JP2012013278A - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一の室内ユニットが停止した場合に、余剰冷媒を確実に保有できる空気調和装置を提供すること。
【解決手段】室外ユニット3から延びるユニット間配管4に室内ユニット2A,2Bを並列に接続し、これら室内ユニット2A,2Bを同時に運転、または、運転停止とする空気調和装置1において、ユニット間配管4のガス管5、液管6には、各室内ユニット2A,2Bの室内熱交換器20A,20Bの冷媒出口側及び冷媒入口側にそれぞれ、当該室内熱交換器20A,20Bへの冷媒の流通を止める第1開閉弁42〜第4開閉弁45を設けるとともに、ガス管5には、第1開閉弁42及び第2開閉弁43と室外ユニット3との間に、室外アキュムレータ35とは別のアキュムレータ46を配設した。
【選択図】図1

Description

本発明は、室外ユニットと複数台の室内ユニットとをユニット間配管にて接続した空気調和装置に関する。
一般に、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、アキュムレータおよび室外膨張弁を有する室外ユニットと、室内熱交換器を有する室内ユニットとを備え、室外ユニットから延びるユニット間配管に室内ユニットを複数並列に接続した空気調和装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の空気調和装置は、例えば、ビル等の建屋の1つのフロアに複数台の室内ユニットを配置し、これら室内ユニットを同時に空調運転し、または、当該空調運転を停止することで当該フロアの空調制御を行っている。
特開2001−174097号公報
この種の空気調和装置では、一の室内ユニットが故障等により停止した場合には、この停止した室内ユニットに冷媒が流れなくなるため、余剰の液冷媒をアキュムレータで受け、液冷媒が圧縮機に返送されることを防止している。
ところで、近年、室外ユニットが屋上や地下室等に設置される傾向にあり、室外ユニットと室内ユニットとの距離が離れるため、ユニット間配管等の冷媒配管長を長くする長配管設計が望まれている。更に、各室内ユニットを個別に運転制御したいという要望もある。この場合、長配管設計に伴い室外ユニットに充填される冷媒量が増大するため、一の室内ユニットを停止した際に、従来のアキュムレータだけでは余剰冷媒を受液できない事態が想定される。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、一の室内ユニットが停止した場合に、余剰冷媒を確実に保有できる空気調和装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、第1アキュムレータおよび室外膨張弁を有する室外ユニットと、室内熱交換器を有する室内ユニットとを備え、前記室外ユニットから延びるユニット間配管に前記室内ユニットを複数並列に接続し、これら室内ユニットを同時に運転、または、運転停止とする空気調和装置において、前記ユニット間配管のガス管、液管には、各室内ユニットの室内熱交換器の冷媒出口側及び冷媒入口側にそれぞれ、当該室内熱交換器への冷媒の流通を止める開閉弁を設けるとともに、前記ガス管には、前記開閉弁と前記室外ユニットとの間に、前記第1アキュムレータとは別の第2アキュムレータを配設したことを特徴とする。
また、本発明は、上記構成において、前記開閉弁及び前記第2アキュムレータを単一の筐体内に収容したことを特徴とする。また、本発明は、上記構成において、前記複数の室内ユニットを暖房運転中に、所定の室内ユニットを停止する場合、この室内ユニットの室内熱交換器出口側に設けられた開閉弁を閉鎖するとともに、当該室内熱交換器に隣接する送風ファンを運転して当該室内熱交換器に流入するガス冷媒を凝縮させ、当該室内熱交換器内に余剰の液冷媒を貯留することを特徴とする。
また、本発明は、上記構成において、前記複数の室内ユニットを冷房運転中に、所定の室内ユニットを停止する場合、この室内ユニットの室内熱交換器に隣接する送風ファンの運転を停止するとともに、当該室内熱交換器出口側に設けられた開閉弁を閉鎖し、当該室内熱交換器内に余剰の液冷媒を貯留することを特徴とする。
