JP2011027238A - 油圧式オートテンショナ - Google Patents

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Abstract

【課題】ベルトが過張力になるのを防止することができるようにした油圧式オートテンショナを提供する。
【解決手段】シリンダ1内にスリーブ4を設け、スリーブ内にロッド5の下端部を摺動自在に挿入してスリーブ内に圧力室6を形成し、ロッドの上部に設けられたばね座7とシリンダの内底面間にリターンスプリング8を組込んで、ロッドを付勢する。シリンダとスリーブ間に形成されたリザーバ室12と圧力室を連通する通路13にチェックバルブ14を設け、ロッドに押込み力が負荷された際に通路を閉じ、押込み力を緩衝する。ロッドにバルブ嵌合孔15と圧力室とリザーバ室を連通する連通路16を形成し、バルブ嵌合孔内に組込まれたリリーフバルブ17により、ベルトが過張力になるのを防止する。リリーフバルブ17の弁体上にスプリングシート22を設け、スプリングシート22をバルブスプリング23により押圧して、弁体の着座時の密封性を高める。
【選択図】図1

Description

この発明は、オルタネータやウォータポンプ、エアコンのコンプレッサ等の自動車補機を駆動するベルトの張力調整用に用いられる油圧式オートテンショナに関する。
エンジンのクランクシャフトの回転を各種の自動車補機に伝えるベルト伝動装置においては、図8に示すように、ベルト31の弛み側にテンションプーリ32を支持する揺動可能なプーリアーム33を設け、そのプーリアーム33に油圧式オートテンショナAの調整力を付与して、上記テンションプーリ32がベルト31を押圧する方向にプーリアーム33を付勢し、ベルト31の張力を一定に保持するようにしている。
上記のようなベルト伝動装置に使用される油圧式オートテンショナAとして、特許文献1に記載されたものが従来から知られている。この油圧式オートテンショナにおいては、作動油が充填された底付きシリンダの内底面から立ち上がるスリーブ内にロッドの下部をスライド自在に挿入してスリーブ内に圧力室を形成し、ロッドの上部に設けられたばね座とシリンダの底面間にリターンスプリングを組込んでロッドとシリンダを伸張する方向に付勢している。
また、ばね座の外周とシリンダの上部外周に弾性を有するベローズの両端部を嵌合してシリンダとスリーブ間に密閉されたリザーバ室を形成し、そのリザーバ室下部と上記圧力室とを通路で連通し、その通路にチェックバルブを設け、ベルト31からテンションプーリ32およびプーリアーム33を介して油圧式オートテンショナAにシリンダとロッドを収縮させる方向の押込み力が負荷された際に、チェックバルブを閉じ、圧力室内に封入された作動油をスリーブの内径面とロッドの外径面間に形成された微小すきまに流動させ、その流動時の作動油の粘性抵抗により圧力室内に油圧ダンパ力を発生させて上記押込み力を緩衝するようにしている。
特表2000−504395号公報
ところで、上記従来の油圧式オートテンショナにおいては、上記のように、ベルト31からロッドに負荷される押込み力により圧力室内に封入された作動油をスリーブの内径面とロッドの外径面間に形成された微小すきまに流動させ、その流動により圧力室内に発生する油圧ダンパ力によって上記押込み力を緩衝する構成であり、上記油圧ダンパ力と押込み力はほぼ比例関係にあるため、押込み力が大きくなるにつれて油圧ダンパ力も大きいものとなる。
このため、ベルトが過張力になるのを防止することができず、ベルトの耐久性を低下させるという問題がある。
この発明の課題は、ベルトが過張力になるのを防止することができるようにした油圧式オートテンショナを提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明においては、閉塞端を下部に有し、内部に作動油が充填されたシリンダ内に、その内底面から立ち上がるスリーブを設け、そのスリーブ内にロッドの下端部を摺動自在に挿入してスリーブ内に圧力室を形成し、前記ロッドの上部に設けられたばね座とシリンダの内底面間に、シリンダとロッドを伸張する方向に付勢するリターンスプリングを組込み、前記シリンダとスリーブ間に形成されたリザーバ室の上部開口を閉塞し、そのリザーバ室と前記圧力室を連通する通路に、圧力室の圧力がリザーバ室の圧力より高くなると通路を閉じるチェックバルブを設けた油圧式オートテンショナにおいて、前記ロッドに、その下面から軸方向に延びるバルブ嵌合孔と、そのバルブ嵌合孔を介して圧力室とリザーバ室を連通する連通路とを形成し、前記バルブ嵌合孔に、圧力室の圧力が設定圧力を超えた際に連通路を開放するリリーフバルブを組込んだ構成を採用したのである。
