JP2011198788A - 半導体素子の製造方法 - Google Patents

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Takako Chinone
崇子 千野根
Kichiko Yana
吉鎬 梁
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康之 柴田
Jiro Tono
二郎 東野
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Abstract

【課題】 半導体層から成長用基板を再現性よく分離することが困難である。
【解決手段】 成長用基板の上に、In、Ga、及びNを含む化合物半導体からなる下地層を形成する。下地層の一部を成長核として、Ga及びNを含む化合物半導体からなる複数の支柱を成長させるとともに、Ga及びNを含む化合物半導体からなる半導体層を形成する。半導体層は支柱によって支持され、面内方向に連続する。半導体層と成長用基板との間に空洞が画定される。半導体層に、支持基板を接着する。成長用基板を半導体層から分離する。
【選択図】 図1−3

Description

本発明は、成長用基板の上に半導体層を形成した後、半導体層から成長用基板を分離する半導体素子の製造方法に関する。
発光ダイオード等の光半導体素子の従来の製造方法の一例について説明する。まず、成長用基板の上に、n型半導体層、発光層、及びp型半導体層を成長させる。成長用基板が絶縁性である場合には、p型半導体層及び発光層の一部を除去してn型半導体層を露出させる。n型半導体層の露出した領域、及び露出しているp型半導体層に電極を形成する。
成長用基板は、その上に成長させる半導体層の結晶品質に大きな影響を与える。また、成長用基板の導電性、熱伝導性、光吸収係数等の物性が、光半導体素子の電気特性、熱特性、及び光学特性に影響する。結晶性のよい半導体層を形成するために適した成長用基板が、導電性、熱伝導性、光吸収係数等の物性の点で好ましいものであるとは限らない。
半導体層を成長させた後、成長用基板を半導体層から分離した光半導体素子が提案されている。最終的に成長用基板が分離されるため、成長用基板として、半導体層の結晶成長に最適のものを選択することができる。成長用基板と半導体層との間に配置される層に空孔を生じさせることにより、成長用基板を半導体層から分離することができる(特許文献1、2、4)。また、成長用基板と半導体層との間に剥離層を配置し、この剥離層をエッチングすることにより、成長用基板を半導体層から分離することができる(特許文献3)。
特開2000−228539号公報 特開2002−241192号公報 特開2004−172351号公報 特開2004−112000号公報
成長用基板の上に形成する半導体層が薄くても、再現性よく半導体層から成長用基板を分離する方法が望まれる。従来の方法では、半導体層から成長用基板を再現性よく分離することが困難であった。
本発明の一観点によると、
成長用基板の上に、In、Ga、及びNを含む化合物半導体からなる下地層を形成する工程と、
前記下地層の一部を成長核として、Ga及びNを含む化合物半導体からなる複数の支柱を成長させるとともに、該支柱によって支持され、面内方向に連続し、前記成長用基板との間に空洞を画定し、Ga及びNを含む化合物半導体からなる半導体層を形成する工程と、
前記半導体層に、支持基板を接着する工程と、
前記成長用基板を前記半導体層から分離する工程と
を有する半導体素子の製造方法が提供される。
下地層を、In、Ga、及びNを含む化合物半導体で形成することにより、支柱の分布の偏りを抑制することができる。これにより、成長用基板の分離の再現性を高めることができる。
実施例による方法で製造される半導体素子の製造途中段階における断面図である。 実施例による方法で製造される半導体素子の製造途中段階における断面図である。 実施例による方法で製造される半導体素子の製造途中段階における断面図である。 実施例による方法で製造される半導体素子の製造途中段階における断面図である。 実施例による方法で適用される半導体層の成長条件を示す図表である。
図1A〜図1Jを参照して、実施例による半導体素子の製造方法について説明する。
図1Aに示すように、成長用基板10の上に、InGaNからなる下地層12を形成する。実施例では、成長用基板10として、C面サファイア基板を用いる。下地層12は、例えば有機金属化学気相成長(MOCVD)により形成される。下地層12の成長条件は、例えば下記の通りである。
