で熱が発せられても、比較的多くの熱量が基板の外部に放熱される。つまり、基板の外側に形成されている吐出口列の記録素子で熱が発せられても、記録素子から吐出口列の延びる方向に直交する方向へ比較的多くの熱量が放熱される。
このように、複数の吐出口列のうち基板の外側に形成された吐出口列は放熱される熱量が比較的多く、その部分での温度上昇が抑えられるのに対し、基板の内側に形成された吐出口列は放熱される熱量が比較的少ないので、その部分での温度が上昇し易い。このように記録ヘッドの領域ごとに温度差が生じ、温度分布が不均一になる虞がある。一般に、記録ヘッドにおける吐出口周辺の温度が高温になるほど、その吐出口から吐出されるインク吐出量は増加する。そのため、記録ヘッドの領域ごとの温度が不均一になると、吐出口からのインク吐出量も吐出口の形成された領域ごとに不均一になり、記録画像の濃度ムラを生じさせ画像品位を低下させる原因になる虞がある。
そこで、本発明は上記の事情に鑑み、吐出口列の延びる方向に直行する方向への、領域ごとの温度分布の差が小さく抑えられる液体吐出ヘッドを提供することを目的とする。
本発明の液体吐出ヘッドによれば、液体を吐出する複数の吐出口がそれぞれ配列された複数の吐出口列と、液体を吐出するために利用されるエネルギを発生する記録素子と、該記録素子に液体を供給する液体供給口と、が設けられた基板と、前記液体供給口及び前記吐出口に連通し、前記記録素子を含む圧力室と、を有する液体吐出ヘッドにおいて、前記液体供給口は、前記吐出口列の延びる方向に直交する方向において、前記複数の吐出口列の間に配置されると共に、前記吐出口列の延びる方向に複数配列され、前記吐出口列の間のそれぞれにおいて、前記吐出口列の延びる方向に配列する複数の前記液体供給口の間には梁が形成され、前記複数配列された液体供給口の列のうちの第一の液体供給口の列の間に形成された第一の梁と、該第一の液体供給口の列よりも前記吐出口列の延びる方向に直交する方向の内側に形成された第二の液体供給口の列の間に形成された第二の梁とを比較すると、前記第一の梁における熱抵抗は、前記第二の梁における熱抵抗よりも大きいことを特徴とする。
本発明によれば、液体吐出ヘッドにおける領域ごとの温度分布の差を小さくすることができるので、液体吐出ヘッドから吐出される液体の特性が液体吐出ヘッドの領域ごとに変化せず、比較的均一な特性の液体を吐出することができる。従って、液体吐出ヘッドから吐出された液体によって記録された記録画像に濃度ムラ等が生じることが抑えられ、記録画像の品質が高く維持される。
以下、本発明を実施するための実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
(第一実施形態)
本発明のインクジェット記録ヘッドを適用可能なインクジェット記録装置について説明する。図1は、本実施形態におけるインクジェット記録装置100の機構部分の外観を示した図であり、図2は、このインクジェット記録装置100に搭載される液体吐出ヘッドとしての記録ヘッド10を含めたヘッドカートリッジの外観を示した図である。さらにその記録ヘッド10の外観及び記録ヘッド10に搭載されるインクタンク15を図3に示す。すなわち、本実施形態におけるインクジェット記録装置のシャシー1は、所定の剛性を有する複数の板状金属部材により構成され、このインクジェット記録装置の骨格をなす。シャシー1には、媒体給送部2と、媒体搬送部4と、記録部と、ヘッド回復部5とが組み付けられている。媒体給送部2は、図示しないシート状の記録媒体をインクジェット記録装置100の内部へと自動的に給送する。媒体搬送部4は、媒体給送部2から1枚ずつ給送される記録媒体を所望の記録位置へ導くと共にこの記録位置から媒体排出部3へと記録媒体を導く。記録部は、記録位置に搬送された記録媒体に所定の記録動作を行う。ヘッド回復部5は、記録部に対する回復処理を行う。
本発明のインクジェット記録ヘッドを適用可能なインクジェット記録装置について説明する。図1は、本実施形態におけるインクジェット記録装置100の機構部分の外観を示した図であり、図2は、このインクジェット記録装置100に搭載される液体吐出ヘッドとしての記録ヘッド10を含めたヘッドカートリッジの外観を示した図である。さらにその記録ヘッド10の外観及び記録ヘッド10に搭載されるインクタンク15を図3に示す。すなわち、本実施形態におけるインクジェット記録装置のシャシー1は、所定の剛性を有する複数の板状金属部材により構成され、このインクジェット記録装置の骨格をなす。シャシー1には、媒体給送部2と、媒体搬送部4と、記録部と、ヘッド回復部5とが組み付けられている。媒体給送部2は、図示しないシート状の記録媒体をインクジェット記録装置100の内部へと自動的に給送する。媒体搬送部4は、媒体給送部2から1枚ずつ給送される記録媒体を所望の記録位置へ導くと共にこの記録位置から媒体排出部3へと記録媒体を導く。記録部は、記録位置に搬送された記録媒体に所定の記録動作を行う。ヘッド回復部5は、記録部に対する回復処理を行う。