また、本発明は、上記構成において、前記室内ユニットの冷房運転を再開する場合、前記圧縮機の吸込温度を監視して、この吸込温度が所定の基準温度よりも低下しないように、前記室内熱交換器出口側に設けられた開閉弁を間欠的に開放することを特徴とする。また、本発明は、上記構成において、前記ユニット間配管は、規定の配管長よりも延長した配管長に設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、ユニット間配管のガス管、液管には、各室内ユニットの室内熱交換器の冷媒出口側及び冷媒入口側にそれぞれ、当該室内熱交換器への冷媒の流通を止める開閉弁を設けているため、この開閉弁を閉塞することにより、特定の室内ユニットの運転を停止することができ、簡単な構成で室内ユニットの個別運転制御を実行できる。更に、ガス管には、前記開閉弁と前記室外ユニットとの間に、前記第1アキュムレータとは別の第2アキュムレータを配設しているため、一の室内ユニットが停止した場合に、この第2アキュムレータにユニット間配管中の余剰冷媒を貯留することができ、圧縮機への液冷媒の返送を防止できる。
本発明の実施の形態に係る空気調和装置の冷媒回路図である。 一の室内ユニットを停止する際の動作を示すフローチャートである。 停止していた室内ユニットの運転再開時の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳述する。
図1は本発明の実施の形態に係る空気調和装置1の冷媒回路図である。この図に示すように、空気調和装置1は複数台(本実施形態では2台)の室内ユニット2A、2Bと、1台の室外ユニット3とを備え、これら室内ユニット2A、2Bと、室外ユニット3とがユニット間配管4により接続されている。
このユニット間配管4は、ガス管5と液管6とから構成され、上記室内ユニット2A、2Bの各々はガス管5及び液管6が分岐したガス分岐管5A,5B及び液分岐管6A,6Bに互いに並列に接続されるとともに、上記室外ユニット3はユニット間配管4に接続される。
室内ユニット2Aは、室内熱交換器20Aと、室内ファン(送風ファン)21Aとを備えている。室内熱交換器20Aはガス管5と液管6との間に介挿される。室内ファン21Aは室内熱交換器20Aの近傍に設けられ、室内空気と室内熱交換器20Aとを熱交換させて室内に調和空気を送風する。室内ユニット2Aには、この他にも、室内空気吸込温度TAや室内熱交換器20Aの冷媒中間温度E2や冷媒出口温度E1を検出する温度センサや、室内ユニット2Aの各部を制御する室内制御装置(共に図示せず)が設けられている。なお、本実施形態では、室内ユニット2Bは上記室内ユニット2Aと略同一の構成であるため、同様の符号を付して説明を省略する。
本実施形態にかかる室内ユニット2A,2Bは、室内膨張弁を備えておらず、室外ユニット3が運転を開始すると、これに伴い室内ユニット2A,2Bが同時に空調動作を開始し、室外ユニット3が運転停止すると、これに伴い室内ユニット2A,2Bが同時に空調動作を停止する。
室外ユニット3は、圧縮機30と、四方弁31と、室外熱交換器32と、室外膨張弁33と、室外ファン34と、室外アキュムレータ(第1アキュムレータ)35とを備える。圧縮機30は能力可変の可変圧縮機(インバータコンプレッサ)である。圧縮機30の吸込管および吐出管には、それぞれ冷媒の吸込温度および吐出温度を検出する温度センサ(不図示)が配置されており、これら吸込温度および吐出温度が室外制御装置100に出力される。室外熱交換器32には温度センサ(不図示)が配置されており、室外熱交換器32の温度が室外制御装置100に出力される。この室外制御装置100は、上記した室内制御装置及び後述する分岐ユニット制御装置41と、それぞれ通信可能に接続されて空気調和装置1の全体の制御を実行する。例えば、冷房(ドライ)運転と暖房運転との切り換えに伴う四方弁31の切り換え、圧縮機30の運転周波数制御、または、室外膨張弁33の開度調整といった各種制御を実行する。
本実施形態に係る空気調和装置1は、例えば、ビル等の建屋に設置されるものであり、フロアに設置される室内ユニット2A,2Bと屋上または地下室に設置される室外ユニット3との設置距離が家庭用のものと比較して長くなり、ユニット間配管4が長配管(具体的には、100m以上)となる。
一般に、8馬力の空気調和装置においては、室外ユニット内の冷媒量は6.3Kgであるのに対し、ユニット間配管が100mの場合、その配管内の冷媒封入量は11Kgとなる。また、10馬力の空気調和装置においては、室外ユニット内の冷媒量は8.3Kgであるのに対し、ユニット間配管が100mの場合、その配管内の冷媒封入量は16Kgとなる。このようにユニット間配管の長さが長くなると、当該ユニット間配管内の冷媒封入量は次第に増加し、配管内の冷媒封入量の方が室外ユニット内の冷媒量よりも多くなる。