・トリメチルガリウム(TMG)供給量 11μmol/min
・トリメチルインジウム(TMI)供給量 3μmol/min
・キャリアガス 窒素ガス(13.5SLM)
・アンモニアガス(NH)供給量 3.3SLM
・成長温度 525℃
上述の条件で、V/III比は14000である。ここで、V/III比は、供給される原料中のIII族元素のモル数に対するV族元素のモル数の比と定義される。下地層12の厚さは、例えば500nmとする。下地層12の被覆率は必ずしも100%であるとは限らず、成長用基板10の表面に、下地層12で被覆されない領域が残る場合もある。
図1B〜図1Dに示す工程について説明する。下地層12(図1A)を形成した後、TMG及びTMIの供給を停止し、基板温度を700℃〜900℃の範囲内まで上昇させ、一定温度になるように加熱したまま所定時間、例えば30秒間保持する。温度の上昇中、及び一定温度保持期間には、有機金属材料の原料の供給は停止させている。その後、成長条件の異なる第1工程と第2工程とを交互に繰り返すことにより、GaNからなる半導体層13(図1F)を形成する。繰り返し回数は、例えば4回とする。
図2に、第1工程と第2工程との成長条件、及び窒素ガスと水素ガスとの総供給量に対する窒素ガスの供給量の比の時刻暦を示す。
第1工程の成長条件は、例えば下記の通りである。
・TMG供給量 23μmol/min
・NH供給量 2.2SLM
・窒素ガス供給量 13.5SLM
・成長時間 膜厚20nmになる時間
第2工程のうち、前半の2回の成長条件は、例えば下記の通りである。
・TMG供給量 45μmol/min
・NH供給量 4.4SLM
・窒素ガス供給量 6SLM
・水素ガス供給量 7.5SLM
・成長時間 膜厚80nmになる時間
第2工程のうち、後半の2回の成長条件は、例えば下記の通りである。
・TMG供給量 45μmol/min
・NH供給量 4.4SLM
・窒素ガス供給量 3SLM
・水素ガス供給量 10.5SLM
・成長時間 膜厚80nmになる時間
下地層12のInGaNは、成長時にInの偏析を生じやすいため、面内に、Inが相対的に多い領域とInが相対的に少ない領域とが分布する。Inが多い領域ではInGaNの分解が進み易く、Inが少ない領域では分解が進み難い。下地層12を形成した後、成長用基板10の温度を上昇させる過程及び一定温度に保持する過程で、Inが多い領域が主に分解し、発生した窒素及びInがガスとなって成長用基板から脱離する。
下地層12の窒素及びInは、温度上昇過程でも脱離するが、温度上昇過程のみでは、十分な量の脱離が生じ難いか、または脱離量の基板面内のばらつきが大きくなる。従って、成長用基板10の温度上昇後、一定温度に保持する期間を設けることが好ましい。実施例においては、基板温度を30秒間一定に保持することにより、下地層12の厚さの約3%の量に相当する脱離が生じる。脱離量は、下地層12の10%を超えない程度とすることが好ましい。一定温度に保持する温度が700℃〜900℃の範囲内である場合には、一定温度に保持する期間を60秒以下にすることが好ましい。Inが少ない領域では、Inが多い領域に比べて分解が生じにくい。このため、Inの少ない領域に凸部が発生し、この部分が成長核となる。
第1工程で、成長用基板10の表面に残った下地層12のうち成長核となる部分から結晶が成長する。その他の領域では、熱によってInGaNの分解が進行する。なお、第1工程では、窒素リッチの雰囲気にすることにより、In及び窒素の脱離を抑制し、過剰に分解が進むことに起因して下地層12内の成長核の密度が低くなりすぎることを防止している。これにより、成長用基板10の表面に離散的に分布する支柱13a(図1B)が形成される。支柱13aの分布は、下地層12のIn濃度の分布に依存する。支柱13aの分布を均一に近づけるために、下地層12は、Inの偏析が起こりやすい条件で形成することが好ましい。
窒素リッチの雰囲気では、マイグレーションが起こり難いため、GaNは縦方向に成長し易くなる。
In、窒素、及び水素の雰囲気では、以下の化学式で示す平衡状態が実現される。
In(ガス)+NH←→InN(固体)+(3/2)H(ガス)
水素が多い雰囲気では、上記平衡状態が左辺側に進むため、マイグレーションが起こり易くなり、横方向成長が起こり易くなる。このため、第1工程では、縦方向の成長が支配的になり、第2工程では、横方向の成長が支配的になる。ここで、第1工程で「縦方向成長が支配的」とは、横方向成長速度をVs、縦方向成長速度をVnとしたとき、第1工程のVn/Vsが、第2工程のVn/Vsよりも大きいことを意味する。また、第2工程で「横方向成長が支配的」とは、第2工程のVs/Vnが、第1工程のVs/Vnよりも大きいことを意味する。
