JP2010237976A - 光源情報取得装置、陰影検出装置、陰影除去装置、それらの方法、及びプログラム - Google Patents

光源情報取得装置、陰影検出装置、陰影除去装置、それらの方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】陰影領域を利用して光源の色情報を正確に取得する光源情報取得装置等を提供する。
【解決手段】撮像部410により少なくとも陰影領域が含まれる風景が撮像された画像情報を画像情報取得部420が取得し、領域特定手段430が、所定の対象領域を特定し、色相情報、及び輝度情報に基づいて、前記対象領域における陰影領域、及び非陰影領域を特定し、光源情報算出部440が、前記陰影領域、及び非陰影領域の色相情報、及び輝度情報に基づいて光源の色情報を算出する。さらに、処理対象となる処理対象画像に対して、取得した光源の色情報で補正することで、前記処理対象画像の陰影領域を正確に検出し、除去する。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像情報における陰影を利用して光源の色情報を取得する光源情報取得装置等に関する。
画像情報の輝度情報に基づいて陰影領域を検出、又は除去する技術が開示されている(特許文献1ないし7を参照)。輝度情報のみを用いる技術では、陰影領域の検出精度が十分ではないため、発明者らは、色相情報及び輝度情報を用いることで陰影領域の検出精度を高める技術を開発した(非特許文献1を参照)。
非特許文献1によると、霊長類の網膜の応答に基づいて画像情報を色相と輝度に分割し、画像中の同じところで色相と輝度が同時に変化すれば、物体の表面が変化したと判断し、輝度のみが変化すれば、影などの照明要因による明るさの変化であると判断する。そうすることで、画像情報内の陰影領域を正確に検出し、除去することで、画像認識の精度を格段に向上させることができる。
また、特許文献8には、画像情報の明度に基づいて影を検出する技術が開示されている。
特開2002−15311号公報 特開2005−251132号公報 特開2008−269218号公報 特開平8−241375号公報 特開2001−229389号公報 特開2000−20692号公報 特開2008−245063号公報 特開2007−272292号公報
宮本弘之,栗谷康隆,鎌田卓治,清水昌樹,イシティアク・ラスール・カーン,花沢明俊,森江隆、「実時間顔・腕姿勢認識システムと影消去技術」、電子情報通信学会 総合大会、pp.SSS−22−SSS−23、2008年3月19日
しかしながら、特許文献1ないし8に示す技術は、前述したように輝度情報や明度情報のみに基づいて陰影領域の検出、除去を行うため、黒い物体と影の区別が付かない場合等があり、精度が十分ではないという課題を有する。
特許文献1ないし8に示す技術と比較して、非特許文献1に示す技術は、輝度情報に加えて色相情報も併せて陰影領域を検出、除去するため、検出精度が非常に高くはなっているが、光源の色相によっては陰影領域と非陰影領域における色相に大きな差が生じてしまい、陰影領域を正確に検出できなくなってしまうという課題を有する。さらに、光源の色相に応じて陰影領域を検出する場合には、その都度閾値等の設定を細かく行う必要があり、処理に手間が掛かってしまうという課題を有する。
そこで、本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、陰影領域を利用して光源の色情報(例えば、光源の色相情報や光源の輝度情報等)を正確に取得する光源情報取得装置等を提供することを目的とする。
(1)
本願に開示する光源情報取得装置は、画像情報に基づいて光源の色情報を取得する光源情報取得装置において、撮像装置により少なくとも陰影領域が含まれる風景が撮像された画像情報を取得する画像情報取得手段と、当該画像情報取得手段が取得した画像情報について、所定の対象領域を特定し、色相情報、及び輝度情報に基づいて、前記対象領域における陰影領域、及び非陰影領域を特定する領域特定手段と、当該領域特定手段が特定した前記陰影領域、及び非陰影領域の色相情報、及び輝度情報に基づいて光源の色情報を算出する光源情報算出手段とを備えることを特徴とするものである。
このように、本願に開示する光源情報取得装置は、画像情報の所定の対象領域について、色相情報、及び輝度情報に基づいて陰影領域、及び非陰影領域を特定し、色相情報、及び輝度情報に基づいて光源の色情報(例えば、光源の色相情報や光源の輝度情報等)を算出するため、色相情報、及び輝度情報に基づいて陰影領域、及び非陰影領域を正確に特定することができると共に、光源の正確な色情報を算出して取得することができるという効果を奏する。
また、画像処理における非常に重要な要素の一つである光源の色情報を正確に取得することができるため、画像情報における色の補正等を容易に行うことができ、画像認識処理等の精度を格段に向上させることに繋がるという効果を奏する。
例えば、道路監視システムや侵入監視システムにおける監視物体を正確に認識することができる。また、道路標識や道路標示等を認識した結果から車両の位置や道路情報を得たりするシステムを利用する際に、正確に道路標識や道路標示を認識することができる。さらに、衛星データの画像情報から地図データを作成する際に構造物の陰影を認識し、その影響の緩和を行い、より正確な地図データの作成することができる。さらにまた、顔画像認識を行う際に、陰影の検出、除去を行うことで、正確な顔画像認識を行うことができる。
なお、光源の色情報とは、色空間における陰影領域の色情報(座標)から非陰影領域の色情報(座標)へのベクトル、つまり、陰影領域の色情報と非陰影領域の色情報の差分である。
(2)
本願に開示する光源情報取得装置は、前記領域特定手段が、前記撮像装置により予め撮像された背景画像情報、及び前記取得した画像情報の差分領域を対象領域として特定し、色相情報、及び輝度情報に基づいて、前記対象領域における陰影領域、及び非陰影領域を特定することを特徴するものである。
このように、本願に開示する光源情報取得装置は、予め撮像された背景画像情報、及び前記取得した画像情報の差分領域を対象領域として特定し、色相情報、及び輝度情報に基づいて、前記対象領域における陰影領域、及び非陰影領域を特定するため、背景画像との差分領域において、色相の変化が小さく、輝度の変化が大きい領域を陰影領域として正確に特定することができ、光源の色情報を正確に算出することができるという効果を奏する。
なお、この場合、光源の色情報が弱目(白色光源を基準とし、色相の強さが所定値以下)であるときに陰影領域、及び非陰影領域を正確に特定することができるものとする。
(3)
本願に開示する光源情報取得装置は、前記領域特定手段が、前記取得した画像情報を色相情報の相違に基づいて分割した領域、及び輝度情報の相違に基づいて分割した領域を合わせた領域を対象領域として特定し、前記色相情報の相違に基づいて分割した領域と前記対象領域との差異、色相情報、及び輝度情報に基づいて、前記対象領域における陰影領域、及び非陰影領域を特定することを特徴するものである。
このように、本願に開示する光源情報取得装置は、取得した画像情報を色相情報の相違に基づいて分割した領域(色相分割領域とする)、及び輝度情報の相違に基づいて分割した領域(輝度分割領域とする)を合わせた領域を対象領域として特定し、色相分割領域と対象領域との差異(例えば、領域数の差異、領域の位置の差異等)、色相情報、及び輝度情報に基づいて、前記対象領域における陰影領域、及び非陰影領域を特定するため、輝度分割領域においてのみ出現した領域を陰影領域として正確に特定することができ、光源の色情報を正確に算出することができるという効果を奏する。
