JP2010228376A - インク供給装置、及びインクカートリッジ判定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】インク供給装置において、インクカートリッジの装着過程で行われるインクカートリッジの種類の判定処理を正確に行うこと。
【解決手段】
インクカートリッジ30の装着過程において、光センサ123は、第1突部75を検知すると検知信号を出力し、光センサ126は、第2突部76を検知すると検知信号を出力する。制御部90は、光センサ123及び光センサ126の双方から出力される検知信号の時間的先後関係に基づいて、インクカートリッジ30の種別を判定する。例えば、先に第1突部75が検知された場合はインクカートリッジ30Aと判定し、先に第2突部76が検知された場合はインクカートリッジ30Bと判定する。
【選択図】図9
【解決手段】
インクカートリッジ30の装着過程において、光センサ123は、第1突部75を検知すると検知信号を出力し、光センサ126は、第2突部76を検知すると検知信号を出力する。制御部90は、光センサ123及び光センサ126の双方から出力される検知信号の時間的先後関係に基づいて、インクカートリッジ30の種別を判定する。例えば、先に第1突部75が検知された場合はインクカートリッジ30Aと判定し、先に第2突部76が検知された場合はインクカートリッジ30Bと判定する。
【選択図】図9
Description
本発明は、インクカートリッジが装着可能なカートリッジ装着部を備えたインク供給装置、及びインクカートリッジ判定方法に関する。
従来、いわゆるチューブ供給方式のインクジェット記録装置では、インクカートリッジが、記録ヘッドを搭載するキャリッジの外部に配置されており、このインクカートリッジと記録ヘッドとがチューブを介して接続されている。このインクカートリッジは、装置本体に設けられたカートリッジ装着部に対して、装置本体の正面側から水平方向へ装着される(特許文献1参照)。このカートリッジ装着部は、インクカートリッジを着脱可能に収容する。カートリッジ装着部にインクカートリッジが装着されると、インクカートリッジからカートリッジ装着部を経て記録ヘッドに至るインク通路が形成される。このインク通路を通じてインクカートリッジから記録ヘッドにインクが供給される。
この種のインクジェット記録装置では、インクカートリッジに貯留されるインクの色や容量などのインクカートリッジの種別を判定するために、光センサなどの検知手段がカートリッジ装着部に設けられている。また、この検知手段に対応して、インクカートリッジには、インクの色や容量を判定するための被検知部が設けられている。カートリッジ装着部へインクカートリッジが装着され、検知手段によって被検知部が検知されると、検知手段から信号が出力され、インクジェット記録装置の制御手段において、その信号に基づいてインクカートリッジの種別を判定するための判定処理が行われる(特許文献2参照)。具体的には、所定のトリガ信号が出力されたタイミングで、被検知部を検知する光センサからの出力信号のレベルが所定値以上であるかどうかによって、インクカートリッジの種別が判定される。
しかしながら、特許文献2に記載の従来の判定処理では、カートリッジ装着部に対してインクカートリッジが高速に挿入された場合は、トリガ信号が出力されたときのタイミングと被検知部が光センサで検知されるタイミングとの間にずれが生じ、判定結果に対する信頼性が低下するおそれがある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、インクカートリッジの装着過程において、インクカートリッジの種別の判定を正確に行うことが可能なインク供給装置及びインクカートリッジ判定方法を提供することを目的とする。
(1) 本発明は、インクカートリッジが装着可能なカートリッジ装着部を備えたインク供給装置として構成されている。このインク供給装置は、上記インクカートリッジに設けられた第1被検知部を検知したことに基づいて第1検知情報を出力する第1センサと、上記インクカートリッジにおいて上記第1被検知部とは異なる位置に設けられた第2被検知部を検知したことに基づいて第2検知情報を出力する第2センサと、上記インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に装着される過程で、上記第1センサ及び上記第2センサから出力される上記第1検知情報及び上記記第2検知情報それぞれの出力タイミングの時間的先後関係に基づいて、上記インクカートリッジの種別を判定するための第1判定処理を実行する制御手段と、を具備する。
カートリッジ装着部にインクカートリッジが挿入されると、第1被検知部が第1センサによって検知され、第2被検知部が第2センサによって検知される。第1被検知部及び第2被検知部は、インクカートリッジの種類に応じた位置に設けられている。これらは、例えば挿入向きにずらされた位置に配置されている。このため、上記第1センサによる上記第1被検知部の検知タイミングと上記第2センサによる上記被検知部の検知タイミングとの間にずれが生じる。制御手段は、この検知タイミングのずれを利用して、上記第1センサ及び上記第2センサから出力される上記第1検知情報及び上記記第2検知情報それぞれの出力タイミングの時間的先後関係に基づいて、第1判定処理を実行する。これにより、インクカートリッジの種別が確実に判定される。
(2) 上記制御手段は、上記第1検知情報及び上記第2検知情報のうち、先に出力された検知情報に基づいて上記第1判定処理を実行する。
(3) 上記制御手段は、上記第1検知情報が先に出力された場合に上記インクカートリッジの種類を第1種と判定し、上記第2検知情報が先に出力された場合に上記インクカートリッジの種類を上記第1種とは異なる第2種と判定する。
これにより、インクカートリッジの種類が第1種及び第2種のいずれかに具体的に判定される。
(4) 上記制御手段は、上記第1検知情報及び上記第2検知情報の双方が出力されたことを条件に、上記インクカートリッジが上記カートリッジ装着部における所定の装着位置に到達したことを判定する。
これにより、新たな機構を設けることなく、インクカートリッジの種別の判定に加えて、装着位置に到達したかどうかが判定可能である。
(5) 本発明のインク供給装置は、上記インクカートリッジにおける上記第1被検知部及び上記第2被検知部とは異なる位置に設けられた第3被検知部を検知したことに基づいて第3検知情報を出力する第3センサを更に備える。この場合、上記制御手段は、上記第1検知情報又は上記第2検知情報のいずれか一方が出力されたときの上記第3検知情報の有無に基づいて、上記第1判定処理とは異なる第2判定処理を実行する。
これにより、2以上の複数の種類の判定が可能となる。
(6) 上記第1被検知部は、上記カートリッジ装着部に対する上記インクカートリッジの挿入向きの前方側の第1壁面から上記挿入向きへ突出する第1突出部である。また、上記第2被検知部は、上記第1壁面から上記挿入向きへ突出する第2突出部である。
この構成によれば、第1被検知部及び第2被検知部が簡単に実現される。
(7) 第1種のインクカートリッジの上記第1突出部は、当該第1種のインクカートリッジの上記第2突出部よりも長い。この場合、第2種のインクカートリッジの上記第1突出部は、当該第2種のインクカートリッジの上記第2突出部よりも短いことが好ましい。
これにより、当該インク供給装置で判定可能な第1種及び第2種のインクカートリッジを簡単な機構で実現できる。
(8) 上記第1突出部及び上記第2突出部は、上記カートリッジ装着部の上記装着位置における上記インクカートリッジの装着姿勢において、上下方向に隔てられている。
(9) 本発明のインク供給装置は、上記第1壁面に設けられ、上記インクカートリッジ内のインクを外部に供給するためのインク供給部を更に備える。この場合、上記第1突出部及び上記第2突出部は、上記インク供給部を挟むように配置されている。
これにより、仮にインクカートリッジが床面に落下しても、インク供給部が落下時の衝撃から保護される。
(10) 上記第1突出部又は上記第2突出部のいずれか一方が上記第1壁面の上端に設けられ、いずれか他方が上記第1壁面の下端に設けられている。
これにより、カートリッジ装着部において、第1センサ及び第2センサの取付スペースが容易に確保できる。
(11) 上記第1センサ及び上記第2センサは、光を出射する発光部と該発光部から出射された光を受光可能な受光部とを有し、上記発光部から上記受光部に至る光路に上記第1突出部又は上記第2突出部が進入したことにより、その有無を検知するものである。上記第1突出部又は上記第2突出部うちいずれか長い方の突出部に設けられ、いずれか短い方の突出部が検知されたときに上記光路に配置されて、上記受光部に到達する光の光量を調整する光量調整部を有する。上記制御手段は、上記短い方の突出部が検知された時点で、上記長い方の突出部に対応する受光部から出力された受光量に基づいて、上記第1判定処理及び上記第2判定処理とは異なる第3判定処理を実行する。
これにより、判定可能なインクカートリッジの種類が増加する。
(12) 上記第1突出部及び上記第2突出部は、上記インクカートリッジの上記装着方向の前方側に着脱可能に構成されている。
これにより、インクカートリッジの共通部品が増えるため、インクカートリッジの製造コストが抑制される。
(13) 上記インクカートリッジに設けられ、上記カートリッジ装着部に対する上記インクカートリッジの装着方向の前方側の第1壁面から上記挿入向きへ突出し、その突出方向に隔てて折れ溝が形成された2つの同じ長さの突出部のうち、一方の突出部の先端が上記折れ溝で折られることにより、突出長さの異なる上記第1突出部及び上記第2突出部が形成される。
これにより、当該インク供給装置に適用可能なインクカートリッジが容易に形成され得る。
(14) 本発明のインク供給装置は、上記インクカートリッジの上記挿入向きの前方側の第1壁面を覆うカバーを更に備える。上記第1被検知部及び上記第2被検知部は、上記カバーの上記挿入向きの前方側に設けられている。
このような構成においても、本発明は適用可能である。
(15) 本発明は、インクカートリッジがカートリッジ装着部に装着される際に当該カートリッジの種別を判定するカートリッジ判定方法として捉えることもできる。本発明のカートリッジ判定方法は、上記インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に装着される過程で、上記カートリッジ装着部に設けられた第1センサから出力された第1検知情報を記憶媒体に記憶する第1ステップと、上記インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に装着される過程で、上記カートリッジ装着部に設けられた第2センサから出力された第2検知情報を記憶媒体に記憶する第2ステップと、上記第1検知情報及び上記第2検知情報のうち先に出力された検知情報に基づいて上記インクカートリッジの種別を判定するための第1判定処理を実行する第3ステップと、上記記憶媒体に記憶された上記第1検知情報及び上記第2検知情報に基づいて、上記インクカートリッジが上記カートリッジ装着部における所定の装着位置に到達したことを判定する第4ステップと、を有する。
