JP2010238560A - 接地体及び該接地体を備える接地構造物 - Google Patents
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Abstract
【課題】設置が容易で、接地抵抗値を低減することができる接地体及び該接地体を備える接地構造物を提供すること。
【解決手段】接地体1は、少なくとも一部が地中に埋設される埋設体2と、埋設体2の厚さ方向に延び一端が埋設体2の上面に露出し、他端が埋設体2の下面に露出する第1導体部41と、埋設体2の下面に配置され、第1導体部41と接続されるシート状の接地部3と、を備える。接地構造物10は、少なくとも一部が地中に埋設される埋設体2、埋設体2の厚さ方向に延び一端が埋設体2の上面に露出し、他端が埋設体2の下面に露出する第1導体部41及び埋設体2の下面に配置され第1導体部41と接続されるシート状の接地部3を有する接地体1と、一端が変圧器101に接続され、他端が埋設体2の上面において第1導体部41に接続される接続部5と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】接地体1は、少なくとも一部が地中に埋設される埋設体2と、埋設体2の厚さ方向に延び一端が埋設体2の上面に露出し、他端が埋設体2の下面に露出する第1導体部41と、埋設体2の下面に配置され、第1導体部41と接続されるシート状の接地部3と、を備える。接地構造物10は、少なくとも一部が地中に埋設される埋設体2、埋設体2の厚さ方向に延び一端が埋設体2の上面に露出し、他端が埋設体2の下面に露出する第1導体部41及び埋設体2の下面に配置され第1導体部41と接続されるシート状の接地部3を有する接地体1と、一端が変圧器101に接続され、他端が埋設体2の上面において第1導体部41に接続される接続部5と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、接地体及び該接地体を備える接地構造物に関する。
従来より、電柱に設置された変圧器などの接地対象物の接地をするため、接地対象物と接続された棒状の接地部を地中に打ち込み、接地することが行われている。例えば、一端が接地対象物に接続されるリード線と、このリード線の他端に接続される棒状の接地部とを備える接地構造物が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の接地構造物によれば、接地部が棒状の形状を有するため、接地部と土壌との接触面積が小さくなり、接地抵抗値を小さくしづらいという問題があった。また、接地抵抗値を小さくするには接地部を連結させて多数設置する必要があったが、接地部を多数設置するためコストが高くなり、棒状の接地部を打ち込むことが可能な場所を確保することが困難という問題もあった。
上記のような問題に鑑み、本発明は、設置が容易で、接地抵抗値を低減することができる接地体及び該接地体を備える接地構造物を提供することを目的とする。
(1) 本発明の接地体は、少なくとも一部が地中に埋設される埋設体と、該埋設体の厚さ方向に延び一端が前記埋設体の上面に露出し、他端が前記埋設体の下面に露出する第1導体部と、前記埋設体の下面に配置され、前記第1導体部と接続されるシート状の接地部と、を備える。
(2) 本発明の接地構造物は、少なくとも一部が地中に埋設される埋設体、該埋設体の厚さ方向に延び一端が前記埋設体の上面に露出し、他端が前記埋設体の下面に露出する第1導体部及び前記埋設体の下面に配置され前記第1導体部と接続されるシート状の接地部を有する接地体と、一端が接地対象物に接続され、他端が前記埋設体の上面において前記第1導体部に接続される接続部と、を備える。
(3) 前記接地体は、前記埋設体の厚さ方向に延び一端が該埋設体の上面に露出し、他端が該埋設体の下面に露出して前記接地部に接続される第2導体部を備えるとともに、該接地体が所定間隔をあけて複数配置され、
複数の前記接地体のうちの隣り合う2つの前記接地体を連結する連結部をさらに備え、
前記連結部の一端は、隣り合う2つの接地体のうちの一方の接地体における前記第1導体部に接続され、前記連結部の他端は、隣り合う2つの接地体のうちの他方の接地体における前記第2導体部に接続されることが好ましい。
複数の前記接地体のうちの隣り合う2つの前記接地体を連結する連結部をさらに備え、
前記連結部の一端は、隣り合う2つの接地体のうちの一方の接地体における前記第1導体部に接続され、前記連結部の他端は、隣り合う2つの接地体のうちの他方の接地体における前記第2導体部に接続されることが好ましい。