なお、この場合も、光源の色情報が弱目であるときに陰影領域、及び非陰影領域を正確に特定することができるものとする。
(4)
本願に開示する光源情報取得装置は、前記領域特定手段が、前記取得した画像情報における色相情報、及び輝度情報の少なくとも一の情報が相違する二つの領域を差分領域として特定し、色相情報、及び輝度情報に基づいて、前記対象領域における陰影領域、及び非陰影領域を特定することを特徴するものである。
このように、本願に開示する光源情報取得装置は、画像情報における色相情報、及び輝度情報の少なくとも一の情報が相違する二つの領域を差分領域として特定し、色相情報、及び輝度情報に基づいて、前記対象領域における陰影領域、及び非陰影領域を特定するため、差分領域として特定された二つの領域について、色相の変化が小さく、輝度の変化が大きい方を陰影領域として正確に特定することができ、光源の色情報を正確に算出することができるという効果を奏する。
なお、この場合も、光源の色情報が弱目であるときに陰影領域、及び非陰影領域を正確に特定することができるものとする。
(5)
本願に開示する光源情報取得装置は、前記画像情報取得手段が、前記撮像装置により少なくとも道路の白線を含む風景が撮像された画像情報を取得し、前記領域特定手段が、前記白線を含む所定の領域を対象領域として特定し、前記色相情報、及び輝度情報の少なくとも一の情報に基づいて分割された任意の一の領域と白線との大きさの差に基づいて物体と影とを区別し、前記輝度情報に基づいて、前記対象領域における陰影領域、及び非陰影領域を特定することを特徴するものである。
このように、本願に開示する光源情報取得装置は、少なくとも道路の白線を含む風景が撮像された画像情報を取得し、分割された領域と白線の幅との大きさの差に基づいて物体と影とを区別し、輝度値に基づいて陰影領域、及び非陰影領域を特定するため、領域の大きさと道路の白線の幅とが異なる場合には、領域を物体として特定することができ、物体と陰影を正確に区別し、陰影領域と非陰影領域を正確に特定することができるという効果を奏する。
(6)
本願に開示する陰影検出装置は、処理の対象となる対象画像情報を取得し、当該取得した対象画像情報について色相情報、及び輝度情報に分解する色情報分解手段と、前記対象画像情報に基づいて処理の対象となる画像を所定の領域に分割する領域分割手段と、前記色情報分解手段が分解した色相情報について、前記領域分割手段が分割した領域における隣接領域間の色相情報の差分、及び予め取得した光源の色相情報を比較する色相情報比較手段と、前記色情報分解手段が分解した輝度情報について、前記領域分割手段が分割した領域における隣接領域間の輝度情報の差分、及び予め取得した光源の輝度情報を比較する輝度情報比較手段と、前記色相情報比較手段、及び前記輝度情報比較手段が比較処理をした結果に基づいて、前記隣接領域の一方が陰影領域であるかどうかを判定する陰影判定手段と、当該陰影判定手段が、前記隣接領域の一方が陰影領域であると判定した場合に、前記隣接領域のうち輝度値が小さい方の領域を陰影領域として特定する陰影領域特定手段とを備えることを特徴とするものである。
このように、本願に開示する陰影検出装置は、対象画像情報について色相情報、及び輝度情報に分解し、対象画像を所定の領域に分割し、隣接領域間の色相情報、輝度情報の差分と予め取得した光源の色相情報とを比較し、隣接領域の一方が陰影領域であるかどうかを判定し、隣接領域の一方が陰影領域であると判定した場合に、前記隣接領域のうち輝度値が小さい方の領域を陰影領域として特定するため、光源の色が強い場合であっても、予め取得した光源の色相情報、輝度情報を用いて陰影領域の検出を行うことで、正確に陰影領域を特定することができるという効果を奏する。
また、光源の色情報を予め取得しておくことで、その光源の下での他のどんな状況下であっても陰影領域を検出するための細かい閾値の設定等を行う必要が無く、処理を簡潔にして効率化を図ることができるという効果を奏する。
(7)
本願に開示する陰影検出装置は、請求項1ないし5のいずれかに記載の光源情報取得装置と、処理の対象となる対象画像情報を取得し、当該取得した対象画像情報について色相情報、及び輝度情報に分解する色情報分解手段と、前記対象画像情報に基づいて処理の対象となる画像を所定の領域に分割する領域分割手段と、前記色情報分解手段が分解した色相情報について、前記領域分割手段が分割した領域における隣接領域間の色相情報の差分、及び前記光源情報取得装置が取得した光源の色相情報を比較する色相情報比較手段と、前記色情報分解手段が分解した輝度情報について、前記領域分割手段が分割した領域における隣接領域間の輝度情報の差分、及び前記光源情報取得装置が取得した光源の輝度情報を比較する輝度情報比較手段と、前記色相情報比較手段、及び前記輝度情報比較手段が比較処理をした結果に基づいて、前記隣接領域の一方が陰影領域であるかどうかを判定する陰影判定手段と、当該陰影判定手段が、前記隣接領域の一方が陰影領域であると判定した場合に、前記隣接領域のうち輝度値が小さい方の領域を陰影領域として特定する陰影領域特定手段とを備えるものである。
このように、本願に開示する陰影検出装置は、請求項1ないし5のいずれかに記載の光源情報取得装置が取得した光源の色情報に基づいて陰影の検出を行うため、光源情報取得装置で取得した正確な光源の色情報に基づいて補正を行い、陰影領域を正確に検出することができるという効果を奏する。
また、光源情報取得装置により、一旦光源の色情報を取得しさえすれば、その光源の下での他のどんな状況下であっても陰影領域を検出するための細かい閾値の設定等を行う必要が無いため、処理を簡潔にして効率化を図ることができるという効果を奏する。
(8)
本願に開示する陰影検出装置は、少なくとも道路の白線を含む風景が撮像された画像情報を取得し、前記画像情報から白線領域を抽出し、抽出した白線領域の色相情報、及び輝度情報、並びに予め取得しておいた白線の色相情報、及び輝度情報に基づいて、光源の色情報を取得する光源情報取得手段と、処理の対象となる対象画像情報を取得し、当該取得した対象画像情報について色相情報、及び輝度情報に分解する色情報分解手段と、前記対象画像情報に基づいて処理の対象となる画像を所定の領域に分割する領域分割手段と、前記色情報分解手段が分解した色相情報について、前記領域分割手段が分割した領域における隣接領域間の色相情報の差分、及び前記光源情報取得手段が取得した光源の色相情報を比較する色相情報比較手段と、前記色情報分解手段が分解した輝度情報について、前記領域分割手段が分割した領域における隣接領域間の輝度情報の差分、及び前記光源情報取得手段が取得した光源の輝度情報を比較する輝度情報比較手段と、前記色相情報比較手段、及び前記輝度情報比較手段が比較処理をした結果に基づいて、前記隣接領域の一方が陰影領域であるかどうかを判定する陰影判定手段と、当該陰影判定手段が、前記隣接領域の一方が陰影領域であると判定した場合に、前記隣接領域のうち輝度値が小さい方の領域を陰影領域として特定する陰影領域特定手段とを備えることを特徴とするものである。
このように、本願に開示する陰影検出装置は、色相や輝度が普遍的である道路の白線の色相や輝度を基準として、正確な光源の色情報を取得して陰影の検出を行うため、陰影領域を正確に検出することができるという効果を奏する。
(9)
本願に開示する陰影除去装置は、請求項6ないし8のいずれかに記載の陰影検出装置と、前記陰影領域特定手段が特定した陰影領域に、前記非陰影領域と陰影領域との色相情報の差分、及び輝度情報の差分を加算して、前記陰影領域を除去する陰影除去手段とを備えることを特徴とするものである。
