JP2010268079A - 撮像装置、撮像装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子グローバルシャッタ時における電流ピーク値の低減を図ることができる撮像装置等を提供する。
【解決手段】光電変換部PDをリセットする信号電荷蓄積開始信号を行群毎に所定の遅延時間ずつ遅らせながらトランジスタMtx2へ印加するTX2ドライバ21bと、信号電荷蓄積開始信号が印加されてから所定の露光時間が経過した後に、光電変換部PDにより蓄積された信号電荷を信号電荷保持部FDへ移送するための移送パルスを行群毎に、時間的に相前後する移送パルスの一部が互いに時間的に重複するように所定の遅延時間ずつ遅らせながらトランジスタMtx1へ印加するTX1ドライバ21aと、選択トランジスタMbを駆動して信号電荷保持部FDに蓄積された信号電荷を読み出すための読出パルスを印加する信号線SELと、を備えた撮像装置。
【選択図】図3
【解決手段】光電変換部PDをリセットする信号電荷蓄積開始信号を行群毎に所定の遅延時間ずつ遅らせながらトランジスタMtx2へ印加するTX2ドライバ21bと、信号電荷蓄積開始信号が印加されてから所定の露光時間が経過した後に、光電変換部PDにより蓄積された信号電荷を信号電荷保持部FDへ移送するための移送パルスを行群毎に、時間的に相前後する移送パルスの一部が互いに時間的に重複するように所定の遅延時間ずつ遅らせながらトランジスタMtx1へ印加するTX1ドライバ21aと、選択トランジスタMbを駆動して信号電荷保持部FDに蓄積された信号電荷を読み出すための読出パルスを印加する信号線SELと、を備えた撮像装置。
【選択図】図3
Description
本発明は、光電変換部の信号電荷を露光時間が経過した後に信号電荷保持部へ移送して保持する撮像装置、撮像装置の製造方法に関する。
デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置には、光学像を電気信号に変換する撮像素子が搭載されているが、この撮像素子は、近年、CCDからCMOSへとマーケットシェアーが移行しつつある。
撮像装置に搭載されているCMOS等のMOS型撮像素子は、画素部に2次元状に配列された多数の画素の電荷を順次読み出すようになっているが、単純に順次読み出しただけでは露光開始時刻および露光終了時刻が画素毎に(あるいはライン毎に)異なることになる。そこで、全画素の露光開始時刻を同一にしかつ全画素の露光終了時刻を同一にすることができるように(つまり、グローバルシャッタによる制御が可能となるように)構成されたMOS型撮像素子の例が、例えば特開2001−238132号公報に記載されている。該公報に記載の撮像素子は、露光量に応じた信号を発生させるフォトダイオード等の光電変換部を備えるとともに、光電変換部において発生した信号電荷を一時的に保持する信号電荷保持部を備え、さらに、電荷の転送やリセットを行う際にスイッチとして機能するトランジスタ等を備えた構成となっている。
このような撮像素子の画素の構成の一例を示すと、本発明の実施形態に係る図3に示すような、1画素内に5つのトランジスタが設けられた構成が挙げられる。この図3に示すような画素23の構成は、入射光量に応じた信号を発生させる光電変換部PDと、光電変換部PDをリセットするための第1のトランジスタMtx2と、光電変換部PDにより蓄積された信号電荷を受けて一定時間保持するための遮光された信号電荷保持部FDと、信号電荷保持部FDをリセットするための第2のトランジスタMrと、光電変換部PDと信号電荷保持部FDとの間に配置されて光電変換部PDにより蓄積された信号電荷を信号電荷保持部FDへ移送するためのゲート部として機能するトランジスタMtx1と、信号電荷保持部FDに保持された信号電荷を読み出すための第3のトランジスタである選択トランジスタMbとを有するものとなっている。
そして、信号電荷保持部FDを画素内メモリとして利用したグローバルシャッタによる制御は、概略、次のように行う。
(1)トランジスタMrにより信号電荷保持部FDをリセットして、選択トランジスタMbによりリセットデータをライン毎に順次走査して読み出し、別途の回路に記憶しておく。
(2)TX2ドライバ21bを介してトランジスタMtx2により全画素の光電変換部PDを一括してリセット(グローバルリセット)して信号電荷の蓄積を開始し、所定の露光時間が経過した後に、TX1ドライバ21aを介してトランジスタMtx1により全画素の光電変換部PDの信号電荷を一括して信号電荷保持部FDへ移送する(グローバル転送)。
(3)信号電荷保持部FDへ移送された信号電荷を、選択トランジスタMbによりライン毎に順次走査して読み出し、(1)において別途の回路に記憶しておいたリセットデータを減算することによりリセットノイズを除去する。
(1)トランジスタMrにより信号電荷保持部FDをリセットして、選択トランジスタMbによりリセットデータをライン毎に順次走査して読み出し、別途の回路に記憶しておく。
(2)TX2ドライバ21bを介してトランジスタMtx2により全画素の光電変換部PDを一括してリセット(グローバルリセット)して信号電荷の蓄積を開始し、所定の露光時間が経過した後に、TX1ドライバ21aを介してトランジスタMtx1により全画素の光電変換部PDの信号電荷を一括して信号電荷保持部FDへ移送する(グローバル転送)。
(3)信号電荷保持部FDへ移送された信号電荷を、選択トランジスタMbによりライン毎に順次走査して読み出し、(1)において別途の回路に記憶しておいたリセットデータを減算することによりリセットノイズを除去する。
このような処理により、グローバルリセットで全画素の露光が一斉に開始され、グローバル転送により全画素の露光が一斉に終了するグローバルシャッタが実現される。
ところで、グローバルリセットを行う場合には全画素のトランジスタMtx2を同時にオフ(一括リセット)し、また、グローバル転送を行う場合には全画素のトランジスタMtx1を同時にオン(一括転送)することになるために、撮像素子が大判で高画素になるほど瞬間的な電流値が高くなってしまう。具体例として、1画素当たり200(nA)の電流が流れるとすると、1500万画素の撮像素子の場合には3(A)の電流が瞬時に流れてしまうことになる。
この点について、図20を参照して説明する。図20は従来のグローバルシャッタの動作を示すタイミングチャートである。この図20に示すタイミングは、例えば上述した特開2001−238132号公報に記載された技術に基づく動作となっている。
図20(A)に示すように、全画素の露光を一斉に開始するグローバルリセットは、全ラインのTX2ドライバ21bに対して、トランジスタMtx2をオンからオフにさせるための制御信号を同時に入力させることにより行われる。このときに、TX2ドライバ21bから信号線TX2へ出力される信号の電圧は、図20(B)に示すように、遅延時間tlをもってオンに対応するレベルからオフに対応するレベルへ移行する。この遅延は、後述する本発明の実施形態において詳細に説明するように、配線抵抗やトランジスタMtx2がもつ浮遊容量Ctx2がRCハイカットフィルタを構成することに起因して発生する。
TX2ドライバ21bへの制御入力が行われた時点から露光時間Texpが経過した後に、全画素の露光を一斉に終了するグローバル転送が行われる。このグローバル転送は、図20(A)に示すように、全ラインのTX1ドライバ21aに対して、トランジスタMtx1をオフからオンにさせるための制御信号を同時に入力させ、電荷を光電変換部PDから信号電荷保持部FDへ移送するために必要な移送時間taを少なくとも経た後に、トランジスタMtx1をオンからオフにさせるための制御信号を同時に入力させることにより行われる。上述した信号線TX2へ出力される信号の場合と同様に、TX1ドライバ21aから信号線TX1へ出力される信号の電圧は、遅延時間tlをもってオフに対応するレベルからオンに対応するレベルへ移行する(図20(B)参照)(なお、その後に、オンに対応するレベルからオフに対応するレベルへ移行するときもほぼ同様である)。従って、オンに対応するレベルを上述した移送時間taだけ維持するためには、信号線TX1を流れるパルスは少なくとも(tl+ta)の時間だけ継続する必要がある。