記録部は、キャリッジ軸6に沿って走査移動可能に支持されたキャリッジ7と、このキャリッジ7にヘッドセットレバー8を介して着脱可能に搭載されるヘッドカートリッジ9とからなる。
ヘッドカートリッジ9が搭載されるキャリッジ7には、キャリッジカバー11と、ヘッドセットレバー8とが設けられている。キャリッジカバー11は、ヘッドカートリッジ9の記録ヘッド10をキャリッジ7上の所定の装着位置に位置決めするために取り付けられている。ヘッドセットレバー8は、記録ヘッド10のタンクホルダ12と係合して記録ヘッド10を所定の装着位置に位置決めするように押圧する。着脱手段としてのヘッドセットレバー8は、キャリッジ7の上部に図示しないヘッドセットレバー軸に対して回動可能に設けられている。また、記録ヘッド10とヘッドセットレバー8との係合部には、ばね付勢される図示しないヘッドセットプレートが設けられ、このヘッドセットプレートのばね力によって記録ヘッド10を押圧しながらキャリッジ7に装着するようになっている。
記録ヘッド10に対するキャリッジ7の別の係合部には、コンタクトフレキシブル記録ケーブル(以下、コンタクトFPCともいう)13の一端部が連結されている。コンタクトFPC13の一端部に形成された図示しないコンタクト部と、記録ヘッド10に設けられた外部信号入力端子であるコンタクト部14とが電気的に接触し、記録のための各種情報の授受や記録ヘッド10への電力の供給などを行い得るようになっている。
コンタクトFPC13のコンタクト部とキャリッジ7との間には、図示しないゴムなどの弾性部材が設けられている。この弾性部材の弾性力とヘッドセットプレートによる押圧力とによって、コンタクトFPC13のコンタクト部と記録ヘッド10のコンタクト部14との確実な接触を可能とするようになっている。コンタクトFPC13の他端部は、キャリッジ7の背面に搭載された図示しないキャリッジ基板に接続されている。
本実施形態におけるヘッドカートリッジ9は、液体としてのインクを貯留するインクタンク15と、このインクタンク15から供給されるインクを記録情報に応じて吐出口から吐出させる記録ヘッド10とを有する。本実施形態の記録ヘッド10は、キャリッジ7に対して着脱可能に搭載される、いわゆるカートリッジ方式を採用している。
また、本実施形態では写真調の高画質なカラー記録を可能とするため、例えば黒色,淡シアン色,淡マゼンタ色,シアン色,マゼンタ色および黄色の各色インクが独立した6個のインクタンク15を使用可能としている。各インクタンク15には、ヘッドカードリッジ9に対して係止し得る弾性変形可能な取り外し用レバー16が設けられ、この取り外し用レバー16を操作することにより、図3に示すように、記録ヘッド10に対してそれぞれ取り外し可能となっている。従って、取り外し用レバー16は、着脱手段の一部として機能するものである。また、記録ヘッド10は、素子基板17等を有して構成されている。
次に、本実施形態の記録ヘッド10について説明する。図4には、記録媒体側から見た本実施形態の記録ヘッド10を模式的に示し、一部を破断した平面図が示されている。また、図5には、図4の記録ヘッド10におけるV−V線に沿う断面図が示されている。
図5に示されるように、本実施形態の記録ヘッド10は、素子基板17にオリフィスプレート22が接合されて形成されている。オリフィスプレート22には、インクを記録媒体に吐出する複数の吐出口18が形成されている。また、基板としての素子基板17には、インクを吐出するために利用されるエネルギを発生する発熱素子24と、発熱素子24にインクを供給する液体供給口としてのインク供給口19とが形成されている。また、図4に示される記録ヘッド10のうち吐出口列が形成されている部分において、オリフィスプレート22における素子基板17側の一部が凹むようにオリフィスプレート22が凹状に形成されている。これにより、素子基板17とオリフィスプレート22との間にインク液室23が画成されて記録ヘッド10が形成される。このように、インク液室23は、インク供給口19に連通し、オリフィスプレートと基板との間に形成されている。また、素子基板17には、インク液室23に面し吐出口18に対応した位置に、吐出口18からインクを吐出させるためのエネルギを発生する記録素子が配置されている。本実施形態では、記録素子は、通電に応じて発熱する電気熱変換型の発熱素子24である。
