JP2011237783A - トナー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 結着樹脂、着色剤及びカルボキシル基含有スチレン系樹脂を含有するトナー粒子を有するトナーであって、
該トナー粒子は、水系媒体中において製造されたものであり、
該トナー粒子は、スチレン−アクリル系樹脂成分を50.0質量%以上含有し、
該トナーのソックスレー抽出による4時間抽出時のシクロヘキサン不溶分Aが70.0質量%以上であり、該トナーのソックスレー抽出による24時間抽出時のシクロヘキサン不溶分Bが40.0質量%以下であり、
GPC測定による該カルボキシル基含有スチレン系樹脂のTHF可溶分のZ平均分子量をMz、重量平均分子量をMwとしたとき、
10000 ≦ Mw ≦ 30000
1.62 ≦ Mz/Mw ≦ 5.00
であることを特徴とするトナー。
【選択図】 なし
Description
10000 ≦ Mw ≦ 30000
1.62 ≦ Mz/Mw ≦ 5.00
であることを特徴とするトナーに関する。
あるいは一般式(A)の化合物の水添物、式(B)で示されるジオール類あるいは式(B)の化合物の水添物のジオール。
さらには、グリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビット、ソルビタン、ノボラック型フェノール樹脂のオキシアルキレンエーテルの如き多価アルコールが挙げられる。
帯電制御樹脂を製造するための、スルホン酸基、スルホン酸塩基又はスルホン酸エステル基を有する単量体は、スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−メタクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、ビニルスルホン酸、メタクリルスルホン酸やそれらのアルキルエステルがある。
カルボキシル基含有スチレン系樹脂の分子量分布は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により、以下のようにして測定する。
装置: 高速GPC「HLC−8120 GPC」(東ソー社製)
カラム: Shodex KF−801、802、803、804、805、806、807の7連(昭和電工社製)
温度: 135.0℃
溶媒: ゲルクロマトグラフ用o−ジクロロベンゼン(BHT 0.10wt/vol%添加)
溶離液: THF
流速: 1.0ml/min
オーブン温度:40.0℃
注入量: 0.10ml
トナーの重量平均粒径(D4)は、以下のようにして算出する。測定装置としては、細孔電気抵抗法による精密粒度分布測定装置「コールター・カウンター Multisizer 3」(登録商標、ベックマン・コールター社製)を用いる。測定条件の設定及び測定データの解析は、付属の専用ソフト「ベックマン・コールター Multisizer 3 Version3.51」(ベックマン・コールター社製)を用いる。尚、測定は実効測定チャンネル数2万5千チャンネルで行う。
専用ソフトの標準測定方法(SOM)を変更画面において、コントロールモードの総カウント数を50000粒子に設定し、測定回数を1回、Kd値は「標準粒子10.0μm」(ベックマン・コールター社製)を用いて得られた値を設定する。閾値/ノイズレベルの測定ボタンを押すことで、閾値とノイズレベルを自動設定する。また、カレントを1600μAに、ゲインを2に、電解液をISOTON IIに設定し、測定後のアパーチャーチューブのフラッシュにチェックを入れる。
(1)Multisizer 3専用のガラス製250ml丸底ビーカーに前記電解水溶液約200mlを入れ、サンプルスタンドにセットし、スターラーロッドの撹拌を反時計回りで24回転/秒にて行う。そして、専用ソフトの「アパーチャーのフラッシュ」機能により、アパーチャーチューブ内の汚れと気泡を除去しておく。
(2)ガラス製の100ml平底ビーカーに前記電解水溶液約30mlを入れる。この中に分散剤として「コンタミノンN」(非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、有機ビルダーからなるpH7の精密測定器洗浄用中性洗剤の10質量%水溶液、和光純薬工業社製)をイオン交換水で約3質量倍に希釈した希釈液を約0.3ml加える。
