JP2010237565A - 光学シート及びバックライトユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】集光層11と、中空微粒子13又はマイクロカプセルを含有する光拡散層12とを有する光学シートであって、前記光拡散層12は前記集光層11よりも屈折率が小さく、前記中空微粒子13は、平均粒子径が10μm以下である光学シート。
【選択図】図1
Description
しかしながら、このように複数枚のシートを配置する場合、部材数が増えるだけでなく、面状検査によって、シート毎に0.1mm程度の大きさのゴミ取り作業を行っているため、組み立て工程が煩雑となっており、生産効率が低下していた。
以下に本発明を詳述する。
図1は、集光層11に光拡散層12が積層された光学シート10である。
本発明の光学シート10は、集光層(プリズム層)11の片面側に光拡散層12を有する。光拡散層12は、低屈折率樹脂14中に中空微粒子13が存在する構造となっている。
図2は、本発明の光学シートの別の一例である。
光学シート20は、集光層(プリズム層)21の片面側に光拡散層22を有する。光拡散層22は、中空微粒子23が存在する箇所の低屈折率樹脂24の層が突出した表面凹凸形状となっている。
また、このような光学シートは、光拡散層を塗工、乾燥等の方法によって容易に形成することができる。これにより、従来のようにプリズムシートと拡散シートとを積層する工程が必要なく、光学シート及びバックライトユニットの生産性を大幅に向上させることが可能となる。更に、中空微粒子又はマイクロカプセルが分散されていることで、中実粒子等を用いる場合と比べて、より低屈折率の光拡散層とすることができる。加えて、中実粒子等を分散させる場合と比べて、集光層と光拡散層との密着性についても改善することができる。
上記集光層は、集光機能を有する層を意味し、具体的には、プリズム層等が挙げられる。本発明の光学シートにおいて、上記集光層は、二層であってもよく、三層以上であってもよい。上記集光層を二層以上設ける場合には、異なる形態の層であってもよく、同じ形態の層であってもよい。
なお、上記集光層の屈折率は、例えば、プリズムカプラー屈折率測定機(SPA4000、Sairon Technology,Inc.社製)等を用い、集光層面の各部材を薄層化したものをサンプルとし、カップリングモード測定で各部材のサンプルの屈折率を測定して、集光層全体の屈折率を算出することによって求めることができる。
上記プリズム層は、光出射面側に単位レンズが一軸方向に配列した構成を有する。
上記単位レンズの形状は、プリズム形状、ピラミッド形状、半球形状又はレンチキュラーレンズ形状であることが好ましく、これらのなかでも、集光機能が高いことから、プリズム形状であることが特に好ましい。上記プリズム形状としては、ピッチ50μm、凹凸高さ25μm、凸部の頂角60〜120°、頂角丸みが0〜15μmの形状を有することが好ましい。なお、上記プリズム層を2層重ねて積層する場合には、第1のプリズム層と第2のプリズム層とは、単位レンズの凸状レンズ(プリズム)の軸(稜線)が直交する向きに積層することが好ましい。
具体的には、接着剤層と樹脂層とが2層以上に形成されている透明なフィルムを回転する凹凸ロールに巻き掛け、樹脂層に凹凸ロール表面の凹凸を転写し、その後、樹脂層を硬化させる方法が用いられる。また、光学シートの反転型の凹凸ロール上に樹脂層を塗布し、連続走行される透明フィルムを凹凸ロールとニップロールで挟み、凹凸ロールの樹脂と密着させた後に硬化させる方法を用いてもよい。
上記光拡散層は、上記中空微粒子又はマイクロカプセルを含有し、更に必要に応じてその他の成分を含有してもよい。また、上記光拡散層は、上記中空微粒子又はマイクロカプセルが光拡散層中に埋没した埋没型光拡散層であってもよく、光出射面側に上記中空微粒子又はマイクロカプセルの少なくとも一部が突出し、凹凸形状を形成した表面凹凸型光拡散層であってもよい。
上記光拡散層の屈折率の下限については、小さければ小さいほど好ましいが、空気の屈折率が1.00であることより、理論上の下限は1.00である。好ましい上限は1.44である。上記屈折率が1.44を超えると、界面での光の屈折が弱まり、拡散効果が小さくなることがある。
ここで、上記光拡散層の屈折率は、例えば、プリズムカプラー屈折率測定機(SPA4000、Sairon Technology,Inc.社製)等を用い、多孔質層面の全反射角を測定して、屈折率を算出することにより測定することができる。
上記中空微粒子又はマイクロカプセルを用いることで、極めて高い光拡散性能を実現することができる。
なお、本明細書において「単孔構造」とは、ただ1つの閉じた空隙を有する構造を意味し、「多孔構造」とは、2種以上の空隙を有する構造を意味する。
