JP2011120449A - 発電システム、制御装置および切替回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の太陽光発電モジュールにおける発電電力を効率的に活用することが可能な発電システムを提供する。
【解決手段】この発電システム(太陽光発電システム1)は、複数の太陽光発電モジュール21と、複数の太陽光発電モジュール21同士の接続状態を切り替える切替回路部22とを含む発電電力出力部2を備えている。切替回路部22は、複数の太陽光発電モジュール21の少なくとも一部が互いに直列接続されているときに、発電電力出力部2がインバータ4に接続される直列接続状態と、複数の太陽光発電モジュール21の少なくとも一部が互いに並列接続されているときに、発電電力出力部2が蓄電部3に接続される並列接続状態と、を切替可能に構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】この発電システム(太陽光発電システム1)は、複数の太陽光発電モジュール21と、複数の太陽光発電モジュール21同士の接続状態を切り替える切替回路部22とを含む発電電力出力部2を備えている。切替回路部22は、複数の太陽光発電モジュール21の少なくとも一部が互いに直列接続されているときに、発電電力出力部2がインバータ4に接続される直列接続状態と、複数の太陽光発電モジュール21の少なくとも一部が互いに並列接続されているときに、発電電力出力部2が蓄電部3に接続される並列接続状態と、を切替可能に構成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、発電システム、制御装置および切替回路に関し、特に、自然エネルギーを用いて発電する複数の発電モジュールと、蓄電部とを備えた発電システム、発電システムに用いられる制御装置および切替回路に関する。
従来、自然エネルギーである太陽光エネルギーを用いて発電する太陽光発電モジュールと、太陽光発電モジュールにより発電した電力を蓄電可能な蓄電部とを備えた発電システムが知られている。このような発電システムにおいては、太陽光発電モジュールにおいて発電された電力を効率的に使用することが求められている。
ここで、従来、太陽光発電モジュールにおいて発電された電力の蓄電池への充電効率を高める構成が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1の発電システムでは、複数の太陽光発電モジュールが常時蓄電部に接続されている。また、特許文献1の発電システムは、複数の太陽光発電モジュール同士の接続状態を、複数の太陽光発電モジュールが互いに直列接続された直列接続状態と、複数の太陽光発電モジュールが互いに並列接続された並列接続状態とに切り替えることが可能に構成されている。特許文献1では、各太陽光発電モジュールの出力電圧が蓄電部の基準電圧よりも小さくなった場合に、並列接続状態から直列接続状態に切り替えることにより、蓄電部の基準電圧よりも大きい出力電圧が得られるので、蓄電部に効率良く充電を行うことが可能である。
また、従来、複数の太陽電池を切替スイッチを介して接続することにより、複数の太陽電池の接続状態(並列接続、直列接続、並列接続および直列接続の組み合わせ接続、特定の太陽電池の切り離しなど)を切り替えることが可能な切替回路が知られている(たとえば、特許文献2参照)。
上記特許文献2では、負荷に応じて複数の太陽電池の接続状態を切り替えることにより、負荷に応じた電圧を出力することが可能である。また、上記特許文献2には、蓄電装置を介して負荷に出力してもよいことが記載されている。
しかしながら、上記特許文献1および2では、蓄電池(蓄電装置)の容量を考慮していない。このため、蓄電池が満充電である場合には、太陽光発電モジュールにおける発電電力を蓄電することができない。この場合、蓄電できない電力は廃棄することになるので、複数の太陽光発電モジュールにおける発電電力を効率的に活用することができないという問題点がある。
また、余剰電力が発生した場合には、電力系統に逆潮流させることによって太陽光発電モジュールにおける発電電力を効率的に活用する方法が一般的に知られているが、太陽光発電モジュールと蓄電池とを組み合わせたシステムを構築する場合には多くの制限があり、太陽光発電モジュールの発電電力の効率的な利用が困難である。たとえば、逆潮流を行うシステムとする場合には、太陽光発電モジュールと電力系統とをインバータを介して接続するが、電力系統が停電した際にはインバータの駆動を停止させる必要があるので、太陽光発電モジュールの発電電力を利用することができない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、複数の太陽光発電モジュールにおける発電電力を効率的に活用することが可能な発電システム、制御装置および切替回路を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による発電システムは、自然エネルギーを用いて発電する複数の発電モジュールと、複数の発電モジュールの接続状態を切り替える切替部と、を含んで構成される第1発電電力出力部と、発電モジュールにおける発電電力が供給される電力変換器および蓄電部とを備え、切替部は、複数の発電モジュールの少なくとも一部が互いに直列接続または並列接続されるように接続状態を切り替え、複数の発電モジュールの少なくとも一部が互いに直列接続されているときに、第1発電電力出力部が電力変換器に接続される第1接続状態と、複数の発電モジュールの少なくとも一部が互いに並列接続されているときに、または、複数の発電モジュールに含まれる1つの発電モジュールのみから蓄電部に発電電力を供給するときに、第1発電電力出力部が蓄電部に接続される第2接続状態と、を切替可能に構成されている。なお、「電力変換器」とは、直流−直流変換器、直流−交流変換器および交流−交流変換器を含む概念である。
この第1の局面による発電システムでは、上記のように構成することによって、発電モジュールの接続先を電力変換器と蓄電部との間で選択することができるため、必要に応じて発電電力の供給先を変更することができる。これにより、例えば蓄電部が満充電の場合は、電力変換器側に接続することができるとともに、電力変換器の停止時には、蓄電部に接続することができ、その結果、複数の太陽光発電モジュールにおける発電電力を効率的に活用することができる。また、複数の発電モジュールを電力変換器に接続する場合には、複数の発電モジュールの少なくとも一部が互いに直列接続されるので、発電モジュールにおいて発電された電力を高い電圧で電力変換器に供給(入力)することができる。また、複数の発電モジュールを蓄電部に接続する場合には、第1接続状態よりも出力電圧が低くなるように複数の発電モジュールの少なくとも一部が並列接続されるので、発電モジュールにおいて発電された電力を電力変換器に供給する場合よりも低い電圧で蓄電部に供給することができる。これらにより、発電モジュールにおいて発電された電力を、接続先(電力変換器または蓄電部のいずれか一方)に応じた適正な大きさの電圧で各々の接続先に供給することができる。これにより、複数の発電モジュールを電力変換器に接続した場合および蓄電部に接続した場合の両方の場合に電力の損失を抑制することができるので、複数の発電モジュールが蓄電部と電力変換器とに選択的に接続される構成において、発電モジュールにおける発電電力を効率的に活用することができる。また、複数の発電モジュールが蓄電部に接続される場合に、複数の発電モジュールの少なくとも一部を並列接続することによって、発電モジュールにおける発電電力の電圧を蓄電部の充電電圧に適するような電圧に変換する必要がないので、発電モジュールと蓄電部との間に電圧変換器を設ける必要がない。これにより、発電システムの構成を簡略化することができるとともに、電圧変換器を設けることに起因する電力損失を防止することができる。また、発電モジュールにおける発電電力を効率的に活用することができる分、火力発電などのCO2を排出する発電方法による発電量を少なくすることができるので、効果的にCO2排出量の削減に貢献することができる。
上記第1の局面による発電システムにおいて、好ましくは、複数の第1発電電力出力部と、切替部による接続状態の切替を制御する制御部とをさらに備え、複数の第1発電電力出力部は、複数の発電モジュールの接続状態を第1発電電力出力部ごとに切替可能に構成されており、複数の発電モジュールの接続状態は、制御部により制御されていることを特徴とする。このように構成すれば、蓄電部に接続する第1発電電力出力部の個数を調整することにより蓄電部に供給する電力を容易に調整することができるとともに、蓄電部に供給しない発電電力は電力変換器側に供給することができる。これにより、発電モジュールにおける発電電力を効率的に活用することができる。