本発明のインク供給装置によれば、インクカートリッジの装着過程において、インクカートリッジの種別の判定を正確に行うことが可能になる。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明が具体化された一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
図1は、本発明の実施形態に係るインク供給装置100を備えたプリンタ10の内部構造を模式的に示す模式断面図である。
[プリンタ10の概要]
プリンタ10は、インクジェット記録方式に基づいて、記録用紙に対してインク滴を選択的に吐出することにより画像を記録するものである。図1に示されるように、プリンタ10は、インク供給装置100(本発明のインク供給装置の一例)を備えている。インク供給装置100には、カートリッジケース110(本発明のカートリッジ装着部の一例)が設けられており、このカートリッジケース110に4つのインクカートリッジ30(本発明のインクカートリッジの一例)が水平に保持可能である。カートリッジケース110の開口112の下端部にはカバー19が倒伏可能に軸支されている。カバー19は、開口112の下端部を中心に回動することにより、開口112を開放する開放姿勢と閉塞する閉塞姿勢とに姿勢変化する。なお、インクカートリッジ30は、開口112からカートリッジケース110に挿入される。
プリンタ10は、インクジェット記録方式に基づいて、記録用紙に対してインク滴を選択的に吐出することにより画像を記録するものである。図1に示されるように、プリンタ10は、インク供給装置100(本発明のインク供給装置の一例)を備えている。インク供給装置100には、カートリッジケース110(本発明のカートリッジ装着部の一例)が設けられており、このカートリッジケース110に4つのインクカートリッジ30(本発明のインクカートリッジの一例)が水平に保持可能である。カートリッジケース110の開口112の下端部にはカバー19が倒伏可能に軸支されている。カバー19は、開口112の下端部を中心に回動することにより、開口112を開放する開放姿勢と閉塞する閉塞姿勢とに姿勢変化する。なお、インクカートリッジ30は、開口112からカートリッジケース110に挿入される。
各インクカートリッジ30には、プリンタ10で使用可能なインクが貯留されている。具体的には、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色のインクがそれぞれの色に対応するインクカートリッジ30に貯留されている。図1に示されるように、インクカートリッジ30と記録ヘッド21とがインクチューブ20で接続されている。記録ヘッド21にはサブタンク28が設けられており、このサブタンク28にインクが一時的に貯留されている。記録ヘッド21は、インクジェット記録方式に基づいてサブタンク28のインクをノズル29から選択的に吐出する。インクが吐出されると、サブタンク28内がインクカートリッジ30のインク貯留室36に対して負圧になる。これにより、インクカートリッジ30からインクチューブ20を通じて記録ヘッド21のサブタンク28にインクが供給される。
給紙ローラ23によって搬送路24へ送給された記録用紙は、搬送ローラ対25によってプラテン26上へ搬送される。記録ヘッド21は、プラテン26上を通過する記録用紙に対してインクを吐出する。これにより、画像が記録用紙に記録される。プラテン26を通過した記録用紙は、排出ローラ対22によって、搬送路24の最下流側に設けられた排紙トレイ16に排出される。
ところで、市場においては、同じ色のインクが収容されたインクカートリッジ30であっても、予め内部に貯留させておくインクの初期貯留量が異なる2種類のインクカートリッジ30(30A,30B)が流通している。例えば、一般消費者向けに製作された標準タイプや、インク消費量の多いヘビーユーザ向けに製作された大容量タイプなどが販売されている。上記標準タイプのインクカートリッジの初期貯留量を標準量とすると、上記大容量タイプは、初期貯留量が標準タイプよりも多いもの、つまり、インクが標準タイプよりも多く貯留されたものである。本実施形態では、上記標準タイプのものをインクカートリッジ30Aとし、上記大容量タイプのものをインクカートリッジ30Bとする。なお、インクカートリッジ30Aが本発明の第1種のインクカートリッジに相当し、インクカートリッジ30Bが本発明の第2種のインクカートリッジに相当する。
以下の説明では、特に言及しない限り、インクカートリッジ30A及びインクカートリッジ30Bを総じてインクカートリッジ30と称する。
本実施形態に係るインク供給装置100では、カートリッジケース110における1つの収容スペースにインクカートリッジ30A及び30Bのいずれを挿入しても装着可能に構成されている。したがって、インク供給装置100には、カートリッジケース110に装着されるインクカートリッジ30の種別を判定する機能(判定機能)が備えられている。本実施形態では、装着されるインクカートリッジ30が標準タイプであるか大容量タイプであるかが判定可能である。詳細については後述するが、上記判定は、インク供給装置100が備える制御部90(本発明の制御手段の一例、図8参照)によって行われる。以下、インクカートリッジ30の種別を判定する処理(判定処理)を具現化する各構成要素、及び上記判定処理の手順について詳細に説明する。
[インクカートリッジ30A]
まず、図2を参照して、インクカートリッジ30Aについて説明する。図2は、インクカートリッジ30Aの構成を示す模式図であり、(A)にはインクカートリッジ30Aの斜視図が示されており、(B)にはインクカートリッジ30Aの縦断面図が示されている。
まず、図2を参照して、インクカートリッジ30Aについて説明する。図2は、インクカートリッジ30Aの構成を示す模式図であり、(A)にはインクカートリッジ30Aの斜視図が示されており、(B)にはインクカートリッジ30Aの縦断面図が示されている。
インクカートリッジ30Aはインクが貯留される容器である。インクカートリッジ30Aの内部空間がインク貯留室36である。インクカートリッジ30Aは、図2(A)に示された起立状態、つまり、図中の下側の面を底面とし、図中の上側の面を上面としてカートリッジケース110に対して矢印50で示される向き(以下「挿入向き50」と称する。)に挿入される。インクカートリッジ30Aは、上記起立姿勢のままカートリッジケース110に装着される。言い換えると、上記起立姿勢は、カートリッジケース110に対するインクカートリッジ30Aの装着姿勢である。
図2に示されるように、インクカートリッジ30Aは、略直方体形状に形成されている。詳細には、インクカートリッジ30Aは、幅方向51に細く、高さ方向52と奥行き方向53が上記幅方向51よりも大きい扁平形状に形成されている。インクカートリッジ30Aは、例えば、光が透過可能な透明又は半透明の樹脂で構成されている。インクカートリッジ30Aの上壁39にはリブ43が設けられている。また、インクカートリッジ30Aの挿入向き50の前方側の前壁40には、大気連通口71、インク供給部72(本発明のインク供給部の一例)、第1突部75A(本発明の第1被検知部、第1突出部の一例)、第2突部76A(本発明の第2被検知部、第2突出部の一例)、残量検知部34が設けられている。なお、前壁40の表面が本発明の第1壁面に相当する。
なお、インクカートリッジ30A及び後述するインクカートリッジ30Bは、インク貯留室36を構成する透光性のある材質からなる内部容器と、その内部容器を両側面からカバーする透光性のない材質からなるカバー部材とから構成されている。本実施形態において、第1突部75(75A,75B)及び第2突部76(76A,76B)は、そのカバー部材に一体に形成されており、そのカバー部材から挿入向き50へ突出されている。各図においては、インクカートリッジ30が模式的に現されているので、この内部容器とカバー部材とが区別されていない。
[残量検知部34]
図2(B)に示されるように、残量検知部34は、略直方体形状に形成されている。残量検知部34は、前壁40の高さ方向52における中段付近から外向き(図2(B)の右向き)へ突出している。残量検知部34の内部の空間35は、インク貯留室36と連続するように中空状に形成されている。空間35は、残量検知部34を構成する底壁34A、側壁34B、上壁34D、及び前壁34Eによって区画されている。この空間35に、後述するセンサーアーム60が備える遮光板62が挿入されている。
図2(B)に示されるように、残量検知部34は、略直方体形状に形成されている。残量検知部34は、前壁40の高さ方向52における中段付近から外向き(図2(B)の右向き)へ突出している。残量検知部34の内部の空間35は、インク貯留室36と連続するように中空状に形成されている。空間35は、残量検知部34を構成する底壁34A、側壁34B、上壁34D、及び前壁34Eによって区画されている。この空間35に、後述するセンサーアーム60が備える遮光板62が挿入されている。
残量検知部34は、インク貯留室36のインク量を視覚的或いは光学的に検知するためのものである。そのため、残量検知部34は、光が透過可能な透明又は半透明の部材で構成されている。これにより、ユーザは、残量検知部34の空間35の中身を外部から視認することができる。残量検知部34の幅であるところの側壁34B間の距離(幅方向51の寸法)は、前壁40の幅よりも小さい。具体的には、残量検知部34は、後述する光センサ114の検知領域115に進入可能な幅に形成されている。
センサーアーム60は、インク貯留室36内に設けられている。センサーアーム60は、インク貯留室36に貯留されたインクの液量を残量検知部34を介してインクカートリッジ30Aの外部から検知するために設けられている。センサーアーム60は、合成樹脂製の部材であり、大別して、アーム本体63と、遮光板62と、フロート部64とからなる。
アーム本体63は、インクカートリッジ30Aの側壁41に支持された支軸66に回動可能に支持されている。これにより、センサーアーム60がインクカートリッジ30Aの内部において矢印67及び矢印68の向きへ揺動可能となる。
フロート部64はアーム本体63の一方端に設けられている。フロート部64は、例えば、内部が中空状に形成されており、インクなどの液体に対して浮力を有する浮力体の役割を担っている。したがって、フロート部64は、インク量の増減に応じて上下に移動する。これにより、センサーアーム60がインク量の増減に応じた方向に回動する。なお、フロート部64を中空形状とせず、支軸66からフロート部64に至る部分或いはその一部分をインクの比重よりも小さい比重の素材でフロート部64が形成されていてもよい。