(3)発振周波数50kHzの発振器2個を位相を180度ずらした状態で内蔵し、電気的出力120Wの超音波分散器「Ultrasonic Dispension System Tetora150」(日科機バイオス社製)を準備する。超音波分散器の水槽内に所定量のイオン交換水を入れ、この水槽中に前記コンタミノンNを約2ml添加する。
(4)前記(2)のビーカーを前記超音波分散器のビーカー固定穴にセットし、超音波分散器を作動させる。そして、ビーカー内の電解水溶液液面の共振状態が最大となるようにビーカーの高さ位置を調整する。
(5)前記(4)のビーカー内の電解水溶液に超音波を照射した状態で、トナー約10mgを少量ずつ前記電解水溶液に添加し、分散させる。そして、さらに60秒間超音波分散処理を継続する。尚、超音波分散にあたっては、水槽の水温が10℃以上40℃以下となる様に適宜調節する。
(6)サンプルスタンド内に設置した前記(1)の丸底ビーカーに、ピペットを用いてトナーを分散した前記(5)の電解質水溶液を滴下し、測定濃度が約5%となるように調整する。そして、測定粒子数が50000個になるまで測定を行う。
(7)測定データを装置付属の前記専用ソフトにて解析を行い、重量平均粒径(D4)を算出する。尚、専用ソフトでグラフ/体積%と設定したときの、分析/体積統計値(算術平均)画面の「平均径」が重量平均粒径(D4)である。
フローテスターCFT−500D(株式会社島津製作所製)を用い、該装置のマニュアルに従い、下記の条件で測定を行う。尚、温度50℃乃至200℃におけるトナーの粘度を測定し、温度100℃での粘度を求める。
・サンプル:1.0gのトナーを秤量し、これを加圧成型器で成型してサンプルとする。
・ダイ穴径:1.0mm
・ダイ長さ:1.0mm
・シリンダ圧力:9.807×105(Pa)
・測定モード:昇温法
・昇温速度:4.0℃/min
上記の方法により、50℃〜200℃におけるトナーの粘度(Pa・s)を測定し、100℃の粘度(Pa・s)を次式により求める。
TW’(管壁の見掛けのずり応力)=PR/2L(N/m2)
DW’(管壁の見掛けのずり速度)=4Q/πR3(sec−1)
η’:粘度(Pa・s)
Q:流出速度(m3/sec)
P:押出圧力(N/m2)
R:ノズルの半径(m)
L:ノズルの長さ(m)
フラスコ容積200mLの平底フラスコに、適合ろ紙サイズ28×100mmのソックスレー抽出管を組み付け、抽出管の上にジムロート冷却器を取り付ける。トナー1.0gを秤量[W1(g)]し、円筒ろ紙(No.86R サイズ28×100mm、東洋ろ紙社製)に入れてソックスレー抽出器にセットする。溶媒としてシクロヘキサン200mlを用い、上記抽出器をオイルバスで加温する。抽出時間は、加熱還流が始まり、抽出管から最初の抽出液が平底フラスコへ還流した時点を開始点とし、平底フラスコをオイルバスから外した時点を終了点とする。溶媒の抽出サイクルが5分に一回になるようにオイルバス温度を制御する。抽出終了後、円筒ろ紙を取り出し、風乾後、40℃で8時間真空乾燥し、抽出残分を秤量する[W2(g)]。次に、トナー中の焼却残灰分の質量を求める[W3(g)]。焼却残灰分は以下の手順で求める。予め精秤した30mlの磁性るつぼに約2gの試料を入れ精秤し、試料の質量[Wa(g)]を精秤する。るつぼを電気炉に入れ約900℃で約3時間加熱し、電気炉中で放冷し、さらに常温下でデシケーター中に1時間以上放冷した後にるつぼの質量を精秤する。ここから焼却残灰分[Wb(g)]を求める。
(Wb/Wa)×100=焼却残灰分含有率(質量%)
この焼却残灰分含有率から試料の焼却残灰分の質量(W3g)を求める。
シクロヘキサン不溶分は下記式から求める。
抽出時間が4時間のときのシクロヘキサン不溶分を不溶分A(%)、抽出時間が24時間のときのシクロヘキサン不溶分を不溶分B(%)とする。
本発明において、カルボキシル基含有スチレン系樹脂の酸価AvはJIS K 0070−1992に基づいて以下の方法で測定する。ポリエステル樹脂の酸価の測定についても同様である。
200mlビーカーにサンプル1.0gを精秤し、スターラーで攪拌しながらトルエン120mlに溶解し、さらにエタノール30mlを加える。なお、精秤したサンプルの重さをW(g)とする。
