JP2011120576A - リジン残基とプロリン残基とが共に水酸化されたコラーゲンを産生する形質転換体 - Google Patents
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Abstract
【課題】医薬品、工業製品、化粧品、食品等として商業的に一層価値がある高性能な多用途素材となるようなコラーゲン(具体的には例えば、3重ヘリックス構造が安定化され、且つ、線維形成能が高いコラーゲン)を見出し、見出された新規コラーゲンを取得するための方法等の開発が求められていた。
【解決手段】下記(1)〜(3)の全てのタンパク質のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する外来遺伝子が微生物細胞内に導入されて得られることを特徴とする形質転換体等。
(1)リジン水酸化酵素
(2)プロリン水酸化酵素
(3)コラーゲン
【選択図】なし
【解決手段】下記(1)〜(3)の全てのタンパク質のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する外来遺伝子が微生物細胞内に導入されて得られることを特徴とする形質転換体等。
(1)リジン水酸化酵素
(2)プロリン水酸化酵素
(3)コラーゲン
【選択図】なし
Description
本発明は、リジン残基とプロリン残基とが共に水酸化されたコラーゲンを産生する形質転換体等に関する。
コラーゲンは、皮下組織、軟骨及び骨等に代表される様々な生体組織中に存在する結合組織に含まれるタンパク質である。コラーゲンは、引っ張り強度(tensile stress)が高く、それ故に、コラーゲンが含まれる生体組織は、機械的なストレスに対して高い強度を有している。
コラーゲンは、前記のような優れた物理的性質を有すると共に様々な生理活性を有しているので、色々な用途に用いられている。例えば、コラーゲンは、医薬品、工業製品、化粧品又は食品として用いられており、商業的に価値のある多用途素材であるといえる。
コラーゲンは、体内に存在するタンパク質のうちの約30%を占めており、ほぼ全ての多細胞動物中に存在している。現在のところ、ヒトを含む高等動物では20種類以上のタイプの異なるコラーゲンが存在することが知られており、異なるタイプのコラーゲンが異なる生体組織に特異的に含まれていることが知られている(例えば、非特許文献1〜3参照)。
コラーゲンは、前記のような優れた物理的性質を有すると共に様々な生理活性を有しているので、色々な用途に用いられている。例えば、コラーゲンは、医薬品、工業製品、化粧品又は食品として用いられており、商業的に価値のある多用途素材であるといえる。
コラーゲンは、体内に存在するタンパク質のうちの約30%を占めており、ほぼ全ての多細胞動物中に存在している。現在のところ、ヒトを含む高等動物では20種類以上のタイプの異なるコラーゲンが存在することが知られており、異なるタイプのコラーゲンが異なる生体組織に特異的に含まれていることが知られている(例えば、非特許文献1〜3参照)。
代表的なコラーゲンとしては、例えば、TypeIコラーゲン、TypeIIコラーゲン、及び、TypeIIIコラーゲンを挙げることができる。TypeIコラーゲンは、骨、及び、皮膚中に含まれる主要な線維状コラーゲンであり、2つのα1(I)鎖と1つのα2(I)鎖とからなるヘテロトリマー分子である。TypeIIコラーゲンは、軟骨に含まれるコラーゲンであり、3つの同じα1(II)鎖からなるホモトリマー分子である。TypeIIIコラーゲンは、皮膚及び筋肉組織中に含まれるコラーゲンであり、3つの同じα1(III)鎖からなるホモトリマー分子である。尚、TypeIコラーゲン、TypeIIコラーゲン、TypeIIIコラーゲンは、例えば、非特許文献4、及び、非特許文献5に記載された方法によって、生体組織から精製される。
また、非特許文献6では、酵母細胞内でTypeIコラーゲン前躯体とプロリン水酸化酵素とを共発現させて、プロリン残基が水酸化されたTypeIコラーゲンを作製している。一方、特許文献1では、酵母細胞内でTypeIコラーゲン前躯体又はTypeIIIコラーゲン前躯体とプロリン水酸化酵素とを共発現させて、プロリン残基が水酸化されたTypeIコラーゲン又はTypeIIIコラーゲンを作製している。
しかしながら、いずれもリジン残基は水酸化されていない。
また、非特許文献6では、酵母細胞内でTypeIコラーゲン前躯体とプロリン水酸化酵素とを共発現させて、プロリン残基が水酸化されたTypeIコラーゲンを作製している。一方、特許文献1では、酵母細胞内でTypeIコラーゲン前躯体又はTypeIIIコラーゲン前躯体とプロリン水酸化酵素とを共発現させて、プロリン残基が水酸化されたTypeIコラーゲン又はTypeIIIコラーゲンを作製している。
しかしながら、いずれもリジン残基は水酸化されていない。
谷原雅夫監修、コラーゲンの製造と応用展開、ISBN:978-4-7813-0071-3、シーエムシー出版
Volume Editors: Brinckmann, J., Notbohm, H., Muller, P.K. Collagen primer in Structure, Processing and Assembly, Topics in Current Chemistry Vol. 247, 2005
Gelse, K., Poschl, E., Aigner, T., Collagens−structure, function, and biosynthesis, Advanced Drug Delivery Reviews 55:1531-1546(2003)
Miller et al., Methods In Enzymology, 82:33-64(1982),アカデミックプレス(Academic Press)
Byers et al., Biochemistry 13:5243-5248(1974)
P.David Toman et al., J. Biol. Chem., Vol.275, No.30, July28, p23303-23309(2000)
医薬品、工業製品、化粧品、食品等として商業的に一層価値がある高性能な多用途素材となるようなコラーゲン(具体的には例えば、3重ヘリックス構造が安定化され、且つ、線維形成能が高いコラーゲン)を見出し、見出された新規コラーゲンを取得するための方法等の開発が求められていた。
本発明者等は、かかる状況のもと鋭意検討した結果、本発明に至った。
即ち、本発明は、
1.下記(1)〜(3)の全てのタンパク質のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する外来遺伝子が微生物細胞内に導入されて得られることを特徴とする形質転換体(以下、本発明形質転換体と記すこともある。)
(1)リジン水酸化酵素
(2)プロリン水酸化酵素
(3)コラーゲン;
2.前項1記載の形質転換体が、前記(1)〜(3)の全てのタンパク質をその細胞内で共発現していることを特徴とする形質転換体;
3.前記リジン水酸化酵素が、リジルヒドロキシラーゼ1、リジルヒドロキシラーゼ2又はリジルヒドロキシラーゼ3から選択される少なくとも1種類のリジン水酸化酵素であることを特徴とする前項1又は2記載の形質転換体;
4.前記プロリン水酸化酵素が、プロリル−4−ヒドロキシラーゼのαサブユニット、及び、プロリル−4−ヒドロキシラーゼのβサブユニットからなる酵素であることを特徴とする前項1〜3記載のいずれかの前項記載の形質転換体;
5.前記プロリル−4−ヒドロキシラーゼのβサブユニットが酵母αファクターの分泌シグナルとの融合体であることを特徴とする請求項4記載の形質転換体;
6.前記プロリル−4−ヒドロキシラーゼのαサブユニットが、α1サブユニット、α2サブユニット又はα3サブユニットであることを特徴とする前項5又は6記載のいずれかの前項記載の形質転換体;
7.前記コラーゲンが、TypeI〜TypeXXIXコラーゲンから選択される少なくとも1種類のコラーゲンであることを特徴とする前項1〜6記載のいずれかの前項記載の形質転換体;
8.前記リジン水酸化酵素及び前記プロリン水酸化酵素のタンパク質のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する外来遺伝子の少なくとも1つが、酵母由来のプロモーターの下流に連結されていることを特徴とする前項1又は2記載の形質転換体;
9.前記プロモーターが、アルコールオキシダーゼ1プロモーターであることを特徴とする前項8記載の形質転換体;
10.前記微生物細胞が、真核生物細胞であることを特徴とする前項1〜9記載のいずれかの前項記載の形質転換体;
11.前記真核生物細胞が、酵母細胞であることを特徴とする前項10記載の形質転換体;
12.前記酵母細胞が、メタノール資化性酵母細胞であることを特徴とする前項11記載の形質転換体;
13.前記メタノール資化性酵母細胞が、Komagataella pastorisであることを特徴とする前項12記載の形質転換体;
14.前項1〜13記載のいずれかの請求項記載の形質転換体が産生して得られうることを特徴とするコラーゲン(以下、本発明コラーゲンと記すこともある。);
15.全リジン残基のうち15%以上が水酸化されていることを特徴とする前項14記載のコラーゲン;
16.テロペプチド領域のリジン残基が水酸化されていることを特徴とする前項14記載のコラーゲン
17.微生物細胞内に、下記(1)〜(3)の全てのタンパク質のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する外来遺伝子を導入する第一工程、第一工程で得られる形質転換体によってコラーゲンを産生させる第二工程、及び、第二工程で産生されたコラーゲンを回収することを特徴とするコラーゲンの取得方法(以下、本発明取得方法と記すこともある。)
(1)リジン水酸化酵素
(2)プロリン水酸化酵素
(3)コラーゲン;
18.前項17記載の取得方法により取得されたコラーゲン;
即ち、本発明は、
1.下記(1)〜(3)の全てのタンパク質のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する外来遺伝子が微生物細胞内に導入されて得られることを特徴とする形質転換体(以下、本発明形質転換体と記すこともある。)
(1)リジン水酸化酵素
(2)プロリン水酸化酵素
(3)コラーゲン;
2.前項1記載の形質転換体が、前記(1)〜(3)の全てのタンパク質をその細胞内で共発現していることを特徴とする形質転換体;
3.前記リジン水酸化酵素が、リジルヒドロキシラーゼ1、リジルヒドロキシラーゼ2又はリジルヒドロキシラーゼ3から選択される少なくとも1種類のリジン水酸化酵素であることを特徴とする前項1又は2記載の形質転換体;
4.前記プロリン水酸化酵素が、プロリル−4−ヒドロキシラーゼのαサブユニット、及び、プロリル−4−ヒドロキシラーゼのβサブユニットからなる酵素であることを特徴とする前項1〜3記載のいずれかの前項記載の形質転換体;
5.前記プロリル−4−ヒドロキシラーゼのβサブユニットが酵母αファクターの分泌シグナルとの融合体であることを特徴とする請求項4記載の形質転換体;
6.前記プロリル−4−ヒドロキシラーゼのαサブユニットが、α1サブユニット、α2サブユニット又はα3サブユニットであることを特徴とする前項5又は6記載のいずれかの前項記載の形質転換体;
7.前記コラーゲンが、TypeI〜TypeXXIXコラーゲンから選択される少なくとも1種類のコラーゲンであることを特徴とする前項1〜6記載のいずれかの前項記載の形質転換体;
8.前記リジン水酸化酵素及び前記プロリン水酸化酵素のタンパク質のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する外来遺伝子の少なくとも1つが、酵母由来のプロモーターの下流に連結されていることを特徴とする前項1又は2記載の形質転換体;
9.前記プロモーターが、アルコールオキシダーゼ1プロモーターであることを特徴とする前項8記載の形質転換体;
10.前記微生物細胞が、真核生物細胞であることを特徴とする前項1〜9記載のいずれかの前項記載の形質転換体;
11.前記真核生物細胞が、酵母細胞であることを特徴とする前項10記載の形質転換体;
12.前記酵母細胞が、メタノール資化性酵母細胞であることを特徴とする前項11記載の形質転換体;
13.前記メタノール資化性酵母細胞が、Komagataella pastorisであることを特徴とする前項12記載の形質転換体;
14.前項1〜13記載のいずれかの請求項記載の形質転換体が産生して得られうることを特徴とするコラーゲン(以下、本発明コラーゲンと記すこともある。);
15.全リジン残基のうち15%以上が水酸化されていることを特徴とする前項14記載のコラーゲン;
16.テロペプチド領域のリジン残基が水酸化されていることを特徴とする前項14記載のコラーゲン
17.微生物細胞内に、下記(1)〜(3)の全てのタンパク質のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する外来遺伝子を導入する第一工程、第一工程で得られる形質転換体によってコラーゲンを産生させる第二工程、及び、第二工程で産生されたコラーゲンを回収することを特徴とするコラーゲンの取得方法(以下、本発明取得方法と記すこともある。)
(1)リジン水酸化酵素
(2)プロリン水酸化酵素
(3)コラーゲン;
18.前項17記載の取得方法により取得されたコラーゲン;
本発明により、医薬品、工業製品、化粧品、食品等として商業的に一層価値がある高性能な多用途素材となるようなコラーゲン(具体的には例えば、3重ヘリックス構造が安定化され、且つ、線維形成能が高いコラーゲン)、及び、当該コラーゲンを取得するための方法等が提供可能となる。
本明細書に記載される発明は記載されている特定の方法論、プロトコール、及び、試薬に限定されず、可変であると考えられる。また、本明細書で用いる用語は単に特定の実施形態を記載するためのものであり、本発明の範囲を何ら限定するものではないと考えられる。
特に断りの無い限り、本明細書で用いる全ての技術用語、及び、化学用語は、本発明が属する技術分野の熟練者に共通に理解されているものと同じ意味を持つ。本発明を実施又は試験する上で、本明細書に記載されているものと同様又は同等の方法、及び、材料のいずれを用いてもよいが、以下、好ましい方法、装置、及び、材料を記載する。
特に断りの無い限り、本明細書で用いる全ての技術用語、及び、化学用語は、本発明が属する技術分野の熟練者に共通に理解されているものと同じ意味を持つ。本発明を実施又は試験する上で、本明細書に記載されているものと同様又は同等の方法、及び、材料のいずれを用いてもよいが、以下、好ましい方法、装置、及び、材料を記載する。
本発明形質転換体は、下記(1)〜(3)の全てのタンパク質のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する外来遺伝子が微生物細胞内に導入されて得られることを特徴とする。
(1)リジン水酸化酵素
(2)プロリン水酸化酵素
(3)コラーゲン
(1)リジン水酸化酵素
(2)プロリン水酸化酵素
(3)コラーゲン
本発明形質転換体は、リジン残基とプロリン残基とが共に水酸化された安定性の高いコラーゲンを産生することができる。具体的には、リジルヒドロキシラーゼ1、プロリン水酸化酵素、及び、コラーゲンの遺伝子を有する形質転換体、並びに、リジルヒドロキシラーゼ3、プロリン水酸化酵素、及び、コラーゲンの遺伝子を有する形質転換体では、全リジン残基のうち15%以上、および、全プロリン残基のうち45%以上が水酸化されているコラーゲンを産生することができ、好ましくは全リジン残基のうち30%以上、および、全プロリン残基のうち45%以上が水酸化されているコラーゲンを産生することができ、より好ましくは全リジン残基のうち37%以上、および、全プロリン残基のうち50%以上が水酸化されているコラーゲンを産生することができる。リジルヒドロキシラーゼ2、プロリン水酸化酵素、及び、コラーゲンの遺伝子を有する形質転換体では、テロペプチド領域のリジン残基、及び、全プロリン残基のうち45%以上が水酸化されているコラーゲンを産生することができる。本発明形質転換体を利用することにより、プロリンが45%以上水酸化されたコラーゲンが得られるが、実用的に、安定な3重ラセン構造を形成するコラーゲンであればプロリン残基の水酸化率は特に限定されるわけではない。
リジン残基とプロリン残基の両者が共に水酸化されたコラーゲンは、3重ヘリックス構造が安定化され、且つ、線維形成能が高いコラーゲンであり、このため、医薬品、工業製品、化粧品、食品等として商業的に一層価値がある高性能な多用途素材となるようなコラーゲンということができる。
リジン残基とプロリン残基の両者が共に水酸化されたコラーゲンは、3重ヘリックス構造が安定化され、且つ、線維形成能が高いコラーゲンであり、このため、医薬品、工業製品、化粧品、食品等として商業的に一層価値がある高性能な多用途素材となるようなコラーゲンということができる。
本発明形質転換体は、例えば、遺伝子導入に用いるプラスミドを構築し、構築した遺伝子導入プラスミドを用いて宿主細胞を形質転換することで作製することができる。本発明形質転換体は、通常の遺伝子工学的手法に従って調製すればよい。
前記の遺伝子工学的手法において、微生物細胞(即ち、宿主)・ベクター系としては特に限定されないが、例えば、宿主として細菌(例えば、Escherichia属、Bacillus属、Pseudomonas属)、ベクターとしてバクテリオファージ、プラスミド又はコスミドを用いる宿主・ベクター系、又は、宿主として酵母(例えば、Komagataella属、Saccharomyces属、Hansenula属、Candida属、Ogataea属)、ベクターとしてエピソーム性プラスミド、ARS−CEN型プラスミド、染色体組み込み型プラスミドを用いる宿主・ベクター系、等を挙げることができる。遺伝子導入プラスミドの作製には、好ましくは宿主としてEscherichia属、ベクターとしてプラスミドを用いることができる。また、本発明形質転換体の作製には、好ましくは、宿主として酵母(例えば、Komagataella属、Saccharomyces属、Hansenula属、Candida属、Ogataea属)、ベクターとして染色体組み込み型プラスミドを用いることができる。
前記の遺伝子工学的手法において、微生物細胞(即ち、宿主)・ベクター系としては特に限定されないが、例えば、宿主として細菌(例えば、Escherichia属、Bacillus属、Pseudomonas属)、ベクターとしてバクテリオファージ、プラスミド又はコスミドを用いる宿主・ベクター系、又は、宿主として酵母(例えば、Komagataella属、Saccharomyces属、Hansenula属、Candida属、Ogataea属)、ベクターとしてエピソーム性プラスミド、ARS−CEN型プラスミド、染色体組み込み型プラスミドを用いる宿主・ベクター系、等を挙げることができる。遺伝子導入プラスミドの作製には、好ましくは宿主としてEscherichia属、ベクターとしてプラスミドを用いることができる。また、本発明形質転換体の作製には、好ましくは、宿主として酵母(例えば、Komagataella属、Saccharomyces属、Hansenula属、Candida属、Ogataea属)、ベクターとして染色体組み込み型プラスミドを用いることができる。
本発明形質転換体は、下記(1)〜(3)のすべてのタンパク質のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する外来遺伝子を微生物細胞内に導入して作製される。
(1)リジン水酸化酵素
(2)プロリン水酸化酵素
(3)コラーゲン
前記外来遺伝子を導入する順序は特に限定はなく、前記(1)、(2)、(3)のいずれの外来遺伝子からでも良い。また2つ以上の外来遺伝子を同時に導入することもできる。
本発明における「リジン水酸化酵素」としては、例えば、リジルヒドロキシラーゼ1、リジルヒドロキシラーゼ2、リジルヒドロキシラーゼ3等を挙げることができる。
また、「リジン水酸化酵素」の由来は特に限定されないが、例えば、高等動物由来であることが好ましく、ヒト由来であることが更に好ましい。
(1)リジン水酸化酵素
(2)プロリン水酸化酵素
(3)コラーゲン
前記外来遺伝子を導入する順序は特に限定はなく、前記(1)、(2)、(3)のいずれの外来遺伝子からでも良い。また2つ以上の外来遺伝子を同時に導入することもできる。
本発明における「リジン水酸化酵素」としては、例えば、リジルヒドロキシラーゼ1、リジルヒドロキシラーゼ2、リジルヒドロキシラーゼ3等を挙げることができる。
また、「リジン水酸化酵素」の由来は特に限定されないが、例えば、高等動物由来であることが好ましく、ヒト由来であることが更に好ましい。
リジルヒドロキシラーゼ1、リジルヒドロキシラーゼ2、及び、リジルヒドロキシラーゼ3は、ホモダイマーを形成する酵素である。リジルヒドロキシラーゼ1は、コラーゲンのらせん構造部分に存在するGly−X−Y繰り返し配列のY部位に位置するリジンのδ位を水酸化する。リジルヒドロキシラーゼ2は、テロペプチド領域に存在するGly−X−Y、Ser−X−Y又はAla−X−Y配列のY部位に位置するリジンのδ位を水酸化すると考えられている。またリジルヒドロキシラーゼ3は、コラーゲンのらせん構造部分に存在するGly−X−Y繰り返し配列のY部位に位置するリジンの水酸化活性に加えて、ガラクトシルトランスフェラーゼ活性とグリコシルトランスフェラーゼ活性とを有する。
本発明形質転換体は、コラーゲンのアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する遺伝子、プロリン水酸化酵素のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する遺伝子と共にリジン水酸化酵素のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する遺伝子が導入されて得られるものであり、コラーゲンのリジン残基を効率よく水酸化する能力を有している。
本発明形質転換体は、コラーゲンのアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する遺伝子、プロリン水酸化酵素のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する遺伝子と共にリジン水酸化酵素のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する遺伝子が導入されて得られるものであり、コラーゲンのリジン残基を効率よく水酸化する能力を有している。
本発明形質転換体の作製に用いられるリジン水酸化酵素をコードする塩基配列を有する外来遺伝子として、リジルヒドロキシラーゼ1、リジルヒドロキシラーゼ2、又は、リジルヒドロキシラーゼ3をコードする塩基配列を有する遺伝子を用いることができる。具体的には例えば、配列番号52で示されるアミノ酸配列をコードしている塩基配列を有するリジルヒドロキシラーゼ1遺伝子、配列番号54で示されるアミノ酸配列をコードする塩基配列を有するリジルヒドロキシラーゼ2遺伝子、及び、配列番号56で示されるアミノ酸配列をコードしている塩基配列を有するリジルヒドロキシラーゼ3遺伝子を用いることができる。さらに、リジン水酸化酵素遺伝子の具体例として、例えば、配列番号53で示される塩基配列を有するリジルヒドロキシラーゼ1遺伝子、配列番号55で示される塩基配列を有するリジルヒドロキシラーゼ2遺伝子、及び、配列番号57で示される塩基配列を有するリジルヒドロキシラーゼ3遺伝子を用いることができる。また、前記リジルヒドロキシラーゼ1をコードする塩基配列を有する遺伝子、前記リジルヒドロキシラーゼ2をコードする塩基配列を有する遺伝子、前記リジルヒドロキシラーゼ3をコードする塩基配列を有する遺伝子において、その塩基配列の一部の塩基の欠失、置換又は付加が人為的に導入されてなる遺伝子であってもよく、また、そのアミノ酸配列に欠失、置換又は付加がなされたリジン水酸化酵素をコードする塩基配列を有する遺伝子であってもよい。即ち、コラーゲンのリジン残基を水酸化する活性を有するリジン水酸化酵素をコードする遺伝子であれば、本発明形質転換体の作製に好適に利用できる。
リジン水酸化酵素(例えば、リジルヒドロキシラーゼ)の発現を確認するには下記のようにすればよい。
リジルヒドロキシラーゼ等の検出は、例えば、免疫検出方法(イムノアッセイ)による方法が好ましい。様々な有用な免疫検出方法(イムノアッセイ)が、例えば、Towbinら(1979、Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 76,4350-4354)において記載されている。
イムノアッセイは、最も単純かつ簡単な確認方法であるといえる。イムノアッセイとしては特に限定されず、例えば、酵素結合イムノソルベントアッセイ(ELISA)、ラジオイムノアッセイ(RIA)、及び、イムノビーズ捕捉アッセイ、或いは、ウェスタンブロッティング等を挙げることができる。好ましくは、ウェスタンブロッティング等が挙げられる。
得られた精製サンプル等の酵素サンプルを、免疫複合体の形成が可能な条件下で、抗体と接触させることにより、任意の抗原と抗体との免疫複合体を形成する。即ち、結合するのに十分長い時間、抗体と混合物とをインキュベートする。その後、サンプルに特異的に結合した抗体のみを検出すればよい。免疫複合体の検出は、通常、当該技術分野で標準的に使用される、放射活性、蛍光、生物学的又は酵素的なタグ若しくは標識を検出することにより行うことができる。
リジルヒドロキシラーゼ等の検出は、例えば、免疫検出方法(イムノアッセイ)による方法が好ましい。様々な有用な免疫検出方法(イムノアッセイ)が、例えば、Towbinら(1979、Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 76,4350-4354)において記載されている。
イムノアッセイは、最も単純かつ簡単な確認方法であるといえる。イムノアッセイとしては特に限定されず、例えば、酵素結合イムノソルベントアッセイ(ELISA)、ラジオイムノアッセイ(RIA)、及び、イムノビーズ捕捉アッセイ、或いは、ウェスタンブロッティング等を挙げることができる。好ましくは、ウェスタンブロッティング等が挙げられる。
得られた精製サンプル等の酵素サンプルを、免疫複合体の形成が可能な条件下で、抗体と接触させることにより、任意の抗原と抗体との免疫複合体を形成する。即ち、結合するのに十分長い時間、抗体と混合物とをインキュベートする。その後、サンプルに特異的に結合した抗体のみを検出すればよい。免疫複合体の検出は、通常、当該技術分野で標準的に使用される、放射活性、蛍光、生物学的又は酵素的なタグ若しくは標識を検出することにより行うことができる。
本発明における「プロリン水酸化酵素」としては、例えば、αサブユニット、及び、βサブユニットからなるプロリル−4−ヒドロキシラーゼを挙げることができる。
ここで「αサブユニット」としては、例えば、α1サブユニット、α2サブユニット、α3サブユニット等が挙げられ、好ましくは、α1サブユニットが挙げられる。
また、「プロリン水酸化酵素」の由来は特に限定されないが、例えば、高等動物由来であることが好ましく、ヒト由来であることが更に好ましい。
プロリル−4−ヒドロキシラーゼは、αサブユニットとβサブユニットとからなる酵素であり、高等動物由来のプロリン水酸化酵素はαサブユニット2個、βサブユニット2個からなるヘテロ4量体酵素である。前記αサブユニットは、プロリン残基の水酸化に関与する触媒部位を含有するサブユニットである。また、前記βサブユニットは、αサブユニットとの複合体の形成及び安定化に必要なサブユニットである。プロリル−4−ヒドロキシラーゼが機能するためには、αサブユニットとβサブユニットとの両方が必要である。
プロリル−4−ヒドロキシラーゼは、Gly−X−Y繰り返し配列のY部位にあるプロリン残基の4位を水酸化し、4−ヒドロキシプロリンにする酵素であるため、コラーゲンの合成過程に重要な酵素の一つである。ヒドロキシプロリンはコラーゲンの3重ラセン構造の安定性を向上させる。Y部位にあるプロリン残基が適切に水酸化されることがコラーゲンの3重ラセン構造の安定化に重要である。
本発明形質転換体は、コラーゲンのアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する遺伝子、リジン水酸化酵素のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する遺伝子と共にプロリン水酸化酵素のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する遺伝子が導入されて得られるものであり、コラーゲンのプロリン残基を効率よく水酸化する能力を有している。
ここで「αサブユニット」としては、例えば、α1サブユニット、α2サブユニット、α3サブユニット等が挙げられ、好ましくは、α1サブユニットが挙げられる。
また、「プロリン水酸化酵素」の由来は特に限定されないが、例えば、高等動物由来であることが好ましく、ヒト由来であることが更に好ましい。
プロリル−4−ヒドロキシラーゼは、αサブユニットとβサブユニットとからなる酵素であり、高等動物由来のプロリン水酸化酵素はαサブユニット2個、βサブユニット2個からなるヘテロ4量体酵素である。前記αサブユニットは、プロリン残基の水酸化に関与する触媒部位を含有するサブユニットである。また、前記βサブユニットは、αサブユニットとの複合体の形成及び安定化に必要なサブユニットである。プロリル−4−ヒドロキシラーゼが機能するためには、αサブユニットとβサブユニットとの両方が必要である。
プロリル−4−ヒドロキシラーゼは、Gly−X−Y繰り返し配列のY部位にあるプロリン残基の4位を水酸化し、4−ヒドロキシプロリンにする酵素であるため、コラーゲンの合成過程に重要な酵素の一つである。ヒドロキシプロリンはコラーゲンの3重ラセン構造の安定性を向上させる。Y部位にあるプロリン残基が適切に水酸化されることがコラーゲンの3重ラセン構造の安定化に重要である。
本発明形質転換体は、コラーゲンのアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する遺伝子、リジン水酸化酵素のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する遺伝子と共にプロリン水酸化酵素のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する遺伝子が導入されて得られるものであり、コラーゲンのプロリン残基を効率よく水酸化する能力を有している。
本発明形質転換体の作製に用いられるプロリン水酸化酵素をコードする塩基配列を有する外来遺伝子として、プロリル−4−ヒドロキシラーゼαサブユニットをコードする塩基配列を有する遺伝子、及び、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニットをコードする塩基配列を有する遺伝子を用いることができる。具体的には例えば、プロリル−4−ヒドロキシラーゼαサブユニットをコードする塩基配列を有する遺伝子としては、配列番号58で示されるアミノ酸配列をコードする塩基配列を有するプロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子、配列番号60で示されるアミノ酸配列をコードする塩基配列を有するプロリル−4−ヒドロキシラーゼα2サブユニット遺伝子、及び、配列番号62で示されるアミノ酸配列をコードする塩基配列を有するプロリル−4−ヒドロキシラーゼα3サブユニット遺伝子、また、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニットをコードする塩基配列を有する遺伝子としては、配列番号64で示されるアミノ酸配列をコードする塩基配列を有するプロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子を用いることができる。さらに、プロリン水酸化酵素遺伝子をコードする塩基配列を有する遺伝子の具体例として、例えば、プロリル−4−ヒドロキシラーゼαサブユニットをコードする塩基配列を有する遺伝子では配列番号59で示される塩基配列を有するプロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子、配列番号61で示される塩基配列を有するプロリン−4−ヒドロキシラーゼα2サブユニット遺伝子、及び、配列番号63で示される塩基配列を有するプロリル−4−ヒドロキシラーゼα3サブユニット遺伝子、また、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニットをコードする塩基配列を有する遺伝子では配列番号65で示される塩基配列を有するプロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子を用いることができる。前記プロリル−4−ヒドロキシラーゼαサブユニットをコードする塩基配列を有する遺伝子、及び、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニットをコードする塩基配列を有する遺伝子において、その塩基配列の一部の塩基の欠失、置換又は付加が人為的に導入されてなる遺伝子であってもよく、また、そのアミノ酸配列のアミノ酸を欠失、置換又は付加がなされたプロリン水酸化酵素をコードする塩基配列を有する遺伝子であってもよい。即ち、コラーゲンのプロリン残基を水酸化する活性を有するプロリン水酸化酵素遺伝子であれば本発明形質転換体の作製に好適に利用できる。本発明形質転換体では微生物細胞内でプロリン水酸化酵素が発現され、当該プロリン水酸化酵素によって、コラーゲン中のプロリン残基が水酸化される。
プロリン水酸化酵素(例えば、プロリル−4−ヒドロキシラーゼ)の発現を確認するには下記のようにすればよい。
プロリル−4−ヒドロキシラーゼ等の検出は、例えば、免疫検出方法(イムノアッセイ)による方法が好ましい。様々な有用な免疫検出方法(イムノアッセイ)が、例えば、Towbinら(1979、Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 76,4350-4354)において記載されている。
イムノアッセイは、最も単純かつ簡単な確認方法であるといえる。イムノアッセイとしては特に限定されず、例えば、酵素結合イムノソルベントアッセイ(ELISA)、ラジオイムノアッセイ(RIA)、及び、イムノビーズ捕捉アッセイ、或いは、ウェスタンブロッティング等を挙げることができる。好ましくは、ウェスタンブロッティング等が挙げられる。
得られた精製サンプル等の酵素サンプルを、免疫複合体の形成が可能な条件下で、抗体と接触させることにより、任意の抗原と抗体との免疫複合体を形成する。即ち、結合するのに十分長い時間、抗体と混合物とをインキュベートする。その後、サンプルに特異的に結合した抗体のみを検出すればよい。免疫複合体の検出は、通常、当該技術分野で標準的に使用される、放射活性、蛍光、生物学的又は酵素的なタグ若しくは標識を検出することにより行うことができる。
プロリル−4−ヒドロキシラーゼ等の検出は、例えば、免疫検出方法(イムノアッセイ)による方法が好ましい。様々な有用な免疫検出方法(イムノアッセイ)が、例えば、Towbinら(1979、Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 76,4350-4354)において記載されている。
イムノアッセイは、最も単純かつ簡単な確認方法であるといえる。イムノアッセイとしては特に限定されず、例えば、酵素結合イムノソルベントアッセイ(ELISA)、ラジオイムノアッセイ(RIA)、及び、イムノビーズ捕捉アッセイ、或いは、ウェスタンブロッティング等を挙げることができる。好ましくは、ウェスタンブロッティング等が挙げられる。
得られた精製サンプル等の酵素サンプルを、免疫複合体の形成が可能な条件下で、抗体と接触させることにより、任意の抗原と抗体との免疫複合体を形成する。即ち、結合するのに十分長い時間、抗体と混合物とをインキュベートする。その後、サンプルに特異的に結合した抗体のみを検出すればよい。免疫複合体の検出は、通常、当該技術分野で標準的に使用される、放射活性、蛍光、生物学的又は酵素的なタグ若しくは標識を検出することにより行うことができる。
本発明における「コラーゲン」としては、例えば、TypeIコラーゲン〜TypeXXIXコラーゲンから選択される少なくとも1種類のコラーゲン等を挙げることができる。好ましくは、線維形成型コラーゲン(Fibril-forming collagen:TypeIコラーゲン、TypeIIコラーゲン、TypeIIIコラーゲン、TypeVコラーゲン、TypeXIコラーゲン、TypeXXIVコラーゲン、TypeXXVIIコラーゲン)、より好ましくは、TypeIコラーゲン、TypeIIIコラーゲン等が挙げられる。 また、「コラーゲン」の由来は特に限定されないが、例えば、高等動物由来であることが好ましく、ヒト由来であることが更に好ましい。
TypeIコラーゲンはα1(I)鎖2本とα2(I)鎖1本からなるヘテロ3量体であり、TypeIIIコラーゲンはα1(III)鎖3本からなるホモ3量体である。
本発明形質転換体は、リジン水酸化酵素のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する遺伝子、プロリン水酸化酵素のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する遺伝子と共にコラーゲンのアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する遺伝子が導入されて得られるものであり、リジン残基及びプロリン残基が水酸化されたコラーゲンを産生することができる。
TypeIコラーゲンはα1(I)鎖2本とα2(I)鎖1本からなるヘテロ3量体であり、TypeIIIコラーゲンはα1(III)鎖3本からなるホモ3量体である。
本発明形質転換体は、リジン水酸化酵素のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する遺伝子、プロリン水酸化酵素のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する遺伝子と共にコラーゲンのアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する遺伝子が導入されて得られるものであり、リジン残基及びプロリン残基が水酸化されたコラーゲンを産生することができる。
本発明形質転換体の作製に用いられるコラーゲンのアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する遺伝子としてTypeIコラーゲンをコードする塩基配列を有する遺伝子、及び、TypeIIIコラーゲンをコードする塩基配列を有する遺伝子を用いることができる。具体的には例えば、ヒト由来のTypeIコラーゲンをコードする塩基配列を有する遺伝子としては、配列番号66で示されるアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する遺伝子及び配列番号68で示されるアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する遺伝子を用いることができ、ヒト由来のTypeIIIコラーゲンをコードする塩基配列を有する遺伝子としては、配列番号70で示されるアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する遺伝子を用いることができる。さらに、コラーゲン遺伝子の具体例として、例えば、TypeIコラーゲンをコードする塩基配列を有する遺伝子としては、配列番号67で示される塩基配列を有するCOL1A1遺伝子及び配列番号69で示される塩基配列を有するCOL1A2遺伝子を用いることができ、また、TypeIIIコラーゲンをコードする塩基配列を有する遺伝子としては配列番号71で示される塩基配列を有する遺伝子を用いることができる。また、前記TypeIコラーゲンをコードする塩基配列を有する遺伝子、及び、前記TypeIIIコラーゲンをコードする塩基配列を有する遺伝子において、その塩基配列の一部の塩基の欠失、置換又は付加が人為的に導入されてなる遺伝子、部分的な塩基配列をコードする遺伝子であってもよい。また、そのアミノ酸配列のアミノ酸を欠失、置換又は付加がなされたコラーゲンをコードする塩基配列を有する遺伝子、部分的なアミノ酸配列をコードする遺伝子であってもよい。即ち、アミノ酸配列中にGly−X−Yの繰り返し配列を有し、コラーゲン特有の3重ラセン構造を形成することができるTypeIコラーゲンをコードする塩基配列を有する遺伝子、及び、TypeIIIコラーゲンをコードする塩基配列を有する遺伝子であれば、本発明に好適に利用できる。
微生物細胞内で前記コラーゲンが発現され、微生物細胞内に共発現された、リジン水酸化酵素とプロリン水酸化酵素との両者によって、コラーゲン中のリジン残基とプロリン残基が水酸化されたコラーゲンが生産される。
微生物細胞内で前記コラーゲンが発現され、微生物細胞内に共発現された、リジン水酸化酵素とプロリン水酸化酵素との両者によって、コラーゲン中のリジン残基とプロリン残基が水酸化されたコラーゲンが生産される。
前記(1)〜(3)の全てのタンパク質のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する外来遺伝子を微生物細胞内に導入する方法としては、特に限定されず、例えば、リチウム法、スフェロプラスト法、エレクトロポレーション法等の公知の方法を用いることができる。また、微生物細胞内に導入された外来遺伝子は、プラスミドの形態のまま微生物細胞内に保持させてもよいし、また、微生物細胞内の染色体中に組み込んでもよい。
前記外来遺伝子を微生物細胞内に保持させる場合には、微生物細胞(即ち、宿主)としてサッカロマイセス・セルビシエ(Saccharomyces cerevisiae)、コマガタエラ・パストリス(Komagataella pastoris)、ハンゼヌラ・ポリモルファ(Hansenula polymorpha)、ピキア・メタノリカ(Pichia methanolica)、カンジダ・ボイディニ(Candida Boidini)、オガタエア・ミヌタ(Ogataea minuta)を用いることができる。宿主としてサッカロマイセス・セルビシエ(Saccharomyces cerevisiae)を用いる場合は、前記外来遺伝子を運ぶベクターとして、染色体組み込み型ベクター(YIp型)、酵母内在性プラスミド2μm DNA複製開始領域を有するベクター(YEp型)、及び、染色体由来の自己複製領域を有するベクター(YCp型)を用いることができる。これらのベクターは遺伝子導入用のプラスミドの構築を容易にするため大腸菌でも複製可能なシャトルベクターとなっているものを用いる方が望ましい。サッカロマイセス・セルビシエ(Saccharomyces cerevisiae)では、好ましくは、YEp型プラスミドを用いることができる。宿主としてコマガタエラ・パストリス(Komagataella pastoris)、ハンゼヌラ・ポリモルファ(Hansenula polymorpha)、ピキア・メタノリカ(Pichia methanolica)、カンジダ・ボイディニ(Candida Boidini)、オガタエア・ミヌタ(Ogataea minuta)を用いる場合には、前記外来遺伝子を運ぶベクターとしては、染色体組み込み型ベクターを用いることができる。これらのベクターは遺伝子導入用のプラスミドの構築を容易にするため、通常、大腸菌でも複製可能なシャトルベクターとなっているものを用いる方が望ましい。具体的には、コマガタエラ・パストリスのベクターとして、pAO815、pPIC9K、等が好適に利用できる。
前記外来遺伝子を微生物細胞内に保持させる場合には、微生物細胞(即ち、宿主)としてサッカロマイセス・セルビシエ(Saccharomyces cerevisiae)、コマガタエラ・パストリス(Komagataella pastoris)、ハンゼヌラ・ポリモルファ(Hansenula polymorpha)、ピキア・メタノリカ(Pichia methanolica)、カンジダ・ボイディニ(Candida Boidini)、オガタエア・ミヌタ(Ogataea minuta)を用いることができる。宿主としてサッカロマイセス・セルビシエ(Saccharomyces cerevisiae)を用いる場合は、前記外来遺伝子を運ぶベクターとして、染色体組み込み型ベクター(YIp型)、酵母内在性プラスミド2μm DNA複製開始領域を有するベクター(YEp型)、及び、染色体由来の自己複製領域を有するベクター(YCp型)を用いることができる。これらのベクターは遺伝子導入用のプラスミドの構築を容易にするため大腸菌でも複製可能なシャトルベクターとなっているものを用いる方が望ましい。サッカロマイセス・セルビシエ(Saccharomyces cerevisiae)では、好ましくは、YEp型プラスミドを用いることができる。宿主としてコマガタエラ・パストリス(Komagataella pastoris)、ハンゼヌラ・ポリモルファ(Hansenula polymorpha)、ピキア・メタノリカ(Pichia methanolica)、カンジダ・ボイディニ(Candida Boidini)、オガタエア・ミヌタ(Ogataea minuta)を用いる場合には、前記外来遺伝子を運ぶベクターとしては、染色体組み込み型ベクターを用いることができる。これらのベクターは遺伝子導入用のプラスミドの構築を容易にするため、通常、大腸菌でも複製可能なシャトルベクターとなっているものを用いる方が望ましい。具体的には、コマガタエラ・パストリスのベクターとして、pAO815、pPIC9K、等が好適に利用できる。
染色体組み込み型のベクターを用い外来遺伝子を宿主細胞に導入する場合、外来遺伝子はベクターに組み込まれている相同領域で染色体上に組換えられることにより宿主細胞内で安定的に保持される。相同な塩基配列としては、特に限定されないが、例えば、アミノ酸又は核酸合成系遺伝子、ribosome DNA、Ty因子(Transposon of Yeast element)等を挙げることができる。アミノ酸合成系遺伝子若しくは核酸合成系遺伝子が欠損している宿主を用いる場合には、前記相同な塩基配列により宿主の変異を補完することにより、形質転換体の選択マーカーとして使用することができる。
ベクターに組み込まれた外来遺伝子を微生物細胞に導入する場合、遺伝子の導入が起きたことの目印として選択マーカー遺伝子が用いられる。選択マーカー遺伝子は、通常、ベクターに外来遺伝子と共に組み込まれ、細胞内に導入されることにより、形質の変化を引き起こす遺伝子が用いられる。前記選択マーカー遺伝子としてはアミノ酸又は核酸合成系遺伝子、抗生物質耐性遺伝子等を用いることができる。前記アミノ酸又は核酸合成系遺伝子としては、特に限定されないが、例えば、LEU2、HIS4、ARG4、TRP1、URA3、ADE2等を挙げることができる。また、抗生物質耐性遺伝子としては、特に限定されないが、例えば、ゼオシン、ブラストサイジンS、ジェネティシン、G418、クロラムフェニコール、ブレオマイシン等の抗生物質に対して耐性を付与する遺伝子等が挙げられる。
ベクターに組み込まれた外来遺伝子を微生物細胞に導入する場合、遺伝子の導入が起きたことの目印として選択マーカー遺伝子が用いられる。選択マーカー遺伝子は、通常、ベクターに外来遺伝子と共に組み込まれ、細胞内に導入されることにより、形質の変化を引き起こす遺伝子が用いられる。前記選択マーカー遺伝子としてはアミノ酸又は核酸合成系遺伝子、抗生物質耐性遺伝子等を用いることができる。前記アミノ酸又は核酸合成系遺伝子としては、特に限定されないが、例えば、LEU2、HIS4、ARG4、TRP1、URA3、ADE2等を挙げることができる。また、抗生物質耐性遺伝子としては、特に限定されないが、例えば、ゼオシン、ブラストサイジンS、ジェネティシン、G418、クロラムフェニコール、ブレオマイシン等の抗生物質に対して耐性を付与する遺伝子等が挙げられる。
本発明形質転換体における好ましい態様の一つとしては、例えば、前記微生物細胞が、真核生物細胞であることを挙げることができる。ここで、真核生物細胞としては、例えば、酵母細胞等を挙げることができる。更に、酵母細胞としては、例えば、メタノール資化性酵母細胞等を挙げることができる。また更に、メタノール資化性酵母細胞としては、例えば、Komagataella pastoris等を挙げることができる。
前記(1)〜(3)の全てのタンパク質のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する外来遺伝子は発現可能な構成でプロモーターの下流に組み込まれていることが望ましい。前記プロモーターとしては宿主細胞内で機能するプロモーターであれば特に限定はないが、特定の栄養源、基質によりその転写活性が誘導される誘導型プロモーターを好適に利用することができる。また、外来遺伝子の下流にターミネーターが存在することが好ましい。
前記(1)〜(3)の全てのタンパク質のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する外来遺伝子は発現可能な構成でプロモーターの下流に組み込まれていることが望ましい。前記プロモーターとしては宿主細胞内で機能するプロモーターであれば特に限定はないが、特定の栄養源、基質によりその転写活性が誘導される誘導型プロモーターを好適に利用することができる。また、外来遺伝子の下流にターミネーターが存在することが好ましい。
前記プロモーターとしては、特に限定されないが、例えば、ガラクトース代謝酵素遺伝子(GAL1、GAL10)、抑制性酸性フォスファターゼ遺伝子(PHO5)、グリセリンアルデヒド3リン酸デヒドロゲナーゼ遺伝子(TD)、フォスフォグリセリン酸キナーゼ遺伝子(PGK)、アルコールオキシダーゼ遺伝子(ADH1、AOX1、AOX2、MOX、AOD1)、ギ酸デヒドロゲナーゼ遺伝子(FDH1、FMD1)、ジヒドロキシアセトンシンターゼ遺伝子(DAS)、ペルオキシソーム膜タンパク質合成遺伝子(PER3)、ホルムアルデヒドデヒドロゲナーゼ遺伝子(FLD1)等の遺伝子のプロモーター等を用いることができる。また前記ターミネーターとしては転写終結活性を有するターミネーターであれば有効に利用できるが、例えば、アルコールオキシダーゼ遺伝子(AOX1)、ホルムアルデヒドデヒドロゲナーゼ(FLD1)のターミネーターを用いることができる。
本発明は、本発明形質転換体が産生して得られうることを特徴とするコラーゲン(本発明コラーゲン)を含む。本発明コラーゲンは、コラーゲンTypeI〜TypeXXIVから選択される少なくとも1種類のコラーゲンである。リジルヒドロキシラーゼ1、プロリン水酸化酵素、及び、コラーゲンの遺伝子を有する本発明形質転換体、並びに、リジルヒドロキシラーゼ3、プロリン水酸化酵素、及び、コラーゲンの遺伝子を有する本発明形質転換体から得られる本発明コラーゲンは、全リジン残基のうち15%以上、及び、全プロリン残基のうち45%以上が水酸化されたコラーゲンであり、好ましくは全リジン残基のうち30%以上、及び、全プロリン残基のうち45%以上が水酸化されたコラーゲンであり、より好ましくは全リジン残基のうち37%以上、及び、全プロリン残基のうち50%以上が水酸化されたコラーゲンである。また、リジルヒドロキシラーゼ2、プロリン水酸化酵素、及び、コラーゲンの遺伝子を有する形質転換体から得られる本発明コラーゲンでは、テロペプチド領域のリジン残基、及び、全プロリン残基のうち45%以上が水酸化されたコラーゲンを産生することができる。本発明形質転換体を利用することにより、プロリンが45%以上水酸化された本発明コラーゲンが得られるが、実用的に、安定な3重ラセン構造を形成する本発明コラーゲンであればプロリン残基の水酸化率は特に限定されるわけではない。
尚、コラーゲン中のリジン残基、及び、プロリン残基の水酸化率は、公知のアミノ酸組成分析法により測定することができる。
また、コラーゲンの線維形成能は、例えば、以下のような方法により測定することができる。具体的には例えば、精製したコラーゲンを、塩濃度1×D−PBS(−)、pH7.3〜7.4に再調整した後、37℃に保温することにより、コラーゲン分子が再配向して溶液が白濁する。当該白濁現象をコラーゲンの線維形成能とみなすことができる。従って、当該性質を利用して、濃度0.05%から0.20%のコラーゲン溶液を、塩濃度1×D−PBS(−)、pH7.3〜7.4で37℃に保温し、そのときの吸光度を経時的に測定することにより、線維形成能を測定することができる。
尚、コラーゲン中のリジン残基、及び、プロリン残基の水酸化率は、公知のアミノ酸組成分析法により測定することができる。
また、コラーゲンの線維形成能は、例えば、以下のような方法により測定することができる。具体的には例えば、精製したコラーゲンを、塩濃度1×D−PBS(−)、pH7.3〜7.4に再調整した後、37℃に保温することにより、コラーゲン分子が再配向して溶液が白濁する。当該白濁現象をコラーゲンの線維形成能とみなすことができる。従って、当該性質を利用して、濃度0.05%から0.20%のコラーゲン溶液を、塩濃度1×D−PBS(−)、pH7.3〜7.4で37℃に保温し、そのときの吸光度を経時的に測定することにより、線維形成能を測定することができる。
本発明取得方法は、微生物細胞内に、前記(1)〜(3)の全てのタンパク質のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する外来遺伝子を導入する第一工程、第一工程で得られる形質転換体によってコラーゲンを産生させる第二工程、及び、第二工程で産生されたコラーゲンを回収することを特徴とする。
(1)リジン水酸化酵素
(2)プロリン水酸化酵素
(3)コラーゲン
(1)リジン水酸化酵素
(2)プロリン水酸化酵素
(3)コラーゲン
第一工程は、本発明形質転換体を説明するための記載において既に説明したので、ここでは、その詳細な説明を省略する。
第二工程は、通常の微生物学的手法に従って実施すればよい。
第一工程で得られる形質転換体の培養に用いられる培地は、通常、当該技術分野で既知の培地が好適に使用され、培養条件は通常の方法に準じて実施され得る。
前記「培地」としては、特に限定されず、合成培地及び天然培地のいずれの培地でも用いることができるが、液体培地を用いることが好ましい。