遮光板62は、フロート部64とは反対側のアーム本体63の他方端に設けられている。センサーアーム60が図2(B)において時計方向(矢印67の向き)へ回動されると、遮光板62が空間35内を下方へ移動する。そして、遮光板62が残量検知部34の底壁34Aに当接し、下位姿勢(遮光板62が残量検知部34の底壁34Aに当接する姿勢、図2(B)の実線で示す姿勢)を維持する。一方、センサーアーム60が図2(B)において反時計方向(矢印68の向き)へ回動されると、遮光板62が上方へ移動して、底壁34Aから離れる。そして、遮光板62が上壁34Dに当接し、上位姿勢(遮光板62が底壁34Aから上方へ離れて上壁34Dに当接する姿勢、図2(B)の破線で示す姿勢)を維持する。なお、図2(B)では、遮光板62が底壁34Aに当接した姿勢が実線で示され、遮光板62が底壁34Aから離れた姿勢が破線で示されている。
なお、遮光板62が上記下位姿勢にあるときは、遮光板62は側壁34Bの下部の照射部34Cに対向配置される。つまり、遮光板62と照射部34Cと幅方向51において重なる。一方、遮光板62が上記上位姿勢にあるときは、遮光板62は照射部34Cから上方へずれた位置に配置される。つまり、上記上位姿勢では、遮光板62と照射部34Cは幅方向51において重ならない。
本実施形態では、インク貯留室36に所定量以上のインクがある場合は、フロート部64の浮力がセンサーアーム60を矢印67の向きへ回動させるように作用する。これより、遮光板62が上記下位姿勢側へ付勢されて上記下位姿勢を維持する。一方、インク貯留室36に所定量未満のインクしかない場合は、フロート部64の重みがセンサーアーム60を矢印68の向きへ回動させるように作用する。これにより、遮光板62が上記上位姿勢側へ付勢されて上記上位姿勢を維持する。このようにインク量に応じて上下方向へ遮光板62が移動することによって、後述する光センサ114の光が遮光板62によって遮断され又は残量検知部34を幅方向51へ通過可能となる。
カートリッジケース110において、インクの供給が可能な位置(以下「装着位置」と称する。)にインクカートリッジ30Aが装着された状態で、後述する光センサ114(図4参照)の発光素子から残量検知部34の側壁34Bの照射部34Cへ向けて光が出射される。このとき、遮光板62が上記下位姿勢(図2(B)の実線で示された姿勢)にある場合は、空間35を横切ろうとする光は遮光板62によって遮断される。一方、遮光板62が上記上位姿勢(図2(B)の破線で示された姿勢)にある場合は、光は遮光板62によって遮断されずに、空間35を通過して、光センサ114の受光素子に到達する。したがって、当該受光素子の出力信号の波形を解析したり、或いは出力信号の減衰量や有無を検知することによって、インク貯留室36内のインクが所定量以上あるかどうかを検知することができる。
[大気連通口71]
大気連通口71は、前壁40において、残量検知部34よりも上方の前壁面に形成されている。この大気連通口71は、インク貯留室36の空気層と大気とを連通するための貫通孔である。大気連通口71を通じてインク貯留室36と大気とが連通しているので、インク貯留室36内の気圧が大気圧に維持される。
大気連通口71は、前壁40において、残量検知部34よりも上方の前壁面に形成されている。この大気連通口71は、インク貯留室36の空気層と大気とを連通するための貫通孔である。大気連通口71を通じてインク貯留室36と大気とが連通しているので、インク貯留室36内の気圧が大気圧に維持される。
[インク供給部72]
インク供給部72は、前壁40において、残量検知部34よりも下方の前壁面に形成されている。このインク供給部72は、弾性を有する環状部材で構成されており、前壁40から外方(挿入向き50側)へ突出している。インク供給部72の中心部に貫通孔73が形成されており、この貫通孔73からインクニードル122を通ってインク貯留室36からインクが外部に導出される。
インク供給部72は、前壁40において、残量検知部34よりも下方の前壁面に形成されている。このインク供給部72は、弾性を有する環状部材で構成されており、前壁40から外方(挿入向き50側)へ突出している。インク供給部72の中心部に貫通孔73が形成されており、この貫通孔73からインクニードル122を通ってインク貯留室36からインクが外部に導出される。
[リブ43]
インクカートリッジ30Aは、奥行き方向53へ延びるリブ43を有する。リブ43はインクカートリッジ30Aの上壁39から上方に延びる2つの側壁と両側壁の頂部同士を接続する上壁とからなる。リブ43は、上壁39の幅よりも小さい幅の側壁を有している。リブ43の前壁40側の端部44は、前壁40と同一面となる位置にあり、その反対側(挿入向き50の後方側)の端部45は、上壁39において奥行き方向53の中央部付近にある。リブ43の端部45は、カートリッジケース110における上記装着位置にインクカートリッジ30Aが装着された状態で、後述するロックレバー145が係合する部分である。
インクカートリッジ30Aは、奥行き方向53へ延びるリブ43を有する。リブ43はインクカートリッジ30Aの上壁39から上方に延びる2つの側壁と両側壁の頂部同士を接続する上壁とからなる。リブ43は、上壁39の幅よりも小さい幅の側壁を有している。リブ43の前壁40側の端部44は、前壁40と同一面となる位置にあり、その反対側(挿入向き50の後方側)の端部45は、上壁39において奥行き方向53の中央部付近にある。リブ43の端部45は、カートリッジケース110における上記装着位置にインクカートリッジ30Aが装着された状態で、後述するロックレバー145が係合する部分である。
[第1突部75A]
第1突部75Aは、図2(A)に示される起立姿勢で、前壁40の上端に設けられている。第1突部75Aは、インクカートリッジ30Aの筐体と一体に形成されている。第1突部75Aは、リブ43の端部44から挿入向き50へ突出している。つまり、第1突部75Aは、インクカートリッジ30Aの前壁40の上端において、前壁40から挿入向き50へ突出している。インクカートリッジ30Aにおいては、第1突部75Aは、インク供給部72及び第2突部76Aよりも外方へ突出しており、その突出長さ(前壁40から突出端までの距離)は、インク供給部72及び第2突部76Aよりも長い。第1突部75Aは、インク供給部72の上方に配置されている。
第1突部75Aは、図2(A)に示される起立姿勢で、前壁40の上端に設けられている。第1突部75Aは、インクカートリッジ30Aの筐体と一体に形成されている。第1突部75Aは、リブ43の端部44から挿入向き50へ突出している。つまり、第1突部75Aは、インクカートリッジ30Aの前壁40の上端において、前壁40から挿入向き50へ突出している。インクカートリッジ30Aにおいては、第1突部75Aは、インク供給部72及び第2突部76Aよりも外方へ突出しており、その突出長さ(前壁40から突出端までの距離)は、インク供給部72及び第2突部76Aよりも長い。第1突部75Aは、インク供給部72の上方に配置されている。
第1突部75Aは、後述する光センサ123(本発明の第1センサの一例、図4参照)により検知される部分(被検知部分)である。第1突部75Aは、光を遮断可能な素材で形成されている。第1突部75Aの幅方向51のサイズは、リブ43の幅方向51のサイズよりも細く形成されており、具体的には、光センサ123の検知領域124に進入可能な幅に形成されている。インクカートリッジ30Aがカートリッジケース110に挿入されてから上記装着位置に到達するまでの挿入過程において、第1突部75Aが検知領域124を通る光路に進入して、光を遮断する。
[第2突部76A]
第2突部76Aは、図2(A)に示される起立姿勢で、前壁40の下端に設けられている。第2突部76Aは、インクカートリッジ30Aの筐体と一体に形成されている。第2突部76Aは、インク供給部72の下方に設けられており、前壁40から外方(挿入向き50側)へ突出している。したがって、第1突部75Aと第2突部76Aとは、高さ方向52へ隔てられている。また、インク供給部72は、第1突部75Aと第2突部76Aとによって挟まれるように配置されている。この第2突部76Aは、インク供給部72よりも外方へ突出している。つまり、第2突部76Aの突出長さ(前壁40から突出端までの距離)は、インク供給部72の突出長さよりも大きい。このため、インクカートリッジ30Aが前壁40側から落下した場合でも、落下時の衝撃が第2突部76Aに加えられ、インク供給部72には直接に加わらないため、インク供給部72が衝撃から保護される。
第2突部76Aは、図2(A)に示される起立姿勢で、前壁40の下端に設けられている。第2突部76Aは、インクカートリッジ30Aの筐体と一体に形成されている。第2突部76Aは、インク供給部72の下方に設けられており、前壁40から外方(挿入向き50側)へ突出している。したがって、第1突部75Aと第2突部76Aとは、高さ方向52へ隔てられている。また、インク供給部72は、第1突部75Aと第2突部76Aとによって挟まれるように配置されている。この第2突部76Aは、インク供給部72よりも外方へ突出している。つまり、第2突部76Aの突出長さ(前壁40から突出端までの距離)は、インク供給部72の突出長さよりも大きい。このため、インクカートリッジ30Aが前壁40側から落下した場合でも、落下時の衝撃が第2突部76Aに加えられ、インク供給部72には直接に加わらないため、インク供給部72が衝撃から保護される。
第2突部76Aは、後述する光センサ126(本発明の第2センサの一例、図4参照)により検知される部分(被検知部分)である。第2突部76Aは、光を遮断可能な素材で形成されている。第2突部76Aの幅方向51のサイズは、リブ43の幅方向51のサイズよりも細く形成されており、具体的には、光センサ126の検知領域127に進入可能な幅に形成されている。インクカートリッジ30Aがカートリッジケース110に挿入されてから上記装着位置に到達するまでの挿入過程において、第2突部76Aが検知領域127を通る光路に進入して、光を遮断する。
[インクカートリッジ30B]
次に、図3を参照して、インクカートリッジ30Bについて説明する。図3は、インクカートリッジ30Bの構成を示す模式図であり、(A)にはインクカートリッジ30Bの斜視図が示されており、(B)にはインクカートリッジ30Bの縦断面図が示されている。図3に示されるように、インクカートリッジ30Bは、第1突部75Bの突出長さと第2突部76Bの突出長さがインクカートリッジ30Aとは逆転している点のみが異なり、それ以外の構成は両者ともに共通している。
次に、図3を参照して、インクカートリッジ30Bについて説明する。図3は、インクカートリッジ30Bの構成を示す模式図であり、(A)にはインクカートリッジ30Bの斜視図が示されており、(B)にはインクカートリッジ30Bの縦断面図が示されている。図3に示されるように、インクカートリッジ30Bは、第1突部75Bの突出長さと第2突部76Bの突出長さがインクカートリッジ30Aとは逆転している点のみが異なり、それ以外の構成は両者ともに共通している。
