JP2011106263A - 道路仕上げ機のスクリードのタンパ - Google Patents

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Abstract

【課題】迅速、精確に、且つ手動による調整作業無しに、ストロークの少なくとも1つの変化を可能にする、道路仕上げ機のスクリードの標準装備の一部であるタンパを提供する。
【解決手段】偏心部分12を含んでいる偏心軸と、タンパバーを駆動するコネクティングロッドに回転可能に取付けられている前記偏心軸上の偏心ブッシュ13とを有するスクリードのタンパにおいて、タンパバーのストロークが、偏心軸と偏心ブッシュ13との間の相対的な回転で調整可能とし、タペットEと、2つの異なるタンパバーストロークを定める2つのタペット停止位置P1、P2を有する事前選定領域18、18’とが、偏心軸Wと偏心ブッシュ13との間で、工具を用いずに偏心軸Wの回転方向を反転させてタペットEを各タペット停止位置P1、P2に調整して2ストローク間で切替できるようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、特許請求項1の前文部分に記載のタンパに関する。
タンパは、敷設材を予め締め固めるタンピング装置の一般的な用語であり、道路仕上げ機のスクリードの標準装備の一部である。スクリードは、基本スクリードと、任意に有効幅を変更するために基本スクリードで伸縮できる伸縮可能なスクリードと、必要に応じて任意に取付けるスクリードの拡張部品を含む。これらのスクリードの構成要素は夫々、個別の駆動モータ、典型的には速度で制御される油圧モータを有する少なくとも1つのタンパを備えている。タンパは、スクリード内で単独で事前締め固めの作用をするか、スクリードプレートで不平衡脈動を発生し、事前締め固めに貢献する不平衡質量振動発生器との組合せで作用する。
不平衡質量振動発生器と組合せた、又は組合せないタンパが、例えば、ヨゼフ フェゲーレ アーゲー社(独国マンハイム(Mannheim)68146)の1997年の技術文献“Fur jede Aufgabe die richtige Einbaubohle”No.2400/10/2の4、8、9、11〜15頁で知られている。
舗装厚さが変更されるとき、一定の事前締め固めを行なうために、例えば、道路仕上げ機の牽引棒の関節点の垂直位置を調整して、スクリードが外部コントロールスタンドで調整される際でも、タンパバーのストロークを変更して舗装厚さに適応させることが知られている。この既知のタンパ(文献“Fur jede Aufgabe die richtige Einbaubohle”2頁の左下)では、これを、敷設の中断中に、コネクティングロッドの偏心ブッシュを、偏心軸の偏心部分に対して回転させ、再び別の相対的な回転位置で、トルクに耐えるよう偏心軸に固定して、達成している。そのために、複数設けたコネクティングロッドの各々で緊張リングの少なくとも1個の緊張ネジを緩めて、例えば偏心ブッシュに対して偏心軸を回転させて、再び緊張リングを固定する必要がある。偏心軸の偏心部分と偏心ブッシュの2偏心間の相対的な回転位置に応じた全体の偏心度が、結果的に有効なタンパバーストロークの半分に相当する。タンパの動作中、緊張リングは完全にではなく固定されている。
例えば、8本のコネクティングロッドを基本スクリードに設けると、8つの調整操作が必要となる。また、スクリードが、伸縮スクリード及び/又はスクリード拡張部品を含む場合には、更に多くの調整操作がそこに配設したタンパに必要となる。これには、時間がかかり、有効幅全体を一定に事前締め固めするのに細心の注意が必要となる。
大抵は、舗装厚さが薄い場合、タンパバーのストロークを小さくするのが適切であり、一方舗装厚さが厚い場合、ストロークを大きくするのが適切である。調整する舗装厚さは夫々で必然的に異なる、或いは意図的に変えねばならないので、調整する舗装厚さに対して選択したタンパバーのストロークを、少なくとも制限された範囲内で迅速、精確に、且つ時間がかかる手動の調整操作なしに変更可能にするのが適切である。
