JP2011165366A - 電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】針金等の外来固形物からの保護と設計の自由度の向上とを両立することができる電子制御装置を提供することを目的とする。
【解決手段】第1の開口部を有する第1の筐体1と、この第1の筐体1内に配置されるプリント基板2と、このプリント基板2の端部と接続して第1の筐体1の開口部から外側に突出するコネクタ5と、このコネクタ5を配挿する第2の開口部を有して第1の筐体1の第1の開口部に固定される第2の筐体6と、この第2の筐体6の第2の開口部からコネクタ5に沿って筒状に突出した突出部7と、この突出部7の先端から内側に張り出したフランジ部11とを備え、突出部7はコネクタ5の先端よりも外側に突出し、フランジ部11の先端がコネクタ5の外周よりも中心方向に張り出したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、筐体に内挿されたプリント基板を外部の物体から保護する電子制御装置に関するものである。
従来、スマートキーレスエントリやイモビライザ用の電子制御装置においては、筐体を袋状に成型し、プリント基板を筐体に内挿したものが知られている(例えば特許文献1参照)。
図7は、従来の電子制御装置を説明する断面図である。なお、図7で示すXYZ軸は、X軸正方向が電子制御装置の正面から背面に向かう方向を示し、Y軸正方向が電子制御装置の左面から右面に向かう方向を示し、Z軸正方向が電子制御装置の底面から上面に向かう方向を示す。XYZ軸を用いて表すと、図7は、電子制御装置をXZ平面で切ったときにY軸負方向から見たときの断面図である。図8は、図7の電子制御装置の正面図である。XYZ軸を用いて表すと、図8は、電子制御装置をX軸正方向から見たときの正面図である。図9は、図7の点線部分Aの拡大図である。
図7、図8に示すように、電子制御装置は、第1の筐体1と、この第1の筐体1に内挿されるプリント基板2と、第1の筐体1に設けられてプリント基板2を狭持する狭持部3と、プリント基板2上の図示しない電子回路部品と一端が電気的に接続する金属端子4と、プリント基板2上に設けて金属端子4の他端を保護するコネクタ5と、第1の筐体1の正面側に設けられた第1の開口部を塞ぐ第2の筐体6とを備える。
プリント基板2は、第1の筐体1の底面側(XYZ軸を用いて表すとZ軸の負方向側)に配置されている。第1の筐体1と第2の筐体6は、それぞれ図示しないロック爪とロック部を有して互いに嵌合する。コネクタ5は、正面側に外周部5Aとこの外周部5Aに囲まれた開口部5Bを有する。金属端子4の他端はこの開口部5Bから露出する。第2の筐体6は、第2の開口部とこの開口端からX軸の負方向に突出した突出部7を有する。第2の筐体6に設けられた第2の開口部からコネクタ5が突出する。突出部7は、第2の筐体6の開口から突出したコネクタ5の上下の面、および、左右の面を取り囲んでコネクタ5を保護する。コネクタ5と突出部7との間には、第2の筐体6に設けられた第2の開口部の一部である隙間8が設けられている。この隙間8は、コネクタ5の外周部5Aと突出部7の内周部7Aとの間に設けられている。針金等の外来固形物から電子制御装置を保護するため、この隙間8の長さは、所定の値以下に設定することが国際規格で決められている(例えば非特許文献1を参照)。このような規格が定められているのは、図9の一点鎖線10に示すように、針金9が隙間8に差し込まれて金属端子4やプリント基板2上の図示しない電子回路と接触して電子制御装置が誤動作したり故障したりするのを防止するためである。
特開平11−289178号公報
INTERNATIONAL STANDARD(SECOND EDITION), INTERNATIONAL ELECTROTECHNICAL COMMISSION, DEGREES OF PROTECTION PROVIDED BY ENCLOSURES, 1989
電子制御装置は、隙間8の長さを所定値以下にすることが国際規格で求められている。例えば、スマートキーレスエントリやイモビライザ等のセキュリティ関連の電子制御装置の場合、隙間8の長さは1.0mm以下に設定されている。しかし、この隙間8の長さは、第1の筐体1、プリント基板2、狭持部3、コネクタ5、第2の筐体6といった多くの部品の製造ばらつきに依存する。このため、各部品の較差を厳しく設定しなければならず、隙間8の長さを国際規格の値以下に設計することが困難であった。特に、コネクタ数の増加に伴い、この設計はさらに困難になる。