このようなユニット間配管4が長配管の空気調和装置1では、2台の室内ユニット2A,2Bが運転中には、余剰冷媒が多量に発生しないため、室外ユニット3の室外アキュムレータ35に余剰冷媒を貯留することによって、圧縮機30への液冷媒の返送(いわゆる液バック)を防止することができる。
一方の室内ユニットが故障等により停止した場合には、当該室内ユニットに冷媒が流れなくなるため、冷媒回路を循環する冷媒循環量が著しく低下する。このため、多量の余剰冷媒が発生し、この余剰の液冷媒が室外アキュムレータ35の容積を超えて圧縮機30へ返送される事態が想定される。
このため、本構成では、ユニット間配管4には分岐ユニット40が設けられている。この分岐ユニット40は、一方の室内ユニットの運転を個別に制御可能とするとともに、この運転停止に伴い発生する余剰冷媒を貯留するためのものである。分岐ユニット40は、ガス分岐管5A,5B及び液分岐管6A,6Bにそれぞれ設けられた第1開閉弁42〜第4開閉弁45と、これら第1開閉弁42〜第4開閉弁45の動作を制御する分岐ユニット制御装置41と、上記ガス管5における第1開閉弁42,第2開閉弁43と室外ユニット3との間に設けられるアキュムレータ(第2アキュムレータ)46とを備え、これらを単一の筐体40Aに収容して一体に構成されている。
また、一方のガス分岐管5Aにおける第1開閉弁42の一端側と、他方のガス分岐管5Bにおける第2開閉弁43の他端側との間にはバイパス管47が設けられ、このバイパス管47には内圧が所定圧以上に上昇した際に開放される安全弁48が設けられている。同様に、一方の液分岐管6Aにおける第3開閉弁44の一端側と、他方の液分岐管6Bにおける第4開閉弁45の他端側との間にはバイパス管49が設けられ、このバイパス管49には内圧が所定圧以上に上昇した際に開放される安全弁50が設けられている。これら安全弁48,50を設けることにより、室内ユニット2A,2Bの内部に冷媒が液封されることが防止される。
分岐ユニット制御装置41には、複数(本実施形態では2台)操作部22A,22Bが接続されており、これら操作部22A,22Bは、上記室内ユニット2A,2Bに近い壁等に配置されている。これら各操作部22A,22Bの操作により室内ユニットの運転停止、具体的には、所定の開閉弁の開閉制御が可能となっている。このため、操作部22A,22Bを操作することにより、特定の室内ユニットに冷媒を流すことを許容または禁止することができ、本構成のように、本来、複数の室内ユニット2A,2Bを同時に空調運転し、または、当該空調運転を停止する空気調和装置1であっても、容易に個別に運転制御を行うことができる。
アキュムレータ46は、室外アキュムレータ35と同様に、余剰の液冷媒を貯留するためのものであり、本実施形態では、室外アキュムレータ35よりも大きな容量に設定されている。
上記の構成の下、冷房運転時には、図1に示すように、室外制御装置100は、圧縮機30から吐出された高温・高圧のガス冷媒を室内ユニット2A、2Bに向かって流すべく、室外ユニット3の四方弁31を冷房運転時の位置(実線位置)に切り換える。これにより、室外ユニット3の室外熱交換器32が凝縮器として機能するとともに、室内ユニット2A,2Bの室内熱交換器20A,20Bが蒸発器として機能し、室内の冷房が行われる。ここで、四方弁31を冷房運転時と同一の位置に切り換えた状態で、冷房運転時と比較して、室内ファン21A,21Bの回転数を低下させて運転するものをドライ運転といい、本願明細書では、冷房運転にはドライ運転を含むものとする。
一方、暖房運転時には、室外制御装置100は、圧縮機30から吐出された高温・高圧のガス冷媒が室内ユニット2A、2Bの各々に向かって流れるように、室外ユニット3の四方弁31を暖房運転時の位置(破線位置)に切り換える。これにより、冷房運転時とは逆に、室外ユニット3の室外熱交換器32が蒸発器として機能するとともに、室内ユニット2A,2Bの室内熱交換器20A,20Bが凝縮器として機能し、室内の暖房が行われる。
次に、空調運転時に一方の室内ユニット(例えば、室内ユニット2A)の運転を停止する際の動作について説明する。図2は、本動作の手順を示すフローチャートである。
