JP2010273402A - 配電函支持具及び配電函の支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置スペースを十分に確保することなく設置することができるとともに、設置及び設置位置の変更を容易に行うことができる配電函支持具及び配電函の支持構造を提供する。
【解決手段】配電函支持具11は配電函Bが側方に取り付けられる支柱30と、支柱30の下部に取着された基部12と、基部12に設けられた3つの支持脚取付部13それぞれにボルト17によって回動可能に支持された3本の支持脚20と、を備える。各支持脚20は、未開脚位置と、支柱30の軸線Lと各支持脚20の軸線L1との間に形成される鋭角側の傾斜角度が第1の傾斜角度となる第1の開脚位置K1と、に変位可能である。さらに、配電函支持具11は、1本の支持脚20を第1の傾斜角度より大きい第2の傾斜角度θ2に傾斜させた第2の開脚位置K2に位置させ、支柱30を第2の開脚位置K2にある支柱30寄りに傾斜させて支持することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、工事現場での工事用電源を既設の電柱から引き出すために設けられる配電函を支持する配電函支持具、及び該配線函支持具を用いた配電函の支持構造に関する。
工事現場では、既設の電柱の近傍に仮設ポールを設置するとともに、仮設ポールに配電函を取り付け、この配電函に電柱からケーブルを引き込んで工事用電源を確保している。例えば、特許文献1に開示されるように、仮設ポール(特許文献1では配線用ポールと記載)は、円筒形状の下柱と上柱とを連結円筒体で連結して形成され、下柱の下端部が地中に埋設されることによって設置される。しかし、仮設ポールは、重い配電函が取り付けられても倒れないようにするため、下柱の下端部は深く掘られた穴に埋められており、仮設ポールの設置作業が非常に面倒なものであるとともに、仮設ポールの位置変更も非常に面倒なものであった。
そこで、配電函を支持する支持具の設置及び設置場所の変更を容易にしたものとして、特許文献2に開示の折り畳みスタンドが挙げられる。この折り畳みスタンドは、一対の脚と、両脚を連結する連結材とからなり、各脚は、配電函の取付用の取付片を備えている。また、各脚は、上端において回動自在に連結された一対の支柱と、一方の支柱に一端が回動自在に支持され、かつ他方の支柱に設けられた被形成部に他端が係止自在とされた回動連結材とから形成されている。
また、上記連結材は一対の棒材の中央部同士を回動自在に連結したX字状をなす。各棒材の一端が一方の脚に、他端が他方の脚にそれぞれ回動自在に連結されているとともに、各棒材の少なくとも一端が脚における支柱の長手方向に揺動自在かつ固定自在とされている。
そして、両脚を所定の開き角度となるようにするとともに、両脚の間隔が必要とする値となるまで連結材を開いて固定することにより、折り畳みスタンドは自立する。さらに、両脚の取付片それぞれに配電函を取り付けることにより、配電函が折り畳みスタンドによって支持される。よって、折り畳みスタンドは、仮設ポールのように下端部を地中に深く埋設する必要がないため、折り畳みスタンドの設置を容易に行うことができるとともに、容易に運搬することができるため、折り畳みスタンドの設置場所の変更を容易に行うことができる。
特開2004−69632号公報 特開昭63−318394号公報
ところが、特許文献2の折り畳みスタンドは、自立させるために側面視が二等辺三角形状の両脚を、所定の間隔まで互いを離間させ、さらに、各脚の両棒材を開くことで自立可能になっている。また、配電函は、両脚に設けられた取付片を用いて折り畳みスタンドに支持されるため、配電函は両脚に跨る状態で折り畳みスタンドに支持される。このため、折り畳みスタンドは、自立のために工事現場で設置スペースを十分に確保しなければならない。しかも、折り畳みスタンドにおいては、一対の脚に配電函が跨る状態で取り付けられるため、配電函の周りにも両脚の上部が位置して配電函の周りにも設置スペースを確保しなければならない。