JP2010281164A - ユニット建物 - Google Patents

ユニット建物 Download PDF

Info

Publication number
JP2010281164A
JP2010281164A JP2009137003A JP2009137003A JP2010281164A JP 2010281164 A JP2010281164 A JP 2010281164A JP 2009137003 A JP2009137003 A JP 2009137003A JP 2009137003 A JP2009137003 A JP 2009137003A JP 2010281164 A JP2010281164 A JP 2010281164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gap
building
unit
reinforcing
building units
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009137003A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5612832B2 (ja
Inventor
Katsunori Onishi
克則 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2009137003A priority Critical patent/JP5612832B2/ja
Publication of JP2010281164A publication Critical patent/JP2010281164A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5612832B2 publication Critical patent/JP5612832B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Abstract

【課題】骨組構造体本来の特性を維持したうえで、建物ユニット間に配管などをおこなうスペースを確保することが可能なユニット建物を提供する。
【解決手段】天井梁13と床梁12と柱11とによって骨組みが形成される建物ユニット1を複数、隣接させて構成されるユニット建物10である。
そして、対向する建物ユニット1A,1D間に形成される溝状の隙間102は、長手方向に延伸されて複数の建物ユニット1B,1E、1C,1F間に跨って形成されるとともに、隙間102の長手方向に延設される断面視略C字形の補強梁5は、開放口を隙間の中心側に向けた状態で複数の天井梁13A,13A,13Aに跨って架け渡される。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の建物ユニットを隣接させて構成するユニット建物に関するものである。
従来、工場で製作された複数の建物ユニットを縦、横に積み重ねて構築するユニット建物が知られている。一般に、これらの建物ユニット間には、誤差吸収を目的とするものを除いて実質的な隙間を設けることなく近接させて連結をおこなっている。
これに対して、特許文献1,2などには、建物ユニット間に隙間を設けて連結させることによって、建物ユニットの倍数の制限を越えて建築面積を広げることができるユニット建物が開示されている。
特開2007−247343号公報 特許第3796494号公報
しかしながら、特許文献1,2に開示されたユニット建物では、建物ユニット間の隙間に渡し梁又は構造用合板が隙間無く配置されることでユニット建物の水平剛性が確保されるようになっているため、材料費が嵩む。また、隙間全域に構造部材である渡し梁又は構造用合板を取り付けた場合、梁材間に配管などをおこなっても構造部材であれば取り外しが困難で、配管の修理などの維持管理を容易におこなうことができない。
また、梁材間の剛性を渡し梁などで軸方向の全長に亘って高め過ぎてしまうと、建物ユニットの梁材が撓みにくくなり、変形によってエネルギーを吸収するという骨組構造体本来の特性が充分発揮できなくなるおそれがある。
そこで、本発明は、骨組構造体本来の特性を維持したうえで、建物ユニット間に配管などをおこなうスペースを確保することが可能なユニット建物を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明のユニット建物は、梁材と柱材とによって骨組みが形成される建物ユニットを複数、隣接させて構成されるユニット建物であって、対向する前記建物ユニット間に形成される溝状の隙間は、長手方向に延伸されて複数の建物ユニット間に跨って形成されるとともに、前記隙間の長手方向に延設される断面視略C字形の補強梁は、開放口を前記隙間の中心側に向けた状態で複数の梁材に跨って架け渡されることを特徴とする。