第2工程では、横方向の成長が支配的になり、支柱13aの先端から横方向に張り出した庇部13b(図1C)が形成される。庇部13bの端面には、GaNの(11−22)面が現れる。ここで、「−2」は、2のオーバーバーを意味する。庇部13bが形成されると、次の第1工程で、その下の空洞にNHが供給され難くなり、InGaN及びGaNの分解及び窒素の脱離が促進される。これにより支柱13aが細くなる。
庇部13bの張り出し量が長くなると、相互に隣り合う支柱13aから成長した庇部13b同士が接触する。これにより、面内方向に連続し、平滑な表面を有する半導体層13(図1D)が形成される。半導体層13は、複数の支柱13aによって成長用基板10の上方に支持される。支柱13aの間には、空洞13cが残る。空洞13cは、面内方向に連通している。半導体層13のうち、横方向に成長した部分(空洞13cの上の部分)には、成長用基板10と支柱13aとの界面から成長する欠陥が導入され難いため、結晶性の高い半導体層13が得られる。
第2工程のうち、前半の2回の工程では、後半の2回の工程に比べて、水素ガスの供給量を少なくしている。これにより、支柱13aが、細くなりすぎて成長用基板10から脱離してしまうことを防止することができる。
第1工程及び第2工程では、InGaN及びGaNの分解及び脱離が起こり過ぎないようにするために、成長温度を700℃〜900℃の範囲内にすることが好ましい。第1工程において、TMGの供給量を10μmol/min〜30μmol/minの範囲内とし、NHの供給量を1SLM〜3SLMの範囲内とし、窒素ガスと水素ガスとの総供給量に対する窒素ガスの供給量の比を0.8〜1の範囲内にすることが好ましい。第2工程においては、TMG供給量を30μmol/min〜70μmol/minの範囲内とし、NHの供給量を3SLM〜7SLMの範囲内とし、窒素ガスと水素ガスとの総供給量に対する窒素ガスの供給量の比を0〜0.45の範囲内にするすることが好ましい。
支柱13aの十分な高さを確保するために、第1工程と第2工程との繰り返し回数は、4回以上とすることが好ましい。
半導体層13に、n型ドーパントとしてSiをドープしてもよい。Siの濃度が高くなると横方向成長し難くなるため、Si濃度は、5×1017cm−3以下にすることが好ましい。
図1Eに示すように、半導体層13の上に、n型GaNからなるn型半導体層20を形成する。n型半導体層20の厚さは、例えば3μm〜10μmの範囲内である。n型不純物としてSiが用いられ、その濃度は例えば約5×1018cm−3である。Si原料として、例えばSiHが用いられる。
成長条件は、例えば下記の通りである。
・成長温度 1000℃
・TMG供給量 45μmol/min
・NH供給量 4.4SLM
なお、成長温度を980℃〜1020℃の範囲内としてもよい。TMG供給量を10μmol/min〜70μmol/minの範囲内とし、NH供給量を3.3SLM〜5.5SLMの範囲内としてもよい。V/III比は、2000〜22500の範囲内とすることが好ましく、3000〜8000の範囲内とすることが、平坦性及び結晶性の点でより好ましい。成長速度は、0.5μm/h〜5μm/hの範囲内とすることが好ましい。図1Eでは、半導体層13とn型半導体層20との境界を明示しているが、実際には、両者ともGaNで形成され、同一チャンバ内で連続して成長されるため、両者の境界が明瞭に識別できるわけではない。
n型半導体層20の上に歪緩和層21を形成する。歪緩和層21は、例えば交互に積層された厚さ2nmのGaN層と厚さ2nmのIn0.2Ga0.8N層とを含み、合計の厚さは例えば120nmである。なお、各層の厚さ及び積層数を変えることにより、合計の膜厚を50nm〜300nmの範囲内にしてもよい。歪緩和層21の成長条件は、例えば下記の通りである。
・成長温度 730℃〜790℃
・TMG供給量 3.6μmol/min
・TMI供給量 3.6μmol/min
・NH供給量 3.3SLM〜5.5SLM
GaN層の成長時には、TMIの供給が停止される。TMGの供給量及びTMIの供給量を1μmol/min〜10μmol/minの範囲内としてもよい。ただし、TMGの供給量とTMIの供給量との比は、In組成比が0.2になるように調整される。
