JP2011190054A - 用紙折り装置、及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1枚折りと重ね折りで搬送隙間を変化させ、両者ともに良好な折り品質を保証し、搬送隙間を変化させるための機構の簡略化を図る。
【解決手段】搬入されてくる用紙に対して1枚若しくは2枚以上の重ね折り処理を行う第1の折りローラ、重ね折り時に用紙を一時的にスタックする第2の搬送路と、有する用紙折り装置であって、前記第2の搬送路に搬入されてくる用紙の先端縁をニップに当接させ、当該ニップで用紙の搬送方向に対する傾きを補正するレジストローラ16対と、レジストローラ16対を離間させ、用紙を搬送するガイド板105から可動側のレジストローラ16bを退避させる際、可動側のガイド板105bをレジストローラ16の離間動作に連動させて固定側のガイド板105aから離間させ、ガイド板105a,105bの間隔を広げる離間機構と、を備えた。
【選択図】図11

Description

本発明は、搬入されたシート状記録媒体(用紙、転写紙、OHPシートなどのシート状の被記録部材全てを意味する。本明細書では、これらを全て用紙と総称して説明する。)に対して2つ折り、3つ折り、4つ折り、観音折りなどの折り処理を行う用紙折り装置、及びこの用紙折り装置を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの機能を複合して有するデジタル複合機(MFP)などの画像形成装置に関する。
複写機、デジタル複合機などの画像形成装置によって画像形成された用紙に対して、折り処理、穿孔処理、スティプル処理のような後処理を行う用紙処理装置が各種提案されている。このような装置として例えば特許文献1(特開平8−59013号公報)あるいは特許文献2(特開平8−160787号公報)に記載された発明が公知である。
このうち特許文献1には、搬送路内でのシートの斜行を矯正し、且つ搬送不良を防止するため、平行に配設された一対のガイド板により形成された搬送路と、該搬送路内の互いに接し合う一対の搬送ローラの上流側で且つ端面近傍に略V字状開口部を有するシート誘導部材を設け、該シート誘導部材を前記搬送ローラ対のニップ部の接線方向に移動させ、その後に前記搬送路から退避させる駆動手段を設けたシート搬送装置が記載されている。
また、特許文献2には、転写ローラが感光体に対して接離可能な複写機において、ジャム紙の発生の防止、ジャム紙の除去性の向上及び装置の小型化等をさらに図るため、レジストローラの軸体の端部に固設された第1のギアと、転写ローラの軸体の端部に固設された第2のギアと、像担持体から離間する向きの付勢力を該転写ローラに付与する付勢力付与手段と、第1のギア及び第2のギアに噛み合う中継ギアを有し、且つ第1のギアの回転力を、像担持体に対して当接する向きに該転写ローラを移動させる所定の大きさの駆動力、及び像担持体に当接する該転写ローラの表面が像担持体表面と同方向に移動するように該転写ローラを回転させる回転力に変換する駆動力変換機構と、転写材が該レジストローラの挾持部から該転写ローラと像担持体との間を通って搬送されるようにガイドする搬送ガイド部材とを備え、該搬送ガイド部材に該転写ローラ及び該駆動力変換機構が取り付けられ、且つ該搬送ガイド部材が支軸を中心に像担持体から離れた退避位置に揺動可能である画像形成装置が記載されている。
画像形成装置より複写印刷された用紙を多種類に折ることのできる多機能折り装置では、用紙を折り込む折り部の直前において複写機本体より搬送されてきた用紙のスキューを補正するために用紙をレジストローラに突き当ててスキュー補正を行うが、このときレジストローラ直前のガイド板隙間を狭くしないとスキュー補正の効果が得られない。
しかし、この種の多機能折り装置では、1枚の用紙を折る機能に加えて重ね折りの機構も備えていることが多く、重ね折りの場合、スキュー補正は行わず該当するレジストローラ直前のガイド板は重ね折り時の用紙スタック部にも使用している。そのため、重ね折りの場合にガイド板隙間が狭いと、搬送抵抗が増加し、搬送に不具合が発生することがあり、重ね折りの品質を損なう場合がある。
そこで、このような1枚折りと重ね折りで相反する特性を必要としているガイド板隙間において、1枚折りと重ね折りにて搬送隙間を変化させるようにすれば良い。
