JP2011000340A - 洗面化粧台 - Google Patents

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裕昭 小谷
Hiroshi Suzuki
博士 鈴木
Takahiro Yanagi
崇弘 柳
Toru Kudamatsu
徹 久田松
Saori Morimoto
早緒理 森本
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Abstract

【課題】限られた空間を最大限に有効活用することにより、広範で、かつ使い勝手の良い収納部を形成した洗面化粧台を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の代表的な構成は、天板102と背板104と一対の側板106とに囲まれた収納部を備える洗面化粧台100であって、天板102に対し、左右方向に片寄せして設置されるボール118と、ボール118に湯水を供給する水栓120と、ボール118と連結し、湯水を排水する排水管122と、側板106間を、ボール118および排水管122が配置される一方の空間と、他方の空間とに仕切る仕切板124と、一方の空間に設けられ、ボール118および排水管122と干渉しない奥行きの浅い収納部と、他方の空間に設けられ、高さ方向は天板102近傍に達し、奥行き方向は背板104近傍まで達する深い収納部と、を備え、深い収納部は、少なくとも1つの籠130を有することを特徴とする洗面化粧台。
【選択図】図2

Description

本発明は洗面化粧台に関し、特に、天板と背板と一対の側板とに囲まれた空間に形成される収納部を有する洗面化粧台に関するものである。
浴室に隣接して設けられる脱衣所などには、一般的に洗面化粧台が設置される。洗面化粧台は、洗面、化粧、整髪、歯磨き等、ユーザの生活様式に対応して種々の用途に利用される。そのため、これらに使用される道具などを収納する広範で使い勝手のよい収納部を備える洗面化粧台が求められている。
洗面化粧台では、一般的に、天板と背板と一対の側板とに囲まれた空間は、収納部として利用される。しかし、この空間には、天板に設置されたボールの下面が突出しており、またボールと連結された排水管が存在するため、死角となる空間(デッドスペース)が生じ得る。
そこで、このような空間をいかに活用するかが当業者の課題の一つとなっており、従来から様々な技術が提案されている。例えば、特許文献1には、天板下部の手前に棒状のバーを着脱自在に配設して、布や幕等の目隠し、床マット、掃除ブラシ、雑巾等を掛着可能にする技術が開示されている。
特開2002−186565号公報
しかしながら、特許文献1では、天板下部の空間の有効活用を目的としながらも、単に棒状のバーをその空間のごく一部に配設したに過ぎない。すなわち、収納部として通常利用され得る空間にバーを配設したのみであって、何ら空間を有効活用する技術を開示してはいない。そこで、デッドスペース等の空間を極力減らして使用者の使い勝手の向上を図る、真に空間を有効活用する技術が求められる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、限られた空間を最大限に有効活用することにより、広範でかつ使い勝手の良い収納部を形成した洗面化粧台を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意検討の結果、点在するデッドスペースを一まとめにできれば、デッドスペースたる空間を使用空間として活用できるのではないかと思量した。そこで、さらに検討を重ね、本発明を完成するに至った。
すなわち、上記課題を解決するために本発明の代表的な構成は、天板と背板と一対の側板とに囲まれた収納部を備える洗面化粧台であって、天板に対し、左右方向に片寄せして設置されるボールと、ボールに湯水を供給する水栓と、ボールと連結し、湯水を排水する排水管と、側板間を、ボールおよび排水管が配置される一方の空間と、他方の空間とに仕切る仕切板と、一方の空間に設けられ、ボールおよび排水管と干渉しない奥行きの浅い収納部と、他方の空間に設けられ、高さ方向は天板近傍に達し、奥行き方向は背板近傍まで達する深い収納部と、を備え、深い収納部は、少なくとも1つの籠を有することを特徴とする。