上記のように、ロッドに形成されたバルブ嵌合孔内にリリーフバルブを組込むことにより、ベルトからロッドに押込み力が負荷されて圧力室内の圧力が上昇し、その圧力がリリーフバルブの設定圧力を超えると、リリーフバルブが開放し、圧力室の作動油は連通路からリザーバ室に流れ込み、圧力室内に発生する油圧ダンパ力の上限値はリリーフバルブの設定圧に抑えられることになる。
このため、ベルトが過張力になるようなことはなく、ベルトの耐久性の低下を抑制することができる。
ここで、リリーフバルブとして、前記バルブ嵌合孔の下端開口を密閉するバルブシートに弁口を形成し、バルブ嵌合孔内には、球径の弁体と、バルブ嵌合孔の内径面に少しの余裕をもって嵌合された円板状のスプリングシートと、そのスプリングシートを介して弁体を弁口に向けて付勢するバルブスプリングとを組込んだ構成からなるものを採用することができる。
上記リリーフバルブのスプリングシートにバルブスプリングの弾性力を付加して、弁体を弁口に向けて付勢することにより、弁体にバルブスプリングの弾性力を直接付加する場合に比較して、バルブスプリングとして、外径の大きいばね荷重の大きなバルブスプリングを採用することができる。また、弁体に対して安定したばね荷重を付加することができる。
このため、弁体の着座時における密封性を高めることができ、リリーフバルブを極めて高精度に作動させることができる。
また、スプリングシートに、バルブスプリングの内部に挿入される突軸部を設け、あるいは、バルブ嵌合孔の上部閉塞端面に、バルブスプリングの端部内に挿入される円筒状の突軸部を設け、さらに、スプリングシートに、バルブスプリングの外側に嵌合される筒部を設けることにより、バルブスプリングの胴曲がりを防止することができるため、弁体に対してより安定したばね荷重を付加することができる。
さらに、スプリングシートと弁体を、その弁体の一部がスプリングシートの下面から外部に露出する状態で一体化することにより、スプリングシートと弁体を同時に組付けることができるため、リリーフバルブの組立性を高めることができる。
ここで、スプリングシートと弁体を一体化する手段として、以下のイ乃至ニの方法を採用することができる。
イ.スプリングシートの下面に形成された弁体嵌合凹部の開口部周囲を内方に加締める方法。
ロ.成形品から成るスプリングシートの成形時に弁体をインサート成形する方法。
ハ.スプリングシートに形成された弁体嵌合凹部内に弁体を圧入する方法。
ニ.スプリングシートの形成時に弁体を同時に形成する方法。
上記のように、この発明においては、ベルトからロッドに押込み力が負荷されて圧力室内の圧力が上昇し、その圧力がリリーフバルブの設定圧力を超えると、リリーフバルブが開放して、圧力室の作動油は連通路からリザーバ室に流れ込み、圧力室内に発生する油圧ダンパ力の上限値をリリーフバルブの設定値に抑えることができるため、ベルトが過張力になって耐久性が低下するのを抑制することができる。
また、スプリングシートにバルブスプリングの弾性力を付加して、弁体を弁口に向けて付勢するリリーフバルブを採用することにより、外径の大きいばね荷重の大きなバルブスプリングを採用することができる。また、弁体に対して安定したばね荷重を付加することができる。このため、弁体の着座時における密封性を高めることができ、リリーフバルブが設定圧力以下で開弁するようなことがなく、リリーフバルブを極めて高精度に作動させることができる。
この発明に係る油圧式オートテンショナの実施の形態を示す縦断正面図 図1のリリーフバルブの組込み部を拡大して示す断面図 リリーフバルブの開放状態を示す断面図 (a)および(b)は、バルブスプリングの胴曲がりを防止する手段の他の例を示す断面図 (c)は、リリーフバルブのスプリングシート部を示す断面図、(d)は、スプリングシートに対して弁体を一体化する他の例を示す断面図 (e)、(f)は、スプリングシートに対して弁体を一体化するさらに他の例を示す断面図 バルブスプリングの胴曲がりを防止する手段のさらに他の例を示す断面図 補機駆動用ベルトの張力調整装置を示す正面図
以下、この発明の実施の形態を図面に基いて説明する。図1に示すように、シリンダ1は下部が閉塞し、その閉塞端部にエンジンブロックに回転自在に連結される連結片2が設けられている。