このように、本願に開示する陰影除去装置は、光源の色情報で補正することで正確に検出された陰影領域に、非陰影領域と陰影領域との色相情報の差分、及び輝度情報の差分を加算して、陰影領域を除去するため、画像情報から陰影領域を正確に取り除くと共に、陰影がなくなることで画像認識等の処理における認識の精度を格段に向上させることができるという効果を奏する。
これまで、本発明を装置として示したが、所謂当業者であれば明らかであるように本発明を方法、及び、プログラムとして捉えることもできる。これら前記の発明の概要は、本発明に必須となる特徴を列挙したものではなく、これら複数の特徴のサブコンビネーションも発明となり得る。
第1の実施形態に係る光源情報取得装置で用いる網膜モデルを示す図である。 第1の実施形態に係る光源情報取得装置で用いる色空間を示す図である。 第1の実施形態に係る光源情報取得装置のハードウェア構成図である。 第1の実施形態に係る光源情報取得装置の機能ブロック図である。 第1の実施形態に係る光源情報取得装置の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る光源情報取得装置の領域特定部の処理を示す第1のフローチャートである。 第1の実施形態に係る光源情報取得装置において陰影領域が特定される過程を示す第1の図である。 第1の実施形態に係る光源情報取得装置の領域特定部の処理を示す第2のフローチャートである。 第1の実施形態に係る光源情報取得装置において陰影領域が特定される過程を示す第2の図である。 第1の実施形態に係る光源情報取得装置の領域特定部の処理を示す第3のフローチャートである。 第1の実施形態に係る光源情報取得装置において陰影領域が特定される過程を示す第3の図である。 第1の実施形態に係る光源情報取得装置の領域特定部の処理を示す第4のフローチャートである。 第1の実施形態に係る光源情報取得装置において陰影領域が特定される過程を示す第4の図である。 第1の実施形態に係る光源情報取得装置において陰影領域と非陰影領域に基づいて光源の色情報を取得する場合の処理を示す図である。 第2の実施形態に係る陰影検出装置、及び陰影除去装置の機能ブロック図である。 第2の実施形態に係る陰影検出装置、及び陰影除去装置の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る陰影検出装置、及び陰影除去装置において陰影が除去される過程を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。本発明は多くの異なる形態で実施可能である。従って、本実施形態の記載内容のみで本発明を解釈すべきではない。また、本実施形態の全体を通して同じ要素には同じ符号を付けている。
以下の実施の形態では、主に装置について説明するが、所謂当業者であれば明らかな通り、本発明は方法、及び、コンピュータを動作させるためのプログラムとしても実施できる。また、本発明はハードウェア、ソフトウェア、または、ハードウェア及びソフトウェアの実施形態で実施可能である。プログラムは、ハードディスク、CD−ROM、DVD−ROM、光記憶装置、または、磁気記憶装置等の任意のコンピュータ可読媒体に記録できる。さらに、プログラムはネットワークを介した他のコンピュータに記録することができる。
(本発明の第1の実施形態)
本実施形態に係る光源情報取得装置について図1ないし図14を用いて説明する。
(1.色空間)
図1は、本実施形態に係る光源情報取得装置で用いる網膜モデルを示す図である。網膜は、眼球の後側の内壁を覆う膜組織であり、光の刺激を信号に変換して脳に伝える。視細胞には錐体細胞と桿体細胞の2種類があり、錐体細胞は、明るい場所で色を認識することができるが、暗闇ではその認識力が低下してしまう。桿体細胞は、色を認識することができないが、わずかな光でも暗闇の中で物の形状等を認識することができる。本実施形態においては、前者の錐体細胞を模した網膜モデルを用いる。錐体細胞はスペクトルの感度によって3つのタイプに分けられる(図1(a)中の錐体S、錐体M、錐体L)。錐体Sは短い光の波長に対しての感度が高く、錐体Mは中ぐらいの光の波長に対しての感度が高く、錐体Lは、長い光の波長に対しての感度が高い。本モデルにおいては、それぞれの錐体で受けた光の波長に応じて、光の色を認識することができる。
本実施形態においては、CIE(国際照明委員会)が開発した標準化された色空間を利用する。図1(b)において、まず、RGB色空間をCIE色空間(CIEXYZ表色系で構成される空間)に変換し、このCIE色空間を錐体色空間(座標中の(A)で示す逆三角錐の空間であり、図1(a)の網膜モデルで得られる3つの応答である、色相を表すYellow−Blue、Red−Green、及び輝度を表すLuminanceで構成される色空間)に変換し、この錐体色空間を輝度−色相で表現されるCIE色空間(座標中の(B)で示す円柱形の空間であり、錐体色空間と同様に、2軸の色相と輝度で表現される色空間)に変換したものを用いる。錐体色空間から輝度-色相で表現されるCIE色空間へ変換する際、色相では、全ての色を所定の値、例えば20cd/cm2の等輝度平面に投射し、さらに、Yellow−Blue軸、Red−Green軸へ投射した値を使用する。
図2は、本実施形態に係る光源情報取得装置で用いる色空間を示す図である。本実施形態で用いる色空間は、図2に示すように、Yellow−Blue、Red−Greenで表現される色相とLuminanceで表現される輝度との3成分からなる色空間である。Yellow−Blue成分は、青色が強いとBlueの方向に値が大きくなり、黄色が強いとYellowの方向に値が大きくなる。青色や黄色の成分を持っていなければいずれの値も最小値となる。Red−Green成分は、赤色が強いとRedの方向に値が大きくなり、緑色が強いとGreenの方向に値が大きくなる。赤色や緑色の成分を持っていなければいずれの値も最小値となる。Luminance成分は、輝度を表現しており、最小値を黒とし値が大きくなる程白に近づく。
なお、本発明においては、適用可能な色空間は、CIE色空間に限定されない。例えば、グレースケールとRGB色空間を併用して適用することも可能である。
(2.構成)
図3は、本実施形態に係る光源情報取得装置のハードウェア構成図である。光源情報取得装置100は、CPU310、RAM320、ROM330、ハードディスク(HDとする)340、通信I/F350、及び入出力I/F360を備える。ROM330やHD340には、オペレーティングシステム(OSとする)や各種プログラム等が格納されており、必要に応じてRAM320に読み出され、CPU310により各プログラムが実行される。通信I/F350は、他の装置(例えば、撮像装置としてのカメラ等)と通信を行うためのインタフェースである。入出力I/F360は、キーボードやマウス等の入力機器からの入力を受け付けたり、プリンタやモニタ等にデータを出力するためのインタフェースである。この入出力I/F360としてUSBやRS232C等が用いられる。また、必要に応じて、光磁気ディスク、フロッピーディスク(登録商標)、CD−R、DVD−R等のリムーバブルディスクに対応したドライブを接続することができる。
図4は、本実施形態に係る光源情報取得装置の機能ブロック図である。光源情報取得装置100は、撮像部410と画像取得部420と領域特定部430と光源情報算出部440とを備える。
