JP2010247263A - ピンセット - Google Patents
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Abstract
【課題】貼付作業を確実に行うことができるようにする。
【解決手段】作業者は、ピンセット15の把持部31B、32Bが離れている状態で、把持部32Bの先端部を部品13と台紙12の間に挿入する。そして、部品13の一端を台紙12から剥がす。次に、保持部31A,32Aに力を加えて、把持部31B,32Bを閉じ、その間に部品13の一端を挟むことで、部品13を把持する。そして、部品13の一端を把持したまま、ピンセット15を上方に引き上げ、台紙12から部品13を剥離させる。台紙12から剥離させた部品13を、対象物14に貼り付ける。その後、把持部31B、32Bを離した状態で、ローラ40を部品13の表面で回転させながら圧力をかけて面押しして、対象物14に強固に貼付させる。本発明は、ピンセットに適用することができる。
【選択図】図6
【解決手段】作業者は、ピンセット15の把持部31B、32Bが離れている状態で、把持部32Bの先端部を部品13と台紙12の間に挿入する。そして、部品13の一端を台紙12から剥がす。次に、保持部31A,32Aに力を加えて、把持部31B,32Bを閉じ、その間に部品13の一端を挟むことで、部品13を把持する。そして、部品13の一端を把持したまま、ピンセット15を上方に引き上げ、台紙12から部品13を剥離させる。台紙12から剥離させた部品13を、対象物14に貼り付ける。その後、把持部31B、32Bを離した状態で、ローラ40を部品13の表面で回転させながら圧力をかけて面押しして、対象物14に強固に貼付させる。本発明は、ピンセットに適用することができる。
【選択図】図6
Description
本発明は、ピンセットに関し、特に、部品貼付作業が確実に行えるようになったピンセットに関する。
従来、所定の対象物に対して部品を接着する作業が存在する。即ち、この部品の複数の面のうち所定の一面が、シール状の接着面とされており、接着面が対象物に接着される。
この場合、対象物に接着される前の段階では、対象物以外への接着を防止すべく、部品の接着面は、剥離可能な状態で、台紙に貼り付けられている。そこで、作業者は、従来、一般的なピンセットを用いて、対象物に対して部品を接着させる一連の作業(以下、部品貼付作業と称する)をしていた。一般的なピンセットとは、部品を挟んで掴む先端の部分(以下、把持部と称する)の形状が、先にいく程幅が狭くなっていく形状(尖っている方が部品を挟む方の形状)になっているピンセットをいう。
具体的には、作業者は、一般的なピンセットを用いて、台紙に貼り付けられている部品を、その台紙から剥がし、対象物に貼り付ける。
次に、作業者は、接着を強固なものとするために、指や専用の工具等で対象物に部品を押しつけることで、部品を対象物に圧着していた。なお、以下、かかる作業を、面押しと称する。この場合、作業者は、一般的なピンセットを作業台に一旦置いた上で、面押し専用の工具に持ちかえて面押ししたり、指等を用いて面押ししたりする必要があった。このため、作業ロスが発生していた。
そこで、部品貼付作業を円滑に行うことのできるピンセットの実現が要望されている。
一方、一般的なピンセット以外の従来のピンセットとしては、真空源を用いて対象物を吸着させて把持する真空ピンセットに、対象物を回転させるローラを備えるというピンセットが、特許文献1に開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載のピンセットは、貼り付け作業を円滑に行うことのできるピンセットとは言い難い。なぜならば、特許文献1に記載のピンセットは、対象物であるウエハを回転させて一定の向きにそろえることが目的とされており、このため、貼り付け作業において要望されている作業ロスの低減にさほど貢献していないからである。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、部品貼付作業を確実に行えるピンセットを提供するものである。
本発明の一側面のピンセットは、所定長の第1の部材と第2の部材とを重ね、前記第1の部材と前記第2の部材のそれぞれの一端を支点として、前記第1の部材と前記第2の部材のそれぞれの他端を、物品を把持する把持部として有する構成を有し、前記第1の部材の前記把持部は、回転構造物を有し、前記第2の部材の前記把持部は、前記回転構造物の曲率に沿うように湾曲した形状を有している。
