JP2011069581A - 空調システム、その制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】各冷却ユニット1に冷媒を供給する冷媒供給管6と、各冷却ユニット1から冷媒が戻される冷媒戻り管5との間に、正回路と冗長回路を並列に設ける。正回路は正熱源ユニット2と各流量調整弁V2,V4等から成る。冗長回路は冗長熱源ユニット3と各流量調整弁V1,V5,V7等から成る。コントローラ4の制御により、通常時は、流量調整弁V2,V4を“開”、流量調整弁V1,V5,V7を“閉”とすることで、正回路により冷却ユニット1に対する冷媒の供給を行う。そして、正熱源ユニット2に故障が生じた場合、各流量調整弁の開閉切換え制御を行って、冗長回路による冷媒供給状態へと切換える。
【選択図】図1
Description
特許文献1の発明は、電子機器に搭載される高発熱体の冷却装置に係わるものであり、サーバルーム等の室内温度を管理制御する空調システムとは異なる技術分野のものであるが、例えばその図4にポンプの二重構成が開示されている。
2系統有する」という従来技術の場合、2系統を構築するが故に、設置時の初期投資が大きな負担となっていた。
設置時の初期投資の低コスト化を図ることができる。
図1、図2、図3は何れも、実施例1に係わる本例の空調システムの構成図である。
但し、図1、図2、図3は、各種開閉バルブの開閉状態やそれによる冷媒の流れに関しては異なるものである。すなわち、図1は通常時の運転状態を示し、図2は異常発生後の冗長構成による運転状態を示し、図3は異常から復帰する前の状態を示している。
すなわち、各冷却ユニット1に冷媒を供給する冷媒供給管6と、各冷却ユニット1から冷媒が戻される冷媒戻り管5との間に、正回路と冗長回路を並列に設ける。正回路は正熱源ユニット2と各流量調整弁V2,V4等から成る。冗長回路は冗長熱源ユニット3と各
流量調整弁V1,V5,V7等から成る。
図1において、冷却ユニット1は、既に従来で説明した通り、配管等を介して供給される冷媒によって空気を冷却して、この冷気をファン等によって室内(サーバルーム内等)に送風するものであり、ここでは特に説明しない。
発生した場合には、冗長熱源ユニット3使用に切換えるものとする。これは、換言すれば、通常運転時には、正熱源ユニット2を稼動ユニット、冗長熱源ユニット3を待機ユニットとし、正熱源ユニット2が故障した場合には冗長熱源ユニット3を新たな稼動ユニットとする(稼動ユニットの切換え)ものと言える。そして、故障した正熱源ユニット2の修理(または交換)が完了したら、再び正熱源ユニット2を稼動ユニットに戻すものとなる。
冷媒供給管6は、熱源ユニットから圧送される冷媒を、各冷却ユニット1に冷媒を供給する為の配管である。本例では、正熱源ユニット2、冗長熱源ユニット3の何れか一方から(通常時は正熱源ユニット2から)冷媒が各冷却ユニット1に供給されることになる。
尚、上記分岐点βは、冷媒の流れから言えば合流点とも言えるので、以降、合流点βと記すものとする。
する説明は、例えば以下のようになる。
冗長冷媒供給管8は、冗長熱源ユニット3(そのポンプ22)に接続しており、その途中(例えば合流点βの直前)に流量調整弁V7が設けられている。流量調整弁V7が“開”のときには、冗長熱源ユニット3(そのポンプ22)から圧送される冷媒が、冷媒供給管本体6’を介して、各冷却ユニット1に供給されることになる。
尚、流量調整弁V1,V7に対する開閉制御は同じであるので(例えばV1が開のときにはV7も開)、例えば流量調整弁V1が無い構成の場合には、「流量調整弁V1,V7を開(又は閉)制御する」旨の説明を、「流量調整弁V7を開(又は閉)制御する」と置き換えて考えればよい。
以上の説明は、図1等に示す構成において、図示の自己循環回路A、Bが無い構成例を想定して説明した。しかしながら、図示の自己循環回路A、Bを設けることが望ましい。これは以下の理由による。
路Bを設けると共に、正熱源ユニット2による通常運転中でも、冗長熱源ユニット3も運転状態としておく。
尚、正熱源ユニット2の故障検知方法は、既存の方法を用いればよく、ここでは特に説明しない。