撮像部410は、例えば、カメラやビデオカメラ等の装置であり、風景を撮像して画像や動画を生成する。風景を撮像する場合には、少なくとも陰影領域が含まれるように撮像する。陰影領域が含まれるためには、予め陰影ができる位置、時間等を特定しておき、それに応じて撮像してもよいし、撮像方向に必ず陰影領域ができる物体を配置してもよい。また、予め陰影領域を作るための準備をしなくても、撮像した風景中に写り込んだ陰影領域を検出することで、以降の処理に利用することも可能である。
画像取得部420は、撮像部410が撮像した画像や動画(動画中の任意の一のフレーム)を取得する処理を行う。
領域特定部430は、画像取得部420が取得した画像(動画中の任意の一のフレームも含む)について、陰影領域と非陰影領域とを特定する処理を行う。具体的には、取得した画像について陰影領域と非陰影領域を特定するための処理対象領域(例えば、陰影領域と非陰影領域の2領域のみを含む領域、予め撮像した背景画像との差分の領域、色相の差に基づいて分割した領域と輝度の差に基づいて分割した領域とを合わせた領域、道路の白線を含む領域等)を特定し、処理対象領域内の色相、輝度、及び/又は領域の大きさ(白線の幅)に基づいて、処理対象領域における陰影領域と非陰影領域を特定する。
光源情報算出部440は、領域特定部430が特定した陰影領域、及び非陰影領域の色相、及び輝度の差分を光源の色情報として算出する処理を行う。
(3.動作)
図5は、本実施形態に係る光源情報取得装置の動作を示すフローチャートである。まず、撮像部410が、少なくとも陰影領域を含む風景を撮像する(ステップS501)。ここでは、上述したように、予め陰影領域が含まれるように撮像方向に物体を配置したり、所定の方向、時間に基づいて撮像することで、陰影領域を含むようにしてもよいし、特に用意をせずに、偶然風景に写り込む陰影領域を含むようにしてもよい。
画像取得部420が、撮像された画像を取得する(ステップS502)。領域特定部430が、取得した画像中の所定の領域を処理対象領域として特定し(ステップS503)、特定した処理対象領域における陰影領域と非陰影領域とを区別してそれぞれ特定する(ステップS504)。
このステップS503とステップS504の処理について、本実施形態においては以下の4パターンのいずれかで処理を行う。
(1)予め撮像しておいた背景画像と取得した画像との差分領域を処理対象領域として特定し、処理対象領域における陰影領域と非陰影領域とを区別して特定する。
(2)取得した画像について、色相の差に基づいて領域分割した情報と、輝度の差に基づいて領域分割した情報とを加算した領域を処理対象領域として特定し、処理対象領域における陰影領域と非陰影領域とを区別して特定する。
(3)取得した画像について、色相、及び輝度の差に基づいて領域分割し、2つの領域を含む領域を処理対象領域として特定し、処理対象領域における陰影領域と非陰影領域とを区別して特定する。
(4)取得した画像に道路の白線が含まれており、白線を含む領域を処理対象領域として特定し、処理対象領域における陰影領域と非陰影領域とを区別して特定する。
上記(1)の処理について詳細に説明する。図6は、本実施形態に係る光源情報取得装置の領域特定部の処理を示す第1のフローチャートである。図7は、陰影領域が特定される過程を示す第1の図である。図6のフローチャートは、上記(1)の処理を示す。まず、図7(a)に示すような背景画像を取得する(ステップS601)。この背景画像の取得は、撮像部410が背景を撮像し、画像取得部420が撮像された画像を取得することで実現される。
取得した図7(a)の背景画像と陰影領域が含まれる画像(図7(b)に示す画像であり、前記図5におけるステップS502で取得した画像)との差分領域を処理対象領域として特定する(ステップS602)。つまり、ここでの処理対象領域は、図7(b)における領域A(拳)、及び領域B(拳の陰影)となる。
特定された処理対象領域を色相、及び/又は輝度の差に基づいて分割する(ステップS603)。ここでは、領域Aと領域Bとに分割される。なお、領域分割する際には、例えばエッジ検出を行うことで領域分割を行ってもよい。つまり、エッジが検出された閉じた領域を一の領域とすることで、色相、及び/又は輝度の差に基づく領域分割が可能となる。また、画像をマトリックス状に所定の数(最小単位は画素)に領域分割し、分割された領域間の色相、及び/又は輝度の差と、所定の閾値との比較により、マトリックス状に分割された領域をグループ化することで、色相、及び/又は輝度の差に基づく領域分割を行ってもよい。
分割された領域から任意の一の領域を選択し(ステップS604)、選択した領域における色相と背景画像における同一の領域の色相との差分を算出する(ステップS605)。例えば、領域Aが選択された場合は、領域Aの色相と、図7(a)の背景画像における領域Aと同じ拳がある領域の色相との差分を算出する。算出した色相の差分が所定の閾値未満であるかどうかを判定し(ステップS606)、所定の閾値以上であれば、ステップS610に進む。所定の閾値未満であれば、選択した領域における輝度と背景画像における同一の領域の輝度との差分を算出する(ステップS607)。算出した輝度の差分が所定の閾値より大きいかどうかを判定し(ステップS608)、所定の閾値未満であれば、ステップS610に進む。所定の閾値より大きければ、選択した任意の一の領域を一時保存する(ステップS609)。
つまり、図7(b)の領域Aについて、背景のテーブルと拳とでは色相が大きく異なるため、他の領域(領域B)が新たに選択される。選択された領域Bについて、背景のテーブルと拳の陰影とでは色相にそれほど大きな差がなく、背景のテーブルの輝度と拳の陰影の輝度とでは、輝度の差が大きいため、領域B(図7(c)を参照)が一時保存される。
処理対象領域における分割された全ての領域について処理済みであるかを判定し(ステップS610)、全ての領域について処理済みではない場合は、ステップS604に戻って、他の領域を選択する。全ての領域について処理済みである場合は、ステップS609で一時保存された領域のうち、輝度の差分が最も大きい領域を陰影領域として特定して(ステップS611)、処理を終了する。つまり、上記で一時保存された図7(c)の領域が陰影領域として特定される。
なお、図6においては、差分領域における任意の一の領域について、色相及び輝度の差分をそれぞれ閾値と比較して判定処理を行ったが、全ての差分領域について、まずは色相又は輝度の一方の差分に基づいて判定処理を行い、その一方の差分が所定の閾値を満たす場合についてのみ、他方の差分について判定処理を行うようにしてもよい。そうすることで、判定処理を短縮し、処理効率を上げることができる。
次に、上記(2)の処理について詳細に説明する。図8は、本実施形態に係る光源情報取得装置の領域特定部の処理を示す第2のフローチャートである。図9は、陰影領域が特定される過程を示す第2の図である。図8のフローチャートは、上記(2)の処理を示す。まず、取得した画像(図9(a)を参照)について、色相情報のみに基づいて色相の差から輪郭を抽出し、抽出した輪郭で領域を分割する(ステップS801)。ここで得られる画像が図9(b)であり、仮に情報Aとする。
取得した画像(図9(a)を参照)について、輝度情報のみに基づいて輝度の差から輪郭を抽出し、抽出した輪郭で領域を分割する(ステップS802)。ここで得られた情報を仮に情報Bとする。情報Aと情報Bとを加算した情報Cを処理対象領域として特定する(ステップS803)。ここで特定された処理対象領域が、図9(c)の画像である。
情報Aと情報Cについて領域に差異(例えば、情報Aに含まれる各領域と、情報Cにおける前記情報Aの各領域と同一領域とをそれぞれ比較した場合の差異、つまり、具体的には、図9(b)では背景と手の2領域しかないが、図9(c)では図9(b)における背景領域に新たに影の領域が現れ、手の領域と併せて3領域が存在する)があるかどうかを判定し(ステップS804)、差異がなければ図5のステップS502に戻って、他の画像について処理を行う。