単孔構造であることにより、空隙内部は密閉性に優れたものとなり、例えば、上記中空微粒子を光学シートに用いた場合に、粒子内部へのバインダーやその他の成分の浸入による空隙率の低下を防ぐことができる。
上記中空微粒子を用いる場合、空隙内部は、気体が存在する。このような気体としては空気が好ましいが、他の気体であってもよい。空気相は屈折率がほぼ1.00であることから、中空状とすることにより極めて低い屈折率を実現することができる。
上記単官能性単量体は特に限定されず、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、クミル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ミリスチル(メタ)アクリレート、パルミチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリル酸、グリシジル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−クロロスチレン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ビニルピリジン、2−アクリロイルオキシエチルフタル酸、イタコン酸、フマル酸、エチレン、プロピレン、ポリジメチルシロキサンマクロ単量体等が挙げられる。
上記ジ(メタ)アクリレートは特に限定されず、例えば、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
上記トリ(メタ)アクリレートは特に限定されず、例えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
上記ジ又はトリアリル化合物は特に限定されず、例えば、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジアリルフタレート、ジアリルマレート、ジアリルフマレート、ジアリルサクシネート、トリアリルイソシアヌレート等が挙げられる。
上記ジビニル化合物は特に限定されず、例えば、ジビニルベンゼン、ブタジエン等が挙げられる。
なお、上記多官能性単量体は、上記中空微粒子のガラス転移温度(Tg)を高め、耐熱性、耐分散媒性を改善する目的で添加される。
上記重合開始剤は特に限定されず、例えば、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、オルソクロロ過酸化ベンゾイル、オルソメトキシ過酸化ベンゾイル、3,5,5−トリメチルヘキサノイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、ジ−t−ブチルパーオキサイド等の有機過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスシクロヘキサカルボニトリル、アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)等が挙げられる。
上記中空有機−無機ハイブリッド微粒子は、有機骨格によるネットワークにより耐アルカリ性に優れたものとなる。そのため、例えば、上記中空有機−無機ハイブリッド微粒子を用いて作製した光学シートは、アルカリ洗剤等が付着した場合でも、含有する上記中空有機−無機ハイブリッド微粒子がアルカリ洗剤に溶解することがなく、光学シートとしての性能が低下することがない。
また、上記中空有機−無機ハイブリッド微粒子は、無機骨格を有することにより、耐熱性及び耐溶剤性に優れ、光学シートに使用する場合、その成膜時に溶剤を使用する場合等において、上記中空有機−無機ハイブリッド微粒子が、溶剤により微粒子骨格が軟化することによる空隙の収縮、バインダー成分の空隙への浸入を効果的に防ぐことができる。更に、内部に空気相(屈折率=1.00)を有するようにすることで、屈折率を効果的に低くすることができるため、例えば、このような低屈折率の中空有機−無機ハイブリッド微粒子を含有するコーティング剤を用いてなる光学シートの屈折率も低くすることができる。
なお、本明細書において上記空隙率は、上記中空微粒子又は上記マイクロカプセル全体積中に占める空隙部分の体積を百分率(%)で表した体積比を意味し、例えば、透過型電子顕微鏡で撮影した写真をもとに、平均粒子径(外径)及び平均内孔径を測定し、上記空隙部分の体積と中空微粒子又はマイクロカプセル全体の体積との比を算出することにより測定することができる。また、上記マイクロカプセルを用いる場合、上記空隙部分は上記内包溶剤の占める部分とする。