そして、図20(C)に示すように、グローバルリセット時に全ラインの信号線TX2を流れる電流の合計値(合成電流)と、グローバル転送時に全ラインの信号線TX1を流れる電流の合計値(合成電流)とは、上述した信号印加の同時性のために、電圧波形の変動部分においてかなり大きな値(上述したように、例えば3(A))になっている。
このために、上記特開2001−238132号公報に記載されたような撮像素子では、電圧降下を防ぐために撮像素子内の配線を太くしたり、あるいは撮像素子を搭載する撮像基板の給電能力を大きくしたりする必要がある。しかし、前者の場合には撮像素子自体の大型化や多層化が必要となり、後者の場合には強力な電源回路が必要となるために、撮像装置の大型化を招くことになる。
なお、上述した遅延時間tlが経過中は電圧が不安定(電圧の立ち上がり、立ち下がりが不安定)であるために、ライン位置によって(あるいは画素位置によって)動作が異なることがあり、ライン位置(あるいは画素位置)によって露光ムラが発生する可能性がある。従って、この遅延時間tlに起因する露光ムラを無視し得るようにするためには、露光時間Texpを遅延時間tlの20倍程度以上(例えば100倍)確保する必要があると考えられる。ここで遅延時間tlが仮に2(μsec)であると仮定すると(ただし、この遅延時間tlの値は、撮像基板の配線抵抗、撮像素子内の配線抵抗、撮像素子内のトランジスタ等の各回路要素の浮遊容量、などに応じて異なる)、露光ムラを無視し得る最短の露光時間Texpは200(μsec)=0.2(msec)となり、この露光時間に対応するシャッタ速度は1/5000(秒)である。従って、電子グローバルシャッタであっても、無制限に高速のシャッタ動作を行うことができるわけではなく、上限のシャッタ速度が存在することが分かる。
一方、特開2006−203775号公報には、光電変換部のリセットと光電変換部からの画素データの読み出しとを、メカニカルシャッタの動作に合わせてライン毎に時間差をつけながら駆動パルスを印加することにより行い(つまり、高速ローリングシャッタを行い)、その後に、シャッタ動作時間よりも長い時間をかけて信号電荷保持部から画素データを読み出す技術が記載されている。この点について、図21を参照して説明する。図21は従来のメカニカルシャッタ動作に合わせた高速ローリングシャッタによる画素データ転送時の動作を示すタイミングチャートである。
図21(A)に示すように、TX1ドライバには、メカニカルシャッタ動作に合わせてライン毎に制御信号が入力される。この図21に示す例においては、制御信号として入力される各パルス信号には重畳している部分は存在していない。そして、このときにも撮像素子の浮遊容量等に起因する遅延は発生するために、TX1信号の電圧波形は、図21(B)に示すように、エッジがややなだらかになったものとなる。さらに、TX1信号の電流波形のピークは、図21(C)に示すように、電圧波形における変動部分に発生している。
そして、ローリングシャッタは上述したように比較的高速ではあっても信号印加が非同時であるために、画素データ転送時に全ラインの信号線TX1を流れる電流の合計値(合成電流)は、図21(D)に示すように、比較的低い値(この例では、図21(C)に示す1ラインの電流のピーク値と、図21(D)に示す合成電流のピーク値とがほぼ同じ)に収まっている。
このような動作を行うと、上記特開2001−238132号公報に記載されたような同時動作を行う場合よりは瞬時に流れる電流が少なくなるが、1ライン目の動作タイミングから最終ライン目の動作タイミングまでの経過時間が長くなる。具体例として、ライン間のタイミングのずれが5(μsec)、撮像素子上の全ライン数が3000ラインであるものとすると、5(μsec)×(3000−1)≒15(msec)、つまり1/60秒程度の電子シャッタ幕速となる(なお、メカニカルシャッタは、高速なタイプのもので幕速が3(msec)、つまり1/300秒程度である)。
こうして、上記特開2006−203775号公報に記載されたような技術では、グローバルシャッタと呼べる程度に高速化を図ることが困難であるために、高速で移動する物体を撮影したときには動歪(画素位置によって露光タイミングが異なるときに、移動物体の画像部分に生じる歪み)が発生し易い。ここに、グローバルシャッタと呼べる幕速は、もちろん全ラインが同時であることが理想であるが、現時点のフォーカルプレーンシャッタの最高速である1/2000〜1/8000秒程度(例えば1/3000秒)の速度を1つの目安にすることができると考えられる。従って、このような幕速を実現することができる場合には、グローバルシャッタと呼ぶことにする。該公報には、このような幕速の高速化に対応するために、同時に複数本のラインの光電変換部をリセットしたり光電変換部から画素データを移送したりする実施形態も記載されている。具体的には、該公報に記載の技術で1/3000秒(約0.3(msec)=300(μsec))のシャッタ速度に対応しようとした場合には、300(μsec)/5(μsec)=60であるから、3000ライン/60=50ラインとなり、50本のラインを同時に処理する必要がある。すなわち、全ラインを同時に処理した場合の合成電流のピーク値が仮に3(A)だとすると、50本のライン毎に同時処理を行う場合の合成電流のピーク値は3/60=0.05(A)=50(mA)である。全ライン同時の場合よりは電流ピーク値が低くなって電圧変動などが幾分解決されるものの、依然として1ラインの電流ピーク値の50倍という高い値であるために、充分な解決とはいえない。
上述したような従来の技術では、電子グローバルシャッタの実現と、電子グローバルシャッタ時の電流ピーク値の低減と、の両立を図ることができず、撮像装置の大型化を招いていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、電子グローバルシャッタ時における電流ピーク値の低減を図ることができる撮像装置、撮像装置の製造方法を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明のある態様による撮像装置は、入射光量に応じた信号を発生させ蓄積する光電変換部と、該光電変換部をリセットするための第1トランジスタと、該光電変換部により蓄積された信号電荷を受けて一定時間保持するための遮光された信号電荷保持部と、該信号電荷保持部をリセットするための第2トランジスタと、前記光電変換部と前記信号電荷保持部との間に配置されて前記光電変換部により蓄積された信号電荷を前記信号電荷保持部へ移送するためのゲート部と、前記信号電荷保持部に保持された信号電荷を読み出すための第3トランジスタと、を有する画素が行方向および列方向に2次元状に配列された画素部と、前記光電変換部をリセットして該光電変換部における信号電荷の蓄積を開始させるための信号電荷蓄積開始信号を1以上の行で構成される行群毎に印加するものであって、同一の行群に属する各行については同時に、かつ、異なる行群については行群毎に所定の遅延時間ずつ遅らせながら印加するための信号電荷蓄積開始信号制御部と、前記信号電荷蓄積開始信号が印加されてから所定の露光時間が経過した後に、前記ゲート部を駆動して前記光電変換部により蓄積された信号電荷を前記信号電荷保持部へ移送するための移送パルスを前記行群毎に印加するものであって、同一の行群に属する各行については同時に、かつ、時間的に相前後する該移送パルスの一部が互いに時間的に重複するように前記所定の遅延時間ずつ遅らせながら印加するための移送パルス制御部と、前記第3トランジスタを駆動して前記信号電荷保持部に蓄積された信号電荷を読み出すための読出パルスを印加するための読出パルス制御部と、を具備したものである。