ここで、前記補強梁のC字の開放口に対して、断面視略C字形の重ね補強梁を開放口同士が対向する向きにして並設させることができる。また、前記補強梁と前記重ね補強梁と前記梁材とは、これらを貫通するボルト部によって連結される構成であってもよい。
さらに、前記補強梁は、前記建物ユニットの隅角部に柱材が配置されていない梁材間に跨って架け渡すことができる。また、前記隙間に管材を配設することができる。さらに、前記隙間は20−30cmの幅であって、前記建物ユニットの床梁となる梁材間に跨って着脱自在に床パネルが設置されることが好ましい。
また、前記隙間は、その隙間を挟んで対向する梁材間が部分的に連結部材によって連結される構造とすることができる。ここで、前記連結部材は、前記隙間の長手方向に間隔を置いて配置される複数の支持材と、それらの支持材間に架け渡される連結面材とを備えている構成とすることができる。さらに、前記支持材は、長さ調整手段によって調整された長さで前記梁材の側面側に両端がそれぞれ固定される構成とすることもできる。
このように構成された本発明のユニット建物は、断面視略C字形の補強梁を、開放口が隙間の中心側を向くようにして複数の梁材に跨って架け渡す。
このため、補強梁が隙間を占有する領域が少なくなり、隙間に様々な管材を配管して有効に活用することができる。また、梁材の軸方向に沿って補強梁を架け渡す構造であれば、大地震が起きたときなどに建物ユニットの梁材を撓ませることができるので、骨組構造体を変形させて地震のエネルギーを吸収させるという本来の構造特性によってユニット建物の倒壊を防ぐことができる。
また、補強梁のC字の開放口に対して重ね補強梁のC字の開放口を対向させて重ねるようにすれば、補強構造が隙間を占有する領域を最小限に抑えることができるうえに、配管などのスペースとして隙間を有効に活用することができる。
さらに、補強梁と重ね補強梁と梁材との連結を、これらを貫通するボルト部によっておこなうのであれば、容易に実施することができる。また、このように建物ユニット間に跨る補強構造が形成されることによって、柱材が存在しない建物ユニット間に跨る大きな室内空間を形成することができる。
さらに、隙間が20−30cmの幅であれば、床パネルを補強して剛性を上げなくても床梁間に跨って床パネルを設置することができる。また、床パネルが着脱自在であれば、配管や補強構造の修理又は交換などの維持管理を容易におこなうことができる。ここで、20−30cmの幅の隙間は、隙間に渡す床下地などに対して特別な補強をおこなうことなく、直接、床下地を架け渡すことが可能な距離である。
また、建物ユニット間の隙間の対向する梁材間が、部分的に連結部材によって連結されると、それらの連結部材の配置箇所で建物ユニット間の剪断方向及び隙間の幅方向の変形が拘束される。他方、連結部材間は前記剪断方向及び前記隙間の幅方向の変形が許容される。
このように部分的に建物ユニット間の剪断方向及び隙間の幅方向の梁材の変形が拘束される構成であれば、それ以外の部分に構造部材を配置する必要がなく簡素な構成にすることができる。
さらに、連結部材を、隙間の長手方向に間隔を置いて配置される複数の支持材と、それらの支持材間に架け渡される連結面材とによって構成すれば、支持材によって相対的な建物ユニット間の剪断方向の変形が拘束されるうえに、支持材間に架け渡される連結面材によって隙間の幅方向の変形を拘束することができる。
また、複数の支持材間が連結面材で連結されていれば、梁材間の水平方向の連結が面でおこなわれ、水平力が作用してもユニット建物にねじれが発生し難い。
また、長さ調整手段を備えた支持材であれば、建物ユニット間の隙間の幅に多少の誤差が生じたとしても、長さ調整手段によって調整することで、容易に支持材を梁材間に架け渡すことができる。
本発明の実施の形態のユニット建物の補強構造の構成を説明する断面図である。 二方向の建物ユニット間に隙間が形成されたユニット建物の構成を説明する平面図である。 建物ユニット間の連結構造の構成を説明する部分拡大平面図である。 図3のA−A矢視方向の断面図である。 建物ユニット間の隙間周辺の構成を説明する詳細平面図である。 建物ユニット間の隙間周辺の構成を説明する図であって、(a)は2階の天井部周辺の構成を示した断面図、(b)は2階と1階の境界周辺の構成を示した断面図、(c)は1階の床部周辺の構成を示した断面図である。 実施例のユニット建物の補強構造の構成を説明する断面図である。 実施例の2階の天井部周辺の補強構造の構成を説明する断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態のユニット建物10の補強構造の構成を示した断面図、図2は、この補強構造を備えたユニット建物10の概略構成を示した平面図である。また、図3,4は、建物ユニット間の連結構造の構成を説明する図である。