弁M1等から成る。循環管9は、その一端が正冷媒供給管12に接続され(流量調整弁V2と正熱源ユニット2の間の何処かに接続され)、その他端が正冷媒戻り管11に接続されている(正熱源ユニット2の近傍等に接続されている)。循環管9の途中(正冷媒供給管12との接続点の近く等)には流量調整弁V3が設けられており、更に循環管9の途中(任意の箇所)に電動弁M1が設けられている。電動弁M1は、上記電動弁M2と同じものである。
後に、通常運転へ復帰する前の状態(正熱源ユニット2を動作状態とすると共に自己循環回路Aを動作状態としている)における各流量調整弁V1〜V7の開閉状態を示すと共に、それによる冷媒の流れを矢印で示している。
V2,V4,V6 ; 開状態
V1,V3,V5,V7; 閉状態
また、ここでは、通常運転モードでは、正熱源ユニット2、冗長熱源ユニット3の両方が稼動しているものとする(この例に限らず、冗長熱源ユニット3を停止状態としてもよい)。
一方、既に述べた通り、冗長熱源ユニット3は、通常運転モードにおいても動作しており、且つ、図示の例のように自己循環回路Bを設けた構成では、流量調整弁V6が開状態で流量調整弁V5、V7が閉状態であることから、冗長熱源ユニット3から吐出された冷媒は、循環管10に流入し、循環管10を通ってそのまま冗長熱源ユニット3に戻される。つまり、自己循環回路Bによる冷媒の自己循環を行っている。
V1,V5,V7 ; 開状態
尚、図2に示す状態を冗長運転モード(代替運転モード)と言うものとする。
図上矢印で示す通り、まず冷却ユニット1から戻される温冷媒は、冷媒戻り管本体5’、冗長冷媒戻り管7を介して冗長熱源ユニット3に流入するが、流量調整弁V4が閉状態であることから正回路側に流入することはない。そして、冗長熱源ユニット3がこの温冷
媒を冷却して低温の冷媒に戻してから後述するポンプ22により圧送する。冗長熱源ユニット3から圧送された冷媒は、冗長冷媒供給管8、冷媒供給管本体6’を介して、冷却ユニット1へと供給されることになる。
また、図2では未だ故障した正熱源ユニット2が修理(または交換)される前の状態を示しており、自己循環回路Aも動作していない。上記の通り、流量調整弁V3は閉状態であり、また、そもそも正熱源ユニット2自体が動作停止している。
V2,V4,V6 ; 閉状態
V1,V3、V5,V7; 開状態
図3が図2と異なる点は、図2では自己循環回路Aが機能していなかったが、図3では機能している点であり、この相違点についてのみ説明する。この相違点以外は、図2と略同様である。つまり、冗長熱源ユニット3によって冷媒が各冷却ユニット1に供給されている状態であり、これについてはここでは説明しない。
既存の構成では、冷媒戻り管5を介して温冷媒が正熱源ユニット2に流入し、正熱源ユニット2において冷却された後に圧送されて、冷媒供給管6を介して冷却ユニット1に供
給される。この様な構成を1系統として、従来では同じ構成をもう1つ設けて、2系統としている(ここでは完全二重化した冗長構成と呼ぶ)。
以下、図4も参照して、自己循環回路A,Bに関する冷媒温度、冷媒吐出圧力の調整制御について説明する。尚、以下の説明は、自己循環回路Bについて説明するが、自己循環回路Aについても略同様の制御が行われる。
冷媒温度T2、冷媒吐出圧力P2)とを、随時、各温度センサT1、T2、圧力センサP1、P2から収集している。
また、冷媒温度に関する調整制御は、冷媒温度T2と冷媒温度T1とに基づいて、図4に示す冷水弁24の弁開度を制御する。
すなわち、随時収集する上記冷媒温度T1,T2に基づいて、T1=T2であるか、T1>T2であるか、T1<T2であるかを判定する。そして、T1>T2である場合には、冷水弁24の弁開度を小さくする(例えば5%減少させる)ことで、冗長熱源ユニット3から吐出する冷媒の温度を上げる。また、T1<T2である場合には、冷水弁24の弁開度を大きくする(例えば5%増加させる)ことで、冗長熱源ユニット3から吐出する冷媒の温度を下げる。また、T1=T2であった場合には、冷水弁24の弁開度の変更制御は行わない。
上記の通り、自己循環回路Aについても略同様の制御が行われる。この場合には、制御対象は、電動弁M1と、正熱源ユニット2の凝縮器21に係わる冷水弁24となる。つまり、この場合には、上述した電動弁M2の弁開度の制御方法の説明において、M2をM1に置き換えると共に、T1とT2、P1とP2をそれぞれ逆にして考えればよい。冷水弁24に関しても同様に、上述した自己循環回路Bに係わる冷水弁24(電磁弁等)の弁開度の制御方法の説明において、T1とT2、P1とP2をそれぞれ逆にして考えればよい。従って、ここでは、自己循環回路Aに関しては、これ以上詳細には説明しないものとする。
