JP2011196560A - ヒートポンプ給湯機 - Google Patents

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【課題】水冷媒熱交換器が取り外し可能となり、サービスメンテナンス性を向上したヒートポンプ給湯機を提供すること。
【解決手段】空気冷媒熱交換器5に送風する送風手段13と、前記送風手段13と圧縮機3とを区画する仕切板2とを備え、水冷媒熱交換器4を前記仕切板2に対し筐体内の前記送風手段13側に、前記圧縮機3を他方側に配設し、前記仕切板2の前方側に開口した開口部2aを設けるとともに、前記水冷媒熱交換器4に湯水を循環させる管路7を、前記開口部2a内及び前記圧縮機3の前方に配設したことを特徴とするヒートポンプ給湯機で、仕切板2を取り外すことなく、容易に水冷媒熱交換器4が取り外し可能となり、サービスメンテナンス性の向上が図られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヒートポンプを熱源とするヒートポンプ給湯機の構造に関するものである。
従来、この種のヒートポンプユニットは、基板上に少なくとも圧縮機、空気冷媒熱交換器、水冷媒熱交換器を載置して構成され、基板は載置面に凹凸形状を有し、また水冷媒熱交換器はこの凹凸形状に嵌合した断熱部材で外装されているとともに、水冷媒熱交換器は、圧縮機とは仕切板をはさんで区画された空間に配置され、この断熱部材の上から周囲を覆うように保護カバーを具備しており、この保護カバーは仕切板に対して固定される係合部を有していた(例えば、特許文献1参照)。
また、水冷媒熱交換器は、圧縮機や空気冷媒熱交換器と環状に接続した冷媒循環配管および貯湯タンクユニットと接続される水循環配管と、筐体の前方で連通され、それらの配管が仕切板を貫通するために、仕切板には逆U字形の切り欠き部が形成されていた(例えば、特許文献2参照)。
図6は、特許文献1に記載された従来のヒートポンプユニットの内部斜視図を示すものである。図6に示すように、ヒートポンプユニット101は、基板102上の右側には、圧縮機103や図示されていないが、膨張弁を介した冷媒循環配管および貯湯タンクユニットと接続される水循環配管が構成され、一方、基板上の左側には、基板102の後方に、略L字状に曲げて形成された空気冷媒熱交換器104が配され、その前方には、水冷媒熱交換器105が配されている。
106は、水冷媒熱交換器105を覆うように設けられた断熱部材であり、107は、断熱部材106を上から周囲を覆うように設けられた保護カバーである。108は、空気冷媒熱交換器104の熱交換能力を高めるための送風ファンであり、空気冷媒熱交換器104の前方、保護カバー107の上方に配されている。
109は、圧縮機103のある空間と、空気冷媒熱交換器104や水冷媒熱交換器105とを区画する仕切板である。そして、仕切板109には、爪部109aが設けられており、その爪部109aと、保護カバー107のU字カット部107aが係合することで、保護カバー107の位置決めがなされている。
また、図7は、特許文献2に記載された従来のヒートポンプユニットの内部部品構成を示すものである。図7に示すように、ヒートポンプユニット101の基板102上には、圧縮機103や水冷媒熱交換器105などを配設し、それらの間には防音板を兼ねて仕切る仕切板109が配設され、その上部には、このヒートポンプユニットを制御する電源制御箱110が配置されている。
仕切板109の前方下部には、逆U字形の切り欠き部109bが形成され、仕切板109は、圧縮機103と水冷媒熱交換器105の間で上方より基板102に挿し降ろして固定させ、水冷媒熱交換器105と、筐体の前方で連通した圧縮機103や空気冷媒熱交換器104と環状に接続した冷媒循環配管および貯湯タンクユニットと接続される水循環配管の管路111が貫通される構成となっている。
以上の構成により、ヒートポンプユニット101の運転時における防音性能の向上を図り、ヒートポンプユニット101の輸送時に加わる外力に対する強度を増し、組立時の水