例えば、前記「合成培地」としては、炭素源(例えば、各種糖類、グリセロール、メタノール)、窒素源(例えば、尿素、アンモニウム塩又は硝酸塩)、微量栄養素(例えば、各種ビタミン、又はヌクレオチド)等の他、無機塩(例えば、Mg、Ca、Fe、Na、K、Mn、Co、又はCu等)を含有するものを用いることが好ましい。尚、炭素原の供給方法としては、高濃度の炭素源を適度に少量ずつ培地中に供給することにより、高濃度の炭素源によるコラーゲンの産生阻害を回避してもよい。
また、前記「天然培地」としては、YPD液体培地(1%イーストエキストラクト(Difco社製)、2%バクトペプトン(Difco社製)、2%グルコース)、YPM液体培地を用いることが好ましい。
第二工程は、通常の微生物学的手法に従って実施すればよい。
第一工程で得られる形質転換体の培養に用いられる培地は、通常、当該技術分野で既知の培地が好適に使用され、培養条件は通常の方法に準じて実施され得る。
前記「培地」としては、特に限定されず、合成培地及び天然培地のいずれの培地でも用いることができるが、液体培地を用いることが好ましい。
例えば、前記「合成培地」としては、炭素源(例えば、各種糖類、グリセロール、メタノール)、窒素源(例えば、尿素、アンモニウム塩又は硝酸塩)、微量栄養素(例えば、各種ビタミン、又はヌクレオチド)等の他、無機塩(例えば、Mg、Ca、Fe、Na、K、Mn、Co、又はCu等)を含有するものを用いることが好ましい。尚、炭素原の供給方法としては、高濃度の炭素源を適度に少量ずつ培地中に供給することにより、高濃度の炭素源によるコラーゲンの産生阻害を回避してもよい。
また、前記「天然培地」としては、YPD液体培地(1%イーストエキストラクト(Difco社製)、2%バクトペプトン(Difco社製)、2%グルコース)、YPM液体培地を用いることが好ましい。
培地のpHは、特に限定されないが、中性若しくは弱塩基性、又は、弱酸性であることが好ましい。また、本発明形質転換体がメタノール資化性酵母細胞である場合には、メタノール含有培地を用いることが好ましい。この場合、メタノール濃度は0.01〜5%程度であることが好ましい。
培養温度は、特に限定されないが、15℃〜43℃であることが好ましい。また、培養時間も特に限定されないが、1〜1000時間程度であることが好ましく、培養は静置又は振盪、攪拌、通気下において、回分培養法、半回分培養法又は連続培養法により実施されることが好ましい。
尚、当該培養(本培養)に先立って前培養を行うことが好ましい。前培養用の培地としては、例えば、YNB液体培地、YPD液体培地等を用いることが好ましい。前培養の培養条件も特に限定されないが、培養時間は10〜100時間、培養温度は、例えば、本発明形質転換体が酵母である場合には、15℃〜45℃程度であることが好ましい。
培養温度は、特に限定されないが、15℃〜43℃であることが好ましい。また、培養時間も特に限定されないが、1〜1000時間程度であることが好ましく、培養は静置又は振盪、攪拌、通気下において、回分培養法、半回分培養法又は連続培養法により実施されることが好ましい。
尚、当該培養(本培養)に先立って前培養を行うことが好ましい。前培養用の培地としては、例えば、YNB液体培地、YPD液体培地等を用いることが好ましい。前培養の培養条件も特に限定されないが、培養時間は10〜100時間、培養温度は、例えば、本発明形質転換体が酵母である場合には、15℃〜45℃程度であることが好ましい。
コラーゲンを回収する工程は、通常の生化学的手法及びタンパク質工学的手法に従って実施すればよい。
第二工程で産生されたコラーゲンを回収するには、形質転換体が産生したコラーゲンを含む培養上清又は培養菌体からコラーゲンを精製すればよい。
精製方法としては、特に限定されず、適宜公知の方法を用いることができる。例えば、分画法、イオン交換法、ゲル濾過法、疎水相互作用クロマトグラフィー、アフィニティカラムクロマトグラフィー等を用いることができる。
より簡便な精製方法としては、コラーゲンが備える特性、つまり三重らせん構造がタンパク質分解酵素に対して耐性を有することを利用した精製方法を挙げることができる。このような精製方法は、例えば、下記の(a)〜(e)の工程を有することが好ましい。
(a)形質転換体をpH緩衝溶液中で破砕する工程、
(b)得られた破砕液にタンパク質分解酵素を添加して夾雑物を分解する工程、
(c)分解された破砕液を遠心分離することにより、上清を回収する工程、
(d)回収された上清を種々のpH条件下で塩析する工程、
(e)塩析により回収された沈殿を溶解して脱塩する工程、
第二工程で産生されたコラーゲンを回収するには、形質転換体が産生したコラーゲンを含む培養上清又は培養菌体からコラーゲンを精製すればよい。
精製方法としては、特に限定されず、適宜公知の方法を用いることができる。例えば、分画法、イオン交換法、ゲル濾過法、疎水相互作用クロマトグラフィー、アフィニティカラムクロマトグラフィー等を用いることができる。
より簡便な精製方法としては、コラーゲンが備える特性、つまり三重らせん構造がタンパク質分解酵素に対して耐性を有することを利用した精製方法を挙げることができる。このような精製方法は、例えば、下記の(a)〜(e)の工程を有することが好ましい。
(a)形質転換体をpH緩衝溶液中で破砕する工程、
(b)得られた破砕液にタンパク質分解酵素を添加して夾雑物を分解する工程、
(c)分解された破砕液を遠心分離することにより、上清を回収する工程、
(d)回収された上清を種々のpH条件下で塩析する工程、
(e)塩析により回収された沈殿を溶解して脱塩する工程、
このようにして、本発明取得方法により取得されたコラーゲンは、医薬品、工業製品、化粧品、食品等として商業的に一層価値がある高性能な多用途素材となるようなコラーゲン(具体的には例えば、3重ヘリックス構造が安定化され、且つ、線維形成能が高いコラーゲン)である。
以下、実施例を挙げてさらに詳細に本発明を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
遺伝子のクローニング等においては「Molecular Cloning: A Laboratory Manual 2nd edition」(1989), Cold Spring Harbor Laboratory Press, ISBN 0-87969-309-6、「Current Protocols in Molecular Biology」(1987), John Wiley & Sons, Inc. ISBN O-471-50338-X等に記載されている方法に準じて、前記外来遺伝子をプラスミドにクローニングすることにより、本発明形質転換体の作製に用いる遺伝子導入プラスミドを得ることができる。遺伝子導入プラスミドの作製に用いられるプラスミドとしては、特に限定されないが、例えば、pUC119(タカラバイオ社製)、pTV118N(タカラバイオ社製)、pUC19(東洋紡社製)、pBluescriptII(ストラタジーン社製)、pCR2.1‐TOPO(Invitrogen社製)、pCR‐BluntII‐TOPO(Invitrogen社製)等を用いることができる。以下に、クローニング等の工程の詳細を説明する。
遺伝子のクローニング等においては「Molecular Cloning: A Laboratory Manual 2nd edition」(1989), Cold Spring Harbor Laboratory Press, ISBN 0-87969-309-6、「Current Protocols in Molecular Biology」(1987), John Wiley & Sons, Inc. ISBN O-471-50338-X等に記載されている方法に準じて、前記外来遺伝子をプラスミドにクローニングすることにより、本発明形質転換体の作製に用いる遺伝子導入プラスミドを得ることができる。遺伝子導入プラスミドの作製に用いられるプラスミドとしては、特に限定されないが、例えば、pUC119(タカラバイオ社製)、pTV118N(タカラバイオ社製)、pUC19(東洋紡社製)、pBluescriptII(ストラタジーン社製)、pCR2.1‐TOPO(Invitrogen社製)、pCR‐BluntII‐TOPO(Invitrogen社製)等を用いることができる。以下に、クローニング等の工程の詳細を説明する。
実施例1 (遺伝子のクローニング)
(1−1) リジルヒドロキシラーゼ1遺伝子(PLOD1)のクローニング
cDNAクローン(ID:3917351)を、Invitrogen社より購入した。下記オリゴヌクレオチド1、及び、2を合成した。前記cDNAクローンを鋳型とし、下記オリゴヌクレオチド1、及び、2をプライマーとして用いたPCRにより、PLOD1を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド1:CGTCATATGATGCGGCCCCTGCTGC(配列番号1)
(b)オリゴヌクレオチド2:ATCCTCGAGTTAGGGATCGACGAAGGAGAC(配列番号2)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
(1−1) リジルヒドロキシラーゼ1遺伝子(PLOD1)のクローニング
cDNAクローン(ID:3917351)を、Invitrogen社より購入した。下記オリゴヌクレオチド1、及び、2を合成した。前記cDNAクローンを鋳型とし、下記オリゴヌクレオチド1、及び、2をプライマーとして用いたPCRにより、PLOD1を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド1:CGTCATATGATGCGGCCCCTGCTGC(配列番号1)
(b)オリゴヌクレオチド2:ATCCTCGAGTTAGGGATCGACGAAGGAGAC(配列番号2)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。また当該反応は、反応溶液を94℃にて2分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、50℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて2分間の伸長反応からなるサイクルを25回行い、その後、更に反応溶液を68℃にて5分間保持する条件で行った。
前記PCRの結果得られた約2000bpの二本鎖DNA断片を、pCR2.1−TOPOプラスミドの「PCR Product挿入サイト」にライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Invitrogen社製のTOPO TA cloning キットを用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB(1%バクト−トリプトン、0.5%バクト−酵母エキス、1%塩化ナトリウム)寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpPLOD1−TOPOと記す。
前記PCRの結果得られた約2000bpの二本鎖DNA断片を、pCR2.1−TOPOプラスミドの「PCR Product挿入サイト」にライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Invitrogen社製のTOPO TA cloning キットを用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB(1%バクト−トリプトン、0.5%バクト−酵母エキス、1%塩化ナトリウム)寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpPLOD1−TOPOと記す。
(1−2) リジルヒドロキシラーゼ2遺伝子(PLOD2)のクローニング
cDNAクローン(ID:4994235)を、Invitrogen社より購入した。下記オリゴヌクレオチド3、及び、4を合成した。前記cDNAクローンを鋳型とし、下記オリゴヌクレオチド3、及び、4をプライマーとして用いたPCRにより、PLOD2を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド3:CGAGATCTGATGGGGGGATGCACGGT(配列番号3)
(b)オリゴヌクレオチド4:GCAGATCTCGTTAGGGATCTATAAATGACACTG(配列番号4)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
cDNAクローン(ID:4994235)を、Invitrogen社より購入した。下記オリゴヌクレオチド3、及び、4を合成した。前記cDNAクローンを鋳型とし、下記オリゴヌクレオチド3、及び、4をプライマーとして用いたPCRにより、PLOD2を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド3:CGAGATCTGATGGGGGGATGCACGGT(配列番号3)
(b)オリゴヌクレオチド4:GCAGATCTCGTTAGGGATCTATAAATGACACTG(配列番号4)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。また当該反応は、反応溶液を94℃にて2分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、50℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて2分間の伸長反応からなるサイクルを25回行い、その後、更に反応溶液を68℃にて5分間保持する条件で行った。
前記PCRの結果得られた約2000bpの二本鎖DNA断片を、pCR2.1−TOPOプラスミドの「PCR Product挿入サイト」にライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Invitrogen社製のTOPO TA cloning キットを用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB(1%バクト−トリプトン、0.5%バクト−酵母エキス、1%塩化ナトリウム)寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpPLOD2−TOPOと記す。
前記PCRの結果得られた約2000bpの二本鎖DNA断片を、pCR2.1−TOPOプラスミドの「PCR Product挿入サイト」にライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Invitrogen社製のTOPO TA cloning キットを用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB(1%バクト−トリプトン、0.5%バクト−酵母エキス、1%塩化ナトリウム)寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpPLOD2−TOPOと記す。
(1−3) ヒスチジオールデヒドロゲナーゼ遺伝子(HIS4)のクローニング
NCBIオンラインデータベースからHIS4(Accession No.X56180)の配列情報を入手した。当該配列情報に基づいて下記オリゴヌクレオチド5、及び、6を合成した。下記オリゴヌクレオチド5、及び、6をプライマーとし、ATCCより入手したコマガタエラ パストリス ATCC76273のゲノムDNAを鋳型として用いたPCRにより、HIS4をクローニングした。尚、前記ゲノムDNAの精製は、QIAGEN Genomic-tip 100/G及びGenomic DNA Buffer Setを用いて行った。
(a)オリゴヌクレオチド5:GATCTCCTGATGACTGACTCACTGATAATA(配列番号5)
(b)オリゴヌクレオチド6:TAATTAAATAAGTCCCAGTTTCTCCATACG(配列番号6)
PCR用のポリメラーゼとしては、Invitrogen社製のAccuPrime Pfx Polymeraseを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)ゲノムDNA溶液(15ng/μl) ・・・1μl
(b)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(c)10×AccuPrime Pfx reaction mix ・・・5μl
(d)AccuPrime Pfx DNA polymerase(2.5U/μl) ・・・0.5μl
(e)滅菌蒸留水 ・・・40.5μl
NCBIオンラインデータベースからHIS4(Accession No.X56180)の配列情報を入手した。当該配列情報に基づいて下記オリゴヌクレオチド5、及び、6を合成した。下記オリゴヌクレオチド5、及び、6をプライマーとし、ATCCより入手したコマガタエラ パストリス ATCC76273のゲノムDNAを鋳型として用いたPCRにより、HIS4をクローニングした。尚、前記ゲノムDNAの精製は、QIAGEN Genomic-tip 100/G及びGenomic DNA Buffer Setを用いて行った。
(a)オリゴヌクレオチド5:GATCTCCTGATGACTGACTCACTGATAATA(配列番号5)
(b)オリゴヌクレオチド6:TAATTAAATAAGTCCCAGTTTCTCCATACG(配列番号6)
PCR用のポリメラーゼとしては、Invitrogen社製のAccuPrime Pfx Polymeraseを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)ゲノムDNA溶液(15ng/μl) ・・・1μl
(b)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(c)10×AccuPrime Pfx reaction mix ・・・5μl
(d)AccuPrime Pfx DNA polymerase(2.5U/μl) ・・・0.5μl
(e)滅菌蒸留水 ・・・40.5μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。また当該反応は、反応溶液を94℃にて2分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて2.5分間の伸長反応からなるサイクルを35回行い、その後、更に反応溶液を68℃にて5分間保持する条件で行った。
前記PCRの結果得られた約2600bpの二本鎖DNA断片を、pCR‐BluntII‐TOPOプラスミドの「PCR Product挿入サイト」にライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(Inbitorgen社製のOne Shot TOP10F’ Chemically Compitent E.coli)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Invitrogen社製のZERO-BluntII TOPO PCR cloning キットを用いた。
50μg/mlのカナマイシンを含有するLB寒天培地上に前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのカナマイシンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpHIS4−TOPOと記す。
前記PCRの結果得られた約2600bpの二本鎖DNA断片を、pCR‐BluntII‐TOPOプラスミドの「PCR Product挿入サイト」にライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(Inbitorgen社製のOne Shot TOP10F’ Chemically Compitent E.coli)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Invitrogen社製のZERO-BluntII TOPO PCR cloning キットを用いた。
50μg/mlのカナマイシンを含有するLB寒天培地上に前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのカナマイシンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpHIS4−TOPOと記す。
(1−4) アルギノサクシネートリアーゼ遺伝子(ARG4)のクローニング
NCBIオンラインデータベースからARG4(Accession No.AF321097)の配列情報を入手した。当該配列情報に基づいて下記オリゴヌクレオチド7、及び、8を合成した。下記オリゴヌクレオチド7、及び、8をプライマーとし、ATCCより入手したコマガタエラ パストリス ATCC76273のゲノムDNAを鋳型として用いたPCRにより、ARG4を増幅した。尚、前記ゲノムDNAの精製は、QIAGEN Genomic-tip 100/G及びGenomic DNA Buffer Setを用いて行った。
(a)オリゴヌクレオチド7:ACGAAAATATGGTACCTGCCCTCAC(配列番号7)
(b)オリゴヌクレオチド8:GTTCTATCTACCCGAGGAAACCGATACATA(配列番号8)
PCR用のポリメラーゼとしては、Invitrogen社製のAccuPrime Pfx Polymeraseを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)ゲノムDNA溶液(15ng/μl) ・・・1μl
(b)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(c)10×AccuPrime Pfx reaction mix ・・・5μl
(d)AccuPrime Pfx DNA polymerase(2.5U/μl) ・・・0.5μl
(e)滅菌蒸留水 ・・・40.5μl
NCBIオンラインデータベースからARG4(Accession No.AF321097)の配列情報を入手した。当該配列情報に基づいて下記オリゴヌクレオチド7、及び、8を合成した。下記オリゴヌクレオチド7、及び、8をプライマーとし、ATCCより入手したコマガタエラ パストリス ATCC76273のゲノムDNAを鋳型として用いたPCRにより、ARG4を増幅した。尚、前記ゲノムDNAの精製は、QIAGEN Genomic-tip 100/G及びGenomic DNA Buffer Setを用いて行った。
(a)オリゴヌクレオチド7:ACGAAAATATGGTACCTGCCCTCAC(配列番号7)
(b)オリゴヌクレオチド8:GTTCTATCTACCCGAGGAAACCGATACATA(配列番号8)
PCR用のポリメラーゼとしては、Invitrogen社製のAccuPrime Pfx Polymeraseを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)ゲノムDNA溶液(15ng/μl) ・・・1μl
(b)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(c)10×AccuPrime Pfx reaction mix ・・・5μl
(d)AccuPrime Pfx DNA polymerase(2.5U/μl) ・・・0.5μl
(e)滅菌蒸留水 ・・・40.5μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。また当該反応は、反応溶液を94℃にて2分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、65℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて2.5分間の伸長反応からなるサイクルを35回行い、その後、更に反応溶液を68℃にて5分間保持する条件で行った。
前記PCRの結果得られた約2200bpの二本鎖DNA断片を、pCR‐BluntII‐TOPOプラスミドの「PCR Product挿入サイト」にライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(Invitrogen社製のOne Shot TOP10F’ Chemically Compitent E.coli)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Invitrogen社製のZERO-BluntII TOPO PCR cloning キットを用いた。
50μg/mlのカナマイシンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのカナマイシンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpARG4−TOPOと記す。
前記PCRの結果得られた約2200bpの二本鎖DNA断片を、pCR‐BluntII‐TOPOプラスミドの「PCR Product挿入サイト」にライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(Invitrogen社製のOne Shot TOP10F’ Chemically Compitent E.coli)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Invitrogen社製のZERO-BluntII TOPO PCR cloning キットを用いた。
50μg/mlのカナマイシンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのカナマイシンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpARG4−TOPOと記す。
(1−5) アルコールデヒドロゲナーゼ1(AOX1)プロモーターのクローニング
NCBIオンラインデータベースからAOX1(Accession No.E00913、及び、U96967)の配列情報を入手した。当該配列情報に基づいて下記オリゴヌクレオチド9、及び、10を合成した。下記オリゴヌクレオチド9、及び、10をプライマーとし、ATCCより入手したコマガタエラ パストリス ATCC76273のゲノムDNAを鋳型として用いたPCRにより、AOX1プロモーターをクローニングした。尚、前記ゲノムDNAの精製は、QIAGEN Genomic-tip 100/G及びGenomic DNA Buffer Setを用いて行った。
(a)オリゴヌクレオチド9:AGATCTAACATCCAAAGACGAAAGGTT(配列番号9)
(b)オリゴヌクレオチド10:ATCCACCACCTAGAACTAGGATATCAAAC(配列番号10)
PCR用のポリメラーゼとしては、Invitrogen社製のAccuPrime Pfx Polymeraseを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)ゲノムDNA溶液(15ng/μl) ・・・1μl
(b)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(c)10×AccuPrime Pfx reaction mix ・・・5μl
(d)AccuPrime Pfx DNA polymerase(2.5U/μl) ・・・0.5μl
(e)滅菌蒸留水 ・・・40.5μl
NCBIオンラインデータベースからAOX1(Accession No.E00913、及び、U96967)の配列情報を入手した。当該配列情報に基づいて下記オリゴヌクレオチド9、及び、10を合成した。下記オリゴヌクレオチド9、及び、10をプライマーとし、ATCCより入手したコマガタエラ パストリス ATCC76273のゲノムDNAを鋳型として用いたPCRにより、AOX1プロモーターをクローニングした。尚、前記ゲノムDNAの精製は、QIAGEN Genomic-tip 100/G及びGenomic DNA Buffer Setを用いて行った。
(a)オリゴヌクレオチド9:AGATCTAACATCCAAAGACGAAAGGTT(配列番号9)
(b)オリゴヌクレオチド10:ATCCACCACCTAGAACTAGGATATCAAAC(配列番号10)
PCR用のポリメラーゼとしては、Invitrogen社製のAccuPrime Pfx Polymeraseを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)ゲノムDNA溶液(15ng/μl) ・・・1μl
(b)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(c)10×AccuPrime Pfx reaction mix ・・・5μl
(d)AccuPrime Pfx DNA polymerase(2.5U/μl) ・・・0.5μl
(e)滅菌蒸留水 ・・・40.5μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて2分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、62℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて1分間の伸長反応からなるサイクルを35回行い、その後、更に反応溶液を68℃にて5分間保持する条件で行った。
前記PCRの結果得られた約940bpの二本鎖DNA断片を、pCR‐BluntII‐TOPOプラスミドの「PCR Product挿入サイト」にライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(Invitrogen社製のOne Shot TOP10F’ Chemically Compitent E.coli)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Invitrogen社製のZERO-BluntII TOPO PCR cloning キットを用いた。
50μg/mlのカナマイシンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのカナマイシンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpAOX1Pro+15aa−TOPOと記す。
前記PCRの結果得られた約940bpの二本鎖DNA断片を、pCR‐BluntII‐TOPOプラスミドの「PCR Product挿入サイト」にライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(Invitrogen社製のOne Shot TOP10F’ Chemically Compitent E.coli)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Invitrogen社製のZERO-BluntII TOPO PCR cloning キットを用いた。
50μg/mlのカナマイシンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのカナマイシンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpAOX1Pro+15aa−TOPOと記す。
(1−6) アルコールデヒドロゲナーゼ1(AOX1)ターミネーターのクローニング
NCBIオンラインデータベースからAOX1(Accession No.U96967)の配列情報を入手した。当該配列情報に基づいて下記オリゴヌクレオチド11及び12を合成した。下記オリゴヌクレオチド11、及び、12をプライマーとし、ATCCより入手したコマガタエラ パストリス ATCC76273のゲノムDNAを鋳型として用いたPCRにより、AOX1ターミネーターを増幅した。尚、前記ゲノムDNAの精製は、QIAGEN Genomic-tip 100/G及びGenomic DNA Buffer Setを用いて行った。
(a)オリゴヌクレオチド11:CCTTAGACATGACTGTTCCTCAGTTC(配列番号11)
(b)オリゴヌクレオチド12:GCACAAACGAACGTCTCACTTAAT(配列番号12)
PCR用のポリメラーゼとしては、Invitrogen社製のAccuPrime Pfx Polymeraseを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)ゲノムDNA溶液(15ng/μl) ・・・1μl
(b)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(c)10×AccuPrime Pfx reaction mix ・・・5μl
(d)AccuPrime Pfx DNA polymerase(2.5U/μl) ・・・0.5μl
(e)滅菌蒸留水 ・・・40.5μl
NCBIオンラインデータベースからAOX1(Accession No.U96967)の配列情報を入手した。当該配列情報に基づいて下記オリゴヌクレオチド11及び12を合成した。下記オリゴヌクレオチド11、及び、12をプライマーとし、ATCCより入手したコマガタエラ パストリス ATCC76273のゲノムDNAを鋳型として用いたPCRにより、AOX1ターミネーターを増幅した。尚、前記ゲノムDNAの精製は、QIAGEN Genomic-tip 100/G及びGenomic DNA Buffer Setを用いて行った。
(a)オリゴヌクレオチド11:CCTTAGACATGACTGTTCCTCAGTTC(配列番号11)
(b)オリゴヌクレオチド12:GCACAAACGAACGTCTCACTTAAT(配列番号12)
PCR用のポリメラーゼとしては、Invitrogen社製のAccuPrime Pfx Polymeraseを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)ゲノムDNA溶液(15ng/μl) ・・・1μl
(b)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(c)10×AccuPrime Pfx reaction mix ・・・5μl
(d)AccuPrime Pfx DNA polymerase(2.5U/μl) ・・・0.5μl
(e)滅菌蒸留水 ・・・40.5μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて2分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて30秒間の伸長反応からなるサイクルを35回行い、その後、更に反応溶液を68℃にて5分間保持する条件で行った。
前記PCRの結果得られた約300bpの二本鎖DNA断片を、pCR‐BluntII‐TOPOプラスミドの「PCR Product挿入サイト」にライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(Invitrogen社製のOne Shot TOP10F’ Chemically Compitent E.coli)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Invitrogen社製のZERO-BluntII TOPO PCR cloning キットを用いた。
50μg/mlのカナマイシンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのカナマイシンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpAOX1term−TOPOと記す。
前記PCRの結果得られた約300bpの二本鎖DNA断片を、pCR‐BluntII‐TOPOプラスミドの「PCR Product挿入サイト」にライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(Invitrogen社製のOne Shot TOP10F’ Chemically Compitent E.coli)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Invitrogen社製のZERO-BluntII TOPO PCR cloning キットを用いた。
50μg/mlのカナマイシンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのカナマイシンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpAOX1term−TOPOと記す。
(1−7) アルコールデヒドロゲナーゼ1(AOX1)の3’側下流のノンコーディング領域のクローニング
Invitrogen社製のプラスミド(pAO815)の配列情報から、AOX1の3’側下流領域の配列情報を入手した。当該配列情報に基づいて下記オリゴヌクレオチド13及び14を合成した。下記オリゴヌクレオチド13、及び、14をプライマーとし、ATCCより入手したコマガタエラ パストリス ATCC76273のゲノムDNAを鋳型として用いたPCRにより、AOX1の3’側下流領域を増幅した。尚、前記ゲノムDNAの精製は、QIAGEN Genomic-tip 100/G及びGenomic DNA Buffer Setを用いて行った。
(a)オリゴヌクレオチド13:TCGAGTATCTATGATTGGAAGTATGGGAAT(配列番号13)
(b)オリゴヌクレオチド14:GATCTTGAGATAAATTTCACGTTTAAAATC(配列番号14)
PCR用のポリメラーゼとしては、Invitrogen社製のAccuPrime Pfx Polymeraseを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)ゲノムDNA溶液(15ng/μl) ・・・1μl
(b)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(c)10×AccuPrime Pfx reaction mix ・・・5μl
(d)AccuPrime Pfx DNA polymerase(2.5U/μl) ・・・0.5μl
(e)滅菌蒸留水 ・・・40.5μl
Invitrogen社製のプラスミド(pAO815)の配列情報から、AOX1の3’側下流領域の配列情報を入手した。当該配列情報に基づいて下記オリゴヌクレオチド13及び14を合成した。下記オリゴヌクレオチド13、及び、14をプライマーとし、ATCCより入手したコマガタエラ パストリス ATCC76273のゲノムDNAを鋳型として用いたPCRにより、AOX1の3’側下流領域を増幅した。尚、前記ゲノムDNAの精製は、QIAGEN Genomic-tip 100/G及びGenomic DNA Buffer Setを用いて行った。
(a)オリゴヌクレオチド13:TCGAGTATCTATGATTGGAAGTATGGGAAT(配列番号13)
(b)オリゴヌクレオチド14:GATCTTGAGATAAATTTCACGTTTAAAATC(配列番号14)
PCR用のポリメラーゼとしては、Invitrogen社製のAccuPrime Pfx Polymeraseを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)ゲノムDNA溶液(15ng/μl) ・・・1μl
(b)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(c)10×AccuPrime Pfx reaction mix ・・・5μl
(d)AccuPrime Pfx DNA polymerase(2.5U/μl) ・・・0.5μl
(e)滅菌蒸留水 ・・・40.5μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて2分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、58℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて1.5分間の伸長反応からなるサイクルを35回行い、その後、更に反応溶液を68℃にて5分間保持する条件で行った。
前記PCRの結果得られた約750bpの二本鎖DNA断片を、pCR‐BluntII‐TOPOプラスミドの「PCR Product挿入サイト」にライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(Invitrogen社製のOne Shot TOP10F’ Chemically Compitent E.coli)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Invitrogen社製のZERO-BluntII TOPO PCR cloning キットを用いた。
50μg/mlのカナマイシンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのカナマイシンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpAOX1−3’−TOPOと記す。
前記PCRの結果得られた約750bpの二本鎖DNA断片を、pCR‐BluntII‐TOPOプラスミドの「PCR Product挿入サイト」にライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(Invitrogen社製のOne Shot TOP10F’ Chemically Compitent E.coli)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Invitrogen社製のZERO-BluntII TOPO PCR cloning キットを用いた。
50μg/mlのカナマイシンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのカナマイシンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpAOX1−3’−TOPOと記す。
(1−8) αファクターシグナル配列のクローニング
NCBIオンラインデータベースからサッカロマイセス セルビシエの性決定遺伝子であるαファクター(Accession No.J0134及びX01581)の配列情報を入手した。当該配列情報に基づいて下記オリゴヌクレオチド15及びオリゴヌクレオチド16を合成した。下記オリゴヌクレオチド15及び16をプライマーとし、NBRCより入手したサッカロマイセス セルビシエ NBRC1136のゲノムDNAを鋳型として用いたPCRにより、αファクターをコードする遺伝子を増幅した。尚、前記ゲノムDNAの精製は、QIAGEN Genomic-tip 100/G及びGenomic DNA Buffer Setを用いて行った。
(a)オリゴヌクレオチド15:TCAAACAAGAAGATTACAAACTATCAATTTCA(配列番号15)
(b)オリゴヌクレオチド16:TTTGTTACATCTACACTGTTGTTATCAGTCG(配列番号16)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)ゲノムDNA溶液(15ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl(1U)
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
NCBIオンラインデータベースからサッカロマイセス セルビシエの性決定遺伝子であるαファクター(Accession No.J0134及びX01581)の配列情報を入手した。当該配列情報に基づいて下記オリゴヌクレオチド15及びオリゴヌクレオチド16を合成した。下記オリゴヌクレオチド15及び16をプライマーとし、NBRCより入手したサッカロマイセス セルビシエ NBRC1136のゲノムDNAを鋳型として用いたPCRにより、αファクターをコードする遺伝子を増幅した。尚、前記ゲノムDNAの精製は、QIAGEN Genomic-tip 100/G及びGenomic DNA Buffer Setを用いて行った。
(a)オリゴヌクレオチド15:TCAAACAAGAAGATTACAAACTATCAATTTCA(配列番号15)
(b)オリゴヌクレオチド16:TTTGTTACATCTACACTGTTGTTATCAGTCG(配列番号16)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)ゲノムDNA溶液(15ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl(1U)
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて3分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて1分間の伸長反応からなるサイクルを35回行い、その後、更に反応溶液を68℃にて5分間保持する条件で行った。
前記PCRの結果得られた約600bpの二本鎖DNA断片を、pCR‐BluntII‐TOPOプラスミドの「PCR Product挿入サイト」にライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(Invitrogen社製のOne Shot TOP10F’ Chemically Compitent E.coli)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Invitrogen社製のZERO-BluntII TOPO PCR cloning キットを用いた。
50μg/mlのカナマイシンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのカナマイシンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpαfactor−TOPOと記す。
前記PCRの結果得られた約600bpの二本鎖DNA断片を、pCR‐BluntII‐TOPOプラスミドの「PCR Product挿入サイト」にライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(Invitrogen社製のOne Shot TOP10F’ Chemically Compitent E.coli)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Invitrogen社製のZERO-BluntII TOPO PCR cloning キットを用いた。
50μg/mlのカナマイシンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのカナマイシンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpαfactor−TOPOと記す。
(1−9) ヒトTypeIIIコラーゲン遺伝子のクローニング
NCBIオンラインデータベースからヒトTypeIIIコラーゲン(Accession No.NM000090)の配列情報を入手した。当該配列情報に基づいて下記オリゴヌクレオチド17及び18を合成した。5’末端にリン酸基を付加した後、下記オリゴヌクレオチド17、及び、18をプライマーとし、東洋紡より入手したHuman brain mRNAを鋳型として用いたPCRにより、ヒトTypeIIIコラーゲンをコードする遺伝子を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド17:GGCTGAGTTTTATGACGGGC(配列番号17)
(b)オリゴヌクレオチド18:GACAAGATTAGAACAAGAGG(配列番号18)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)ゲノムDNA溶液(15ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD -plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
NCBIオンラインデータベースからヒトTypeIIIコラーゲン(Accession No.NM000090)の配列情報を入手した。当該配列情報に基づいて下記オリゴヌクレオチド17及び18を合成した。5’末端にリン酸基を付加した後、下記オリゴヌクレオチド17、及び、18をプライマーとし、東洋紡より入手したHuman brain mRNAを鋳型として用いたPCRにより、ヒトTypeIIIコラーゲンをコードする遺伝子を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド17:GGCTGAGTTTTATGACGGGC(配列番号17)
(b)オリゴヌクレオチド18:GACAAGATTAGAACAAGAGG(配列番号18)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)ゲノムDNA溶液(15ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD -plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、98℃にて20秒間の変性反応、58℃にて10秒間のアニーリング反応、及び、74℃にて5分間の伸長反応からなる反応サイクルを35回行った。
pUC18プラスミドを制限酵素SmaIにて切断しアルカリフォスファターゼを用いて脱リン酸化した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、東洋紡社製のLigation highを用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpUC19−COL3A1と記す。
pUC18プラスミドを制限酵素SmaIにて切断しアルカリフォスファターゼを用いて脱リン酸化した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、東洋紡社製のLigation highを用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpUC19−COL3A1と記す。
(1−10) ヒトコラーゲンTypeIα1遺伝子のクローニング(pBlue−HsCOL1A1の構築)
下記オリゴヌクレオチド52及び53を合成した。T4ポリヌクレオチドキナーゼ(東洋紡)を用いてオリゴヌクレオチドの5’末端にリン酸基を付加した後、下記オリゴヌクレオチド52及び53をプライマーとし、Human brain cDNA(東洋紡)を鋳型としてPCRを行い、ヒトコラーゲンTypeIα1をコードするDNAを増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド52:CAGCCACAAAGAGTCTACATGTCTAGG(配列番号72)
(b)オリゴヌクレオチド53:AGGTTGGGATGGAGGGAGTT(配列番号73)
反応溶液の組成を以下に示す。
(a)cDNA溶液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD -plus-(東洋紡) ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl、東洋紡) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・29μl
下記オリゴヌクレオチド52及び53を合成した。T4ポリヌクレオチドキナーゼ(東洋紡)を用いてオリゴヌクレオチドの5’末端にリン酸基を付加した後、下記オリゴヌクレオチド52及び53をプライマーとし、Human brain cDNA(東洋紡)を鋳型としてPCRを行い、ヒトコラーゲンTypeIα1をコードするDNAを増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド52:CAGCCACAAAGAGTCTACATGTCTAGG(配列番号72)
(b)オリゴヌクレオチド53:AGGTTGGGATGGAGGGAGTT(配列番号73)
反応溶液の組成を以下に示す。
(a)cDNA溶液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD -plus-(東洋紡) ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl、東洋紡) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・29μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は反応溶液を94℃にて2分間加熱した後、98℃にて20秒間の変性反応、58℃にて10秒間のアニーリング反応、及び、74℃にて5分間の伸長反応からなる反応サイクルを35回行った。
前記PCRの結果得られた約4.5kbのDNAをMagExtractor PCR&Gel cleanup(東洋紡)を用いて精製した。
pBluescriptIIKS(+)プラスミド(Stratagene)を制限酵素EcoRVにて切断し、アルカリフォスファターゼを用いて脱リン酸化した後MagExtractor PCR&Gel cleanup(東洋紡)を用いて精製した。
前記約4.5kbのDNA及び前記プラスミドをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(Competent high DH5α、東洋紡)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応にはLigation high(東洋紡)を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有するLB培地に接種し、振盪培養した(37℃、17時間)。その後、MagExtractor plasmid (東洋紡)を用いて、培養菌体からヒトコラーゲンTypeIα1をコードするDNAが挿入されたプラスミド(以下、pBlue−HsCOL1A1と記すこともある。)を精製することにより、pBlue−HsCOL1A1を得た。