まず、図2を参照しながらユニット建物10の構成から説明すると、このようなユニット建物10は、工場で製作される複数の建物ユニット1A−1Fを現場で接合することによって構築される。
なお、ここではユニット建物10の2階の平面図については説明しないが、図4に示すように1階の建物ユニット1A−1Fの上には同様の構成の建物ユニット1,・・・が載置される。また、以下では、位置の特定を要しない場合は、建物ユニット1A−1Fについては建物ユニット1としてまとめて説明する。
このような建物ユニット1は、二隅から四隅に配置される柱材としての柱11,・・・と、その柱11,・・・の下端間に架け渡される梁材としての床梁12,12A,・・・と、柱11,・・・の上端間に架け渡される梁材としての天井梁13,13A,・・・とによってボックス形のラーメン構造体(骨組構造体)に形成される。ここで、長辺側の梁材を床梁12又は天井梁13とし、短辺側の梁材を床梁12A又は天井梁13Aとする。
そして、柱11は角形鋼管、床梁12及び天井梁13は断面視略C字形の鋼材によって形成されており、柱11と床梁12(12A)及び天井梁13(13A)は接合枠材14を介して接合される。
この接合枠材14は、図3,4に示すように、柱11の側面に当接させる柱当接面14aと、床梁12又は天井梁13の側面に当接させる梁当接面14bとが略直交するように形成されている。
そして、接合枠材14の柱当接面14aを柱11の側面に当接させて溶接接合し、柱11から延出された梁当接面14bに床梁12(12A)又は天井梁13(13A)の側面を当接させて溶接接合する。
また、図2に示したユニット建物10は、長辺側と短辺側との両方の梁材間に溝状の隙間が形成された建物である。すなわち、長辺側の建物ユニット1A,1B、1B,1C、1D,1E、1E,1F間には、20−30cm程度の隙間101,・・・がそれぞれ形成される。
また、短辺側の建物ユニット1A,1D、1B,1E、1C,1F間には、20−30cm程度の隙間102,・・・がそれぞれ形成される。例えば、建物ユニット1A,1D間の隙間102は、隙間102の長手方向に延伸されることによって、複数の建物ユニット1B,1E、1C,1F間に跨って形成される。
このようにして形成された長辺側の隙間101には、図3に示すように連結部材2が配置される。この連結部材2は、柱11と天井梁13の接合部が形成される建物ユニット1A,1Bの隅角部の近傍の対向する天井梁13,13間に配置される。
また、この連結部材2は、接合部の近傍にそれぞれ配置されるので、一対の並設された建物ユニット1A,1B間においては、天井梁13の軸方向の両端付近の2箇所に連結部材2,2が配置される。そして、連結部材2,2間には、天井梁13の軸方向に沿って溝状の空間が形成される。
さらに、この連結部材2の配置位置を詳細に説明すると、柱11と天井梁13とを接合する接合枠材14が設けられている位置に配置される。
この連結部材2は、隙間101の長手方向(天井梁13の軸方向)に間隔を置いて配置される複数の支持材21A,21Bと、それらの支持材21A,21B間に架け渡される連結面材24とを備えている。
この支持材21A,21Bは、柱11と天井梁13とを接合する接合枠材14の側面に取り付けられるもので、一方の支持材21Aは柱11に近接して取り付けられ、他方の支持材21Bは接合枠材14の端縁付近に取り付けられる。
これらの支持材21A,21Bには、例えば六角柱状の本体部211の両端に雌ネジ穴212,212が設けられており、その雌ネジ穴212に図3に示すように天井梁13の内側からボルト22を螺入して、接合枠材14を介して支持材21A,21Bを天井梁13にそれぞれ固定する。
すなわち、このボルト22の螺入する長さによって支持材21A,21Bの長さが調整される。ここで、図3に示した一方の支持材21Aは、本体部211の両端がそれぞれ接合枠材14,14の側面に当接しているので、ボルト22,22だけで固定されるが、他方の支持材21Bは、本体部211と接合枠材14との間にボルト22の軸部が露出しているので、その部分にナット23を嵌めて接合枠材14への固定をおこなう。
また、連結面材24は、図3に示すように平面視略台形に成形されるとともに、台形の上下辺となる両縁部が、図4に示すようフック状に折り曲げられて支持材21A,21Bに引掛けられるようになっている。このため、地震などでユニット建物10が変形して支持材21A,21Bの間隔が広がる方向の力が作用しても、この連結面材24の拘束によって支持材21A,21Bの間隔の広がりは抑えられる。
また、図3に示すように、平面視略台形の連結面材24は、隙間101に配置し易く、また、先細りの形状によって支持材21Bの近傍で接合枠材14,14との間に間隙が生じるので、容易にナット23,23の締付けをおこなうことができる。