かかる構成によれば、天板と背板と一対の側板とに囲まれた空間において、天板から突出したボールの下面および排水管を一方の空間にまとめて配置し、他方の空間に天板、背板まで達する深い収納部を広範に設けることができる。すなわち、デッドスペースとなっていた空間を使用空間として活用できるため、限られた空間の殆どを収納部として利用することができる。
また、洗面化粧台は一般的に脱衣所に設置され、脱衣所には衣類を収納する籠が配置される。この構成によれば、収納部として籠を備えているので、外部に籠を剥き出しで配置する必要がなく、美観の向上に寄与できる。加えて、籠は、内部が密閉されることなく、埃も溜まらないため、防臭・防塵の点でも好適である。
上記一方の空間には、ボール近傍または排水管近傍まで延設され引出または籠を案内する第1案内レールが1組以上設けられ、他方の空間では、背板近傍まで延設され引出または籠を案内する第2案内レールが1組以上設けられるとよい。これにより、広範で好適な収納部を備え付けることができる。
上記第2案内レール上に、摺動可能に支持された引出をさらに備え、籠が、引出の底板上に載置されるとよい。これにより、必要に応じて籠を取り出して持ち運ぶことができるので、使い勝手の向上を図ることができる。
上記籠が、第2案内レール上に、摺動可能に支持されてもよい。排水管の周辺は、比較的不衛生との印象をもたれやすく、その周囲の空間を収納部として利用することを敬遠されるおそれがある。排水管から隔離された空間ではこのような問題を排除できるが、特に防臭・防塵の点においても寄与し得る籠を採用すれば、衛生的な印象をさらに向上させることができる。
上記第2案内レールが上下方向に複数配置されており、天板近傍に設けられた第2案内レール上には、上段の籠が摺動可能に支持されていて、下方の第2案内レール上には引出が備えられ、かつこの引出の底板上に下段の籠が載置されていてもよい。これにより、収納物を頻度や用途に応じて収納することができるので、使い勝手の向上を図り得る。具体的には、頻繁に使用するものを天板近傍に収納すれば、使用者は内部の収納物を屈まずに取り出すことができるため、身体的な負担の低減を図ることができる。
本発明によれば、限られた空間を最大限に有効活用することにより、広範でかつ使い勝手の良い収納部を形成した洗面化粧台を提供することができる。
本実施形態にかかる洗面化粧台の外観を示す斜視図である。 本実施形態にかかる洗面化粧台の内部構造を示す分解斜視図である。 本実施形態にかかる洗面化粧台の内部構造を示す三面図である。 比較例としての従来の洗面化粧台の内部構造を示す三面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。係る実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は本実施形態にかかる洗面化粧台100の外観を示す斜視図、図2は洗面化粧台100の内部構造を示す分解斜視図である。図1、図2に示すように、洗面化粧台100は、天板102、背板104、側板106、鏡保持体110、鏡112、トレイ114、照明116、ボール118、水栓120、排水管122、仕切板124、浅い収納部としての引出126、深い収納部としての引出128および籠130a、130b、第1案内レール132、第2案内レール134を包含する。以下、各要素について詳述する。
天板102、背板104、一対の側板106は、端部でそれぞれ連結し、内部に空間を形成する。背板104は、さらに鏡保持体110と連結し、洗面化粧台100の全体の枠体を構成する。
鏡保持体110は、単一または複数の部材からなる基体であって、鏡112やトレイ114を支持する。また、その上部には照明116が備えられる。鏡保持体110の材質としては、ステンレスや合成樹脂を用いることができる。
鏡112は、使用者が水栓120を利用しながら身だしなみを整えることができるように、ボール118(水栓120)の位置に合わせて配置される。本実施形態では、鏡112として一面鏡を用いているが、三面鏡を採用してもよい。
トレイ114は、その上部に物品を載置することができるように、鏡保持体110に固定される。これにより、洗面、化粧、整髪、歯磨き等に供する細かな物をトレイ114上に載置しておくことができるので、使い勝手の向上を図り得る。