上記第1の局面による発電システムにおいて、好ましくは、互いに直列接続された複数の発電モジュールを含んで構成される第2発電電力出力部をさらに備え、第2発電電力出力部は、電力変換器に接続され、第1発電電力出力部が電力変換器に接続される第1接続状態をとる場合には、第1発電電力出力部と第2発電電力出力部とは互いに並列接続されることを特徴とする。このように構成すれば、全ての発電モジュールの発電電力を蓄電部に供給すると蓄電部に過度の負担がかかる場合に、複数のうちの一部の発電モジュールの発電電力が蓄電部に供給されるので、蓄電部に過度の負担を与えるのを抑制することができる。
この場合、切替部は、複数の発電モジュールの接続状態を切り替える第1スイッチ回路と、第1発電電力出力部の接続先である電力変換器と蓄電部とを切り替える第2スイッチ回路と、を含んで構成されることを特徴とする。このように構成すれば、第1スイッチ回路および第2スイッチ回路を用いて、第1接続状態と第2接続状態とを容易に切り替えることができる。尚、第1スイッチ回路と第2スイッチ回路とは各々独立に構成することもできるが、1つの回路として構成してもよい。
上記第1の局面による発電システムにおいて、好ましくは、切替部は、第1接続状態において複数の発電モジュールの全てを互いに直列接続し、第2接続状態において複数の発電モジュールのうちの一部を互いに並列接続するとともに、並列接続された発電モジュールを蓄電部に接続するように構成されている。このように構成すれば、電力変換器には複数の発電モジュールの全ての発電電力を供給し、蓄電部には蓄電部にかかる負荷を抑制しながら適度な電力を供給することができる。
上記第1の局面による発電システムにおいて、好ましくは、並列接続された発電モジュールが蓄電部に接続される場合に、並列接続された発電モジュールは、電圧変換器を介さずに、蓄電部に接続されるように構成されている。このように発電モジュールを電圧変換器を介さずに蓄電部に接続した場合にも、本発明では、並列接続された発電モジュールにより蓄電部に適した低い電圧の電力を蓄電部に供給することができる。
上記第1の局面による発電システムにおいて、好ましくは、通常運転時には、第1接続状態を取ることにより発電モジュールにより発電された電力が電力変換器に供給され、非通常運転時には、第2接続状態を取ることにより発電モジュールにより発電された電力が蓄電部に供給されるように構成されている。このように構成すれば、通常運転時には、直列接続によって太陽光発電モジュールによる発電電力をインバータへの入力に適した高い電圧でインバータに供給することができるとともに、非通常運転時には、並列接続によって太陽光発電モジュールによる発電電力を蓄電部の充電に適した低い電圧で蓄電部に供給することができる。これにより、通常運転時には、太陽光発電モジュールの発電電力をインバータを介して電力系統と連係することができ、インバータを停止あるいは運転抑制をしないといけないような非通常運転時には、太陽光発電モジュールの発電電力を蓄電部に供給して電力を蓄えることができる。これにより、太陽光発電モジュールの発電電力をより効率的に活用することができる。
この場合、好ましくは、蓄電部には、負荷が接続されており、第1接続状態では、蓄電部に蓄電された電力が負荷に供給され、第2接続状態では、並列接続された発電モジュールにより発電された電力と、蓄電部に蓄電された電力とが、負荷に供給されるように構成されている。このように構成すれば、通常運転時には太陽光発電モジュールの発電電力をインバータを介して電力系統と連係することができ、また、太陽光発電モジュールの発電電力をインバータを停止あるいは運転抑制をしないといけないような非通常運転時には、太陽光発電モジュールの発電電力と、蓄電部に蓄電された電力とを合わせた電力を負荷に供給することができる。加えて、このような非通常運転時において、発電電力を負荷に供給しながら、蓄電部に充電することもできる。これにより、非通常運転時において太陽光発電モジュールの発電電力を効率的に活用して負荷を長時間駆動することができる。
上記第1の局面による発電システムにおいて、好ましくは、発電モジュールは、太陽光を用いて発電する太陽光発電モジュールであり、電力変換器は、インバータであり、太陽光発電モジュールは、インバータを介して電力系統に接続されており、蓄電部には、負荷が接続されており、蓄電部に蓄電された電力により負荷に供給する電力を賄えない恐れがあると判断するときには、第2接続状態に切り替えられて、並列接続された太陽光発電モジュールにより発電された電力と、蓄電部に蓄電された電力とが、負荷に供給され、蓄電部に蓄電された電力により負荷に供給する電力を賄えるときには、第1接続状態に切り替えられて、蓄電部に蓄電された電力が負荷に供給されながら、太陽光発電モジュールにより発電された電力がインバータを介して電力系統に逆潮流可能なように構成されている。このように構成すれば、蓄電部に蓄電された電力により負荷に供給する電力を賄えない恐れがあると判断するときには、太陽光発電モジュールによる発電電力を蓄電部の充電および負荷の駆動に適した低い電圧で蓄電部に供給することができる。また、満充電の場合や負荷における電力使用が少ない場合など太陽光発電モジュールの発電電力を使用しきれない場合には、負荷への電力供給は蓄電部のみからとし、太陽光発電モジュールによる発電電力はインバータへの入力に適した高い電圧でインバータに供給して電力系統に逆潮流させることができる。これにより、太陽光発電モジュールの発電電力をより効率的に活用することができる。
この発明の第2の局面による制御装置は、自然エネルギーを用いて発電する複数の発電モジュールと、複数の発電モジュールの接続状態を切り替える切替部と、を含んで構成される発電電力出力部と、発電モジュールにおける発電電力が供給される電力変換器および蓄電部とを備えた発電システムに用いられる制御装置であって、切替部は、複数の発電モジュールの少なくとも一部が互いに直列接続または並列接続されるように接続状態を切り替え、複数の発電モジュールの少なくとも一部が互いに直列接続されているときに、発電電力出力部が電力変換器に接続される第1接続状態と、複数の発電モジュールの少なくとも一部が互いに並列接続されているときに、または、複数の発電モジュールに含まれる1つの発電モジュールのみから蓄電部に発電電力を供給するときに、発電電力出力部が蓄電部に接続される第2接続状態と、を切り替える。
この第2の局面による制御装置では、上記のように構成することによって、発電モジュールの接続先を電力変換器と蓄電部との間で選択することができるため、必要に応じて発電電力の供給先を変更することができる。これにより、例えば蓄電部が満充電の場合は、電力変換器側に接続することができるとともに、電力変換器の停止時には、蓄電部に接続することができ、その結果、複数の太陽光発電モジュールにおける発電電力を効率的に活用することができる。また、複数の発電モジュールを電力変換器に接続する場合には、複数の発電モジュールの少なくとも一部が互いに直列接続されるので、発電モジュールにおいて発電された電力を高い電圧で電力変換器に供給(入力)することができる。また、複数の発電モジュールを蓄電部に接続する場合には、第1接続状態よりも出力電圧が低くなるように複数の発電モジュールの少なくとも一部が並列接続されるので、発電モジュールにおいて発電された電力を電力変換器に供給する場合よりも低い電圧で蓄電部に供給することができる。これらにより、発電モジュールにおいて発電された電力を、接続先(電力変換器または蓄電部のいずれか一方)に応じた適正な大きさの電圧で各々の接続先に供給することができる。これにより、複数の発電モジュールを電力変換器に接続した場合および蓄電部に接続した場合の両方の場合に電力の損失を抑制することができるので、複数の発電モジュールが蓄電部と電力変換器とに選択的に接続される構成において、発電モジュールにおける発電電力を効率的に活用することができる。また、複数の発電モジュールが蓄電部に接続される場合に、複数の発電モジュールの少なくとも一部を並列接続することによって、発電モジュールにおける発電電力の電圧を蓄電部の充電電圧に適するような電圧に変換する必要がないので、発電モジュールと蓄電部との間に電圧変換器を設ける必要がない。これにより、発電システムの構成を簡略化することができるとともに、電圧変換器を設けることに起因する電力損失を防止することができる。また、発電モジュールにおける発電電力を効率的に活用することができる分、火力発電などのCO2を排出する発電方法による発電量を少なくすることができるので、効果的にCO2排出量の削減に貢献することができる。
この発明の第3の局面による切替回路は、自然エネルギーを用いて発電する複数の発電モジュールを含んで構成される発電電力出力部と、発電モジュールにおける発電電力が供給される電力変換器および蓄電部とを備えた発電システムに用いられ、複数の発電モジュールの接続状態を切替可能な切替回路であって、複数の発電モジュールの少なくとも一部は互いに直列接続または並列接続されるように接続状態が切り替えられ、複数の発電モジュールの少なくとも一部が互いに直列接続されているときに、発電電力出力部が電力変換器に接続される第1接続状態と、複数の発電モジュールの少なくとも一部が互いに並列接続されているときに、または、複数の発電モジュールに含まれる1つの発電モジュールのみから蓄電部に発電電力を供給するときに、発電電力出力部が蓄電部に接続される第2接続状態と、を切り替えるための切替回路である。
