JP2010204902A - 無停電電源装置、給電制御方法、及びプログラム - Google Patents

無停電電源装置、給電制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】冗長無停電電源システムを容易に構築することができるようにする。
【解決手段】
所定のシャットダウン指示に基づいて所定のシャットダウン処理を行う負荷機器としてのサーバ装置12に、例えば第1の電源としての交流電源16−1から出力される電力を供給するUPS11−1は、第1の電源としての例えば交流電源16−1からの電力出力の停止を検出し、その検出結果による交流電源16−1の電力状態と、他のUPS11からの第2の電源としての交流電源16−2〜16−Nの電力状態に基づいて、シャットダウン指示の条件が成立したか否かを判定し、シャットダウン指示の条件が成立すると判定されたとき、シャットダウン指示を負荷機器としてのサーバ装置12に通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無停電電源装置、給電制御方法、及びプログラムに関する。
無停電電源装置は、停電や過負荷による商用電源の供給停止時に負荷機器に電源供給を行うものであり、停電時にはバッテリ運転を行い、その後、自身に接続されている負荷機器にシャットダウン指示を通知する。シャットダウン指示が通知された負荷機器は、その後速やかにシャットダウン処理を行う。
近年では、複数の無停電電源装置を備えた冗長無停電電源システムが開発されており、その複数の無停電電源装置及び負荷機器間の通信を、ネットワークを介して行う技術も提案されている(特許文献1参照)。
特開2007−241827号公報
しかしながら、冗長無停電電源システムにおける複数の無停電電源装置及び負荷機器間の通信を、ネットワークを介して行う場合、通常、負荷機器側にも、無停電電源装置とのデータ通信のために所定のソフトウエアプログラムをインストールする必要がある。そのため、冗長無停電電源システムの導入にコストや手間がかかることがあった。
また負荷機器がアプライアンスサーバなど、特定用途向けサーバの場合、サーバの障害リスクを避けるため、他のアプリケーションをインストールすることを好まないケースがある。また例えばフラッシュメモリ媒体などにプログラムを格納し、HDDなどの大容量記録媒体を搭載していないサーバ等では、物理的な構成上、他のアプリケーションをインストールする余地がない場合がある。このような負荷機器については、ネットワーク通信を利用して冗長無停電電源システムを用いることができない場合がある。
本発明は、冗長無停電電源システムを容易に、かつ適切に構築することができるようにするものである。
本発明の一側面の無停電電源装置は、所定のシャットダウン指示に基づいて所定のシャットダウン処理を行う負荷機器に、第1の電源から出力される電力を供給する無停電電源装置であって、負荷機器とネットワークを介して通信するとともに、負荷機器に、第2の電源から出力される電力を供給する他の無停電電源装置とネットワークを介して通信する通信手段と、第1の電源からの電力出力の停止を検出する検出手段と、検出手段による検出結果による第1の電源の電力状態と、他の無停電電源装置からの第2の電源の電力状態に基づいて、シャットダウン指示の条件が成立したか否かを判定する判定手段と、判定手段によりシャットダウン指示の条件が成立すると判定されたとき、通信手段を介して、所定のシャットダウン指示を負荷機器に通知するシャットダウン指示手段とを有することを特徴とする。
本発明の一側面の給電制御方法は、所定のシャットダウン指示に基づいて所定のシャットダウン処理を行う負荷機器に、第1の電源から出力される電力を供給する無停電電源装置の給電制御方法であって、負荷機器とネットワークを介して通信するとともに、負荷機器に、第2の電源から出力される電力を供給する他の無停電電源装置とネットワークを介して通信する通信ステップと、第1の電源からの電力出力の停止を検出する検出ステップと、検出ステップでの検出結果による第1の電源の電力状態と、他の無停電電源装置からの第2の電源の電力状態に基づいて、シャットダウン指示の条件が成立したか否かを判定する判定ステップと、判定ステップでシャットダウン指示の条件が成立すると判定されたとき、通信ステップでの処理を介して、所定のシャットダウン指示を負荷機器に通知するシャットダウン指示ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の一側面のプログラムは、所定のシャットダウン指示に基づいて所定のシャットダウン処理を行う負荷機器に、第1の電源から出力される電力を供給する給電制御処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、負荷機器とネットワークを介して通信するとともに、負荷機器に、第2の電源から出力される電力を供給する他の無停電電源装置とネットワークを介して通信する通信ステップと、第1の電源からの電力出力の停止を検出する検出ステップと、検出ステップでの検出結果による第1の電源の電力状態と、他の無停電電源装置からの第2の電源の電力状態に基づいて、シャットダウン指示の条件が成立したか否かを判定する判定ステップと、判定ステップでシャットダウン指示の条件が成立すると判定されたとき、通信ステップでの処理を介して、所定のシャットダウン指示を負荷機器に通知するシャットダウン指示ステップとを含む給電制御処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の一側面の無停電電源装置、給電制御方法、又はプログラムにおいては、負荷機器とネットワークを介して通信するとともに、負荷機器に、第2の電源から出力される電力を供給する他の無停電電源装置とネットワークを介して通信し、第1の電源からの電力出力の停止を検出する検出ステップと、検出ステップでの検出結果による第1の電源の電力状態と、他の無停電電源装置からの第2の電源の電力状態に基づいて、シャットダウン指示の条件が成立したか否かが判定され、シャットダウン指示の条件が成立すると判定されたとき、所定のシャットダウン指示が負荷機器に通知される。