これに対し、前記特許文献1記載の発明では、シート誘導部材を搬送ローラ対のニップ部の接線方向に移動させ、その後に前記搬送路から退避させる駆動手段を設けているが、前記ガイド板の隙間の間隔を調整するようには構成されていない。
また、特許文献2記載の発明では、転写材がレジストローラの挾持部から転写ローラと像担持体との間を通って搬送されるようにガイドする搬送ガイド部材を備え、搬送ガイド部材に転写ローラ及び駆動力変換機構が取り付けられ、且つ搬送ガイド部材が支軸を中心に像担持体から離れた退避位置に揺動可能に構成されているが、搬送ガイド部材が退避位置に退避するのは転写ローラを感光体から離すためであり、ガイド板の隙間の間隔を調整するようには構成されていない。これはこのガイド板に対向し対となるガイド板が設けられていることからも明らかある。
このようなことから、従来技術では、このような1枚折りと重ね折りで相反する特性を必要としているガイド板隙間において、1枚折りと重ね折りにて搬送隙間を変化させるという技術思想は開示されていない。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、1枚折りと重ね折りで相反する特性を必要としているガイド板隙間において、1枚折りと重ね折りで搬送隙間を変化させ、両者ともに良好な折り品質を保証することにある。さらに加えて、前記搬送隙間を変化させるための機構の簡略化を図ることにある。
前記課題を解決するため、第1の手段は、搬入されてくる用紙に対して1枚若しくは2枚以上の重ね折り処理を行う折り処理手段と、重ね折り時に用紙を一時的にスタックする搬送路と、を有する用紙折り装置であって、前記一時的にスタックする搬送路に搬入されてくる用紙の搬送方向に対する傾きを補正するレジストローラ対と、前記レジストローラ対の一方を他方から離間させ、用紙を搬送するガイド板から退避させる際、前記ガイド板の一方を前記一方のレジストローラの離間動作に連動させて移動させ、前記ガイド板の間隔を広げる離間機構と、を備えていることを特徴とする。
この場合、前記広げられるガイド板の間隔は前記レジストローラの離間距離よりも狭く、前記ガイド板の間隔は、重ね折りされる用紙の枚数に応じて設定され、前記ガイド板の間隔は、前記一時的にスタックする搬送路に用紙がスタックされる毎に広がるようにすることが望ましい。
第2の手段は、第1の手段に係る用紙折り装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。 なお、後述の実施形態では、折り処理手段は第1ないし第5の折りローラ対9,10,11,12,13に、用紙を一時的にスタックする搬送路は第2の搬送路L2に、レジストローラ対はレジストローラ16(駆動側のローラ16a及び従動側のローラ16b)に、ガイド板105(固定側のガイド板105a及び可動側のガイド板105b)に、用紙折り装置は符号ZFに、制御手段はCPU361に、画像形成装置は符号PRに、それぞれ対応する。
本発明によれば、1枚折りのときにニップが形成されるレジストローラ対を重ね折り時に離間させ、用紙を搬送するガイド板から退避させる際、前記ガイド板の一方を前記レジストローラの離間動作に連動させて前記ガイド板の間隔を広げるので、1枚折りと重ね折りで搬送隙間を変化させ、両者ともに良好な折り品質を保証することができる。また、前記搬送隙間を変化させるためのガイド板の離間機構をレジストローラ対の退避機構を利用しているので、ガイド板の離間機構の簡略化を図ることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成システムの全体的な構成を示す概略構成図である。 画像形成装置と折り処理装置の制御構成を示すブロック図である。 Z折り動作を示す動作説明図である。 2つ折り動作を示す動作説明図である。 内3つ折りの折り動作を示す動作説明図である。 外3つ折りの折り動作を示す動作説明図である。 単純4つ折りの折り動作を示す動作説明図である。 観音4つ折りの折り動作を示す動作説明図である。 重ね内3つ折りの折り動作を示す動作説明図である。 後端押さえ部の動作を示す動作説明図である。 レジストローラの従動側ローラ及び可動ガイド板の離間機構を示す説明図である。