この第3の局面による切替回路では、上記のように構成することによって、発電モジュールの接続先を電力変換器と蓄電部との間で選択することができるため、必要に応じて発電電力の供給先を変更することができる。これにより、例えば蓄電部が満充電の場合は、電力変換器側に接続することができるとともに、電力変換器の停止時には、蓄電部に接続することができ、その結果、複数の太陽光発電モジュールにおける発電電力を効率的に活用することができる。また、複数の発電モジュールを電力変換器に接続する場合には、複数の発電モジュールの少なくとも一部が互いに直列接続されるので、発電モジュールにおいて発電された電力を高い電圧で電力変換器に供給(入力)することができる。また、複数の発電モジュールを蓄電部に接続する場合には、第1接続状態よりも出力電圧が低くなるように複数の発電モジュールの少なくとも一部が並列接続されるので、発電モジュールにおいて発電された電力を電力変換器に供給する場合よりも低い電圧で蓄電部に供給することができる。これらにより、発電モジュールにおいて発電された電力を、接続先(電力変換器または蓄電部のいずれか一方)に応じた適正な大きさの電圧で各々の接続先に供給することができる。これにより、複数の発電モジュールを電力変換器に接続した場合および蓄電部に接続した場合の両方の場合に電力の損失を抑制することができるので、複数の発電モジュールが蓄電部と電力変換器とに選択的に接続される構成において、発電モジュールにおける発電電力を効率的に活用することができる。また、複数の発電モジュールが蓄電部に接続される場合に、複数の発電モジュールの少なくとも一部を並列接続することによって、発電モジュールにおける発電電力の電圧を蓄電部の充電電圧に適するような電圧に変換する必要がないので、発電モジュールと蓄電部との間に電圧変換器を設ける必要がない。これにより、発電システムの構成を簡略化することができるとともに、電圧変換器を設けることに起因する電力損失を防止することができる。また、発電モジュールにおける発電電力を効率的に活用することができる分、火力発電などのCO2を排出する発電方法による発電量を少なくすることができるので、効果的にCO2排出量の削減に貢献することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図3を参照して、本発明の第1実施形態による発電システム(太陽光発電システム1)の構造を説明する。
まず、図1〜図3を参照して、本発明の第1実施形態による発電システム(太陽光発電システム1)の構造を説明する。
本発明の第1実施形態による太陽光発電システム1は、図1に示すように、太陽光を用いて発電した電力を出力する発電電力出力部2と、発電電力出力部2により出力された電力を蓄電可能な蓄電部3と、電力系統50に接続され、発電電力出力部2より出力された電力を逆潮流が可能となるように電力系統50に出力するインバータ4と、発電電力出力部2および蓄電部3などを制御する制御部5とを備えている。なお、インバータ4は、本発明の「電力変換器」の一例であり、発電電力出力部2から出力された直流の電力を交流に変換する機能を有している。また、制御部5は、本発明の「制御装置」および「制御部」の一例である。
発電電力出力部2は、互いに接続された複数(第1実施形態では、5つ)の太陽光発電モジュール21と、太陽光発電モジュール21の発電電力をインバータ4側または蓄電部3側に選択的(択一的)に切替可能に接続する切替回路部22とを含んでいる。なお、発電電力出力部2は、本発明の「第1発電電力出力部」の一例であり、切替回路部22は、本発明の「切替部」および「切替回路」の一例である。
太陽光発電モジュール21は、温度係数が小さく(温度変化による特性の変化が小さく)、最大出力動作電圧の季節変動が少ない太陽電池を用いることが望ましい。温度係数の小さい太陽電池としては、たとえば、a−Siを用いた太陽電池(薄膜a−Si、HIT太陽電池など)およびGaAs系などの化合物系太陽電池が挙げられる。
切替回路部22は、発電電力出力部2をインバータ4側に接続する場合には、発電電力出力部2と蓄電部3との接続を電気的に切断し、発電電力出力部2を蓄電部3側に接続する場合には、発電電力出力部2とインバータ4との接続を電気的に切断するように構成されている。また、切替回路部22は、発電電力出力部2をインバータ4側に接続する場合には、5つの太陽光発電モジュール21同士の接続状態を、5つの太陽光発電モジュール21が互いに直列接続された直列接続状態に切り替えることが可能である。また、切替回路部22は、発電電力出力部2を蓄電部3側に接続する場合には、5つの太陽光発電モジュール21同士の接続状態を、5つの太陽光発電モジュール21が互いに並列接続された並列接続状態に切り替えることが可能である。
発電電力出力部2の詳細構造としては、たとえば図2に示すように、切替回路部22は、10個のスイッチ回路23を含んでいる。各スイッチ回路23は、太陽光発電モジュール21側の端子23aと直列接続時の端子23bとの接続と、太陽光発電モジュール21側の端子23aと並列接続時の端子23cとの接続とを選択的に切り替えることが可能である。図2に示すように、全てのスイッチ回路23において太陽光発電モジュール21側の端子23aと直列接続時の端子23bとを接続した場合に、5つの太陽光発電モジュール21が互いに直列接続されるとともに、その直列接続された5つの太陽光発電モジュール21がインバータ4側に接続されるように構成されている。これにより、インバータ4には、各太陽光発電モジュール21の出力電圧の総和となる電圧の電力が入力される。なお、この直列接続状態では、太陽光発電モジュール21は蓄電部3側とは電気的に切断されている。
また、図3に示すように、全てのスイッチ回路23において太陽光発電モジュール21側の端子23aと並列接続時の端子23cとを接続した場合に、5つの太陽光発電モジュール21が互いに並列接続されるとともに、その並列接続された太陽光発電モジュール21が蓄電部3側に接続されるように構成されている。これにより、蓄電部3には、蓄電部3と接続される太陽光発電モジュール21のうち出力電圧が最も小さい大きさの出力電圧の電力が入力される。なお、この並列接続状態では、太陽光発電モジュール21はインバータ4側とは電気的に切断されている。
インバータ4から母線6への出力は、たとえば、家庭用の機器(後述する一般負荷60)の使用に適合するように、単相3線200Vの交流出力となるように設計されている。インバータ4から200Vの交流出力を効率良く得るためには、発電電力出力部2からインバータ4への入力電圧は、200V以上300V以下の直流電圧が望ましい。
また、インバータ4と電力系統50とを接続する母線6と、発電電力出力部2と蓄電部3とを接続する配線7とはAC−DCコンバータ8を介して配線9により接続されている。これにより、電力系統50からAC−DCコンバータ8を介して蓄電部3に直流電力を供給することが可能である。また、配線9には電力系統50から蓄電部3に向かう電力のみを許容するダイオード10が設けられている。これにより、蓄電部3から配線9を介して電力系統50に逆潮流することが防止されている。また、発電電力出力部2と蓄電部3とは、DC−DCコンバータなどの電圧変換器を介さずに配線7により直接接続されている。
また、インバータ4と電力系統50とを接続する母線6には、一般負荷60が接続されている。この一般負荷60は、第1実施形態では、交流電源によって駆動される機器である。また、蓄電部3には、DC−DCコンバータ11を介して特定負荷70が接続されている。この特定負荷70は、第1実施形態では、直流電源によって駆動される機器である。また、特定負荷とは、常に電源から電力が供給されていることが望まれるような機器であり、例えば、常時動作する必要のある機器や、動作信号が入力されたら直ちに駆動可能なように待機が必要な機器が含まれる。第1実施形態では、蓄電部3と特定負荷70とが接続されているために、電力系統50が停電した場合でも特定負荷70への給電は蓄電部3により行われ、直ちに給電が停止することはない。
また、配線9のAC−DCコンバータ8よりも蓄電部3側の部分とDC−DCコンバータ11とが配線12を介して接続されている。これにより、AC−DCコンバータ8からは、蓄電部3に対してだけでなく配線12を介してDC−DCコンバータ11にも電力が供給されている。これにより、蓄電部3の充電電力が少なくなった場合にもAC−DCコンバータ8を介して系統電力50を特定負荷70に供給することができるので、特定負荷70への給電が停止することはない。DC−DCコンバータ11は、蓄電部3からの直流電力と配線12からの直流電力とのいずれか一方を選択するように接続を切り替える機能を有している。通常時には蓄電部3から直流電力を選択し、蓄電部3の充電量が低下した場合などに、蓄電部3と特定負荷70との接続を電気的に切断するとともに、電力系統50と特定負荷70とを接続することが可能である。