前記PCRの結果得られた約4.5kbのDNAをMagExtractor PCR&Gel cleanup(東洋紡)を用いて精製した。
pBluescriptIIKS(+)プラスミド(Stratagene)を制限酵素EcoRVにて切断し、アルカリフォスファターゼを用いて脱リン酸化した後MagExtractor PCR&Gel cleanup(東洋紡)を用いて精製した。
前記約4.5kbのDNA及び前記プラスミドをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(Competent high DH5α、東洋紡)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応にはLigation high(東洋紡)を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有するLB培地に接種し、振盪培養した(37℃、17時間)。その後、MagExtractor plasmid (東洋紡)を用いて、培養菌体からヒトコラーゲンTypeIα1をコードするDNAが挿入されたプラスミド(以下、pBlue−HsCOL1A1と記すこともある。)を精製することにより、pBlue−HsCOL1A1を得た。
(1−11) ヒトコラーゲンTypeIα2遺伝子のクローニング(pUC18−HsCOL1A2の構築)
Human Neonatal Dermal Fibroblasts由来のTotal RNAをCell Applications, Incより入手した。ReverTra Plus(東洋紡)を用いcDNAを合成した。下記オリゴヌクレオチド54及び55を合成した。下記オリゴヌクレオチド54及び55をプライマーとし、前記cDNAを鋳型としてPCRを行い、ヒトコラーゲンTypeIα2をコードするDNAを増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド54:GCCAAGCTTGCATGCTCAGCTTTGTGGATACGCGGAC(配列番号74)
(b)オリゴヌクレオチド55:CGGTACCCGGGGATCCTTATTTGAAACAGACTGGGCCAATGTCC(配列番号75)
反応溶液の組成を以下に示す。
(a)cDNA溶液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD -plus-(東洋紡) ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl、東洋紡) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・29μl
Human Neonatal Dermal Fibroblasts由来のTotal RNAをCell Applications, Incより入手した。ReverTra Plus(東洋紡)を用いcDNAを合成した。下記オリゴヌクレオチド54及び55を合成した。下記オリゴヌクレオチド54及び55をプライマーとし、前記cDNAを鋳型としてPCRを行い、ヒトコラーゲンTypeIα2をコードするDNAを増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド54:GCCAAGCTTGCATGCTCAGCTTTGTGGATACGCGGAC(配列番号74)
(b)オリゴヌクレオチド55:CGGTACCCGGGGATCCTTATTTGAAACAGACTGGGCCAATGTCC(配列番号75)
反応溶液の組成を以下に示す。
(a)cDNA溶液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD -plus-(東洋紡) ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl、東洋紡) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・29μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は反応溶液を94℃にて2分間加熱した後、98℃にて10秒間の変性反応、68℃にて6分間のアニーリング及び伸長反応からなる反応サイクルを30回行った。増幅された約4.1kbのDNAをアガロースゲル電気泳動で分離した後、MagExtractor PCR&Gel cleanup(東洋紡)を用いてゲルから抽出・精製した。得られたDNAを制限酵素SphI及びBamHIで切断した後、MagExtractor PCR&Gel cleanup(東洋紡)を用いて精製した。
pUC18プラスミド(東洋紡)を制限酵素SphI及びBamHIで切断した後、MagExtractor PCR&Gel cleanup(東洋紡)を用いて精製した。
前記約4.1kbのDNA及び前記プラスミドをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(Competent high DH5α、東洋紡)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応にはLigation high(東洋紡)を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有するLB培地に接種し、振盪培養した(37℃、17時間)。その後、MagExtractor plasmid (東洋紡)を用いて、培養菌体からヒトコラーゲンTypeIα2をコードするDNAが挿入されたプラスミド(以下、pUC18−HsCOL1A2と記すこともある。)を精製することにより、pUC18−HsCOL1A2を得た。
pUC18プラスミド(東洋紡)を制限酵素SphI及びBamHIで切断した後、MagExtractor PCR&Gel cleanup(東洋紡)を用いて精製した。
前記約4.1kbのDNA及び前記プラスミドをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(Competent high DH5α、東洋紡)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応にはLigation high(東洋紡)を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有するLB培地に接種し、振盪培養した(37℃、17時間)。その後、MagExtractor plasmid (東洋紡)を用いて、培養菌体からヒトコラーゲンTypeIα2をコードするDNAが挿入されたプラスミド(以下、pUC18−HsCOL1A2と記すこともある。)を精製することにより、pUC18−HsCOL1A2を得た。
実施例2 (遺伝子導入プラスミドの構築)
以下に、遺伝子導入プラスミドの具体的な作製方法を説明する。図1にプロリル−4−ヒドロキシラーゼのα1サブユニット遺伝子、プロリル−4−ヒドロキシラーゼのβサブユニット遺伝子、及び、リジルヒドロキシラーゼ1遺伝子の導入プラスミドの作製工程の概略のフローチャート、図2にプロリル−4−ヒドロキシラーゼのα1サブユニット遺伝子、プロリル−4−ヒドロキシラーゼのβサブユニット遺伝子、及び、リジルヒドロキシラーゼ2遺伝子の導入プラスミドの作製工程の概略のフローチャート、図3にヒトコラーゲンTypeIII遺伝子の導入プラスミド作製工程の概略のフローチャートを示す。また、遺伝子導入プラスミドの構造の理解を助けるために、図4に、プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子、及び、リジルヒドロキシラーゼ1遺伝子導入プラスミドの構造を示し、図5に、プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子、及び、リジルヒドロキシラーゼ2遺伝子導入プラスミドの構造を示す。
以下に、遺伝子導入プラスミドの具体的な作製方法を説明する。図1にプロリル−4−ヒドロキシラーゼのα1サブユニット遺伝子、プロリル−4−ヒドロキシラーゼのβサブユニット遺伝子、及び、リジルヒドロキシラーゼ1遺伝子の導入プラスミドの作製工程の概略のフローチャート、図2にプロリル−4−ヒドロキシラーゼのα1サブユニット遺伝子、プロリル−4−ヒドロキシラーゼのβサブユニット遺伝子、及び、リジルヒドロキシラーゼ2遺伝子の導入プラスミドの作製工程の概略のフローチャート、図3にヒトコラーゲンTypeIII遺伝子の導入プラスミド作製工程の概略のフローチャートを示す。また、遺伝子導入プラスミドの構造の理解を助けるために、図4に、プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子、及び、リジルヒドロキシラーゼ1遺伝子導入プラスミドの構造を示し、図5に、プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子、及び、リジルヒドロキシラーゼ2遺伝子導入プラスミドの構造を示す。
(2−1) pSN003の構築
オリゴヌクレオチド19及び20を合成した。当該オリゴヌクレオチド19、及び、20はAOX1ターミネーターの塩基配列と制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。下記オリゴヌクレオチド19、及び、20をプライマーとし、pAOX1term−TOPOを鋳型として用いたPCRにより、二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド19:TCGACTAGTTTAGACATGACTGTTCCTCAGTTCAA(配列番号19)
(b)オリゴヌクレオチド20:AACTGCAGGCACAAACGAACGTCTCACTTA(配列番号20)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
オリゴヌクレオチド19及び20を合成した。当該オリゴヌクレオチド19、及び、20はAOX1ターミネーターの塩基配列と制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。下記オリゴヌクレオチド19、及び、20をプライマーとし、pAOX1term−TOPOを鋳型として用いたPCRにより、二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド19:TCGACTAGTTTAGACATGACTGTTCCTCAGTTCAA(配列番号19)
(b)オリゴヌクレオチド20:AACTGCAGGCACAAACGAACGTCTCACTTA(配列番号20)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて2分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて1分間の伸長反応からなるサイクルを25回行い、その後、更に反応溶液を68℃にて5分間保持する条件で行った。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を制限酵素SpeI及びPstIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、AOX1ターミネーターを含む約300bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
Stratagene社より購入したプラスミドpBluescriptII SK(+)を制限酵素SpeI及びPstIにて切断した後、当該プラスミドをアガロースゲル電気泳動にて、約3000bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入された目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN003と記す。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を制限酵素SpeI及びPstIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、AOX1ターミネーターを含む約300bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
Stratagene社より購入したプラスミドpBluescriptII SK(+)を制限酵素SpeI及びPstIにて切断した後、当該プラスミドをアガロースゲル電気泳動にて、約3000bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入された目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN003と記す。
(2−2) pSN004の構築
pAOX1pro−TOPOを制限酵素Eco52Iにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、AOX1プロモーターを含む約1000bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記pSN003を制限酵素Eco52Iにて切断しアルカリフォスファターゼを用いて脱リン酸化した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN004と記す。
pAOX1pro−TOPOを制限酵素Eco52Iにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、AOX1プロモーターを含む約1000bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記pSN003を制限酵素Eco52Iにて切断しアルカリフォスファターゼを用いて脱リン酸化した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN004と記す。
(2−3) pSN005の構築
以下の塩基配列にて示される、互いに相補的な塩基配列を有するオリゴヌクレオチド21、及び、22を合成した。
(a)オリゴヌクレオチド21:TATTCGAAACGCATATGTGACCGGCAGACTAGTGG(配列番号21)
(b)オリゴヌクレオチド22:CCACTAGTCTGCCGGTCACATATGGGTTTCGAATA(配列番号22)
前記オリゴヌクレオチド21及び22を下記組成に従って混ぜ合わせ、当該混合溶液を98℃で5分間、50℃にて50分間、37℃にて1時間保持した。
オリゴヌクレオチド21(50pmol/μl) 5μl
オリゴヌクレオチド22(50pmol/μl) 5μl
(a)Tris−HCl(100mM) 10μl
(b)MgCl2 (100mM) 10μl
(c)ジチオスレイトール(10mM) 10μl
(d)滅菌蒸留水 60μl
以下の塩基配列にて示される、互いに相補的な塩基配列を有するオリゴヌクレオチド21、及び、22を合成した。
(a)オリゴヌクレオチド21:TATTCGAAACGCATATGTGACCGGCAGACTAGTGG(配列番号21)
(b)オリゴヌクレオチド22:CCACTAGTCTGCCGGTCACATATGGGTTTCGAATA(配列番号22)
前記オリゴヌクレオチド21及び22を下記組成に従って混ぜ合わせ、当該混合溶液を98℃で5分間、50℃にて50分間、37℃にて1時間保持した。
オリゴヌクレオチド21(50pmol/μl) 5μl
オリゴヌクレオチド22(50pmol/μl) 5μl
(a)Tris−HCl(100mM) 10μl
(b)MgCl2 (100mM) 10μl
(c)ジチオスレイトール(10mM) 10μl
(d)滅菌蒸留水 60μl
前記オリゴヌクレオチド21とオリゴヌクレオチド22とがアニーリングした二本鎖DNA断片を、制限酵素BspT104I、及び、SpeIにて切断した。その後、前記混合溶液をフェノール:クロロホルム:イソアミルアルコール(25:24:1)にて抽出し、次いでエタノール沈殿を行うことによって、二本鎖DNA断片(リンカー1)を精製した。
また、pSN004を制限酵素BspT104I及びSpeIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて約4300bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN005と記す。
また、pSN004を制限酵素BspT104I及びSpeIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて約4300bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN005と記す。
(2−4) pSN006の構築
以下の塩基配列にて示される、互いに相補的な塩基配列を有するオリゴヌクレオチド23、及び、オリゴヌクレオチド24を合成した。
(a)オリゴヌクレオチド23:TATTCGAAACGCATATGGTACCGGCAGACTAGTGG(配列番号23)
(b)オリゴヌクレオチド24:CCACTAGTCGCCTAGGCGACATATGGTTTCGAATA(配列番号24)
前記オリゴヌクレオチド23及び24を下記組成に従って混ぜ合わせ、当該混合溶液を98℃で5分間、50℃にて50分間、37℃にて1時間保持した。
(a)オリゴヌクレオチド23(50pmol/μl) 5μl
(b)オリゴヌクレオチド24(50pmol/μl) 5μl
(c)Tris−HCl(100mM) 10μl
(d)MgCl2 (100mM) 10μl
(e)ジチオスレイトール(10mM) 10μl
(f)滅菌蒸留水 60μl
以下の塩基配列にて示される、互いに相補的な塩基配列を有するオリゴヌクレオチド23、及び、オリゴヌクレオチド24を合成した。
(a)オリゴヌクレオチド23:TATTCGAAACGCATATGGTACCGGCAGACTAGTGG(配列番号23)
(b)オリゴヌクレオチド24:CCACTAGTCGCCTAGGCGACATATGGTTTCGAATA(配列番号24)
前記オリゴヌクレオチド23及び24を下記組成に従って混ぜ合わせ、当該混合溶液を98℃で5分間、50℃にて50分間、37℃にて1時間保持した。
(a)オリゴヌクレオチド23(50pmol/μl) 5μl
(b)オリゴヌクレオチド24(50pmol/μl) 5μl
(c)Tris−HCl(100mM) 10μl
(d)MgCl2 (100mM) 10μl
(e)ジチオスレイトール(10mM) 10μl
(f)滅菌蒸留水 60μl
前記オリゴヌクレオチド23とオリゴヌクレオチド24とがアニーリングした二本鎖DNA断片を、制限酵素BspT104I、及び、SpeIにて切断した。その後、前記混合溶液をフェノール:クロロホルム:イソアミルアルコール(25:24:1)にて抽出し、次いでエタノール沈殿を行うことによって、二本鎖DNA断片(リンカー2)を精製した。
また、pSN004を制限酵素BspT104I及びSpeIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて約4300bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN006と記す。
また、pSN004を制限酵素BspT104I及びSpeIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて約4300bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN006と記す。
(2−5) pSN007の構築
以下の塩基配列にて示される、互いに相補的な塩基配列を有するオリゴヌクレオチド25、及び、26を合成した。
(a)オリゴヌクレオチド25:TATTCGAAACGACGCGTGTCAGCTAGCACTAGTGC(配列番号25)
(b)オリゴヌクレオチド26:GCACTAGTGCTAGCTGACACGCGTCGTTTCGAATA(配列番号26)
前記オリゴヌクレオチド25及び26を下記組成に従って混ぜ合わせ、当該混合溶液を98℃で5分間、50℃にて50分間、37℃にて1時間保持した。
(a)オリゴヌクレオチド25(50pmol/μl) 5μl
(b)オリゴヌクレオチド26(50pmol/μl) 5μl
(c)Tris−HCl(100mM) 10μl
(d)MgCl2 (100mM) 10μl
(e)ジチオスレイトール(10mM) 10μl
(f)滅菌蒸留水 60μl
以下の塩基配列にて示される、互いに相補的な塩基配列を有するオリゴヌクレオチド25、及び、26を合成した。
(a)オリゴヌクレオチド25:TATTCGAAACGACGCGTGTCAGCTAGCACTAGTGC(配列番号25)
(b)オリゴヌクレオチド26:GCACTAGTGCTAGCTGACACGCGTCGTTTCGAATA(配列番号26)
前記オリゴヌクレオチド25及び26を下記組成に従って混ぜ合わせ、当該混合溶液を98℃で5分間、50℃にて50分間、37℃にて1時間保持した。
(a)オリゴヌクレオチド25(50pmol/μl) 5μl
(b)オリゴヌクレオチド26(50pmol/μl) 5μl
(c)Tris−HCl(100mM) 10μl
(d)MgCl2 (100mM) 10μl
(e)ジチオスレイトール(10mM) 10μl
(f)滅菌蒸留水 60μl
前記オリゴヌクレオチド25とオリゴヌクレオチド26とがアニーリングした二本鎖DNA断片を、制限酵素BspT104I、及び、SpeIにて切断した。その後、前記混合溶液をフェノール:クロロホルム:イソアミルアルコール(25:24:1)にて抽出し、次いでエタノール沈殿を行うことによって、二本鎖DNA断片(リンカー3)を精製した。
また、pSN004を制限酵素BspT104I及びSpeIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて約4300bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN007と記す。
また、pSN004を制限酵素BspT104I及びSpeIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて約4300bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN007と記す。
(2−6) プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子、及び、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子の導入プラスミド(pEXP−A−P4HBsig(−)A1rev)の構築
(2−6−1) プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット発現コンストラクトを含むプラスミド(pSN017)の構築
ヒトプロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子のcDNAクローン(Clone ID:4797051)をInvitrogen社より購入した。オリゴヌクレオチド27及び28を合成した。当該オリゴヌクレオチド27、及び、28はプロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニットの塩基配列と制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド27、及び、28をプライマーとし、cDNAクローンを鋳型として用いたPCRにより、二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド27:TATTCGAAACGATGATCTGGTATATATTAATTATA(配列番号27)
(b)オリゴヌクレオチド28:TTGCTAGCTCATTCCAATTCTGACAACGTACAAGG(配列番号28)
PCR用のポリメラーゼとしては東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
ヒトプロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子のcDNAクローン(Clone ID:4797051)をInvitrogen社より購入した。オリゴヌクレオチド27及び28を合成した。当該オリゴヌクレオチド27、及び、28はプロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニットの塩基配列と制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド27、及び、28をプライマーとし、cDNAクローンを鋳型として用いたPCRにより、二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド27:TATTCGAAACGATGATCTGGTATATATTAATTATA(配列番号27)
(b)オリゴヌクレオチド28:TTGCTAGCTCATTCCAATTCTGACAACGTACAAGG(配列番号28)
PCR用のポリメラーゼとしては東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて3分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて2分間の伸長反応からなるサイクルを10回、94℃にて15秒間の変性反応、及び、68℃にて2分間のアニーリング、及び、伸長反応からなるサイクルを15回、その後、更に反応溶液を68℃にて5分間保持する条件で行った。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を制限酵素BspT104I、及び、NheIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、目的のDNA断片を分離・精製した。
前記pSN007を制限酵素BspT104I及びNheIにて切断した後、アガロースゲル電気泳動にて、約4200bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーの中から10個のコロニーを無作為に選抜し、各コロニーを形成する大腸菌を50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN017と記す。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を制限酵素BspT104I、及び、NheIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、目的のDNA断片を分離・精製した。
前記pSN007を制限酵素BspT104I及びNheIにて切断した後、アガロースゲル電気泳動にて、約4200bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーの中から10個のコロニーを無作為に選抜し、各コロニーを形成する大腸菌を50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN017と記す。
(2−6−2) ARG4を含むプラスミド(pSN023)の構築
制限酵素サイトを連結したARG4をプラスミドにクローニングした。オリゴヌクレオチド29及び30を合成した。当該オリゴヌクレオチド29、及び、30はARG4の塩基配列と制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド29、及び、30をプライマーとし、pARG4−TOPOを鋳型として用いたPCRにより、二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド29:AACTCGAGACGAAAATATGGTACCTGCCCT(配列番号29)
(b)オリゴヌクレオチド30:CCATCGATACAGAGGTATCATCCAATGATTCC(配列番号30)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
制限酵素サイトを連結したARG4をプラスミドにクローニングした。オリゴヌクレオチド29及び30を合成した。当該オリゴヌクレオチド29、及び、30はARG4の塩基配列と制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド29、及び、30をプライマーとし、pARG4−TOPOを鋳型として用いたPCRにより、二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド29:AACTCGAGACGAAAATATGGTACCTGCCCT(配列番号29)
(b)オリゴヌクレオチド30:CCATCGATACAGAGGTATCATCCAATGATTCC(配列番号30)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて3分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて2分間の伸長反応からなるサイクルを10回、94℃にて15秒間の変性反応、及び、68℃にて2分間のアニーリング、及び、伸長反応からなるサイクルを15回、その後、更に反応溶液を68℃にて5分間保持する条件で行った。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を制限酵素XhoI、及び、ClaIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、ARG4を含む約2200bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
Stratagene社より購入したpBluescriptII SK(+)を制限酵素XhoI、及び、ClaIで切断した後、アガロースゲル電気泳動にて約3000bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN023と記す。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を制限酵素XhoI、及び、ClaIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、ARG4を含む約2200bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
Stratagene社より購入したpBluescriptII SK(+)を制限酵素XhoI、及び、ClaIで切断した後、アガロースゲル電気泳動にて約3000bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN023と記す。
(2−6−3) pSN015の構築
オリゴヌクレオチド31及び32を合成した。当該オリゴヌクレオチド31、及び、32はαファクターの塩基配列と制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド31、及び、32をプライマーとし、pαfactor−TOPOを鋳型として用いたPCRにより、二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド31:GGTTCGAAACGATGAGATTTCCTTCAATTTTTACT(配列番号31)
(b)オリゴヌクレオチド32:TCGACTAGTAGCTTCAGCCTCTCTTTTATCC(配列番号32)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
オリゴヌクレオチド31及び32を合成した。当該オリゴヌクレオチド31、及び、32はαファクターの塩基配列と制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド31、及び、32をプライマーとし、pαfactor−TOPOを鋳型として用いたPCRにより、二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド31:GGTTCGAAACGATGAGATTTCCTTCAATTTTTACT(配列番号31)
(b)オリゴヌクレオチド32:TCGACTAGTAGCTTCAGCCTCTCTTTTATCC(配列番号32)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて3分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて1分間の伸長反応からなるサイクルを10回、94℃にて15秒間の変性反応、及び、68℃にて1分間のアニーリング、及び、伸長反応からなるサイクルを15回、その後、更に反応溶液を68℃にて5分間保持する条件で行った。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を制限酵素BspT104I、及び、SpeIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、目的とするDNA断片を分離・精製した。
前記pSN005を制限酵素BspT104I、及び、SpeIで切断した後、アガロースゲル電気泳動にて約4200bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN015と記す。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を制限酵素BspT104I、及び、SpeIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、目的とするDNA断片を分離・精製した。
前記pSN005を制限酵素BspT104I、及び、SpeIで切断した後、アガロースゲル電気泳動にて約4200bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN015と記す。
(2−6−4) αファクターシグナルを有するプロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット発現コンストラクトを含むプラスミド(pSN020)の構築
ヒトプロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子のcDNAクローン(Clone ID:3848651)をInvitrogen社より購入した。また、オリゴヌクレオチド33及び34を合成した。当該オリゴヌクレオチド33、及び、34はプロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子の塩基配列と制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。
前記オリゴヌクレオチド33及び34をプライマーとし、cDNAクローンを鋳型として用いたPCRにより、二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド33:TTACTAGTGACGCCCCCGAGGAGGA(配列番号33)
(b)オリゴヌクレオチド34:TTACTAGTTTACAGTTCATCTTTCACAGCTTTCTG(配列番号34)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
ヒトプロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子のcDNAクローン(Clone ID:3848651)をInvitrogen社より購入した。また、オリゴヌクレオチド33及び34を合成した。当該オリゴヌクレオチド33、及び、34はプロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子の塩基配列と制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。
前記オリゴヌクレオチド33及び34をプライマーとし、cDNAクローンを鋳型として用いたPCRにより、二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド33:TTACTAGTGACGCCCCCGAGGAGGA(配列番号33)
(b)オリゴヌクレオチド34:TTACTAGTTTACAGTTCATCTTTCACAGCTTTCTG(配列番号34)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて3分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて2分間の伸長反応からなるサイクルを10回、94℃にて15秒間の変性反応、及び、68℃にて2分間のアニーリング、及び、伸長反応からなるサイクルを15回、その後、更に反応溶液を68℃にて5分間保持する条件で行った。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を制限酵素SpeIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、目的とするDNA断片を分離・精製した。
前記pSN015を制限酵素SpeIにて切断しアルカリフォスファターゼを用いて脱リン酸化した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high JM109)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN020と記す。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を制限酵素SpeIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、目的とするDNA断片を分離・精製した。
前記pSN015を制限酵素SpeIにて切断しアルカリフォスファターゼを用いて脱リン酸化した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high JM109)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN020と記す。
(2−6−5) プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子導入プラスミド(pEXP−A−P4HBsig(−)rev)の構築
オリゴヌクレオチド35及び36を合成した。当該オリゴヌクレオチド35はAOX1プロモーターと制限酵素サイトの塩基配列、当該オリゴヌクレオチド36はAOX1ターミネーターと制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。
前記オリゴヌクレオチド35、及び、36をプライマーとし、pSN020を鋳型として用いたPCRにより、二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド35:AACCGCGGTCTAACATCCAAAGACGAAAGGTTGAA(配列番号35)
(b)オリゴヌクレオチド36:AACCCGGGGCACAAACGAACGTCTCACTTAATCTT(配列番号36)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
オリゴヌクレオチド35及び36を合成した。当該オリゴヌクレオチド35はAOX1プロモーターと制限酵素サイトの塩基配列、当該オリゴヌクレオチド36はAOX1ターミネーターと制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。
前記オリゴヌクレオチド35、及び、36をプライマーとし、pSN020を鋳型として用いたPCRにより、二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド35:AACCGCGGTCTAACATCCAAAGACGAAAGGTTGAA(配列番号35)
(b)オリゴヌクレオチド36:AACCCGGGGCACAAACGAACGTCTCACTTAATCTT(配列番号36)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて3分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて3.5分間の伸長反応からなるサイクルを10回、94℃にて15秒間の変性反応、及び、68℃にて3.5分間のアニーリング、及び、伸長反応からなるサイクルを15回、その後、更に反応溶液を68℃にて5分間保持する条件で行った。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を、pCR‐BluntII‐TOPOプラスミドの「PCR Product挿入サイト」にライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high JM109)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Invitrogen社製のZERO-BluntII TOPO PCR cloning キットを用いた。50μg/mlのカナマイシンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのカナマイシンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpP4HBsig(−)rev−TOPOと記す。
前記プラスミドを制限酵素SacII及びCfr9Iにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット発現コンストラクトのDNA断片を分離・精製した。
また、前記pSN023を制限酵素SacII、及び、Cfr9Iにて切断した後、アガロースゲル電気泳動にて約5200bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high JM109)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpEXP−A−P4HBsig(−)revと記す。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を、pCR‐BluntII‐TOPOプラスミドの「PCR Product挿入サイト」にライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high JM109)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Invitrogen社製のZERO-BluntII TOPO PCR cloning キットを用いた。50μg/mlのカナマイシンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのカナマイシンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpP4HBsig(−)rev−TOPOと記す。
前記プラスミドを制限酵素SacII及びCfr9Iにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット発現コンストラクトのDNA断片を分離・精製した。
また、前記pSN023を制限酵素SacII、及び、Cfr9Iにて切断した後、アガロースゲル電気泳動にて約5200bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high JM109)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpEXP−A−P4HBsig(−)revと記す。
(2−6−6) プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット発現コンストラクトのpEXP−A−P4HBsig(−)revへの導入
オリゴヌクレオチド37及び36を合成した。当該オリゴヌクレオチド37はAOX1プロモーターと制限酵素サイトの塩基配列、当該オリゴヌクレオチド36はAOX1ターミネーターと制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド37、及び、36をプライマーとしpSN017を鋳型として用いたPCRにより、二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド37:AACCCGGGTCTAACATCCAAAGACGAAAGGTTGAA(配列番号37)
(b)オリゴヌクレオチド36:AACCCGGGGCACAAACGAACGTCTCACTTAATCTT(配列番号36)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
オリゴヌクレオチド37及び36を合成した。当該オリゴヌクレオチド37はAOX1プロモーターと制限酵素サイトの塩基配列、当該オリゴヌクレオチド36はAOX1ターミネーターと制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド37、及び、36をプライマーとしpSN017を鋳型として用いたPCRにより、二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド37:AACCCGGGTCTAACATCCAAAGACGAAAGGTTGAA(配列番号37)
(b)オリゴヌクレオチド36:AACCCGGGGCACAAACGAACGTCTCACTTAATCTT(配列番号36)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて3分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて3.5分間の伸長反応からなるサイクルを10回、94℃にて15秒間の変性反応、及び、68℃にて3.5分間のアニーリング、及び、伸長反応からなるサイクルを15回、その後、更に反応溶液を68℃にて5分間保持する条件で行った。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を、pCR‐BluntII‐TOPOプラスミドの「PCR Product挿入サイト」にライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Invitrogen社製のZERO-BluntII TOPO PCR cloning キットを用いた。50μg/mlのカナマイシンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのカナマイシンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpP4HA1−SmaI−TOPOと記す。
前記プラスミドを制限酵素Cfr9Iにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット発現コンストラクトのDNA断片を分離・精製した。
また、前記pEXP−A−P4HBsig(−)revを制限酵素Cfr9Iにて切断しアルカリフォスファターゼを用いて脱リン酸化した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high JM109)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpEXP−A−P4HBsig(−)A1revと記す。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を、pCR‐BluntII‐TOPOプラスミドの「PCR Product挿入サイト」にライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Invitrogen社製のZERO-BluntII TOPO PCR cloning キットを用いた。50μg/mlのカナマイシンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのカナマイシンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpP4HA1−SmaI−TOPOと記す。
前記プラスミドを制限酵素Cfr9Iにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット発現コンストラクトのDNA断片を分離・精製した。
また、前記pEXP−A−P4HBsig(−)revを制限酵素Cfr9Iにて切断しアルカリフォスファターゼを用いて脱リン酸化した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high JM109)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpEXP−A−P4HBsig(−)A1revと記す。
(2−7) プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子、及び、リジルヒドロキシラーゼ1遺伝子導入プラスミド(pEXP−LH1(+)−P4HAB)の構築
プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子、及び、リジルヒドロキシラーゼ1遺伝子(PLOD1)が挿入されたpEXP−LH1(+)−P4HABの作製方法を以下に示す。
プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子、及び、リジルヒドロキシラーゼ1遺伝子(PLOD1)が挿入されたpEXP−LH1(+)−P4HABの作製方法を以下に示す。
(2−7−1) リジルヒドロキシラーゼ1発現コンストラクトを含むプラスミド(pSN006−PLOD1)の構築
リジルヒドロキシラーゼ1の後半部分をコードするDNA断片をpSN006へ導入した。オリゴヌクレオチド38及び39を合成した。当該オリゴヌクレオチド38、及び、39はリジルヒドロキシラーゼ1の塩基配列と制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド38及び39をプライマーとし、pPLOD1−TOPOを鋳型として用いたPCRにより、二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド38:GACCTTCGAAACAGGCTGCACCGT(配列番号38)
(b)オリゴヌクレオチド39:CGACTAGTTTAGGGATCGACGAA(配列番号39)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
リジルヒドロキシラーゼ1の後半部分をコードするDNA断片をpSN006へ導入した。オリゴヌクレオチド38及び39を合成した。当該オリゴヌクレオチド38、及び、39はリジルヒドロキシラーゼ1の塩基配列と制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド38及び39をプライマーとし、pPLOD1−TOPOを鋳型として用いたPCRにより、二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド38:GACCTTCGAAACAGGCTGCACCGT(配列番号38)
(b)オリゴヌクレオチド39:CGACTAGTTTAGGGATCGACGAA(配列番号39)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて2分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて1.5分間の伸長反応からなるサイクルを35回、その後、更に反応溶液を68℃にて5分間保持する条件で行った。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を制限酵素BspT104I、及び、SpeIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、目的とするDNA断片を分離・精製した。
プラスミドpSN006を制限酵素BspT104I、及び、SpeIにて切断した後、アガロースゲル電気泳動にて、約4200bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high JM109)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN006−PLOD1−bと記す。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を制限酵素BspT104I、及び、SpeIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、目的とするDNA断片を分離・精製した。
プラスミドpSN006を制限酵素BspT104I、及び、SpeIにて切断した後、アガロースゲル電気泳動にて、約4200bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high JM109)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN006−PLOD1−bと記す。
次いで、リジルヒドロキシラーゼ1の前半部分をコードするDNA断片をpSN006−PLOD1−bへ導入した。オリゴヌクレオチド40及び41を合成した。当該オリゴヌクレオチド40、及び、41はリジルヒドロキシラーゼ1の塩基配列と制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド40及び41をプライマーとし、pPLOD1−TOPOを鋳型として用いたPCRにより、二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド40:TATTCGAAACGATGCGGCCCCTGCTGCTAC(配列番号40)