本発明は、1枚折りと重ね折りが可能な用紙折り装置において、重ね折りを行う際のガイド板の退避をレジストローラの退避機構に連動させて行うことが特徴であり、駆動源がレジストローラの退避機構であることから機構の簡素化を図ることができる。以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
1.全体構成
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成システムの全体的な構成を示す概略構成図である。
同図において、本実施形態に係る画像形成システムは、画像形成装置PRと、用紙処理装置としての用紙後処理装置PD及び両者の間に設けられた折り処理装置ZFから構成されている。
図1において、折り処理装置ZFは画像形成装置PRの側部に取り付けられており、画像形成装置PRから排出された用紙は折り処理装置ZFに導かれる。用紙後処理装置PDは、前記折り処理装置ZFの側部(後段)にさらに取り付けられており、折り処理装置ZFから排出された用紙は用紙後処理装置PDに導かれる。用紙後処理装置PDでは、パンチ処理、整合処理、スティプル綴じ処理、仕分け処理、簡易製本処理などの各処理が行われる。
複写機等の画像形成装置から排出された用紙は矢印A方向から用紙折り装置ZFに導入される。本実施形態に係る用紙折り装置ZFでは、
1)そのまま用紙を後続機種へ搬送させるストレート排紙モード(矢印B→E)
2)用紙に折り処理を行った後に、用紙折り装置ZFのトレイに排出させるトレイ排紙モード(矢印C→D)
3)折り用紙を後続機種へ排出する折り排紙モード(矢印C→E)
の動作モードを選択することができる。
ストレート排紙モードは、第1の搬送路L1を通して、そのまま後続機に排出する動作モードで、第1及び第3の分岐爪1,2,3は用紙が搬送できる方向に回動し、その方向の位置を保持する。
トレイ排紙モードは、第1の分岐爪1の動作により第1及び第2の折り部Z1,Z2に用紙を導く第2の搬送路L2へと搬送され、第1の折り部Z1、及び折り種類によっては第2の折り部Z2で用紙が所定位置で折られ、増し折り部Z3を通過した後、第4及び第2の分岐爪4,2の動作により第3の搬送路L3を搬送し、排紙ローラ5によりスタックトレイ6に排出されるモードである。
折り排紙モードは、第1及び第2の折り部Z1,Z2による折り動作及び第1ないし第3の折り部Z1,Z2,Z3での搬送動作はトレイ排紙モードと同じであるが、第4:の分岐爪4の分岐動作により第4の搬送路L4方向に搬送され、本折り機の後続に接続されている機械へ搬送されるモードである。
2.用紙折り処理装置
図1において、用紙折り処理装置ZFは、2つ折り、Z折り、外3つ折り、内3つ折り、単純4つ折り、観音4つ折りの各折り動作が可能な折り処理装置で、画像形成装置PRの側部(後段)に取り付けられている。折り処理装置ZFには第1ないし第4の搬送路L1〜L4と第1ないし第3の折り部Z1〜Z3、第1ないし第5の折りローラ9,10,11,12,13、及び第1ないし第3のストッパ部S1〜S3が設けられ、第1ないし第5の折りローラ9〜13では、第1の折り9と第2の折りローラ10間に第1のニップが、第2の折りローラ10と第3の折りローラ11間に第2のニップが、第4の折りローラ12と第5の折りローラ13間に第3のニップがそれぞれ形成され、折り動作を行うことが可能となっている。なお、第1ないし第5の折りローラ9〜13はそれぞれ隣接するローラとニップを形成することから、同期回転あるいは折り目の搬送方向を設定すべく若干速度差を持たせて回転するように構成されている。また、第1のストッパ部S1は第1のニップの上流側に、第2のストッパ部S2は第1のニップの下流側であって第2のニップの上流側に、第3のストッパ部S3は第3のニップの上流側にそれぞれ配置されている。さらに、第1ないし第3のそれぞれのストッパ部S1〜S3には、用紙先端を規制する移動可能なストッパと、用紙を突き当てたときに用紙を整合させる叩きコロと、ジョガーとが設けられている。叩きコロは用紙搬送方向先端を整合し、ジョガーは用紙搬送方向と直交する方向から用紙を整合して用紙の幅方向を揃える。