本実施形態のインクカートリッジ30Bにおいては、前壁40の上端に設けられた第1突部75Bの突出長さは、第2突部76Bの突出長さよりも短く、上述したインクカートリッジ30Aの第2突部76Aと同じ長さに形成されている。一方、前壁40の下端に設けられた第2突部76Bの突出長さは、第1突部75Bの突出長さよりも長く、上述したインクカートリッジ30Aの第1突部75Aと同じ長さに形成されている。なお、インクカートリッジ30Aと共通する構成については、インクカートリッジ30Aの各構成要素と同符号を付して示すことによりその説明を省略する。
なお、以下の説明では、特に言及しない限り、インクカートリッジ30Aの第1突部75A及びインクカートリッジ30Bの第1突部75Bを総じて第1突部75と称し、インクカートリッジ30Aの第2突部76A及びインクカートリッジ30Bの第2突部76Bを総じて第2突部76と称する。
[インク供給装置100]
次に、図4を参照して、インクカートリッジ30が装着されるインク供給装置100の構成について説明する。ここに、図4は、インク供給装置100の縦断面構造を模式的に示す断面図である。
次に、図4を参照して、インクカートリッジ30が装着されるインク供給装置100の構成について説明する。ここに、図4は、インク供給装置100の縦断面構造を模式的に示す断面図である。
インク供給装置100は、プリンタ10に設けられている。インク供給装置100は、プリンタ10が備える記録ヘッド21(図1参照)へインクを供給するものである。インク供給装置100は、複数のインクカートリッジ30を装着可能なカートリッジケース110を備えている。以下、カートリッジケース110について詳細に説明する。
[カートリッジケース110]
カートリッジケース110の内部に、インクカートリッジ30が収容される。インクカートリッジ30は、カートリッジケース110内において、水平方向へ移動可能に支持される。図4に示されるように、カートリッジケース110は、その前面に開口112を有する。開口112を通じてカートリッジケース110の内部にインクカートリッジ30が挿入される。
カートリッジケース110の内部に、インクカートリッジ30が収容される。インクカートリッジ30は、カートリッジケース110内において、水平方向へ移動可能に支持される。図4に示されるように、カートリッジケース110は、その前面に開口112を有する。開口112を通じてカートリッジケース110の内部にインクカートリッジ30が挿入される。
カートリッジケース110の開口112とは反対側に位置する奥壁117の下部には、カートリッジケース110の内部から背面側へ貫通する孔119が形成されている。奥壁117における孔119のカートリッジケース110内部側にインク供給部72と連結する連結部121が設けられている。連結部121には、管状のインクニードル122が取り付けられている。インクニードル122は、開口112へ向けて、つまり、脱抜向き54へ突出している。孔119の背面側にインクチューブ20(図1参照)が接続されている。カートリッジケース110にインクカートリッジ30が装着されると、インク供給部72と連結部121とが連結する。これにより、インクニードル122がインク供給部72の貫通孔73に挿入されて、貫通孔73からインクチューブ20に至るインク通路が形成される。
[光センサ114]
カートリッジケース110の奥壁117の高さ方向52における中央部には、光センサ114が設けられている。光センサ114は、後述する制御部90(図8参照)がカートリッジケース110に装着されるインクカートリッジ30の種別を判別するため、及び、インクカートリッジ30のインク量を検知するために、インクカートリッジ30の残量検知部34を検知する役割を担うものである。光センサ114は、光を出射可能な発光ダイオードなどの発光素子と、発光素子から発光(出射)された可視光又は赤外光などの光を受光可能なフォトトランジスタなどの受光素子とにより構成されている。発光素子及び受光素子は、互いに水平方向に対向するように、略U形状に組み立てられた樹脂製の筐体に内蔵されている。本実施形態では、光センサ114として、光透過型のフォトインタラプタが採用されている。なお、光センサ114に代えて反射型のフォトインタラプタを採用することも可能である。
カートリッジケース110の奥壁117の高さ方向52における中央部には、光センサ114が設けられている。光センサ114は、後述する制御部90(図8参照)がカートリッジケース110に装着されるインクカートリッジ30の種別を判別するため、及び、インクカートリッジ30のインク量を検知するために、インクカートリッジ30の残量検知部34を検知する役割を担うものである。光センサ114は、光を出射可能な発光ダイオードなどの発光素子と、発光素子から発光(出射)された可視光又は赤外光などの光を受光可能なフォトトランジスタなどの受光素子とにより構成されている。発光素子及び受光素子は、互いに水平方向に対向するように、略U形状に組み立てられた樹脂製の筐体に内蔵されている。本実施形態では、光センサ114として、光透過型のフォトインタラプタが採用されている。なお、光センサ114に代えて反射型のフォトインタラプタを採用することも可能である。
光センサ114は、後述する制御部90(図8参照)に接続されており、受光素子から出力される電気信号が出力信号として制御部90に入力される。この出力信号は、受光素子に入射した光の量、つまり、受光素子における受光量を示す信号である。本実施形態では、カートリッジケース110の上記装着位置に到達するまでの所定位置にインクカートリッジ30が到達すると、光センサ114の発光素子から受光素子に至る検知領域115に残量検知部34の照射部34Cが進入して、検知領域115の光路に配置される。本実施形態では、検知領域115に残量検知部34が進入したときの光センサ114の出力信号(受光量)に基づいて、インクの残量が所定量になったかどうかが制御部90によって判定される。
[光センサ126]
カートリッジケース110の奥壁117の下部に、光センサ126が設けられている。光センサ126は、カートリッジケース110において、第2突部76に対応する位置に設けられている。光センサ126は、後述する制御部90(図8参照)がカートリッジケース110に装着されたインクカートリッジ30の種別を判定するため、及び、インクカートリッジ30が装着位置に到達したかどうかを判定するために用いられる。図4に示されるように、光センサ126は、光センサ114と同じ構成をしており、光を出射可能な発光素子(本発明の発光部の一例)と、この発光素子から出射された可視光又は赤外光などの光を受光可能な受光素子(本発明の受光部の一例)とを有する。光センサ126に代えて反射型のフォトインタラプタを採用することも可能である。
カートリッジケース110の奥壁117の下部に、光センサ126が設けられている。光センサ126は、カートリッジケース110において、第2突部76に対応する位置に設けられている。光センサ126は、後述する制御部90(図8参照)がカートリッジケース110に装着されたインクカートリッジ30の種別を判定するため、及び、インクカートリッジ30が装着位置に到達したかどうかを判定するために用いられる。図4に示されるように、光センサ126は、光センサ114と同じ構成をしており、光を出射可能な発光素子(本発明の発光部の一例)と、この発光素子から出射された可視光又は赤外光などの光を受光可能な受光素子(本発明の受光部の一例)とを有する。光センサ126に代えて反射型のフォトインタラプタを採用することも可能である。
光センサ126は、後述する制御部90(図8参照)に接続されており、受光素子から出力される電気信号が出力信号として制御部90に入力される。本実施形態では、カートリッジケース110の所定位置にインクカートリッジ30が到達すると、光センサ126の発光素子から受光素子に至る検知領域127に第2突部76が進入する。これにより、発光素子から出射された光が遮断されるなどして、光センサ126の受光素子の出力信号(受光量)が変動する。
[光センサ123]
カートリッジケース110の奥壁117の上部に、上記光センサ114,126と同じ構成の光センサ123が設けられている。光センサ123は、カートリッジケース110において、第1突部75に対応する位置に設けられている。光センサ123は、後述する制御部90(図8参照)がカートリッジケース110に装着されたインクカートリッジ30の種別を判定するため、及び、インクカートリッジ30が装着位置に到達したかどうかを判定するために用いられる。
カートリッジケース110の奥壁117の上部に、上記光センサ114,126と同じ構成の光センサ123が設けられている。光センサ123は、カートリッジケース110において、第1突部75に対応する位置に設けられている。光センサ123は、後述する制御部90(図8参照)がカートリッジケース110に装着されたインクカートリッジ30の種別を判定するため、及び、インクカートリッジ30が装着位置に到達したかどうかを判定するために用いられる。
光センサ123は、後述する制御部90(図8参照)に接続されており、受光素子から出力される電気信号が出力信号として制御部90に入力される。本実施形態では、カートリッジケース110の所定位置にインクカートリッジ30が到達すると、光センサ123の発光素子から受光素子に至る検知領域124に第1突部75が進入する。これにより、発光素子から出射された光が遮断されるなどして、光センサ123の受光素子の出力信号(受光量)が変動する。
[ロック機構144]
カートリッジケース110にロック機構144が設けられている。ロック機構144は、インクカートリッジ30が上記装着位置に配置された状態で、挿入向き50とは反対の脱抜向き54へインクカートリッジ30が移動することを規制して、上記装着位置でインクカートリッジ30を固定(ロック)させる役割を担う。このロック機構144は、カートリッジケース110において、光センサ126とは反対側に配置されている。言い換えると、光センサ126は、ロック機構144とはカートリッジケース110の断面における対角線上の反対側に配置されている。詳細には、ロック機構144は、開口112の上部に設けられている。
カートリッジケース110にロック機構144が設けられている。ロック機構144は、インクカートリッジ30が上記装着位置に配置された状態で、挿入向き50とは反対の脱抜向き54へインクカートリッジ30が移動することを規制して、上記装着位置でインクカートリッジ30を固定(ロック)させる役割を担う。このロック機構144は、カートリッジケース110において、光センサ126とは反対側に配置されている。言い換えると、光センサ126は、ロック機構144とはカートリッジケース110の断面における対角線上の反対側に配置されている。詳細には、ロック機構144は、開口112の上部に設けられている。
