JP2011001802A - 床用タイル及び床用タイルの施工方法 - Google Patents

床用タイル及び床用タイルの施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】セラミック、石材に代表される鉱物を含む床用タイルを、ジョイントタイプの置敷で簡単に施工できるなど優れた施工性を備え、施工コストを低減でき、施工工期が短縮できる床用タイル及び床用タイルの施工方法を提供する。
【解決手段】本発明の床用タイルTは、少なくとも3つ以上の辺を備えており、セラミック、石材に代表される鉱物を含むタイル本体10と、このタイル本体10の外周に配設される目地を構成する枠体20と、この枠体20の少なくとも一辺側に形成されたジョイント凸部22と、このジョイント凸部22と異なる辺側に形成されたジョイント凹部24と、前記タイル本体10の床面側に配設される緩衝材30とから構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は床用タイル及び床用タイルの施工方法に係り、特にセラミック、石材に代表される鉱物を含む床用タイルについて、連結が容易で、短時間で施工が可能な床用タイル及び床用タイルの施工方法に関する。
従来のタイルパネルは、通常セラミック、石材等の10〜100cmの矩形の板状単体を用いて、コンクリートの基礎面に接着剤を介して一枚ごとに、熟練した技能者が貼り付けて施工していた。
また、タイル材の本体部と裏面部の間に中層部を介在させて、この中層部を本体部の隣り合う二つの縁部の外側へ一定幅で突出させ、接合用切片を形成し、上記縁部の反対側の縁部の裏面側に、他のタイル材の接合用切片と嵌合するように溝を形成し、この溝に隣接するタイル材の接合用切片を嵌合して施工する技術が開示されている(特許文献1参照)。
さらに、樹脂製タイルについては、方形のタイル板本体と、このタイル板本体の周縁部の隣接する二辺の外側に接続用嵌合凸部を設け、他の隣接する二辺の内側に接続用嵌合凹部を設けた嵌め込み式樹脂製タイルにおいて、接続用嵌合凹部に接続する次のタイル板の接続用嵌合凸部がタイル板本体の下側から嵌め込むようにして接続し、接続用嵌合凹部の下側から上側には抜けないように接続用嵌合凹部と接続用嵌合凸部の接触面がテーパーになって嵌合し、接続したタイル板本体の上面同士の高さが揃って連結する技術が開示されている(特許文献2参照)。
特開2006−63556号公報 特開2008−121372号公報
前述した従来のタイルパネルの施工技術では、貼り付け作業に時間がかかり、職人に熟練した技能が要求され、コンクリートの基礎面は不可避的に多少の凹凸があるため、貼り付けの際、接着剤によってその調整を図る必要があり、施工に時間が掛っていた。
また、特許文献1で開示された石製タイル材では、本体部、中層部及び裏面部の三層からなる部分は、いずれも同じ大きさであり、施工時には隣接するタイル材の本体部には目地を行なわなくてはならないという不都合があった。
さらに特許文献2に開示された技術は、ジョイントタイプの置敷で簡単に施工できるが、樹脂製タイルであって、セラミックや石材等の床用タイルではなく、特に樹脂タイルであるため、セラミック、石材に代表される鉱物を含む床用タイルに比して、高級感に欠け、風合いが劣るという問題があった。また特許文献2の技術をジョイントタイプの置敷のセラミックや石材に適用するためには、セラミックや石材に加工を施す必要があり、加工が必要であるだけでなく、加工を施したとしても、敷設したときの目地の問題、ジョイント部分の毀損等の問題があった。
本発明の目的は、樹脂製タイルと同様に、セラミック、石材に代表される鉱物を含む床用タイルを、ジョイントタイプの置敷で簡単に施工できるなど優れた施工性を備え、施工コストを低減でき、施工工期が短縮できる床用タイル及び床用タイルの施工方法を提供することにある。