り管7、冗長冷媒供給管8の長さ)が、正回路の配管長(正冷媒戻り管11、正冷媒供給管12の長さ)と等長となるように設計することも可能であった(例えば図5に示す例)。
尚、ここでは、正熱源ユニット2aに係わる1系統を系統a、正熱源ユニット2bに係わる1系統を系統b、正熱源ユニット2cに係わる1系統を系統cと記して区別して説明するものとする。
また、図6は、自己循環回路を用いる場合の構成例を示すものであり、よって図示の通り、更に、冗長熱源ユニット3に対する自己循環回路Bが設けられている。この自己循環回路Bは、実施例1のものと同じであってよく、同一符号を付してある。
V1a,V5a,V7 ; 開状態
その後、故障した正熱源ユニット2を修理(又は交換)完了したら、該当する流量調整弁を図3に示す状態へと開閉制御する。例えば、正熱源ユニット2aが故障し、その修理(又は交換)完了したら、図示の流量調整弁V1a、V2a,V3a,V4a,V5a,V6,V7を、図3に示す状態へと開閉制御することになる。つまり、以下の状態となるように開閉切換え制御する。
V1a,V3a、V5a,V7; 開状態
尚、既に述べた通り、上記流量調整弁の開閉制御は、コントローラ4’が実行することになる。
V1a,V3a,V5a,V7; 閉状態
これによって、通常運転モードに戻ることになる。
すなわち、既に述べた通り、実施例2の場合は、冗長回路に係わる配管の長さ、すなわち冗長戻り管31の長さ、冗長供給管32の長さが、実施例1に比べて長くなることになる。更に、これら冗長戻り管31の長さ、冗長供給管32の長さは、各系統a,b,c毎に異なる可能性が高い。例えば、冗長供給管32を例にすると、流量調整弁V7から合流点βまでの距離と、流量調整弁V7から合流点βまでの距離と、流量調整弁V7から合流点βまでの距離は、相互に異なる可能性が高い。これは冗長戻り管31に関しても同様であるが、後述するように、特に冗長供給管32の長さに関して、長いことと相互に異なることが問題となる。
つまり、例えば正熱源ユニット2aが故障した場合を例にすると、冗長熱源ユニット3の出口付近の冷媒温度T2、吐出圧力P2を、正熱源ユニット2aからの冷媒の温度T1、吐出圧力P1と略同一になるように制御を行っても、合流点β付近では、この冷媒温度T2、吐出圧力P2の値のままとはならず変化する可能性がある。一方、冷媒の温度T1
、吐出圧力P1に関しては、合流点βまでの距離を短くできるので、殆ど変化しない。
T’=T1±t1
P’=P1+p1
そして、冷媒温度T2、吐出圧力P2の値が、これら調整目標値T’、P’となるように調整制御を行う。
尚、パラメータを用いる例に限らず、例えば、センサを追加して自動検出できるようにしても良い。つまり、例えば、系統cを例にすると、V1cの近傍にも圧力センサを設け
て、この計測値とP2との圧力差に基づいて、調整を行うようにしてもよい。
尚、上記図6の構成等のように、複数台の正熱源ユニット2に対して1台の冗長熱源ユニット3を設けた構成の場合には、冗長熱源ユニット3は、複数台の正熱源ユニット2の何れかが故障した場合に用いる、複数の系統に共通の予備用の熱源ユニットである。よって、通常運転時に冗長熱源ユニット3を使用することはない。
2 正熱源ユニット
3 冗長熱源ユニット
4 コントローラ
5 冷媒戻り管
6 冷媒供給管
7 冗長冷媒戻り管
8 冗長冷媒供給管
9 循環管(正熱源ユニット対応)
10 循環管(冗長熱源ユニット対応)
11 正冷媒戻り管
12 正冷媒供給管
21 凝縮器
22 ポンプ
23 冷水管
24 冷水弁
31 冗長戻り管
32 冗長供給管
A 自己循環回路(正熱源ユニット対応)
B 自己循環回路(冗長熱源ユニット対応)
V1、V2,V3,V4,V5,V6,V7 流量調整弁
V1a、V2a,V3a,V4a,V5a 流量調整弁
V1b、V2b,V3b,V4b,V5b 流量調整弁
V1c、V2c,V3c,V4c,V5c 流量調整弁
M1,M2 電動弁
M1a,M1b、M1c 電動弁
T1,T2,T3,T4 温度センサ(または、冷媒温度)
P1,P2,P3,P4 圧力センサ(または冷媒吐出圧力)
Claims (8)