ロック機構144は、大別すると、ロックレバー145と、ロックレバー145に付勢力を付与するコイルバネ148とにより構成されている。ロックレバー145は、図4(B)に示されるアンロック位置と、図4(A)に示されるロック位置との間で回動可能に支持されている。ロックレバー145に外力が加えられていない状態では、ロックレバー145はコイルバネ148によって常にロック位置側へ付勢されている。ロックレバー145の一端に係合端部146が設けられている。ロック機構144は、係合端部146がインクカートリッジ30の端部45と係合することにより、カートリッジケース110におけるインクカートリッジ30のロック(固定)が実現される。なお、アンロック位置は、係合端部146がインクカートリッジ30の上壁39から上方へ離間した位置であり、ロック位置は、係合端部146が上壁39に当接した位置である。
ロック機構144の近傍に、光センサ141が設けられている。光センサ141は、上述した光センサ114及び光センサ126と同様に構成されており、検知領域142を有する。ロックレバー145の係合端部146とは反対側に被検知部147が設けられている。光センサ141は、被検知部147の回動範囲に検知領域142が位置するように配置されている。したがって、被検知部147は、ロックレバー145の位置に応じて検知領域142に進入可能である。本実施形態では、ロックレバー145が上記ロック位置にあるときに被検知部147が検知領域142に配置され、ロックレバー145が上記アンロック位置にあるときに検知領域142から退避した位置に配置される。被検知部147が検知領域142に進入又は検知領域142から退出したときの光センサ141の出力信号(受光量)に基づいて、ロックレバー145がロック位置にあるかどうかを検知することができる。
[インクカートリッジ30A,30Bの装着動作]
以下、図5乃至図7を参照して、インクカートリッジ30をカートリッジケース110に装着する動作について説明する。ここに、図5及び図6は、インクカートリッジ30Aがカートリッジケース110に装着される過程を時系列的に示す模式断面図である。図7は、光センサ114,123,126,141の出力信号を示す波形図であり、(A)にはインクカートリッジ30Aの挿入時の波形図が示されており、(B)にはインクカートリッジ30Bの挿入時の波形図が示されている。
以下、図5乃至図7を参照して、インクカートリッジ30をカートリッジケース110に装着する動作について説明する。ここに、図5及び図6は、インクカートリッジ30Aがカートリッジケース110に装着される過程を時系列的に示す模式断面図である。図7は、光センサ114,123,126,141の出力信号を示す波形図であり、(A)にはインクカートリッジ30Aの挿入時の波形図が示されており、(B)にはインクカートリッジ30Bの挿入時の波形図が示されている。
[インクカートリッジ30Aの装着動作]
まず、インクカートリッジ30Aの装着動作について説明する。図5(A)に示されるように、インクカートリッジ30Aがカートリッジケース110に対して挿入向き50へ挿入されると、まず、リブ43の端部44がロックレバー145の係合端部146に当接する。この状態で更にインクカートリッジ30Aが挿入されると、ロックレバー145が反時計方向に回動し、係合端部146が上方へ持ち上げられて、上記ロック位置(図4(A)参照)から上記アンロック位置(図4(B)参照)まで回動する。持ち上げられた係合端部146は、リブ43の上面に載置される。
まず、インクカートリッジ30Aの装着動作について説明する。図5(A)に示されるように、インクカートリッジ30Aがカートリッジケース110に対して挿入向き50へ挿入されると、まず、リブ43の端部44がロックレバー145の係合端部146に当接する。この状態で更にインクカートリッジ30Aが挿入されると、ロックレバー145が反時計方向に回動し、係合端部146が上方へ持ち上げられて、上記ロック位置(図4(A)参照)から上記アンロック位置(図4(B)参照)まで回動する。持ち上げられた係合端部146は、リブ43の上面に載置される。
インクカートリッジ30Aが挿入される前は、ロックレバー145は上記ロック位置(図4(A)参照)にあり、ロックレバー145の被検知部147によって検知領域142の光が遮断されている。そのため、光センサ141の出力信号のレベルはLOWとなっている(図7(A)参照)。上述のごとく、インクカートリッジ30Aが挿入されてロックレバー145が上記アンロック位置(図4(B)参照)まで回動すると、その回動中に被検知部147が検知領域142から退出する。そのため、光センサ141の出力信号のレベルはLOWからHIに変化する(図7(A)のT0)。
更にインクカートリッジ30Aが挿入されると、図5(B)に示されるように、第1突部75Aが光センサ123の検知領域124に進入する。このとき、第1突部75Aの進入過程において、光センサ123の出力信号のレベルがHIからLOWに変化する(図7(A)のT1)。このように、第1突部75Aが検知領域124に進入したことに基づいて信号レベルがHIからLOWへ変化することが、本発明の第1検知情報に相当する。この信号レベルの変化が制御部90によって検出されることによって、インクカートリッジ30Aにおける第1突部75Aの存在が検知される。
更にインクカートリッジ30Aが挿入されると、図6(C)に示されるように、検知部34の前壁34Eが光センサ114の検知領域115を通過する。このとき、光センサ114の出力信号のレベルが一時的にHIからLOW、そしてLOWからHIに変化する(図7(A)のT2,T3)。つまり、前壁34Eが光センサ114によって検知される。前壁34Eが検知領域115を通過する間は、光は前壁34Eを幅方向51へ進む。前壁34Eには、光を透過しにくい材質で構成されたカバーやシールなどの部材が取り付けられており、前壁34Eを幅方向51へ進む光は、前壁34Eによって吸収或いは反射されて減衰される。そのため、受光素子では、所定値以上の受光量が得られず、光センサ114の出力信号のレベルがLOWレベルと判断される。前壁34Eは、上述した部材を備えた構成に限られず、発光素子から出射された光の全部又は一部を反射、回折させるなどして光の向きを変えることにより受光素子に至る光の光量を遮断又は低下させたり、また、すりガラスや絞り、スリットなどで光を減衰させたりして、光量を所定量未満にさせるものであってもよい。
また、インクカートリッジ30Aが上記装着位置に到達する過程において、第2突部76Aが光センサ126の検知領域127に進入する(図6(C)参照)。第2突部76Aは、第1突部75Aが光センサ123の検知領域124に進入した時点(図7のT1)よりもΔt遅れて検知領域127に進入する(図7のT4)。このとき、第2突部76Aの進入過程において、光センサ126の出力信号のレベルがHIからLOWに変化する(図7(A)のT4)。このように、第2突部76Aが検知領域127に進入したことに基づいて信号レベルがHIからLOWへ変化することが、本発明の第2検知情報に相当する。この信号レベルの変化が制御部90によって検出されることによって、インクカートリッジ30Aにおける第2突部76Aの存在が検知される。
そして、インクカートリッジ30Aが更に挿入されて、カートリッジケース110の装着位置にインクカートリッジ30Aが到達すると、検知部34の照射部34Cが光センサ114の検知領域115に配置された状態となる(図6(D)参照)。ここで、装着位置とは、インクカートリッジ30Aからインクニードル122へインクを供給することが可能な位置であって、本実施形態では、図6(D)に示されるように、インク供給部72と連結部121とが当接して、貫通孔73にインクニードル122が挿通される位置である。
照射部34Cが検知領域115に配置された状態において、インク貯留室36に所定量以上のインクが貯留されている場合、つまり、遮光板62が下位姿勢(図6の実線参照)にある場合は、遮光板62によって検知領域115の光が遮断される。この場合、図7(A)に示されるように、光センサ114の出力信号のレベルは、HIからLOWに変化する(図7(A)のT5)。一方、インク貯留室36のインクが所定量未満である場合、つまり、遮光板62が上位姿勢(図6の破線参照)にある場合は、遮光板62によって検知領域115の光が遮断されないので、信号のレベルはHIを維持する(図7(A)の破線参照)。
また、インクカートリッジ30Aが上記装着位置に到達すると、リブ43の端部45がロックレバー145の係合端部146を通り過ぎた状態にある。このとき、係合端部146がリブ43の上壁に支持されなくなるので、持ち上げられていたロックレバー145が下方へ回動し、係合端部146がインクカートリッジ30の上壁39の上面及び端部45に当接する。これにより、係合端部146と端部45とが当接係合することによって、インクカートリッジ30Aは、脱抜向き54への移動が規制される。このとき、ロックレバー145の被検知部147によって検知領域142の光が遮断される。これにより、光センサ141の出力信号のレベルはHIからLOWに変化する(図7(A)のT6)。なお、光センサ141の出力信号のHIからLOWへの変化は、ロックレバー145がアンロック位置からロック位置に変化したことを示す。
[インクカートリッジ30Bの装着動作]
次に、インクカートリッジ30Bの装着動作について説明する。なお、インクカートリッジ30Aの装着動作と同じ動作については、その説明を省略する。インクカートリッジ30Bがカートリッジケース110に装着される場合は、インクカートリッジ30Bが挿入される過程において、最初に、第2突部76Bが光センサ126の検知領域127に進入する。このとき、第2突部76Bの進入過程において、光センサ126の出力信号のレベルがHIからLOWに変化する(図7(B)のT1)。このように、第2突部76Bが検知領域127に進入したことに基づいて信号レベルがHIからLOWへ変化することが、本発明の第2検知情報に相当する。この信号レベルの変化が制御部90によって検出されることによって、インクカートリッジ30Bにおける第2突部76Bの存在が検知される。
次に、インクカートリッジ30Bの装着動作について説明する。なお、インクカートリッジ30Aの装着動作と同じ動作については、その説明を省略する。インクカートリッジ30Bがカートリッジケース110に装着される場合は、インクカートリッジ30Bが挿入される過程において、最初に、第2突部76Bが光センサ126の検知領域127に進入する。このとき、第2突部76Bの進入過程において、光センサ126の出力信号のレベルがHIからLOWに変化する(図7(B)のT1)。このように、第2突部76Bが検知領域127に進入したことに基づいて信号レベルがHIからLOWへ変化することが、本発明の第2検知情報に相当する。この信号レベルの変化が制御部90によって検出されることによって、インクカートリッジ30Bにおける第2突部76Bの存在が検知される。