前記課題は、請求項1に係る床用タイルによれば、少なくとも3つ以上の辺を備えた床用タイルであって、セラミック、石材に代表される鉱物を含むタイル本体と、該タイル本体の外周に配設される目地を構成する枠体と、該枠体の少なくとも一辺側に形成されたジョイント凸部と、該ジョイント凸部と異なる辺側に形成されたジョイント凹部と、前記タイル本体の床面側に配設される緩衝材とからなること、により解決される。
また前記課題は、請求項2に係る床用タイルの施工方法によれば、請求項1の床用タイルの施工方法であって、既設床または下地の清掃をする清掃工程と、床用タイルを敷設するための墨出しを行い、位置決めをする位置決め工程と、前記位置決め工程の後で、基準位置に床用タイルを置敷する基準位置置敷工程と、前記基準位置置敷工程によって配設された床用タイルに隣接して、ジョイント凸部とジョイント凹部を連結して、他の床用タイルを連結し、さらに連結された床用タイルに対して同様に床用タイルを順次連結し、所定の範囲まで床用タイルを敷設する床用タイルジョイント敷設工程と、を備えてなること、により解決される。
このように、本発明の床用タイル及び床用タイルの施工方法は、セラミック、石材に代表される鉱物を含むタイル本体と、該タイル本体の外周に配設される目地を構成する枠体と、該枠体の少なくとも一辺側に形成されたジョイント凸部と、該ジョイント凸部と異なる辺側に形成されたジョイント凹部と、前記タイル本体の床面側に配設される緩衝材とからなる床用タイルを用いているので、セラミックや石材からなるタイル本体を加工することがなく、枠体に形成されたジョイント凸部とジョイント凹部とを嵌合させて、連続して置敷することが可能であり、簡単に施工することができる。また、裏面には緩衝材が配設されているので、床用タイルを置敷するときの下地の凹凸を吸収することができ、下地に若干の凹凸が存在しても、均一に敷設することが可能である。また枠体が目地を構成しているので、目地詰めが不要である。
このように、簡単に施工ができるので施工コストが低減でき、またセメントや目地材などの副資材費が削減できる。特に置敷で施工することが可能であるので、通常のセラミックや石材からなるタイル施工より大幅に工期を短縮することが可能である。特に、改修工事の場合、既設床材の上に直接施工することが可能となり、既設床の撤去工程を行なわずに済み、撤去工程の削減が可能となる。
本発明の床用タイル及び床用タイルの施工方法によれば、優れた施工性、ランニングコストの低減、工期の短縮となる。
本発明の実施形態に係るタイルの裏面側からの説明図である。 図1のA,Bから見た説明図である。 タイルの裏面側からの部分説明図である。 タイルの裏面側からの部分説明図である。 タイルの組付け状態の部分説明図である。 2枚のタイルを接合した状態の説明図である。 4枚のタイルを接合した状態の説明図である。 タイルの施工を示す工程図である。
以下、本発明の実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下に説明する構成は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変することができることは勿論である。
図1乃至図8は本発明の実施形態に係るもので、図1はタイルの裏面側からの説明図、図2は図1のA,Bから見た説明図で、図2(a)は図1のA側から、図2(b)は図1のB側からみた説明図、図3及び図4はタイルの裏面側からの部分説明図、図5はタイルの組付け状態の部分説明図、図6は2枚のタイルを接合した状態の説明図、図7は4枚のタイルを接合した状態の説明図、図8はタイルの施工を示す工程図である。
本実施形態の床用タイルTは、屋内床に使用されるものであり、タイル本体10と、目地を構成する枠体20と、ジョイント凸部22と、ジョイント凹部24と、緩衝材30とを主要構成要素とする。
本実施形態のタイル本体10は、セラミック、石材に代表される鉱物を含むもので、方形(矩形状)として形成されており、次述する枠体20で保持されるように、タイル本体10の外周が加工され、上面側に模様が付された平面となっている。床用タイルTの大きさは、400mm×400mm×13mmの正方形であり、表面は白色系、茶色系の彩色が施されている。