照明116は、蛍光灯などの発光により使用者を照光する。洗面化粧台100の用途を考慮すると、適度な明るさで影を作らないように全体的に照らすものが好ましい。
ボール118は、水栓120から供給された湯水を受け止め、連結された排水管122へ排水する。本実施形態の特徴の一つとして、ボール118は、天板102に対し、左右方向に片寄せして設置される。これにより、天板102から突出するボール118の下面をも片寄せすることができる。
水栓120は、使用者の操作により湯水をボール118に向かって供給する。排水管122は、ボール118と連結し、ボール118から流入した湯水を外部へと排水する。上述したように、本実施形態においてボール118は片寄せして設置されるため、排水管122も片寄せして配置されることとなる。なお、排水管122のボール118に対する据付位置を調節することで、後述する本実施形態の効果を増進(空間をさらに有効に活用)することができる。
仕切板124は、側板106間を、ボール118および排水管122が配置される一方の空間と、他方の空間とに仕切る。仕切板124の配置としては、他方の空間をなるべく広く確保できるように、ボール118や排水管122に隣接して設けられることが好ましい。
このように仕切板124を配置するのには、二つ理由がある。一つ目としては、他方の空間には一切の干渉物が存在しないため内部全てを収納部として有効に活用できるからである。換言すれば、他方の空間にはデッドスペースを生じ得ないからである。
そして、二つ目の理由としては、排水管122の周辺は不衛生になりがちであり、また漏水や故障等により収納物が被害を受けるおそれもあるからである。換言すれば、排水管122から隔離された他方の空間の方が、収納空間としてより好適であるからである。
引出126は、一方の空間に設けられた浅い収納部であって、第1案内レール132に沿って摺動する。第1案内レール132は、一方の空間においてボール118近傍または排水管122近傍まで延設され、引出126を案内する。これにより、引出126は、ボール118や排水管122と非干渉になっている。なお、この一方の空間は、少なくともボール118の幅に対応した空間を占有するため、充分な広さを有する。故に、引出126も充分な収納空間を保有し得る。
引出128および籠130a、130bは、他方の空間に設けられた深い収納部である。具体的には、引出128および籠130aは第2案内レール134に沿って摺動し、その奥行きは背板104近傍まで達する。第2案内レール134は、他方の空間において背板104近傍まで延設され、引出128や籠130aを案内する。すなわち、排水管122が存在しないため奥行きを限度いっぱいに設定することができ、広範な収納空間を獲得することが可能である。
また、籠130aは、引出128内であって天板102近傍に設けられる。天板102近傍に籠130aを配置することで、空間を広範に活用できる利点に加え、使用者の手が届きやすくなる効果がある。故に、屈まずとも収納物を出し入れすることが可能になり、使用者にかかる負担を低減することができる。なお、籠130aは、引出128内に配置されるため、引出128と同時に使用することもできる。
また、籠130bは、引出128の底板上に載置される。そのため、必要に応じて籠130bの取り外し、持ち運びが可能である。洗面化粧台100は、脱衣所に設置されると想定され、籠130bの用途としては脱衣所で利用される洗濯物籠の代替が考えられる。そのような場合、例えば、脱衣所で脱いだ洗濯物を籠130bに投げ込んで、溜まったら籠130bごと取り外して洗濯するという使い方をすることができる。よって、洗濯物籠を剥き出しで配置する必要がないので、美観の向上に寄与し得る。
籠130の利点としては、内部が密閉されず、埃等がたまりにくいことが挙げられる。すなわち、籠130は、防臭・防埃効果を奏し、衛生的に優れている。
なお、本実施形態において、籠130a、130bは、他方の空間(深い収納部)に設けられているが、一方の空間(浅い収納部)にも籠を設けていてもよい。また、籠の数や大きさは都合に応じて任意に設定してよい。ただし、第2案内レール134(または第1案内レール132)に支持される籠130aは、概して、引出128(または引出126)上に載置される籠130bより小さい方が好ましい。