また、本発明の他の態様による撮像装置の製造方法は、前記撮像装置であって、さらに、前記信号電荷保持部をリセットしたときのリセット電圧を読み出すリセット電圧読出制御部を具備する撮像装置、の製造方法において、前記信号電荷蓄積開始信号制御部により前記光電変換部をリセットするときのリセット電流が所定値以下のときには、全ての画素に対する前記リセット電圧読出制御部によるリセット電圧の読み出しが終了した後に前記信号電荷蓄積開始信号制御部による信号電荷の蓄積を開始させるための第1のシーケンスと、前記リセット電圧読出制御部によるリセット電圧の読み出しが終了する前に前記信号電荷蓄積開始信号制御部による信号電荷の蓄積を開始する第2のシーケンスと、の両方を含む第2の撮像プログラムを前記撮像装置に設定し、前記リセット電流が前記所定値よりも大きいときには、前記第1のシーケンスを含み前記第2のシーケンスを含まない第1の撮像プログラムを前記撮像装置に設定する方法である。
本発明の撮像装置、撮像装置の製造方法によれば、電子グローバルシャッタ時における電流ピーク値の低減を図ることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
[実施形態1]
[実施形態1]
図1から図17は本発明の実施形態1を示したものであり、図1は撮像装置の構成を示すブロック図である。
この撮像装置は、図1に示すように、ズームレンズ2と絞り3とフォーカスレンズ4とを備える撮影光学系1と、レンズ駆動部5と、撮像部6と、AF処理部7と、画像処理部8と、背面表示部10および電子ビューファインダ(EVF)11を備える表示部9と、カメラ操作部13と、カメラ制御部14と、を備えている。また、撮像装置には、後述する図2に示すように、電源15も含まれている。なお、図1にはメモリカード12も記載されているが、このメモリカード12は撮像装置に対して着脱可能に構成されているために、撮像装置に固有の構成でなくても構わない。
撮影光学系1は、被写体の光学像を撮像部6に含まれる撮像素子の画素部22(図2参照)に結像するものである。
ズームレンズ2は、撮影光学系1の焦点距離を変更して、ズーミングを行うためのものである。
絞り3は、撮影光学系1を通過する被写体光束の通過範囲を規定することにより、撮像部6に結像される被写体光学像の明るさを調節するためのものである。
フォーカスレンズ4は、撮影光学系1の焦点位置(ピント位置)を調節して、フォーカシングを行うためのものである。
レンズ駆動部5は、撮影光学系1を駆動するためのものである。すなわち、レンズ駆動部5は、AF処理部7からAF評価値を受けたカメラ制御部14の制御に基づいて、撮影光学系1に含まれる絞り3およびフォーカスレンズ4を駆動し、撮像部6に結像される被写体像が適切な光量となり、かつ合焦に至るようにするものである。また、レンズ駆動部5は、レンズ位置や絞り量などのレンズ駆動情報をカメラ制御部14へ出力するようになっている。
撮像部6は、撮影光学系1により結像された被写体の光学像を光電変換して、画像信号として出力するものである。
AF処理部7は、撮像部6から出力された画像信号に基づいてAF評価値を算出し、カメラ制御部14へ出力するものである。すなわち、この撮像装置は、コントラストAF(山登りAF)によりオートフォーカスを行うように構成されたものとなっている。
画像処理部8は、撮像部6から出力される画像信号に種々の画像処理を施すものである。
表示部9は、画像処理部8により表示用に画像処理された信号に基づき、画像を表示するものである。この表示部9は、ライブビュー(LV)表示と静止画像の再生表示とを行うことができるようになっている。表示部9の背面表示部10は、撮像装置本体の背面側に配設されていて、撮影者が直視することができるように構成されたものである。また、EVF11は、撮像装置上部にファインダ部として設けられていて、撮影者が接眼レンズ等を介して拡大して観察するように構成されたものである。
メモリカード12は、画像処理部8により記録用に画像処理された信号を保存するための記録媒体である。
カメラ操作部13は、この撮像装置に対する各種の操作入力を行うためのものである。このカメラ操作部13には、撮像装置の電源をオン/オフするための電源スイッチ、静止画撮影を指示入力するための2段式押圧ボタンでなるレリーズボタンなどの操作部材が含まれている。
カメラ制御部14は、レンズ駆動部5からのレンズ駆動情報やAF処理部7からのAF評価値、カメラ操作部13からの操作入力などに基づいて、レンズ駆動部5、撮像部6、画像処理部8、メモリカード12等を含むこの撮像装置全体を制御するものである。また、カメラ制御部14は、露光時間設定部として機能し、撮像部6からの信号に基づいて(あるいは図示しない測光回路からの測光データに基づいて)AE演算を行い、撮像部6における電子シャッタのシャッタ速度(露光時間)や、絞り3の絞り値を設定するようになっている。
次に、図2は、撮像部6のより詳細な構成を示す図である。
この撮像部6は、垂直走査回路21と、画素部22と、水平走査回路24と、A/D変換部25と、を備えている。
画素部22は、複数の画素23が行方向および列方向に2次元状に配列されており、各画素23毎に光電変換を行って信号電荷(画素データ)を発生するものである。
垂直走査回路21は、画素部22に配列された画素に行(ライン)単位で各種の信号を印加するものである。この垂直走査回路21により選択された行の画素からの信号は、列毎に設けられている垂直転送線VTL(図3参照)へ出力されるようになっている。これら垂直走査回路21および画素部22のより詳細な構成については、後で図3を参照して説明する。
水平走査回路24は、垂直走査回路21により選択されて垂直転送線VTLから転送されてくる1行分の画素の信号を取り込み、その行の画素の信号を水平方向の画素並びの順で時系列に出力するものである。
A/D変換部25は、水平走査回路24から出力されてくるアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換するものである。
続いて、図3は、画素部22における画素23の構成例をより詳細に示す回路図である。この図3には、例えばMOS型の固体撮像素子に構成された画素23の例が示されている。
図3において、PD(フォトダイオード)は入射光量に応じた信号を発生させる光電変換部であり、FD(フローティングディフュージョン)は光電変換部PDにより蓄積された信号電荷を受けて一定時間保持するための遮光された信号電荷保持部である。
Mtx2は、光電変換部PDをリセットする第1リセット部として機能するトランジスタ(第1トランジスタ)であり、電流源VDDに接続されると共に、信号電荷蓄積開始信号を印加するための信号線TX2に接続されている。このトランジスタMtx2は浮遊容量をもっており、この浮遊容量を図3中にCtx2として明示している。
Mtx1は、光電変換部PDと信号電荷保持部FDとの間に配置されていて、光電変換部PDにより蓄積された信号電荷を信号電荷保持部FDへ移送するためのゲート部として機能するトランジスタであり、移送パルスを印加するための信号線TX1に接続されている。このトランジスタMtx1も浮遊容量をもっており、この浮遊容量を図3中にCtx1として明示している。
Maは増幅部として機能する増幅用トランジスタであり、電流源VDDとでソースフォロアンプを構成する。信号電荷保持部FDに保持された信号電荷は、増幅用トランジスタMaにより増幅され、信号電荷読出部として機能する第3トランジスタである選択トランジスタMbを介して、垂直転送線VTLへ読み出される。選択トランジスタMbは、読出パルスを印加するための信号線SELに接続されている。
Mrは信号電荷保持部FDおよび増幅用トランジスタMaの入力部をリセットする第2リセット部として機能するトランジスタ(第2トランジスタ)であり、FDリセットパルスを印加するための信号線RESに接続されている。なお、上述したトランジスタMtx1への移送パルスの印加と、このトランジスタMrへのFDリセットパルスの印加と、を同時に行えば、信号電荷保持部FDをリセットすることができるだけでなく、同時にさらに光電変換部PDをリセットすることができる。従って、トランジスタMtx1およびトランジスタMrの組み合わせは、光電変換部PDに対する第1リセット部としても機能し得るものとなっている。
ここに、各ラインの信号線TX1には垂直走査回路21内のTX1ドライバ21aがそれぞれ接続されている。同様に、各ラインの信号線TX2には垂直走査回路21内のTX2ドライバ21bがそれぞれ接続されている。