差異があれば、陰影領域が存在する可能性が高いため、情報Cにおいて差異があった情報Aにおける領域(つまり、図9(b)における背景領域)と同一の情報Cの領域(つまり、図9(c)における背景+陰影の領域であり、以降、判定対象領域とする)について、元画像(図9(a))の隣接領域間の色相の差分を算出する(ステップS805)。色相の差分が所定の閾値より小さいかどうかを判定し(ステップS806)、色相の差分が所定の閾値以上であれば、図5のステップS502に戻って、他の画像について処理を行う。色相の差分が所定の閾値より小さい場合は、判定対象領域における元画像の隣接領域間の輝度の差分を算出する(ステップS807)。輝度の差分が所定の閾値より大きいかどうかを判定し(ステップS808)、輝度の差分が所定の閾値以下であれば、図5のステップS502に戻って、他の画像について処理を行う。色相の差分が所定の閾値より大きい場合は、輝度値が小さい方の領域を陰影領域として特定して(ステップS809)、処理を終了する。
つまり、図9(c)と図9(b)との領域の差異から、図9(c)の領域が増加したことがわかるため、情報Cにおける判定対象領域の元画像における隣接領域間(図9(a)における領域Aと領域B)の色相、及び輝度を比較し、色相の差分が小さく、且つ輝度の差分が大きい場合に、輝度が小さい方の領域(図9(a)における領域A)を陰影領域として特定する。特定された陰影領域が図9(d)である。
なお、図8においては、判定対象領域の隣接領域間について、色相及び輝度の差分をそれぞれ閾値と比較して判定処理を行ったが、全ての隣接領域間について、まずは色相又は輝度の一方の差分に基づいて判定処理を行い、その一方の差分が所定の閾値を満たす領域間についてのみ他方の差分について判定処理を行うようにしてもよい。そうすることで、判定処理を短縮し、処理効率を上げることができる。
また、情報Cと情報Aが特定された段階で、情報Cと情報Aの差分(図9(c)と図9(b)の差分)領域を陰影領域として特定してもよい。
次に、上記(3)の処理について詳細に説明する。図10は、本実施形態に係る光源情報取得装置の領域特定部の処理を示す第3のフローチャートである。図11は、陰影領域が特定される過程を示す第3の図である。図10のフローチャートは、上記(3)の処理を示す。まず、取得した画像の所定の領域(例えば、予め設定された、陰影領域と非陰影領域とを含む領域、又は取得した画像を複数領域に分割(例えば、16分割)した場合の一の領域)を処理対象領域として特定する(ステップS1001)。ここで、図11(a)が処理対象領域として特定されたとする。特定した処理対象領域について、色相、及び/又は輝度の差に基づいて領域分割する(ステップS1002)。つまり、図11(a)において、領域Aと領域Bに分割される。
分割した領域数が2つであるかどうかを判定し(ステップS1003)、2つでなければ図5のステップS502に戻って、他の画像について処理を行う。
領域が2つであれば、2つの領域間の色相の差分を算出する(ステップS1004)。色相の差分が所定の閾値より小さいかどうかを判定し(ステップS1005)、色相の差分が所定の閾値以上であれば図5のステップS502に戻って、他の画像について処理を行う。色相の差分が所定の閾値より小さければ、2つの領域間の輝度の差分を算出する(ステップS1006)。輝度の差分が所定の閾値より大きいかどうかを判定し(ステップS1007)、輝度の差分が所定の閾値以下であれば図5のステップS502に戻って、他の画像について処理を行う。輝度の差分が所定の閾値より大きければ、輝度値が小さい方の領域を陰影領域として特定して(ステップS1008)、処理を終了する。
つまり、図11(a)が領域Aと領域Bの2つの領域に分割され、それぞれの色相の差が小さく、輝度の差が大きい場合は、輝度値が小さい方(ここでは、領域A)が陰影領域として特定される。特定された陰影領域が、図11(b)である。
次に、上記(4)の処理について詳細に説明する。図12は、本実施形態に係る光源情報取得装置の領域特定部の処理を示す第4のフローチャートである。図13は、陰影領域が特定される過程を示す第4の図である。図12のフローチャートは、上記(4)の処理を示す。まず、取得した画像(図13(a)を参照)において、予め設定された、白線が含まれるべき位置を含む領域を処理対象領域として特定する(ステップS1201)。ここで特定される処理対象領域が、図13(a)における領域Aである。処理対象領域における白線が検出されるべき位置、形状、及び/又は色相等に基づいて白線を検出する(ステップS1202)。図13(b)が検出された白線の画像である。
検出された白線上に複数の領域が存在するかどうかを判定し(ステップS1203)、複数の領域が存在しなければ図5のステップS502に戻って、取得した他の画像について処理を行う。複数の領域が存在すれば、色相、及び/又は輝度の差に基づいて領域分割し、白線上の任意の一の領域を選択する(ステップS1204)。図13(c)が領域分割した場合の画像である。
選択した領域の幅が、白線の幅より大きいかどうかを判定し(ステップS1205)、選択した領域の幅が、白線の幅以下の場合は、ステップS1207に進む。選択した領域の幅が、白線の幅より大きければ、選択した領域を物体と判断し、処理対象領域から除去する(ステップS1206)。白線上の全ての領域について、物体であるかどうかを判断し、物体である場合には領域を除去する処理を行ったかどうかを判定し(ステップS1207)、全ての領域について処理を行っていなければ、ステップS1204に戻って他の未処理領域を選択する。全ての領域について処理を行っていれば、残った領域が複数で且つ残った領域間の輝度値の差が所定の閾値より大きいかどうかを判定する(ステップS1208)。
ステップS1208の条件を満たしていない場合は、図5のステップS502に戻って、取得した他の画像について処理を行う。ステップS1208の条件を満たしている場合は、輝度値が小さい方の領域を陰影領域として特定して(ステップS1209)、処理を終了する。図13(d)が、白線上で陰影領域が特定された場合の画像である。白線の幅を基準として物体を予め除去しているため、輝度の差を利用することで白線上の陰影領域を容易に特定することができる。
以上が上記図5におけるステップS503とステップS504の処理についての説明である。
図5に戻って、ステップS504で陰影領域と非陰影領域が特定されると、光源情報算出部440が、特定された陰影領域、非陰影領域の色相、及び輝度の差分を算出し、光源の色情報として取得して(ステップS505)、処理を終了する。
図14は、陰影領域と非陰影領域に基づいて光源の色情報を取得する場合の処理を示す図である。図14(a)が陰影領域を含む取得した画像であり、図14(b)が、光源の色情報を示す空間である。図14(a)において、領域Aが陰影領域、領域Bが非陰影領域、領域Cが人物である。それぞれの領域A〜Cに対応する色情報が、図14(b)における座標A〜Cである。つまり、図14(b)において、座標A(陰影領域の色情報)から座標B(非陰影領域の色情報)へのベクトルが、陰影領域の色情報と非陰影領域の色情報の差分となり、光源の色情報を示す。
なお、白線を用いて光源の色情報を取得する場合には、予め白色光源における白線の色相、輝度を取得しておき、取得した画像中における白線の色相、輝度との差から光源の色情報を取得してもよい。