まず、分岐ユニット制御装置41は、操作部22A,22Bを介して、一方の室内ユニット(例えば、室内ユニット2A)の運転停止が指示されたか否かを判別する(ステップS1)。この判別において、室内ユニット2Aの運転停止が指示されていなければ(ステップS1;No)処理を終了し、室内ユニット2Aの運転停止が指示されている場合には(ステップS1;Yes)、分岐ユニット制御装置41は、室内ユニット2Aが冷房(ドライ)運転中であるか否かを判別する(ステップS2)。具体的には、分岐ユニット制御装置41は室外制御装置100と通信し、この室外制御装置100が四方弁31をどちらの位置に切り換えているかを判別すれば良い。
この判別において、室内ユニット2Aが冷房(ドライ)運転中である場合(ステップS2;Yes)には、分岐ユニット制御装置41は、室内制御装置に室内ユニット2Aの室内ファン21Aの運転停止を指示する(ステップS3)とともに、室内ユニット2Aの室内熱交換器20Aの冷媒出口側に位置する第1開閉弁42を閉じて(ステップS4)処理を終了する。
これによれば、第1開閉弁42を閉じることにより、室内ユニット2Aへの冷媒の流通を禁止することができるため、この室内ユニット2Aのみを個別に運転停止することができる。更に、室内熱交換器20Aに流入される液冷媒は、室内ファン21Aの停止により、当該室内熱交換器20Aにて蒸発が抑制されるため、この室内熱交換器20A内に液冷媒として貯留される。このため、室内ユニット2Aの運転停止により生じる余剰冷媒が室内ユニット2Aの室内熱交換器20A内に貯留されることにより、この余剰冷媒が圧縮機30に返送されることを防止できる。また、室内ユニット2Aの室内熱交換器20A内に液冷媒を貯留しても余剰となる冷媒は、室内ユニット2Bの室内熱交換器20Bで蒸発しきれず、液冷媒のまま室外ユニット3へ向かうこととなるが、ガス管5にはアキュムレータ46が設けられていることにより、このアキュムレータ46及び室外アキュムレータ35にて当該液冷媒を貯留することにより、圧縮機30への液バックを防止することができる。
一方、室内ユニット2Aが冷房(ドライ)運転中でない、すなわち暖房運転中である場合(ステップS2;No)には、分岐ユニット制御装置41は、室内ユニット2Aの室内熱交換器20Aの冷媒出口側に位置する第3開閉弁44を閉じる(ステップS5)とともに、室内制御装置に室内ユニット2Aの室内ファン21Aを最大風速での運転を指示する(ステップS6)。そして、所定時間(例えば1分)経過した後に、室内ファン21Aの運転停止を指示して(ステップS7)処理を終了する。
暖房運転時には、室内熱交換器20Aは凝縮器として機能するため、この室内熱交換器20Aにはガス冷媒が流入する。ガス冷媒は液冷媒よりも単位重量当たりの体積が大きいため、ガス冷媒のままでは余剰冷媒を十分に室内熱交換器20Aに貯留することができない。このため、第3開閉弁44を閉じた状態で、室内ファン21Aを最大風速で所定時間運転することにより、室内熱交換器20Aに流入するガス冷媒を早急に凝縮することができ、この室内熱交換器20A内に液冷媒を貯留することができる。
また、本実施形態の冷媒回路では、暖房運転時において、アキュムレータ46は室内熱交換器20Aの上流側に位置するため、このアキュムレータ46に液冷媒を貯留することはできない。一般に、日本国での空調負荷は、「暖房運転時(ΔT)>冷房運転時(ΔT)(ΔT:設定温度と室内温度との差温)」であるので、単位時間当たりの冷媒循環量も、「暖房運転時>冷房運転時」となる。このため、暖房運転時に生じる余剰冷媒は冷房運転時よりも少量となることにより、室内熱交換器20Aにて十分に余剰冷媒を貯留することができる。
このため、暖房運転時においても、室内ユニット2Aの運転停止により生じる余剰冷媒が室内ユニット2Aの室内熱交換器20A内に貯留されることにより、この余剰冷媒が圧縮機30に返送されることを防止できる。
続いて、停止していた室内ユニット2Aの運転再開時の動作について説明する。図3は、本動作の手順を示すフローチャートである。
まず、分岐ユニット制御装置41は、操作部22A,22Bを介して、室内ユニット2Aの運転開始が指示されたか否かを判別する(ステップS11)。この判別において、室内ユニット2Aの運転開始が指示されていなければ(ステップS11;No)処理を終了し、室内ユニット2Aの運転開始が指示されている場合には(ステップS11;Yes)、分岐ユニット制御装置41は、室内ユニット2Aが停止直前に冷房(ドライ)運転されていたか否かを判別する(ステップS12)。