画像形成装置PRから排出された用紙は折り処理装置ZF内の入口ローラに導かれる。折り処理装置ZFは入口から排紙ローラを経て出口に至る間に、第1の分岐爪1によって切り換えられる第1及び第2の搬送路L1,L2を備えている。第1のニップの前記入口方向からみて上流側(図示右側)には第2の搬送路L2と第1のストッパ部S1が続き、前記第1のニップの下流側(図示左側)には第2のストッパ部S2が続いている。さらに、この第2のストッパ部S2は第2のニップの用紙搬送方向上流側(図示上側)に続いている。そして、第2のニップの下流側(図示下側)には、第5及び第6の搬送路L5,L6が分岐状態で続き、この第6の搬送路Lは第3のニップの上流側(図示右側)に続き、下流側(図示左側)で第5の搬送路L5及び増し折り部Z3に続いている。言い換えれば第6の搬送路L6は第5の搬送路L5の上流側から分岐して、折り処理後の用紙を当該第5の搬送路L5の下流側に戻すように配設されている。
増し折り部Zの下流側の第4の搬送路L4には第3及び第4の分岐爪3,4が配置され、第4の分岐爪4によって第3の搬送路L3を経てスタックトレイ6に用紙を排紙するか出口を経て後段側(E方向)に排紙するかが選択される。その際、第3の分岐爪3を第1の搬送路L1側に突出させ、第1の搬送路L1を矢印B方向とは逆の方向に搬送して第3の搬送路L3側へ案内させている。また、第1の搬送路L1のほぼ中央部には、第3の分岐爪3によって案内された用紙をさらに第3の搬送路L3に用紙を導くための第2の分岐爪2が設けられている。これにより、第4の搬送路L4から第3の搬送路L3への搬送経路が第3の分岐爪3、第1の搬送路L1及び第2の分岐爪2により形成される。
なお、前記各搬送路L1〜L4には搬送ローラ、スキューローラが適宜設けられ、折り処理前、折り処理中、及び折り処理後の用紙を搬送するようになっている。
3.制御装置
図2は画像形成装置と折り処理装置の制御構成を示すブロック図である。折り処理装置ZFの制御装置360は、図2に示すように画像形成装置PRの制御装置350と相互に信号の送受を行い、各部の制御を行うCPU361を中心に構成されている。このCPU361は、図1に示したような各センサ370からの入力に応じてソレノイド及びクラッチ371、ステッピングモータ372及びブラシレスモータ373等を駆動する。そのため、制御装置360には、ソレノイド及びクラッチ371を駆動するための第1のドライバ362、ステッピングモータ372を駆動するモータドライバ363、及びブラシレスモータ373を駆動する第2のドライバ364が設けられ、また、CPU361にクロックを供給するためのクロック発生手段(振動子)365が設けられている。なお、センサ370、ソレノイド及びクラッチ371、ステッピングモータ372及びブラシレスモータ373はそれぞれ動作対象となる各部に設けられているが、ここでは、代表してそれぞれ1つ示している。以下の説明では、前記1つの符号で複数のものを総括している。
折り処理装置ZFの制御装置360のCPU361は画像形成装置PRの制御装置350側のCPU351と制御信号の送受を行い、また、画像形成装置PRの制御装置350から駆動のための電力の供給を受けている。
なお、図2では、画像形成装置PRの制御装置350に折り処理装置ZFの制御装置360が接続されているが、この場合の画像形成装置PRは複写機あるいは複合機であり、プリンタの場合には、ホスト装置との間においても信号の送受が行われる。折り処理装置ZFの制御装置は前記CPU361が図示しないROMに書き込まれたプログラムを、図示しないRAMをワークエリアとして使用しながら実行することにより行われる。また、プログラムデータは前記ROMに代えて、あるいは加えてネットワークを介してサーバから、あるいはCD−ROM、SDカードなどの記録媒体から記録媒体駆動装置を介して図示しないハードディスク装置などの記憶媒体にダウンロードされ、あるいはバージョンアップされて使用することもできる。
このように構成されたに折り装置ZFによって、図3ないし図8に示すように、Z折り、2つ折り、内3つ折り、外3つ折り、単純4つ折り、観音4つ折りの6通りの折り処理が可能である。図では折り順序も示している。
折り装置ZFによる折り処理を実施する際は概略下記のように動作する。
4.動作
ユーザにより画像形成装置PRの図示しない操作パネルから所望の折りが選択されると第1ないし第4の分岐爪1〜4はそれぞれホームポジションから折りに対応した位置に切り換えられ、第1ないし第3のストッパ部S1〜S3はホームポジションから各用紙サイズと折り位置に合わせて移動する。
以下、この動作を前提にして各折り処理が行われる。
4.1 Z折りの折り動作