(4) 前記連結部は、絶縁性の部材で被覆されることが好ましい。
(5) 前記埋設体は、横断面が略U字状の凹部を備える側溝により構成されることが好ましい。
本発明によれば、設置が容易で、接地抵抗値を低減することができる接地体及び該接地体を備える接地構造物を提供することができる。
以下、本発明の接地体1及び接地構造物10の一実施形態について具体的に説明する。図1は本実施形態の接地体1及び接地構造物10が地中に埋設された状態の概略図である。線Gは、地面を示す。図2は、接地体1の縦断面図である。図3は、図2に示す接地体1のX−X断面図である。
図1に示すように、接地構造物10は、所定方向に延びるように配置される複数の接地体1と、隣り合う2つの接地体1を連結する連結部6と、複数の接地体1のうちの一端に配置された接地体1に接続される接続部5と、を備える。
接地体1は、埋設体2と、第1導体部41と、第2導体部42と、接地部3と、を備える。
接地体1は、埋設体2と、第1導体部41と、第2導体部42と、接地部3と、を備える。
埋設体2は、少なくとも一部が地中に埋設される。埋設体2は、例えば、横断面が略U字状の凹部を備えるコンクリート製の側溝により構成される。図2及び図3に示すように、埋設体2は、凹部の底部22と、底部22から埋設体2の厚さ方向に延び向かい合う一対の側壁21とを備える。側壁21は、埋設体2の縦断面視で略長方形の形状を備える。側壁21の長手方向における一端と他端には、埋設体2の厚さ方向に延びる貫通孔43が設けられている。埋設体2の凹部の上面側は開口となっており、開口は、蓋20によって覆われている。
第1導体部41は、埋設体2の厚さ方向に延び、一端が埋設体2の上面2aに露出し、他端が埋設体2の下面2bに露出する。第1導体部41は、埋設体2の側壁21における長手方向の一端側の貫通孔43を挿通する導線により構成される。
第2導体部42は、埋設体2の厚さ方向に延び、一端が埋設体2の上面2aに露出し、他端が埋設体2の下面2bに露出する。第2導体部42は、埋設体2の側壁21における長手方向の他端側の貫通孔43を挿通する導線により構成される。
接地部3は、埋設体2の底部22における下面2bに配置され、第1導体部41の下端41b及び第2導体部42の下端42bに接続されている。接地部3は、埋設体2の下面に固定されている。接地部3は、略長方形の形状を有し、導電性を有する可撓性のシート部材で形成されている。図示を省略するが、接地部3の下面には、下方に向けて突出する複数の凸部が設けられる。接地部3の上面は平坦である。
接地部3の寸法は、例えば、長手方向が1300〜1600mm、短手方向が800mm〜1100mm、厚さ方向が10〜20mmである。複数の凸部31の高さは、例えば、14〜18mmである。接地部3は、導電性を有する樹脂で構成されていることから、延伸性を有し、鉄等の金属で構成される場合に比べて引張り強度が高い。樹脂は、例えば炭素繊維を含有するものが好ましい。
接続部5は、一端が接地対象物に接続され、他端が第1導体部41に接続される導線により構成される。接地対象物とは、接地を必要とする機器などを示す。接地対象物としては、例えば電柱100に設けられた変圧器101や、避雷器、架空地線、通信用ケーブルなどが挙げられる。本実施形態では、例えば、接続部5の一端は、電柱100に設けられた変圧器101に接続されている。接続部5の他端は、第1導体部41に接続されている。接続部5の変圧器101に接続される一端及び第1導体部41に接続される他端を除いた部分は、絶縁体で被覆されている。
連結部6は、隣り合う2つの接地体1のうちの一方の接地体1と他方の接地体1とを連結する。連結部6の一端は、一方の接地体1における第1導体部41を構成する導線の上端41aに接続されている。連結部6の他端は、他方の接地体1における第2導体部42構成する導線の上端42aに接続されている。連結部6は、例えば、導線により構成される。連結部6の一端及び他端を除いた部分は、絶縁性の部材61であるゴムで被覆されている。
なお、側溝は蓋20により覆われている。このため、蓋20が側溝に隙間なく嵌合できるように、蓋20には連結部6を収納する凹部62が形成されている。
次に、本発明の作用について説明する。