欧州特許出願公開第0374428号明細書には、緊張リングによって偏心部分の各停止位置に偏心ブッシュを固定する道路仕上げ機のスクリードのタンパが記載されている。緊張リングを工具で緩めた後に、偏心ブッシュを偏心部分に対し新たな回転位置まで回転させ、緊張リングが再び偏心部分に固定される前に、タンパストロークを変更する。緊張リングは制限なく回転できるので、新たなタンパストロークが所望通りかどうかを確認するために、新たな調整についてまずチェックしなければならない。タンパストロークを変更するには、スクリードの操作を長く中断したり、少なくとも1つの工具で緊張リングに手動操作したりする必要がある。そうした操作は、スクリード内部で複数回、つまり偏心ブッシュ毎に行うため、厄介で時間がかかる。
独国特許出願公開第3127377号明細書に記載されたタンパでは、偏心ブッシュの偏心度が、緊張リングのネジを緩めた後に、調整ネジを変えることで変更できる。タンパストロークを変更するのに、スクリードの動作を長く中断し、工具を用いた手動操作が必要である。
英国特許出願公開第742141号明細書及び英国特許出願公開第760725号明細書には夫々、クランクプレスの偏心クランク駆動部について開示している。偏心ブッシュは緊張リングによって偏心軸に固定される。工具で操作した後でも、偏心ブッシュは少なくとも1箇所の他の所定回転位置に調整することができる。
独国実用新案出願公開第202005006059号明細書は、油圧モータで回転駆動される不平衡要素を有するアドオン型コンパクタに関し、その回転方向が反転できる。不平衡要素は、選択した回転方向に応じて異なる相対位置をとり、地面に面しているコンパクタプレートに対する励振力を変更することができる。
国際出願公開第00/55430号明細書は、地盤処理のため変調した多周波振動で駆動される複数の不平衡質量振動発生器に関する。このコンパクタ集合体では、複数の偏心質量の回転による遠心力を用いて揺動自在に作業を行なう。複数の動力セルが、地盤に作用する1つの伝達質量に接続されている。各セルは、それ自体が駆動モータを有する。伝達質量で生成される動力ベクトル図は、個々の動力セルごとに偏心質量の回転数、回転方向、位相位置について個別に制御して変更できる。
本発明の基本的な目的は、迅速、精確に、且つ手動による調整作業無しにストロークの少なくとも1つの変化を可能にする、冒頭に記載した種類のタンパを提供することである。
この目的は、特許請求項1の特徴部分によって達成される。
回転方向を反転できる油圧又は電気モータ、又は固定回転方向での回転方向を反転させる変換ギアを有する油圧又は電気モータを、偏心軸の駆動部として使用する。駆動モータ又は反転ギアによって偏心軸の回転方向を反転させるだけで、タンパバーの調整ストロークを、事前に定められた選定範囲内で手動調整作業無しに変更して、例えば、舗装厚さの変化に迅速に精確に適応させることができる。回転方向を反転させることで、質量又は締め固め抵抗の力によって偏心軸の偏心部分に対する偏心ブッシュの回転抵抗が生じるために、タペットと事前選定領域との間の相対的な回転運動が起き、この運動によりタペットを、事前選定領域の片方の停止位置から他方の各停止位置に移動させる。その結果、偏心ブッシュと偏心軸の偏心部分との相対的な回転位置が変化し、偏心軸の偏心部分と偏心ブッシュの2つの個々の偏心度から新たな合計偏心度が調整されるが、新たな合計偏心度は新たなタンパバーストロークの半分に相当する。夫々の調整されたタペット停止位置で、そのときに有効な回転方向でトルクに耐えるように、偏心ブッシュは偏心軸に結合される。所定のストローク差は、例えば事前選定領域及び/又はタペットの周方向延伸部に関する弧度法で敷設条件に応じて選択でき、タンパバーの2つ異なるストロークの間で、ストロークを大きくする又は小さくする変化は、回転方向を変化させるだけで行なえる。各タペットが偏心ブッシュに設けられた場合、機能に関連する事前選定領域は偏心軸に配置される。