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされたもので、針金等の外来固形物からの保護と設計の自由度の向上とを両立することができる電子制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、突出部の先端から内側に張り出したフランジ部を備え、突出部がコネクタの先端よりも外側に突出し、フランジ部の先端がコネクタの外周よりも中心方向に張り出したことを特徴とする。
本発明の電子制御装置によれば、針金等の外来固形物からの保護と設計の自由度の向上とを両立することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1における電子制御装置の断面図 同図1の電子制御装置の正面図 同図1の点線部分Bの拡大図 本発明の実施の形態2における電子制御装置の断面図 同図4の電子制御装置の正面図 本発明の実施の形態3における電子制御装置の断面図 従来の電子制御装置を説明する断面図 同図7の電子制御装置の正面図 同図7の点線部分Aの拡大図
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1の電子制御装置について図面を用いて説明する。本発明の電子制御装置のうち、従来の図7〜図9と同じ構成については詳細な説明を省略し、同じ符号を用いる。
図1は本発明の実施の形態1における電子制御装置の断面図である。図2は、図1の電子制御装置の正面図である。XYZ軸を用いて表すと、図2は、図1の電子制御装置をX軸の正方向に見たときの正面図である。図3は、図1の点線部分Bの拡大図である。
図1、図2に示されるように、突出部7はコネクタ5の先端よりも外側に突出する。XYZ軸を用いて表すと、突出部7はコネクタ5の先端よりもX軸の負方向に向かって突出する。
第2の筐体6は、突出部7の先端に設けられたフランジ部11を有する。フランジ部11は、突出部7から内側に張り出す。このフランジ部11は、突出部7の先端から、突出部7の筒の中心方向に向かって張り出す。フランジ部11は、この内側に張り出した面である先端部11Aを有する。
図3に示すように、フランジ部11は、突出部7の内側に長さL張り出している。このため、コネクタ5の外周部5Aと突出部7の内周部7Aとの間の隙間8の長さWが国際規格で定められた所定の値以上であっても、フランジ部11の先端部11Aとコネクタ5の外周部5Aとの間にX方向の隙間がなくなる。したがって、図3に示すように、フランジ部11の先端部11Aとコネクタ5の外周部5Aとは、X方向に長さDの壁面が重複している。なお、突出部7から張り出すフランジ部11の長さLは各部分で異なる値であってもよい。
また、図2に示すように、フランジ部11は突出部7の筒を構成する外周全体から筒の内側に張り出している。したがって、図2に示すように、フランジ部11が隙間8の長さWよりも大きい長さL張り出すことによって、YZ平面において、コネクタ5の上下左右全ての方向に存在する隙間8は覆われて見えなくなる。このため、隙間8の長さWが国際規格で定められた値以上であっても針金9等の固形外来物がどの隙間8からも通らず、金属端子4やプリント基板上の図示しない電子回路に接触することを防止することができる。
なお、コネクタ5の開口部5Bに図示しないソケットを挿入可能にするため、フランジ部11の先端部11Aは、コネクタ5の開口部5Bの外周部よりも外側に張り出されている。したがって、(フランジ部11の張り出した長さL)は、(コネクタ5の外周部5Aと突出部7の内周部7Aとの間の隙間8の長さW)より大きく、(コネクタ5の外周部5Aと突出部7の内周部7Aとの間の隙間8の長さW)と(コネクタ5の外周部5Aの厚みH)の和より小さい。
このため、隙間8自体の長さが国際規格で定められた値以上であっても、針金等の固形外来物がどの隙間8からも通らず、金属端子4やプリント基板上の図示しない電子回路に接触することを防止することができる。また、各部品の製造の際に、コネクタ5の外周部5Aと突出部7の内周部7Aとの間の隙間8の長さWを以上にすることが許容されるので、歩留まりを向上することができる。以上より、本発明の実施の形態1の電子制御装置によれば、電子制御装置の保護と設計の自由度の向上とを両立させることができる。なお、本実施形態では、フランジ部11の先端部11Aがコネクタの外周部5Aよりも外側に張り出していても、コネクタ5の外周部5Aとフランジ部11の先端部11Aとの間の長さDが国際規格で定められた所定値(例えばスマートキーレスエントリシステムやイモビライザ等のセキュリティ関連装置では1.0mm)以下の場合、コネクタ5の外周部5Aとフランジ部11の先端部11Aとの間に隙間が無いものとしてもよい。