上記有機系材料としては特に限定されず、例えば、フッ素系樹脂、トリアセチルセルロース、ジアセチルセルロース、プロピオニルセルロース、ブタノイルセルロース、アセチルプロピオニルセルロースアセテート、ニトロセルロース等のセルロース誘導体、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリ−1,4−シクロヘキサンジメチレンテレフタレート、ポリエチレン1,2−ジフェノキシエタン−4,4−ジカルボキシレート、ポリブチレンテレフタレート及びポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリメチルペンテン、ポリスルフォン、ポリエーテルスルフォン、ポリアリレート、ポリエーテルイミド、ポリメチルメタクリレート、ポリビニルアルコール、又は、これらの各種含フッ素体等の比較的低屈折率の透明樹脂等が挙げられる。
なお、上記バインダーとして透明樹脂を用いる場合には、ガラス転移温度が上記中空樹脂微粒子又はマイクロカプセルのガラス転移温度よりも低いものを用いることが好ましい。これにより、充分な膜強度を得ることができる。
これらのモノマーは単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記多官能モノマーとしては特に限定されず、例えば、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート等のジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート等のトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート等のテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等のヘキサ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジアリルフタレート、ジアリルマレート、ジアリルフマレート、ジアリルサクシネート、トリアリルイソシアヌレート等のジ又はトリアリル化合物、ジビニルベンゼン、ブタジエン等のジビニル化合物等が挙げられる。
これらの多官能モノマーは単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記支持体の形状、構造、大きさ、厚み、材料等については、特に限定されず、目的に応じて適宜選択することができる。
上記支持体の形状としては、例えば、長方形状、正方形状、円状等が挙げられる。上記光学シートの構造としては、単層構造であってもよく、積層構造であってもよい。
上記支持体の大きさとしては、本発明の光学シートの大きさ等に応じて適宜選択することができる。
上記有機材料としては、例えば、トリアセチルセルロース等のアセテート系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリノルボルネン系樹脂、セルロース系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリアクリル系樹脂等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
また、プロジェクタスクリーンや液晶以外の表示装置、広告等の照明光源、一般照明光源等にも好適に使用することができる。より具体的には、本発明の光学シートは、上記液晶表示装置のバックライトとして使用されるエッジライト式面光源装置の導光板の上面に、好適に使用することができる。
上記光源としては、発光ダイオード(LED)、冷陰極管、蛍光灯等が挙げられる。
(中空微粒子の作製)
重合性単量体としてエチレングリコールジメタクリレート25重量部、トリメチロールプロパントリメタクリレート50重量部、及び、アクリロニトリル25重量部と、非重合性化合物としてトルエン75重量部及びシクロヘキサン5重量部と、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル1重量部とを混合、撹拌した混合溶液の全量を、水溶性乳化剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2重量%、分散助剤としてセチルアルコール1重量%を含有するイオン交換水1530重量部に添加し、超音波ホモジナイザーにて60分間強制乳化して、重合性液滴が分散した分散液を作製した。
次に、攪拌機、ジャケット、還流冷却機及び温度計を備えた20L容の重合器を用い、重合器内を減圧し、容器内の脱酸素を行った後、窒素ガスにより圧力を大気圧まで戻し、重合器内部を窒素雰囲気とした。この重合器内に、得られた分散液の全量を一括して投入し、重合器を60℃まで昇温して重合を開始した。4時間重合した後、重合器を室温まで冷却して、非重合性化合物内包マイクロカプセルスラリーを得た。得られたスラリーを、噴霧乾燥機を用いて乾燥し、中空微粒子を作製した。