逆の配列も、同様に可能であり、機能する。回転方向の反転を、オペレータが、例えば道路仕上げ機の運転台から及び/又はスクリードの外部コントロールスタンドから、制御可能にする、或いは、舗装厚さ及び/又は敷設速度等の少なくとも1つの敷設パラメタの変化に応じて、例えば道路仕上げ機の制御装置によって、調整する敷設速度及び/舗装厚さを考慮して、自動制御しておいてもよい。これにより、運転者や人員が、事前締め固めの達成度を常に目視により点検することから、及び/又は回転方向の反転を敷設速度及び/又は舗装厚さを変更後に適切か否かを検査する必要から解放される。また、回転方向の反転は、駆動モータの回転方向が変わらないようにして可逆転ギアにより実行できる。全ての偏心軸に設けたギアボックス又は駆動モータが、適切に並列に接続され、それによって回転方向の反転が、全タンパに対して単一の変更操作で実行することができる。
適切な1実施形態では、事前選定領域を偏心ブッシュ内又は偏心ブッシュに形成し、タペットを偏心軸内又は偏心軸に設ける。これは、上述したように、事前選定領域の位置とタペットの位置との入れ替えを除外するものではない。
特に適切な実施形態は、事前選定領域又はタペットを周方向に調整できることを特徴とする。この調整を、回転方向の反転で実行せず、以前に一般的であったように、手動で、或いは遠隔制御による調整駆動によっても実行できる。かかる周方向の調整により、例えば、舗装厚さが薄いと2.0mmと4.0mmの2タンパバーストロークをまず事前選定して、この2ストローク間を回転方向の反転だけで変化させることができ、また例えば、舗装厚さが厚いと、例えば周方向の手動調整で4.0mmと8.0mmの大きな2タンパバーストロークを事前選定して、この2ストローク間を後で回転方向の反転だけで切替できる。つまり、事前選定は任意に個別な調整操作が必要となるが、事前選定した2ストローク夫々の間の変更を、各回転方向で1反転させるだけで迅速に工具を用いずに、実行できる。
同じ結果に導く別の適切な実施形態では、周方向にコネクティングロッドに対する異なる周方向位置間でタペットが移動できる。事前選定のための移動には任意に手動介入が必要となるが、回転方向の反転だけで各事前選定領域での2つの異なるストロークが調整可能となるという利点がある。
更なる適切な実施形態では、複数の事前選定領域を周方向に設け、この領域は、各2タペット停止位置間で同じ又は異なる周方向距離を有し、タペットを、事前選定のために事前選定領域毎に選択的に導入できる。ここでもまた、例えば、選択した事前選定領域にタペットを導入するために手動調整作業が必要となり、その結果、2つの異なるストローク間の変更が、偏心軸の回転方向の反転だけで可能となる。それでもなお、例えば、単一の調整だけで、4ストロークを回転方向の反転によって迅速に利用できる。
更なる実施形態では、同一又は異なる周方向寸法を有する複数のタペットを、周方向にオフセットして設け、各タペットを、事前選定のために少なくとも1つの事前選定領域に導入できる。異なる周方向寸法の複数のタペットにより、2つの所定タペット停止位置間で回転方向を反転した結果生じるストローク差を変更できる。これは、例えば、敷設中にあまり変化しない舗装厚さが厚い場合より薄い場合の方が適している。
単純な1実施形態では、タペットを、偏心軸の偏心部分の長手方向スロットに挿入される調整バネとし、このバネは、2エンドストップを有する凹部として偏心ブッシュに形成した事前選定領域に係合する。更に、タペットと事前選定領域との間の協働は必ずしも、偏心軸の偏心部分と偏心ブッシュとの間で行なう必要はなく、偏心ブッシュと偏心軸の別の箇所から行ってもよい。調整バネと凹部の位置を入れ替えてもよい。
適切な1実施形態では、タペットを、偏心軸に固定され、周方向で調整できる支持体に配設する。好適には、タペットを、支持体としてのスロットの付いた緊張リングに又は緊張リング内に配設するが、緊張リングをトルクに耐えるようにして偏心部分又は偏心軸に、少なくとも1本の緊張ネジで張設し、緊張ネジを緩めた後に、偏心軸又はコネクティングロッドに対して回転させて、所望する新回転位置に固定できる。これは、特定のストロークを手動調整するのにタンパで現在まで採用されてきた実証済みの組立である。