以上においては、図2に示すように、長辺側の隙間101に配置される連結部材2,・・・について説明したが、この隙間101に直交する短辺側の隙間102について以下に説明する。
この隙間102は、短辺側の建物ユニット1A,1D、1B,1E、1C,1F間にそれぞれ形成される。そして、これらの隙間102,102,102に跨る補強構造を、補強梁5を使って構築する。
この補強梁5は、図1,2に示すように、短辺側の天井梁13A又は床梁12Aの軸方向に隙間101を隔てて並ぶ建物ユニット1A,1B,1C(1D,1E,1F)間に跨って配設される。
この補強梁5は、図1に示すように、断面視略C字形に形成されており、天井梁13Aの側面131に薄板53を介して補強梁5のウエッブが当接される。すなわち、補強梁5のC字の開放口は、隙間102の中心側に向いている。
そして、補強梁5,5間は、図1,2に示すように連結部材2A,・・・によって連結される。すなわち、この短辺側の隙間102においては、建物ユニット1A,1C,1D,1Fの柱11のある隅角部の近傍では、建物ユニット1A,1D、1C,1F間には連結部材2による連結構造が形成される。
これに対して、建物ユニット1A−1Fの柱11のない隅角部の近傍では、建物ユニット1A,1D、1B,1E、1C,1F間には連結部材2Aによる連結構造が形成される。
この連結部材2Aは、図1に示すように、背面側に天井梁13A,13Aが配設される位置の補強梁5,5間に架け渡される。なお、この連結部材2Aは、補強梁5,5間を連結する構成であること以外は、連結部材2と同様の構成であるため、詳細な説明は省略する。
また、隙間102の補強梁5,5間には、図1に示すように、給水管、排水管、給気管、排気管、空調用管などの管材4を配管することができる。
そして、このようにして隙間102に配管した場合は、床パネル32や天井板34を外すだけで容易に管材4の点検又は修理などの維持管理をおこなうことができる。すなわち、連結部材2,2A(2A,2A)間であれば天井梁13A,13A間は上下方向に連通されているので、床パネル32や天井板34を外すと配管を露出させることができる。
さらに、連結部材2,2A(2A,2A)間であって補強梁5,5間であれば、配管を上階側に立ち上げたり、下階側に下ろしたりしても、連結構造及び補強構造の強度を低下させることがない。
続いて、図5,6を参照しながら、連結部材2周辺の構成の詳細について説明する。ここで、図5は建物ユニット1A,1B間の隙間101周辺の外壁パネル31を含めた平面図である。
この図5に示したように、建物ユニット1A,1Bには、それぞれ外壁パネル31A,31Aが取り付けられており、建物ユニット1A,1B間の隙間101には、外壁パネル31A,31A間を埋めるように隙間用の外壁パネル31が取り付けられる。また、外壁パネル31,31Aの内側には、グラスウールなどの断熱材331が配設され、室内側には内壁板33が取り付けられている。
そして、図6は、建物ユニット1,1間の長辺側の隙間101の構成を示した断面図で、図6(a)は2階の上部に位置する屋根部、図6(b)は2階の床部と1階の天井部、図6(c)は1階の床部の構成を示した図である。
まず図6(a)から説明すると、2階の天井梁13,13の上方は、折板屋根36で覆われた屋根部となっており、天井梁13,13間の隙間101には、連結部材2が取り付けられている。
また、図6(b)に示すように、1階の天井梁13,13の上面には、それぞれ2階の床梁12,12が載置されており、それぞれの建物ユニット1内で床梁12に差し渡される床小梁322の上には、根太323を介して床板32Aが載置される。
さらに、建物ユニット1,1間の隙間101の上方には、床梁12,12間に跨って着脱自在に床パネル32が設置されている。この床パネル32は、床梁12,12間に架け渡される渡り根太321と、その上に張設されるパーチクルボードなどの板材によって構成される。ここで、隙間101が20−30cm程度であれば、特別に補強しなくても、渡り根太321(30cm四方程度の角材)とパーチクルボード(厚さ15−20mm程度)で床パネル32を構成することができる。
また、1階の天井梁13,13の側面131,131間は、連結部材2によって連結され、その下方は天井板34によって塞がれる。ここで、この天井板34は、天井梁13に架け渡された横木341の下面に貼り付けられている。
さらに、図6(c)に示すように、1階の床梁12,12間に跨って床パネル32が架け渡されて、建物ユニット1,1間の隙間101の上方が塞がれる。
このようにして構成される隙間101は、2階の室内側にも1階の室内側にも露出されない閉じられた空間となっている。また、この隙間101は、図2に示すように建物ユニット1A−1Fの長辺側に沿って延伸される。