埋設体2は、接地する変圧器101が設けられた電柱100の近傍の地中に埋設される。埋設体2の底部22における下面2bには、導電性のシート部材で形成される接地部3が配置されている。埋設体2には、その厚さ方向に延び、一端が埋設体2の上面2aに露出し、他端が埋設体2の下面2bに露出する第1導体部41が設けられている。第1導体部41は、接地部3に接続されている。このため、埋設体2を地中に設置すると、第1導体部41から土壌へ電気が導通可能になる。
埋設体2は、接地する変圧器101が設けられた電柱100の近傍の地中に埋設される。埋設体2の底部22における下面2bには、導電性のシート部材で形成される接地部3が配置されている。埋設体2には、その厚さ方向に延び、一端が埋設体2の上面2aに露出し、他端が埋設体2の下面2bに露出する第1導体部41が設けられている。第1導体部41は、接地部3に接続されている。このため、埋設体2を地中に設置すると、第1導体部41から土壌へ電気が導通可能になる。
接地体1は、接続部5とともに接地構造物10を構成している。接続部5の一端は、変圧器101に接続され、接続部5の他端は、第1導体部41に接続される。このため、変圧器101に接続された接続部5から地中に埋設された接地体1に電気が導通可能となり、変圧器101が接地される。
接地体1は、所定間隔をあけて複数配置される。接地体1は、側壁21の長手方向の一端側に第1導体部41を備え、側壁21の長手方向の他端側に第2導体部42を備える。第1導体部41及び第2導体部42は、それぞれ埋設体2に設けられた貫通孔43を挿通する導線により構成される。
第1導体部41を構成する導線の上端41aは、接続部5の他端に接続される。第1導体部41の下端41b及び第2導体部42の下端42bは、埋設体2の下面2bの接地部3に接続しているので、第1導体部41及び第2導体部42は、接地部3に電気的に接続されている。
第1導体部41を構成する導線の上端41aは、接続部5の他端に接続される。第1導体部41の下端41b及び第2導体部42の下端42bは、埋設体2の下面2bの接地部3に接続しているので、第1導体部41及び第2導体部42は、接地部3に電気的に接続されている。
図1に示すように、接地体1が複数隣接し合う場合、第1導体部41を構成する導線の上端41aは、連結部6に接続される。第2導体部42を構成する導線の上端42aは、連結部6に接続される。隣り合う一方の接地体1の第1導体部41と、他方の接地体1の第2導体部42とは、連結部6を介して連結される。したがって、2つの隣り合う接地体1が連結され、変圧器101と電気的に接続される接地部3の表面積が増える。
連結部6は、例えばゴムなどの絶縁性の部材61で被覆されている。このため、導線を電流が流れた場合でも、電流の流れる導線が直接地上に露出されない。
次に、本発明の効果について説明する。
本実施形態によれば、接地体1に、少なくとも一部が地中に埋設される埋設体2と、埋設体2の厚さ方向に延び一端が埋設体2の上面2aに露出し、他端が埋設体2の下面2bに露出する第1導体部41と、埋設体2の底部22における下面2bに配置され、第1導体部41と接するシート状の接地部3とを設けた。したがって、埋設体2と接地部3とをともに地中に埋設させることにより、埋設体2の埋設工事とともに接地工事を行うことが可能となり、接地工事が容易にできる。
本実施形態によれば、接地体1に、少なくとも一部が地中に埋設される埋設体2と、埋設体2の厚さ方向に延び一端が埋設体2の上面2aに露出し、他端が埋設体2の下面2bに露出する第1導体部41と、埋設体2の底部22における下面2bに配置され、第1導体部41と接するシート状の接地部3とを設けた。したがって、埋設体2と接地部3とをともに地中に埋設させることにより、埋設体2の埋設工事とともに接地工事を行うことが可能となり、接地工事が容易にできる。
本実施形態によれば、接地体1に、接続部5を接続し、接地構造物10とした。接続部5の一端は、変圧器101に接続し、接続部5の他端は、第1導体部41に接続した。このため、変圧器101などの接地対象物と第1導体部41とを接続することにより、接地することができる。
本実施形態によれば、埋設体2の側壁21における長手方向の一端に第1導体部41を設け、他端に第2導体部42を設けた。また、接地体1を所定間隔をあけて複数配置し、隣り合う2つの接地体1の一方における第1導体部41と、他方における第2導体部42と、を連結する連結部6を設けた。複数の接地体1が互いに電気的に導通可能に接続されるため、変圧器101と接続される接地部3の表面積が増え、接地抵抗を低減できる。また、接地する対象の電圧の大きさや、土壌の性質に応じて、埋設体2を連結する数を調整することにより、接地抵抗を必要な値に調整することができる。