よって、特許文献2の折り畳みスタンドは、設置スペースを十分に確保した工事現場でなければ設置できないという問題があった。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、設置スペースを十分に確保することなく設置することができるとともに、設置及び設置位置の変更を容易に行うことができる配電函支持具及び配電函の支持構造を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、配電函が側方に取り付けられる支柱と、該支柱の下部に取着された基部と、前記支柱を支持するために、前記基部に設けられた3つの支持脚取付部それぞれに支軸によって回動可能に支持された3本の支持脚と、を備え、各支持脚が、前記支柱の軸線に沿って各支持脚の軸線が延びる未開脚位置と、前記支柱の軸線と各支持脚の軸線との間に形成される鋭角側の傾斜角度が第1の傾斜角度となる第1の開脚位置と、に変位可能であり、全ての支持脚を前記第1の開脚位置に位置させることで前記支柱が鉛直に延びるように支持され、さらに、前記支柱を前記3本の支持脚のうちの1本寄りに傾斜させて支持するための支柱傾斜手段を前記支持脚取付部又は前記支持脚に備えることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の配電函支持具において、前記支柱傾斜手段は前記支持脚取付部に設けられ、前記1本の支持脚の前記傾斜角度を前記第1の傾斜角度より大きくした第2の傾斜角度で傾斜させた第2の開脚位置に変位させるものであることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の配電函支持具において、前記支持脚取付部の全てに前記支柱傾斜手段が設けられ、全ての前記支持脚が前記第2の開脚位置に変位可能に形成されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の配電函支持具において、前記第2の開脚位置は、前記第2の傾斜角度が略90度となる位置であることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜請求項4のうちいずれか一項に記載の配電函支持具において、前記支持脚は、該支持脚の上部側が前記支持脚取付部に形成されたガイド溝内で回動可能に支持されており、前記支柱傾斜手段は、前記ガイド溝の上部内側面に形成され前記第2の開脚位置にある前記支持脚の上側面が当接することで該支持脚の回動を規制する当接部と、前記当接部に当接した支持脚を前記第2の開脚位置まで回動させる位置に前記支軸を支持可能とするため前記支持脚取付部に形成された長孔と、からなることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の配電函支持具において、前記基部には前記支柱が貫通可能な貫通孔が形成されていることを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、配電函が側方に取り付けられる支柱と、該支柱の下部に取着された基部と、前記支柱を支持するために、前記基部に設けられた3つの支持脚取付部それぞれに支軸によって回動可能に支持された3本の支持脚と、を備えた配電函支持具を用いた配電函の支持構造であって、前記支柱を3本の支持脚のうちの1本の支持脚寄りに傾斜させて支持するとともに、傾斜した支柱に対し、前記1本の支持脚と反対側に前記配電函が位置することを要旨とする。
本発明によれば、配電函支持具を、設置スペースを十分に確保することなく設置することができるとともに、配電函支持具の設置及び設置位置の変更を容易に行うことができる。
実施形態の配電函支持具に配電函を取り付けた状態を示す斜視図。 実施形態の配電函支持具を示す斜視図。 (a)及び(b)は基部を示す拡大斜視図。 実施形態の配電函支持具に配電函を取り付けた状態を示す斜視図。 支持脚を第2の開脚位置及び未開脚位置に位置させた状態を示す斜視図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。