- 供給される冷媒により空調対象空間の冷却を行う1又は複数の冷却ユニットと、
前記冷却ユニットに冷媒を供給する為の冷媒供給管と、
各冷却ユニットから冷媒を戻す為の冷媒戻り管と、
該冷媒供給管及び該冷媒戻り管にそれぞれ開閉弁を介して接続する2台の熱源ユニットと、
前記開閉弁の開閉制御を行うことで、前記2台の熱源ユニットの何れか一方を前記冷媒供給管及び該冷媒戻り管に接続状態にして稼動ユニットとし、他方を非接続状態にして待機ユニットとし、該稼動ユニットによって前記冷却ユニットへの冷媒供給を行わせ、該稼動ユニットに故障が発生した場合、前記開閉弁の開閉切換え制御を行うことで、前記待機ユニットを前記冷媒供給管及び前記冷媒戻り管に接続状態にして新たな稼動ユニットとする制御装置と、
を有することを特徴とする空調システム。 - 前記2台の熱源ユニットそれぞれに対応して自己循環回路を設け、
前記制御装置は、待機ユニットを該自己循環回路を介して冷媒の自己循環を行わせると共に、該待機ユニットからの冷媒の温度と吐出圧力とが、前記稼動ユニットからの冷媒の温度と吐出圧力と略同一となるように調整制御することを特徴とする請求項1記載の空調システム。 - 前記2台の熱源ユニットは、前記冷媒供給管と前記冷媒戻り管との間に並列に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の空調システム。
- 供給される冷媒により空調対象空間の冷却を行う1又は複数の冷却ユニットと、前記冷却ユニットに冷媒を供給する為の冷媒供給管と、各冷却ユニットから冷媒を戻す為の冷媒戻り管と、該冷媒供給管及び冷媒戻り管に開閉弁を介して接続する熱源ユニットとから成る空調システムを1系統とし、複数の系統から成る空調システムであって、
前記複数の系統に共通の冗長回路を設け、
該冗長回路は、
冗長ユニットとしての1台の熱源ユニットと、
その一端が前記冗長ユニットに接続すると共に、その他端が分岐して前記複数の系統それぞれの冷媒供給管に開閉弁を介して接続した冗長供給管と、
その一端が前記冗長ユニットに接続すると共に、その他端が分岐して前記複数の系統それぞれの冷媒戻り管に開閉弁を介して接続した冗長戻り管と、
前記複数の系統の何れかの系統の熱源ユニットに故障が発生した場合、該故障系統に係わる前記各開閉弁の開閉切換え制御を行うことで、前記冗長ユニットを該故障系統における新たな熱源ユニットとする制御装置と、
を有することを特徴とする空調システム。 - 前記冗長ユニットに対して自己循環回路を設け、
前記制御装置は、前記冗長ユニットを前記自己循環回路を介して冷媒の自己循環を行わせると共に、該冗長ユニットからの冷媒の温度と吐出圧力とを、前記複数の系統の中から任意の系統の熱源ユニットにおける冷媒の温度と吐出圧力と予め設定されるパラメータとに基づいて算出する目標値と略同一となるように調整制御することを特徴とする請求項4記載の空調システム。 - 前記制御装置は、前記複数の系統の冷媒の温度と吐出圧力との値を一定時間分記憶しておき、前記自己循環を行わせ前記調整制御する際に、該当する冷媒の温度と吐出圧力との値を用いることを特徴とする請求項5記載の空調システム。
- 前記空調対象空間は、サーバルームであることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の空調システム。
- 供給される冷媒により空調対象空間の冷却を行う1又は複数の冷却ユニットと、前記冷却ユニットに冷媒を供給する為の冷媒供給管と、各冷却ユニットから冷媒を戻す為の冷媒戻り管と、それぞれが該冷媒供給管及び該冷媒戻り管に開閉弁を介して接続する2台の熱源ユニットとから成るシステムに対して、前記開閉弁の開閉制御を行うことで、前記2台の熱源ユニットの何れか一方を前記冷媒供給管及び前記冷媒戻り管に接続状態にして稼動ユニットとし、他方を非接続状態にして待機ユニットとし、該稼動ユニットによって前記冷却ユニットへの冷媒供給を行わせ、該稼動ユニットに故障が発生した場合、前記開閉弁の開閉切換え制御を行うことで、前記待機ユニットを前記冷媒供給管及び前記冷媒戻り管に接続状態にして新たな稼動ユニットとする制御手段、
を有することを特徴とする空調システムの制御装置。
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