装置としては、電位差自動滴定装置AT−400WIN(京都電子工業株式会社製)を用いる。装置の設定は、有機溶剤に溶解する試料を対象とする。使用するガラス電極と比較電極は、有機溶剤対応のものを使用する。pHガラス電極は、例えば商品コード#100−H112(京都電子工業株式会社製)を用いる。尚、先端は乾燥させてはいけない。コルク型比較電極は、商品コード#100−R115(京都電子工業株式会社製)を用いる。尚、先端は乾燥させてはいけない。内部液が内部液補充口まで満たされているかを確認する。内部液は3.3M KCl溶液を使用する。
上記調整した試料を上記装置のオートサンプラーにセットし、上記電極を試料溶液中に浸す。次に、滴定液(1/10N KOH(エタノール溶液))を試料溶液上にセットし、0.05mLずつ自動間欠滴定で滴下させ酸価を算出する。この時のKOH溶液の使用量をS(mL)とし、同時にブランクを測定し、この時のKOH溶液の使用量をB(mL)とする。得られた結果から次式により酸価を計算する。fはKOHのファクターである。
酸価(mgKOH/g)={(S−B)×f×5.61}/W
本発明において、カルボキシル基含有スチレン系樹脂の水酸基価OHv(JIS水酸基価)は、以下の方法により求める。水酸基価とは、試料1gをアセチル化するとき、水酸基と結合した酢酸を中和するのに要する水酸化カリウムのmg数である。結着樹脂の水酸基価はJIS K 0070−1992に準じて測定されるが、具体的には、以下の手順に従って測定する。
特級無水酢酸25gをメスフラスコ100mLに入れ、ピリジンを加えて全量を100mLにし、十分に振りまぜてアセチル化試薬を得る。得られたアセチル化試薬は、湿気、炭酸ガス等に触れないように、褐色びんにて保存する。フェノールフタレイン1.0gをエチルアルコール(95vol%)90mlに溶かし、イオン交換水を加えて100mLとし、フェノールフタレイン溶液を得る。特級水酸化カリウム35gを20mlの水に溶かし、エチルアルコール(95vol%)を加えて1Lとする。炭酸ガス等に触れないように、耐アルカリ性の容器に入れて3日間放置後、ろ過して、水酸化カリウム溶液を得る。得られた水酸化カリウム溶液は、耐アルカリ性の容器に保管する。前記水酸化カリウム溶液のファクターは、0.5mol/L塩酸25mlを三角フラスコに取り、前記フェノールフタレイン溶液を数滴加え、前記水酸化カリウム溶液で滴定し、中和に要した前記水酸化カリウム溶液の量から求める。前記0.5mol/L塩酸は、JIS K 8001−1998に準じて作成されたものを用いる。
(A)本試験
粉砕した樹脂1.0gを200mL丸底フラスコに精秤し、これに前記のアセチル化試薬5.0mLをホールピペットを用いて正確に加える。この際、試料がアセチル化試薬に溶解しにくいときは、特級トルエンを少量加えて溶解する。フラスコの口に小さな漏斗をのせ、約97℃のグリセリン浴中にフラスコ底部約1cmを浸して加熱する。このときフラスコの首の温度が浴の熱を受けて上昇するのを防ぐため、丸い穴をあけた厚紙をフラスコの首の付根にかぶせることが好ましい。
結着樹脂の試料を用いない以外は、上記操作と同様の滴定を行う。
A=[{(B−C)×28.05×f}/S]+D
ここで、A:水酸基価(mgKOH/g)、B:空試験の水酸化カリウム溶液の添加量(ml)、C:本試験の水酸化カリウム溶液の添加量(ml)、f:水酸化カリウム溶液のファクター、S:試料(g)、D:結着樹脂の酸価(mgKOH/g)である。
減圧装置、水分離装置、窒素ガス導入装置、温度測定装置、撹拌装置を備えたオートクレーブ中にキシレン(沸点144℃)300質量部を投入し、撹拌しながら容器内を十分に窒素で置換した後、昇温して還流させた。この還流下で、
・スチレン 93.1質量部
・メタクリル酸メチル 2.5質量部
・メタクリル酸 1.8質量部
・メタクリル酸2−ヒドロキシエチル共重合体 2.6質量部
・開始剤 ジ−tert−ブチルパーオキサイド 2.0質量部
の混合液を添加した後、重合温度を170℃、反応時の圧力を0.150MPaとして、5時間かけて重合を行った。その後、減圧下にて脱溶剤工程を3時間行い、キシレンを除去して、粉砕することでカルボキシル基含有スチレン系樹脂1を得た。カルボキシル基含有スチレン系樹脂1の物性を表1に示す。