この実施形態では、偏心ブッシュは、夫々に2つのエンドストップを有する複数の凹部を含むことができ、凹部を周方向にオフセットし、事前選定領域を定める。複数の凹部の周方向延在部、即ち、タペット端部位置又はストローク差を定めるエンドストップ間の周方向距離を、同じに又は異なるようにできる。周方向距離が異なれば、その結果、偏心軸の回転方向を反転させて調整可能な各2ストローク間でストローク差が異なることになる。
スクリードのタンパの図を示す。 図1の平面II−IIに沿った断面図を、図1より拡大して示す。 例えば、2つの事前選定領域を有するストローク調整手段の第1実施形態の平面図を示す。 図3のIV−IV線に沿った断面図を示す。 図4のV−V線に沿った軸方向断面図を示す。 更なる実施形態の軸方向部分断面図を示す。 更なる実施形態の軸方向部分断面図を示す。 更なる実施形態の軸方向断面図を示す。 更なる実施形態の軸方向断面図を示す。 更なる実施形態の軸方向断面図を示す。 更なる実施形態の軸方向断面図を示す。
図面を参照して、本発明の実施形態について、説明する。
図1及び図2では、道路仕上げ機のスクリードBのタンパTを図式的に示している。タンパT(タンピング装置)は、アスファルト又はコンクリート敷設材の舗道を敷設中に、敷設材を選択可能な舗装厚さに事前締め固めするのに用いられ、この厚みは、例えばスクリードの牽引棒の牽引点で調節するが、敷設処理中に変更できる、又は変更しなければならない。
タンパTは、実質的に垂直なストロークで敷設材に周期的に作用するタンパバー1を備え、タンパバー1はスクリードの構成要素全幅に亘り連続し、或いは個々の部分に分割されている。タンパバー1はコネクティングロッド2に取付けられ、コネクティングロッド2は、偏心軸Wの回転によるストロークを伝達し、それをタンパバー1に伝達する。偏心軸Wは、スクリードBのフレーム4で、軸受支柱3によって動かないように支持され、軸受支柱3は取付ネジ8で固定され、軸受支柱3の垂直方向高さは調整ネジ9で、例えば各タンパバー1の下死点を、フレーム4の底部側に取付けたスクリードプレート6と合うように、調整できる。
以下図面を参照して説明するように、偏心軸Wは、各コネクティングロッド2の領域に偏心部分を含み、その上に偏心ブッシュがトルクに耐えるようにして回転可能に取り付けられ、その偏心ブッシュはコネクティングロッド2内で回転可能に取り付けられている。図1で示した実施形態では、偏心軸Wは、回転方向を反転できる駆動モータM(油圧モータ又は電気モータ)及びベルト駆動部又はチェーン駆動部10によって駆動される。別の方法として、ある方向に回転する駆動モータMを設け、モータにより偏心軸Wを、変換ギア(図示せず)を介して、どちらかの回転方向で選択的に駆動させることもできる。駆動モータM(ギア有り又はギア無し)はスクリードのフレーム4又は別の構成要素に取付けられる。また、偏心軸Wを、直接駆動モータMによって駆動することもできる。
図2の断面表示で、タンパバー1は、例えば加熱体を導入するのに使用される内部経路を含む。タンパバー1は、垂直ストローク中、スクリードプレート6に対してガイド体7によってガイドされる。図3では、図1及び図2で図示しない偏心軸Wの偏心部分の偏心について、鎖線で示している。
本発明によると、少なくとも1つのタペットと2つの異なるタペット停止位置のための少なくとも1つの事前選定領域とが、タンパTの偏心軸Wと各コネクティングロッド2との間に設けられ、それらはタンパバー1の異なるストロークに関連している。これについて、まず図3、図4、図5の実施形態を参照して、説明する。
図3では、偏心軸Wは、例えば軸受支柱3に偏心軸を回転可能に取付けるのに使用する軸Xに対して同心の部分11を含み、コネクティングロッド2の領域には部分11に対して偏心の軸Yを有する偏心部分12を含む。コネクティングロッド2の領域で、偏心部分12には偏心ブッシュ13が配設され、偏心ブッシュ13は、偏心部分12の外周に対応する円筒状内周と、軸X及び軸Yに対して偏心している軸Zを有する円筒状外周を含む。