歪緩和層21にSiをドープしてもよい。Si濃度は、例えば5×1017cm−3以下とする。また、InGa1−xN層(0<x<0.2)と、In0.2Ga0.8N層とが交互に積層された構造としてもよい。
歪緩和層21の上に発光層22を形成する。発光層22は、GaNからなる厚さ14nmの障壁層と、In0.35Ga0.65Nからなる厚さ2.2nmの井戸層とを含む。障壁層と井戸層とは交互に積層されている。障壁層及び井戸層の層数は、それぞれ5である。発光層22の成長条件は、例えば下記の通りである。
・成長温度 700℃〜760℃
・TMG供給量 3.6μmol/min
・TMI供給量 10μmol/min
・NH供給量 3.3SLM〜5.5SLM
GaN層の成長時には、TMIの供給が停止される。TMGの供給量を1μmol/min〜10μmol/minの範囲内としてもよい。このとき、TMIの供給量は、In組成比が0.35になるように調整される。発光層22にSiをドープしてもよい。Si濃度は、例えば5×1017cm−3以下とする。
発光層22の上に、Mgがドープされたp型Al0.2Ga0.8Nからなる第1p型半導体層23を形成する。第1p型半導体層23の厚さは、例えば20nm〜60nmの範囲内である。第1p型半導体層23の成長条件は、例えば下記の通りである。
・成長温度 770℃〜970℃
・TMG供給量 8.1μmol/min
・トリメチルアルミニウム(TMA)供給量 7.6μmol/min
・NH供給量 3.3SLM〜5.5SLM
ドーパントであるMgの原料として、例えばビスシクロペンタジエニルマグネシウム(CP2Mg)を用いることができる。TMGの供給量を4μmol/min〜20μmol/minの範囲内としてもよい。このとき、TMAの供給量は、Al組成比が0.2になるように調整される。Mg濃度は、例えば1×1020cm−3である。
第1p型半導体層23の上に、Mgがドープされたp型GaNからなる第2p型半導体層24を形成する。第2p型半導体層24の厚さは、例えば100nm〜300nmの範囲内である。第2p型半導体層24の成長条件は、例えば下記の通りである。
・成長温度 770℃〜970℃
・TMG供給量 18μmol/min
・NH供給量 3.3SLM〜5.5SLM
TMGの供給量を8μmol/min〜36μmol/minの範囲内としてもよい。Mg濃度は、例えば1×1020cm−3である。
第2p型半導体層24の上に、p側電極25を形成する。p側電極25は、例えば、基板側に配置された厚さ1nmの白金(Pt)膜と、その上に配置された厚さ300nmの銀(Ag)膜とを含む。なお、Pt膜の厚さを0.3nm〜100nmの範囲内にしてもよいし、Ag膜の厚さを50nm〜300nmの範囲内としてもよい。Pt膜及びAg膜の形成には、例えば電子ビーム蒸着が用いられる。Pt膜は、オーミック接触を確保するためのものである。p側電極25と第2p型半導体層24との接触抵抗率は、約1×10−3Ω・cmである。Ag膜は、発光層22からの放射光に対して高い反射率を確保するためのものである。p側電極25の反射率は約80%である。Pt膜の厚さを0.3nm〜100nmの範囲内としてもよい。Ag膜の厚さを50nm〜300nmの範囲内としてもよい。
p側電極25として、Pt膜とRh膜との2層構造を採用してもよいし、Ni膜とAg膜との2層構造を採用してもよい。
p側電極25の上に、共晶用金属膜26を形成する。共晶用金属膜26は、例えば厚さ100nmのTi膜、その上の厚さ200nmのPt膜、及びその上の厚さ200nmのAu膜で構成される。これらの膜の形成には、例えば電子ビーム蒸着が用いられる。Ti膜は、その上のPt膜の密着性を高める。Pt膜は、AuSn合金との接合時におけるSnの拡散を防止する。Au膜は、AuSn共晶を形成するためのものである。
Ti膜の厚さを50nm〜100nmの範囲内としてもよい。Pt膜の厚さを200nm以上にしてもよい。Au膜は、接合されるAuSn膜の厚さ及び組成を考慮し、AuSn共晶点に整合する厚さにすればよい。
共晶用金属膜26を、厚さ100nmのTi膜、厚さ100nmのPt膜、厚さ200nmのAu膜、厚さ100nmのPt膜、及び厚さ200nmのAu膜がこの順番に積層された5層構造としてもよい。5層構造を採用することにより、Snの拡散防止機能を高めることができる。