本発明によれば、冗長無停電電源システムを容易に、又は適切に構築することができる。
本発明の実施の形態に係る無停電電源システムの構成例を示すブロック図である。 図1のUPS11の構成の一例を示すブロック図である。 UPS11のメモリ28に記憶されている停電時シャットダウンシーケンスデータの構成例を示す図である。 図1のサーバ装置12の構成の一例を示すブロック図である。 シャットダウン制御処理の流れを示すフローチャートである。 復旧処理の流れを示すフローチャートである。
[本発明の構成要件と明細書に記載との対応関係]
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書に記載の実施の形態との対応関係を、本発明の一側面の無停電電源装置に基づいて例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の詳細な説明中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の一側面の無停電電源装置は、所定のシャットダウン指示に基づいて所定のシャットダウン処理を行う負荷機器(例えば、図1のサーバ装置12)に、第1の電源(例えば、図1の交流電源16)から出力される電力を供給する無停電電源装置(例えば、図1のUPS11)において、
上記負荷機器とネットワークを介して通信するとともに、上記負荷機器に、上記第1の電源と同じ又は他の電源である第2の電源から出力される電力を供給する他の無停電電源装置と上記ネットワークを介して通信する通信手段(例えば、図2の通知部26,UPS通信部29)と、
上記第1の電源からの電力出力の停止を検出する検出手段(例えば、図2の入力電圧検出部24、電力状態検出部51)と、
上記検出手段による検出結果による上記第1の電源の電力状態と上記他の無停電電源装置からの上記第2の電源の電力状態に基づいて、上記シャットダウン指示の条件が成立したか否かを判定する判定手段(例えば、図5のステップS9の処理を行う図2のシャットダウン制御部52)と、
上記判定手段により上記シャットダウン指示の条件が成立すると判定されたとき、上記通信手段を介して、上記所定のシャットダウン指示を上記負荷機器に通知するシャットダウン指示手段(例えば、図5のステップS16の処理を行う図2のシャットダウン制御部52)と
を有することを特徴とする。
[無停電電源システム1の構成例の説明]
図1は、本発明の実施の形態に係る無停電電源システム1の構成例を示す図である。無停電電源システム1は、N個の無停電電源装置(以下、UPS:uninterruptible power supplyと記載する。)11−1〜11−N(以下、個々に区別する必要がない場合、UPS11と称する。他の場合においても同様である)、負荷機器としてのサーバ装置12、及びネットワーク13を含んで構成されている。
UPS11−1〜UPS11−Nは、同一の又はそれぞれ異なる、例えば商用電源である交流電源16−1〜16−Nに接続され、接続された交流電源16から出力される電力をサーバ装置12やネットワーク13を構成するハブ機器14に供給する。
この例の場合UPS11−1は、交流電源16−1に接続され、交流電源16−1から出力される電力をサーバ装置12とネットワーク13のハブ機器14に供給する。UPS11−2〜11−Nは、交流電源16−2〜16−Nのそれぞれに接続され、交流電源16−2〜16−Nから出力される電力をサーバ装置12に供給する。
ネットワーク13は、ハブ機器14の他、複数のネットワークケーブル15を有して構成されている。ネットワークケーブル15には、100BASE−Tなどがある。複数のネットワークケーブル15は、ハブ機器14とサーバ装置12との間、ハブ機器14と各UPS11との間を接続する。ハブ機器14は、1つのネットワークケーブル15から通信データが入力されると、その通信データを残りのネットワークケーブル15に転送する。
このように無停電電源システム1は、複数のUPS11によりサーバ装置12への電源供給が可能となる冗長無停電電源システムを構成し、複数のUPS11とサーバ装置12間の通信は、ネットワーク13を介して行われている。
なお無停電電源システム1をUPS11−1〜UPS11−N及びサーバ装置12で構成するに当たり、それらの装置は、例えば所定の登録作業により各種の情報が設定登録される。
UPS11−1〜UPS11−N及びサーバ装置12の登録は、例えば、所定の設定ツールがインストールされた、設定作業用として一時的にネットワークに接続される図示せぬ端末により行われる。具体的には、その作業用端末において設定ツールが起動され、設定ツール上に設定対象となるUPS11がエントリーされる。設定ツールは、エントリーされたUPS11と通信を確立させ、各UPS11の設定情報を収集し、表示する。
次に、設定ツール上からシャットダウン対象のサーバ装置12の情報(ノード識別情報(IPアドレス等)、ログイン情報、シャットダウン時実行コマンド、シャットダウンタイミング)が設定される。また、後述するシャットダウンモードが設定される。設定完了後、設定ツールにより、エントリーされた各UPS11に対し、「エントリーされた全てのUPS11の情報」、「シャットダウン対象のサーバ装置12の情報」、「シャットダウンモード」が設定される。エントリーされた各UPS11への設定が成功すると、設定が完了となる。
なおここでは、作業用端末により設定ツールが実行される場合を例として説明したが、サーバ装置12において設定ツールが実行されるようにすることもできる。
[UPS11の構成例の説明]
図2は、UPS11の構成の一例を示すブロック図である。