図1及び図2に示すように、配電函支持具11は、基部12に回動可能に支持された3本の支持脚20と、基部12に下部が取着された支柱30とから形成されている。
基部12には、外側方に向けて延びる支持脚取付部13が3箇所に形成されている。図3(a)及び(b)に示すように、各支持脚取付部13は、対向配置された一対の取付片14と、両取付片14間の上部開口を閉塞する閉塞片15とから形成されている。そして、一対の取付片14の内面と閉塞片15の内面とからガイド溝16が形成されている。また、閉塞片15の先端面(下端面)は、支持脚20の上側面が当接することで支持脚20の回動を規制する当接部15aとなっている。
一対の取付片14のうち一方の取付片14には、第1長孔14aが上下方向へ延びるように取付片14を貫通して形成されている。他方の取付片14には、第1長孔14aと対向する位置に第2長孔14bが形成されている。また、他方の取付片14の外面において、第2長孔14bの周囲には略円環状をなす膨出部14cが外方へ向けて膨出するように形成されている。この膨出部14cにおいて、第2長孔14bの上部寄りには正面視六角形状の第1位置決め孔14dが形成されるとともに、第2長孔14bの下部寄りには正面視六角形状の第2位置決め孔14eが形成されている。第1位置決め孔14dと第2位置決め孔14eは上下方向に連設されている。
そして、各ガイド溝16それぞれには支持脚20の上端部が挿入されている。さらに、各支持脚取付部13には、第1長孔14aからガイド溝16内に支軸たるボルト17が挿入されるとともに、このボルト17の軸部17aは支持脚20の上部を貫通して第2長孔14bに挿通されている。第2長孔14bに挿通された軸部17aに対しナット18を螺合することにより、支持脚20は、ボルト17により支持脚取付部13に対して回動可能に支持されている。支持脚20が回動する際、支持脚20の両側面が対向する各取付片14の内面によってガイドされるようになっている。なお、ナット18は、第1位置決め孔14d又は第2位置決め孔14e内に収容され、それら第1位置決め孔14d又は第2位置決め孔14eによって回転、及び第1長孔14a及び第2長孔14bの長さ方向への移動が防止されるようになっている。
図1〜図3に示すように、基部12には、貫通孔12aが上下方向に貫通形成されている。また、基部12には、貫通孔12aに向けて螺入又は螺退可能な固定部材19が取着されている。そして、貫通孔12aには支柱30が挿通されている。支柱30には、支柱30を径方向に貫通する固定孔30aが、支柱30の軸線Lの延びる方向に沿って複数形成されるとともに、この固定孔30aを用いて支柱30に配電函Bが固定されるようになっている(図1参照)。また、固定孔30aに対し固定部材19の先端を挿入することにより、支柱30が基部12に取着(固定)されるとともに立設されるようになっている。支柱30が基部12に取着された状態において、第1長孔14a及び第2長孔14bは、支柱30の軸線L方向(上下方向)に沿って延びている。
図3(a)及び(b)に示すように、3箇所の支持脚取付部13それぞれにおいて、ナット18を第1位置決め孔14dで位置決めするとともに、ボルト17を第1長孔14a及び第2長孔14bの長さ方向における上部側で固定し、支持脚20の上側面を当接部15aに当接させたときの支持脚20の位置を、第1の開脚位置K1とする。図1に示すように、この第1の開脚位置K1では、支柱30の軸線Lと各支持脚20の軸線L1との間に形成される鋭角側の傾斜角度は第1の傾斜角度θ1となっている。そして、図2に示すように、全ての支持脚20が第1の開脚位置K1に位置し、支柱30の軸線Lと各支持脚20の軸線L1との間の傾斜角度が全て第1の傾斜角度θ1になると、支柱30は鉛直に延びるように支持される。なお、図1と図2では、図示の都合上、第1の傾斜角度θ1が若干異なるが、実際は第1の傾斜角度θ1は同じになっている。