(b)オリゴヌクレオチド41:CAGCCTGTTTCGAAGGTCCAGAAGCGCG(配列番号41)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
下記オリゴヌクレオチド40及び41をプライマーとし、pPLOD1−TOPOを鋳型として用いたPCRにより、二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド40:TATTCGAAACGATGCGGCCCCTGCTGCTAC(配列番号40)
(b)オリゴヌクレオチド41:CAGCCTGTTTCGAAGGTCCAGAAGCGCG(配列番号41)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて2分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて1分間の伸長反応からなるサイクルを35回、その後、更に反応溶液を68℃にて5分間保持する条件で行った。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を制限酵素BspT104Iにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、約800bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
pSN006−PLOD1−bを制限酵素BspT104Iにて切断した後、当該プラスミドをアルカリフォスファターゼを用いて脱リン酸化した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high JM109)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN006−PLOD1と記す。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を制限酵素BspT104Iにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、約800bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
pSN006−PLOD1−bを制限酵素BspT104Iにて切断した後、当該プラスミドをアルカリフォスファターゼを用いて脱リン酸化した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high JM109)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN006−PLOD1と記す。
(2−7−2) pEXP−LH1(+)−P4HABの構築
オリゴヌクレオチド42及び43を合成した。当該オリゴヌクレオチド42はAOX1プロモーターと制限酵素サイトの塩基配列、当該オリゴヌクレオチド43はAOX1ターミネーターと制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド42、及び、オリゴヌクレオチド43をプライマーとし、pSN006−PLOD1を鋳型として用いたPCRにより、目的とする二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド42:AAGGTACCTCTAACATCCAAAGACGAAAGGT(配列番号42)
(b)オリゴヌクレオチド43:AAGGTACCGCACAAACGAACGTCTCACTTA(配列番号43)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
オリゴヌクレオチド42及び43を合成した。当該オリゴヌクレオチド42はAOX1プロモーターと制限酵素サイトの塩基配列、当該オリゴヌクレオチド43はAOX1ターミネーターと制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド42、及び、オリゴヌクレオチド43をプライマーとし、pSN006−PLOD1を鋳型として用いたPCRにより、目的とする二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド42:AAGGTACCTCTAACATCCAAAGACGAAAGGT(配列番号42)
(b)オリゴヌクレオチド43:AAGGTACCGCACAAACGAACGTCTCACTTA(配列番号43)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
PCR反応は、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて3分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて3.5分間の伸長反応からなるサイクルを35回、その後、更に反応溶液を68℃にて5分間保持する条件で行った。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を、pCR‐BluntII‐TOPOプラスミドの「PCR Product挿入サイト」にライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high JM105)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Invitrogen社製のZero Blunt TOPO PCR Cloning キットを用いた。
50μg/mlのカナマイシンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのカナマイシンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpPLOD1−TOPOと記す。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を、pCR‐BluntII‐TOPOプラスミドの「PCR Product挿入サイト」にライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high JM105)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Invitrogen社製のZero Blunt TOPO PCR Cloning キットを用いた。
50μg/mlのカナマイシンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのカナマイシンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpPLOD1−TOPOと記す。
前記プラスミドを制限酵素KpnIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、リジルヒドロキシラーゼ1発現コンストラクトのDNA断片を分離・精製した。
また、前記pEXP−A−P4HBsig(−)A1revを制限酵素KpnIにて切断し、アルカリフォスファターゼを用いて脱リン酸化した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。
精製したプラスミドを制限酵素BlnIで切断し、アガロース電気泳動方によって、目的の断片が挿入されていることを確認した。リジルヒドロキシラーゼ1発現コンストラクトが選択マーカーARG4遺伝子と同じ向きのプラスミドをpEXP−LH1(+)−P4HABと記す。
また、前記pEXP−A−P4HBsig(−)A1revを制限酵素KpnIにて切断し、アルカリフォスファターゼを用いて脱リン酸化した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。
精製したプラスミドを制限酵素BlnIで切断し、アガロース電気泳動方によって、目的の断片が挿入されていることを確認した。リジルヒドロキシラーゼ1発現コンストラクトが選択マーカーARG4遺伝子と同じ向きのプラスミドをpEXP−LH1(+)−P4HABと記す。
(2−8) プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子、及び、リジルヒドロキシラーゼ2遺伝子発現プラスミド(pEXP−LH2(+)−P4HAB)の構築
プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子、及び、リジルヒドロキシラーゼ2遺伝子(PLOD2)、が挿入されたpEXP−LH2(+)−P4HABの作製方法を以下に示す。
プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子、及び、リジルヒドロキシラーゼ2遺伝子(PLOD2)、が挿入されたpEXP−LH2(+)−P4HABの作製方法を以下に示す。
(2−8−1) リジルヒドロキシラーゼ2発現コンストラクトを含むプラスミド(pSN006−PLOD2)の構築
リジルヒドロキシラーゼ2をコードするDNA断片をpSN006へ導入した。オリゴヌクレオチド44及びオリゴヌクレオチド45を合成した。当該オリゴヌクレオチド44及び45はリジルヒドロキシラーゼ2の塩基配列と制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド44及びオリゴヌクレオチド45をプライマーとし、pPLOD2−TOPOを鋳型として用いたPCRにより、二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド44:TATTCGAAACGATGGGGGGATGCACGGTG(配列番号44)
(b)オリゴヌクレオチド45:CGACTAGTTTAGGGATCTATAAATGACACTG(配列番号45)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
リジルヒドロキシラーゼ2をコードするDNA断片をpSN006へ導入した。オリゴヌクレオチド44及びオリゴヌクレオチド45を合成した。当該オリゴヌクレオチド44及び45はリジルヒドロキシラーゼ2の塩基配列と制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド44及びオリゴヌクレオチド45をプライマーとし、pPLOD2−TOPOを鋳型として用いたPCRにより、二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド44:TATTCGAAACGATGGGGGGATGCACGGTG(配列番号44)
(b)オリゴヌクレオチド45:CGACTAGTTTAGGGATCTATAAATGACACTG(配列番号45)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて2分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて2.5分間の伸長反応からなるサイクルを35回、その後、更に反応溶液を68℃にて5分間保持する条件で行った。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を制限酵素BspT104I、及び、SpeIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、約2300bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
プラスミドpSN006を制限酵素BspT104I、及び、SpeIにて切断した後、アガロースゲル電気泳動にて、約4200bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high JM109)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN006−PLOD2と記す。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を制限酵素BspT104I、及び、SpeIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、約2300bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
プラスミドpSN006を制限酵素BspT104I、及び、SpeIにて切断した後、アガロースゲル電気泳動にて、約4200bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high JM109)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN006−PLOD2と記す。
(2−8−2) pEXP−LH2(+)−P4HABの構築
オリゴヌクレオチド42及びオリゴヌクレオチド43を合成した。当該オリゴヌクレオチド42はAOX1プロモーターと制限酵素サイトの塩基配列、当該オリゴヌクレオチド43はAOX1ターミネーターと制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド42、及び、43をプライマーとし、pSN006−PLOD2を鋳型として用いたPCRにより、目的とする二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド42:AAGGTACCTCTAACATCCAAAGACGAAAGGT(配列番号42)
(b)オリゴヌクレオチド43:AAGGTACCGCACAAACGAACGTCTCACTTA(配列番号43)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
オリゴヌクレオチド42及びオリゴヌクレオチド43を合成した。当該オリゴヌクレオチド42はAOX1プロモーターと制限酵素サイトの塩基配列、当該オリゴヌクレオチド43はAOX1ターミネーターと制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド42、及び、43をプライマーとし、pSN006−PLOD2を鋳型として用いたPCRにより、目的とする二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド42:AAGGTACCTCTAACATCCAAAGACGAAAGGT(配列番号42)
(b)オリゴヌクレオチド43:AAGGTACCGCACAAACGAACGTCTCACTTA(配列番号43)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて3分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて3.5分間の伸長反応からなるサイクルを10回、94℃にて15秒間の変性反応、及び、68℃にて3.5分間のアニーリング、及び、伸長反応からなるサイクルを15回、その後、更に反応溶液を68℃にて5分間保持する条件で行った。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を、pCR‐BluntII‐TOPOプラスミドの「PCR Product挿入サイト」にライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Invitrogen社製のZero Blunt TOPO PCR Cloning キットを用いた。
50μg/mlのカナマイシンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのカナマイシンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpPLOD2‐TOPOと記す。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を、pCR‐BluntII‐TOPOプラスミドの「PCR Product挿入サイト」にライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Invitrogen社製のZero Blunt TOPO PCR Cloning キットを用いた。
50μg/mlのカナマイシンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのカナマイシンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpPLOD2‐TOPOと記す。
前記プラスミドを制限酵素KpnIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、リジルヒドロキシラーゼ2発現コンストラクトのDNA断片を分離・精製した。
また、前記pEXP−A−P4HBsig(−)A1revを制限酵素KpnIにて切断し、アルカリフォスファターゼを用いて脱リン酸化した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。
精製したプラスミドを制限酵素EcoRVで切断し、アガロース電気泳動方によって、目的の断片が挿入されていることを確認した。リジルヒドロキシラーゼ2発現コンストラクトが選択マーカーARG4遺伝子と同じ向きのプラスミドをpEXP−LH2(+)−P4HABと記す。
また、前記pEXP−A−P4HBsig(−)A1revを制限酵素KpnIにて切断し、アルカリフォスファターゼを用いて脱リン酸化した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。
精製したプラスミドを制限酵素EcoRVで切断し、アガロース電気泳動方によって、目的の断片が挿入されていることを確認した。リジルヒドロキシラーゼ2発現コンストラクトが選択マーカーARG4遺伝子と同じ向きのプラスミドをpEXP−LH2(+)−P4HABと記す。
(2−9) ヒトコラーゲンTypeIII遺伝子導入プラスミドの構築
(2−9−1) pSN001の構築
制限酵素サイトを連結したHIS4をプラスミドにクローニングした。オリゴヌクレオチド46及び47を合成した。当該オリゴヌクレオチド46、及び、47はHIS4の塩基配列と制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド46、及び、47を用いるとともに、鋳型としてpHIS4−TOPOを用いたPCRにより、目的とする二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド46:GGAAGCTTGATCTCCTGATGACTGACTCACTG(配列番号46)
(b)オリゴヌクレオチド47:CCCTGCAGTAATTAAATAAGTCCCAGTTTCTCCA(配列番号47)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
制限酵素サイトを連結したHIS4をプラスミドにクローニングした。オリゴヌクレオチド46及び47を合成した。当該オリゴヌクレオチド46、及び、47はHIS4の塩基配列と制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド46、及び、47を用いるとともに、鋳型としてpHIS4−TOPOを用いたPCRにより、目的とする二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド46:GGAAGCTTGATCTCCTGATGACTGACTCACTG(配列番号46)
(b)オリゴヌクレオチド47:CCCTGCAGTAATTAAATAAGTCCCAGTTTCTCCA(配列番号47)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて3分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて3分間の伸長反応からなるサイクルを5回、94℃にて15秒間の変性反応、及び、68℃にて3分間のアニーリング、及び、伸長反応からなるサイクルを20回、その後、更に反応溶液を68℃にて5分間保持する条件で行った。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を制限酵素HindIII、及び、PstIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、約2600bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
Stratagene社より購入したプラスミドpBluescriptII SK(+)を制限酵素HindIII及びPstIにて切断した後、アガロースゲル電気泳動にて、約3000bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN001と記す。
前記プラスミドに挿入されたDNA断片の塩基配列を公知の方法にしたがって解析し、データベース上のHIS4の塩基配列と一致していることを確認した。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を制限酵素HindIII、及び、PstIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、約2600bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
Stratagene社より購入したプラスミドpBluescriptII SK(+)を制限酵素HindIII及びPstIにて切断した後、アガロースゲル電気泳動にて、約3000bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN001と記す。
前記プラスミドに挿入されたDNA断片の塩基配列を公知の方法にしたがって解析し、データベース上のHIS4の塩基配列と一致していることを確認した。
(2−9−2) pSN002の構築
オリゴヌクレオチド48、及び、オリゴヌクレオチド49を合成した。当該オリゴヌクレオチド48及び49はAOX1の3’下流のノンコーディング領域の塩基配列と制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド48、及び、49をプライマーとし、pAOX1−3’−TOPOを鋳型として用いたPCRにより、二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド48:GCATCGATTCGAGTATCTATGATTGGAAGTATGG(配列番号48)
(b)オリゴヌクレオチド49:AAGGGCCCGATCTTGAGATAAATTTCACGTTTAAA(配列番号49)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
オリゴヌクレオチド48、及び、オリゴヌクレオチド49を合成した。当該オリゴヌクレオチド48及び49はAOX1の3’下流のノンコーディング領域の塩基配列と制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド48、及び、49をプライマーとし、pAOX1−3’−TOPOを鋳型として用いたPCRにより、二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド48:GCATCGATTCGAGTATCTATGATTGGAAGTATGG(配列番号48)
(b)オリゴヌクレオチド49:AAGGGCCCGATCTTGAGATAAATTTCACGTTTAAA(配列番号49)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて3分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて1分間の伸長反応からなるサイクルを5回、94℃にて15秒間の変性反応、及び、68℃にて1分間のアニーリング、及び、伸長反応からなるサイクルを20回、その後、更に反応溶液を68℃にて5分間保持する条件で行った。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を制限酵素ApaI、及び、ClaIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、約700bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
プラスミドpSN001を制限酵素ApaI、及び、ClaIにて切断した後、アガロースゲル電気泳動にて、約5600bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN002と記す。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を制限酵素ApaI、及び、ClaIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、約700bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
プラスミドpSN001を制限酵素ApaI、及び、ClaIにて切断した後、アガロースゲル電気泳動にて、約5600bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN002と記す。
(2−9−3) pEXH002の構築
pSN006を制限酵素PstI、及び、Eco52Iにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、AOX1プロモーター・ターミネータ発現ユニットをコードする約1300bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
pSN002を制限酵素PstI、及び、Eco52Iにて切断した後、アガロースゲル電気泳動にて、約6300bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpEXH002と記す。
pSN006を制限酵素PstI、及び、Eco52Iにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、AOX1プロモーター・ターミネータ発現ユニットをコードする約1300bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
pSN002を制限酵素PstI、及び、Eco52Iにて切断した後、アガロースゲル電気泳動にて、約6300bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpEXH002と記す。
(2−9−4) pSN026の構築
オリゴヌクレオチド50、及び、51を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド50、及び、51はヒトコラーゲンTypeIIIの塩基配列と制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド50、及び、51をプライマーとし、pUC19−COL3A1を鋳型として用いたPCRにより、二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド50:TATTCGAAACGATGATGAGCTTTGTGCAAAAGGGG(配列番号50)
(b)オリゴヌクレオチド51:TTACTAGTTTATAAAAAGCAAACAGGGCCAACGT(配列番号51)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
オリゴヌクレオチド50、及び、51を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド50、及び、51はヒトコラーゲンTypeIIIの塩基配列と制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド50、及び、51をプライマーとし、pUC19−COL3A1を鋳型として用いたPCRにより、二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド50:TATTCGAAACGATGATGAGCTTTGTGCAAAAGGGG(配列番号50)
(b)オリゴヌクレオチド51:TTACTAGTTTATAAAAAGCAAACAGGGCCAACGT(配列番号51)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて3分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて5分間の伸長反応からなるサイクルを5回、94℃にて15秒間の変性反応、及び、68℃にて5分間のアニーリング、及び、伸長反応からなるサイクルを20回、その後、更に反応溶液を68℃にて5分間保持する条件で行った。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を制限酵素BspT104I、及び、SpeIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、ヒトTypeIIIコラーゲンをコードする約4400bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
pSN006を制限酵素BspT104I、及び、ClaIにて切断した後、アガロースゲル電気泳動にて、約4200bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN026と記す。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を制限酵素BspT104I、及び、SpeIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、ヒトTypeIIIコラーゲンをコードする約4400bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
pSN006を制限酵素BspT104I、及び、ClaIにて切断した後、アガロースゲル電気泳動にて、約4200bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN026と記す。
(2−9−5) pEXP−HA−HsCOL3A1の構築
pSN026を制限酵素Eco52I、及び、SpeIにて切断した後、アガロースゲル電気泳動により、約5300bpのヒトTypeIIIコラーゲンとAOX1プロモーターをコードするDNA断片を分離・精製した。
pEXH002を制限酵素Eco52I、及び、SpeIにて切断した後、アガロースゲル電気泳動にて、約6700bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpEXP−HA−HsCOL3A1と記す。
pSN026を制限酵素Eco52I、及び、SpeIにて切断した後、アガロースゲル電気泳動により、約5300bpのヒトTypeIIIコラーゲンとAOX1プロモーターをコードするDNA断片を分離・精製した。
pEXH002を制限酵素Eco52I、及び、SpeIにて切断した後、アガロースゲル電気泳動にて、約6700bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpEXP−HA−HsCOL3A1と記す。
(2−10) ヒトコラーゲンTypeIα1遺伝子、及び、ヒトコラーゲンTypeIα2遺伝子導入プラスミド(pEXP−HA−HsCOL1A2−1A1)の作製
(2−10−1) pSN025の構築
オリゴヌクレオチド56及び57を合成した。当該オリゴヌクレオチド56、及び、57はヒトコラーゲンTypeIα1の塩基配列と制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。下記オリゴヌクレオチド56、及び、57をプライマーとし、pBlue−COL1A1(実施例(1−10)参照)を鋳型として用いたPCRにより、二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド56:TATTCGAAACGATGTTCAGCTTTGTGGACCTCCG(配列番号76)
(b)オリゴヌクレオチド57:TTACTAGTTTACAGGAAGCAGACAGGGCCAA(配列番号77)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
オリゴヌクレオチド56及び57を合成した。当該オリゴヌクレオチド56、及び、57はヒトコラーゲンTypeIα1の塩基配列と制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。下記オリゴヌクレオチド56、及び、57をプライマーとし、pBlue−COL1A1(実施例(1−10)参照)を鋳型として用いたPCRにより、二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド56:TATTCGAAACGATGTTCAGCTTTGTGGACCTCCG(配列番号76)
(b)オリゴヌクレオチド57:TTACTAGTTTACAGGAAGCAGACAGGGCCAA(配列番号77)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を98℃にて2分間加熱した後、98℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて5分間の伸長反応からなるサイクルを5回、98℃にて15秒間の変性反応、及び、68℃にて5分間のアニーリング、及び、伸長反応からなるサイクルを23回、その後、更に反応溶液を68℃にて5分間保持する条件で行った。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を制限酵素BspT104I、及び、SpeIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、ヒトTypeIα1をコードする約4400bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
pSN006(実施例(2−4)参照)を制限酵素BspT104I、及び、SpeIにて切断した後、アガロースゲル電気泳動にて、約4200bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN025と記す。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を制限酵素BspT104I、及び、SpeIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、ヒトTypeIα1をコードする約4400bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
pSN006(実施例(2−4)参照)を制限酵素BspT104I、及び、SpeIにて切断した後、アガロースゲル電気泳動にて、約4200bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN025と記す。
(2−10−2) pEXP−HA−HsCOL1A1の構築
pSN025(実施例(2−10−1)参照)と命名されたプラスミドを制限酵素EcoT22I、SspI及びSpeIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、約4.5kbのAOX1プロモーター、及び、ヒトコラーゲンTypeIα1をコードするDNAを分離し、MinElute Gel Extraction Kit(QIAGEN)を用いてゲルから抽出・精製した。
pEXH002(実施例(2−9−3)参照)と命名されたプラスミドを制限酵素EcoT22I及びSpeIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、約7.5kbのDNAを分離し、MinElute Gel Extraction Kit(QIAGEN)を用いてゲルから抽出・精製した。
前記約4.5kbのDNA及び前記約7.5kbのDNAをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(Competent high DH5α、東洋紡)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応にはLigation Kit ver2.1(タカラバイオ)を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有するLB培地に接種し、振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(QIAGEN)を用いて、培養菌体からAOX1プロモーター、及び、ヒトコラーゲンTypeIα1をコードするDNAが挿入されたプラスミド(以下、pEXP−HA−HsCOL1A1と記すこともある。)を精製することにより、pEXP−HA−HsCOL1A1を得た。
pSN025(実施例(2−10−1)参照)と命名されたプラスミドを制限酵素EcoT22I、SspI及びSpeIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、約4.5kbのAOX1プロモーター、及び、ヒトコラーゲンTypeIα1をコードするDNAを分離し、MinElute Gel Extraction Kit(QIAGEN)を用いてゲルから抽出・精製した。
pEXH002(実施例(2−9−3)参照)と命名されたプラスミドを制限酵素EcoT22I及びSpeIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、約7.5kbのDNAを分離し、MinElute Gel Extraction Kit(QIAGEN)を用いてゲルから抽出・精製した。
前記約4.5kbのDNA及び前記約7.5kbのDNAをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(Competent high DH5α、東洋紡)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応にはLigation Kit ver2.1(タカラバイオ)を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有するLB培地に接種し、振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(QIAGEN)を用いて、培養菌体からAOX1プロモーター、及び、ヒトコラーゲンTypeIα1をコードするDNAが挿入されたプラスミド(以下、pEXP−HA−HsCOL1A1と記すこともある。)を精製することにより、pEXP−HA−HsCOL1A1を得た。
(2−10−3) pSN029の構築
オリゴヌクレオチド58及び59を合成した。当該オリゴヌクレオチド58、及び、59はヒトコラーゲンTypeIα2の塩基配列と制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。下記オリゴヌクレオチド58、及び、59をプライマーとし、pUC18−COL1A2(実施例(1−11)参照)を鋳型として用いたPCRにより、二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド58:TATTCGAAACGATGCTCAGCTTTGTGGATACGCG(配列番号78)
(b)オリゴヌクレオチド59:TTACTAGTTTATTTGAAACAGACTGGGCCAATGTC(配列番号79)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
オリゴヌクレオチド58及び59を合成した。当該オリゴヌクレオチド58、及び、59はヒトコラーゲンTypeIα2の塩基配列と制限酵素サイトの塩基配列とからなるオリゴヌクレオチドである。下記オリゴヌクレオチド58、及び、59をプライマーとし、pUC18−COL1A2(実施例(1−11)参照)を鋳型として用いたPCRにより、二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド58:TATTCGAAACGATGCTCAGCTTTGTGGATACGCG(配列番号78)
(b)オリゴヌクレオチド59:TTACTAGTTTATTTGAAACAGACTGGGCCAATGTC(配列番号79)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のKOD-Plus-を用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus- ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を98℃にて2分間加熱した後、98℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて5分間の伸長反応からなるサイクルを5回、98℃にて15秒間の変性反応、及び、68℃にて5分間のアニーリング、及び、伸長反応からなるサイクルを23回、その後、更に反応溶液を68℃にて5分間保持する条件で行った。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を制限酵素BspT104I、及び、SpeIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、ヒトTypeIα1をコードする約4100bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
pSN006(実施例(2−4)参照)を制限酵素BspT104I、及び、SpeIにて切断した後、アガロースゲル電気泳動にて、約4200bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN029と記す。
前記PCRの結果得られた二本鎖DNA断片を制限酵素BspT104I、及び、SpeIにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、ヒトTypeIα1をコードする約4100bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
pSN006(実施例(2−4)参照)を制限酵素BspT104I、及び、SpeIにて切断した後、アガロースゲル電気泳動にて、約4200bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記プラスミドとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high DH5α)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpSN029と記す。
(2−10−4) pHsCOL1A2 Exp unit−Eco52Iの構築
下記オリゴヌクレオチド60及び61を合成した。下記オリゴヌクレオチド60及び61をプライマーとし、pSN029(実施例(2−10−3)参照)と命名されたプラスミドを鋳型としてPCRを行い、ヒトコラーゲンTypeIα2発現カセットの両端に制限酵素認識配列が付加されたDNAを増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド60:AACGGCCGTCTAACATCCAAAGACGAAAGGTTGAA(配列番号80)
(b)オリゴヌクレオチド61:AACGGCCGGCACAAACGAACGTCTCACTTAATCTT(配列番号81)
反応溶液の組成を以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus-(東洋紡) ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl、東洋紡) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
下記オリゴヌクレオチド60及び61を合成した。下記オリゴヌクレオチド60及び61をプライマーとし、pSN029(実施例(2−10−3)参照)と命名されたプラスミドを鋳型としてPCRを行い、ヒトコラーゲンTypeIα2発現カセットの両端に制限酵素認識配列が付加されたDNAを増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド60:AACGGCCGTCTAACATCCAAAGACGAAAGGTTGAA(配列番号80)
(b)オリゴヌクレオチド61:AACGGCCGGCACAAACGAACGTCTCACTTAATCTT(配列番号81)
反応溶液の組成を以下に示す。
(a)プラスミド溶液(10ng/μl) ・・・1μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)MgSO4(25mM) ・・・2μl
(d)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1.5μl
(e)10×PCR buffer for KOD-plus-(東洋紡) ・・・5μl
(f)KOD-plus- DNA polymerase(1U/μl、東洋紡) ・・・1μl
(g)滅菌蒸留水 ・・・33μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は反応溶液を94℃にて3分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて6分間の伸長反応からなるサイクルを5回、94℃にて15秒間の変性反応、並びに、68℃にて6分間のアニーリング及び伸長反応からなるサイクルを18回、その後、更に反応溶液を68℃にて5分間保持する条件で行った。
前記PCRの結果得られた約5.4kbのDNAをアガロースゲル電気泳動により分離し、MinElute Gel Extraction Kit(QIAGEN)を用いてゲルから抽出・精製した。前記約5.4kbのDNAを、pCR‐BluntII‐TOPOプラスミド(Invitrogen)の「PCR Product挿入サイト」にライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(Competent high DH5α、東洋紡製)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応にはZero-Blunt TOPO PCR cloning キット(Invitrogen)を用いた。
50μg/mlのカナマイシンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのカナマイシンを含有するLB培地に接種し、振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(QIAGEN)を用いて、培養菌体からヒトコラーゲンTypeIα2発現カセットの両端に制限酵素認識配列が付加されたDNAが挿入されたプラスミド(以下、pHsCOL1A2 Exp unit−Eco52Iと記すこともある。)を精製することにより、pHsCOL1A2 Exp unit−Eco52Iを得た。
前記PCRの結果得られた約5.4kbのDNAをアガロースゲル電気泳動により分離し、MinElute Gel Extraction Kit(QIAGEN)を用いてゲルから抽出・精製した。前記約5.4kbのDNAを、pCR‐BluntII‐TOPOプラスミド(Invitrogen)の「PCR Product挿入サイト」にライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(Competent high DH5α、東洋紡製)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応にはZero-Blunt TOPO PCR cloning キット(Invitrogen)を用いた。
50μg/mlのカナマイシンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのカナマイシンを含有するLB培地に接種し、振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(QIAGEN)を用いて、培養菌体からヒトコラーゲンTypeIα2発現カセットの両端に制限酵素認識配列が付加されたDNAが挿入されたプラスミド(以下、pHsCOL1A2 Exp unit−Eco52Iと記すこともある。)を精製することにより、pHsCOL1A2 Exp unit−Eco52Iを得た。
(2−10−5) pEXP−HA−HsCOL1A2−1A1の構築
pHsCOL1A2 Exp unit−Eco52I(実施例(2−10−4)参照)と命名されたプラスミドを制限酵素Eco52Iにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、約5.4kbのヒトコラーゲンTypeIα2発現カセットの両端に制限酵素認識配列が付加されたDNAを分離し、MinElute Gel Extraction Kit(QIAGEN)を用いてゲルから抽出・精製した。
pEXP−HA−HsCOL1A1(実施例(2−10−2)参照)と命名されたプラスミドを制限酵素Eco52Iにて切断し、アルカリフォスファターゼを用いて脱リン酸化した後、MinElute Reaction Cleanup Kit(QIAGEN)を用いて精製した。
前記約5.4kbのDNA及び前記プラスミドをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(Competent high DH5α、東洋紡)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応にはLigation Kit ver2.1(タカラバイオ)を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有するLB培地に接種し、振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(QIAGEN)を用いて、培養菌体からヒトコラーゲンTypeIα2発現カセットの両端に制限酵素認識配列が付加されたDNAが挿入されたプラスミド(以下、pEXP-HA-HsCOL1A2−1A1と記すこともある。)を精製することにより、pEXP-HA-HsCOL1A2−1A1を得た。
pHsCOL1A2 Exp unit−Eco52I(実施例(2−10−4)参照)と命名されたプラスミドを制限酵素Eco52Iにて切断し、アガロースゲル電気泳動にて、約5.4kbのヒトコラーゲンTypeIα2発現カセットの両端に制限酵素認識配列が付加されたDNAを分離し、MinElute Gel Extraction Kit(QIAGEN)を用いてゲルから抽出・精製した。
pEXP−HA−HsCOL1A1(実施例(2−10−2)参照)と命名されたプラスミドを制限酵素Eco52Iにて切断し、アルカリフォスファターゼを用いて脱リン酸化した後、MinElute Reaction Cleanup Kit(QIAGEN)を用いて精製した。
前記約5.4kbのDNA及び前記プラスミドをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(Competent high DH5α、東洋紡)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応にはLigation Kit ver2.1(タカラバイオ)を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有するLB培地に接種し、振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(QIAGEN)を用いて、培養菌体からヒトコラーゲンTypeIα2発現カセットの両端に制限酵素認識配列が付加されたDNAが挿入されたプラスミド(以下、pEXP-HA-HsCOL1A2−1A1と記すこともある。)を精製することにより、pEXP-HA-HsCOL1A2−1A1を得た。
実施例3 (抗リジルヒドロキシラーゼ1抗体の作製)
組換え大腸菌を用いてリジルヒドロキシラーゼ1を調製し、当該リジルヒドロキシラーゼ1を抗原として用いて抗リジルヒドロキシラーゼ1抗体を作製した。以下に、作製方法の詳細について説明する。
組換え大腸菌を用いてリジルヒドロキシラーゼ1を調製し、当該リジルヒドロキシラーゼ1を抗原として用いて抗リジルヒドロキシラーゼ1抗体を作製した。以下に、作製方法の詳細について説明する。
(3−1) 大腸菌用発現プラスミドの構築
pPLOD1−TOPOを制限酵素NdeI及びXhoIにて切断した後、アガロースゲル電気泳動により、約2200bpのリジルヒドロキシラーゼ1をコードする二本鎖DNA断片を分離・精製した。
pET−16b(Novagen社製)を制限酵素NdeI、及び、XhoIにて切断した後、アガロースゲル電気泳動にて、約5700bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記ベクターとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high JM109)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpET16b−PLOD1と記す。