上述した各要素により、本実施形態にかかる洗面化粧台100は構成される。以下、本実施形態の技術的貢献たる効果について、従来技術と対比しながら説明する。
図3は本実施形態にかかる洗面化粧台100の内部構造を示す三面図、図4は比較例としての従来の洗面化粧台200の内部構造を示す三面図である。特に、図3(a)、図4(a)は右側面から各々の内部構造を示しており、図3(b)、図4(b)は正面から各々の内部構造を示しており、また図3(c)、図4(c)は左側面から各々の内部構造を示している。
図4に示すように、通常、従来の洗面化粧台200は、ボール218(排水管222)が中央に配置され、その下部には引出226が備えられる。そのため、ボール218の両端や引出226の奥方にデッドスペースを生じることとなる。
一方、図3に示すように、本実施形態にかかる洗面化粧台100は、天板102に対しボール118や排水管122を片寄せして配置したため、これらが配置される空間にわずかなデッドスペースを生じるのみである。そして、他方の空間には天板102、背板104まで達する深い収納部を広範に設けることができる。故に、限られた空間の殆どを収納部として利用することができる。
なお、上記実施形態および図面においては、引出128を前板の大きな引出とし、籠130aは前板のない、いわゆる内引出の構成として説明した。しかし本発明はこれに限定するものではなく、上段の籠も独立した引出としてもよい。一方、上段の引出を内引出とすることにより、内容物を少し見えにくくするという効果を有しているため、用途に応じて使い分けることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、天板と背板と一対の側板とに囲まれた空間に形成される収納部を有する洗面化粧台に利用できる。
100…洗面化粧台、102…天板、104…背板、106…側板、110…鏡保持体、112…鏡、114…トレイ、116…照明、118…ボール、120…水栓、122…排水管、124…仕切板、126…引出、128…引出、130a、130b…籠、132…第1案内レール、134…第2案内レール、200…洗面化粧台、218…ボール、222…排水管、226…引出

Claims (5)

  1. 天板と背板と一対の側板とに囲まれた収納部を備える洗面化粧台であって、
    前記天板に対し、左右方向に片寄せして設置されるボールと、
    前記ボールに湯水を供給する水栓と、
    前記ボールと連結し、前記湯水を排水する排水管と、
    前記側板間を、前記ボールおよび前記排水管が配置される一方の空間と、他方の空間とに仕切る仕切板と、
    前記一方の空間に設けられ、前記ボールおよび前記排水管と干渉しない奥行きの浅い収納部と、
    前記他方の空間に設けられ、高さ方向は前記天板近傍に達し、奥行き方向は前記背板近傍まで達する深い収納部と、を備え、
    前記深い収納部は、少なくとも1つの籠を有することを特徴とする洗面化粧台。
  2. 前記一方の空間には、前記ボール近傍または前記排水管近傍まで延設され引出または籠を案内する第1案内レールが1組以上設けられ、
    前記他方の空間では、前記背板近傍まで延設され引出または籠を案内する第2案内レールが1組以上設けられることを特徴とする請求項1に記載の洗面化粧台。
  3. 前記第2案内レール上に、摺動可能に支持された引出をさらに備え、
    前記籠が、前記引出の底板上に載置されることを特徴とする請求項2に記載の洗面化粧台。
  4. 前記籠が、前記第2案内レール上に、摺動可能に支持されることを特徴とする請求項2に記載の洗面化粧台。
  5. 前記第2案内レールが上下方向に複数配置されており、
    前記天板近傍に設けられた前記第2案内レール上には、上段の前記籠が摺動可能に支持されていて、
    下方の前記第2案内レール上には引出が備えられ、かつ該引出の底板上に下段の前記籠が載置されていることを特徴とする請求項2に記載の洗面化粧台。
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