UPS11は、給電ユニット21、第一セグメント22、第二セグメント23、入力電圧検出部24、給電制御部25、通知部26、タイマ27、メモリ28、UPS通信部29を有して構成されている。なお、通知部26及びUPS通信部29などは、UPS11の筐体に装抜可能なオプションカードとして形成されていてもよい。
給電ユニット21は、例えばコンバータ41、インバータ42、第一給電スイッチ43、第二給電スイッチ44、バッテリ45、及びスイッチ46を有して構成されている。
コンバータ41には、電源ケーブル31が接続される。電源ケーブル31は、図1に示す交流電源16に接続される。コンバータ41は、電源ケーブル31から供給される交流電源16の出力電力から所定の直流電力を生成する。
コンバータ41の出力側には、インバータ42及びスイッチ46が接続されている。スイッチ46には、さらにバッテリ45が接続されている。
インバータ42は、コンバータ41から出力された直流電力又はスイッチ46を介して供給されるバッテリ45の直流電力を、交流電源16の電圧と略同様の振幅及び周波数で変化する交流電力に変換する。インバータ42により生成された交流電力は、第一給電スイッチ43を介して第一セグメント22に供給されるとともに、第二給電スイッチ44を介して第二セグメント23に供給される。
即ちコンバータ41やインバータ42の起動若しくは停止により、又は第一給電スイッチ43、第二給電スイッチ44、若しくはスイッチ46の開閉により、交流電源16からの電力がサーバ装置12に供給されたり(以下、適宜、通常給電と称する)、バッテリ45からの電力がサーバ装置12に供給される(以下、適宜、バッテリ給電と称する)。
第一セグメント22及び第二セグメント23は、それぞれ、複数のコンセント32を有する。例えば、サーバ装置12とハブ機器14とが接続されるUPS11−1の第一セグメント22のコンセント32には、サーバ装置12の1つの電源ケーブル102(図4)のプラグが接続され、第二セグメント23のコンセント32には、ハブ機器14の電源ケーブルのプラグ(図示せず)が接続される。
入力電圧検出部24は、給電ユニット21のコンバータ41へ電源ケーブル31を介して供給される交流電源16からの出力電力の電圧を検出し、その検出結果を、給電制御部25に出力する。
給電制御部25は、電力状態検出部51、シャットダウン制御部52、及び復旧制御部53から構成されている。電力状態検出部51は、入力電圧検出部24により検出された交流電源16からの出力電力の電圧が、例えば、所定時間(以下、ウィンク時間と称する)の間、所定の電圧以下になった場合、交流電源15からの電力出力が停止したとして、その旨(以下、停電検出と称する)を、シャットダウン制御部52及び復旧制御部53に通知する。電力状態検出部51はまた、停電が検出された後、入力電圧検出部24により検出された交流電源16からの出力電力の電圧が、例えば、所定期間の間、所定の電圧以上になった場合、電源が復旧したとして、その旨(以下、復旧検出と称する)を、復旧制御部53に通知する。
シャットダウン制御部52は、電力状態検出部51から停電検出が通知されると、メモリ28に記憶されているデータを利用して、所定のシャットダウン制御処理を実行する。この処理の詳細は、後述するが、この処理により、サーバ装置12のシャットダウンが安全に実行される。
復旧制御部53は、電力状態検出部51から停電検出が通知されると、電力状態検出部51からの復旧検出の通知やメモリ28に記憶されているデータに基づいて、所定の復旧制御処理を実行する。この処理の詳細は、後述するが、この処理により、シャットダウンしたサーバ装置12の再起動が迅速に行われる。
通知部26は、給電制御部25からの通知やメモリ28に記憶されているデータに基づいて、各種の指示や通知を生成する。通知部26が生成する指示には、例えばシャットダウン指示、起動指示などがある。通知部26が生成する通知には、例えば停電検出通知などがある。通知部26は、生成した指示や通知を、UPS通信部29に供給する。
メモリ28には、停電時シャットダウンシーケンスデータ61、シャットダウンモードデータ62、UPSアドレスデータ63、及び負荷機器アドレスデータ64が記憶されている。
停電時シャットダウンシーケンスデータ61は、図3に示すデータから構成されている。ウィンク時間は、上述したように停電検出に用いる時間である。カウントダウン時間は、停電が検出された時からシャットダウン指示をサーバ装置12に通知する間での時間である。即ちカウントダウン時間は、シャットダウンを開始するまでの待ち時間に相当し、例えば5分である。カウントダウン時間内に電源が復旧した場合、シャットダウン指示は行われない。
AP終了待ち時間は、サーバ装置12におけるアプリケーションプログラムの終了処理に要すると想定される時間である。OS終了待ち時間は、サーバ装置12におけるオペレーティングシステムプログラムの終了処理に要すると想定される時間である。即ちAP終了待ち時間及びOS終了待ち時間の合計の時間は、サーバ装置12におけるシャットダウン処理に要する時間(以下、シャットダウン時間と称する)に相当する。
メモリ28は、停電時シャットダウンシーケンスデータ61として、ウィンク時間の値、カウントダウン時間の値、AP終了待ち時間の値、及びOS終了待ち時間の値を記憶する。
図2に戻りシャットダウンモードデータ62は、サーバ装置12のシャットダウン処理の開始条件を規定するデータである。シャットダウンモードには、シャットダウン優先モード、給電優先モードなどがある。シャットダウン優先モードは、サーバ装置12に給電するN個のUPS11の中の1個のUPS11が停電を検出した場合に、サーバ装置12をシャットダウンさせるモードである。給電優先モードは、サーバ装置12に給電するN個のUPS11の全てが停電を検出した場合に、サーバ装置12をシャットダウンさせるモードである。
