JP2011237262A - 光電式エンコーダ - Google Patents
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Abstract
【課題】インクリメンタルエンコーダにおける原点位置の再現性を向上する。
【解決手段】移動量を検出するためのメイントラック14が測定方向に形成されたスケール10を有する光電式エンコーダにおいて、前記メイントラック14の測定方向と直交する方向の一部に設けられた、メイントラック14と光透過率が異なるモニタ信号発生部34と、スケール10の移動に対して同相の信号を出力するよう、測定方向と直交する方向に並設されたメイン信号検出用受光素子24及びモニタ信号検出用受光素子32と、メイン信号とモニタ信号の差に基づいて原点信号を発生する原点信号生成回路(差動回路40)と、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】移動量を検出するためのメイントラック14が測定方向に形成されたスケール10を有する光電式エンコーダにおいて、前記メイントラック14の測定方向と直交する方向の一部に設けられた、メイントラック14と光透過率が異なるモニタ信号発生部34と、スケール10の移動に対して同相の信号を出力するよう、測定方向と直交する方向に並設されたメイン信号検出用受光素子24及びモニタ信号検出用受光素子32と、メイン信号とモニタ信号の差に基づいて原点信号を発生する原点信号生成回路(差動回路40)と、を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、光電式エンコーダに係り、特に、リニアエンコーダ、円弧エンコーダ、ロータリエンコーダ等のインクリメンタル型エンコーダに用いるのに好適な、原点位置の再現性を向上することが可能な光電式エンコーダに関する。
スケールと検出器の相対移動量を、増分により検出するようにしたインクリメンタル型エンコーダが広く用いられている。このインクリメンタル型エンコーダは、絶対位置を検出するアブソリュートエンコーダに比べて、スケールの測定方向と直交する幅方向に多数のトラックを並べる必要がなく、構成が簡略であるという特徴を有する。一方、電源導入直後や、何らかの原因により基準位置との関係がずれた場合には、これをインクリメンタル信号のみでは修正できないため、図1に例示する如く、移動量を検出するためのメイントラック14が移動方向(測定方向)に形成されたスケール10に、前記メイントラック14と並んで原点トラック16を設け、電源導入直後等に該原点トラック16の通過を検出して、インクリメンタルな測定位置を修正するようにしている(特許文献1〜5参照)。図において、20は、光源22、メイントラック14と対向配置されるメイン信号検出用受光素子24、及び、原点トラック16と対向配置される原点信号検出用受光素子26を含む検出器である。
しかしながら、従来の光電式インクリメンタル型エンコーダでは、スケール10上に、メイン信号を検出するためのメイントラック14と、原点信号を検出するための原点トラック16が独立して設けられており、しかも、メイン信号検出用受光素子24が、相対位置を読み取り可能な受光素子アレイで構成されているのに対して、原点信号検出用受光素子26が、受光量により原点トラック16の有無を検出するのみであったため、トラックや光学系の光学的ばらつきや、処理回路の電気的ばらつきにより、メイン信号と原点信号に位相ずれが発生し、原点位置の再現性劣化に繋がり易いという問題点を有していた。
本発明は、前記従来の問題点を解消するべくなされたもので、原点位置の再現性を向上することを課題とする。
本発明は、移動量を検出するためのメイントラックが測定方向に形成されたスケールを有する光電式エンコーダにおいて、前記メイントラックの測定方向と直交する方向の一部に設けられた、メイントラックと光透過率が異なるモニタ信号発生部と、スケールの移動に対して同相の信号を出力するよう、測定方向と直交する方向に並設されたメイン信号検出用受光素子及びモニタ信号検出用受光素子と、メイン信号とモニタ信号の差に基づいて原点信号を発生する原点信号生成回路と、を備えることにより、前記課題を解決したものである。
ここで、前記モニタ信号発生部を、スケール保護膜上に形成した、スケール保護膜と透過率の異なる部分とすることができる。
あるいは、前記モニタ信号発生部を、メイントラックの一部を加工することにより形成することができる。
本発明によれば、メイン信号と原点信号を検出するためのモニタ信号が同じメイントラックを使って生成されるため、メイン信号とモニタ信号の位相が一致し、該モニタ信号を使って、メイン信号と位相が一致した原点信号を得ることができ、原点位置の再現性を向上することができる。
以下図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
本発明の第1実施形態の構成を図2(A)側面図及び(B)平面図に示す。
本実施形態の検出器20は、図2(A)に示す如く、図1に示した従来例と同様の光源22及びメイン信号検出用受光素子24を備えている。
又、本実施形態で使用するスケール10には、図2(B)に示す如く、一つのメイントラック14のみが配置されている。このスケール10の目盛面には、図2(A)に示す如く、汚れや傷を防止するための透明カバー18(又は保護膜)が設けられており、接着やモールドによりスケール10と一体化されている。
この透明カバー18の材質は、ガラスやプラスチックのフィルムなどを用いることができる。
本実施形態においては、この透明カバー18の移動方向の一箇所又は複数箇所の移動方向と直交する方向の一部(図では上部)に、透明カバー18より透過率の小さい素材或いは不透明な素材が、モニタ信号用成膜30として形成されている。
一方、スケール10に対面して配置する検出器20には、図2(A)に示すように、メイン信号を検出するためのアレイ状の受光素子24と、モニタ信号を検出するためのアレイ状の受光素子32が、移動方向に対して並列に配置されている。又、この2つの受光素子24、32は、スケール上の移動に対して同相の信号を出力するよう、図3に示す如く、移動方向に関して同じ位置に配置されている。