この判別において、室内ユニット2Aが冷房(ドライ)運転されていた場合(ステップS12;Yes)には、分岐ユニット制御装置41は、室内制御装置に室内ユニット2Aの室内ファン21Aの運転を指示する(ステップS13)とともに、室内ユニット2Aの室内熱交換器20Aの冷媒出口側に位置する第1開閉弁42を間欠的に開閉する(ステップS14)。この場合、分岐ユニット制御装置41は、室外制御装置100を介して、圧縮機30の吸込温度を監視し、この吸込温度が所定温度よりも低下しないように第1開閉弁42を間欠的に開閉する。これによれば、運転再開時に、第1開閉弁42の開放に伴って室内熱交換器20A内に貯留された液冷媒が一気に流出し、この液冷媒が圧縮機30に返送されることを防止できる。
そして、この間欠運転を所定時間(例えば10分)実行すると、室内熱交換器20A内に貯留された冷媒は、ほぼ流出されたと考えられるため、第1開閉弁42を開放して(ステップS15)通常の冷房(ドライ)運転を行い、処理を終了する。
一方、上記判別において、室内ユニット2Aが冷房(ドライ)運転されていない、すなわち暖房運転されていた場合(ステップS12;No)には、分岐ユニット制御装置41は、室内制御装置に室内ユニット2Aの室内ファン21Aの運転を指示する(ステップS16)とともに、室内ユニット2Aの室内熱交換器20Aの冷媒出口側に位置する第3開閉弁44を開放して(ステップS17)、処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、圧縮機30、四方弁31、室外熱交換器32、室外アキュムレータ35および室外膨張弁33を有する室外ユニット3と、室内熱交換器20A,20Bを有する室内ユニット2A,2Bとを備え、室外ユニット3から延びるユニット間配管4に室内ユニット2A,2Bを並列に接続し、これら室内ユニット2A,2Bを同時に運転、または、運転停止とする空気調和装置1において、ユニット間配管4のガス管5、液管6には、各室内ユニット2A,2Bの室内熱交換器20A,20Bの冷媒出口側及び冷媒入口側にそれぞれ、当該室内熱交換器20A,20Bへの冷媒の流通を止める第1開閉弁42〜第4開閉弁45を設けたため、これら第1開閉弁42〜第4開閉弁45を閉塞することにより、特定の室内ユニットの運転を停止することができ、簡単な構成で室内ユニット2A,2Bの個別運転制御を実行できる。
また、ガス管5には、第1開閉弁42及び第2開閉弁43と室外ユニット3との間に、室外アキュムレータ35とは別のアキュムレータ46を配設したため、一の室内ユニットが停止した場合に、このアキュムレータ46にユニット間配管4中の余剰冷媒を貯留することができ、圧縮機30への液冷媒の返送を防止できる。
また、本実施形態によれば、第1開閉弁42〜第4開閉弁45及びアキュムレータ46を単一の筐体40A内に収容しているため、これらをユニット化して既存の空気調和装置に取り付けることができ、簡単な構成で室内ユニット2A,2Bの個別運転制御を実行できる。
また、本実施形態によれば、複数の室内ユニット2A,2Bを暖房運転中に、所定の室内ユニット2Aを停止する場合、この室内ユニット2Aの室内熱交換器20Aの出口側に設けられた第3開閉弁44を閉鎖するとともに、当該室内熱交換器20Aに隣接する室内ファン21Aを運転して当該室内熱交換器20Aに流入するガス冷媒を凝縮させ、当該室内熱交換器20A内に余剰の液冷媒を貯留するため、運転を停止した室内ユニット2Aの室内熱交換器20A内に効率良く余剰冷媒を貯留することができる。従って、アキュムレータ46は補助的に使用されるため、大容量のものを設ける必要はなく、分岐ユニット40の小型化を実現できる。
また、本実施形態によれば、複数の室内ユニット2A,2Bを冷房(ドライ)運転中に、所定の室内ユニット2Aを停止する場合、この室内ユニット2Aの室内熱交換器20Aに隣接する室内ファン21Aの運転を停止するとともに、当該室内熱交換器20Aの出口側に設けられた第1開閉弁42を閉鎖し、当該室内熱交換器20A内に余剰の液冷媒を貯留するため、運転を停止した室内ユニット2Aの室内熱交換器20A内に効率良く余剰冷媒を貯留することができる。従って、アキュムレータ46は補助的に使用されるため、大容量のものを設ける必要はなく、分岐ユニット40の小型化を実現できる。