用いる材料を表1に示すように変更した以外は、カルボキシル基含有スチレン系樹脂1と同様にしてカルボキシル基含有スチレン系樹脂2〜17を製造した。カルボキシル基含有スチレン系樹脂2〜17の物性を表1に示す。
60℃に加温したイオン交換水900部に、リン酸三カルシウム2.3部を添加し、TK式ホモミキサー(特殊機化工業製)を用いて、10000r/minにて撹拌し、水系媒体を得た。
・スチレン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40.0部
・n−ブチルアクリレート・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30.0部
・カルボキシル基含有スチレン系樹脂1・・・・・・・・・・・・・・・ 15.0部
・ポリエステル樹脂・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5.0部
(酸価10mgKOH/g、Tg=70℃、Mw=15000)
また、下記処方をアトライターで分散し、微粒状着色剤含有単量体を得た。
・スチレン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30.0部
・C.I.ピグメントレッド122・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6.5部
・帯電制御剤ボントロンE−88(オリエント化学社製)・・・・・・・・ 1.0部
トナーの製造例1において、カルボキシル基含有スチレン系樹脂の種類及び添加量、ジビニルベンゼンの添加量を表2に示すように変更した。それ以外はトナーの製造例1と同様にして、トナー2〜4、6〜21、32〜37を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。
トナーの製造例1において、樹脂含有単量体の調製においてスチレン、カルボキシル基含有スチレン系樹脂1、ポリエステル樹脂の投入量をそれぞれ30.0部、31.5部、2.0部に変更した。また、重合時において2,2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)の投入量を15.0部に変更した。さらに、水溶性重合開始剤であるK2S2O8(KPS)を使用しなかった。それ以外はトナーの製造例1と同様にしてトナー粒子を製造した。
トナーの製造例1において、ポリエステル樹脂を使用しなかった。それ以外はトナーの製造例1と同様にしてトナー22を得た。トナーの物性を表3に示す。
トナー製造例1において、ワックスをHNP−10からベヘン酸ベヘニル(融点:72℃)に変更した以外は同様の方法によりトナー23を得た。トナーの物性を表3に示す。
トナーの製造例1において、HNP−10、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)の投入量をそれぞれ6.0部、9.0部に変更した。それ以外はトナーの製造例1と同様にしてトナー24を得た。トナーの物性を表3に示す。
トナー製造例1において、ワックスをHNP−10からベヘン酸ベヘニル(融点:72℃)に変更し、さらにその投入量を10.5部に変更した以外は同様の方法によりトナー25を得た。トナーの物性を表3に示す。
トナーの製造例1において、HNP−10、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)の投入量をそれぞれ6.0部、8.5部に変更した。それ以外はトナーの製造例1と同様にしてトナー26を得た。トナーの物性を表3に示す。
トナーの製造例1において、水溶性重合開始剤であるK2S2O8を使用しなかった。それ以外はトナーの製造例1と同様にしてトナー27を得た。トナーの物性を表3に示す。
トナーの製造例27においてトナー粒子を製造後、該トナー粒子を110℃に加熱した二軸エクストルーダーで溶融混練し、冷却した混練物をハンマーミルで粗粉砕し、粗粉砕物をターボミルで微粉砕後、得られた微粉砕物を風力分級して着色粒子を得た。次いで、該着色粒子を窒素雰囲気下、スプレードライヤーを用いて70℃で1時間加熱球形化処理を行い、その後、冷却してトナー粒子28を得た。
