JP2010228178A - 易開封性フィルム、これを用いる蓋材及び包装袋 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ヒートシール層と接着樹脂層と基材層とが積層されているフィルムであって、ヒートシール層が、非晶性ポリエチレンテレフタレート系重合体10〜55質量%とポリブチレンテレフタレートホモポリマー45〜90質量%との混合物、又は非晶性ポリエチレンテレフタレート系重合体0〜55質量%と、ジカルボン酸成分としてテレフタル酸とイソフタル酸とを用いて得られるポリブチレンテレフタレート系共重合体45〜100質量%との混合物もしくは単独樹脂を主成分とし、接着樹脂層が酸変性ポリオレフィンを主成分とする易開封性積層フィルム。
【選択図】なし
Description
(i)前記非晶性ポリエチレンテレフタレート系重合体(a1)10〜55質量%とポリブチレンテレフタレートホモポリマー(a2)45〜90質量%との混合物
(ii)非晶性ポリエチレンテレフタレート系重合体(a1)0〜55質量%と、ジカルボン酸成分としてテレフタル酸とイソフタル酸とを用いて得られるポリブチレンテレフタレート系共重合体(a3)45〜100質量%との混合物もしくは単独樹脂
を主成分とするものである。
得られたフィルムの基材層側にウレタン系接着剤を使用して膜厚12μmの2軸延伸ポリエステルフィルムをラミネートして、ラミネートフィルムを作成した。得られたラミネートフィルムのヒートシール層をA−PETシート(軟化点77℃、結晶化温度126℃)に合わせ、精密ヒートシーラー(テスター産業製)も用いて温度170℃、圧力0.2MPaで幅10mmのシールバーにより、1.0秒間ヒートシールした後、放冷し、次いでヒートシールしたサンプルから15mm幅の試験片を切り取り、23℃、50%RHの恒温室において引張速度300mm/分の条件で、万能型引張試験機(株式会社エー・アンド・ディー製)で180度方向に剥離して最大荷重を測定した。また、上記ラミネートフィルムのヒートシール層同士を合わせ、上記同条件にてヒートシールし、同様にして最大荷重を測定した。(単位:N/15mm)
A−PETのシートからなり、幅5mm、一辺の長さが88mmの正方形で厚さが300μmの鍔部を有する、天然系消臭剤(固形、市販品)20gを入れた容量80cm3容器の鍔部に上記ラミネートフィルムのヒートシール層を重ね合わせ、包装機を使用して、温度175℃、時間1.5秒間、荷重100kgの条件でヒートシールして包装体を得た。この包装体を50℃の恒温槽に1ヶ月放置した後、ヒートシール部の状態(デラミネーション、層間剥離の有無)、剥離状態を確認した。
シール部状態 ○:シール直後からの変化無し
△:シール層と接着層での層間剥離による浮きが発生
×:シール層と接着層での層間剥離による破袋発生
剥離状態 ○:正常な層間剥離
×:膜残り発生
ヒートシール層(A)用の樹脂として、ポリブチレンテレフタレート系共重合体〔ウィンテックポリマー株式会社製ジュラネックス400LP;以下PBT共重合体という〕45質量部と、非晶性ポリエチレンテレフタレート共重合体〔イーストマンケミカルジャパン株式会社製PETG6763;以下PETGという〕55質量部との混合物を用い、接着樹脂層(B)として密度が0.89g/cm3の無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン−ブテン共重合体〔以下接着性樹脂という〕を用い、基材層(C)用の樹脂として直鎖状低密度ポリエチレン〔密度0.93g/cm3、メルトフローレート6g/10min;以下LLDPEという〕を用い、ヒートシール層用押出機(口径30mm)と接着樹脂層用押出機(口径30mm)と基材層用押出機(口径40mm)とのそれぞれに樹脂を供給し、共押出法により押出温度230℃でTダイから(A)/(B)/(C)の各層の厚さが5μm/10μm/15μmになるように押出し、30℃の水冷金属冷却ロールで冷却し、基材層(C)表面の濡れ張力が40mN/mとなるようにコロナ放電処理を施した後、ロールに巻き取り、35℃の熟成室で48時間熟成させて、全厚が30μmの本発明の積層フィルムを得た。