このように、本実施形態に係る光源情報取得装置によれば、画像情報の所定の対象領域について、色相情報、及び輝度情報に基づいて陰影領域、及び非陰影領域を特定し、色相情報、及び輝度情報に基づいて光源の色情報を算出するため、色相情報、及び輝度情報に基づいて陰影領域、及び非陰影領域を正確に特定することができると共に、光源の正確な色情報を算出して取得することができるという効果を奏する。
また、画像処理における非常に重要な要素の一つである光源の色情報を正確に取得することができるため、画像情報における色の補正等を容易に行うことができ、画像認識処理等の精度を格段に向上させることに繋がるという効果を奏する。
さらに、予め撮像された背景画像情報、及び前記取得した画像情報の差分領域を対象領域として特定し、色相情報、及び輝度情報に基づいて、前記対象領域における陰影領域、及び非陰影領域を特定するため、背景画像との差分領域において、色相の変化が小さく、輝度の変化が大きい領域を陰影領域として正確に特定することができ、光源の色情報を正確に算出することができるという効果を奏する。
さらにまた、取得した画像情報を色相情報の相違に基づいて分割した領域(色相分割領域とする)、及び輝度情報の相違に基づいて分割した領域(輝度分割領域とする)を合わせた領域を対象領域として特定し、色相分割領域の領域数と対象領域の領域数との差、色相情報、及び輝度情報に基づいて、前記対象領域における陰影領域、及び非陰影領域を特定するため、輝度分割領域においてのみ出現した領域を陰影領域として正確に特定することができ、光源の色情報を正確に算出することができるという効果を奏する。
さらにまた、画像情報における色相情報、及び輝度情報の少なくとも一の情報が相違する二つの領域を差分領域として特定し、色相情報、及び輝度情報に基づいて、前記対象領域における陰影領域、及び非陰影領域を特定するため、差分領域として特定された二つの領域について、色相の変化が小さく、輝度の変化が大きい方を陰影領域として正確に特定することができ、光源の色情報を正確に算出することができるという効果を奏する。
さらにまた、少なくとも道路の白線を含む風景が撮像された画像情報を取得し、分割された領域と白線の幅との大きさの差に基づいて物体と影とを区別し、輝度値に基づいて陰影領域、及び非陰影領域を特定するため、領域の大きさと道路の白線の幅とが異なる場合には、物体として特定することができ、物体と陰影を正確に区別し、陰影領域と非陰影領域を正確に特定することができるという効果を奏する。
(本発明の第2の実施形態)
本実施形態に係る陰影検出装置、及び陰影除去装置について図15ないし図17を用いて説明する。本実施形態に係る陰影検出装置は、前記第1の実施形態における光源情報取得装置を備え、当該光源情報取得装置が取得した光源情報に基づいて、画像中の陰影領域を検出する処理を行う。また、陰影除去装置は、前記陰影検出装置を備え、当該陰影検出装置が検出した陰影領域の陰影を除去する処理を行う。
なお、本実施形態において、前記第1の実施形態と重複する説明については省略する。
(1.構成)
図15は、本実施形態に係る陰影検出装置、及び陰影除去装置の機能ブロック図である。陰影除去装置1501は、陰影検出装置1502と陰影除去部1590とを備える。また、陰影検出装置1502は、撮像部1510と画像取得部1520と色情報分解部1530と領域分割部1540と色相比較部1550と輝度比較部1560と陰影判定部1570と陰影特定部1580と光源情報取得装置100とを備える。
撮像部1510は、カメラやビデオカメラ等の装置であり、風景を撮像して画像を生成する。第1の実施形態の場合とは異なり、ここでは少なくとも陰影領域を含む必要はない。また、画像取得部1520は、撮像部1510が撮像した風景画像を取得する処理を行う。
色情報分解部1530は、画像取得部1520が取得した画像を、色相と輝度に分解する処理を行う。つまり、図2における、Yellow−Blue成分、及びRed−Green成分を色相として分解し、Luminance成分を輝度として分解する。領域分割部1540は、分解された色相、及び輝度について、それぞれの差に基づいて領域を分割する。
色相比較部1550は、分割された領域について、隣接する任意の2領域間の色相の差と光源情報取得装置100が取得した光源の色相情報とを比較する処理を行う。また、輝度比較部1560は、分割された領域について、隣接する任意の2領域間の輝度の差と光源情報取得装置100が取得した光源の輝度情報とを比較する処理を行う。
陰影判定部1570は、色相比較部1550で比較した結果、隣接する領域間の色相の差が光源の色相と所定の範囲内で一致し、輝度比較部1560で比較した結果、隣接する領域間の輝度の差が光源の輝度と所定の範囲内で一致する場合に、隣接領域がそれぞれ陰影領域と非陰影領域であると判定する処理を行う。
陰影特定部1580は、隣接領域がそれぞれ陰影領域と非陰影領域である場合に、輝度値が小さい方の領域を陰影領域として特定する処理を行う。
陰影除去部1590は、特定された陰影領域に、陰影領域と非陰影領域の色相の差分、及び輝度の差分を加算することで陰影が除去された画像データを出力する処理を行う。なお、陰影領域を除去する際には、特定された陰影領域に光源の色相、及び輝度を加算してもよい。
また、撮像部1510と画像取得部1520は、光源情報取得装置100が有する撮像部410と画像取得部420と一体の処理部として捉えてもよい。その場合は、光源を取得するための画像情報と陰影領域を検出、除去するための処理対象画像は共通の画像情報であってもよい。つまり、陰影領域の検出、除去を行うために、その処理対象となる画像情報の一部から光源の色情報を取得し、取得した光源の色情報に基づいて、処理対象画像の陰影領域の検出、除去を行ってもよい。
さらに、陰影除去装置1501、及び陰影検出装置1502のハードウェア構成は、前記第1の実施形態における光源情報取得装置100のハードウェア構成と同じであるため、説明は省略する。
(2.動作)
図16は、本実施形態に係る陰影検出装置、及び陰影除去装置の動作を示すフローチャート、図17は、陰影が除去される過程を示す図である。まず、撮像部1510が風景を撮像し、画像取得部1520が画像を取得する(ステップS1601)。取得した画像が図17(a)である。光源情報取得装置100が、前記撮像部1510により撮像された光源の色情報を取得する(ステップS1602)。色情報分解部1530が、取得した画像について色相の成分と輝度の成分とに分解する(ステップS1603)。領域分割部1540が、色相の差、及び/又は輝度の差に基づいて領域を分割する(ステップS1604)。領域が分割された画像が図17(b)である。
分割された領域から任意の一の領域を選択する(ステップS1605)。ここで選択した領域を領域Aとする。領域Aに隣接する任意の一の領域を選択する(ステップS1606)ここで選択した領域を領域Bとする。領域Aと領域Bの色相の差分を算出する(ステップS1607)。色相比較部1550が、領域間の色相の差分と光源の色相が同じ(誤差が所定の範囲内)であるかどうかを比較し(ステップS1608)、同じでなければ、ステップS1613に進む。領域間の色相の差分と光源の色相が同じであれば、選択した領域間の輝度の差分を算出する(ステップS1609)。輝度比較部1560が、領域間の輝度の差分と光源の輝度が同じ(誤差が所定の範囲内)であるかどうかを比較し(ステップS1610)、同じでなければ、ステップS1613に進む。領域間の輝度の差分と光源の輝度が同じであれば、陰影判定部1570が、領域A、又は領域Bのいずれか一方が陰影領域で、他方が非陰影領域であると判定し、陰影特定部1580が、輝度値が小さい方の領域を陰影領域として特定する(ステップS1611)。ここまでの処置が陰影検出装置1502の処理であり、検出された陰影領域の画像が図17(c)である。