トナーの製造例1において、C.I.ピグメントレッド122をC.I.ピグメントイエロー17に変更した。それ以外はトナーの製造例1と同様にしてトナー29を得た。トナーの物性を表3に示す。
トナーの製造例1において、C.I.ピグメントレッド122をC.I.ピグメントブルー15:3に変更した。それ以外はトナーの製造例1と同様にしてトナー30を得た。トナーの物性を表3に示す。
トナーの製造例1において、C.I.ピグメントレッド122をカーボンブラック(DBP吸油量:42cm3/100g、比表面積:60m2/g)に変更した。それ以外はトナーの製造例1と同様にしてトナー31を得た。トナーの物性を表3に示す。
トナー1を用いて、下記の評価を行った。評価結果を表4に示す。
10gのトナーを100mlのポリカップに入れ、57℃で3日間放置した後、トナーの凝集具合を目視で判断した。
A:凝集物は見られない。
B:凝集物は見られるが、容易に崩れる。
C:凝集物は見られるが、ポリカップを振れば崩れる。
D:凝集物をつかむことができ、容易に崩れない。
市販のレーザービームプリンターLBP9500C(キヤノン社製)の定着器を取り出し、定着装置の定着温度を任意に設定できるようにし、かつプロセススピードを360mm/secとなるようにした外部定着器を用いた。普通紙(75g/m2)を使用し、ベタ白5枚を通紙した後に、現像したベタ黒(トナー載り量0.6mg/cm2)未定着画像の定着を行った。その際、定着器の温度を140℃から200℃までの範囲で5℃おきに上げていき、5℃おきに上記の様にしてベタ黒未定着画像の定着を行った。得られたベタ黒画像を約100gの荷重をかけたシルボン紙で5往復摺擦し、摺擦前後の画像濃度の濃度低下率が10%以下になる点を定着温度とした。この温度が低いほど低温定着性に優れたトナーである。
A:定着温度が160℃未満である。
B:定着温度が160℃以上、165℃未満である。
C:定着温度が165℃以上、170℃未満である。
D:定着温度が170℃以上である。
(2)の評価中に通紙の状態を目視で確認し、巻きつき無く通紙された時の定着器の温度を調べ、下記の基準で評価した。この温度が低いほど、低温時巻きつき性に優れたトナーである。
A:150℃未満
B:150℃以上、155℃未満
C:155℃以上、160℃未満
D:160℃以上
トナー1を非磁性一成分現像剤とし、画像形成装置としては市販のレーザプリンタであるLBP−5400(キヤノン製)の改造機を用いた。温度23℃、相対湿度50%環境下で、カラーレーザーコピア用紙(キヤノン製、80g/m2)を用いてトナー劣化の評価を行った。評価機本体のギアおよびソフトウェアを変更することにより、プロセススピードが240mm/secとなるように評価機の改造を行った。
濃度変化率(%)=(15000枚後のベタ画像濃度/初期のベタ画像濃度)×100
A:濃度変化率(%)が95%以上である。
B:濃度変化率(%)が85%以上、95%未満である。
C:濃度変化率(%)が75%以上、85%未満である。
D:濃度変化率(%)が75%未満である。
(4)と同様にしてプリントアウトを行った。初期及び15000枚出力後のカートリッジ内トナーの粒度分布測定を前述の重量平均粒径(D4)の測定方法に則って行った。得られた重量平均粒径(D4)から、下記式を基に粒度変化率を算出し、下記基準に基づいて評価を行った。なお、トナーの帯電分布が均一であるほど、各粒径のトナーが一様に消費されて行くため、重量平均粒径(D4)の変化率が小さくなる。
粒度変化率(%)=(初期の重量平均粒径(D4)/15000枚後の重量平均粒径(D4))×100
A:粒度変化率(%)が95%以上である。
B:粒度変化率(%)が85%以上、95%未満である。
C:粒度変化率(%)が75%以上、85%未満である。
D:粒度変化率(%)が75%未満である。
(4)と同様にしてプリントアウトを行った。そして、15000枚出力後の現像剤担持体表面へのトナーや外添剤の固着の様子と、得られた画像への影響を目視で観察し、以下の基準で評価した。
A:現像剤担持体表面への固着は発生していない。
B:現像剤担持体表面への固着がやや発生しているものの、画像への影響は少ない。