なお、DC−DCコンバータ11の接続切替機能はDC−DCコンバータ11に組み込まれている必要はなく、DC−DCコンバータ11に代えて、切替機能を有していないDC−DCコンバータと、そのDC−DCコンバータとは別個に設けたスイッチとを設けることにより、DC−DCコンバータ11と同様の機能を実現することが可能である。
また、ここでは特定負荷70の例として直流電源で駆動させる機器を示したが、交流電源で駆動される機器を用いてもよい。この場合、DC−DCコンバータ11に代えてインバータが用いられる。また、この場合、配線12をAC−DCコンバータ8よりも系統電源50側に接続し、蓄電部3の充電量が少なくなったときにインバータ内での交流−直流変換を行うことなしに特定負荷70に供給するように構成してもよい。さらに、特定負荷70として、直流電源および交流電源で駆動される機器が混在してもよい。
また、蓄電部3としては、自然放電が少なく、充放電効率の高い2次電池(たとえば、リチウムイオン蓄電池、ニッケル水素蓄電池など)が用いられている。また、蓄電部3の電圧は高いほど安全設計が重要になることから、蓄電部3の電圧は低いことが望まれる。また、蓄電部3に接続される特定負荷70についても比較的低い電圧仕様のものが用いられることが多いので、それに合わせて蓄電部3の電圧も低いことが望まれる。このため、インバータ4に求められる所望の入力電圧(200V以上300V以下)よりも蓄電部3の充電電圧は小さくなる。また、蓄電部3の公称電圧(充電電圧)は、太陽光発電モジュール21の公称最大出力動作電圧よりも低くなるように選択される。さらに蓄電部3を効率的に充電するための太陽光発電モジュール21の発電電圧と、太陽光発電モジュール21の温度依存性とを考慮すると、蓄電部3の公称電圧は、より好ましくは、公称最大出力動作電圧の70%以上90%以下となるように選択される。
この理由を以下にさらに詳細に説明する。蓄電部3の電圧は充電量により公称電圧よりも10%程度上昇することが知られている。このため、満充電を行うためには公称電圧よりも10%程度高い電圧が必要であり、また、Vopを上回る電圧では発電電力が急激に低下するため、公称最大電力動作電圧(Vop)の90%以下での運用が好ましい。また、Vopは高温時などに低下することも知られている。このため、Vop低下時にも蓄電部3の公称電圧の10%以上の電圧を維持するためには、Vop90%よりも低い蓄電部公称電圧が必要となる。その一方で、Vopから外れた動作電圧では、太陽光発電モジュール21の発電効率が低下することも知られている。発明者らの鋭意研究の結果、蓄電部3の公称電圧をVopの70%以上90%以下とすることが最も効率的に充電ができることを見出した。第1実施形態では、太陽光発電モジュール21の公称最大出力動作電圧が約60Vであり、蓄電部3の公称電圧(充電電圧)は約48Vである。
また、蓄電部3の公称電圧をVopの70%以上90%以下とすることにより、蓄電部3の充電に際してDC−DCコンバータを不要とすることができるので、DC−DCコンバータを用いる場合のコンバータ内における電力ロスを抑制することができる。これにより、高効率充電が可能になる。また、DC−DCコンバータの交換作業がなくなるとともに、部品点数を減らすことができるので、故障率低減による信頼性の向上や低コスト化、長期に渡るメンテナンスフリーの実現が見込まれる。
また、制御部5は、発電電力出力部2の発電量、蓄電部3の充電量、インバータ4の動作状況および予め設定された設定情報などに基づいて、発電電力出力部2の切替回路部22、蓄電部3、AC−DCコンバータ8およびDC−DCコンバータ11などを制御する機能を有する。具体的には、制御部5は、蓄電部3の充電量、インバータ4の動作状況および予め設定された設定情報などに基づいて、システムが通常運転時であるか非通常運転時であるかを判断する。
なお、通常運転時とは、電力系統50が正常に稼動している状態である。また、非通常運転時とは、電力系統50に何らかの理由で不具合が生じた場合または生じる可能性があるために予め対策を講じる必要がある場合である。たとえば、電力系統50が停電した場合、需要家側からの逆潮流によって配電線の許容電圧を越える場合、および、電力需要量と太陽光発電モジュール21の発電電力などとの関係で、例えば発電電力の調整が困難な原子力発電の発電電力を抑制することが求められるような特異日の場合に、制御部5は非通常運転時であると判断する。
制御部5は、通常運転時であると判断した場合には、図2に示すようにスイッチ回路23の接続状態を切り替えることにより、直列接続状態にするとともに、発電電力出力部2の接続先をインバータ4側に切り替える。通常運転時においては、発電電力出力部2の出力電力は、一般負荷60において消費され、余った電力は電力系統50に逆潮流される。また、特定負荷70は、蓄電部3を電源として駆動される。蓄電部3の充電量が少なくなった場合には、電力系統50から配線12を介して特定負荷70に電力が供給される。たとえば、制御部5は、蓄電部3の充電量が例えば50%まで低下した場合に、電力系統50と特定負荷70とを配線12を介して接続するようにDC−DCコンバータ11を制御する。これにより、蓄電部3の充電量の50%を確保することができるため、停電時などで電力系統50からの電力供給がない場合でも蓄電部3とDC−DCコンバータ11とを接続するように制御することによって、停電時でも特定負荷70に対して蓄電部3より電力を供給することも可能である。また、蓄電部3の放電深度差を少なくすることが可能であるので、蓄電部3の長寿命化を図ることが可能である。
また、制御部5は、非通常運転時であると判断した場合には、図3に示すようにスイッチ回路23の接続状態を切り替えることにより、並列接続状態にするとともに、発電電力出力部2の接続先を蓄電部3側に切り替える。非通常運転時においては、発電電力出力部2の出力電力は、蓄電部3に供給され、特定負荷70は、蓄電部3の充電電力および発電電力出力部2の出力電力によって駆動される。ここで、発電電力出力部2からの出力電力を、図1に示すように蓄電部3を介して特定負荷70に供給してもよいし、発電電力出力部2と蓄電部3と特定負荷70側への配線とを1点で結合することにより、発電電力出力部2からの出力電力を蓄電部3を介さずに特定負荷70に供給してもよい。
第1実施形態では、複数(5つ)の太陽光発電モジュール21がインバータ4に接続される場合には、複数の太陽光発電モジュール21同士の接続状態を複数の太陽光発電モジュール21が互いに直列接続された直列接続状態に切り替えるとともに、複数の太陽光発電モジュール21が蓄電部3に接続される場合には、複数の太陽光発電モジュール21同士の接続状態を複数の太陽光発電モジュール21が並列接続された並列接続状態に切り替える。このように構成することによって、発電モジュール21の接続先をインバータ4と蓄電部3との間で選択することができるため、必要に応じて発電電力の供給先を変更することができる。これにより、例えば蓄電部3が満充電の場合は、インバータ4側に接続することができるとともに、インバータ4の停止時には、蓄電部3に接続することができ、その結果、複数の太陽光発電モジュール21における発電電力を効率的に活用することができる。また、複数の太陽光発電モジュール21をインバータ4に接続する場合には、複数の太陽光発電モジュール21同士が互いに直列接続されるので、太陽光発電モジュール21において発電された電力を比較的高い電圧でインバータ4に供給(入力)することができる。また、複数の太陽光発電モジュール21を蓄電部3に接続する場合には、複数の太陽光発電モジュール21が並列接続されるので、太陽光発電モジュール21において発電された電力をインバータ4に供給する場合よりも比較的低い電圧でインバータ4に供給することができる。これらにより、太陽光発電モジュール21において発電された電力を、接続先(インバータ4または蓄電部3のいずれか一方)に応じた適正な大きさの電圧で各々の接続先に供給することができる。これにより、複数の太陽光発電モジュール21が蓄電部3とインバータ4とに選択的に接続される構成において、複数の太陽光発電モジュール21をインバータ4に接続した場合および蓄電部3に接続した場合の両方の場合に電力の損失が生じることを抑制することができるので、太陽光発電モジュール21における発電電力を効率的に活用することができる。
