JP2010247166A - ステム - Google Patents

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Abstract

【課題】保管場所の省スペース化が可能になるステムを提供する。
【解決手段】ステム10は、円筒状の本体部11、本体部11に固定される吊り環12、および本体部11の下端に固定される底板13を有する。底板13の上面には、4つの補強部材14が設けられている。本体部11は、小径部11a、小径部11aよりも大径の大径部11b、および小径部11aと大径部11bとの間に形成される傾斜部11cを有する。本体部11には、上下方向に延びるようにスリット11dが形成されている。また、小径部11aには、凹部11eが形成されている。凹部11eは、スリット11dを挟むように形成されている。底板13の中央には、孔13aが形成されている。孔13aの直径は、小径部11aの外径よりも大きい。
【選択図】図9

Description

本発明は、線材コイルの搬送等に用いられるステムに関する。
伸線用の線材または鋼線(以下、単に線材と略記する。)に酸洗処理および潤滑処理を施す工程では、一般に、未結束状態の線材コイルがCフック等により搬送されつつ所定の酸洗液および潤滑液に浸漬される。そして、酸洗・潤滑処理後の線材コイルは、ステムと呼ばれる集積装置を用いて次工程へと搬送される(例えば、特許文献1参照)。
図1は、従来のステムの一例を示す図である。図1に示すように、従来のステム100は、円筒状の本体部101、本体部101に固定される吊り環102、および本体部101の下端に固定される底板103を有する。底板103の上面には、4つの補強部材104が設けられている。本体部101には、上下方向に延びるようにスリット101aが形成されている。なお、吊り環102は、ラムリフト等によってステム100を搬送する際にフック等を引っ掛けるために設けられている。
図2〜図7は、上記のステム100の使用方法の一例を説明するための図である。図2〜図7に示すように、酸洗・潤滑処理後の線材コイル200をステム100に移載する際には、Cフック201、コイル圧縮台車202および方向変換台車203が用いられる。コイル圧縮台車202には、コイル圧縮板202aが設けられている。方向変換台車203は、本体部204およびステム保持部205を有する。ステム保持部205は、本体部204上において、90°回転可能に設けられている。
図2に示すように、酸洗・潤滑処理後の線材コイル200は、まず、Cフック201により所定の位置に搬送される。また、ステム100は、スリット101aが上方に位置するように、方向変換台車203のステム保持部205により水平に保持される。その状態で、図3に示すように、Cフック201の先端部がステム100のスリット101a内に進入するように、方向変換台車203が移動する。次に、図4に示すように、コイル圧縮台車202が方向変換台車203側に移動し、コイル圧縮板202aにより線材コイル200が押し込まれる。これにより、未結束状態の線材コイル200の端部がステム100から崩れ落ちることを防止することができる。
次に、図5に示すように、コイル圧縮台車202が元の位置に移動するとともに、Cフック201が下降する。これにより、線材コイル200がCフック201からステム100に移載される。最後に、図6および図7に示すように、方向変換台車203が元の位置に移動するとともに、ステム保持部205が90°回転する。これにより、ステム100および線材コイル200の中心軸が鉛直方向に向き、線材コイル200は保持される。中心軸が鉛直方向に向いて保持された線材コイル200は、ラムリフト等によって次工程(例えば、伸線工程)へと搬送される。
特開平6−246346号公報
ところで、酸洗・潤滑処理後の線材コイル200は、次工程に搬送される前に、ステム100に保持された状態で一時的に保管される場合がある。図8は、ステム100(線材コイル200)の保管状態を示す図である。図8に示すように、複数のステム100を保管する場合、保管場所に複数のステム100を並べて配置しなければならない。そのため、十分に広い保管場所を確保できない場合には、多数の線材コイル200を保管することができない。また、同様に、使用されていないステム100を保管する場合にも、広い保管場所が必要となる。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、保管場所の省スペース化が可能になるステムを提供することである。
本発明は、以下に示す発明を要旨とする。