次いで、前記pET16b−PLOD1を用いて大腸菌(タカラバイオ社製のBL21(DE3)Competent cells)を形質転換し、得られた形質転換体を抗原作製用大腸菌として用いた。
pPLOD1−TOPOを制限酵素NdeI及びXhoIにて切断した後、アガロースゲル電気泳動により、約2200bpのリジルヒドロキシラーゼ1をコードする二本鎖DNA断片を分離・精製した。
pET−16b(Novagen社製)を制限酵素NdeI、及び、XhoIにて切断した後、アガロースゲル電気泳動にて、約5700bpの二本鎖DNA断片を分離・精製した。
前記二本鎖DNA断片と前記ベクターとをライゲーションし、得られたライゲーション液を用いて大腸菌(東洋紡社製のCompetent high JM109)を形質転換した。尚、前記ライゲーション反応には、Takara Ligation Kit ver2.1を用いた。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB寒天培地上に、前記形質転換した大腸菌を接種して培養した。寒天培地上に形成されたコロニーを50μg/mlのアンピシリンを含有する滅菌LB培地(2ml)に接種し、試験管中で振盪培養した(37℃、17時間)。その後、QIAprep Spin Miniprep Kit(Qiagen社製)を用いて、培養菌体から目的のDNA断片が挿入されたプラスミドを精製した。以下、当該プラスミドをpET16b−PLOD1と記す。
次いで、前記pET16b−PLOD1を用いて大腸菌(タカラバイオ社製のBL21(DE3)Competent cells)を形質転換し、得られた形質転換体を抗原作製用大腸菌として用いた。
(3−2) リジルヒドロキシラーゼ1の発現確認
前記pET16b−PLOD1にて形質転換された大腸菌を、50μg/mlのアンピシリンを含有する5mlのLB液体培地に接種して37℃にて17時間培養した。また、形質転換を行っていない大腸菌(BL21(DE3))を5mlのLB培地に接種して37℃にて17時間培養した。
形質転換体の培養液を菌濁度(OD600)=0.1となるように50μg/mlのアンピシリンを含有する50mlのLB液体培地に接種して37℃にて9時間培養した。接種後3時間目に150μlの0.1Mイソプロピル‐β‐チオガラクトピラノシドを添加した。また、形質転換を行っていない大腸菌の培養液を菌濁度(OD600)=0.1となるように50mlのLB液体培地に接種して37℃にて9時間培養した。接種後3時間目に150μlの0.1Mイソプロピル‐β‐チオガラクトピラノシドを添加した。
20mlの各々の培養液を3000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を廃棄した後、5mlの滅菌蒸留水に沈殿を懸濁した。懸濁液を3000rpm、4℃で10分間遠心分離した。上清を廃棄した後、0.7mlの200mMリン酸カリウム緩衝液(pH7.5)に沈殿を懸濁した。
前記pET16b−PLOD1にて形質転換された大腸菌を、50μg/mlのアンピシリンを含有する5mlのLB液体培地に接種して37℃にて17時間培養した。また、形質転換を行っていない大腸菌(BL21(DE3))を5mlのLB培地に接種して37℃にて17時間培養した。
形質転換体の培養液を菌濁度(OD600)=0.1となるように50μg/mlのアンピシリンを含有する50mlのLB液体培地に接種して37℃にて9時間培養した。接種後3時間目に150μlの0.1Mイソプロピル‐β‐チオガラクトピラノシドを添加した。また、形質転換を行っていない大腸菌の培養液を菌濁度(OD600)=0.1となるように50mlのLB液体培地に接種して37℃にて9時間培養した。接種後3時間目に150μlの0.1Mイソプロピル‐β‐チオガラクトピラノシドを添加した。
20mlの各々の培養液を3000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を廃棄した後、5mlの滅菌蒸留水に沈殿を懸濁した。懸濁液を3000rpm、4℃で10分間遠心分離した。上清を廃棄した後、0.7mlの200mMリン酸カリウム緩衝液(pH7.5)に沈殿を懸濁した。
マルチビーズショッカー(安井器械社製)を用いて懸濁液を破砕した。破砕は大腸菌用の破砕条件(ガラスビーズ0.1mmΦ、2500rpm、10分)にて行った。得られた破砕液を13000rpm、4℃にて10分間遠心分離した後、上清を回収した。
上清をLaemmli, U. K., Nature, (1970) 227, 680に記載の方法に準じてSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動した。電気泳動後のゲルをページブルー83(コスモ・バイオ社製)にて染色した。
電気泳動の結果、ゲル上の約80kDaの位置に明瞭なバンドが存在した。リジルヒドロキシラーゼ1の分子量は81.6kDaであり、観察されたバンドの分子量はリジルヒドロキシラーゼ1に相当する大きさであった。また、形質転換の宿主に用いた大腸菌では約80kDaの位置にはバンドは存在しなかった。これらの結果から形質転換体でリジルヒドロキシラーゼ1が発現していることが確認された。
上清をLaemmli, U. K., Nature, (1970) 227, 680に記載の方法に準じてSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動した。電気泳動後のゲルをページブルー83(コスモ・バイオ社製)にて染色した。
電気泳動の結果、ゲル上の約80kDaの位置に明瞭なバンドが存在した。リジルヒドロキシラーゼ1の分子量は81.6kDaであり、観察されたバンドの分子量はリジルヒドロキシラーゼ1に相当する大きさであった。また、形質転換の宿主に用いた大腸菌では約80kDaの位置にはバンドは存在しなかった。これらの結果から形質転換体でリジルヒドロキシラーゼ1が発現していることが確認された。
(3−3) PLOD1の精製
前記pET16b−PLOD1にて形質転換された大腸菌を、50μg/mlのアンピシリンを含有する5mlのLB液体培地に接種して37℃にて17時間培養した。
培養液を菌濁度(OD600)=0.1となるように50μg/mlのアンピシリンを含有する100mlのLB液体培地に接種して37℃にて9時間培養した。接種後3時間目に150μlの0.1Mイソプロピル‐β‐チオガラクトピラノシドを添加した。
培養液を5000g、4℃にて10分間遠心分離し、菌体を回収した。回収した菌体を0.2Mリン酸緩衝液(pH7.0)で再懸濁し、再び5000g、4℃にて10分間遠心分離して菌体を回収した。
pET16b−PLOD1にはN末端側にヒスチジンの10残基繰り返し配列がらなるタグ(His−tag)が組み込まれており、PLOD1はN末端側にHis−tagが融合したタンパク質として発現する。PLOD1の精製は、His−tagに対するアフィニティーカラム(Quiagen社製のNi-NTA Fast Start kit)を用いた。尚、PLOD1の精製は、変性条件下で行った。
得られたタンパク質を、Laemmli, U. K., Nature, (1970) 227, 680に記載の方法に準じてSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動した。電気泳動後のゲルをクマシーブリリアントブルーG250染色液(BIO−RAD社製)で染色した。
電気泳動の結果、ゲル上の約80kDaの位置に明瞭なバンドが確認された。検出されたバンドは単一であり、また、分子量もリジルヒドロキシラーゼ1に相当する大きさであった。
前記pET16b−PLOD1にて形質転換された大腸菌を、50μg/mlのアンピシリンを含有する5mlのLB液体培地に接種して37℃にて17時間培養した。
培養液を菌濁度(OD600)=0.1となるように50μg/mlのアンピシリンを含有する100mlのLB液体培地に接種して37℃にて9時間培養した。接種後3時間目に150μlの0.1Mイソプロピル‐β‐チオガラクトピラノシドを添加した。
培養液を5000g、4℃にて10分間遠心分離し、菌体を回収した。回収した菌体を0.2Mリン酸緩衝液(pH7.0)で再懸濁し、再び5000g、4℃にて10分間遠心分離して菌体を回収した。
pET16b−PLOD1にはN末端側にヒスチジンの10残基繰り返し配列がらなるタグ(His−tag)が組み込まれており、PLOD1はN末端側にHis−tagが融合したタンパク質として発現する。PLOD1の精製は、His−tagに対するアフィニティーカラム(Quiagen社製のNi-NTA Fast Start kit)を用いた。尚、PLOD1の精製は、変性条件下で行った。
得られたタンパク質を、Laemmli, U. K., Nature, (1970) 227, 680に記載の方法に準じてSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動した。電気泳動後のゲルをクマシーブリリアントブルーG250染色液(BIO−RAD社製)で染色した。
電気泳動の結果、ゲル上の約80kDaの位置に明瞭なバンドが確認された。検出されたバンドは単一であり、また、分子量もリジルヒドロキシラーゼ1に相当する大きさであった。
(3−4) 抗リジルヒドロキシラーゼ1抗体の作製
精製したPLOD1を、公知の方法に従って、アジュバンドとともにウサギの皮下に免疫した。免疫後のウサギの血液中の抗体価を確認してから全採血し、公知の方法に従ってIgGの精製を行なった。以下、精製後の得られた抗リジルヒドロキシラーゼ1抗体(ポリクローナル抗体)をTAL061025と記す。
精製したPLOD1を、公知の方法に従って、アジュバンドとともにウサギの皮下に免疫した。免疫後のウサギの血液中の抗体価を確認してから全採血し、公知の方法に従ってIgGの精製を行なった。以下、精製後の得られた抗リジルヒドロキシラーゼ1抗体(ポリクローナル抗体)をTAL061025と記す。
実施例4 (リジルヒドロキシラーゼ1、プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット、及び、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブニット発現酵母の作製)
(4−1) リジルヒドロキシラーゼ1遺伝子、プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子、及び、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブニット遺伝子の酵母への導入
遺伝子導入プラスミドであるpEXP−LH1(+)−P4HABを、酵母コマガタエラ パストリスPPY12株(ATCCより購入、ATCC204163)に導入し、相同的組換えにより染色体に組み込んだ。当該遺伝子導入方法を以下に説明する。
100mlのYPD液体培地(イーストエキストラクト1g、及び、バクトペプトン2gをイオン交換水に溶解し、全量を90mlとした後オートクレーブで滅菌し、当該培地と別途濾過滅菌した20%グルコース10mlとを混合して作製)に酵母コマガタエラ パストリスPPY12株を接種し、30℃にて菌濁度(OD600)=約10となるまで培養した。80mlの培養液を氷上にて冷却した後、3000g、4℃にて10分間遠心分離し菌体を沈殿させた。上清を取り除き、等量、1/2量、1/4量の氷冷滅菌蒸留水で順次洗菌した。その後、1/4量の氷冷1Mソルビトールに菌体を懸濁し、3000g、4℃にて10分間遠心分離を行い、菌体を回収した。得られた菌体を氷冷1Mソルビトールに懸濁し、OD600=約150に調整した。
10μgのpEXP−LH1(+)−P4HABを制限酵素Bsp1407Iで切断した。エタノール沈殿でDNAを回収し5μlの10mM Tris−HClに溶解してDNA溶液を調製した。
菌体懸濁液100μlを滅菌試験管にとり、5μlのDNA溶液と混合した。遺伝子導入装置(BTX社製のECM630)を酵母用の条件(1500V/2mm、25μF、並列抵抗値200Ω)に設定し、電極付キュベットに前記混合液を移した後、装置にセットしてパルスを加えた。その後、電圧を与えた後の混合液に1mlの1Mソルビトールを混合した。当該混合液200μlをMD寒天培地(終濃度1.34%イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、2%グルコース、0.005%ヒスチジン、2%寒天)上に広げ、30℃にて48時間培養した。MD寒天培地上に形成したコロニーを形質転換酵母として単離した。
遺伝子導入プラスミドであるpEXP−LH1(+)−P4HABを、酵母コマガタエラ パストリスPPY12株(ATCCより購入、ATCC204163)に導入し、相同的組換えにより染色体に組み込んだ。当該遺伝子導入方法を以下に説明する。
100mlのYPD液体培地(イーストエキストラクト1g、及び、バクトペプトン2gをイオン交換水に溶解し、全量を90mlとした後オートクレーブで滅菌し、当該培地と別途濾過滅菌した20%グルコース10mlとを混合して作製)に酵母コマガタエラ パストリスPPY12株を接種し、30℃にて菌濁度(OD600)=約10となるまで培養した。80mlの培養液を氷上にて冷却した後、3000g、4℃にて10分間遠心分離し菌体を沈殿させた。上清を取り除き、等量、1/2量、1/4量の氷冷滅菌蒸留水で順次洗菌した。その後、1/4量の氷冷1Mソルビトールに菌体を懸濁し、3000g、4℃にて10分間遠心分離を行い、菌体を回収した。得られた菌体を氷冷1Mソルビトールに懸濁し、OD600=約150に調整した。
10μgのpEXP−LH1(+)−P4HABを制限酵素Bsp1407Iで切断した。エタノール沈殿でDNAを回収し5μlの10mM Tris−HClに溶解してDNA溶液を調製した。
菌体懸濁液100μlを滅菌試験管にとり、5μlのDNA溶液と混合した。遺伝子導入装置(BTX社製のECM630)を酵母用の条件(1500V/2mm、25μF、並列抵抗値200Ω)に設定し、電極付キュベットに前記混合液を移した後、装置にセットしてパルスを加えた。その後、電圧を与えた後の混合液に1mlの1Mソルビトールを混合した。当該混合液200μlをMD寒天培地(終濃度1.34%イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、2%グルコース、0.005%ヒスチジン、2%寒天)上に広げ、30℃にて48時間培養した。MD寒天培地上に形成したコロニーを形質転換酵母として単離した。
(4−2) リジルヒドロキシラーゼ1遺伝子導入の確認
形質転換酵母の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い染色体上にリジルヒドロキシラーゼ1遺伝子が組み込まれていることを確認した。
MD寒天培地上に形成したコロニーから少量の菌体を採り10μlの滅菌蒸留水に懸濁した。懸濁液に5μlの2000u/μlLyticase(シグマ社から購入)を加え、30℃で20分間保温した。その後、−80℃で10分間、98℃で5分間保温した後、12000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を回収し染色体DNA抽出液として用いた。
オリゴヌクレオチド40及びオリゴヌクレオチド39を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド40は、リジルヒドロキシラーゼ1の5’末端、当該オリゴヌクレオチド39は3’末端に位置するオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド40及び39をプライマーとし、染色体DNA抽出液を鋳型として用いたPCRにより、リジルヒドロキシラーゼ1遺伝子の二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド40:TATTCGAAACGATGCGGCCCCTGCTGCTAC(配列番号40)
(b)オリゴヌクレオチド39:CGACTAGTTTAGGGATCGACGAA(配列番号39)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のBlendTaqを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(f)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
形質転換酵母の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い染色体上にリジルヒドロキシラーゼ1遺伝子が組み込まれていることを確認した。
MD寒天培地上に形成したコロニーから少量の菌体を採り10μlの滅菌蒸留水に懸濁した。懸濁液に5μlの2000u/μlLyticase(シグマ社から購入)を加え、30℃で20分間保温した。その後、−80℃で10分間、98℃で5分間保温した後、12000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を回収し染色体DNA抽出液として用いた。
オリゴヌクレオチド40及びオリゴヌクレオチド39を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド40は、リジルヒドロキシラーゼ1の5’末端、当該オリゴヌクレオチド39は3’末端に位置するオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド40及び39をプライマーとし、染色体DNA抽出液を鋳型として用いたPCRにより、リジルヒドロキシラーゼ1遺伝子の二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド40:TATTCGAAACGATGCGGCCCCTGCTGCTAC(配列番号40)
(b)オリゴヌクレオチド39:CGACTAGTTTAGGGATCGACGAA(配列番号39)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のBlendTaqを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(f)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて2分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて4分間の伸長反応からなるサイクルを40回行った。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約2200bpの単一バンドが観察された。これによって、染色体上にリジルヒドロキシラーゼ1遺伝子が導入されていることが明らかになった。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約2200bpの単一バンドが観察された。これによって、染色体上にリジルヒドロキシラーゼ1遺伝子が導入されていることが明らかになった。
(4−3) プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子導入の確認
形質転換酵母の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い染色体上にプロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子が組み込まれていることを確認した。
MD寒天培地上に形成したコロニーから少量の菌体を採り10μlの滅菌蒸留水に懸濁した。懸濁液に5μlの2000u/μlLyticase(シグマ社から購入)を加え、30℃で20分間保温した。その後、−80℃で10分間、98℃で5分間保温した後、12000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を回収し染色体DNA抽出液として用いた。
オリゴヌクレオチド27及びオリゴヌクレオチド28を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド27は、プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子の5’末端、当該オリゴヌクレオチド28は3’末端に位置するオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド27及び28をプライマーとし、染色体DNA抽出液を鋳型として用いたPCRにより、プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子の二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド27: TATTCGAAACGATGATCTGGTATATATTAATTATA(配列番号27)
(b)オリゴヌクレオチド28: TTGCTAGCTCATTCCAATTCTGACAACGTACAAGG(配列番号28)
形質転換酵母の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い染色体上にプロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子が組み込まれていることを確認した。
MD寒天培地上に形成したコロニーから少量の菌体を採り10μlの滅菌蒸留水に懸濁した。懸濁液に5μlの2000u/μlLyticase(シグマ社から購入)を加え、30℃で20分間保温した。その後、−80℃で10分間、98℃で5分間保温した後、12000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を回収し染色体DNA抽出液として用いた。
オリゴヌクレオチド27及びオリゴヌクレオチド28を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド27は、プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子の5’末端、当該オリゴヌクレオチド28は3’末端に位置するオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド27及び28をプライマーとし、染色体DNA抽出液を鋳型として用いたPCRにより、プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子の二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド27: TATTCGAAACGATGATCTGGTATATATTAATTATA(配列番号27)
(b)オリゴヌクレオチド28: TTGCTAGCTCATTCCAATTCTGACAACGTACAAGG(配列番号28)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のBlendTaqを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(f)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(f)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて2分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて4分間の伸長反応からなるサイクルを40回行った。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約1600bpの単一バンドが観察された。これによって、染色体上にプロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子が導入されていることが明らかになった。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約1600bpの単一バンドが観察された。これによって、染色体上にプロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子が導入されていることが明らかになった。
(4−4) プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子導入の確認
形質転換酵母の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い染色体上にプロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子が組み込まれていることを確認した。
MD寒天培地上に形成したコロニーから少量の菌体を採り10μlの滅菌蒸留水に懸濁した。懸濁液に5μlの2000u/μlLyticase(シグマ社から購入)を加え、30℃で20分間保温した。その後、−80℃で10分間、98℃で5分間保温した後、12000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を回収し染色体DNA抽出液として用いた。
オリゴヌクレオチド33及びオリゴヌクレオチド34を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド33は、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子の5’末端、当該オリゴヌクレオチド34は3’末端に位置するオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド33及び34をプライマーとし、染色体DNA抽出液を鋳型として用いたPCRにより、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子の二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド33:TTACTAGTGACGCCCCCGAGGAGGA(配列番号33)
(b)オリゴヌクレオチド34:TTACTAGTTTACAGTTCATCTTTCACAGCTTTCT(配列番号34)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のBlendTaqを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(f)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
形質転換酵母の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い染色体上にプロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子が組み込まれていることを確認した。
MD寒天培地上に形成したコロニーから少量の菌体を採り10μlの滅菌蒸留水に懸濁した。懸濁液に5μlの2000u/μlLyticase(シグマ社から購入)を加え、30℃で20分間保温した。その後、−80℃で10分間、98℃で5分間保温した後、12000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を回収し染色体DNA抽出液として用いた。
オリゴヌクレオチド33及びオリゴヌクレオチド34を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド33は、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子の5’末端、当該オリゴヌクレオチド34は3’末端に位置するオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド33及び34をプライマーとし、染色体DNA抽出液を鋳型として用いたPCRにより、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子の二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド33:TTACTAGTGACGCCCCCGAGGAGGA(配列番号33)
(b)オリゴヌクレオチド34:TTACTAGTTTACAGTTCATCTTTCACAGCTTTCT(配列番号34)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のBlendTaqを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(f)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて2分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて4分間の伸長反応からなるサイクルを40回行った。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約1500bpの単一バンドが観察された。これによって、染色体上にプロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子が導入されていることが明らかになった。
以上、4−2、4−3、及び、4−4の遺伝子導入の確認を行った結果、すべての遺伝子が導入された組換え酵母としてTT061018−1−13株が得られた。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約1500bpの単一バンドが観察された。これによって、染色体上にプロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子が導入されていることが明らかになった。
以上、4−2、4−3、及び、4−4の遺伝子導入の確認を行った結果、すべての遺伝子が導入された組換え酵母としてTT061018−1−13株が得られた。
(4−5) リジルヒドロキシラーゼ1の発現の確認
TT061018−1−13株を、100mlのBMGY培地(1%イーストエキストラクト、2%ペプトン、100mMリン酸緩衝液、1.34%イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、1%グリセロール、0.005%ヒスチジン)に接種して、30℃にて26時間培養した。その後、得られた培養液を5000g、室温で10分間遠心分離して菌体を得た。
回収した菌体をOD600=約10になる様に50mlのBMM培地(100mMリン酸緩衝液、1.34% イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、0.5%メタノール、0.005%ヒスチジン)に植菌し、30℃にて60時間培養した。この間、約12時間おきに50%メタノールを0.5ml添加した。
TT061018−1−13株を、100mlのBMGY培地(1%イーストエキストラクト、2%ペプトン、100mMリン酸緩衝液、1.34%イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、1%グリセロール、0.005%ヒスチジン)に接種して、30℃にて26時間培養した。その後、得られた培養液を5000g、室温で10分間遠心分離して菌体を得た。
回収した菌体をOD600=約10になる様に50mlのBMM培地(100mMリン酸緩衝液、1.34% イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、0.5%メタノール、0.005%ヒスチジン)に植菌し、30℃にて60時間培養した。この間、約12時間おきに50%メタノールを0.5ml添加した。
4mlの前記培養液を5000g、4℃にて10分間遠心分離した後、菌体を回収し、2mlの氷冷した蒸留水に懸濁した。前記懸濁液を5000g、4℃にて10分間遠心分離し、得られた菌体を0.7mlの100mM、pH7.0のリン酸カリウム緩衝液に再懸濁した。
マルチビーズショッカー(安井器械社製)を用いて懸濁液を破砕した。破砕は酵母用の破砕条件(ガラスビーズ0.5mmΦ、2500rpm、40分)にて行った。得られた破砕液を10000rpm、4℃にて10分間遠心分離した後、上清を回収した。
上清をLaemmli, U. K., Nature, (1970) 227, 680に記載の方法に準じてSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動した。泳動終了後、アクリルアミドゲルを、PVDFメンブレン(イモビロン−P、ミリポア社製)にブロットした。
得られたメンブレンを25mlのBlocking one(ナカライテスクより購入)中で1時間振とうし、その後、PBS−T(0.5%のTween‐20を含むPBS溶液)にて2回洗浄した。
マルチビーズショッカー(安井器械社製)を用いて懸濁液を破砕した。破砕は酵母用の破砕条件(ガラスビーズ0.5mmΦ、2500rpm、40分)にて行った。得られた破砕液を10000rpm、4℃にて10分間遠心分離した後、上清を回収した。
上清をLaemmli, U. K., Nature, (1970) 227, 680に記載の方法に準じてSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動した。泳動終了後、アクリルアミドゲルを、PVDFメンブレン(イモビロン−P、ミリポア社製)にブロットした。
得られたメンブレンを25mlのBlocking one(ナカライテスクより購入)中で1時間振とうし、その後、PBS−T(0.5%のTween‐20を含むPBS溶液)にて2回洗浄した。
10μlの抗リジルヒドロキシラーゼ1抗体(TAL160025)を10mlのCan Get Signal solution1(東洋紡社製)で希釈して希釈液を調製し、前記メンブレンを希釈液に浸漬し1時間振とうした。振とう後、前記メンブレンを25mlのPBS−Tで3回洗浄した。その後、10μlの2次抗体(坑ウサギ IgG-HRP Linked ロバ抗体 NA-934、GEヘルスケアバイオサイエンス社製)を10mlのCan Get Signal solution2(東洋紡社製)で希釈して希釈液を調製し、前記メンブレンを希釈液に浸漬して1時間振とうした。振とう後、前記メンブレンを25mlのPBS−Tにて3回洗浄した。洗浄後のメンブレンを化学発光検出試薬(ECL plus Western Blotting Detection System、GEヘルスケアバイオサイエンス社製)を用いて発光させ、イメージアナライザー(LAS-3000UVmini 富士フィルム社製)で当該発光を検出した。その結果、TT061018−1−13株ではLH1に相当する分子量のバンドが検出されたことから、LH1を生産していることが示された。
(4−5) プロリルヒドロキシラーゼα1サブユニットの発現の確認
TT061018−1−13株を、100mlのBMGY培地(1%イーストエキストラクト、2%ペプトン、100mMリン酸緩衝液、1.34%イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、1%グリセロール、0.005%ヒスチジン)に接種して、30℃にて26時間培養した。その後、得られた培養液を5000g、室温で10分間遠心分離して菌体を得た。
回収した菌体をOD600=約10になる様に50mlのBMM培地(100mMリン酸緩衝液、1.34% イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、0.5%メタノール、0.005%ヒスチジン)に植菌し、30℃にて60時間培養した。この間、約12時間おきに50%メタノールを0.5ml添加した。
TT061018−1−13株を、100mlのBMGY培地(1%イーストエキストラクト、2%ペプトン、100mMリン酸緩衝液、1.34%イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、1%グリセロール、0.005%ヒスチジン)に接種して、30℃にて26時間培養した。その後、得られた培養液を5000g、室温で10分間遠心分離して菌体を得た。
回収した菌体をOD600=約10になる様に50mlのBMM培地(100mMリン酸緩衝液、1.34% イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、0.5%メタノール、0.005%ヒスチジン)に植菌し、30℃にて60時間培養した。この間、約12時間おきに50%メタノールを0.5ml添加した。
4mlの前記培養液を5000g、4℃にて10分間遠心分離した後、菌体を回収し、2mlの氷冷した蒸留水に懸濁した。前記懸濁液を5000g、4℃にて10分間遠心分離し、得られた菌体を0.7mlの100mM、pH7.0のリン酸カリウム緩衝液に再懸濁した。
マルチビーズショッカー(安井器械社製)を用いて懸濁液を破砕した。破砕は酵母用の破砕条件(ガラスビーズ0.5mmΦ、2500rpm、40分)にて行った。得られた破砕液を10000rpm、4℃にて10分間遠心分離した後、上清を回収した。
上清をLaemmli, U. K., Nature, (1970) 227, 680に記載の方法に準じてSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動した。泳動終了後、アクリルアミドゲルを、PVDFメンブレン(イモビロン−P、ミリポア社製)にブロットした。
得られたメンブレンを25mlのBlocking one(ナカライテスクより購入)中で1時間振とうし、その後、PBS−T(0.5%のTween‐20を含むPBS溶液)にて2回洗浄した。
マルチビーズショッカー(安井器械社製)を用いて懸濁液を破砕した。破砕は酵母用の破砕条件(ガラスビーズ0.5mmΦ、2500rpm、40分)にて行った。得られた破砕液を10000rpm、4℃にて10分間遠心分離した後、上清を回収した。
上清をLaemmli, U. K., Nature, (1970) 227, 680に記載の方法に準じてSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動した。泳動終了後、アクリルアミドゲルを、PVDFメンブレン(イモビロン−P、ミリポア社製)にブロットした。
得られたメンブレンを25mlのBlocking one(ナカライテスクより購入)中で1時間振とうし、その後、PBS−T(0.5%のTween‐20を含むPBS溶液)にて2回洗浄した。
5μlの抗プロリルヒドロキシラーゼα1抗体(63167、MPBIOMEDICALS社より購入)を10mlのCan Get Signal solution1(東洋紡社製)で希釈して希釈液を調製し、前記メンブレンを希釈液に浸漬し1時間振とうした。振とう後、前記メンブレンを25mlのPBS−Tで3回洗浄した。その後、10μlの2次抗体(坑マウス IgG-HRP Linked ヒツジ抗体 NA-931、GEヘルスケアバイオサイエンス社製)を10mlのCan Get Signal solution2(東洋紡社製)で希釈して希釈液を調製し、前記メンブレンを希釈液に浸漬して1時間振とうした。振とう後、前記メンブレンを25mlのPBS−Tにて3回洗浄した。洗浄後のメンブレンを化学発光検出試薬(ECL Western Blotting Detection System、GEヘルスケアバイオサイエンス社製)を用いて発光させ、イメージアナライザー(LAS-3000UVmini 富士フィルム社製)で当該発光を検出した。その結果、TT061018−1−13株ではプロリルヒドロキシラーゼα1サブユニットに相当する分子量のバンドが検出されたことから、プロリルヒドロキシラーゼα1サブユニットを生産していることが示された。
(4−6) プロリルヒドロキシラーゼβサブユニットの発現の確認
TT061018−1−13株を、100mlのBMGY培地(1%イーストエキストラクト、2%ペプトン、100mMリン酸緩衝液、1.34%イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、1%グリセロール、0.005%ヒスチジン)に接種して、30℃にて26時間培養した。その後、得られた培養液を5000g、室温で10分間遠心分離して菌体を得た。
回収した菌体をOD600=約10になる様に50mlのBMM培地(100mMリン酸緩衝液、1.34% イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、0.5%メタノール、0.005%ヒスチジン)に植菌し、30℃にて60時間培養した。この間、約12時間おきに50%メタノールを0.5ml添加した。
TT061018−1−13株を、100mlのBMGY培地(1%イーストエキストラクト、2%ペプトン、100mMリン酸緩衝液、1.34%イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、1%グリセロール、0.005%ヒスチジン)に接種して、30℃にて26時間培養した。その後、得られた培養液を5000g、室温で10分間遠心分離して菌体を得た。
回収した菌体をOD600=約10になる様に50mlのBMM培地(100mMリン酸緩衝液、1.34% イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、0.5%メタノール、0.005%ヒスチジン)に植菌し、30℃にて60時間培養した。この間、約12時間おきに50%メタノールを0.5ml添加した。
4mlの前記培養液を5000g、4℃にて10分間遠心分離した後、菌体を回収し、2mlの氷冷した蒸留水に懸濁した。前記懸濁液を5000g、4℃にて10分間遠心分離し、得られた菌体を0.7mlの100mM、pH7.0のリン酸カリウム緩衝液に再懸濁した。
マルチビーズショッカー(安井器械社製)を用いて懸濁液を破砕した。破砕は酵母用の破砕条件(ガラスビーズ0.5mmΦ、2500rpm、40分)にて行った。得られた破砕液を10000rpm、4℃にて10分間遠心分離した後、上清を回収した。
上清をLaemmli, U. K., Nature, (1970) 227, 680に記載の方法に準じてSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動した。泳動終了後、アクリルアミドゲルを、PVDFメンブレン(イモビロン−P、ミリポア社製)にブロットした。
得られたメンブレンを25mlのBlocking one(ナカライテスクより購入)中で1時間振とうし、その後、PBS−T(0.5%のTween‐20を含むPBS溶液)にて2回洗浄した。
マルチビーズショッカー(安井器械社製)を用いて懸濁液を破砕した。破砕は酵母用の破砕条件(ガラスビーズ0.5mmΦ、2500rpm、40分)にて行った。得られた破砕液を10000rpm、4℃にて10分間遠心分離した後、上清を回収した。
上清をLaemmli, U. K., Nature, (1970) 227, 680に記載の方法に準じてSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動した。泳動終了後、アクリルアミドゲルを、PVDFメンブレン(イモビロン−P、ミリポア社製)にブロットした。
得られたメンブレンを25mlのBlocking one(ナカライテスクより購入)中で1時間振とうし、その後、PBS−T(0.5%のTween‐20を含むPBS溶液)にて2回洗浄した。
2μlの抗プロリルヒドロキシラーゼβ抗体(SPA−890、Stressgen社より購入)を10mlのCan Get Signal solution1(東洋紡社製)で希釈して希釈液を調製し、前記メンブレンを希釈液に浸漬し1時間振とうした。振とう後、前記メンブレンを25mlのPBS−Tで3回洗浄した。その後、1μlの2次抗体(坑ウサギ IgG-HRP Linked ロバ抗体 NA-934、GEヘルスケアバイオサイエンス社製)を10mlのCan Get Signal solution2(東洋紡社製)で希釈して希釈液を調製し、前記メンブレンを希釈液に浸漬して1時間振とうした。振とう後、前記メンブレンを25mlのPBS−Tにて3回洗浄した。洗浄後のメンブレンを化学発光検出試薬(ECL plus Western Blotting Detection System、GEヘルスケアバイオサイエンス社製)を用いて発光させ、イメージアナライザー(LAS-3000UVmini 富士フィルム社製)で当該発光を検出した。その結果、TT061018−1−13株ではプロリルヒドロキシラーゼβサブユニットに相当する分子量のバンドが検出されたことから、プロリルヒドロキシラーゼβサブユニットを生産していることが示された。
実施例5 (ヒトコラーゲンTypeIII発現酵母の作製)
(5−1) ヒトコラーゲンTypeIII遺伝子の酵母への導入
遺伝子導入プラスミドであるpEXP−HA−HsCOL3A1を前記リジルヒドロキシラーゼ1、プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット、及び、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子導入酵母TT061018−1−13株に導入し、相同的組換えにより染色体に組み込んだ。当該遺伝子導入方法について以下に説明する。
100mlのYPD液体培地に酵母TT061018−1−13株を接種し、30℃にて菌濁度(OD600)=約10となるまで培養した。80mlの培養液を氷上にて冷却した後、3000g、4℃にて10分間遠心分離し菌体を沈殿させた。上清を取り除き、等量、1/2量、1/4量の氷冷滅菌蒸留水で順次洗菌した。その後、1/4量の氷冷1Mソルビトールに菌体を懸濁し、3000g、4℃にて10分間遠心分離を行い、菌体を回収した。得られた菌体を氷冷1Mソルビトールに懸濁し、OD600=約150に調整した。
遺伝子導入プラスミドであるpEXP−HA−HsCOL3A1を前記リジルヒドロキシラーゼ1、プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット、及び、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子導入酵母TT061018−1−13株に導入し、相同的組換えにより染色体に組み込んだ。当該遺伝子導入方法について以下に説明する。
100mlのYPD液体培地に酵母TT061018−1−13株を接種し、30℃にて菌濁度(OD600)=約10となるまで培養した。80mlの培養液を氷上にて冷却した後、3000g、4℃にて10分間遠心分離し菌体を沈殿させた。上清を取り除き、等量、1/2量、1/4量の氷冷滅菌蒸留水で順次洗菌した。その後、1/4量の氷冷1Mソルビトールに菌体を懸濁し、3000g、4℃にて10分間遠心分離を行い、菌体を回収した。得られた菌体を氷冷1Mソルビトールに懸濁し、OD600=約150に調整した。
10μgのpEXP−HA−HsCOL3A1を制限酵素XbaIで切断した。エタノール沈殿でDNAを回収し5μlの10mM Tris−HClに溶解してDNA溶液を調製した。
菌体懸濁液100μlを滅菌試験管にとり、5μlのDNA溶液と混合した。遺伝子導入装置(BTX社製のECM630)を酵母用の条件(1500V/2mm、25μF、並列抵抗値200Ω)に設定し、電極付キュベットに前記混合液を移した後、装置にセットしてパルスを加えた。その後、電圧を与えた後の混合液に1mlの1Mソルビトールを混合した。当該混合液200μlをMD寒天培地上に広げ、30℃にて48時間培養した。MD寒天培地上に形成したコロニーを形質転換酵母として単離した。
菌体懸濁液100μlを滅菌試験管にとり、5μlのDNA溶液と混合した。遺伝子導入装置(BTX社製のECM630)を酵母用の条件(1500V/2mm、25μF、並列抵抗値200Ω)に設定し、電極付キュベットに前記混合液を移した後、装置にセットしてパルスを加えた。その後、電圧を与えた後の混合液に1mlの1Mソルビトールを混合した。当該混合液200μlをMD寒天培地上に広げ、30℃にて48時間培養した。MD寒天培地上に形成したコロニーを形質転換酵母として単離した。
(5−2) ヒトコラーゲンTypeIII遺伝子導入の確認
形質転換酵母の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い染色体上にヒトコラーゲンTypeIII遺伝子が組み込まれていることを確認した。
MD寒天培地上に形成したコロニーから少量の菌体を採り10μlの滅菌蒸留水に懸濁した。懸濁液に5μlの2000u/μlLyticase(シグマ社から購入)を加え、30℃で20分間保温した。その後、−80℃で10分間、98℃で5分間保温した後、12000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を回収し染色体DNA抽出液として用いた。
オリゴヌクレオチド50及びオリゴヌクレオチド51を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド50は、ヒトコラーゲンTypeIII遺伝子の5’末端、当該オリゴヌクレオチド51は3’末端に位置するオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド50及び51をプライマーとし、染色体DNA抽出液を鋳型として用いたPCRにより、ヒトコラーゲンTypeIII遺伝子の二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド50:TATTCGAAACGATGATGAGCTTTGTGCAAAAGGGG(配列番号50)
(b)オリゴヌクレオチド51:TTACTAGTTTATAAAAAGCAAACAGGGCCAACGT(配列番号51)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のBlendTaqを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(9)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
形質転換酵母の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い染色体上にヒトコラーゲンTypeIII遺伝子が組み込まれていることを確認した。
MD寒天培地上に形成したコロニーから少量の菌体を採り10μlの滅菌蒸留水に懸濁した。懸濁液に5μlの2000u/μlLyticase(シグマ社から購入)を加え、30℃で20分間保温した。その後、−80℃で10分間、98℃で5分間保温した後、12000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を回収し染色体DNA抽出液として用いた。
オリゴヌクレオチド50及びオリゴヌクレオチド51を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド50は、ヒトコラーゲンTypeIII遺伝子の5’末端、当該オリゴヌクレオチド51は3’末端に位置するオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド50及び51をプライマーとし、染色体DNA抽出液を鋳型として用いたPCRにより、ヒトコラーゲンTypeIII遺伝子の二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド50:TATTCGAAACGATGATGAGCTTTGTGCAAAAGGGG(配列番号50)
(b)オリゴヌクレオチド51:TTACTAGTTTATAAAAAGCAAACAGGGCCAACGT(配列番号51)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のBlendTaqを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(9)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて2分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて5分間の伸長反応からなるサイクルを40回行った。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約4400bpの単一バンドが観察された。これによって、染色体上にプロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子が導入されていることが明らかになった。
尚、当該酵母について以後、TT061018−1−13株にヒトコラーゲンTypeIII遺伝子を導入した株をTT061226−1−3株と記す。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約4400bpの単一バンドが観察された。これによって、染色体上にプロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子が導入されていることが明らかになった。
尚、当該酵母について以後、TT061018−1−13株にヒトコラーゲンTypeIII遺伝子を導入した株をTT061226−1−3株と記す。
(5−3) ヒトコラーゲンTypeIIIの発現の確認
TT061226−1−3株を100mlのBMGY培地に接種して、30℃にて26時間培養した。その後、得られた培養液を5000g、室温で10分間遠心分離して菌体を得た。
回収した菌体をOD600=約10になる様に50mlのBMM培地に植菌し、30℃にて60時間培養した。この間、約12時間おきに50%メタノールを0.5ml添加した。
4mlの前記培養液を5000g、4℃にて10分間遠心分離した後、菌体を回収し、2mlの氷冷した蒸留水に懸濁した。前記懸濁液を5000g、4℃にて10分間遠心分離し、得られた菌体を0.7mlの100mM、pH7.0のリン酸カリウム緩衝液に再懸濁した。
TT061226−1−3株を100mlのBMGY培地に接種して、30℃にて26時間培養した。その後、得られた培養液を5000g、室温で10分間遠心分離して菌体を得た。