また、複数の太陽光発電モジュール21が蓄電部3に接続される場合に、複数の太陽光発電モジュール21を並列接続することによって、太陽光発電モジュール21における発電電力の電圧を蓄電部3の充電電圧に適するような電圧に変換する必要がないので、太陽光発電モジュール21と蓄電部3との間にDC−DCコンバータなどの電圧変換器を設ける必要がない。これにより、発電システム1の構成を簡略化することができるとともに、電圧変換器を設けることに起因する電力損失を防止することができる。また、太陽光発電モジュール21における発電電力を効率的に活用することにより、火力発電などのCO2を排出する発電方法による発電量を少なくすることができるので、効果的にCO2排出量の削減に貢献することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、切替回路部22に複数のスイッチ回路23を設け、複数のスイッチ回路23により複数の太陽光発電モジュール21の直列接続状態と並列接続状態とを切り替えることによって、スイッチ回路23を用いて容易に直列接続状態と並列接続状態とを切り替えることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、切替回路部22は、複数のスイッチ回路23により複数の太陽光発電モジュール21の直列接続状態と並列接続状態とを切り替える際に、複数のスイッチ回路23により複数の太陽光発電モジュール21がインバータ4に接続される状態と、複数の太陽光発電モジュール21が蓄電部3に接続される状態との切り替えも行う。このように構成することによって、スイッチ回路23を用いて、直列接続状態と並列接続状態とを切り替えることができるのみならず、複数の太陽光発電モジュール21の接続先の切り替えも行うことができるので、太陽光発電モジュール21の接続先を切り替えるための専用のスイッチを別途設ける必要がない。
また、第1実施形態では、上記のように、通常運転時に、複数の太陽光発電モジュール21をインバータ4に接続するとともに、切替回路部22により複数の太陽光発電モジュール21の接続状態を直列接続状態に切り替えて、互いに直列接続された複数の太陽光発電モジュール21により発電された電力をインバータ4を介して電力系統50側に出力し、非通常運転時に、複数の太陽光発電モジュール21を蓄電部3に接続するとともに、切替回路部22により複数の太陽光発電モジュール21の接続状態を並列接続状態に切り替えて、並列接続された複数の太陽光発電モジュール21により発電された電力を蓄電部3に供給するように構成している。このように構成することによって、通常運転時には、直列接続によって複数の太陽光発電モジュール21による発電電力をインバータ4への入力に適した高い電圧でインバータ4に供給することができるとともに、非通常運転時には、並列接続によって複数の太陽光発電モジュール21による発電電力を蓄電部3の充電に適した低い電圧で蓄電部3に供給することができる。これにより、通常運転時には、太陽光発電モジュール21の発電電力をインバータ4を介して電力系統50と連係することができ、インバータ4を停止あるいは運転抑制をしないといけないような非通常運転時には、太陽光発電モジュール21の発電電力を蓄電部3に供給して電力を蓄える、あるいは特定負荷70に電力を供給することができる。これにより、太陽光発電モジュール21の発電電力をより効率的に活用することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、蓄電部3に特定負荷70を接続し、通常運転時には、例えば深夜電力など電力系統50から供給された電力を蓄電部3に蓄電し、蓄電部3に蓄電された電力を特定負荷70に供給するとともに、非通常運転時に、並列接続された複数の太陽光発電モジュール21により発電された電力と、蓄電部3に蓄電された電力とを特定負荷70に供給するように構成している。このように構成することによって、通常運転時には太陽光発電モジュール21の発電電力をインバータ4を介して電力系統50側に出力しておき、太陽光発電モジュール21の発電電力をインバータ4に供給することが困難な非通常運転時には、太陽光発電モジュール21の発電電力と、蓄電部3に蓄電された電力とを合わせた電力を負荷に供給することができる。これにより、非通常運転時において太陽光発電モジュール21の発電電力を効率的に活用して特定負荷70を長時間駆動することができる。
(第1実施形態の変形例)
上記第1実施形態では、発電電力出力部2の切替回路部22により直列接続状態と並列接続状態との切替と、発電電力出力部2の接続先(インバータ4または蓄電部3)の切替をスイッチ回路23を用いたが、図4および図5に示す第1実施形態の第1変形例による発電電力出力部2aでは、直列接続状態と並列接続状態との切替を行うためのスイッチ回路24と、発電電力出力部2aの接続先の切替を行うためのスイッチ回路25とを別個に切替回路部22aに設けている。なお、切替回路部22aは、本発明の「切替部」の一例であり、スイッチ回路24およびスイッチ回路25は、それぞれ、本発明の「第1スイッチ回路」および「第2スイッチ回路」の一例である。また、発電電力出力部2aは、本発明の「第1発電電力出力部」の一例である。
上記第1実施形態では、発電電力出力部2の切替回路部22により直列接続状態と並列接続状態との切替と、発電電力出力部2の接続先(インバータ4または蓄電部3)の切替をスイッチ回路23を用いたが、図4および図5に示す第1実施形態の第1変形例による発電電力出力部2aでは、直列接続状態と並列接続状態との切替を行うためのスイッチ回路24と、発電電力出力部2aの接続先の切替を行うためのスイッチ回路25とを別個に切替回路部22aに設けている。なお、切替回路部22aは、本発明の「切替部」の一例であり、スイッチ回路24およびスイッチ回路25は、それぞれ、本発明の「第1スイッチ回路」および「第2スイッチ回路」の一例である。また、発電電力出力部2aは、本発明の「第1発電電力出力部」の一例である。
この第1実施形態の第1変形例では、各スイッチ回路24は、太陽光発電モジュール21側の端子24aと直列接続時の端子24bとの接続と、太陽光発電モジュール21側の端子24aと並列接続時の端子24cとの接続とを選択的に切り替えることが可能である。また、各スイッチ回路25は、太陽光発電モジュール21側の端子25aと直列接続時の端子25bとの接続と、太陽光発電モジュール21側の端子25aと並列接続時の端子25cとの接続とを選択的に切り替えることが可能である。図4に示すように、全てのスイッチ回路24において太陽光発電モジュール21側の端子24aと直列接続時の端子24bとを接続した場合に、5つの太陽光発電モジュール21が互いに直列接続され、全てのスイッチ回路25において太陽光発電モジュール21側の端子25aと直列接続時の端子25bとを接続した場合に、その直列接続された5つの太陽光発電モジュール21がインバータ4側に接続されるように構成されている。なお、この直列接続状態では、太陽光発電モジュール21は蓄電部3側とは電気的に切断されている。また、図5に示すように、全てのスイッチ回路24において太陽光発電モジュール21側の端子24aと並列接続時の端子24cとを接続した場合に、5つの太陽光発電モジュール21が互いに並列接続されるとともに、全てのスイッチ回路25において太陽光発電モジュール21側の端子25aと直列接続時の端子25cとを接続した場合に、その並列接続された太陽光発電モジュール21が蓄電部3側に接続されるように構成されている。なお、この並列接続状態では、太陽光発電モジュール21はインバータ4側とは電気的に切断されている。
また、図6に示す第1実施形態の第2変形例による発電電力出力部2bでは、一部の太陽光発電モジュール21を並列接続して蓄電部3に接続可能なように切替回路部22bを構成している。具体的には、切替回路部22bでは、5つの太陽光発電モジュール21を並列接続するための回路上に、回路を遮断可能なスイッチ23dを設けている。図6では、図の右から1番目と2番目の太陽光発電モジュール21に対応する回路上に、スイッチ23dが設けられている。このスイッチ23dをオフ(回路を遮断)することにより、並列接続状態において、オフしたスイッチ23dに対応する太陽光発電モジュール21の発電電力を蓄電部3に供給しないようにすることが可能である。なお、図6の例では、直列接続状態においては、スイッチ23dのオン/オフに拘わらず、全て(5つ)の太陽光発電モジュール21が直列接続されてインバータ4に接続される。なお、切替回路部22bは、本発明の「切替部」および「切替回路」の一例である。
この第1実施形態の第2変形例では、天候などに応じてスイッチ23dのオン/オフを切り替えることにより、蓄電部3に過度の負担がかかるのを抑制することができる。たとえば、天候が曇りであり、各太陽光発電モジュール21の発電電力が小さい場合には、スイッチ23dをオンにすることにより、より早く蓄電部3の充電を行うことができる。また、天候が快晴であり、各太陽光発電モジュール21の発電電力が大きい場合には、スイッチ23dをオフにすることにより、一部(3つまたは4つ)の太陽光発電モジュール21の発電電力を用いて蓄電部3に過度の負担をかけずに蓄電部3の充電を行うことができる。尚、スイッチ23dを複数設ける場合には、全てのスイッチ23dを同時にオンまたはオフしてもよいし、個別にオン/オフを制御してもよい。
また、図7に示す第1実施形態の第3変形例による発電電力出力部2cでは、並列接続状態において、一部の太陽光発電モジュール21が他の太陽光発電モジュール21および蓄電部3やインバータ4と電気的に分離されるように切替回路部22cを構成している。具体的には、切替回路部22cでは、図の右から1番目と2番目の太陽光発電モジュール21に対応する並列接続用の回路を設けていない。すなわち、図7の例では、並列接続状態において、3つの太陽光発電モジュール21の発電電力のみを蓄電部3に供給するように構成されている。なお、図7の例においても、直列接続状態においては、全て(5つ)の太陽光発電モジュール21が直列接続されてインバータ4に接続される。なお、互いに並列接続された3つの太陽光発電モジュール21は蓄電部3に接続され、電気的に分離された残りの2つの太陽光発電モジュール21は、蓄電部3およびインバータ4のいずれからも分離されていることが好ましい。この理由については、後述する第3実施形態において説明する。なお、切替回路部22cは、本発明の「切替部」および「切替回路」の一例である。