すなわち、この隙間101は、連続した長い溝状の閉じた空間になり、この隙間101に管材4の配管をおこなっても、外観を損ねたり室内側の空間が侵食されたりすることがない。また、隙間101は、着脱自在の床パネル32によって塞がれているので、配管の修理や追加などの維持管理を容易におこなうことができる。
次に、本実施の形態のユニット建物10の作用について説明する。
このように構成された本発明のユニット建物10は、建物ユニット1,1間の隙間101の対向する天井梁13,13間が、隙間101の長手方向の両端で連結部材2,2によって連結され、建物ユニット1,1間の剪断方向及び隙間101の幅方向の変形が拘束される。ここで、建物ユニット1,1間の剪断方向の変形とは、建物ユニット1,1間に相対的に上下方向や天井梁13の軸方向の変位が生じることをいう。また、隙間101の幅方向の変形とは、建物ユニット1,1間の距離が近づいたり離れたりする方向の変位が生じることをいう。
他方、隙間101の長手方向の連結部材2,2間には、連結部材2のような剛性の高い構造部材が天井梁13の軸方向に沿って配置されていないので、剪断方向及び隙間101の幅方向の変形が許容される。
このように隙間101の長手方向の両端において、建物ユニット1,1間の剪断方向及び隙間101の幅方向の変形が拘束される構成であれば、それ以外の部分に構造部材を配置する必要がなく、材料費が抑えられた簡素な構成にすることができる。
また、連結部材2,2の配置箇所以外では天井梁13,13を撓ませることができるので、大地震が起きるとラーメン構造体(骨組構造体)を構成する天井梁13が連結部材2,2間の非剛性部で撓んで、その変形によって地震のエネルギーが吸収され、ユニット建物10が倒壊するような被害を防ぐことができる。
すなわち、天井梁13の軸方向に間隔を置いて配置される複数の支持材21A,21Bと、それらの支持材21A,21B間に架け渡される連結面材24とによって連結部材2を構成すれば、支持材21A,21Bによって相対的な建物ユニット1,1間の剪断方向の変形が拘束されるうえに、支持材21A,21B間に架け渡される連結面材24によって隙間101の幅方向の変形を拘束することができる。
そして、このように複数の支持材21A,21B間が連結面材24で連結されていれば、天井梁13,13間の水平方向の連結が面でおこなわれ、水平力が作用してもユニット建物10にねじれが発生し難い。
また、長さ調整手段を備えた支持材21A,21Bであれば、建物ユニット1,1間の隙間101の幅に多少の誤差が生じたとしても、長さ調整手段によって調整することで、容易に支持材21A,21Bを天井梁13,13間に固定することができる。
特に、柱11と天井梁13とを接合枠材14を介して接合することで接合部が補強されるうえに、その接合枠材14を介して連結部材2を固定するようにすることで、より強固な連結構造とすることができる。
そして、このように連結部材2を強度の大きな柱11と天井梁13の接合部の近傍に設けることで、連結部材2を介して伝達される水平力によって天井梁13が変形することを防ぐことができる。
また、隙間101が20−30cmの幅であれば、床パネル32の渡り根太321が30cm四方程度の角材であっても、床梁12,12間に跨って床パネル32を設置することができる。
なお、以上においては、長辺側の隙間101を例にして作用について説明したが、長辺側の隙間101に直交する短辺側の隙間102についても同様のことがいえる。
そして、短辺側の隙間102において、断面視略C字形の補強梁5を、開放口が隙間102の中心側を向くようにして複数の天井梁13A,13A,13Aに跨って架け渡すことで、建物ユニット1,1,1間を補強することができる。
例えば、通常の建物ユニットを並べただけでは建物ユニット間に跨る空間には柱11が立設されることになるが、建物ユニット1A,1B,1C(1D,1E,1F)間に跨る補強構造を形成することによって、柱11が存在しない建物ユニット間に跨る大きな室内空間を形成できるようになる。
そして、板材に比べて剛性を高め易い断面視略C字形の補強梁5を使用するのであれば、補強構造が隙間102を占有する領域が少なくなり、隙間102に様々な管材4を配管して有効に活用することができる。
そして、このように隙間101,102が設けられたユニット建物10は、その大きさを建物ユニット1の倍数という大きさの制限を離れて調整できるので、自由にユニット建物10の形状や間取りを設計することができる。
以下、前記した実施の形態とは別の形態の実施例について、図7,8を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
この実施例では、前記実施の形態において説明した補強梁5のC字の開放口に対して、断面視略C字形の重ね補強梁51を開放口同士が対向する向きにして並設させた補強構造について説明する。
この補強梁5は、図2,7に示すように、短辺側の天井梁13A又は床梁12Aの軸方向に隙間101を隔てて並ぶ建物ユニット1A,1B,1C(1D,1E,1F)間に跨って配設されている。