TX2ドライバ21bは、各ライン毎のタイミングに応じて、ライン上の各画素23のトランジスタMtx2をオンからオフへ変化させる信号電荷蓄積開始信号を印加することにより、光電変換部PDをリセットして光電変換部PDにおける信号電荷の蓄積を開始させるためのものである。
すなわち、垂直走査回路21は、信号電荷蓄積開始信号制御部として機能して、各ライン毎のTX2ドライバ21bを制御し、信号電荷蓄積開始信号を1以上の行で構成される行群毎に同時に印加するとともに、行群毎に印加される信号電荷蓄積開始信号を所定の遅延時間ずつ遅らせながら印加するようになっている。
TX1ドライバ21aは、各ライン毎に信号電荷蓄積開始信号が印加されてから所定の露光時間が経過した後のタイミングで、光電変換部PDにより蓄積された信号電荷を信号電荷保持部FDへ移送するための移送パルスを、ライン上の各画素23のトランジスタMtx1へ印加するためのものである。
すなわち、垂直走査回路21は、移送パルス制御部としても機能して、各ライン毎のTX1ドライバ21aを制御し、移送パルスを行群毎に同時に、かつ時間的に相前後する移送パルスの一部が互いに時間的に重複するように所定の遅延時間ずつ遅らせながら印加するようになっている。
垂直走査回路21の信号電荷蓄積開始信号制御部および移送パルス制御部としての機能は、後で図7から図14等を参照してより詳細に説明する。
なお、垂直走査回路21は、さらに読出パルス制御部としても機能して、選択トランジスタMbを駆動して信号電荷保持部FDに保持された信号電荷を読み出すための読出パルスを印加するようになっている。
加えて、垂直走査回路21は、さらにリセット電圧読出制御部としても機能して、トランジスタMrに信号線RESからリセットパルスを印加し、さらに、選択トランジスタMbに信号線SELから読出パルスを印加することにより、信号電荷保持部FDをリセットしたときのリセット電圧(リセットデータ)を読み出すようになっている。
次に、図4は、半導体基板における画素23の構成を基板厚み方向に示す図である。
この図4に示す例においては、半導体基板としてP型基板を用いている。
光電変換部PDは、n−領域として形成されていて、その配線層側にはp領域が形成されている。また、このp領域に隣接する基板表面には電極が形成されていて、この電極に信号線TX2が接続されている。このように光電変換部PDは埋め込み型として形成されているために、暗電流を少なくすることが可能となっている。さらに、この光電変換部PDに対応する部分以外の基板表面は、所定の遮光性能を備えた遮光膜により遮光されている。
信号電荷保持部FDは、光電変換部PDと所定の間隔を離してn+領域として形成されている。このn+領域は、増幅用トランジスタMa側へ接続されるようになっている。このように信号電荷保持部FDは、配線層に直接接続されているために、暗電流を少なくすることは困難である。
また、光電変換部PDと信号電荷保持部FDとの間の基板表面にはゲート電極が形成され、トランジスタMtx1が構成されている。このトランジスタMtx1のゲート電極は、信号線TX1に接続されている。
さらに、信号電荷保持部FDを構成するn+領域から所定の間隔を離した位置に、他のn+領域が形成されており、後者のn+領域に電流源VDDが接続されている。そして、これら2つのn+領域の間の基板表面にゲート電極が形成されて、トランジスタMrが構成されている。このトランジスタMrのゲート電極は、信号線RESに接続されている。
続いて、図5は、撮像装置におけるグローバルシャッタ動作の第1のシーケンスを示すタイミングチャートである。
カメラ操作部13のレリーズボタンが押圧されてレリーズ信号がカメラ制御部14へ入力されると、カメラ制御部14の制御に基づいて、このグローバルシャッタ動作が開始される。
そして、グローバルシャッタ動作による信号電荷蓄積を行う前に、まず、リセットデータ読出期間において、信号電荷保持部FDのリセットおよびリセットノイズの読み出しを行う。
すなわち、まず、画素部22の第1行目に配列された各画素23のトランジスタMrに、信号線RESからリセットパルスを印加して、第1行目の信号電荷保持部FDのリセットを行う。さらに、画素部22の第1行目に配列された各画素23の選択トランジスタMbに、信号線SELから読出パルスを印加することにより、第1行目の信号電荷保持部FDからリセットノイズ(信号電荷保持部FDをリセットしたときのリセット電圧)の読み出しを行う。このような動作を、画素部22の第1行目から第V行目(ここに、画素部22の水平ライン数がVであるものとしており、最終行目)へ向かって順次行うことにより、全画素のリセットノイズを読み出す。ここで読み出されたリセットノイズは、水平走査回路24、A/D変換部25を順に介して、画像処理部8へ出力される。
次に、このグローバルシャッタ動作時には、信号線TX2を介して全ラインのトランジスタMtx2にグローバルシャッタと呼べるほどの同時性を保ちながら実際には順次に信号電荷蓄積開始信号を印加して、トランジスタMtx2をオンからオフにすることにより、光電変換部PDへの電荷の蓄積開始、つまり露光開始を、全画素について略同時的に行う。
より詳しくは、このグローバルシャッタ動作時には、信号線TX2を介して、1以上の行で構成される行群(従って、行群は1行であっても構わない)のトランジスタMtx2に、行群毎に、信号電荷蓄積開始信号を所定の遅延時間ずつ遅らせながら印加する。このとき、全ての行群の遅延時間の合計が、グローバルシャッタと呼べるほどの同時性を保つ(例えば、1/3000(秒)以下となる)ように制御される。なお、図5において符号ENL1として示すこの露光開始部分に関しては、後で図7等を参照してより詳細に説明する。
その後、各行群毎に露光を開始してから所定の露光時間(この露光時間(露光期間)は、AE演算により決定されたシャッタ速度に対応する)が経過したところで、信号線TX1を介して各行群のトランジスタMtx1に移送パルスを印加することにより、光電変換部PDに蓄積されていた電荷が信号電荷保持部FDへ移送され、つまり行群毎に露光が終了する。露光開始が、上述したようにグローバルシャッタと呼べるほどの同時性を保ちながらの順次であったために、所定の露光時間が経過した後のこの露光終了も同様に、グローバルシャッタと呼べるほどの同時性を保ちながらの順次であるといえる。なお、図5において符号ENL2として示すこの露光終了部分に関しては、後で図8等を参照してより詳細に説明する。
そして、その後は画素データ読出期間に入って、信号電荷保持部FDに保持されている信号電荷が、増幅用トランジスタMaおよび選択トランジスタMbを介して、第1行目から第V行目(最終行目)へ向かってライン単位で垂直転送線VTLへ順次転送される。
次に、図6は、撮像装置におけるグローバルシャッタ動作の第2のシーケンスを示すタイミングチャートである。
この図6に示す第2のシーケンスは、図5に示した第1のシーケンスに対して、リセットデータ読出期間をできるだけ露光期間と重複させるようにしたものとなっている。これにより、リセットデータを読み出してから画素データを読み出すまでの時間を図5に示した第1のシーケンスよりも短縮することができるために、暗電流に起因して発生するノイズを低減することが可能となる。
ここに、露光期間が開始されて光電変換部PDに信号電荷が蓄積されている間でも、トランジスタMtx1はオフになっているために、信号電荷保持部FDをリセットしても光電変換部PDの信号電荷に影響を与えることはない。そこで、この露光期間に、トランジスタMrおよび選択トランジスタMbを動作させることで、露光と同時にリセットデータの読み出しを行うことが可能である。
なお、この図6に示す例においては、露光期間よりもリセットデータ読出期間が長いために、リセットデータ読出期間の後半が露光期間と重複しているが、露光期間がリセットデータ読出期間と同じかまたはより長い場合には、リセットデータ読出期間を全て露光期間内に含めるようにすることも可能である。
また、この図6に示すような、露光期間の開始タイミングがリセットデータ読出期間に重なるような場合(符号PAに示す部分が生じる場合)においては、信号線TX2へ印加する信号電荷蓄積開始信号の制御に注意を要するが、これについては後で(図15のステップS2等参照)説明する。