この第1実施形態の第3変形例では、蓄電部3の充電の際に、蓄電部3に過度の負担がかかるのを抑制することができるとともに、スイッチ23dを設けない分、回路構成を簡略化することができる。
(第2実施形態)
次に、図2、図3および図8を参照して、本発明の第2実施形態による発電システム(太陽光発電システム1a)について説明する。この第2実施形態では、電力系統50との連携を重視して通常は直列接続する制御を行う上記第1実施形態と異なり、蓄電部3の充電を重視して通常は並列接続する制御を行う例について説明する。なお、制御部5aの制御以外の構成は、図1に示した上記第1実施形態の構成と同様であるので、説明を省略する。また、制御部5aは、本発明の「制御装置」の一例である。
次に、図2、図3および図8を参照して、本発明の第2実施形態による発電システム(太陽光発電システム1a)について説明する。この第2実施形態では、電力系統50との連携を重視して通常は直列接続する制御を行う上記第1実施形態と異なり、蓄電部3の充電を重視して通常は並列接続する制御を行う例について説明する。なお、制御部5aの制御以外の構成は、図1に示した上記第1実施形態の構成と同様であるので、説明を省略する。また、制御部5aは、本発明の「制御装置」の一例である。
図8に示すように、第2実施形態による太陽光発電システム1aの制御部5aは、発電電力出力部2の発電量、蓄電部3の充電量、インバータ4の動作状況および予め設定された設定情報などに基づいて、発電電力出力部2の切替回路部22、蓄電部3、AC−DCコンバータ8およびDC−DCコンバータ11などを制御する機能を有する。具体的には、制御部5aは、蓄電部3の充電量、インバータ4の動作状況および予め設定された設定情報などに基づいて、蓄電部3に蓄えられた電力で特定負荷70に供給する電力を長時間賄うことが可能であるか否かを判断する。なお、蓄電部3に蓄えられた電力で特定負荷70に供給する電力を賄うことが可能である場合とは、たとえば、蓄電部3が満充電またはそれに近い充電量である場合や、特定負荷70における使用電力量が少ない場合などが該当する。制御部5aは、蓄電部3の充電量および充電量の変化量を検出することにより、特定負荷70における使用電力量などを監視している。
蓄電部3に蓄えられた電力で特定負荷70に供給する電力を賄えない恐れがあると判断するときには、制御部5aは、図3に示すようにスイッチ回路23の接続状態を切り替えることにより、並列接続状態にするとともに、発電電力出力部2の接続先を蓄電部3側に切り替える。蓄電部3に蓄えられた電力で特定負荷70に供給する電力を賄えない恐れがあると判断するときにおいては、発電電力出力部2の出力電力は、蓄電部3に供給され、特定負荷70は、蓄電部3の充電電力および発電電力出力部2の出力電力によって駆動される。
また、制御部5aは、蓄電部3に蓄えられた電力で特定負荷70に供給する電力を賄うことが可能であると判断した場合には、図2に示すようにスイッチ回路23の接続状態を切り替えることにより、直列接続状態にするとともに、発電電力出力部2の接続先をインバータ4側に切り替える。この場合においては、発電電力出力部2の出力電力は、一般負荷60において消費され、余った電力は電力系統50に逆潮流される。また、特定負荷70は、蓄電部3を電源として駆動される。
蓄電部3の充電量が少なくなった場合には、発電電力出力部2の発電量および特定負荷70の負荷量などに基づいて、並列接続状態とし、発電電力出力部2を蓄電部3側に接続するように切替回路部22を切り替えるとともに、DC−DCコンバータ11を蓄電部3側に接続することにより、充電部3の充電および特定負荷70への給電を行う。または、DC−DCコンバータ11を電力系統50側に接続することにより、電力系統50の電力をAC−DCコンバータ8および配線12を介して特定負荷70に供給する。また、電力系統50から特定負荷70に給電するだけでなく、合わせて蓄電部3への充電を行ってもよい。この充電電力源としては、発電電力出力部2および電力系統50を用いることが可能である。
第2実施形態では、上記のように、蓄電部3に蓄えられた電力で特定負荷70に供給する電力を賄えない恐れがあると判断するときに、複数の太陽光発電モジュール21を蓄電部3に接続するとともに、切替回路部22により複数の太陽光発電モジュール21の接続状態を並列接続状態に切り替えて、並列接続された複数の太陽光発電モジュール21により発電された電力と蓄電部3に蓄電された電力とを特定負荷70に供給し、蓄電部3に蓄電された電力により負荷に供給する電力を賄える時には、複数の太陽光発電モジュール21をインバータ4に接続するとともに、切替回路部22により複数の太陽光発電モジュール21の接続状態を直列接続状態に切り替えて、蓄電部3に蓄電された電力を特定負荷70に供給しながら、互いに直列接続された複数の太陽光発電モジュール21により発電された電力をインバータ4を介して電力系統50に逆潮流可能となるように構成している。このように構成することによって、蓄電部3に蓄えられた電力で特定負荷70に供給する電力を賄えない恐れがあると判断するときには、複数の太陽光発電モジュール21による発電電力を蓄電部3の充電に適した比較的低い電圧で蓄電部3に供給することができるとともに、満充電の場合や特定負荷70における電力消費量が少ない場合など蓄電部3に蓄電された電力により特定負荷70に供給する電力を賄える時には、複数の太陽光発電モジュール21による発電電力をインバータ4への入力に適した比較的高い電圧でインバータ4に供給して電力系統50に逆潮流可能となるようにすることができる。その結果、蓄電部3への充電にのみ太陽光発電モジュール21を使う場合と比較して、太陽光発電モジュール21の発電電力をより効率的に活用することができる。
その他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の変形例)
上記第2実施形態では、配線9およびAC−DCコンバータ8を介して電力系統50から蓄電部3に電力を供給することが可能に構成したが、図9に示す第2実施形態の変形例による太陽光発電システム100では、配線9およびAC−DCコンバータ8を設けていない。このように構成し、蓄電部3の充電量が低下した場合などでは並列側に切り替えて充電し、例えば満充電状態または所定電力以上では直列側に切り替えるような構成としてもよい。特に、特定負荷70の消費電力が蓄電部3の蓄電容量に比べて小さいときに有効である。
上記第2実施形態では、配線9およびAC−DCコンバータ8を介して電力系統50から蓄電部3に電力を供給することが可能に構成したが、図9に示す第2実施形態の変形例による太陽光発電システム100では、配線9およびAC−DCコンバータ8を設けていない。このように構成し、蓄電部3の充電量が低下した場合などでは並列側に切り替えて充電し、例えば満充電状態または所定電力以上では直列側に切り替えるような構成としてもよい。特に、特定負荷70の消費電力が蓄電部3の蓄電容量に比べて小さいときに有効である。
(第3実施形態)
次に、図10を参照して、本発明の第3実施形態による発電システム(太陽光発電システム200)について説明する。この第3実施形態では、上記第1実施形態と異なり、インバータ4に常時接続される発電電力出力部201をさらに設けた例について説明する。
次に、図10を参照して、本発明の第3実施形態による発電システム(太陽光発電システム200)について説明する。この第3実施形態では、上記第1実施形態と異なり、インバータ4に常時接続される発電電力出力部201をさらに設けた例について説明する。
第3実施形態による太陽光発電システム200では、上記第1実施形態の構成に加えて、インバータ4に常時接続される発電電力出力部201が2つ設けられている。発電電力出力部201では、5つの太陽光発電モジュール21が直列接続されている。なお、発電電力出力部201は、本発明の「第2発電電力出力部」の一例である。また、1つの発電電力出力部2と、2つの発電電力接続部201とは互いに並列に接続されて、インバータ4に接続されている。太陽光発電システム200では、3つの発電電力出力部(1つの発電電力出力部2および2つの発電電力接続部201)を全てインバータ4に接続することが可能であり、2つの発電電力出力部201をインバータ4に接続するとともに1つの発電電力出力部2を蓄電部3に接続することも可能である。なお、第3実施形態において発電電力出力部2の替わりに図6または図7に示した発電電力出力部2bまたは2cを用いた場合には、並列接続状態において、互いに並列接続された太陽光発電モジュール21は蓄電部3に接続され、電気的に分離された太陽光発電モジュール21(以下、分離モジュールと呼ぶ)は、蓄電部3およびインバータ4のいずれからも分離されていることが好ましい。この理由を説明する。すなわち、仮に、分離モジュールをインバータ4に接続した場合には、発電電力出力部201と、発電電力出力部201の出力電圧よりも小さい分離モジュールとが同時にインバータ4に並列接続されることになる。この場合、発電電力出力部201の出力電圧が、分離モジュールの出力電圧に引きずられてしまうことに起因して、全体の出力電力のロスが生じてしまう。以上の理由により、分離モジュールは、蓄電部3およびインバータ4のいずれからも分離されていることが好ましい。なお、これは、後述する第3実施形態の第1変形例および第2変形例においても同様である。