また、図4に示すように、3箇所の支持脚取付部13のうち1箇所の支持脚取付部13において、ナット18を第2位置決め孔14eで位置決めするとともに、ボルト17を第1長孔14a及び第2長孔14bの長さ方向における下部側で固定し、1本の支持脚20の上側面を当接部15aに当接させたときの位置を、第2の開脚位置K2とする。この第2の開脚位置K2では、支柱30の軸線Lと第2の開脚位置K2にある支持脚20の軸線L1との間に形成される鋭角側の傾斜角度は第2の傾斜角度θ2となっている。この第2の傾斜角度θ2は、第1の傾斜角度θ1より大きくなっているとともに、略90度になっている。
そして、1本の支持脚20のみが、支柱30の軸線Lとの間に形成される鋭角側の傾斜角度が第2の傾斜角度θ2(略90度)になるとともに、その他の2本の支持脚20が第1の傾斜角度θ1になったとき、支柱30は、第2の開脚位置K2にある支持脚20寄りに傾斜した状態で支持される。
さらに、図5に示すように、3箇所の支持脚取付部13それぞれにおいて、3本の支持脚20それぞれを第2の開脚位置K2に位置させると、各支持脚20の下側面のほとんどを地面に当接させた状態で支柱30を鉛直に支持することができる。また、図5の2点鎖線に示すように、3箇所の支持脚取付部13それぞれにおいて、ナット18を第1位置決め孔14d又は第2位置決め孔14eで位置決めするとともに、ボルト17を第1長孔14a及び第2長孔14bの上部又は下部に固定した状態で、各支持脚20を軸線L1が支柱30の軸線Lに沿って延びるように位置させる。この位置では、各支持脚20が支柱30の軸線Lに沿って延びる未開脚位置K3にある。
よって、配電函支持具11において、全ての支持脚20は、第1の開脚位置K1と、第2の開脚位置K2と、未開脚位置K3の3位置を取り得るようになっている。また、配電函支持具11は、3本の支持脚20のうち1本の支持脚20を、第2の開脚位置K2を取らせて支柱30を傾斜させるための支柱傾斜手段を備えている。本実施形態において、支柱傾斜手段は全ての支持脚取付部13に設けられている。そして、支柱傾斜手段は、ガイド溝16の上部内側面に形成され第2の開脚位置K2にある支持脚20の上側面が当接することで支持脚20の回動を規制する当接部15aと、当接部15aに当接した支持脚20を第2の開脚位置K2まで回動させる位置にボルト17を支持可能とする第1長孔14a及び第2長孔14bとからなる。
次に、配電函支持具11を用いて配電函Bを工事現場に設置する方法について説明する。なお、配電函支持具11において全ての支持脚20は未開脚位置K3に位置しているものとする。また、基部12は支柱30の下端部に取着され、この取着状態では支柱30の下端面が基部12の下端から突出していない。
まず、3箇所の支持脚取付部13のうち2箇所の支持脚取付部13において、図3(a)及び(b)に示すように、ナット18を第1位置決め孔14dで位置決めするとともに、ボルト17を第1長孔14a及び第2長孔14bの上部に固定し、支持脚20の上側面を当接部15aに当接させて、2本の支持脚20を第1の開脚位置K1に位置させる。
次に、図4に示すように、残りの1箇所の支持脚取付部13において、ナット18を第2位置決め孔14eで位置決めするとともに、ボルト17を第1長孔14a及び第2長孔14bの長さ方向における下部側で固定し、支持脚20の上側面を当接部15aに当接させて、1本の支持脚20を第2の開脚位置K2に位置させる。すると、配電函支持具11の重心は、第2の開脚位置K2にある支持脚20側に移動するとともに、支柱30は、第2の開脚位置K2にある支持脚20寄りに傾斜した状態で支持される。そして、支柱30において、第2の開脚位置K2にある支持脚20に向けた面と反対側の面に配電函Bを取り付けると、配電函Bが配電函支持具11に支持されるとともに、配電函Bが配電函支持具11を用いて工事現場に設置される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)配電函支持具11は、3本の支持脚20のうち1本の支持脚20を第2の開脚位置K2に位置させることで、支柱30を第2の開脚位置K2にある支持脚20寄りに傾斜させて支持させ、配電函支持具11の重心を第2の開脚位置K2にある支持脚20側に移動させることができる。そして、傾斜した支柱30において、第2の開脚位置K2にある支持脚20側と反対側の側面に配電函Bが取り付けられる。このため、配電函支持具11の重心を移動させることによって、配電函Bの重みによって配電函支持具11が倒れることなく配電函Bを支持することができる。