冷媒熱交換器105の位置決めが明確になり作業性の向上が図れるといわれている。
特許第3931878号公報 特開2009−156477号公報
しかしながら、前記従来の構成では、水冷媒熱交換器に不具合が発生してサービスメンテナンス交換作業する場合、冷媒循環配管および水循環配管の管路111が仕切板109の切り欠き部109bに囲われ、また保護カバー107のU字カット部107aに対して、仕切板の爪部109aが上方より挿し降ろされて係合されているため、本体の上部に配置された送風ファン部108、電源制御箱110、仕切板109を順に取り外した後に、保護カバー107や水冷媒熱交換器105を取り外さなければならず、大変に作業工数がかかるという課題があった。
また、従来例に記載してあるとおり、仕切板109の爪部109aと保護カバー107のU字カット部107aの挿し込み係合は、組立時の水冷媒熱交換器の位置決めが明確になり作業性の向上が図れるという面はあるかもしれないが、その効果は万全ではなく、輸送時の外力により、仕切板の爪や保護カバーのU字カット部の変形が起こり、防音効果が小なくなってしまい、異常音発生の問題となる恐れがあった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、容易に水冷媒熱交換器が取り外し可能となり、サービスメンテナンス性を向上したヒートポンプ給湯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のヒートポンプ給湯機は、圧縮機、水冷媒熱交換器、減圧手段、空気冷媒熱交換器を順次接続した冷媒回路と、前記空気冷媒熱交換器に送風する送風手段と、前記送風手段と前記圧縮機とを区画する仕切板とを備え、前記水冷媒熱交換器を前記仕切板に対し筐体内の前記送風手段側に、前記圧縮機を他方側に配設し、前記仕切板の前方側に開口した開口部を設けるとともに、前記水冷媒熱交換器に湯水を循環させる管路を、前記開口部内及び前記圧縮機の前方に配設したことを特徴とするものである。
これによって、水冷媒熱交換器のサービスメンテナンス交換作業時には、仕切板を取り外すことなく、仕切板に設けた前方側に開口した開口部より、水冷媒熱交換器および連通した水循環配管の管路を前方に引き出し、容易に取り外すことが可能となる。
本発明によれば、水冷媒熱交換器が取り外し可能となり、サービスメンテナンス性を向上したヒートポンプ給湯機を提供できる。
本発明の実施の形態1におけるヒートポンプユニットの正面内部構成図 同ヒートポンプユニットの仕切板図 同ヒートポンプユニットの詳細斜視図 同ヒートポンプユニットの分解構成図 同ヒートポンプユニットの詳細斜視図 従来のヒートポンプユニットの内部斜視図 同ヒートポンプユニットの内部部品構成図
第1の発明は、圧縮機、水冷媒熱交換器、減圧手段、空気冷媒熱交換器を順次接続した冷媒回路と、前記空気冷媒熱交換器に送風する送風手段と、前記送風手段と前記圧縮機とを区画する仕切板とを備え、前記水冷媒熱交換器を前記仕切板に対し筐体内の前記送風手段側に、前記圧縮機を他方側に配設し、前記仕切板の前方側に開口した開口部を設けるとともに、前記水冷媒熱交換器に湯水を循環させる管路を、前記開口部内及び前記圧縮機の前方に配設したことを特徴とするヒートポンプ給湯機で、水冷媒熱交換器のサービスメンテナンス交換時には、仕切板を取り外すことなく、仕切板に設けた前方側に開口した開口部より、水冷媒熱交換器および連通した水循環配管の管路を前方に引き出し、取り外すことが可能となり、電源制御箱や仕切板を取り外すことなく、容易に水冷媒熱交換器が取り外し可能となる。
第2の発明は、水冷媒熱交換器を収納した断熱部材を覆う保護カバーに連結部を設け、前記連結部を仕切板に固定させることを特徴とするもので、組立時に位置ずれし易い水冷媒熱交換器の位置決めが明確になり、作業性の向上が図れる。