前記第2の部材の前記把持部は、さらに、前記回転構造物の回転防止機構を有する。
前記第2の部材の前記把持部は、さらに、把持している前記物品の滑り止め防止機構を有する。
前記第1の部材は、一方の端が前記回転構造物を含む第1の把持部として形成され、他方の端が第2の把持部として形成されている第1の回転部材と、前記支点としての前記一端を含む第1の固定部材と、前記第1の部材の前記把持部の位置に、前記第1の把持部または前記第2の把持部を配置させるように、前記第1の固定部材の前記一端に対する端を中心に、前記第1の回転部材を回転させる第1の回転機構とを有する。
前記第2の部材は、一方の端が前記回転構造物の曲率に沿うように湾曲した形状を有する第3の把持部として形成され、他方の端が第4の把持部として形成されている第2の回転部材と、前記支点としての前記一端を含む第2の固定部材と、前記第2の部材の前記把持部の位置に、前記第3の把持部または前記第4の把持部を配置させるように、前記第2の固定部材の前記一端に対する端を中心に、前記第2の回転部材を回転させる第2の回転機構とを有する。
前記回転構造物の表面にはローレット目が形成されている。
本発明の一側面のピンセットであって、所定長の第1の部材と第2の部材とを重ね、前記第1の部材と前記第2の部材のそれぞれの一端を支点として、前記第1の部材と前記第2の部材のそれぞれの他端を、物品を把持する把持部として有する構成を有するピンセットにおいては、前記第1の部材の前記把持部には、回転構造物が設けられており、前記第2の部材の前記把持部には、前記回転構造物の曲率に沿うように湾曲した形状が形成されている。
以上のごとく、本発明によれば、部品貼付作業を確実に行うことができるピンセットを提供できる。
以下、図面を参照して、本発明が適用されるピンセット(以下、本発明のピンセットと称する)の実施の形態について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.本発明の概要
2.本発明のピンセットの構成例
3.本発明のピンセットの動作の一例
4.本発明のピンセットの他の構成例
1.本発明の概要
2.本発明のピンセットの構成例
3.本発明のピンセットの動作の一例
4.本発明のピンセットの他の構成例
<1.本発明の概要>
以下、本発明のピンセットの理解を容易なものとすべく、本発明のピンセットを説明する前に、従来のピンセットを用いた部品貼付作業について説明する。
図1は、従来のピンセットを用いた部品貼付作業について説明する図である。
従来のピンセット11は、一組の細長い金属片21,22を重ね、一端を支点として張り合わせたようなV字の形状を有している。
金属片21,22のうち、支点に近い部分21A,22Aが作業者の手により保持される。そこで、以下、金属片21,22のうち、作業者に保持される部分21A,22Aをそれぞれ、保持部21A,22Aと称する。
図1のAに示されるように、保持部21A,22Aに力を加えない状態では、従来のピンセット11の他方の端21B,22Bは、離れた状態となっている。
なお、図1のAの状態では、シール状の部品13は台紙12に貼り付けられている。
そこで、作業者は、保持部21A,22Aに力を加えて、金属片21,22の支点に対する他方の端21B,22Bを閉じ、その間に部品13の一端を挟むことで、部品13を把持する。なお、以下、金属片21,22の支点に対する他方の端21B,22Bを、把持部21B,22Bと称する。
次に、図1のBに示されるように、作業者は、従来のピンセット11で部品13の一端を把持したまま、従来のピンセット11を上方に引き上げる。このようにして、作業者は、台紙12から部品13を剥離させる。
次に、図1のCに示されるように、作業者は、台紙12から剥離させた部品13を、対象物14に貼り付ける。
その後、図示はしないが、一般的に作業者は、例えば工具や指等によって部品13の面押しを行う。なお、面押しは、部品13が対象物14から剥離するのを防止するために行われる作業であり、部品13の表面に圧力をかけて対象物14に貼付する作業である。面押しすることにより、部品13は、より強固に対象物14に貼付される。