本実施形態の枠体20は、セラミック、石材に代表される鉱物を含むタイル本体10を保持すると共に、目地の役割を果たすものであり、前記タイル本体10の外周に配設されるものである。このため本実施形態では、タイル本体10の外周形状に合わせて方形(矩形)の枠体20(20a,20b,20c,20d)となっている。この枠体20は断面二段構造となっており、上段側が数ミリの幅で、前記タイル本体10を囲うように形成され、下段側に互いの床用タイルTを連結するため、上段側より幅の広い幅として形成されている。
そして、枠体20の下段側には、後述するジョイント凸部22とジョイント凹部24が形成されているが、ジョイント凸部22が形成されている枠体20の幅は、ジョイント凹部24が形成されている枠体20の幅より幅が狭く形成されている。このように構成することにより、隣接する床用タイルTと床用タイルTとの接合で、枠体20が介在することになり、目地の役割を果たすことができることになる。
なお、図1及び図2で示すように、ジョイント凸部22が形成されている枠体20の辺には、嵌合を補助するために、補助凹部26が形成され、ジョイント凹部24が形成されている枠体20の辺には、嵌合を補助するため前述の補助凹部26と嵌合する補助凸部28を形成してもよい。この場合、補助凹部26と補助凸部28は、それぞれジョイント凸部22とジョイント凸部22との間、ジョイント凹部24とジョイント凹部24との間に形成すると好適である。
このように構成することにより、隣接する枠体20と枠体20との接合がより強固になり、嵌合強度を確実にすることができることになる。
本実施形態のジョイント凸部22は、図1乃至図5で示すように、前述の枠体20の隣接する二辺20a,20bに突出して形成されている。このジョイント凸部22は、先端側が幅広く、楔状(テーパー状)に形成され、後述するジョイント凹部24と嵌合するようになっている。このジョイント凸部22が形成される枠体20の辺20a,20bの幅は、後述するジョイント凹部24が形成される枠体20の辺20c,20dの幅より小さく形成されている。
本実施形態のジョイント凹部24は、図1乃至図5で示すように、ジョイント凸部22と異なる隣接する二辺20c,20dの内側に切り欠かれるように形成されている。また、前述したようにジョイント凹部24が形成される枠体20の幅は、ジョイント凸部22が形成される枠体20の幅より大きく形成されており、前記ジョイント凸部22と極若干だけ、大きく概略相似形として形成される。
本実施形態の緩衝材30は、数ミリ(3ミリ程度)の厚さで、前記タイル本体10の床面側、すなわち下地と当接する側に配設されるもので、ジョイント凹部24にかからない範囲でタイル本体10の全面に接着剤等によって接合して配設される。
この緩衝材30によって、下地に凹凸が存在しても、この緩衝材30の厚み範囲で、凹凸を吸収することができるため、敷設したときの歪み等が生じるのを防止することが可能となっている。このため、Pタイル等の張替えにおいて、Pタイルの上から敷設することが可能である。
次に、上記構成からなる床用タイルTの施工方法について、図3乃至図8を参照して説明する。なお、図3乃至図8では、図1及び図2で示す補助凹部26と補助凸部28は省略している。本実施形態の床用タイルTの施工方法は、施工のスタートS0から完了S5の間で、清掃工程S1と、位置決め工程S2と、基準位置置敷工程S3と、床用タイルジョイント敷設工程S4を主要工程としている。
本実施形態の清掃工程S1では、張替えの場合には、例えばPタイルの上に敷設する場合には、既設床の清掃を行なう。新設の場合には、下地の清掃を行なう。このとき、Pタイル等の既設床の場合には、Pタイル等の剥離がないことを確認し、剥離がある場合は補修を行なう。新設の場合には、下地に突起部などが生じている場合には、突起部を平坦にする処理を行なう。
このように、下地に突起部または400角内に3mm以上の凹凸がある場合は、不陸処理を行なう。これらは、緩衝材30で吸収できない凹凸がないように平滑にするためである。