本発明に係るステムは、線材コイルの受け渡しを行う際に使用されるステムであって、上端側に形成される小径部および下端側に形成される大径部を有する略円筒状の本体部と、前記本体部の下端部に設けられ、前記本体部の径方向において前記大径部よりも大きい底板とを備え、前記大径部は、他のステムの小径部を挿入可能な内部空間を有し、前記底板は、前記大径部の内部空間に連通しかつ他のステムの前記小径部を挿通可能な孔を有するものである。
このステムの大径部は、同一構成の他のステムの小径部が挿入可能な内部空間を有している。また、底板は、大径部の内部空間に連通しかつ他のステムの小径部を挿通可能な孔を有している。したがって、一のステムの小径部を底板の孔を介して他のステムの大径部内に挿入することにより、2つのステムを積み重ねることができる。それにより、複数のステムを効率よく保管することができる。
また、線材コイルを保持した2つのステムを積み重ねる場合には、下方のステムに保持された線材コイル上に上方のステムの底板を載置することにより、上方のステムを十分に安定させることができる。
小径部の外面に凹部が形成されていてもよい。この場合、本体部が水平方向に保持された状態においても、凹部において線材コイルが係止されるので、未結束状態の線材コイルの端部が本体部の上端から落下することを防止することができる。
ステムは、小径部の上端部に設けられる吊り環をさらに備えてもよい。この場合、その吊り環にラムリフト等のフックを引っ掛けることができるので、ステムの搬送が容易になる。
本発明によれば、ステムの保管場所の省スペース化が可能になる。
従来のステムの一例を示す斜視図である。 ステムの使用方法を説明するための図である。 ステムの使用方法を説明するための図である。 ステムの使用方法を説明するための図である。 ステムの使用方法を説明するための図である。 ステムの使用方法を説明するための図である。 ステムの使用方法を説明するための図である。 従来のステムの保管状態を示す図である。 本発明の一実施の形態に係るステムを示す図である。 本発明の一実施の形態に係るステムを示す図である。 ステム10の保管方法の一例を示す図である。 ステム10の保管方法の他の例を示す図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に係るステムについて説明する。
図9および図10は、本発明の一実施の形態に係るステムを示す図である。なお、図9はステムの斜視図であり、図10(a)は、図9のステムの側面図であり、図10(b)は、図9のステムの上面図である。
図9および図10に示すように、本実施の形態に係るステム10は、円筒状の本体部11、本体部11に固定される吊り環12、および本体部11の下端に固定される底板13を有する。底板13の上面には、4つの補強部材14が設けられている。なお、本実施の形態においては、吊り環12は、複数の支柱12aにより形成されている。本体部11は、複数の12aに外接するように固定されている。ステム10は、例えば、炭素鋼、合金鋼またはステンレス鋼等からなる。
本体部11は、小径部11a、小径部11aよりも大径の大径部11b、および小径部11aと大径部11bとの間に形成される傾斜部11cを有する。本体部11には、上下方向に延びるようにスリット11dが形成されている。また、小径部11aには、凹部11eが形成されている。凹部11eは、スリット11dを挟むように形成されている。なお、本実施の形態においては、小径部11aの外径は略均一であり、大径部11bの外径は略均一である。
底板13の中央には、孔13aが形成されている。孔13aの直径は、小径部11aの外径よりも大きく設定される。なお、本体部11の軸心と孔13aの軸心とは同一の直線状に位置している。
なお、ステム10の各部の寸法は、例えば、ステム10の長さが2050mmであり、本体部11の厚みが9mmであり、小径部11aの長さが800mmであり、小径部11aの外径が538mmであり、小径部11aの内径が520mmであり、大径部11bの長さが870mmであり、大径部11bの外径が738mmであり、大径部11bの内径が720mmであり、傾斜部11cの上下方向における長さが380mmであり、孔13aの直径が560mmである。また、各支柱12aの直径は、例えば、32mmであり、小径部11a内において複数の支柱12aに内接する円の直径は、例えば、456mmであり、大径部11b内において複数の支柱12aに内接する円の直径は、例えば、656mmである。また、凹部11eは、例えば、小径部11aの上端から100mmの位置に形成され、凹部11eの深さd(図10(a)参照)は、例えば、30mm〜50mmであり、幅w(図10(a)参照)は、例えば、60mm〜100mmである。
図11は、ステム10の保管方法の一例を示す図である。なお、図11に示すステム10には、図2〜図7で説明した工程と同様の工程を経て線材コイル200が保持されている。