回収した菌体をOD600=約10になる様に50mlのBMM培地に植菌し、30℃にて60時間培養した。この間、約12時間おきに50%メタノールを0.5ml添加した。
4mlの前記培養液を5000g、4℃にて10分間遠心分離した後、菌体を回収し、2mlの氷冷した蒸留水に懸濁した。前記懸濁液を5000g、4℃にて10分間遠心分離し、得られた菌体を0.7mlの100mM、pH7.0のリン酸カリウム緩衝液に再懸濁した。
マルチビーズショッカー(安井器械社製)を用いて懸濁液を破砕した。破砕は酵母用の破砕条件(ガラスビーズ0.5mmΦ、2500rpm、40分)にて行った。得られた破砕液を10000rpm、4℃にて10分間遠心分離した後、上清を回収した。
上清をLaemmli, U. K., Nature, (1970) 227, 680に記載の方法に準じてSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動した。電気泳動後のゲルをページブルー83(コスモ・バイオ社製)にて染色した。
電気泳動の結果、ゲル上の100kDa以上の位置に明瞭なバンドが存在した。ヒトコラーゲンTypeIIIのプロコラーゲンの分子量は約140kDaであり、観察されたバンドの分子量はヒトコラーゲンTypeIIIプロコラーゲンに相当する大きさであった。これらの結果からTT061226−1−3株でヒトコラーゲンTypeIIIが発現していることが確認された。
上清をLaemmli, U. K., Nature, (1970) 227, 680に記載の方法に準じてSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動した。電気泳動後のゲルをページブルー83(コスモ・バイオ社製)にて染色した。
電気泳動の結果、ゲル上の100kDa以上の位置に明瞭なバンドが存在した。ヒトコラーゲンTypeIIIのプロコラーゲンの分子量は約140kDaであり、観察されたバンドの分子量はヒトコラーゲンTypeIIIプロコラーゲンに相当する大きさであった。これらの結果からTT061226−1−3株でヒトコラーゲンTypeIIIが発現していることが確認された。
実施例6 (コラーゲンの解析)
(6−1) 酵母の培養
TT061226−1−3株を100mlのBMGY培地に植菌して、30℃にて20時間前培養を行った。
3Lの容量のファーメンター(マルビシバイオ)に仕込んだ1LのBasal salt培地に、前培養液をOD660=約1.25となる様に植菌し、通気攪拌して本培養を行った。
本培養は、30℃にて開始し、最大通気量を1.0vvm(1L)に設定した。培地中のグリセロールが消費され尽くした時点より、グリセロール流加培地(50%グリセロール、1.2%PMT1溶液)の添加を開始した。グリセロール流加培養は培養液のOD660=約140となった時点で停止した。その後、メタノール流加培地(99.8%(W/V)メタノール、1.2%のPMT1)の添加を開始しメタノール流加培養を行った。メタノール流加培養では、培養温度を32℃に変更し、溶存酸素量を約8ppmとなるよう制御した。また、培養期間を通じて培養液のpHは28%アンモニア水、及び、4Mリン酸を用いて約5.0に定値制御した。約140時間の培養により約2Lの培養液が得られた。以下に用いた培地の組成を示す。
(a)(Basal salt培地の組成)
(b)85%H3PO4 ・・・26.7mL/L
(c)CaSO4・2H2O ・・・0.93g/L
(d)K2SO4 ・・・18.2g/L
(e)MgSO4・7H2O ・・・14.9g/L
(f)KOH ・・・4.13g/L
(g)グリセロール ・・・40g/L
TT061226−1−3株を100mlのBMGY培地に植菌して、30℃にて20時間前培養を行った。
3Lの容量のファーメンター(マルビシバイオ)に仕込んだ1LのBasal salt培地に、前培養液をOD660=約1.25となる様に植菌し、通気攪拌して本培養を行った。
本培養は、30℃にて開始し、最大通気量を1.0vvm(1L)に設定した。培地中のグリセロールが消費され尽くした時点より、グリセロール流加培地(50%グリセロール、1.2%PMT1溶液)の添加を開始した。グリセロール流加培養は培養液のOD660=約140となった時点で停止した。その後、メタノール流加培地(99.8%(W/V)メタノール、1.2%のPMT1)の添加を開始しメタノール流加培養を行った。メタノール流加培養では、培養温度を32℃に変更し、溶存酸素量を約8ppmとなるよう制御した。また、培養期間を通じて培養液のpHは28%アンモニア水、及び、4Mリン酸を用いて約5.0に定値制御した。約140時間の培養により約2Lの培養液が得られた。以下に用いた培地の組成を示す。
(a)(Basal salt培地の組成)
(b)85%H3PO4 ・・・26.7mL/L
(c)CaSO4・2H2O ・・・0.93g/L
(d)K2SO4 ・・・18.2g/L
(e)MgSO4・7H2O ・・・14.9g/L
(f)KOH ・・・4.13g/L
(g)グリセロール ・・・40g/L
前記成分を混合後、オートクレーブ滅菌した。28%アンモニア水でpHを5.0に調製した後、2ml/LのPMT1溶液を、及び、1ml/Lの消泡剤メタノール溶液(12.5%アデカノールLG295S)を添加した。
(PMT1溶液の組成)
(a)CuSO4・5H2O ・・・6.0g/L
(b)KI ・・・0.8g/L
(c)MnSO4・H2O ・・・3.0g/L
(d)Na2MoO4・2H2O ・・・0.2g/L
(e)H3BO4 ・・・0.2g
(f)CaSO4・2H2O ・・・0.5g/L
(g)ZnCl2 ・・・20g/L
(h)FeSO4・7H2O ・・・65g/L
(i)ビオチン ・・・0.2g/L
(j)濃硫酸 ・・・5mL/L
(PMT1溶液の組成)
(a)CuSO4・5H2O ・・・6.0g/L
(b)KI ・・・0.8g/L
(c)MnSO4・H2O ・・・3.0g/L
(d)Na2MoO4・2H2O ・・・0.2g/L
(e)H3BO4 ・・・0.2g
(f)CaSO4・2H2O ・・・0.5g/L
(g)ZnCl2 ・・・20g/L
(h)FeSO4・7H2O ・・・65g/L
(i)ビオチン ・・・0.2g/L
(j)濃硫酸 ・・・5mL/L
(6−2) コラーゲンの粗精製
前記培養にて得られた菌体を破砕し、得られた破砕液からコラーゲンを精製した。菌体の破砕はダイノミル(DYNO-MILL TypeKDL-A、WILLY A.BACHOFEN AG社製)を用いて行った。培養液を5000rpm、4℃で10分間遠心分離して菌体を回収した。得られた菌体はリン酸カリウム緩衝液(50mM、pH6.0)に懸濁した後、懸濁液を遠心分離して菌体を回収した。この作業を再度繰り返して培地成分を取り除いた後、600gの湿菌体をリン酸カリウム緩衝液(50mM、pH6.0)1500mlに懸濁した。送液ポンプを用いて、酵母用の条件に設定したダイノミルに前記懸濁液を送り込んで懸濁液を破砕した。破砕完了の確認は顕微鏡で菌体の形状を観察して行った。
リン酸カリウム緩衝液(50mM、pH6.0)を用いて菌体破砕液を2倍に希釈した。濃塩酸を用いてpHを約2.0に調整した。終濃度5mg/mlとなるようペプシン(シグマより購入)を添加した。4℃にて96時間保温した後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離を行って上清を回収した。得られた上清に10NのNaOHを添加してpHを約10に調整した。4℃にて攪拌しながら保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離を行って上清を回収した。
前記培養にて得られた菌体を破砕し、得られた破砕液からコラーゲンを精製した。菌体の破砕はダイノミル(DYNO-MILL TypeKDL-A、WILLY A.BACHOFEN AG社製)を用いて行った。培養液を5000rpm、4℃で10分間遠心分離して菌体を回収した。得られた菌体はリン酸カリウム緩衝液(50mM、pH6.0)に懸濁した後、懸濁液を遠心分離して菌体を回収した。この作業を再度繰り返して培地成分を取り除いた後、600gの湿菌体をリン酸カリウム緩衝液(50mM、pH6.0)1500mlに懸濁した。送液ポンプを用いて、酵母用の条件に設定したダイノミルに前記懸濁液を送り込んで懸濁液を破砕した。破砕完了の確認は顕微鏡で菌体の形状を観察して行った。
リン酸カリウム緩衝液(50mM、pH6.0)を用いて菌体破砕液を2倍に希釈した。濃塩酸を用いてpHを約2.0に調整した。終濃度5mg/mlとなるようペプシン(シグマより購入)を添加した。4℃にて96時間保温した後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離を行って上清を回収した。得られた上清に10NのNaOHを添加してpHを約10に調整した。4℃にて攪拌しながら保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離を行って上清を回収した。
得られた上清に終濃度が0.5Mとなるように酢酸を添加した。濃塩酸を用いてpHを3.0に調整した。9000rpm、4℃で30分間遠心分離を行って上清を回収した。得られた上清に終濃度が1MになるようにNaClを添加して、4℃にて攪拌しながら保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離を行って沈殿を回収した。得られた沈殿を0.1NのHClに溶解した。
溶解液に終濃度が0.05Mとなるように1Mリン酸カリウム緩衝液(pH7.4)を添加した後、10NのNaOHを用いてpHを約7.4に調整した。NaClを終濃度が2Mとなるように添加し、4℃にて攪拌しながら保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離を行い、沈殿を回収した。得られた沈殿を0.1NのHClで溶解した後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離して上清を回収した。
得られた上清に終濃度が0.5Mとなるように酢酸を添加した。濃塩酸を用いてpHを約3.0に調整した。終濃度が1MとなるようにNaClを添加し、4℃にて攪拌しながら保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離行い、沈殿を回収した。得られた沈殿を0.1Nの HClに溶解した。溶解液を40000rpm、4℃で60分間超遠心分離して上清を回収した。
得られた上清を透析チューブ(Spectra/Por SPECTUM社製)に入れ、10倍量の1mM HCl溶液に対する透析を3回行なった後、0.22μmのフィルター(Millex GP MILLIPORE社製)を用いてろ過し、コラーゲンの粗精製品を得た。
溶解液に終濃度が0.05Mとなるように1Mリン酸カリウム緩衝液(pH7.4)を添加した後、10NのNaOHを用いてpHを約7.4に調整した。NaClを終濃度が2Mとなるように添加し、4℃にて攪拌しながら保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離を行い、沈殿を回収した。得られた沈殿を0.1NのHClで溶解した後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離して上清を回収した。
得られた上清に終濃度が0.5Mとなるように酢酸を添加した。濃塩酸を用いてpHを約3.0に調整した。終濃度が1MとなるようにNaClを添加し、4℃にて攪拌しながら保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離行い、沈殿を回収した。得られた沈殿を0.1Nの HClに溶解した。溶解液を40000rpm、4℃で60分間超遠心分離して上清を回収した。
得られた上清を透析チューブ(Spectra/Por SPECTUM社製)に入れ、10倍量の1mM HCl溶液に対する透析を3回行なった後、0.22μmのフィルター(Millex GP MILLIPORE社製)を用いてろ過し、コラーゲンの粗精製品を得た。
(6−3) コラーゲンの精製
コラーゲン粗精製品に終濃度が0.05Mとなるように1Mリン酸カリウム緩衝液(pH7.4)を添加した後、10NのNaOHを用いてpHを約7.4に調整した。NaClを終濃度が2Mとなるように添加し、4℃にて攪拌しながら保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離を行い、沈殿を回収した。得られた沈殿の重量の5倍重量の0.1NのHClを用いて溶解した後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離して沈殿を回収した。
得られた沈殿に終濃度が0.5Mとなるように酢酸を添加した。濃塩酸を用いてpHを約3.0に調整した。終濃度が1MとなるようにNaClを添加し、4℃にて攪拌しながら保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離行い、沈殿を回収した。得られた沈殿を0.1Nの HClに溶解した。溶解液を40000rpm、4℃で60分間超遠心分離して上清を回収した。
得られた上清を透析チューブ(Spectra/Por SPECTUM社製)に入れ、10倍量の1mM HCl溶液に対する透析を3回行なった後、0.22μmのフィルター(Millex GP MILLIPORE社製)を用いてろ過し、コラーゲンの精製品を得た。
コラーゲン粗精製品に終濃度が0.05Mとなるように1Mリン酸カリウム緩衝液(pH7.4)を添加した後、10NのNaOHを用いてpHを約7.4に調整した。NaClを終濃度が2Mとなるように添加し、4℃にて攪拌しながら保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離を行い、沈殿を回収した。得られた沈殿の重量の5倍重量の0.1NのHClを用いて溶解した後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離して沈殿を回収した。
得られた沈殿に終濃度が0.5Mとなるように酢酸を添加した。濃塩酸を用いてpHを約3.0に調整した。終濃度が1MとなるようにNaClを添加し、4℃にて攪拌しながら保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離行い、沈殿を回収した。得られた沈殿を0.1Nの HClに溶解した。溶解液を40000rpm、4℃で60分間超遠心分離して上清を回収した。
得られた上清を透析チューブ(Spectra/Por SPECTUM社製)に入れ、10倍量の1mM HCl溶液に対する透析を3回行なった後、0.22μmのフィルター(Millex GP MILLIPORE社製)を用いてろ過し、コラーゲンの精製品を得た。
(6−4) コラーゲンの電気泳動
前記精製品を、Laemmli, U. K., Nature, (1970) 227, 680に記載の方法に準じて、SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動した。電気泳動後のゲルをクマシーブリリアントブルーG250染色液(BIO−RAD社製)で染色した。電気泳動による結果から、ゲル上で明瞭なコラーゲンの単一バンドが確認された。また、当該バンドの分子量もコラーゲンに相当する大きさであった(図6参照)。図6のレーン1にTT061226−1−3株におけるコラーゲン精製品の電気泳動パターンを示す。
前記精製品を、Laemmli, U. K., Nature, (1970) 227, 680に記載の方法に準じて、SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動した。電気泳動後のゲルをクマシーブリリアントブルーG250染色液(BIO−RAD社製)で染色した。電気泳動による結果から、ゲル上で明瞭なコラーゲンの単一バンドが確認された。また、当該バンドの分子量もコラーゲンに相当する大きさであった(図6参照)。図6のレーン1にTT061226−1−3株におけるコラーゲン精製品の電気泳動パターンを示す。
(6−5) アミノ酸分析
精製された組換えヒトコラーゲン1mgを含む0.1M 塩酸溶液を加水分解管に採取し、減圧乾固した後に、6M塩酸溶液500μLを加えた。加水分解管内の気体を窒素に置換後、減圧しながら封管した。
封管した加水分解管を110℃にて24時間保持して、精製された組換えヒトコラーゲンの加水分解処理を行った。加水分解管を開管したのち、塩酸を減圧乾固した。
加水分解後のヒトコラーゲンを2 mLの20mMのHClにて溶解し、加水分解物10μgをニンヒドリン発色法((株)日立製作所 L-8800形高速アミノ酸分析計)にて分析した。
尚、カラムはイオン交換樹脂カラム(#2622)、溶離液は市販品L-8500 Buffer Solution PH-1(021-09111、和光純薬)、L-8500 Buffer Solution PH-2(028-09121、和光純薬)、L-8500 Buffer Solution PH-3(025-09131、和光純薬)、L-8500 Buffer Solution PH-4(022-09141、和光純薬)、及び、L-8500 Column Regenerating Solution PH(PH-RG)(036-12531、和光純薬)を使用した。ニンヒドリンによるアミノ酸の発色には、市販品であるNinhydrin Solution Set(201-06251、和光純薬)を使用した。アミノ酸混合標準液は、市販品であるAMINO ACID CALIBRATION MIXTURE(782-3140)、(株)日立ハイテクフィールディング)にtrans-4-Hydroxy-L-PROLINE(H-6002、Sigma)、及び、DL-plus allo-δ Hydroxylysine, HCl(3920、CALBIO. CHEM.)を添加し、各アミノ酸濃度が100nmol/mL(ただし、プロリン及びヒドロキシプロリンは200nmol/mL)になるように調製したものを用いた。
図7に示すように、本実施例では水酸化リジンの割合が、全リジン残基のうち36.9%にまで上昇することが明らかになった。
精製された組換えヒトコラーゲン1mgを含む0.1M 塩酸溶液を加水分解管に採取し、減圧乾固した後に、6M塩酸溶液500μLを加えた。加水分解管内の気体を窒素に置換後、減圧しながら封管した。
封管した加水分解管を110℃にて24時間保持して、精製された組換えヒトコラーゲンの加水分解処理を行った。加水分解管を開管したのち、塩酸を減圧乾固した。
加水分解後のヒトコラーゲンを2 mLの20mMのHClにて溶解し、加水分解物10μgをニンヒドリン発色法((株)日立製作所 L-8800形高速アミノ酸分析計)にて分析した。
尚、カラムはイオン交換樹脂カラム(#2622)、溶離液は市販品L-8500 Buffer Solution PH-1(021-09111、和光純薬)、L-8500 Buffer Solution PH-2(028-09121、和光純薬)、L-8500 Buffer Solution PH-3(025-09131、和光純薬)、L-8500 Buffer Solution PH-4(022-09141、和光純薬)、及び、L-8500 Column Regenerating Solution PH(PH-RG)(036-12531、和光純薬)を使用した。ニンヒドリンによるアミノ酸の発色には、市販品であるNinhydrin Solution Set(201-06251、和光純薬)を使用した。アミノ酸混合標準液は、市販品であるAMINO ACID CALIBRATION MIXTURE(782-3140)、(株)日立ハイテクフィールディング)にtrans-4-Hydroxy-L-PROLINE(H-6002、Sigma)、及び、DL-plus allo-δ Hydroxylysine, HCl(3920、CALBIO. CHEM.)を添加し、各アミノ酸濃度が100nmol/mL(ただし、プロリン及びヒドロキシプロリンは200nmol/mL)になるように調製したものを用いた。
図7に示すように、本実施例では水酸化リジンの割合が、全リジン残基のうち36.9%にまで上昇することが明らかになった。
(6−6) 線維形成能の測定
精製された組換えヒトコラーゲンを1mMのHClに対して透析したのち、タンパク質濃度が0.06%になるように透析時の外液で希釈した。続いて、6倍濃度のD−PBS(−)(塩化ナトリウム8g、リン酸一水素二ナトリウム1.15g、塩化カリウム0.2g、リン酸水素カリウム0.2gを水に溶解し1000mLとしたもの)を加え、最終コラーゲン濃度が0.05%、D−PBS(−)の濃度が1倍になる様に調製した。尚、調製後のpHは、7.3〜7.4であった。前記精製された組換えヒトコラーゲンをジャケット付石英ガラスセルに入れ、油回転ポンプを用いて減圧脱気した後、分光光度計(U-2000、(株)日立製作所)のセル台にセットした。37℃の循環水を流した状態にて、波長400nmの吸光度を経時的に測定した(サンプリングポイントは30秒)。
図8に示すように、TT061226−1−3株から調製したコラーゲンでは、線維形成能が上昇していることが明らかになった。
尚本発明は、以上説示した各構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態や実施例にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態や実施例についても本発明の技術的範囲に含まれる。
精製された組換えヒトコラーゲンを1mMのHClに対して透析したのち、タンパク質濃度が0.06%になるように透析時の外液で希釈した。続いて、6倍濃度のD−PBS(−)(塩化ナトリウム8g、リン酸一水素二ナトリウム1.15g、塩化カリウム0.2g、リン酸水素カリウム0.2gを水に溶解し1000mLとしたもの)を加え、最終コラーゲン濃度が0.05%、D−PBS(−)の濃度が1倍になる様に調製した。尚、調製後のpHは、7.3〜7.4であった。前記精製された組換えヒトコラーゲンをジャケット付石英ガラスセルに入れ、油回転ポンプを用いて減圧脱気した後、分光光度計(U-2000、(株)日立製作所)のセル台にセットした。37℃の循環水を流した状態にて、波長400nmの吸光度を経時的に測定した(サンプリングポイントは30秒)。
図8に示すように、TT061226−1−3株から調製したコラーゲンでは、線維形成能が上昇していることが明らかになった。
尚本発明は、以上説示した各構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態や実施例にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態や実施例についても本発明の技術的範囲に含まれる。
実施例7 (リジルヒドロキシラーゼ2、プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット、及び、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブニット発現酵母の作製)
(7−1) リジルヒドロキシラーゼ2遺伝子、プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子、及び、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブニット遺伝子の酵母への導入
遺伝子導入プラスミドであるpEXP−LH2(+)−P4HABを、酵母コマガタエラ パストリスPPY12株(ATCCより購入、ATCC204163)に導入し、相同的組換えにより染色体に組み込んだ。当該遺伝子導入方法を以下に説明する。
100mlのYPD液体培地(イーストエキストラクト1g、及び、バクトペプトン2gをイオン交換水に溶解し、全量を90mlとした後オートクレーブで滅菌し、当該培地と別途濾過滅菌した20%グルコース10mlとを混合して作製)に酵母コマガタエラ パストリスPPY12株を接種し、30℃にて菌濁度(OD600)=約10となるまで培養した。80mlの培養液を氷上にて冷却した後、3000g、4℃にて10分間遠心分離し菌体を沈殿させた。上清を取り除き、等量、1/2量、1/4量の氷冷滅菌蒸留水で順次洗菌した。その後、1/4量の氷冷1Mソルビトールに菌体を懸濁し、3000g、4℃にて10分間遠心分離を行い、菌体を回収した。得られた菌体を氷冷1Mソルビトールに懸濁し、OD600=約150に調整した。
10μgのpEXP−LH2(+)−P4HABを制限酵素AatIIで切断した。エタノール沈殿でDNAを回収し5μlの10mM Tris−HClに溶解してDNA溶液を調製した。
菌体懸濁液100μlを滅菌試験管にとり、5μlのDNA溶液と混合した。遺伝子導入装置(BTX社製のECM630)を酵母用の条件(1500V/2mm、25μF、並列抵抗値200Ω)に設定し、電極付キュベットに前記混合液を移した後、装置にセットしてパルスを加えた。その後、電圧を与えた後の混合液に1mlの1Mソルビトールを混合した。当該混合液200μlをMD寒天培地(終濃度1.34%イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、2%グルコース、0.005%ヒスチジン、2%寒天)上に広げ、30℃にて48時間培養した。MD寒天培地上に形成したコロニーを形質転換酵母として単離した。
遺伝子導入プラスミドであるpEXP−LH2(+)−P4HABを、酵母コマガタエラ パストリスPPY12株(ATCCより購入、ATCC204163)に導入し、相同的組換えにより染色体に組み込んだ。当該遺伝子導入方法を以下に説明する。
100mlのYPD液体培地(イーストエキストラクト1g、及び、バクトペプトン2gをイオン交換水に溶解し、全量を90mlとした後オートクレーブで滅菌し、当該培地と別途濾過滅菌した20%グルコース10mlとを混合して作製)に酵母コマガタエラ パストリスPPY12株を接種し、30℃にて菌濁度(OD600)=約10となるまで培養した。80mlの培養液を氷上にて冷却した後、3000g、4℃にて10分間遠心分離し菌体を沈殿させた。上清を取り除き、等量、1/2量、1/4量の氷冷滅菌蒸留水で順次洗菌した。その後、1/4量の氷冷1Mソルビトールに菌体を懸濁し、3000g、4℃にて10分間遠心分離を行い、菌体を回収した。得られた菌体を氷冷1Mソルビトールに懸濁し、OD600=約150に調整した。
10μgのpEXP−LH2(+)−P4HABを制限酵素AatIIで切断した。エタノール沈殿でDNAを回収し5μlの10mM Tris−HClに溶解してDNA溶液を調製した。
菌体懸濁液100μlを滅菌試験管にとり、5μlのDNA溶液と混合した。遺伝子導入装置(BTX社製のECM630)を酵母用の条件(1500V/2mm、25μF、並列抵抗値200Ω)に設定し、電極付キュベットに前記混合液を移した後、装置にセットしてパルスを加えた。その後、電圧を与えた後の混合液に1mlの1Mソルビトールを混合した。当該混合液200μlをMD寒天培地(終濃度1.34%イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、2%グルコース、0.005%ヒスチジン、2%寒天)上に広げ、30℃にて48時間培養した。MD寒天培地上に形成したコロニーを形質転換酵母として単離した。
(7−2) リジルヒドロキシラーゼ2遺伝子導入の確認
形質転換酵母の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い染色体上にリジルヒドロキシラーゼ2遺伝子が組み込まれていることを確認した。
MD寒天培地上に形成したコロニーから少量の菌体を採り10μlの滅菌蒸留水に懸濁した。懸濁液に5μlの2000u/μlLyticase(シグマ社から購入)を加え、30℃で20分間保温した。その後、−80℃で10分間、98℃で5分間保温した後、12000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を回収し染色体DNA抽出液として用いた。
オリゴヌクレオチド44及びオリゴヌクレオチド45を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド44は、リジルヒドロキシラーゼ2の5’末端、当該オリゴヌクレオチド45は3’末端に位置するオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド44及び45をプライマーとし、染色体DNA抽出液を鋳型として用いたPCRにより、リジルヒドロキシラーゼ2遺伝子の二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド44:TATTCGAAACGATGGGGGGATGCACGGTG(配列番号44)
(b)オリゴヌクレオチド45:CGACTAGTTTAGGGATCTATAAATGACACTG(配列番号45)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のBlendTaqを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(f)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
形質転換酵母の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い染色体上にリジルヒドロキシラーゼ2遺伝子が組み込まれていることを確認した。
MD寒天培地上に形成したコロニーから少量の菌体を採り10μlの滅菌蒸留水に懸濁した。懸濁液に5μlの2000u/μlLyticase(シグマ社から購入)を加え、30℃で20分間保温した。その後、−80℃で10分間、98℃で5分間保温した後、12000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を回収し染色体DNA抽出液として用いた。
オリゴヌクレオチド44及びオリゴヌクレオチド45を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド44は、リジルヒドロキシラーゼ2の5’末端、当該オリゴヌクレオチド45は3’末端に位置するオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド44及び45をプライマーとし、染色体DNA抽出液を鋳型として用いたPCRにより、リジルヒドロキシラーゼ2遺伝子の二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド44:TATTCGAAACGATGGGGGGATGCACGGTG(配列番号44)
(b)オリゴヌクレオチド45:CGACTAGTTTAGGGATCTATAAATGACACTG(配列番号45)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のBlendTaqを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(f)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて2分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて4分間の伸長反応からなるサイクルを40回行った。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約2200bpの単一バンドが観察された。これによって、染色体上にリジルヒドロキシラーゼ2遺伝子が導入されていることが明らかになった。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約2200bpの単一バンドが観察された。これによって、染色体上にリジルヒドロキシラーゼ2遺伝子が導入されていることが明らかになった。
(7−3) プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子導入の確認
形質転換酵母の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い染色体上にプロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子が組み込まれていることを確認した。
MD寒天培地上に形成したコロニーから少量の菌体を採り10μlの滅菌蒸留水に懸濁した。懸濁液に5μlの2000u/μlLyticase(シグマ社から購入)を加え、30℃で20分間保温した。その後、−80℃で10分間、98℃で5分間保温した後、12000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を回収し染色体DNA抽出液として用いた。
オリゴヌクレオチド27及びオリゴヌクレオチド28を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド27は、プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子の5’末端、当該オリゴヌクレオチド28は3’末端に位置するオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド27及び28をプライマーとし、染色体DNA抽出液を鋳型として用いたPCRにより、プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子の二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド27: TATTCGAAACGATGATCTGGTATATATTAATTATA(配列番号27)
(b)オリゴヌクレオチド28: TTGCTAGCTCATTCCAATTCTGACAACGTACAAGG(配列番号28)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のBlendTaqを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(f)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
形質転換酵母の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い染色体上にプロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子が組み込まれていることを確認した。
MD寒天培地上に形成したコロニーから少量の菌体を採り10μlの滅菌蒸留水に懸濁した。懸濁液に5μlの2000u/μlLyticase(シグマ社から購入)を加え、30℃で20分間保温した。その後、−80℃で10分間、98℃で5分間保温した後、12000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を回収し染色体DNA抽出液として用いた。
オリゴヌクレオチド27及びオリゴヌクレオチド28を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド27は、プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子の5’末端、当該オリゴヌクレオチド28は3’末端に位置するオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド27及び28をプライマーとし、染色体DNA抽出液を鋳型として用いたPCRにより、プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子の二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド27: TATTCGAAACGATGATCTGGTATATATTAATTATA(配列番号27)
(b)オリゴヌクレオチド28: TTGCTAGCTCATTCCAATTCTGACAACGTACAAGG(配列番号28)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のBlendTaqを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(f)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて2分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて4分間の伸長反応からなるサイクルを40回行った。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約1600bpの単一バンドが観察された。これによって、染色体上にプロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子が導入されていることが明らかになった。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約1600bpの単一バンドが観察された。これによって、染色体上にプロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子が導入されていることが明らかになった。
(7−4) プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子導入の確認
形質転換酵母の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い染色体上にプロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子が組み込まれていることを確認した。
MD寒天培地上に形成したコロニーから少量の菌体を採り10μlの滅菌蒸留水に懸濁した。懸濁液に5μlの2000u/μlLyticase(シグマ社から購入)を加え、30℃で20分間保温した。その後、−80℃で10分間、98℃で5分間保温した後、12000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を回収し染色体DNA抽出液として用いた。
オリゴヌクレオチド33及びオリゴヌクレオチド34を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド33は、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子の5’末端、当該オリゴヌクレオチド34は3’末端に位置するオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド33及び34をプライマーとし、染色体DNA抽出液を鋳型として用いたPCRにより、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子の二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド33:TTACTAGTGACGCCCCCGAGGAGGA(配列番号33)
(b)オリゴヌクレオチド34:TTACTAGTTTACAGTTCATCTTTCACAGCTTTCT(配列番号34)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のBlendTaqを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(f)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
形質転換酵母の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い染色体上にプロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子が組み込まれていることを確認した。
MD寒天培地上に形成したコロニーから少量の菌体を採り10μlの滅菌蒸留水に懸濁した。懸濁液に5μlの2000u/μlLyticase(シグマ社から購入)を加え、30℃で20分間保温した。その後、−80℃で10分間、98℃で5分間保温した後、12000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を回収し染色体DNA抽出液として用いた。
オリゴヌクレオチド33及びオリゴヌクレオチド34を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド33は、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子の5’末端、当該オリゴヌクレオチド34は3’末端に位置するオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド33及び34をプライマーとし、染色体DNA抽出液を鋳型として用いたPCRにより、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子の二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド33:TTACTAGTGACGCCCCCGAGGAGGA(配列番号33)
(b)オリゴヌクレオチド34:TTACTAGTTTACAGTTCATCTTTCACAGCTTTCT(配列番号34)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のBlendTaqを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(f)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて2分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて4分間の伸長反応からなるサイクルを40回行った。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約1500bpの単一バンドが観察された。これによって、染色体上にプロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子が導入されていることが明らかになった。
以上、7−2、7−3、及び、7−4の遺伝子導入の確認を行った結果、すべての遺伝子が導入された組換え酵母としてTT061018−3−5株が得られた。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約1500bpの単一バンドが観察された。これによって、染色体上にプロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子が導入されていることが明らかになった。
以上、7−2、7−3、及び、7−4の遺伝子導入の確認を行った結果、すべての遺伝子が導入された組換え酵母としてTT061018−3−5株が得られた。
(7−5) リジルヒドロキシラーゼ2の発現の確認
TT061018−3−5株を、100mlのBMGY培地(1%イーストエキストラクト、2%ペプトン、100mMリン酸緩衝液、1.34%イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、1%グリセロール、0.005%ヒスチジン)に接種して、30℃にて26時間培養した。その後、得られた培養液を5000g、室温で10分間遠心分離して菌体を得た。
回収した菌体をOD600=約10になる様に50mlのBMM培地(100mMリン酸緩衝液、1.34% イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、0.5%メタノール、0.005%ヒスチジン)に植菌し、30℃にて60時間培養した。この間、約12時間おきに50%メタノールを0.5ml添加した。
TT061018−3−5株を、100mlのBMGY培地(1%イーストエキストラクト、2%ペプトン、100mMリン酸緩衝液、1.34%イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、1%グリセロール、0.005%ヒスチジン)に接種して、30℃にて26時間培養した。その後、得られた培養液を5000g、室温で10分間遠心分離して菌体を得た。
回収した菌体をOD600=約10になる様に50mlのBMM培地(100mMリン酸緩衝液、1.34% イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、0.5%メタノール、0.005%ヒスチジン)に植菌し、30℃にて60時間培養した。この間、約12時間おきに50%メタノールを0.5ml添加した。
0.7mlの前記培養液を5000g、4℃にて10分間遠心分離した後、菌体を回収し、0.7mlの氷冷した蒸留水に懸濁した。前記懸濁液を5000g、4℃にて10分間遠心分離し、得られた菌体を0.7mlの滅菌蒸留水に再懸濁した。
得られた菌体からRNeasy Kit (QIAGEN)を用いてtotal RNAを抽出した後、得られたtotal RNAを鋳型として用いて逆転写反応を行いcDNAを合成した。逆転写はTaKaRA RNA PCR Kit(AMV)ver.3.0を用い、逆転写反応プライマーはRandom 9merを用いた。
オリゴヌクレオチド62及びオリゴヌクレオチド63を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド62及びオリゴヌクレオチド63は、PLOD2遺伝子のN末端側約600bpを増幅するプライマーである。
下記オリゴヌクレオチド62及び63をプライマーとし、逆転写反応により得られたcDNAを鋳型として用いたPCRにより、PLOD2遺伝子の転写産物に由来する二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド62:TGGAGAGGTGGTGATGGAATT(配列番号82)
(b)オリゴヌクレオチド63:AAAGAGTGCAGCCATTATCCTG(配列番号83)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のBlendTaqを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(f)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
得られた菌体からRNeasy Kit (QIAGEN)を用いてtotal RNAを抽出した後、得られたtotal RNAを鋳型として用いて逆転写反応を行いcDNAを合成した。逆転写はTaKaRA RNA PCR Kit(AMV)ver.3.0を用い、逆転写反応プライマーはRandom 9merを用いた。
オリゴヌクレオチド62及びオリゴヌクレオチド63を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド62及びオリゴヌクレオチド63は、PLOD2遺伝子のN末端側約600bpを増幅するプライマーである。
下記オリゴヌクレオチド62及び63をプライマーとし、逆転写反応により得られたcDNAを鋳型として用いたPCRにより、PLOD2遺伝子の転写産物に由来する二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド62:TGGAGAGGTGGTGATGGAATT(配列番号82)
(b)オリゴヌクレオチド63:AAAGAGTGCAGCCATTATCCTG(配列番号83)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のBlendTaqを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(f)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、94℃にて30秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて1分間の伸長反応からなるサイクルを30回行った。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約600bpの単一バンドが観察された。これにより、染色体上に入されているPLOD2遺伝子が発現していることが明らかになった。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約600bpの単一バンドが観察された。これにより、染色体上に入されているPLOD2遺伝子が発現していることが明らかになった。
(7−6) プロリルヒドロキシラーゼα1サブユニットの発現の確認
TT061018−3−5株を、100mlのBMGY培地(1%イーストエキストラクト、2%ペプトン、100mMリン酸緩衝液、1.34%イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、1%グリセロール、0.005%ヒスチジン)に接種して、30℃にて26時間培養した。その後、得られた培養液を5000g、室温で10分間遠心分離して菌体を得た。
回収した菌体をOD600=約10になる様に50mlのBMM培地(100mMリン酸緩衝液、1.34% イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、0.5%メタノール、0.005%ヒスチジン)に植菌し、30℃にて60時間培養した。この間、約12時間おきに50%メタノールを0.5ml添加した。
TT061018−3−5株を、100mlのBMGY培地(1%イーストエキストラクト、2%ペプトン、100mMリン酸緩衝液、1.34%イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、1%グリセロール、0.005%ヒスチジン)に接種して、30℃にて26時間培養した。その後、得られた培養液を5000g、室温で10分間遠心分離して菌体を得た。
回収した菌体をOD600=約10になる様に50mlのBMM培地(100mMリン酸緩衝液、1.34% イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、0.5%メタノール、0.005%ヒスチジン)に植菌し、30℃にて60時間培養した。この間、約12時間おきに50%メタノールを0.5ml添加した。
4mlの前記培養液を5000g、4℃にて10分間遠心分離した後、菌体を回収し、2mlの氷冷した蒸留水に懸濁した。前記懸濁液を5000g、4℃にて10分間遠心分離し、得られた菌体を0.7mlの200mM、pH7.4のリン酸カリウム緩衝液に再懸濁した。
マルチビーズショッカー(安井器械社製)を用いて懸濁液を破砕した。破砕は酵母用の破砕条件(ガラスビーズ0.5mmΦ、2500rpm、40分)にて行った。得られた破砕液を10000rpm、4℃にて10分間遠心分離した後、上清を回収した。
上清をLaemmli, U. K., Nature, (1970) 227, 680に記載の方法に準じてSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動した。泳動終了後、アクリルアミドゲルを、PVDFメンブレン(イモビロン−P、ミリポア社製)にブロットした。
得られたメンブレンを25mlのBlocking one(ナカライテスクより購入)中で1時間振とうし、その後、PBS−T(0.5%のTween‐20を含むPBS溶液)にて2回洗浄した。
マルチビーズショッカー(安井器械社製)を用いて懸濁液を破砕した。破砕は酵母用の破砕条件(ガラスビーズ0.5mmΦ、2500rpm、40分)にて行った。得られた破砕液を10000rpm、4℃にて10分間遠心分離した後、上清を回収した。
上清をLaemmli, U. K., Nature, (1970) 227, 680に記載の方法に準じてSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動した。泳動終了後、アクリルアミドゲルを、PVDFメンブレン(イモビロン−P、ミリポア社製)にブロットした。
得られたメンブレンを25mlのBlocking one(ナカライテスクより購入)中で1時間振とうし、その後、PBS−T(0.5%のTween‐20を含むPBS溶液)にて2回洗浄した。
5μlの抗プロリルヒドロキシラーゼα1抗体(63167、MPBIOMEDICALS社より購入)を10mlのCan Get Signal solution1(東洋紡社製)で希釈して希釈液を調製し、前記メンブレンを希釈液に浸漬し1時間振とうした。振とう後、前記メンブレンを25mlのPBS−Tで3回洗浄した。その後、10μlの2次抗体(坑マウス IgG-HRP Linked ヒツジ抗体 NA-931、GEヘルスケアバイオサイエンス社製)を10mlのCan Get Signal solution2(東洋紡社製)で希釈して希釈液を調製し、前記メンブレンを希釈液に浸漬して1時間振とうした。振とう後、前記メンブレンを25mlのPBS−Tにて3回洗浄した。洗浄後のメンブレンを化学発光検出試薬(ECL Western Blotting Detection System、GEヘルスケアバイオサイエンス社製)を用いて発光させ、イメージアナライザー(LAS-3000UVmini 富士フィルム社製)で当該発光を検出した。その結果、TT061018−3−5株ではプロリルヒドロキシラーゼα1サブユニットに相当する分子量のバンドが検出されたことから、プロリルヒドロキシラーゼα1サブユニットを生産していることが示された。
(7−7) プロリルヒドロキシラーゼβサブユニットの発現の確認
TT061018−3−5株を、100mlのBMGY培地(1%イーストエキストラクト、2%ペプトン、100mMリン酸緩衝液、1.34%イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、1%グリセロール、0.005%ヒスチジン)に接種して、30℃にて26時間培養した。その後、得られた培養液を5000g、室温で10分間遠心分離して菌体を得た。