陰影領域が特定されると、ステップS1607で算出した領域間の色相の差分、及びステップS1609で算出した領域間の輝度の差分を陰影領域に加算する(ステップS1612)。領域Aの全隣接領域について処理済みであるかどうかを判定し(ステップS1613)、処理済みでなければ、ステップS1606に戻って、他の隣接領域について処理を行う。処理済みであれば、全領域について処理済みであるかどうかを判定し(ステップS1614)、処理済みでなければ、ステップS1605に戻って、他の領域について処理を行う。処理済みであれば、陰影領域が除去された画像を出力して(ステップS1615)、処理を終了する。陰影領域が除去された画像が図17(d)である。図17(a)と比較して陰影領域が除去されていることがわかる。陰影領域が除去されることにより、画像認識の精度を格段に上げることができる。
なお、上述したように、陰影領域に光源の色相、及び輝度を加算してもよい。
また、光源の色情報は、光源情報取得装置100から取得してもよいし、予め測定しておいてもよい。
さらに、陰影領域の検出、除去を行う対象となる処理対象画像内に、少なくとも陰影領域、及び/又は道路の白線を含むように撮像部1510が撮像することで、処理対象画像内の陰影領域に基づいて、光源情報取得装置100が光源の色情報を取得し、取得した光源の色情報を用いて陰影検出装置1502、及び陰影除去装置1501が、処理対象画像の陰影領域の検出、除去を行うようにしてもよい。
さらにまた、図16においては、隣接する領域間について、色相、及び輝度の差分をそれぞれ光源の色相、及び輝度と比較して判定処理を行ったが、全ての隣接する領域間について、まずは輝度、又は色相の一方の差分に基づいて判定処理を行い、その一方の差分が所定の閾値を満たす領域間についてのみ、他方の差分について判定処理を行うようにしてもよい。そうすることで、判定処理を短縮し、処理効率を上げることができる。
さらにまた、動画の場合、取得した光源の色情報を定期的に更新して補正するようにしてもよい。例えば、先回取得した光源の色情報と今回取得した光源の色情報との平均値を算出し、その平均値で光源の色情報を補正することで、毎回光源の色情報を取得しなくても、更新した光源の色情報を用いて動画内の陰影領域を検出、除去することができる。
さらにまた、本実施形態において、白線は「白」であることから白線の色情報(色相情報、輝度情報)を予め記憶しておき、処理対象画像にて検出された白線の色情報と、予め記憶された「白」の色情報とを比較することで、その差分を光源情報として取得してもよい。
このように、本実施形態に係る陰影検出装置は、光源情報取得装置が取得した光源の色情報に基づいて陰影の検出を行うため、光源の色が強い場合であっても、光源情報取得装置で取得した光源の色相情報、輝度情報を用いて陰影領域の検出を行うことで、正確に陰影領域を特定することができるという効果を奏する。
また、光源情報取得装置により、一旦光源の色情報を取得しさえすれば、その光源の下での他のどんな状況下であっても陰影領域を検出するための細かい閾値の設定等を行う必要が無いため、処理を簡潔にして効率化を図ることができるという効果を奏する。
以上の前記各実施形態により本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は実施形態に記載の範囲には限定されず、これら各実施形態に多様な変更又は改良を加えることが可能である。そして、かような変更又は改良を加えた実施の形態も本発明の技術的範囲に含まれる。このことは、特許請求の範囲及び課題を解決する手段からも明らかなことである。
100 光源情報取得装置
310 CPU
320 RAM
330 ROM
340 HD
350 通信I/F
360 入出力I/F
410 撮像部
420 画像取得部
430 領域特定部
440 光源情報算出部
1501 陰影除去装置
1502 陰影検出装置
1510 撮像部
1520 画像取得部
1530 色情報分解部
1540 領域分割部
1550 色相比較部
1560 輝度比較部
1570 陰影判定部
1580 陰影特定部
1590 陰影除去部

Claims (13)

  1. 画像情報に基づいて光源の色情報を取得する光源情報取得装置において、
    撮像装置により少なくとも陰影領域が含まれる風景が撮像された画像情報を取得する画像情報取得手段と、
    当該画像情報取得手段が取得した画像情報について、所定の対象領域を特定し、色相情報、及び輝度情報に基づいて、前記対象領域における陰影領域、及び非陰影領域を特定する領域特定手段と、
    当該領域特定手段が特定した前記陰影領域、及び非陰影領域の色相情報、及び輝度情報に基づいて光源の色情報を算出する光源情報算出手段とを備えることを特徴とする光源情報取得装置。
  2. 請求項1に記載の光源情報取得装置において、
    前記領域特定手段が、前記撮像装置により予め撮像された背景画像情報、及び前記取得した画像情報の差分領域を対象領域として特定し、色相情報、及び輝度情報に基づいて、前記対象領域における陰影領域、及び非陰影領域を特定することを特徴する光源情報取得装置。
  3. 請求項1又は2に記載の光源情報取得装置において、
    前記領域特定手段が、前記取得した画像情報を色相情報の相違に基づいて分割した領域、及び輝度情報の相違に基づいて分割した領域を合わせた領域を対象領域として特定し、前記色相情報の相違に基づいて分割した領域と前記対象領域との差異、色相情報、及び輝度情報に基づいて、前記対象領域における陰影領域、及び非陰影領域を特定することを特徴する光源情報取得装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の光源情報取得装置において、
    前記領域特定手段が、前記取得した画像情報における色相情報、及び輝度情報の少なくとも一の情報が相違する二つの領域を対象領域として特定し、色相情報、及び輝度情報に基づいて、前記対象領域における陰影領域、及び非陰影領域を特定することを特徴する光源情報取得装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の光源情報取得装置において、
    前記画像情報取得手段が、前記撮像装置により少なくとも道路の白線を含む風景が撮像された画像情報を取得し、
    前記領域特定手段が、前記白線を含む所定の領域を対象領域として特定し、前記色相情報、及び輝度情報の少なくとも一の情報に基づいて分割された任意の一の領域と白線との大きさの差に基づいて物体と影とを区別し、前記輝度情報に基づいて、前記対象領域における陰影領域、及び非陰影領域を特定することを特徴する光源情報取得装置。
  6. 処理の対象となる対象画像情報を取得し、当該取得した対象画像情報について色相情報、及び輝度情報に分解する色情報分解手段と、
    前記対象画像情報に基づいて処理の対象となる画像を所定の領域に分割する領域分割手段と、
    前記色情報分解手段が分解した色相情報について、前記領域分割手段が分割した領域における隣接領域間の色相情報の差分、及び予め取得した光源の色相情報を比較する色相情報比較手段と、
    前記色情報分解手段が分解した輝度情報について、前記領域分割手段が分割した領域における隣接領域間の輝度情報の差分、及び予め取得した光源の輝度情報を比較する輝度情報比較手段と、
    前記色相情報比較手段、及び前記輝度情報比較手段が比較処理をした結果に基づいて、前記隣接領域の一方が陰影領域であるかどうかを判定する陰影判定手段と、