他の構成は図1に示した従来例と同じであるため、説明は省略する。
本実施形態において、モニタ信号とメイン信号は、図4に示す如く、同相の信号で、且つ、モニタ信号用成膜30以外の部分では、振幅もおよそ同レベルとなる。しかし、検出器20がモニタ信号用成膜30の上を通ると、透明カバー18の素材よりモニタ信号用成膜30の透過率が小さいため、モニタ信号はメイン信号と同相を維持しつつ、振幅のみが小さくなる。
従って、検出器20の処理回路に、図5に示す様なメイン信号とモニタ信号の差動回路40を内蔵し、これにより、図6に示す如く、原点信号を生成することができる。即ち、通常、原点信号の信号振幅レベルは非常に小さくなるが、検出器20がモニタ信号用成膜30と対面した場合、原点信号の振幅レベルが大きくなり、原点検出が可能となる。この際、スケール10の同じメイントラック14でメイン信号と原点信号を検出するため、両者の位相関係は常に同じになり、原点の再現性が向上する。
なお、モニタ信号発生部は、スケール保護膜(透明カバー18)上に形成されたモニタ信号用成膜30に限定されず、図7に要部構成を示す第2実施形態の如く、メイントラック14の一部を加工(例えば格子間を埋める)ことにより、モニタ信号発生部34を形成することができる。
この第2実施形態によれば、スケール保護膜が無い場合でも、本発明を実現できる。
なお、前記実施形態においては、いずれも本発明が、メイントラックが直線的な移動を検出するリニアエンコーダに適用されていたが、メイントラックを円弧状に配置することで、円弧エンコーダやロータリエンコーダにも適用できる。
10…スケール
14…メイントラック
18…透明カバー(スケール保護膜)
20…検出器
22…光源
24…メイン信号検出用受光素子
30…モニタ信号用成膜
32…モニタ信号検出用受光素子
34…モニタ信号発生部
40…原点信号生成用差動回路
14…メイントラック
18…透明カバー(スケール保護膜)
20…検出器
22…光源
24…メイン信号検出用受光素子
30…モニタ信号用成膜
32…モニタ信号検出用受光素子
34…モニタ信号発生部
40…原点信号生成用差動回路
スケールと検出器の相対移動量を、増分により検出するようにしたインクリメンタル型エンコーダが広く用いられている。このインクリメンタル型エンコーダは、絶対位置を検出するアブソリュートエンコーダに比べて、スケールの測定方向と直交する幅方向に多数のトラックを並べる必要がなく、構成が簡略であるという特徴を有する。一方、電源投入直後や、何らかの原因により基準位置との関係がずれた場合には、これをインクリメンタル信号のみでは修正できないため、図1に例示する如く、移動量を検出するためのメイントラック14が移動方向(測定方向)に形成されたスケール10に、前記メイントラック14と並んで原点トラック16を設け、電源投入直後等に該原点トラック16の通過を検出して、インクリメンタルな測定位置を修正するようにしている(特許文献1〜5参照)。図において、20は、光源22、メイントラック14と対向配置されるメイン信号検出用受光素子24、及び、原点トラック16と対向配置される原点信号検出用受光素子26を含む検出器である。
Claims (3)
- 移動量を検出するためのメイントラックが測定方向に形成されたスケールを有する光電式エンコーダにおいて、
前記メイントラックの測定方向と直交する方向の一部に設けられた、メイントラックと光透過率が異なるモニタ信号発生部と、
スケールの移動に対して同相の信号を出力するよう、測定方向と直交する方向に並設されたメイン信号検出用受光素子及びモニタ信号検出用受光素子と、
メイン信号とモニタ信号の差に基づいて原点信号を発生する原点信号生成回路と、
を備えたことを特徴とする光電式エンコーダ。 - 前記モニタ信号発生部が、スケール保護膜上に形成された、スケール保護膜と透過率の異なる部分であることを特徴とする請求項1に記載の光電式エンコーダ。
- 前記モニタ信号発生部が、メイントラックの一部を加工することにより形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の光電式エンコーダ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010108587A JP2011237262A (ja) | 2010-05-10 | 2010-05-10 | 光電式エンコーダ |
| EP11164192.4A EP2386832B1 (en) | 2010-05-10 | 2011-04-28 | Photoelectric encoder |
| US13/103,161 US8395535B2 (en) | 2010-05-10 | 2011-05-09 | Photoelectric encoder |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010108587A JP2011237262A (ja) | 2010-05-10 | 2010-05-10 | 光電式エンコーダ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2011237262A true JP2011237262A (ja) | 2011-11-24 |
Family
ID=45325413
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2010108587A Pending JP2011237262A (ja) | 2010-05-10 | 2010-05-10 | 光電式エンコーダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2011237262A (ja) |
-
2010
- 2010-05-10 JP JP2010108587A patent/JP2011237262A/ja active Pending
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