C:現像剤担持体表面への固着があり、これによる画像ムラが僅かに生じている。
D:現像剤担持体表面への固着が多量にあり、これによる画像ムラが生じている。
プリントアウトを行う環境を温度30℃、相対湿度70%と変更し、それ以外は(4)と同様にして15000枚のプリントアウトを行った。カブリの測定については、東京電色社製の反射濃度計、REFLECTMETER MODEL TC−6DSを使用して、標準紙及び15000枚後のプリントアウト画像における非画像部の反射率を測定した。測定で用いられるフィルターには、グリーンライトフィルターを用いた。測定結果から下記の式よりカブリを算出し、以下の基準で評価した。
カブリ(反射率:%)=標準紙上の反射率(%)−サンプル非画像部の反射率(%)
A:カブリが0.5%未満である。
B:カブリが0.5%以上、1.0%未満である。
C:カブリが1.0%以上、2.0%未満である。
D:カブリが2.0%以上である。
(7)と同様にして15000枚のプリントアウトを行った後、同一環境下でプリンタ本体及びカートリッジを48時間放置し、再び同一環境下でプリントアウトを行い、放置カブリの評価を行った。放置カブリの測定は、(7)と同様の方法で行い、以下の基準で評価した。
A:放置カブリが1.5%未満である。
B:放置カブリが1.5%以上、2.0%未満である。
C:放置カブリが2.0%以上、3.0%未満である。
D:放置カブリが3.0%以上である。
トナー1を45℃、相対湿度70%の環境下で2週間放置した後、(4)と同様の方法でプリントアウトを行い、15000枚プリントアウト後に(4)と同様の方法でトナー劣化の評価を行った。
カブリおよび放置カブリの評価の際には、トナー29ではブルーライトフィルター、トナー30ではアンバーライトフィルターを用いた以外は、実施例1と同条件で、トナー2乃至31を評価した。評価結果を表4に示す。
実施例1と同条件で、トナー32乃至37を評価した。評価結果を表4示す。
Claims (7)
- 結着樹脂、着色剤及びカルボキシル基含有スチレン系樹脂を含有するトナー粒子を有するトナーであって、
該トナー粒子は、水系媒体中において製造されたものであり、
該トナー粒子は、スチレン−アクリル系樹脂成分を50.0質量%以上含有し、
該トナーのシクロヘキサンでのソックスレー抽出による4時間抽出時のシクロヘキサン不溶分Aが70.0質量%以上であり、該トナーのシクロヘキサンでのソックスレー抽出による24時間抽出時のシクロヘキサン不溶分Bが40.0質量%以下であり、
GPC測定による該カルボキシル基含有スチレン系樹脂のTHF可溶分のZ平均分子量をMz、重量平均分子量をMwとしたとき、
10000 ≦ Mw ≦ 30000
1.62 ≦ Mz/Mw ≦ 5.00
であることを特徴とするトナー。 - 前記トナー粒子は、前記カルボキシル基含有スチレン系樹脂を5.0質量%以上23.0質量%以下含有することを特徴とする請求項1に記載のトナー。
- 前記カルボキシル基含有スチレン系樹脂がヒドロキシル基を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のトナー。
- 前記カルボキシル基含有スチレン系樹脂の水酸基価をOHv(mgKOH/g)とし、前記カルボキシル基含有スチレン系樹脂の酸価をAv(mgKOH/g)としたとき、
5.0 ≦ OHv ≦ 30.0
5.0 ≦ Av ≦ 25.0
であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のトナー。 - 前記トナー粒子がポリエステル樹脂を含有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のトナー。
- 前記トナー粒子が重合性単量体を含有する重合性単量体組成物を水系媒体に加え、該水系媒体中で該重合性単量体組成物を造粒して該重合性単量体組成物の粒子を形成し、該重合性単量体を重合して得られることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のトナー。
- 前記水系媒体中に水溶性重合開始剤を添加することを特徴とする請求項6に記載のトナー。
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