シリンダ1の内底面には、スリーブ嵌合孔3が設けられ、そのスリーブ嵌合孔3内にスリーブ4の下端部が圧入されている。スリーブ4内にはロッド5の下部がスライド自在に挿入され、そのロッド5の挿入によって、スリーブ4内に圧力室6が設けられている。
ロッド5のシリンダ1の外部に位置する上端部にはばね座7が固定され、そのばね座7とシリンダ1の底面間に組込まれたリターンスプリング8は、シリンダ1とロッド5が相対的に伸張する方向に付勢している。
ばね座7の上端には図8に示すプーリアーム33に対して連結される連結片9が設けられている。また、ばね座7には、リターンスプリング8の上部を覆う筒状のスプリングカバー10が設けられている。
シリンダ1の上側開口部内にはオイルシール等の弾性シール11が取付けられ、その弾性シール11の内周はスプリングカバー10の外周面に弾性接触して、シリンダ1の上側開口を閉塞し、シリンダ1の内部に充填された作動油の外部への漏洩を防止している。
上記弾性シール11の取付けにより、シリンダ1とスリーブ4との間に密閉されたリザーバ室12が形成される。リザーバ室12と圧力室6は、スリーブ嵌合孔3とスリーブ4の嵌合面間に形成された通路13で連通し、その通路13の圧力室6側の端部に設けられたチェックバルブ14は、圧力室6内の圧力がリザーバ室12内の圧力より高くなると、通路13を閉鎖するようになっている。
ロッド5には、その下面から軸方向に延びるバルブ嵌合孔15と、そのバルブ嵌合孔15を介して圧力室6とリザーバ室12とを連通する連通路16が形成され、上記バルブ嵌合孔15にリリーフバルブ17が組込まれている。
図2に示すように、リリーフバルブ17は、バルブ嵌合孔15の下端開口部内
にキャップ状のバルブシート18を圧入し、そのバルブシート18の上面中央部にテーパ面から成るシート面19を形成し、かつ、そのシート面19からバルブシート18の下面に貫通する弁口20を設け、バルブ嵌合孔15内には、球径の弁体21と、円板状のスプリングシート22と、そのスプリングシート22を介して弁体21を弁口20に向けて付勢するバルブスプリング23とを組込んだ構成からなっている。
ここで、スプリングシート22は、バルブ嵌合孔15の内径面に対して少しの余裕をもって嵌合され、その上面に形成された突軸部22aはバルブスプリング23内に挿入されて、そのバルブスプリング23が胴曲がりするのを防止している。
突軸部22aは、図2に示すように、弁体21が弁口20を閉鎖する状態において、バルブ嵌合孔15の上端面との間に弁体21の開放を阻害することのない程度の間隙が形成される長さの長いものであってもよく、あるいは、図4(a)に示すように、バルブスプリング23の2巻き程度の長さに相当する長さの短いものであってもよい。
ここで、図4(a)に示すスプリングシート22は、プレス加工が容易な金属材料、例えば、冷間圧延鋼板(SPCC)を素材として、プレス成形により形成されている。
弁体21は、図5(c)に示すように、スプリングシート22の下面中央部に形成された弁体嵌合凹部24内に嵌合され、その弁体嵌合凹部24の開口部周辺を内方に加締めることにより、スプリングシート22に一体化されて、一部がスプリングシート22の下面から露出している。25は、加締め片を示す。
なお、加締めによる一体化に代えて、図5(d)に示すように、スプリングシート22を樹脂の成形品、あるいは、アルミのダイカスト成形品とし、そのスプリングシート22の成形時に弁体21をインサート成形して、スプリングシート22に一体化してもよい。
また、図6(e)に示すように、スプリングシート22に円形の弁体嵌合凹部27を形成し、その弁体嵌合凹部27に弁体21を圧入してもよく、さらには、図6(f)に示すように、スプリングシート22の削り出し加工時や成形による形成時に弁体21を同時に形成してもよい。
実施の形態で示す油圧式オートテンショナは上記の構成からなり、図8に示す補機駆動用ベルト31の張力調整に際しては、シリンダ1の閉塞端に設けた連結片2をエンジンブロックに連結し、かつ、ばね座7の連結片9をプーリアーム33に連結して、そのプーリアーム33に調整力を付与する。
上記のようなベルト31の張力調整状態において、補機の負荷変動等によってベルト31の張力が変化し、上記ベルト31の張力が弱くなると、リターンスプリング8の押圧によりシリンダ1とロッド5が伸張する方向に相対移動してベルト31の弛みが吸収される。