    当該陰影判定手段が、前記隣接領域の一方が陰影領域であると判定した場合に、前記隣接領域のうち輝度値が小さい方の領域を陰影領域として特定する陰影領域特定手段とを備えることを特徴とする陰影検出装置。
  7. 請求項1ないし5のいずれかに記載の光源情報取得装置と、
    処理の対象となる対象画像情報を取得し、当該取得した対象画像情報について色相情報、及び輝度情報に分解する色情報分解手段と、
    前記対象画像情報に基づいて処理の対象となる画像を所定の領域に分割する領域分割手段と、
    前記色情報分解手段が分解した色相情報について、前記領域分割手段が分割した領域における隣接領域間の色相情報の差分、及び前記光源情報取得装置が取得した光源の色相情報を比較する色相情報比較手段と、
    前記色情報分解手段が分解した輝度情報について、前記領域分割手段が分割した領域における隣接領域間の輝度情報の差分、及び前記光源情報取得装置が取得した光源の輝度情報を比較する輝度情報比較手段と、
    前記色相情報比較手段、及び前記輝度情報比較手段が比較処理をした結果に基づいて、前記隣接領域の一方が陰影領域であるかどうかを判定する陰影判定手段と、
    当該陰影判定手段が、前記隣接領域の一方が陰影領域であると判定した場合に、前記隣接領域のうち輝度値が小さい方の領域を陰影領域として特定する陰影領域特定手段とを備えることを特徴とする陰影検出装置。
  8. 少なくとも道路の白線を含む風景が撮像された画像情報を取得し、前記画像情報から白線領域を抽出し、抽出した白線領域の色相情報、及び輝度情報、並びに予め取得しておいた白線の色相情報、及び輝度情報に基づいて、光源の色情報を取得する光源情報取得手段と、
    処理の対象となる対象画像情報を取得し、当該取得した対象画像情報について色相情報、及び輝度情報に分解する色情報分解手段と、
    前記対象画像情報に基づいて処理の対象となる画像を所定の領域に分割する領域分割手段と、
    前記色情報分解手段が分解した色相情報について、前記領域分割手段が分割した領域における隣接領域間の色相情報の差分、及び前記光源情報取得手段が取得した光源の色相情報を比較する色相情報比較手段と、
    前記色情報分解手段が分解した輝度情報について、前記領域分割手段が分割した領域における隣接領域間の輝度情報の差分、及び前記光源情報取得手段が取得した光源の輝度情報を比較する輝度情報比較手段と、
    前記色相情報比較手段、及び前記輝度情報比較手段が比較処理をした結果に基づいて、前記隣接領域の一方が陰影領域であるかどうかを判定する陰影判定手段と、
    当該陰影判定手段が、前記隣接領域の一方が陰影領域であると判定した場合に、前記隣接領域のうち輝度値が小さい方の領域を陰影領域として特定する陰影領域特定手段とを備えることを特徴とする陰影検出装置。
  9. 請求項6ないし8のいずれかに記載の陰影検出装置と、
    前記陰影領域特定手段が特定した陰影領域に、前記非陰影領域と陰影領域との色相情報の差分、及び輝度情報の差分を加算して、前記陰影領域を除去する陰影除去手段とを備えることを特徴とする陰影除去装置。
  10. 撮像装置により少なくとも道路の白線を含む風景が撮像された画像情報を取得する画像情報取得ステップと、
    当該画像情報取得ステップが取得した画像情報について、前記白線を含む領域を対象領域として特定し、前記色相情報、及び輝度情報の少なくとも一の情報に基づいて分割された任意の一の領域と白線との大きさの差に基づいて物体と影とを区別し、前記輝度情報に基づいて、前記対象領域における陰影領域、及び非陰影領域を特定する領域特定ステップと、
    当該領域特定ステップが特定した前記陰影領域、及び非陰影領域の色相情報、及び輝度情報に基づいて光源の色相情報、及び輝度情報を算出する光源情報算出ステップと、
    処理の対象となる対象画像情報を取得し、当該取得した対象画像情報について色相情報、及び輝度情報に分解する色情報分解ステップと、
    前記対象画像情報を所定の領域に分割する領域分割ステップと、
    前記色情報分解ステップが分解した色相情報について、前記領域分割ステップにて分割された領域における隣接領域間の色相情報の差分、及び前記光源情報算出ステップが算出した光源の色相情報を比較する色相情報比較ステップと、
    前記色情報分解ステップが分解した輝度情報について、前記領域分割ステップにて分割された領域における隣接領域間の輝度情報の差分、及び前記光源情報算出ステップが算出した光源の輝度情報を比較する輝度情報比較ステップと、
    前記色相情報比較ステップ、及び前記輝度情報比較ステップが比較処理をした結果に基づいて、前記隣接領域の一方が陰影領域であるかどうかを判定する陰影判定ステップと、
    当該陰影判定ステップが、前記隣接領域の一方が陰影領域であると判定した場合に、前記隣接領域のうち輝度値が小さい方の領域を陰影領域として特定する陰影領域特定ステップとを含むことを特徴とする陰影検出方法。
  11. 請求項10に記載の陰影検出方法と、
    前記陰影領域特定ステップが特定した陰影領域に、前記非陰影領域と陰影領域との色相情報の差分、及び輝度情報の差分を加算して、前記陰影領域を除去する陰影除去ステップとを含むことを特徴とする陰影除去方法。
  12. コンピュータに、
    撮像装置により少なくとも道路の白線を含む風景が撮像された画像情報を取得する画像情報取得ステップと、
    当該画像情報取得ステップが取得した画像情報について、前記白線を含む領域を対象領域として特定し、前記色相情報、及び輝度情報の少なくとも一の情報に基づいて分割された任意の一の領域と白線との大きさの差に基づいて物体と影とを区別し、前記輝度情報に基づいて、前記対象領域における陰影領域、及び非陰影領域を特定する領域特定ステップと、
    当該領域特定ステップが特定した前記陰影領域、及び非陰影領域の色相情報、及び輝度情報に基づいて光源の色相情報、及び輝度情報を算出する光源情報算出ステップと、
    処理の対象となる対象画像情報を取得し、当該取得した対象画像情報について色相情報、及び輝度情報に分解する色情報分解ステップと、
    前記対象画像情報を所定の領域に分割する領域分割ステップと、
    前記色情報分解ステップが分解した色相情報について、前記領域分割ステップにて分割された領域における隣接領域間の色相情報の差分、及び前記光源情報算出ステップが算出した光源の色相情報を比較する色相情報比較ステップと、
    前記色情報分解ステップが分解した輝度情報について、前記領域分割ステップにて分割された領域における隣接領域間の輝度情報の差分、及び前記光源情報算出ステップが算出した光源の輝度情報を比較する輝度情報比較ステップと、
    前記色相情報比較ステップ、及び前記輝度情報比較ステップが比較処理をした結果に基づいて、前記隣接領域の一方が陰影領域であるかどうかを判定する陰影判定ステップと、
    当該陰影判定ステップが、前記隣接領域の一方が陰影領域であると判定した場合に、前記隣接領域のうち輝度値が小さい方の領域を陰影領域として特定する陰影領域特定ステップとを実行させることを特徴とする陰影検出プログラム。
  13. コンピュータが、請求項12に記載の陰影検出プログラムにより各ステップを実行し、
    さらに、前記陰影領域特定ステップが特定した陰影領域に、前記非陰影領域と陰影領域との色相情報の差分、及び輝度情報の差分を加算して、前記陰影領域を除去する陰影除去ステップを実行させることを特徴とする陰影除去プログラム。
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