メモリ28は、この例の場合、シャットダウンモードデータ62として、シャットダウン優先モードに対応する値及び給電優先モードに対応する値を記憶する。なお、メモリ28は、例えば3つ以上のUPS11の中の2つ以上のUPS11が停電を検出した場合に、サーバ装置12をシャットダウンさせる第三のモードの値をシャットダウンモードデータ62として記憶することもできる。
UPSアドレスデータ63は、自分以外のUPS11のアドレスの値である。UPSアドレスは、例えば各UPS11のIP(Internet Protocol)アドレスである。
負荷機器アドレスデータ64は、この例の場合、サーバ装置12のアドレスの値である。負荷機器アドレスは、例えばサーバ装置12のIPアドレスである。
メモリ28に記憶されるデータは、上述した登録作業により供給される。
UPS通信部29は、この例の場合、インターネットプロトコルを用いて、通知部26により生成されたデータを、他のUPS11やサーバ装置12に送信したり、他のUPS11やサーバ装置12から送信されてきたデータを受信する。UPS通信部29は、通信I/F71、IP部72、TCP部73、及びUDP部74を有して構成されている。
通信I/F(Interface)71には、ネットワーク13のネットワークケーブル15が接続される。通信I/F71は、MAC(Media Access Control)アドレスを有する。MACアドレスは、通信I/F71固有の番号である。
IP部72は、IPアドレスを有する。IPアドレスは、クラスA、クラスB、クラスCなどのネットワーク13の規模に応じた値である。IPアドレスは、ネットワーク13内において固有の値である。IP部72は、送信するデータに、送信元(自分)のIPアドレスと送信先のIPアドレスとを付加して通信I/F71に供給する。
TCP(Transmission Control Protocol)部73は、送信するデータに例えば送信順にしたがった番号を付加して、IP部72に供給する。TCP部73は、IP部72から受信したデータが供給されると、そのデータに付加された番号を確認する。そして、TCP部73は、例えば過去に確認した複数の番号との比較により番号飛び(抜け)などが生じたと判断すると、その飛び(抜け)番号が付加されるデータの再送要求を生成し、IP部72に供給する。TCP部73は、その再送制御により、データ抜けを生ずることなくデータを取得する。
UDP(User Datagram Protocol)部74は、送信するデータに例えば送信順にしたがった番号を付加して、IP部72に供給する。UDP部74は、IP部72から受信したデータを取得する。UDP部74は、TCP部73とは異なり、データ抜けが生じたとしてもそのデータの再送を要求しない。即ちUDP部74は、抜けてしまったデータを受信しない。
このようにUPS11は構成されている。なおUPS11の給電制御部25は、UPS11の図示せぬCPUが、所定のアプリケーションプログラムを実行することで実現される。そのアプリケーションプログラムは、例えばメモリ28などに記憶されている。メモリ28に記憶されるそのアプリケーションプログラムは、UPS11とともにユーザに供給されても、UPS11とは別にユーザへ提供されてもよい。UPS11とは別にユーザへ提供される場合、そのプログラムは、例えばCD−ROMなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に保存された状態で提供されたり、インターネットなどの伝送媒体を介して提供される。また他の方法で提供されてもよい。
[サーバ装置12の構成例の説明]
図4は、サーバ装置12の構成の一例を示すブロック図である。
サーバ装置12は、N個の電源ユニット101−1〜101−Nを有する。電源ユニット101−1〜101−Nには、電源ケーブル102−1〜102−Nのプラグがそれぞれ接続されている。電源ケーブル102−1〜102−Nのプラグは、UPS11のセグメントのコンセントに接続される。電源ユニット101は、それぞれの電源ケーブル102から供給されるUPS11から供給される交流電力を直流電力へ変換し、サーバ本体103に供給する。これにより、サーバ本体103に供給される電力は冗長化される。
サーバ本体103は、表示デバイス111、入力デバイス112、通信I/F113、起動デバイス114、及びCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)115を有して構成されている。表示デバイス111、入力デバイス112、通信I/F113、及び起動デバイス114のそれぞれは、CPU115に接続される。
表示デバイス111は、図示せぬ表示部に、CPU115から供給された表示データに基づく画像を表示させる。
入力デバイス112は、例えばキーボード、ポインティングデバイスなどの図示せぬ操作部を有する。入力デバイス112は、ユーザによる操作部の操作に応じた入力データを生成し、CPU115に供給する。
通信I/F113には、ネットワークケーブル15が接続される。通信I/F113は、MACアドレスを有する。
起動デバイス114は、CPU115を起動する。
CPU115は、図示せぬオペレーティングシステムプログラムやアプリケーションプログラムを実行する。CPU115がオペレーティングシステムプログラムを実行することで、TCP部121、UDP部122、IP部123が実現される。CPU115がオペレーティングシステムプログラムを実行することでまた、オペレーティングシステムプログラムに応じた所定のシャットダウンコマンドや起動コマンドを発行する停止制御部124が実現される。
TCP部121、UDP部122、及びIP部123は、UPS11のTCP部73、UDP部74、及びIP部72(図2)と基本的に同様な処理を実行するので、その説明は省略する。
停止制御部124は、UPS11からのシャットダウン指示に基づいて、シャットダウンコマンドを発行したり、UPS11からの起動指示によって、起動コマンドを発行する。
[UPS11のシャットダウン制御処理の説明]