図11に示すように、線材コイル200が保持されたステム10は、ラムリフト20によって搬送される。ここで、本実施の形態においては、大径部11bの内径は小径部11aの外径よりも大きく、かつ底板13には小径部11aの外径よりも大きい直径を有する孔13a(図10参照)が形成されている。したがって、図11に示すように、ラムリフト20によって地面上のステム10の上方に他のステム10を搬送し、地面上のステム10の小径部11aが上方のステム10の大径部11b内に挿入されるように上方のステム10を下降させることにより、地面上のステム10の上に他のステム10を積み重ねることができる。
なお、図11の例では、地面上のステム10の線材コイル200上に上方のステム10の底板13が載置されている。この場合、線材コイル200と底板13との接触面積が十分に大きいので、2つのステム10を安定して積み重ねることができる。したがって、ステム10の各部の寸法は、処理される線材コイル200の寸法に応じて決定することが好ましい。具体的には、上記のように、線材コイル200と底板13とが接触するように、ステム10の各部の寸法を決定することが好ましい。
以上のように、本実施の形態においては、2つのステム10を重ねて保管することができるので、十分に広い保管場所を確保できない場合にも、2倍の数のステム10を保管することができる。
また、本実施の形態においては、図9で説明したように、本体部11の小径部11aに凹部11eが形成されている。それにより、Cフック等からステム10に線材コイル200を移載し、方向変換台車203によりステム保持部205を90°回転させてステム10の中心軸を鉛直方向に向けて線材コイル200を保持させる場合(図2から図7参照)に、凹部11eによって線材コイル200の端部を係止することができる。したがって、未結束状態の線材コイル200の端部がステム10の先端から落下することを防止することができる。
なお、上記においては、線材コイル200が保持された状態で2つのステム10を保管する場合について説明したが、ステム10のみを保管する場合でも、図12に示すように2つのステム10を重ねることができる。この場合には、地面上のステム10の傾斜部11cの外面が上方のステム10の大径部11bの内面または底板13に接触した状態で2つのステム10が重ねられる。
また、上記実施の形態においては、ステム10の大径部11b内には円柱状の空間が形成されているが、大径部11b内の空間の形状および大きさは上記の例に限定されず、他のステム10の小径部11aが挿入可能な形状および大きさであればよい。なお、大径部11bは、伸線工程等においてステム10をターンテーブル上に設置できるように、ターンテーブルの形状に応じて所定の形状および大きさで形成することが好ましい。また、上記実施の形態においては、小径部11aの一部に凹部11eが形成されているが、小径部11aの外周面全体に環状の凹部11e(溝)が形成されてもよい。なお、上記実施の形態においては凹部11eが形成されているが、凹部11eが形成されていなくてもよい。
本発明によれば、ステムを重ねて保管することができるので、ステムの保管場所の省スペース化が可能になる。
10 ステム
11 本体部
11a 小径部
11b 大径部
11c 傾斜部
11d スリット
11e 凹部
12 吊り環
12a 支柱
13 底板
13a 孔
14 補強部材
20 ラムリフト
100 ステム
101 本体部
101a スリット
102 吊り環
103 底板
104 補強部材
200 線材コイル
201 Cフック
202 コイル圧縮台車
202a コイル圧縮板
203 方向変換台車
204 本体部
205 ステム保持部

Claims (3)

  1. 線材コイルの受け渡しを行う際に使用されるステムであって、
    上端側に形成される小径部および下端側に形成される大径部を有する略円筒状の本体部と、
    前記本体部の下端部に設けられ、前記本体部の径方向において前記大径部よりも大きい底板とを備え、
    前記大径部は、他のステムの小径部を挿入可能な内部空間を有し、
    前記底板は、前記大径部の内部空間に連通しかつ他のステムの前記小径部を挿通可能な孔を有することを特徴とするステム。
  2. 前記小径部の外面に凹部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のステム。
  3. 前記小径部の上端部に設けられる吊り環をさらに備えることを特徴とする請求項1または2記載のステム。
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