更にインクカートリッジ30Bが挿入されると、インクカートリッジ30Bが上記装着位置に到達する過程において、第1突部75Bが光センサ123の検知領域124に進入する。第1突部75Bは、第2突部76Bが光センサ126の検知領域127に進入した時点(図7(B)のT1)よりもΔt遅れて検知領域124に進入する(図7(B)のT4)。このとき、第1突部75Bの進入過程において、光センサ123の出力信号のレベルがHIからLOWに変化する(図7(B)のT4)。このように、第1突部75Bが検知領域124に進入したことに基づいて信号レベルがHIからLOWへ変化することが、本発明の第1検知情報に相当する。この信号レベルの変化が制御部90によって検出されることによって、インクカートリッジ30Bにおける第1突部75Bの存在が検知される。
[制御部90]
以下、図8を参照して、制御部90の概略構成を説明する。ここに、図8は、制御部90の構成の概略を示すブロック図である。
以下、図8を参照して、制御部90の概略構成を説明する。ここに、図8は、制御部90の構成の概略を示すブロック図である。
制御部90は、プリンタ10の全体動作を制御するものである。制御部90は、図8に示されるように、CPU91、ROM92、RAM93、EEPROM94、ASIC95を主とするマイクロコンピュータとして構成されている。
ROM92には、CPU91がプリンタ10の各種動作を制御するためのプログラムや、後述する判定処理を実行するためのプログラムなどが格納されている。RAM93は、CPU91が上記プログラムを実行する際に用いるデータや信号等を一時的に記録する記憶領域、或いはデータ処理の作業領域として使用される。EEPROM94には、電源オフ後も保持すべき設定やフラグ等が格納される。例えば、第1突部75及び第2突部76の検知順序とインクカートリッジ30の種類との対応関係を示すデータ(ルックアップデータ)が格納されている。このデータは、後述するステップS3及びS6における判定時に参照される。
ASIC95には、光センサ114,123,126,141が接続されている。なお、図8には図示されていないが、給紙ローラ23や搬送ローラ対25等(図1参照)の各ローラを駆動させる駆動回路や、プリンタ10に画像記録指示等を入力するための入力部や、プリンタ10に関する情報を表示する表示部なども接続されている。
光センサ114,123,126,141は、受光素子で受けた光の強度に応じたアナログの電気信号(電圧信号又は電流信号)を出力する。出力された出力信号は、制御部90に入力されて、当該制御部90において、その電気的レベル(電圧値又は電流値)が所定の閾値以上の場合にHIレベル信号と判定され、所定の閾値未満の場合にLOWレベル信号と判定される。本実施形態では、上記出力信号は、各光センサの検知領域115,124,127,142において光が遮断されている場合にLOWレベル信号と判定され、遮断されていない場合にHIレベル信号と判定される。
[判定処理]
本実施形態では、光センサ114,123,126,141それぞれの出力信号に基づいて、カートリッジケース110に装着されるインクカートリッジ30の種別を判別する判定処理が制御部90によって実行される。この判定処理が行われることによって、第1突部75の検知タイミングと第2突部76の検知タイミングの先後関係に基づいてインクカートリッジ30の種別が判定される。当該判定処理が制御部90によって実行されることにより、本発明の制御手段が実現される。以下、図9のフローチャートを参照しながら、上記判定処理の手順について説明する。ここに、図9は、制御部90によって行われる判定処理の手順の一例を示すフローチャートである。この判定処理は、図中のステップS1から開始される。
本実施形態では、光センサ114,123,126,141それぞれの出力信号に基づいて、カートリッジケース110に装着されるインクカートリッジ30の種別を判別する判定処理が制御部90によって実行される。この判定処理が行われることによって、第1突部75の検知タイミングと第2突部76の検知タイミングの先後関係に基づいてインクカートリッジ30の種別が判定される。当該判定処理が制御部90によって実行されることにより、本発明の制御手段が実現される。以下、図9のフローチャートを参照しながら、上記判定処理の手順について説明する。ここに、図9は、制御部90によって行われる判定処理の手順の一例を示すフローチャートである。この判定処理は、図中のステップS1から開始される。
まず、ステップS1では、インクカートリッジ30がカートリッジケース110に挿入されたかどうかがCPU91によって判断される。上述したように、インクカートリッジ30がカートリッジケース110に挿入されると、ロックレバー145がロック位置の状態からアンロック位置に変化し、光センサ141の信号レベルがLOWからHIに変化する(図7のT0参照)。したがって、当該ステップS1では、光センサ141の信号レベルがLOWからHIに変わったことにより、インクカートリッジ30がカートリッジケース110に挿入されたと判断される。
ステップS1において、インクカートリッジ30がカートリッジケース110に挿入されたと判断されると(S1のYes側)、次のステップS2では、第1突部75が検知されたかどうかがCPU91によって判断される(S2)。具体的には、光センサ123の信号レベルがHIからLOWに変化したことにより、第1突部75が検知される。なお、第1突部75が折損している場合や、挿入途中でインクカートリッジ30が引き抜かれた場合は、いつまで経っても第1突部75は検知されない。この場合は、所定時間経過後にエラー出力が行われる。
第1突部75が検知された場合は、第2突部76が検知されなかったことを条件に、挿入されたインクカートリッジ30が標準タイプのインクカートリッジ30Aであると判定する(S3)。言い換えると、第2突部76よりも先に第1突部75が検知された場合は、挿入されたインクカートリッジ30が標準タイプのインクカートリッジ30Aであると判定する。そして、その判定結果がRAM93に記憶される。ステップS3の後に、第2突部76が検知された場合は(S4のYes側)、装着完了と判定される(S8)。つまり、第1突部75及び第2突部76の双方が検知された場合に、装着完了と判定される。これにより、制御部90は、プリンタ10において画像記録動作が実行可能な状態とする。なお、装着完了の判定条件として、第1突部75A及び第2突部76Aの双方が検知されたことだけでなく、光センサ141がHIからLOWに変化したこと、すなわち、ロックレバー145がアンロック位置からロック位置に変化したことを加えてもよい。
一方、ステップS2において第1突部75が検知さなかった場合は(S2のNo側)、次のステップS5において、第2突部76が検知されたかどうかがCPU91によって判断される(S5)。具体的には、光センサ126の信号レベルがHIからLOWに変化したことにより、第2突部76が検知される。なお、第2突部76が折損している場合や、挿入途中でインクカートリッジ30が引き抜かれた場合は、いつまで経っても第2突部76は検知されない。この場合も、所定時間経過後にエラー出力が行われる。
ステップS5において、第2突部76が検知された場合は、第1突部75が検知されなかったことを条件に、挿入されたインクカートリッジ30が大容量タイプのインクカートリッジ30Bであると判定する(S6)。言い換えると、第1突部75よりも先に第2突部76が検知された場合は、挿入されたインクカートリッジ30がインクカートリッジ30Bであると判定する。そして、その判定結果がRAM93に記憶される。ステップS6の後に、第1突部75が検知された場合は(S7のYes側)、装着完了と判定されて(S8)、その後の画像記録動作が実行可能な状態となる。
[実施形態の効果]
このように、上述した実地形態では、インクカートリッジ30の挿入動作中に、先に第1突部75が検知された場合にインクカートリッジ30Aと判定され、第1突部75よりも先に第2突部76が検知された場合はインクカートリッジ30Bと判定される。つまり、制御部90では、第1突部75の検知タイミングと第2突部76の検知タイミングの先後関係に基づいてインクカートリッジ30の種別が判定される。これにより、インクカートリッジ30の種別の判定を正確に行うことが可能となる。また、第1突部75及び第2突部76の突出長さを適宜選択することにより、図7におけるΔtを相対的に長くすることができる。したがって、カートリッジケース110に対してインクカートリッジ30が高速に挿入された場合であっても、インクカートリッジ30の種別の判定を正確に行うことができる。
このように、上述した実地形態では、インクカートリッジ30の挿入動作中に、先に第1突部75が検知された場合にインクカートリッジ30Aと判定され、第1突部75よりも先に第2突部76が検知された場合はインクカートリッジ30Bと判定される。つまり、制御部90では、第1突部75の検知タイミングと第2突部76の検知タイミングの先後関係に基づいてインクカートリッジ30の種別が判定される。これにより、インクカートリッジ30の種別の判定を正確に行うことが可能となる。また、第1突部75及び第2突部76の突出長さを適宜選択することにより、図7におけるΔtを相対的に長くすることができる。したがって、カートリッジケース110に対してインクカートリッジ30が高速に挿入された場合であっても、インクカートリッジ30の種別の判定を正確に行うことができる。
なお、上述した実施形態では、第1突部75及び第2突部76は、光を遮断する部材としたが、例えば、光の方向を変更させたり、光を減衰させたりして、受光部へ到達する光量を少なくするスリットやプリズム、半透光性部材などで実現されてもよい。
[変形例1]
なお、上述した実施形態では、第1突部75及び第2突部76がインクカートリッジ30の筐体と一体に形成されたものとしたが、例えば、第1突部75及び第2突部76が前壁40に着脱可能に構成されたものであってもよい。例えば、第1突部75に対応する角棒状部材と第2突部76に対応する角棒状部材とを前壁40に着脱可能なものとし、これらの角棒状部材を前壁40の上端又は下端のいずれかに取り付けることで、インクカートリッジ30を実現することができる。この場合、長い方の角棒状部材を前壁40の上端に取り付け、短い方の角棒状部材を前壁40の下端に取り付けることにより、第1突部75A及び第2突部76Aを有するインクカートリッジ30Aを実現することができる。また、長い方の角棒状部材を前壁40の下端に取り付け、短い方の角棒状部材を前壁40の上端に取り付けることにより、第1突部75B及び第2突部76Bを有するインクカートリッジ30Bを実現することができる。