図1Fに示すように、支持基板30の片側の表面に共晶用金属膜31を形成する。支持基板30には、例えばシリコン基板が用いられる。共晶用金属膜31は、Pt膜、Ti膜、Ni膜、Au膜、及びAuSn膜がこの順番に積層された積層構造を有する。Pt膜は、支持基板30のSiとシリサイド反応することにより、支持基板30に対してオーミック接触する。オーミック接触が得られたことは、例えば点灯試験等により確認することができる。Ti膜は、シリサイド化したPt膜と、Ni膜との密着性を高める。Ni膜は、AuSnの濡れ性を高める。Au膜は、Ni膜の酸化を防止する。AuSn膜は、共晶を形成するためのものである。
支持基板30と成長用基板10とを、共晶用金属膜26と31とが対向する向きに配置する。
図1Gに示すように、共晶用金属膜26と31とを接触させ、真空中で熱圧着を行う。熱圧着時の圧力は、3MPaとし、温度は330℃とする。なお、熱圧着を窒素ガス等の不活性ガス雰囲気中で行ってもよい。また、AuSn共晶の形成に適した温度であれば、330℃以外の温度で熱圧着を行ってもよい。
図1Hに示すように、基板温度を室温に戻す過程で、成長用基板10と支持基板30との熱膨張係数の相違に起因して、成長用基板10が半導体層13から自然に分離する。自然分離した半導体層13の表面及び成長用基板10の表面には、複数の支柱13aが残る。なお、自然分離し難い場合には、ピンセット等で成長用基板10の端部に機械的な衝撃を与えてもよい。また、超音波により衝撃を与えてもよい。成長用基板10と半導体層13との間の空洞に溶剤を浸透させ、加熱してもよい。この場合には、溶剤の蒸気圧によって成長用基板10が半導体層13から分離する。
その他に、補助的にレーザを照射したり、酸やアルカリに浸漬させたりして、分離してもよい。また、電界エッチング手法を用いてもよい。
下地層12にGaNを用いた場合には、支柱13aの分布は、GaNの結晶性に依存する。具体的には、結晶性が比較的高い領域が支柱13aの成長核を含み、結晶性の低い領域に空洞13c(図1D)が形成される。これに対し、実施例においては、下地層12にInGaNを用いているため、支柱13a(図1B)の分布が、Inの偏析の影響を受ける。Inの偏析によるIn組成の高い領域と低い領域とは、基板面内にある程度均一に分布する。このため、下地層12にGaNを用いる場合に比べて、支柱13aの分布の均一性を高めることができる。これにより、成長用基板10の分離の再現性を高めることが可能になる。
図1Iに示すように、半導体層13の表面を塩酸で処理する。塩酸処理により、n型半導体層20が露出する。なお、塩酸に代えて、窒化物半導体をエッチングできる他の薬液、例えばリン酸、硫酸、水酸化カリウム(KOH)、水酸化ナトリウム(NaOH)等を用いてもよい。また、薬液処理に代えて、Arプラズマや塩素系プラズマを用いたドライエッチングを適用してもよい。
図1Jに示すように、n型半導体層20の表面の一部の領域に、n側電極35を形成する。n側電極35は、例えばTi膜と、その上に配置されたAl膜との2層で構成される。n側電極35として、Al膜とRh膜との2層構造、Al膜とIr膜との2層構造、Al膜とPt膜との2層構造、またはAl膜とPd膜との2層構造を採用してもよい。これらの積層構造とすることにより、n側電極35とn型半導体層20との接触抵抗率を1×10−4Ω・cm以下にすることができる。n側電極35の上に、ボンディングし易くするために、Ti膜とAu膜とを順番に積層してもよい。
その後、支持基板30からn型半導体層20までの積層構造を、個別のチップに分割する。以下、分割方法について説明する。
n型半導体層20の表面から、p側電極25まで達する溝を、反応性イオンエッチング(RIE)により形成する。溝を形成した後、支持基板30をダイシングし、各チップに分割する。なお、レーザスクライブ等の技術を用いてもよい。
以下、下地層12の好ましい成長条件について説明する。下地層12は、上述のように、Inの偏析が生じやすい条件で形成することが好ましい。具体的には、成長温度を425℃〜625℃の範囲内にすることが好ましい。
下地層12を形成する時の成長速度を5nm/min〜45nm/minの範囲内にすることにより、図1Hに示した工程で、成長用基板10を半導体層13から容易に分離することが可能になる。成長速度を8nm/min〜25nm/minの範囲内にすることにより、意図しない段階で成長用基板10が半導体層13から分離してしまうことを防止し、所望の段階で容易に成長用基板10を分離することが可能になる。成長速度を10nm/min〜25nm/minの範囲内にすることにより、Inの偏析が生じやすくなり、Inが多い領域とInが少ない領域との区分がより明確になる。