また、本実施形態によれば、室内ユニット2Aの冷房(ドライ)運転を再開する場合、圧縮機30の吸込温度を監視して、この吸込温度が所定の基準温度よりも低下しないように、室内熱交換器20Aの出口側に設けられた第1開閉弁42を間欠的に開放するため、運転再開時に、第1開閉弁42の開放に伴って室内熱交換器20A内に貯留された液冷媒が一気に流出し、この液冷媒が圧縮機30に返送されることを防止できる。
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上記した実施形態では、2台の室内ユニット2A,2Bのうち、1台の室内ユニット2Aが停止する構成について説明したが、これに限るものではなく、3台以上の室内ユニットを備えるものにおいて、1台または複数台の室内ユニットを停止するものとしても良い。
また、上記した実施形態では、暖房運転中に所定の室内ユニット2Aを停止する場合、室内ファン21Aを最大風速で所定時間(例えば1分)運転した後に、当該室内ファン21Aの運転停止を指示(ステップS7)する構成について説明したが、これに限るものではない。この所定時間の経過を待つのは、室内熱交換器20Aへの冷媒の寝込み(溜まり込み)を検知するためである。従って、室内熱交換器20Aの冷媒温度(冷媒中間温度E2、冷媒出口温度E1)に基づき、
|E1−E2|≦2deg (1)
及び/または
|minE1(もしくはminE2)−TA|≦2deg (2)
を検知して、数秒後に室内ファン21Aを停止する構成としても良い。
1 空気調和装置
2A,2B 室内ユニット
3 室外ユニット
4 ユニット間配管
5 ガス管
5A,5B ガス分岐管
6 液管
6A,6B 液分岐管
20A,20B 室内熱交換器
21A,21B 室内ファン(送風ファン)
22A,22B 操作部
30 圧縮機
31 四方弁
32 室外熱交換器
33 室外膨張弁
35 室外アキュムレータ(第1アキュムレータ)
40 分岐ユニット
40A 筐体
41 分岐ユニット制御装置
42 第1開閉弁
43 第2開閉弁
44 第3開閉弁
45 第4開閉弁
46 アキュムレータ(第2アキュムレータ)

Claims (6)

  1. 圧縮機、四方弁、室外熱交換器、第1アキュムレータおよび室外膨張弁を有する室外ユニットと、室内熱交換器を有する室内ユニットとを備え、前記室外ユニットから延びるユニット間配管に前記室内ユニットを複数並列に接続し、これら室内ユニットを同時に運転、または、運転停止とする空気調和装置において、
    前記ユニット間配管のガス管、液管には、各室内ユニットの室内熱交換器の冷媒出口側及び冷媒入口側にそれぞれ、当該室内熱交換器への冷媒の流通を止める開閉弁を設けるとともに、前記ガス管には、前記開閉弁と前記室外ユニットとの間に、前記第1アキュムレータとは別の第2アキュムレータを配設したことを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記開閉弁及び前記第2アキュムレータを単一の筐体内に収容したことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記複数の室内ユニットを暖房運転中に、所定の室内ユニットを停止する場合、この室内ユニットの室内熱交換器出口側に設けられた開閉弁を閉鎖するとともに、当該室内熱交換器に隣接する送風ファンを運転して当該室内熱交換器に流入するガス冷媒を凝縮させ、当該室内熱交換器内に余剰の液冷媒を貯留することを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和装置。
  4. 前記複数の室内ユニットを冷房運転中に、所定の室内ユニットを停止する場合、この室内ユニットの室内熱交換器に隣接する送風ファンの運転を停止するとともに、当該室内熱交換器出口側に設けられた開閉弁を閉鎖し、当該室内熱交換器内に余剰の液冷媒を貯留することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の空気調和装置。
  5. 前記室内ユニットの冷房運転を再開する場合、前記圧縮機の吸込温度を監視して、この吸込温度が所定の基準温度よりも低下しないように、前記室内熱交換器出口側に設けられた開閉弁を間欠的に開放することを特徴とする請求項4に記載の空気調和装置。
  6. 前記ユニット間配管は、規定の配管長よりも延長した配管長に設定されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の空気調和装置。
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