第3実施形態では、上記のように、接続先を切替可能な発電電力出力部2に加えて、インバータ4に常時接続される発電電力出力部201をさらに設けることによって、発電電力出力部2の発電電力を蓄電部3に出力しながら、発電電力出力部201の発電電力をインバータ4を介して逆潮流させることができる。
(第3実施形態の変形例)
第3実施形態による太陽光発電システム200では、インバータ4に常時接続される発電電力出力部201を2つ設けたが、図11に示す第3実施形態の第1変形例の太陽光発電システム250のように、インバータ4に常時接続される発電電力出力部201を3つ設けてもよい。このように、発電電力出力部201の数は自由に変更可能である。
第3実施形態による太陽光発電システム200では、インバータ4に常時接続される発電電力出力部201を2つ設けたが、図11に示す第3実施形態の第1変形例の太陽光発電システム250のように、インバータ4に常時接続される発電電力出力部201を3つ設けてもよい。このように、発電電力出力部201の数は自由に変更可能である。
また、第3実施形態では、インバータ4に常時接続される発電電力出力部201を設けたが、図12に示す第3実施形態の第2変形例の太陽光発電システム300では、発電電力出力部2を複数設けている。この場合、各発電電力出力部2の接続先(蓄電部3またはインバータ4)を制御部301によって個別に制御することにより、蓄電部3に出力する電力と電力系統50に逆潮流させる電力とを段階的に調整することができる。たとえば、3つの発電電力出力部2を全てインバータ4または蓄電部3に接続することも可能であり、1つの発電電力出力部2をインバータ4に接続するとともに2つの発電電力出力部2を蓄電部3に接続することも可能であり、2つの発電電力出力部2をインバータ4に接続するとともに1つの発電電力出力部2を蓄電部3に接続することも可能である。これにより、より太陽光発電モジュール21による発電電力を効率的に活用することができる。なお、制御部301は、本発明の「制御装置」および「制御部」の一例である。
また、第3実施形態、その第1変形例および第2変形例では、特に以下のような効果を得ることができる。すなわち、一般負荷量および特定負荷量に応じて太陽光発電モジュールの発電量や蓄電部3の容量を適宜選択することができる。たとえば、一般負荷量が多く、特定負荷量が少ない場合には、蓄電部3の容量は少なくて済むので、直並列切替可能な発電電力出力部は少数でもよく、各需要家の状況に応じて適宜対応が可能である。
また、需要家側からの逆潮流によって配電線の許容電圧を越える問題(過電圧)に対しても、太陽光発電モジュールの発電能力を極力最大限に利用しながら逆潮流量を抑制することができる。すなわち、直並列切替可能な発電電力出力部を設けていないシステム(図10の3つの発電電力出力部の全てが直並列切替可能でない場合)では、出力電力を抑制する際に、3つの発電電力出力部側の全ての発電量を抑制する必要があるが、図10の例では、1つの発電電力出力部の出力を蓄電部3側に切り替えることにより、電力系統50側への出力を、各発電電力出力部の出力を抑制することなく、2/3にすることができる。また、図12の例では、過電圧の問題に対してさらに段階的に対応(電力系統50への出力電力量を調整)することが可能となる。すなわち、発電電力出力部2での発電電力の全てを電力系統50へ逆潮流すると過電圧になるのに対し、一部の発電電力を逆潮流させなければ過電圧とならない場合には有効である。また、並列側に切り替えられた発電電力出力部についても、蓄電部3に充電あるいは特定負荷70で利用することができるために各発電電力出力部を効率的に利用することができる。
第3実施形態およびその変形例のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
なお、図10では3つの発電電力出力部のうち1つを直並列切替可能に構成しており、図12では3つ全てを直並列切替可能に構成している。ここで、複数の発電電力出力部のうち、いくつの発電電力出力部を直並切替可能に構成するかは、任意に変更可能である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1〜第3実施形態およびそれらの変形例では、太陽光発電モジュール21によって発電を行う例について説明したが、本発明はこれに限らず、発電モジュールとして他の直流発電装置あるいは風力発電装置などの他の自然エネルギーを用いて発電する発電モジュールを用いてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態およびそれらの変形例では、蓄電部3としてリチウムイオン電池やニッケル水素電池などの蓄電池を用いる例を示したが、本発明はこれに限らず、他の2次電池を用いてもよい。また、本発明の「蓄電部」の一例として、蓄電池の代わりにキャパシタを用いてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態およびそれらの変形例では、蓄電部3の電圧が48Vである例について説明したが、本発明はこれに限らず、48V以外の電圧にしてもよい。なお、蓄電部の電圧としては約60V以下が望ましいが、特定負荷70の定格電圧・配線内での電力損失などを考慮して好適な電圧を選択する。
また、上記第1〜第3実施形態では、発電電力出力部2を蓄電部3側に接続する際に、5つの太陽光発電モジュール21の全てを並列に接続する例について説明したが、本発明はこれに限らず、5つのうちの一部の太陽光発電モジュールのみを並列に接続した状態で発電電力出力部を蓄電部側に接続してもよい。また、一部の太陽光発電モジュールを並列に接続した状態で、発電電力出力部を蓄電部3側に接続し、他の太陽光発電モジュールを直列に接続した状態で発電電力出力部をインバータ4側に接続してもよい。たとえば、図13および図14に示す例の発電電力出力部2dでは、直列接続状態では、5つの太陽光発電モジュール21を直列接続してインバータ4側に出力し、並列接続状態では、3つの太陽光発電モジュール21を直列接続してインバータ4側に出力するとともに、2つの太陽光発電モジュール21を並列接続して蓄電部3側に出力するように切替回路部22dを制御している。この場合において、インバータ4の入力可能範囲内で直列接続される太陽光発電モジュール21の数を調整すべきである。また、図15および図16に示す例の発電電力出力部2eでは、直列接続状態では、6つの太陽光発電モジュール21を直列接続してインバータ4側に出力し、並列接続状態では、3つの太陽光発電モジュール21を直列接続した2組を互いに並列接続して蓄電部3側に出力するように切替回路部22eを制御している。このように、複数の太陽光発電モジュールの接続態様(直列接続、並列接続またはその組み合わせ)を変更することにより、蓄電部3の公称電圧の値に対して適正な電圧の電力を蓄電部3に入力することが可能である。一例として、公称最大出力動作電圧が約60Vの太陽光発電モジュールを用いる場合であって、蓄電部の公称電圧が96Vである場合について説明する。この場合には、前述のように蓄電部3の公称電圧は公称最大出力動作電圧の70%以上90%以下となるように選択することが望ましいことから、蓄電部への出力電圧が約120Vであることが望ましい。そこで、4枚の太陽光発電モジュールを用いる。これにより、インバータ側へ接続する場合には、4枚を直列に接続することにより約240Vの電圧で出力するとともに、蓄電部側に出力する場合には、直列に接続した2枚の2組を並列に接続することにより約120Vの電圧で出力する。
また、上記第1〜第3実施形態およびそれらの変形例では、「電力変換器」の一例が直流を交流に変換するインバータ4である例を説明したが、本発明はこれに限らず、直流−直流変換を行う(直流電圧を昇圧または降圧する)DC−DCコンバータや、交流−交流変換を行う(交流の周波数を変換する)サイクロコンバータであってもよい。尚、交流−交流変換がなされる場合とは、例えば風力発電など交流電力を発電するような発電モジュールを用いた場合である。