また、補強梁5は、図7に示すように、断面視略C字形に形成されており、天井梁13Aの側面131に薄板53を介して補強梁5のウエッブが当接される。そして、補強梁5のC字の開放口に断面視略C字形の重ね補強梁51が配設される。すなわち、補強梁5と重ね補強梁51とは、C字の開放口同士が向き合うように配設され、断面視ロ字形に形成される。
そして、補強梁5と重ね補強梁51とは、図7に示すようにボルト部52によって連結され、一体化される。このボルト部52は、補強梁5、重ね補強梁51及び天井梁13Aを貫通するボルト521と、そのボルト521に装着されるナット522とによって構成される。
続いて、2階の天井部の断面図である図8を参照しながら、建物ユニット1,1間の短辺側の隙間102における補強梁6を使った補強構造の詳細について説明する。
この補強構造は、2階の天井梁13Aに沿って取り付けられる補強梁6と、その補強梁6に並設させる重ね補強梁61と、補強梁6と重ね補強梁61とを天井梁13Aに連結するボルト部52とから主に構成される。
この補強梁6は、断面視略C字形に成形されており、天井梁13Aの側面131に薄板63を介して補強梁6のウエッブが当接されている。また、重ね補強梁61は、断面視略C字形に成形されており、補強梁6のC字の開放口に開放口が向き合うように配設される。
そして、補強梁6と重ね補強梁61とは、ボルト部62によって連結され、一体化される。このボルト部62は、補強梁6、重ね補強梁61及び天井梁13Aを貫通するボルト621と、そのボルト621に装着されるナット622とによって構成される。
このように短辺側の隙間102において、補強梁5(6)と重ね補強梁51(61)とをボルト部52(62)によって天井梁13Aに連結することで、建物ユニット1,1間を補強することができる。
例えば、通常の建物ユニットを並べただけでは建物ユニット間に跨る空間には柱11が立設されることになるが、建物ユニット1A,1B,1C(1D,1E,1F)間に跨る補強構造を形成することによって、柱11が存在しない建物ユニット間に跨る大きな室内空間を形成できるようになる。
また、補強梁5(6)に断面視略C字形の部材を使用し、重ね補強梁51(61)をそのC字の開放口に重ねるようにすれば、補強構造が隙間102を占有する領域が少なくなり、隙間102に様々な管材4を配管して有効に活用することができる。
なお、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態と略同様であるので説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態及び実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態及び実施例では、短辺側の隙間102に建物ユニット1A,1B,1C(1D,1E,1F)に跨る補強構造(補強梁5,6など)を設けたが、これに限定されるものではなく、長辺側の隙間101に補強構造を設けるものであってもよい。
すなわち、前記実施の形態では、連結構造は長辺側の隙間101を例示しながら、また、補強構造は短辺側の隙間102を例示しながら説明したが、これに限定されるものではなく、いずれの隙間101,102にも同様の構造を設けることができる。
また、図2では、補強梁5の端部は建物ユニット1A,1C(1D,1F)の中間あたりになっているが、これに限定されるものではなく、建物ユニット1A,1C(1D,1F)の全長にわたる長さにするなど、必要な強度に応じて任意に設定することができる。
さらに、前記実施の形態及び実施例では、建物ユニット1A−1Fの一部の柱11を省略するために補強構造を設けたが、これに限定されるものではなく、キャンチバルコニーを設ける場合など、柱11のある建物ユニット1の隅角部に対しても上述した補強梁5,6を使った補強構造を設けることができる。
また、前記実施の形態では、2本の支持材21A,21Bとそれらに架け渡される連結面材24とによって連結部材2(2A)を構成したが、これに限定されるものではなく、建物ユニット1,1間の剪断方向及び隙間101の幅方向の変形を拘束できる構成であればよい。
さらに、前記実施の形態では、連結部材2,2Aが建物ユニット1A−1Fの隅角部の近傍に配置される場合について説明したが、これに限定されるものではなく、天井梁13,13(13A,13A)間を全長にわたって連結するのではなく部分的に連結するのであれば、任意の位置に連結部材2,2Aを架け渡すことができる。
また、前記実施の形態では、支持材21A,21Bを天井梁13に固定するボルト22,22を長さ調整手段として使用して、支持材21A,21Bの長さを調整したが、これに限定されるものではなく、支持材の中央などに長さ調整手段を設けて長さを調整するようにしてもよい。