従来のピンセット11を用いた部品貼付作業では、例えば、面押しする部品13の近傍に鋭利なエッジ等が存在する場合、作業者が面押しするときに指等を怪我してしまう恐れがあった。
また、作業者が面押しする場合、作業者は従来のピンセット11から面押しするための工具に持ち替えたり、一旦従来のピンセット11を作業台等に置いて、工具や指等で面押しする必要があった。その結果、工具への持ち替え等による作業ロスが発生していた。
またさらに、作業者が面押しする場合、部品貼付作業をする箇所が工具や指等が挿入できない狭い箇所であった場合、面押しが不十分となることがあった。その結果、後々部品13が対象物14から剥離してしまうおそれがあった。
さらにまた、作業者が指等で面押しする場合、指等に付着している油脂や汚れ等が部品13に移行し、部品13の質感等の外観を損ねたり、品質を低下させる場合があった。
このように、従来のピンセット11を用いた部品貼付作業では、部品13を、台紙12から剥がし、把持し、対象物14に貼付し、確実な面押しをするという作業を、一連の動作で完結させ、確実に行うことは困難であった。
そこで、本発明人は、部品貼付作業を、工具を持ち替えたり、指等を用いて面押しすることなく一連の動作で完結させ、部品貼付作業を確実に行うことができるピンセットを発明した。即ち、かかるピンセットが本発明のピンセットである。本発明のピンセットは、把持部分の一方にローラが設けられ、他方の形状が、ローラの曲率に沿うように湾曲している。本発明のピンセットの構成の詳細について、図2乃至5を参照して説明する。
<2.本発明のピンセットの構成例>
図2は、本発明のピンセットの一実施の形態の構成を示している。
図2のAは、本発明のピンセット15(以下、本実施形態のピンセット15と称する)の構成例を示す斜視図である。
図2のAに示されるように、本実施形態のピンセット15は、一組の細長い金属片31,32を重ね、一端を支点として張り合わせたようなV字の形状を有している。
このように、本実施形態のピンセット15は金属片31,32から構成されていることから、その材質は金属である。しかしながら、本実施形態のピンセット15の材質は、特に金属に限定されず、後述する動作を行える材質であれば足りる。
金属片31,32のうち、支点に近い端31A,32Aが作業者の手により保持され、他方の端31B,32Bにより部品が把持される。そこで、以下、端31A,32Aを、保持部31A,32Aと称する。また、端31B,32Bを、把持部31B,32Bと称する。
本実施形態のピンセット15の把持部31Bには、回転構造物の一例としてのローラ40が設けられている。また、把持部32Bは、把持部31Bに設けられたローラ40の曲率に沿うように湾曲した形状を有している。
図2のBは、把持部31Bの先端部分を拡大した場合の側面図である。金属片31の先端付近は二股状に分離しており、この二股の間にローラ40が挿入され、ローラ軸42によってローラ40が金属片31に連結されることで、把持部31Bが構成されている。
以下、図3乃至図5を参照して、把持部31B,32Bについてさらに詳しく説明する。
図3は、把持部31B、32Bの構成の一例を示す斜視図である。
把持部31Bにおいては、上述の如く、ローラ40がローラ軸42によって金属片31に連結されている。ローラ40は、表面部位41と回転部位43から構成されている。
ローラ40は、部品貼付作業において面押しに使用される。即ち、部品貼付作業において作業者は、ローラ40を部品13の表面で回転させながら圧力をかけ、対象物14に強固に貼付させる。
表面部位41は、回転部位43の表面を覆う部材であり、回転部位43の滑り止めとなる。
ローラ軸42は、金属片31と回転部位43を連結する部材であり、回転部位43の回転軸となる。
把持部32Bは、ローラ40の曲率に沿うように湾曲した形状を有している。また、把持部32Bのうち、金属片32の湾曲が開始される部分には、回転防止機構の一例としての回転防止リブ44が形成されている。さらに、把持部32Bの先端に近い部分には、滑り止め防止機構の一例として滑り止め防止リブ45が形成されている。
回転防止リブ44には複数の凸部が形成されている。これらの複数の凸部により、把持部31B,32Bが閉じている場合に、ローラ40の回転を防止することができる。即ち、回転防止リブ44は、複数の凸部で、ローラ40の表面部位41を押さえることにより、ローラ40の回転を防止することができる。回転防止リブ44がローラ40の回転を防止することにより、本実施形態のピンセット15は、従来のピンセットが有する把持機能を損なうことなく、部品13を把持することができる。