ビスフェノールAタイプエポキシアクリレート(エベクリル3700、ダイセルUBC社製、粘度=2,200mPa・s/65℃)2.55重量部、エチレンオキシド付加ビスフェノールAメタクリル酸エステル(NKエステルBPE−200、新中村化学社製、粘度=590mPa・s/25℃)0.85重量部、アロニックスM−110(東亞合成社製)0.85重量部、トリブロモフェノキシエチルアクリレート(ニューフロンティアBR−31、第一工業製薬社製、常温で固体、融点50℃以上)4.25重量部、メチルエチルケトン(MEK)2.89重量部、ラジカル発生剤(ルシリンTPO−L、BASF社製)0.17重量部を混合することにより、プリズム層用塗布液を調製した。
その後、厚み100μmPETシート上に、ワイヤーバーを用いてウェット塗布量で20g/m2となるようにプリズム層塗布液を塗布し、80℃にて1分間乾燥させた後、頂角90°、底辺50μmのストライプ状に溝を刻んだプリズム原盤にプリズム層塗布液面を押し当て、ロールで加圧した。その後、UV照射装置にて1500mJ/cm2の露光量でUV照射を行い、原盤から剥離することにより、プリズムシートを形成した。
次いで、メチルエチルケトン(MEK)を50重量部、トルエン50重量部、得られた中空微粒子5重量部、フッ素系樹脂35重量部を混合して光拡散層塗布液を調製した。得られた光拡散層塗布液を、プリズムシート上(光入射側)にバーコーターを用いて塗布した後、120℃で15分間乾燥させて、厚さ20μmの光拡散層を形成することにより、図1に示すような光拡散層を有する光学シートを作製した。
(中空微粒子の作製)
重合性単量体としてトリメチロールプロパントリメタクリレート50重量部、ペンタエリスリトールテトラアクリレート35重量部、及び、アクリロニトリル15重量部と、非重合性化合物としてトルエン20重量部とシクロヘキサン180重量部と、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル1重量部とを混合、撹拌した混合溶液の全量を、水溶性乳化剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2重量%、分散助剤としてセチルアルコール1重量%を含有するイオン交換水1530重量部に添加し、超音波ホモジナイザーにて60分間強制乳化して、重合性液滴が分散した分散液を作製した。
次に、攪拌機、ジャケット、還流冷却機及び温度計を備えた20L容の重合器を用い、重合器内を減圧し、容器内の脱酸素を行った後、窒素ガスにより圧力を大気圧まで戻し、重合器内部を窒素雰囲気とした。この重合器内に、得られた分散液の全量を一括して投入し、重合器を60℃まで昇温して重合を開始した。4時間重合した後、重合器を室温まで冷却して、非重合性化合物内包マイクロカプセルスラリーを得た。得られたスラリーを、噴霧乾燥機を用いて乾燥し、中空微粒子を作製した。
得られた中空微粒子を用いたことと、微粒子とバインダーの比率を変えたこと以外は、実施例1と同様にして光拡散層塗布液を調製した。得られた光拡散層塗布液を、プリズムシート上(光入射側)にバーコーターを用いて塗布した後、120℃で15分間乾燥させて、厚さ20μmの光拡散層を形成することにより、図1に示すような光拡散層を有する光学シートを作製した。
(マイクロカプセルの作製)
重合性単量体としてエチレングリコールジメタクリレート30重量部、トリメチロールプロパントリメタクリレート30重量部、及び、ペンタエリスリトールテトラアクリレート40重量部と、内包溶剤としてテトラデカン160重量部と、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル1重量部とを混合、撹拌した混合溶液の全量を、水溶性乳化剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2重量%、分散助剤としてセチルアルコール1重量%を含有するイオン交換水1530重量部に添加し、超音波ホモジナイザーにて60分間強制乳化して、重合性液滴が分散した分散液を作製した。
次に、攪拌機、ジャケット、還流冷却機及び温度計を備えた20L容の重合器を用い、重合器内を減圧し、容器内の脱酸素を行った後、窒素ガスにより圧力を大気圧まで戻し、重合器内部を窒素雰囲気とした。この重合器内に、得られた分散液の全量を一括して投入し、重合器を60℃まで昇温して重合を開始した。4時間重合した後、重合器を室温まで冷却して、テトラデカン内包マイクロカプセルを得た。得られた分散液の溶媒を、遠心分離機を用いてイソプロパノールに置換し、テトラデカンを内包するマイクロカプセルのイソプロパノール分散液を得た。
中空微粒子の代わりに、得られたマイクロカプセルを用いたこと、微粒子とバインダーの比率を変えたこと以外は、実施例1と同様にして光拡散層塗布液を調製した。得られた光拡散層塗布液を、プリズムシート上(光入射側)にバーコーターを用いて塗布した後、120℃で15分間乾燥させて、厚さ10μmの光拡散層を形成することにより、図1に示すような光拡散層を有する光学シートを作製した。