図6(a)に、図4の記録ヘッド10の吐出口列において、一部の吐出口について抜き出して拡大した平面図を示す。図5及び図6(a)に示されるように、本実施形態では、発熱素子24を有する吐出口列が4列形成され、インク供給口19によって形成されているインク供給口の列がその吐出口列を挟むように5列形成されている。本実施形態では、一つの素子基板17には、一色のインクのみが供給されている。
素子基板17には、記録ヘッド10にインクを導入するために素子基板17を貫通してインク供給口19がインク液室23に連通するように形成されている。オリフィスプレート22には、インク液室23に連通してインク液室23の内部に貯留されたインクを記録ヘッドの外部に吐出するように吐出口18が形成されている。また、インク液室23内には、素子基板17とオリフィスプレート22との間に荷重を受け持つようにノズル壁21が複数設けられている。本実施形態では、ノズル壁21はH形に形成され、これが発熱素子24を挟むように隣り合う発熱素子24の間に配置されることで、ノズル壁21の間に発熱素子24が配置された圧力室25が形成される。本実施形態では、一つの圧力室25につき二つの連通口29が形成されており、圧力室25とインク供給口19とがこれら二つの連通口29を介して連通している。このように、圧力室25が、インク液室23の内部に形成され、インク供給口19と連通する連通口29を有し、発熱素子24を含んで形成されている。圧力室25をこのように形成することで、圧力室25を画成する壁面の形状を対称にし、圧力室25に流入するインク流れを対称にしている。インク供給口19は、所定の数の吐出口18ごとに割り当てられて形成される。本実施形態では、一つのインク供給口19が二つの吐出口18に対してインクを供給するように、一つのインク供給口19に二つの吐出口18が割り当てられるように、インク供給口19が形成されている。
本実施形態では、インク供給口19は、吐出口列の延びる方向に直交する方向において、複数の吐出口列の間に配置されている。また、インク供給口19は、吐出口列の延びる方向に複数配列されている。本実施形態では、インク供給口19は、吐出口列の延びる方向に直交する方向において5列に形成されている。また、本実施形態では、複数のインク供給口19の列のうち、両側の最も外側に形成されている二列のインク供給口19は、素子基板17における吐出口列の延びる方向に直交する方向において、最も外側に形成された吐出口列よりもさらに外側に配列されている。
インクを吐出させる際には、まず発熱素子24に通電し、電気エネルギを熱に変換させることで発熱素子24を発熱させる。これにより、発熱素子24に面した圧力室25の内部で発熱素子24上に位置したインクが膜沸騰し、気泡が生じる。圧力室25の内部で気泡が生じる際に圧力が発生するので圧力室25内部のインクは発生した圧力によって発熱素子24の上方に位置したインクは吐出口18の方へ押され、インクが吐出口18から吐出される。吐出口18から吐出されたインクは、記録媒体における所定位置に着弾することになる。
本実施形態の記録ヘッド10においては、インク供給口19から、発熱素子24の配置された圧力室25へ供給されるインクの入口が、ノズル壁21の間に発熱素子24を挟むように二つ形成され、圧力室25の形状が発熱素子24を挟んで対称に形成されている。圧力室25が発熱素子24を挟んで対称に形成されているので、インクの吐出後、圧力室25にインクがリフィルされる際には、インクの流れに偏りが生じずにバランス良くインクが供給され、インク流れが発熱素子24を挟んで対称になる。従って、次にインクが吐出される際に発熱素子24の駆動によって気泡が生成された際にインク流れによって気泡が偏って変形せず、気泡がバランス良く成長して形成される。従って、インクが吐出口を通って真っ直ぐに吐出されることになり、インクの着弾精度が向上する。また、圧力室25を画成する壁面の形状が発熱素子24を挟んで対称に形成されているので、圧力室25を画成する壁面によって気泡が偏って変形することが抑えられ、生成される気泡がバランス良く成長することになる。これにより、インクの着弾精度がさらに向上する。
従って、本実施形態の記録ヘッド10によって液滴が吐出されれば、インクを吐出したときの吐出された液滴の尾引き部分に偏りが生じず、インクの着弾精度が高く維持される。また、インクの尾引き部分が太く真っ直ぐに保たれるので、吐出後の液滴における主滴以外の副滴の部分が比較的大きく保たれる。従って、サテライトが大きくなり気流の影響を受け難くなるので、ミストとして浮遊するインクの量が少なく抑えられ、記録媒体の記録面の汚れが生じることが抑えられる。これにより、記録によって得られる画像の品質が高く維持される。また、浮遊するミストが記録装置に付着することを抑えることができ、これによって記録装置の信頼性を高めることができる。
