JP2010232242A - 反射型投影光学系及び露光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高NAを達成しやすい反射型投影光学系及び露光装置を提供する。
【解決手段】物体面側が非テレセントリックに構成され、物体面MSの像を像面Wに投影する反射型投影光学系は、複数の反射鏡M1〜M6と、光軸AXに垂直な面に対して傾いている絞り部材ASと、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、反射型投影光学系及び露光装置に関する。
特許文献1は、極紫外(Extreme Ultraviolet)光を使用する露光装置において6枚の反射鏡から構成される反射型投影光学系を開示している。特許文献2は、像側の開口数(NA)が比較的大きく第1の反射面と第2の反射面の間に開口絞りを配置した、6枚の反射鏡から構成される反射型投影光学系を開示している。
国際公開第02/48796号パンフレット 特開2005−101591号公報
高NAは高解像度を達成する上で効果的であるが、従来は高NA化を図ろうとしても開口絞り付近で光束がケラレるため、十分にNAを高めることができなかった。
本発明は、高NAを達成しやすい反射型投影光学系及び露光装置を提供することを例示的な目的とする。
本発明の一側面としての反射型投影光学系は、物体面側が非テレセントリックに構成され、物体面の像を像面に投影する反射型投影光学系であって、複数の反射鏡と、光軸に垂直な面に対して傾いている絞り部材と、を有することを特徴とする。
本発明は、高NAを達成しやすい反射型投影光学系及び露光装置を提供することができる。
本実施例の投影光学系の光路図である。 図1の部分拡大図である。
図1は、本実施例の露光装置の反射型投影光学系近傍の光路図である。露光装置は、EUV光を利用して原版(マスク又はレチクル)のパターンの像を基板(ウエハ又は液晶基板)に露光する露光装置である。露光装置は、光源、照明光学系、原版ステージ、反射型投影光学系、基板ステージを有する。
光源は、EUV光を射出し、レーザープラズマ光源や放電プラズマ光源を使用することができる。照明光学系は、原版を均一に照明し、集光反射鏡やオプティカルインテグレータを有する。原版は転写されるパターンを有し、物体面MSに配置される反射型原版である。原版ステージは原版を支持及び駆動する。基板は像面Wに配置されて、フォトレジストが塗布されている。基板ステージは基板を支持及び駆動する。
反射型投影光学系は、物体面MSと像面Wを共役な関係に維持し、原版(マスク又はレチクル)のパターンの像を基板(ウエハ又は液晶基板)に縮小投影する。物体面上の照明領域と像面上の露光領域は光軸AX上にはない。これは、光束が反射型光学素子や絞り部材によってケラレないようにするためである。また、反射型原版を使用するために反射型投影光学系は物体面側では非テレセントリックである。
反射型投影光学系は、複数の反射鏡を有する。各反射鏡にはEUV光を反射させる多層膜が施されている。複数の反射鏡は、本実施例では6枚の反射鏡であるが、本発明は4枚から8枚など6枚に限定されない。
本実施例では、複数の反射鏡は、物体面MSから光路に沿って光を反射する順に、第1の反射鏡M1、第2の反射鏡M2、第3の反射鏡M3、第4の反射鏡M4、第5の反射鏡M5、第6の反射鏡M6から構成される。光路に沿って第四の反射鏡M4と第五の反射鏡M5の間で中間像IMが形成される。反射型投影光学系は、共軸系をなすように配置されているが、反射鏡を偏心させたり、回転させたりしてもよい。
各反射鏡の曲率半径をrとすると、次式で示すペッツバール項の和がゼロかほぼゼロになることが必要である。
複数の反射鏡は、少なくとも1枚以上が非球面を含む。非球面形状は次式で規定される。収差補正の観点からは、できるだけ非球面の枚数が多い方がよい。
数式3においてZは光軸方向の座標、cは曲率(曲率半径rの逆数)、hは光軸からの高さ、kは円錐係数、A、B、C、D、E、F、G、H、J・・・は各々、4次、6次、8次、10次、12次、14次、16次、18次、20次、・・・の非球面係数である。
第1の反射鏡M1と第2の反射鏡M2の間には、絞り部材(開口絞り)ASが配置される。絞り部材ASは光軸AXに垂直な面に対して傾いている(即ち、光軸AXに垂直ではない)。第1の反射鏡M1から第2の反射鏡M2に向かう光線は、図1の右上から左下に(像面側から物体面側に)向かっているので、この場合には絞り部材ASを後述する図2に示す点O周りに反時計回りに傾斜する。この方向に絞り部材ASを傾斜させることによって光線のケラレを少なくして高NA化を図ることができる。これについては、後で更に詳しく説明する。