本実施形態によれば、連結部6は絶縁性の部材61で被覆されている。このため、側溝の蓋20を開けられたり、ずらされたりした状態で、導線を電流が流れた場合でも、電流の流れる導線が直接地上に露出されない。したがって、地上で導線に直接人間や物が接触することはなく、安全性が確保できる。
本実施形態によれば、埋設体2を、横断面が略U字状の凹部を備える側溝により構成した。側溝は、雨水や排水などの排水路を形成するために複数連結して地中に埋設するものである。このため、接地する対象が高電圧の機器であった場合でも、接地工事のための大きな面積を備える空間を地中に確保する必要がない。側溝を配置するための所定の場所に、側溝を連続して配置することで、接地抵抗を低減するとともに接地を容易に行うことができる。
本発明の実施形態は、上記の実施形態に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲は、これに限定されるものではない。
例えば、埋設体2として、断面が略U字状の側溝を例示しているが、地中に埋設する構造物であれば、特に限定されない。
例えば、埋設体2として、断面が略U字状の側溝を例示しているが、地中に埋設する構造物であれば、特に限定されない。
また、本実施形態では、第1導体部41及び第2導体部42は、貫通孔43の内部を挿通する導線により構成したが、電流が第1導体部41から接地部3に導通し、接地部3から第2導体部42に導通することができれば、これに限られない。例えば、第1導体部及び第2導体部を鉄などの導電性の金属棒により構成してもよい。
また、本実施形態では、連結部6は導線で構成されているが、隣り合う2つの接地体のうちの一方の接地体1と他方の接地体1とを導電可能に連結するものであれば、導線に限られない。例えば、連結部は、鉄などの金属性の部材で構成されたものであってよい。この連結部は、接地体を所定方向に延びるように複数配置した場合に、一方の接地体における第1導体部が挿通する貫通孔に差し込まれる一端と、他方の接地体における第2導体部が挿通する貫通孔に差込まれる他端と、一端及び他端を連結する本体部分から形成されるコの字型の形状を備える。
このような構成により、接地体を所定の数配置した後で、2つの隣り合う接地体に設けられた貫通孔に連結部を差し込み、接地するために必要な数だけ接地体を連結部で連結することが容易になる。したがって、接地体及び連結部を有効に活用することができる。
1 接地体
2 埋設体
2a 上面
2b 下面
3 接地部
5 接続部
6 連結部
22 底部
41 第1導体部
42 第2導体部
101 変圧器(接地対象物)
2 埋設体
2a 上面
2b 下面
3 接地部
5 接続部
6 連結部
22 底部
41 第1導体部
42 第2導体部
101 変圧器(接地対象物)
Claims (5)
- 少なくとも一部が地中に埋設される埋設体と、
該埋設体の厚さ方向に延び一端が前記埋設体の上面に露出し、他端が前記埋設体の下面に露出する第1導体部と、
前記埋設体の下面に配置され、前記第1導体部と接続されるシート状の接地部と、を備える接地体。 - 少なくとも一部が地中に埋設される埋設体、該埋設体の厚さ方向に延び一端が前記埋設体の上面に露出し、他端が前記埋設体の下面に露出する第1導体部及び前記埋設体の下面に配置され前記第1導体部と接続されるシート状の接地部を有する接地体と、
一端が接地対象物に接続され、他端が前記埋設体の上面において前記第1導体部に接続される接続部と、を備える接地構造物。 - 前記接地体は、前記埋設体の厚さ方向に延び一端が該埋設体の上面に露出し、他端が該埋設体の下面に露出して前記接地部に接続される第2導体部を備えるとともに、該接地体が所定間隔をあけて複数配置され、
複数の前記接地体のうちの隣り合う2つの前記接地体を連結する連結部をさらに備え、
前記連結部の一端は、隣り合う2つの接地体のうちの一方の接地体における前記第1導体部に接続され、前記連結部の他端は、隣り合う2つの接地体のうちの他方の接地体における前記第2導体部に接続される請求項2に記載の接地構造物。 - 前記連結部は、絶縁性の部材で被覆される請求項3に記載の接地構造物。
- 前記埋設体は、横断面が略U字状の凹部を備える側溝により構成される請求項2から4のいずれかに記載の接地構造物。
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