また、本実施形態では、素子基板17に形成されているインク供給口19が複数に隔てられて形成されている。そして、複数に隔てられて形成されているインク供給口19の間には、梁27が形成されている。従って、本実施形態の記録ヘッド10からインクが吐出される際に発熱素子24から発せられる熱は、梁27を通して素子基板17の外側に伝えられ、素子基板17の外部に放熱されている。また、インク供給口19の間に梁27が形成されていることで、発熱素子24を駆動させるための配線類を梁27の内部を通して配置することができる。このように、吐出口列の間のそれぞれにおいて、吐出口列の延びる方向に配列する複数のインク供給口19の間には、梁27が形成されている。
ところが、インク供給口19の間に形成された梁27による放熱の際の放熱量は、梁27の形成された位置によって異なる。素子基板17における吐出口列の延びる方向に直交する方向の外側に形成されている梁27では、素子基板17の外部に近く、また温度勾配も比較的大きいことから、効率的に放熱され、そこからの放熱量は比較的大きい。従って、素子基板17における吐出口列の延びる方向に直交する方向の外側に形成された吐出口列での温度上昇は少なく抑えられる。これに対して、素子基板17の吐出口列の延びる方向に直交する方向の内側に形成された吐出口列では、放熱される素子基板17の外側までの距離が遠いため発熱素子から支持基板までの熱抵抗が大きい。そのため、素子基板17における吐出口列の延びる方向に直交する方向の内側に形成された吐出口列では、そこからの放熱量が比較的小さく、比較的大きな温度上昇が生じる場合がある。これにより、吐出口列の延びる方向に直交する方向に関して、外側に形成された吐出口列と内側に形成された吐出口列との間で温度差が生じる可能性がある。前述したように、記録ヘッド10において、領域ごとに温度分布が不均一となった場合、領域ごとに吐出されるインクの特性が異なり、記録画像の品質が低下する虞が生じる。
比較例として、梁27の幅が記録ヘッド10の外側と内側とで変化しない形式の記録ヘッドを図7(a)に示す。また、そのときの記録ヘッド10の位置と、その位置に応じた温度分布との関係について、吐出口列の延びる方向に直交する方向に亘って示したグラフを図7(b)に示す。
図7(a)に示される記録ヘッドにおいては、記録ヘッドの外側に形成された吐出口列Aと放熱部としての駆動回路部30との間の距離をDAとし、内側に形成された吐出口列Bと駆動回路部30との間の距離をDBとしている。このとき、素子基板の内側に配列された吐出口列Bと放熱部としての駆動回路部30との間の距離DBが、素子基板の外側に形成された吐出口列Aにおける駆動回路部30までの距離DAよりも大きい。従って、この比較例では、吐出口列Bで発せられる熱は吐出口列Aよりも放熱され難く、吐出口列Bの周辺の領域の方が吐出口列Aの周辺の領域より温度が上昇し易い。このように、素子基板の外側に配置されている放熱部までの距離に応じてその吐出口列からの放熱量が変わることから、素子基板の外側と内側とで記録ヘッドの領域ごとの温度分布が不均一になる。このときの記録ヘッドの温度分布について、図7(b)に示されている。
図7(b)に示されるように、この比較例の記録ヘッドにおける温度分布は、素子基板の中央に近い位置が高温になり、外側へいくほど温度が下がる傾向にある。一般に吐出口が高温になるほどインク吐出量は増加する。従って、外側の吐出口列と内側の吐出口列とで吐出されるインクの吐出量が異なり、比較例の記録ヘッドでは、記録画像に濃度ムラが生じて記録画像の品質を低下させる虞がある。
しかしながら、本実施形態の記録ヘッド10では、記録ヘッド10における吐出口列の延びる方向に直交する方向の外側と内側とで梁27の断面積及び長さに差が設けられ、それぞれの梁27ごとに伝熱の際の熱量が異なるように梁が形成されている。
図6に示されるように、素子基板17の吐出口列の延びる方向に直交する方向の最も外側に形成されている吐出口列を吐出口列Aとし、それ以外の内側に形成された吐出口列を吐出口列Bとする。このとき、上述したように、記録ヘッド10の外側に形成されている吐出口列Aは、素子基板17の外端部に近い位置に形成されていることで放熱され易く、内側の吐出口列Bは放熱され難い。このことから、本実施形態では、梁27aと梁27bとの間で、インク供給口列の間の梁27の吐出口列の延びる方向に直交する方向に沿う長さL、吐出口列の延びる方向に沿う長さW、及び厚さTの値が式1を満たすようにインク供給口19が形成される。