滑り止め防止リブ45には複数の凸部が形成されている。これらの複数の凸部により、把持部31B,32Bが閉じて、例えば部品13を把持している場合に、部品13が滑るのを防止して部品13の固定力を向上させることができる。
図4は、把持部31B、32Bの側面図である。
図4のAは、把持部31B、32Bが離れている状態を示している。即ち、図4のAの状態は、保持部31A,32Aに力が加えられていない状態である。
把持部31B、32Bの離間距離は、従来のピンセット11と同等の距離とされている。
作業者は、部品貼付作業において、図4のAの状態で、部品13を剥がす作業と、部品13を面押しする作業を行う。なお、かかる作業の詳細については、図6を参照して後述する。
図4のBは、把持部31B、32Bが閉じている状態を示している。即ち、図4のBの状態は、保持部31A,32Aに力を加えられている状態である。
図4のBの状態では、把持部31Bの表面部位41と、把持部32Bの回転防止リブ44および滑り止め防止リブ45とが接している。したがって、把持部31B、32Bが閉じている状態では、ローラ40は回転しない。
作業者は、部品貼付作業において、図4のBの状態で、部品13を把持する作業と、部品13を貼付する作業を行う。なお、かかる作業の詳細については、図6を参照して後述する。
図5は、把持部31Bの詳細な構成例を示している。
図5のAは、本実施形態のピンセット15の構成のうち、ローラ40を除いた構成を示す斜視図である。
把持部31Bのローラ40が連結される先端部分には、ローラ軸42を取り付けるためのねじ穴部51,ねじ受け部52が設けられている。ねじ穴部51,ねじ受け部52の間に、ローラ40が取り付けられる。
図5のBは、回転部位43とローラ軸42の詳細な構成例を示す側面図である。また、図5のCは、表面部位41の詳細な構成例を示す斜視図である。
図5のBの左図に示されるように、回転部位43の回転面の両端には、フランジ43Eがそれぞれ形成されている。表面部位41は、両者のフランジ43Eの間の回転面の上に装着される。このようにすることで、両者のフランジ43Eが表面部位41を挟み込むことになるので、表面部位41がずれることを防止できるようになる。また、回転部位43の回転軸部分には、貫通孔43Fが開けられている。貫通孔43Fには、ローラ軸42のシャフト部42Sが挿入される。
図5のBの右図に示されるように、ローラ軸42には、シャフト部42Sが形成され、そのシャフト部42Sの先端部には、ねじ切り部42Tが形成されている。ねじ穴部51,ねじ受け部52の間にローラ40が挟み込まれた状態で、シャフト部42Sは、ねじ穴部51から、回転部位43の貫通孔43Fに挿入される。シャフト部42Sが貫通孔43Fに挿入されると、ねじ切り部42Tが貫通してねじ受け部52まで出てくる。そこで、ねじ切り部42Tがねじ受け部52に固定されることで、ローラ40が把持部31Bの構成要素として、本実施の形態のピンセット15に装着される。
図5のCに示されるように、表面部位41は、円筒状の形状を有しており、回転部位43の表面に装着され、回転部位43の滑り止めとして機能する。例えば、回転部位43の表面の材質が滑りやすい材質である場合、回転部位43の表面へ表面部位41を装着させると好適である。換言すると、表面部位41は、ローラ40の必須な構成要素ではない。例えば、回転部位43の表面の材質が滑りにくい材質である場合、表面部位41を省略することができる。ただし、表面部位41を省略した場合には、回転部位43の回転面の両端にはフランジ43Eが形成されないとする。
図5のDは、ローラ40が取り付けられた把持部31Bの構成例を示す上面図である。ただし、金属片31の面のうち、金属片32と対向する面とは逆側の面が上面とされている。
ローラ40は、ローラ軸42によって、ねじ穴部51と、ねじ受け部52との間に取り付けられている。また、回転部位43には、表面部位41が装着されている。
作業者は、このように把持部31Bに取り付けられたローラ40を、部品13の表面上で回転させて圧力をかけることにより、面押しを行うことができる。
このように、本実施形態のピンセット15は、簡単な部品構成であることから、その作成や維持にかかるコストを抑制することができる。