この配電函支持具11は、3本の支持脚20の上端部が基部12で支持され、この基部12に支持されたボルト17を回動中心として開脚するとともに、その基部12に1本の支柱30が固定されている。このため、背景技術の折り畳みスタンドのように、一対の脚全体が互いに離間し、しかも、配電函を一対の脚に跨って支持する場合と異なり、本実施形態の配電函支持具11は、折り畳みスタンドに比べて設置スペースを小さくすることができ、設置スペースを十分に確保しなくても設置することができる。また、その他に、配電函の重みで配電函支持具11が倒れることを防止するため、例えば、広い支持板を用いて支持具を倒れないようにする場合と比べて配電函支持具11の設置スペースを小さくすることができる。
また、配電函支持具11は、3本の支持脚20によって支柱30を支持し、立設させているため、支柱30を立設させるために、支柱30を地中に埋設する必要がなく、配電函支持具11の設置、及び設置位置の変更を容易に行うことができる。
(2)全ての支持脚取付部13に第1長孔14a、第2長孔14b、及び当接部15aが形成されており、全ての支持脚20が第1の開脚位置K1及び第2の開脚位置K2
を取り得る。このため、全ての支持脚20を第2の開脚位置K2に位置させ、支持脚20を支柱30に対し略90度で傾斜させると、全ての支持脚20の下側面のほとんどを地面に当接させることができ、地面と支柱30との間に作業員の足が係止してしまう隙間ができることを防止することができる。
(3)支持脚取付部13には、当接部15aが形成されている。このため、支持脚20を第1の開脚位置K1又は第2の開脚位置K2に位置させたとき、支持脚20の上側面が当接部15aに当接することにより、支持脚20が第1の開脚位置K1又は第2の開脚位置K2からさらに開脚してしまうことを防止することができ、各開脚位置K1,K2に支持脚20を位置決めすることができる。
(4)当接部15aは、支持脚20の第1の開脚位置K1からの回動規制と、支持脚20の第2の開脚位置K2からの回動規制とを行う。このため、例えば、支持脚20の回動規制のために、第1の開脚位置K1及び第2の開脚位置K2それぞれに回動規制部材を設ける場合と比較して配電函支持具11の部品点数を減らすことができる。
(5)基部12には支柱30が貫通可能な貫通孔12aが形成されている。このため、支柱30の下部側を貫通孔12aを貫通させ、支柱30の下端を地面に接地させて使用する場合には、3本の支持脚20の下端と、1本の支柱30の下端の4箇所が接地して配電函支持具11を安定させることができる。
(6)配電函支持具11は、3本の支持脚20で支柱30及び配電函Bを支持するため、配電函支持具11ががたつかずに安定した状態で支柱30を支持することができる。
(7)3本の支持脚20全てが第1の開脚位置K1と第2の開脚位置K2を取り得る。このため、例えば、配電函支持具11の接地面が凸凹になっていても、各支持脚20の開脚位置を適宜調節することにより、配電函支持具11を安定した状態に設置することができでる。
(8)取付片14には膨出部14cが形成されるとともに、膨出部14cにはナット18の回転を規制するとともに、第1長孔14a及び第2長孔14bの長さ方向へのナット18の移動を防止する第1位置決め孔14d及び第2位置決め孔14eが形成されている。そして、ナット18を第1位置決め孔14d又は第2位置決め孔14eに挿入した状態でボルト17とナット18を螺合させると、ボルト17が第1長孔14aから第2長孔14b、又は第2長孔14bから第1長孔14aへ移動することが防止され、支持脚20を第1の開脚位置K1又は第2の開脚位置K2に位置決めすることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 3箇所の支持脚取付部13のうち1箇所だけに支柱傾斜手段を設け、3本の支持脚20のうち1本だけ第1の開脚位置K1と第2の開脚位置K2を取り得るように形成し、残りの2本は第1の開脚位置K1と未開脚位置K3を取り得るように形成されていてもよい。