図5は、UPS11のシャットダウン制御処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートを参照してUPS11のシャットダウン制御処理を説明する。この処理は、例えばUPS11の電源が投入された後、所定のタイミングで開始される。
ステップS1において、給電制御部25のシャットダウン制御部52は、停電が検出されたか否かを判定し、停電が検出されたと判定した場合、ステップS2に進む。
具体的には、電力状態検出部51から停電検出が通知されたとき、停電が検出されたとして、ステップS2に進む。
ステップS2において、シャットダウン制御部52は、給電ユニット21を制御して、負荷装置へのバッテリ給電を開始させる。具体的には、給電ユニット21のバッテリ45に接続されるスイッチ46が開状態から閉状態へ変更される。これにより、バッテリ45がインバータ42に接続され、インバータ42は、バッテリ45に蓄電されている直流電力を交流電力に変換する。インバータ42が生成する交流電力は、負荷装置に供給される。例えばUPS11−1の場合、第一給電スイッチ43、及び第一セグメント22のコンセント32を介してサーバ装置12に供給されるとともに、第二給電スイッチ44及び第二セグメント23のコンセント32を介してハブ機器14に供給される。
このように停電発生時にバッテリ45からの給電を行うことで、停電状態においても、サーバ装置12及びハブ機器14は、動作可能となる。
ステップS3において、シャットダウン制御部52は、タイマ27からの時刻情報に基づいて、カウントダウン時間の計測を開始する。
次にステップS4において、シャットダウン制御部52は、通知部26を制御して、停電検出を、他のUPS11に通知させる。具体的には、通知部26は、停電検出を通知する送信データを生成し、生成した停電検出を通知する送信データを、UPS通信部29のTCP部73に供給する。TCP部73は、停電検出を通知する送信データに、送信順にしたがった番号を付加して、IP部72に供給する。IP部72は、TCP部73から供給されたデータに、自分のIPアドレスと、メモリ28に記憶されるUPSアドレスデータ63によるIPアドレスとを付加して通信I/F71に供給する。通信I/F71は、IP部72から供給されたデータを、ネットワークケーブル15に送出する。
ネットワークケーブル15に送出された通信データは、ハブ機器14により受信される。ハブ機器14は、受信したデータを、その他のネットワークケーブル15に送出する。これにより、UPS11の通信I/F71がネットワークケーブル15へ送出したデータは、他のUPS11に接続されるネットワークケーブル15に転送される。
ステップS1で、停電が検出されていないと判定された場合、ステップS5において、シャットダウン制御部52は、UPS通信部29を介して、他のUPS11から、他のUPS11でのステップS4に相当する処理で通知される停電検出が受信されたか否かを判定し、受信されていない場合、ステップS1に戻り、それ以降の処理を実行する。
ステップS5で、他のUPS11からの停電検出の通知が受信されたと判定した場合、シャットダウン制御部52は、ステップS6において、電力の供給を受けている交流電源16の電力状態(即ち停電が発生しているか、停電が発生してないか)を確認する。具体的には、ステップS1における場合と同様に、電力状態検出部51から停電検出が通知されたか否かが判定され、停電検出が通知されたと判定された場合、停電が発生していることを示す情報が生成され、停電検出が通知されていないと判定された場合、停電が発生していないことを示す情報が生成される。以下、ここで生成されるこの情報を、電力状態情報と称する。
複数の交流電源16が僅かな時間前後して停電する場合があるので、ステップS1,S5の処理の間に、電力の供給を受けている交流電源16が停電する場合があり、ステップS1で、停電が検出されていないと判定されても、ステップS6の処理で、停電が検出されることがある。
次にステップS7において、シャットダウン制御部52は、通知部26を制御して、ステップS6での電力状態の確認により得られた電力状態情報(即ち停電が発生していることを示す情報、又は停電が発生していないことを示す情報)を、他のUPS11に送信させる。
ステップS4で、停電検出が他のUPS11に通知されたとき、又はステップS7で、電力状態情報が他のUPS11に送信されたとき、ステップS8において、UPS通信部29は、他のUPS11から送信されてくる電力状態情報を受信する。
ステップS4を経由した場合、ステップS8において、ステップS4の処理による停電検出の通知を受信した他のUPS11から、それらにおけるステップS7の処理で電力状態情報が送信されてくるので、その電力状態情報が受信される。
例えば4個のUPS11−1〜11−4が存在する場合において、UPS11−1が停電検出したときのUPS11−1の動作を例にして説明すると、UPS11−1におけるステップS4の処理による停電検出の通知を受信したUPS11−2,11−3,11−4から、それらにおけるステップS7の処理で電力状態情報が送信されてくるので、UPS11−1は、UPS11−2,11−3,11−4からの電力状態情報を受信する。
ステップS7を経由した場合、ステップS8において、停電を検出した他のUPS11におけるステップS4の処理による停電検出の通知を受信した他のUPS11から、それらにおけるステップS7の処理で電力状態情報が送信されてくるので、その電力状態情報が受信される。
例えば4個のUPS11−1〜11−4が存在する場合において、UPS11−2が停電を検出したときのUPS11−1の動作を例にして説明すると、停電を検出したUPS−2におけるステップS4の処理による停電検出の通知を受信したUPS11−3及び11−4から、それらのステップS7の処理で電力状態情報が送信されてくるので、UPS11−1は、UPS11−3及び11−4からの電力状態情報を受信する。なおUPS11−1は、ステップS6,S7で、自分の電力状態情報を生成し、他のUPS11に送信する。