下地層12のIn組成が多すぎると、結晶性が低下してしまう。III族元素に対するInの組成比が0.3以下であれば、発光素子に適用するのに十分な結晶性を確保することができる。さらに、Inの組成比が0.25以下の場合、Inの脱離制御が容易になる。逆に、In組成が少なすぎると、Inの偏析が生じにくくなる。下地層12においてInの偏析を生じさせ、かつInGaNの脱離が生じすぎないようにするために、下地層12のIII族元素に対するInの組成比が0.1〜0.3の範囲内になるように調整することが好ましく、0.1〜0.25の範囲内になるように調整することがより好ましい。TMIの供給量は、Inの組成比が0.1〜0.3の範囲内になるように決定される。
NHの供給量は、0.5SLM〜5.5SLMとすることが好ましい。V/III比は、3000〜25000の範囲内にすることが好ましく、9000〜25000の範囲内にすることがより好ましい。下地層12の膜厚は300nm〜1000nmにすることが好ましい。
上記実施例では、図1Gに示した工程で、Siからなる支持基板を、成長用基板10の上に成長させた半導体層に接合した。その他に、図1Eに示したp側電極25の表面に銅等の金属めっきを施すことにより、十分な機械的支持力を持つ厚さの金属膜を形成してもよい。この構造では、めっきにより形成された金属膜が、支持基板としての役割を持つ。
上記実施例では、半導体層13及びn型半導体層20をGaNで形成したが、その他、III族元素としてGaを含み、V族元素としてNを含むIII−V族化合物半導体で形成してもよい。また、下地層12に、III族元素としてIn及びGaを含み、V族元素としてNを含むIII−V族化合物半導体を用いてもよい。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
10 成長用基板
12 下地層
13 半導体層
13a 支柱
13b 庇部
13c 空洞
20 n型半導体層
21 歪緩和層
22 発光層
23 第1p型半導体層
24 第2p型半導体層
25 p側電極
26 共晶用金属膜
30 支持基板
31 共晶用金属膜
35 n側電極

Claims (7)

  1. 成長用基板の上に、In、Ga、及びNを含む化合物半導体からなる下地層を形成する工程と、
    前記下地層の一部を成長核として、Ga及びNを含む化合物半導体からなる複数の支柱を成長させるとともに、該支柱によって支持され、面内方向に連続し、前記成長用基板との間に空洞を画定し、Ga及びNを含む化合物半導体からなる半導体層を形成する工程と、
    前記半導体層に、支持基板を接着する工程と、
    前記成長用基板を前記半導体層から分離する工程と
    を有する半導体素子の製造方法。
  2. 前記下地層のIII族元素に対するInの組成比が0.1以上、かつ0.3以下である請求項1に記載の半導体素子の製造方法。
  3. 前記半導体層を形成するときの成長温度を700℃〜900℃の範囲内とする請求項1または2に記載の半導体素子の製造方法。
  4. 前記半導体層を形成する工程において、第1工程と第2工程とを交互に繰り返すことにより前記半導体層を形成し、
    前記第1工程では、原料ガス、窒素ガス、水素ガスの混合ガスを、窒素ガスと水素ガスとの総流量に対する窒素ガスの流量の比を0.8〜1の範囲内にした条件で成長用チャンバ内に供給し、
    前記第2工程では、原料ガス、窒素ガス、水素ガスの混合ガスを、窒素ガスと水素ガスとの総流量に対する窒素ガスの流量の比を0〜0.45の範囲内にした条件で前記成長用チャンバ内に供給する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体素子の製造方法。
  5. 複数の第2工程のうち少なくとも1つの第2工程は、前回実行した第2工程よりも、窒素ガスと水素ガスとの総供給量に対する水素ガスの供給量の比を増加させる請求項4に記載の半導体素子の製造方法。
  6. 前記下地層を形成する工程、及び前記半導体層を形成する工程は、同一の成長用チャンバ内で行われ、前記下地層を形成した後、前記半導体層を形成するまでの間に、III族原料の供給を停止して、前記成長用基板の温度を上昇させる工程を含む請求項1乃至5のいずれか1項に記載の半導体素子の製造方法。
  7. 前記下地層は、V−III比を3000〜25000の範囲内とした有機金属化学気相成長により形成する請求項1乃至6のいずれか1項に記載の半導体素子の製造方法。
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