なお、上述した実施形態では、第1突部75及び第2突部76がインクカートリッジ30の筐体と一体に形成されたものとしたが、例えば、第1突部75及び第2突部76が前壁40に着脱可能に構成されたものであってもよい。例えば、第1突部75に対応する角棒状部材と第2突部76に対応する角棒状部材とを前壁40に着脱可能なものとし、これらの角棒状部材を前壁40の上端又は下端のいずれかに取り付けることで、インクカートリッジ30を実現することができる。この場合、長い方の角棒状部材を前壁40の上端に取り付け、短い方の角棒状部材を前壁40の下端に取り付けることにより、第1突部75A及び第2突部76Aを有するインクカートリッジ30Aを実現することができる。また、長い方の角棒状部材を前壁40の下端に取り付け、短い方の角棒状部材を前壁40の上端に取り付けることにより、第1突部75B及び第2突部76Bを有するインクカートリッジ30Bを実現することができる。
[変形例2]
また、図10に示されるように、前壁40から挿入向き50へ突出する同じ長さの突出部材を前壁40の上端及び下端それぞれに設け、これらのうち、一方の突出部材の先端が折られて取り除かれることによって、上述の第1突部75及び第2突部76が形成されてもかまわない。この場合、突出部材が折られやすいように、突出部材75A,75Bのそれぞれに折れ溝75C,76Cが形成されている。この変形例では、下端に設けられた突出部材の先端が折られて短くされることによって、第1突部75A及び第2突部76Aを有するインクカートリッジ30Aを実現することができる。また、上端に設けられた突出部材の先端が折られて短くされることによって、第1突部75B及び第2突部76Bを有するインクカートリッジ30Bを実現することができる。
また、図10に示されるように、前壁40から挿入向き50へ突出する同じ長さの突出部材を前壁40の上端及び下端それぞれに設け、これらのうち、一方の突出部材の先端が折られて取り除かれることによって、上述の第1突部75及び第2突部76が形成されてもかまわない。この場合、突出部材が折られやすいように、突出部材75A,75Bのそれぞれに折れ溝75C,76Cが形成されている。この変形例では、下端に設けられた突出部材の先端が折られて短くされることによって、第1突部75A及び第2突部76Aを有するインクカートリッジ30Aを実現することができる。また、上端に設けられた突出部材の先端が折られて短くされることによって、第1突部75B及び第2突部76Bを有するインクカートリッジ30Bを実現することができる。
[変形例3]
以下、図11を参照しながら、上述した実施形態の変形例について説明する。図11に示されているように、この変形例では、インクカートリッジ30が、インク貯留室36を有するカートリッジ本体31と、カートリッジ本体31における装着向き50の前側を覆うカバー32(本発明のカバーの一例)と、から構成されている。
以下、図11を参照しながら、上述した実施形態の変形例について説明する。図11に示されているように、この変形例では、インクカートリッジ30が、インク貯留室36を有するカートリッジ本体31と、カートリッジ本体31における装着向き50の前側を覆うカバー32(本発明のカバーの一例)と、から構成されている。
カートリッジ本体31は、第1突部75及び第2突部76が設けられていないことの他は、上述の実施形態のインクカートリッジ30と同様の構成である。したがって、幅方向51に細い薄平な略直方体形状の外形であり、その内部空間にインク貯留室36を有する。また、カートリッジ本体31の装着向き50の前側には、インク貯留室36と連続する残量検知部34、大気連通口71及びインク供給部72が設けられている。これらの構成は、上述の実施形態と同様なので、ここでは詳細な説明を省略する。
カバー32は、カートリッジ本体31の装着向き50の前側部分を覆う中空の箱形状である。カバー32は、カートリッジ本体31の外壁に沿って、装着向き50に沿った方向へスライド可能である。各図には現れていないが、カバー32は、カートリッジ本体31から装着向き50へ所定の距離だけ離れた位置においてカートリッジ本体31に係止され、そのスライド範囲が規制されている。また、カートリッジ本体31とカバー32との間にはコイルバネ37,38が介設されており、このコイルバネ37,38によって、カバー32が、カートリッジ本体31から離れる向きへ付勢されている。
カバー32における装着向き50の前側には、上述と同様の第1突部75及び第2突部76が設けられている。これらは上述した実施形態と同様なので、ここでは詳細な説明を省略する。カバー32における装着向き50の前側の中央付近には、幅方向51に貫通した窓33が形成されている。カバー32がカートリッジ本体31に最も接近したとき、この窓33に対応する位置へ残量検知部34が進入する。カバー32がカートリッジ本体31から離れると、残量検知部34が窓33に対応する位置から外れる。この窓33は、光センサ114の光を透過させる。
各図には現れていないが、カバー32における装着向き50の前側には、インク供給部72に対応する位置に、連結部121及びインクニードル122が挿通可能な貫通孔が形成されている。これら貫通孔を通じて、連結部121及びインクニードル122がインク供給部72にアクセスされる。
このようなカバー32が設けられているため、カートリッジケース110に装着されていない状況において、インクカートリッジ30が落下したり、他の部材に衝突したりしても、カバー32によって、カートリッジ本体31の装着向き50の前側が保護される。つまり、インク供給部72や残量検知部34が破損されたりすることが防止される。このようなカバー32を有するインクカートリッジ30に対しても、制御部90による上記判定処理が可能である。
[変形例4]
以下、図12を参照しながら、上述した実施形態の変形例について説明する。図12(A)には、インクカートリッジ30Aに種別判定部86(本発明の第3被検知部の一例)が設けられたインクカートリッジ30A1の断面図が示されており、図12(B)には、インクカートリッジ30Aに種別判定部89(本発明の第3被検知部の一例)が設けられたインクカートリッジ30A2の断面図が示されている。
以下、図12を参照しながら、上述した実施形態の変形例について説明する。図12(A)には、インクカートリッジ30Aに種別判定部86(本発明の第3被検知部の一例)が設けられたインクカートリッジ30A1の断面図が示されており、図12(B)には、インクカートリッジ30Aに種別判定部89(本発明の第3被検知部の一例)が設けられたインクカートリッジ30A2の断面図が示されている。
種別判定部86は、残量検知部34の装着向き50前側に、残量検知部34と一体に形成されている。種別判定部86は、残量検知部34と同様に、幅方向51に薄い直方体形状をなしており、その幅(幅方向51の寸法)は、前壁40の幅よりも小さく、光センサ114(本発明の第3センサの一例)の検知領域115に進入可能な幅である。種別判定部86は、その幅方向51に光が透過されない不透光性の部材から形成されている。この種別判定部86は、インクカートリッジ30A1の種類に対応する形態に形成されている。具体的には、インクカートリッジ30A1の種別判定部86は、図12(A)に示されるように、窓87が形成されている。窓87は、種別判定部86を幅方向51に貫通している。窓87は、残量検知部34の照射部34Cの高さ位置の範囲内に配置されており、カートリッジケース110にインクカートリッジ30A1が装着される過程において、光センサ114の検知領域115へ進入する。図12(A)に示されるように、種別判定部86の窓87は、第1突部75A及び第2突部76Aのうち、先に制御部90によって検知される第1突部75Aが検知されたときに、検知領域115に配置される。この状態で、光が窓87を通って受光部へ到達する。
一方、種別判定部89は、種別判定部86と概ね同様に構成されているが、窓87を有しない点だけがことなる。カートリッジケース110にインクカートリッジ30A2が装着される過程において、種別判定部89が光センサ114の検知領域115へ進入して光を遮断する。図12(B)に示されるように、種別判定部89は、第1突部75A及び第2突部76Aのうち、先に制御部90によって検知される第1突部75Aが検知されたときに検知領域115に配置される。
このように構成されたインクカートリッジ30A1がカートリッジケース110に挿入されると、第1突部75Aが検知されたときの光センサ114の出力レベルは、HIとなる。この信号レベルに基づいて、制御部90は、ルックアップテーブルなどを参照して、当該信号レベルに対応するインクカートリッジ30の種別を判定する。また、インクカートリッジ30A2がカートリッジケース110に挿入されると、第1突部75Aが検知されたときの光センサ114の出力レベルは、LOWとなる。この信号レベルに基づいて、制御部90はルックアップテーブルなどを参照して、当該信号レベルに対応するインクカートリッジ30の種別を判定する。なお、この場合、光センサ114は、本発明の第3センサに相当する。本実施形態では、例えば、インクカートリッジ30A1に顔料系のインク(顔料インク)が貯留されており、インクカートリッジ30A2に染料系のインク(染料インク)が貯留されている。したがって、この場合に行われる上記判定処理においては、インクカートリッジ30が顔料インクを貯留するものであるのか、又は、染料インクを貯留するものであるのかが判定できる。なお、インクが顔料系か染料系かによって、記録ヘッド21によるインクの吐出制御は異なる。
[変形例5]
以下、図13を参照しながら、上述した実施形態の変形例について説明する。図13には、インクカートリッジ30Aの第1突部75Aに切り欠き82(本発明の光量調整部の一例)が設けられたインクカートリッジ30A3の断面図が示されている。
以下、図13を参照しながら、上述した実施形態の変形例について説明する。図13には、インクカートリッジ30Aの第1突部75Aに切り欠き82(本発明の光量調整部の一例)が設けられたインクカートリッジ30A3の断面図が示されている。
切り欠き82は、第1突部75Aの挿入向き50側の先端から所定距離だけ前壁40側へ隔てられた位置に設けられている。そのため、切り欠き82よりも挿入向き50側には、光を遮断可能な遮光部81が形成されている。インクカートリッジ30A3が上記装着位置に到達するまでの挿入過程において、遮光部81は、検知領域124を通り光センサ123の受光素子へ向かう光を遮るように横切る。遮光部81が検知領域124を横切ることにより、上記光が遮断される。切り欠き82は、インクカートリッジ30A3の短い方の第2突部76Aが光センサ126によって検知されたときに、検知領域124に配置される。このとき、光センサ123の発光素子から出射された光は、第1突部75Aで遮られることなく、切り欠き82を通って光センサ123の受光素子に入射する。つまり、切り欠き82は、光センサ123の発光素子へ向かう光の通過を許容する。なお、本実施形態では、光通過部材の一例として切り欠き82を例示して説明したが、この切り欠き82に代えて、ガラスや透明な樹脂板などのように光を透過させる性質(光透過性)を有する部材が採用されてもかまわない。