次にステップS9において、シャットダウン制御部52は、自分の電力状態と他のUPS11の電力状態に基づいて、シャットダウン指示の条件(以下、シャットダウン指示条件と称する)が成立したか否かを判定する。
具体的には、シャットダウン制御部52は、自分の電力状態情報に基づく電力状態や他のUPS11の電力状態情報に基づく電力状態が、シャットダウンモードに対応する条件(即ちシャットダウン指示条件)を満たしているか否かを判定する。シャットダウンモードは、メモリ28に記憶されているシャットダウンモードデータ62を参照して、シャットダウン優先制御モードであるか又は給電優先制御モードであるか否かが確認される。
例えばシャットダウンモードがシャットダウン優先制御モードである場合、少なくとも1個のUPS11の電力状態情報が、停電が発生していることを示しているとき、シャットダウン指示条件は成立していると判定される。
給電優先制御モードである場合、全てのUPS11の電力状態情報が、停電が発生していることを示しているとき、シャットダウン指示条件が成立していると判定される。
ステップS9で、シャットダウン指示条件が成立していないと判定された場合、ステップS10において、シャットダウン制御部52は、メモリ28から、停電時シャットダウンシーケンスデータ61を読み込み、ステップS3で開始した時間計測に基づいて、停電時シャットダウンシーケンスデータ61に示されるカウントダウン時間が経過したか否かを判定し、経過していないと判定した場合、ステップS8に戻り、それ以降の処理を実行する。なおこのようにカウントダウン時間中は他のUPS11からの電力状態情報を受信するようにしたのは、通信状態によるデータ通信の遅延等を考慮したものである。
ステップS9で、シャットダウン指示条件が成立していると判定された場合、ステップS11において、シャットダウン制御部52は、シャットダウン指示を行えるUPS11であるか否かを判定する。
ステップS7を経由した場合、即ち自分では停電が検出されていない場合、シャットダウン指示を行えるUPS11ではないと判定される。ステップS4を経由した場合、即ち停電が検出されている場合、判定は、シャットダウンモードによって異なる。
具体的には、シャットダウン優先制御モードである場合、少なくとも1個のUPS11において停電が検出されていればよいので、停電を検出したUPS11がシャットダウン指示を行うことができる。即ちシャットダウン指示を行えるUPS11であると判定される。
一方給電優先制御モードである場合においては、全てのUPS11において停電が検出されている。そこでその場合、どのUPS11がシャットダウン指示を送信するかを決定する必要がある。ここでは、シャットダウン指示を行う優先順位を、例えばUPS11の登録順に基づいて決定し、優先順位において最上位のUPS11がシャットダウン指示を行えるものとする。即ち優先順位において最上位である場合、シャットダウン指示を行えるUPS11であると判定される。
ステップS11で、シャットダウン指示を行えるUPS11であると判定された場合、ステップS12において、シャットダウン制御部52は、復旧制御部53から、後述するように交流電源16が復旧した旨が通知されたか否かを判定し、その通知がされていないと判定した場合、ステップS13に進む。
ステップS13において、シャットダウン制御部52は、メモリ28から、停電時シャットダウンシーケンスデータ61を読み込み、ステップS3で開始した時間計測に基づいて、停電時シャットダウンシーケンスデータ61に示されるカウントダウン時間が経過したか否かを判定し、経過していないと判定した場合、ステップS12に戻り、それ以降の処理を実行する。
ステップS13で、カウントダウン時間が経過したと判定された場合、即ちカウントダウン時間内に交流電源16が復旧しなかった場合、ステップS14において、シャットダウン制御部52は、通知部26を制御して、アプリケーションプログラムの終了指示をサーバ装置12に送信させる。
ステップS15において、シャットダウン制御部52は、タイマ27からの時刻情報に基づいて、AP終了待ち時間の計測を開始し、AP終了待ち時間が経過するまで待機する。即ちサーバ装置12におけるアプリケーションプログラムの終了が完了するまで待機する。アプリケーションプログラムの終了指示を受信したサーバ装置12の停止制御部124は、終了コマンドをCPU115に発行する。CPU115は、この終了コマンドに基づいて、サーバ装置12で実行されているアプリケーションプログラムの終了処理を実行する。アプリケーションプログラムとしては、例えばサーバプログラム、メールプログラム、フィルタプログラムなどがある。アプリケーションプログラムが使用するデータなどは、図示せぬメモリに保存される。
ステップS15で、AP終了待ち時間が経過すると、ステップS16において、シャットダウン制御部52は、通知部26を制御して、シャットダウン指示をサーバ装置12に送信させる。ステップS17において、シャットダウン制御部52は、タイマ27からの時刻情報に基づいて、OS終了待ち時間の計測を開始し、そのOS終了待ち時間が経過するまで待機する。即ちサーバ装置12におけるオペレーティングシステムプログラムの終了が完了するまで待機する。シャットダウン指示を受信したサーバ装置12の停止制御部124は、シャットダウンコマンドをCPU115に発行する。CPU115は、このシャットダウンコマンドに基づいて、オペレーティングシステムプログラムを終了させる。
なおステップS14及びS16における指示の送信は、例えばサーバ装置12のOSがLinuxやUnixである場合は、LinuxやUnixに標準設定されているshutdownコマンドが、汎用的な標準プロトコルを介して、サーバ装置12に送信される。またサーバ装置12のOSがWindowsである場合も、汎用的な標準プロトコルを介して、サーバ装置12に送信されて実行される。指示送信の方法は、この方法に限られたものではない。