さらに、前記実施の形態では、梁材として天井梁13,13(13A,13A)間を連結部材2(2A)で連結する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、床梁12,12(12A,12A)間を連結部材2(2A)で連結してもよい。
10 ユニット建物
1,1A−1F 建物ユニット
101,102 隙間
11 柱(柱材)
12,12A 床梁(梁材)
13,13A 天井梁(梁材)
2,2A 連結部材
21A,21B 支持材
22 ボルト(長さ調整手段)
24 連結面材
32 床パネル
4 管材
5,6 補強梁
51,61 重ね補強梁
52,62 ボルト部

Claims (9)

  1. 梁材と柱材とによって骨組みが形成される建物ユニットを複数、隣接させて構成されるユニット建物であって、
    対向する前記建物ユニット間に形成される溝状の隙間は、長手方向に延伸されて複数の建物ユニット間に跨って形成されるとともに、
    前記隙間の長手方向に延設される断面視略C字形の補強梁は、開放口を前記隙間の中心側に向けた状態で複数の梁材に跨って架け渡されることを特徴とするユニット建物。
  2. 前記補強梁のC字の開放口に対して、断面視略C字形の重ね補強梁を開放口同士が対向する向きにして並設させたことを特徴とする請求項1に記載のユニット建物。
  3. 前記補強梁と前記重ね補強梁と前記梁材とは、これらを貫通するボルト部によって連結されることを特徴とする請求項2に記載のユニット建物。
  4. 前記補強梁は、前記建物ユニットの隅角部に柱材が配置されていない梁材間に跨って形成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のユニット建物。
  5. 前記隙間に管材を配設することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のユニット建物。
  6. 前記隙間は20−30cmの幅であって、前記建物ユニットの床梁となる梁材間に跨って着脱自在に床パネルが設置されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のユニット建物。
  7. 前記隙間は、その隙間を挟んで対向する梁材間が部分的に連結部材によって連結されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のユニット建物。
  8. 前記連結部材は、前記隙間の長手方向に間隔を置いて配置される複数の支持材と、それらの支持材間に架け渡される連結面材とを備えていることを特徴とする請求項7に記載のユニット建物。
  9. 前記支持材は、長さ調整手段によって調整された長さで前記梁材の側面側に両端がそれぞれ固定されることを特徴とする請求項8に記載のユニット建物。
JP2009137003A 2009-06-08 2009-06-08 ユニット建物 Active JP5612832B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009137003A JP5612832B2 (ja) 2009-06-08 2009-06-08 ユニット建物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009137003A JP5612832B2 (ja) 2009-06-08 2009-06-08 ユニット建物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010281164A true JP2010281164A (ja) 2010-12-16
JP5612832B2 JP5612832B2 (ja) 2014-10-22

Family

ID=43538120

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009137003A Active JP5612832B2 (ja) 2009-06-08 2009-06-08 ユニット建物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5612832B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013060794A (ja) * 2011-08-25 2013-04-04 Sekisui Chem Co Ltd 建物ユニット及びユニット建物の施工方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0949644A (ja) * 1995-08-10 1997-02-18 Misawa Homes Co Ltd ユニット式建物の空調機設置構造