ヒートシール層(A)用の樹脂として、PBT共重合体75質量部及びPETG25質量部の混合物を用いた以外は実施例1と同様にして実施例2の積層フィルムを得た。
ヒートシール層(A)用の樹脂として、PBT共重合体を用いた以外は実施例1と同様にして実施例3の積層フィルムを得た。
ヒートシール層(A)用の樹脂として、ポリブチレンテレフタレート〔三菱エンジニアリングプラスチック株式会社製NOVADURAN 5020;以下PBTという〕45質量部と、PETG55質量部との混合物を用いた以外は実施例1と同様にして実施例4の積層フィルムを得た。
ヒートシール層(A)用の樹脂として、PBT75質量部と、PETG25質量部との混合物を用いた以外は実施例1と同様にして実施例5の積層フィルムを得た。
ヒートシール層(A)用の樹脂として、PBT90質量部と、PETG10質量部との混合物を用いた以外は実施例1と同様にして実施例6の積層フィルムを得た。
基材層(C)用の樹脂としてプロピレン−エチレン共重合体〔密度0.90g/cm3、メルトフローレート7g/10min;以下PPという〕を用いた以外は実施例1と同様にして実施例7の積層フィルムを得た。
ヒートシール層(A)用の樹脂として、PETGのみを用いた以外は実施例1と同様にして比較例1の積層フィルムを得た。
ヒートシール層(A)用の樹脂として、PBT共重合体40質量部及びPETG60質量部の混合物を用いた以外は実施例1と同様にして比較例2の積層フィルムを得た。
ヒートシール層(A)用の樹脂として、PBT30質量部及びPETG70質量部の混合物を用いた以外は実施例1と同様にして比較例3の積層フィルムを得た。
ヒートシール層(A)用の樹脂として、PBTのみを用いた以外は実施例1と同様にして比較例4の積層フィルムを得た。
ヒートシール層(A)用の樹脂として、結晶性ポリエステル〔東洋紡績株式会社製バイロンGM−913;以下結晶性PESという〕90質量部と、PETG10質量部の混合物を用いた以外は実施例1と同様にして比較例5の積層フィルムを得た。
Claims (12)
- ヒートシール層(A)と接着樹脂層(B)と基材層(C)とが(A)/(B)/(C)の順に積層されている積層フィルムであって、該ヒートシール層(A)が、
非晶性ポリエチレンテレフタレート系重合体(a1)10〜55質量%とポリブチレンテレフタレートホモポリマー(a2)45〜90質量%との混合物、又は
非晶性ポリエチレンテレフタレート系重合体(a1)0〜55質量%と、ジカルボン酸成分としてテレフタル酸とイソフタル酸とを用いて得られるポリブチレンテレフタレート系共重合体(a3)45〜100質量%との混合物もしくは単独樹脂、を主成分とするものであり、
且つ接着樹脂層(B)が酸変性ポリオレフィン(b1)を主成分とするものであることを特徴とする易開封性積層フィルム。 - 前記基材層(C)がポリオレフィン(c1)を主成分とするものである請求項1記載の易開封性積層フィルム。
- 前記酸変性ポリオレフィン(b1)が無水マレイン酸変性ポリオレフィンである請求項1又は2記載の易開封性積層フィルム。
- ヒートシール層(A)の厚さが1〜10μmである請求項1〜3の何れか1項記載の易開封性積層フィルム。
- 請求項1〜4の何れか1項記載の易開封性積層フィルムのヒートシール層(A)が対面するように配置し、周囲をヒートシールすることにより得られることを特徴とする包装袋。
- 消臭剤又は芳香剤用の袋である請求項5記載の包装袋。
- 請求項1〜4の何れか1項記載の易開封性積層フィルムの基材層(C)上に接着剤を介して延伸基材フィルム及び/又は金属箔が積層接着されていることを特徴とする易開封性ラミネートフィルム。
- 請求項7記載の易開封性ラミネートフィルムを用いることを特徴とする包装容器の蓋材。
- 前記包装容器がポリエステル系樹脂からなるものである請求項8記載の蓋材。
- 前記包装容器が消臭剤又は芳香剤用の包装容器である請求項8又は9記載の蓋材。
- 請求項7記載の易開封性ラミネートフィルムのヒートシール層が対面するように配置し、周囲をヒートシールすることにより得られることを特徴とする包装袋。
- 消臭剤又は芳香剤用の袋である請求項11記載の包装袋。
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