ここで、シリンダ1とロッド5が伸張する方向に相対移動するとき、圧力室6内の圧力はリザーバ室12内の圧力より低くなるため、チェックバルブ14が通路13を開放する。このため、リザーバ室12内の作動油は通路13から圧力室6内にスムーズに流れ、シリンダ1とロッド5は伸張する方向にスムーズに相対移動してベルト31の弛みを直ちに吸収する。
一方、ベルト31の張力が強くなると、ベルト31から油圧式オートテンショナのシリンダ1とロッド5を収縮させる方向の押込み力が負荷される。このとき、圧力室6内の圧力はリザーバ室12内の圧力より高くなるため、チェックバルブ14は通路13を閉じる。
また、圧力室6内の作動油はスリーブ4の内径面とロッド5の外径面間に形成された微小すきま26に流れてリザーバ室12内に流入し、上記微小すきま26に流れる作動油の粘性抵抗によって圧力室6内に油圧ダンパ力が発生し、その油圧ダンパ力によって、油圧式オートテンショナに負荷される上記押込み力が緩衝されると共に、シリンダ1とロッド5は、押込み力とリターンスプリング8の弾性力とが釣り合う位置まで収縮する方向にゆっくりと相対移動する。
ここで、ベルト31の張力が強く、圧力室6内の圧力がリリーフバルブ17の設定圧力を超えると、弁体21がバルブスプリング23の弾性に抗してシート面19から離反する方向に移動し、図3に示すように、弁口20が開放する。
このため、圧力室6の作動油は連通路16からリザーバ室12に流れ込み、その圧力室6内の圧力がバルブスプリング23の弾性力より低くなると、そのバルブスプリング23の押圧により、弁体21がシート面19に着座して、弁口20を閉鎖する。
このように、ロッド5に形成されたバルブ嵌合孔15に連通路16を開閉するリリーフバルブ17を組込むことによって、圧力変動する圧力室6内の圧力の上限値をリリーフバルブ17の設定圧に保持することができるため、ベルト31が過張力になるようなことはなく、ベルト31の耐久性の低下を抑制することができる。
ここで、リリーフバルブ17のバルブスプリング23が弁体21を直接押圧する構成であると、外径の小さいバルブスプリング23を用いる必要があり、リリーフバルブ17の設定圧を高く設定したとき、シート面19に対する着座時に、充分な密封性を確保することができず、設定圧より低い圧力で弁体21が開放し、リリーフバルブ17の機能を充分に発揮させることができない。
また、バルブスプリング23を案内することができないために、そのバルブスプリング23に胴曲がりが生じ、弁体21に対して安定したばね荷重を付加することができなくなる。
しかし、実施の形態においては、スプリングシート22にバルブスプリング23の弾性力を付加して、弁体21を弁口20に向けて付勢しているため、バルブスプリング23として、外径の大きいばね荷重の大きなバルブスプリング23を採用することができる。また、弁体21に対して安定したばね荷重を付加することができる。
このため、弁体21の着座時における密封性を高めることができ、リリーフバルブ17を極めて精度よく作動させることができる。
また、スプリングシート22に、バルブスプリング23の内部に挿入される突軸部22aを設けることにより、その突軸部22aによってバルブスプリング23の胴曲がりを防止することができるため、弁体21に対してより安定したばね荷重を付加することができる。
なお、リリーフバルブ17の密封性を高めるには、外径の大きい長さの長いばね荷重の大きいバルブスプリング23を採用することが有効であるが、ロッド5に形成したバルブ嵌合孔15内にリリーフバルブ17を組込む関係上、長さの長いバルブスプリング23を採用することができない場合が生じる。
因みに、リリーフバルブ17の設定圧を1900N程度に設定する場合、圧力室6の内部圧力は24.2MPaとなり、リリーフバルブ17を精度よく機能させるには、内部圧力(24.2MPa)以上の密封性が必要になる。しかし、バルブ嵌合孔15におけるバルブスプリング23の組み込みスペースは狭く、バルブスプリング23のばね荷重を大きくするには限界がある。
その場合、弁体21の着座時の密着性を向上させる上において、弁口20の口径、および、弁体21の球径を小さくすることが有効である。そこで、実施の形態においては、リリーフバルブ17の設定圧を1900N程度に設定する場合において、弁口20の口径をφ1.5mmとし、シート面19のテーパ角度を115°とした場合の弁体21の球径Dを3mm以下として、弁体21の着座時の密着性を向上させるようにしている。