図7は図5または図6における信号電荷蓄積開始信号に係る符号ENL1の部分を拡大しかつより詳細に分類して示すタイミングチャート、図8は図5または図6における移送パルスに係る符号ENL2の部分を拡大しかつより詳細に分類して示すタイミングチャートである。なお、図7および図8においては、幾つかの行群に関する信号のみを記載しているが、未記載の行群に関しても同様の信号波形が生じているものとする。
垂直走査回路21のTX2ドライバ21bに入力される制御信号は、図7(A)に示すような、トランジスタMtx2をオンからオフへ状態遷移させるための階段状の電圧波形の信号となっている。そして、この制御信号は、上述したように、同一の行群に属する各行について同時に、かつ、異なる行群に関しては行群毎に所定の遅延時間ずつ遅れるように、印加される。なお、この遅延時間をどのように決定するかに関しては、後で図15〜図17を参照して説明する。
一方、TX2ドライバ21bから出力される信号の電圧波形は、信号線TX2の配線抵抗やトランジスタMtx2の浮遊容量(後述する図9も参照)により応答遅れが発生してエッジがなまり、図7(B)に示すようになる。
そして、トランジスタMtx2の浮遊容量を満たすためにTX2ドライバ21bから出力される信号の電流波形は、図7(C)に示すようになる。
加えて、TX2ドライバ21bから出力される信号を、全ての行について加算したときの合成電流波形は、図7(D)に示すようになる。すなわち、図7に示すような遅延時間だけずらした場合には、全ての行に係る合成電流のピーク値は、単一の行に係る電流のピーク値よりもさほど増大していないことが分かる。
同様に、垂直走査回路21のTX1ドライバ21aに入力される制御信号は、図8(A)に示すような、トランジスタMtx1をオフからオンへ状態遷移させさらにその後の所定時間経過後にオンからオフへ状態遷移させるための幅をもった矩形パルス状の電圧波形の信号となっている。そして、この制御信号は、上述したように、同一の行群に属する各行について同時に、かつ、異なる行群に関しては時間的に相前後する移送パルスの一部が互いに時間的に重複するように所定の遅延時間ずつ遅らせながら印加される。なお、この遅延時間は、全ての行の露光時間が同一となるようにする必要があることから、図7を参照して説明したTX2ドライバ21bに係る遅延時間と基本的に同一となる。
一方、TX1ドライバ21aから出力される信号の電圧波形は、信号線TX1の配線抵抗やトランジスタMtx1の浮遊容量(後述する図9も参照)により応答遅れが発生してエッジがなまり、図8(B)に示すようになる。
そして、トランジスタMtx1の浮遊容量を満たすためにTX1ドライバ21aから出力される信号の電流波形は、図8(C)に示すようになる。この電流波形は、移送パルスが立ち上がり部分および立ち下がり部分を備えていることに各対応して、極大ピークと極小ピークとをそれぞれ1つずつもつ波形となっている。
加えて、TX1ドライバ21aから出力される信号を、全ての行について加算したときの合成電流波形は、図8(D)に示すようになる。すなわち、図8に示すような遅延時間だけずらした場合には、全ての行に係る合成電流のピーク値は、単一の行に係る電流のピーク値よりもさほど増大していないことが分かる。
次に、図9は信号線TX1およびトランジスタMtx1、または信号線TX2およびトランジスタMtx2を含む回路部分の抵抗および浮遊容量に関する等価回路を示す回路図、図10は電源15からTX1またはTX2ドライバへの回路部分のインダクタンスおよび浮遊容量に関する等価回路を示す回路図、図11は応答に対する遅延の様子をより詳細に説明するためのタイミングチャートである。
信号線TX1や、信号線TX1からトランジスタMtx1へ分岐する信号線などには配線抵抗があり、これらを1行分まとめて合成した配線抵抗を図9にRとして示している。さらに、トランジスタMtx1には浮遊容量Ctx1があり、1行分の全トランジスタMtx1の合成浮遊容量を図9にCとして示している。
同様に、信号線TX2や、信号線TX2からトランジスタMtx2へ分岐する信号線などには配線抵抗があり、これらを1行分まとめて合成した配線抵抗を図9にRとして示している。さらに、トランジスタMtx2には浮遊容量Ctx2があり、1行分の全トランジスタMtx2の合成浮遊容量を図9にCとして示している。
なお、信号線TX1に係る配線抵抗と信号線TX2に係る配線抵抗とは厳密にはそれぞれ異なるかもしれず、浮遊容量Ctx1と浮遊容量Ctx2とも厳密にはそれぞれ異なるかもしれないが、ここでは簡単のために同一であるものとしている。
この図9に示すような回路構成は、いわゆるRCローパスフィルタ(RCハイカットフィルタ)となっている。この回路構成において、例えば、配線抵抗Rが5(kΩ)、浮遊容量Ctx1,Ctx2が5(fF)であるものとする。1ライン上に配列された画素数が例えば4000画素であるときには、合成浮遊容量Cは20(pF)となる。従って、インパルス応答に対する時間遅れの程度を示す時定数がRC=100(nsec)となって、この程度の時間だけ応答遅れが発生することが分かる。
さらに、電源15からTX1またはTX2ドライバへの回路部分のインダクタンスおよび浮遊容量に関する等価回路は、例えば図10に示すようになる。この図10においては、インダクタンスをL、浮遊容量をCとして示している。この図10に示すような回路構成は、いわゆるLCローパスフィルタ(LCハイカットフィルタ)となっている。
そして、図8等を参照して概略を説明したように、垂直走査回路21のTX1ドライバ21aに矩形状の電圧波形の制御信号(図11(A))が入力されると、TX1ドライバ21aから出力される移送パルスの波形(図11(B))は、上述した100(nsec)程度の応答時間tkをもった特性のものとなる。なお、光電変換部PDの信号電荷を信号電荷保持部FDへ移送するには、例えば5(μsec)程度の移送時間taが必要であるが、100(nsec)≪5(μsec)であるために、tk≪taが満たされているということができる。
さらに、TX1ドライバ21aから出力される信号の電流波形は図11(C)に示すようになる。
この図11(C)に示したような電流波形の出力を行うためにTX1ドライバ21aに電源15から供給される電流波形は、図10に示したようなLCローパスフィルタの特性を考慮すると、図11(D)に示すように、最初にピークが立ち、その後に減衰するような波形となる。なお、この図11において、1行分のTX1ドライバ21aに供給される電流のピーク値をIL、1つのピークに関する電流の実効供給期間をtpとする。
次に、図12は、信号電荷蓄積開始信号および移送パルスを遅らせる所定の遅延時間を、図9に示した回路構成に起因する応答時間tkにしたときの、合成インラッシュ電流の最大値を説明するための図である。
TX1ドライバ21aに供給される電流のピーク値は、図11(D)に示したようにILである。また、遅延時間tkは、図11(B)に示したように、TX1,TX2ドライバ21a,21bからの出力を開始し、トランジスタMtx1,Mtx2のオン/オフの状態遷移が安定する所定電圧に達するまでの時間である。これに対して、図11(D)に示した電流の実効供給期間tpは、所定電圧に達した後、さらに電流値が減衰する時間も含んでいる。従って、tk<tpとなると考えられ、この図12に示すように、遅延時間を応答時間tkに設定したときには、各電流ピークが幾らかずつ重畳された状態となる。従って、全てのラインに関するTX1ドライバ供給電流を加算した合成インラッシュ電流Iinは、ピーク値ILよりも大きい値(IL<Iin)となる。
なお、図12では、1つの行群が1つの行により構成される場合を図示したが、複数の行により構成される場合には1つのピークが図13に示すようになる。ここに、図13は、1つの行群に含まれる行数がmであるときの、m本のラインに関するTX1ドライバ供給電流を加算したピークの様子を示す図である。
図示のように、電流の実効供給期間tpは1つの行のときと同一であるが、ピーク値はm倍となってmILである。従って、m行で構成される行群毎に処理を行う場合には、図12における1つのピークのピーク値IL、および合成インラッシュ電流値Iinをそれぞれm倍して考えれば良い。