図4では、径方向のXとYとの間、YとZとの間の偏心度が合計され(タンパバー1のストローク方向)、タンパバー1の最大可能なストローク量が示されている。偏心ブッシュ13が、偏心部分12に対して軸Y周りに回転し、コネクティングロッド2に対して回転した場合、コネクティングロッド2で有効になるYとZとの間の偏心度の割合が低下する、即ち、タンパバー1のストロークが短くなる。
図3では、緊張リング14は、少なくとも1本の緊張ネジ16によってトルクに耐えるように偏心部分12に固定されており、緊張リング14は、径方向スロット15を含み、本明細書では偏心ブッシュ13に向かって軸方向に突出しているタペットEを支持している。緊張ネジ16を緩めると、緊張リング14はタペットEと共に偏心部分12(又は偏心軸W)に対して周方向に回転でき、緊張ネジ16を締め付けるとトルクに耐えるように固定できる。図3では、タペットEは事前選定領域18に係合しているが、事前選定領域18はタペットEの周方向延伸部に延在する凹形状の偏心ブッシュ13の環状延伸部17として例示されている。任意ではあるが、少なくとも1つの更なる事前選定領域18’を、事前選定領域18に対して周方向にオフセットして設け、タペットEが、領域18’で、例えば図3の緩めた緊張リング14を左にシフトしてから回転させ、再び右にシフトさせることで、選択することができる。少なくとも1つの更なる事前選定領域(図示せず)を設けることも考えられる。複数の事前選定領域18、18’の場合は、これらの領域は、同じ又は異なる周方向延在部を有することができる。タペットEと事前選定領域18、18’の位置は、偏心軸Wと偏心ブッシュ13とで入れ替えることができる。
図4から、どちらに回転するかで偏心軸Wと共に回転するタペットEの所定タペット停止位置P1、P2を定める2つのエンドストップ19、20を各事前選定領域18が形成することが分かる。摩擦抵抗及び締め固め抵抗又は慣性によって調整されるコネクティングロッド2での偏心ブッシュ13の回転抵抗が、タペットEを、例えば位置P1から、偏心ブッシュ13を選択した回転方向でトルクに耐えるように偏心軸Wと結合させる位置P2に動かすため、位置P1、P2間の変化は、偏心軸Wの回転方向を反転させるだけで行なうことができる。回転方向を反転(図5の両矢印)させて偏心ブッシュ13と偏心軸Wとの間の相対回転位置を変化させることで、タンパバー1の有効なストロークが、例えば、薄い舗装厚さに関しては4.0mmから2.0mmに、又は厚い舗装厚さに関しては8.0mmから4.0mmに変更できる。
回転方向を反転させて調整可能な2ストローク間で、より大きなあるいはより小さなストローク差が必要な場合、エンドストップ19、20間の周方向距離の長短によるので、
事前選定領域18に対して周方向にオフセットした少なくとも1つの更なる事前選定領域18’が適当なこともある。図5で示されるように、支持体(緊張リング14)付タペットEは、偏心軸Wの偏心部分12である所望する相対回転位置まで回転させて事前選定できるので、1つの事前選定領域18を提供するだけで十分かも知れない。
図3〜図5では、各事前選定領域18又は18’は、偏心ブッシュ13及び偏心部分12のタペットE又は緊張リング14に設けられている。これらの位置は入れ替えてもよい。また、複数のタペットEを緊張リング14に周方向にオフセットして設け、タペットが、事前選定領域18、18’で選択的に係合可能にし、任意ではあるが周方向に異なる寸法とすることも考えられる。
図6の実施形態では、タペットEをピン又は調整バネ23とし、ピン又はバネを、例えば着脱可能に、偏心部分12の溝24に挿入して、他方の事前選定領域18’と係合するように移動可能にする。別の方法としては、複数の溝24を設け、溝を偏心部分12の周方向に分布させて、各溝にタペットEを任意に挿入してもよい。