実施例1の(光拡散層の形成)において、中空微粒子に代えて、空孔を有しない中実粒子(PMMA粒子、積水化成品社製)を用いたことと、微粒子とバインダーの比率を変えたこと以外は実施例1と同様にして、光学シートを作製した。
(中空微粒子の作製)
重合性単量体としてトリメチロールプロパントリメタクリレート60重量部、及び、アクリロニトリル40重量部と、非重合性化合物としてトルエン20重量部とシクロヘキサン80重量部と、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル1重量部とを混合、撹拌した混合溶液の全量を、水溶性分散剤としてポリビニルアルコール(PVA)1重量%を含有するイオン交換水1800重量部に添加し、ホモジナイザーにて10分間乳化して、重合性液滴が分散した分散液を作製した。
次に、攪拌機、ジャケット、還流冷却機及び温度計を備えた5L容の重合器を用い、重合器内を減圧し、容器内の脱酸素を行った後、窒素ガスにより圧力を大気圧まで戻し、重合器内部を窒素雰囲気とした。この重合器内に、得られた分散液の全量を一括して投入し、重合器を60℃まで昇温して重合を開始した。4時間重合した後、重合器を室温まで冷却して、非重合性化合物内包マイクロカプセルスラリーを得た。得られたスラリーを、噴霧乾燥機を用いて乾燥し、中空微粒子を作製した。
得られた中空微粒子を用いたことと、微粒子とバインダーの比率を変えたこと以外は、実施例1と同様にして光拡散層塗布液を調製した。得られた光拡散層塗布液を、プリズムシート上(光入射側)にバーコーターを用いて塗布した後、120℃で15分間乾燥させて、厚さ42μmの光拡散層を形成することにより、図1に示すような光拡散層を有する光学シートを作製した。
得られた中空微粒子又はマイクロカプセル、光学シートについて以下の評価を行った。結果を表1に示した。
動的光散乱式粒度分布計(Particle Sizing Systems社製、「NICOMP model 380 ZLS−S」)を用いて、実施例及び比較例で得られた微粒子の体積平均粒子径を測定した。
得られた中空微粒子を電子顕微鏡(日本電子社製、「JEM−1200EXII」)を用いて観察し、粒子の写真映像より任意に100個抽出し、粒子外径の長径と短径、粒子空孔部の長径と短径を計測した。下記式により各々の粒子の空隙率を算出し、粒子100個の空隙率の平均値をその粒子の空隙率とした。
空隙率(体積%)=((空孔部長径+空孔部短径)/(外径の長径+外径の短径))3×100
得られた光学シートについて、逆側面に艶消しの黒色塗料を塗布した後、分光光度計(島津製作所社製、「UV−3101PC」)を用いて、光波長550nmの光の入射角5°での片面の反射率を測定した。反射率の値よりプリズム層及び光拡散層の屈折率を測定した。
平面光源(FLR3、フナテック社製)上に、得られた光学シートを敷き、色彩輝度計(BM−7、トプコン社製)にて、輝度の測定を行った。正面輝度が高い場合を○、正面輝度がやや低い場合を△、正面輝度が著しく低い場合を×とした。
得られた光学シートの折り曲げ、平面のばしを5回繰り返し、光拡散層の剥離を評価した。光拡散層の剥離がないものを○、剥離があったものを×とした。
ヘイズメーター(日本電色工業株式会社製、NDH−2000)を用いて得られた光学シートのヘイズ値を測定した。
11、21 集光層
12、22 光拡散層
13、23 中空微粒子
14、24 低屈折率樹脂
Claims (6)
- 集光層と、中空微粒子又はマイクロカプセルを含有する光拡散層とを有する光学シートであって、前記光拡散層は前記集光層よりも屈折率が小さく、前記中空微粒子又はマイクロカプセルは、平均粒子径が10μm以下であることを特徴とする光学シート。
- 中空微粒子は、空隙率が30体積%以上であり、単孔構造を有することを特徴とする請求項1記載の光学シート。
- 中空微粒子は、有機骨格及び無機骨格を有する中空有機−無機ハイブリッド微粒子であることを特徴とする請求項1又は2記載の光学シート。
- 集光層は、光出射面側に単位レンズが一軸方向に配列されたプリズム層であって、前記単位レンズがプリズム形状、ピラミッド形状、半球形状又はレンチキュラーレンズ形状であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の光学シート。
- 更に、支持体を有することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の光学シート。
- 請求項1、2、3、4又は5記載の光学シートと、光源とを有することを特徴とするバックライトユニット。
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