また、図14は、所定の遅延時間を応答時間tkにしたときに達成し得る最高ストロボ同調速度で電子シャッタ動作を行ったときの様子を示すタイミングチャートである。なお、この図14においては、図12に示した場合と同様に、所定の遅延時間を応答時間tkにすると共に、1つの行群が1つの行により構成されている例を示している。
このときには、先幕として機能させるために信号電荷蓄積開始信号を全ライン(第1〜Vライン)に印加するのに要する時間は、tk×(V−1)である。また、後幕として機能させるために移送パルスを全ラインに印加するのに要する時間も、同様にtk×(V−1)である。従って、ストロボ同調可能な最高シャッタ速度に対応する露光時間Texpはtk×(V−1)となる。上述したようにtkの具体値としては例えば100(nsec)が考えられ、総ライン数Vを例えば3000ラインとした場合には、
Texp=tk×(V−1)=100(nsec)×2999
≒0.3(msec)≒1/3300(sec)
となって、実質的にグローバルシャッタと呼べるような高速シャッタを実現することができていることが分かる。
Texp=tk×(V−1)=100(nsec)×2999
≒0.3(msec)≒1/3300(sec)
となって、実質的にグローバルシャッタと呼べるような高速シャッタを実現することができていることが分かる。
次に、図15は、撮像装置に搭載される撮像素子の種類に応じてどのような撮像プログラムを設定するかを設計する撮像装置の製造方法における処理の流れを示すフローチャートである。
この処理を開始すると、まず、1ライン分のトランジスタMtx1,Mtx2の浮遊容量Ctx1,Ctx2に1ライン分の画素数を乗算して合成浮遊容量Cを求め、さらに、信号線TX1,TX2の配線抵抗Rを用いて図9に示したようなRCハイカットフィルタ(RCローパスフィルタ)の時定数RCを算出し、この時定数RCを1ラインにおける遅延時間tkとする(ステップS1)。
続いて、図6の符号PAに示したような、露光期間の開始タイミングがリセットデータ読出期間に重なるようなケースにおいて、信号電荷保持部FDからのリセットデータの読み出しに影響を与えないような、TX2ドライバ供給電流を全てのラインに関して加算した合成インラッシュ電流の最大値Iinmax(A)を、撮像装置に搭載される撮像素子の種類に応じて設定する(ステップS2)。
次に、例えば図11(A)に示したような制御信号がTX1ドライバ21aに入力されると、ステップS1において算出した遅延時間tkに基づけば、TX1ドライバ21aからの出力電圧波形は図11(B)、出力電流波形は図11(C)にそれぞれ示すようになる。一方、電源15や垂直走査回路21等の回路により、図10に示したようなLCハイカットフィルタ(LCローパスフィルタ)が構成されるために、その時定数LCに基づけば、図11(C)に示すような出力電流波形を得られるTX1ドライバ21aへの入力電流波形は、図11(D)に示すようになることが分かる。従って、図11(D)に示すような、1ラインにおける入力電流のピーク値IL(A)が設定される(ステップS3)。
そして、ステップS2において求めた合成インラッシュ電流の最大値Iinmax(A)を、ステップS3において求めた1ラインにおける入力電流のピーク値IL(A)で除算し、その結果の小数点以下を切り捨てることにより、つまり、
m=[Iinmax/IL]
とすることにより、整数mを求める(ステップS4)。ここに、ステップS4の数式における記号[]は床関数を表している。
m=[Iinmax/IL]
とすることにより、整数mを求める(ステップS4)。ここに、ステップS4の数式における記号[]は床関数を表している。
遅延時間tkと1つのピークに関する電流の実効供給期間tpとが図11に示すような関係になるような典型例では、合成インラッシュ電流値Iinは、図12に示したように、1ラインにおける入力電流のピーク値ILよりは大きいが、1ラインにおける入力電流のピーク値ILの2倍よりは小さい程度となる。そこで、遅延時間tkだけライン毎の駆動時間を遅延させた場合に、ステップS4において算出した整数mは、2以上のときに合成インラッシュ電流値Iinをその最大値Iinmaxよりも小さくすることができるような指標として用いることができる。すなわち、mが2以上であるときには図5に示した第1のシーケンスによる撮像と図6に示した第2のシーケンスによる撮像との両方を実行可能であるが、mが0または1であるときには図5に示した第1のシーケンスによる撮像のみが実行可能となって図6に示した第2のシーケンスによる撮像は実行不可能となる。
そこで次に、この整数mが、1または0であるか否かを判定する(ステップS5)。
このステップS5において、mが1または0であると判定された場合には、後述する図16に示すような第1のシーケンスのみを含む第1の撮像プログラムを撮像装置に設定し(ステップS6)、一方、mが2以上であると判定された場合には、後述する図17に示すような第1のシーケンスと第2のシーケンスとの両方を含む第2の撮像プログラムを撮像装置に設定してから(ステップS7)、この処理を終了する。
次に、図16は、撮像装置に設定される第1の撮像プログラムを示すフローチャートである。
この処理を開始すると、まず、撮影画像のアスペクト比を設定する(ステップS11)。ここでは、例えば画素部22のアスペクト比が4:3(水平ラインの本数をV2とする)であって、この画素部22の上端部および下端部の画素データを除外することによりさらに16:9のアスペクト比(水平ラインの本数をV1とする。ここにV1<V2)を設定可能であるものとする。
そして、ステップS11において設定されたアスペクト比に基づいて、水平ラインの本数を表す変数Vに、V1またはV2を格納する(ステップS12)。
続いて、AE演算の結果に基づいて、カメラ制御部14がシャッタ速度SS(露光時間)を設定する(ステップS13)。
そして、カメラ制御部14は、シャッタ速度SSが、遅延時間tkに水平ライン本数Vから1を引いた数を乗算したもの(つまり、最初の行群の信号電荷の蓄積を開始してから全ての行群の信号電荷の蓄積開始が終了するまでの遅延時間tkの総和)よりも大きいか否かを判定する(ステップS14)。
ここで、SS>tk×(V−1)であると判定された場合には、カメラ制御部14は、Vkライン(ただし、ここでは具体例として1ラインを想定している)毎に遅延時間tkだけ駆動時間をずらすシャッタ駆動制御を設定する(ステップS15)。
また、ステップS14において、SS≦tk×(V−1)であると判定された場合には、カメラ制御部14は、SS=tk’×(V−1)を満たす遅延時間tk’を算出して、Vkライン毎に遅延時間tk’だけ駆動時間をずらすシャッタ駆動制御を設定する(ステップS16)。
このようなステップS15またはステップS16の処理を行うことにより、カメラ制御部14は、露光時間設定部として機能して、垂直走査回路21により最初の行群の信号電荷の蓄積を開始させてから全ての行群の信号電荷の蓄積開始が終了するまでの所定の遅延時間の総和がステップS13において設定した露光時間以下になるように、垂直走査回路21における所定の遅延時間を制御するようになっている。
ステップS15またはステップS16の処理を行ったら、カメラ操作部13に含まれるレリーズボタンが操作されたか否かを判定して(ステップS17)、まだ操作されていない場合にはステップS11へ戻って上述したような処理を繰り返して行う。
一方、このステップS17において、レリーズボタンが操作されたと判定された場合には、図5に示したような第1のシーケンスにより電子シャッタ駆動を行う(ステップS18)。
その後、画像処理部8により画像処理を行って(ステップS19)、処理後の画像をメモリカード12に記録すると共に必要に応じて表示部9に表示し(ステップS20)、撮影が終了したか否かを判定する(ステップS21)。
ここで、撮影が終了していないと判定された場合にはステップS11へ戻って上述したような処理を繰り返して行い、撮影が終了したと判定された場合にはこの処理を終了する。
続いて、図17は、撮像装置に設定される第2の撮像プログラムを示すフローチャートである。