また、上記第1〜第3実施形態およびそれらの変形例では、蓄電部3を1つ設けた例について説明したが、本発明はこれに限らず、蓄電部3を複数設けてもよい。また、複数の蓄電部を直列または並列に接続してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態およびそれらの変形例では、インバータ4が電力系統50に接続される例について説明したが、本発明はこれに限らず、電力系統50に接続されていなくてもよい。また、需要家内配線と電力系統との接続点付近などに逆潮流を制限するための逆潮流防止装置を設けてもよい。この場合、ダイオード10を省略することができる。
また、蓄電部3に過充電・過放電などを抑制する制御を行う制御装置を設けてもよい。さらにこのような制御装置を介して蓄電部3と発電電力出力部2や特定負荷70と接続してもよい。
また、スイッチ23を駆動するための電源については、たとえば、切替回路部22のスイッチ23を駆動するための電力を蓄電部3から供給してその電力によってスイッチ23を切り替える構成にしてもよいし、電力系統50からの電力が供給されている場合にその電力を用いて直列側に接続し、電力系統50が停電して切替回路部22に電力が供給されなくなった場合に自動的に並列側に切り替わるように構成してもよい。どちらの構成にしても、停電時に並列側に切り替えることが可能である。
また、直並列の接続方法の一例として、複数の発電モジュール(太陽光発電モジュール21)の少なくとも一部分が互いに直列接続され、複数の発電モジュールがインバータに接続される直列接続状態と、直列接続される発電モジュールの少なくとも一部が互いに並列接続され、その並列接続された発電モジュールが蓄電部に接続される並列接続状態とに切り替えるように構成してもよい。
1、1a、100、200、250、300 太陽光発電システム(発電システム)
2、2a、2b、2c、2d、2e 発電電力出力部(第1発電電力出力部)
21 太陽光発電モジュール(発電モジュール)
22、22a、22b、22c、22d、22e 切替回路部(切替部、切替回路)
23 スイッチ回路
24 スイッチ回路(第1スイッチ回路)
25 スイッチ回路(第2スイッチ回路)
3 蓄電部
4 インバータ(電力変換器)
5、5a、301 制御部(制御装置)
50 電力系統
60 一般負荷
70 特定負荷(負荷)
201 発電電力出力部(第2発電電力出力部)
2、2a、2b、2c、2d、2e 発電電力出力部(第1発電電力出力部)
21 太陽光発電モジュール(発電モジュール)
22、22a、22b、22c、22d、22e 切替回路部(切替部、切替回路)
23 スイッチ回路
24 スイッチ回路(第1スイッチ回路)
25 スイッチ回路(第2スイッチ回路)
3 蓄電部
4 インバータ(電力変換器)
5、5a、301 制御部(制御装置)
50 電力系統
60 一般負荷
70 特定負荷(負荷)
201 発電電力出力部(第2発電電力出力部)
Claims (11)
- 自然エネルギーを用いて発電する複数の発電モジュールと、前記複数の発電モジュールの接続状態を切り替える切替部と、を含んで構成される第1発電電力出力部と、
前記発電モジュールにおける発電電力が供給される電力変換器および蓄電部とを備え、
前記切替部は、前記複数の発電モジュールの少なくとも一部が互いに直列接続または並列接続されるように接続状態を切り替え、
前記複数の発電モジュールの少なくとも一部が互いに直列接続されているときに、前記第1発電電力出力部が前記電力変換器に接続される第1接続状態と、
前記複数の発電モジュールの少なくとも一部が互いに並列接続されているときに、または、前記複数の発電モジュールに含まれる1つの発電モジュールのみから前記蓄電部に発電電力を供給するときに、前記第1発電電力出力部が前記蓄電部に接続される第2接続状態と、
を切替可能に構成されている、発電システム。 - 複数の前記第1発電電力出力部と、
前記切替部による接続状態の切替を制御する制御部とをさらに備え、
前記複数の第1発電電力出力部は、前記複数の発電モジュールの接続状態を前記第1発電電力出力部ごとに切替可能に構成されており、
前記複数の発電モジュールの接続状態は、前記制御部により制御されていることを特徴とする、請求項1に記載の発電システム。 - 互いに直列接続された前記複数の発電モジュールを含んで構成される第2発電電力出力部をさらに備え、
前記第2発電電力出力部は、前記電力変換器に接続され、
前記第1発電電力出力部が前記電力変換器に接続される第1接続状態をとる場合には、前記第1発電電力出力部と前記第2発電電力出力部とは互いに並列接続されることを特徴とする、請求項1または2に記載の発電システム。 - 前記切替部は、前記複数の発電モジュールの接続状態を切り替える第1スイッチ回路と、前記第1発電電力出力部の接続先である前記電力変換器と前記蓄電部とを切り替える第2スイッチ回路と、を含んで構成されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発電システム。
- 前記切替部は、前記第1接続状態において前記複数の発電モジュールの全てを互いに直列接続し、前記第2接続状態において前記複数の発電モジュールのうちの一部を互いに並列接続するとともに、前記並列接続された発電モジュールを前記蓄電部に接続するように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発電システム。
- 前記並列接続された発電モジュールが前記蓄電部に接続される場合に、前記並列接続された発電モジュールは、電圧変換器を介さずに、前記蓄電部に接続されるように構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の発電システム。
- 通常運転時には、前記第1接続状態を取ることにより前記発電モジュールにより発電された電力が前記電力変換器に供給され、
非通常運転時には、前記第2接続状態を取ることにより前記発電モジュールにより発電された電力が前記蓄電部に供給されるように構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の発電システム。 - 前記蓄電部には、負荷が接続されており、
前記第1接続状態では、前記蓄電部に蓄電された電力が前記負荷に供給され、
前記第2接続状態では、前記並列接続された発電モジュールにより発電された電力と、前記蓄電部に蓄電された電力とが、前記負荷に供給されるように構成されている、請求項7に記載の発電システム。 - 前記発電モジュールは、太陽光を用いて発電する太陽光発電モジュールであり、
前記電力変換器は、インバータであり、
前記太陽光発電モジュールは、前記インバータを介して電力系統に接続されており、
前記蓄電部には、負荷が接続されており、
前記蓄電部に蓄電された電力により前記負荷に供給する電力を賄えない恐れがあると判断するときには、前記第2接続状態に切り替えられて、前記並列接続された前記太陽光発電モジュールにより発電された電力と前記蓄電部に蓄電された電力とが前記負荷に供給され、
前記蓄電部に蓄電された電力により前記負荷に供給する電力を賄えるときには、前記第1接続状態に切り替えられて、前記蓄電部に蓄電された電力が前記負荷に供給されながら、前記太陽光発電モジュールにより発電された電力が前記インバータを介して前記電力系統に逆潮流可能なように構成されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の発電システム。 - 自然エネルギーを用いて発電する複数の発電モジュールと、前記複数の発電モジュールの接続状態を切り替える切替部と、を含んで構成される発電電力出力部と、前記発電モジュールにおける発電電力が供給される電力変換器および蓄電部とを備えた発電システムに用いられる制御装置であって、
前記切替部は、前記複数の発電モジュールの少なくとも一部が互いに直列接続または並列接続されるように接続状態を切り替え、
前記複数の発電モジュールの少なくとも一部が互いに直列接続されているときに、前記発電電力出力部が前記電力変換器に接続される第1接続状態と、
前記複数の発電モジュールの少なくとも一部が互いに並列接続されているときに、または、前記複数の発電モジュールに含まれる1つの発電モジュールのみから前記蓄電部に発電電力を供給するときに、前記発電電力出力部が前記蓄電部に接続される第2接続状態と、を切り替える、制御装置。 - 自然エネルギーを用いて発電する複数の発電モジュールを含んで構成される発電電力出力部と、前記発電モジュールにおける発電電力が供給される電力変換器および蓄電部とを備えた発電システムに用いられ、前記複数の発電モジュールの接続状態を切替可能な切替回路であって、
前記複数の発電モジュールの少なくとも一部は互いに直列接続または並列接続されるように接続状態が切り替えられ、
前記複数の発電モジュールの少なくとも一部が互いに直列接続されているときに、前記発電電力出力部が前記電力変換器に接続される第1接続状態と、
前記複数の発電モジュールの少なくとも一部が互いに並列接続されているときに、または、前記複数の発電モジュールに含まれる1つの発電モジュールのみから前記蓄電部に発電電力を供給するときに、前記発電電力出力部が前記蓄電部に接続される第2接続状態と、を切り替えるための切替回路。
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