またヒートポンプユニットの運転時に、送風ファンや水冷媒熱交換器から発生する振動を緩和させ、製品の防音性能の向上を図ることができる。また、製品輸送時に、重量物である水冷媒熱交換器に加わる外力に対する強度を増し、製品の破損防止や異常音防止を図ることができる。
第3の発明は、連結部は、仕切板に形成された段差部に固定され、前記段差部の上部には傾斜部を配設したことを特徴とするもので、保護カバーの連結部は、仕切板に形成された段差部の深さ内に収納されて、筐体の前板に対して、凸形状となることなく、製品の外観デザインの向上が図られる。
またサービスメンテナンス時に、水冷媒熱交換器を収納した断熱部材を覆う保護カバーを上方に取り外そうとする場合、保護カバーの連結部は、仕切板に形成された段差部の上部傾斜部に沿って摺動するため、引っかかることなく、容易に取り外すことができ、サービスメンテナンス性の向上が図られる。
第4の発明は、水冷媒熱交換器を収納した断熱部材を覆う保護カバーの前方下部を、筐体の基板と前記筐体の前板とで挟んで固定することを特徴とするもので、運転時の水冷媒熱交換器の振動や送風ファンの振動が保護カバーに伝播しても、基板と外箱前板によって振動が緩和され、製品本体の防音性能を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプユニットの正面内部構成図を示すものである。図2は、仕切板図、図3は詳細斜視図、図4は、分解構成図である。
図1において、ヒートポンプユニットの底面を支持する基板1の上部には、仕切板2によって区画した一方に圧縮機3を搭載し、もう一方の区画には仕切板2に隣接して水冷媒熱交換器4が載置されている。圧縮機3は、水冷媒熱交換器4、減圧手段、空気冷媒熱交換器5を順次接続した冷媒循環配管6が接続され、筐体の右側面部には、貯湯タンクユニ
ットと接続される水循環配管7の接続部8が設けられている。
図3に示すように、水循環配管7は、圧縮機3の前方部および仕切板2の切り欠き部2a内で、冷媒循環配管6と合体した管路9となり、水冷媒熱交換器4に連通して構成されている。
仕切板2は、図2に示すように、前方下部は、前方側に開口した開口部である切り欠き形状2aが形成されている。また、仕切板2の上部には、製品の運転を制御する電源制御箱10が載置されている。
水冷媒熱交換器4は、上下に2分割された発泡断熱容器11に収納され、その外郭は保護カバー12に覆われている。保護カバー12の上部には、送風ファン13が搭載され、その後方には、空気冷媒熱交換器4が載置されている。
以上のように構成されたヒートポンプユニットについて、以下その動作、作用を説明する。
ヒートポンプ給湯機のヒートポンプユニットを長期に運転し続けると、水分中の炭酸カルシウム成分などが加熱によりスケールという固形物となって、水冷媒熱交換器4の水循環配管7内に析出して、配管内を閉塞させ、水が循環不能となり、運転不良となる。そのような場合、サービスメンテナンスで水冷媒熱交換器4の交換が必要となる場合がある。
上記構成によって、水冷媒熱交換器4を取り外す場合、まず送風ファン部13を取り外し一方、圧縮機3の前方部などで水循環配管7および冷媒循環配管6のロー付け箇所を外す。
この結果、水冷媒熱交換器4は、水および冷媒循環回路より切り離されて、単品化したことになる。水循環配管7および冷媒循環配管6の合体した管路9は、仕切板2の前方に開口された切り欠き部2aに貫通されて配置されているので、図4に示すように、水冷媒熱交換器4は、保護カバー12と発泡断熱容器11に収納され一体となったまま、または保護カバー12と上側の発泡断熱容器11を外した後、前方に引き出して取り外すことができ、サービスメンテナンス性の向上が図られる。
また、図5において、水冷媒熱交換器4を収納した発泡断熱容器11を覆う保護カバー12に仕切板2と接触する折り曲げ面を形成し、さらに正面側に平面部となるL字形状の連結部12aを設けたものである。
さらに仕切板2には前方より開口となる切り欠き部2aの上部に段差部2bを設け、前記保護カバー12の連結部12aと仕切板2の切り欠き部2aの上部段差部2bはねじ締結などで連結係合されている。