絞り部材ASの径は固定でも可変でもよく、可変の場合には、絞り部材の径を変化させることによって反射型投影光学系のNAを変化させることができる。絞り部材ASの形状は円形でも楕円形でもよい。
図2は、図1の部分拡大図であり、絞り部材ASの近傍のメリディオナル面の拡大図である。図2は、開口絞りASの開口の上端を通る外縁光線(又は周縁光線:Marginal Ray)R1、主光線PR、開口絞りASの開口の下端を通る外縁光線(又は周縁光線:Marginal Ray)R2を示している。また、AS1は、従来のように、光軸AXに対して垂直に配置された絞り部材である。点Oは、主光線PRと光軸AXの交点である。絞り部材ASと絞り部材AS1の一対の太線が遮光部であり、その間は開口である。
図2において、一対の外縁光線R1及びR2が絞り部材AS1に入射する角度をそれぞれα(°)及びβ(°)とする。即ち、外縁光線R1が絞り部材AS1に入射する角度をα(°)とする。また、外縁光線R2が絞り部材AS1に入射する角度をβ(°)とする。また、外縁光線R1の像側の開口数をNAa(=n・sinαimg)、外縁光線R1の像側の開口数をNAb(=n・sinβimg)とする。但し、nは屈折率、αimg(°)は外縁光線R1が像面Wに入射する角度、βimg(°)は外縁光線R2が像面Wに入射する角度である。更に、A、B、Sを下式のように規定する。
絞り部材ASと光軸AXに垂直な面(又は絞り部材AS1)に対する傾き角度をθ(°)とすると、θは次式を満足する。
数式8は絞り部材ASと物体面MSとの角度関係を表している。上限又は下限を超えると像側で上線と下線のNA差が大きくなる。上述したように、反射型原版を使用するために反射型投影光学系は物体面側では非テレセントリックであるため、像高ごとに光束の開口数が方向性をもつことになる。異方性は解像力に方向性をもつことになり、基板に形成されるパターンに不均一性が生じる。数式8はパターンの不均一性を実用的な範囲内に低減するための条件である。
露光において、EUV光は原版を照明し、原版パターンを基板に結像する。像面は円弧状の像面となり、原版と基板を縮小倍率比の速度比で走査することにより、原版全面を露光する。
表A及び表Bは、反射型投影光学系の仕様(曲率半径R、面間隔D、非球面係数)を示す。
(表A)
ミラー番号 曲率半径(mm) 面間隔(mm)
M(マスク) 0 694.84276
M1 -716.2476 -219.13081
開口絞り 0 -114.33524
M2 -1550 241.59945
M3 721.61644 -261.49378
M4 586.31403 817.09236
M5 296.69119 -353.73198
M6 430.1551 401.2495
W(ウエハ) 0 0
(表B)
非球面係数 K A B C
M1 -1.92463E+00 8.59913E-10 -2.03466E-14 4.62151E-19
M2 -2.88259E-01 -2.29465E-09 8.45007E-14 -1.61951E-17
M3 1.17791E+00 -1.85904E-09 -8.39806E-14 1.11840E-17
M4 -3.00880E-02 2.80737E-11 -1.37915E-15 2.11145E-20
M5 3.12023E-01 -1.03445E-09 1.58463E-12 -8.00021E-17
M6 3.02209E-02 4.87630E-11 3.48587E-16 5.93966E-22
非球面係数 D E F G
M1 -8.54869E-24 -2.76473E-28 3.16917E-32 -7.82844E-37
M2 7.60003E-21 -1.92909E-24 2.47481E-28 -1.19995E-32
M3 -8.47167E-22 3.85393E-26 -9.68293E-31 1.03379E-35
M4 -9.66767E-26 -1.37500E-30 1.93512E-35 -6.99842E-41
M5 2.19921E-21 8.72805E-24 -3.83620E-27 5.39287E-31
M6 1.37823E-25 -5.78066E-30 1.46588E-34 -1.55827E-39
実施例1では、絞り部材ASは光軸ASに垂直な面に対して20度傾いている。表Cは、図2におけるa〜dの長さを示している。絞り部材ASを傾けることで光線の干渉に余裕ができ、高NA化に有利である。また、装置の配置にも余裕ができる。
(表C)
クリアランス(mm)
a 9.642
b 4.034
c 17.55
d 12.44