この処理を開始すると、上述したステップS11〜S14までの処理を行い、さらに、ステップS14の判定結果に応じて、上述したステップS15またはステップS16の処理を行う。
ここで、ステップS16の処理を行って以降の処理は、図16に示した処理と同様である。
一方、ステップS15の処理を行った後は、カメラ操作部13に含まれるレリーズボタンが操作されたか否かを判定して(ステップS25)、まだ操作されていない場合にはステップS11へ戻って上述したような処理を繰り返して行う。
このステップS25において、レリーズボタンが操作されたと判定された場合には、図6に示したような第2のシーケンスにより電子シャッタ駆動を行ってから(ステップS26)、上述したステップS19の処理へ進み、その後の処理は図16に示した処理と同様である。
このような実施形態1によれば、電子グローバルシャッタの実現と、電子グローバルシャッタ時の電流ピーク値の低減と、の両立を、撮像装置の大型化を招くことなく図ることができる。
また、全ての行群の信号電荷の蓄積開始が終了するまでの遅延時間tkの総和が露光時間以下になるように制御しているために、全てのシャッタ速度においてストロボ同調することが可能になり、広義の意味でグローバルシャッタということができる。そして、これにより、メカニカルシャッタでは実現不可能な高速のストロボ同調速度を備えた撮像装置を、大型化することなく実現することができる。
加えて、撮像装置を製造する際に、光電変換部のリセット電流が所定値以下のときには第1のシーケンスと第2のシーケンスとの両方を含む第2の撮像プログラムを撮像装置に設定し、リセット電流が所定値よりも大きいときには第1のシーケンスを含み第2のシーケンスを含まない第1の撮像プログラムを撮像装置に設定するようにしたために、光電変換部PDへの信号電荷蓄積開始信号の印加が、信号電荷保持部FDからリセットデータの読み出しに影響を与えないようにすることができる。これにより、正確なリセットデータを取得することが可能となって、FD暗電流ノイズを良好に除去することができる。そして、第2のシーケンスを実行可能なときには実行するようにしているために、FD暗電流ノイズ自体を低減することが可能となり、よりノイズの少ない画像データを得ることができる。
さらに、リセットパルスや移送パルスを複数行でなる行群毎に印加するようにした場合には、消費電力とのバランスをとりながらより高速なシャッタを実現することができる。
[実施形態2]
[実施形態2]
図18および図19は本発明の実施形態2を示したものであり、図18は画素部22における画素23の構成例をより詳細に示す回路図である。
この実施形態2において、上述の実施形態1と同様である部分については同一の符号を付して説明を省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
まず、図18を参照して、本実施形態の画素23の構成を説明する。この図18においては、点線で囲んだ画素23は、2画素分の画素領域を示している。すなわち、この図18に示す撮像素子は、例えば上下に隣接する2画素毎に、図示のような構成をとるようになっている。そして、この図18に示すような構成を採用する場合には、各垂直転送線VTLの終端側となる水平走査回路24の前段の位置に、画素データからリセットデータを減算するCDS部(図示せず)が設けられているものとする。
図面上側に位置する第1の光電変換部PDは第1リセット部として機能するトランジスタMtx2を介して、図面下側に位置する第2の光電変換部PDは第1リセット部として機能するトランジスタMtx2’(第1トランジスタ)を介して、信号電荷蓄積開始信号を印加するための信号線TX2にそれぞれ接続されている。そして、この図18に示す構成においては、第1の光電変換部PDのリセットはトランジスタMtx2により、第2の光電変換部PDのリセットはトランジスタMtx2’により、それぞれ行われるようになっている。
第1の光電変換部PDは、ゲート部として機能するトランジスタMtx1を介して、第1の電荷蓄積部C1へ接続されている。また、第2の光電変換部PDは、ゲート部として機能するトランジスタMtx1’を介して、第2の電荷蓄積部C2へ接続されている。これらのトランジスタMtx1およびトランジスタMtx1’は、移送パルスを印加するための信号線TX1に接続されている。
第1の電荷蓄積部C1は、ゲート部として機能するトランジスタMtx3を介して、信号電荷保持部FDへ接続されている。ここに、トランジスタMtx3は、移送パルスを印加するための信号線TX3に接続されている。また、第2の電荷蓄積部C2は、ゲート部として機能するトランジスタMtx4を介して、信号電荷保持部FDへ接続されている。ここに、トランジスタMtx4は、移送パルスを印加するための信号線TX4に接続されている。
この信号電荷保持部FD以降の構成は、図3に示したものと同様である。
次に、図19は、撮像装置におけるグローバルシャッタ動作のシーケンスを示すタイミングチャートである。図18に示したような画素構成の撮像素子は、グローバルシャッタ動作時に、まず最初に露光を行い、その後にリセットデータと画素データとを読み出すように制御される。
すなわち、カメラ操作部13のレリーズボタンが押圧されてレリーズ信号がカメラ制御部14へ入力されると、カメラ制御部14の制御に基づいて、このグローバルシャッタ動作が開始される。
すると、信号線TX2を介して全ラインのトランジスタMtx2,Mtx2’に信号電荷蓄積開始信号を実質的にグローバルシャッタと呼べるような高速シャッタで順次に印加する(図7参照)ことにより、トランジスタMtx2,Mtx2’がオフとなって全画素の光電変換部PDへの電荷の蓄積が開始される(露光期間の開始)。
ライン毎に露光を開始してから所定の露光期間が経過したところで、信号線TX1を介して全ラインの全画素のトランジスタMtx1,Mtx1’に移送パルスを実質的にグローバルシャッタと呼べるような高速シャッタで順次に印加する(図8参照)ことにより、光電変換部PDに蓄積されていた画素電荷が第1の電荷蓄積部C1および第2の電荷蓄積部C2へ移送される(露光期間の終了)。
続いて、リセットデータおよび画素データの読出期間が開始される。
すなわちまず、画素部22の第1行目および第2行目に共通に設けられたトランジスタMrに、信号線RESからリセットパルスを印加して、第1行目および第2行目に共通の信号電荷保持部FDのリセットを行う。さらに、画素部22の第1行目および第2行目に共通に設けられた選択トランジスタMbに、信号線SELから読出パルスを印加することにより、信号電荷保持部FDからリセットノイズの読み出しを行う。
その直後に、画素部22の第1行目に設けられたトランジスタMtx3に信号線TX3を介して移送パルスを印加することにより、第1の電荷蓄積部C1に蓄積されている画素電荷を信号電荷保持部FDへ移送する。さらに、画素部22の第1行目および第2行目に共通に設けられた選択トランジスタMbに、信号線SELから読出パルスを印加することにより、信号電荷保持部FDから画素データの読み出しを行う。
そして、撮像部6内のCDS部において、画素データからリセットノイズを減算する処理を行って、水平走査回路24へ出力する。
このような動作を、画素部22の奇数行について、第1行目から第V行目(最終行目)へ向かって順次行うことにより、リセットノイズを除去した奇数ラインの画素データが出力される。
次に、同様の動作を偶数ラインに対して行う。
すなわちまず、画素部22の第1行目および第2行目に共通に設けられたトランジスタMrに、信号線RESからリセットパルスを印加して、第1行目および第2行目に共通の信号電荷保持部FDのリセットを行う。さらに、画素部22の第1行目および第2行目に共通に設けられた選択トランジスタMbに、信号線SELから読出パルスを印加することにより、信号電荷保持部FDからリセットノイズの読み出しを行う。
その直後に、画素部22の第2行目に設けられたトランジスタMtx4に信号線TX4を介して移送パルスを印加することにより、第2の電荷蓄積部C2に蓄積されている画素電荷を信号電荷保持部FDへ移送する。さらに、画素部22の第1行目および第2行目に共通に設けられた選択トランジスタMbに、信号線SELから読出パルスを印加することにより、信号電荷保持部FDから画素データの読み出しを行う。