なお、本実施形態のピンセット15の各部材の材質については特に限定されないが、それぞれの機能を考慮し、例えば以下の材質が好適である。
保持部31A,32Aの材質としては、例えば、ステンレス鋼を採用すると好適である。
回転部位43の材質としては、例えば、POM(Polyoxymethylene)といったモールド樹脂や、鉄系材料、真鍮等を採用すると好適である。
ローラ軸42の材質としては、例えば、クロムメッキを施した鉄鋼材を採用すると好適である。
表面部位41の材質としては、例えば、ゴム系の材質を採用すると好適である。
表面部位41の材質としては、例えば、ゴム系の材質を採用すると好適である。
<3.本発明のピンセットの動作の一例>
図6は、作業者が本実施形態のピンセット15を用いて部品貼付作業を行う場合の、本実施形態のピンセット15の動作の一例について説明する図である。
図6のAに示されるように、作業者は、本実施形態のピンセット15の把持部31B、32Bが離れている状態で、把持部32Bの先端部を部品13と台紙12の間に挿入する。そして、部品13の一端を台紙12から剥がす。
次に、図6のBに示されるように、作業者は、保持部31A,32Aに力を加えて、把持部31B,32Bを閉じ、その間に部品13の一端を挟むことで、部品13を把持する。そして、作業者は、本実施形態のピンセット15で部品13の一端を把持したまま、本実施形態のピンセット15を上方に引き上げ、台紙12から部品13を剥離させる。
次に図6のCに示されるように、作業者は、台紙12から剥離させた部品13を、対象物14に貼り付ける。その後、作業者は、本実施形態のピンセット15の把持部31B、32Bを離した状態で、ローラ40を部品13の表面で回転させながら圧力をかけて面押しして、対象物14に強固に貼付させる。
このように、本実施形態のピンセット15によれば、作業者は部品貼付作業を、工具を持ち替えたり、指等を用いて面押しすることなく一連の動作で完結させ、部品貼付作業を確実に行うことが可能となる。
<4.本発明の他のピンセットの他の構成例>
図7は、把持部31Bの構成例であって、図2乃至5とは異なる2つの例を示す上面図である。ただし、金属片31の面のうち、金属片32と対向する面とは逆側の面が上面とされている。
図7のAは、ローラ40の回転部位43の表面に表面部位41を装着しない場合の把持部31Bの構成例を示している。例えば、回転部位43が金属系の材質により形成されている場合、回転部位43の表面にはローレット目が加工により形成される。回転部位43の表面にローレット目が形成されることにより、ローレット目が回転部位43の滑り止めとして機能するようになる。
図7のBは、ローラ40の保持手法が片持ち手法である場合の把持部31Bの構成例を示している。即ち、金属片31の把持部31Bの部分の形状が、二股状ではなく、ローラ40の片面にのみ配置されるように湾曲した形状となっている。このように、本実施形態のピンセット15におけるローラ40の保持手法については、特に限定されない。即ち、その目的や、部品貼付作業において適用される部品13や対象物14等の材質や形状に応じて、任意の保持手法を採用することが可能である。
また、本実施形態のピンセット15の把持部32Bに設けられた回転防止リブ44や滑り止め防止リブ45の形状についても、特に限定されない。即ち、その目的や使用用途、部品貼付作業において適用される部品13や対象物14等の材質や形状に応じて、任意の保持手法を採用することが可能である。
さらに、本実施形態のピンセット15の回転部位43や表面部位41について、材質、硬度および大きさ等は、特に限定されない。即ち、その目的や使用用途、部品貼付作業において適用される部品13や対象物14等の材質や形状に応じて、任意の回転部位43や表面部位41を採用することが可能である。さらにまた、本実施形態のピンセット15のローラ40についても、上述の機能を有すれば足り、その構成等は特に限定されない。即ち、その目的や使用用途、部品貼付作業において適用される部品13や対象物14等の材質や形状に応じて、任意のローラ40を採用することが可能である。
次に、図8乃至13を参照して、本発明のピンセットの実施の形態のうち、上述した本実施形態のピンセット15とは別の実施の形態について説明していく。
図8乃至10は、本発明のピンセット16(以下、本実施形態のピンセット16と称する)の構成例であって、把持部の形状の変化の状態をそれぞれ示す斜視図である。