また指示を送信すると、それを受信したサーバ装置12から、その応答が送信されてくるので、UPS11はそれを受信し、他のUPS11に送信する。他のUPS11は、受信したサーバ装置12の応答に基づいて、サーバ装置12への給電を停止する。
ステップS17で、OS終了待ち時間が経過したと判定された場合、ステップS18において、バッテリ給電を停止する。
具体的には、給電ユニット21のバッテリ45に接続されるスイッチ46が閉状態から開状態に変更される。これにより、バッテリ45は、インバータ42から切り離される。その結果インバータ42には、直流電力が供給されなくなり、インバータ42は交流電力を出力しなくなるので、UPS11からサーバ装置12又はハブ機器14への給電が終了し、サーバ装置12及びハブ機器14は停止する。
ステップS10で、カウントダウン時間が経過したと判定された場合(即ちシャットダウン指示条件が成立せずに、カウントダウン時間が経過した場合)、又はステップS11で、シャットダウン指示を行えるUPS11ではないと判定された場合も、ステップS18で、バッテリ給電は停止する。
ステップS18で、バッテリ給電が停止すると、処理はステップS1に戻り、それ以降の処理が同様に行われる。なおステップS1で停電が検出され、それ以降の処理が実行されても、後述する復旧処理によって通常給電状態に戻る場合があるので、このようにシャットダウン制御処理は、繰り返し実行される。
ステップS12で、交流電源16が復旧した旨が通知された場合、ステップS19において、シャットダウン制御部52は、通知部26を制御して、停電が発生していない旨を示す電力状態情報を、他のUPS11に通知させる。その後処理は、ステップS1に戻りそれ以降の処理が同様に実行させる。
以上のように、自分の電力状態及び他のUPS11の電力状態に基づいて、シャットダウン指示条件が成立するか否かを判定し、
シャットダウン指示条件が成立すると判定したとき、シャットダウン指示をサーバ装置12に送信するようにしたので、
サーバ装置12に複数のUPS11とのやり取りのための特別なソフトウエアをインストールさせることなく、サーバ装置12を適切にシャットダウンさせることができる。
なお以上においては、シャットダウンモードとして、シャットダウン優先モードと給電優先モードを例として説明したが、他の条件を用いることもできる。また3個以上又は1個のモードとすることができる。
また以上においては、オペレーティングシステムプログラムを終了させる指示を、シャットダウン指示としたが、1つのシャットダウン指示で、アプリケーションプログラムとオペレーティングシステムプログラムとの両方を終了させることもできる。
[復旧処理の説明]
図6は、UPS11の復旧処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートを参照してUPS11の復旧処理を説明する。なおこの復旧処理は、復旧制御部53が電力状態検出部51から停電検出が通知されたとき、開始される。従って上述したシャットダウン制御処理(ステップS5,S6,S7の処理を除く)と並行して実行させる。
ステップS31において、給電制御部25の復旧制御部53は、電力状態検出部51から復旧検出が通知されたか否かを判定し、復旧検出が通知されたと判定した場合(即ち電源ケーブル31への交流電源16からの出力電力の供給が開始された場合)、ステップS32に進む。
ステップS32において、復旧制御部53は、バッテリ給電が行われているか否かを判定し、行われていると判定した場合、ステップS33において、給電ユニット21を制御して、バッテリ給電を停止させる。具体的には、給電ユニット21のスイッチ46が閉状態から開状態に変更される。これにより、バッテリ給電が終了する。なお、バッテリ45の蓄電電力が減り、充電が必要である場合には、バッテリ45の蓄電電力が所定の電力となるまで給電ユニット21のスイッチ46が閉状態に維持され、その後開状態に変更されるようにしてもよい。
バッテリ給電は、図5のシャットダウン制御処理において、ステップS2で開始され、ステップS18で停止する。即ちステップS3からステップS17の処理中に、交流電源16が復旧した場合、ステップS32で、バッテリ給電が行われていると判定され、ステップS33で、バッテリ給電が停止する。
次にステップS34において、復旧制御部53は、メモリ28から、停電時シャットダウンシーケンスデータ61を読み込み、図5のステップS3で開始した計時結果に基づいて、停電時シャットダウンシーケンスデータ61に示されるカウントダウン時間が経過したか否かを判定し、経過していないと判定した場合、ステップS35において、交流電源16が復旧した旨を、シャットダウン制御部52に通知する。その後、処理は終了する。
図5のシャットダウン制御処理では、カウントダウン時間の経過を待ってシャットダウン指示等がサーバ装置12に送信されるので(ステップS12,S13,S14,S16)、カウントダウン時間経過前に交流電源16が復旧した場合、その旨をシャットダウン制御部52に通知することにより(ステップS12)、シャットダウン指示等が送信されないので(ステップS14,S16がスキップされるので)、サーバ装置12のシャットダウンは行われない。
一方ステップS34で、カウントダウン時間が経過していると判定された場合、ステップS36において、復旧制御部53は、メモリ28から、停電時シャットダウンシーケンスデータ61を読み込み、タイマ27からの時刻情報に基づいて、停電時シャットダウンシーケンスデータ61に示されるAP終了待ち時間及びOS終了待ち時間の合計時間(即ちシャットダウン時間)が経過するまで待機する(即ち停サーバ装置12でのシャットダウンが完了するまで待機する)。