そして、撮像部6内のCDS部において、画素データからリセットノイズを減算する処理を行って、水平走査回路24へ出力する。
このような動作を、画素部22の偶数行について、第2行目から第V行目(最終行目)へ向かって順次行うことにより、リセットノイズを除去した偶数ラインの画素データが出力される。
このような実施形態2によれば、図18に示すような構成を備える撮像部に対しても、上述した実施形態1と同様に実質的にグローバルシャッタと呼べる高速シャッタを行い、ほぼ同様の効果を奏することができる。
また、実施形態2の構成によれば、リセットデータを読み出した直後に画素データを読み出すことができるために、FD暗電流ノイズの発生をほぼ0に抑制することが可能となり、ノイズが少なく画質の良い画像データを得ることができる利点がある。
なお、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。このように、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
1…撮影光学系
2…ズームレンズ
3…絞り
4…フォーカスレンズ
5…レンズ駆動部
6…撮像部
7…AF処理部
8…画像処理部
9…表示部
10…背面表示部
11…電子ビューファインダ(EVF)
12…メモリカード
13…カメラ操作部
14…カメラ制御部(露光時間設定部)
15…電源
21…垂直走査回路(信号電荷蓄積開始信号制御部、移送パルス制御部、読出パルス制御部、リセット電圧読出制御部)
21a…TX1ドライバ
21b…TX2ドライバ
22…画素部
23…画素
24…水平走査回路
25…A/D変換部
C1,C2…電荷蓄積部
Ctx1,Ctx2…浮遊容量
FD…信号電荷保持部
Ma…増幅用トランジスタ
Mb…選択トランジスタ(第3トランジスタ)
Mr…トランジスタ(第2トランジスタ)
Mtx1,Mtx1’…トランジスタ(ゲート部)
Mtx2,Mtx2’…トランジスタ(第1トランジスタ)
Mtx3,Mtx4…トランジスタ(ゲート部)
PD…光電変換部
RES,SEL,TX1,TX2,TX3,TX4…信号線
VDD…電流源
VTL…垂直転送線
2…ズームレンズ
3…絞り
4…フォーカスレンズ
5…レンズ駆動部
6…撮像部
7…AF処理部
8…画像処理部
9…表示部
10…背面表示部
11…電子ビューファインダ(EVF)
12…メモリカード
13…カメラ操作部
14…カメラ制御部(露光時間設定部)
15…電源
21…垂直走査回路(信号電荷蓄積開始信号制御部、移送パルス制御部、読出パルス制御部、リセット電圧読出制御部)
21a…TX1ドライバ
21b…TX2ドライバ
22…画素部
23…画素
24…水平走査回路
25…A/D変換部
C1,C2…電荷蓄積部
Ctx1,Ctx2…浮遊容量
FD…信号電荷保持部
Ma…増幅用トランジスタ
Mb…選択トランジスタ(第3トランジスタ)
Mr…トランジスタ(第2トランジスタ)
Mtx1,Mtx1’…トランジスタ(ゲート部)
Mtx2,Mtx2’…トランジスタ(第1トランジスタ)
Mtx3,Mtx4…トランジスタ(ゲート部)
PD…光電変換部
RES,SEL,TX1,TX2,TX3,TX4…信号線
VDD…電流源
VTL…垂直転送線
Claims (3)
- 入射光量に応じた信号を発生させ蓄積する光電変換部と、該光電変換部をリセットするための第1トランジスタと、該光電変換部により蓄積された信号電荷を受けて一定時間保持するための遮光された信号電荷保持部と、該信号電荷保持部をリセットするための第2トランジスタと、前記光電変換部と前記信号電荷保持部との間に配置されて前記光電変換部により蓄積された信号電荷を前記信号電荷保持部へ移送するためのゲート部と、前記信号電荷保持部に保持された信号電荷を読み出すための第3トランジスタと、を有する画素が行方向および列方向に2次元状に配列された画素部と、
前記光電変換部をリセットして該光電変換部における信号電荷の蓄積を開始させるための信号電荷蓄積開始信号を1以上の行で構成される行群毎に印加するものであって、同一の行群に属する各行については同時に、かつ、異なる行群については行群毎に所定の遅延時間ずつ遅らせながら印加するための信号電荷蓄積開始信号制御部と、
前記信号電荷蓄積開始信号が印加されてから所定の露光時間が経過した後に、前記ゲート部を駆動して前記光電変換部により蓄積された信号電荷を前記信号電荷保持部へ移送するための移送パルスを前記行群毎に印加するものであって、同一の行群に属する各行については同時に、かつ、時間的に相前後する該移送パルスの一部が互いに時間的に重複するように前記所定の遅延時間ずつ遅らせながら印加するための移送パルス制御部と、
前記第3トランジスタを駆動して前記信号電荷保持部に蓄積された信号電荷を読み出すための読出パルスを印加するための読出パルス制御部と、
を具備したことを特徴とする撮像装置。 - 露光時間を設定するとともに、前記信号電荷蓄積開始信号制御部により最初の行群の信号電荷の蓄積を開始させてから全ての行群の信号電荷の蓄積開始が終了するまでの前記所定の遅延時間の総和が前記露光時間以下になるように、該信号電荷蓄積開始信号制御部における前記所定の遅延時間を制御する露光時間設定部をさらに具備したことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 請求項1に記載の撮像装置であって、さらに、前記信号電荷保持部をリセットしたときのリセット電圧を読み出すリセット電圧読出制御部を具備する撮像装置、の製造方法において、
前記信号電荷蓄積開始信号制御部により前記光電変換部をリセットするときのリセット電流が所定値以下のときには、全ての画素に対する前記リセット電圧読出制御部によるリセット電圧の読み出しが終了した後に前記信号電荷蓄積開始信号制御部による信号電荷の蓄積を開始させるための第1のシーケンスと、前記リセット電圧読出制御部によるリセット電圧の読み出しが終了する前に前記信号電荷蓄積開始信号制御部による信号電荷の蓄積を開始する第2のシーケンスと、の両方を含む第2の撮像プログラムを前記撮像装置に設定し、
前記リセット電流が前記所定値よりも大きいときには、前記第1のシーケンスを含み前記第2のシーケンスを含まない第1の撮像プログラムを前記撮像装置に設定することを特徴とする撮像装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009115909A JP2010268079A (ja) | 2009-05-12 | 2009-05-12 | 撮像装置、撮像装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009115909A JP2010268079A (ja) | 2009-05-12 | 2009-05-12 | 撮像装置、撮像装置の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010268079A true JP2010268079A (ja) | 2010-11-25 |
Family
ID=43364731
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2009115909A Pending JP2010268079A (ja) | 2009-05-12 | 2009-05-12 | 撮像装置、撮像装置の製造方法 |
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| JP (1) | JP2010268079A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2009
- 2009-05-12 JP JP2009115909A patent/JP2010268079A/ja active Pending
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