実施例1において、光軸上における物体面MSと像面Wとの距離(全長)は1206.092mmである。像側の開口数は0.27で、倍率は1/4倍、物体高は126〜134 mm(像側で幅2 mmの円弧状視野)である。波面収差のRMSは14.4mλ、スタティックディストーションはレンジで2.3nmである。
一方、図2の開口絞りAS1を使用した場合、NAaは0.2642、NAbは0.2758でNA差が生じる。NAaは外縁光線R1の像側の開口数であるので、絞り部材AS1の上側の径を絞り部材AS1の下側の径よりも大きくすることでNAaとNAbの差を小さくすることができる。
この補正を行うにはα>βにおいては、図2に示すように、光線のケラレを回避する方向に絞り部材AS1を絞り部材ASのように傾けることで絞り部材の上側の径を絞り部材の下側の径より大きくすることができる。図2では、α=18.27°、β=11.31°であるので条件を満たし、数式7からθopt=19.64°となる。−5°<0.36°<5°となり、数式7を満足している。
絞り部材AS1を使用した場合の各像高に対するNAを表Dに示す。絞り部材ASを使用した場合の各像高に対するNAを表Eに示す。表D及び表Eにおいて、「NA上線」は、上側の外縁光線R1が像面Wに入射する角度から算出されるNAである。「NA下線」は、下側の外縁光線R2が像面Wに入射する角度から算出されるNAである。
(表D)
物体高(mm) NA上線 NA下線 NA上線−NA下線 NAメリ NAサジ
126 0.265176 -0.27629 -0.011114 0.270733 0.278261
130 0.264197 -0.2758 -0.011606 0.27 0.277993
134 0.263187 -0.27531 -0.012123 0.2692485 0.277718
(表E)
物体高(mm) NA上線 NA下線 NA上線−NA下線 NAメリ NAサジ
126 0.270213 -0.26976 0.000454 0.269986 0.270474
130 0.269949 -0.27005 -0.000102 0.27 0.270215
134 0.269652 -0.27034 -0.000688 0.269996 0.26995
上記の表からわかるように、絞り部材を光軸AXに垂直な面から傾けたことにより外縁光線R1及びR2のNA差が全像高で低減される。また、メリディオナル方向とサジタル方向のNA差も小さくなり、NAの異方性が低減される。
このように、本実施例の反射型投影光学系は、絞り部材付近の光線のクリアランスに余裕ができることでNAが拡大でき、像高ごとのNAの異方性を低減することができ、高解像度と良好な像性能を達成することができる。
デバイス(半導体集積回路素子、液晶表示素子等)は、露光装置を使用して感光剤を塗布した基板(ウエハ、ガラスプレート等)を露光する工程と、基板を現像する工程と、他の周知の工程と、を経ることにより製造される(デバイス製造方法)。
反射型投影光学系は、露光装置に適用することができる。露光装置は、デバイスを製造する用途に適用することができる。
MS 物体面
W 像面
AS 絞り部材
M1〜M6 反射鏡
AX 光軸

Claims (4)

  1. 物体面側が非テレセントリックに構成され、物体面の像を像面に投影する反射型投影光学系であって、
    複数の反射鏡と、
    光軸に垂直な面に対して傾いている絞り部材と、
    を有することを特徴とする反射型投影光学系。
  2. メリディオナル面において一対の外縁光線が前記光軸に垂直な面に入射する角度をそれぞれα及びβ、前記一対の外縁光線の像側の開口数をそれぞれNAa及びNAbとし、A、B、Sを下式のように規定し、前記絞り部材と前記光軸に垂直な面に対する傾き角度をθとすると、θは次式を満足することを特徴とする請求項1に記載の反射型投影光学系。




  3. 請求項1又は2に記載の反射型投影光学系を有することを特徴とする露光装置。
  4. 請求項3に記載の露光装置を使用して基板を露光するステップと、
    露光された前記基板を現像するステップと、
    を有することを特徴とするデバイス製造方法。
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JP2012522275A (ja) * 2009-03-30 2012-09-20 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー 結像光学系及びこの種の結像光学系を備えたマイクロリソグラフィ用の投影露光装置
CN121299896A (zh) * 2025-12-12 2026-01-09 中国科学院光电技术研究所 一种大视场紧凑型反射式投影物镜

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