○ 基部12に貫通孔12aを形成せず、支柱30の下端を支持可能とする挿入穴を形成し、支柱30が基部12を貫通できない構成であってもよい。
○ 支持脚20を軸線L1に沿って伸縮可能な構成としてもよい。そして、3本の支持脚20のうち、2本の支持脚20を第1の開脚位置K1に位置させるとともに、残りの1本の支持脚20を他の支持脚20より短くし、短くした支持脚20寄りに支柱30を傾斜させてもよい。この場合、伸縮可能な支持脚20が支柱傾斜手段を構成する。
B…配電函、K1…第1の開脚位置、K2…第2の開脚位置、K3…未開脚位置、L…支柱の軸線、L1…支持脚の軸線、θ1…第1の傾斜角度、θ2…第2の傾斜角度、11…配電函支持具、12…基部、12a…貫通孔、13…支持脚取付部、14a…支柱傾斜手段としての第1長孔、14b…支柱傾斜手段としての第2長孔、15a…支柱傾斜手段としての当接部、16…ガイド溝、17…支軸としてのボルト、20…支持脚、30…支柱。

Claims (7)

  1. 配電函が側方に取り付けられる支柱と、
    該支柱の下部に取着された基部と、
    前記支柱を支持するために、前記基部に設けられた3つの支持脚取付部それぞれに支軸によって回動可能に支持された3本の支持脚と、を備え、
    各支持脚が、前記支柱の軸線に沿って各支持脚の軸線が延びる未開脚位置と、
    前記支柱の軸線と各支持脚の軸線との間に形成される鋭角側の傾斜角度が第1の傾斜角度となる第1の開脚位置と、に変位可能であり、全ての支持脚を前記第1の開脚位置に位置させることで前記支柱が鉛直に延びるように支持され、
    さらに、前記支柱を前記3本の支持脚のうちの1本寄りに傾斜させて支持するための支柱傾斜手段を前記支持脚取付部又は前記支持脚に備える配電函支持具。
  2. 前記支柱傾斜手段は前記支持脚取付部に設けられ、前記1本の支持脚の前記傾斜角度を前記第1の傾斜角度より大きくした第2の傾斜角度で傾斜させた第2の開脚位置に変位させるものである請求項1に記載の配電函支持具。
  3. 前記支持脚取付部の全てに前記支柱傾斜手段が設けられ、全ての前記支持脚が前記第2の開脚位置に変位可能に形成されている請求項2に記載の配電函支持具。
  4. 前記第2の開脚位置は、前記第2の傾斜角度が略90度となる位置である請求項2又は請求項3に記載の配電函支持具。
  5. 前記支持脚は、該支持脚の上部側が前記支持脚取付部に形成されたガイド溝内で回動可能に支持されており、
    前記支柱傾斜手段は、前記ガイド溝の上部内側面に形成され前記第2の開脚位置にある前記支持脚の上側面が当接することで該支持脚の回動を規制する当接部と、
    前記当接部に当接した支持脚を前記第2の開脚位置まで回動させる位置に前記支軸を支持可能とするため前記支持脚取付部に形成された長孔と、からなる請求項2〜請求項4のうちいずれか一項に記載の配電函支持具。
  6. 前記基部には前記支柱が貫通可能な貫通孔が形成されている請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の配電函支持具。
  7. 配電函が側方に取り付けられる支柱と、該支柱の下部に取着された基部と、前記支柱を支持するために、前記基部に設けられた3つの支持脚取付部それぞれに支軸によって回動可能に支持された3本の支持脚と、を備えた配電函支持具を用いた配電函の支持構造であって、
    前記支柱を3本の支持脚のうちの1本の支持脚寄りに傾斜させて支持するとともに、傾斜した支柱に対し、前記1本の支持脚と反対側に前記配電函が位置するように該配電函を前記支柱の側方に取り付ける配電函の支持構造。
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