図3はZ折り動作を示す動作説明図である。Z折り動作では、同図に示すように第1の分岐爪1が反時計方向に動作し、用紙Pは第1の搬送路L1から第2の搬送路L2に案内される(図示P11)。用紙Pは第2の搬送路L2に沿って搬送され、レジストローラ対16で用紙先端の位置が規制され、また、搬送タイミングが設定され、折り入口ローラ8から第1の折り部Z1に搬入される。
第1の折り部Z1において第1及び第2の折りローラ9,10間の第1のニップに挟まれて第2のストッパ部S2に導かれる(図示P12)。第2のストッパ部S2には移動自在なストッパが設けられており、紙サイズ別で折り位置が適正になるようにして位置停止制御される。そこで、用紙先端が第1のストッパに突き当たり、継続して搬送されると、第2の折りローラ10と第3の折りローラ11付近で撓みが生じる(図示P12)。撓みは第2及び第3の折りローラ10,11によって形成される第2のニップに導かれ、当該ニップで1回目の折りが行われる。
折りが進行すると、1回目の折り部分を先端として第6の搬送路L6の折り位置まで進入する。このとき第2のニップに最も近い下流側の搬送ローラ対の駆動力を調整し、用紙が下側の第6の搬送路L6に搬送されるようになっている。第6の搬送路L6の下流側の第3のストッパ部S3では、第2のストッパ部S3と同様に第3のストッパが第2の折り目を付ける位置に用紙サイズに応じて位置しており、第1の折り目が当該第3のストッパに当接して先端位置が規制される(図示P13の位置)。この状態で第2及び第3の折りローラ10,11の搬送状態が継続されると、第1の折り目形成時と同様に第4及び第5の折りローラ12,13付近で撓みが生じる。撓みは第4及び第5の折りローラ12,13によって形成される第3のニップに導かれ、当該ニップで2回目の折りが行われ(図示P13)、Z折りされる。そして、第2の折り部が折られた状態で、用紙は増し折り部Z3において増し折りされ(図示P14)、後段に搬送される場合には、第4の分岐爪4から第4の搬送路L4を経てE方向に排紙される(図示P15)。スタックトレイ6に排紙される場合には、第4、第3及び第2の分岐爪4,3,2を前述のように位置させ、用紙Pを増し折り部Z3から第1の搬送路L1を経て第3の搬送路L3へ導き(図示P16)、排紙ローラ5からスタックトレイ6に排紙する(図示P17)。
4.2 2つ折りの折り動作
図4は2つ折り動作を示す動作説明図である。画像形成装置PRから2つ折りの処理が指示されたときは、第1の分岐爪1は図示反時計方向に切り換えられ、用紙先端は第1の搬送路L1から第2の搬送路L2に導かれ(図示P21)、さらに用紙先端を第1のストッパ部S1に搬送する。第1のストッパ部S1には移動自在な第1のストッパが設けられており、この第1のストッパは前述の第2のストッパ部S2における第2のストッパと同様に紙サイズ別で折り位置が適正になるように移動停止制御される。用紙先端が第1のストッパに突き当たり、継続して搬送されることにより、第1の折りローラ9と第2の折りローラ10のニップ付近で撓みが生じ、その撓みが第1及び第2の折りローラ9,10の第1のニップに導かれ(同図P22)、以降、第1の折り目に対する2つ折りが実行される。
撓み部が第1のニップに入ると1回目の折りが行われ、折り目が形成された用紙の先端は、第2及び第3の折りローラ10,11によって形成される第2のニップに導かれる。その際、第2のストッパ部S2に折り目先端が向わずに第2のニップに向うように、第2及び第3の折りローラ10,11には速度差が設定される。この状態で第5及び第6の搬送路L5,L6方向に搬送される。このとき第2のニップに最も近い下流側の搬送ローラ対の駆動力を調整し、用紙が上側の第5の搬送路L5に搬送させる(図示P23)。そして、用紙Pは当該第5の搬送路L5を通り、増し折り部Z3に搬送され(図示P24)、増し折り部Z3から搬送先の設定に応じてZ折りの場合と同様に第4、第3及び第2の分岐爪4,3,2の分岐方向を制御し、第3の搬送路L3を経て(図示P25)プルーフトレイ6に排紙される(図示P26)。後段に搬送される場合には、第4の分岐爪4から第4の搬送路L4を経てE方向に排紙される。
4.3 内3つ折り、外3つ折り、単純4つ折りの折り動作