(LA)/(WA×TA)>(LB)/(WB×TB) ・・・ 式1
ここで、式1のLAは記録ヘッド10の外側に形成されている梁27aにおける吐出口列の延びる方向に直交する方向に沿う長さであり、WAは梁27aにおける吐出口列の延びる方向に沿う長さであり、TAは梁27aにおける厚さである。また、LBは記録ヘッド10の内側に形成されている梁27bにおける吐出口列の延びる方向に直交する方向に沿う長さであり、WBは梁27bにおける吐出口列の延びる方向に沿う長さであり、TBは梁27bにおける厚さである。
(LA)/(WA×TA)>(LB)/(WB×TB) ・・・ 式1
ここで、式1のLAは記録ヘッド10の外側に形成されている梁27aにおける吐出口列の延びる方向に直交する方向に沿う長さであり、WAは梁27aにおける吐出口列の延びる方向に沿う長さであり、TAは梁27aにおける厚さである。また、LBは記録ヘッド10の内側に形成されている梁27bにおける吐出口列の延びる方向に直交する方向に沿う長さであり、WBは梁27bにおける吐出口列の延びる方向に沿う長さであり、TBは梁27bにおける厚さである。
このように、本実施形態では、梁27の、吐出口列の延びる方向への長さとしての幅Wを変えて形成されているので、それに応じて梁27の断面積が変わり、梁27による伝熱量が変わることで梁27を介した放熱量が変わる。
ここで、以下、吐出口列の延びる方向に直交する方向に延びた梁において、吐出口列の延びる方向に沿い、梁の延びる方向に直交する方向に沿った梁の長さのことを梁の幅Wとする。また、吐出口列の延びる方向に直交する方向に沿い、梁の延びる方向に沿う梁の長さのことを梁の長さLとする。
そして、本実施形態では、素子基板17の外端の近くに位置し、温度勾配も比較的大きい外側の梁27aの幅WAを比較的小さく形成し、素子基板17の内側に位置し、温度勾配が比較的小さい内側の梁27bの幅WBを比較的大きくしている。このように、外側の梁27aの幅WAを小さくし内側の梁27bの幅WBを大きくするので、外側の梁27aの断面積が小さく形成され、内側の梁27bの断面積が大きく形成される。すなわち、図6(a)に示されるように、複数配列されたインク供給口19の列のうちの外側に形成された第一の液体供給口の列としての第一のインク供給口の列31の間に、第一の梁27aが形成されているものとする。また、第一のインク供給口の列31よりも前記吐出口列の延びる方向に直交する方向の内側に、第二の液体供給口の列としての第二のインク供給口の列32の間に第二の梁27bが形成されているものとする。このとき、これらの第一の梁27aと第二の梁27bとを比較すると、第一の梁27aにおける熱抵抗は、第二の梁27bにおける熱抵抗よりも大きい。また、本実施形態では、第一のインク供給口の列31は、複数配列されたインク供給口の列のうち、吐出口列の延びる方向に直交する方向の最も外側に形成されている。
これにより、記録ヘッドの外部への放熱量の多かった外側の吐出口列では、第一の梁27aの熱抵抗が比較的大きく、梁での伝熱量が減少して吐出口列からの放熱量が減少することで、その吐出口列周辺の温度が上昇し、内側の吐出口列の温度に近付く。その一方、吐出口列の間の領域では、第二の梁27bでの熱抵抗が比較的小さく、伝熱が促進されて吐出口列ごとの温度の差が小さくなる。
本実施形態においては、各吐出口列の吐出口18は、それぞれ600dpiで形成されている。また、インク供給口19の列は、二つの吐出口18につき一つのインク供給口19が割り当てられるように、300dpiで形成されている。また、それぞれのインク供給口19の開口深さと、それぞれの梁27の厚みTは、略等しく、100μm程度で、吐出口列内でほぼ一定である。それぞれのインク供給口19は、それぞれの吐出口18へのインク供給性能を満たすように一定の面積(本実施例では2800μm2以上)を必要とする。ここで式1を満たすようにインク供給口19が形成されると、梁27aの列ではインク供給口のサイズは(長さLC×幅WC)=40μm×70μmとし、記録ヘッド10の外側に形成された梁27aの幅はWA=14.5μmとしている。また、内側に形成された梁27bの列のインク供給口のサイズは(長さLD×幅WD)=54μm×52μmとし、梁27bの幅はWB=32.5μmとしている(図6(a))。