図5(c)に示すように、加締め片25の形成により、スプリングシート22と弁体21を一体化し、あるいは、図5(d)に示すように、スプリングシート22の成形時に弁体21をインサート成形することにより、スプリングシート22と弁体21を同時に組付けることができるため、リリーフバルブ17の組立性を高めることができる。
実施の形態では、図2および図4(a)に示すように、スプリングシート22に突軸部22aを設けてバルブスプリング23の胴曲がりを防止するようにしたが、図4(b)に示すように、バルブ嵌合孔15の上部閉塞端面に、バルブスプリング23の端部内に挿入される円筒状の突軸部24aを設けて、バルブスプリング23の胴曲がりを防止するようにしてもよい。
また、図7に示すように、スプリングシート22にバルブスプリング23の外側に嵌合される筒部28を設けてバルブスプリング23の胴曲がりを防止するようにしてもよい。
1 シリンダ
4 スリーブ
5 ロッド
6 圧力室
7 ばね座
8 リターンスプリング
12 リザーバ室
13 通路
14 チェックバルブ
15 バルブ嵌合孔
16 連通路
17 リリーフバルブ
18 バルブシート
20 弁口
21 弁体
22 スプリングシート
22a 突軸部
23 バルブスプリング
24 弁体嵌合凹部
24a 突軸部
25 加締め片
27 弁体嵌合凹部
28 筒部

Claims (11)

  1. 閉塞端を下部に有し、内部に作動油が充填されたシリンダ内に、その内底面から立ち上がるスリーブを設け、そのスリーブ内にロッドの下端部を摺動自在に挿入してスリーブ内に圧力室を形成し、前記ロッドの上部に設けられたばね座とシリンダの内底面間に、シリンダとロッドを伸張する方向に付勢するリターンスプリングを組込み、前記シリンダとスリーブ間に形成されたリザーバ室の上部開口を閉塞し、そのリザーバ室と前記圧力室を連通する通路に、圧力室の圧力がリザーバ室の圧力より高くなると通路を閉じるチェックバルブを設けた油圧式オートテンショナにおいて、
    前記ロッドに、その下面から軸方向に延びるバルブ嵌合孔と、そのバルブ嵌合孔を介して圧力室とリザーバ室を連通する連通路とを形成し、前記バルブ嵌合孔に、圧力室の圧力が設定圧力を超えた際に連通路を開放するリリーフバルブを組込んだことを特徴とする油圧式オートテンショナ。
  2. 前記リリーフバルブが、前記バルブ嵌合孔の下端開口を密閉するバルブシートに弁口を形成し、バルブ嵌合孔内には、球径の弁体と、バルブ嵌合孔の内径面に少しの余裕をもって嵌合された円板状のスプリングシートと、そのスプリングシートを介して弁体を弁口に向けて付勢するバルブスプリングとを組込んだ構成からなる請求項1に記載の油圧式オートテンショナ。
  3. 前記スプリングシートに、バルブスプリングの内部に挿入されてバルブスプリングの胴曲がりを防止する突軸部を設けた請求項2に記載の油圧式オートテンショナ。
  4. 前記バルブ嵌合孔の上部閉塞端面に、バルブスプリングの端部内に挿入されて、そのバルブスプリングの胴曲がりを防止する円筒状の突軸部を設けた請求項2に記載の油圧式オートテンショナ。
  5. 前記スプリングシートに、バルブスプリングの外側に嵌合されて、そのバルブスプリングの胴曲がりを防止する筒部を設けた請求項2に記載の油圧式オートテンショナ。
  6. 前記スプリングシートと前記弁体を、その弁体の一部がスプリングシートの下面から外部に露出する状態で一体化した請求項2乃至5のいずれかの項に記載の油圧式オートテンショナ。
  7. 前記スプリングシートと弁体を一体化する手段が、スプリングシートに形成された弁体嵌合凹部の開口部周囲の内方への加締めよる請求項6に記載の油圧式オートテンショナ。
  8. 前記スプリングシートと弁体を一体化する手段が、成形品からなるスプリングシートの成形時に弁体をインサート成形する方法からなる請求項6に記載の油圧式オートテンショナ。
  9. 前記スプリングシートと弁体を一体化する手段が、スプリングシートに形成された弁体嵌合凹部内に弁体を圧入する構成からなる請求項6に記載の油圧式オートテンショナ。
  10. 前記スプリングシートと弁体を一体化する手段が、スプリングシートの形成時に弁体を同時に形成する構成からなる請求項6に記載の油圧式オートテンショナ。
  11. 前記スプリングシートが、プレス加工が可能な金属材料からなる請求項2乃至10のいずれかの項に記載の油圧式オートテンショナ。
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