図7の実施形態では、タペットEを、偏心部分12の長手方向に連続する溝24に圧入、又は挿脱自在に挿入する長い調整バネ23としている。
図8の実施形態では、タペットEを摺動リング26の形にしており、タペットを、例えば、周方向歯25によって、トルクに耐えるように偏心部分12に接続し、また、ボールキャッチ27のキャッチ力に対して図8では左に変位させて、必要に応じて、他の事前選定領域18’にタペットEを係合できる。
図9の実施形態では、タペットEを、偏心ブッシュ13の窪み29に着脱可能に固定されるネジ28とし、ネジを、本明細書では偏心部分12に形成した選択領域18(偏心部分12に設けられた周方向に限定されている周溝30)に係合させる。周溝30により、例えばエンドストップ20を形成する。周方向に周溝30より短い又は長い更なる事前選定領域18’を、例えば、偏心部分12の径方向の面に設けて、ネジ28を緩めた後にそこにタペットEを係合させることができる。
図5に類似する図10の実施形態では、事前選定領域18が、偏心ブッシュ13の環状フランジ17にある、又は直接偏心ブッシュ13にある凹部となっている。タペットEは、偏心軸Wの偏心部分12にある溝31に、径方向の力33によって再調整バネ32の力に対しシフトするプランジャ30に設けられている。タペットEを別の事前選定領域18’に移動させるために、プランジャ30を押圧した後に、例えば偏心ブッシュ13を、他の事前選定領域18’に係合するまで、回転させる。
図11の実施形態では、タペットEがスライド33に配置され、スライドは蟻継ぎに類似する偏心部分12の溝34内で軸方向に移動でき、スライドと接触する再調整バネ35がスライドを図示した係合位置に至らせるよう作用する。軸方向の圧力(矢印36)によって、タペットEを、1事前選定領域18から選択的に解除して、偏心ブッシュ13を回転させた後に、別の事前選定領域18’に係合させることができる。
スクリードはそれぞれ別々の駆動モータを有する複数のタンパTを備えることができるので、駆動モータ、例えば油圧モータを例えば並列又は直列に接続し、集中的に回転方向の反転を行わせるのが妥当である。変換ギアを設けた場合、これらを並列に接続するとともに、切替可能にして、各事前選定領域18、18’で定められた範囲内でタンパバー1のストロークを変更すべきである。
図示していない別の方法では、各駆動モータMを偏心軸Wに直接作動するようにしてもよい。
回転方向の反転については、機械オペレータ又はオペレータらがスクリードの外部コントロールスタンドで実行できる。特に適切には、各敷設パラメタを知って考慮し、例えば敷設速度及び/又は舗装厚さが変更された場合に、回転方向の反転を示唆させる、又は敷設操作開始時に反転させてタンパバー1のストロークを変更された敷設条件に適応するように、回転方向の向きを自動制御する。回転方向の反転は、好適には、敷設操作の停止中に行なう。

Claims (10)

  1. 駆動装置によって回転可能に駆動され、少なくとも1つの偏心部分(12)を備える偏心軸(W)と、少なくとも1つの停止位置(P1、P2)でトルクに耐えるように前記偏心部分(12)で支持される偏心ブッシュ(13)とを備え、
    前記偏心ブッシュは、タンパバー(1)をストローク運動で駆動するコネクティングロッド(2)内に回転可能に取付けられ、前記タンパバー(1)の前記ストロークは、前記偏心ブッシュ(13)と前記偏心部分(12)との間における相対的な回転位置を周方向領域内で調整することで可変であり、各相対的な回転位置決めが、タンパバーストロークの半分を定めるようになっている道路仕上げ機のスクリード(B)のタンパ(T)であって、
    少なくとも1つのタペット(E)と、前記タペットに関連する少なくとも1つの事前選定領域(18、18’)とが、前記偏心軸(W)と前記偏心ブッシュ(13)との間に設けられ、
    前記事前選定領域(18、18’)は、前記タペット(E)の2つのエンドストップ(19、20)により制限され、前記エンドストップ(19、20)間の前記周方向距離は、前記周方向距離に見られる前記タペット(E)の延在部より長く、