JPH09317021A (ja) * 1996-05-28 1997-12-09 Sekisui Chem Co Ltd ユニット建物とその施工方法
JP2002021189A (ja) * 2000-07-04 2002-01-23 Misawa Homes Co Ltd ユニット式建物
JP2003166290A (ja) * 2001-11-29 2003-06-13 Misawa Homes Co Ltd ユニット式建物
JP2009035990A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Misawa Homes Co Ltd 補強梁、ユニット式建物及びユニット式建物の施工方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0949644A (ja) * 1995-08-10 1997-02-18 Misawa Homes Co Ltd ユニット式建物の空調機設置構造
JPH09317021A (ja) * 1996-05-28 1997-12-09 Sekisui Chem Co Ltd ユニット建物とその施工方法
JP2002021189A (ja) * 2000-07-04 2002-01-23 Misawa Homes Co Ltd ユニット式建物
JP2003166290A (ja) * 2001-11-29 2003-06-13 Misawa Homes Co Ltd ユニット式建物
JP2009035990A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Misawa Homes Co Ltd 補強梁、ユニット式建物及びユニット式建物の施工方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013060794A (ja) * 2011-08-25 2013-04-04 Sekisui Chem Co Ltd 建物ユニット及びユニット建物の施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5612832B2 (ja) 2014-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6394239B2 (ja) 連結柱
JP4729055B2 (ja) ユニット建物の連結構造及びユニット建物
JP2008025125A (ja) 柱ユニットおよび柱ユニットを用いた建物の施工方法
KR20140065145A (ko) ㄱ형강 또는 t형강을 이용한 철골철근콘크리트 기둥
JP5612832B2 (ja) ユニット建物
JP5903232B2 (ja) ユニット建物の連結構造及びユニット建物
JP6013028B2 (ja) 外殻構造
JP6019176B2 (ja) ユニット建物の連結構造及びユニット建物
JP5400283B2 (ja) 建物ユニットの連結構造及びユニット建物
CN102182244A (zh) 双柱式住宅钢结构
JP6138437B2 (ja) ユニット建物
JPH09317021A (ja) ユニット建物とその施工方法
CN103938717A (zh) 工业化装配式多、高层钢结构h型钢预应力防屈曲人字形支撑体系
CN103883013A (zh) 工业化装配式多、高层钢结构h型钢防屈曲人字形支撑体系
CN103882970B (zh) 工业化装配式多、高层钢结构管形双板自复位防屈曲人字形支撑体系
JP7316176B2 (ja) ユニット建物
JP5693867B2 (ja) 建物
JP7303712B2 (ja) ユニット建物
JP5612845B2 (ja) ユニット建物及び局所フレーム
JP4804868B2 (ja) ユニット建物
JP4758790B2 (ja) ユニット建物の梁補強構造、施工方法、ユニット建物、及び地下室付きユニット建物
CN103883012B (zh) 工业化装配式多、高层钢结构管形单板自复位防屈曲人字形支撑体系
CN103882969B (zh) 工业化装配式多、高层钢结构框架双板自复位防屈曲人字形支撑体系
JP6216121B2 (ja) ユニット連結体及びユニット建物
JP2008127820A (ja) 鉄骨制振架構を有する建築物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140812

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140905

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5612832

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250