このように構成されたインクカートリッジ30A3カートリッジケース110に挿入されると、第1突部76Aが光センサ126によって検知されたときの光センサ123の出力レベルはHIとなる。この信号レベルに基づいて、制御部90はルックアップテーブルなどを参照して、当該信号レベルに対応する種類を特定する。なお、インクカートリッジ30Aがカートリッジケース110に挿入された場合は、第1突部76Aが光センサ126によって検知されたときの光センサ123の出力レベルはLOWである。この場合は、この信号レベルに基づいて、制御部90はルックアップテーブルなどを参照して、当該信号レベルに対応する種類を特定する。
なお、上述の実施形態では、各インクカートリッジ30は、初期インク量が異なるインクカートリッジ30の種別判定が行われているが、例えば、貯留されるインク色が異なるインクカートリッジ30の種別判定として本発明が実現されてもよい。
また、インクの組成が異なるインクカートリッジ30が種別判定されるものであってもよい。インクの組成とは、例えば、顔料系のインク、染料系のインク、寒冷地向けに組成されたインク、熱帯地向けに組成されたインクなどである、インクの組成が変わると、インクの粘度や表面張力が変わる。よって、インクの組成が変われば、記録ヘッド21におけるインク吐出の制御も変更する必要がある。インクの組成が判定できることによって、プリンタ10において、最適な吐出制御がなされて画像記録が行われる。
また、インクの製造地が異なるインクカートリッジ30が種別判定されるものであってもよい。この製造地に関する情報は、制御部90に記憶される。仮に、市場において品質上の問題が発生して、プリンタ10が製造元に輸送されたときに、制御部90に記憶された情報に基づいて、そのプリンタ10に対して使用されたインクの製造地を知ることができる。これにより、品質上の問題の解明が推進される。
また、インクの製造時期が異なるインクカートリッジ30が種別判定されるものであってもよい。この製造地に関する情報は、制御部90に記憶される。仮に、市場において品質上の問題が発生して、プリンタ10が製造元に輸送されたときに、制御部90に記憶された情報に基づいて、そのプリンタ10に対して使用されたインクの製造時期を知ることができる。これにより、品質上の問題の解明が推進される。
また、一般ユーザ用のインクカートリッジ30とメンテナンス作業員用のインクカートリッジ30とが種別判定されるものであってもよい。このメンテナンス作業員は、プリンタ10の補修が可能な人員である。このような人員は、プリンタ10の補修のために特別な操作を行うことがあり得るので、メンテナンス作業員用のインクカートリッジ30がプリンタ10に装着されたときには、例えば、大容量のインクを用いたパージなど、一般ユーザでは行い得ない特別な操作が制御部90において許可される。
また、空気の溶存のしやすさが異なるインクを貯留するインクカートリッジ30が種別判定されるものであってもよい。空気が溶存し難いインクであれば、インク貯留室36が脱気されない。逆に、空気が溶存しやすいインクであれば、インク貯留室36が脱気される。このようなインク貯留室36の状態の違いが判定されることによって、記録ヘッド21のメンテナンスプログラムが変更される。
また、インクカートリッジ30に関する上述した様々な仕様や種類を組み合わせて、当該インクカートリッジ30が種別判定されるものであってもかまわない。
なお、上述の実施形態では、光センサ123,126,141の各検知領域に進入する第1突部75,第2突部76,被検知部147は、光を遮断し、或いは光を通過させるものとしたが、これらは、必ずしも各光センサ123,126,141において発光素子から受光素子に到達する光量を完全に遮断する必要はなく、例えば、発光素子から受光素子へ向かって出射された光の全部又は一部を反射又は回折するなど、光の向きを変えて受光素子に至る光量を遮断又は低下させたり、磨りガラスや絞りのような部材によって光を減衰させたりして、受光素子が受光する光量をある程度以下とするものであってもよい。
10・・・プリンタ
30・・・インクカートリッジ
72・・・インク供給部
75・・・第1突部
76・・・第2突部
82・・・切り欠き
86・・・種別判定部
87・・・窓
89・・・種別判定部
90・・・制御部
100・・・インク供給装置
110・・・カートリッジケース
114・・・光センサ
123・・・光センサ
126・・・光センサ
141・・・光センサ
144・・・ロック機構
30・・・インクカートリッジ
72・・・インク供給部
75・・・第1突部
76・・・第2突部
82・・・切り欠き
86・・・種別判定部
87・・・窓
89・・・種別判定部
90・・・制御部
100・・・インク供給装置
110・・・カートリッジケース
114・・・光センサ
123・・・光センサ
126・・・光センサ
141・・・光センサ
144・・・ロック機構
Claims (15)
- インクカートリッジが装着可能なカートリッジ装着部を備えたインク供給装置であって、
上記インクカートリッジに設けられた第1被検知部を検知したことに基づいて第1検知情報を出力する第1センサと、
上記インクカートリッジにおいて上記第1被検知部とは異なる位置に設けられた第2被検知部を検知したことに基づいて第2検知情報を出力する第2センサと、
上記インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に装着される過程で、上記第1センサ及び上記第2センサから出力される上記第1検知情報及び上記記第2検知情報それぞれの出力タイミングの時間的先後関係に基づいて、上記インクカートリッジを判定するための第1判定処理を実行する制御手段と、を具備するインク供給装置。 - 上記制御手段は、上記第1検知情報及び上記第2検知情報のうち先に出力された検知情報に基づいて上記第1判定処理を実行する請求項1に記載のインク供給装置。
- 上記制御手段は、上記第1検知情報が先に出力された場合に上記インクカートリッジの種類を第1種と判定し、上記第2検知情報が先に出力された場合に上記インクカートリッジの種類を上記第1種とは異なる第2種と判定する請求項2に記載のインク供給装置。
- 上記制御手段は、上記第1検知情報及び上記第2検知情報の双方が出力されたことを条件に、上記インクカートリッジが上記カートリッジ装着部における所定の装着位置に到達したことを判定する請求項1から3のいずれかに記載のインク供給装置。
- 上記インクカートリッジにおける上記第1被検知部及び上記第2被検知部とは異なる位置に設けられた第3被検知部を検知したことに基づいて第3検知情報を出力する第3センサを更に備え、
上記制御手段は、上記第1検知情報又は上記第2検知情報のいずれか一方が出力されたときの上記第3検知情報の有無に基づいて、上記第1判定処理とは異なる第2判定処理を実行する請求項1から4のいずれかに記載のインク供給装置。 - 上記第1被検知部は、上記カートリッジ装着部に対する上記インクカートリッジの挿入向きの前方側の第1壁面から上記挿入向きへ突出する第1突出部であり、
上記第2被検知部は、上記第1壁面から上記挿入向きへ突出する第2突出部である請求項1から5のいずれかに記載のインク供給装置。 - 第1種のインクカートリッジの上記第1突出部は、当該第1種のインクカートリッジの上記第2突出部よりも長く、
第2種のインクカートリッジの上記第1突出部は、当該第2種のインクカートリッジの上記第2突出部よりも短い請求項6に記載のインク供給装置。 - 上記第1突出部及び上記第2突出部は、上記カートリッジ装着部の上記装着位置における上記インクカートリッジの装着姿勢において、上下方向に隔てられている請求項6又は7に記載のインク供給装置。
- 上記第1壁面に設けられ、上記インクカートリッジ内のインクを外部に供給するためのインク供給部を更に備え、
上記第1突出部及び上記第2突出部は、上記インク供給部を挟むように配置されている請求項6から8のいずれかに記載のインク供給装置。 - 上記第1突出部又は上記第2突出部のいずれか一方が上記第1壁面の上端に設けられ、いずれか他方が上記第1壁面の下端に設けられている請求項6から9のいずれかに記載のインク供給装置。
- 上記第1センサ及び上記第2センサは、光を出射する発光部と該発光部から出射された光を受光可能な受光部とを有し、上記発光部から上記受光部に至る光路に上記第1突出部又は上記第2突出部が進入したことにより、その有無を検知するものであり、
上記第1突出部又は上記第2突出部うちいずれか長い方の突出部に設けられ、いずれか短い方の突出部が検知されたときに上記光路に配置されて、上記受光部に到達する光の光量を調整する光量調整部を有し、
上記制御手段は、上記短い方の突出部が検知された時点で、上記長い方の突出部に対応する受光部から出力された受光量に基づいて、上記第1判定処理及び上記第2判定処理とは異なる第3判定処理を実行する請求項6から10のいずれかに記載のインク供給装置。 - 上記第1突出部及び上記第2突出部は、上記インクカートリッジの上記装着方向の前方側に着脱可能に構成されている請求項6から11のいずれかに記載のインク供給装置。
- 上記インクカートリッジに設けられ、上記カートリッジ装着部に対する上記インクカートリッジの装着方向の前方側の第1壁面から上記挿入向きへ突出し、その突出方向に隔てて折れ溝が形成された2つの同じ長さの突出部のうち、一方の突出部の先端が上記折れ溝で折られることにより、突出長さの異なる上記第1突出部及び上記第2突出部が形成される請求項7から12のいずれかに記載のインク供給装置。
- 上記インクカートリッジの上記挿入向きの前方側の第1壁面を覆うカバーを更に備え、
上記第1被検知部及び上記第2被検知部は、上記カバーの上記挿入向きの前方側に設けられている請求項1から13のいずれかに記載のインク供給装置。 - インクカートリッジがカートリッジ装着部に装着される際に当該カートリッジの種別を判定するカートリッジ判定方法であって、
上記インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に装着される過程で、上記カートリッジ装着部に設けられた第1センサから出力された第1検知情報を記憶媒体に記憶する第1ステップと、
上記インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に装着される過程で、上記カートリッジ装着部に設けられた第2センサから出力された第2検知情報を記憶媒体に記憶する第2ステップと、
上記第1検知情報及び上記第2検知情報のうち先に出力された検知情報に基づいて上記インクカートリッジの種別を判定するための第1判定処理を実行する第3ステップと、
上記記憶媒体に記憶された上記第1検知情報及び上記第2検知情報に基づいて、上記インクカートリッジが上記カートリッジ装着部における所定の装着位置に到達したことを判定する第4ステップと、を有するカートリッジ判定方法。
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