図6(b)には、図6(a)に示される記録ヘッド10の位置と、その位置に応じた温度分布を、吐出口列の延びる方向に直交する方向に亘って示したグラフが示されている。ここで、図7(b)に示されたインク供給口の間に形成された梁の幅を変えずに形成された比較例の温度分布と、図6(b)に示される本実施形態の記録ヘッド10の温度分布との比較を行う。図6(b)と図7(b)の温度分布をそれぞれ比較すると、本実施形態の記録ヘッド10による検出結果の図6(b)は、吐出口列の形成されている領域の外側の梁部27aではその部分の温度勾配が図7(b)のグラフに比べて急である。従って、図6(b)における吐出口列Aの温度は図7(b)の吐出口列Aよりも高温になり、吐出口列Bとの温度差が相対的に小さくなっている。さらに図6(b)のWBをより太くすることで温度差を均一にする効果はより大きくなる。吐出口列同士の温度差は比較的小さく、それらの吐出口列の間で吐出されるインク特性の差が小さくなることが期待できる。
このように、記録ヘッド10における領域ごとの温度分布の差を小さくするので、吐出口18から吐出されるインクのインク特性における領域ごとの差が少なく抑えられる。これにより、記録ヘッド10の全体に亘って比較的均一な特性のインクによって吐出されることが可能になるので、記録によって得られる画像の品質を高く維持することができる。
なお、本実施形態では、一つの素子基板17には、一色のインクのみが供給されていることとしたが、本発明はこれに限定されず、インクの色は一色でなく二色以上であっても良い。また、インクの色についても限定されない。
(第二実施形態)
次に、図8を用いて、第二実施形態について説明する。なお、上記第一実施形態と同様に構成される部分については図中同一符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
次に、図8を用いて、第二実施形態について説明する。なお、上記第一実施形態と同様に構成される部分については図中同一符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図8に、本発明の第二実施形態の記録ヘッド10’の内部の構造を模式的に示した平面図を示す。
第一実施形態の記録ヘッドにおいては、インク供給口19の間に形成された梁27の幅の大きさを記録ヘッドの内側と外側とで異ならせることで、記録ヘッドの領域ごとの温度分布を均一にしている。第二実施形態の記録ヘッド10’においては、それに加えて記録ヘッド10’の内側の吐出口列と外側の吐出口列との間でインクの吐出量を異ならせている。具体的には、図8に示される記録ヘッド10’の外側に形成された吐出口列Aによるインク吐出量を、内側に形成された吐出口列Bによるインク吐出量よりも多くなるように記録ヘッド10’が形成されている。ここで、本実施形態では、吐出口列の延びる方向に直交する方向において、外側に形成されている吐出口列を第一の吐出口列Aとし、内側に形成されている吐出口列を第二の吐出口列Bとする。このとき、複数の吐出口列のうち、第一の吐出口列Aにおける吐出口からのインクの吐出量は、第一の吐出口列Aよりも内側に形成されている第二の吐出口列Bにおける吐出口からのインクの吐出量よりも多くしている。
本実施形態においては、内側に形成された吐出口列Bは1〜3plの吐出量となるように吐出口18及び発熱素子24が形成され、外側に形成された吐出口列Aにおいては、5〜7plの吐出量となるように吐出口18及び発熱素子24が形成されている。一般に、発熱素子を用いた記録ヘッドでは、吐出量は吐出口の直径に比例する。従って、吐出量の小さい吐出口列Bの吐出口径は吐出口列Aの吐出口径よりも小さい。吐出口径が小さいと吐出口内を流れる際にインクが受ける抵抗が大きくなり、インク吐出の際のエネルギ効率が低下し、吐出口列周辺に熱が残り易くなる。従って、吐出口径が小さく、その吐出口の効率が低い程、吐出口周辺の温度が上昇し易い。これにより、その吐出口周辺の素子基板17の温度が上昇し易くなる。
素子基板17の温度が上昇すると、そこに配置されている発熱素子24の有する熱量が大きくなるので、その発熱素子24のエネルギ効率を向上させる。また、本実施形態では、吐出口列の間に形成されている梁27bは比較的多くの熱を通すので、温度上昇のし難い外側に形成されている吐出口列周辺の素子基板17の温度も上昇させる。従って、素子基板17に配置されている発熱素子24の全体に亘って発熱素子24の吐出効率が向上して消費エネルギが低減される。
また、本実施形態では、記録ヘッド10’の外側に形成された吐出口列Aにおいて5pl以上の吐出量を吐出させる場合、発熱素子24の面積はおよそ484μm2以上を必要とする。一方、吐出口列Bにおいて3pl以下の吐出量を吐出させる場合、発熱素子24の面積はおよそ324μm2以下となる。このように、記録ヘッド内で吐出量を異ならせた場合、それに応じて発熱素子24の面積に差が生じる。発熱素子24が発する熱量はおおむね発熱素子24の面積に比例する。従って、発熱素子24から発せられる熱量に差が生じ、吐出口列Bにおける発熱素子24の発熱量よりも吐出口列Aにおける発熱量の方が大きくなる。