図8に示されるように、本実施形態のピンセット16は、一組の細長い金属片31,32を重ね、一端を支点として張り合わせたようなV字の形状を有している。
金属片31は、保持部31Aを含む金属片31Sと、把持部31Bを含む金属片31Lから構成されている。金属片31Lよりも長さの短い金属片31Sと、金属片31Lは、一端をそろえて重ねて配置され、ビス71によって取り付けられている。
本実施形態のピンセット16の把持部31Bには、ローラ40が設けられている。また、把持部32Bは、把持部31Bに設けられたローラ40の曲率に沿うように湾曲した形状を有している。即ち、本実施形態のピンセット16は、図8の状態では、本実施形態のピンセット15と同様の機能を有している。
本実施形態のピンセット16は、さらに、図9に示されるように、金属片31Lをビス71を中心にして回転させる機能を有している。
即ち、図8の状態から、図9に示される矢印方向に、金属片31Lを回転させることにより、金属片31Lの把持部31Bに対する他方の端31Cが、保持部31Aと保持部32Aの間から現れる。金属片31Lの把持部31Bに対する他方の端31C(以下、把持部31Cと称する)は、把持部32Bと同様に湾曲形状を有する。
図9の状態から、同図に示される矢印方向に、金属片31Lをさらに回転させると、図10の状態に遷移する。即ち、図10に示されるように、把持部31Bは、保持部31Aと保持部32Aの間に収納され、把持部31Cは、ピンセット16の部品13を把持する位置(先端)に配置される。
即ち、本実施形態のピンセット16は、さらに、図10に示されるように、従来の一般のピンセットと同様に、把持部31Cと把持部32Bとを用いて各種物品を把持する機能を有している。
なお、保持部31Aと保持部32Aの間には、把持部31Bや把持部31Cが収納できるスペースが確保されているとする。
このように、ピンセット16は、2つの形状の把持部31B,31Cを有している。よって、作業者は、その目的や、部品貼付作業において適用される部品13や対象物14等の材質や形状に応じて、把持部31B,31Cのうち適切な方を利用することができる。
図11乃至13は、本発明のピンセット17(以下、本実施形態のピンセット17と称する)の構成例であって、把持部の形状の変化の状態をそれぞれ示す斜視図である。
図11に示されるように、本実施形態のピンセット17は、一組の細長い金属片31,32を重ね、一端を支点として張り合わせたようなV字の形状を有している。
金属片31は、保持部31Aを含む金属片31Sと、把持部31Bを含む金属片31Lから構成されている。金属片31Lよりも長さの短い金属片31Sと、金属片31Lは、一端をそろえて重ねて配置され、ビス71によって取り付けられている。
金属片32は、保持部32Aを含む金属片32Sと、把持部32Bを含む金属片32Lから構成されている。金属片32Lよりも長さの短い金属片32Sと、金属片32Lは、一端をそろえて重ねて配置され、ビス72によって取り付けられている。
本実施形態のピンセット17の把持部31Bには、ローラ40が設けられている。また、把持部32Bは、把持部31Bに設けられたローラ40の曲率に沿うように湾曲した形状を有している。即ち、本実施形態のピンセット17は、図11の状態では、本実施形態のピンセット15と同様の機能を有している。
本実施形態のピンセット17は、さらに、図12に示されるように、金属片31Lをビス71を中心にして回転させ、かつ、金属片32Lをビス72を中心にして回転させる機能を有している。
即ち、図11の状態から、図12に示される矢印方向に、金属片31Lを回転させることにより、金属片31Lの把持部31Bに対する他方の把持部31Cが、保持部31Aと保持部32Aの間から現れる。把持部31Cは、通常のピンセットと同様の形状、即ち、先にいく程幅が狭くなっていく形状(尖っている方が部品を挟む方の形状)を有している。
同様に、図11の状態から、図12に示される矢印方向に、金属片32Lを回転させることにより、金属片32Lの把持部32Bに対する他方の端32Cが、保持部31Aと保持部32Aの間から現れる。金属片32Lの把持部32Bに対する他方の端32C(以下、把持部32Cと称する)は、通常のピンセットと同様の形状、即ち、把持部31Cと同様の形状を有している。