回収した菌体をOD600=約10になる様に50mlのBMM培地(100mMリン酸緩衝液、1.34% イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、0.5%メタノール、0.005%ヒスチジン)に植菌し、30℃にて60時間培養した。この間、約12時間おきに50%メタノールを0.5ml添加した。
TT061018−3−5株を、100mlのBMGY培地(1%イーストエキストラクト、2%ペプトン、100mMリン酸緩衝液、1.34%イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、1%グリセロール、0.005%ヒスチジン)に接種して、30℃にて26時間培養した。その後、得られた培養液を5000g、室温で10分間遠心分離して菌体を得た。
回収した菌体をOD600=約10になる様に50mlのBMM培地(100mMリン酸緩衝液、1.34% イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、0.5%メタノール、0.005%ヒスチジン)に植菌し、30℃にて60時間培養した。この間、約12時間おきに50%メタノールを0.5ml添加した。
4mlの前記培養液を5000g、4℃にて10分間遠心分離した後、菌体を回収し、2mlの氷冷した蒸留水に懸濁した。前記懸濁液を5000g、4℃にて10分間遠心分離し、得られた菌体を0.7mlの200mM、pH7.4のリン酸カリウム緩衝液に再懸濁した。
マルチビーズショッカー(安井器械社製)を用いて懸濁液を破砕した。破砕は酵母用の破砕条件(ガラスビーズ0.5mmΦ、2500rpm、40分)にて行った。得られた破砕液を10000rpm、4℃にて10分間遠心分離した後、上清を回収した。
上清をLaemmli, U. K., Nature, (1970) 227, 680に記載の方法に準じてSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動した。泳動終了後、アクリルアミドゲルを、PVDFメンブレン(イモビロン−P、ミリポア社製)にブロットした。
得られたメンブレンを25mlのBlocking one(ナカライテスクより購入)中で1時間振とうし、その後、PBS−T(0.5%のTween‐20を含むPBS溶液)にて2回洗浄した。
マルチビーズショッカー(安井器械社製)を用いて懸濁液を破砕した。破砕は酵母用の破砕条件(ガラスビーズ0.5mmΦ、2500rpm、40分)にて行った。得られた破砕液を10000rpm、4℃にて10分間遠心分離した後、上清を回収した。
上清をLaemmli, U. K., Nature, (1970) 227, 680に記載の方法に準じてSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動した。泳動終了後、アクリルアミドゲルを、PVDFメンブレン(イモビロン−P、ミリポア社製)にブロットした。
得られたメンブレンを25mlのBlocking one(ナカライテスクより購入)中で1時間振とうし、その後、PBS−T(0.5%のTween‐20を含むPBS溶液)にて2回洗浄した。
2μlの抗プロリルヒドロキシラーゼβ抗体(SPA−890、Stressgen社より購入)を10mlのCan Get Signal solution1(東洋紡社製)で希釈して希釈液を調製し、前記メンブレンを希釈液に浸漬し1時間振とうした。振とう後、前記メンブレンを25mlのPBS−Tで3回洗浄した。その後、1μlの2次抗体(坑ウサギ IgG-HRP Linked ロバ抗体 NA-934、GEヘルスケアバイオサイエンス社製)を10mlのCan Get Signal solution2(東洋紡社製)で希釈して希釈液を調製し、前記メンブレンを希釈液に浸漬して1時間振とうした。振とう後、前記メンブレンを25mlのPBS−Tにて3回洗浄した。洗浄後のメンブレンを化学発光検出試薬(ECL plus Western Blotting Detection System、GEヘルスケアバイオサイエンス社製)を用いて発光させ、イメージアナライザー(LAS-3000UVmini 富士フィルム社製)で当該発光を検出した。その結果、TT061018−3−5株ではプロリルヒドロキシラーゼβサブユニットに相当する分子量のバンドが検出されたことから、プロリルヒドロキシラーゼβサブユニットを生産していることが示された。
実施例8 (ヒトコラーゲンTypeI発現酵母の作製)
(8−1) ヒトコラーゲンTypeIα1遺伝子及びヒトコラーゲンTypeIα2遺伝子の酵母への導入
遺伝子導入プラスミドであるpEXP−HA−HsCOL1A2−1A1を前記リジルヒドロキシラーゼ1、プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット、及び、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子導入酵母TT061018−1−13株、及び、前記リジルヒドロキシラーゼ2、プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット、及び、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子導入酵母TT061018−3−5株に導入し、相同的組換えにより染色体に組み込んだ。当該遺伝子導入方法について以下に説明する。
100mlのYPD液体培地に酵母TT061018−1−13株、TT061018−3−5株を各々接種し、30℃にて菌濁度(OD600)=約10となるまで培養した。80mlの培養液を氷上にて冷却した後、3000g、4℃にて10分間遠心分離し菌体を沈殿させた。上清を取り除き、等量、1/2量、1/4量の氷冷滅菌蒸留水で順次洗菌した。その後、1/4量の氷冷1Mソルビトールに菌体を懸濁し、3000g、4℃にて10分間遠心分離を行い、菌体を回収した。得られた菌体を氷冷1Mソルビトールに懸濁し、OD600=約150に調整した。
遺伝子導入プラスミドであるpEXP−HA−HsCOL1A2−1A1を前記リジルヒドロキシラーゼ1、プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット、及び、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子導入酵母TT061018−1−13株、及び、前記リジルヒドロキシラーゼ2、プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット、及び、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子導入酵母TT061018−3−5株に導入し、相同的組換えにより染色体に組み込んだ。当該遺伝子導入方法について以下に説明する。
100mlのYPD液体培地に酵母TT061018−1−13株、TT061018−3−5株を各々接種し、30℃にて菌濁度(OD600)=約10となるまで培養した。80mlの培養液を氷上にて冷却した後、3000g、4℃にて10分間遠心分離し菌体を沈殿させた。上清を取り除き、等量、1/2量、1/4量の氷冷滅菌蒸留水で順次洗菌した。その後、1/4量の氷冷1Mソルビトールに菌体を懸濁し、3000g、4℃にて10分間遠心分離を行い、菌体を回収した。得られた菌体を氷冷1Mソルビトールに懸濁し、OD600=約150に調整した。
10μgのpEXP−HA−HsCOL1A2−1A1を制限酵素XbaIで切断した。エタノール沈殿でDNAを回収し5μlの10mM Tris−HClに溶解してDNA溶液を調製した。
菌体懸濁液100μlを滅菌試験管にとり、5μlのDNA溶液と混合した。遺伝子導入装置(BTX社製のECM630)を酵母用の条件(1500V/2mm、25μF、並列抵抗値200Ω)に設定し、電極付キュベットに前記混合液を移した後、装置にセットしてパルスを加えた。その後、電圧を与えた後の混合液に1mlの1Mソルビトールを混合した。当該混合液200μlをMD寒天培地上に広げ、30℃にて48時間培養した。MD寒天培地上に形成したコロニーを形質転換酵母として単離した。
菌体懸濁液100μlを滅菌試験管にとり、5μlのDNA溶液と混合した。遺伝子導入装置(BTX社製のECM630)を酵母用の条件(1500V/2mm、25μF、並列抵抗値200Ω)に設定し、電極付キュベットに前記混合液を移した後、装置にセットしてパルスを加えた。その後、電圧を与えた後の混合液に1mlの1Mソルビトールを混合した。当該混合液200μlをMD寒天培地上に広げ、30℃にて48時間培養した。MD寒天培地上に形成したコロニーを形質転換酵母として単離した。
(8−2) ヒトコラーゲンTypeIα1遺伝子導入の確認
形質転換酵母の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い染色体上にヒトコラーゲンTypeIα1遺伝子が組み込まれていることを確認した。
MD寒天培地上に形成したコロニーから少量の菌体を採り10μlの滅菌蒸留水に懸濁した。懸濁液に5μlの2000u/μlLyticase(シグマ社から購入)を加え、30℃で20分間保温した。その後、−80℃で10分間、98℃で5分間保温した後、12000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を回収し染色体DNA抽出液として用いた。
オリゴヌクレオチド56及びオリゴヌクレオチド57を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド56は、ヒトコラーゲンTypeIα1遺伝子の5’末端、当該オリゴヌクレオチド57は3’末端に位置するオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド56及び57をプライマーとし、染色体DNA抽出液を鋳型として用いたPCRにより、ヒトコラーゲンTypeIα1遺伝子の二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド56:TATTCGAAACGATGTTCAGCTTTGTGGACCTCCG(配列番号76)
(b)オリゴヌクレオチド57:TTACTAGTTTACAGGAAGCAGACAGGGCCAA(配列番号77)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のBlendTaqを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(9)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
形質転換酵母の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い染色体上にヒトコラーゲンTypeIα1遺伝子が組み込まれていることを確認した。
MD寒天培地上に形成したコロニーから少量の菌体を採り10μlの滅菌蒸留水に懸濁した。懸濁液に5μlの2000u/μlLyticase(シグマ社から購入)を加え、30℃で20分間保温した。その後、−80℃で10分間、98℃で5分間保温した後、12000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を回収し染色体DNA抽出液として用いた。
オリゴヌクレオチド56及びオリゴヌクレオチド57を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド56は、ヒトコラーゲンTypeIα1遺伝子の5’末端、当該オリゴヌクレオチド57は3’末端に位置するオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド56及び57をプライマーとし、染色体DNA抽出液を鋳型として用いたPCRにより、ヒトコラーゲンTypeIα1遺伝子の二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド56:TATTCGAAACGATGTTCAGCTTTGTGGACCTCCG(配列番号76)
(b)オリゴヌクレオチド57:TTACTAGTTTACAGGAAGCAGACAGGGCCAA(配列番号77)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のBlendTaqを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(9)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて2分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、68℃にて5分間のアニーリング反応、及び、伸長反応からなるサイクルを40回行った。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約4400bpの単一バンドが観察された。これによって、染色体上にヒトコラーゲンTypeIα1遺伝子が導入されていることが明らかになった。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約4400bpの単一バンドが観察された。これによって、染色体上にヒトコラーゲンTypeIα1遺伝子が導入されていることが明らかになった。
(8−3) ヒトコラーゲンTypeIα2遺伝子導入の確認
形質転換酵母の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い染色体上にヒトコラーゲンTypeIα2遺伝子が組み込まれていることを確認した。
MD寒天培地上に形成したコロニーから少量の菌体を採り10μlの滅菌蒸留水に懸濁した。懸濁液に5μlの2000u/μlLyticase(シグマ社から購入)を加え、30℃で20分間保温した。その後、−80℃で10分間、98℃で5分間保温した後、12000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を回収し染色体DNA抽出液として用いた。
オリゴヌクレオチド58及びオリゴヌクレオチド59を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド58は、ヒトコラーゲンTypeIα2遺伝子の5’末端、当該オリゴヌクレオチド59は3’末端に位置するオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド58及び59をプライマーとし、染色体DNA抽出液を鋳型として用いたPCRにより、ヒトコラーゲンTypeIα2遺伝子の二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド58:TATTCGAAACGATGCTCAGCTTTGTGGATACGCG(配列番号78)
(b)オリゴヌクレオチド59:TTACTAGTTTATTTGAAACAGACTGGGCCAATGTC(配列番号79)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のBlendTaqを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(9)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
形質転換酵母の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い染色体上にヒトコラーゲンTypeIα2遺伝子が組み込まれていることを確認した。
MD寒天培地上に形成したコロニーから少量の菌体を採り10μlの滅菌蒸留水に懸濁した。懸濁液に5μlの2000u/μlLyticase(シグマ社から購入)を加え、30℃で20分間保温した。その後、−80℃で10分間、98℃で5分間保温した後、12000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を回収し染色体DNA抽出液として用いた。
オリゴヌクレオチド58及びオリゴヌクレオチド59を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド58は、ヒトコラーゲンTypeIα2遺伝子の5’末端、当該オリゴヌクレオチド59は3’末端に位置するオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド58及び59をプライマーとし、染色体DNA抽出液を鋳型として用いたPCRにより、ヒトコラーゲンTypeIα2遺伝子の二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド58:TATTCGAAACGATGCTCAGCTTTGTGGATACGCG(配列番号78)
(b)オリゴヌクレオチド59:TTACTAGTTTATTTGAAACAGACTGGGCCAATGTC(配列番号79)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のBlendTaqを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(9)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて2分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて5分間の伸長反応からなるサイクルを40回行った。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約4100bpの単一バンドが観察された。これによって、染色体上にヒトコラーゲンTypeIα2遺伝子が導入されていることが明らかになった。
尚、当該酵母について以後、TT061018−1−13株にヒトコラーゲンTypeIα1遺伝子及びヒトコラーゲンTypeIα2遺伝子を導入した株をTT080417−1−8株、TT061018−3−5株にヒトコラーゲンTypeIα1遺伝子及びヒトコラーゲンTypeIα2遺伝子を導入した株をTT080724−1−11株、と記す。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約4100bpの単一バンドが観察された。これによって、染色体上にヒトコラーゲンTypeIα2遺伝子が導入されていることが明らかになった。
尚、当該酵母について以後、TT061018−1−13株にヒトコラーゲンTypeIα1遺伝子及びヒトコラーゲンTypeIα2遺伝子を導入した株をTT080417−1−8株、TT061018−3−5株にヒトコラーゲンTypeIα1遺伝子及びヒトコラーゲンTypeIα2遺伝子を導入した株をTT080724−1−11株、と記す。
(8−4) ヒトコラーゲンTypeIα1及びヒトコラーゲンTypeIα2の発現の確認
TT080417−1−8株、TT080724−1−11株を各々100mlのBMGY培地に接種して、30℃にて26時間培養した。その後、得られた培養液を5000g、室温で10分間遠心分離して菌体を得た。
回収した菌体をOD600=約10になる様に50mlのBMM培地に植菌し、30℃にて60時間培養した。この間、約12時間おきに50%メタノールを0.5ml添加した。
4mlの前記培養液を5000g、4℃にて10分間遠心分離した後、菌体を回収し、2mlの氷冷した蒸留水に懸濁した。前記懸濁液を5000g、4℃にて10分間遠心分離し、得られた菌体を0.7mlの200mM、pH7.4のリン酸カリウム緩衝液に再懸濁した。
TT080417−1−8株、TT080724−1−11株を各々100mlのBMGY培地に接種して、30℃にて26時間培養した。その後、得られた培養液を5000g、室温で10分間遠心分離して菌体を得た。
回収した菌体をOD600=約10になる様に50mlのBMM培地に植菌し、30℃にて60時間培養した。この間、約12時間おきに50%メタノールを0.5ml添加した。
4mlの前記培養液を5000g、4℃にて10分間遠心分離した後、菌体を回収し、2mlの氷冷した蒸留水に懸濁した。前記懸濁液を5000g、4℃にて10分間遠心分離し、得られた菌体を0.7mlの200mM、pH7.4のリン酸カリウム緩衝液に再懸濁した。
マルチビーズショッカー(安井器械社製)を用いて懸濁液を破砕した。破砕は酵母用の破砕条件(ガラスビーズ0.5mmΦ、2500rpm、40分)にて行った。得られた破砕液を10000rpm、4℃にて10分間遠心分離した後、上清を回収した。
上清をLaemmli, U. K., Nature, (1970) 227, 680に記載の方法に準じてSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動した。電気泳動後のゲルをページブルー83(コスモ・バイオ社製)にて染色した。
電気泳動の結果、ゲル上の約100kDa以上の位置に明瞭なバンドが2本存在した。ヒトコラーゲンTypeIα1のプロコラーゲンの分子量は約140kDa、ヒトコラーゲンTypeIα2のプロコラーゲンの分子量は約130kDaであり、これらの結果からTT080417−1−8株、及び、TT080724−1−11株ではヒトコラーゲンTypeIα1及びヒトコラーゲンTypeIα2が発現していることが確認された。
上清をLaemmli, U. K., Nature, (1970) 227, 680に記載の方法に準じてSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動した。電気泳動後のゲルをページブルー83(コスモ・バイオ社製)にて染色した。
電気泳動の結果、ゲル上の約100kDa以上の位置に明瞭なバンドが2本存在した。ヒトコラーゲンTypeIα1のプロコラーゲンの分子量は約140kDa、ヒトコラーゲンTypeIα2のプロコラーゲンの分子量は約130kDaであり、これらの結果からTT080417−1−8株、及び、TT080724−1−11株ではヒトコラーゲンTypeIα1及びヒトコラーゲンTypeIα2が発現していることが確認された。
実施例9 (コラーゲンの解析)
(9−1) 酵母の培養
TT090417−1−8株、及び、TT080724−1−11株を各々100mlのBMGY培地に植菌して、30℃にて20時間前培養を行った。
3L容量のファーメンター(型式:BMS-03P1、エイブル)に0.8LのBasal salt培地を調製した。前培養液を終濃度OD660=約1.25となる様に植菌し、通気攪拌して本培養を開始した。
本培養は、培養温度30℃、最大通気量を0.8vvm(0.8L)、攪拌速度800pmに設定して開始した。培地中のグリセロールがすべて消費され、酸素消費量が低下した時点より、約15g/hの速度でグリセロール流加培地(50%グリセロール、1.2%PMT1溶液)の流加を開始した。グリセロール流加は培養液のOD660=約130となった時点で停止した。その後、メタノール流加培地[98.6%(W/V)メタノール、1.2%PMT1溶液]の添加を開始しメタノール流加培養を行った。メタノール流加開始後、培養温度を32℃に変更し、溶存酸素量を約8ppmとなるよう制御した。また、培養期間を通じて培養液のpHは28%アンモニア水を用いてpH=約5.0に定値制御した。約136時間の培養によりTT080417−1−8株の培養液が1358g、TT080724−1−11株の培養液が1371g得られた。以下に用いた培地の組成を示す。
(a)(Basal salt培地の組成)
(b)85%H3PO4 ・・・26.7mL/L
(c)CaSO4・2H2O ・・・0.93g/L
(d)K2SO4 ・・・18.2g/L
(e)MgSO4・7H2O ・・・14.9g/L
(f)KOH ・・・4.13g/L
(g)グリセロール ・・・40g/L
TT090417−1−8株、及び、TT080724−1−11株を各々100mlのBMGY培地に植菌して、30℃にて20時間前培養を行った。
3L容量のファーメンター(型式:BMS-03P1、エイブル)に0.8LのBasal salt培地を調製した。前培養液を終濃度OD660=約1.25となる様に植菌し、通気攪拌して本培養を開始した。
本培養は、培養温度30℃、最大通気量を0.8vvm(0.8L)、攪拌速度800pmに設定して開始した。培地中のグリセロールがすべて消費され、酸素消費量が低下した時点より、約15g/hの速度でグリセロール流加培地(50%グリセロール、1.2%PMT1溶液)の流加を開始した。グリセロール流加は培養液のOD660=約130となった時点で停止した。その後、メタノール流加培地[98.6%(W/V)メタノール、1.2%PMT1溶液]の添加を開始しメタノール流加培養を行った。メタノール流加開始後、培養温度を32℃に変更し、溶存酸素量を約8ppmとなるよう制御した。また、培養期間を通じて培養液のpHは28%アンモニア水を用いてpH=約5.0に定値制御した。約136時間の培養によりTT080417−1−8株の培養液が1358g、TT080724−1−11株の培養液が1371g得られた。以下に用いた培地の組成を示す。
(a)(Basal salt培地の組成)
(b)85%H3PO4 ・・・26.7mL/L
(c)CaSO4・2H2O ・・・0.93g/L
(d)K2SO4 ・・・18.2g/L
(e)MgSO4・7H2O ・・・14.9g/L
(f)KOH ・・・4.13g/L
(g)グリセロール ・・・40g/L
前記成分を混合後、オートクレーブ滅菌した。28%アンモニア水でpHを5.0に調製した後、2ml/LのPMT1溶液を、及び、1ml/Lの消泡剤メタノール溶液(12.5%アデカノールLG295S)を添加した。
(PMT1溶液の組成)
(a)CuSO4・5H2O ・・・6.0g/L
(b)KI ・・・0.8g/L
(c)MnSO4・H2O ・・・3.0g/L
(d)Na2MoO4・2H2O ・・・0.2g/L
(e)H3BO4 ・・・0.2g
(f)CaSO4・2H2O ・・・0.5g/L
(g)ZnCl2 ・・・20g/L
(h)FeSO4・7H2O ・・・65g/L
(i)ビオチン ・・・0.2g/L
(j)濃硫酸 ・・・5mL/L
前記培養液を5000rpm、4℃で10分間遠心分離して菌体を回収した。培地成分を取り除くため前記菌体をリン酸カリウム緩衝液(50mM、pH6.0)に懸濁した後、懸濁液を遠心分離して菌体を回収した。この作業を合計2回繰り返し、菌体を調製した。TT080417−1−8株の菌体が557g、TT080724−1−11株の菌体が590g得られた。
(PMT1溶液の組成)
(a)CuSO4・5H2O ・・・6.0g/L
(b)KI ・・・0.8g/L
(c)MnSO4・H2O ・・・3.0g/L
(d)Na2MoO4・2H2O ・・・0.2g/L
(e)H3BO4 ・・・0.2g
(f)CaSO4・2H2O ・・・0.5g/L
(g)ZnCl2 ・・・20g/L
(h)FeSO4・7H2O ・・・65g/L
(i)ビオチン ・・・0.2g/L
(j)濃硫酸 ・・・5mL/L
前記培養液を5000rpm、4℃で10分間遠心分離して菌体を回収した。培地成分を取り除くため前記菌体をリン酸カリウム緩衝液(50mM、pH6.0)に懸濁した後、懸濁液を遠心分離して菌体を回収した。この作業を合計2回繰り返し、菌体を調製した。TT080417−1−8株の菌体が557g、TT080724−1−11株の菌体が590g得られた。
(9−2) コラーゲンの抽出・精製
TT080417−1−8株(実施例(9−1)参照)の菌体557g、及び、TT080724−1−11株(実施例(4−1)参照)の菌体590gを破砕してコラーゲンを抽出・精製した。菌体の破砕はダイノミル(DYNO-MILL TypeKDL-A、WILLY A.BACHOFEN AG製)を用いて行った。
前記菌体を40%(W/W)の濃度でリン酸カリウム緩衝液(50mM、pH6.0)に懸濁し、懸濁液を調製した。送液ポンプを用いて、酵母用の条件に設定したダイノミルに前記懸濁液を4000g/時間の速度で送り込んで懸濁液を破砕した。
リン酸カリウム緩衝液(50mM、pH6.0)を加えて菌体破砕液の濃度を1/2に希釈した。終濃度0.2Nで濃塩酸を用えてpHを強酸性(pH1.5以下)に調整した。終濃度5mg/mlとなるようペプシン(P7000、SIGMA)を添加した後、前記菌体破砕液を攪拌しながら4℃で保温した。約96時間後、前記菌体破砕液を9000rpm、4℃で30分間遠心分離し、不溶性の画分を除去して上清を調製した。前記上清に8NのNaOHを添加してpHを約10に調整した後、攪拌しながら4℃で保温した。約16時間後、前記上清を9000rpm、4℃で30分間遠心分離し、不溶性の画分を除去して上清を調製した。
前記上清に終濃度0.5Mとなるように酢酸を添加し、濃塩酸を用いてpHを3.0に調整した後、攪拌しながら4℃で保温した。約16時間後、前記上清を9000rpm、4℃で30分間遠心分離し、不溶性の画分を除去して上清を調製した。前記上清に終濃度1MでNaClを溶解した後、攪拌しながら4℃に保温した。約16時間後、前記上清を9000rpm、4℃で30分間遠心分離し、不溶性の画分を回収した。前記不溶性の画分に0.1NのHClを添加した後、攪拌しながら4℃で保温して溶解液を調製した。約16時間後、前記溶解液を9000rpm、4℃で30分間遠心分離し、不溶性の画分を除去して上清を調製した。
前記上清に終濃度が0.05Mとなるように1Mリン酸カリウム緩衝液(pH7.4)を添加した後、8NのNaOHを用いてpHを約7.4に調整した。終濃度4MでNaClを溶解した後、攪拌しながら4℃で保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離して不溶性の画分を回収した。前記不溶性の画分の重量の2.8倍の重量の0.1N HClを添加した後、攪拌しながら4℃で保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離して不溶性の画分を回収した。前記不溶性の画分に0.1NのHClを添加して攪拌しながら4℃で保温して溶解液を調製した。約16時間後、前記溶解液を9000rpm、4℃で30分間遠心分離し、不溶性の画分を除去して上清を調製した。
前記上清に終濃度が0.5Mとなるように酢酸を添加し、濃塩酸を用いてpHを約3.0に調整した。前記上清に終濃度2MでNaClを溶解した後、攪拌しながら4℃で保温した。約16時間後、前記上清を9000rpm、4℃で30分間遠心分離して、不溶性の画分を回収した。前記不溶性の画分に0.1NのHClを添加した後、攪拌しながら4℃で保温して溶解液を調製した。約16時間後、前記溶解液を9000rpm、4℃で30分間遠心分離し、不溶性の画分を除去して上清を調製した。
前記上清を透析チューブ(Spectra/Por 132665、SPECTUM LABORATORIES)に入れ、10倍容量の1mM HCl溶液に対する透析を3回行なった後、0.22μmのフィルター(Millex GP、ミリポア)を用いてろ過した。TT070327−1−11株の菌体から67.6g、TT080417−1−8株の菌体から25.3g、及び、TT080724−1−1株の菌体から34.7gの精製コラーゲン溶液が得られた。
TT080417−1−8株(実施例(9−1)参照)の菌体557g、及び、TT080724−1−11株(実施例(4−1)参照)の菌体590gを破砕してコラーゲンを抽出・精製した。菌体の破砕はダイノミル(DYNO-MILL TypeKDL-A、WILLY A.BACHOFEN AG製)を用いて行った。
前記菌体を40%(W/W)の濃度でリン酸カリウム緩衝液(50mM、pH6.0)に懸濁し、懸濁液を調製した。送液ポンプを用いて、酵母用の条件に設定したダイノミルに前記懸濁液を4000g/時間の速度で送り込んで懸濁液を破砕した。
リン酸カリウム緩衝液(50mM、pH6.0)を加えて菌体破砕液の濃度を1/2に希釈した。終濃度0.2Nで濃塩酸を用えてpHを強酸性(pH1.5以下)に調整した。終濃度5mg/mlとなるようペプシン(P7000、SIGMA)を添加した後、前記菌体破砕液を攪拌しながら4℃で保温した。約96時間後、前記菌体破砕液を9000rpm、4℃で30分間遠心分離し、不溶性の画分を除去して上清を調製した。前記上清に8NのNaOHを添加してpHを約10に調整した後、攪拌しながら4℃で保温した。約16時間後、前記上清を9000rpm、4℃で30分間遠心分離し、不溶性の画分を除去して上清を調製した。
前記上清に終濃度0.5Mとなるように酢酸を添加し、濃塩酸を用いてpHを3.0に調整した後、攪拌しながら4℃で保温した。約16時間後、前記上清を9000rpm、4℃で30分間遠心分離し、不溶性の画分を除去して上清を調製した。前記上清に終濃度1MでNaClを溶解した後、攪拌しながら4℃に保温した。約16時間後、前記上清を9000rpm、4℃で30分間遠心分離し、不溶性の画分を回収した。前記不溶性の画分に0.1NのHClを添加した後、攪拌しながら4℃で保温して溶解液を調製した。約16時間後、前記溶解液を9000rpm、4℃で30分間遠心分離し、不溶性の画分を除去して上清を調製した。
前記上清に終濃度が0.05Mとなるように1Mリン酸カリウム緩衝液(pH7.4)を添加した後、8NのNaOHを用いてpHを約7.4に調整した。終濃度4MでNaClを溶解した後、攪拌しながら4℃で保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離して不溶性の画分を回収した。前記不溶性の画分の重量の2.8倍の重量の0.1N HClを添加した後、攪拌しながら4℃で保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離して不溶性の画分を回収した。前記不溶性の画分に0.1NのHClを添加して攪拌しながら4℃で保温して溶解液を調製した。約16時間後、前記溶解液を9000rpm、4℃で30分間遠心分離し、不溶性の画分を除去して上清を調製した。
前記上清に終濃度が0.5Mとなるように酢酸を添加し、濃塩酸を用いてpHを約3.0に調整した。前記上清に終濃度2MでNaClを溶解した後、攪拌しながら4℃で保温した。約16時間後、前記上清を9000rpm、4℃で30分間遠心分離して、不溶性の画分を回収した。前記不溶性の画分に0.1NのHClを添加した後、攪拌しながら4℃で保温して溶解液を調製した。約16時間後、前記溶解液を9000rpm、4℃で30分間遠心分離し、不溶性の画分を除去して上清を調製した。
前記上清を透析チューブ(Spectra/Por 132665、SPECTUM LABORATORIES)に入れ、10倍容量の1mM HCl溶液に対する透析を3回行なった後、0.22μmのフィルター(Millex GP、ミリポア)を用いてろ過した。TT070327−1−11株の菌体から67.6g、TT080417−1−8株の菌体から25.3g、及び、TT080724−1−1株の菌体から34.7gの精製コラーゲン溶液が得られた。
(9−3) コラーゲンの電気泳動
前記精製品を、Laemmli, U. K., Nature, (1970) 227, 680に記載の方法に準じて、SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動した。電気泳動後のゲルをページブルー83染色液(ナカライテスク社製)で染色した。図10のレーン2にTT080417−1−8株におけるコラーゲン精製品、レーン3にTT080724−1−11株におけるコラーゲン精製品の電気泳動パターンを示す。電気泳動による結果(図10参照)、各レーンにおいてゲル上で明瞭な2本のバンドが確認され、高分子量1側のバンドがTypeIα1に由来するバンド、また、低分子量側のバンドがTypeIα2に由来するバンドであった。
前記精製品を、Laemmli, U. K., Nature, (1970) 227, 680に記載の方法に準じて、SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動した。電気泳動後のゲルをページブルー83染色液(ナカライテスク社製)で染色した。図10のレーン2にTT080417−1−8株におけるコラーゲン精製品、レーン3にTT080724−1−11株におけるコラーゲン精製品の電気泳動パターンを示す。電気泳動による結果(図10参照)、各レーンにおいてゲル上で明瞭な2本のバンドが確認され、高分子量1側のバンドがTypeIα1に由来するバンド、また、低分子量側のバンドがTypeIα2に由来するバンドであった。
(9−4) アミノ酸分析
TT070327−1−11株から精製された組換えヒトコラーゲン1mgを含む0.1M 塩酸溶液を加水分解管に採取し、減圧乾固した後に、6M塩酸溶液500μLを加えた。加水分解管内の気体を窒素に置換後、減圧しながら封管した。
封管した加水分解管を110℃にて24時間保持して、精製された組換えヒトコラーゲンの加水分解処理を行った。加水分解管を開管したのち、塩酸を減圧乾固した。
加水分解後のヒトコラーゲンを2 mLの20mMのHClにて溶解し、加水分解物10μgをニンヒドリン発色法((株)日立製作所 L-8800形高速アミノ酸分析計)にて分析した。
尚、カラムはイオン交換樹脂カラム(#2622)、溶離液は市販品L-8500 Buffer Solution PH-1(021-09111、和光純薬)、L-8500 Buffer Solution PH-2(028-09121、和光純薬)、L-8500 Buffer Solution PH-3(025-09131、和光純薬)、L-8500 Buffer Solution PH-4(022-09141、和光純薬)、及び、L-8500 Column Regenerating Solution PH(PH-RG)(036-12531、和光純薬)を使用した。ニンヒドリンによるアミノ酸の発色には、市販品であるNinhydrin Solution Set(201-06251、和光純薬)を使用した。アミノ酸混合標準液は、市販品であるAMINO ACID CALIBRATION MIXTURE(782-3140)、(株)日立ハイテクフィールディング)にtrans-4-Hydroxy-L-PROLINE(H-6002、Sigma)、及び、DL-plus allo-δ Hydroxylysine, HCl(3920、CALBIO. CHEM.)を添加し、各アミノ酸濃度が100nmol/mL(ただし、プロリン及びヒドロキシプロリンは200nmol/mL)になるように調製したものを用いた。
図11に示すように、本実施例では水酸化リジンの割合が、全リジン残基のうち50.1%にまで上昇することが明らかになった。
TT070327−1−11株から精製された組換えヒトコラーゲン1mgを含む0.1M 塩酸溶液を加水分解管に採取し、減圧乾固した後に、6M塩酸溶液500μLを加えた。加水分解管内の気体を窒素に置換後、減圧しながら封管した。
封管した加水分解管を110℃にて24時間保持して、精製された組換えヒトコラーゲンの加水分解処理を行った。加水分解管を開管したのち、塩酸を減圧乾固した。
加水分解後のヒトコラーゲンを2 mLの20mMのHClにて溶解し、加水分解物10μgをニンヒドリン発色法((株)日立製作所 L-8800形高速アミノ酸分析計)にて分析した。
尚、カラムはイオン交換樹脂カラム(#2622)、溶離液は市販品L-8500 Buffer Solution PH-1(021-09111、和光純薬)、L-8500 Buffer Solution PH-2(028-09121、和光純薬)、L-8500 Buffer Solution PH-3(025-09131、和光純薬)、L-8500 Buffer Solution PH-4(022-09141、和光純薬)、及び、L-8500 Column Regenerating Solution PH(PH-RG)(036-12531、和光純薬)を使用した。ニンヒドリンによるアミノ酸の発色には、市販品であるNinhydrin Solution Set(201-06251、和光純薬)を使用した。アミノ酸混合標準液は、市販品であるAMINO ACID CALIBRATION MIXTURE(782-3140)、(株)日立ハイテクフィールディング)にtrans-4-Hydroxy-L-PROLINE(H-6002、Sigma)、及び、DL-plus allo-δ Hydroxylysine, HCl(3920、CALBIO. CHEM.)を添加し、各アミノ酸濃度が100nmol/mL(ただし、プロリン及びヒドロキシプロリンは200nmol/mL)になるように調製したものを用いた。
図11に示すように、本実施例では水酸化リジンの割合が、全リジン残基のうち50.1%にまで上昇することが明らかになった。
(9−5) 線維形成能の測定
精製された組換えヒトコラーゲンを1mMのHClに対して透析したのち、コラーゲン質濃度が0.24%になるように透析時の外液で希釈した。続いて、6倍濃度のD−PBS(−)(塩化ナトリウム8g、リン酸一水素二ナトリウム1.15g、塩化カリウム0.2g、リン酸水素カリウム0.2gを水に溶解し1000mLとしたもの)を加え、最終コラーゲン濃度が0.20%、D−PBS(−)の濃度が1倍になる様に調製した。尚、調製後のpHは、7.3〜7.4であった。前記精製された組換えヒトコラーゲンをジャケット付石英ガラスセルに入れ、油回転ポンプを用いて減圧脱気した後、分光光度計(U-2000、(株)日立製作所)のセル台にセットした。37℃の循環水を流した状態にて、波長400nmの吸光度を経時的に測定した(サンプリングポイントは30秒)。
図12に示すように、TT080417−1−8株から調製したコラーゲン、及び、TT080724−1−11株から調製したコラーゲンでは、線維形成能が上昇していることが明らかになった。
精製された組換えヒトコラーゲンを1mMのHClに対して透析したのち、コラーゲン質濃度が0.24%になるように透析時の外液で希釈した。続いて、6倍濃度のD−PBS(−)(塩化ナトリウム8g、リン酸一水素二ナトリウム1.15g、塩化カリウム0.2g、リン酸水素カリウム0.2gを水に溶解し1000mLとしたもの)を加え、最終コラーゲン濃度が0.20%、D−PBS(−)の濃度が1倍になる様に調製した。尚、調製後のpHは、7.3〜7.4であった。前記精製された組換えヒトコラーゲンをジャケット付石英ガラスセルに入れ、油回転ポンプを用いて減圧脱気した後、分光光度計(U-2000、(株)日立製作所)のセル台にセットした。37℃の循環水を流した状態にて、波長400nmの吸光度を経時的に測定した(サンプリングポイントは30秒)。
図12に示すように、TT080417−1−8株から調製したコラーゲン、及び、TT080724−1−11株から調製したコラーゲンでは、線維形成能が上昇していることが明らかになった。
参考例1 (プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット発現酵母の作製)
(1−1) プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子、及び、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブニット遺伝子の酵母への導入
遺伝子導入プラスミドであるpEXP−A−P4HBsig(−)A1revを、酵母コマガタエラ パストリスPPY12株に導入し、相同的組換えにより染色体に組み込んだ。当該遺伝子導入方法を以下に説明する。
100mlのYPD液体培地(イーストエキストラクト1g、及び、バクトペプトン2gをイオン交換水に溶解し、全量を90mlとした後オートクレーブで滅菌し、当該培地と別途濾過滅菌した20%グルコース10mlとを混合して作製)に酵母コマガタエラ パストリスPPY12株を接種し、30℃にて菌濁度(OD600)=約10となるまで培養した。80mlの培養液を氷上にて冷却した後、3000g、4℃にて10分間遠心分離し菌体を沈殿させた。上清を取り除き、等量、1/2量、1/4量の氷冷滅菌蒸留水で順次洗菌した。その後、1/4量の氷冷1Mソルビトールに菌体を懸濁し、3000g、4℃にて10分間遠心分離を行い、菌体を回収した。得られた菌体を氷冷1Mソルビトールに懸濁し、OD600=約150に調整した。
遺伝子導入プラスミドであるpEXP−A−P4HBsig(−)A1revを、酵母コマガタエラ パストリスPPY12株に導入し、相同的組換えにより染色体に組み込んだ。当該遺伝子導入方法を以下に説明する。
100mlのYPD液体培地(イーストエキストラクト1g、及び、バクトペプトン2gをイオン交換水に溶解し、全量を90mlとした後オートクレーブで滅菌し、当該培地と別途濾過滅菌した20%グルコース10mlとを混合して作製)に酵母コマガタエラ パストリスPPY12株を接種し、30℃にて菌濁度(OD600)=約10となるまで培養した。80mlの培養液を氷上にて冷却した後、3000g、4℃にて10分間遠心分離し菌体を沈殿させた。上清を取り除き、等量、1/2量、1/4量の氷冷滅菌蒸留水で順次洗菌した。その後、1/4量の氷冷1Mソルビトールに菌体を懸濁し、3000g、4℃にて10分間遠心分離を行い、菌体を回収した。得られた菌体を氷冷1Mソルビトールに懸濁し、OD600=約150に調整した。
10μgのpEXP−A−P4HBsig(−)A1revを制限酵素AatIIで切断した。エタノール沈殿でDNAを回収し5μlの10mM Tris−HClに溶解してDNA溶液を調製した。
菌体懸濁液100μlを滅菌試験管にとり、5μlのDNA溶液と混合した。遺伝子導入装置(BTX社製のECM630)を酵母用の条件(1500V/2mm、25μF、並列抵抗値200Ω)に設定し、電極付キュベットに前記混合液を移した後、装置にセットしてパルスを加えた。その後、電圧を与えた後の混合液に1mlの1Mソルビトールを混合した。当該混合液200μlをMD寒天培地(終濃度1.34%イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、2%グルコース、0.005%ヒスチジン、2%寒天)上に広げ、30℃にて48時間培養した。MD寒天培地上に形成したコロニーを形質転換酵母として単離した。
菌体懸濁液100μlを滅菌試験管にとり、5μlのDNA溶液と混合した。遺伝子導入装置(BTX社製のECM630)を酵母用の条件(1500V/2mm、25μF、並列抵抗値200Ω)に設定し、電極付キュベットに前記混合液を移した後、装置にセットしてパルスを加えた。その後、電圧を与えた後の混合液に1mlの1Mソルビトールを混合した。当該混合液200μlをMD寒天培地(終濃度1.34%イーストナイトロジェンベース、4×10−5%ビオチン、2%グルコース、0.005%ヒスチジン、2%寒天)上に広げ、30℃にて48時間培養した。MD寒天培地上に形成したコロニーを形質転換酵母として単離した。
(1−2) プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子導入の確認
形質転換酵母の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い染色体上にプロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子が組み込まれていることを確認した。
MD寒天培地上に形成したコロニーから少量の菌体を採り10μlの滅菌蒸留水に懸濁した。懸濁液に5μlの2000u/μlLyticase(シグマ社から購入)を加え、30℃で20分間保温した。その後、−80℃で10分間、98℃で5分間保温した後、12000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を回収し染色体DNA抽出液として用いた。
オリゴヌクレオチド27及び28を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド27は、プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子の5’末端、当該オリゴヌクレオチド28は3’末端に位置するオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド27及びオリゴヌクレオチド28を用いるとともに、染色体DNA抽出液を鋳型として用いたPCRにより、プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子の二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド27:TATTCGAAACGATGATCTGGTATATATTAATTATA(配列番号27)
(b)オリゴヌクレオチド28:TTGCTAGCTCATTCCAATTCTGACAACGTACAAGG(配列番号28)
形質転換酵母の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い染色体上にプロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子が組み込まれていることを確認した。
MD寒天培地上に形成したコロニーから少量の菌体を採り10μlの滅菌蒸留水に懸濁した。懸濁液に5μlの2000u/μlLyticase(シグマ社から購入)を加え、30℃で20分間保温した。その後、−80℃で10分間、98℃で5分間保温した後、12000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を回収し染色体DNA抽出液として用いた。
オリゴヌクレオチド27及び28を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド27は、プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子の5’末端、当該オリゴヌクレオチド28は3’末端に位置するオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド27及びオリゴヌクレオチド28を用いるとともに、染色体DNA抽出液を鋳型として用いたPCRにより、プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子の二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド27:TATTCGAAACGATGATCTGGTATATATTAATTATA(配列番号27)
(b)オリゴヌクレオチド28:TTGCTAGCTCATTCCAATTCTGACAACGTACAAGG(配列番号28)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のBlendTaqを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(f)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(f)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて2分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて4分間の伸長反応からなるサイクルを40回行った。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約1600bpの単一バンドが観察された。これによって、染色体上にプロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子が導入されていることが明らかになった。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約1600bpの単一バンドが観察された。これによって、染色体上にプロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット遺伝子が導入されていることが明らかになった。
(1−3) プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子導入の確認
形質転換酵母の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い染色体上にプロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子が組み込まれていることを確認した。
MD寒天培地上に形成したコロニーから少量の菌体を採り10μlの滅菌蒸留水に懸濁した。懸濁液に5μlの2000u/μlLyticase(シグマ社から購入)を加え、30℃で20分間保温した。その後、−80℃で10分間、98℃で5分間保温した後、12000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を回収し染色体DNA抽出液として用いた。
オリゴヌクレオチド33及びオリゴヌクレオチド34を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド33は、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子の5’末端、当該オリゴヌクレオチド34は3’末端に位置するオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド33及びオリゴヌクレオチド34をプライマーとし、染色体DNA抽出液を鋳型として用いたPCRにより、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子の二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド33:TTACTAGTGACGCCCCCGAGGAGGA(配列番号33)
(b)オリゴヌクレオチド34:TTACTAGTTTACAGTTCATCTTTCACAGCTTTCT(配列番号34)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のBlendTaqを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(f)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