    前記事前選定領域(18、18’)又は前記タペット(E)は、前記偏心軸(W)若しくは前記偏心軸(W)内に、あるいは前記偏心ブッシュ(13)若しくは前記偏心ブッシュ(13)内に形成されており、
    前記偏心軸(W)の駆動装置として、回転方向を反転できる油圧又は電気モータ(M)、又は固定回転方向で回転し変換ギアを有する油圧又は電気モータが設けられており、
    前記タペット(E)は、工具無しで、片方の停止位置から他方の停止位置まで、前記駆動装置を用いて前記偏心軸(W)の回転方向(21)を反転させて調整され、前記回転方向(21)の反転後に有効な前記偏心軸(W)の回転方向で、前記タペット(E)を前記停止位置(P1又はP2)に保持できること、
    を特徴とするタンパ。
  2. 前記事前選定領域(18、18’)を、前記偏心ブッシュ(13)内に又は前記偏心ブッシュ(13)に設け、前記タペット(E)を、前記偏心軸(W)内に又は前記偏心軸(W)に設けることを特徴とする、請求項1に記載のタンパ。
  3. 前記事前選定領域(18、18’)又は前記タペット(E)が、前記周方向で、前記コネクティングロッド(2)に対して調整できることを特徴とする、請求項1に記載のタンパ。
  4. 前記タペット(E)は、前記コネクティングロッド(2)に対して異なる周方向位置間で、前記周方向に移動可能であることを特徴とする、請求項1に記載のタンパ。
  5. 前記各2タペット停止位置(P1、P2)間の周方向距離が同じ又は異なる複数の事前選定領域(18、18’)が、前記周方向に設けられていて、前記タペット(E)が、各事前選定領域(18、18’)に選択的に導入できることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のタンパ。
  6. 同じ又は異なる周方向寸法を有する複数のタペット(E)を前記周方向にオフセットして設け、前記タペットを夫々前記少なくとも1つの事前選定領域(18、18’)に選択的に導入できることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のタンパ。
  7. 前記タペット(E)が、前記偏心軸(W)の前記偏心部分(12)の縦溝(24)に挿入される調整バネ(23)で、前記調整バネ(23)は、2エンドストップ(19、20)を有する凹部として前記偏心ブッシュ(13)に形成した前記事前選定領域(18、18’)に係合することを特徴とする、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のタンパ。
  8. 前記タペット(E)は、前記偏心軸(W)で周方向に調整可能な支持体に、好適には前記偏心部分(12)又は前記偏心軸(W)に、少なくとも1本の緊張ネジ(16)でトルクに耐えるスロット付き緊張リング(14)に又はスロット付き緊張リング(14)内に配設され、前記緊張ネジ(16)緩めた後に、前記偏心軸(W)に対して緊張リングを回転し、軸方向に調整できることを特徴とする、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のタンパ。
  9. 前記偏心ブッシュ(13)は複数の凹部を含み、前記凹部は夫々2つのエンドストップ(19、20)を有し、前記周方向にオフセットした前記事前選定領域(18、18’)が定められ、前記同じ又は異なる周方向距離が、前記エンドストップ(19、20)間の前記凹部に設けられることを特徴とする、請求項8に記載のタンパ。
  10. 舗装厚さ及び/又は敷設速度等の少なくとも1つの敷設パラメタに応じて、前記回転方向の反転がオペレータによって及び/又自動的に制御できる、あるいは前記回転方向の反転が自動的にオペレータに提示できることを特徴とする、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のタンパ。
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