本実施形態の位置決め工程S2は、床用タイルTを敷設するための墨出しを行い、位置決めをするものである。墨出しは、公知技術で行なうが、墨出しによって基準線を出し、最初に敷設する位置、敷設する範囲等を確認する。
本実施形態の基準位置置敷工程S3は、前記した位置決め工程S2の後で行なうもので、基準位置に床用タイルTを置敷する。例えば、敷設する範囲の端部に最初の床用タイルTを配置して、この最初に敷設した床用タイルTを基準とする。なお、基準位置置敷工程S3は、端部に限らず施工範囲や施工箇所によって決定することができるものである。
本実施形態の床用タイルジョイント敷設工程S4は、前記した基準位置置敷工程S3によって配設された最初の床用タイルTに隣接して、ジョイント凸部22とジョイント凹部24を連結して、他の床用タイルTを隣接して連結し、さらに連結された床用タイルTに対して同様に床用タイルTを順次連結し、所定の範囲まで床用タイルTを敷設するものである。そして、敷設する範囲全体に床用タイルTの敷設が行なわれると、施工完了S5となる。
このように、本発明ではジョイントタイプの置敷式になっているので、簡単に施工ができ、裏面に緩衝材30がついているので下地の凹凸を吸収でき、目地付となっているので目地詰めが不要であり、優れた施工性を有している。また簡単に施工ができるので、施工コストが低減でき、セメントや目地材などの副資材費が不要となるので、ランニングコストの低減を行なえる。
さらに、セラミック、石材に代表される鉱物を含む床用タイルTが、置敷によって施工できるため、通常のタイル施工より大幅に工期を短縮でき、改修工事の場合、既設床材の上に直接施工可能となり、既設床の撤去工程が削減でき、工期の短縮となる。
なお、前記実施形態では、方形(矩形)として、正方形の例を示したが、これに限定されることがなく、少なくとも三辺を有し、タイル本体10と、このタイル本体10の外周に配設される目地を構成する枠体20と、この枠体20の少なくとも一辺側に形成されたジョイント凸部22と、このジョイント凸部22と異なる辺側に形成されたジョイント凹部24と、タイル本体10の床面側に配設される緩衝材30を備えていればよく、例えば、正三角形等の三角形状のような形態でもよい。
このように、四角形と三角形との組み合わせなどを行い、或いは各種の形状をした床用タイルを利用し、形状の異なる床用タイルを用いることによって、敷設して完成した床面のバリエーションを出し、床の意匠効果をバラエティに富んだものとすることが可能となる。
10 タイル本体
20 枠体
20a,20b,20c,20d 枠体の辺
22 ジョイント凸部
24 ジョイント凹部
26 補助凹部
28 補助凸部
30 緩衝材
T 床用タイル
S0 スタート
S1 清掃工程
S2 位置決め工程
S3 基準位置置敷工程
S4 床用タイルジョイント敷設工程
S5 施工完了

Claims (2)

  1. 少なくとも3つ以上の辺を備えた床用タイルであって、セラミック、石材に代表される鉱物を含むタイル本体と、該タイル本体の外周に配設される目地を構成する枠体と、該枠体の少なくとも一辺側に形成されたジョイント凸部と、該ジョイント凸部と異なる辺側に形成されたジョイント凹部と、前記タイル本体の床面側に配設される緩衝材とからなることを特徴とする床用タイル。
  2. 請求項1の床用タイルの施工方法であって、既設床または下地の清掃をする清掃工程と、
    床用タイルを敷設するための墨出しを行い、位置決めをする位置決め工程と、
    前記位置決め工程の後で、基準位置に床用タイルを置敷する基準位置置敷工程と、
    前記基準位置置敷工程によって配設された床用タイルに隣接して、ジョイント凸部とジョイント凹部を連結して、他の床用タイルを連結し、さらに連結された床用タイルに対して同様に床用タイルを順次連結し、所定の範囲まで床用タイルを敷設する床用タイルジョイント敷設工程と、を備えてなることを特徴とする床用タイルの施工方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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