形質転換酵母の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い染色体上にプロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子が組み込まれていることを確認した。
MD寒天培地上に形成したコロニーから少量の菌体を採り10μlの滅菌蒸留水に懸濁した。懸濁液に5μlの2000u/μlLyticase(シグマ社から購入)を加え、30℃で20分間保温した。その後、−80℃で10分間、98℃で5分間保温した後、12000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を回収し染色体DNA抽出液として用いた。
オリゴヌクレオチド33及びオリゴヌクレオチド34を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド33は、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子の5’末端、当該オリゴヌクレオチド34は3’末端に位置するオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド33及びオリゴヌクレオチド34をプライマーとし、染色体DNA抽出液を鋳型として用いたPCRにより、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子の二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド33:TTACTAGTGACGCCCCCGAGGAGGA(配列番号33)
(b)オリゴヌクレオチド34:TTACTAGTTTACAGTTCATCTTTCACAGCTTTCT(配列番号34)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のBlendTaqを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(f)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて2分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて4分間の伸長反応からなるサイクルを40回行った。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約1500bpの単一バンドが観察された。これによって、染色体上にプロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子が導入されていることが明らかになった。
以上、1−2、及び、1−3の遺伝子導入の確認を行った結果、プロリル−4−ヒドロキシラーゼαサブユニット遺伝子、及び、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子が導入された酵母として050518−3−1株が得られた
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約1500bpの単一バンドが観察された。これによって、染色体上にプロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子が導入されていることが明らかになった。
以上、1−2、及び、1−3の遺伝子導入の確認を行った結果、プロリル−4−ヒドロキシラーゼαサブユニット遺伝子、及び、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子が導入された酵母として050518−3−1株が得られた
参考例2 (プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット、及び、ヒトコラーゲンTypeIII発現酵母の作製)
(2−1) ヒトコラーゲンTypeIII遺伝子の酵母への導入
遺伝子導入プラスミドであるpEXP−HA−HsCOL3A1を前記プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット、及び、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子導入酵母050518−3−1株に導入し、相同的組換えにより染色体に組み込んだ。当該遺伝子導入方法について以下に説明する。
100mlのYPD液体培地に酵母050518−3−1株を接種し、30℃にて菌濁度(OD600)=約10となるまで培養した。80mlの培養液を氷上にて冷却した後、3000g、4℃にて10分間遠心分離し菌体を沈殿させた。上清を取り除き、等量、1/2量、1/4量の氷冷滅菌蒸留水で順次洗菌した。その後、1/4量の氷冷1Mソルビトールに菌体を懸濁し、3000g、4℃にて10分間遠心分離を行い、菌体を回収した。得られた菌体を氷冷1Mソルビトールに懸濁し、OD600=約150に調整した。
10μgのpEXP−HA−HsCOL3A1を制限酵素XbaIで切断した。エタノール沈殿でDNAを回収し5μlの10mM Tris−HClに溶解してDNA溶液を調製した。
菌体懸濁液100μlを滅菌試験管にとり、5μlのDNA溶液と混合した。遺伝子導入装置(BTX社製のECM630)を酵母用の条件(1500V/2mm、25μF、並列抵抗値200Ω)に設定し、電極付キュベットに前記混合液を移した後、装置にセットしてパルスを加えた。その後、電圧を与えた後の混合液に1mlの1Mソルビトールを混合した。当該混合液200μlをMD寒天培地上に広げ、30℃にて48時間培養した。MD寒天培地上に形成したコロニーを形質転換酵母として単離した。
(2−1) ヒトコラーゲンTypeIII遺伝子の酵母への導入
遺伝子導入プラスミドであるpEXP−HA−HsCOL3A1を前記プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット、及び、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子導入酵母050518−3−1株に導入し、相同的組換えにより染色体に組み込んだ。当該遺伝子導入方法について以下に説明する。
100mlのYPD液体培地に酵母050518−3−1株を接種し、30℃にて菌濁度(OD600)=約10となるまで培養した。80mlの培養液を氷上にて冷却した後、3000g、4℃にて10分間遠心分離し菌体を沈殿させた。上清を取り除き、等量、1/2量、1/4量の氷冷滅菌蒸留水で順次洗菌した。その後、1/4量の氷冷1Mソルビトールに菌体を懸濁し、3000g、4℃にて10分間遠心分離を行い、菌体を回収した。得られた菌体を氷冷1Mソルビトールに懸濁し、OD600=約150に調整した。
10μgのpEXP−HA−HsCOL3A1を制限酵素XbaIで切断した。エタノール沈殿でDNAを回収し5μlの10mM Tris−HClに溶解してDNA溶液を調製した。
菌体懸濁液100μlを滅菌試験管にとり、5μlのDNA溶液と混合した。遺伝子導入装置(BTX社製のECM630)を酵母用の条件(1500V/2mm、25μF、並列抵抗値200Ω)に設定し、電極付キュベットに前記混合液を移した後、装置にセットしてパルスを加えた。その後、電圧を与えた後の混合液に1mlの1Mソルビトールを混合した。当該混合液200μlをMD寒天培地上に広げ、30℃にて48時間培養した。MD寒天培地上に形成したコロニーを形質転換酵母として単離した。
(2−2) ヒトコラーゲンTypeIII遺伝子導入の確認
形質転換酵母の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い染色体上にヒトコラーゲンTypeIII遺伝子が組み込まれていることを確認した。
MD寒天培地上に形成したコロニーから少量の菌体を採り10μlの滅菌蒸留水に懸濁した。懸濁液に5μlの2000u/μlLyticase(シグマ社から購入)を加え、30℃で20分間保温した。その後、−80℃で10分間、98℃で5分間保温した後、12000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を回収し染色体DNA抽出液として用いた。
オリゴヌクレオチド50及びオリゴヌクレオチド51を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド50は、ヒトコラーゲンTypeIII遺伝子の5’末端、当該オリゴヌクレオチド51は3’末端に位置するオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド50及び51をプライマーとし、染色体DNA抽出液を鋳型として用いたPCRにより、ヒトコラーゲンTypeIII遺伝子の二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド50:TATTCGAAACGATGATGAGCTTTGTGCAAAAGGGG (配列番号50)
(b)オリゴヌクレオチド51:TTACTAGTTTATAAAAAGCAAACAGGGCCAACGT (配列番号51)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のBlendTaqを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(f)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
形質転換酵母の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い染色体上にヒトコラーゲンTypeIII遺伝子が組み込まれていることを確認した。
MD寒天培地上に形成したコロニーから少量の菌体を採り10μlの滅菌蒸留水に懸濁した。懸濁液に5μlの2000u/μlLyticase(シグマ社から購入)を加え、30℃で20分間保温した。その後、−80℃で10分間、98℃で5分間保温した後、12000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を回収し染色体DNA抽出液として用いた。
オリゴヌクレオチド50及びオリゴヌクレオチド51を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド50は、ヒトコラーゲンTypeIII遺伝子の5’末端、当該オリゴヌクレオチド51は3’末端に位置するオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド50及び51をプライマーとし、染色体DNA抽出液を鋳型として用いたPCRにより、ヒトコラーゲンTypeIII遺伝子の二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド50:TATTCGAAACGATGATGAGCTTTGTGCAAAAGGGG (配列番号50)
(b)オリゴヌクレオチド51:TTACTAGTTTATAAAAAGCAAACAGGGCCAACGT (配列番号51)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のBlendTaqを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(f)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて2分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて5分間の伸長反応からなるサイクルを40回行った。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約4400bpの単一バンドが観察された。これによって、染色体上にプロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子が導入されていることが明らかになった。
尚、当該酵母について以後、050518−3−1株にヒトコラーゲンTypeIII遺伝子を導入した株をTT061226−3−6株と記す。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約4400bpの単一バンドが観察された。これによって、染色体上にプロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子が導入されていることが明らかになった。
尚、当該酵母について以後、050518−3−1株にヒトコラーゲンTypeIII遺伝子を導入した株をTT061226−3−6株と記す。
参考例3 (コラーゲンの解析)
(3−1) 酵母の培養
TT061226−3−6株を、100mlのBMGY培地に植菌して、30℃にて20時間前培養を行った。
3Lの容量のファーメンター(マルビシバイオ)に仕込んだ1LのBasal salt培地に、前培養液をOD660=約1.25となる様に植菌し、通気攪拌して本培養を行った。
本培養は、30℃にて開始し、最大通気量を1.0vvm(1L)に設定した。培地中のグリセロールが消費され尽くした時点より、グリセロール流加培地(50%グリセロール、1.2%PMT1溶液)の添加を開始した。グリセロール流加培養は培養液のOD660=約140となった時点で停止した。その後、メタノール流加培地(99.8%(W/V)メタノール、1.2%のPMT1)の添加を開始しメタノール流加培養を行った。メタノール流加培養では、培養温度を32℃に変更し、溶存酸素量を約8ppmとなるよう制御した。また、培養期間を通じて培養液のpHは28%アンモニア水、及び、4Mリン酸を用いて約5.0に定値制御した。約140時間の培養により約2Lの培養液が得られた。以下に用いた培地の組成を示す。
(a)(Basal salt培地の組成)
(b)85%H3PO4 ・・・26.7mL/L
(c)CaSO4・2H2O ・・・0.93g/L
(d)K2SO4 ・・・18.2g/L
(e)MgSO4・7H2O ・・・14.9g/L
(f)KOH ・・・4.13g/L
(g)グリセロール ・・・40g/L
TT061226−3−6株を、100mlのBMGY培地に植菌して、30℃にて20時間前培養を行った。
3Lの容量のファーメンター(マルビシバイオ)に仕込んだ1LのBasal salt培地に、前培養液をOD660=約1.25となる様に植菌し、通気攪拌して本培養を行った。
本培養は、30℃にて開始し、最大通気量を1.0vvm(1L)に設定した。培地中のグリセロールが消費され尽くした時点より、グリセロール流加培地(50%グリセロール、1.2%PMT1溶液)の添加を開始した。グリセロール流加培養は培養液のOD660=約140となった時点で停止した。その後、メタノール流加培地(99.8%(W/V)メタノール、1.2%のPMT1)の添加を開始しメタノール流加培養を行った。メタノール流加培養では、培養温度を32℃に変更し、溶存酸素量を約8ppmとなるよう制御した。また、培養期間を通じて培養液のpHは28%アンモニア水、及び、4Mリン酸を用いて約5.0に定値制御した。約140時間の培養により約2Lの培養液が得られた。以下に用いた培地の組成を示す。
(a)(Basal salt培地の組成)
(b)85%H3PO4 ・・・26.7mL/L
(c)CaSO4・2H2O ・・・0.93g/L
(d)K2SO4 ・・・18.2g/L
(e)MgSO4・7H2O ・・・14.9g/L
(f)KOH ・・・4.13g/L
(g)グリセロール ・・・40g/L
前記成分を混合後、オートクレーブ滅菌した。28%アンモニア水でpHを5.0に調製した後、2ml/LのPMT1溶液を、及び、1ml/Lの消泡剤メタノール溶液(12.5%アデカノールLG295S)を添加した。
(PMT1溶液の組成)
(a)CuSO4・5H2O ・・・6.0g/L
(b)KI ・・・0.8g/L
(c)MnSO4・H2O ・・・3.0g/L
(d)Na2MoO4・2H2O ・・・0.2g/L
(e)H3BO4 ・・・0.2g
(f)CaSO4・2H2O ・・・0.5g/L
(g)ZnCl2 ・・・20g/L
(h)FeSO4・7H2O ・・・65g/L
(i)ビオチン ・・・0.2g/L
(j)濃硫酸 ・・・5mL/L
(a)CuSO4・5H2O ・・・6.0g/L
(b)KI ・・・0.8g/L
(c)MnSO4・H2O ・・・3.0g/L
(d)Na2MoO4・2H2O ・・・0.2g/L
(e)H3BO4 ・・・0.2g
(f)CaSO4・2H2O ・・・0.5g/L
(g)ZnCl2 ・・・20g/L
(h)FeSO4・7H2O ・・・65g/L
(i)ビオチン ・・・0.2g/L
(j)濃硫酸 ・・・5mL/L
(3−2) コラーゲンの粗精製
前記培養にて得られた菌体を破砕し、得られた破砕液からコラーゲンを精製した。菌体の破砕はダイノミル(DYNO-MILL TypeKDL-A、WILLY A.BACHOFEN AG社製)を用いて行った。培養液を5000rpm、4℃で10分間遠心分離して菌体を回収した。得られた菌体はリン酸カリウム緩衝液(50mM、pH6.0)に懸濁した後、懸濁液を遠心分離して菌体を回収した。この作業を再度繰り返して培地成分を取り除いた後、600gの湿菌体をリン酸カリウム緩衝液(50mM、pH6.0)1500mlに懸濁した。送液ポンプを用いて、酵母用の条件に設定したダイノミルに前記懸濁液を送り込んで懸濁液を破砕した。破砕完了の確認は顕微鏡で菌体の形状を観察して行った。
リン酸カリウム緩衝液(50mM、pH6.0)を用いて菌体破砕液を2倍に希釈した。濃塩酸を用いてpHを約2.0に調整した。終濃度5mg/mlとなるようペプシン(シグマより購入)を添加した。4℃にて96時間保温した後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離を行って上清を回収した。得られた上清に10NのNaOHを添加してpHを約10に調整した。4℃にて攪拌しながら保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離を行って上清を回収した。
前記培養にて得られた菌体を破砕し、得られた破砕液からコラーゲンを精製した。菌体の破砕はダイノミル(DYNO-MILL TypeKDL-A、WILLY A.BACHOFEN AG社製)を用いて行った。培養液を5000rpm、4℃で10分間遠心分離して菌体を回収した。得られた菌体はリン酸カリウム緩衝液(50mM、pH6.0)に懸濁した後、懸濁液を遠心分離して菌体を回収した。この作業を再度繰り返して培地成分を取り除いた後、600gの湿菌体をリン酸カリウム緩衝液(50mM、pH6.0)1500mlに懸濁した。送液ポンプを用いて、酵母用の条件に設定したダイノミルに前記懸濁液を送り込んで懸濁液を破砕した。破砕完了の確認は顕微鏡で菌体の形状を観察して行った。
リン酸カリウム緩衝液(50mM、pH6.0)を用いて菌体破砕液を2倍に希釈した。濃塩酸を用いてpHを約2.0に調整した。終濃度5mg/mlとなるようペプシン(シグマより購入)を添加した。4℃にて96時間保温した後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離を行って上清を回収した。得られた上清に10NのNaOHを添加してpHを約10に調整した。4℃にて攪拌しながら保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離を行って上清を回収した。
得られた上清に終濃度が0.5Mとなるように酢酸を添加した。濃塩酸を用いてpHを3.0に調整した。9000rpm、4℃で30分間遠心分離を行って上清を回収した。得られた上清に終濃度が1MになるようにNaClを添加して、4℃にて攪拌しながら保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離を行って沈殿を回収した。得られた沈殿を0.1NのHClに溶解した。
溶解液に終濃度が0.05Mとなるように1Mリン酸カリウム緩衝液(pH7.4)を添加した後、10NのNaOHを用いてpHを約7.4に調整した。NaClを終濃度が2Mとなるように添加し、4℃にて攪拌しながら保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離を行い、沈殿を回収した。得られた沈殿を0.1NのHClで溶解した後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離して上清を回収した。
得られた上清に終濃度が0.5Mとなるように酢酸を添加した。濃塩酸を用いてpHを約3.0に調整した。終濃度が1MとなるようにNaClを添加し、4℃にて攪拌しながら保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離行い、沈殿を回収した。得られた沈殿を0.1Nの HClに溶解した。溶解液を40000rpm、4℃で60分間超遠心分離して上清を回収した。
得られた上清を透析チューブ(Spectra/Por SPECTUM社製)に入れ、10倍量の1mM HCl溶液に対する透析を3回行なった後、0.22μmのフィルター(Millex GP MILLIPORE社製)を用いてろ過し、コラーゲンの粗精製品を得た。
溶解液に終濃度が0.05Mとなるように1Mリン酸カリウム緩衝液(pH7.4)を添加した後、10NのNaOHを用いてpHを約7.4に調整した。NaClを終濃度が2Mとなるように添加し、4℃にて攪拌しながら保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離を行い、沈殿を回収した。得られた沈殿を0.1NのHClで溶解した後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離して上清を回収した。
得られた上清に終濃度が0.5Mとなるように酢酸を添加した。濃塩酸を用いてpHを約3.0に調整した。終濃度が1MとなるようにNaClを添加し、4℃にて攪拌しながら保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離行い、沈殿を回収した。得られた沈殿を0.1Nの HClに溶解した。溶解液を40000rpm、4℃で60分間超遠心分離して上清を回収した。
得られた上清を透析チューブ(Spectra/Por SPECTUM社製)に入れ、10倍量の1mM HCl溶液に対する透析を3回行なった後、0.22μmのフィルター(Millex GP MILLIPORE社製)を用いてろ過し、コラーゲンの粗精製品を得た。
(3−3) コラーゲンの精製
コラーゲン粗精製品に終濃度が0.05Mとなるように1Mリン酸カリウム緩衝液(pH7.4)を添加した後、10NのNaOHを用いてpHを約7.4に調整した。NaClを終濃度が2Mとなるように添加し、4℃にて攪拌しながら保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離を行い、沈殿を回収した。得られた沈殿の重量の5倍重量の0.1NのHClを用いて溶解した後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離して沈殿を回収した。
得られた沈殿に終濃度が0.5Mとなるように酢酸を添加した。濃塩酸を用いてpHを約3.0に調整した。終濃度が1MとなるようにNaClを添加し、4℃にて攪拌しながら保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離行い、沈殿を回収した。得られた沈殿を0.1Nの HClに溶解した。溶解液を40000rpm、4℃で60分間超遠心分離して上清を回収した。
得られた上清を透析チューブ(Spectra/Por SPECTUM社製)に入れ、10倍量の1mM HCl溶液に対する透析を3回行なった後、0.22μmのフィルター(Millex GP MILLIPORE社製)を用いてろ過し、コラーゲンの精製品を得た。
コラーゲン粗精製品に終濃度が0.05Mとなるように1Mリン酸カリウム緩衝液(pH7.4)を添加した後、10NのNaOHを用いてpHを約7.4に調整した。NaClを終濃度が2Mとなるように添加し、4℃にて攪拌しながら保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離を行い、沈殿を回収した。得られた沈殿の重量の5倍重量の0.1NのHClを用いて溶解した後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離して沈殿を回収した。
得られた沈殿に終濃度が0.5Mとなるように酢酸を添加した。濃塩酸を用いてpHを約3.0に調整した。終濃度が1MとなるようにNaClを添加し、4℃にて攪拌しながら保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離行い、沈殿を回収した。得られた沈殿を0.1Nの HClに溶解した。溶解液を40000rpm、4℃で60分間超遠心分離して上清を回収した。
得られた上清を透析チューブ(Spectra/Por SPECTUM社製)に入れ、10倍量の1mM HCl溶液に対する透析を3回行なった後、0.22μmのフィルター(Millex GP MILLIPORE社製)を用いてろ過し、コラーゲンの精製品を得た。
参考例4 (プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット、ヒトコラーゲンTypeIα1、及び、ヒトコラーゲンTypeIα2発現酵母の作製)
(4−1) ヒトコラーゲンTypeIα1遺伝子及びヒトコラーゲンTypeIα2遺伝子の酵母への導入
遺伝子導入プラスミドであるpEXP−HA−HsCOL1A2−1A1を前記プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット、及び、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子導入酵母050518−3−1株に導入し、相同的組換えにより染色体に組み込んだ。当該遺伝子導入方法について以下に説明する。
100mlのYPD液体培地に酵母050518−3−1株を接種し、30℃にて菌濁度(OD600)=約10となるまで培養した。80mlの培養液を氷上にて冷却した後、3000g、4℃にて10分間遠心分離し菌体を沈殿させた。上清を取り除き、等量、1/2量、1/4量の氷冷滅菌蒸留水で順次洗菌した。その後、1/4量の氷冷1Mソルビトールに菌体を懸濁し、3000g、4℃にて10分間遠心分離を行い、菌体を回収した。得られた菌体を氷冷1Mソルビトールに懸濁し、OD600=約150に調整した。
遺伝子導入プラスミドであるpEXP−HA−HsCOL1A2−1A1を前記プロリル−4−ヒドロキシラーゼα1サブユニット、及び、プロリル−4−ヒドロキシラーゼβサブユニット遺伝子導入酵母050518−3−1株に導入し、相同的組換えにより染色体に組み込んだ。当該遺伝子導入方法について以下に説明する。
100mlのYPD液体培地に酵母050518−3−1株を接種し、30℃にて菌濁度(OD600)=約10となるまで培養した。80mlの培養液を氷上にて冷却した後、3000g、4℃にて10分間遠心分離し菌体を沈殿させた。上清を取り除き、等量、1/2量、1/4量の氷冷滅菌蒸留水で順次洗菌した。その後、1/4量の氷冷1Mソルビトールに菌体を懸濁し、3000g、4℃にて10分間遠心分離を行い、菌体を回収した。得られた菌体を氷冷1Mソルビトールに懸濁し、OD600=約150に調整した。
10μgのpEXP−HA−HsCOL1A2−1A1を制限酵素XbaIで切断した。エタノール沈殿でDNAを回収し5μlの10mM Tris−HClに溶解してDNA溶液を調製した。
菌体懸濁液100μlを滅菌試験管にとり、5μlのDNA溶液と混合した。遺伝子導入装置(BTX社製のECM630)を酵母用の条件(1500V/2mm、25μF、並列抵抗値200Ω)に設定し、電極付キュベットに前記混合液を移した後、装置にセットしてパルスを加えた。その後、電圧を与えた後の混合液に1mlの1Mソルビトールを混合した。当該混合液200μlをMD寒天培地上に広げ、30℃にて48時間培養した。MD寒天培地上に形成したコロニーを形質転換酵母として単離した。
菌体懸濁液100μlを滅菌試験管にとり、5μlのDNA溶液と混合した。遺伝子導入装置(BTX社製のECM630)を酵母用の条件(1500V/2mm、25μF、並列抵抗値200Ω)に設定し、電極付キュベットに前記混合液を移した後、装置にセットしてパルスを加えた。その後、電圧を与えた後の混合液に1mlの1Mソルビトールを混合した。当該混合液200μlをMD寒天培地上に広げ、30℃にて48時間培養した。MD寒天培地上に形成したコロニーを形質転換酵母として単離した。
(4−2) ヒトコラーゲンTypeIα1遺伝子導入の確認
形質転換酵母の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い染色体上にヒトコラーゲンTypeIα1遺伝子が組み込まれていることを確認した。
MD寒天培地上に形成したコロニーから少量の菌体を採り10μlの滅菌蒸留水に懸濁した。懸濁液に5μlの2000u/μlLyticase(シグマ社から購入)を加え、30℃で20分間保温した。その後、−80℃で10分間、98℃で5分間保温した後、12000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を回収し染色体DNA抽出液として用いた。
オリゴヌクレオチド56及びオリゴヌクレオチド57を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド56は、ヒトコラーゲンTypeIα1遺伝子の5’末端、当該オリゴヌクレオチド57は3’末端に位置するオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド56及び57をプライマーとし、染色体DNA抽出液を鋳型として用いたPCRにより、ヒトコラーゲンTypeIα1遺伝子の二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド56:TATTCGAAACGATGTTCAGCTTTGTGGACCTCCG(配列番号76)
(b)オリゴヌクレオチド57:TTACTAGTTTACAGGAAGCAGACAGGGCCAA(配列番号77)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のBlendTaqを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(9)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
形質転換酵母の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い染色体上にヒトコラーゲンTypeIα1遺伝子が組み込まれていることを確認した。
MD寒天培地上に形成したコロニーから少量の菌体を採り10μlの滅菌蒸留水に懸濁した。懸濁液に5μlの2000u/μlLyticase(シグマ社から購入)を加え、30℃で20分間保温した。その後、−80℃で10分間、98℃で5分間保温した後、12000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を回収し染色体DNA抽出液として用いた。
オリゴヌクレオチド56及びオリゴヌクレオチド57を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド56は、ヒトコラーゲンTypeIα1遺伝子の5’末端、当該オリゴヌクレオチド57は3’末端に位置するオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド56及び57をプライマーとし、染色体DNA抽出液を鋳型として用いたPCRにより、ヒトコラーゲンTypeIα1遺伝子の二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド56:TATTCGAAACGATGTTCAGCTTTGTGGACCTCCG(配列番号76)
(b)オリゴヌクレオチド57:TTACTAGTTTACAGGAAGCAGACAGGGCCAA(配列番号77)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のBlendTaqを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(9)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて2分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、68℃にて5分間のアニーリング反応、及び、伸長反応からなるサイクルを40回行った。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約4400bpの単一バンドが観察された。これによって、染色体上にヒトコラーゲンTypeIα1遺伝子が導入されていることが明らかになった。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約4400bpの単一バンドが観察された。これによって、染色体上にヒトコラーゲンTypeIα1遺伝子が導入されていることが明らかになった。
(4−3) ヒトコラーゲンTypeIα2遺伝子導入の確認
形質転換酵母の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い染色体上にヒトコラーゲンTypeIα2遺伝子が組み込まれていることを確認した。
MD寒天培地上に形成したコロニーから少量の菌体を採り10μlの滅菌蒸留水に懸濁した。懸濁液に5μlの2000u/μlLyticase(シグマ社から購入)を加え、30℃で20分間保温した。その後、−80℃で10分間、98℃で5分間保温した後、12000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を回収し染色体DNA抽出液として用いた。
オリゴヌクレオチド58及びオリゴヌクレオチド59を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド58は、ヒトコラーゲンTypeIα2遺伝子の5’末端、当該オリゴヌクレオチド59は3’末端に位置するオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド58及び59をプライマーとし、染色体DNA抽出液を鋳型として用いたPCRにより、ヒトコラーゲンTypeIα2遺伝子の二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド58:TATTCGAAACGATGCTCAGCTTTGTGGATACGCG(配列番号78)
(b)オリゴヌクレオチド59:TTACTAGTTTATTTGAAACAGACTGGGCCAATGTC(配列番号79)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のBlendTaqを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(9)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
形質転換酵母の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い染色体上にヒトコラーゲンTypeIα2遺伝子が組み込まれていることを確認した。
MD寒天培地上に形成したコロニーから少量の菌体を採り10μlの滅菌蒸留水に懸濁した。懸濁液に5μlの2000u/μlLyticase(シグマ社から購入)を加え、30℃で20分間保温した。その後、−80℃で10分間、98℃で5分間保温した後、12000rpm、4℃にて10分間遠心分離した。上清を回収し染色体DNA抽出液として用いた。
オリゴヌクレオチド58及びオリゴヌクレオチド59を合成した。尚、当該オリゴヌクレオチド58は、ヒトコラーゲンTypeIα2遺伝子の5’末端、当該オリゴヌクレオチド59は3’末端に位置するオリゴヌクレオチドである。
下記オリゴヌクレオチド58及び59をプライマーとし、染色体DNA抽出液を鋳型として用いたPCRにより、ヒトコラーゲンTypeIα2遺伝子の二本鎖DNA断片を増幅した。
(a)オリゴヌクレオチド58:TATTCGAAACGATGCTCAGCTTTGTGGATACGCG(配列番号78)
(b)オリゴヌクレオチド59:TTACTAGTTTATTTGAAACAGACTGGGCCAATGTC(配列番号79)
PCR用のポリメラーゼとしては、東洋紡社製のBlendTaqを用いた。尚、反応溶液の具体的な組成を、以下に示す。
(a)染色体DNA抽出液 ・・・5μl
(b)dNTP(各2mM−mix) ・・・5μl
(c)プライマー(10pmol/μl) ・・・各1μl
(d)10×PCR buffer for BlendTaq ・・・5μl
(e)BlendTaq DNA polymerase(1U/μl) ・・・0.5μl
(9)滅菌蒸留水 ・・・32.5μl
PCRは、PERKIN ELMER社のGeneAmp PCR System9700を用いて行った。当該反応は、反応溶液を94℃にて2分間加熱した後、94℃にて15秒間の変性反応、60℃にて30秒間のアニーリング反応、及び、68℃にて5分間の伸長反応からなるサイクルを40回行った。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約4100bpの単一バンドが観察された。これによって、染色体上にヒトコラーゲンTypeIα2遺伝子が導入されていることが明らかになった。
尚、当該酵母について以後、050518−3−1株にヒトコラーゲンTypeIα1遺伝子及びヒトコラーゲンTypeIα2遺伝子を導入した株を060713−1−3株と記す。
PCRした溶液をアガロースゲル電気泳動した結果、ゲル上で明瞭な約4100bpの単一バンドが観察された。これによって、染色体上にヒトコラーゲンTypeIα2遺伝子が導入されていることが明らかになった。
尚、当該酵母について以後、050518−3−1株にヒトコラーゲンTypeIα1遺伝子及びヒトコラーゲンTypeIα2遺伝子を導入した株を060713−1−3株と記す。
参考例5 (コラーゲンの解析)
(5−1) 酵母の培養
060713−1−3株を各々100mlのBMGY培地に植菌して、30℃にて20時間前培養を行った。
3L容量のファーメンター(型式:BMS-03P1、エイブル)に0.8LのBasal salt培地を調製した。前培養液を終濃度OD660=約1.25となる様に植菌し、通気攪拌して本培養を開始した。
本培養は、培養温度30℃、最大通気量を0.8vvm(0.8L)、攪拌速度800pmに設定して開始した。培地中のグリセロールがすべて消費され、酸素消費量が低下した時点より、約15g/hの速度でグリセロール流加培地(50%グリセロール、1.2%PMT1溶液)の流加を開始した。グリセロール流加は培養液のOD660=約130となった時点で停止した。その後、メタノール流加培地[98.6%(W/V)メタノール、1.2%PMT1溶液]の添加を開始しメタノール流加培養を行った。メタノール流加開始後、培養温度を32℃に変更し、溶存酸素量を約8ppmとなるよう制御した。また、培養期間を通じて培養液のpHは28%アンモニア水を用いてpH=約5.0に定値制御した。約136時間の培養により060713−1−3株の培養液が1415g得られた。以下に用いた培地の組成を示す。
(a)(Basal salt培地の組成)
(b)85%H3PO4 ・・・26.7mL/L
(c)CaSO4・2H2O ・・・0.93g/L
(d)K2SO4 ・・・18.2g/L
(e)MgSO4・7H2O ・・・14.9g/L
(f)KOH ・・・4.13g/L
(g)グリセロール ・・・40g/L
060713−1−3株を各々100mlのBMGY培地に植菌して、30℃にて20時間前培養を行った。
3L容量のファーメンター(型式:BMS-03P1、エイブル)に0.8LのBasal salt培地を調製した。前培養液を終濃度OD660=約1.25となる様に植菌し、通気攪拌して本培養を開始した。
本培養は、培養温度30℃、最大通気量を0.8vvm(0.8L)、攪拌速度800pmに設定して開始した。培地中のグリセロールがすべて消費され、酸素消費量が低下した時点より、約15g/hの速度でグリセロール流加培地(50%グリセロール、1.2%PMT1溶液)の流加を開始した。グリセロール流加は培養液のOD660=約130となった時点で停止した。その後、メタノール流加培地[98.6%(W/V)メタノール、1.2%PMT1溶液]の添加を開始しメタノール流加培養を行った。メタノール流加開始後、培養温度を32℃に変更し、溶存酸素量を約8ppmとなるよう制御した。また、培養期間を通じて培養液のpHは28%アンモニア水を用いてpH=約5.0に定値制御した。約136時間の培養により060713−1−3株の培養液が1415g得られた。以下に用いた培地の組成を示す。
(a)(Basal salt培地の組成)
(b)85%H3PO4 ・・・26.7mL/L
(c)CaSO4・2H2O ・・・0.93g/L
(d)K2SO4 ・・・18.2g/L
(e)MgSO4・7H2O ・・・14.9g/L
(f)KOH ・・・4.13g/L
(g)グリセロール ・・・40g/L
前記成分を混合後、オートクレーブ滅菌した。28%アンモニア水でpHを5.0に調製した後、2ml/LのPMT1溶液を、及び、1ml/Lの消泡剤メタノール溶液(12.5%アデカノールLG295S)を添加した。
(PMT1溶液の組成)
(a)CuSO4・5H2O ・・・6.0g/L
(b)KI ・・・0.8g/L
(c)MnSO4・H2O ・・・3.0g/L
(d)Na2MoO4・2H2O ・・・0.2g/L
(e)H3BO4 ・・・0.2g
(f)CaSO4・2H2O ・・・0.5g/L
(g)ZnCl2 ・・・20g/L
(h)FeSO4・7H2O ・・・65g/L
(i)ビオチン ・・・0.2g/L
(j)濃硫酸 ・・・5mL/L
前記培養液を5000rpm、4℃で10分間遠心分離して菌体を回収した。培地成分を取り除くため前記菌体をリン酸カリウム緩衝液(50mM、pH6.0)に懸濁した後、懸濁液を遠心分離して菌体を回収した。この作業を合計2回繰り返し、菌体を調製した。060713−1−3株の菌体が588g得られた。
(PMT1溶液の組成)
(a)CuSO4・5H2O ・・・6.0g/L
(b)KI ・・・0.8g/L
(c)MnSO4・H2O ・・・3.0g/L
(d)Na2MoO4・2H2O ・・・0.2g/L
(e)H3BO4 ・・・0.2g
(f)CaSO4・2H2O ・・・0.5g/L
(g)ZnCl2 ・・・20g/L
(h)FeSO4・7H2O ・・・65g/L
(i)ビオチン ・・・0.2g/L
(j)濃硫酸 ・・・5mL/L
前記培養液を5000rpm、4℃で10分間遠心分離して菌体を回収した。培地成分を取り除くため前記菌体をリン酸カリウム緩衝液(50mM、pH6.0)に懸濁した後、懸濁液を遠心分離して菌体を回収した。この作業を合計2回繰り返し、菌体を調製した。060713−1−3株の菌体が588g得られた。
(5−2) コラーゲンの抽出・精製
060713−1−3株(参考例(5−1)参照)の菌体588gを破砕してコラーゲンを抽出・精製した。菌体の破砕はダイノミル(DYNO-MILL TypeKDL-A、WILLY A.BACHOFEN AG製)を用いて行った。
前記菌体を40%(W/W)の濃度でリン酸カリウム緩衝液(50mM、pH6.0)に懸濁し、懸濁液を調製した。送液ポンプを用いて、酵母用の条件に設定したダイノミルに前記懸濁液を4000g/時間の速度で送り込んで懸濁液を破砕した。
リン酸カリウム緩衝液(50mM、pH6.0)を加えて菌体破砕液の濃度を1/2に希釈した。終濃度0.2Nで濃塩酸を用えてpHを強酸性(pH1.5以下)に調整した。終濃度5mg/mlとなるようペプシン(P7000、SIGMA)を添加した後、前記菌体破砕液を攪拌しながら4℃で保温した。約96時間後、前記菌体破砕液を9000rpm、4℃で30分間遠心分離し、不溶性の画分を除去して上清を調製した。前記上清に8NのNaOHを添加してpHを約10に調整した後、攪拌しながら4℃で保温した。約16時間後、前記上清を9000rpm、4℃で30分間遠心分離し、不溶性の画分を除去して上清を調製した。
前記上清に終濃度0.5Mとなるように酢酸を添加し、濃塩酸を用いてpHを3.0に調整した後、攪拌しながら4℃で保温した。約16時間後、前記上清を9000rpm、4℃で30分間遠心分離し、不溶性の画分を除去して上清を調製した。前記上清に終濃度1MでNaClを溶解した後、攪拌しながら4℃に保温した。約16時間後、前記上清を9000rpm、4℃で30分間遠心分離し、不溶性の画分を回収した。前記不溶性の画分に0.1NのHClを添加した後、攪拌しながら4℃で保温して溶解液を調製した。約16時間後、前記溶解液を9000rpm、4℃で30分間遠心分離し、不溶性の画分を除去して上清を調製した。
前記上清に終濃度が0.05Mとなるように1Mリン酸カリウム緩衝液(pH7.4)を添加した後、8NのNaOHを用いてpHを約7.4に調整した。終濃度4MでNaClを溶解した後、攪拌しながら4℃で保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離して不溶性の画分を回収した。前記不溶性の画分の重量の2.8倍の重量の0.1N HClを添加した後、攪拌しながら4℃で保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離して不溶性の画分を回収した。前記不溶性の画分に0.1NのHClを添加して攪拌しながら4℃で保温して溶解液を調製した。約16時間後、前記溶解液を9000rpm、4℃で30分間遠心分離し、不溶性の画分を除去して上清を調製した。
前記上清に終濃度が0.5Mとなるように酢酸を添加し、濃塩酸を用いてpHを約3.0に調整した。前記上清に終濃度2MでNaClを溶解した後、攪拌しながら4℃で保温した。約16時間後、前記上清を9000rpm、4℃で30分間遠心分離して、不溶性の画分を回収した。前記不溶性の画分に0.1NのHClを添加した後、攪拌しながら4℃で保温して溶解液を調製した。約16時間後、前記溶解液を9000rpm、4℃で30分間遠心分離し、不溶性の画分を除去して上清を調製した。
前記上清を透析チューブ(Spectra/Por 132665、SPECTUM LABORATORIES)に入れ、10倍容量の1mM HCl溶液に対する透析を3回行なった後、0.22μmのフィルター(Millex GP、ミリポア)を用いてろ過した。060713−1−3株の菌体から35.6gの精製コラーゲン溶液が得られた。
060713−1−3株(参考例(5−1)参照)の菌体588gを破砕してコラーゲンを抽出・精製した。菌体の破砕はダイノミル(DYNO-MILL TypeKDL-A、WILLY A.BACHOFEN AG製)を用いて行った。
前記菌体を40%(W/W)の濃度でリン酸カリウム緩衝液(50mM、pH6.0)に懸濁し、懸濁液を調製した。送液ポンプを用いて、酵母用の条件に設定したダイノミルに前記懸濁液を4000g/時間の速度で送り込んで懸濁液を破砕した。
リン酸カリウム緩衝液(50mM、pH6.0)を加えて菌体破砕液の濃度を1/2に希釈した。終濃度0.2Nで濃塩酸を用えてpHを強酸性(pH1.5以下)に調整した。終濃度5mg/mlとなるようペプシン(P7000、SIGMA)を添加した後、前記菌体破砕液を攪拌しながら4℃で保温した。約96時間後、前記菌体破砕液を9000rpm、4℃で30分間遠心分離し、不溶性の画分を除去して上清を調製した。前記上清に8NのNaOHを添加してpHを約10に調整した後、攪拌しながら4℃で保温した。約16時間後、前記上清を9000rpm、4℃で30分間遠心分離し、不溶性の画分を除去して上清を調製した。
前記上清に終濃度0.5Mとなるように酢酸を添加し、濃塩酸を用いてpHを3.0に調整した後、攪拌しながら4℃で保温した。約16時間後、前記上清を9000rpm、4℃で30分間遠心分離し、不溶性の画分を除去して上清を調製した。前記上清に終濃度1MでNaClを溶解した後、攪拌しながら4℃に保温した。約16時間後、前記上清を9000rpm、4℃で30分間遠心分離し、不溶性の画分を回収した。前記不溶性の画分に0.1NのHClを添加した後、攪拌しながら4℃で保温して溶解液を調製した。約16時間後、前記溶解液を9000rpm、4℃で30分間遠心分離し、不溶性の画分を除去して上清を調製した。
前記上清に終濃度が0.05Mとなるように1Mリン酸カリウム緩衝液(pH7.4)を添加した後、8NのNaOHを用いてpHを約7.4に調整した。終濃度4MでNaClを溶解した後、攪拌しながら4℃で保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離して不溶性の画分を回収した。前記不溶性の画分の重量の2.8倍の重量の0.1N HClを添加した後、攪拌しながら4℃で保温した。約16時間後、9000rpm、4℃で30分間遠心分離して不溶性の画分を回収した。前記不溶性の画分に0.1NのHClを添加して攪拌しながら4℃で保温して溶解液を調製した。約16時間後、前記溶解液を9000rpm、4℃で30分間遠心分離し、不溶性の画分を除去して上清を調製した。
前記上清に終濃度が0.5Mとなるように酢酸を添加し、濃塩酸を用いてpHを約3.0に調整した。前記上清に終濃度2MでNaClを溶解した後、攪拌しながら4℃で保温した。約16時間後、前記上清を9000rpm、4℃で30分間遠心分離して、不溶性の画分を回収した。前記不溶性の画分に0.1NのHClを添加した後、攪拌しながら4℃で保温して溶解液を調製した。約16時間後、前記溶解液を9000rpm、4℃で30分間遠心分離し、不溶性の画分を除去して上清を調製した。
前記上清を透析チューブ(Spectra/Por 132665、SPECTUM LABORATORIES)に入れ、10倍容量の1mM HCl溶液に対する透析を3回行なった後、0.22μmのフィルター(Millex GP、ミリポア)を用いてろ過した。060713−1−3株の菌体から35.6gの精製コラーゲン溶液が得られた。
本発明により、医薬品、工業製品、化粧品、食品等として商業的に一層価値がある高性能な多用途素材となるようなコラーゲン(具体的には例えば、3重ヘリックス構造が安定化され、且つ、線維形成能が高いコラーゲン)、及び、当該コラーゲンを取得するための方法等が提供可能となる。
Claims (18)
- 下記(1)〜(3)の全てのタンパク質のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する外来遺伝子が微生物細胞内に導入されて得られることを特徴とする形質転換体。
(1)リジン水酸化酵素
(2)プロリン水酸化酵素
(3)コラーゲン - 請求項1記載の形質転換体が、前記(1)〜(3)の全てのタンパク質をその細胞内で共発現していることを特徴とする形質転換体。
- 前記リジン水酸化酵素が、リジルヒドロキシラーゼ1、リジルヒドロキシラーゼ2又はリジルヒドロキシラーゼ3から選択される少なくとも1種類のリジン水酸化酵素であることを特徴とする請求項1又は2記載の形質転換体。
- 前記プロリン水酸化酵素が、プロリル−4−ヒドロキシラーゼのαサブユニット及びプロリル−4−ヒドロキシラーゼのβサブユニットからなる酵素であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの請求項記載の形質転換体。
- 前記プロリル−4−ヒドロキシラーゼのβサブユニットが酵母αファクターの分泌シグナルとの融合体であることを特徴とする請求項4記載の形質転換体。
- 前記プロリル−4−ヒドロキシラーゼのαサブユニットが、α1サブユニット、α2サブユニット又はα3サブユニットであることを特徴とする請求項4又は5記載の形質転換体。
- 前記コラーゲンが、コラーゲンType I〜Type XXIXから選択される少なくとも1種類のコラーゲンであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかの請求項記載の形質転換体。
- 前記リジン水酸化酵素及び前記プロリン水酸化酵素のタンパク質のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する外来遺伝子の少なくとも1つが、酵母由来のプロモーターの下流に連結されていることを特徴とする請求項1又は2記載の形質転換体。
- 前記プロモーターが、アルコールオキシダーゼ1プロモーターであることを特徴とする請求項8記載の形質転換体。
- 前記微生物細胞が、真核生物細胞であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかの請求項記載の形質転換体。
- 前記真核生物細胞が、酵母細胞であることを特徴とする請求項10記載の形質転換体。
- 前記酵母細胞が、メタノール資化性酵母細胞であることを特徴とする請求項11記載の形質転換体。
- 前記メタノール資化性酵母細胞が、Komagataella pastorisであることを特徴とする請求項12記載の形質転換体。
- 請求項1〜13のいずれかの請求項記載の形質転換体が産生して得られうることを特徴とするコラーゲン。
- 全リジン残基のうち15%以上が水酸化されていることを特徴とする請求項14記載のコラーゲン。
- テロペプチド領域のリジン残基が水酸化されていることを特徴とする前項14記載のコラーゲン。
- 微生物細胞内に、下記(1)〜(3)の全てのタンパク質のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する外来遺伝子を導入する第一工程、第一工程で得られる形質転換体によってコラーゲンを産生させる第二工程、及び、第二工程で産生されたコラーゲンを回収することを特徴とするコラーゲンの取得方法。
(1)リジン水酸化酵素
(2)プロリン水酸化酵素
(3)コラーゲン - 請求項17記載の取得方法により取得されたコラーゲン。
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