この発熱量の大きい発熱素子24aを素子基板17の外端部に近い位置に形成されている吐出口列Aに配置している。このように、最も温度の高くなり易い発熱素子24を、記録ヘッドの最も外側に形成し、その部分において発生した熱が放熱され易いようにしている。こうすることで、素子基板17全体の過度な温度上昇を抑えている。これにより、記録ヘッド10’の信頼性が向上する。
(第三実施形態)
次に、図9を用いて、第三実施形態について説明する。なお、上記第一実施形態及び第二実施形態と同様に構成される部分については図中同一符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
次に、図9を用いて、第三実施形態について説明する。なお、上記第一実施形態及び第二実施形態と同様に構成される部分については図中同一符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図9に、本発明の第三実施形態の記録ヘッド10’’の内部の構造を模式的に示した平面図を示す。
第一実施形態及び第二実施形態の記録ヘッドにおいては、インク供給口19の間に形成された梁27の幅の大きさを記録ヘッドの内側と外側とで異ならせることで、記録ヘッドの領域ごとの温度分布を均一にしている。また、第一実施形態及び第二実施形態の記録ヘッドにおいては、四列形成された吐出口列の間及び吐出口列よりも外側の位置に、合わせて五列のインク供給口列が形成されている。
第三実施形態の記録ヘッド10’’では、これに対し、インク供給口列は、それぞれの吐出口列の間のみ三列形成され、最も外側の吐出口列の外側にはインク供給口は形成されていない。本実施形態では、このように、インク供給口列の数を減らすことで記録ヘッド10’’の小型化を図り、記録ヘッド10’’を製造する際のコストを低減させている。
また、記録ヘッド10’’の最も外側に形成されている吐出口列は、それぞれの吐出口がインク液室23に対して一箇所でのみインク流路を介して連通しており、その吐出口はインク供給口19からインク流路を介して一方向からのみインクが供給されるのみである。このように、本実施形態の記録ヘッド10’’は、オリフィスプレート22及び素子基板17を記録媒体側から見たときに、一方向でのみインク供給口19に面した吐出口18bを有している。一方向でのみインク供給口19に面した吐出口18bの内側には、インク供給口列によって挟まれて形成されている吐出口18aによって形成された吐出口列が形成されている。このように、複数の吐出口列のうち、吐出口列の延びる方向に直交する方向において、最も外側に形成された吐出口列の吐出口18bは、一方向にのみインク供給口19に面している。
また、本実施形態では、記録ヘッド10’’の外側に形成され、一方向でのみインク供給口19に面した吐出口18bのインク吐出量がおよそ5〜7plとなるように形成されている。そして、記録ヘッド10’’の内側に形成され、インク供給口列によって挟まれて形成されている吐出口18aのインク吐出量がおよそ1〜3plとなるように形成されている。
本実施形態においても、発熱量の大きい発熱素子24aを記録ヘッド10’’の外端部に近い位置の吐出口列Aに配置し、発熱量の小さい発熱素子24bを内側の吐出口列Bに配置している。そして、本実施形態では、内側の吐出口列B同士の間の梁27bの断面積を、内側の吐出口列Bと外側の吐出口列Aとの間の梁27aよりも大きくしている。これにより、発熱量の比較的大きい発熱素子24aからの熱が、発熱量の比較的小さい発熱素子24bに比べて相対的にかなり大きくなったとしても、発熱素子24aからの熱が吐出口列Bに伝わり難くしている。このため、吐出口列Aでの発熱が大きくなったとしても、それが吐出口列Bに及ぼす影響を小さくしている。その一方、梁27bの熱抵抗を小さくするために梁27bの断面積を大きくしている。これにより、吐出口列B間の温度分布を均一にしている。
(その他の実施形態)
なお、本発明の液体吐出ヘッドは、プリンタ、複写機、通信システムを有するファクシミリ、プリンタ部を有するワードプロセッサなどの装置、さらには各種処理装置と複合的に組み合わせた産業記録装置に搭載可能である。そして、この液体吐出ヘッドを用いることによって、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど種々の記録媒体に記録を行うことができる。なお、本明細書内で用いられる「記録」とは、文字や図形などの意味を持つ画像を記録媒体に対して付与することだけでなく、パターンなどの意味を持たない画像を付与することも意味することとする。