ステップS36で、シャットダウン時間が経過したとき、ステップS37において、復旧制御部53は、通知部26を制御して、駆動指示を、サーバ装置12に通知させる。具体的には、通知部26は、例えばサーバ装置12のOSにおける起動コマンドを、汎用的な標準プロトコルを介して、サーバ装置12に送信する。なおサーバ装置12の駆動指示は、例えばWake-on-LAN技術を利用して行うことができる。またWake-on-Modem技術を用いて、電話回線を介して行うこともできる。
サーバ装置12の停止制御部124は、起動指示を受信すると、起動コマンドを起動デバイス114に発行する。起動デバイス114は、この起動コマンドに基づいてCPU115を起動する。なお、起動デバイス114は、例えば通信I/F113が取得したデータに付加されるMACアドレスなどに基づいて、そのデータがサーバ装置12宛のデータであることを確認した上で、CPU115を起動するようにしてもよい。
起動デバイス114により起動されるCPU115は、まず、オペレーティングシステムプログラムをメモリ28から読み込んで実行する。これにより、サーバ装置12には、図4に示す停止制御部124、TCP部121、UDP部122、IP部123などが実現される。サーバ装置12は、シャットダウン処理前の状態に復旧する。
シャットダウン時間が経過する前は、サーバ装置12は、アプリケーションプログラムやオペレーティングシステムプログラムの終了中である可能性があるので、その終了を待って起動を開始させることで、サーバ装置12を安全に再起動させることができる。
ステップS35で交流電源16が復旧した旨がシャットダウン制御部52に通知されたとき、又はステップS37で起動指示がサーバ装置12に通知されたとき、復旧処理は終了する。
なお復旧処理は図6に示した例に限らず、給電開始によりサーバ装置12が自動起動するようにもできる。
なお図5又は図6にその流れを示した処理は、各ステップが、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくても、並列的あるいは個別に実行される処理を含むものである。
1 無停電電源システム, 11 UPS, 12 サーバ装置, 13 ネットワーク, 14 ハブ機器, 15 ネットワークケーブル, 16 交流電源, 21 給電ユニット, 22 第一セグメント, 23 第二セグメント, 24 入力電圧検出部, 25 給電制御部, 26 通知部, 27 タイマ, 28 メモリ, 29 UPS通信部, 51 電力状態検出部, 52 シャットダウン制御部, 53 復旧制御部, 61 停電時シャットダウンシーケンスデータ, 62 シャットダウンモードデータ, 63 UPSアドレスデータ, 64 負荷機器アドレスデータ

Claims (3)

  1. 所定のシャットダウン指示に基づいて所定のシャットダウン処理を行う負荷機器に、第1の電源から出力される電力を供給する無停電電源装置において、
    上記負荷機器とネットワークを介して通信するとともに、上記負荷機器に、第2の電源から出力される電力を供給する他の無停電電源装置と上記ネットワークを介して通信する通信手段と、
    上記第1の電源からの電力出力の停止を検出する検出手段と、
    上記検出手段による検出結果による上記第1の電源の電力状態と上記他の無停電電源装置からの上記第2の電源の電力状態に基づいて、上記シャットダウン指示の条件が成立したか否かを判定する判定手段と、
    上記判定手段により上記シャットダウン指示の条件が成立すると判定されたとき、上記通信手段を介して、上記所定のシャットダウン指示を上記負荷機器に通知するシャットダウン指示手段と
    を有することを特徴とする無停電電源装置。
  2. 所定のシャットダウン指示に基づいて所定のシャットダウン処理を行う負荷機器に、第1の電源から出力される電力を供給する無停電電源装置の給電制御方法において、
    上記負荷機器とネットワークを介して通信するとともに、上記負荷機器に、第2の電源から出力される電力を供給する他の無停電電源装置と上記ネットワークを介して通信する通信ステップと、
    上記第1の電源からの電力出力の停止を検出する検出ステップと、
    上記検出ステップでの検出結果による上記第1の電源の電力状態と、上記他の無停電電源装置からの上記第2の電源の電力状態に基づいて、上記シャットダウン指示の条件が成立したか否かを判定する判定ステップと、
    上記判定ステップで上記シャットダウン指示の条件が成立すると判定されたとき、上記通信ステップでの処理を介して、上記所定のシャットダウン指示を上記負荷機器に通知するシャットダウン指示ステップと
    を含むことを特徴とする給電制御方法。
  3. 所定のシャットダウン指示に基づいて所定のシャットダウン処理を行う負荷機器に、第1の電源から出力される電力を供給する給電制御処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    上記負荷機器とネットワークを介して通信するとともに、上記負荷機器に、第2の電源から出力される電力を供給する他の無停電電源装置と上記ネットワークを介して通信する通信ステップと、
    上記第1の電源からの電力出力の停止を検出する検出ステップと、
    上記検出ステップでの検出結果による上記第1の電源の電力状態と、上記他の無停電電源装置からの上記第2の電源の電力状態に基づいて、上記シャットダウン指示の条件が成立したか否かを判定する判定ステップと、
    上記判定ステップで上記シャットダウン指示の条件が成立すると判定されたとき、上記通信ステップでの処理を介して、上記所定のシャットダウン指示を上記負荷機器に通知するシャットダウン指示ステップと
    を含む給電制御処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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