水冷媒熱交換器4を収納した発泡断熱容器11を覆う保護カバー12は、保護カバー12の連結部12aを仕切板段差部2bに係合固定することにより、組立時に位置ずれし易い水冷媒熱交換器4の位置決めが明確になり、作業性の向上が図れる。
また、ヒートポンプユニットの運転時に、送風ファン13や水冷媒熱交換器4から振動が伝播されるが、係合により、その振動を緩和させ、製品の防音性能の向上を図ることができる。また、製品輸送時に、重量物である水冷媒熱交換器4は外力により、移動し易いが、係合固定により強度を増し、製品の破損防止や異常音防止を図ることができる。
また、図5において、水冷媒熱交換器4を収納した発泡断熱容器11を覆う保護カバー12の連結部12aは、前方より切り欠き部2aを設けた仕切板2に形成された段差部2bに係合され、前記段差部2bの上部には傾斜部2cが配設されている。
保護カバー12の連結部12aは、仕切板2に形成された段差部2bの深さ内に収納されて、筐体の外箱前板14に対して、凸形状となることなく、製品の外観デザインの向上が図られる。
また、サービスメンテナンス時に、水冷媒熱交換器4を収納した発泡断熱容器11を覆う保護カバー12を上方に取り外そうとする場合、保護カバー12の連結部12aは、仕切板2に形成された段差部2bの上部傾斜部2cに沿って摺動するため、引っかかることなく、容易に取り外すことができ、サービスメンテナンス性の向上が図られる。
また、図5において、水冷媒熱交換器4を収納した発泡断熱容器11を覆う保護カバー12の前方下部12bは、筐体の基板2の周囲縁より前方に配設されている。図4のように、筐体の外箱前板14は、前方より、基板1の周囲縁に合わされ、前方よりねじ締め付けされ、固定される。
保護カバー12の前方下部12bは、外箱前板14と基板1に挟んで係合されることになり、運転時の水冷媒熱交換器4の振動や送風ファン13の振動が保護カバー12に伝播しても、基板1と外箱前板14によって振動が緩和され、製品本体の防音性能を向上させることができる。
以上のように、本発明にかかるヒートポンプ給湯機のヒートポンプユニットは、容易に水冷媒熱交換器が取り外し可能となり、サービスメンテナンス性の向上及び、防音性能の向上が可能となるので、給湯機や空調機等の用途にも適用できる。
1 基板
2 仕切板
2a 切り欠き部(開口部)
2b 上部段差部
2c 上部傾斜部
3 圧縮機
4 水冷媒熱交換器
5 空気冷媒熱交換器
6 冷媒循環配管
7 水循環配管
8 配管接続部
9 管路
10 電源制御箱
11 発泡断熱容器
12 保護カバー
12a 連結部
13 送風ファン(送風手段)
14 外箱前板

Claims (4)

  1. 圧縮機、水冷媒熱交換器、減圧手段、空気冷媒熱交換器を順次接続した冷媒回路と、前記空気冷媒熱交換器に送風する送風手段と、前記送風手段と前記圧縮機とを区画する仕切板とを備え、前記水冷媒熱交換器を前記仕切板に対し筐体内の前記送風手段側に、前記圧縮機を他方側に配設し、前記仕切板の前方側に開口した開口部を設けるとともに、前記水冷媒熱交換器に湯水を循環させる管路を、前記開口部内及び前記圧縮機の前方に配設したことを特徴とするヒートポンプ給湯機。
  2. 水冷媒熱交換器を収納した断熱部材を覆う保護カバーに連結部を設け、前記連結部を仕切板に固定させることを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ給湯機。
  3. 連結部は、仕切板に形成された段差部に固定され、前記段差部の上部には傾斜部を配設したことを特徴とする請求項2に記載のヒートポンプ給湯機。
  4. 水冷媒熱交換器を収納した断熱部材を覆う保護カバーの前方下部を、筐体の基板と前記筐体の前板とで挟んで固定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒートポンプ給湯機。
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