なお、本発明の液体吐出ヘッドは、プリンタ、複写機、通信システムを有するファクシミリ、プリンタ部を有するワードプロセッサなどの装置、さらには各種処理装置と複合的に組み合わせた産業記録装置に搭載可能である。そして、この液体吐出ヘッドを用いることによって、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど種々の記録媒体に記録を行うことができる。なお、本明細書内で用いられる「記録」とは、文字や図形などの意味を持つ画像を記録媒体に対して付与することだけでなく、パターンなどの意味を持たない画像を付与することも意味することとする。
17 素子基板
18 吐出口
19 インク供給口
24 発熱素子
25 圧力室
27、27a、27b 梁
18 吐出口
19 インク供給口
24 発熱素子
25 圧力室
27、27a、27b 梁
Claims (6)
- 液体を吐出する複数の吐出口がそれぞれ配列された複数の吐出口列と、
液体を吐出するために利用されるエネルギを発生する記録素子と、該記録素子に液体を供給する液体供給口と、が設けられた基板と、
前記液体供給口及び前記吐出口に連通し、前記記録素子を含む圧力室と、
を有する液体吐出ヘッドにおいて、
前記液体供給口は、前記吐出口列の延びる方向に直交する方向において、前記複数の吐出口列の間に配置されると共に、前記吐出口列の延びる方向に複数配列され、
前記吐出口列の間のそれぞれにおいて、前記吐出口列の延びる方向に配列する複数の前記液体供給口の間には梁が形成され、
前記複数配列された液体供給口の列のうちの第一の液体供給口の列の間に形成された第一の梁と、該第一の液体供給口の列よりも前記吐出口列の延びる方向に直交する方向の内側に形成された第二の液体供給口の列の間に形成された第二の梁とを比較すると、前記第一の梁における熱抵抗は、前記第二の梁における熱抵抗よりも大きいことを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 前記第一の梁における前記第一の梁における前記吐出口列の延びる方向に沿う長さをWA、前記吐出口列の延びる方向に直交する方向に沿う長さをLA、厚さをTAとし、
前記第二の梁における前記吐出口列の延びる方向に沿う長さをWB、前記吐出口列の延びる方向に直交する方向に沿う長さをLB、厚さをTBとすると、
(LA)/(WA×TA)>(LB)/(WB×TB)
が満たされることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。 - 前記液体供給口は、前記基板における前記吐出口列の延びる方向に直交する方向において、最も外側に形成された吐出口列よりもさらに外側に配列されていることを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記第一の液体供給口の列は、前記複数配列された液体供給口の列のうち、前記吐出口列の延びる方向に直交する方向の最も外側に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
- 前記複数の吐出口列のうち、第一の吐出口列における吐出口からの液体の吐出量は、前記吐出口列の延びる方向に直交する方向において前記第一の吐出口列よりも内側に形成されている第二の吐出口列における吐出口からの液体の吐出量よりも多いことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
- 前記複数の吐出口列のうち、前記吐出口列の延びる方向に直交する方向において最も外側に形成された吐出口列の吐出口は、一方向にのみ液体供給口に面していることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
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|---|---|---|---|
| JP2010023195A JP2010201926A (ja) | 2009-02-06 | 2010-02-04 | 液体吐出ヘッド |
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-
2010
- 2010-02-04 JP JP2010023195A patent/JP2010201926A/ja active Pending
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