図12の状態から、同図に示される矢印方向に、金属片31L,32Lをさらに回転させると、図13の状態に遷移する。即ち、図13に示されるように、把持部31Bは、保持部31Aと保持部32Aの間に収納され、把持部31Cが、ピンセット17の部品13を把持する位置(先端)に配置される。同様に、把持部32Bは、保持部31Aと保持部32Aの間に収納され、把持部32Cが、ピンセット16の部品13を把持する位置(先端)に配置される。
即ち、本実施形態のピンセット17は、さらに、図13に示されるように、従来の一般のピンセットと同様に、把持部31Cと把持部32Bとを用いて各種物品を把持する機能を有している。
なお、保持部31Aと保持部32Aの間には、把持部31Bや把持部31Cが収納できるスペースが確保されているとする。
このように、ピンセット17は、把持部の組として、把持部31B,32Bの組と、把持部31C,32Cの組といった2組を有している。よって、作業者は、その目的や、部品貼付作業において適用される部品13や対象物14等の材質や形状に応じて、把持部の2組のうち適切な方の組を利用することができる。
以上、本発明のピンセットとして、本実施形態のピンセット15乃至17等各種の実施携帯について説明した。
このような本発明のピンセットは、例えば次の第1乃至第9の効果を奏することが可能となる。
第1の効果とは、図6を用いて上述したように、作業者が一連の部品貼付作業を本発明のピンセットを使用するだけで完了させることができる、という効果である。即ち、一連の部品貼付作業を、工具を持ち替えたり、指等を用いたりすることなく完了させることができるため、作業ロスを低減できる、という効果が第1の効果である。
また、作業者が指等を用いて面押ししないことにより奏することができる効果としては、例えば次の第2乃至第4の効果が存在する。
第2の効果とは、指等に付着している油脂や汚れが部品13に移行するおそれがない、という効果である。即ち、部品13の質感等の外観を損ねたり、品質を低下させることなく作業者が部品貼付作業をすることができるという効果が、第2の効果である。
第3の効果とは、部品貼付作業する箇所が、例えば指等が挿入できない狭い箇所であった場合においても、本発明のピンセットとして、その箇所に応じた形状を有するピンセットを採用することで、十分に面押しすることができる、という効果である。即ち、貼付箇所が狭い場合においても、後々部品13が対象物14から剥離するおそれを低減することができるという効果が、第3の効果である。
第4の効果とは、部品貼付作業において面押しする箇所の近傍に鋭利なエッジ等が存在する場合であっても、作業者が指等を怪我するおそれがない、という効果である。
さらにまた、次のような第5乃至第9の効果も存在する。
第5の効果とは、回転部位43や表面部位41は交換可能であるため、本発明のピンセット本体の交換にかかるコストを低減することができる、という効果である。
第6の効果とは、本発明のピンセットは部品点数が少なくて構成も単純であるため、その作製にかかるコストを低減させることができる、という効果である。
第7の効果とは、把持部の材質に絶縁物を採用することにより、電気的な絶縁も可能となる、という効果である。
第8の効果とは、本発明のピンセットは、ローラ40の保持方法、回転防止リブ44および滑り止め防止リブ45の形状については、特に限定されずに任意の手法、形状が採用できることにより奏することができる効果である。また、本発明のピンセットは、ローラ40、回転部位43や表面部位41についての材質、硬度および大きさ等についても、特に限定されずに任意の材質、硬度および大きさ等が採用できることにより奏することができる効果である。即ち、ローラ40の保持方法、回転防止リブ44および滑り止め防止リブ45の形状、ローラ40、回転部位43および表面部位41についての材質、硬度および大きさ等をその目的や使用用途に応じて変更することができる。その結果、部品貼付作業においてさまざまな部品13に対応して使用することができるという効果が、第8の効果である。
第9の効果とは、本発明のピンセットとして、本実施形態のピンセット16や17のように回転機構を有するピンセットを採用した場合に奏することができる効果である。即ち、この場合、把持部の形状をその目的や使用用途に応じて変更することができるので、部品貼付作業においてさまざまな部品13に対応して使用することができるという効果が、第9の効果である。