(実施の形態2)
実施の形態1では、フランジ部11は突出部7の筒を構成する外周全体から筒の内側に張り出していたが外周の一部のみ張り出してもよい。本実施の形態の電子制御装置のうち、従来の図7〜図9、または、実施の形態1と同じ構成については詳細な説明を省略し、同じ符号を用いる。
図4は、実施の形態2における電子制御装置の断面図である。図4に示すように、電子制御装置は、第1の筐体1の上面側(XYZ軸を用いて表すとZ軸正方向側)から内部に突出した内壁部12を有する。プリント基板2は第1の筐体1の底面側に配置されている。フランジ部13は、底面側の突出部7の先端部から内側に張り出す。内壁部12の底面部12Aは、コネクタ5の外周部5Aの上面側よりも下方に突出する。
図5は、図4の電子制御装置の正面図である。図5に示すように、フランジ部13のうち、突出部7から左右に張り出す部分の上面側の上端(XYZ軸を用いて表すとY軸方向)に張り出す部分のZ軸正方向の上端は、フランジ部13と同じY軸方向に位置する内壁部12の底面部12Aの高さまでZ軸正方向に伸びている。このように、内壁部12を第1の筐体1の上面側から突出させることによって、フランジ部13を突出部7の先端の一部から張り出すのみで実施の形態1と同様な効果を得ることができる。
なお、フランジ部13のうちY軸方向に張り出す部分について、同じY軸方向に位置する内壁部12が無い場合、そのフランジ部13のうちY軸方向に張り出す部分は全て突出部7から張り出す。
(実施の形態3)
実施の形態1では、プリント基板2は、第1の筐体1の正面から内挿されて狭持部3で固定されたが、第1の筐体1や第2の筐体6の内部に載置されて固定されてもよい。また、実施の形態1では、フランジ部11が第2の筐体6に形成されたが、第1の筐体1に形成されてもよい。
図6は、実施の形態3の電子制御装置の断面図である。図6に示すように。第1の筐体1の底面側にプリント基板2が載置される。プリント基板2の底面側に金属端子4の一端が接続される。金属端子4の他端はコネクタ5に接続される。第1の筐体1は、図示しないロック爪を有する。第2の筐体6はロック部14を有する。第1の筐体1のロック爪に第2の筐体6のロック爪が嵌合することで、第1の筐体1は第2の筐体6に組み付けられる。第1の筐体1は、底面に開口し、この開口からコネクタ5が突出する。第1の筐体1は、このコネクタ5に沿って第1の筐体1の開口端から下方に向かって筒状に突出する突出部15を有する。また、第1の筐体1は、突出部15の下方の先端から内側(筒の中心方向)に向かって張り出したフランジ部16を有する。コネクタ5の外周部5Aと突出部15の内周部15Aとの間には、隙間17が設けられている。フランジ部16の先端部16Aは、コネクタ5の外周部5Aの外壁よりも内側に張り出している。
本実施の形態によれば、コネクタ5が実施の形態1のように電子制御装置の側面から突出したものだけでなく底面から突出したものについても実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
本発明は、スマートキーレスエントリやイモビライザ等に用いられる筐体内部にプリント基板を有する電子制御装置として有用である。
1 第1の筐体
2 プリント基板
5 コネクタ
6 第2の筐体
7 突出部
8 隙間
11 フランジ部

Claims (2)

  1. 第1の開口部を有する第1の筐体と、
    この第1の筐体内に配置されるプリント基板と、
    このプリント基板の端部と接続して前記第1の筐体が有する第1の開口部から外側に突出するコネクタと、
    このコネクタを配挿する第2の開口部を有して前記第1の筐体が有する第1の開口部に固定される第2の筐体と、
    この第2の筐体が有する第2の開口部から前記コネクタに沿って筒状に突出した突出部と、
    この突出部の先端から内側に張り出したフランジ部とを備え、
    前記突出部は前記コネクタの先端よりも外側に突出し、
    前記フランジ部の先端が前記コネクタの外周よりも内側に張り出したことを特徴とする電子制御装置。
  2. 前記第1の筐体は、上面側から内部に突出した内壁部をさらに備え、
    前記プリント基板は前記第1の筐体の底面側に配置され、
    前記フランジ部は、前記突出部の底面側の先端部から内側に張り出し、
    前記内壁部の底面部が前記コネクタの外周部の上面側よりも下方に突出したことを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
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