図3に示したように、Z折りは2回折りであり、内3つ折り、外3つ折り、単純4つ折りも2回折りである。そのため、第1及び第2のストッパの位置を制御することによりZ折りと同様の動作で前記各種の折り動作が可能となる。なお、図5は内3つ折り、図6は外3つ折り、図7は単純4つ折りの折り動作を示す動作説明図である。
図5、図6及び図7において、用紙は、第1の分岐爪1によって第1の搬送路L1から第2の搬送路L2へ案内される。用紙先端は第1のストッパ部S1に搬送され、第1のストッパ部S1に設けられた移動自在な第1のストッパに当接する。第1のストッパ601は用紙サイズ別で折り位置が適正になるように位置停止制御される。用紙先端が第1のストッパに突き当たり、継続して搬送されることにより、第1の折り9と第2の折りローラ10付近で撓みが生じる。この撓みは、第1の折りローラ9と第2の折りローラ10の第1のニップに案内され、当該第1のニップによって1回目の折りが行われる。このとき内3つ折りでは第1のストッパ部S1において図5に示すように先端が2/3搬入され(同図P32)、外3つ折りでは図6に示すように先端が1/3搬入され(同図P42)、単純4つ折りでは図7に示すように先端が1/2搬入される(同図P52)。
次いで、1回目の折り部分を先端として用紙先端は第2のストッパ部S2の折り位置まで進入する。第2のストッパ部S2には移動自在な第2のストッパが設けられ、紙サイズ別で折り位置が適正になるように位置停止制御される。第2のストッパは内3つ折り、外3つ折りでは、第1の折り目から先端が1/3の位置(図5P33、図6P43)、単純4つ折りでは第1の折り目から先端が1/2の位置に設定され、当該位置まで用紙が搬入されると、内3つ折り、外3つ折りでは、後端から1/3の位置(図5P33、図6P43)、単純4つ折りでは第1の折り目から後端から1/2の位置が第2の折り目として第2及び第3の折りローラ10,11のニップである第2のニップに導かれ、第5の搬送路L5方向にそれぞれ搬送される(図5P34、図6P44、図7P54)。第5の搬送路L5方向にそれぞれ搬送されるのは前述のように第2のニップの直近下流側の搬送ローラの送り速度の制御による。
第2のニップで内3つ折り、外3つ折り、単純4つ折りされた用紙は、それぞれ増し折り部Z3に搬送される(図5P35、図6P45、図7P55)。次いで、増し折り部Z3から搬送先の設定に応じてZ折りの場合と同様に第4、第3及び第2の分岐爪4,3,2の分岐方向を制御し、第3の搬送路L3を経て(図5P36、図6P46、図7P56)、プルーフトレイ6に排紙される(図5P37、図6P47、図7P57)。後段に搬送される場合には、第4の分岐爪4から第4の搬送路L4を経てE方向に排紙される。
4.4 観音4つ折りの折り動作
図8は観音4つ折りの折り動作を示す動作説明図である。観音4つ折り動作では、用紙は、第1の分岐爪1によって第1の搬送路L1から第2の搬送路L2へ案内される(図8P61)。用紙先端は第1のストッパ部S1に搬送され、第1のストッパ部S1に設けられた移動自在な第1のストッパに当接する(図8P62)。用紙は先端が3/4搬入され、当該位置から第1及び第2の折りローラ9,10のニップである第1のニップに導かれ、第1の折り目が形成されて第2のストッパ部S2に搬送される。第2のストッパ部S2では、第2のストッパ部S2において、第1の折り目から用紙長の1/2の位置に第2のストッパを移動させて用紙の先端位置を規制する。この位置からさらに搬送すると、用紙の後端から1/3の位置が第2及び第3の折りローラ10,11により形成される第2のニップに挟み込まれ(図8P63)、第2の折り目が形成され、第6の搬送路L6方向に搬送される。第6の搬送路L6方向への搬送は、前述のように第2のニップの下流側直近の搬送ローラの作用による。
第6の搬送路L6に搬入された用紙Pは用紙長の1/2の位置にストッパ位置が設定された第3のストッパ部S3に搬送され、先端が第3のストッパに当接した状態で搬送が継続されることによりZ折りの場合と同様に第4及び第5の折りローラ12,13のニップである第3のニップに進入し、第3の折り目が用紙の中央位置に形成される(図8P64)。この第3の折り目が観音折りの特徴である折り目となり、この折り目を先端として増し折り部Z3に搬送される(図8P65)。次いで、増し折り部Z3から搬送先の設定に応じてZ折りの場合と同様に第4、第3及び第2の分岐爪4,3,2の分岐方向を制御し、第3の搬送路L3を経て(図8P66)、プルーフトレイ6に排紙される(図8P67)。後段に搬送される場合には、第4の分岐爪4から第4の搬送路L4を経てE方向に排紙される。