11 従来のピンセット, 12 台紙, 13 部品, 14 対象物, 15 本発明のピンセット, 21,22 金属片, 21A,22A 保持部, 21B,22B 把持部, 31B,31C,32B,32C 把持部, 40 ローラ, 41 表面部位, 42 ローラ軸, 42S シャフト部, 42T ねじ切り部, 43 回転部位, 43E フランジ, 43F 貫通孔, 44 回転防止リブ, 45 滑り止め防止リブ, 51 ねじ穴部, 52 ねじ受け部, 71,72 ビス
Claims (6)
- 所定長の第1の部材と第2の部材とを重ね、前記第1の部材と前記第2の部材のそれぞれの一端を支点として、前記第1の部材と前記第2の部材のそれぞれの他端を、物品を把持する把持部として有する構成を有し、
前記第1の部材の前記把持部は、回転構造物を有し、
前記第2の部材の前記把持部は、前記回転構造物の曲率に沿うように湾曲した形状を有している
ピンセット。 - 前記第2の部材の前記把持部は、さらに、前記回転構造物の回転防止機構を有する
請求項1に記載のピンセット。 - 前記第2の部材の前記把持部は、さらに、把持している前記物品の滑り止め防止機構を有する
請求項1に記載のピンセット。 - 前記第1の部材は、
一方の端が前記回転構造物を含む第1の把持部として形成され、他方の端が第2の把持部として形成されている第1の回転部材と、
前記支点としての前記一端を含む第1の固定部材と、
前記第1の部材の前記把持部の位置に、前記第1の把持部または前記第2の把持部を配置させるように、前記第1の固定部材の前記一端に対する端を中心に、前記第1の回転部材を回転させる第1の回転機構と
を有する請求項1に記載のピンセット。 - 前記第2の部材は、
一方の端が前記回転構造物の曲率に沿うように湾曲した形状を有する第3の把持部として形成され、他方の端が第4の把持部として形成されている第2の回転部材と、
前記支点としての前記一端を含む第2の固定部材と、
前記第2の部材の前記把持部の位置に、前記第3の把持部または前記第4の把持部を配置させるように、前記第2の固定部材の前記一端に対する端を中心に、前記第2の回転部材を回転させる第2の回転機構と
を有する請求項4に記載のピンセット。 - 前記回転構造物の表面にはローレット目が形成されている
請求項1に記載のピンセット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009098814A JP2010247263A (ja) | 2009-04-15 | 2009-04-15 | ピンセット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009098814A JP2010247263A (ja) | 2009-04-15 | 2009-04-15 | ピンセット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010247263A true JP2010247263A (ja) | 2010-11-04 |
Family
ID=43310201
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2009098814A Withdrawn JP2010247263A (ja) | 2009-04-15 | 2009-04-15 | ピンセット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2010247263A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017183442A1 (ja) * | 2016-04-18 | 2017-10-26 | 重行 判谷 | 挟持具 |
-
2009
- 2009-04-15 JP JP2009098814A patent/JP2010247263A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017183442A1 (ja) * | 2016-04-18 | 2017-10-26 | 重行 判谷 | 挟持具 |
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