なお、第1ないし第3のストッパの位置は、経路長や折りローラの径に応じて適宜されるもので、前記ストッパ位置の例示は目安に過ぎない。
4.5 重ね内3つ折りの折り動作
図9は重ね内3つ折りの折り動作を示す動作説明図、図10は後端押さえ部の動作を示す動作説明図である。重ね内3つ折りは重ね折りモードの一例として示すもので、折り自体は図5に示した内3つ折りと同等であるので、異なる構成及び動作についてのみ説明する。
重ね折りする場合、搬送路内で用紙を揃える必要がある。そのため、本実施形態では、1枚折りの場合にも使用する後端押さえ爪を利用している。後端押さえ爪17は図10に示すように第2の搬送路L2に設けられた移動ローラ15の下部に設置され、第2の搬送路L2の上部から左右のガイド板G1,G2に沿って所定量上下方向に往復動可能に設置されている。後端押さえ爪17は図10において正面視鉤形に形成され、背面17aが用紙搬入時に摺接してガイド板G1との間に用紙を導き、後端押さえ時(下降時)には、内面(下面)17bが用紙後端に当接して用紙を下方に押さえるとともに、内側面17cと右側のガイド板G2との間に用紙を保持する。
重ね折りであることが画像形成装置側から送信されると、第1の折り部Z1の最上流側の搬送路(L2)に設けられ、用紙の先端位置の揃え動作と搬送タイミングを設定するレジストローラ16と、その下流側に位置する折り入口ローラ8は図示しない駆動機構(モータ又はソレノイド)により従動ローラ側が搬送ガイド板Gの外側まで退避する。1枚目の用紙は1枚折りと同様に分岐爪1の動作により第2の搬送路L2に導かれ、折り処理装置ZFの入口に設けられた入口コロ7と、第2の搬送路L2の入口部に設けられた移動ローラ15によって第1のストッパ部S1の先端ストッパまで搬送される。
前述のように移動ローラ15の搬送方向下流側の直近には後端押さえ爪17が上下方向に移動可能に設けられており、まず、用紙は図10(a)に示すように後端押さえ爪17の背面17aとガイド板G1との間を搬送される。用紙後端が移動ローラ15のニップを抜けた直後に後端押さえ爪17は上方に移動し(図10(b))、用紙後端を爪の内部に収める。その後、後端押さえ爪17の内面17bの平坦部で用紙後端を押さえて下方に移動し、用紙先端を第1のストッパ部S1の先端ストッパに突き当て、用紙の搬送方向を揃える(図10(d))。
次の用紙が搬送されてきても用紙後端は後端押さえ爪17にガイドされ、用紙は後端押さえ爪17の背面17aとガイド板G1との間を通るため、用紙が搬送路に導かれてもページ順が狂うことも、用紙同士が接触することもない。
このような動作を重ね折りする枚数まで繰り返し、重ね折りを行う枚数まで第1のストッパ部S1にスタックされると、第1及び第2の折りローラ9,10間のニップに用紙を押し込んで折り目を付ける折りブレード18により用紙は第1及び第2の折りローラ9,10間のニップに押し込まれ、1回目の折りが完了する。
その後の搬送動作及び折り動作は前記1枚折りの場合と同様である。
重ね折りは、内3つ折りのみならず、2つ折り、外3つ折りが可能であるが、重ね折りの第1のストッパ部S1におけるスタック動作及び第1回目の折り動作、及び折りブレード18による折りは内3つ折りの場合と同じである。ただし、先端ストッパ位置は折りモード及び用紙サイズにより異なる。第2折り動作以降に関しては1枚折りの動作と同じである。
重ね折りを行う場合には、スタックする必要からレジストローラ16のニップを離間させる必要がある。図11はレジストローラの従動側ローラ及び可動ガイド板の離間機構を示す説明図である。
図10において、レジストローラ16の従動側のローラ16bは駆動側のローラ16aに対して近接離間可能に構成されている。本実施形態では、従動側のローラ16bとこのローラ16bよりの上流側の(可動)ガイド板105bは可動であり、両者ともに弾性付勢部材としてのバネ101a及び107により駆動側のローラ16a及び固定側のガイド板105a側に弾性付勢されている。
従動側のローラ16bはアーム101によって回動可能に支持され、アーム101の従動側のローラ16bの取り付け側とは反対側に設けられたラック103を駆動モータ104の回転軸に設けられたピニオンによって駆動し、駆動側のローラ16aに対して近接離間する。アーム101の図において上部には、レバー102が立設されており、アーム101の往復動作に合わせてレバー102も同じ量だけ動作する。
一方、レジストローラ16の上部に設けられた前記可動ガイド板105bにはレバー106が側方に突設され、先端には下方に突出した当接部106aが設けられている。この当接部106aは前記レバー102が当接するもので、両者の間には所定の間隔が予め設けられており、アーム101の移動によりレバー102が当接部106cに当接し、可動側のガイド板105bを経路の開放方向に移動させる。前記所定の間隔を設けたことにより従動側のローラ16bの退避量より可動ガイド板105bの退避量が少なくなる。このように構成することにより、レジストローラ16の従動側のローラ16bが可動ガイド板105bよりも奥(さらに開放側)に退避することができる。
なお、図11の例では、従動側のローラ106bの近接離間動作の駆動源として駆動モータ4を使用しているが、これに代えてソレノイドとすることもできる。ソレノイドを使用した場合、ラック103を使用しなくとも直線往復動作が可能であることから、ラック103は不要となる。
重ね折りする枚数は、画像形成装置PRの制御装置350の図示しない操作パネルからユーザが設定することが可能であり、用紙折り装置ZFでは、用紙折り装置制御装置360のCPU361が画像形成装置PRの制御装置350からの設定情報により可動ガイド板105の移動量を変化させる。移動量は重ね折り枚数が多いほど大きく設定する。すなわち、1枚スタック部に入る毎に、駆動モータ104を作動させて可動ガイド板105の退避量を広くしていく。
このように本実施形態によれば、レジスト部のガイド板を退避させる機構をレジストローラの退避機構を利用して駆動するので、ガイド板を退避させる機構を駆動する駆動源が不要となり、省スペース化と部品点数の削減を図ることができる。また、その結果として、重量低減及び装置構成の簡素化を図ることができる。
また、このように重ね折りの枚数に合わせてガイド板隙間を広げていくことがレジストローラの従動側のローラ16bの退避機構により可能となり、また、隙間の間隔が細かく設定できるので、折り品質及び搬送品質の向上も図ることができる。
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。
9,10,11,12,13 第1ないし第5の折りローラ対
L2 第2の搬送路
16 レジストローラ
16a 駆動側のローラ
16b 従動側のローラ
105 ガイド板
105a 固定側のガイド板
105b 可動側のガイド板
361 CPU
PR 画像形成装置
ZF 用紙折り装置
特開平8−59013号公報 特開平8−160787号公報

Claims (5)

  1. 搬入されてくる用紙に対して1枚若しくは2枚以上の重ね折り処理を行う折り処理手段と、
    重ね折り時に用紙を一時的にスタックする搬送路と、
    を有する用紙折り装置であって、
    前記一時的にスタックする搬送路に搬入されてくる用紙の搬送方向に対する傾きを補正するレジストローラ対と、
    前記レジストローラ対の一方を他方から離間させ、用紙を搬送するガイド板から退避させる際、前記ガイド板の一方を前記一方のレジストローラの離間動作に連動させて移動させ、前記ガイド板の間隔を広げる離間機構と、
    を備えていることを特徴とする用紙折り装置。
  2. 請求項1記載の用紙折り装置であって、
    前記広げられるガイド板の間隔は前記レジストローラの離間距離よりも狭いこと
    を特徴とする用紙折り装置。
  3. 請求項2記載の用紙折り装置であって、
    前記ガイド板の間隔は、重ね折りされる用紙の枚数に応じて設定されること
    を特徴とする用紙折り装置。
  4. 請求項1記載の用紙折り装置であって、
    前記ガイド板の間隔が、前記一時的にスタックする搬送路に用紙がスタックされる毎に広がることを特徴とする用紙折り装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の用紙折り装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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